【ダンガンロンパ×ペルソナ】???「我は汝、汝は我……」【安価コンマ】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

2 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 16:17:18.65 ID:5+XrwsjCo
主人公は誰?
ダンガンロンパの1・2・V3からでお願いします

一旦↓5くらいまでで
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 16:19:44.72 ID:Z9nRY8Gf0
天海
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 16:21:19.04 ID:yBdpTenxo
桑田
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 16:24:04.40 ID:IBQv7k06O
松田
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 16:26:57.26 ID:5JLIjQrA0
苗木
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 16:46:18.73 ID:7QiSizD7O
終一
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:00:34.50 ID:qvkZvH1DO
苗木
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:07:23.79 ID:tWdh5gnsO
アンジー
10 :出先から失礼します ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 17:16:37.54 ID:sVZXQpEtO
安価ありがとうございます
コンマ高かった天海と最原のどちらかで決めます

先に3票入った方で
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:17:13.93 ID:7SPIBFEW0
最原で
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:17:19.00 ID:yBdpTenxo
最原
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:24:24.23 ID:Z9nRY8Gf0
天海
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:26:43.60 ID:IBQv7k06O
最原
15 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 17:37:44.49 ID:sVZXQpEtO
主人公最原了解です

初期ペルソナ決め
偉人等にあまり詳しくないので↓3まででお願いします
その後多数決
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:44:30.58 ID:/pI0vmSf0
ホームズ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:44:46.45 ID:7QiSizD7O
モリアーティー
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:45:59.91 ID:IBQv7k06O
セレネ
19 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 17:55:51.49 ID:sVZXQpEtO
ホームズ
モリアーティー
セレネ

上記3つで多数決
先に3票入った方採用
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 17:56:30.54 ID:wijYCQhjO
HOME'S
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 18:00:30.27 ID:7QiSizD7O
ホームズ
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 18:01:18.85 ID:qvkZvH1DO
ホームズ
23 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 18:04:09.41 ID:9fbvc2L0o
主人公 最原終一
ペルソナ ホームズ

決まりました
残りは本編中にその都度決める方向で……

20時とかそのへんにまた来ます
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 18:48:04.22 ID:OGSl03Hf0
最原のシャドウは書き甲斐がありそう
25 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 20:14:45.99 ID:9fbvc2L00
育成計画みたいにダンロンキャラは希望ヶ峰学園生徒で統一します。

ではスタート
26 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 20:15:21.25 ID:9fbvc2L00


耳に届くのは賛美の声。

――よく協力してくれたね。

――とても見習いとは思えないよ。

――これからもよろしくね。


耳に届くのは否定の声。

――たった一度事件を解決したくらいでなぁ……。

――所詮は素人だろ? もっと凄い探偵はいるじゃん。

――『超高校級』も安くなったもんだな。


でも、それ以上に気になるものは。

最原「ッ……!!」

自分の推理で追い詰め。警察に連行されていく犯人の視線。

憎しみ。妬み。敵意。殺意。

やめろそんな目で見るな僕は何も――!!





「次は〜、希望ヶ峰学園〜。希望ヶ峰学園〜」

最原「あ……」

とても嫌な夢を見ていた。
忘れたくても、忘れられない。そんな夢。

最原「…………」

気持ちを切り替え、僕は停車したバスから降りる。
今日から僕は――『超高校級の探偵』として生活することになるんだ。
27 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 20:29:16.89 ID:9fbvc2L00


‡20XX年 4/9 sat


最原「……大きいところだな」

私立希望ヶ峰学園。
あらゆる分野で秀でた才能を持つ現役高校生を集め、その才能を育成することを目的とした学園。

この学園を卒業した人間はその後の人生の成功を約束されるとまで言われていて、入学するには学園側からのスカウトを待つしかない。

逆に言えばスカウトされたら才能を認められたということであり、入学することが一種のステータスみたいなところがあるとまで言われている。

最原「えーっと、僕はどこに行けばいいんだ?」

今回僕は新入生という形で入学することになっている。
一応前もって聞いた話だと、体育館に集まるよう言われてはいるけど……生憎、学園の見取り図はまだ貰っていない。

最原「……まぁ、掲示板とかに新入生案内みたいなのがあるだろうし。まずは校舎に入ってみるかな」

もしくは先生に道を聞けばいいだろう。
そう思い僕は校舎の中へ入っていく。


‡誰と遭遇した?
↓2 
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 20:31:57.32 ID:f+hoqKA+0
雪染先生
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 20:32:09.82 ID:ESVMGF4Ho
松田
30 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 20:43:53.53 ID:9fbvc2L00


校舎に入ってすぐに誰かが前からやって来るのに気付いた。

先生……ではなさそうだ。
だとしても先輩なら道を聞くのに適しているだろう。

最原「あのー、すいません」

??「ん? 見ない顔だな」

僕の声に立ち止まり、その人はこちらを見てくる。

最原「えっと、79期生として入学することになった最原終一です。体育館の場所を知りたいんですけど……」

??「体育館? 教師から場所は言われなかったのか?」

最原「はい……」

??「そうか……」

男性はそうしてため息を一つ吐く。

??「体育館ならここを左に行って、階段の手前を更に右に進んだ先だ。入学式はまだ始まってないだろうが、あまり時間もない。入学初日から遅刻なんてことになりたくなければ早く行った方がいいぞ」

