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雪ノ下「Twitterを始めたのだけれど」
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100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/11(火) 21:25:30.78 ID:1EStDXTDO
乙
101 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 22:45:46.76 ID:a7CPFq9v0
ーーーーモール前広場ーーーー
由比ヶ浜「ヒッキー!、どうしたのその怪我!?」
雪ノ下「…ッ!大丈夫なの?比企谷君!?」
八幡「あぁ、別に何ともねぇよ。お前らこそこっち向かって来てたんだな…」
由比ヶ浜「山岸さんに話聞いたんだけど…詳しい事は分からなかったの」
雪ノ下「憧れの先輩に誘われて浮かれていたみたいだったわ、彼女。」
由比ヶ浜「それと、この事は誰にも言わないでって…」
雪ノ下「憧れの先輩に誘われたからって、浮かれて誘いに乗った事をクラスの皆は知られたくないって事ね。」
八幡「言い方は悪いがその通りだろうな…、ましてやSNSで出会ってるんだから、もし知られたら周りからはそういう目で見られるだろ」
由比ヶ浜「多分他の子達も同じ気持ちだったんだと思う…だから頑なに話したがらなかったんだよ…」
八幡「心理を突いた上手いやり方だな…狙ってやってるんだとしたら相当悪質だぞ…」
八幡「(これであの写真に写ってた奴から、犯人である確率が低い海老名さん、川崎、戸部、大和、大岡を除外したとして…俺たちも当然除外、となると残るのは葉山と三浦…いやでも三浦はこの件の依頼者だ、犯人である可能性は皆無と言っていい…)」
八幡「(となると残るのは葉山…ダメだ、もう訳がわかんねぇ)俺の方は、それらしい奴は見つけられなかった、すまん」
雪ノ下「振り出しに戻ってしまったわね…」
八幡「とりあえず一旦学校に戻ろう…っ痛ぇ…」
由比ヶ浜「ヒッキーホントに大丈夫?足、腫れてるよ…!」
八幡「さっき挫いちまってたみたいだな…今になって腫れてきやがった」
雪乃「冷え込んで体温が下がったからよ、それに興奮状態だったから痛みの感覚が飛んでたのよ…」
由比ヶ浜「お店入ろうよ!、そしたら座れるし、温まるし!アタシ、薬局で湿布買ってくるよ!」
雪ノ下「頼めるかしら、由比ヶ浜さん、今の比企谷君を1人には出来ないから…」
陽乃「あれー?、雪乃ちゃんじゃなーい、比企谷君に由比ヶ浜ちゃんも、何してんのこんなトコで?…デート?」
雪ノ下「次から次へと…はぁ…」
ーーーーーーーーー
102 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 22:48:34.81 ID:a7CPFq9v0
>>99
僕の書き方が悪かったですね、すみません!
大岡と大和はそれぞれラグビー部と野球部ですので、ただ大会の時期はどの部活も重なっているので、戸部のオフに2人が合わせてくれた…という感じで補完しておいてください。すいません
あまり本編の大筋に影響は無いと思いますが
拙い文章で申し訳ないです
103 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 22:55:38.03 ID:a7CPFq9v0
ーーーモール内カフェにてーーー
陽乃「ふーん、成りすましねぇ…」
雪乃「姉さんは部外者なのだから、本来話す必要も無かったのだけれど…」
陽乃「カタイこと言わなーい。あーんな面白そうな現場に出くわしちゃったら、何があったか聞くまで帰れないじゃない♪」
雪乃「はぁ…これだからタチが悪いのよ…」
陽乃「まーでも、本人かどうか確証もないのに誘われてホイホイついて行くなんて、その子の自業自得だとおねーさんは思うなぁ」
八幡「…その言い分は確かに正しいかもしれないですけど、こっちも依頼されてやってるんですよ」
104 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 23:22:14.31 ID:a7CPFq9v0
陽乃「奉仕部での活動…ね。今回も比企谷君『が』頑張ってるんだね、かっこいいー♪」
雪乃「……姉さん、そろそろ帰って貰えるかしら」
陽乃「なんでぇー?楽しくお喋りしてるだけじゃない」
由比ヶ浜「ひっ、ヒッキーは、いつだって頑張ってくれてますっ!」
八幡「由比ヶ浜…」
陽乃「別に人助けを否定するつもりは無いよー、でもさ、これってホントに助けが必要な事なのかな?」
由比ヶ浜「そんな…他の人に成りすますなんて、絶対ダメだと思いますっ!」
陽乃「ガバマちゃん達が躍起になる事じゃないと思うんだ、お姉さんは。そーいうのは警察に任せるか、教師に言うべきでしょ」
由比ヶ浜「それは…」
陽乃「SNSなんて、架空の人物像をいくらでも作り上げられるもの、それを鵜呑みにしちゃう方にも責任はあるって事よ。それがどんな結果を招いたとしても、信じてしまった側にも責任はあるの」
雪ノ下「…ッ!!被害にあった子の気持ちがわからないの!?」
陽乃「逆に聞くけど、雪乃ちゃんはわかるの?、現実でも人を信じた事のない雪乃ちゃんに。ネット上の文字列を純粋に信じてしまう子の気持ちは…
パリンッ…
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!」
雪乃「…ッ…、帰って…姉さん…」
店員「お客様、お怪我はありませんでしたか?、すぐに破片を片付けますのでこちらの席へ…」
陽乃「…あーあ、シラけちゃった、つまんないのー…それじゃ、おねーさん、帰るね。」
八幡「…あの、」
陽乃「んー、何?比企谷くん」
八幡「雪ノ下は、奉仕部部長としてよくやってくれてる…と思います。俺たちの事も、その…頼ってくれてるし」
由比ヶ浜「…そっ、そうですよ!アタシゆきのんに助けられてばっかりで…!」
陽乃「…ふーん、それが比企谷君達の言う『信頼』、なんだ?」
八幡「………ッ」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/11(火) 23:28:45.18 ID:z4jieE5gO
シリアスなシーンなはず
なのにガバマちゃんでふいた訴訟
106 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 23:29:45.75 ID:a7CPFq9v0
ーその時俺の脳裏に浮かんでいたのは、前に陽乃さんが口にした言葉だったー
「あれは信頼とかじゃないの、もっとひどい何か」
そう言った時の陽乃さんの表情は深く、何処までも仄暗く、救われる事のない人を哀れむような、嘲笑うような笑みを含んでいたのを鮮明に覚えている
今俺の目の前にいるこの人は、同じ目をしている、あの時とーー
107 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 23:30:34.99 ID:a7CPFq9v0
打ち間違いですね、ゴメンなさい…
108 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 23:32:11.26 ID:a7CPFq9v0
ーーーモール内カフェにてーーー
陽乃「ふーん、成りすましねぇ…」
雪乃「姉さんは部外者なのだから、本来話す必要も無かったのだけれど…」
陽乃「カタイこと言わなーい。あーんな面白そうな現場に出くわしちゃったら、何があったか聞くまでかえれないじゃない♪」
雪乃「はぁ…これだからタチが悪いのよ…」
陽乃「まーでも、本人かどうか確証もないのに誘われてホイホイついて行くなんて、その子の自業自得だとおねーさんは思うなぁ」
八幡「その言い分は確かに正しいかもしれないですけど、こっちも依頼されてやってるんですよ」
陽乃「奉仕部での活動…ね。今回も比企谷君『が』頑張ってるんだね、かっこいいー♪」
雪乃「……姉さん、そろそろ帰って貰えるかしら」
陽乃「なんでぇー?楽しくお喋りしてるだけじゃない」
由比ヶ浜「ひっ、ヒッキーは、いつだって頑張ってくれてますっ!」
八幡「由比ヶ浜…」
陽乃「別に人助けを否定するつもりは無いよー、でもさ、これってホントに助けが必要な事なのかな?」
由比ヶ浜「そんな…他の人に成りすますなんて、絶対ダメだと思いますっ!」
