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比企谷八幡二十歳「レンタル彼氏?」
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310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 04:03:15.56 ID:wRMQTaxao
ワッフルワッフル
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 20:54:55.54 ID:GhMMyFXHo
乙です
312 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/09/16(土) 02:23:15.22 ID:WNmpaAjDO
スマホで調べるとすぐ近くに部屋が空いているホテルがあったのでチェックインする
陽乃「ふう、ちょっと一休み」
ベッドに腰掛けて陽乃さんがいう
八幡「まさか生まれて初めての大阪で陽乃さんとお泊まりするとは思いませんでした」
陽乃「嫌だった?」
意外にも気にするのかそんなこと
八幡「新鮮だし、一回くらいなら楽しいです」
食い倒れの街と呼ばれるだけあって、比較的安価で質の良いものが食べられるのは魅力的だと思う
陽乃「たまには思い切り羽目外したくてさ」
八幡「…なるほど」
普段の振る舞いは魔王だが本来の立場的には囚われの姫君に近いのか
しがらみやらなんやらエグそうだもんなハイソサエティー
八幡「大阪は楽しめましたか?」
彼氏としてというよりかは、魔王の配下みたいな心境で聞いてみる
陽乃「うん、楽しかった」
仮面の外れた優しい笑顔で答える陽乃さん
八幡「寝ますか」
陽乃「そうしよっか」
歯を磨いておねんねすることにした
313 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/09/16(土) 02:40:19.17 ID:WNmpaAjDO
チェックインした部屋はツインベッドなのでちゃんと別々に寝られるようになっている
陽乃「ねえ八幡」
八幡「はい」
陽乃「そっち行っていい?」
八幡「いいですよ」
今は彼氏なので彼女の言うことは聞けるものなら聞いてあげるのが彼氏というものだろう
陽乃「ありがと」
俺のベッドに入る陽乃さん
八幡「…」
陽乃「あの…ね?頭撫でてくれない?」
八幡「…へ?」
予想外な事を言い出した
陽乃「ほとんど誰かに甘えたことないからさ」
長女としても囚われの姫君としても色々と我慢を強いられてきたのだろう
八幡「よしよし」
陽乃「えへへ…」
気持ちよさそうに頭を撫でられる
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/16(土) 07:29:45.85 ID:XU+nwfK+o
更新乙
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/16(土) 08:20:52.90 ID:LuoN03BXo
待ってた
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/16(土) 23:51:50.24 ID:2ofK6k8no
乙です
317 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/09/20(水) 02:30:04.10 ID:7M801VHDO
八幡「…」
魔王の面影はどこへやら、いたいけな少女のような柔らかい表情で俺に甘えている
陽乃「んー」
頭を擦り付けてくる
いい匂いがする
八幡「たまには誰かに甘えないとですよね」
陽乃「うん、もっと撫でて」
庇護欲と言えばいいのだろうか、いかがわしい気持ちを抱かずに一晩中陽乃さんをあやしていた
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/29(金) 23:41:55.11 ID:zqAa95QPo
乙です
319 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/10/10(火) 01:35:16.27 ID:Yw5K8UnDO
八幡「…ん?」
パッと目が覚める
いつの間にか寝てしまったようだ
陽乃「おはよう」
八幡「おはようございます」
いつもの陽乃さんに戻っている
マジで可愛かったなあの陽乃さん
陽乃「…」
八幡「どうしました?」
陽乃さんがこちらを見つめている
陽乃「なんかすごく恥ずかしい…」
あ、今もめちゃくちゃ可愛いわ
320 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/10/10(火) 01:45:11.75 ID:Yw5K8UnDO
陽乃「うー…」
可愛くモジモジすんなフォーリンラブしちゃうだろ
八幡「陽乃さん、そろそろ帰りますか?」
陽乃「うん…」
千葉に戻るまで陽乃さんはずっとそわそわしていた
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 03:15:45.81 ID:2/a6Z5lio
一番しでかしそうな人がなにもしないだと
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 03:43:31.78 ID:LMUrgOKP0
毎秒更新してくれ…
323 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/10/26(木) 09:33:53.24 ID:VaXVI1RDO
千葉に戻ってすぐのこと
八幡「着きましたね」
陽乃「え?う、うんそだね」
何かよそよそしい、多分陽乃さんとは二回目のレンタル彼氏の仕事はないだろうな
八幡「大阪楽しかったです、ありがとうございます」
陽乃「…本当に?」
八幡「はい、次はもう少し準備してから行きたいですけどね」
楽しかったのは嘘も偽りも一切ない
急だったから焦ったが、それ以上に新鮮な事ばかりで良かった
貴重な経験でもあるし、金払いもいいとなれば素晴らしい
陽乃「あはは、大阪まで着いてきてくれてありがとう、またね」
八幡「はい、また」
雪ノ下さんはいつものように去っていった
運営への振り込みを済ませて家に帰った
324 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/10/26(木) 09:55:00.31 ID:VaXVI1RDO
家に帰ると小町が玄関で仁王立ちしていた
八幡「ただいま、大阪土産送ったけど届いてるか?」
小町「お兄ちゃん、陽乃さんと何してんの?」
わかってはいたが土産ではごまかせないか
八幡「旅行になるな」
小町「何で?」
八幡「…」
レンタル彼氏としてってのは言い辛い、答えに窮する
小町「お兄ちゃんモテるねー、結衣さんに小町に陽乃さんにまで手を出しちゃうなんて」
