【ミリマス】765学園物語HED √SSL

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1 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 00:29:24.04 ID:w82N8b0Ao
朝、目を覚ます

夢を見ていた

女の子と一緒に同じ夢を掴む夢

俺達はあの夢の向こうへ辿り着けたのだろうか

体を起こして伸びをする

そのまましばらくぼーっとしていると腹の虫が鳴った

普段は特に考えないのだが、何故か今日はだけは

うどんが食べたかった

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493825363
2 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 00:41:17.46 ID:w82N8b0Ao
志保「戸締まり、出来ました」

P「よし、行くか」

海美「ゴーゴー!」

従妹の北沢志保、幼なじみの高坂海美と一緒に家を出る

少し早めで、ゆったりとした朝だ

海美「しほりんとこうやって一緒に学園に行くってなんか新鮮!」

志保「そうですね、私もです」

楽しそうに話す2人を見ながら歩く

しばらく歩いているとどこかから声が聞こえてきた
3 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 00:44:55.08 ID:w82N8b0Ao
「おはよう静香ちゃん!」

「おはよう未来」

「あれ?なんだか眠そう」

「ちょっと変わった夢を見たから寝不足なのよ」

「変わった夢?」

「ええ、変わってるけど…その夢は私に勇気をくれたの」

「なんか良くわかんないけど良かったね!」

「ええ、あの温もりがあれば私は頑張れる…そんな夢だったわ」
4 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 00:51:08.89 ID:w82N8b0Ao
P「…」

海美「P、どうしたの?」

P「いや、何でも無い」

海美に呼ばれ意識を逸らす

聞き覚えのある、とても懐かしい気持ちになる声だった

誰の声だったかな…

海美達と通学を再開する

声はもう聞こえなかった
5 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 00:57:02.93 ID:w82N8b0Ao
昼休み

冬馬「珍しいな、うどんなんてよ」

P「今日は妙に食いたくてな」

翔太「そういうときあるよね〜」

海美「私にも一口ちょうだい!出来ればあーんして!」

P「阿呆」

冬馬、翔太、海美の三人と学食に来ていた

この三人とはクラスが離れてしまったので少し残念だ

「あ、海美ちゃん海美ちゃん」

海美「あ、美奈子先生!」

P「ん?」
6 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 01:01:42.80 ID:w82N8b0Ao
今年のクラスメイト、佐竹美奈子さんが海美に近付いてきた

美奈子「今日ならうちが使えるけど、どうする?」

海美「うん!行く!」

美奈子「わかった、じゃあ待ってるね?」

海美「あ、そうだ、Pも連れて行って良い?」

美奈子「周防くんを?うん、私は構わないよ!」

海美「P!と言うわけだから!」

P「いやどういうわけだよ」
7 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 01:07:21.83 ID:w82N8b0Ao
美奈子「実は海美ちゃん、うちで料理の練習してるの」

P「そうなのか」

海美「うん!」

美奈子「最近上手になってきたよね」

海美「たまに焦がさなくなったからね!」

P「ほう」

それは確かに凄い進歩だ

海美「と言うわけでPにも食べさせてあげたいから来て欲しいな〜」

P「仕方ないな」

それくらいなら付き合ってやるか
8 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 01:19:06.50 ID:w82N8b0Ao
美奈子「じゃあ今日の放課後、佐竹飯店で待ってるね?」

海美「うん」

佐竹さんはそういうと厨房へ戻っていった

翔太「海美ちゃん、料理出来たんだ」

冬馬「マジかよ…2年前までは炭の錬金術師だったのにすげぇな」

海美「私だって成長してるからね〜」

海美が得意そうに胸を張る

P「何でも良いけど、そろそろ食わないと昼が終わるぞ」

冬馬「っとやべえな」

海美「いそご!」

騒がしい昼食を楽しんだ
9 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/05/04(木) 01:24:44.02 ID:w82N8b0Ao
放課後、俺達は約束通り佐竹飯店に来ていた

海美「美奈子先生!来たよ!」

P「お邪魔します」

美奈子「いらっしゃい海美ちゃん、周防くん」

制服の上からエプロンをつけた佐竹さんが出て来た

よく似合っている

海美「今日は何を作ろっかな〜」

美奈子「ちょっと難しめのものでも良いかもしれないね」
10 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/04(木) 01:26:32.84 ID:w82N8b0Ao
一旦ここまで
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 01:28:37.99 ID:sUeTf0g60

