【英雄伝説】君の軌跡【安価コンマ】

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202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:24:18.95 ID:JQiMhszVO
クローバー「それじゃあ、また。見送ってくれてありがとう」

ティゼル「いえ、それは良いんですけど…。本当に大丈夫ですか?」

クローバー「心配性ね。見ての通り大丈夫よ。これでも鍛えてるから」

クローバー(ティゼルちゃんーこの店の看板娘らしいーが心配するのもわかる)

クローバー(このお店は新鮮で質の良い食材が多かったから、ついつい買いすぎてしまったし…)

クローバー(でもこれくらいの荷物なら、私一人でも問題なく運べる)

クローバー(私はティゼルちゃんに別れを告げて、寮への道を歩き始めた)

ティゼル「う〜ん…。絶対後で困ると思うんだけどなぁ」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:25:13.00 ID:JQiMhszVO
クローバー(数分後…。私は困っていた)

クローバー(両手一杯に荷物を抱えているせいで、寮のドアを開けないからだ…)

クローバー(そういえば…。さっき店を出る時はティゼルちゃんがドアを開けてくれたものね…)

クローバー「迂闊だったわ…」

クローバー(なにが兵は拙速を尊ぶよ。こんな初歩的なミスをして…)

クローバー(「何事も先の先まで見据えて行動するように」と先生からいつも言われてたのに…)

クローバー「はぁ…」

クローバー(やっぱり、らしくないわ…)

クローバー(どうやら私は自分で思っている以上に、新生活の始まりに浮かれているらしい…)

クローバー(とにかく…こんな些細なミスは犯さないよう、気を引き締めなければならないわね)
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:25:47.30 ID:JQiMhszVO
クローバー(でも、どうしたものかしら…)

クローバー(いくら包みに入っているからといって、食材を足元に置いたりしたくないし…)

ブロロロロロロロロ…

クローバー(この音…エンジン音?)

クローバー(振り返ると、見慣れない乗物に跨った女性が私に笑いかけていた)

黒いツナギの女性「やあ、お困りのようだね。可愛いお嬢さん?」

クローバー「……………」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:26:54.20 ID:JQiMhszVO
クローバー(その人は親切にも、寮の中まで荷物を運ぶのを手伝ってくれた)

クローバー「あの…ご親切にありがとうございました。とても助かりました」

黒いツナギの女性「なに、困った時はお互い様と言うだろう?」

黒いツナギの女性「それも相手が可愛い後輩なら尚更だ」

クローバー「あ…。先輩だったんですね。申し遅れました、私は1年Z組のクローバーといいます」

クローバー「以後、よろしくお願いします」

黒いツナギの女性「フフ、丁寧な挨拶どうもありがとう」

アンゼリカ「私はアンゼリカ。アンゼリカ・ログナーだ」

アンゼリカ「そんなに畏まらず、君にはぜひ親しみを込めてアン先輩と呼んで欲しいな♡」

クローバー(ログナー。ユーシスと同じ四大名門の…)
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:27:40.79 ID:JQiMhszVO
クローバー「…はい、わかりました。アン先輩」

アンゼリカ「う〜ん。まだちょっと固いな」

アンゼリカ「いっその事、愛しい人を呼ぶように呼んでくれたらもっと嬉しいんだが」

クローバー「い、愛しい人…ですか?」

クローバー(ウインクをしながら、アン先輩はそう言った)

クローバー(そんなこと言われても、どう呼べばいいのかわからないのだけど…)

クローバー(いや、でも…。先輩の言うことだし、従わないといけないわよね…)

クローバー「……………」

アンゼリカ「なんて、ちょっとした冗談だよ。そんなに真剣に悩まなくても…」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:28:23.07 ID:JQiMhszVO
クローバー「ア、アン先輩…♡」

アンゼリカ「なっ…!?」

クローバー(こ、これは…。なんと言うか…ものすごく恥ずかしいわね…)

アンゼリカ「ク、クローバー君…!もう一度言ってくれないか!?」

クローバー「い、いえ…。すみません、これ以上は…」

アンゼリカ「そこをなんとか頼む!今のはかなりの破壊力だった…!」

クローバー(あまりの食いつきように、少し背筋が寒くなる…)

クローバー(まさか…そういう趣味の人なのかしら…)
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:29:01.60 ID:JQiMhszVO
クローバー「すみません…ご容赦ください…。本当にその、恥ずかしかったので…」

アンゼリカ「……………」

アンゼリカ「…そうか。仕方ない、そこまで言うなら諦めよう」

アンゼリカ「無念だが…本当に無念だが潔く諦めよう」

アンゼリカ「また次の機会に頼んでみるか…」

クローバー(潔くないです、先輩…。今、思いっきり心の声が漏れてました…)
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:29:48.24 ID:JQiMhszVO
クローバー「と、ところで、さっきアン先輩が跨っていたあの乗物は…」