陽乃「ガハマちゃん達が躍起になる事じゃないと思うんだ、お姉さんは。そーいうのは警察に任せるか、教師に言うべきでしょ」
由比ヶ浜「それは…」
陽乃「SNSなんて、架空の人物像をいくらでも作り上げられるもの、それを鵜呑みにしちゃう方にも責任はあるって事よ。それがどんな結果を招いたとしても、信じてしまった側にも責任はあるの」
雪ノ下「…ッ!!被害にあった子の気持ちがわからないの!?」
陽乃「逆に聞くけど、雪乃ちゃんはわかるの?、現実でも人を信じた事のない雪乃ちゃんに。ネット上の文字列を純粋に信じてしまう子の気持ちは…
パリンッ…
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!」
雪乃「…ッ…、帰って…姉さん…」
店員「お客様、お怪我はありませんでしたか?、すぐに破片を片付けますのでこちらの席へ…」
陽乃「…あーあ、シラけちゃった、つまんないのー…それじゃ、おねーさん、帰るね。」
八幡「…あの、」
陽乃「んー、何?比企谷くん」
八幡「雪ノ下は、奉仕部部長としてよくやってくれてる…と思います。俺たちの事も、その…頼ってくれてるし」
由比ヶ浜「…そっ、そうですよ!アタシゆきのんに助けられてばっかりで…!」
陽乃「…ふーん、それが比企谷君達の言う『信頼』、なんだ?」
八幡「………ッ」
ーその時俺の脳裏に浮かんでいたのは、前に陽乃さんが口にした言葉だったー
「あれは信頼とかじゃないの、もっとひどい何か」
そう言った時の陽乃さんの表情は深く、何処までも仄暗く、救われる事のない人を哀れむような、嘲笑うような笑みを含んでいたのを鮮明に覚えている
今俺の目の前にいるこの人は、同じ目をしている、あの時とーー
109 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 23:33:11.09 ID:a7CPFq9v0
一応訂正してあげ直しときました、重ね重ねすみません
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/11(火) 23:42:46.33 ID:qiwvMSXi0
山根マリなのか山岸なのか
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/11(火) 23:55:59.51 ID:4ijgfgK7O
個人的にだけど訂正箇所だけ訂正すればよくないかな
3人とも山岸さん呼びだから山岸さんでいいよ…
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/11(火) 23:58:53.11 ID:jkZj3umko
ガバマンちゃんは酷いww
113 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/11(火) 23:59:33.51 ID:a7CPFq9v0
ーーーーモール前に広場ーーーーー
由比ヶ浜「ゆきのん…」
雪ノ下「大丈夫よ…由比ヶ浜さん、心配しないで」
八幡「……学校、戻るか?」
雪ノ下「……いえ、今日はもう…解散にしましょう…比企谷君も怪我しているし…」
由比ヶ浜「そう…だね、あっ、ゆきのん一緒に…」
雪ノ下「ごめんなさい…由比ヶ浜さん、気持ちは有難いけれど、今日は1人で帰るわ……さよなら…」
八幡「……」
ーーーーーーーーー
由比ヶ浜「…ねぇ、ヒッキー」
八幡「ん、どーした?」
由比ヶ浜「あたし達、ちゃんと友達…だよね?ゆきのんもヒッキーもあたしも、3人とも同じ奉仕部の仲間…だよね?」
八幡「…まぁ、同じ部活で、毎日会ってるしな」
由比ヶ浜「そっ、そうだよね…ごめんね、変な事聞いて。あ、あたしここ右だから、此処まででいいよ」
八幡「おう…そうか。じゃ明日な」
由比ヶ浜「うん…バイバイ」
ーーーーーーーーー
八幡「(上部だけの言葉に意味はない…そんな事は…わかってる。仲間だとか、友達だとか、自分と他者の関係にただ心地よい名前を付けただけ…たとえ偽物であっても、それで安心できるなら…人はそれにすがってしまう)」
駅員アナウンス「一番線、各駅停車〇〇行き、この電車は××駅で、準急にーーー」
八幡「(もし、この関係を表す言葉があるのなら、それを見つけられたのなら…)」
駅員アナウンス「まもなく電車が到着します、危険ですので、白線の内側までーーーー」
八幡「(俺達は…………)」
ーーーーーーーーー
114 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 00:00:55.55 ID:Au7fqXsL0
山根マリ→山岸さん でお願いします、僕打ち間違い酷いですね本当に申し訳ないです…
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 00:05:08.42 ID:MWwH0KINo
電車がプラットフォームに入ってくるタイミングで物思いに耽るのはフラグ臭い…
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 00:06:56.85 ID:eoA1rsaBO
運転席のガラスに頭から突っ込めばヘーキヘーキ
117 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 00:07:22.25 ID:Au7fqXsL0
今日はこの辺で区切りますね、打ち間違いと誤字脱字が多くて、本当に申し訳ない限りです。
一応メモ帳に書いてそれを貼り付けているんですが、誤字、脱字、名前間違いのあるここ数レスは
直で書き込んでるのでチェックが甘かったですね…次レスからはまたメモ帳に書いてチェックしてから投下するようにします…
この後由比ヶ浜の出番がちと多くなるのですが、また変な人達が荒らしに来ても気にせず読んでくれると助かります、僕もなるべく気にしないようにするので
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 00:11:16.56 ID:MWwH0KINo
乙でした
俺ガイルのまともなSSを書いてくれる人は久しぶりなので心の底から応援しています
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 00:15:20.58 ID:eoA1rsaBO
変な人達っていうか一人だけだけどな荒らしは
投下速度は気にせず頑張っちくり〜
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 00:22:01.45 ID:+yAr8+dyo
陽乃さんの言ってることは正論だな
そもそもこんな依頼受ける必要があったとはとても思えないし
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 00:56:48.82 ID:p4v2ZWv2o
まともなssで投下速度も速いから期待してるやで
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 01:56:01.79 ID:P/Icwun8O
>>120
馬鹿ヶ浜が経由で厄介事を押し付ける奴らがいるからしょうがいないだろ
本当にガハマと縁を切れば平和なのにな
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 02:16:07.71 ID:Z8bfbxpvO
>>122
お前も俺ガイルと縁を切れば嫌な思いをしないですむのにわざわざSSまで逐一読んでるよな
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 02:36:23.87 ID:qxuR/dvjo
警察はまだ早いか?実害ないし。
教師は被害者にも指導が飛ぶし、やはり奉仕部案件でいいんじゃないか
125 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 09:33:38.35 ID:iJIriMfzO
ーーー比企谷家ーーー
ガチャッ
小町「あ、お兄ちゃんお帰り。どしたの!?その脚、怪我したの!?」
八幡「体育で転んだんだよ、気にすんな」
小町「何それ…大丈夫なの?小町もうご飯食べちゃったよ。温める?」
八幡「いや、後で食うからラップしといてくれ」
小町「……学校で何かあった?」
八幡「何でもねぇよ、お前も早く寝ろ、じゃあな」
ガチャ
小町「あぁ、ちょっと…お兄ちゃん!