その前には先生もいるし、雪ノ下さんに関しては手を出していない、出してないことの弁解は難しいが
八幡「何でこうなっちまったのやら」
小町「お兄ちゃんがだらしないからだよ、ちゃんと一人に決めないと刺されるよ?っていうかすでに小町もお兄ちゃん刺したいし」
目が据わってる、ガチで刺すやつだこいつ
八幡「…」
恐怖で動けないでいると
小町「今日は小町がお兄ちゃん独り占めするからね」
そう言うと妹に押し倒され、ひたすら妹に体を貪られた
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 13:13:01.90 ID:opXHo2PUo
はよ
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/26(木) 13:24:26.41 ID:u534p5u2o
神スレ
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 13:24:52.70 ID:u534p5u2o
あげすまん
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 13:58:45.57 ID:zW1o1EBuO
待ってました
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 15:42:54.94 ID:0tCle+4+O
Rじゃなくていいんか?
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 16:01:05.96 ID:yIm3qsrNO
小町うざいんだけどどうにかしてくれない?
八幡を所有物みたいに扱ってるのが不快
自由意志奪ってんじゃねえよ
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 16:11:39.04 ID:LC2ogB5bo
>>330
嫌なら読むなよ
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 22:53:27.12 ID:yIm3qsrNO
>>331
自分はてめえにいってるんじゃねえんだよ
すっこんでろぶちまわすぞオラ
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 23:28:33.43 ID:HHpdoiES0
>>332
嫌なら見るなよ
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 23:29:41.82 ID:yIm3qsrNO
>>333
見るのも自由なら嫌な物に嫌だと言う権利は誰にだってあるだろうが
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/26(木) 23:33:34.80 ID:HHpdoiES0
>>334
悪かったよ…涙拭けよ…
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/27(金) 00:51:01.22 ID:Ki6f3VkUo
まーた電池くんが暴れてるのか
ヒロイン幼女化スレで大敗北を喫してこっちのスレに逃げてくるとか哀れすぎwwww
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/30(月) 06:55:22.35 ID:4J0rpyzY0
権利はあるかもしれんがわざわざ言う必要は無いゾ
338 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/01(水) 01:30:50.36 ID:YzzI3c4DO
小町を抱いた…抱かれたの方が正しいだろうか
行為の後風呂に入り添い寝をして寝付いた小町を確認して外へ出る
一度一線を越えると抵抗がない、俺も壊れてしまったようだ
少し一人になりたくなって当てもなく千葉を歩いてみる
静かに酒でも飲もうとふと目に付いたバーへ入る
339 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/01(水) 01:56:48.74 ID:YzzI3c4DO
オーセンティックな落ち着いたバーだ、年齢層は高めでハタチの坊やにはそぐわない
八幡「ビールを下さい」
長居はせずに数杯飲んで帰るので無難な酒を注文する
すぐにビールが出てくると半分くらい飲む
八幡「ふう…」
バーテンもあまり話し掛けるタイプではないようで、淡々と仕事をしている
気に入ったので通おうか考えていると
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/01(水) 06:45:53.57 ID:5Zu26txMo
はよう
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/01(水) 07:48:44.74 ID:bdQt6JKGo
待ってました 更新乙です
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/01(水) 23:14:53.15 ID:YXWBd1EKo
乙です
343 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/02(木) 08:31:17.26 ID:lwU4LA4DO
カランカランと店の入り口のドアが開く
バーテンは淡々と事務的にいらっしゃいませと俺から二席離れたカウンターへ手招く
沙希「…」
川島か、久しぶりに見たな
だからといって話す用事もないから知らんぷりを決め込む
沙希「テキーラサンライズで」
かしこまりましたとバーテンは慣れた手つきで注文通りに提供する
沙希「あんたもお酒飲むんだ」
八幡「…」
沙希「ちょっと」
八幡「え?あ、俺?」
まさか俺に話しかけてくるとは思わず焦る
344 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/02(木) 09:08:03.97 ID:lwU4LA4DO
八幡「大して飲めないけどな」
沙希「ふうん」
知り合い同士だと察したバーテンから席の移動を促される
川なんとかさんの隣りに座り話を続ける
沙希「良さげなお店だね、ここにはよく来るの?」
八幡「初めて来た、今のお前みたいに良さげだと思ってな」
沙希「そう」
八幡「…ん?ちょっと待て、お前は何でこの店に入った?」
店に入ってから良さげだと思うということは、こいつも一見って事になる
沙希「さっきあんたを見かけて声掛けようか迷ってたらこのお店に入ったからあたしも入った」
八幡「なんで?俺のこと好きなの?」
沙希「うん…あ」
八幡「おいおい冗談に決まって…え?」
沙希「…あんたが好きだからあんたを追い掛けてこのお店に入った」
八幡「!?」
俺っていつ川なんとかさんとフラグ建てたっけ!?