アンゼリカ「ふむ、わかりやすく話題を変えてきたな。まあいい」

アンゼリカ「あれは導力バイクと言って、導力仕掛けの自転車のようなものだ」

アンゼリカ「あれに乗って風を切るのが、中々に気持ち良くてね」

アンゼリカ「よく朝に軽くドライブしているんだが、その帰りにちょうど君を見かけたというわけなんだ」

クローバー「そうだったんですか。あまり見かけない物なので少し気になって…」

クローバー「一般に普及している物ではないですよね?」

アンゼリカ「ああ。もともとはルーレ工科大学で試作されていた物でね」

アンゼリカ「それを私と友人たちで一応は完成させたんだが」

アンゼリカ「まだ形になっただけで、色々と課題が残っているというのが現状かな」

クローバー「なるほど…」

クローバー(導力バイク…。確かに、自転車をそのまま導力器にしたような形ね)
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:30:33.62 ID:JQiMhszVO
クローバー「…導力エンジンを使用しているとなると、馬よりは速いでしょうし、利便性は高いでしょうね」

クローバー「ただ見た感じ多くのパーツがほぼ剥き出しですから、頻繁に整備する必要がありそうですね」

クローバー「搭乗者の安全についても考慮しないといけないでしょうし…」

アンゼリカ「へえ…。なかなか良いところに気がつくじゃないか」

クローバー「あっ…。すみません、偉そうな事を言ってしまって…」

アンゼリカ「いいさ、むしろ感心していたんだ」

アンゼリカ「もしかして君も、機械いじりが好きな口なのかな?」

クローバー「いえ、そういうわけではないんですが…」

クローバー「ただ導力車の整備などは、定期的にしていた事があるので」

クローバー(導力車と言っても、戦車や装甲車だけど…)
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:32:01.85 ID:JQiMhszVO
アンゼリカ「それはいい!」

クローバー「えっ…あの、アン先輩…?」

クローバー(いきなり両手を握られてしまった)

クローバー(なぜかアン先輩の瞳がキラキラ輝いている…)

アンゼリカ「そんな経験があるのなら心強い!」

アンゼリカ「唐突だが、ぜひ私達の導力バイク制作に協力してくれないか?」

クローバー「えっ…。いえ、私は整備した事があるだけで、制作となると…」

アンゼリカ「構わないさ。私なんか、最初は本当になにも知らない素人だったんだからな」

アンゼリカ「友人の一人が忙しくなってしまってから、人手不足なのもあってね」

アンゼリカ「少しでも良いから、制作に協力してもらえる人材を探していたところなんだ」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:32:38.24 ID:JQiMhszVO
クローバー「…そうなんですか?」

アンゼリカ「ああ。なによりあのむさ苦しい技術棟に華が増える」

アンゼリカ「それだけで、私のやる気も上がるというものだよ」

クローバー「は、はぁ…」

クローバー(ど、どうしたらいいのかしら…)

クローバー(なんだか後半の方が本音のように聞こえるのだけど…)
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:33:35.65 ID:JQiMhszVO
サラ「こら、そこの不良少女!いたいけな新入生に何をしているのかしら?」

アンゼリカ「おっと…。怖い教官殿に見つかってしまったか」

クローバー(いつの間にか、私達の背後にはサラ教官が立っていた)

クローバー(顔は笑っているけど、眉間にしわが寄っているわね…)

サラ「まさかこんなに早く手を出しに来るとは、さすがに私も思ってなかったわよ」

サラ「しかも直接寮まで押し掛けてくるなんて、良い度胸してるじゃない?」

アンゼリカ「フッ。お近づきになりたいとは思っていましたが、今日彼女と出会ったのは偶然ですよ」

アンゼリカ「そう、まさにこの出会いは、女神の巡り合わせ…」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:34:29.10 ID:JQiMhszVO
サラ「なーにが女神よ!色ボケたこと言ってないで、さっさと帰んなさい!」

サラ「あんまり居座るようなら、きつ〜いお仕置きしてあげるわよ」

アンゼリカ「ふぅ、仕方ない。今日のところは引き下がるしか無さそうだ」

アンゼリカ「それじゃあ、クローバー君。さっきの話、ぜひ前向きに考えてくれると嬉しいな」

アンゼリカ「その気があるなら、暇な時にでも技術棟に顔を出してくれ」

アンゼリカ「アデュー♪」

クローバー「……………」

クローバー(バイクに跨って颯爽と去っていくアン先輩…)

クローバー(なんだか、嵐のような人だったわね…)
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:35:40.50 ID:JQiMhszVO
サラ「全く、あいつは…。君も気をつけなさい」