最原「わかりました。ありがとうございます。えっと……」

僕の態度から何を聞きたがっているのか察した男性。

??「俺は【超高校級の神経学者】の松田夜助だ」

最原「松田先輩ですね。わかりました」

松田「分かったならさっさと行け」

最原「はい!」

頭を下げ、僕は松田先輩に言われた通りのルートを進んでいく。
31 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 20:49:54.80 ID:9fbvc2L00


【体育館】

最原「うわっ、広いなここも」

大きな扉を開けた先にはかなり広い空間があった。
体育館らしいけど、以前の学校の体育館と比べるとかなりの大きさであることが分かる。

最原「……よかった。間に合ったみたいだ」

周りを見る限り、教師の人はまだ見当たらない。
代わりに僕と同じくらいの年齢の人が何人か既にいる。おそらくは僕と同じ新入生だろう。

最原「…………」

時間にはまだ余裕がある。
入学式前だけど、誰かと話をしてみるのも悪くない……かもしれない。

初対面の人に対していきなり話しかけるのは少し緊張するけど……。


‡話しかける生徒指定。V3のキャラでお願いします
↓2
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 20:50:57.63 ID:/pI0vmSf0
赤松
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 20:51:14.74 ID:Gg28vwnVO
赤松
34 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 21:05:14.80 ID:9fbvc2L00


最原「あの……」

??「え? あ、私?」

とりあえず一番近くにいた女の子に話しかけてみる。

最原「いきなりごめん。えっと、キミも新入生だよね?」

??「うん、そうだよ。もしかしてキミも?」

最原「一応は……」

??「うわーっ! そっかそっか! なら自己紹介しとかないとね!」

随分と快活そうな子だな……。

??「赤松楓! 【超高校級のピアニスト】ってことで入学することになったんだ!」

最原「赤松さんか……。あ、僕は最原終一。【超高校級の探偵】で入学することになったんだけど……」

赤松「だけど?」

最原「たまたま遭遇した事件を解決しただけで。多分、赤松さんが思い浮かべるような探偵とはちょっと違うかもしれない……」

探偵と言えばあらゆる事件を解決した人を思い浮かべるだろう。
でも僕はまだ場数も少ないし、たまたま警察よりも早く解決できたというだけだ。

赤松「そうなの? でも、事件を解決できるなんて凄いじゃん! もっと胸張るべきだよ!」

最原「あはは……」


‡話題選択
1 赤松のことを尋ねる
2 希望ヶ峰学園のことを尋ねる
3 他の新入生のことを尋ねる(話題に出る生徒も指定)

↓2
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:07:21.75 ID:ESVMGF4Ho
踏み台
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:07:51.49 ID:OGSl03Hf0
3
あれ、ロボットだよね?
37 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 21:26:03.39 ID:9fbvc2L00


そういえば、体育館に入ってすぐに気になったことがあったんだった。

最原「あれ、ロボット……だよね?」

赤松「……みたいだよ」

さっきまでの明るい表情が曇り、苦笑いを浮かべる赤松さん。

赤松「私もさっき来たばかりだから詳しくは知らないんだけど……【超高校級のロボット】として入学することになったんだって」

最原「へ、へぇ」

赤松「凄い話だよね。希望ヶ峰学園に入学することになってからある程度の覚悟はしてたけど……まさかロボットと同じ学園に通うことになるなんて」

最原「確かに……それはそうだね」

赤松「学園が造ったロボットなんだとしたら、凄い技術だと思う。才能を育成する学園って言われてるけど……ロボットもその一貫なのかな?」

最原「よくわかんないけど……そういうことなんだろうね」

まだ学園側が用意したロボットかはわからないけど、もしそうなのだとしたら……。

希望ヶ峰学園、得体の知れない場所だ。


そうして赤松さんと話をしていると、入学式が始まった。
学園長や他の先生の話を聞き終わると僕らは担任の先生に案内されて教室へと向かう事になる。





「――以上、連絡事項は終わり。それじゃあ最後に寄宿舎の部屋割りを発表するわね」

教室でのホームルームも終わって最後に先生はそう言った。

聞いた話によるとこの学園は全寮制になっていて、基本的に相部屋となっているらしい。
互いに違う分野の才能を持つ生徒同士が同じ部屋で暮らすことによりその才能を磨き合うことが目的らしいけど……。


‡同室になる生徒を指定
同じくV3キャラでお願いします
↓2
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:28:19.30 ID:/pI0vmSf0
百田
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:28:21.22 ID:yBdpTenxo
百田
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:28:25.09 ID:fgNU751xO
百田
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:29:57.37 ID:PEFILzsSO
百田が3体…来るぞ遊馬!
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:32:09.67 ID:fgNU751xO
相棒(?)枠かどうかは分からんが百田の兄貴人気過ぎィ!