345 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/02(木) 09:26:01.63 ID:lwU4LA4DO
八幡「そんなお前に好かれるような事したか?」
沙希「が、学費の件とか色々あったでしょ」
八幡「ああ、スカラシップか」
沙希「あれで気になってて、由比ヶ浜とか雪ノ下とかと仲良さそうにしてるの見てて、嫉妬してるうちに本気で好きになってた」
もう三年位は経つんだけどな
沙希「結局あんたらどうにもならなくて安心してたけど、進学先違うから会いたくても会えないし何してるかなんか分からないし、やっと見掛けたと思ったらお酒飲んでるし…」
八幡「す、すまん」
沙希「謝らなくていい、あたしに度胸がなかったから三年掛かったんだから」
八幡「開き直ってね?」
沙希「もう開き直るしかないでしょ、あんたが好きなんだから」
346 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/04(土) 08:17:54.14 ID:/ftgUgHDO
心なしかバーテンがニヤニヤしている
八幡「いきなりそんな事言われてもな」
沙希「分かってる、今はとにかく連絡先教えて」
八幡「いいけど」
八幡は川なんとかさんの連絡先をゲットした
沙希「えへへ…」
すげぇゴキゲンになってる
八幡「まさか一見で入ったバーで告白されるとはな」
沙希「勢いで言ったから今になって恥ずかしくなってきた」
八幡「俺まで恥ずかしくなるだろ言うな」
沙希「あはは、一緒にご飯とか行こうね」
八幡「お前に惚れるかは知らんぞ」
沙希「好きにさせる」
八幡「…乾杯」
沙希「乾杯」
カチンとグラスを鳴らして他愛のない話で盛り上がった
347 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/04(土) 08:26:04.12 ID:/ftgUgHDO
数杯飲んで帰るつもりだったので切り上げる
八幡「そろそろ帰るわ」
沙希「予定とかあるの?」
八幡「元々長居する気がなかっただけだ」
沙希「…もう一軒行かない?」
時計を見るとまだ開いている店がある時間だった
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/04(土) 13:27:20.59 ID:rDgNBcFDO
待ってました 更新頻度高くて嬉しい
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/04(土) 21:21:14.25 ID:pdmET7Z3O
追いついた 楽しみに待ってる
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/05(日) 14:19:59.56 ID:vC5mt74bO
あぁ俺のファスナーも開いてるぜ一杯飲むかい?
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/06(月) 01:15:37.31 ID:InWyYowPo
続きおつ
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/06(月) 12:37:56.28 ID:xALgW9dBO
>>350
そのスポイトしまえよ
353 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/07(火) 05:27:41.20 ID:vVFwTQyDO
会計を済ませて店を出る
釣銭を受け取る際にぼそりと『プレイボーイですね』って言われたんだけど誤解だからな?