…もう…、絶対何かあったじゃん…」
ーーー八幡自室ーーー
八幡「はぁ…つかれた」
ベッドに寝転がる
八幡「結局それらしい事はわからなかったな…(…陽乃さんの言葉を、雪ノ下は、由比ヶ浜はどう受け取ったのだろうか…)」
八幡「とりあえず明日、葉山本人にそれとなく探りを入れてみるか…このままじゃ手詰まりだしな…」
八幡「(…だめだ、今日は。色々あり過ぎて疲れちまってる…眠い…小町の作ってくれた飯…あとで…)」
八幡「……zzz……」
ーーーーーーー
ーーー翌日の朝ーーー
小町「おにーちゃーん!!遅刻するよー!」
ガバッ
八幡「ヤベッ…あのまま寝ちまってたのか、風呂入ってねぇし、シャワーで済ますか…」
八幡「悪い小町、今日は自転車乗せてやれねぇ、1人で行ってくれ」
小町「はいはい、ホントにだらしないなぁ、お兄ちゃんは…じゃあ行ってくるね。ちゃんと朝ごはん食べてよ……お兄ちゃん」
八幡「あぁ…悪いな。気ぃつけて行けよ」
ーーー風呂場ーーー
ザァーーーーーーーーーーー
八幡「…ッ、まだ痛むな、脚…」
八幡「…でも目は冴えてきた、今日俺がやるべき事は………(もう一度、写真に写ってた奴らに聞き込み…それと葉山へ探りを入れる事。まぁ本命はこっちだが、これで何も出てこなかったら正直お手上げだぞ…)」
八幡「…っと、遅刻しちまう」
ーーーーーーーーー
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 09:49:45.34 ID:q1ud0Zyho
電池くん雑談スレに来いよ
127 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 10:13:54.47 ID:1FQcr56mO
スマホのバッテリー消費抑えるため機内モードにして書いてるので、idコロコロ変わると思いますがご容赦下さい
酉付けてるんで大丈夫だと思いますが一応言っておこうと思いまして
128 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 10:44:18.63 ID:1FQcr56mO
由比ヶ浜「ヒッキー!やっはろー!怪我…大丈夫だった?」
八幡「おう、由比ヶ浜。まだ少し痛むけど問題ねぇよ」
由比ヶ浜「そう…良かった。無理…しないでね?」
八幡「……そういや、三浦の方は大丈夫か?」
由比ヶ浜「えっ?優美子?…うん…相当気になってるみたい…話しかけても元気ないし…」
八幡「そうか、その辺の事、正直俺は力になれないから由比ヶ浜、三浦の事気にかけといてやってくれ」
由比ヶ浜「うん…!任せて!…今日ってその…部活…あるのかな…?」
八幡「………普通にあるんじゃねーの、放課後部室行けばわかるだろ」
由比ヶ浜「そう…だよね」
八幡「ほら、俺に合わせて歩いてると遅刻するぞ、早く行け。俺は脚痛いから、重役出勤だ」
由比ヶ浜「お、置いて行けないし!、その…一緒に…行くし…」
八幡「…お、おうそうか…」
ーーー教室ーーー
ガラガラッ
平塚「…比企谷はともかく由比ヶ浜まで遅刻とは珍しいな。早く座りたまえ」
八幡「(…皆にめちゃくちゃ見られてんな、俺と由比ヶ浜が揃って遅刻なんて初めてだし仕方ねぇけど、視線が痛い…)」
129 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 12:50:47.62 ID:NQ4ddxhMO
相模「2人仲良く登校とか、怪しーい(クスクス」
八幡「(うぜぇ…)」
由比ヶ浜「いやホント、寝坊しちゃってさ〜あはは…」
八幡「(由比ヶ浜も相手にするなよ…相模みたいなのは無視が一番だ)」
平塚「こら、私語は慎むように。授業再開するぞー」
八幡「(今日の葉山は…特に変わった様子は無い…か。次の授業、体育だったな。探りを入れるならその時か…)」
ーーーーーー
体育教師「おーし、女子はテニス、男子はサッカーをやるからな。女子は先にコートへ移動しておけ。男子は2人一組になってストレッチしておくように、それと戸塚、お前テニス部だったな。悪いが、テニスボール出すの、手伝ってくれ」
戸塚「わかりました」
八幡「おうふ…(出ましたよ、究極のボッチ殺し…2人一組。戸塚居なくなったら俺どうすればいいの、1人でラジオ体操でもしてればいいのかしらん)」
材木座「はちまーん、我と一緒にストレッチするがよい…」
八幡「(しかし、この時間はチャンスだ…。女子はコートの方行ったから。葉山に話しかけている所を由比ヶ浜に見られる心配が無い。俺が葉山の取り巻き達を疑っている事はまだ由比ヶ浜に伏せとく必要があるからな…。)」
葉山「ヒキタニ君、良かったら俺とストレッチやらないか?」
八幡「…珍しいな…お前なら他にいくらでもやる奴居るだろ(そっちから出向いてくれるとは思ってなかったぜ…こいつの方から俺に近づいてくるなんてな…何か理由があると見て間違いねぇ)」
材木座「はちまーん、八幡、ねぇってば!」
葉山「戸部達は先生のボールと用具出しに付き合わされて行っちゃったからさ…いいだろ?」
八幡「ま…別にいーけど(葉山が何企んでるかはわからねぇけど、いいさ、乗ってやるよその誘い。こっちも好都合だ)」
130 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 14:24:38.60 ID:NQ4ddxhMO
ーーーーーー
葉山「強く押すよ、ヒキタニ君…身体硬いんだな君」
八幡「ほっとけ…(ぐっ…痛え)」
八幡「お前さ、最近なんだ…その、変わった事ねぇか?」
葉山「急にどうしたんだ?君がそんな事聞くの、珍しいな」
八幡「別にただの世間話だよ、ほら、次は俺が押す番だ…」
葉山「よっと…特に変わった事は無いよ、いつもと同じさ…って、ヒキタニ君ちょっと力強いって」
八幡「痛いぐらいが効くんだよ、ストレッチは」
葉山「君の方こそ、また何かやってるそうじゃないか。奉仕部の活動かい?」
八幡「…まぁそんなとこだ」
131 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 16:40:51.62 ID:NQ4ddxhMO
葉山「俺のこと…か?」
八幡「なんでそう思うんだ(こっちの腹がバレてる…とまではかないが、何か勘付いてるな…慎重に言葉を選んだ方がいいか…)」
葉山「別に、俺の思い違いならそれで良いんだ、ただ何となくそんな気がしてさ…この前、優美子が結衣に何か相談してるところを偶然見ちゃったんだ、それで奉仕部にも行ったんじゃないかと思ってね」
八幡「…だったらそりゃお前の思い違いだな、三浦は奉仕部には来てねーよ。三浦、何か悩んでるのか?(やはりこういう所は鋭いなこいつ…だがこの感じだと相談内容までは知らないみたいだな)」
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 16:42:32.77 ID:dswPg9GlO
>>113
はまちならこういうのはちゃんと総武線にした方がいい
133 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 16:42:45.03 ID:NQ4ddxhMO
次レスまでまたちょっと時間空きます、すみません!
