キャプテン・ジャパリパーク/ザ・ファースト・フレンズ

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102 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:31:33.69 ID:lSoj0sHVO
サーバル「あ、じゃあボスに聞いてみようよたてちゃん!」

たて「ジャーヴィス、崖を登るより効率の良い方法は?」

ボス『ロープウェイのゴンドラを検索……山頂にありますね、現時点で有効な方法はありません
空を飛べるフレンズを探してお願いしましょう』

サーバル「そっかーその手があったかー!ボスって頭良いね!」
103 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:32:29.30 ID:lSoj0sHVO
たて「それじゃあ鳥のフレンズを探せば良いのか、みんな心当たりは?」

スパイダーマン「うーん…ヴァルチャー…はダメだ今何処にいるかわからないし、協力してくれるようなやつでもないしね」

コツメカワウソ「私も鳥の知り合いはいないなー」

ジャガー「私もダメだ」

たて「じゃあ登ろうか」

ジャガー「だからなんでたてはすぐ登りたがるのかな!?」

たて「僕なら大丈夫だ、問題ない」

ジャガー「頭痛くなってきた……」
104 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:35:10.75 ID:lSoj0sHVO
???「こんな所で何騒いでるの…?」ばっさばっさ…

サーバル「あっ!鳥の子だ!あなたはなんていうフレンズ?」

???→トキ「私…?私はトキだけど…あなた達は?」

たて「僕はたてであっちがサーバルだ、それと……」

トキ「たてとサーバルね…ほかの子は見覚えがるからいいわ…」

たて「しかし良いタイミングで来てくれたトキ、良かったら協力してくれないか?」

トキ「協力…?」
105 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:37:00.04 ID:lSoj0sHVO
トキ「……なるほど、ここを登りたいのね」

たて「ああ、それで鳥のフレンズに連れて行ってもらえないかと思っていた所なんだけど…」

トキ「良いわよ、山の上で歌ったら気持ち良さそう」

サーバル「歌?あなた歌が好きなフレンズなの?わー、聴いてみたいなー!」

トキ「うふふ、それじゃあ山頂で聞かせてあげる…でも運べるのは一人だけよ、二人は重くて無理」

たて「じゃあサーバルを連れて行ってくれ、僕はサーバルの3倍くらい重いからね」

サーバル「たてちゃんはどうするの?」
106 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:38:13.68 ID:lSoj0sHVO
たて「やっぱり僕は生身で登ろう、
サーバルがジャーヴィスと電池を抱えてトキに運んでもらえると思えば、身軽になった分予定より楽だよ」

サーバル「そっか!じゃあ先に行って待ってるね!」

たて「僕の方が早いかもよ?」

サーバル「言ったなー負けないんだからー!頑張ろうねトキ!」

トキ「サーバルは何を頑張るのよ」

サーバル「おーえんするよっ!」

トキ「まぁいいけど…」

たて「それじゃ、よーい…ドンだ!」
107 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:39:46.85 ID:kX9Oh5H70


たて「ほっ、ほっ、ほいっと」

ひょい、ひょい、ひょい、

たて「……お、木の根がこんな所まで、あれに掴まらせてもらおう」

ガシッ……ベリィッ!!

たて「ぅおおっっと!!??」ぐらぁ……っ!
108 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:43:19.04 ID:lSoj0sHVO
ガシイッ!!!!

たて「……危ない危ない…掴むのにちょうどいいと思ったが…腐っていると僕の体重を支えられないか…となると掴むのは岩肌だけの方が安全だな」

???「あれぇ〜?ここで誰かに会うなんて珍しいなぁ〜?なになにぃ〜?こんな所でどーしたの〜?」

たて「ん?やぁ君もフレンズかな?ここの頂上にあるっていうジャパリカフェに行く途中なんだけど、君は?」

???「わぁ〜!ウチに来てくれるのぉお客さんだぁ嬉しいなぁ〜!」

たて「ん?君はジャパリカフェの?」

???→アルパカ「うんあたしがやってるんだぁ!あ、あたしアルパカって言うんだけどねぇジャパリカフェで紅茶っていうの出しててねぇ!
でもあんまりお客さん来てくれなくて寂しかったんだぁ!」
109 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:45:20.05 ID:lSoj0sHVO
たて「その荷物もそうなのか?」

アルパカ「そうそうこれに紅茶の材料が入ってるんだよぉ!カフェに着いたら出したげるよぉ〜!」

たて「それじゃあ僕も半分持つよ、その方が多分早いだろう」

アルパカ「やったぁ優しいなぁありがとぉ!じゃあ半分お願いしよっかなぁ、はいこれ半分!」

たて「よし確かに預かった、落とさないように気を付けなきゃな」

アルパカ「じゃああたしここ登るコツ教えたげるよぉ!登り方覚えれば余裕だよぉ〜」

たて「それはありがたい」
110 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:47:35.17 ID:lSoj0sHVO
山頂

アルパカ「到着ぅ〜♪やぁ〜おかげさまでいつもより早かったよぉ♪」

たて「サーバルとトキは…よし、まだ来てないな僕の勝ちだ!
君のおかげで早く着いたよアルパカ」

アルパカ「たてさんの覚えが早いんだよぉ」
111 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:49:53.70 ID:lSoj0sHVO
ジャパリカフェ

<カランカラン…

たて「ここがジャパリカフェか…」

アルパカ「さぁ入って入ってぇ、すぐにお茶淹れるよぉ♪」

???「……ん?客か?フェエェーーーーーーーー!!↑↑↑いらっしゃぁーーーーーい!!↑↑↑
ようこそジャパリカフェへぇ!!
どーぞどーぞゆっくりしていけよ!!
なぁ何食う?チミチャンガしかねぇよ!!
でもこれが美味いんだぁ!もぐもぐ…美味ぇーーーーーーーー!!!!あ、でも俺ちゃんが今食ったので最後だったごめんよアミーゴ?」

たて「!?!?うわっ!?なんだ!?」

アルパカ「あー…プールさんまだいたんだねぇ…」

???「いやぁいつまでだっているよぉ!!アルパカちゃんが俺ちゃんの愛を受け止めてくれるま・で・ねっ☆」

アルパカ「じゃあ一生居るねぇどうしよう困ったなぁ」
112 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:52:14.14 ID:lSoj0sHVO
???→デッドプール「やぁモニターの前の諸君御機嫌よう!俺ちゃん人気絶頂中のデッドプールだ!気軽に『デップーちゃん』って呼んでね!
アニマル系の奴でくると思った?残念俺ちゃんでしたおい今残念って言ったやつ誰だ出てこい!!
え?なんでここに居んのかって?いやーテレポート失敗しちまってさー…え?映画のキャラがどーのって?
俺ちゃんがそんなのに縛られるわけねぇだろこの【(ピー)】が!!
舐めた口きいてると【(ピー)】を【(ピー)】して【(ピー)】に突っ込んで【(ピー)】にしちまうぞ!!!!」

