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【ダンガンロンパ】超高校級の犯罪者と15人のサイコピカレクスオリロンパ【安価】
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330 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/07(日) 23:57:16.94 ID:y7tY2nVb0
>>320
異様に重厚で巨大な扉…というか最早巨大な鉄塊だ。 その上周囲には重火器の様な物が幾つか釣り下がっている。
外道法「此処は…玄関だろうな。」
四ツ葉「どうして分かるの?」
外道法「どうしてって…監禁されてて、こんな扉が在ったら誰だって出口の類だと思うだろ。」
モノクマ「ご名答!此処は玄関。正確にはエントランスホールってやつだよ!」ピョコ
外道法「だろうな…ところで、無理矢理出ようとするとどうなる。」
モノクマ「決まってるじゃん!そこの74式車載7.62mm機関銃4機で汁状になるまで撃つよ!」
外道法「…だってよ。無理矢理出ようとするのはやめとけ。」
四ツ葉「……そうするよ。」
モノクマ「つーわけで、出たきゃ誰かを殺して出てね!」ピョン
四ツ葉「そういえば、もう寮以外は全部行ったね。」
外道法「だな。階段は封鎖されてたし、さっさと寮の方へ行くか。」
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 00:18:11.76 ID:NReLiP600
極亜久高校を思い出した
332 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/08(月) 00:24:39.90 ID:plrUqUzQ0
此処が寮か。パッと見たけど凄く広いな…
外道法「食堂や大浴場、ゴミ捨て場はもちろん、二階には娯楽室やら図書室やら娯楽が大量に詰まってたな。」
四ツ葉「だね…探索に苦労しそうだ。」
外道法「いや、お前は一旦部屋へ帰れ、疲れてんだろ。」
四ツ葉「うん、そうするよ。」 僕は外道法くんの言葉に甘え、一人個室へ向かった。
部屋へ向かってる時、ふとある事を思い出した
『16人目』の事だ、モノクマは居ると言っていたが、そいつにも個室は用意されているのか?そんな事を考え、全ての個室を見てみた。
見つけた。ネームプレートの無い部屋、恐らく16人目の部屋だ。
ドアノブを見れば鍵が刺さっている、開けようと思えば開けるのは容易だ。
いや、開けたところで16人目が居るわけない。人から隠れるような奴が自分の部屋の鍵を刺しっぱなしにはしないだろう。
…そんな事を考えながら、僕は四ツ葉 若葉のネームプレートが付いた扉を開けた。
333 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/08(月) 00:38:47.61 ID:plrUqUzQ0
………………………………………は?
僕は自分の目を疑った、遂に可笑しくなったかと思った。
僕の目の前には、16人目の生徒が居た。
いや、16人目が居たから僕は驚いた訳ではない。
問題は、その16人目が『死んでいた』事だ。 更に言えば『頭が無い状態で』死んでいた事だ。
何故だ、何故死んでるのだ。何故頭が無いのだ。何故僕の部屋に居るのだ。
四ツ葉「うわあああああああああああああああああああああああ!!」
僕の疑問は、全て悲鳴となって口から噴出した。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
今まで抑えていた怒り、不安、そういったものがすべて漏れ出た。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
そして、僕の脳が感情を制御しきれなくなった所で、
「あああああああああああああああああ プチッ
ぼくは気絶した。
334 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/08(月) 00:40:03.18 ID:plrUqUzQ0
────────────────────
Chapter1
超失踪changeling 非日常編
────────────────────
335 :
モノクマげきじょう
[saga]:2017/05/08(月) 00:49:17.14 ID:plrUqUzQ0
モノクマ「ついに始まった学園生活。
みんな、とっても不安そう
それもそのはず、いきなり監禁されて『殺しあえ』なんて言われたら
誰だって不安になるよ。
でも、こんな事しておいて何だけど、
僕は、誰にも死んでほしくないんだ。
だって、みんなとっても個性的で優秀なんだもん。
こんな所で死んでいい人なんて一人もいないもん
だから、みんな生き残って、ここから出てほしいと思っています。」
BGM:モノクマ先生の授業
336 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/08(月) 00:54:30.63 ID:plrUqUzQ0
遅く始めておきながら早く終わらせて頂きます。すいません…
言いたいことも沢山あると思うので沢山言ってって下さい。
質問、意見、雑談、皆様の考えなど是非とも大量にお送りつけ下さい。なくてもいいです。
337 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/08(月) 01:06:52.43 ID:plrUqUzQ0
おまけとして16人目のステータスをぺたり。
才能: 超高校級の死体?
名前: ???
性別: 男に見える
個性:【???】所謂『地雷』
身長:約154 体重:約56 胸囲:約80
容姿:一般的な学生服
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 01:07:08.09 ID:AjtGje/+o
乙
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 12:19:48.71 ID:Ljzndfv3O
乙、まさかの開幕非日常編とは
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 02:30:40.76 ID:61rOpAOA0
乙ー
341 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/09(火) 22:11:18.10 ID:PERSFKKq0
筆者です。更新頻度が遅くなってきてしまいましたが、待ってて頂けてたら幸いです。
今回は探索パート。筆者は凡人なのでトリックはそんな面白くないです。
それと、本編中でもばんばん質問、意見、雑談、考えなど書いてくださって大丈夫です。安価と被っても下にずれるだけなので。
342 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/09(火) 22:15:32.35 ID:PERSFKKq0
…意識がハッキリとしてきた。
ヴィヴィアン「あら、目覚めた?」
僕はヴィヴィアンの顔を見上げていた
ヴィヴィアン「大丈夫?気絶してたらしいけど…」
額に手が当てられ、後頭部には柔らかい感触が伝わってきた。
ヴィヴィアン「あんな事があった後だし、もうちょっとこうしてる?」
これってもしかして…
四ツ葉(膝枕!?)