皆さんの感想とか貰えて嬉しいです
134 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 16:45:41.89 ID:NQ4ddxhMO
>>132
すみません、結構書き飛ばしちゃったりするのでそういう細かいところ気づけなくて…
自分が電車詳しくないのもあるんですが…大目に見て頂ければと…
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 18:25:55.85 ID:0tFMh0Y3o
おつ!
136 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 20:37:18.33 ID:Au7fqXsL0
帰宅しました!飯食ったら再開します!
137 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 22:07:49.78 ID:Au7fqXsL0
葉山「心当たりはないけど…優美子が自分から言ってくれるまで待つよ、俺は。もしかしたら話したくない事なのかもしれないし、俺に相談するまでもない些細な事なのかもしれない」
八幡「信頼してるんだな…あいつの事」
葉山「優美子だけじゃないさ、俺はあのグループの皆を信頼してるし、皆だってそう思ってるはずさ」
八幡「………」
葉山「居心地が良いんだ、俺はあの場所が好きだからね。…だから比企谷、俺たちの事について詮索するつもりなら、やめてくれ」
八幡「だから違うって、自意識過剰だぞ?お前…」
葉山「ははっ…そうかもな。ほら、ストレッチは終わりだ。先にグラウンド行ってるよ……相変わらず食えない奴だな、君も」
八幡「……お互い様だろ」
俺がそう言うと、葉山は振り向く事なく、グラウンドへ走って行った
八幡「はぁ…どーしたもんかね。あ、先生、今日やっぱ足が痛むんで見学してていいすか?」
体育教師「なんだズル休みか?…っと、本当に腫れているな…こう言う事はもっと早く言え、向こうのベンチで見学してなさい。なんなら保健室で休んでてもいいぞ?」
八幡「いえ、見学しておきます。そこまでの怪我ではないので…」
138 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 22:24:21.15 ID:Au7fqXsL0
ドサッ…
八幡「(ふぅ…疲れたな、つってもストレッチしただけだが)」
材木座「はーちーまーん…」
八幡「うぉっ、材木座居たのかお前。」
材木座「なーんで我と一緒にストレッチしてくれなかったのだー!いつも一緒にやってるではないか!」
八幡「今日は葉山に誘われたんだよ…ってか、何でお前も見学なんだよ」
材木座「愚問だな、八幡よ!本日の体育はサッカー、となればチーム分けの際、誰をどのチームにするか議論が交わされるだろう。我はそんな煩わしい事は御免被る、仮病で休んでやったわ、ハーッハッハ!!」
八幡「要するにチーム分けであぶれるのが嫌だったんだろ…まぁ気持ちはわからんでもないが」
材木座「べっ、別にそうは言っておらん!ただ我はその…何と言うかだな、選別される側が性に合わんと言うだけだ」
八幡「わかったから…それでいいよもう」
材木座「それはそうと八幡!!我が最近執筆中のライトノベルの設定、お前に見せてやろう、傑作になる予定だぞこれは!」
八幡「今の話の流れで何でそうなるんだよ…しかも設定かよ。で?今度は何のパクリだ? 禁○か? 俺○?
それとも今流行りの俺つえー系か? パクるならガガガ文庫から出てるラノベとかにしとけよ、多分クレーム来ないし」
139 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 23:30:51.71 ID:Au7fqXsL0
あと数レスで今日のところは区切りたいと思ってます、昨日今日と投稿ペースが落ちてしまってごめんなさい!明後日までは結構予定がギッシリなので、時間があまり取れなくて…明日も今日くらいの投稿ペースになると思います。
金曜日の夜からはまた元のペースに戻ると思うので!また読みに来て下さい!
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 23:41:13.88 ID:3LmIZmCcO
楽しみに待ってるからペースは気にせず最後まで書いて下さい
141 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/12(水) 23:51:30.13 ID:Au7fqXsL0
材木座「色々とアウトな発言はするでないぞ八幡、それよりこの設定を見てくれ、授業中にスマホに書き連ねたこの渾身の傑作を」
ピコン
八幡「そーいうのは書き上げてから言えよ。材木座、何か通知来てるぞ」
材木座「おっと失礼、我のTwitterアカウントにリプライが来たようだ。何々…今度のオフ会、モザイク☆ガールさんも参加しませんか?…だと…」
八幡「おいちょっと待て!お前、そのアカウント見せてみろ!」
材木座「ああっ、八幡、ダメーッ!」
八幡「このモザイク☆ガールっての…お前か?」
材木座「べっ、別にアレだぞ!?ネカマとかそういう事をしようと思ってたわけじゃないぞ!?ただ、おなごを装った方が、ソシャゲで他の人がアイテムくれたりするし、皆がやさしくしてくれるから、つい…」
八幡「それをネカマって言うんだろうが…はぁ、何か色々残念だわ…」
材木座「八幡?」
八幡「エイトマン…それが俺のTwitterのユーザーネームだ」
材木座「!?なんと!エイトマン氏は八幡だったのか!?これには流石の我も驚いたぞ…どうりで親近感が湧いていたわけだ、ハーッハッハ!やはり我らは強い絆で結ばれているな!八幡!」
八幡「何も面白くねぇよ(え、何、って事は俺ずっとこいつに返信してたの? 一応女の子だと思ってたから返信の文面とか気を使っちゃってた俺がバカみたいじゃねぇか…俺の純情をかえしてホント!!)」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 01:19:38.19 ID:ihyKK4/Io
おつん?
