傷物語×アマガミ 純一「僕が吸血鬼?」選択肢あり

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1 : ◆wO6SGKQjek :2017/04/29(土) 23:25:09.96 ID:D2TuyFq+0

美也「にぃにー起きてー!」

純一「うぅ……」

美也「まーた遅刻しちゃうよー?」

純一「僕は夜行性だから……」

美也「おバカなこと言ってないでさっさと起きろー!!」

ガバッ!

純一「布団をめくりあげるなんて!酷すぎる!」


ーーーー教室。

梅原「今日もギリギリだったなー」

棚町「そうねーギリギリだったわねー」

純一「ギリギリ……アウトだけどな」

棚町「ホント純一って朝弱いわよね」

棚町「まるで吸血鬼みたい」

純一「え?なんだよいきなり」

梅原「俺は知ってるぞ吸血鬼の噂だろ?」

純一「吸血鬼?」

棚町「純一そういうの疎いわよねー。なんでもこの辺りに出るらしいわよ。吸血鬼が!」

梅原「しかもパツキンの美女って話だ!そんな吸血鬼なら血を吸われても本望だぜ!!」

純一「吸血鬼ねぇ……」


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2 : ◆wO6SGKQjek [sage saga]:2017/04/29(土) 23:28:25.32 ID:D2TuyFq+0

ーーーー。


森島「ごろにゃーん!」 カプ

純一「痛っ!って森島先輩っ!?なんで首を噛んで……!?」

森島「吸血鬼だにゃん!」

純一「吸血なのに“にゃん”!?」

純一 (センセーショナル……っ)


ーーーー。


中多「先輩……」カプ

七咲「先輩!」カプ

純一「2人とも何で僕の指を……!」

中多「んん……んぁ!」

七咲「んんっ!」

純一 (こっこれは……!これはまるで……!)


ーーーー。


棚町「純一は私がいただくの!」ガブッ

純一「ぐうっ!?」

綾辻「あなたはあたしの残り物で我慢しなさいっ!」ガブッ

純一「がはっ!!」

棚町 ガジガジ

綾辻 ギシギシ

純一「痛い!痛い!痛い!痛いぃっ!!」

純一 (あはんっ!でもこれはこれで…)


ーーーー。


桜井「いっただきまぁーすぅ!」

桜井「あーん」

純一「梨穂子!待て待て!」

桜井「あれ?純一の声?」

純一「ヘルプ!」

桜井「気のせいか。あーん」

パックンチョ
3 : ◆wO6SGKQjek :2017/04/29(土) 23:40:32.55 ID:D2TuyFq+0

ーーーー自宅。

純一「うおああああっ!」

純一「はぁはぁ」

純一「……夢か」

純一 (今は……深夜2時)

純一 (梅原達が変な話するから、変な夢を見ちゃったよ)

純一 (それにしても吸血鬼?女子達……可愛かったなぁ)

純一「……」

純一 (眠れそうにないしお宝本鑑賞でもしよう)

純一「あっ!」

純一 (屋上の秘密部屋にお宝本全部置いてきちゃってたんだぁ……!)

純一「うーん……」
4 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/29(土) 23:42:59.89 ID:D2TuyFq+0

ーーーー外。

純一「買ってしまった」

純一 (わざわざコンビニまで行って……新作お宝本を4冊も……)

純一「でもなかなかの収穫だ!」

純一 (早速家に帰って拝見といきますか)

スタスタ

純一「ん?」

純一 (街灯の下に何か……。人が寝てる……?)

スタスタ

純一「あ、あ……!っ!?」

純一 (ひ、人……。女の人……!)

純一 (腕も脚も……四肢がなくなってる!?血もあんなに……)

純一「うぅっ!げほっ!!」

『人間か』

純一「ひっ!!」

純一 (生きてるの!?)

『儂を助けさせてやる』

純一「……え?」

『うぬの血肉をよこせ』

純一「いや血肉って……救急車を……」

『儂のために死ね』

純一 (いやいやなに言ってるのこの人!?)