僕は飛び起き、二歩後ろに下がった。
ヴィヴィアン「あら、もう大丈夫なの?」
四ツ葉「あぁ、うん!大丈夫だよ!」
ヴィヴィアン「そう…でも無理しないでね。『人が殺された』後だもの。」
……思い出した、思い出してしまった。 思い出さないようにしていた、16人目の無残な姿を。
恐怖が、戻ってきた。目を背けたかった。 ……だけど。
四ツ葉「…大丈夫、大丈夫だよ。」
自分に言い聞かせるように、言った。 ここで逃げてはいけない、そう感じたからだ。
ヴィヴィアン「…そう。じゃあ、行ってらっしゃい。」
ヴィヴィアンの言葉も聞かずに、僕は寮に向かった。
343 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/09(火) 22:53:39.44 ID:PERSFKKq0
外道法「……遅かったじゃねぇか。」
手錠に付いた鎖を鳴らしながら、彼はこっちを向いた。
四ツ葉「ごめん。驚いて、気絶してたんだ。」
外道法「いい、謝るな。誰だっていきなりあんな物見たらぶっ倒れる。
それより、これ持ってけ。」
外道法くんに渡されたのは、裏にモノクマの顔が描かれたタブレットの様な物だった。
四ツ葉「…これは?」
外道法「モノクマファイルver.1…だとよ。死体について書いてある。」
僕は早速モノクマファイルを見てみた
モノクマファイルver.1―――――――――――――――――――――
被害者:不明
性別:男
死因は背中を刺されたことによる失血死。その後、頭部を切断されている。
右手人指し指に切り傷があるが、生前の傷であり、関係性は薄いと思われる。
――――――――――――――――――――――――――――――――
コトダマ【モノクマファイル】を記憶しました。
被害者は不明。背中を刺されて失血死した後、頭部を切断されている。右手人指し指に切り傷があるが、関係性は薄いと思われる。
四ツ葉「ありがとう、役に立ちそうだよ。」
僕はそう言うと、彼に背を向け、捜査を始めた。 生き残って、此処から出る為に。
――――――――――――――――
捜査開始
――――――――――――――――
↓1 さて、何処を調べよう。
1:僕の部屋を調べる。
2:阿笠さんに話しかける。
3:死体を調べる。
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 22:56:04.64 ID:vI+0db9mo
3
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 23:04:11.19 ID:kAWBT+dL0
乙姫甦ったんか?
346 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/09(火) 23:23:33.92 ID:PERSFKKq0
死体だ、会ったこともない誰かの死体。忌々しく、得体の知れない、恐ろしい死体だ。
しかし、この死体も生きていたのだ。この死体こそが、最大の被害者なのだ。
そんな事を考えながら、僕は死体を調べた。
…どう見ても、首がない。見間違えとかじゃなかったようだ。断面は…見たくない。
モノクマファイルの通りなら…あった、背中に刺し傷がある。右手人差し指の傷も、ちゃんと。
……にしても、なんか違和感が… あ、そうか、わかったぞ。
出血量だ。普通、刺されたり首を切られたりしたら、もっと血溜まりが出来る…と思うんだが。
此処には血が異様に少ない。精々服に滲んでる程度だ。
コトダマ【死体の違和感】を記憶しました。
出血量が異様に少なく、服に滲んでる程度。
…これくらいか。
↓1 …これくらいか、次は何処を調べよう。
1:僕の部屋を調べる。
2:阿笠さんに話しかける。
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/09(火) 23:25:56.71 ID:WyuTzjpH0
2
348 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/09(火) 23:50:19.34 ID:PERSFKKq0
…個室前の廊下にしゃがんで、阿笠さんが何かしている。
四ツ葉「あのー阿笠さん、何してるの?」
阿笠「………………………」
四ツ葉「阿笠さん、おーい。」
阿笠「………………………………………」
四ツ葉「阿笠さーーーーん!!」
阿笠「…うるさいわね、聞こえてるわよ。」
四ツ葉「………じゃあ返事してよ。」
阿笠「仕方無いじゃない、集中してたもの。」
四ツ葉「…そこまで集中して、何を調べてたの?」
阿笠「決まってるじゃない…証拠よ。」
そう言いながら、阿笠さんは廊下の壁と床の間を指差した。
四ツ葉「これは…血痕?」
阿笠「そうよ。しかも、誰か…恐らく犯人に拭き取られているわ。」
コトダマ【拭き取られた血痕】を記憶しました。
廊下に在った血痕。何者かに拭き取られている。
阿笠「それじゃ、後で会いましょう。」
四ツ葉「…ねぇ、何処へ行くの?」
阿笠「……何処だって良いじゃない。」
…そう言うと、彼女は何処かへ行ってしまった。
349 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/10(水) 00:07:48.79 ID:Qc8dcF3A0
後は、僕の部屋について調べるか。
…別に、荒れてもなければ血が飛んでるわけでも無い、死体以外は普通の部屋だ。
ベッドは大きくて、トイレ、風呂付きで、収納も多く、広い…
四ツ葉(こんな状況じゃなければ、いい部屋なんだけどなぁ。)
僕はそんな事を考えながら、部屋を後にした。
四ツ葉(…そういえば、この部屋、というか全部の部屋、鍵が刺さりっぱなしだったな。念の為、覚えとくか。)
コトダマ【各部屋の鍵】を記憶しました。
四ツ葉の部屋を含むすべての部屋は、鍵が刺さりっぱなしだった。
…次は何処に行こう。
1:食堂
2:16人目の部屋
3:体育館
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 00:08:33.50 ID:KDfXLbADO
2