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 02:29:04.75 ID:4UHEH4whO
ビッグダディ「おい皆の衆、映画見に行くぞ」
美奈子「え?いつ?」
ビッグダディ「今から」
美奈子「はぁ?」
男ナレ『突然映画を見に行くと言い出した父清志』
男ナレ『この何気ない気まぐれが一家に危機を招くことに』
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 02:30:01.92 ID:4UHEH4whO
美奈子「なんで急にそんなこと言いだすのよ」
美奈子「前もって私に相談してくれたっていいじゃん」
ビッグダディ「しょうがねえだろ安価で決めたんだから」
美奈子「何よ安価安価って、全然安価じゃないじゃない」
ビッグダディ「何言ってるんだお前は、安価の意味も知らずに」
男ナレ『いくら安価とはいえ、林下家にとって家族総出の映画はかなりの出費』
男ナレ『ここは人里離れた奄美大島。映画館のある街へ行くには交通費だってかかる』
145 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 09:03:29.54 ID:tOBjDrPTO
八幡「お前がオフ会なんかに行こうとしてる事にも驚きだよ…、ネット上では友達多いんだな、お前」
材木座「その言い方は少し癪だが、こう見えても我はラノベ作家志望なのだぞ?女の子の気持ちになりきれば造作もない事よ。それにネットだとお互いの顔とか見えないし…しかしそのせいか、つい冗舌になってしまうのだ」
八幡「典型的なネット弁慶じゃねぇか…側からみればキモいぞ、それ」
材木座「ぐぬっ…そっ、そんな事ないもん!なりきりアカウントとか自称公式アカウントとか言ってる奴らの方がキモいし、イタイもん!」
八幡「あーもうわかったわかった。どっちもキモいよ」
材木座「だーかーらー違うのだ…って八幡?何処に行くのだ?」
八幡「保健室だよ、足が痛むから湿布もらいに行く。(今のコイツと話すのはめんどくせぇし)」
材木座「あっ、じゃあ我も一緒に付いて行…待ってよはちまーん!」
146 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 09:04:42.79 ID:tOBjDrPTO
すみません寝落ちしてました(-。-;
今日も書いていきます、よろしくお願いします
147 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 12:43:14.69 ID:tOBjDrPTO
ーーー保健室ーーー
ガラガラッ
八幡「すんません、湿布もらいに来ました」
八幡「………誰も居ねぇ…その辺の棚に入ってるヤツ、勝手に使うか」
シャーッ(カーテンの開く音
雪ノ下「保健室の先生なら用事で少し席を外しているそうよ…って、比企谷君だったのね」
八幡「雪ノ下…?お前なんで保健室で寝てるんだ?具合でも悪いのか」
雪ノ下「朝から少し気分が優れなくて…私のクラスもこの時間は体育だから…」
八幡「そうか…悪いな、起こしちまったみたいで」
雪ノ下「気にしないで、横になっていただけだもの。比企谷君、まだ昨日の怪我…痛むのね。あ、湿布は右の棚よ」
八幡「サンキュー、…よいしょっと」
148 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 17:07:44.67 ID:tOBjDrPTO
雪ノ下「昨日はその…ごめんなさい、色々と」
八幡「何で謝ってんだよ、俺も怪我してたし、引き上げるのがベストだっただろ…っと、サロンパスあった。これ使うか」
雪ノ下「それで…昨日聞きそびれてしまったけれど。大方の目星は付いたのかしら」
八幡「あぁ、とりあえずモール付近に居たのは、戸部、大岡、大和、それと川崎だ」
雪ノ下「川崎さんが犯人とは考えにくいのだけれど…となると戸部君、大岡君、大和君の中の誰かという事になるのかしら」
八幡「いや、そいつらは3人一緒に居たんだ、川崎に至っては塾帰りでスマホのバッテリーも切れてた」
雪ノ下「三浦さんは依頼者なのだから、犯人ではないし、私と由比ヶ浜さんを抜くと…残るのは比企谷君と葉山君という事になるわね」
八幡「何でナチュラルに俺が容疑者候補に入ってるんですかね…」
雪ノ下「ふふっ…冗談よ。となると残るのは葉山君ね…」
149 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 17:19:29.22 ID:tOBjDrPTO
八幡「それなんだが、さっき葉山にそれとなく探りを入れてみたんだ…アイツ、三浦が奉仕部に来てる事、おそらく気づいてる」
雪ノ下「…!?それは本当なの!?」
八幡「断言は出来ない…葉山は三浦が由比ヶ浜に何か相談している所を見たと言っていた…相談内容までは知らない様だったけどな。でも三浦の悩みに自分が関係しているんじゃないかとは言っていた…」
雪ノ下「……彼は他に何か言っていたの?」
八幡「それが上手くはぐらかされちまった…」
150 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 20:00:17.36 ID:pG9wLxhs0
帰宅しました!すみません今日更新できてなくて…
飯食ったらまた再開します!昼間投稿出来なかった分多めに投下できる様に頑張ります
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 20:10:48.03 ID:ihyKK4/Io
うい
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 21:21:50.55 ID:MSAyqMNdo
乙です
153 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 21:39:01.75 ID:pG9wLxhs0
雪ノ下「そう…その様子だとまた葉山君に聞いても、具体的な答えは帰ってこないでしょうね…」
八幡「葉山の取り巻き達にもう一度話を聞いて回るか?」
雪ノ下「……昨日、葉山君は何をしていたのかしら」
八幡「…そーいや戸部が言ってたな、終礼が終わったあと戸部達の誘い断って早々に帰っちまったとか何とか…」
雪ノ下「もし、葉山君が昨日モール付近に居たと仮定したら…」
八幡「…昨日は陽乃さんもモールに居た…もしかして…」
雪ノ下「…………」
八幡「(やべ…つい陽乃さんの名前出しちまった…昨日の事、まだ気にしてる…よな)いや、考えすぎか…」
雪ノ下「………私から姉さんに聞いておくわ…」
八幡「…………」
八幡「(気まずい雰囲気になっちまったな…)」
雪ノ下「…そろそろ休み時間ね。私、教室に戻るわ。次の授業には出られそうだから」
八幡「そっか…無理すんなよ」
雪ノ下「ええ…大丈夫」
ガラガラッ
八幡「なぁ、雪ノ下」
雪ノ下「…何?比企谷君」
八幡「今日はその…部活…やるんだよな…?」
雪ノ下「………そのつもりだけれど…」
八幡「………じゃあまた、部室でな」
ーーーーーーーーー
154 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 21:48:00.00 ID:pG9wLxhs0
ーその日、雪ノ下は部室に来なかったー
平塚「雪ノ下は体調が優れないと言って早退したよ、君たちに申し訳ないと伝えてくれとの事だ」
由比ヶ浜「ゆきのん…」
八幡「そうですか…わかりました。」
由比ヶ浜「どうする?ヒッキー…」
八幡「今日は…やめといた方がいいだろ…」
由比ヶ浜「…そっか、しょーがないよね。どう動いていいかまだわかんないし…」
八幡「じゃあ先生、俺たちはこれで」
平塚「比企谷、少し話がある」
八幡「……わかりました。由比ヶ浜、悪いけど先に帰っててくれ」
由比ヶ浜「えっ?……うん…わかった、また明日ね……ヒッキー」
ガラガラッ
155 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 21:58:26.66 ID:pG9wLxhs0
平塚「雪ノ下と何かあったのか?」
八幡「…何でそう思うんですか」
平塚「教師の勘というやつさ、これでも生徒達の事はちゃんと見てるつもりだ。雪ノ下の事も、由比ヶ浜の事も、無論君の事もね」
八幡「気に掛けてくれてるのは有難いですけど、クラス全体の事も気にかけなきゃいけないんじゃないですか、担任なんですから」
平塚「前にも言っただろう、私は結構えこひいきするタイプだと。気に入ってるのさ…君達の事を」
八幡「……別に雪ノ下と喧嘩したとか…そういうのじゃないんで、先生が気にする様な事じゃ…」