>>41
銀河眼とか来そうすね
43 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 21:43:12.68 ID:9fbvc2L00


百田「おっ、オレのルームメイトは最原か!」

隣に座っていたクラスメイトの一人――百田解斗くんが声をかけてくれた。

最原「うん、みたいだね」

百田「へへっ、これも何かの縁だ。いっちょよろしく頼むぜ!」

最原「よ、よろしく……」

彼もかなり明るい性格のようだ。
こういう人と同じ部屋で暮らすなんて初めてだけど……上手くやっていけるだろうか。

「それじゃあ、今日はこれで終わり! 一応寄宿舎の門限は決まってはないけど、あまり遅くならないうちには帰ってくるようにね!」

「それと……最近、学園の周りでおかしな事件が起こってるみたいだから外出する生徒は気をつけるように! それじゃあ、赤松さん号令お願い!」

赤松「あ、はーい!」

こうして入学式が終わり放課後になる……。





20XX年 4/9 sat
朝→昼

入学式が終わればとりあえず授業はないので、お昼からは自由に行動できるみたいだ。

さあ、どうしようかな……。


‡行動選択
・校内を歩く(場所指定)
・誰かに会いに行く→赤松・百田
・部屋に行く

↓2
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:44:32.49 ID:/pI0vmSf0
1 自分の研究室をみる
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:46:13.53 ID:3if6XmZ0O
1図書室
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:48:32.89 ID:RKfgvlZpo
おおざっぱでいいから、どんな施設が校内にあるか教えてほしいかも
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:49:06.76 ID:8+W8UejnO
なん図書まったなし
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:50:55.97 ID:OGSl03Hf0
もはやシンボルエンカウント
49 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 22:00:35.76 ID:9fbvc2L00


【図書室】

最原「ここが図書室か……さすが希望ヶ峰学園。かなり大きいな」

僕がやって来た図書室はかなりの大きさで、街の図書館――は言い過ぎにしても、それとほぼ同じくらいの広さだった。
才能を育成するには本や資料も必要ということだろうか。

??「はぁ……どうしたものっすかね」

そのやや奥の本棚。そこから男の子の声が聞こえてきた。

最原「……あれ? 天海くん……だよね?」

??「え? ああ、誰かと思えば……最原くんでしたっけ?」

ホームルームの自己紹介で既にクラスメイトの名前と肩書きは覚えている。
彼は天海蘭太郎。【超高校級の冒険家】であったはずだ。

天海「こんなところで何を? せっかくの早終わりですから、街に出るなりすればいいのに」

最原「いや……一応学園の中を歩いてみようと思ってさ」

天海「それにしたってこんな図書室なんて……おっと、これは俺自身にも言えることっすね」

あはは、と屈託なく笑う天海くん。

最原「それより、何かため息みたいなのが聞こえたんだけど……」

天海「聞かれちまいましたか。まあ、気にしないでくれると助かるっすね」

そう言われては深く追求するわけにもいかないか……。


‡話題選択
1 先生が言ってた事件のことって何か知ってる?
2 ここの図書室って本当に大きいよね
3 天海くんは学園はもう見て回った?

↓2


ちょっと離脱するっす
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:06:29.80 ID:/pI0vmSf0
乙っす
1
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:08:46.81 ID:8+W8UejnO
52 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 22:24:45.98 ID:9fbvc2L00


最原「天海くんはもうこの学園は見て回った?」

天海「ある程度はっすけど」

そうなのか……まだホームルームが終わって間もないのに……。

天海「俺は今朝一番乗りで来て、事前に学内を見たっすから」

最原「そうなんだ……ちなみにどういう場所があった?」

天海「まあ、教室は当然として保健室に購買部に娯楽室に……」

天海「それと俺らの学年限定で研究教室なんてものがあるみたいっす。79期生の入学と同時に造ったらしいっすから、先輩には無いみたいっすね」

へぇ……なるほど。

最原「ありがとう。自分で学園内を回る際の参考にするよ」

最原「どこに何があるか知っていれば迷わずに済みそうだしね」

天海「まあ、無茶苦茶広いっすからねこの学園……」

天海「俺はちょっとここでまだやることがあるんでご一緒できませんが、参考になったんなら嬉しいっす」

最原「あはは……ありがとう」

保健室、購買部、娯楽室……。
後僕らの学年限定で研究教室なんてものがあるのか。

まあ、研究教室は後回しでいいだろう。他の人の研究教室には入りにくいし……。





20XX年 4/9 sat
昼→放課後

お昼が終わって放課後。
そろそろ寄宿舎に戻った方がいいかな?