そういや主人公の名字 周防だったな
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 01:43:51.05 ID:S+Nnj85Oo
乙乙
美奈子Pだから期待してる
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/04(木) 01:45:51.96 ID:NIpzBakr0
せやかて周防

更新お疲れ様です
今回も楽しみです
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 07:31:10.33 ID:/LcO/a0Qo
美奈子ルートだわっほーい!
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 08:27:34.08 ID:Togh6M2Io
食べるとジャリジャリ音がしたり2つに1つはまともな味がするマドレーヌだったっけか、ゲームだと
16 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/04(木) 22:40:21.52 ID:w82N8b0Ao
美奈子「時間も時間だし、お菓子とかどうかな?」

海美「お菓子作り!女子力修行の基本だね!」

美奈子「うん、修行かどうかはわからないけどね」

海美「実は私マドレーヌ作ったことあるんだ〜」

海美「Pにも食べて貰ったよね?」

P「あれマドレーヌだったのか」

何を作ったのか言わないし何をどうやったのかわからないが炭だったからわからなかったぞ

…全部食べたけど
17 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/04(木) 22:59:23.49 ID:UFOMaRJ8O
美奈子「あはは…じゃあ準備しよっか」

海美「うん!」

美奈子「あ、周防くんは適当に寛いでて?」

P「ああ」

エプロンをつけている佐竹さんと海美を眺める

やはりエプロン女子は良い物だ

キッチンへ向かう2人を見送った後、俺はソファに座った

特に深く考えずに着いてきたがよく考えると知り合ったばかりの女子の家にあがってるんだよな…

そう考えるとあまり落ち着かない
18 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/04(木) 23:42:22.02 ID:w82N8b0Ao
P「けど…」

何だろう、懐かしい匂いがする気がする

昔、ずっと昔にもこんな匂いを感じたことがあったような…

なんだったかな

記憶を辿ってみるも思い当たらない

やがて頭痛がしたので考えるのをやめた

P「ん?」

ふとテレビの方を見ると写真が飾ってあった

そこには楽しそうに笑う男性と女性、そして小さな女の子が写っていた
19 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/04(木) 23:51:52.98 ID:w82N8b0Ao
小さい頃の佐竹さんだろうか

眩しい笑顔が可愛らしい

海美「P!出来たよ!」

P「もう出来たのか?」

海美「もうって一時間は経ってるけど」

P「なん…」

記憶を探ってる間にそんなに時間が経っていたとは

海美「さ、さ、食べて食べて!」

海美が皿をテーブルに置いた

P「お?ちゃんとマドレーヌの形してるじゃないか」

海美「でしょ!?ほめてほめて!」

P「味を見てからな」
20 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 00:20:09.03 ID:h/lrUtBeo
P「佐竹さんは?」

海美「なんか作ってるみたいだよ?だから先に食べててって」

P「そっか…じゃあいただこうかな」

海美「うん!」

マドレーヌを一つ手に取る

海美「ちゃんとマドレーヌの味がするはずだよ!」

P「楽しみだ」

海美「…二つに一つは」
21 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 00:37:05.17 ID:h/lrUtBeo
口に入れる直前に不吉なことを言われたが体の反応は止められず、マドレーヌを口に入れてしまう

P「…かふっ」

しょっぱくてぱさぱさしていて形容しがたい味が

P「…海美」

海美「な、何?」

P「…何入れた?」

海美「砂糖!」

P「嘘つけ!これ絶対塩入れただろ!」

海美「入れてない入れてない!…多分、きっと!」

P「はあ…」
22 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 00:47:45.88 ID:h/lrUtBeo
海美「うーん、ちゃんと作ったのになー」

P「余計なアレンジ加えてないだろうな?」

海美「…」

P「…」

海美「…うん!」

P「はいダウト」

P「全く、最初は基本通りに作れば良いのに」

海美「だってPに美味しいって言って欲しかったし…」

P「…」
23 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 00:56:03.29 ID:h/lrUtBeo
もう一つマドレーヌを口に入れる