直接バーテンに弁明する時間的余裕がなかったのが惜しい
沙希「どこ行く?」
八幡「飯は食ったか?」
沙希「まだ」
八幡「俺も」
バーで出された簡単なナッツ類だけでは物足りない
八幡「…」
そういえば肉バルってのが最近流行りらしい
近くにあったはず
レンタル彼氏でのデートコースの引き出しとして行ってみるか
沙希「比企谷?」
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/07(火) 08:12:05.32 ID:e6zbz6Gko
呼ばれてますよ
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/07(火) 08:14:39.27 ID:7YCQ/g5Qo
アザゼルさん
356 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/12(日) 00:53:50.74 ID:pqvKyVtDO
八幡「ああすまん、行ってみたい店があってな」
沙希「ふぅん」
八幡「一人だと行きづらいからちょうどよかった」
沙希「どんなお店?」
八幡「そりゃ着いてからのお楽しみだ。ってか俺も楽しみだ」
千葉駅からほど近い肉バルへと向かう事になった
357 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/12(日) 01:41:21.44 ID:pqvKyVtDO
肉バルとやらに到着
席へと案内される
沙希「おしゃれなお店」
八幡「だから入り辛かったんだよ」
沙希「なるほどね」
八幡「飲み物は?」
沙希「ウーロン茶でいい」
八幡「俺も」
358 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/11/12(日) 02:01:18.76 ID:pqvKyVtDO
飲み物と目に付いた合鴨のカルパッチョと鶏のもも肉の燻製を頼んでおく
八幡「ほい取り皿と箸」
沙希「ありがとう」
職業病と言えるのかは分からんが気配りが少しは身に付いた気がする
飲み物と同じタイミングで合鴨と燻製が来る
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/12(日) 02:51:53.75 ID:vtHjJMAbO
肉バルで食ったアヒージョ旨かったな
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/12(日) 03:29:09.72 ID:a95mHTZDo
>>359
バルデスはいい選手だったよなぁ
ホークスにきてくれてありがとうやな
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/20(月) 01:50:56.21 ID:DaQnWY1yO
はよ
362 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/11(月) 23:37:09.48 ID:kG1LO0wDO
沙希「お疲れ様」
八幡「お疲れ」
軽く乾杯をして酒と肉を楽しむ
沙希「合鴨もカルパッチョもおいしい」
八幡「ハラミも気になるな」
沙希「あたしは唐揚げ」
八幡「すみません注文お願いします」
気になったメニューとハンバーグを頼む
沙希「…」
363 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/11(月) 23:49:41.64 ID:kG1LO0wDO
八幡「どうした?」
沙希「あんたがこういうとこ慣れてるみたいだから」
数えるほどだが似たようなおシャンティーなとこ行ってるしな
大阪とかでも経験値は稼いでいる
八幡「まあ何回かはな」
沙希「先生と?」
ギクッ
と本当に音が出るんじゃないかというくらいギクッとした
八幡「知ってたのか?」
沙希「高校の頃に由比ヶ浜から聞いた、たまに合コン失敗した先生の愚痴に付き合わされてるって」
その程度の認識か、ホッとした
八幡「ヤケ酒も付き合わされるようになってな」
金と身体を絡めてな
364 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/12(火) 00:26:00.38 ID:aitLfmwDO
沙希「へえ、そうなんだ」
少し不機嫌な顔になった
八幡「妬いてんの?」
沙希「…うん」
意外と素直だなこいつ
八幡「可愛いな」
沙希「本当に思ってる?」
八幡「今のは誰が聞いても可愛いだろ」
沙希「他はどうでもいい、あんたは本気でそう思ってくれたの?」
八幡「もちろん」
沙希「そう…」
機嫌が良くなった
365 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/12(火) 01:05:10.41 ID:aitLfmwDO
和やかに話が弾んだ
沙希「ここの料理作れるかな」
八幡「たしかにうまいから作れるなら食いたいな」
沙希「鴨は肉が手に入りづらいからあれだけどハンバーグとか唐揚げなら大体は再現できるかも」
八幡「マジか、弟妹に作ってるからか?」
沙希「まあね、今は一人暮らしだからたまにしかそんなの作らないけど」
八幡「ん?一人暮らししてんのお前?」
沙希「バイト詰め込んだらなんとかやっていけるから」
八幡「なるほどな」
沙希「お金掛かる趣味もないし、あんたのおかげでやってけてるのもあるけどね」
意外と奉仕部って役に立ってたんだな、今の方がクソだ
八幡「元の成績がいいからだろ」
沙希「それでもあんたには感謝してる」
まっすぐに感謝されるような男じゃないんだがな
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 07:56:06.49 ID:Q8fSA0Nlo
更新嬉しい
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 09:22:04.22 ID:m8EX/xL7o
更新乙