サラ「あの子は見境なく女子を口説いてまわってる、2年の問題児なんだから」

クローバー「そうだったんですか…。でも、荷物を運ぶのを手伝って頂いたんです」

クローバー「だから、もしアン先輩を叱るつもりなのでしたら…」

サラ「別にそこまでする気は無いわよ、安心しなさい」

サラ「まあ、言ったところで聞くような子じゃないしね…」

クローバー(確かに…そんな印象を受けたわね)

クローバー(導力バイクの制作…。私に手伝えるようなことなのかしら?)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:37:27.50 ID:JQiMhszVO
サラ「そういえば、テーブルにあった大量の食材。あれ、君が買ってきたの?」

クローバー「あ、はい…。たまたま早起きしたので、せっかくだから朝食の準備くらいはしようかと思って…」

サラ「ふ〜ん。たまたま早起き、ね」

クローバー「あの…すみません。やっぱりいけませんでしたか?勝手にこういうことをするのは…」

サラ「フフッ。いいえ、大歓迎よ。じゃあ、私がみんなを起こしてきてあげるわ」

サラ「その間においしい朝ごはんよろしくね。食材に使ったミラは後で払ってあげるから」

クローバー「あっ…教官!」

クローバー(最後ににっこり笑うと、サラ教官は階段を駆け上がっていった…)

クローバー(気が向いた人にだけ食べてもらえれば、それで良かったんだけど…)

クローバー「よし…!」

クローバー(ここまで来たら後には引けない…)

クローバー(なんとしてでも、みんなに喜んでもらえる朝食を作らないと…!)



好感度判定 コンマ一桁
↓1アンゼリカ
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 23:38:08.65 ID:QwWQhJaaO
ほい
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:39:50.50 ID:JQiMhszVO
好感度一覧

リィン 0
アリサ 10
エリオット 9
ラウラ 7
ユーシス 0
マキアス 10
フィー 8
エマ 5
ガイウス 2
サラ 0
アンゼリカ 5←NEW!
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:41:03.64 ID:JQiMhszVO
エリオット「ふぅ、おいしかったあ!」

リィン「ああ、本当に美味かったよ。クローバー、ご馳走さま」

クローバー「ええ、お粗末さま」

クローバー(幸いなことに私の作った朝食は、みんなに気に入ってもらえた)

クローバー(と言っても作ったものは色んな種類のサンドイッチと、オニオンスープ。それと野菜ジュース)

クローバー(簡単なメニューだからまず失敗することは無いし、誰が作っても大きく差が出る物じゃないと思うけど)

クローバー(まあ…とりあえずは一安心ね)
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 23:41:45.33 ID:ydk0RXzfO
そういえばリィンユーシスサラは接触済みなのに好感度安価取らないの?
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:41:59.75 ID:JQiMhszVO
クローバー「あ…。ガイウスはどうだった?」

クローバー「帝国風の味付けだから、あなたの口に合うか少し心配だったんだけど…」

ガイウス「とても美味かったぞ。一見簡単そうな料理に見えたが、実はかなり手が込んでいるんじゃないか?」

クローバー「そうでもないわ。ただ、美味しく作るにはそれなりにコツがあるわね」

クローバー「たかがサンドイッチといえど、料理というのはほんの一手間で全然味が変わるものだから」

ラウラ「なるほど…。料理の道も奥が深いんだな」

ラウラ「しかし、そなたがこれほど料理上手だったとはな…」

フィー「ちょっと私たちのハードルが上がっちゃったかもね…」

エマ「ふふっ、そうかもしれませんね」

クローバー(まさか、ここまで喜んでもらえるなんて…)

クローバー(嬉しいけど…なんだか照れくさいわね)
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:45:39.93 ID:JQiMhszVO
うーん、一応特殊な選択肢で選ばれた場合に好感度上げようと思ってたんですけど

今回ゼリカは会っただけで好感度上げちゃいましたもんね

すみません、またちょっと考えます
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:47:14.74 ID:JQiMhszVO
サラ「こんなに美味しいんなら、毎日でもクローバーの料理が食べたいところね♪」

アリサ「サラ教官?しれっと料理当番をクローバー一人に押し付けようとしてませんか?」

サラ「そ、そんなとこないわよ〜。本当に心からそうおもっただけで…」

クローバー「…良いわ」

サラ「へ?」

マキアス「なっ…!?」

クローバー「みんなが構わないなら、私が毎日作るけど」

アリサ「ちょっと、クローバー。本当に良いの?」

クローバー「ええ、大丈夫」

クローバー(こんなに喜んでもらえるなら、毎日だってみんなに料理を作ってあげたい)

クローバー(自然と…私はそう思ってしまった)
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:48:48.61 ID:JQiMhszVO
マキアス「いや、良くないだろう!?学生の本分は勉強だ!」