351 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/10(水) 00:30:50.73 ID:Qc8dcF3A0
16人目の部屋…確か開いていた筈だ。もしかしたら、重要な証拠を掴めるかもしれない。
そう思い、僕はその部屋のドアノブに手を掛けた。
部屋に入った瞬間、血に塗れたベッドシーツを見て僕は青ざめた。
また人が殺されたのかと思い、僕はベッドへ駆けた。
…そこには、誰も居なかった。安心し、僕は思わず息をついた。
だが、このベッドシーツが重要な証拠である事は変わりない。しっかり記憶しておこう。
コトダマ【ベッドシーツ】を記憶しました。
16人目の部屋のベッドシーツ。血に塗れている。
他には何か無いかと思い、僕はクローゼットを開けた。
そこには、あの死体が着ていた服が大量に入っていた。
コトダマ【クローゼット】を記憶しました。
16人目の部屋のクローゼット。死体が着ていた服が大量に入っている。
…証拠は手に入った。次は何処に行こう。
1:食堂
3:体育館
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/10(水) 00:31:39.78 ID:Ob+6Vj0q0
1
353 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/10(水) 01:15:04.32 ID:Qc8dcF3A0
食堂へ入ると、佐々柳さんと津守さんが座って茶をしばいていた…
津守「お、四ツ葉じゃん。どしたの?」
四ツ葉「…こっちの台詞だよ、なんでこんな時にお茶飲んでるの?」
佐々柳「私は津守ちゃんに誘われたの。『こんなときこそ落ち着かなくちゃ』って。
ところで本当?死体が見つかったって…」
四ツ葉「…うん。だから、その犯人を見つける為に捜査してるんだ。2人は何か知らない?」
津守「う〜ん、モノクマの話が終わってからずっと食堂に居たから何も見てない、ごめん。」
四ツ葉「そうか…誰か来たとか、そういうのは…。」
佐々柳「いや…此処には、誰も来てないと思うよ。」
コトダマ【津守と佐々柳の証言】を記憶しました。
モノクマの話が終わってから2人はずっと食堂に居たが、何も見ていないし、誰も来ていない。
四ツ葉「…ありがとう、それじゃ、後でね。」
佐々柳「あ…待って!そっちに厨房があるから、そこなら何かあるかも!」
…此処で何も見ていないなら、厨房にも何も無いだろう。そう思いながら、僕は渋々厨房へ向かった
………厨房に入った時、明らかな違和感を感じた。
並んだ包丁が、一本歯抜けになっていた。
コトダマ【包丁】を記憶しました。
厨房に在る包丁、明らかに一本足りない。
四ツ葉「ありがとう、此処でも十分に証拠が集まったよ。」
津守「…真剣だね、四ツ葉。」
四ツ葉「……当事者だからね。なんか、やらなきゃいけない気がしたんだ。」
津守「そう……頑張ってね。応援してるよ!」
津守さんの言葉を背に受け、僕は食堂を後にした。
354 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/10(水) 02:05:58.49 ID:Qc8dcF3A0
…僕は体育館へ向かった。
そこには、僕たちの多くが集まっていた、そして、その中に一人の少女が居た。
四ツ葉「最上さん!」僕は思わず声を上げていた。
四ツ葉「大丈夫?もう良くなったの?」
最上「は、はいっ!谷内さんがお世話してくれたおかげで…」
谷内「別に…普通の事…」
四ツ葉「それじゃあ、良くなってすぐこんな事を聞くのも悪いんだけど、知ってる事を教えてくれない?」
最上「知ってることって、此処の事とかですか?」
四ツ葉「うん、どんな些細な事でも良いから、何か知らない?」
最上「えーと、そう言われても気絶してたので詳しくは…あ、体育館に来た順番は覚えてますよ!」
四ツ葉「お、じゃあそれを教えてくれるかな?」
最上「はいっ!え、えーと、私が来た時には、すでに外道法さんがいて、私の次に五十嵐さん、次に征木さん、クリスさん、天地さん、
谷内さん、佐々柳さん、阿笠さん、ヴィヴィアンさん、狩矢さん、津守さん、多和田さん、そこから間が空いて、物部さん、最後に四ツ葉さんです。
コトダマ【最上の証言】を記憶しました。
体育館には外道法、最上、五十嵐、征木、クリス、天地、谷内、佐々柳、P,N阿笠、ヴィヴィアン、狩矢、津守、
時間が空き、物部、四ツ葉の順で入ってきた。
最上「ごめんなさい…こんな情報しかなくて。」
四ツ葉「大丈夫、十分役に立つよ。」
355 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/10(水) 02:09:44.26 ID:Qc8dcF3A0
本日は此処で中断です。次回は学級裁判編です。
質問、意見、雑談、皆様の考えなど是非とも大量にお送りつけ下さい。なくてもいいです。
それと、ヴィヴィアンさんの名前が長いのでいい感じの略称というか愛称をお送りつけ下さい。なくてもいいです。
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 06:54:04.93 ID:/Gtt4Wefo
乙
ヴィヴィで
357 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/12(金) 21:00:19.39 ID:IfsZclG70
更新遅くなり申し訳ありません。再開です。今回か次回で1章終わると思います。
>>356
有り難う御座います。今回からヴィヴィアンさんは基本的にヴィヴィさんと呼ぶ事に致します。
358 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/12(金) 21:22:36.32 ID:IfsZclG70
…証拠は十分に集まった。しかし証拠があったところで僕に推理など出来ない。
どうすれば犯人が分かるのか考えるのに僕は集中していたが、次の瞬間には僕の集中は断ち切られた。
キーン コーン カーン コーン
「時間です!時間です!至急学級裁判場へお集まりやがり下さーい!場所は本校舎の寮への扉と向かい合った所だよ!」