‡行動選択
・校内を歩く(場所指定/研究教室以外)
・誰かに会いに行く→赤松・百田
・部屋に行く

校内の施設は原作1の施設とV3の研究教室があります
↓2
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:27:50.35 ID:RKfgvlZpo
場所公開ありがとうございます
購買部で
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:32:10.04 ID:cBKkwv/x0
じゃ購買部で
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:32:23.46 ID:OGSl03Hf0
赤松に会いに行ってみる
56 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 22:48:22.14 ID:9fbvc2L00


【購買部】

最原「購買部……だよな? 先生とかが誰もいないんだけど……」

色々な物が山のように積まれていて、お世辞にも綺麗とは言えない場所であった。
その中に先生は見当たらない。監視カメラがあるから問題ないとは思うけど……窃盗とかの心配はしなくていいんだろうか?

??「あっれー? 誰かと思えば最原ちゃんじゃん」

そんなことを思っている僕の後ろから誰かがやって来たようだ。
振り向くとそこに立っていたのは……。

最原「王馬くん?」

クラスメイトの一人、王馬小吉。
【超高校級の総統】なんて肩書きで入学してきたらしいけど……正直、嘘くさい。それに彼が自己紹介の際に言っていた組織というのも聞いたことがない。

王馬「そうだよ! いやー、てっきり忘れられてるかなって思ってたんだけどそういうわけじゃないみたいだね!」

最原「そりゃあ、あんな自己紹介されたらね……」

最原「それよりも、王馬くんは何か用事?」

王馬「放課後に購買部がガラ空きなのは調べておいたから、ちょっと物色をしに……」

最原「もしかして盗む気!?」

窃盗の心配をしていたらこれだ。
まさかとは思うけど、本気なんじゃ……。

王馬「嘘だよ! 監視カメラがあるのに盗みなんてするわけないじゃん!」

最原「…………」

やっぱり、平然と嘘をつくタイプみたいだ。
侮れない……というよりは、ちょっとめんどくさい人なんだろうか……。


‡話題選択
1 超高校級の総統ってのも嘘なんだよね?
2 担任の先生って、臨時なんだったよね
3 王馬くんのルームメイトは誰だったの?(V3男子生徒の名前も指定/最原、百田、王馬以外)


↓2
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:50:05.45 ID:RKfgvlZpo
ふみふみ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:50:40.37 ID:ZQsQHRe6O
3 ゴン太
59 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 23:00:03.78 ID:9fbvc2L00


最原「王馬くんのルームメイトは誰だったの?」

王馬「ああ、オレのルームメイトはゴン太だったよ。獄原ゴン太」

あの大きな体の……。

王馬「いやー、ゴン太ってかなりたんじ――純粋なヤツだよ! オレの言うこと全てを信じちゃってさ!」

最原「ちょっと、何やってるのさ……」

しかも単純って言いかけたよな……?

王馬「オレが悪の総統だってのもすぐに信じたし!」

最原「…………」

王馬「ほら、最近この学園の周りでおかしな事件が起きてるじゃん? あれも実はオレの仕業なんだよ!」

最原「は?」

それって先生が言っていたこと、だよな……?

最原「具体的には何をしてるのさ?」

王馬「そりゃあ言えるわけないよ! 言ったら最後、最原ちゃんの命をもらわないといけなくなるし!」

つまり言う気はないってことか……。

でも、王馬くんが言っている事件は確実に起きているわけだし……外に出るときは気を付けよう。


60 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 23:10:59.86 ID:9fbvc2L00
20XX年 4/9 sat
放課後→夜


【寄宿舎・最原と百田の個室】

百田「おー、帰ってきたか最原!」

夜。自分の個室に戻るとルームメイトの百田くんが出迎えてくれた。

最原「ただいま。百田くんも今帰ってきたところ?」

百田「そんなところだ。にしても見ろよこの部屋! かなり大きくねぇ?」

寄宿舎の個室は玄関を通ると長い通路があり、その左右にそれぞれの部屋があった。

最原「奥はリビングとキッチンなんだっけ? 本当に豪華な部屋だよね」

通路を奥に進むとリビングとキッチンがある。学生寮の個室と考えると破格の大きさと豪華さだ。
もっとも部屋自体は広いだけで殺風景なんだけど。

百田「それで、どうする? もうこんな時間だけど、メシでも食べるか?」

最原「そうだね……今日はもう疲れちゃったし、ご飯食べて寝たい気分だよ」

百田「なんだよ、そんな疲れたのか? しゃーねー……ルームメイトとの交流はまた後日だな!」

そんなことをするつもりだったのか……。





【???】


最原「……あれ?」

百田くんとご飯を食べ、寝たはずの僕。
しかし目を開けるとそこは不思議な空間であった。

最原「どこだここ……?」

円形に広がる部屋。高さはかなりあって、天井が霞んで見える。
周囲を取り囲むのは本棚。その中には資料がぎっしりと詰まっている。部屋というよりは書庫、というべきか。

そんな空間の中央。
豪華な机と椅子があり、その椅子に見慣れない人物が座っていた。


‡選択
1 普通にイゴール
2 モノクマだよ!
3 モノミでちゅ


↓2
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:14:03.21 ID:hhn7ik5kO
踏み台
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 23:16:29.89 ID:OGSl03Hf0
63 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 23:25:24.74 ID:9fbvc2L00
短くてごめんなさい。本日終わりですわ
戦闘は簡単にさっくり進む方向を予定。ペルソナ側の用語はそのまま引用予定(シャドウとかパレスとか)

お疲れ様でした
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:28:33.45 ID:/pI0vmSf0
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:32:22.46 ID:RKfgvlZpo
乙です
66 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 15:42:53.81 ID:T1Kt8XtBO
20時とかに再開します
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 15:45:12.89 ID:h1RF7S/D0
りょか。
68 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:21:35.51 ID:dicbFleK0


イゴール「ようこそ……我がベルベットルームへ」

最原「ベルベットルーム……?」

その人物の特徴は、とにかく鼻が長いことだ。
例えて言うならば天狗か。見ただけで普通じゃないことが分かる。

これは、夢? それとも……?

