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【ミリマス】765学園物語HED √SSL
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60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 08:31:02.22 ID:bFzip/ruO
素人意見なんだけど北京ダックってそんなにがっつり肉食べたっけ?
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 12:37:21.78 ID:tNVEXPCAO
乙
P このルートで胃袋壊さないかな
今まで腕の骨とか脚の骨とかはどっかのルートで確か折ってたよね
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/08(月) 13:09:17.01 ID:dKtY58DK0
確か√Pnで骨は折ったね…
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 20:56:07.90 ID:aWDKY1hE0
あとは√HWかな
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 23:02:20.24 ID:tB/NNg2+O
HWの介護琴葉はよかったな
65 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 01:15:37.08 ID:s0I3R+mQo
翔太「とにかく食べてみようよ」
P「だな」
いただきます
まずはスープを飲む
エレナ「このスープ美味しいヨー」
琴葉「ネギもシャキシャキしていて気持ち良い」
冬馬「麺は見事な縮れ麺だな、スープによく絡んでて美味え」
美味い、本当に美味い
P「このワンタン、滅茶苦茶美味い…」
北京ダックは食べたことが無かったけど、こんなに美味しいとは
66 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 01:25:03.87 ID:s0I3R+mQo
美奈子「北京ダックって実は結構お値段するんです」
そういって佐竹さんがメニューを見せる
P「確かに、高いな」
割といいお値段だ
美奈子「だからお手軽に北京ダックが楽しめたらって、そう思って作ったんです!」
佐竹さんがニコッと笑う
その笑顔はとても可愛らしくて
どこかで見たような、そんな感じがして
胸がギュッと締め付けられるような感覚がした
67 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 02:17:35.34 ID:s0I3R+mQo
恵美「あー食べた食べた!」
琴葉「私も、ちょっと食べ過ぎちゃったかも」
エレナ「コトハ、珍しくいっぱい食べてたもんネ!」
琴葉「だ、だって美奈子ちゃんの料理美味しかったからつい」
美奈子「ありがとう琴葉ちゃん!」
冬馬「あー、腹一杯だ」
翔太「僕も」
P「量が普通だったのには驚いたけどな」
68 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 02:36:02.72 ID:s0I3R+mQo
美奈子「周防くん」
P「ん?」
美奈子「どれが美味しかったですか?」
P「そうだな…餃子とか、どれも美味しかったけど…一番は北京ダックラーメンかな」
美奈子「それは、どうして?」
P「なんて言うか、一番気持ちがこもってる気がしたんだ」
P「食べてくれる人のためにって、そんな気持ちが」
P「だからどれか一つを選ぶなら、俺は北京ダックラーメンを選ぶかな」
佐竹さんは俺の言葉を聞いた後
美奈子「うん、わかりました!ありがとうございます、周防くん」
そう言った
69 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 02:40:56.96 ID:s0I3R+mQo
琴葉「ごちそうさまでした、美奈子ちゃん」
美奈子「ううん、こちらこそ!色々聞けて良かったよ!」
琴葉「新メニューがちゃんとしたメニューになったら、また食べに来るから」
美奈子「ふふ、それなら次はすぐに来そうだね!」
琴葉「うん、楽しみにしてる」
恵美「じゃあ帰ろっか」
P「ああ」
俺達は店を出る
美奈子「またのご来店お待ちしてますね!」
70 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 02:45:57.92 ID:s0I3R+mQo
冬馬「この後どっか行くか?」
恵美「んー、アタシはパス」
海美「私はPの家!Pの部屋!」
志保「駄目です」
海美「えー…」
翔太「何でも良いけど、今日課題出てるの忘れてない?」
恵美「さーてアタシはカラオケいこ」
エレナ「ワタシも行くヨー」
琴葉「二人とも、ちゃんと課題はやらないと」
騒がしい仲間連中を眺めながら歩いていく
71 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 02:48:06.95 ID:s0I3R+mQo
そしてふと佐竹飯店の方を振り返ると
美奈子「…」
まだこっちを見ていた佐竹さんと目が合った
美奈子「…」
佐竹さんは俺に向かって笑顔で小さく手を振った
俺はその笑顔にドキッとしながらも、手を振りかえしたのだった
72 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/09(火) 02:48:33.31 ID:s0I3R+mQo