……時間? 学級裁判? 何だそれは。
最上「…学級裁判って、何でしょう?」 …僕が聞きたいぐらいだ
しかし、僕は良く解らないまま、最上と共に言われた場所へ急いだ。 行かなければ、ろくでもない事が起こる、そう考えたからだ。
359 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/12(金) 22:45:06.87 ID:IfsZclG70
何故見逃したかと思うほど赤く派手な扉の前には、既に全員集まっていた。…『彼』を除いた全員が。
息を切らせた僕へ、いつもの様に外道法くんが話しかけてきた。
外道法「これで全員か…遅かったじゃねえか。」
四ツ葉「ごめん…ところでさ、学級裁判って、何?」
外道法「…そういえば、気絶してたな、お前。……待て、じゃあなんでお前はそんな必死に捜査してたんだ。」
津守「…何で捜査してたの?」
四ツ葉「ぁ…」そう言えばそうだ、何故あんなに必死になって捜査してたんだろう。
外道法「…まぁ、いい。怪しい事ならあんな堂々としないだろ。」
外道法「それと、学級裁判については俺等も知らねぇ。多分モノクマがそん時に説明すんだろ。」
最上「あのー…私が寝ている間に何かあったんですか?」
佐々柳「…大丈夫、大した事じゃないから。心配しなくてもいいよ。」
そんな話をしている間に、赤い扉は既に開いていた。中は、狭い個室となっていた。
「お待たせしました!みんな、そこにお入りやがって下さい!」備え付けのスピーカーからモノクマのそんな言葉が流れた。
言われるがまま、僕らはその狭い個室へ入った。征木くんは、渋々入ってるといった感じだったが。
そうして、入り終わると同時に、ドアが静かに閉まった。一瞬閉じ込められたかと思ったが、数秒後には考えが変わった。
部屋が、動き出した。ガコンと僅かに揺れ、妙な浮遊感を感じた。
エレベーターだ。僕達は何処かに連れて行かれているのだ。
学級裁判場とやらか、それとも別の何処かか、知りたければ待つしかなかった。
そんな事を考えている内に、エレベーターが止まった。開いていくドアに、僕達は顔を向けた。
学級裁判が、始まる。
360 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/12(金) 22:50:11.63 ID:IfsZclG70
筆者です。学級裁判が始まります、準備は宜しいですか?人は十分いますか?
学級裁判では、皆さんに少し推理をしてもらいますが、間違えてもペナルティは無いのでバンバンバシバシお答え下さい。
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/12(金) 22:53:46.23 ID:AqWrIUGso
途中で離脱するかもしれないけどいる
362 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/12(金) 23:09:46.68 ID:IfsZclG70
コトダマリスト
【モノクマファイル】
被害者は不明。背中を刺されて失血死した後、頭部を切断されている。右手人指し指に切り傷があるが、関係性は薄いと思われる。
【死体の違和感】
出血量が異様に少なく、服に滲んでる程度。
【拭き取られた血痕】
廊下に在った血痕。何者かに拭き取られている。
【各部屋の鍵】
四ツ葉の部屋を含むすべての部屋は、鍵が刺さりっぱなしだった。
【ベッドシーツ】
16人目の部屋のベッドシーツ。血に塗れている。
【クローゼット】
16人目の部屋のクローゼット。死体が着ていた服が大量に入っている。
【津守と佐々柳の証言】
モノクマの話が終わってから2人はずっと食堂に居たが、何も見ていないし、誰も来ていない。
【包丁】
厨房に在る包丁、明らかに一本足りない。
【最上の証言】
体育館には外道法、最上、五十嵐、征木、クリス、天地、谷内、佐々柳、P,N阿笠、ヴィヴィアン、狩矢、津守、
時間が空き、物部、四ツ葉の順で入ってきた。
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 00:15:10.48 ID:PRxln3KU0
まだー?
364 :
遅くなりました…すいません
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/13(土) 00:23:44.84 ID:YDNaid8g0
…サスペンスドラマで見た証言台の様な物が、16個円形に並んでいる。
その中の一つには、棒が立てられ、その先端には顔を赤で塗り潰された遺影が括り付けられていた。
モノクマ「お、来た来た!オマエラ!サッサと席に着いてください!名前かいてあるから!」
五十嵐「…学級裁判は、もう始まっているのか?」
モノクマ「いんや、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
正しいクロを指摘出来れば、クロだけがおしおき。だけど…もし間違った人物をクロとした場合は…
クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れた卒業となりまーす!」
最上「クロ?おしおき?」
佐々柳「…気にしなくて大丈夫だよ。」
物部「…何から話し合えばいいんだろう。」
征木「………」ジャキッ
四ツ葉(……協調性が、無い。)
狩谷「…一人、怪しい人が居る。」
外道法「……誰の事だ。」
狩谷「…四ツ葉 若葉。」
四ツ葉「!」
外道法「…丁度いい。最初に議論するのは狩谷の考えについてだ。」
365 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/13(土) 00:56:26.65 ID:YDNaid8g0
ここでノンストップ議論…ならぬ『ストップ議論』の説明をします。
??? あの部屋で争いが始まった際に…←セリフです。普通のセリフ
??? 犯人は模擬刀を手にしたんだ。
俺の占いは3割当たる!…←雑音セリフ。所謂ガヤです。だるくなってくると消えます。
??? そこで最初の一撃が繰り出されたんだ!