イゴール「ふふふ……どうやら戸惑っているようだな。ここは意識と無意識の狭間にある空間。つまりお前の心の有り様だ」

最原「何を言って……」

イゴール「無限に保管された書物。それに取り囲まれるようなこの空間は――まるで探偵が好んで使う書斎のようだ。そうは思わんか?」

全く意味がわからない。
これは夢。そう思うしかない。

イゴール「本題に戻ろう。現在、お前の運命の果てには狂気に満ちた絶望が待ち構えている」

最原「絶望だって……!?」

イゴール「そうだ。今のお前では到底適わぬような、それほど強大な絶望だ」

イゴール「それはやがてお前の身を蝕み、世界をも崩壊させる」

最原「…………」

イゴール「だが、お前にはそれに抗うための力が眠っている。今はまだ弱い力、しかしそれは剣となってお前の力になるだろう」

本当に、何を言っている……?

イゴール「信じられないと言う顔だな。こちらとしても今すぐ信じてもらおうなどとは考えていない」

イゴール「もうすぐお前は信じざるを得なくなるのだから……」

そうしてイゴールという男性が意味深に笑うと、不意に強烈な頭痛が襲いかかってきた。

イゴール「今回はここまでのようだ。次もこちらから呼び立てる。それまで待つがいい……」

最原「ま、待て……!」

そこから先の言葉は発せれなかった。


69 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:34:20.53 ID:dicbFleK0
20XX年 4/10 san



最原「…………」

最悪の目覚めだった。
意味のわからない夢。しかしその中で感じた全てのことが現実のようで……。

最原「絶望って、何のことだ……?」

考えれば考えるほど意味がわからない。

最原「まあ、夢のことをいつまでも気にしてたって仕方ないか」

今日は日曜日。入学式の次の日ではあるけど、学園は休みだ。
休みでも学園は基本的に開放されてはいるけど、街に出てみるのも悪くないかもしれない。

最原「そう言えば百田くんはどうしてるんだろう?」

部屋を出て彼の部屋をノックするけど、反応はない。
早起きして出かけたんだろうか?

最原「ま、いいか」

いくらルームメイトって言っても昨日知り合ったばかりなんだし、そんな間柄で休みに一緒に行動するのも変だろう。

とりあえず僕はどうしようか。


‡選択
1 とりあえず朝ごはん(食堂へ)
2 外へ出て街を歩こう(学園外へ)


↓2
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:35:23.59 ID:+WHlr9jA0
加速。安価なら↑
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:38:26.34 ID:lb4tf60AO
2
72 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:49:54.55 ID:goudj+aj0


外へ出よう。せっかくの転校先だし、街のことを知っておくべきだ。

そう思った男子寮を出て、街へ出ることにした。





希望ヶ峰学園がある街はかなり大きく、行ける場所は限りなくある。

ショッピングモールに行けば売店やファミレス、書店があるし。
大通りに行けばゲームセンターやスポーツジムにカラオケなんてものもある。

他にも探せばまだ知らない場所があるだろうし……街の散策は定期的にしておくのもいいかもしれない。

さあ、どこへ行こう?


‡選択
1 ショッピングモール
 ※売店・ファミレス・書店から選択
2 大通り
 ※ゲームセンター・スポーツジム・カラオケ


↓2
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:53:37.35 ID:h1RF7S/D0
1 売店
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:55:20.23 ID:UvFhFQF/O
75 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 21:19:02.43 ID:wAyHquG30


【売店】

「いらっしゃいませ〜」

ショッピングモールにある売店の一つ。
そこで店員の声に出迎えられ、中へ入る。

最原「へぇ、結構大きい売店なんだな」

見れば普通の商品に並んで希望ヶ峰学園が協力したという商品もいくつか並んでいる。
まあ、確かにこの街にとって希望ヶ峰学園は誇るべき物なんだろうし、こういうのもあって当然か。

「ふぅ……聞き込みもこれくらいにしておこうかしらね」

そんな売店の奥。店員が出入りするような扉から女性が一人出てきた。
背の高いスーツ姿の女性だ。凛とした雰囲気を放つ美人という言葉が似合いそうである。

最原「…………」

店員、ではないだろう。
それならあの人は何をしているのか? それに聞き込みって……?