たて「…あいつはどこに向かって話しかけているんだ……?」

アルパカ「知らないよぉずっとああなんだぁ意味解んないよねぇ?」

デッドプール「アルパカちゃんの可愛さが俺を狂わせるのさ…(イケボ)」

たて「…との事だが?」

アルパカ「まさかぁ最初からおかしいんだよぉ」
113 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 00:53:27.63 ID:lSoj0sHVO
【でっどぷーる】

頭がおかしくて話が通じないのがデッドプールらしい所…元々の思考からは想像できない程気が狂ってて、とってもイカれたキャラクターです

赤と黒のスーツ着て…色々インパクトありますよね、ウルヴァリンみたくヒーリング・ファクターがあって不死身で、不死の呪いもあるので殺せませんね

一つの考えっていうか行動理念ですけど、他のヒーローみたく信念があって、これを絶対守らなくちゃいけないとか、そういうのはデッドプールの頭にはなくって…
114 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:00:43.09 ID:lSoj0sHVO
<カランカラーン!

サーバル「とーちゃーく!ねぇたてちゃんいる!?まだいないよね!?」

たて「やぁサーバル、僕の方が早かったみたいだね」

サーバル「あー!たてちゃんがいるー!また負けたぁー…」

トキ「…すごいわねあなた…途中で一休みしたけどまさか飛ぶより早いなんて…」

たて「途中で彼女に会って登り方を教えてもらったからね、その分早くつけたんだ」

アルパカ「わぁ〜!またお客さんだぁ嬉しいなぁ!ねぇ何飲む?これね、紅茶って言うんだってぇ!ハカセに教えて…」

サーバル「あ、私達"でんち"をじゅーでんさせて欲しくってね!」

アルパカ「なんだぁ…お客さんじゃないのかぁ…ペッ!」

サーバル「うひゃぁ!」

デッドプール「おっとアルパカちゃんの唾吐き入りましたぁ!!何?俺ちゃんへの愛情表現?いや〜モテる男は困っちゃうなぁ〜!」

アルパカ「全然違うよぉ?」
115 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:01:53.85 ID:lSoj0sHVO
サーバル「その子は誰?赤と黒で変わった模様だね、なんのフレンズ?」

デッドプール「うおぉなんだ誰かと思えばサーバルちゃんじゃん俺超ファン!!俺ちゃんデップー!握手してサーバルちゃんホラ!!」

サーバル「え?うんいいよ握手ー!えへへっ、もうお友達だね!よろしくデップー!」※握手っていうかお手

デッドプール「ヒャッホー可愛い!サーバルちゃんと握手しちゃったぁー感激だなぁもうこの手汚れるまで洗わねぇ!!」

トキ「普通に洗うんじゃないの」
116 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:04:00.28 ID:lSoj0sHVO
アルパカ「でー、なんだっけ、『でんち』?だったっけぇ?」

サーバル「そうそう!これをじゅーでんっていうの出来そうな所知らない?」

アルパカ「あー、もしかして…」

……屋上……

アルパカ「これじゃないかなぁ」

たて「どうだいジャーヴィス?」

ボス『はい、これで間違いありません』

トキ「何これ?」

アルパカ「凄いでしょぉ?これのおかげで紅茶が作れるんだよぉ?」

たて「これは君が作ったのか?」

アルパカ「まさかぁ元々ここにあったんだよぉ、あたしもこれがなんなのか知らないんだけどね?ふぇへへへっ」
117 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:05:13.00 ID:lSoj0sHVO
デッドプール「ひょっとしてこれで俺のテレポート装置も充電できるんじゃないの?ちょっと試して良い?
このケーブルでいいのかな?これをここに繋いで…ヴェッッッ!?!?!?」<パァンッッ!!!!

サーバル「うわっ!?大丈夫デップー!?」

デッドプール「……ぺッぺッ、ダメだった、壊れててないよなコレ?」

アルパカ「プールさん何してんのぉ…」

ボス『電池のセットが完了しました、1時間程お待ちください』
118 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:17:57.41 ID:lSoj0sHVO
トキ「じゃあそれまで私の歌を聴かせてあげるわ」

サーバル「わー!楽しみだなー!!」

たて「そうだ、例の紅茶っていうやつも飲んでみたいんだが…」

アルパカ「ごめんねぇ、それがさっきの抜いたらお湯が止まっちゃうんだぁ」

たて「そうだったのか、それはすまない」

トキ「それじゃあ先に私の歌からね」

サーバル「外行こ外!外で歌ったほうがきっと気持ち良いよ!」

トキ「解ったわ」
119 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:19:10.95 ID:lSoj0sHVO


トキ「もういいかしら?」

サーバル「よっ!待ってましたー!」

アルパカ「わぁ〜!楽しみだなぁ!」

トキ「それじゃあ行くわよ……すぅ…」
120 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:21:17.66 ID:lSoj0sHVO
トキ(((((わあぁぁあああたぁぁああああしはぁぁあああああトォォォオオオキイイィイイイィイイイ!!!!!
なかぁああぁああまああぁぁあああをぉおおおおおぉおお探してぇぇえええぇぇえええいるううぅぅううううのおおぉおぉおおぉおおおお………!!!!!)))))

キイィイィイイィイン……!!

サーバル「うぎゃあぁーーーーーーーっ!!??」

たて「な…っ!?盾が震えて…!?」

パキィン!!
ドゴォッ!!!!

デッドプール「グヘェッ!?!?!?」

アルパカ「わぁー!?プールさん吹き飛んじゃったよ大丈夫ぅ!?」

サーバル「な…何が起きたの…?」

たて「…トキの歌声が盾に跳ね返って指向性を持った衝撃波になったんだ…そうかこんな使い方も出来るのか…」

アルパカ「はぁ〜、それでたまたまその先に居たのがプールさんだったんだねぇ」
121 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:22:24.19 ID:lSoj0sHVO
デッドプール「ひっでぇなキャプテンこの傷どーしてくれんだ!もう治ったけど!!」

アルパカ「はぁ〜よかったぁ、プールさんも無事みたいだねぇ」

たて「すまないデッドプールまさかこんな事になるとは…ん?"キャプテン"?」

デッドプール「あ、悪ィ口が滑った忘れてたてちゃん?」

たて「ん?あぁ…?」

サーバル「"きゃぷてん"?きゃぷてんってどういう意味なのデップー?」

デッドプール「はいはい可愛いサーバルちゃんの質問なら答えちゃう!キャプテンってのはチームを纏めるリーダーって意味だ!
でもこれ以上は勘弁な!展開上言っちゃいけない事になってんだ!」