純一 (……人? ……人なの?)

ー 俺は知ってるぞ吸血鬼の噂だろ? ー

純一 (透き通るみたいに白い肌……。僅な光でも輝く金髪……。こんな重傷でも生きていられる身体……。)

純一「吸血鬼……?」
5 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/29(土) 23:45:14.59 ID:D2TuyFq+0

『いかにも。儂が生きることに貢献させてやると言っておるのじゃ。早く首を差し出せ』

純一「いやそんなこと言われても……」

ザッ……

『無駄な時間と手間をとらせるな』

ザッ……

『……え?』

ザッ……

『……まさか……』

ザッ……

『儂を助けてくれんのか……?』

純一「……!!」

ダッ!!

『嫌だ!助けて!助けて!助けて!!』

『まだ死にたくないよぉおおお!!』

『このまま死ぬなんて嫌だ!嫌だ!嫌だ!』

『わあああああああああああんっっ!!』

『ああああああああああっ!!!』

タッタッタッ!

純一「はぁ!はぁ……っ!」

僕はその場から離れた。
6 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/29(土) 23:48:12.08 ID:D2TuyFq+0

創設祭までに彼女をつくる……。
そんな目標を立てたのは2か月前くらいか。

チャンスはあったのに。あったはずなのに結局僕は誰とも……。

そうなんだ。僕は最後の最後に逃げてしまう……。

あのときから成長してないまま。

ーーガコン!!

純一 (せっかく買ったのに中身を見ないままゴミ箱へ捨てることになるなんて……!)

純一「もう少し時間に余裕があったら梅原に譲りたかったけど!」

タッタッタッ!

『えっ?』

純一「まだ生きてるね!よかった!」

純一「はい!」

吸血鬼に首を差し出す。

『……いいのか?』

純一「うん……。梅原じゃないけどあなたみたいな人に吸血されるなら本望だよ」

『……死ぬのじゃぞ』

純一「分かってる。だけどあなたはここで……こんなふうに死んじゃいけない気がするんだ」

『……』

純一「でも1つだけお願い聞いてもらってもいいかな?」

『……』

純一「人を死なせるのは僕で最後にしてくれないかな?」

『……』

純一「今はすごく傷ついてるから死なせるほどの吸血が必要なんでしょ?」

純一「だから僕を吸血してその必要がなくなったら、これからは人を死なせないくらいの吸血にとどめてほしいんだ」

純一「……最初からそのつもりだったらゴメンね」

『分かった……うぬとの約束……守ろう』

純一「ありがとう」

『こちらこそ』

……カプ
7 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/29(土) 23:50:45.98 ID:D2TuyFq+0

ーーーー教室。

綾辻「ねぇ梅原くん」

梅原「ん?綾辻さん?どうしたよ?」

綾辻「橘くん無断欠席してるみたいだけど……何か知らないかな?」

梅原「んー……」

棚町「あいつのことだし、寝過ごしただけなんじゃない?」

梅原「……」

綾辻「梅原くん何か知ってるの?」

棚町「えっ?なになに?」

梅原「いや実はさ……」


ーーーーテラス。


七咲&中多《先輩が行方不明!?》

美也「わわっ!声大きいって!」

七咲「で、でもほら!梅原先輩のうちにいるんじゃ……」

美也「梅ちゃんには昨日電話したけど……。来てないって……」

中多「先輩……先輩……もしかして……死n」

七咲「ちょっ紗江ちゃん……!」

美也「そんな……にぃにがにぃにが……」

ブワッ

美也「ぅうわあああん!にぃにいい!」

七咲「み、美也ちゃん!落ち着いて!」

中多「わあああん!しぇんぱああいっ!」ブワッ

七咲「紗江ちゃんも!?」

美也&中多《わああああんっ》

七咲「橘先輩!早く帰ってきてくださーい!」


ーーーー廊下。


森島「んーいないなぁ」

森島「むっ!あれは!?」

森島「おーい!」

桜井「あれ?森島先輩?どうしたんですかぁ?」

森島「あなた橘くんと仲良しだったわよね?彼どこにいるか知らない?」

桜井「純一なら今日はお休みって聞きましたけど……」

森島「そうなの?残念ねー。一緒にお買い物でもしようと思ったのに」

桜井「お見舞いに行こうと思ってるんですけど一緒に行きませんか?」

森島「わーお。私も行って大丈夫かな?」

桜井「大丈夫ですよ!純一も絶対喜びます!」

森島「じゃあ行きましょーっ!」
8 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/29(土) 23:53:30.40 ID:D2TuyFq+0