一旦ここまで
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 04:41:05.74 ID:NJRAz4goO
おいおい、料理の量が常識内の美奈子とか非の打ち所がない俺の嫁じゃないか
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 13:53:55.67 ID:lFvyMbZuO
そう、P達は気付いていなかったのだ
先ほど試食で食べた量はすでに普通の飲食店なら三人前はあることに
75 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 00:16:52.81 ID:5ibJ+Oylo
GWが近付いてきたある日のこと
俺はこのみ姉さんに呼び出されていた
P「は?」
このみ「だからゴールデンウィーク、私の代わりにボランティアに出て欲しいのよ」
P「なんで俺が」
このみ「暇そうだから」
P「失礼な、俺はこう見えてもゴールデンウィークは予定がぎっしりなんだ」
このみ「へー」
このみ姉さんがジト目で俺を見る
76 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 00:37:26.81 ID:5ibJ+Oylo
このみ「ま、予定があるなら仕方ないわね」
P「そうだ、仕方ないんだ」
このみ「ボランティアに出てくれたらいつもの倍くらいのお小遣いをと思ったけど、忙しいなら仕方ないわね」
P「任せてくれこのみ姉さん、きっちりボランティア活動してくるから」
予定なんて無かった
このみ「あんた、ほんと現金よね…」
何とでも言ってくれ
77 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 01:02:17.94 ID:5ibJ+Oylo
そしてあっという間にゴールデンウィークがやって来た
このみ「それじゃあお願いね」
P「任せてくれ」
このみ姉さんはゴールデンウィーク中は研修があるらしく、泊まりがけで言ってしまった
P「さてと」
となると我が家には志保と桃子しかいないわけだが…ゴールデンウィーク中毎日志保に作って貰うのも申し訳ない
それにこのみ姉さんは食費を置いて行ってくれたので佐竹飯店に行くのも良いかもしれない
P「ゴールデンウィーク、どう楽しむかな」
78 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 01:12:44.64 ID:5ibJ+Oylo
ゴールデンウィーク初日
この日は約束通りボランティアに出ることにした
P「志保、ほんとに良いのか?」
志保「はい、一人でいても退屈なので」
志保が退屈だからとボランティアに付き合ってくれることになった
せっかくだしこのみ姉さんから金を貰ったら志保に何か買ってあげよう
ボランティアは町の清掃だった
学生は小中高大で別れることになっており、志保とは離れ離れになってしまった
グループ訳を聞いた時の志保はとても落ち込んでいるように見えたが、大丈夫だろうか?
79 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 01:24:21.99 ID:5ibJ+Oylo
高等部グループの場所として指定された箇所向かい、掃除を開始する
…五分程箒を動かしたところで飽きてきた
一人でやる掃除は退屈だ
せめて誰か一人知り合いでもいればと思わずにはいられない
そんな時だった
「あれ、周防くん?」
誰かに声をかけられた
その声に振り向くと
美奈子「こんにちは!」
佐竹さんが立っていた
80 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 01:24:48.58 ID:5ibJ+Oylo
一旦ここまで
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 02:04:18.26 ID:H3c493y7O
乙です
82 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/10(水) 23:58:56.83 ID:5ibJ+Oylo
P「こんにちは、佐竹さんもボランティアに?」
美奈子「はい、町の人達にはいつもお世話になってますから」
美奈子「周防くんは今まで参加してましたっけ?」
P「いや、俺は今回代理で参加は初めてだよ」
美奈子「そうだったんですね」
美奈子「あ、それなら私と一緒にやりませんか?一人でやるより二人でやる方がきっと早く終わりますよ!」
P「じゃあご一緒しようかな」
83 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 01:21:09.46 ID:Sju00O5ro
佐竹さんと一緒に町を清掃する
もうずっと住んでいる町なのに、掃除をしているだけでなんだか新鮮だ
美奈子「袋いっぱいになっちゃいましたね」
P「そうだな」
ゴミは滅多に落ちてはいないが公園なので落ち葉が大量だ
それらをかき集めると簡単にいっぱいになる
美奈子「やっぱり二人でやると早いですね、普段よりも早く終わりそうです」
P「俺も、佐竹さんと話ながらだからかな、退屈しないで済んでるよ」
84 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 01:36:46.67 ID:Sju00O5ro
美奈子「周防くんは面白い人ですね!」
P「そう?」
美奈子「はい!昔近所に住んでいた男の子みたいです!」
P「俺、子供っぽい?」