サーバル「ふーんそっかー、教えてくれてありがとうデップー!」

デッドプール「はー可愛い」
122 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:23:31.66 ID:lSoj0sHVO
トキ「……ふぅ、私の歌…どうだったかしら」

サーバル「ち…力強い歌声だね」

たて「とても興味深いものが見れたよ」

トキ「良かったという事かしら、アンコールね?」

デッドプール「おいたて、今度はその盾遠くに置いとけよ
また吹っ飛ばされたんじゃたまらねぇ」

サーバル「あ…アンコールはまた後でゆっくりね!」

トキ「…そう、解ったわ」
123 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:26:51.13 ID:lSoj0sHVO
たて「ところでアルパカ、お客さんは大丈夫なのか?」

アルパカ「大丈夫大丈夫ぅ、お客さん全然こねぇからぁ」

トキ「そんなにお客さん来ないの?」

アルパカ「来ないねー、誰も来ないねー」

たて「見晴らしも良くて良いところだと思うんだけどな…」

トキ「みんな知らないんじゃないの?」
124 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:28:11.69 ID:lSoj0sHVO
アルパカ「えぇ〜?でも麓で色んな子に伝えたしさん達もウチの噂聞いて来てくれたんじゃないのぉ?」

たて「僕はジャーヴィスから聞いたんだ」

サーバル「場所がわかりにくいんじゃないかなぁ、このあたり山ばっかりだし中々登って来れないよー」

トキ「飛べる子以外通らなくて通り過ぎちゃうんじゃない?」

アルパカ「えぇ〜?楽勝でしょぉ?たてさんだって途中からあたしの荷物半分持っても余裕で登ってたよぉ?」

デッドプール「アルパカちゃんこいつを基準にしちゃダメだ、こいつはイカれてる」

たて「君に言われるとは心外だな」
125 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:31:51.75 ID:lSoj0sHVO
アルパカ「でもそっかー、わかりにくいかぁー…」

たて「…アルパカ、一つ思いついたんだが、この辺草は抜いてしまっても構わないか?」

アルパカ「別に良いよぉ、草むしり大変だから助かるよぉ」

たて「サーバルも手伝ってくれるかい?」

サーバル「もぉっちろん!!何すればいいのかなたてちゃん?」

デッドプール「俺ちゃんも俺ちゃんもー!」
126 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:33:03.93 ID:lSoj0sHVO
たて「……余計な事しないだろうなデッドプール?」

デッドプール「しねぇってそんなに疑うなよ!!
見てこの目!嘘ついてる目に見える!?見えねぇだろ!?」

たて「マスクのおかげで目どころか顔が見えないんだが」

デッドプール「おっとこのマスクを取るのはゴメンだぜ
これ取るとけものフレンズじゃなくてバイオハザードになっちまう」

たて「バイオハ…?まぁ良い、余計な事をしないなら頼む」
127 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:34:23.31 ID:lSoj0sHVO
たて「それじゃあまずこの辺りの草をあっち側に向かって一直線に抜いてもらっていいかな?」

デッドプール「俺ちゃんに任せな自慢の二刀流の出番だ!
……チミチャンガッッ!!!!」

ヒュッ!シュバアァッ!!

サーバル「わぁー速いすごーい!!何今の動きカッコいいー!!その尖った棒何すっごーい!」

たて「……なんだその掛け声は」

デッドプール「これはカタナって言うんだぜサーバルちゃん!すげーカッケーだろ?」

サーバル「わーすごーい!ねぇねぇ私にも貸してー!」

デッドプール「おっとこれは危ないからダメだ、こんな物騒なモン、サーバルちゃんには似合わないぜ?」

サーバル「えー、そうなのー…?」
128 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:35:27.92 ID:lSoj0sHVO
たて「…まぁ戦力としては心強いな、このままみんな指示通りに頼む」

サーバル「はーい!」

アルパカ「解ったよー」

トキ「了解」

デッドプール「どんどん行くぜぇー!!ここと、ここと、ここもだァ!!」

たて「指示通りにしろデッドプール!!」
129 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:36:10.61 ID:d2nEzPe60
…………

たて「……よし、こんなものか」

デッドプール「一番頑張ったのは俺だな俺」

サーバル「すごいよねデップー!どんどん草むしってっちゃうんだもん!」

たて「ちゃんと指示通りにしてたか不安な所もあるが…確認しようか
トキ、アルパカを連れて飛んでもらっていいかな」

トキ「解った」
130 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:37:26.53 ID:d2nEzPe60
トキ「飛ぶとどうなるのかしら?」

アルパカ「ふわぁ〜!飛んでる飛んでるぅ!」

トキ「あ、下見て、下」

アルパカ「んん〜?」
131 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:38:25.75 ID:d2nEzPe60


アルパカ「意味わかんないよぉ」

トキ「………何かしらこれ?」

たて「…………デッドプール」

デッドプール「なんかつまんねぇ絵だったから俺ちゃんの顔に描き換えといたぜ!!気が利くだろ!?」

※この後しこたまお仕置きされた
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 01:39:35.90 ID:xF15rb2bo
キモすぎ
133 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:40:46.28 ID:d2nEzPe60
アルパカ「まぁ絵は意味わかんないけどあれならきっと目立ってお客さん来てくれるよぉ」

デッドプール「意味わかんなくねぇだろ最高にクールだろ」

たて「すまないアルパカ…僕がもう少しデッドプールを見張っておけば…」

アルパカ「いいよいいよぉお疲れ様ぁ、はいお茶ぁ」

サーバル「これがお茶かぁ…はぁー…おち着くなぁカフェ」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:40:54.54 ID:sI8tZdlwO
―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:03.83 ID:vqJHDU9pO
1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:12.16 ID:pdYVG84XO
 急いでレールにトロッコを乗せると、我々は飛び乗りました。

「全速力で逃げましょう!!」

「はいよっ!」

「うん!」

 お二人の全力のおかげか、トロッコはどんどん速度を増していきます。しかしセルリアンとの距離は開きません。それどころか縮まっています。

「もっとスピード出ませんか!」

「これが限界!」

 このままじゃジリ貧です。見たところ、ジャガーさんもカワウソさんも体力的な限界が近づいているように見えます。

 どうにか、どうにかこの危機を脱する方法を考えなければ……。妖精さんさえいればどうにでもなるのに……。

 わたしはふと前方を見ました。線路はまっすぐ伸びており、奥の方でぷっつり途切れていました。

「え?」

 よく目を凝らすと、そこは谷でした。どうやらそこにかかっていたらしい橋が落ちているようなのでした。

 今度こそ血の気が下りました。このままでは谷底へ真っ逆さまなのは確定です。

 ばっと後ろ振り向くと、セルリアンの触手がもうすぐそこまで迫ってきています。前門の谷、後門のセルリアン。
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:21.07 ID:2xzCLkjPO
Aqoursの好感度スレまとめ