こっちは普通にマドレーヌの味がした

P「…ん、美味い」

海美「ほんと!?」

P「ま、お前が作ったにしてはな」

海美「えへへ〜♪」

嬉しそうにはにかむ海美

P「やれやれ」

なんだかんだで俺は海美に甘い気がする
24 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 00:59:42.08 ID:h/lrUtBeo
美奈子「わっほ〜い!お待たせしました〜!」

佐竹さんが皿を持ってキッチンから出て来た

海美「あ、来た来た!」

佐竹さんが胡麻団子や大学芋の乗った皿をテーブルに置いた

P「美味しそうだな」

海美「美奈子先生のお菓子美味しいんだよ!」

P「俺も学食行くからな、知ってるよ」

…しかし

P「…相変わらず大きいな」

大学芋はともかく胡麻団子は明らかに大きい

美奈子「やっぱり食べて貰うなら大きい方が良いなって思うから」
25 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 01:00:27.27 ID:h/lrUtBeo
一旦ここまで
√SSLは砂糖山盛り、ちょっぴり塩の予定
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 01:21:44.13 ID:Zx5rViq2o
乙乙
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 08:08:20.07 ID:iUIgj0tzo
あの
カードのゴマ団子はエロい(確信)
28 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 23:16:16.45 ID:h/lrUtBeo
美奈子「さあさあ、2人とも遠慮せずに食べてね」

海美「いただきます!」

P「いただきます」

野球ボールサイズの胡麻団子を手に取る

P「あちち…」

美奈子「あ、出来たてだから気をつけて」

P「ああ」

海美「P、胡麻団子ふーふーして?」

P「自分でやれ」
29 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 23:30:44.12 ID:h/lrUtBeo
熱い胡麻団子を一口囓る

香ばしい胡麻の香りに柔らかな団子、そして中のさらりとしたこしあんは何というか

P「…美味い」

それ以外の感想は出てこなかった

海美「うーん!やっぱり美奈子先生のお菓子美味しい!」

美奈子「ありがとう海美ちゃん、周防くんはどうですか?」

P「何というか、美味い以外の感想が出て来ない」

美奈子「ふふ、ありがとうございます」

P「普段は学食で佐竹さんが作ったものを食べることもあるけどそれとはまた違った美味さだ」

美奈子「学食はスピード優先だからどうしても省いちゃう工程とかあって」

美奈子「だから少し味が落ちちゃうんですよね…」

P「そうなのか」
30 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/05(金) 23:47:24.34 ID:h/lrUtBeo
美奈子「でもやっぱり美味しいって言って貰えると嬉しいなぁ」

海美「私も早くPから美味しいって言って貰いたい!」

P「ま、海美の方は期待せずに待ってるよ」

海美「むー」

美奈子「2人とも、本当に仲良いね」

美奈子「やっぱり付き合ってるから?」

P「ストップ」

美奈子「?」

P「佐竹さん、今なんて?」
31 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/06(土) 01:25:48.28 ID:T/TYX72Io
美奈子「え?海美ちゃんと周防くんって付き合ってるんですよね?」

P「いや、海美「まだ」付き合ってないが…」

海美「い、いひゃいいひゃい」

美奈子「あ、そうだったんだすね、私てっきり…」

P「俺と海美はそういう関係じゃないよ、ただの幼なじみだ」

海美「うー…」

海美が隣で不満そうに唸る
32 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/06(土) 01:26:14.43 ID:T/TYX72Io
一旦ここまで
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 02:21:33.42 ID:l8MakhNIo
乙乙
うみみかわいいなちくしょう!
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 08:35:47.65 ID:9Y+NOqAPO
これは外堀埋めるのにせいをだすうみみですね
いやこの子の場合は天然でやってるだけだな
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 12:50:08.25 ID:fB8yVRwKo
これ美奈子他のルートでもうみみと付き合ってると思ってたのかな
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 22:29:03.17 ID:+xYhQdy0O
そういや√Cはいつ頃再開とか考えてる?
37 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/06(土) 23:16:44.58 ID:2IBdEeNLO
>>36
気が向いた時としか言いようが
基本的にモチベ低下すると他に逃げる性格なので
ただエタらせる気は無いのでご安心を
38 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/07(日) 01:06:46.38 ID:fCPyaCxMo
美奈子「海美ちゃん、滅茶苦茶膨れてますけど…」