美奈子「いえいえ、ただなんとなく雰囲気が似てるなと思って」
美奈子「あの子、元気にしてるかなぁ…」
佐竹さんが懐かしそうに目を細める
P「仲良かったんだ?」
美奈子「はい、でもかなり昔のことで私、その子の名前憶えてないんです」
美奈子「もし憶えてたら、叶えたい約束があるのにな…」
P「約束…か」
俺も昔海美と約束したっけ
85 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 01:41:16.94 ID:Sju00O5ro
美奈子「そろそろ戻りましょうか」
時計を見ると丁度昼時、終わるには良い時間だ
P「そうだな、もう昼時だし」
美奈子「あ、お昼はうちでどうですか?」
P「良いね、志保と一緒に行こうかな」
美奈子「お待ちしてますね!」
二人で並んで歩き出そうとしたときだった
佐竹さんの肩に、木の上から毛虫が落ちてきた
毛虫を見た瞬間、佐竹さんがさっと青ざめる
86 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 01:45:18.48 ID:Sju00O5ro
美奈子「む、虫!?」
佐竹さんが悲鳴を上げた
美奈子「す、周防くん!お願い、取ってぇ!」
佐竹さんが涙目で虫を指差した
P「わ、わかった」
俺は棘が刺さらないよう軍手をはめ、毛虫を掴んで草むらに放り投げた
P「よし、取れたよ」
美奈子「あ、ありがとうございます…」
涙目で俺を見上げる佐竹さんに思わずドキッとする
87 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 03:26:27.50 ID:Sju00O5ro
P「虫、苦手なんだ?」
美奈子「得意な人いませんよぉ…」
P「それもそうか」
佐竹さんが落ち着くのを待ってから再び歩き出す
佐竹さんは明らかにさっきよりも辺りを警戒していた
P「大丈夫、また落ちてきたら追い払うから」
美奈子「は、はい、お願いします」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 09:27:26.25 ID:9a4afDcNO
美奈子にも弱点があるとわかり安心した田舎暮らしである
89 :
◆Jnlik0MEGA
[sage]:2017/05/11(木) 15:23:11.88 ID:KNNtCNeq0
あれは意外だったな
一旦乙です
佐竹美奈子
http://i.imgur.com/bXBzKSX.jpg
http://i.imgur.com/IvjaW1Y.jpg
http://i.imgur.com/ZUzO9Qf.jpg
http://i.imgur.com/i7RkOLA.jpg
>>2
高坂海美
http://i.imgur.com/b4czrgi.jpg
http://i.imgur.com/10nAsBg.jpg
北沢志保
http://i.imgur.com/artGmvD.jpg
http://i.imgur.com/nICa4or.jpg
>>51
所恵美
http://i.imgur.com/a2Ghj4r.jpg
http://i.imgur.com/Jf6k63e.jpg
田中琴葉
http://i.imgur.com/XvIG0ge.jpg
http://i.imgur.com/5cGQanJ.jpg
島原エレナ
http://i.imgur.com/ltGah4K.jpg
http://i.imgur.com/I4216Oy.jpg
>>75
馬場このみ
http://i.imgur.com/vczu8xc.jpg
http://i.imgur.com/NztyppI.jpg
90 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 22:50:24.25 ID:Sju00O5ro
結局最後まで虫が落ちてくることは無かった
美奈子「良かったぁ…」
ホッとしたように胸をなで下ろす佐竹さん
P「お疲れ様」
美奈子「あ、周防くんもお疲れ様です」
P「さっきも言った通り佐竹飯店で昼を食べるよ」
美奈子「わかりました!腕によりをかけて作りますからね」
P「楽しみだ」
志保に連絡を入れるとすぐに終わらせてきたので三人で佐竹飯店へ向かう
91 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 23:02:07.18 ID:Sju00O5ro
志保「兄さんと二人でこうして外食というのは新鮮です」
P「そうだな」
志保とメニューを見ながら雑談する
確かに志保とこうやって二人で何かするのは始めてかも知れない
志保「兄さんは何にしますか?」
P「俺は…そうだな」
メニューを見ているとふと目に止まったそれを指差す
P「…エビチリにしようかな」
何故かはわからないが、妙に心が惹かれる
92 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 23:08:06.71 ID:Sju00O5ro
志保「では私は…そうですね、小籠包定食にします」
P「それじゃあ決まりだな」
卓上のボタンを押す
ボタンには何故かMKボタン連打禁止と書いてあった
美奈子「はい!お待たせしました!」
P「小籠包定食と、エビチリ定食」
美奈子「…エビチリ」
P「?」
美奈子「エビチリは無料で並盛りか大盛りか選べますけど、どうしますか?」
P「あ、それなら大盛りで」
美奈子「はいかしこまりました!」
佐竹さんはエビチリ大盛りに対して何故か嬉しそうにしながら厨房へと入っていった
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 23:14:49.18 ID:oNKDT6ZmO