最原「って、ダメだダメだ」

こういうところは探偵の悪い癖というか。一度怪しいと思ったらそう思い込んでしまいがちなところは悪いところだ。
そう思った僕は適当に中を歩いた後で出ようと思い、足を動かすが――続けて外から一人の男の人が入ってくるのに気付く。

「すいません、聞き込み終わりました」

スラっとした背丈に、茶髪と爽やかな顔立ちが印象的。
歳は僕と同い年くらいだろうか? もしくは一つ上とか……。

「お疲れ。それで、何かあった?」

「特別何も。しかし、やはり希望ヶ峰学園が関係しているとは思います」

希望ヶ峰学園……?
自分が通う学園の名前を出されては気にならないわけがない。でも、盗み聞きは……。


‡直後コンマ40以下で二人にバレる
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:20:43.15 ID:3pMyBp600
ほい
77 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 21:35:52.72 ID:eRx1lu4f0


「……ちょっと。そこのキミ、盗み聞きとは感心しないわね」

しまった……バレてしまったみたいだ……。

最原「すいません、希望ヶ峰学園の名前が出ていたので気になってしまって……」

「へぇ、希望ヶ峰の名前が出たのがそんなに気になったの?」

女性の代わりに男の子の方がそう言ってくる。

最原「はい。一応、僕も今年から希望ヶ峰学園の生徒になったので」

「ということは……79期生?」

「冴さん、これは望んでいたチャンスなのでは?」

「そうね……」

そうして冴さんと呼ばれた女性は胸ポケットから名刺を取り出し、僕に渡してきた。

冴「検察官の新島冴です。最近この周辺で起こっている事件について調査しているの」

冴「……明智くん。あなたも自己紹介して」

「はいはい」

もうひとりの男の子も自己紹介をしてくれた。

明智「明智吾郎。高校生兼、探偵だよ。テレビとかでも一応何度かは出てるから、もしかしたら知ってくれてるかもね」

そうだ……どこかで見た顔だなと思ってたら、テレビとかでたまに見る明智吾郎くんだ……。

最原「それで、調査って?」

冴「先生方から話くらいは聞いたことはない?」

言われてみれば、確かに昨日もそんなことを言っていた気が……。

明智「まあ、立ち話もなんだしファミレスにでも行こうか。冴さんが奢ってくれますよね?」

冴「…………」

明智「そんなに睨まないでくださいよ……」


‡選択
1 調査に協力する(ファミレスに移動。その後時間が夜まで進む)
2 理由をつけて協力を断る


↓2

※ちょっと離脱しますぅ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:38:00.96 ID:3pMyBp600
kskst
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:38:59.01 ID:CgyA3I2zO
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:39:01.59 ID:jDgMupLwo
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:39:37.29 ID:fGQELnrmO
1
82 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:21:57.39 ID:SHkZZXVS0


最原「わかりました……何ができるのかわかりませんけど、協力します」

冴「ありがとう」

明智「それじゃあ行きますか」





【ファミレス】

冴「それじゃあ、早速本題に入る……よりも前に、今この周辺で起きている事件について教えておくわね」

場所を変えてファミレスに来た僕と新島さんと明智くん。
新島さんと明智くんが並んで座り、その対面に僕が座っているという構図だ。

冴「とは言ってもその規模や内容は様々で、深く説明するとキリがないから簡単に言うと……事件の犯人やその周囲に関わっていた人におかしな現象が起きる、不可解な事件がこの街で起きてるの」

明智「今までは窃盗や暴行、その他傷害といった小規模で済んでいたけれど……ついに先週、死人が出る事件が起きてしまった」

最原「死人……!?」

冴「とあるテレビ局のディレクターなんだけどね。以前にもいくつか小規模の事件が起きていたから私達もマークはしていたのだけど……」

明智「そのディレクターが死ぬ直前まで親しくしていた人物がいた。多分、最原くんも見覚えくらいはあると思うよ」

そうやって明智くんが懐から一枚の写真を取り出した。

最原「この人は……」

明智「【超高校級のアイドル】の舞園さやか。希望ヶ峰学園の78期生だ」
83 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:38:24.85 ID:B5KuX0xl0


最原「78期生……僕の先輩ってことですか」

最原「でも、どうして舞園さんのことを調べているんですか? ……まさか、彼女が犯人って思っているんじゃ」

冴「それはまだ確定していない。でも、彼女の様子が事件前後で明らかに違っているのよ」

明智「事件前はアイドルとしての活動をしていた彼女だけど、事件後はその頻度も著しく減っている。テレビ関係者に聞き込みをしても仕事後はすぐに帰宅していて同じグループのメンバーともろくに話をしていないとのことだ」