P「いつものこといつものこと」

海美「むー!」

美奈子「あはは…」

佐竹さんが苦笑いしていた




P「ご馳走でした」

海美「ご馳走さま!」

美奈子「お粗末さまでした」
39 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/07(日) 01:16:23.48 ID:fCPyaCxMo
P「いや、ほんと美味しかったよ」

美奈子「ふふ、喜んでくれて嬉しいです」

海美「美味しいもの食べた後は体動かしたくなるよね!」

P「ん、まあそうだな」

美奈子「」ピクッ

海美「じゃあ帰りは走って帰ろ!」

P「良いぞ、たまには」

美奈子「駄目です」

P「えっ」
40 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/07(日) 01:24:14.74 ID:fCPyaCxMo
美奈子「駄目ですよ食後の運動なんて」

P「さ、佐竹さん?」

美奈子「そんなことをしたらカロリーが逃げちゃいますからね」

P「カロリーが逃げる…?」

なんだろう、全く意味が分からない

美奈子「帰るときは歩いて帰る!そうしたらカロリーもほんの少ししか逃げませんから」

美奈子「それに食べてすぐ走っちゃったらお腹が痛くなっちゃいますからね!」

P「お、おう」
41 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/07(日) 01:46:05.51 ID:fCPyaCxMo
一旦ここまで
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/07(日) 04:31:21.97 ID:+yYMXQSU0
あかんPが生活習慣病になる
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 08:37:17.17 ID:Z+gT1ihno
カロリーは味方だよーーーっ!!
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 12:23:40.90 ID:AFal+zdD0

これ砂糖だけじゃなくてカロリーも多めだよね。絶対に
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 12:45:42.17 ID:zJBZCCzg0
ミリシタPVが発表されて1年ぶりに復帰
>>1のSSが一番好きだったから探してみるとまだ執筆していたんだね,お疲れ様です
知らない√がいっぱいあるよやったー!

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 13:36:47.04 ID:3WDOfm1s0
おや、出戻りさんか
完結したやつは14作ぐらいあるから読むの頑張ってね
http://www32.atwiki.jp/imasss/pages/996.html#98
47 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/07(日) 23:56:17.84 ID:fCPyaCxMo
P「まあ腹が痛くなるのは困るし歩いて帰るとするか」

美奈子「うんうん!周防くんは痩せすぎな気がするからもうちょっとがっしりしてる方が良いと思う!」

P「痩せすぎか…?」

正直平均的なぐらいだと思うんだが

海美「あ、じゃあ私と一緒に鍛えようよ!そしたら私もPと一緒にいられるし、汗を流すのに一緒にお風呂入ったり出来るし!」

P「ないない」
48 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 00:13:57.10 ID:vwOtXcR4o
P「ま、なんにせよそろそろ帰るぞ」

海美「うん!」

P「美味しかったよ佐竹さん、ご馳走さま」

美奈子「またいつでも来てくださいね!」

P「うん、機会があればまた」

佐竹さんに玄関まで見送られ、俺達は帰路に着いた

P「美味かった」

海美「私のマドレーヌは?」

P「…ま、良かったんじゃないか?」

海美「えへへ…」

嬉しそうにはにかむ海美の頭を撫でてやる
49 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 00:39:42.09 ID:vwOtXcR4o
海美「私もっともっと上手になるから、期待しててね!」

P「そうだな、期待してるぞ」

海美「うん!」

海美と並んで二人で帰る

P「…」

しかし佐竹さんが言っていたようにもうちょっとがっしりしたほうが良いんだろうか?

良くわからないな

まあ筋肉があって困るわけじゃ無いし今日からトレーニングでもしてみるか
50 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 00:58:13.43 ID:vwOtXcR4o
翌日の昼休み、学食から帰ってくると佐竹さんに声をかけられた

美奈子「あ、周防くんちょっと良いですか?」

P「ん?どうしたんだ、佐竹さん」

美奈子「海美ちゃんから聞いてるかも知れないんですけど今日うちで新作メニューのコンベみたいなことをやるんです」

P「へー…初耳だな」

美奈子「それで知り合いに声をかけてて、せっかくなので周防くんもと思いまして」

P「そういう事なら喜んで」

美奈子「ありがとうございます!あ、周防くんのお友達も誘ってくれるとありがたいです!」

P「わかった、人数とかは?」

美奈子「多い方が嬉しいですね、たくさんの人の意見が聞きたいですから」

P「了解」
51 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:15:51.28 ID:vwOtXcR4o
そして放課後、みんなを連れて佐竹飯店へ向かう

