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傷物語×アマガミ 純一「僕が吸血鬼?」選択肢あり
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53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 18:30:55.59 ID:4cTVjHoQ0
1
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/20(土) 23:01:52.80 ID:8vaTMDbjo
はよ続き
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 20:53:13.56 ID:7tpqimaoo
期待あげ メルはsage
56 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/23(火) 06:40:08.29 ID:w31/rVmH0
純一「吸血鬼って分かるよね?」
絢辻『当然。最近噂になっているしね』
純一「で。この子がアセロラちゃん。吸血鬼なんだ」
アセロラ『キスショットアセロラハートアンダーブレードじゃ。ハートアンダーブレードと呼べ』
純一「後ろにいるエピソードくんはヴァンパイアハーフ」
エピソ「ヨロシクぅ」
絢辻「信じられない……。って言いたいけど。エピソードさんがあなたに変身していたのは事実だものね」
純一「……うん」
アセロラ『自分自身の事を教えた方がいいんじゃないかのぅ?』
アセロラ『うぬは人間だったのだから』
絢辻「……だった?」
純一「僕も吸血鬼なんだよね……。あはは……」
57 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/23(火) 06:42:56.54 ID:w31/rVmH0
アセロラ『詳しくは儂の眷属じゃがな』
エピソ「完全な吸血鬼は太陽の下じゃ燃えさかっちまうからな。純一はこの廃墟に引きこもるしかなかったんだよ」
純一「本当はアセロラちゃんを助けるために死ぬつもりだったんだけど……」
純一「食事としての吸血をしなかったおかげで助かったんだ。僕もアセロラちゃんも」
絢辻「助けるって……」
絢辻「襲われたとかじゃなく、自分から身を差し出したってこと?」
純一「うん」
絢辻「……なんで」
純一「えっ?」
絢辻「何でそんなことしたのよ」
純一「いや……アセロラちゃんがここで死んじゃうくらいなら僕が死んだ方がいいんじゃないかって……」
純一「ほら。僕なんていなくなっても影響なんてそんなにないって言うか」
絢辻「……殴ります」
純一「はい?」
絢辻「今からあたしはあなたを殴ります。吸血鬼になった橘くんには容易く避けられる速さだろうけど、避けないでください」
純一「絢辻さん……?」
純一 (何で泣いて…………)
58 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/23(火) 07:34:26.93 ID:w31/rVmH0
ポカッ
純一「絢辻さん……?」
絢辻「バカじゃないのっ?」
ポカッ
純一「……」
絢辻「棚町さんや梅原くん、妹さんや親御さん、みんながどれだけあなたを大切に思ってるか分かってないの……?」
絢辻「わたしも……あなたには死んでほしくなんてない」
絢辻「わたしを一人にしないでよ……」
純一「絢辻さん……」
絢辻「謝らないのね……」
純一「うん。アセロラちゃんを助けたこと後悔してないから」
アセロラ『……』
絢辻「……お人好し」
絢辻「でもそれが橘くんなのよね……」
純一「……ごめん」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 07:58:25.66 ID:xA8YPo9t0
絢辻さんかわいいな
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 09:23:44.00 ID:gTB9RLf1O
絢辻さんはいつだって可愛いだろ?