善子 →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1482032895/

曜 →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487678425/

ルビィ →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487668185/

千歌 →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487693644/
>>2
ダイヤ →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487770928/

花丸 → http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1487777497/

梨子→ http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1488373777/

果南→ http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1488454481/

鞠莉→ http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1488464531/
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:29.10 ID:KxzyuzLoO
「落ちるだけです」

「…………」 

 顔面蒼白のジャガーさんと対照的に、カワウソさんの顔はキラキラと輝いています。

「あなた飛べるんだね! すっごーいっ! 私も飛んでみたかったんだー!」

 そういって一人ハンドルを動かし始めます。

「あ、カワウソ!?」

「大丈夫ですよ、ジャガーさん」

 わたしはジャガーさんに微笑みかけました。

「わたし、これでも里では……、他のちほーでは魔法使いっていわれているんです」

「まほー、つかい?」

「いろいろ不思議なことが起こせるんですよ。任せて下さい」

「……。わかった」

 ジャガーさんは覚悟を決めたようで、カワウソさんの反対側に立ってハンドルを動かし始めました。

 わたしは前をじっと見つめます。妖精さんがいない、つまりは魔法が使えないのです。神様がわたしの日頃の善行を見ていてくれていることを祈るしかありません。

 若干下り坂になっているせいもあり、速度は順調に上がっていきます。

「頼みますよ、妖精さん」

 今はいない彼らへのお願いも済ませます。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:37.72 ID:/jmYoQ0SO
9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:47.35 ID:bTAhK5mmO
 包装を破いて、お二人の口に突っ込みます。

「んん〜! 甘い! うまい!」

「なにこれ! あまーいっ! すごーいっ!!!!」

 二人の顔がほころぶのをみると、こちらも差し上げた甲斐があるというものです。

「だいぶ回復されましたね? ではもう一度トロッコを漕いでください」

「え?」

 二人の顔が固まります。

「で、でもこの先って……」

「谷だよねー?」

「ええ、谷です。安心してください、飛びますから」

「はぁ!?」

「え!」

 ジャガーさんは驚愕、カワウソさんは期待の表情を浮かべました。

「と、飛ぶって!? あんた鳥のフレンズなの!?」

「いいえ、違います」

「じゃあ無理だよ!」

「大丈夫です。ここからスピードをつけてれば、谷を飛び越せるかもしれません」

「飛び越せなかったら?」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:41:55.35 ID:i4tVRAYiO
スレ汚し失礼します

★★★自治スレより重要なお知らせ★★★
>>2
ラブライブ!板で違反スレの乱立、スクリプトによる保守を目的とした板荒らしに対策するため板設定の変更に関する投票を行います
賛成/反対の投票ですので投票お願いします。


投票日:2017年3月12日


詳しくは
自治スレ、荒らし報告相談 Part.5
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1489154599/
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:42:02.91 ID:zqQO1xfIO
―――


 対峙する私たち三人を残して、絵里は一足先に廃工場内へと進んでゆきました。
 凛と花陽も進行を妨げることはなく、素直に絵里を通しました。


凛「……これで準備は整ったかな」

海未「ええ。絵里を通して貰い感謝します」

花陽「戦う相手は海未ちゃんだから。こっち、ついてきて」


 二人に従い、私もまた一足遅れて廃工場内へと踏み入りました。

 案内されたのは、ことりと絵里が上がった階段の先ではなく、一階フロアの奥でした。
 居並ぶのは、鉄製のクレーンやコンベア、人が何人も入りそうな大型タンクの列、それらを繋ぐ配管の数々。
 もう稼働することのない大型機器類や使用されぬまま放置された廃材が埃を被った状態で残されている、薄暗く湿った旧作業場でした。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:42:10.84 ID:b1luDbFvO
1 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:24:27.16 ID:DV9Bek1G
アニメ本編とは別時空です
>>2
梨子「はぁ…転校して来た途端変な人に絡まれるし付いてないな…私…」

曜「ん?あっ、転校生の子だ♪」

梨子「あ、どうも」ペコリ

曜「千歌ちゃんに追いかけられてばっかりで大変そうだね」アハハ

梨子「千歌ちゃん…あぁ、うん…そうですね…」

曜「んーと…同い年だからタメ口でいいよ?」

梨子「そっか、じゃあそうするね
えーっと…」

曜「あっ、私?私は渡辺曜!曜でも曜ちゃんでも好きに呼んでね♪」

梨子「ふふっ、じゃあ曜ちゃんて呼ぼうかしら」

曜「了解♪じゃあ私は梨子ちゃんって呼ぶね!」
144 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:43:44.33 ID:d2nEzPe60
デッドプール「……ではここで一曲」

アルパカ「プールさんが歌うのぉ!?」

トキ「私も歌うわ」

サーバル「ひぇっ」

デッドプール「よっしゃデュエットだ!ミュージックスタートォ!」
145 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:44:53.69 ID:d2nEzPe60
デッドプール「Hey,yeah,I wanna shoop,baby♪」

ドゥン、チャッチャ、ドゥン、チャッチャ…

アルパカ「え?ふぇえっ!?この音何処からぁ!?」

トキ「Ooh,how you doin',baby?No not you
You,the bow-legged one,yeah……」

アルパカ「なんで合わせられるのぉ!?」

トキ「なんだかいつもより歌いやすいわ」

アルパカ「意味わかんないよぉ…」
146 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:45:52.00 ID:d2nEzPe60
サーバル「わーいおもしろーい!」パチパチパチ…

デッドプール「いいぜトキにアルパカちゃん!コメディアンの才能あるある!!」

トキ「コメディアン…?コメディアンって何かしら?」

デッドプール「みんなの前で目立って面白い事やる奴の事さ!」

トキ「歌も歌っていいの?」

デッドプール「自分が面白いと思えばなんでもアリだ!」

トキ「…じゃあ私なるわ、コメディアン
デッドプールも手伝って」
147 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:47:02.98 ID:d2nEzPe60
デッドプール「マジかよぉっしじゃあケーブルとのコンビは解散だ!!次のコミックから『トキ&デッドプール…&アルパカちゃん』で発行しろってMARVELに直接掛け合ってくるわ!!」

アルパカ「ふへぇっ!?あたしもやるのぉ!?」

デッドプール「二人ともボケじゃシマりの悪りぃ【(ピー)】みたいじゃん!!アルパカちゃんにツッコんでもらわないとダメなんだよぉ!」

アルパカ「ふえぇ〜…」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:47:14.33 ID:II/eenRtO
Aqoursの好感度スレまとめ

善子 →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1482032895/

曜 →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487678425/

ルビィ →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487668185/

千歌 →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487693644/
>>2
ダイヤ →http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1487770928/

