由良「最近長良型の皆がいっぱい構ってくる気がする…ような」提督「何でだろうな…」

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1 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 21:58:43.49 ID:M5CZQL6LO
五十鈴「さぁ、あたしの番ね・・・!」

体重計<ギシッ




五十鈴「に、2kg太った・・・」orz

名取「この間のパーティで食べ過ぎたんだよ五十鈴姉さん・・・」

鬼怒「あーあ、五十鈴ねーちゃんってさーホント計画性ないよねー」

阿武隈「カロリー計算キチンとしなきゃ・・・」

五十鈴「う、うるさいわよ鬼怒と阿武隈!あんたたちはどうだったのよ!?」

鬼怒「へっへーん、あたしはきちんと体重変わってないもんねーだ」

阿武隈「あ、あたしだってキチンと50kg未満だからそう太ってないもん!」

五十鈴「うぐぐぐ・・・!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492347523
2 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 21:59:28.56 ID:M5CZQL6LO
由良(お風呂お風呂・・・誰かいるかな?)ガララ

名取「あ、由良さん・・・今からお風呂?」

由良「名取、うん、そうだよ」コクリ

鬼怒「あー・・・そっか、もうちょっと早く来てればあたし達入ってたんだけどなぁ」

名取「ち、ちょっと鬼怒ちゃん・・・!」

鬼怒「あ、ごめんごめん言い方悪かった」

由良「じゃあ由良一人かぁ・・・」           >ブツブツ

由良「うん?」チラッ



五十鈴「いや待つのよ、今のはもしかしたら乗り方が悪かった可能性が・・・」ブツブツ

阿武隈「見苦しいよ・・・いい加減あきらめてってば・・・」
3 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:00:03.48 ID:M5CZQL6LO
由良「五十鈴・・・何かあったの?」

名取「え?五十鈴姉さん?えっと・・・」

鬼怒「体重増えちゃったんだってさ」

阿武隈「あ!由良お姉ちゃん!今日の秘書の仕事は終わったの?」

由良「うん、とりあえず今日の分はね」

五十鈴「ん、由良・・・」

五十鈴(そういえば由良って背も高くて髪の量もすごく多いわよね)ジー・・・

五十鈴(いやでも今は秘書用にパンツスーツ着てるけどかなり細かったような・・・)ジー・・・

由良「どうしたの五十鈴?由良の事じーっと見て」
4 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:01:05.80 ID:M5CZQL6LO
五十鈴「ちょっと由良、あんた体重計乗ってみなさい」

由良「体重計?何で?」

五十鈴「べ、別に理由なんて必要ないでしょ!?ほら乗りなさいよ!」

鬼怒(うわぁ、自分が体重増えたからって由良ねーちゃんを巻き添えにしようとしてる)

由良「よくわからないけど乗ればいいの?」スッ

体重計<ギシッ





五十鈴「え゛ッ!?」

名取「う、うそぉ!?」

鬼怒「な、なんだこりゃあ!?」

阿武隈「嘘でしょ!?あたしより軽いんだけど!?」

由良(・・・・・・やっぱり少ないなぁ)

阿武隈(よ、予想以上に体重少ないじゃないこの人・・・!あたしより頭一個分は大きいのになんで!?)ジー・・・

鬼怒(病気・・・?いやいやどう考えても健康だよね、じゃなきゃ艤装無しであんな人間やめてる身体能力持ってるわけないもん)ジー・・・

名取(ご、ご飯もしっかり食べてるよね・・・なのに・・・この体重!?)ジー・・・

五十鈴(こんなの嘘よ!どうみても背の高さと髪の量に対して体重が釣り合ってないじゃない!)ジー・・・

由良「・・・・・・?どうしたの皆?やっぱり少ない?」
5 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:01:41.33 ID:M5CZQL6LO
五十鈴(159cm)「・・・由良、あんたかなり背高いけど身長いくつよ」

由良(172cm)「170・・・は越えてたかな」

名取(155cm)「ず、ずいぶん大きいね・・・」

阿武隈(150cm)(あ、あたしもそのぐらいの年齢になれば・・・いや、長良お姉ちゃん(153cm)って五十鈴お姉ちゃんや名取お姉ちゃんより1学年上だけど背低いから年齢は関係ないか・・・)