368 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/16(土) 03:19:03.74 ID:rhpSqqRDO
沙希「…感謝はしてるけど、なんであの二人のどっちかと付き合ったりしなかったの?」
八幡「いきなりだな」
沙希「どうしても気になって」
八幡「人を好きになるってのが分からなくなっててな」
沙希「…」
八幡「こじらせてここまで来ちまった、自分の気持ちと向き合うとか都市伝説なんじゃないかって思っててな」
間違いなく二人を特別に思ってはいたが惚れているのか憧れているのか、はたまた別の理由で眩しく感じていたのか区別がつかなかった
そして今も分からないままだ
沙希「あいつらの気持ちに気付いて逃げてるよねそれ」
八幡「あいつらの気持ちを確認する意志がなかったし、あいつらも伝える意志がなかったもんでな」
沙希「後悔してないの?」
八幡「それすらも分からん」
根本的な部分をうやむやにしたからか俺的には何一つ始まっていないわけだしな
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/16(土) 08:19:16.53 ID:Iq4Np5hvo
さきさき攻めるなぁ
370 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/20(水) 01:53:54.86 ID:GEOQtHKDO
沙希「面倒くさい奴」
八幡「冷めただろ?」
沙希「この程度で冷めてたら何年も好きでいられるわけないでしょ」
八幡「…」
一途な気持ちを向けられても応える気はない
沙希「あんた相手だと手順がいるのはよく分かった」
八幡「その手順とやらでお前を好きになるかは分からんぞ」
沙希「何もできなかった高校の頃よりもマシにする、すごく後悔してたしね」
もういいや、今の状況全部ぶっちゃけよう
371 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/20(水) 02:01:54.08 ID:GEOQtHKDO
沙希「…」
八幡「ロクな男じゃないんだよ俺は」
人に尽くすタイプなら尽くし甲斐のある相手に尽くした方が幸せだろう
誠意を見せる気が無いことを端から言えば川崎も諦めるだろう
沙希「すごく…ショックだよ」
八幡「だろうな、こんなクズ野郎に狂うのはオススメしないぞ」
沙希「たしかにあんたの言うとおりだよね」
八幡「だろ?やめとけやめとけ、地雷物件だぞ?」
沙希「でも好きだよ」
八幡「はあ?」
372 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/20(水) 02:13:05.01 ID:GEOQtHKDO
沙希「あんたの妹だけは気持ち悪いけど、他の連中の気持ちは分からなくもない」
八幡「俺もクソキモイだろうが」
沙希「惚れた弱みで許してあげる」
八幡「アホかお前」
沙希「話がぶっ飛び過ぎて逆に腹が決まった、絶対あたしを好きにさせる」
こいつも大概ヤバい奴なんじゃないのか?
沙希「最後にあたしのとこに戻って来てくれたらあたしの勝ちだから、もうそれでいい」
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 02:14:53.25 ID:LGb4NWf/0
若干状況は違うけど昔こんな子いたな
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 05:46:14.28 ID:5J/OmBwKO
ラオウか
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 08:26:23.39 ID:BkoMZwWDO
でもラオウはなんだかんだでユリアと子供作っとるからな
ケンシロウとユリアの間には子供ができなかったというのに
最後に勝ったのはラオウかもしれん
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 08:31:37.69 ID:aCvEp8/Qo
戻るも何も最初から紗希の側にいないんですが
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 10:26:56.36 ID:WbZZrI1io
腹くくったさきさきつよい
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 13:12:10.71 ID:oCs5yuW6o
膜に見えた俺は汚物だ…
379 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/26(火) 10:08:21.57 ID:y35EYxUDO
八幡「お前男運ないんじゃね?」
沙希「あんたも女運悪くない?」
八幡「お前はいい女だからそりゃないな」
沙希「そういうとこが女を狂わせるんじゃないの?」
八幡「え?何で?」
沙希「…ほんっとにあんたは」
380 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/26(火) 10:49:44.97 ID:y35EYxUDO
俺が何か言っても物事は好転する事がなかったと言っても過言ではない
八幡「大した事言ってないだろ」
悪化は数え切れないくらいあった
沙希「好きな男にいい女なんて言われたら舞い上がるでしょ」
だから影に徹して生きてきた
八幡「今まで好きな子にいい男なんて言われなかったもんでな」
誰に見向きもされずにひねくれて腐って惨めな人生だった
沙希「これからあたしを好きになっていい男になったら嫌ってほど言ってあげる」
いつからか何かに真剣に向き合う事を恐れていた
八幡「可能性はかなり低いぞ、どっちもな」
沙希「ゼロよりマシ」
そんな俺に川崎は真っ直ぐに気持ちを伝えてきた
八幡「…」
沙希「あんた以外考えられないから」
381 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/26(火) 10:52:42.51 ID:y35EYxUDO