……確かにそれは明らかにおかしい。
犯人ではないにせよ、事件への関わりは確定だろう。

明智「彼女自身に話を聞こうにも拒否されて終わりなんだ。だから同じ学園の生徒であるキミに頼みたい」

最原「でも、78期生ってことは先輩ですよ? 新入生の僕に聞き込みなんて……」

明智「そこは他の先輩を味方にしてみるとかね」

冴「さっきの名刺に私の携帯番号が書いてあるから、もし何かわかったら教えてくれるかしら?」

明智「それなら僕の番号も……」

メモ用紙を一枚取り出し、簡潔に番号を書いて手渡してくる。

最原「……可能な限りはやってみせます」

会ったこともない人。でも、同じ学園で生活する先輩。
そんな人を疑えと言われるとあまりいい気はしないけど……これも探偵の宿命だと思うしかない。


84 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:54:08.40 ID:Goh4Yn8M0
20XX年 4/10 san
朝→夜


すっかり日も暮れて夜。
僕は学園に戻る道中で考え事をしていた。

それはもちろん舞園さやかさんのこと。
彼女が全国的に有名なアイドルであることは知っていたし、希望ヶ峰学園の先輩であることもありえないことではないと思っていた。

でも――そんな彼女が。まだ出会ったことすらない人だけど、そんな彼女がおかしな事件に巻き込まれている?

最原「…………」

これが夢の中で言っていた絶望というやつなのか?
なら……これを放っておくといずれ僕にも振りかかる?

最原「……【超高校級のアイドル】の【舞園さやか】か……」

その瞬間。視界が歪んだ。

最原「え?」

まるで渦を巻くように視界が回る。
回る。回る。回る。回る。回る。

ぐるぐると回る視界がやがて元に戻ると――僕の周りの風景は一変していた。


※今回終わりです。短い&遅くてごめんなさいです
 何かあればどうぞご自由に。次くらいに仲間一人増えるかな?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:44:13.82 ID:wd6jx7ikO
絶女や3のキャラも出てくるかな?
86 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/27(木) 21:40:04.25 ID:qI3rUp+bO
今日は休み

>>85
出てきます
3はともかく絶女は上手くやれるか不安ですが
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:46:32.02 ID:Td7BOF8jO
イゴールのしゃべり方に違和感。敬語じゃなかったっけ?いや、理由があるんなら悪い
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:49:28.58 ID:nwptWhgF0
>>87
P5だとあんな感じだったはず。 
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:49:36.53 ID:pLfQ6mwbo
5のイゴールはこんなかんじ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:51:01.84 ID:Td7BOF8jO
そうなん?知らんかった
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:53:03.98 ID:V//jzBdVO
5だとあんな喋りだったな
理由は最大級のネタバレになるから言えんが
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:58:52.05 ID:lCAGqi4To
クリアしてないわい喋り方を調べようとして「p5イゴール」で検索して今最大の後悔をしている
93 : ◆AmrfQFpObA [sage]:2017/04/28(金) 08:54:50.23 ID:uUV/k9FVO
1はペルソナ5しかやってないので……すいません
なるべく気を付けますが以降もネタバレがあると思いますのでお気をつけください
94 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:07:17.53 ID:+vZdRT080


【???】

最原「なんだ、ここ……」

確かに街を歩いていたはずだった。
学園に戻ろうとしていたのに、今は全く別の場所に来ている。

最原「……ドーム?」

今僕の目の前に建っているのは巨大なドーム。
テレビとかでよく見る、アイドルや歌手がライブをするときに使いそうな場所だけど……こんなものは間違いなく無かったはずだ。

最原「どういうことだ……夢でも見ているのか?」

とにかくこの場を去ろうとする――その瞬間、ドームの入口のところで誰かが動いたような気がした。

あれは……舞園さやかさん?

直前に明智くんから写真を見せられていたからすぐにわかった。
今のは間違いなく舞園さんだ。

最原「こんなところで何を……?」

疑問に思った僕は少し迷った後で彼女の後を追うことにする。
普段なら気にしなかったかもしれない。でも今はなぜか――嫌な予感がする。


95 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:25:36.23 ID:HYEiw5Z70





正面入口を抜け、中にはテレビで見るような光景が広がっていた。
たくさんの観客席があり、中央には舞台がある。

最原「あれは……」

その舞台の上にさっき見かけた舞園さんと――もう一人誰かの姿が見えた。

舞園「うう、ううう……」

頭を抱えて苦しんでいる舞園さん。
それは何か普通とは違う、苦痛と心痛が伴っているような表情だった。

「――は、本――から――」

舞園「ち、違う! 私は……」

舞園さんの方はよく聞こえるけれど、もう一人の方はあまり鮮明に聞こえない。
何を話しているのか。その内容がわからない。

最原「…………」

もう少し近づければもっとよく聞こえそうだけど、バレたりしたらアウトだろう。

どうする……?