鬼怒(157cm)「ちょっとBMI計算」スッスッ






鬼怒「( ゚д゚)」

五十鈴「ちょっとどうしたのよ固まって・・・ファッ!?」

名取「ひ、低すぎじゃない!?」

阿武隈「これって病気か何かじゃないの!?」
6 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:02:24.63 ID:M5CZQL6LO
由良「昔から・・・どんなに食べても太らないんだ」

五十鈴「」ピクッ

由良「もう少し体重増やしたいと何度も思ったこともあるよ、でも全然増えなかったんだ」

名取「」ピクッ

由良「体重ある人が羨ましいなぁ・・・髪の毛でごまかさなきゃいけないし」

鬼怒「」ピクッ

由良「少し体重分けてほしいぐらいだよ」

阿武隈「」ピクッ

由良「まあそんなことは出来るわけないんだけどね」

五十鈴・名取・鬼怒・阿武隈「・・・・・・・・・・・・」



五十鈴・名取・鬼怒・阿武隈((((贅沢言ってんじゃねえぞこのアマ))))
7 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:04:20.53 ID:M5CZQL6LO
由良「結局一人でお風呂かぁ・・・でも気持ちいい・・・♪」カポーン・・・



五十鈴「由良のあの低体重はさすがに問題だと思うわ、いくらなんでも軽すぎよ」

名取「う、うん・・・」

五十鈴「本人ももう少し体重増やしたいって言ってたわよね?なら食事をいっぱいさせることだと思うのよ」

鬼怒「お、おう」

五十鈴「だから健康的な体にしてあげるためにもいっぱい食べさせるわよ、これは親切心でやることなのよ」

阿武隈「あー・・・うん」

五十鈴「というわけで由良を肉付き良くする作戦を開始するわよ!」





名取「・・・・・・それで、本音は?」

五十鈴「由良が太ったのを落ち込む様子を笑ってやるからにきまってるじゃない」クックック

鬼怒・阿武隈「うん知ってた」

長良(体重増えたぐらいで由良は落ち込むとはとても思えないんだけど・・・)

長良「というか何であんたたちはあたしの部屋でそんな計画立ててんのよ・・・」
8 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:06:46.61 ID:M5CZQL6LO
登場人物紹介

由良:このスレのヒロイン兼被害者、鎮守府最強の存在の片割れ、天然で鈍感なため他人の気持ちを察するのがろくに出来ないし喧嘩売ることも多々
誰が言ったか『世界で一番提督の事を理解しているが理解してない女』

提督:由良に約2年片思いしてる鎮守府最強の存在の片割れ、五十鈴たちの計画に巻き添えを食う羽目になる、由良と共に大学生になったばかり
料理には自信があるがとある事情で由良には止められてる

五十鈴:腹黒くてゲスいが計画性が無いため大体失敗して自滅する故に割と憎まれない芸人気質

名取:人見知りで臆病だが内面は意外と口悪い、一応ツッコミ寄り

鬼怒:お調子者のやんちゃ娘、結構毒を吐く、でも由良にはツッコむことも多い

阿武隈:気が弱いため流されやすい常識人・・・だが長良と五十鈴にはそこそこ辛辣

長良:紛うことなき常識人・・・と言いたいが話の展開上あまり常識的じゃなくなった、ネームシップだが由良の方が年上である

木曾:苦労人・常識人成分など完全に無く生意気で皮肉屋


時期:『発令!第十一号作戦』が終わったあたりで五十鈴・名取・鬼怒・阿武隈は1ヶ月前に着任したばかり
9 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:08:57.19 ID:M5CZQL6LO
由良「・・・・・・っ」ムクリ

提督「zzz・・・」

由良「・・・・・・」ソロ・・・ソロ・・・ガチャ



由良(サラダ調理中)「」トントントントン

由良(コンソメスープ調理中)「」グツグツ・・・

由良(目玉焼き調理中)「」ジュー・・・

由良(盛り付け中)「」ヨセヨセ


       , -‐ ――-
       /  , ,, ;' ;, ; 。, ヽ
     / ; ゛ ;  ゚  ,。 ,ヾ ':.
     ′;  ;  ;   `  ;∧
    { ;  , ′   ''   ゙^ : ;i }____________________
.    ', ^´ ゛     ; .´  ゙゚ ; , イ: : ̄ ̄ : : : : ̄ ̄ ̄ ̄ : ヽ {:  ̄ ̄:.:.: ̄ ̄: : ̄ヾl: : :: : .
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          > -‐-'゚ <     |: :   /,.........   ヽ///丿.:| |: :  ,- =ュ'ゝァ、   : :||: : : : .
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由良「・・・・・・出来た」コクリ
10 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:10:25.60 ID:M5CZQL6LO
由良「朝ごはん出来たよ、提督さん」ガチャ