八幡「重い女だな」
真っ直ぐな気持ちに対してすらひねくれた返し方しかできない自分が嫌いだ
382 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/26(火) 11:00:55.70 ID:y35EYxUDO
沙希「この重さであんたを尻に敷いてあげる」
八幡「マジかよ」
いやいや真っ直ぐにも程があんだろこいつ
沙希「あんな事聞いて動揺すると思った?甘いよ」
八幡「だな」
沙希「しかもいい女とか言ってくれたからね」
本当に俺には勿体ないいい女だなこいつは
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 12:28:09.28 ID:jYrI9QPho
きてた
乙
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 12:48:09.51 ID:8J3QzJoDO
尻の重さを活かした騎乗位ですね
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 00:55:22.72 ID:ABHKrvZ5o
さきさきのおせおせつよい
386 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 08:59:11.08 ID:sHH/iXhDO
八幡「そろそろ帰るか」
沙希「そうしよっか」
こんないい女に金を出させる訳にはいかないので全額出そうとしたら
沙希「まともに稼いだお金なら奢らせてあげる」
とか言われたのでとりあえずレンタル彼氏を廃業する事にした
387 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 09:17:58.51 ID:sHH/iXhDO
もう朝の近い時間帯、何事もなく川崎を送り、家に帰って小町が寝たままなのを確かめて仮眠を取る
起きたのは昼過ぎだった
八幡「小町は学校か」
レンタル彼氏を辞める事を伝える為に東京の運営事務所に電話を掛ける
八幡「もしもし、お疲れ様です比企谷です、実は…」
辞めたいんですけど
この言葉を伝える前に指名が入っていると言われた
八幡「辞めたいんですけど」
それなら最後に一仕事してから辞めろと押し切られ
なし崩し的にレンタル彼氏の仕事を一つだけ受けることになった
後になって俺はこの最後の仕事を何としてでも断れば良かったと後悔する事になる
388 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 09:22:20.97 ID:sHH/iXhDO
少ないとは言え依頼の中で初めて依頼者の家に向かう
運営からメールで送られた住所を見てもピンと来なかったが嫌な予感と胸騒ぎがした
389 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 09:41:00.04 ID:sHH/iXhDO
八幡「マジかよ」
見事嫌な予感は的中してくれた
依頼者の住所は雪ノ下の住む高層マンション、雪ノ下の住む号室だった
昔に行ったのは行ったが、住所までは覚えてなかったので、地図アプリを見ながらキョロキョロ見回って進んだのも気付くのが遅れた原因だった
マンションのオートロックの扉の前でバックレるかどうか思案していると
雪乃「いらっしゃい比企谷君、久しぶりね」
扉の向こうから雪ノ下が出てきた
八幡「キャンセル料俺が払うからキャンセルしてくれない?」
雪乃「絶対に嫌よ」
後光でも差すんじゃないかってくらいの眩しい笑顔で切り捨てられた
雪乃「はい比企谷君、先払いなのよね?」
この辺はあの姉あってこの妹ありなのか、料金を大幅に上回る現金を渡してきた
八幡「…どうも」
断っても押し切られるのが分かったので受け取る
雪乃「ふふふ、これであなたは私のものなのよね、部屋に入ってちょうだい?あ・な・た?」
結局最後の仕事を遂行する羽目になった
390 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 09:50:19.40 ID:sHH/iXhDO
昔よりもパンさんのグッズが増えている以外特に何も変わらないようだ
八幡「それで雪ノ下」
雪乃「苗字は不躾じゃないかしら?」
八幡「ああすまん、雪乃」
雪乃「何かしらあなた?」
八幡「どうやって知った?」
雪乃「テレビを見ているときに特集があったの、何の気なしに調べてみたらあなたが掲載されているホームページを見てすぐに手配したわ」
恨むぜ○ジテレビ
いやフ○テレビかどうかは知らんけどキッカケはフジ○レビとか言ってたしフジテ○ビの仕業だろう多分
フジテレ○の馬鹿野郎め
391 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 10:04:16.73 ID:sHH/iXhDO
八幡「他にめちゃめちゃイケてるレンタル彼氏とかいただろ」
一応弁解すると良かれと思って言っている
雪乃「あなただから呼んだのよ、言わせないで頂戴」
八幡「何じゃそりゃ」
雪乃「あ、あなたが彼氏だったらどんな感じなのか興味が湧いたのよ…」
八幡「お、おう」
金持ちの道楽は分からん
雪乃「お茶を淹れるわ、少し待ってて」
392 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 10:15:55.42 ID:sHH/iXhDO
姉妹揃って好みというか趣味というか、嗜好が分からん
雪乃「今日はキームンにしたの」
八幡「ほーん」
キームンとやらが何かは知らんがとりあえず高い紅茶なのは分かった
雪乃「中国の紅茶で品のある味わいが特徴よ、お茶請けもあるから一緒にどうぞ」
八幡「いただきます」
雪乃「…」
何かめっちゃ見てくるんですけど
八幡「うまいな…!」
雪乃「!」
雪…雪乃の表情が明るくなる
雪乃「そうでしょう?私も好きなのよ」
八幡「あんまり分からんけどうまいのだけは分かる」
雪乃「ふふふ、おかわりもあるわ」
こんなお高い午後の紅茶があるだろうか?