大盛り…あっ(察し)
救急車待機させておきますね(精一杯の優しさ
94 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 23:28:23.52 ID:vRj3+iSDO
志保「佐竹先輩、嬉しそうでしたね」
P「志保にもそう見えた?」
志保「はい、もしかしたらエビチリが得意料理なのかもしれませんね」
P「それは楽しみだな」
志保「私も、少しいただいて良いですか?」
P「もちろん」
志保「ありがとうございます、兄さん」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 23:33:55.56 ID:h88tTxZqo
わっほ…わっほ…
96 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 23:48:19.45 ID:Sju00O5ro
美奈子「わっほーい!小籠包定食とエビチリ定食大盛り!お待たせしました!」
志保の前にコトッと音を立てて小籠包定食が置かれた後
俺の前にドンっと音を立ててエビチリ定食が置かれた
美奈子「大盛りはサービスで特盛りにしておきました!ゆっくりしていってくださいね!」
志保「…」
P「…」
佐竹さんが去った後、俺は静かに顔を伏せる
…油断した
97 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/11(木) 23:54:45.99 ID:Sju00O5ro
しかしいつまでも目の前の現実から逃げるわけにはいかない
俺は覚悟を決めてエビチリに手をつけた
P「!美味い」
やはり美味い、けどそれだけじゃなくて
P「なんだろう、懐かしいような…」
昔食べた事がある味だ、だけどどこで?
全く思い出せない
98 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/12(金) 00:06:20.48 ID:Nj3fRKLho
P「…」
志保「兄さん?どうかしましたか?」
P「いや、なんでもない」
突然手が止まった俺を心配してか志保が声をかけてくる
…まあ、そのうち思い出すだろう
それよりも今はこっちに集中しないとな…
俺は山盛りのエビチリと格闘を開始するのだった
99 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/12(金) 00:07:16.56 ID:Nj3fRKLho
一旦ここまで
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 00:17:27.51 ID:zp3AvOCRo
若いんやし、特盛りくらい大丈夫やろ、P。たぶん
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 01:13:03.88 ID:rrg47w870
乙
本当に食えない時って寒気と冷や汗するよね
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 08:51:15.44 ID:Sn6Bv4AYO
記憶と味覚は直結すると聞いたな
おつ
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/12(金) 13:14:27.52 ID:mL7JGjufO
さりげなく無料にする美奈子好き
104 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/12(金) 23:23:37.24 ID:Nj3fRKLho
P「…」
最初は美味かった、絶品だった
山も崩れてきた、目に見えて減っている
しかし…
P「飽きてきた…」
ずっと同じ味だからか飽きてきた
最初こそ良いペースで進んだものの今はかなりペースダウンしている
P「…ふう」
思わず箸を置きそうになるがここで置いてしまうと間違いなくそのまま帰ってしまいそうなので箸を置くわけにはいかない
105 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 00:26:51.26 ID:ib+mx9fZo
まだ満腹な訳じゃないので何かしら味に変化があればまだ食べられるのだが…
志保「…兄さん」
P「どうした?」
志保「ずっとエビチリだけだとお辛いと思うので、口直しに小籠包は如何でしょうか?」
P「良いのか?」
志保「はい」
P「ありがとう、それじゃあ一つ」
志保「あ、待ってください兄さん」
小籠包に箸を伸ばそうとした所、志保に制止される
志保「小籠包は熱いですから、ちゃんと冷まさないと火傷してしまいます」
P「ふむ」
志保「ですから」
106 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 00:50:54.77 ID:ib+mx9fZo
志保が小籠包をレンゲに乗せ、息を吹きかける
志保「ど、どうぞ…あ、あーん」
顔を赤くしながらレンゲを差し出してくる志保
P「し、志保」
志保「さ、冷めすぎると美味しく無くなりますからなるべくは、早めにどうぞ」
P「わ、わかった」
志保が恥ずかしがっているので俺も恥ずかしくなってくる
しかし志保の好意を無碍にするのもあれなので俺はレンゲに食い付いた
107 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 01:02:48.77 ID:LFAeI6WeO
志保「ど、どうですか?」
P「…うん、美味い」
