【まほいく安価】プフレ「魔王は倒さなければならない」【魔法少女育成計画restart】

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85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:32:37.76 ID:GjtX0W+h0
1
86 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:37:48.52 ID:Sek8dZyRo

実際にクランテイル達と協力し、頭と力の役割分担ということもしている。魔法少女は協力し合うべきだと思う

それは現在ソロで動いているというシャドウゲールとメルヴィルにも言えるし、勿論ジェノサイ子達にも言えるのではないかという多数派的な考えがあった


ユウキ「(じゃがまぁ、ベルがいるしのぉ)」


今すぐ和解して仲良くしろと言われても無理だろう。1人が死んだ争いまでした仲だ


 ジェノサイ子達のところに……>>88
 
 1.1人で行く
 2.プフレを連れて行く
 3.アカネを連れて行く
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:40:08.90 ID:0KvDKiDDO
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:40:21.85 ID:6ayE+fsuo
89 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:44:32.26 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「プフレ、プフレ」

プフレ「なんだい?」

ユウキ「ちょっと気になったことがあるんじゃが、ついて来てくれないか?」

プフレ「私だけか。ふむ、いいだろう」

ユウキ「アカネちゃんとベルはそのまま続けてくれ。アカネちゃん、ベルをまた守ってやれよ」

アカネ「……」コクッ

ベル「どこに?」

ユウキ「ちょっと野暮用じゃ」

プフレ「みたいだ」
90 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:51:07.65 ID:Sek8dZyRo

プフレ「さて、どうして私だけを? この前のような相談事かな?」


恐らく現実での3日間の時にメッセージで会話したことだろうが今回はそういうことではない


ユウキ「いや、今あっちでジェノサイ子とのっこちゃんを見てな」

プフレ「ああ……どうしようかと?」

ユウキ「うむ。ワシとしてはやはり、味方は多いに越したことはないと思うんじゃが……」

プフレ「私も同意見だ。だが1度争い、人死にまで出したパーティーの元リーダーがこちらにいる以上無理だろう」

ユウキ「だろうが、なぁ?」

プフレ「ハァ……確かに魔法少女同士、協力しなくてはこのゲームのクリアは難しいだろう。だがそれを妨げようとする意志がある。そうする者がいる。前にラズリーヌを襲った襲撃者もおそらくは健在だ。いたずらに獅子身中の虫を増やす必要は無い」

ユウキ「ううむ……」
91 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 00:53:30.88 ID:Sek8dZyRo

プフレ「まぁ、これは私個人の意見だ。リーダーがそうしたいなら協力するのもやぶさかではない」

ユウキ「ホントか!」

プフレ「だが会ってどうする? こんな湿り気のあるところで今日はお日柄もよくと言うか?」

ユウキ「それは会ってから考えよう」

プフレ「……なるほど、君は猪突猛進型か」

ユウキ「?」

プフレ「いや、なんでもない」


わざと気配を出し、足音を大きく立てて先程ジェノサイ子達を見たところへ向かう。どうやら早い移動はしていなかったようで、そう遠くない位置に彼女達はいた

無論こちらに気付き、警戒をされる
92 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:00:14.81 ID:Sek8dZyRo

ジェノサイ子「……なにかな?」

のっこちゃん「……」

ユウキ「あ、ええーっと」

プフレ「単刀直入に言おうか。私達と協力しよう」

ユウキ「ちょ……!」

プフレ「君は私に話をまとめてほしくて連れて来たんだろう?」

ジェノサイ子「なにそれ?」

プフレ「君達は現在2人だ。私達は4人のパーティーを組んでいて、アカネとディティック・ベルがいる」

ジェノサイ子「っ……」

ユウキ「(おいおい、名前を出していいのか……?)」
93 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:09:21.46 ID:Sek8dZyRo

ジェノサイ子「無理」

プフレ「それは残念だ。こちらはクランテイルのパーティーとも協力しているのだがね」

ジェノサイ子「というか、あの2人は? 確かプフレは元々――」

プフレ「色々あって解散した。1人になった私と、同じくパーティーメンバーを喪って1人だったディティック・ベルが丁度2人だった絶剣のユウキのパーティーに入れてもらったという感じさ。まぁ私達のことはどうでもいい」

