【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」

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1 : ◆YwfwH67PRHMh :2017/04/18(火) 10:23:17.79 ID:gWX3mpxk0
登場人物の名前やら、細かな設定やらを安価で決めながら書いていきます

かなり細かく決めるので最初のうちはテンポが悪いかもしれません

エログロは基本禁止、書かれても容赦なく安価下もしくは最安価します

よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492478597
2 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 10:24:05.50 ID:UzeIXofZ0
晴天の霹靂、突然刺されたような衝撃、夢かとばかり…

この状況を表す言葉は探そうと思えば無数に見つかるかもしれない

とにかく僕は生まれてこのかた味わったことのないほどの動揺に襲われていた

奇跡を感じるほどに似合うドレス、薄暗い場所なのにたなびく髪はまるで煌めいているかのよう、
今、目の前の階段を駆け下りてくる美しい少女にこの僕が…

ーーこんなにも魅了されていたーー
3 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 10:24:42.35 ID:UzeIXofZ0
〜時はさかのぼり〜

ニャー!!フニャー!!

探偵「こらこら逃げない、飼い主がどれだけキミのことを心配したのか、考えてもみたまえ!」

その日、僕は少し大きめの猫を腕にがっしりと抱いていた
隙あらば逃げ出そうとするこの猫を飼い主に届けること
それが依頼だった
僕が人の頼みで、人探し、動物探し、物探しをするのは珍しいことじゃないーーなぜなら僕は探偵だからだ





夫人「まあ、本当に見つけて下さったの!?」

探偵「ええ、このくらいの事でしたらこの僕−−…


主人公の名前↓1〜3より選抜
一応夫人の名前↓4〜6
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:26:46.83 ID:pwDAYE+bO
ロック
5 : ◆YwfwH67PRHMh [sage]:2017/04/18(火) 10:28:05.99 ID:UzeIXofZ0
主人公の名前は↓1〜3まで選抜、カタカナでファーストネーム、ラストネームまでお願いします

↓4に夫人の名前(これは適当でもいいです)
6 : ◆YwfwH67PRHMh [sage]:2017/04/18(火) 10:28:57.72 ID:UzeIXofZ0
あ、>>4も選抜対象にします
>>5とこのレスは安価下
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:34:34.68 ID:nWJONVkv0
ロットン・グラスバレー
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:35:27.08 ID:qQPoQUmnO
ジャック・B・クラウン
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:36:31.38 ID:+enaj4st0
エドガー・ヴェーレンドルフ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:37:16.10 ID:GkJehd3GO
タニア
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:39:17.81 ID:pwDAYE+bO
>>4だけどフルネームでなら
ロック・シャルロット
に変えますね
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 11:19:23.96 ID:0OHB8u9i0
探偵「ええ、このくらいの事でしたら僕−−ロットン・グラスバレーの手にかかれば他愛もありません」

タニア夫人「まあ!」

ニャーゴ!!
ロットン「こ、こら逃げようとしない!」

名乗る時に、ほんの少しだけ大きな声を出したせいか、猫が暴れ出す

タニア夫人「お礼をしなくてはなりませんね、少々お待ちになって?」

ロットン「あ!いえ結構ですよ。私事のついででしたから」

僕はこの町の住人ではない
もっというと、この一向に僕に懐く気配のない猫を探すためにこの町にやってきたわけではない
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 11:19:51.59 ID:0OHB8u9i0
>>11
こちらの不手際でお手数かけて申し訳ないです
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 11:22:35.72 ID:0OHB8u9i0
タニア夫人「しかし、はるばる北からいらしたというのに…」

ロットン「では、少し情報をくださいませんか?この辺りで変わった事などあれば教えて欲しいのです」

猫を手渡しながらそう言った

迷い猫が思った以上に簡単に見つかったため報酬を貰う気はなかった
こういう時はだいたいこの質問をして、依頼主から周りに特に異常はない旨を聞いた末に、その場を後にする
そんな流れが決まっていたーーのだが

タニア夫人「変わったこと……」

ロットン(あれ?)

ところが今回はそうはいかなかった
タニア夫人は明らかに思い当たる節がある顔をしていたからだ

ロットン(なるほど、これは帰れなくなりそうだね)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 11:28:11.80 ID:0OHB8u9i0
ロットン「なにかあるのですか?」

タニア夫人「え、ええ。でも、外からのお客様にお話するような内容では…」

ロットン「いえ、ぜひ話を聞かせてはもらえませんか?」

タニア夫人「分かりました−−しかし、話すなら私よりも相応しい方がいるわ。少々お待ちになってくださいまし」

ロットン「もちろんです」


そういうわけで、タニア夫人の家でしばらく待たせてもらう事になり
そう時間のかからないうちにある人物がやってきた

↓1誰?どんな人物?名前も

※基本的に名前もお願いします。主要人物以外の名前は適当で構いません。モブレベルのキャラにすら名前をつけていきますが、その都度こっちで記録していくので、どっかでまた再登場するかもしれません

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 11:38:14.24 ID:mcSFP1o50
フランソワーズ
執事にあたる人物
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 12:11:56.03 ID:0OHB8u9i0
「失礼致します」

入ってきたのは僕よりは年上、しかしまだ若いと言える女性だった
ちなみに僕は17歳だ

ロットン「こんにちはーー彼女は?」

タニア夫人「私の執事よ」

ロットン「執事の方ですか」

メイドなら何人も見たことがあるものの
女性の執事に会うのは初めてだった
女性の執事がいないわけではないと知ってはいるが、実際に見てすぐにピンとくるほどでもない

フランソワーズ「以後お見知りおきを」

きっちりとしたタキシードを着こなしているその人の佇まいからは、只者ではないということが伝わってくる

改めて周りを見回すと、やはりかなり立派な部屋だ
これだけ腕の立ちそうな執事が付いているところを見ても
成り行きで猫探しを依頼してきた夫人はそれなりに富豪と言えるだろう