熱いスープが美味くてたまらない
P「良い口直しになるな」
志保「それなら良かったです」
そういって志保が微笑む
志保「それで…兄さん、その」
志保「私も、エビチリを食べたくて」
P「ああ、そういうことなら好きに持って行って良いんだぞ?」
そういって志保の方に皿を押し出す
志保「…」
しかし志保は俺を見るだけで手をつけない
P「志保?」
108 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 01:16:28.94 ID:LFAeI6WeO
志保「兄さん、私は兄さんにレンゲを差し出しました」
P「差し出されたな」
志保「なのでここは兄さんが私にあーんをするべきでは無いでしょうか」
P「そうかな?」
志保「そうです」
P「そうか」
志保「はい」
P「…」
志保が何を言っているのかわからない
109 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 01:36:07.16 ID:LFAeI6WeO
だけどまあ、今日付き合ってくれているしそれくらいは構わないか
P「わかった、ほら志保、あーん」
エビチリを掴み、志保に差し出す
すると志保さん顔が赤みを増した
志保「そ、その、いざやると恥ずかしいですね」
P「なんだそりゃ」
恥ずかしがる志保が可愛らしくなり思わず笑ってしまう
志保「な、なんで笑うんですか!」
P「いや、志保が可愛いなと思ってさ」
志保「か、かわっ…もう、からかわないでください!」
照れ隠しか志保が箸に食い付いた
110 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 01:51:34.23 ID:LFAeI6WeO
P「どうだ?」
志保「お、美味しいです」
P「そっか」
志保のおかげで最後まで美味しくエビチリを食べることが出来た
P「うぷっ」
志保「兄さん…大丈夫ですか?」
P「まあ、なんとかな…」
美味しく食べられたても苦しいことに変わりは無かった
111 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/13(土) 01:52:10.01 ID:LFAeI6WeO
一旦ここまで
誰の√書いてたんだっけな
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 01:59:05.87 ID:FLqCgeCYo
√LRよりもいちゃいちゃしてる気がするぞw
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 07:31:34.46 ID:zReNMbktO
数ヵ月後には余裕の完食になってるのかな……
乙でした
114 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/14(日) 00:47:26.11 ID:F7GLy9ENo
美奈子「デザートにバケツプリンは如何ですか?エビチリのおまけで無料ですよ!」
P「無理です…」
水を入れすぎた水風船と同じ末路を辿るのが目に見えている
結局小さめの杏仁豆腐が運ばれてきたのでそれを食べる
美味いが苦しい
志保はというと
志保「♪」
デザートに御満悦だった
115 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/14(日) 00:56:01.96 ID:F7GLy9ENo
美奈子「お会計○○円になります!」
P「はい」
レジで会計を済ませる
P「美味しかったよ、ご馳走さま」
美奈子「ありがとうございます!お釣りは○○円ですね」
お釣りを渡されるときに手を握られドキッとする
美奈子「また…来てくださいね?」
P「あ、ああ…」
少しひんやりした手の感触にドキドキしながら、また来よう、そう思うのだった
116 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/14(日) 01:07:47.13 ID:F7GLy9ENo
美奈子「またのご来店お待ちしてます!」
周防くんと志保ちゃんが帰るのを見送る
…まさか今日会えるなんて思わなかった
しかもエビチリを頼んでくれて、しかも大盛りだった
憶えててくれたのかな?
もしかしたら偶然かも知れないけど、とても嬉しくなった
…お父さんに聞いたとき、本当に驚いた
周防くんと私と海美ちゃんが昔良く遊んでいたことに
なんで忘れてたんだろう
約束はしっかり憶えていたのに
117 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/14(日) 01:16:56.95 ID:F7GLy9ENo
私達の約束
いつかお腹いっぱい食べさせてあげるって、あの日約束した
でもそれはお店でお腹いっぱいにしたいわけじゃない
私が佐竹美奈子として作った料理で、二人にお腹いっぱいになってほしい
そしてまた、美味しいって言って欲しい
それが私が料理を作る理由だから
まだ手に周防くんの温もりが残っているような気がして、自分の手をキュッと握る
…またあの時みたいに三人で、一緒にいられたら良いな
そんなことを思いながら、私は厨房へ戻った
118 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/14(日) 01:18:30.12 ID:F7GLy9ENo
一旦ここまで
いつものようにGWの出来事募集
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 01:31:33.17 ID:gQKCJOpmo
動物園にでもいく?