ジェノサイ子「…………」

プフレ「別に@娘々を殺したのはディティック・ベルではないだろう。彼女は戦うタイプではない」

ジェノサイ子「それとこれとは!」

プフレ「別に共に行動しろと言っているのではない。私達は既にこのエリアの突破の方法を掴んでいる。そのためには少しばかり作業が必要で、人手が要るだけさ」

ジェノサイ子「それを手伝えって?」

プフレ「ああ。それで、次の魔王城でも……できれば何の問題も無く、誰かが魔王を倒してくれればと思っている」


 プフレの数値……>>↓1コンマ二桁
 ジェノサイ子の数値……>>↓2コンマ二桁(協力なんか嫌だという感情+40)
 
 プフレの数値が勝っていた場合……ジェノサイ子達の薄いながらも協力を取り付ける
 ジェノサイ子達の数値が勝っていた場合……ベルの入るパーティーになんか協力できるか
 
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:10:33.71 ID:AtQ/Q1JPO
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:10:50.82 ID:GjtX0W+h0
96 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:17:08.85 ID:Sek8dZyRo

 プフレの数値……71
 ジェノサイ子の数値……100(カンスト)

ジェノサイ子「…………やっぱ、無理」

プフレ「そうか」

ユウキ「な、なぁなんとかできんか?」

プフレ「向こうはああ断言している。それに、協力できないのならもう仕方ないだろう」

ユウキ「(……)」


確かにプフレは正論を言っていた。だが確執とは簡単には剥がれないらしい。それに真っ向から拒否されたことで、なんかこちらも「だったらいいよ」という思いが出てきている


ユウキ「……なら、いいわい。そっちは勝手に頑張ってくれ」
97 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:19:27.41 ID:Sek8dZyRo

・・・・・・


ジェノサイ子「うう……なんであんなこと言っちゃったんだろう……」


ユウキ達が去ってからジェノサイ子は机を叩き、項垂れていた

あの持ちかけは極めてあちらからの歩み寄りだった。だがジェノサイ子はのっこちゃんの意見も聞かずに真っ向から突っぱねた


ジェノサイ子「ゴメン……のっこちゃん…………協力できればよかったんだけど、やっぱり……@娘々がちらついて」

のっこちゃん「い、いいんですよ! 私も……あの人達とは……」

ジェノサイ子「せめて、私だけでものっこちゃんは守るから……!」
98 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:22:18.17 ID:Sek8dZyRo

・・・・・・


ユウキ「すまん、戻ったぞ」

ベル「何だったんです?」

プフレ「少し徒労をしてしまった。早く集めようか」

ベル「え、ええ」


その後、2つのパーティーによる赤本狩りは順調に進み、3日目にはようやっとすべてであろう数を集め終わった

試しに適当に本棚に入れてみたらピッタリ隙間なくすべてが入る。十分だ


那子「……何もないデスよー?」

プフレ「やはり順番があるのか。あの文字が鍵かな?」

ベル「四角を丸に……ここでいう四角っていうのは…………本か、それとも本棚か」
99 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:27:12.23 ID:Sek8dZyRo

クランテイル「この本の表紙にある数字も関係するのか?」

リオネッタ「巻数通りに……と行きたいですけど、1から9までしか書いてありませんわ」

ベル「10巻以上が存在しない……となると、単なる数字なんだ。その数字を何かの順番通りに……」

プフレ「…………円周率じゃないか?」

ペチカ「えっ?」

プフレ「数字と図形が関係してくるのは数学、引いては算数からあることだ。四角からパッと浮かぶ数字もあるが、これだけ大量の本からなる数字といったら、丸に関係する、円周率ではないかな」

ユウキ「(円周率ってなんじゃったっけ……)」

プフレ「まずは3の本を入れてみよう。1の本もくれ」
100 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:30:51.39 ID:Sek8dZyRo

結果は案の定だった

最後の本を入れると、本棚は音を立てて横にずれ、その後ろには道が続いていた


ユウキ「おおー!」

プフレ「……これは、どちらがクリアしたことになっているんだ?」

クランテイル「そちらだろう。私達はただ本を集めただけだ」

那子「Shit! 100万円がー」

リオネッタ「次が魔王城……となると、これは一発逆転100億を狙うしかないですわね」

プフレ「私はとにかく解放されればいいさ」

ユウキ「わしもじゃ」
101 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:34:20.95 ID:Sek8dZyRo