‡選択
1 もう少し近づく(コンマ40以下で見つかる)
2 このままでいる
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 21:26:23.63 ID:oAU1ZsF90
1
97 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:53:46.54 ID:x4gdcas40
よく見たら安価先書いてなかった。ごめんなさい
今回は直下のを採用します


最原「少しずつ……少しずつ……」

物音を立てないように少しずつ近づいていく。

「お前が、あの男を殺したんだ」

舞園「ち、違う違う違う! 私はそんなことしてない!」

「本当にそう? 記憶を辿ってみればわかるんじゃない?」

舞園「あ、あああ……」

……あの男を殺した? 記憶を辿ればわかるだって?
おそらく、新島さんや明智くんが言っていたディレクターの事件についてだろう。

なら――舞園さんの前に立っているあの人は誰だ?
暗い空間で表情も見えない。声はかろうじてはっきりと聞こえてくる程度にはなったけど……。

最原「……これ以上の深追いは危険かな」

そう判断した僕はひとまずここから出て外に向かうことにした。
彼女のことは気になるけど、僕だけでどうにかできるとも思えないし……警察か、新島さんに連絡をしないと。





「――ッ!!」

外に出た僕に襲いかかるのは激痛だった。
上から飛び降りてきた何者かに倒され、僕は正面から地面に倒れこむ。

最原「が、あっ……!?」


※ちょっと離脱します
98 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:23:38.23 ID:Y7WHLKsh0


最原「な、なんだよこれ……!?」

僕の体を押さえ込むようにしているのは、ガードマンの制服に身を包んだ【怪物】であった。

険しい表情をしているからだとか、尋常ならざる力だからだとか。そんな些細な問題ではなく――単純に、人の形を成していない。

「――ッ!!」

怪物の咆哮が響き渡る。
その瞬間、僕の背筋が文字通り凍るようだった。

最原「ひ、っ……」

首だけを動かし、その怪物の目を見る。

憎しみ。妬み。敵意。殺意。

その様々な感情が入り混じった視線は――身に覚えがある。

最原「う、うわあああああ!! 離せ、離せッッッ!!」

そこから先はもうがむしゃらであった。腕や足を動かそうとし、怪物の束縛を振りほどこうとする。
だけど、僕なんかの力じゃそれは叶わなくて……。

――その瞬間、不意に怪物が吹き飛んだ。

最原「え……?」

突然の出来事に現実の認識が追いつかない。
そんな僕の元に、とある人物が現れる。

「……危ないところだったわね。もう少しであなた、死んでいたわ」


99 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:34:34.54 ID:60J4wNIj0


その人は凛とした態度で僕を見下ろしていた。
長い髪の毛が印象的で、その瞳は僕のことを冷静に見据えている。

最原「だ、誰ですか……?」

「話は後で。それよりも――あなたは逃げなさい」

彼女の声とほぼ同時で僕の後ろから物音が聞こえてくる。
先ほどの怪物。しかもその数が三体に増えている……!!

最原「で、でもっ!」

「あなたに戦える力はない。でも、私にはある」

「ならあなたは逃げるべきよ」

あくまで僕を逃がそうとする彼女。
でも僕がここで逃げたら彼女が危ない目に……!!

最原「しまっ!?」

「くっ……そっちにもいたのね……! 待っていなさい、すぐに助けて……!」

後ろからもう一体が現れ、僕を羽交い締めにする。
彼女も僕を助けようとしてくれるけど、他の三体に阻止されてしまっていた。

まずいまずい! このままじゃ僕どころか彼女まで本当に……!!


ドクン……。


最原「ッ……!?」

不意に、僕の鼓動が早くなった。

『どうしたのだ? よもやこれで終わりだと言うつもりではあるまいな?』

そして僕の頭に声が響く。
聞き覚えのない――でも、どこか気持ちが昂ぶるような声。


100 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:59:49.63 ID:cU5UW+WX0


『お前の瞳に映る真実がこんなものでいいのか? 解明できぬ謎に身を危険に犯され、見知らぬ少女さえも犠牲にしようとして』

いいわけがない。でも、僕なんかに何ができるっていうんだ……!!

『力ならあるだろう。幾重にも張り巡らされた謎を解きほぐす知恵が』

最原「あ、ああ……あああ……!!」

頭がガンガンする。全身に激痛が走る。

『それとも、お前の才能はその程度であったのか? この程度の謎に敗れるくらいであったのか?』

最原「ち、が……う……!!」

確かに僕はまだ探偵として見習いだ。解いてきた事件の数も本当に数える程度でしかない。
でも……それでも、こんな僕のおかげでと笑ってくれた人もいたんだ……!!

『ふっ……いいだろう。お前の覚悟、受け取った』

ドクン……!!

再び鼓動が早くなる。
しかしそれは先ほどとは違い、比べ物にならないほどの激痛が伴った。

最原「ああああああああ!!」

「これは……」

『眼前に立ちふさがる謎を解き明かさんとする者よ……契約だ』

『我は汝、汝は我……』

『その両の目に映る謎を暴き、見事己の真実を紐解いてみせるがいい!』

『例え虚像がお前を惑わそうとも、その決意を忘れるな!!』

その瞬間。僕の周囲に暴風が巻き起こった。
僕を束縛していた怪物と、彼女と相対していた怪物。合計四体が吹き飛ぶ。

最原「これが……キミの力なんだね……」

最原「……【シャーロック・ホームズ】……」


※今回ここまでです。安価ほぼ無かったですが、お疲れ様でした
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 23:01:19.67 ID:oAU1ZsF90
乙。ワクワクすっぞ。
181.72 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)