奉仕部の時は放課後ティータイムだからノーカンね
393 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 10:22:52.18 ID:sHH/iXhDO
八幡「うまかった、ごちそうさま」
雪乃「淹れた甲斐があったわ、お粗末様」
八幡「片付けは俺がやるわ」
食器を下げようとする雪乃を止めようとしたが
雪乃「いいのよ、私が呼んだのは彼氏であってお手伝いさんではないもの」
あっさりフラれた
八幡「金もらってうまいもんもらって悪いだろ」
雪乃「私って意外と尽くすタイプなのかも知れないわね」
鼻歌混じりに食器を洗う雪乃は本当に楽しそうだった
394 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/27(水) 10:31:21.73 ID:sHH/iXhDO
雪乃が食器を洗い終わりさっきまで対面のソファに座ってていたが
今度は俺の隣に密着する形で腰掛ける
八幡「どうした?」
雪乃「甘えたいのよ、あなたは私の彼氏でしょう?」
八幡「そうだな」
そのまま腕を組みながら頭を俺の方に預ける
トゲのない雪乃の破壊力に内心動揺しつつも彼氏を貫けている
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/27(水) 14:18:36.39 ID:euxPjF7H0
見てるよ 頑張って
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/28(木) 03:27:22.34 ID:QolzsfoPo
こういう仕事は一度やったが最後辞められないのよ
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/28(木) 03:51:17.06 ID:w4zmwbPE0
これで主要なのは揃ったな
398 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/28(木) 09:30:53.26 ID:YIrT1tcDO
雪乃「…」
八幡「…」
かれこれ一時間はこうしているだろうか
予約のコースを延長しても更に二日間楽勝で俺をレンタル出来るだけの金を受け取っている
雪乃「あなたの大学生活は順調かしら?」
不意に雪乃が口を開いた
八幡「単位は大体揃えたぞ」
雪乃「私だって取得出来る分は全て取得したわよ。そうじゃなくて、私のいない学生生活はどうだったかと聞いているの」
八幡「…」
高校を卒業してから、雪ノ下とも由比ヶ浜とも関わらずにキャンパスライフを送ってきた
寂寥感はあった
大学でも友達らしい友達を作らずに、楽に単位をくれる教授をこの腐った目で見抜き、必要最低限の回数の授業に出席して使える時間を生み出しては引きこもっていた
八幡「楽だったな」
雪乃「楽しかったかしら?」
八幡「それはNOだ」
楽だった
と
楽しかった
は
全く違う
何もない生活の中で刺激が欲しくてバイトなんか探したのかもな
雪乃「そう、私は寂しかったわ」
八幡「なんだよ、雪ノ下ともあろう者が」
雪乃「あなたと会う前は一人でも何ともなかったの。あなたと出会ってあなたと違う大学に進学して…」
少しだけ俺の腕を掴む雪乃の力が強くなる
雪乃「あなたのいない生活がとても空虚な事に気がついたのよ」
399 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/28(木) 09:42:25.72 ID:YIrT1tcDO
俺は今雪ノ下雪乃の彼氏だ
八幡「可愛いぞ雪乃」
雪乃「私が可愛いのは知っているのだけれど」
この辺は相変わらず可愛くない奴だ
八幡「さいですか」
雪乃「なのにあなたに言われると全く違う意味の嬉しい言葉に聞こえるわね」
前言撤回
クッソ可愛いわこいつ
なんだこの天使…は戸塚だった
そうだあれだ女神だ、女神がおる
400 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/29(金) 09:42:39.01 ID:8ayxKpkDO
雪乃「あなたがいるだけで幸せだわ、うふふ」
八幡「大学、辛いのか?」
あまりの変わりぶりに少し心配になる
雪乃「誰に何をされたというわけではないの、あなたに会いたくて仕方がなかっただけなのよ」
八幡「そうか」
孤独は人を強くしているが弱くもしている
雪乃なりに孤独と向き合った末の決断なんだろう
雪乃「…由比ヶ浜さんは元気にしているかしら」
由比ヶ浜とはあんな事やこんな事があったので意識的に避けていた話題が出た
八幡「さあな」
雪乃「お弁当屋さんでアルバイトしているそうね」