平塚「比企谷」
平塚「私は前にこうも言ったはずだ…雪ノ下に踏み込むのが…君なら良い…とね」
156 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 22:11:15.31 ID:pG9wLxhs0
平塚「奉仕部での依頼も大事だ…しかしそれ以前に君達自身の事についても、解決すべき事があるだろう」
八幡「……」
平塚「すぐにとは言わないさ…それはとても難しいし、時間が解決してくれる事じゃない。私が雪ノ下を奉仕部に入れたのは、彼女自身が変わる為に…そしてその手助けをしてくれる人を探す為でもあるんだ。私はな、比企谷…君が彼女を助けてくれる存在になって欲しいと思っている。」
八幡「…俺は……」
平塚「私は人を見る目は確かだ…自称だがね。話は終わりだ…今日はもう帰りたまえ」
八幡「………」
ーーーー靴箱前ーーーー
八幡「…由比ヶ浜お前…待ってたのか」
由比ヶ浜「うん…やっぱり今日はヒッキーと帰りたいなって…」
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 22:15:11.49 ID:7h/AGg54O
(平塚先生は担任じゃないとツッコムべきか)
158 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 22:43:50.61 ID:pG9wLxhs0
生活指導担当でしたね、うっかりミスです…
159 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 22:45:47.24 ID:pG9wLxhs0
二次創作なのでその辺は多めに見てくれればと思います…まぁ僕がミスするのが悪いんですけど
160 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 22:58:06.51 ID:pG9wLxhs0
ーーーーーーーーー
由比ヶ浜「わぁー、ヒッキーあれ見て!ツリーだよ!そっか…もうそんな時期なんだ」
八幡「そういやもうすぐクリスマスだったな…」
由比ヶ浜「今度部室でパーティしようよ、アタシとゆきのんでケーキ作るからさ」
八幡「お前は部屋の飾り付け担当のが向いてるぞ」
由比ヶ浜「なっ…これでもちょっとは料理うまくなったんだからねー!」
161 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 23:07:16.20 ID:pG9wLxhs0
由比ヶ浜「……明日も部活、休みなのかな…」
八幡「どうだろうな…明日も雪ノ下が休みならそうせざるを得ないだろ」
由比ヶ浜「でも、2人でもっ!出来ることあるかもしれないし…」
八幡「……(どうする、言うか。葉山グループの中にに犯人が居るって事…)」
八幡「なぁ由比ヶ浜…お前さ、葉山達の事どう思ってるんだ?」
由比ヶ浜「どうって…普通に友達だよ?」
八幡「そう…だよな」
由比ヶ浜「…ヒッキー?」
八幡「…なんでもねぇ、お前ここ右だろ。また明日な」
由比ヶ浜「………うん、また明日…」
八幡「(言えるわけねぇ、だったら…俺1人で動くしかないな)」
ピッポッパッ…プルルルル
陽乃「はいはーい♪あれ、比企谷君から電話なんて珍しいね♪なにかな?」
八幡「少し…話があります」
ーーーーーーーーー
162 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 23:18:24.32 ID:pG9wLxhs0
ーーーーモール内カフェーーーー
陽乃「それでー?お姉さんに聞きたい事って何かな?」
八幡「葉山の事です…昨日、葉山と会ったりしてませんか?もしくは葉山が何か悩んでるとか、そういった話、何でもいいんです」
陽乃「なにそれ、そんなの隼人本人に聞けばいいじゃなーい」
八幡「……陽乃さん、昨日何でモールに来てたんですか?」
陽乃「変な詮索をする子はおねーさん、好きじゃないな〜。ま、比企谷君だから教えちゃおうかな♪キミの言う通り、昨日は隼人と会ってたの」
163 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 23:24:00.17 ID:pG9wLxhs0
八幡「何か隠してる事があるなら教えて下さい、葉山のアカウントの件、正直手詰まりなんです」
陽乃「やっぱりその事かー。実はね、おねーさん、成りすましの件、前から知ってたんだ」
八幡「…!!誰から聞いたんですか…」
陽乃「隼人本人だよ」
八幡「葉山が!?…あいつ…知ってたのか…待てよ、だったら何で…」
164 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 23:51:13.63 ID:pG9wLxhs0
陽乃「目を背けてた方が、当人にとって都合のいい事だってあるのよ」
八幡「じゃあ葉山はアカウントの件、見て見ぬフリをしてたって事ですか…?」
陽乃「そうよ、何でそんな事するのか、おねーにはわからないけど、本人がそれで良いって言ってるんだもの…外野がとやかく言う事じゃないわ」
八幡「そんな事して葉山に何のメリットがあるんですか」
陽乃「さぁーね、守りたいんじゃないの、あのグループを」
八幡「そんなの…只の欺瞞じゃないですか…!…上部だけは仲良くして…裏では蔑まれて…」
陽乃「それが隼人にとっての『本物』って事でしょ」
八幡「…ッ!違う!、そんなのは…」
陽乃「じゃあ比企谷君はどうなの?本物を知ってるの?由比ヶ浜ちゃんとは友達?雪乃ちゃんとは? 同じ奉仕部の仲間?」
八幡「ぐっ……」
陽乃「自分の事はなーんにも見えてない、雪乃ちゃんと一緒。そんな人が他者を信じられるのかなー?与えられる好意に素直に答えられない、それどころか人の言葉の裏を読んで常に相手の腹を探ろうとしてる」
八幡『………」
陽乃「本当は欲しいくせに、理性でそれを押さえつけて…今の比企谷君が奉仕部という居場所を失ったら、残るものは何?」
陽乃「いつだって自分を犠牲にしてるじゃない、それは他者を信頼出来てないって事。誰にも頼らない、傷つけたくないから、嫌われたくないから。強がってはいるけど、結局寂しいのよ」
八幡「…ッ…(違う…、俺は…、俺は…)」
陽乃「あの場所を失えば、比企谷君に残るのは、身体に染み付いた猜疑心と、ちっぽけなプライドだけ…」
八幡「…ッ!!違う!!!、俺は…ッ!」
165 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/13(木) 23:56:40.81 ID:pG9wLxhs0
陽乃「そうよ、何でそんな事するのか、おねーにはわからないけど、本人がそれで良いって言ってるんだもの…外野がとやかく言う事じゃないわ」
タイプミスです
おねー→おねーさん
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/13(木) 23:57:19.38 ID:v/uz8c6Ko
はるのんオネェ説
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 00:06:45.87 ID:74aNC92kO
相変わらずいたいとこついてくるな、反論しようにも言ってることは正しいし
168 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 00:16:11.33 ID:NkcwvM+X0
自分の全てを見透かされている気がした
何も言い返せない自分が嫌になる
以前葉山が言っていた言葉がふと頭をよぎった
「あの人は興味がないものにはちょっかい出したりしないよ。・・・・・・何もしないんだ。
好きなものをかまいすぎて[
ピーーー
]か、嫌いなものを徹底的に潰す事しかしない」
169 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 00:16:55.83 ID:NkcwvM+X0
56すがNGワードになってるみたいですね
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 00:18:04.67 ID:9m0KDnoZo
「sage」だけじゃなく「sage saga」にするといいよSS書くときは
171 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage saga]:2017/04/14(金) 00:19:13.25 ID:NkcwvM+X0
こうですかね…普段書き込む事無いのでそういうの教えてもらえるの助かります!