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 12:44:36.99 ID:5O8c4Cs60
橘さんはやっぱりかっこいいな
62 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/23(火) 13:12:15.50 ID:OAt+k0T8O
絢辻「……それで取り返しはつくの?」
純一「え?」
絢辻「このままずっとここにいるなんて言わないわよね」
純一「安心して。アセロラちゃんの四肢を取り戻せば人間に戻れるみたいなんだ」
絢辻「?手足はあるようだけど」
純一「体を小さくして欠損した部分を補ってるんじゃないかな。本当はもっと……」
ガッ
純一「いたっ!なんで叩くの……」
絢辻「顔がいやらしい」
アセロラ『顔がいやらしい』
純一「と、とにかくあと右腕と左腕、右脚さえあればいいんだよ」
絢辻「誰かに奪われたの?」
エピソ「ヴァンパイアハンターにな」
絢辻「……ふん。まぁ。吸血鬼を退治する人達がいても不思議じゃないか……」
絢辻「つまりハートアンダーブレードさんは、身体を幾つか奪われているせいでそのハンターと戦えない。だから橘くんが代わりに戦かっていると」
アセロラ『儂の四肢さえそろえば万事解決じゃからの』
絢辻「……」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/23(火) 13:17:13.65 ID:OAt+k0T8O
絢辻「こんなこと言いたくはないけど」
絢辻「……それって本当なの?」
純一「え?」
アセロラ『……』
絢辻「橘くんは天然記念物級のおバカさんだから疑いもしなかったんだろうけど」
絢辻「ハートアンダーブレードさんの四肢がそろったところで橘くんが人間になれるとは限らないじゃない」
絢辻「うまいこと言って橘くんを利用してるだけ……」
絢辻「そんなことないわよね?」
アセロラ『たしかに儂が嘘をついていない証明はできんが』
アセロラ『もう我が従僕には儂を信じるしか道はない』
絢辻「エピソードさん。あなたの意見も聞きたいわ」
エピソ「……四肢をそろえるのは純一が人間に戻る準備にすぎねぇからなぁ。それからハートアンダーブレードがどうするかは俺にも分からねぇよ」
絢辻「……そう」
64 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/23(火) 13:19:30.16 ID:OAt+k0T8O
絢辻「だってよ。橘くん」
純一「僕はアセロラちゃんを信じるよ」
絢辻「……でしょうね」
絢辻「じゃああたしは帰るわ」
絢辻「久しぶりにあなたと話せて嬉しかった」
純一「えっ……」
絢辻「またお話しましょうね。学校で」
純一「……」
純一「うん!」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 20:43:20.34 ID:hHjvpWP+o
絢辻さんの肩幅は関係ないだろ!
66 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/24(水) 20:41:32.18 ID:pdygpAMt0
ーーーー翌朝。学校。
橘エピソ (また屋上にでも……)
絢辻「待ちなさい」
橘エピソ「お前は……」
絢辻「授業はちゃんと受けなさい。できればノートも写して」
橘エピソ「なんで俺がそんなこと……」
絢辻「橘くんに迷惑がかかるでしょ。少しでも彼の助けになりたいならそうしなさい」
橘エピソ「けどよぉ。どうせボロがでるぜ?お前も分かってんだろ」
絢辻「安心してあたしにいい考えがあるから」
67 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/24(水) 20:43:19.45 ID:pdygpAMt0
ーー教室。
棚町「純一どうしたの?マスクなんかして」
田中「風邪かな?」
絢辻「そうなの。橘くんたら昨日から体調悪いみたいで。今日はまったく声を出せないんらしいわ」
棚町「ふーん。バカは風邪ひかないってやっぱり嘘なのね」
棚町「……あら?なにも言い返さないのね」
棚町「言い返せないのかー!あははは!」
バシバシ!
橘エピソ「……」イライライライラ
絢辻「あはは……」
68 :
◆wO6SGKQjek
[sage]:2017/05/24(水) 20:45:50.25 ID:pdygpAMt0
ーーーー廃墟。
アセロラ『さてどうするかのぅ』
純一「どうするって?」
アセロラ『残りの手足をどう取り戻すかじゃ』
アセロラ『ギロチンカッターがこのまま引き下がるとは思えんし……』
純一「じゃあここで待ってればいいんだ」
アセロラ『うーむ。後手にまわるのはすすまんな』
純一「僕らから攻めこむとか?」