おそらく通知で魔王城への道が開かれたことは全ての魔法少女に伝わっているだろう

ここからはすべての魔法少女の協力が必要不可欠になるだろうが、ジェノサイ子達は今度も首を縦に振らないかもしれない


プフレ「どうする? このまま直行するか?」

ユウキ「え、ワシか?」

プフレ「ああ。リーダーだろう。クランテイル達は息巻いているが……」

ユウキ「…………」

プフレ「まぁ、このまま行くにしても私は1度連れてきたい者がいるから少しだけ待ってもらうことになるが……」

那子「あ、私も洞窟からドラゴンちゃんを連れてきマース!」

プフレ「なら一緒に行こうか。護衛を頼んでもいいかな?」

那子「仕方ないデスネー」
102 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:40:37.80 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「…………うーむ……」

ベル「どうするんですか?」

ユウキ「無論すぐにでも……」


今、終わりへの道が開けたことにより魔法少女達の士気は高い。もうすぐこのゲームから解放される。あわよくば100億円。分かりやすい那子やリオネッタなどを見ていればそのモチベーションの上がりようはよく分かる

プフレは連れてきたい奴がいると言っていた。シャドウゲールかメルヴィルか、どちらにしろ頭数は増える。不死身とも言えるジェノサイ子がいないのは心もとないが、戦闘力でいえば決して低くはない

残りは1日。大体20時間といったところか。魔王城が図書館エリアのような複雑怪奇な謎解き場でなければ一気呵成に討ち取れる


ユウキ「(………………)」


 >>104
 
 1.クランテイル達と共に魔王城に行く
 2.望み薄だがもう1度ジェノサイ子達の説得に行く
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:43:18.72 ID:AtQ/Q1JPO
2
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:44:46.54 ID:GjtX0W+h0
2
105 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:50:18.62 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「ちょっとワシもアテを作ってみようと思う」

ベル「え、誰ですか?」

ユウキ「色々な」

アカネ「……」

ユウキ「よしよし、またベルを守ってやっててくれ」

アカネ「……」コクッ


クランテイル達は那子が戻り次第出発するらしい。それまでベル達と一緒にいてもらえば危険は無いと言っていいだろう

現れるモンスターを蹴散らしながら、ユウキはジェノサイ子達を探した

なるべくプフレと那子が戻る前に会って話したいと思うユウキの思いがどこかしらに届いたのか、2人は簡単に見つけることができた
106 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 01:54:34.98 ID:Sek8dZyRo

のっこちゃん「あっ」

ジェノサイ子「ん? …………またぁ?」

ユウキ「お、おう……」

ユウキ「(………………ま、まずい……勢いに任せて来たはいいが、プフレが説得できなかったのをワシが説得できるのか!?)」

ジェノサイ子「何度来ても同じだって」

ユウキ「(ワシの頭じゃ話し合いではなぁ……)」


 ジェノサイ子達を説得するのは……>>108
 
 1.肉体言語だ
 2.言葉だ
 3.魔法だ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:59:30.37 ID:9I++lNPp0
1
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 02:09:57.74 ID:8Tb21EipO
3
109 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 02:15:28.81 ID:Sek8dZyRo

ユウキ「(アカネちゃんの時みたいに、魔法で記憶を消すしかないじゃろう)」

ユウキ「(見たところ、のっこちゃんは戦うようなタイプではない。ならば魔法をかけるのはジェノサイ子……)」

ユウキ「(何気なく触れて、やるしかない)」

ジェノサイ子「もういいでしょ? 帰った帰った。魔王もウチで片付けるし」

ユウキ「それはどうじゃろうなぁ。魔王は強いと思うぞ。エンドオブデイズという映画でもな、魔王じゃないがサタンが強くてな」

ジェノサイ子「……?」

ユウキ「じゃから、まぁやるなら頑張れということじゃ」


とりあえず話しながら接近し、肩をぽんぽんと叩く

その自然な動きを、ジェノサイ子ものっこちゃんも咎めることはなく、ユウキはゲームが始まってから2人目の魔法を使った
110 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/04/24(月) 02:16:39.96 ID:Sek8dZyRo

今日はここまで
ジェノサイ子こと園田先生は一体何歳か……どこかに書いてあったかもしれないけどだとしたら忘れたため、20代半ばだとします
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/24(月) 06:55:59.09 ID:So6fD/XQ0
乙。
……って、ジェノサイ子はともかく、のっこちゃんはどうなるんだ?
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 19:38:57.28 ID:7EvJUWiAo
乙です
のっこちゃんに魔法を使った場合、ゲーム上の判定はどうなるんだろうか
というかクリア扱いにならないかな……
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/13(土) 12:15:29.62 ID:GJOS4W8v0
再開まだなんか?
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/13(土) 12:33:02.05 ID:2Aw9zHNlo
リアルが忙しい
ゲームのイベント忙しい
続きに詰まった