提督「zzz・・・」

由良「・・・・・・やっぱり声掛けただけじゃ起きない」スタスタ

由良「・・・・・・おはよ、朝ごはん出来たよ」ユサユサ

提督「ん・・・あぁ、おはよう、由良」
11 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:10:55.64 ID:M5CZQL6LO
提督(・・・・・・)

提督(やっぱ由良は今日もかわいいなぁ・・・//)
12 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:12:05.84 ID:M5CZQL6LO
由良「はい、今日の提督さんのお弁当だよ」

提督「ああ、いつもありがとな、由良」
提督(待ってたぜ!やっぱこれ食わなきゃ生きてる心地しねぇ!)

提督「ん、あれ・・・今日のじゅぎょ・・・じゃなかった、講義何時からだっけか?」スタスタ

由良「11時からだね・・・ちょっと時間はあるね」トコトコ

由良「皆に作戦伝えてちょっと資料纏めたら大学行こっか」

提督「そうだな」
13 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:13:44.72 ID:M5CZQL6LO
五十鈴「待ちなさい由良!提督!」

由良「あれ、五十鈴?」

提督「朝から早いじゃないか五十鈴、何かあったか?」

五十鈴「ありがたく思うのよ!弁当を作ってあげたから昼ごはんに食べなさい!」

提督「えっ・・・昼飯って由良が既に弁当作っt」

由良「っ!」提督ノクチオサエ

提督「もがっ!?//」

由良「駄目・・・せっかく作ってくれたのに断るのは・・・今日は五十鈴の弁当を食べよう?」ゴニョゴニョ

提督「で、でも既に由良が作ってくれたじゃないか・・・俺は由良の弁当が食べたくて・・・//」ボソボソ
提督(う、うぉぉ・・・顔ちけぇ・・・由良が耳元でささやいてくれてる・・・///)

由良「ならまた作ってあげるから・・・ね?」ゴニョゴニョ

提督「あ、あぁ・・・わかった//」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 22:14:12.59 ID:VRotIQpTo
鎮守府で提督やったり秘書やってるのに大学生……?どういう世界設定?
15 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:15:32.23 ID:M5CZQL6LO
提督「よ、よしじゃあ五十鈴、早速弁当を貰うよ」

五十鈴「えぇいいわよ、受け取りなさい」

由良「五十鈴のお弁当・・・楽しみだなぁ」

提督「さて・・・どんなのg」





重箱5段「」ドーン

提督「えっ」

由良「」
16 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:16:24.41 ID:M5CZQL6LO
提督「ちょ、ちょっと待て、重箱5段って2人じゃ多くn」

五十鈴「残さず食べるのよ!」ダダダダ

由良「い、五十鈴っ!?」

提督「お、おい待て五十鈴!」

由良「・・・・・・・・・・・・」ヒョイ

提督「・・・わざわざこれを持って大学まで行けってか?なんかの嫌がらせか?」
17 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:17:28.26 ID:M5CZQL6LO
由良「ん〜!おいしぃ〜!」モグモグ

提督「ほ、本当うまいな!五十鈴の奴こんな料理上手かったんだな!」

──────────────────────────────

雷「五十鈴ったら急になんだったのかしら、重箱5段に弁当作ってくれって、誰かと食べるのかしら?」

──────────────────────────────

提督「・・・・・・でも、由良」モグモグ

由良「なぁに?○○君」モグモグ

提督「明らかに・・・多すぎるよな、五十鈴がくれた昼飯の量」モグモグ

由良「・・・食べきれるかなぁ」モグモグ

由良(2人で食べてるはずなのに・・・全然減らない・・・おいしいけど)モグモグ

提督(美味い事は美味いが・・・そろそろ辛くなってきたぜ・・・)モグモグ
18 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:18:45.52 ID:M5CZQL6LO
大学講師「〜〜〜が○○であるからして〜〜」

提督(くそっ、食いすぎて気持ちわりぃ・・・)・・・ウップ

由良「」カキ・・・・・・ウプ・・・カキ・・・・・・







五十鈴(ま、太らせるには単純に食べる量を多くすればいいわよね)

五十鈴(なんだかんだあの2人、かなりのお人よしらしいしああ言っておいたからには全部食べるはずよ)

五十鈴(あの弁当どれほどカロリーあるんでしょうね)フフフ



五十鈴(・・・・・・もう一つ弁当作ってもらったから食べてみましょ)パク

五十鈴(ッ!?)