アセロラ『奴等の大体の位置は分からんこともない。しかし結界やらなんやら小細工を仕掛けてそうじゃのぅ』
純一「八方ふさがり?」
アセロラ『いや』
アセロラ『道はまだある』
69 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/24(水) 20:48:07.77 ID:pdygpAMt0
ーーーー放課後。学校。
橘エピソ「ああぁぁ。やっとおわったぜ」
絢辻「今日は半日授業だったんだから、まだマシでしょう?」
橘エピソ「まぁな」
橘エピソ「んじゃあ俺はそろそろ帰らせてもらうぜ」
絢辻「橘くんの家によね?」
橘エピソ「残念ながらそーいうことになるな」
絢辻「じゃあまた明日」
橘エピソ「……はぁ」
70 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/24(水) 20:51:32.61 ID:pdygpAMt0
ーーーー帰り道。
橘エピソ「……!」
橘エピソ (あれは純一の妹か……)
美也「にぃに……」
橘エピソ「はぁ」
橘エピソ「超ウケる」
美也「にぃにはにぃにじゃないんだよね」
橘エピソ「お前の入れ知恵かよ」
橘エピソ「ギロチンカッター」
ギロチン「おやおやそんな睨まないでくださいよ」
橘エピソ「そりゃ。可愛い妹の隣に、テメェみたいなオッサンがいたら兄として威嚇くらいしとかなきゃなあ」
美也「お兄ちゃんぶらないでよ」
美也「に……偽者なんでしょ?」
71 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/25(木) 23:59:14.47 ID:QGRS/qmA0
美也「どおりで色々おかしいと思った……」
ギロチン「疑惑は抱いていたらしいですよ。私はそれを確信にしたまでです」
橘エピソ「そんでどうすんだよ」
ギロチン「彼女を本当の兄のもとに連れていくつもりですよ?」
橘エピソ「人質としてだろ」
ギロチン「ええ。勿論です」
美也「え?」
ギロチン「ついてきてもらいますよ」
橘エピソ「待ちやがれ!」
シュイーン!!
橘エピソ「!?」
橘エピソ (足元に結界か……!?いつの間に……!)
ギロチン「並の吸血鬼が立ち入れば即消滅する結界なのですがねぇ。混ざりものには効果が半減ですか」
橘エピソ「げほっげほっ!!てめぇ……」
ギロチン「しかし動きは防げるようですね。そして体中から血も滲んでいるようだ」
ギロチン「生きていられればお仕事、また依頼しますね」
ギロチン「それではエピソードさん。さようなら」
72 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/26(金) 00:57:12.86 ID:IN0Y2w9r0
橘エピソ「くそがっ!!」
橘エピソ (どうにかしてこの結界からぬけださねぇと……!!)
橘エピソ「あ"あ"あ"っ!!!」
グシャッ!!
橘エピソ「……くそっ」
橘エピソ (無理に動かすと体が引き千切れるぜ……)
絢辻「あら?」
絢辻「まだこんなところにいたの?」
橘エピソ「お前は!!」
橘エピソ「いいか!?とにかくお前は純一とハートアンダーブレードにギロチンカッターが迫ってることを伝えろ」
絢辻 (ギロチンカッター……?)
橘エピソ「そして人質も確保されてる。だからその覚悟と、どうにかする方法を考えとけってな」
橘エピソ「ここから純一たちがいる廃墟まではかなり距離がある。急げば先にたどり着くハズだ!」
絢辻 (ただごとじゃないのね…)
橘エピソ「頼む!!」
絢辻「分かったわ……!」
73 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/28(日) 00:54:01.87 ID:qaLsq1zy0
ーーーー同時刻。廃墟。
アセロラ『ようこそ我が城へ』
ドラマ「……」
純一 (いきなり影の中から出てきた……。これも吸血鬼の能力なのか?)
ドラマ「ここまで引き寄せられるとはな」
純一 (アセロラちゃんが言ってたまだ残されている『道』それは強制的に彼らをここへ登場させること……)
アセロラ『儂の右脚を引き寄せただけだかな』
アセロラ『ギロチンカッターはその対策もしていたようじゃが……。ドラマツルギー。うぬには効果的だった』
ドラマ「いいのか?ハートアンダーブレード。その不完全な姿ならば私1人でも退治は可能だぞ」
アセロラ『戦うのはもちろん儂ではない。我が眷族じゃ』
ドラマ「……」
純一「……」
74 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/28(日) 00:55:22.59 ID:qaLsq1zy0
ーーーー通学路。
タッタッタッタッ!
絢辻「はぁはぁ!」
絢辻 (もう限界……)
絢辻 (……諦めちゃダメ。橘くんはわたしを救ってくれた……。今度はわたしが橘くんを救う番……)
タッタッタッタッ!!