花丸 → http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1487777497/

梨子→ http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1488373777/

果南→ http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1488454481/

鞠莉→ http://karma.2ch.net//test/read.cgi/lovelive/1488464531/
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:47:23.81 ID:J2FaS1lEO
 急いでレールにトロッコを乗せると、我々は飛び乗りました。

「全速力で逃げましょう!!」

「はいよっ!」

「うん!」

 お二人の全力のおかげか、トロッコはどんどん速度を増していきます。しかしセルリアンとの距離は開きません。それどころか縮まっています。

「もっとスピード出ませんか!」

「これが限界!」

 このままじゃジリ貧です。見たところ、ジャガーさんもカワウソさんも体力的な限界が近づいているように見えます。

 どうにか、どうにかこの危機を脱する方法を考えなければ……。妖精さんさえいればどうにでもなるのに……。

 わたしはふと前方を見ました。線路はまっすぐ伸びており、奥の方でぷっつり途切れていました。

「え?」

 よく目を凝らすと、そこは谷でした。どうやらそこにかかっていたらしい橋が落ちているようなのでした。

 今度こそ血の気が下りました。このままでは谷底へ真っ逆さまなのは確定です。

 ばっと後ろ振り向くと、セルリアンの触手がもうすぐそこまで迫ってきています。前門の谷、後門のセルリアン。
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:47:31.35 ID:8ctAYyecO
9 名前:名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@無断転載は禁止 [sage] :2017/03/11(土) 00:32:29.95 ID:DV9Bek1G
曜「梨子ちゃん♪行こ?」
>>2
梨子「え、ええ…」

曜「どう?学校には慣れた?」

梨子「うーん…まだ、かな…
曜ちゃん以外に喋る子あんまりいないし…」

曜「そうなの?そっかぁ…」

梨子「うん…」

曜「さ、着替えよっか」

梨子「そ、そうね」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:47:41.18 ID:olr6/JBoO
「落ちるだけです」

「…………」 

 顔面蒼白のジャガーさんと対照的に、カワウソさんの顔はキラキラと輝いています。

「あなた飛べるんだね! すっごーいっ! 私も飛んでみたかったんだー!」

 そういって一人ハンドルを動かし始めます。

「あ、カワウソ!?」

「大丈夫ですよ、ジャガーさん」

 わたしはジャガーさんに微笑みかけました。

「わたし、これでも里では……、他のちほーでは魔法使いっていわれているんです」

「まほー、つかい?」

「いろいろ不思議なことが起こせるんですよ。任せて下さい」

「……。わかった」

 ジャガーさんは覚悟を決めたようで、カワウソさんの反対側に立ってハンドルを動かし始めました。

 わたしは前をじっと見つめます。妖精さんがいない、つまりは魔法が使えないのです。神様がわたしの日頃の善行を見ていてくれていることを祈るしかありません。

 若干下り坂になっているせいもあり、速度は順調に上がっていきます。

「頼みますよ、妖精さん」

 今はいない彼らへのお願いも済ませます。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:47:52.16 ID:Hw9qjtMFO
 包装を破いて、お二人の口に突っ込みます。

「んん〜! 甘い! うまい!」

「なにこれ! あまーいっ! すごーいっ!!!!」

 二人の顔がほころぶのをみると、こちらも差し上げた甲斐があるというものです。

「だいぶ回復されましたね? ではもう一度トロッコを漕いでください」

「え?」

 二人の顔が固まります。

「で、でもこの先って……」

「谷だよねー?」

「ええ、谷です。安心してください、飛びますから」

「はぁ!?」

「え!」

 ジャガーさんは驚愕、カワウソさんは期待の表情を浮かべました。

「と、飛ぶって!? あんた鳥のフレンズなの!?」

「いいえ、違います」

「じゃあ無理だよ!」

「大丈夫です。ここからスピードをつけてれば、谷を飛び越せるかもしれません」

「飛び越せなかったら?」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 01:48:00.05 ID:twrM3lESO
スレ汚し失礼します

★★★自治スレより重要なお知らせ★★★
>>2
ラブライブ!板で違反スレの乱立、スクリプトによる保守を目的とした板荒らしに対策するため板設定の変更に関する投票を行います
賛成/反対の投票ですので投票お願いします。


投票日:2017年3月12日


詳しくは
自治スレ、荒らし報告相談 Part.5
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1489154599/
154 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:52:10.89 ID:d2nEzPe60
たて「電池の充電も終わったようだそう、そろそろ降りようかサーバル」

サーバル「うへーそうだった、降りなきゃいけないんだよねぇ大変だよー」

ボス『それならばご心配には及びません、ティータイムの内にロープウェイを使える状態に調整しておきました
これで楽に昇り降りする事が可能です』

サーバル「ボスぅ!ちょっと見ないなーって思ったらそんな事してたんだね!」

たて「助かるよジャーヴィス」

ボス『お役に立てて何よりです』
155 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:52:56.36 ID:d2nEzPe60
トキ「もう行っちゃうのね」

アルパカ「気を付けてねぇ、またお茶が飲みたくなったらいつでもおいでよぉ」

デッドプール「俺ちゃんに会いたくなってもここに来な!」

たて「それは無い」

アルパカ「あー、やっぱりプールさんまだいるつもりなんだねー」

サーバル「じゃあまたね!」
156 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:54:27.87 ID:d2nEzPe60
……………

デッドプール「……さぁてサーバルちゃん達も行った事だし早速入場から練習だ!!まず俺の真似してみなトキ!

……はぁーいどーもデップーちゃんでぇーす♪」

トキ「…はぁーいどうも、トキです」

デッドプール「まだまだ堅ぁい!もっと朗らかに!」

トキ「……結構難しいのね」

バッサバッサ…

ショウジョウトキ「…上から変な模様と何か騒いでるのが見えたんだけど…何?」

アルパカ「ふわぁ〜!早速誰か来てくれたよぉ!これはちょっとだけプールさんのおかげかなぁ?」

デッドプール「おっ、アルパカちゃん今のデレ?やっと俺ちゃんの愛が伝わった?いやぁホントの愛はここにあるんだなぁって!!」

アルパカ「ふへへっ、ちょっとだけねぇ
さぁあなたも入って入ってぇ、お茶淹れるよぉ」

ショウジョウトキ「お茶……?」
157 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:55:32.23 ID:d2nEzPe60


サーバル「ただいまー!」

スパイダーマン「おっ、おかえり二人ともどうだった?」

たて「ばっちりだ、これでバスも動くだろう」

ボス『それでは運転席の先端に電池を挿入して下さい』

たて「解った」
158 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:56:32.60 ID:d2nEzPe60
ブロロロロ…