五十鈴(なにこれ!?本当においしいじゃない!!)パクパクパクパク
19 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:19:37.29 ID:M5CZQL6LO
提督「今日の夕御飯は無しって間宮さんたちに言っておいたぜ・・・由良も腹減ってないだろ・・・?」

由良「・・・・・・うん」

提督「さて・・・じゃあ今日は家に帰るとするk」





名取「ゆ、由良さん!と、提督!夕御飯お持ちいたしました!」ガチャ

提督「ファッ!?」

由良「!?」
20 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:20:25.02 ID:M5CZQL6LO
名取「こ、これがあたし特性のからあげ丼です!マヨネーズもたっぷりかかってますよ!」

由良「か、からあげ丼!?」

提督「へ、へぇ・・・な、なかなかうまそうだな・・・」
提督(おいおい冗談だろ!?腹減ってねえのに肉だなんて!?しかも結構丼ぶりでけえぞ!?)

提督「な、なあ名取・・・別の機会でいいか?」

名取「・・・・・・え」

由良「て、提督さん!」ボソボソ

提督「しょ、しょうがないだろ!?事前に間宮さんたちには言ってあるし、由良だって腹減ってないだろ!?」ボソボソ

由良「うぅ・・・でも・・・」

提督「そ、そのさ・・・俺達あまり腹が」





名取「・・・・・・ごめんなさい、迷惑・・・でしたよね・・・」ポロポロ

提督・由良「!?」
21 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:21:47.04 ID:M5CZQL6LO
名取「あたし・・・まだこの鎮守府に・・・来たばっかりで慣れてなくて・・・」ポロポロ

名取「ただ・・・料理を振舞って仲良くなりたいって思ってたんですけど・・・」ポロポロ

名取「あたし・・・提督と由良さんの事情も考えず勝手なことしようとして・・・・・・ごめ、なさい・・・」ポロポロ

名取「この料理は・・・下げますね・・・失礼・・・しました・・・」ポロポロ

名取「食べて・・・欲しかったなぁ・・・うぅ・・・うぇええん・・・」小声

由良「・・・・・・」

提督「・・・・・・」





由良「・・・・・・食べるよ」箸持ち

提督「・・・・・・・・・俺も」箸持ち

五十鈴「あ、ありがとうございます!とっても嬉しいです!」パアッ





名取(悪く思わないで由良さん、提督・・・)

名取(五十鈴姉さんの昼食を食べてお腹が空いてないことなんてわかりきってます・・・)

名取(だからこそ油たっぷり使った唐揚げにマヨネーズをたっぷり乗せたんです、とっても辛いと思います)モグモグ



名取(・・・・・・ところでこの作戦って、提督も巻き添えになってるけどいいの・・・?)モグモグ

名取(本来由良さんを太らせることが目的だったはずなのに・・・)モグモグ
22 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:22:49.56 ID:M5CZQL6LO
>>21
訂正

名取「あたし・・・まだこの鎮守府に・・・来たばっかりで慣れてなくて・・・」ポロポロ

名取「ただ・・・料理を振舞って仲良くなりたいって思ってたんですけど・・・」ポロポロ

名取「あたし・・・提督と由良さんの事情も考えず勝手なことしようとして・・・・・・ごめ、なさい・・・」ポロポロ

名取「この料理は・・・下げますね・・・失礼・・・しました・・・」ポロポロ

名取「食べて・・・欲しかったなぁ・・・うぅ・・・うぇええん・・・」小声

由良「・・・・・・」

提督「・・・・・・」





由良「・・・・・・食べるよ」箸持ち

提督「・・・・・・・・・俺も」箸持ち

名取「あ、ありがとうございます!とっても嬉しいです!」パアッ





名取(悪く思わないで由良さん、提督・・・)

名取(五十鈴姉さんの昼食を食べてお腹が空いてないことなんてわかりきってます・・・)