??? 【模擬刀の先制攻撃だべ!】←【】で囲まれたセリフはウィークポイントです。
[シャイニングメッセージ|)
[割れたガラス玉|)
[金箔の模擬刀(鞘)|)←コトダマです。全体から何種類かに絞られます
基本的には矛盾したウィークポイントとコトダマを安価↓で指定して合ってたら論破です。
間違ってもちょっとセリフ流れてやり直し、デメリットはありません。
あと、本編で書くとちょっと(大分)簡略化されるかも。
盛り上がってきた所ですが、中断です、すみません。筆者の活動時間は短い……。
明日再開できると思います。
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 18:07:59.70 ID:DTbEsuwJO
明日って今さ
待ってます
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 19:28:30.50 ID:QHzNZSfLO
何?またエタったの?
368 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 21:03:53.63 ID:3TT5o4ms0
すいません…色々あって更新遅れました。今日の22時頃から再開です。待たせてしまって本当に申し訳ありません。
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 21:23:26.53 ID:306NHv5vo
はい
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 21:48:45.28 ID:3Hrzx09vO
まあこの時点で六章完結は無理だろうなとは思った
371 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 22:04:22.60 ID:3TT5o4ms0
議論開始!
狩谷 …四ツ葉が怪しい。
物部 どうしてそう思うの?
狩谷 【…死体は四ツ葉の部屋にあった。】
狩谷 …そして全員の部屋には鍵が付いてた。
狩谷 …つまり死体のあった部屋には【四ツ葉以外入れなかった。】
狩谷 …これが、根拠。
>>362
↓1
[モノクマファイル|)
[各部屋の鍵|)
[最上の証言|)
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 22:08:26.67 ID:6KUQsuylO
【四ツ葉以外入れなかった】に[各部屋の鍵]
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 22:08:41.95 ID:eNs3WNXM0
【四ツ葉以外入れなかった。】 に[各部屋の鍵|)
374 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 22:23:50.49 ID:3TT5o4ms0
四ツ葉 それは違うよ!
BREAK!
四ツ葉「いや、僕の部屋、と言うかみんなの部屋のドアには鍵が刺しっぱなしになってた筈だよ。」
狩谷「…本当?」
阿笠「ええ、本当よ。私が保証するわ。」
狩谷「…そう。ごめん、四ツ葉。」
四ツ葉「いや、いいんだ。あの状況じゃ疑われても仕方ないよ。」
天地「つまり、誰にでも犯行は可能だった訳ですね。」
外道法「いや、解らない事が多すぎてまだそうとは言い切れねぇ。」
阿笠「一つずつ確かめていくしか無いわね。次は…犯行が行われた場所について話し合いましょう。」
375 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 22:38:59.09 ID:3TT5o4ms0
さて、次は証言に「同意」して頂きます。方法は簡単、ウィークポイントとコトダマを書き込んで、更に「同意」と書き込むだけです。
少々手間がかかりますが、宜しくお願いします。
議論開始!
征木 犯行場所…【四葉の部屋】じゃないのか?
クリス 他の場所…【他の人の部屋】とかでしょうか。
ヴィヴィ 【食堂】や【大浴場】とかじゃないかしら?
津守 他には…【廊下】とか?
五十嵐 否!犯行は【我らの知らない場所】で行われたのだ!
物部 知らな居場所って…具体的には何処なの?
>>362
↓1
[ベッドシーツ|)
[クローゼット|)
[拭き取られた血痕|)
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 22:43:51.99 ID:eNs3WNXM0
【他の人の部屋】[ベッドシーツ|)
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 22:44:38.14 ID:306NHv5vo
【他の人の部屋】に[ベッドシーツ|で同意
378 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 22:50:23.58 ID:3TT5o4ms0
四ツ葉(ベッドシーツのあった16人目の部屋…か?)
四ツ葉(いや、それだとあの証拠の意味が解らない。)
四ツ葉(あるはずなんだ、犯行現場にしかないはずの物が)
379 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 23:10:00.45 ID:3TT5o4ms0
念の為言っておきますが裁判でお間違えになられた場合、BREAK! ではなく普通に文章が流れるのでその後に再び
ウィークポイントとコトダマをお書き込み下さい。
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 23:11:26.76 ID:306NHv5vo
【廊下】に[拭き取られた血痕|
381 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 23:40:24.99 ID:3TT5o4ms0
四ツ葉 それに賛成だ!
四ツ葉「僕は津守さんの意見に賛成だよ。」
津守「お、当たった!」
谷内「…証拠は?」
四ツ葉「勿論あるよ。廊下の端に血痕があったんだ。しかも、拭き取られていた。」
クリス「なるほど、犯人は廊下で彼を殺めた後、血痕を拭き取ったのですね。」
多和田「待て、何を使って血痕を拭き取った。」ニャー
四ツ葉「そ、それは…」
↓1コトダマを指定
>>362
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 23:41:10.61 ID:306NHv5vo
【ベッドシーツ】
383 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/16(火) 23:59:09.67 ID:3TT5o4ms0
[解!]