どれでもまあ気長に待とうや
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/15(月) 20:47:59.06 ID:aOakCLi10
まーだー?
116 : ◆IPYIJYmMYgAf [sage]:2017/05/24(水) 22:11:14.33 ID:X/WTF4Rfo
頻度が月刊魔法少女育成計画みたいになって申し訳ない
明日の夜に更新するという生存報告です
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 00:28:36.16 ID:Vp33vc75o
楽しみに待ってます
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 00:46:32.66 ID:HOCbjmIEo
更新予告キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
119 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 22:36:04.92 ID:AxY9mlZCo

・・・・・・


簡単なあらすじ

謎のゲームの中に放り込まれてしまった絶剣のユウキこと名守慶市は、マスクド・ワンダーとアカネを仲間にしてゲームクリアのためにダンジョンを進んでいた

しかし途中、グレートドラゴンとの戦いでワンダーが死亡してしまう。その後はプフレとディティック・ベルを仲間に入れ、難解の図書館エリアをクリア

一方子供をトラックから庇ってワンダーが死んでしまうことは霊界にとっても予想外で、閻魔大王は霊獣の卵を無事かえすことができればワンダーが生き返ることを認めようという試練を課し、夢枕に立ったり桑原の体を借りたりする

次のエリアは最終ダンジョンの『魔王城』であるが、魔王は生き残った魔法少女全員で挑まなければ勝てないのではないかという統一意見のもと、ユウキは他のパーティーと冷戦下にある夢ノ島ジェノサイ子のもとを訪れる


現在のパーティー

・ユウキ、アカネ、プフレ、ベル

・クランテイル、御世方那子、リオネッタ、ペチカ

・ジェノサイ子、のっこちゃん

・シャドウゲール

・メルヴィル
120 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 22:40:45.38 ID:AxY9mlZCo

ジェノサイ子「――――っ……?」

のっこちゃん「……? ジェノサイ子さん?」

ユウキ「(よし、魔法使えたな)」


肩に置いた手を放す

ジェノサイ子はここはどこだと言わんばかりにキョロキョロしており、目の前にいたユウキに対してもコイツは誰だという目を向けてきた


ジェノサイ子「…………ど、どこ……ここ……?」


ユウキの魔法により12年前の精神状態に戻されたジェノサイ子の現在の精神年齢は分からないが、アカネのように赤ん坊になるということもない。怯える様は子供のそれであることから、なんとなく10代前半だということだけが分かった

頑なに協力を拒み続けてきたジェノサイ子だが、これならいけるだろう。あとはベルを説得すればいいし、のっこちゃんはこう言っては悪いが初めて会った時からおどおどしていたので流れで共に行動させることができそうだ


 ジェノサイ子に対して……>>121
 
1.事情を嘘偽りなく全部説明する
2.適当に今の状況をでっちあげる
3.その他
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 22:42:29.26 ID:KO2J56K5o
122 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 22:45:53.36 ID:AxY9mlZCo

ユウキ「(よし、まずは事情を説明するか……信じてくれるかどうかは別として)」

のっこちゃん「あ、あのジェノサイ子さん、どうしたんですか?」

ジェノサイ子「……え、私?」

のっこちゃん「……?」

ユウキ「あー、よく聞いてくれ」

ジェノサイ子「?」

ユウキ「ここはゲームの中なんじゃ」

ジェノサイ子「ゲーム……?」


 自分の魔法のことまで……>>123
 
 1.話す
 2.ぼかす
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 22:50:53.89 ID:II5QLx1Co
2
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:08:15.70 ID:ZKHo6aGQ0
復活したのか
125 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:39:47.36 ID:AxY9mlZCo

ユウキ「それでじゃな、あー……まぁ、なんか知らんが、お前が記憶を失ったんじゃ」

ジェノサイ子「…………? あの、私授業受けてたんじゃ」

ユウキ「(学生じゃったか)」


のっこちゃんの視線を感じる。急に訳知り顔で記憶云々とスムーズに話を進めたからか疑われているようだ

傍から見たらどう見てもユウキがジェノサイ子に何かをしたようにも見える

だがユウキの14という知力ではそれが分からなかった


ユウキ「まぁいきなり言われても分からんじゃろ。映画でも記憶喪失モノのはよくある。トータルリコールとか――ああ、あれは喪失というか意図的というか」

ジェノサイ子「??」

ユウキ「まぁいい。とにかくついてきてくれ。のっこちゃんも」

のっこちゃん「…………は、はい……?」
126 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:44:37.46 ID:AxY9mlZCo