マキアス「毎日作るとなると君も大変だろうし、こういう事はちゃんと分担して…」

クローバー「大変じゃないわ。慣れてるから」

マキアス「だ、だが…!」

ユーシス「本人が良いと言っているんだ。任せればいいだろう」

クローバー(…ユーシス)

マキアス「な、何を言ってるんだ!君は彼女一人に負担を押し付ける気か!?」

ユーシス「フン。少なくとも俺が作る物より、クローバーが作った物の方が皆も喜ぶだろう」

ユーシス「もっともサンドイッチしか作れないというなら、話は別だが」

クローバー「…そんなことないわ。レパートリーの豊富さには自信があるもの」

クローバー「次もユーシスを…みんなを満足させてみせるわ」

ユーシス「面白い。期待させてもらうぞ」

クローバー「ええ、任せてちょうだい」

マキアス「……………」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:50:03.97 ID:JQiMhszVO
アリサ(な、なんか燃えてるわね…。クローバー)

ラウラ(うん、どうやら料理には並々ならぬ拘りがあるみたいだな)

エマ(少し意外な一面ですね)

サラ「…じゃあクローバー。悪いけど頼んでもいい?」

サラ「もちろん、大変だと感じたり、なにか用事がある時は遠慮なく言ってもらえればいいから」

クローバー「はい、任せてください」

リィン「じゃあ、せめてそれ以外の事は俺たちが分担しないとな」

リィン「皿洗いとか掃除とか洗濯とか、やらないといけないことはたくさんあるし」

クローバー「リィン、皿洗いは料理の一部よ。なんなら掃除とか洗濯も私が…」

リィン「いや、さすがにそれは駄目だ。クローバー一人に何もかも任せるわけにもいかないだろう」

クローバー「でも…」

アリサ「そうよ、気持ちは嬉しいけど。それくらいは私たちに任せなさい」

クローバー「……………」

クローバー「…わかったわ」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:52:04.85 ID:JQiMhszVO
クローバー(結局、料理当番とは別に皿洗いの当番も設けられることになった)

クローバー(最初の当番に決まったのは…)

エリオット「空にこだまする明日への鼓動〜♪」カチャカチャ

クローバー「…………」ジーッ

エリオット「…………」

クローバー「…………」ジーッ

エリオット「ねえ、クローバー?どうしてそんな離れたところから、じっと僕のこと見てるの?」

クローバー「なんだか、後片付けを人に任せるのが落ち着かなくて…」

クローバー「だけど、みんなで決めたことだから…」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:53:13.21 ID:JQiMhszVO
エリオット「あはは、クローバーは働き者なんだね」

エリオット「そうだ。今朝はありがとう、クローバー。朝ご飯すごく美味しかったよ」

エリオット「まさか、こんなにすぐ作ってもらえるなんて思ってなかったよ」

クローバー「…お礼を言うのは私の方」

クローバー「昨日、エリオットがああ言ってくれなかったら…」

クローバー「自分から料理をしようとは思わなかったはずだから」

クローバー「だから…ありがとう」

エリオット「う〜ん。僕はなにもしてないと思うんだけど」

エリオット「でも力になれたなら良かったよ」

エリオット「これからも、もし何か困ったことがあったらいつでも声かけてね」

エリオット「料理当番のことでも、それ以外のことでもさ」

クローバー「ええ…。その時はお願い」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 23:54:05.45 ID:JQiMhszVO
クローバー(きっと…。今の私が、誰かに助けを求めることはない)

クローバー(いや…助けを求めようとは思えない)

クローバー(でも、少しずつなら変われるかもしれない)

クローバー(エリオットに背中を押してもらったけど…)

クローバー(自分の唯一の得意なことではあるけど…)

クローバー(今日、私は自分の意思で、みんなのために料理を作ろうと思えたのだから…)
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/15(月) 00:05:38.06 ID:CvNTe7oGO
そんなこんなで今日は以上です

ストーリーを進めようとすると中々安価とコンマを入れられないのが悩みどころですね

せっかくだなら皆さんにもたくさん参加して欲しいので、なるべく増やしていきたいとは思ってるんですけど…

結構手探りな部分もありますが、色々と考えながら今後のお話を練ることにします

こんな>>1ですが、まったりお付き合いしていただけると幸いです
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 00:18:11.53 ID:UGm6NNYWo
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 01:08:13.77 ID:4fgaHjmbO
お通じ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 22:24:46.34 ID:xksVih8bP
おつ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 02:33:36.33 ID:91VKMMTVO
さすがZ組随一の良心 エリオットや
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 11:14:44.17 ID:5m3D3eLZO
はよ
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 00:44:51.46 ID:uEnAuTQc0
保守
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 02:16:53.88 ID:dB3EVx9l0
保守
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 20:07:38.14 ID:lrdL/URL0
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