純一「zzz……ふがっ」

純一 (ここは……?廃墟……?)

純一 (なんだが地獄っぽい……)

純一 (僕そんな悪いことしたのかなぁ)

純一「ん?」

幼女『ムニャムチャ』

純一 (なんだ!?僕の隣で金髪の女の子が寝てるぞ!?)

純一 (なっなんで!?)

純一 (とっとりあえずここから出よう!)

スタスタ

純一「朝だったんだ……」

シュボッ

純一「えっ……?」

ブゥワアッ!!!

純一「うわああああっ!!」

純一「熱っ!!いだあああっ!!あああ!!」

純一 (体からいきなり炎が!?なんで!?)

幼女『何をしておる!たわけが!!』

ドッ!

純一 (この子はさっき寝ていた……ってこの子も燃えてる!!)

バッ!

廃墟の中まで投げ飛ばされる。

純一「え?えっ!?」

幼女『ふぅ危ないところじゃったのぅ』

幼女『なまじ回復力があるせいで、業火に焼かれ続けて、すぐに死ぬこともできんからな』

純一「き……君は……?」

幼女『儂の名前は“キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード”じゃ』

ーー

1「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード?」

2「キスs……」

3「キスショッタ・アセロラロリオン・ハートアンダーティーン?」

ーー
9 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/29(土) 23:54:47.06 ID:D2TuyFq+0

選択権
>>11
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 00:07:26.71 ID:9o893aEMO
1
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 00:19:55.17 ID:9o893aEMO
書き込みがないようなのでもう一度
1
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 00:38:04.92 ID:CP+MFusX0
期待
13 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 02:55:33.08 ID:m/H/0TqZ0

純一「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード?」

キスショット『ほう?最近の人間が1度で噛まずに言えるとはなかなか感心じゃな』

純一「あ、ありがとう……」

純一 (なんだこの子……?)

キスショット『うぬの名は何と言う。名乗り返すのが礼儀じゃろうが』

純一「え?僕は橘純一だけど」

キスショット『橘純一。うぬは儂の眷属となった』

純一「僕がアセロラちゃんの……?」

キスショット『ア、アセロラちゃんじゃと?』

純一「長いから略してみたんだけどダメだった?」

アセロラ『その呼び方は……ずいぶん久しいな。……構わん。好きにしろ』

純一「それじゃあアセロラちゃん。眷属って……何?」

アセロラ『言い方を代えれば、従僕じゃな。儂とうぬは主従関係だと言うことじゃ』

純一「え?なんで?僕が……従僕??」

アセロラ『それはうぬが儂に血を差し出したからじゃ』

純一「血を差し出す?」

アセロラ『覚えておらんのか?ちと吸いすぎたかのぅ……』

純一 ( …………透き通るみたいに白い肌……。僅な光でも輝く金髪……。それにこの古風な喋り方……まっさか!!)