美奈子がアライグマに乳飲ませてるカードあったし
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 01:40:38.15 ID:Q+wM+eV5O
いなか暮らし展開は夏休みまで取っておくか
キャンプに美奈子が参加した場合のBBQの惨劇は見てみたい
あと出番がすぐ消えるお姫ちんをお腹いっぱいにさせてあげたい
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 02:26:00.03 ID:EZsbwg3So
佐竹飯店臨時アルバイトとかどうだろう
122 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/15(月) 02:21:21.35 ID:53vvA5Hho
感謝感謝
123 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/15(月) 02:32:32.46 ID:53vvA5Hho
P「…キャンプ?」
冬馬『おう』
GW二日目、俺はのんびりと眠っていたのだが冬馬からの電話で叩き起こされてしまった
P「お前去年は恵美にGWにキャンプ行くなんて自殺行為だとか言ってたじゃねーか」
冬馬『実は山場を見つけてよ』
P「山場?」
冬馬『山の中で海の幸が食えるって評判の山、知ってるか?』
P「ぷっぷか山だろ、知ってるよ」
冬馬『あそこ、キャンプを始めたらしい』
124 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/15(月) 02:51:10.97 ID:53vvA5Hho
P「へえ?」
冬馬『しかも利用出来るのはこの町に住んでる人間だけらしいから混むこともねえだろ』
P「ま、それはそうかもな」
冬馬『と言うわけでキャンプ行こうぜ』
P「良いぞ、いつからだ?」
冬馬『そりゃ明日からだろ』
P「急だな…わかった、海美とか恵美に声掛けとく」
冬馬『おう、頼んだ』
125 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/15(月) 02:55:07.52 ID:53vvA5Hho
P「と言うわけでキャンプに行くんだが」
海美「Pが行くから私も行く!一緒のテントで寝る!」
P「寝床は別々だバカタレ」
P「まあ誰か連れてきたい友達がいるなら連れてきても良いぞ」
海美「じゃあ響と貴音さんと美奈子先生に声掛けるね!」
P「ん、了解」
126 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/15(月) 03:00:13.05 ID:53vvA5Hho
恵美達にも声をかけたところエレナと琴葉は用事があるらしく、来られないそうだ
恵美もあまり乗り気では無かったようだが、面子を伝えると急に行くと言い出した
海美か響と遊びたかったんだろうか?
志保は話をする前から何故かキャンプに行く準備が出来ていたので話は簡単に終わった
そして次の日
127 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/15(月) 03:00:40.02 ID:53vvA5Hho
一旦ここまで
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 03:09:40.63 ID:bp7QhKkL0
乙っす
ついに麗花さんが山にまでなったか
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 12:10:15.08 ID:UugYpVcLO
麗花さんのお山に登れると聞いて
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 14:16:05.78 ID:GtoTMsQHO
ぷっぷかさん…
寝る前に枕元に和三盆用意しなきゃ…
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 19:10:14.89 ID:SYnOfx4xo
わーいわーい♪
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 20:52:19.45 ID:sR2HSp/f0
エクソシストカレン呼んでこなきゃ
133 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:03:27.04 ID:xKnPPBcmo
冬馬「ぷっぷか山に着いたぞ!」
翔太「(周りに誰もいない)」
P「翔太−、変な人がいるよー」
翔太「しっ、見ちゃいけません!」
冬馬「てめえら…」
海美「うーん!空気が気持ちいい!」
恵美「ウチらの町からも近いし最高だね」
響「ここならみんなとピクニックに来るのも悪くないね!」
貴音「響、ばーべきゅうはまだでしょうか」
美奈子「すぐ用意しますね!」
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 00:06:24.88 ID:eocRTWfjo
貴音るぅとはまだでしょうか
135 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:09:11.96 ID:xKnPPBcmo
P「よーしじゃあ俺らはテント張るか?」
冬馬「ログハウス借りるってのも手だが」
翔太「ログハウスかー、それも良いね」
P「けど男子三人に対して女子6人だぞ?三つくらい借りることにならないか?」
海美「じゃあじゃあ私Pと寝る!」
P「馬鹿言うな、冬馬も翔太もいるだろ」
海美「うん、だから2人はテント!」
翔太「え、ひどくない?」
136 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:19:21.01 ID:xKnPPBcmo
P「それなら男三人テントで女子がログハウス使えば良い」
海美「えー、Pと一緒が良い」
志保「海美さん、兄さんを困らせないでください」
海美「うー…」