名取(だからこそ油たっぷり使った唐揚げにマヨネーズをたっぷり乗せたんです、とっても辛いと思います)モグモグ



名取(・・・・・・ところでこの作戦って、提督も巻き添えになってるけどいいの・・・?)モグモグ

名取(本来由良さんを太らせることが目的だったはずなのに・・・)モグモグ
23 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:24:17.63 ID:M5CZQL6LO
提督「・・・・・・よし、今日の執務はもう終わりにするか、後は明日以降じゃないとできないもんばっかだし」

由良「お疲れ様、でも寝るには時間があるね、どうする?今日は帰る?」

提督「いや、今日は泊まっていくよ、そうだな・・・トレーニングしにいかないか?寝る前に運動しようぜ」

由良「そういえば由良達最近トレーニングも出撃も出来てないね・・・いいよ」

提督「今日の内容は由良が決めていいぜ」

由良「そう?うーん・・・とりあえず・・・今日は軽めに・・・」





由良「海水入りドラム缶を片手に1個ずつ持って鎮守府(5階建て)屋上までジャンプで30往復する?」

提督「久々の肩慣らしにはちょうどいいな、よしじゃあ着替えてくる」ガチャ

由良(ここで着替えちゃってもいいのに・・・)
24 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:26:39.89 ID:M5CZQL6LO
提督(ジャージ)「待たせたな由良、着替え終わったぜ」

由良(ジャージ)「じゃあ、まず空のドラム缶を用意しy」





鬼怒「由良ねーちゃーん!提督ー!!勉強教えてー!!」ガチャ

提督「はぁ!?」

由良「・・・タイミング悪いなぁ」
25 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:27:43.68 ID:M5CZQL6LO
鬼怒「提督も由良ねーちゃんも国立大学行ってるから頭いいんでしょ!?」

鬼怒「もうすぐ期末試験近いからヤバいんだって!だから助けてよ!提督!由良ねーちゃん!」

提督「・・・期末試験いつだよ」

鬼怒「来週」

提督「だいぶギリギリじゃねえか!?もっと早く来いよお前!?」

由良「なら急いで教えなきゃね、まずは何を教えてほしいの?」

鬼怒「うーんとまずは・・・関数!」

提督「中二だと・・・一次関数か、それ覚えねえと二次も三次も四次もわけわかんなくなるんだよなぁ」

鬼怒(えっなに、二次・三次・四次って、関数って他にもあんの)

由良「ならそこはきっちり教えないとね、早速始めよっか」





鬼怒(あんな人知を超えたトレーニングでカロリー消費なんてさせるかぁ!)

鬼怒(由良ねーちゃんは無駄なカロリー消費させないしあたしは勉強教えてもらえる最高の作戦だよ!)
26 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:29:08.06 ID:M5CZQL6LO
提督「んで、b=9を代入するとだな・・・」

鬼怒「・・・そういや提督と由良ねーちゃんって2年前からの付き合いなんだって?」

由良「え?うん、そうだよ、高校2年生からだね」

提督「俺がこの鎮守府で提督やるから2年の時に転校してきてな、それで同じクラスで前後の席だったんだ、2人とも『あ』から始まる苗字だったしな」

鬼怒「へぇ〜・・・じゃあ互いにどう想ってんの?」

提督「ッ!?そ、それはもちろん恋b」

由良「一番頼りになる親友であり相棒だよ」

鬼怒「ほー・・・そう断言出来るんだ、提督はどうなの?」

提督「ああそうだぜ!俺と由良はもはや性別を超えた関係なんだそう断言してくれるなんて嬉しくて涙が出るぜ!」血涙

鬼怒「その赤い涙拭けよ」
27 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:30:54.99 ID:M5CZQL6LO
鬼怒「疲れたーお腹すいたからちょっと休憩しない?」

提督「おい!まだ30分も経ってねえぞ!?」

鬼怒「由良ねーちゃーんあたしが持ってきたもので料理作ってー」

提督「しかも由良に頼むのかよ・・・お前図々しすぎだろ」

由良「まあまあ提督さん、由良は構わないよ、持ってきたものって?」

鬼怒「じゃーん、これ!インスタントラーメン!」

提督「この時間にラーメンかよお前・・・」

由良「3個・・・?ラーメン3杯も食べるの?」

鬼怒「んなわけないっての!由良ねーちゃん達も食べていいよ」

由良「いいの?じゃあ作ってくるね?提督さん、その間鬼怒に勉強見ててあげて?」ガチャ

提督「任せてくれ、よし鬼怒続けるぞ」

鬼怒「えー、ラーメン食べてからでいいじゃーん」

提督「まだ30分も経ってねえんだからな、由良がラーメン作り終えるまでは続けるぞ」

鬼怒「そんなぁ〜・・・」





鬼怒(本当は由良ねーちゃんだけに食わせたかったけどそれは不自然すぎるから仕方ない)