一同「「「「「おぉ〜!」」」」」

コツメカワウソ「バス動いた?生き返った?」

サーバル「とまれーっ!うごけーっ!」

ブロロロロ…

サーバル「あれ?動かないね?」

ジャガー「やっぱりダメだったか?」

たて「どうしたジャーヴィス?」

ボス『前方にフレンズが確認できます、このまでは怪我をさせてしまう恐れがあるため前進できません』

たて「サーバル、君が道をふさいでいるらしい」

サーバル「あっ、ごめんねボス!」サッ

ボス『退去を確認、ありがとうございます』
159 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:58:00.50 ID:d2nEzPe60
たて「それじゃあバスも直った事だし、出発しようか」

サーバル「おぉーっ!」

スパイダーマン「元気でやりなよー!」

ジャガー「気を付けてな」

コツメカワウソ「まったねー♪」
160 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 01:58:57.68 ID:d2nEzPe60
…水場…

<ザパーン

カバ「あら〜?どちら様かしら〜?」

ロケット「水浴び中悪いな、こんなシールドを持った奴がここを通らなかったか?」

カバ「しーるど…?あぁここを通って行きましたわ、あの子がどうかしましたの?」

ロケット「シールド自体は使いこなせる奴もそういないし良いんだが…あれの素材はヤバいやつの手に渡って研究されたら大変な事になる
それは流石に阻止しねぇといけねぇからな」

カバ「はぁ…?」
161 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 02:01:10.18 ID:d2nEzPe60
ロケット「じゃあ情報助かったぜ、行くぞグルート!」

グルート「私は、グルート」

カバ「セルリアンが出るからあなた達も気をつけるんですのよー?」

ロケット「へっ、アライグマはそんなにヤワじゃないぜ!」
162 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/15(土) 02:02:35.58 ID:d2nEzPe60
フェネック「……だってさーアライさーん?」

アライさん「いや流石にアライさんもセルリアンはちょっとだけおっかないのだ、アライグマを買いかぶりすぎてはダメなのだフェネック」

フェネック「同じ子追っかけてるみたいだしあの人達と一緒に行った方が安全なんじゃないかなー?」

アライさん「やめるのだフェネック!!アライさん知ってるのだそれは"ふらぐ"なのだ!!!!」

次回:『さばくちほー』
つづく!
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 02:03:47.07 ID:/bzrUgS60
ボスが有能すぎる
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 02:25:13.21 ID:TnlOO0c00
乙 最後のアライさんとロケットのネタが面白い
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 04:05:38.44 ID:WuLENlSXO
作品を蔑ろにしてまでこんな話書きたいのか
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 07:58:44.16 ID:iD3cLHvGO
乙乙
デップーのデップーっぷりが良かった
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 08:09:14.15 ID:554rZmv/O
けもフレ側の感想無くて笑える
色々察するわ
168 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:34:44.10 ID:FJWa8Nh3O
第4話:『さばくちほー』

さばくちほー/ジャパリバス

スナネコ「あなた達が通りかかってくれて良かったです
砂嵐を見に行って飛ばされてしまった時はどうしようかと」

サーバル「ビックリしたよー、砂嵐が見えたから避けて行こうって話してた時急にたてちゃんが

『中にフレンズが見える、助けないと』

って言って砂嵐に飛び込んじゃうんだもん」

ボス『次からは自ら危険に飛び込むような行為はお控えください』

たて「いやすまない、助けないとと思ったら体が勝手に…」

サーバル「でもそれで本当に助けちゃうのがたてちゃんのすごいところだよね!」
169 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:36:50.45 ID:FJWa8Nh3O
スナネコ「本当に助かりました、あなた力強いところなんか僕の友達にそっくりですね」

サーバル「お友達?スナネコにもたてちゃんみたいなお友達がいるの?」

スナネコ「はい、あなたと違って毛むくじゃらで筋肉ムキムキの乱暴者ですが、根は良いフレンズです」

サーバル「たてちゃんに似てるフレンズかー、会ってみたいね!」

スナネコ「じゃあ僕のうちに来ますか?よく涼みに来るのでもしかしたらいるかもしれません」

たて「一休みするにも良いかもしれないな、ジャーヴィス、スナネコの家に行けるか?」

ボス『お任せください、日影になるはずなので休憩には最適でしょう』
170 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:38:01.35 ID:FJWa8Nh3O
スナネコの家

スナネコ「どーぞどーぞ、何もないところですが」

???「なんだスナネコ…ウチに居ないと思ったら外に出てたのか、外で何してやがった?」

スナネコ「やっぱり来ていましたか、ちょっと砂嵐を見に、面白かったです、満足」

???「まったく危ねぇ真似してんじゃねぇよ…そいつらは?」

スナネコ「僕を助けてくれました、サーバルにたてです」

???「サーバルに…たて…ね」
171 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:39:58.46 ID:FJWa8Nh3O
たて「スナネコ、彼が例の?」

スナネコ「はい、紹介しますローガンです」

???→ウルヴァリン「ウルヴァリンだ、ローガンでも構わない
あんたらは何しにここに来た?」

サーバル「たてちゃんがどういうけものなのか図書館に調べに行くところなんだ!」

ウルヴァリン「ふぅん、こいつがねぇ?」まじまじ

たて「…僕の顔に何か付いているかローガン?」
172 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:41:20.58 ID:FJWa8Nh3O
ウルヴァリン「スナネコ、こいつらを招いた経緯は?」

スナネコ「たてがローガンに似ているという話をしたら会ってみたいと言っていたので」

ウルヴァリン「……ふっ、はははははっ!!そうかこいつが俺に!なるほど流石だスナネコは鋭いな!!」ガシガシ(←乱暴にスナネコの頭を撫でる

スナネコ「やーめーてーくーだーさーいぃー
……頭を撫でるならもっと優しくお願いします」

ウルヴァリン「ははっ、悪い悪い
……お前ら、それに乗って図書館に行くならここの裏に良い道がある、通って行くといい」

サーバル「ホントに!?ありがとうローガン!」

たて「それは助かる」

ウルヴァリン「構わねぇよ、助け合うのが"フレンズ"だろ?」

スナネコ「…ここ僕の家なんですけど」
173 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:42:50.88 ID:FJWa8Nh3O
…………

たて「それじゃあそろそろ出発しようか」

サーバル「スナネコもローガンもありがとね!」

ウルヴァリン「途中まで送ってやる、お前はどうするスナネコ?」

スナネコ「僕はたくさんバスに乗ったのでもう満足です
あなた達といると飽きないのでまた遊びましょ」

サーバル「うん!またねスナネコ!」

たて「それじゃあ!」

ボス『それでは出発します』

ブロロロロ…
174 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:43:43.84 ID:FJWa8Nh3O
【うるう"ぁりん】

ウルヴァリンは骨格に他の金属より強靭なアダマンチウムが埋め込まれています

なぜなら彼ら(X-MEN)は激しい戦場を戦い抜かなくちゃいけないので、
アダマンチウムがウルヴァリンを強化します

またウルヴァリンはヒーリング・ファクターも持っています
175 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:44:54.81 ID:FJWa8Nh3O
ブロロロロ…