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 00:22:32.05 ID:4oomnErvO
sagaいれろそれで回避できる
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 00:26:28.03 ID:MHN+5ACnO
>>171
それで大丈夫
いろんなNGワードが解除されるよ
174 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 00:26:37.76 ID:NkcwvM+X0
陽乃「ごめんごめん、怒らせちゃったかな♪」
八幡「…………ッ…!」
陽乃「そーやって怯えた目をしてる比企谷君が可愛いからつい…ね♪」
八幡「…帰ります、わざわざ呼び出してすみませんでした…」
175 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage saga]:2017/04/14(金) 00:28:19.62 ID:NkcwvM+X0
陽乃「お詫びに一つだけ、教えてあげる」
八幡「…?」
陽乃「それはね…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
176 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage saga]:2017/04/14(金) 00:45:20.85 ID:NkcwvM+X0
ーーーー翌日ーーーー
由比ヶ浜「ヒッキー!やっはろー!」
八幡「おう、お前今日は早いな」
由比ヶ浜「…どしたのヒッキー…なんか眠そうだね」
八幡「…昨日ちょっとな…」
由比ヶ浜「…今日…ゆきのん…来るかな」
八幡「…休みなら見舞、行ってやればいんじゃねーの」
由比ヶ浜「…!そっ、そだね!ヒッキーも一緒だよ!」
由比ヶ浜「それと…依頼の事…ゆきのんに負担がいかない様に、出来るだけ2人で頑張ろうね…アタシも出来る限りの事するから!」
八幡「おう…(おそらく…、早ければ今日にでも、ケリはつく…筈だ)」
177 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage saga]:2017/04/14(金) 00:50:24.90 ID:NkcwvM+X0
今日はここで区切ります、明日は早めに家に帰ってこれるので、書き溜めてから投稿していきたいと思ってます。一応朝方にも書き込むかもしれませんが、連続で投下し始めるのは夜7〜8時頃からになると思います。それでは、お休みなさい。
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 00:58:14.59 ID:9m0KDnoZo
乙やすみ〜
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 01:06:13.51 ID:NadCu53TO
犯人はガハマだな
というかそうで合って欲しいww
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 01:42:46.89 ID:e4J8dTw4O
こういうSSにすら電池湧くんかよ
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 03:49:12.34 ID:5b8uW91oo
乙です
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 10:40:47.57 ID:oji8rKNHo
電池って八豚やろ?
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/14(金) 10:53:16.44 ID:790zzhnsO
ヒッキー八幡の正体はスーパーヒーローマルフォイの粗末かつ劣悪なる偽物であった
純血マルフォイは他者の活躍や見せ場を邪魔しない
「正体を見せるフォイ!」
マルフォイの覇王の闘気により正体を暴かれた八幡の本性は荒らしのかごめであった
高貴なる純血はこの汚物を一撃で打ち倒したのである
マルフォイはかごめを肉便器にした
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/14(金) 10:54:22.60 ID:NZDMuVgbO
いつものガハマ厨はいつものように自演して君とか他の人を煽ってるよ
まあ煽ってるけど君の意見にはコメントしないっていうのは
反論できないから煽るくらいしかできないって捉えていいんじゃないの
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 11:17:03.77 ID:0jrrHdh9O
朝鮮ノ下連呼と同じに見られたくないんでw
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/14(金) 12:07:33.28 ID:+pSqtLTdO
つかガハマ厨が八結になる理屈を説明してるところをここ最近見た記憶がないw
雪乃に傾く流れがちょっとでも起きるとすぐさま「異議あり!」をやるだけ。
(しかもそれはおかしい!と喚くだけで何がどうおかしいのか根拠は絶無)
挙句の果てに原作キャラのモデルになった人がうんぬんでそれを踏まえると葉雪になるとか
救いようのないバカ発言まで出る始末ww
最早手の施しようがない。人間ドックで頭を重点的に精密検査してもらうことをおすすめするw
187 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 21:05:58.97 ID:NkcwvM+X0
ーーーー廊下ーーーー
八幡「…雪ノ下」
由比ヶ浜「ゆきのん…!良かった…来てたんだね!」
雪ノ下「おはよう、由比ヶ浜さん、比企谷君も…ごめんなさい、昨日はその、休んでしまって…」
由比ヶ浜「ううん!!気にしないで!それより大丈夫だった?」
雪ノ下「ええ…今日は大丈夫よ」
八幡「…………」
由比ヶ浜「まだ安静にしてた方が良いよ、ゆきのんの分までアタシとヒッキーが頑張るから!」
雪ノ下「ありがとう由比ヶ浜さん、でも本当に心配いらないわ。今日からまた部活、再開するから」
由比ヶ浜「えへへ…」
雪ノ下「昨日、姉さんと会ったのね…比企谷君。」
八幡「ああ…」
由比ヶ浜「?ヒッキー陽乃さんと会ってたの?どして?」
八幡「偶然駅前で鉢合わせしたんだよ…大した話はしてねぇよ」
雪ノ下「………」
由比ヶ浜「…??」
八幡「…ほら行こうぜ由比ヶ浜。雪ノ下、また放課後部活でな」
雪ノ下「ええ…また後で」
188 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 21:29:06.76 ID:NkcwvM+X0
ーーーー教室ーーーー
戸部「でさ〜そん時の大和がさ〜」
海老名「あははっ、」
葉山「人の事言えるのかー、戸部」
大和「そうだぞ戸部、お前もあん時お化け屋敷怖がってたじゃんか」
由比ヶ浜「でも怖かったねー、あのお化け屋敷」
ーーーーーーーーー
八幡「(いいのか…これで。あの日常を、葉山が守ろうとしたモノを、壊してしまう。できれば本人が自主するのが一番なんだ…でもそれじゃどっちみち壊れてしまう…)」
ーそれで壊れてしまうなら、その程度のものだって事じゃないのかー
八幡「でもそれが、葉山にとっての本物なのだとしたら」
八幡「(本人が自主するなんて…望みは薄い…でもこれは俺1人でやるしか…)」
ーーーーーーーーー