棚町「あれ絢辻さん?」
棚町「絢辻さん!?」
タッタッタッタッ!!
ガシッ!
絢辻「急いで……いるから……!手を離してくれない……はぁ……かな……」
棚町「急いでるって……!赤信号よ!?死ぬつもり!?」
絢辻 (赤信号?……必死で気づかなかった……)
棚町「絢辻さんがここまで必死になる理由……。純一のこと?」
絢辻「……」
棚町「あいつの様子おかしいし。なにか知ってるなら全部教えて。急いでいるなら包み隠さずシンプルに伝えるのがおすすめよ〜?」
75 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/28(日) 00:56:38.77 ID:qaLsq1zy0
ーーーー。
棚町「純一が吸血鬼になって廃墟にいる?昨日今日の純一は偽者……?」
棚町「冗談?」
絢辻「あたしは……真実を話したわ。だからもう手を離してくれる?」
棚町「絢辻さんならもっとうまい嘘をつくだろうし……信じるしかないわね……」
パッ
絢辻「じゃあもういくから」
棚町「待ちなさい」
棚町「もう脚がガクガクじゃない。そんなんで走っても怪我するだけよ?」
絢辻「這ってでもいくわ」
棚町「……やれやれ。アタシに任せなさい!!」
76 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/05/28(日) 00:58:08.05 ID:qaLsq1zy0
絢辻「……え?」
棚町「純一に人質を連れたギロチンなんたらがくるって伝えればいいんでしょ?」
棚町「その廃墟……デパートの向こう側のやつでしょ?足には自信があるから」
棚町「アタシが伝えてやるわよ」
絢辻「あなたを巻き込むわけには……」
棚町「いままでアタシはさんざん純一を巻き込んできた。こんどはアタシが巻き込まれる番よ!」
棚町「ってわけで……」
信号が青にかわる。
棚町「ダアアアッシュ!!」
ダッ!!
絢辻「な……なんて速さなの……」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 23:15:26.66 ID:qHxmc2El0
期待してる、無理せず頑張ってくだしい
78 :
団子大家族
[saga]:2017/06/10(土) 00:48:30.35 ID:yP2h+Mva0
ーーーー廃墟。
ドラマ「仲間になるつもりはないか?」
純一「……?」
ドラマ「私と一緒に吸血鬼退治の仕事をしていかないか?」
ドラマ「お前ならすぐにナンバーワンになれるぞ」
純一「いえ。僕は人間に戻るんです。だから吸血鬼退治はちょっと……」
ドラマ「人間に戻る?」
ドラマ「本当か。ハートアンダーブレード」
アセロラ『本当じゃとも』
ドラマ「……ふん」
ドラマ「とにかく交渉は決裂か」
ドラマ「ならば行くぞ。ハートアンダーブレードの眷族よ」
純一「……!」
79 :
◆wO6SGKQjek
[sage]:2017/06/10(土) 00:49:42.49 ID:yP2h+Mva0
純一 (……たぶん)
ドラマツルギーの拳が純一に迫り来る。
純一 (攻撃を防ぐとか避けるとかいうのは吸血鬼にとって無駄な動きなんだ)
グシャッ!!
その拳が直撃した純一右肩は腕ごと吹き飛んだ。
純一「んぐっ!!」
しかし次の瞬間、純一の腕は生え代わる。
ドラマ 「なんという回復力……!」
その腕で純一はドラマツルギーを殴り付けた。
ドガッ!!
ドラマツルギーは壁際まで追いやられる。
純一 (今はまだお昼……このまま外に出せば……!)