純ー「アセロラちゃんはあの女の人……あの吸血鬼なの!?」

アセロラ『いかにも』

純一「えええええええっ!?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 09:52:45.22 ID:duPPqXrYO
これは期待
15 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 12:25:14.04 ID:m/H/0TqZ0

純一「何で僕生きてるの?」

アセロラ『食事の為の吸血は行わなかったからの』

純一「何で子どもになってるの?」

アセロラ『栄養が十分じゃなかったからの』

純一「あー。あー。つまり……?僕の命を助けたから……アセロラちゃんは不完全なままで、子どもになっちゃったの?」

アセロラ『そうなるの』

純一「僕を助けてくれたの……?」

アセロラ『……』

純一「……?」

アセロラ『どうとるかはうぬ次第じゃ』

純一「え?」

アセロラ『太陽の光で体が燃える。しかし燃えた体は一瞬で治癒する』

純一 (本当だ……傷1つない……)

アセロラ『つまりうぬは吸血鬼になったんじゃ』

純一「僕が……吸血鬼?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 13:00:35.85 ID:knYWQRLG0
タイトル回収
17 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 14:02:23.42 ID:m/H/0TqZ0

アセロラ『一通りの文句や罵声は覚悟しておる』

純一「え?なんで……?」

アセロラ『はぁ。我が従僕はだいぶ頭が残念のようじゃ……』

純一 (綾辻さんみたいなことを……)

アセロラ『うぬは吸血鬼。つまりこのままじゃと、あと数百年は生き続ける。太陽の下を歩けない。他にも色々と制約があるわ』

純一「まぁでもほら。死んじゃうより、だいぶマシじゃないかな」

純一「あのときはどっちかが死なないと、どっちかが生きれないって思ってたからさ」

純一「どっちも生きられる選択肢があって、それをアセロラちゃんが選んでくれたのは感謝しかないよ!」

アセロラ『違うな。どちらも生きられる選択肢ではない。どちらも不幸になる選択肢じゃ』

アセロラ『儂もうぬも、もしかしたらあのとき死んでいた方がまだマシだったかもしれぬ』

純一「あはは。そうならないように努力しないとね」

アセロラ『人間に戻りたいとは……思わぬのか』

純一「え?戻れるの??」

アセロラ『不可能ではない』

純一「戻れるなら戻らなきゃね……。太陽光で燃えちゃったら学校にも行けない……どころか家にも帰れないし」

アセロラ『しかしそれには少々手間がかかる』

純一「手間……?」

アセロラ『敵を3人ほど倒さなくてわな』
18 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 15:47:48.79 ID:m/H/0TqZ0

ーーーー。

森島「ぶぅぅん!ぶうううん!!」

桜井「あ、森島先輩!待ってくださーい」


ーーーー橘家。


ピーンポーン。

ガチャッ!!!

美也「にぃに!?……じゃない…」

森島「わーお美也ちゃん。こんばんわー」

桜井「どうしたの?慌てて……」

美也「うぅ……うぅ……」


ーーーー。


森島「橘くんが」

桜井「純一が」

森島&桜井《行方不明!?!?》

美也「そうなの……ぐすん。学校から帰ってきたら……戻ってるかもって思ったけど……うぅ……戻ってなくてぇ……。ぐすっ。警察もぉ……ただの家出だって……聞いてくれないの……ぐすんぐすん」

森島「美也ちゃん……」

森島「大丈夫だよ。彼ならすぐに帰ってくるよ!」ナデナデ

桜井「でも純一が……突然どこかに行っちゃうなんて……」
19 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 17:53:20.76 ID:m/H/0TqZ0

ーーーー夜。

純一 (外をうろついていれば、その敵がくるってアセロラちゃんは言ってたけど……)

純一「まずは服だって!!」

純一 (燃えた体は治っても、服までは元通りなんていかないからなぁ……)

純一 (敵に見つかる前に、警察に見つかっちゃうよ)


ーーーー自宅。


純一 (って……どうしよう……)

純一 (今の時間なら父さんと母さんはいないだろうけど……。美也に見つかったらなんて説明したらいいか分からないし)

純一 (2階の窓から入ろうかな?)

純一 (吸血鬼ならそれくらいできたり……)

タッ!

純一「え」

純一 (どうして僕の家が、僕の真下に?)

純一 (どうして僕の家が、こんなに小さく?)

純一「うわあああああ!!」

純一 (着地!とにかく足を下に!!)

脚 グシャア!!!

純一「ぐっ!いっだああっ!!」

純一 (って……痛がってるうちに完治してるし……)

ガチャッ!!!