189 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 21:41:36.59 ID:NkcwvM+X0
ーーーー放課後空き教室ーーーー
ガラガラッ
???「おー、来た来た。ヒキタニ君から呼び出しなんて、少し驚いたよ…それで、私に話って、何かな」
八幡「悪かったな呼び出して、できれば2人だけで話したかったもんでな」
???「ふふっ…もしかして愛の告白だったりして…」
八幡「そうやって思ってもない事口にするのは、相手が俺だからだろ」
???「それは、お互い様なんじゃないかな?」
八幡「…俺があんたを呼んだのは、聞きたい事があったからだ。」
俺がそう言うと、目の前の女性は居住まいを正した、その澄んだ瞳は、眼鏡越しでも分かる…海老名姫菜は、ただ真っ直ぐにこちらを見ていた。
海老名「………聞きたい事って、何かな?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
190 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 21:59:05.98 ID:NkcwvM+X0
ーーーーーーーーー
陽乃「あのアカウントのプロフィール写真、あれ修学旅行の写真なんだってね」
八幡「葉山から聞いたんですか…それ」
陽乃「そうよ、もしかしてここまではもう知ってるのかな?」
八幡「ええ、まぁ…」
陽乃「そっかー、ならオマケにもう一つ…」
八幡「…?」
陽乃「あのアカウントが出来たのは、現像された写真が皆に配られる数日前…言ってる事、わかるよね?」
八幡「…!!」
ーーーーーーーーー
八幡「(言葉を選んだ方が良い…本人が自主するのが一番良いに決まってる…SNSのアカウントなんて、消されたらそれまで…いくらでも言い逃れできちまう)」
海老名「…?」
八幡「(それとも、成りすましはやめろと、はっきり言うべきなのか…)…この前の写真、あれ現像したのいつだ…?」
海老名「この前の写真…?あ!修学旅行の時の写真ねー、あれかー、いつだったっけなぁ?…というか聞きたい事ってそれ?」
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 22:16:47.71 ID:2JFjt6lHO
これは予想外の展開
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/14(金) 22:31:45.37 ID:ijxabMPSO
自主→自首じゃないか
193 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/14(金) 22:52:59.45 ID:NkcwvM+X0
今日ほんとダメです…連日あまり寝れてなかったのでまた誤字してしまいましたね、連続投稿すると言ってたのに申し訳ないです。今日は早めに寝ます、ごめんなさい
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/15(土) 01:44:09.56 ID:lJZcpRQFo
乙です
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/15(土) 21:12:12.38 ID:pWw9r1zVo
おつん
196 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/15(土) 21:57:03.49 ID:lhTJbIx+0
八幡「(はぐらかす気でいるいるのか…?)いや、何というかだなその…」
海老名「ヒキタニ君にしては歯切れが悪いね、んーとあの写真は確か…現像したのは修学旅行から帰ってきてから2日後だから…△日ごろかな。」
八幡「…それだけか?」
海老名「それだけって、…どういう事?」
八幡「…もう一度だけ聞くぞ、あの写真は、お前が現像したんだな…」
海老名「だからそう言ってるじゃない、今日のヒキタニ君、変だよ?」
八幡「(もう…ダメだ、言うしかないのか…)」
海老名「ホントは戸部っちが現像しに行くって言ってたんだけどね〜。急に部活の練習入ったとかで、私が代わりにカメラ預かって行ったの」
八幡「!?…は?、あの写真、お前のカメラで撮ったんじゃ…?」
海老名「……?撮ったのは戸部っちのカメラだよ?」
八幡「………!!、クソッ!」
ダッ
海老名「あっ、ヒキタニ君どこ行くのー?聞きたい事ってそれだけー?」
八幡「それだけだ!!呼び出して悪かった!」
海老名「………変なの」
ーーーーーーーーー
ダッダッダッ
八幡「(クッソ…!、そう言う事かよ!…まだサッカー部は練習中だ…捕まえたぜ成りすまし野郎!)」
由比ヶ浜「あっ、ヒッキー!」
雪ノ下「比企谷君」
197 :
カマクラ
◆2TFCMwLdkopd
[sage]:2017/04/15(土) 22:24:29.88 ID:lhTJbIx+0
八幡「由比ヶ浜!、雪ノ下…お前ら…」
由比ヶ浜「ヒッキーが部室来るの遅いから、まだ教室に残ってるのかなと思って、ゆきのんと探してたの」
雪ノ下「遅刻とは随分悠長ね、比企谷君」
八幡「それどころじゃねぇ、犯人がわかった…成りすましてたのは戸部だ…!」
由比ヶ浜「えっ……戸部っちが…?そんな…ヒッキーそれ…ホントなの?」
八幡「細かい説明は後だ…今はとにかく戸部を捕まえるのが先だ」
雪ノ下「…やはりあの写真に写っている人の中に、犯人が居たのね…」
八幡「あぁ、お前の推測は間違ってなかった…早くサッカー部のところへ…」
由比ヶ浜「待ってよ……2人とも……写真って何?、最初から疑ってたってどういう事…?戸部っちの事?どうして?」
雪ノ下「…そういう訳では無いわ由比ヶ浜さん、ただ犯人は葉山君のグループに居る人である可能性が高いと言っただけよ…」
由比ヶ浜「アタシそんなの聞いてないよ!!……どうして黙ってたの…?なんで話してくれなかったの!?」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、落ち着いて、これには理由が」
八幡「いや、いい、雪ノ下。俺から説明する。…由比ヶ浜…これは」
由比ヶ浜「2人してなんで!?なんで言ってくれなかったの!?ヒッキー、言ってくれたじゃん!奉仕部の仲間だって…友達だって…なんで………アタシの事も、疑ってたの…?」
雪ノ下「それは絶対に無いわ、由比ヶ浜さん」
八幡「由比ヶ浜、信じてくれ俺たちはただ…」
由比ヶ浜「…………ッ」
ダッ
雪ノ下「由比ヶ浜さん!!」
八幡「…………ッ!!」
ダッ
八幡「待てよ!由比ヶ浜!」
由比ヶ浜「来ないでっ!!」
八幡「………」
由比ヶ浜「来ないでよ………ッ、………ごめん…」
ーーそう言って走り出した由比ヶ浜の頬に、涙が伝っていた…泣かせたのは俺だ。
それでも、動かないこの脚を……追いかける事のできない自分を…
今はただ、恥じるしかなかった
最低だ、俺は…
裏切ってしまったんだ、彼女の、信頼をーー
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/15(土) 22:51:06.57 ID:JfgqLTv5O
2人にを責める前に何で自分が信頼されないのかを考えろよ糞ヶ浜はさ
修学旅行の時もそうだが考えなしで馬鹿だからだろうが
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/15(土) 23:04:12.91 ID:f2EqV2MQ0
というか戸部だって確定したわけでもなくね?
怪しいのは確かだけど確証ないじゃん
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