鬼怒(それにしても・・・)
28 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:31:41.18 ID:M5CZQL6LO
鬼怒「提督と由良ねーちゃんは生涯独身確定かぁ」

提督「ふざけんじゃねえぞお前!?まだそうなるって決まってねえだろ!?」

鬼怒「だって2年も一緒にいるのに由良ねーちゃんって恋愛感情持ってないんでしょ?もう無理じゃん?」

提督「諦めねえ俺は諦めねえぞ!俺は絶対由良を恋人にしてやるからな!?」

鬼怒「まあ由良ねーちゃんって提督にはものすごく献身的だし老後もきちんと介護してくれるんじゃん?」

提督「やめてくれよ・・・同い年の女の子にそんなことされたくねえし、割と簡単にその光景想像できるから・・・」
29 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:33:30.50 ID:M5CZQL6LO
鍋「」グツグツ

提督「くそっ!俺はなぜ出会って1ヶ月の中学生にあんな言われねばならんのだ!覚えてろ鬼怒!」

提督「ならばやってやるよ!俺も本気を出してやる!」

提督「天のお告げで『しれ〜か〜ん!異性に振り向いてもらうには〜料理で胃袋をつかむとい〜ですよ〜!(cv綾波)』と聞こえた」

提督「実際俺も由良に胃袋掴まれてるから間違いはないな」

提督「最近は五十鈴や名取が何故か飯作ってくれるから俺もやってみるというわけだ」

提督「・・・・・・よし、こんなもんだな」



提督「というわけで出来たぜ由良!俺特製のカレーうどんだ!」







由良「・・・・・・緑色の、カレーうどん?」

提督「俺の自信作だ!」
30 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:35:50.68 ID:M5CZQL6LO
由良「これは・・・桃とメロン?」

提督「あぁ!由良の好きな果物だしな!当然桃は白桃だぜ!」

由良「桃とメロンが入ってるカレーうどんって初めて見たなぁ・・・あれ、お魚?」

提督「それはアジだ、青魚は体にいいからな、丸ごと入れてみたぜ」

由良「まだほとんど生だね・・・何で緑色なの?グリーンカレー?」

提督「隠し味の抹茶がちょっと多すぎたからか・・・?いやそれとももう一つの隠し味の青汁か?」

由良「・・・そっか、じゃあ、いただきます」ズズッ

提督「ど、どうだ由良!?」
31 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:36:19.24 ID:M5CZQL6LO
由良「まずい」

提督「えっ」
32 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:39:29.64 ID:M5CZQL6LO
由良「桃とメロンにつゆが染み込み過ぎている」

由良「アジは頭も骨も内臓も取ってない」

由良「色々な物が混ざりすぎててもはやカレーの味が消えてる」

由良「隠し味は1種類で十分」

由良「・・・・・・とりあえず、こんなまずいの他の人には食べさせないでね」

提督「ボ、ボロボロの評価じゃないか・・・な、何が悪かったんだ?どこで間違えたんだ?」

由良「・・・・・・味見、した?」





提督「いやいやするわけないよ」

由良「」ブチッ!!!

提督「だって由良に一番に食べてもらいたいのに俺が先に食べても・・・」
33 : ◆ruLKvjzBBY [saga]:2017/04/16(日) 22:40:22.51 ID:M5CZQL6LO
由良「」ガシッ!

提督「え・・・」

提督(うぉぉぉ!!ゆ、由良が抱きしめてくれてるぅぅぅ!やっぱ料理作ってよかったぜぇ!//)

提督(ん?ちょっと待ってくれ、何で由良しゃがんでるんだ、まるでこれから思いっきりジャンプするみたいじゃないか)

提督(これってまさk)





阿武隈(流石にあたしとしても20cm以上背が高いってのにあたしより軽いってのは許しがたい)

阿武隈(夜中に甘いもの、お菓子を食べさせれば太るよね!)

阿武隈(あ、着いた着いた、多分提督用部屋にいるはずよね、ってか由良お姉ちゃん単独の部屋ってあるの?)

阿武隈「由良お姉ちゃーん!あたしと一緒にお菓子を・・・」ガチャ
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