知ってるけどな
八幡「そうらしいな」
雪乃「ほんの数日前にあなたの家にお弁当を配達したそうね?」
八幡「…え?」
401 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/29(金) 09:51:32.46 ID:8ayxKpkDO
雪乃「由比ヶ浜さんから連絡が来て話してくれたわ、全部ね」
一気に緊張が走る
雪乃「お酒に任せてあなたを襲うなんて、はしたないわよね」
雪ノ下は何も変わっていない
そばにいる体温も
腕を絡める力も
声色も
抑揚も何一つとして変化は感じられない
雪乃「ねえあなた」
雪ノ下は俺の耳元で囁く
雪乃「由比ヶ浜さんとのセックスは気持ちよかったのかしら?」
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/29(金) 12:42:20.59 ID:64kah/nro
由比ヶ浜さん喋りすぎでは…
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/29(金) 13:39:42.29 ID:3r4ZUxeDO
すっごいドヤ顔で自慢したんだろうな
マウンティング大好き由比ヶ浜さん
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/29(金) 23:30:01.12 ID:OoSdoNT80
これは俺好みの展開
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 00:23:38.99 ID:3HRKABkHO
乙
ルミルミ乱入に期待
406 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/30(土) 07:40:45.79 ID:pWU1CnCDO
八幡「…」
言葉が出ない
知られたくない事がバレてしまった
恐怖に近い感情が渦巻いては焦りを煽り立てる
雪乃「仕方ないわ、あなたは由比ヶ浜さんに犯された側だものね」
こいつの意図が読めない悋気なのか?
あるいは嘲笑か?
雪乃「ある意味では由比ヶ浜さんにも感謝しているのよ」
感謝?
八幡「どういうことだ?」
雪乃「あなたへの気持ちを素直に伝えようと思えたもの、感謝の一つもするわよ、彼女とは友人でもあるのだから」
由比ヶ浜との事を知っている雪ノ下雪乃に変化は感じられない
407 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/30(土) 07:54:59.58 ID:pWU1CnCDO
雪乃「だけれど、私よりも優位に立っている気になっているのが腹立たしかったわ」
そういえば負けず嫌いだったなこいつ
雪乃「テレビを見ていたのは幸運だったわ、まさかあなたがお金で独り占め出来るだなんて思わなかったもの」
八幡「金の切れ目が縁の切れ目だがな」
雪乃「あなた私からいくら受け取ったの?」
八幡「エグい金額だな」
コースの料金よりもチップの方が遥かに多い金額だ
雪乃「私からすれば端金だけれど、由比ヶ浜さんには不可能な金額よね」
こんな稼ぎ方してる俺が言うのはあれだが、親の金だろうに
八幡「あいつは普通にバイトしてるからな」
雪乃「投資を始めたのよ」
八幡「?」
雪乃「才能に恵まれたようで、株式や為替で簡単に一財産作れたわ」
マジかこいつ
408 :
◆eGEUIpP12o
[saga]:2017/12/30(土) 08:14:05.67 ID:pWU1CnCDO
八幡「羨ましい話だな」
つくづく住む世界の違いを思い知らされる
雪乃「それでもお金であなたの気持ちを買えるわけではないことは分かっているの」
八幡「てっきり世界の半分やるから結婚しろとか言い出すんじゃないかって思ったぞ」
魔王か
あ、魔王はこいつの姉貴だった
雪乃「私なら経済力があるから今すぐでも専業主夫になれるって言いたかっただけよ」
八幡「由比ヶ浜に仕返しのつもりか?」
雪乃「All's fair in love and war.」
八幡「は?」
雪乃「恋愛と戦争は何をしても正当化されるという意味で、イギリスのことわざよ」
八幡「イギリスやべえな、恋愛と戦争一緒くたかよ」
雪乃「ただの共通点だとは思うのだけれど、由比ヶ浜さんも手段を選ばないから私もなりふり構っていられないの」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 14:27:11.86 ID:HvrsYMqqO
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