恵美「やー楽しみだね」

エレナ「ミナコのご飯は美味しいからネ!」

琴葉「私も、楽しみ」

P「ああ」

冬馬「新作メニューか…量はともかく味は間違いないだろうな、量はともかく」

翔太「そうだね僕もそう思うよ、量はともかく」

海美「どんな料理だろうね、しほりん」

志保「さあ…ただもし兄さんのお口に合うなら必ずモノにします」
52 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:24:15.20 ID:vwOtXcR4o
佐竹飯店の扉を開ける

P「お邪魔します」

美奈子「いらっしゃいませー!お待ちしてましたよ周防くんとお友達の皆さん!ささ、こっちの席にどうぞ」

P「どう座ろうかな」

冬馬「適当で良いんじゃねえの」

海美「じゃああまとうはあっち!」

冬馬「隅っこじゃねえか!」

翔太「適当で良いとか言うから…隅っこが嫌ならここでも良いよ」

そういって翔太が地面を指差した

冬馬「殺す」

翔太「じょ、冗談だから!」
53 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:31:49.11 ID:vwOtXcR4o
海美「私はPの隣!」

恵美「あ、じゃあアタシもPの…」

志保「では私も兄さんの隣に座ります」

恵美「…」

エレナ「メグミ、次があるヨ!」

恵美「うん…」

琴葉「恵美はどうして落ち込んでるの?」

恵美「何でも無い…」

琴葉「???」
54 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:42:54.26 ID:vwOtXcR4o
全員が席に着くと佐竹さんがお冷やを持ってきた

そして全員に配っていく

美奈子「すぐに出来ますから、待っててくださいね!」

お冷やを配った佐竹さんは厨房へ戻っていった

P「良い匂いだ」

冬馬「この匂いは…味噌か?味噌を使った料理みてえだな」

恵美「わかんの?」

P「なんだかんだで料理するからな、冬馬は」

冬馬「味噌…中華料理で味噌か…何が出てくるか楽しみだぜ」
55 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:46:10.70 ID:vwOtXcR4o
匂いのせいで腹が減ってくる

楽しみで仕方ない

海美「お腹空いてきたね!」

P「ああ」

俺の隣で小さくお腹が鳴る音がする

そっちを見ると志保が顔を赤くしていた

P「楽しみだな、志保」

志保「そ、そうですね」

ちょっと早口に志保が言う

恥ずかしかったようだ
56 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:50:01.31 ID:vwOtXcR4o
美奈子「お待たせしました!」

しばらく雑談をしていると佐竹さんが料理を持ってきた

これは…ラーメン?

冬馬「ほう…」

味噌ラーメンにネギ、ワンタンが乗っている、味噌ワンタン麺だろうか

P「味噌ワンタン麺?」

美奈子「はい、だけどワンタンが特殊なんです!」

P「特殊?」

美奈子「はい、実はこのワンタンの中身は北京ダックなんです」

冬馬「やっぱりか」

P「北京ダック?」
57 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:56:07.34 ID:vwOtXcR4o
冬馬「北京ダックってのは餃子の皮に似た皮で味噌ダレ、ネギ、アヒルの肉を包んで食う料理だ」

P「へー、そんなのがあるのか」

恵美「あー、そう言えばベーミヤンにもあったっけ」

美奈子「その通り!これは北京ダックの皮よりも少し薄くして食べやすくしたものにアヒルの肉を細かく刻んだものを包んでワンタンにしました」

美奈子「味噌ダレはスープに、ネギは具にしてあります」

美奈子「このどんぶりそのものが北京ダックになっているんです」

美奈子「名付けて、北京ダックラーメン!」

P「まんまだ…」
58 :BSP ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/05/08(月) 01:58:35.89 ID:vwOtXcR4o
一旦ここまで
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/08(月) 06:40:41.94 ID:cmB2rviG0
旨そう(小並感)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 08:31:02.22 ID:bFzip/ruO
素人意見なんだけど北京ダックってそんなにがっつり肉食べたっけ?
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