P「とりあえずテント張ろうぜ」
響「道具借りてきたぞ!」
P「サンキュー響」
恵美「手伝ったげるね」
P「悪いな」
海美「私も!」
137 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:25:28.05 ID:xKnPPBcmo
やはりみんなで組むと早い、一時間もせずにテントは組み上がった
志保「兄さん、ログハウスのレンタル、完了しました」
P「お、ありがとう志保」
志保「いえ…」
冬馬「よし、それじゃあテントも出来たことだし、お待ちかねの…」
翔太「バーベキューの準備するねー」
貴音「待っておりました!」
美奈子「もうすぐご飯も炊けますからね!」
冬馬「…」
P「ドンマイ、冬馬」
138 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:34:36.89 ID:xKnPPBcmo
翔太「うーん美味しい!」
冬馬「まだまだあるからな」
恵美「あれ?Pの皿空っぽじゃん、ほら取ったげるから」
P「悪いな」
恵美「にゃはは、気にしない気にしない」
志保「…」
海美「しほりん、まだピーマン苦手?」
志保「…だって、苦いじゃないですか」
海美「お肉と一緒に食べたら大丈夫だよ!」
139 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:39:32.03 ID:xKnPPBcmo
響「お、この肉良い感じに…」
貴音「…」ヒョイパク
響「ああー!貴音また取ったなぁ!?」
貴音「はて」
響「はてじゃないよ!さっきからなんで自分のところから取るんさー!」
貴音「響」
響「な、何」
貴音「この世は弱肉強食、弱きものは搾取されるのです」
響「ま、また取ったぁ!」
美奈子「大丈夫だよ響ちゃん!まだまだあるからね!」
響「うう…美奈子ぉ…」
140 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 00:48:18.61 ID:xKnPPBcmo
P「佐竹さん」
美奈子「周防くん、どうしたんですか?あ、もしかして足りなかったですか?」
P「いや、佐竹さんずっと焼いてて食べてないみたいだからさ」
美奈子「大丈夫です!貴音さんも響ちゃんも美味しそうに食べてくれますから!」
響の皿は綺麗なままなんだが…まあいい
P「はい、これ」
佐竹さんに肉を掴んだ箸を差し出す
美奈子「これは…?」
P「佐竹さんにも食べて貰おうと思ってさ」
美奈子「えっ…」
佐竹さんの顔が少し赤くなった
141 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 01:30:35.29 ID:xKnPPBcmo
美奈子「そ、それではいただきます」
佐竹さんが差し出された箸に食い付く
美奈子「う、うん、美味しいですね」
P「うん、それなら良かった」
P「ほら、次」
美奈子「あーん…」
海美「あまとうどいて、私が焼く」
冬馬「は?お前肉の焼き方…」
海美「いいからどいて!」
冬馬「は、はい!」
海美「私もPにあーんしてもらうから!」
142 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 01:37:42.47 ID:xKnPPBcmo
山のようにあったバーベキューは八割が貴音の胃の中へ消えた
みんながそれぞれ満足した後、山を探索したり湖を見に行ってキャンプを満喫した
夕飯にカレーを食べた後、テントで虫の声を聞きながら寝袋に入って眠りにつく
そして夜中にふと、目が覚めた
P「…」
体を起こす
周囲に明かりは無く、真っ暗だ
携帯を手に取り手元を照らしながら俺はテントを出た
143 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 01:51:12.60 ID:xKnPPBcmo
P「夜の山も良いな」
月と星の明かりだけが辺りを照らす
少し先に人がいた
P「こんばんは、佐竹さん」
美奈子「あ、周防くん」
P「何してるんだ?」
美奈子「星空を見上げてたんです、綺麗だなって」
美奈子「周防くんは?」
P「俺はちょっと目が覚めてさ」
美奈子「ふふ、私と一緒ですね」
144 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 10:00:22.50 ID:xKnPPBcmo
俺達の住む町の星空とはまた違う空を見上げる
綺麗な星空だ、これだけでも来た価値がある
P「佐竹さんは今日、楽しかった?」
美奈子「はい!実は私、友達とキャンプって初めてで不安もあったんですけど、吹き飛んじゃいました!」
P「それなら良かった」
楽しんでくれているなら、それが一番だ
美奈子「またこうやってみんなで遊びたいですね…海美ちゃんとも、周防くんとも」
P「そうだな…」
145 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 10:03:07.24 ID:xKnPPBcmo
隣で佐竹さんが震える
P「寒い?」
美奈子「あはは…流石にちょっと冷えてきますね」
P「まだ5月だし、風邪を引かないようにしないと」
美奈子「そうですね、じゃあ私はそろそろ戻りますね」
P「ああ、おやすみ、佐竹さん」
美奈子「お休みなさい、周防くん」
146 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 10:07:29.02 ID:xKnPPBcmo
ログハウスに戻り、一息つく
…周防くん、やっぱり憶えてないみたい
でもまだ時間はあるし、ゆっくりと思い出して欲しい
そしてまたあの時みたいに三人で、遊びたい
私たちの約束のために
そんなことを考えていると、ふと誰かの気配を感じて顔を上げる
するとログハウスの中に管理人さんがいた
美奈子「え?管理人さん?」
147 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 10:09:57.54 ID:xKnPPBcmo
さっきまで誰もいなかったのに…
それにどうしてログハウスに?