美也「今の声って!?」

純一「……!!」
20 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 19:01:12.70 ID:m/H/0TqZ0

美也「にぃに!?にぃになの!?」キョロキョロ

純一 (あっぶなあー!) サッ

純一 (吸血鬼の素早さのおかげだ……)

美也「近くにいるのかな……」タッタッタッ

純一 (美也が家から出てった……)

純一 (ごめん!美也!……でも今がチャンスなんだ!)

スタスタ

森島「美也ちゃーんどこいくのー?」

純一「……!!」

純一 (あっぶなあー!) サッ

純一 (ていうか何で森島先輩が僕の家に!?)

純一 (まぁ美也と森島先輩仲良かったみたいだし……そんな不思議じゃないか)

純一「とっとと。早く服持ってこよっと」

ガチャ

純一「帰ってくるのは1日ぶりなのに、結構久しぶりにかんじるなぁ」

スタスタ

桜井「あれ?純一?」

純一「梨穂……子……!?」
21 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 19:04:42.28 ID:m/H/0TqZ0

桜井「純一どうしたの?昨日から帰ってないって聞いたよ……?」

桜井「服もボロボロだし……」

桜井「もしかして……ケンカとか……」

純一「り、梨穂子こそなんでここに……」

桜井「私は森島先輩と一緒に純一のお見舞いに……」

純一「おお。そうか。ありがとな。僕なら大丈夫だから心配するな」

スタスタ

桜井「純一!待ってよ!」


ーーーー純一の部屋。


ガサゴソ

純一「服はこれくらいで大丈夫かな。お金も持っていった方がいいかな……」

桜井「ちょっと純一!みんな心配してるよ?」

純一「……ごめん」

桜井「……」

純一「全部解決したら帰ってくるから」

桜井「純一?」

純一「だから美也たちにもそう伝えといて」

桜井「……」


ーーーー。


桜井 (純一……なんだか雰囲気がいつもと違うような……)
22 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 19:08:44.07 ID:m/H/0TqZ0

ーーーー住宅街。


純一「よし!」

純一 (紳士として恥じない格好になれたぞ)

「見つかりましたね」

純一「……!」

「こんな弱そうな男がねー。超ウケる!」

純一「……!」 (こっちにも!?)

「ハートアンダーブレードの眷属だ。油断するな」

純一「……!」 (囲まれてる……)

純一 (この3人が敵……)
23 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 19:18:11.64 ID:m/H/0TqZ0

アセロラちゃんから聞いた情報。

彼女から四肢を奪い取った3人。

ツンツン頭の神父。
ギロチンカッター。

チャラついた金髪の美少年。
エピソード。

筋骨粒々な大男。
ドラマツルギー。

僕はその3人に囲まれ、迫られていた。


純一 (アセロラちゃんは……)

『大丈夫。大丈夫。うぬならあの3人くらい楽勝じゃ。余裕じゃ、余裕』

純一 (って言ってたけど……)

純一 (完全体のアセロラちゃんをあそこまで追い詰めたんだから……余裕ではないんじゃ……)

純一「すみません!僕の話を聞いてくれませんか!?」

ギロチン「エピソードさん。ギロチンカッターさん。キッチリ仕事をこなしましょう」

エピソ「オッケーオッケー。ちゃちゃっと殺っちゃおうぜ」

ドラマ「了解した」

純一 (全然聞いてない……。僕のことを本当に仕事のターゲットとしか見てないんだ……)

純一 (話を聞いてくれないなら、無理矢理聞かせてやるだけだ。衝撃発言で耳を傾かさせてやるぞ!)

ーー

1「僕の名は橘純一!キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの婚約者だ!」

2「すみません!ウンコ行っていいですか!?」

3「おう!エピソード久しぶりだなあ!!」

ーー
24 : ◆wO6SGKQjek [saga]:2017/04/30(日) 19:19:21.05 ID:m/H/0TqZ0

選択権
>>25
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 19:33:59.52 ID:alT+MF5N0
3
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