四ツ葉「そ、そうだ!犯人は16人目の部屋のベッドシーツで血を拭いたんだ!」
天地「成程、これで犯行場所は廊下で確定でしょうね。」
物部「やっと一歩前進って感じだね。次は何について議論する?」
外道法「順当に行くと…凶器とかだな。」
阿笠「じゃあ、凶器について話し合いましょう。」
384 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/17(水) 00:21:56.58 ID:E5WKxLKA0
議論開始!
征木 死因は背中を刺されて失血死…ってモノクマファイルに書いてるな。
天地 首を刈り取ったのは死後というわけですか……。
津守 【ナイフ】で後ろから刺して、そのナイフで首を…
多和田 征木、お前、【ナイフ持ってたな。】
征木 …俺が【悪】だとでも言いたいのか?
>>362
↓1
[包丁|)
[死体の違和感|)
[モノクマファイル|)
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 00:30:40.39 ID:JI03bfmH0
【ナイフ】に[包丁]
いつの間にか狩矢の名前が狩谷になってる件
386 :
名前混じってました…
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/17(水) 00:55:15.46 ID:E5WKxLKA0
四ツ葉 それは違うよ!
BREAK!
四ツ葉「いや、凶器はナイフじゃなくて包丁だよ。」
津守「包丁?それって厨房に在った…」
四ツ葉「うん、犯人は厨房から包丁を取ってきて凶器として使ったんだ」
津守 その推理には不具合があるよ!
四ツ葉「ど、どうしたの?」
津守「どうしたじゃないよ!私達はずっと食堂にいたけど誰も見なかったって言ったじゃん!」
四ツ葉(そ、そうだった。)「でも、包丁は実際に無くなってるよ?」
津守「うっ…それは。」
佐々柳「津守ちゃんの言ってる事は本当だよ!私が保証する。」
四ツ葉(佐々柳さんが津守さんを庇う理由は無いし、本当なのか?)
四ツ葉(だとすると考えられるのは…)
>『2人が来る前に凶器を取った』
>『包丁ではない凶器を使った』
>『抜け道があった』
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 01:02:17.81 ID:EbJUkedMo
2人が来る前に凶器を取った
388 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/17(水) 01:24:30.09 ID:E5WKxLKA0
ニア『2人が来る前に凶器を取った』
[解!]
四ツ葉「犯人は2人が食堂に来る前に包丁を取ったんだ。」
津守「前?私達モノクマの話が終わるのとほぼ同時に食堂に行ったんだよ?」
四ツ葉「じゃあモノクマの話が終わるより前だったんだよ。」
佐々柳「…その前はみんなで集まってたよね。」
四ツ葉「…集まる前に取ったんだよ、きっと。」
阿笠「……それだと説明のつかない事があるわ。」
四ツ葉「…えっ?」
阿笠「『動機』よ。監禁とコロシアイの話はモノクマが話して初めて分かったんだから、
その前に準備を始めた犯人の動機は『此処から出ることではない』わ。」
四ツ葉「…じゃあ、僕の推理は間違ってたの?」
阿笠「いいえ、貴方の推理は恐らく合っているわ。犯人には『別の動機』があったのよ。」
四ツ葉(別の…動機?意味が解らないぞ…。)
389 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/17(水) 01:26:54.21 ID:E5WKxLKA0
此処で議論中断です。再開はできるだけ早くしたいです。
犯人予想、質問、雑談など何でも書き込んでって下さい。
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 05:04:42.18 ID:0DADseydO
おっそ
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 07:22:11.12 ID:u7puVCmCo
乙
392 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 21:29:45.00 ID:3zT7xQJ+0
筆者です。再開します。ちなみに一応今出てる情報でも犯人推理は可能だと思います。
393 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 21:39:55.19 ID:3zT7xQJ+0
阿笠「…動機なんて考えて解るものじゃないわ。それよりも他の事について話し合いましょう。」
四ツ葉「他の事…って?」
阿笠「貴方が今さっき言った『集まる前に凶器を取った』事についてよ。
これが本当なら『目覚めてから体育館に来るまでの間』が重要になるわ。」
四ツ葉(『目覚めてから体育館に来るまでの間』…僕はこれに関するコトダマを持ってるはずだ…!)
↓1コトダマを指定
>>362
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 21:41:30.26 ID:IMxqIR/v0
証言
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 21:43:23.69 ID:/iuos0lzo
【最上の証言】
396 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 22:15:00.76 ID:3zT7xQJ+0
[解!]