疑問ばかりが頭に浮かぶ
管理人さんが急にこちらを振り向き、私は思わずビクッとする
…目が、光ってる…?
管理人の目は妖しく黄色い光を発していた
管理人は私を見ると笑いながら
「みぃつけた♪」
148 :
BSP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/16(火) 10:10:40.32 ID:xKnPPBcmo
一旦ここまで
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 12:15:35.29 ID:AeEB8WfgO
ぷっぷ化されてしまうのか…
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 13:59:07.75 ID:Wa/aU+IKO
これはやばい(確信)
早くエクソシスト呼ばなきゃ
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 15:55:44.12 ID:wJBfavjwo
志保のソルトスプラッシュが火を噴くぜ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 16:20:34.31 ID:y7U0NJZHo
和三盆盛らなきゃ……
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/16(火) 23:13:19.51 ID:XPov6uHAO
>>151
ヘ( *´v`*ヘ)))〜 お塩おいし〜♪
154 :
BBP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/17(水) 00:36:32.26 ID:t8ncdzAlo
その目に見入られた瞬間、全身を寒気が襲い、体が固まって動かなくなった
美奈子「!?」
管理人さんは笑いながら私に近付いてくる
美奈子「ひっ」
美奈子(だ、誰か助けて…!助けて…周防くん…!)
「…うふふ♪そっかぁ」
管理人さんが私に手を伸ばす
私はギュッと目を瞑った
…
美奈子「…?」
しかし何も起きない
私は恐る恐る目を開けると、そこには管理人さんの姿は無く、体も動くようになっていた
155 :
BBP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/17(水) 00:45:12.34 ID:t8ncdzAlo
美奈子「さっきのは…?」
気のせい…だったのかな?
だけど微かな寒気が残っている
あれは何だったんだろう?
いくら考えても答えは出ない
こんな時は寝てしまおう
私は部屋に戻り、布団に入る
目を閉じるとすぐに眠気がやって来た
156 :
BBP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/17(水) 01:14:11.83 ID:t8ncdzAlo
翌日
P「釣りだ」
冬馬「良し来た」
翔太「ここ海の魚も釣れるんだよねー」
志保「…聞き間違いでしょうか、今海の魚と聞こえた気が」
響「大丈夫だぞ志保、自分もそう聞こえた」
海美「ね、ね、釣った数で勝負しようよ!負けた方が勝った方の言うこと聞くの!」
P「別に良いけど、俺が勝ったら勝手に部屋に入るの禁止な」
海美「やっぱり争いは悲しみを生むだけだからやらない方が良いよね!」
157 :
BBP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/17(水) 01:19:54.85 ID:t8ncdzAlo
貴音「わたくしは釣りが余り得意ではありませんので、見学いたします」
響「貴音ーなんで焚き火してんの?」
貴音「はて…」
恵美「釣りかー、アタシあんまりやった事無いんだよね」
志保「私もです」
海美「じゃあじゃあしほりんとめぐみーには私が教えてあげる!」
恵美「お、よろしくー!」
志保「ありがとうございます」
158 :
BBP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/17(水) 01:32:31.38 ID:t8ncdzAlo
美奈子「ひいぃぃ」
P「あ、そうだった」
釣り餌となる虫に青ざめている佐竹さんに駆け寄る
P「佐竹さん大丈夫か?」
美奈子「うう…ルアーは無いんですか…?」
P「残念ながら」
佐竹さんの釣り竿にささっと釣り餌をつける
そのままキャスティングし、佐竹さんに手渡した
P「これなら大丈夫かな?」
美奈子「あ、ありがとうございます」
159 :
BBP
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/05/17(水) 01:57:43.12 ID:t8ncdzAlo
恐らく一人では出来ないであろう佐竹さんにつくことにした
P「佐竹さん、釣りは?」
美奈子「昔ちょっとだけ」
P「そっか、じゃあ釣ることに関しては大丈夫かな?」
美奈子「はい、リールもついてますし大丈夫だと思います!」
俺も佐竹さんの隣でキャスティングして、腰を下ろした
獲物がかかるまで、のんびりしよう
P「今日は良い天気だな」
美奈子「そうですね、雲も少なくて…」
風も気持ち良いし、とても快適だ
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