たて「悪いなローガン、見送りまで」

ウルヴァリン「なぁに、俺はちょっとお前に話しておきたい事があっただけさ」

たて「話したい事?それはいったい…」

ウルヴァリン「まぁもう少し待ちな、おっとここだジャーヴィス、少し止めてくれ」

ボス『かしこまりました』キキッ

サーバル「…………えっ」
176 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:45:52.75 ID:FJWa8Nh3O
サーバル「えぇーーーーーっっ!?!?!?ローガンもボスとお話できるの!?なんで!?なんでぇー!?」

ウルヴァリン「はっはっは、俺もこいつと同じでちっとばかし特殊なんだ」

たて「……ここは…?」

ウルヴァリン「地下迷宮だよ、ここにいるヤツに用があるんだ」
177 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:46:51.70 ID:FJWa8Nh3O
ウルヴァリン「おぉーい出てこいツチノコォ!!いるんだろう!!」

???「………うぎゃああぁぁあーーーーーーーーーー!!!???」

たて「うおおぉぉおおぉっっ!!??」

サーバル「うわぁあぁあぁああーーーーーーーーーー!!!??」

???「な…なんだぁお前ぁっっ!?!?!?!?」

ウルヴァリン「俺だ俺!ウルヴァリンだよ!!」

???「ウ…ウルヴァリン!?はぁ…なんだお前か……」
178 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:48:34.01 ID:FJWa8Nh3O
ウルヴァリン「騒がしい対面になったが紹介しようツチノコだ、ここにはこいつに用があって来た」

???→ツチノコ「オレに用?厄介ごとじゃ無いだろうな…」

ウルヴァリン「今はそうでもねぇよ」

ツチノコ「今はってなんだよ…」

サーバル「なんで出てこないの?」

ツチノコ「落ち着くんだよ!!!!」(in物陰)
179 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:49:43.73 ID:FJWa8Nh3O
ツチノコ「…で、用ってなんだ?」

ウルヴァリン「こいつらにここの奥にある物を見せたい、案内してくれ」

ツチノコ「お…オレがかぁ!?」

ウルヴァリン「ここに一番詳しいのはお前だろ?頼む」

ツチノコ「それはそうかもだけどな!!あれはそこら辺のフレンズに気軽に見せていいモノじゃ…」

ウルヴァリン「こいつをよく見ろ、こいつは"俺と同じ"だ」

たて「……君と…同じ……?」

ツチノコ「む…むむむ、確かに…」じー…
180 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:50:58.23 ID:FJWa8Nh3O
ツチノコ「…はぁ……解った、着いてこい」

サーバル「わぁ〜!」

ウルヴァリン「それじゃあ行くぞ」

たて「僕たちに見せたいモノとはなんなんだ?」

ウルヴァリン「それは着いてからのお楽しみだ」
181 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:52:03.79 ID:FJWa8Nh3O
迷宮最奥

ツチノコ「着いたぞ、ここだ」

サーバル「わぁー!広いところに出たね!」

ウルヴァリン「見せたかったのは奥に置いてあるアレだ」

たて「棒の先端に石のようなモノが着いているな、あれはなんだ?」

ウルヴァリン「俺たちがここに来る前からある古い武器だ、"ムジョルニア"というらしい」

サーバル「むじょるにあ?」

ツチノコ「そうムジョルニアだ!!ムジョルニアというのはだな…」

ボス『"ムジョルニア"…』ピィーン

ツチノコ「うわぁあぁあぁああああーーーーーーーーーーっっっ!!!???」

サーバル「わっ!?ボス!?」
182 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:55:25.72 ID:FJWa8Nh3O
ボス(?)『あー、テステス…ちゃんと写っているかジャーヴィス?それならいい、しっかり記録しておけよ?

ジャーヴィスを連れてここに来る者に向けてこのメッセージを残す

あの戦いの後僕達はここからこのムジョルニアを持ち出す事が出来ず、これ以上地核に沈んで行かないよう調整するので精一杯だった

ここに置いておくにはあまりにも危険な代物だが、もしこれを持ち上げる事が出来る"誰か"が現れたならその"誰か"にこのムジョルニアを託す

幸いにもこれは高潔な魂を持つ者にしか持ち上げる事が出来ないらしい

これを持ち上げられる者になら任せられると信じている

だがこれはとても強大な武器だ、その気になればこのジャパリパークどころか世界さえ滅ぼせるだろう

その事を知った上でこれをどう扱うか決めてほしい

もういいぞジャーヴィス、記録を終了してくれ』ブゥン……

サーバル「わっ!?今の声何ボス!?」

ウルヴァリン「今のは俺も初めて聴いたが、ジャーヴィスの声じゃあなさそうだったな」

たて「しかし、これを持ち上げられる者に託す…か」
183 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:56:17.03 ID:FJWa8Nh3O
ウルヴァリン「以前試してみたが俺は駄目だった、俺みたいな荒くれには相応しくないらしい」

ツチノコ「オレもだ、ビクともしなかった」

ウルヴァリン「たて、お前にこれを試してほしい」

たて「僕がか…よし、やってみよう」

サーバル「はいはーい!私もやってみたーい!」

ツチノコ「お前がか!?」

ウルヴァリン「ははっ、やって見やがれお前に持てるわけ…」

サーバル「…………あれ?」
184 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/16(日) 19:58:44.55 ID:FJWa8Nh3O
たて「どうしたサーバル?」

サーバル「……あのねたてちゃん、」

たて「うん」

サーバル「持てちゃった」(E:ムジョルニア)

たて「えっ」

ウルヴァリン「……は?」

ツチノコ「はあぁあぁぁっっ!?!?!?」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 20:04:26.19 ID:gHWVjO5zO
もしかして学園マーベルのフレンズ?
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 20:26:07.07 ID:0YbGFtHm0
サーバルちゃんで持てるのか...
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 20:55:47.33 ID:mepmP9xyo
アメコミ厨はこんな話で喜んでいるのか
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 21:00:17.38 ID:uoufq2vJO
サーバルちゃんが空を飛べる様に…?
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 22:56:23.70 ID:vuhBTRaZO
フレンズをなんだと思ってるんだ
190 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 19:45:53.84 ID:az9fBjsr0
ウルヴァリン「はっはっは聞いたかツチノコ持てたってよ、面白い冗談だ!」

ツチノコ「そ…そうだよな!冗談だよなあはははは!!」

ウルヴァリン「ははははははははっっ!!おいサーバル、ムジョルニアを一旦そぉーっと元に戻せ!」

サーバル「う…うん」(ムジョルニアを置く)

ウルヴァリン「よしツチノコお前持ってみろ!」

ツチノコ「あははははははははは!!オレに持てるわけ無いだろあははははははっ!!」ぐいーっ!(ムジョルニアを持ち上げようとする)