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 20:24:21.77 ID:xWouoSqj0
保守
81 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/07/16(日) 13:09:09.79 ID:QnYKihqk0
ドラマ「まっ……待て!!」
純一「え?」
ドラマ「私の負けだ。降参だ。日の下に出されてはひとたまりもない」
純一「……」
ドラマ「ハートアンダーブレードの右脚はかえそう……」
そう言うとドラツルギーは影から右脚を取り出した。
純一「あ、ありがとう……ございます」
ドラマ「私は帰らせてもらうぞ」
アセロラ『うむ。とっとと帰るがいいわ』
ドラマ「……彼はお前を信じている。騙すような真似はするなよ」
アセロラ『…ふん』
ドラマ「ではさらばだ」
ドラツルギーは影の中にとけていった。
純一「よ…よかった……?」
82 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/07/16(日) 13:10:16.21 ID:QnYKihqk0
ーーー商店街。
棚町「はぁはぁ……」
棚町 (流石に……ここまで全力疾走はキツいわね……)
七咲「……あ」
七咲「あれって確か……橘先輩の…」
七咲「棚町先輩ですよね?大丈夫ですか?だいぶお疲れみたいですけど……」
棚町「ああ……。あんたは確か……七咲だっけぇ?」
七咲「はい。それより、どうしたんです?急いでるみたいですけど……」
棚町「ちょっと純一に伝言をね……」
七咲「先輩に?でも先輩の家はこっちじゃないはずじゃ……」
棚町「まぁ……色々あってね……」
七咲「わけありですか。なら私が伝えましょうか?それくらいできますよ」
棚町「そ、そうね……。できるだけ早く伝えた方がいいらしいし……」
棚町「それじゃあ伝言を…………」
83 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/07/16(日) 13:11:35.93 ID:QnYKihqk0
ーーー駅前。
七咲「確かデパートの近くって言ってたけど……」
七咲 (まずい。ここからいけるデパートが3つくらいある……)
中多「あれ?逢ちゃん?」
七咲「紗江ちゃん!ちょうどよかった……。廃墟が近くにあるデパートってどこのデパートか分かる?」
中多「えっとたぶん東デパートかな?」
七咲「ありがとう!」
中多「あ、逢ちゃん…?そんなに急いでどこにいくの!?」
七咲「橘先輩のところだよー!」
タッタッタッタッ!
中多「先輩のところ……?なんで廃墟なんかに……?」
中多「……」
中多「……よしっ」
84 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/07/16(日) 13:12:37.50 ID:QnYKihqk0
ーーー公園前。
桜井「あれ?」
森島「……」コソコソ
桜井「森島先輩?どうしたんですか?」
森島「わわっ…!」
森島「しぃー!しぃー!」
桜井「??」
森島「こっちに隠れて…!」
桜井「あ、はい!」
85 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/07/16(日) 13:14:04.24 ID:QnYKihqk0
桜井「なにやってるんですか?」
森島「あなた橘くんのお友達よね?あれ見て」
桜井「んー?」コソコソ
桜井「……あれって……」
桜井「……美也ちゃん?」
桜井「でも隣にいる男の人は誰だろう……」
森島「怪しいでしょ?」
森島「さっき声をかけてみたんだけど、知り合いだから大丈夫だって言うの」
桜井「でも美也ちゃん。怖がってるような……」
森島「そうなの。だからこうして後をつけてるのよ」
森島「いざというときは……私が……」
桜井「私も一緒についていっていいですか?美也ちゃんが心配です……」
桜井 (それに最近おかしな純一となにか関係があるのかも……)
森島「オーキドーキー!1人より心強いわ!」
桜井「はい!」
86 :
◆wO6SGKQjek
[saga]:2017/07/16(日) 13:15:11.83 ID:QnYKihqk0
ーーーー。
絢辻「……ふぅ」
絢辻 (たいぶ息は整ってきたわね……)
絢辻 (とりあえずわたしも廃墟にいきましょう)
ーーーー。
棚町「よーし!」
棚町 (それじゃあ少し休んだことだしアタシもさっさと純一のとこにいきますか!)
ーーーー。
中多 (先輩が廃墟にいる……)
中多 (そこにいけば最近様子がおかしい原因が分かるかも……)
中多 (橘先輩……。私いつもの先輩に会いたいです…!)
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/11(金) 19:25:48.98 ID:f0Yo3JKfO
保守
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/09(月) 18:54:52.04 ID:8TgoA9BU0
ずいぶん待たせるねえ・・・
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 12:44:56.26 ID:IpAY0OE+0
保守
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/03(金) 14:24:26.78 ID:VcmvVoPo0
保守
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/14(日) 10:57:34.95 ID:EgU5xZhj0
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