四ツ葉「そう言えば最上さん、みんなが体育館に来た順番を覚えてたよね?」
最上「えっ?あ、はい!確か私が来た時には、すでに外道法さんがいて、私の次に五十嵐さん、次に征木さん、クリスさん、天地さん、 谷内さん、
佐々柳さん、阿笠さん、ヴィヴィアンさん、狩矢さん、津守さん、多和田さん、そこから間が空いて、物部さん、最後に四ツ葉さんです!」
多和田「凶器を取る時間を考えると、後から来た奴が怪しいんだな。」
阿笠「いいえ、来た順番は直接関係しないわ。そうでしょ、モノクマ。」
モノクマ「だね!オマエラが起きた順番や起きた場所にはバラツキがあるから来た順番は多分それの差だよ。」
クリス「物部さんと四ツ葉さんは随分熟睡してた様ですね。」
物部「…それは置いておくとして、この証拠が役に立たないとすると、僕達手詰まりじゃない?」
天地「…積み、ですか。」
阿笠「…この件を解決できる証拠を、私は持っているわ。」
四ツ葉「!」
外道法「…見せてみろ。」
阿笠「これよ。」サッ
四ツ葉「紙…束?」
阿笠「【生徒登録用紙】よ。そして、これは、各生徒が目覚めた順に並んでるわ。」
【生徒登録用紙】
外道法、白紙、物部、最上、五十嵐、征木、クリス、天地、谷内、佐々柳、P,N阿笠、ヴィヴィアン、狩矢、津守、白紙の順で並んでいる。
この並びは各生徒が目覚めた順番と同じである。なお、物部のものだけ端に血が付いている。
阿笠「白紙が2枚あるけれど、どちらかは被害者のものでしょうね。もう片方は…」
四ツ葉「…最後の白紙は多分僕のだよ。書かずに飛び出したんだ。」
阿笠「…では、2枚目の白紙が16人目のものね。これと最上さんの証言を比べれば怪しい人物が浮かび上がるわ。」
四ツ葉(怪しい人物…凶器を取った人物…それは……)
人物を指定!↓1
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 22:23:10.33 ID:/iuos0lzo
物部
398 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 22:48:21.22 ID:3zT7xQJ+0
[解!]
四ツ葉「…物部君、目覚めてから体育館に来るまで、何してたの?」
物部「…何をしてたって、すぐに体育館に行ったよ?」
四ツ葉「いや、そんなはずないんだ。登録用紙には3番目なのに、君は最後から2番目に体育館に来たんだもの。」
物部「いや…迷っちゃって。」
阿笠「迷ったにしろ何にしろ、犯行が可能なのは貴方位よ。」
物部「うっ!……」
外道法「殺ってないなら殺ってないって言ったらどうだ。」
物部「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
物部「その通りだよ。」
四ツ葉「!」
物部「そう、僕が彼を殺したんだ。」
狩矢「何故、殺したの。」
物部「出たかったから、じゃダメかな?」
天地「…それでは意味が通りません。」
物部「分かってるよ。でも、本当の動機は言いたくないんだ。」
征木「…動機なんてどうでもいい、早くそこの悪に投票させろ。」
物部「そうだね、じゃあ、投票にしようか。」
終わった、殺人事件が。 その終わりは、思っていたよりも、ずっと、異様なほどに、あっさりしていた。
399 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 22:56:15.48 ID:3zT7xQJ+0
………はずだった。
阿笠「…まだ、解っていないことがあるわ。」
物部「!?」
阿笠「彼の動機、何故あんな殺され方をしたのか、そして、被害者は誰か。」
佐々柳「どういう事?被害者は16人目じゃないの?」
阿笠「それは、【生徒登録用紙】と、ある証拠を見れば解るわ。」
四ツ葉(ある証拠?それって…)
↓1コトダマを指定
>>362
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 23:07:50.14 ID:E6zv066n0
クローゼット
401 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 23:13:52.42 ID:3zT7xQJ+0
…クローゼットと、生徒登録用紙を見れば…被害者の正体が分かる…?
……いや、何もわからない。これじゃないみたいだ。 物部くんの登録用紙に付いている血…気になるな。
↓1コトダマを指定
>>362
【生徒登録用紙】
>>396
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 23:18:45.85 ID:8jd3X5HhO
死体の違和感
403 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 23:22:18.86 ID:3zT7xQJ+0
死体の出血量…ダメだ、関係性を見いだせない。 あった筈だ、被害者について詳しく書かれているものが。
↓1コトダマを指定
>>362
【生徒登録用紙】
>>396
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 23:24:26.61 ID:/iuos0lzo
【モノクマファイル】
405 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/18(木) 23:47:22.35 ID:3zT7xQJ+0
[解!]
四ツ葉(モノクマファイルに書かれた、『右手人指し指の切り傷』、それと、【生徒登録用紙】…
ここから導き出される被害者の正体は…。)
四ツ葉(あれ?もしそうだとすると…普通に考えて、在り得ない事に…。)
四ツ葉(それでも、言ってみるしか無い。)
被害者を指定せよ!↓1
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 23:48:55.47 ID:/iuos0lzo
物部
407 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 00:02:50.52 ID:fMJw3k+B0
普通に考えて、在り得ない。
でも、これしか考えられない。
被害者は…物部君に殺されたのは…
四ツ葉「物部くんが…被害者だよ。」
物部「・・・・・・」
津守「ど、どういう事!?物部はそこに居るのに!」
五十嵐「名前を言い間違えたのならば、正直にそう言いたまえ!」
四ツ葉「いいや、間違いなく物部くんが被害者だよ。死体の指には切り傷があって、物部くんの登録用紙にも血が付いていたから。」
物部「…偶然だよ。」
四ツ葉「それじゃあ、物部くん。手を、見せてくれない?」
物部「・・・・・・・・・」
谷内「…待って。物部が被害者なら、そこに居る物部は誰。」
四ツ葉「そこに居る物部くんは…」
人物を指定!↓1
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:07:49.59 ID:7Yh40Xhvo
16人目
409 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 00:19:14.20 ID:fMJw3k+B0
[解!]
四ツ葉「そこに居る物部くんの正体は…16人目の生徒だよ。」
津守「16人目が物部で物部が16人目で…」
ヴィヴィ「…質問、宜しい?」
四ツ葉「な、何?」
ヴィヴィ「素朴な疑問なんですど、何でそこの方は物部さんの姿をしてるの?」
四ツ葉「それは…えーと、それは……。」
阿笠「難しい事じゃないわ。死体の状況を考えればおのずと答えは出て来るわ。」
四ツ葉(死体の状況を…考える?)