……報酬をまともに貰おうとしていたら何が出てきていたのだろうか

18 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 12:34:19.34 ID:0OHB8u9i0
ロットン「それで本題の方ですが」

タニア夫人「フラン、話してくれるかしら?」

タニア夫人は返答の代わりに一度頷くと、執事に促した

フランソワーズ「かしこまりました。僭越ながらこの街の皆様から相談を受けることが多々ありまして」

ロットン(うん、そんな感じはする)

フランソワーズ「その中でも最近よく耳にする噂がございます」

ロットン「なるほど」

フランソワーズ「この街のはずれに、放置されている屋敷があるのですが…」


ちなみにこの街の名前↓1
その屋敷で何が起こっているとされている?↓2
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 12:41:00.08 ID:nWJONVkv0
スタット
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 12:43:09.96 ID:+enaj4st0
若い女性達が誘拐され捕らわれている
21 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 13:05:28.29 ID:0OHB8u9i0
フランソワーズ「若い女性達が誘拐され囚われていると…」

ロットン「……」

ロットン(思ってたより大変な内容だった)

ロットン「そ、それは僕よりも、このスタット街の騎士にでも動いてもらった方がいいんじゃ…」

フランソワーズ「ええ、それが実はもう騎士の調査隊が一度見に行ったそうなのですが、特に異常はないとのことで…」

ロットン「異常はない…」

フランソワーズ「それに実際にこの街の若い女性で失踪したものは特にいないのですが…何しろ街の外れ、それも放置されている廃屋敷、そこへ通づる道付近で怪しい人物の目撃もいくつかあったそうなのです」

騎士達が本当に仕事を果たしたかどうか…は置いておくとして
外れとはいえ、街の中。異常が本当にあるならば、噂程度に収まっているというのはおかしい
しかし、放って置いても問題ないと思うには早計だ
22 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 16:38:15.24 ID:0OHB8u9i0
ロットン「おそらく、若い女性達が囚われているというのは、噂が広まるに連れてある事ない事で情報が膨らんでしまったに過ぎないでしょう」

フランソワーズ「……」

フランソワーズはその顔に少し落胆の表情を浮かべた
このまま話を終わらせられてしまうとでも考えたのだろうか
騎士達にも『異常はない』という言葉でうやむやにされてしまっただけなのかもしれない

ロットン「しかし、だからと言って何もないとは言い切れません」

フランソワーズ「ええ!私もそう考えています!!」

今度は露骨に明るい顔をした

ロットン(この人意外と表情にでるな…)

フランソワーズ「コホン…失礼。ですから私も一度見に行こうと思ったのですが、私はタニア様から離れるわけにはいきませんので」

タニア夫人「フランは心配性すぎるのよ、気にせず行ってくればいいのに…」

フランソワーズ「そうはいきません。攫われているのが女性かもしれない以上、あなた様の身にもなにが起こるかわかりません」

タニア夫人「狙われているには『若い』女性でしょう?あなたはともかく、私のようなおばさんは大丈夫よ」

フランソワーズ「しかし…!」

なんとなくこの二人が普段どんな感じなのかが分かってきた
このまま見ているのも面白そうだと思ったが




23 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 17:34:16.69 ID:0OHB8u9i0
ロットン「若干専門外な気もしなくはないですが−−よければ僕の方で調べてみます」

タニア夫人「あら本当に?なんだか押し付けるような形になってしまって申し訳ないわ」

ロットン「これも仕事ですから。それに僕はやりたくない事はやらない主義です。この件は僕としても興味深い」

タニア夫人「でも今日はもう夜も遅いわ。もしよかったら、朝まで休んで行かれては?」

ロットン「いえ、すぐに発ちます。夜は夜で都合がいい事も多いので」

タニア夫人「そう…?でも一人だとーーあら!そうだロットンさん、だったらこのフランを連れていくといいわ」

フランソワーズ「タニア様!?」

ロットン「ありがたい申し出ですが、それについても、問題ありません。僕にも相棒がいますし、それにもしもの時の心得もあります」

ロットン(正直フランソワーズさんが来たら100人力な気はするけれど)

どうやらこの人、タキシードの裏にいくつかナイフを仕込んでいる
多分この人は強い人だ

24 : ◆YwfwH67PRHMh [saga]:2017/04/18(火) 17:44:03.39 ID:0OHB8u9i0
そういうやり取りをした後、いよいよお暇しようと玄関までやって来た

フランソワーズ「ロットン様、最近王国の方から良くない者達が紛れ込んでいるとも聞きます。くれぐれもご注意を」

ロット「はい、肝に命じます。それと僕の事は『ロット』と呼んでください。その方が呼びやすいですから」

フランソワーズ「かしこまりました」

タニア夫人「またいつでもお越しになって?歓迎します」

ロット「ええ、機会があればぜひ」

ニャーゴニャーゴ!!

猫はタニア夫人の腕のなかでも暴れている
夫人はもう慣れているのか物ともしていないが

ロット(に、人間嫌いなんじゃないかなぁ…)

ロット「フランソワーズさん…」

フラン「私の事もフランとお呼びください。同じくその方が呼びやすいでしょう」

ロット「ではフランさん。待ち時間中に出てきた紅茶はとても美味しかったです。ごちそうさま」

フラン「それは良かった、恐縮です」

ロット「では、失礼します」

そう言って僕は、立派な玄関から外に出た
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