ウルヴァリン「はははだよなぁ俺も試しに…あははははは持てねぇ!!サーバルもう一回頼む!!」

サーバル「え?うん」ひょいっ(ムジョルニアを持つ)

ウルヴァリン「はははははははははっ!!こいつは傑作だははははははははっっ!!はー……」
191 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 19:58:22.65 ID:az9fBjsr0
ウルヴァリン「いいかよく聞けサーバル、たった今お前はジャパリパークの神になる権利を手に入れた」(真顔)

サーバル「え??えぇっ????"かみ"?かみって何?」

ウルヴァリン「ああそうかこいつは"外"の概念だったな
簡単に言えばジャパリパークの誰よりも偉くて誰も逆らえないやつの事だ」

サーバル「王様とは違うの?」

ウルヴァリン「全然別格だ、王は所詮俺たちと同じ場所に立った存在だが、神は雲の上にいる…って所か」

サーバル「雲の上?すっごく高い所に住んでるんだね!」

ウルヴァリン「実際に住んでるわけじゃないが、まぁそれくらい別格だと思ってくれて構わない」
192 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:00:53.60 ID:az9fBjsr0
サーバル「その"かみ"になったらどーなるの?」

ウルヴァリン「誰もお前に逆らえなくなるし誰もがお前の言う事を聞く
何しろお前が怒るだけでジャパリパークごと消されるかもしれないんだからな」

サーバル「私怒ったくらいでそんな事しないよ!」

ウルヴァリン「それだけ絶対的な存在だって事だ、ムジョルニアにはその力がある」

ツチノコ「まさかこいつが持ち上げるなんてな…」

たて「そんな力を持つ物が存在するなんて…」

ツチノコ「だからオレがここに張ってこいつを守ってたんだ」

ウルヴァリン「俺がこのちほーに居座ってるのもこいつが理由だ」
193 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:03:57.92 ID:az9fBjsr0
たて「…そうか、それじゃあサーバルはどうしたい?」

サーバル「え?私?」

ツチノコ「そうだな、ジャーヴィスは確かに『持ち上げる事が出来る者にムジョルニアを託す』と言っていた」

ウルヴァリン「だからお前には選ぶ権利がある、ジャパリパークの神になるか、ここにムジョルニアを置いていくかな」

サーバル「よくわかんないけど…たてちゃんはどうしたらいいと思う?」

たて「…これはきっと僕が決めて良い事じゃない、君が選ぶんだサーバル」
194 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:06:51.87 ID:az9fBjsr0
サーバル「じゃあ"むじょるにあ"はここに戻しておくね!私"かみ"にならないよっ!」(ムジョルニアを置く)

ウルヴァリン「そうか、せっかく持ち主が現れたと思ったのに残念だ」

ツチノコ「本当に良いのか?なんでもお前の思い通りに出来るんだぞ?」

サーバル「でもそれって全然楽しくないと思うな」

ツチノコ「"楽しくない"?」
195 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:08:16.34 ID:az9fBjsr0
サーバル「うん!私難しい事はよくわかんないけど…フレンズってみんな得意な事が違うから自分んにできない事できる子に会った時楽しいんじゃないかなーって思うの

なんでもできるのは魅力的だけど…そうやってお友達になれたかも知れない子とお友達になれなくなっちゃうのの方がイヤだよ」

ウルヴァリン「それだけの理由で?」

サーバル「"それだけ"じゃないよ
今まで出会った子はみんなそうやってお友達になったんだもん、
だったらこれからもきっとそうだよ!良いよねたてちゃん?」

たて「うん、サーバルらしくていいんじゃないかな」

サーバル「だから私、むじょるにあは要らない!」
196 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:09:20.21 ID:az9fBjsr0
ウルヴァリン「……は、はははははっ!お前がそう思うならそれで良いさ」

ツチノコ「"高潔な魂"っていうのは多分こういう事なんだろうな、力に流されない強い心…そりゃあこれを任せられるなんて言われるわけだ」

たて「…僕はこれを試さないでおくよ、仮に持ててもサーバルが要らないと言った力を僕が持ち歩くわけにはいかないからね」

ウルヴァリン「ははっ、面白ぇコンビだ」
197 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:21:13.30 ID:az9fBjsr0
たて「これ以外に何かあるかいローガン?」

ウルヴァリン「いいや終いだ時間を取らせて悪かったな、それじゃあ元の道に…」

<ズドオォォオオオオン…!!!!

一同「「「「!!!!」」」」

たて「今の音は……!!」

ウルヴァリン「迷宮の方からだ!行くぞお前ら!!」
198 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:26:20.59 ID:az9fBjsr0
地下迷宮/通路

ドガン!!ドガン!!ドガァン!!!!

セルリアンの群「「「「「「ーーーーー!!ーーーーー!!ーーーーー!!」」」」」」

ウルヴァリン「これは…一体どういう事だ!?」

たて「セルリアンが地下迷宮の通路を破壊している…!」

ツチノコ「あぁあぁぁああぁあああああああああ!!!!!貴重な遺跡があぁあぁああっっっ!!!!!」

サーバル「と…止めなきゃ!!」バッ!!
199 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:27:38.28 ID:az9fBjsr0
たて「落ち着けサーバル!!一人で飛び込むのは危険だ!!」

サーバル「でも…!!じゃあどうしたらいいの!?」

ウルヴァリン「……フゥー…俺達を頼れって言ってんだよ、"俺達"が一番得意なのはこういう荒事だからな」シャキン!!(爪を出す音)

たて「ああ"一人では"危険だ、背中を預ける仲間が必要だろう?」

サーバル「ローガン…たてちゃん……!うん!みんな行こう!!」
200 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:30:29.55 ID:az9fBjsr0
ウルヴァリン「ああ…行くぜ、坊や!!」ジャキン!!

ツチノコ「遺跡を頼んだぞお前ら!!」

サーバル「ツチノコは戦わないの?」

ツチノコ「オレはこういうのは苦手なんだよ!!」

サーバル「わかった!じゃあ任せて!」

たて「二人とも準備はいいな?フレンズ、アッセンブル!!」ガシャッ!!
201 : ◆OkGLdYfsBBNX [saga]:2017/04/20(木) 20:31:21.05 ID:az9fBjsr0
…………

………

……



たて「はっ!!」シュバッ!!

サーバル「うみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃぁーっ!!」

ウルヴァリン「これで…終いだぁッッ!!!!」

ズバァッ!!!!

ウルヴァリン「……ふぅ、これで全部片付いたか」

サーバル「ローガンすごいや…私と狩りの仕方似てるのに全然セルリアン倒すの早いんだもん」

ウルヴァリン「おまけに怪我もすぐ治るしな、こればっかりは俺の特権だ」

サーバル「いいないいなー!」
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