↓答えが出るまで考えを書き込みまくれ!
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:20:42.10 ID:klDIuF+JO
16人目が被害者だと誤認させるため
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:24:24.44 ID:BSirlBwso
双子だった!
412 :
説明不足でした…
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 00:26:00.64 ID:fMJw3k+B0
四ツ葉「16人目が被害者だと誤認させるため…だと思う。」
ヴィヴィ「……そういう事ではなく、どういう方法で物部さんの姿をしているのかという質問なのですが…」
四ツ葉「そ、そうだったんだ。」
物部?「・・・・・・」
↓答えが出るまで考えを書き込みまくれ!
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:27:24.49 ID:LtnD/VEn0
特殊メイク
414 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 00:33:06.32 ID:fMJw3k+B0
四ツ葉(考えろ…考えるんだ。阿笠さんは『死体の状況を考えろ』と言った。死体は『特殊な状況』になっていた筈だ。それを踏まえて考えるんだ。)
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:34:28.12 ID:LtnD/VEn0
首を切断して本当の物部の顔をわからなくした
416 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 00:40:33.55 ID:fMJw3k+B0
四ツ葉(物部の首を切断した…これは間違いない筈だ。でも、何故切断した?本物の物部の顔を解らなくするため?
いや、テレビで見た物部と目の前の物部は完全に同じだ…じゃあ何故だ、何故顔が同じなんだ、何故首を切断したんだ。)
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:43:37.89 ID:SkPU3xQCO
デスマスクを作った
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 00:45:45.20 ID:BSirlBwso
自分の首と物部の首を入れ替えた
419 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 00:51:51.40 ID:fMJw3k+B0
四ツ葉(『物部くんの首は何処へ行った?』『犯人は何故物部くんの姿をしている?』)
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 01:04:44.95 ID:klDIuF+JO
物部の首で作った覆面をかぶっている
421 :
>>418一番近いです
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 01:05:18.08 ID:fMJw3k+B0
四ツ葉(首を入れ替える…個人でできるような事じゃない。でも、もしかしたら、顔を入れ替えるのは可能かもしれない。)
↓答えが出るまで考えを書き込みまくれ!
422 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 01:20:45.58 ID:fMJw3k+B0
>>420
考え続けた、考えた結果、答えが出た。
しかし、その答えを受け入れる気にはなれなかった。余りにも常軌を逸していた。
…だが、これが答えなのは明らかだった。
[解!]
四ツ葉「…犯人は、物部くんの顔の皮を剥いで、それを………被ったんだ。」
???「…正解だよ、僕が物部くんを殺して、物部くんになったんだ。」
津守「………嘘…でしょ……。」
最上「うあぁ……」バタッ
天地「…酷い所業です。」
???「改めて自己紹介するよ。僕は超高校級の…詐欺師?変装人?…代理人としよう。名前は言わないよ。」
────────────────────
超高校級の代理人
────────────────────
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 01:22:11.05 ID:LtnD/VEn0
開幕早々エグイ事件だなあ
424 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 01:39:18.13 ID:fMJw3k+B0
???「でも、僕の事は引き続き物部と呼んでよ。僕はもう物部くんだからね。」
物部くんとして話すその男に、僕は得体の知れない恐怖を感じた。
阿笠「何故、殺人を犯したの?」
物部「物部くんと成る為だよ。僕はいつだって誰かだったんだ。でも、目覚めた時、僕は僕だったんだ。
だから、僕は物部くんになったんだ。」
クリス「…言っている意味が分かりません。」
物部「僕は僕が嫌いなんだ。だからいつだってこうやって誰かでいるんだ。でも、目覚めた時の僕は誰かじゃ無くなっていたんだ。
だから僕は物部くんになった、だから僕は物部くんなんだ。」
目の前の狂人が物部くんの顔で語る狂言に、僕は吐きそうになった。この狂人が早く居なくなってほしいとさえ思った。
外道法「つまり、誰かの皮を被って生きていたけど、皮が剥がされていたから物部を被った…って感じか。」
物部「そうだね、外道法くんの言う通りだよ。」
征木「・・・・・・」ジャキッ
阿笠「…最後に、事件を纏めて、終わりましょうか。」
425 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 01:44:28.48 ID:fMJw3k+B0
中途半端な所ですが今回は終わりです。次回はクライマックス推理&オシオキです。
展開予想、生存予想、雑談など書きたいことはドンドン書き込んでって下さい。
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 01:48:19.01 ID:SkPU3xQCO
乙乙
こんなのがずっと続く…のか?
427 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 01:57:35.35 ID:fMJw3k+B0
>>426
1章は多少きつめのトリックと犯人にしました。…が、残りの事件もこんな雰囲気で進んでいく予定です。
殺人が起きた出入り不能な孤島と葬式を足して2で割った様な雰囲気を目指しています。
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 02:08:20.90 ID:qKFzfZG60
おつです
征木くんめっちゃすこ
429 :
◆ZxRjStgCq8Lj
[saga]:2017/05/19(金) 02:20:24.81 ID:fMJw3k+B0
>>428
征木くん!?征木くんってあの地雷がバレバレなクレイジージャスティス征木くん!?
すごく嬉しいです有り難う御座います。キャラに愛着を持ってもらえると凄く嬉しくなります。
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