何が起こっているのか分からないといった感じのジェノサイ子の手を引いて図書館エリアを行く

途中、何故そんな恰好をしているのかと聞かれたが「魔法少女のゲーム」と言うと怪訝な顔をしながらも一応納得してくれた

どうやら暗い性格のようだ。ジェノサイ子は快活な娘だったが、人の過去などは分からない

眉間にしわを寄せながらついてくるのっこちゃんもどちらかというと目立たない感じだ。まるでのっこちゃんが2人になったようで、孫娘を思い出した

とはいえ状況はそれほど緩くはない。ゲームで死ねば現実でも死ぬなんてことを教えたら間違いなく怯えるだろうからそこだけは伏せておこう


ジェノサイ子「あ、あ、あの……」

ユウキ「安心せい。仲間のところに連れて行くんじゃ」


 のっこちゃんは……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→ユウキに色々聞いてくる
 偶数→なにも言わずについてくる
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:48:10.71 ID:KO2J56K5o
128 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:51:27.52 ID:AxY9mlZCo

のっこちゃん「あの……」


のっこちゃんが歩みを止める。その気配に気付いたユウキもまた歩みを止め、後ろから手を引かれていたジェノサイ子がぶつかりそうになった


のっこちゃん「ジェノサイ子さんに何したんですか?」

ユウキ「え゛っ?」


ユウキにとっては予想外だった

のっこちゃんは押しに弱く、流されやすいと勝手にイメージを作っていたがどうやら違うらしい


のっこちゃん「…………なにか、しました、よね……?」

ユウキ「えー、なんもしとらんぞ」

ジェノサイ子「???」
129 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/25(木) 23:53:41.87 ID:AxY9mlZCo

のっこちゃん「あなたが来てから、ジェノサイ子さんがおかしくなって、あなたはそれが当然みたいに……」

ユウキ「な、なんじゃなんじゃ。ワシが何かしたとでも言いたいのか?」

のっこちゃん「…………」


言いたいのだろう。というか何かしたんですかと聞かれたし


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→うまく言い訳する
 失敗→しどろもどろ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:55:40.19 ID:HOMZgGcDO
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 23:55:41.10 ID:E2YF/Zlp0
はい
132 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:00:54.36 ID:lFugokszo

 19……失敗
 
 
のっこちゃん「まさか、魔法…………とか……」

ユウキ「んなっ!? あ、ち、違うぞ」

のっこちゃん「……」ジー

ユウキ「(な、なんじゃなんじゃ……のっこちゃんってジェノサイ子とか@娘々とかにくっついて引っ張られてるだけじゃなかったのか?)」

ユウキ「(彼女もまた魔法少女ということか……うむむ)」

ユウキ「あ、アレじゃよ。ワシよく記憶喪失の人とか見るし、3日に1回は記憶喪失の奴がワシのところに飛び込んできて」

のっこちゃん「……」

ユウキ「それで、そのー」
 
133 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:06:31.32 ID:lFugokszo

 19……失敗
 
 
のっこちゃん「まさか、魔法…………とか……」

ユウキ「んなっ!? あ、ち、違うぞ」

のっこちゃん「……」ジー

ユウキ「(な、なんじゃなんじゃ……のっこちゃんってジェノサイ子とか@娘々とかにくっついて引っ張られてるだけじゃなかったのか?)」

ユウキ「(彼女もまた魔法少女ということか……うむむ)」

ユウキ「あ、アレじゃよ。ワシよく記憶喪失の人とか見るし、3日に1回は記憶喪失の奴がワシのところに飛び込んできて」

のっこちゃん「……」

ユウキ「それで、そのー」
 
134 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:07:06.21 ID:lFugokszo

ユウキ「(う、ううむ……まずいの)」

ユウキ「(なにかいい感じの言い訳はないのか……ないなぁ……ワシ馬鹿じゃから)」


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→心配したアカネ達が来てくれる
 失敗→ほぼ自分が魔法を使ったかのように話してしまう
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:07:43.85 ID:YFZ8p5hz0
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:07:54.22 ID:L1Tv0kfGo
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:08:02.39 ID:p9/H674N0
ううむ
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:09:19.76 ID:U0bKM0680
・・・ユウキじゃクリア厳しいなぁ
139 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:14:27.26 ID:lFugokszo

 85……失敗


ジェノサイ子「……??」

のっこちゃん「やっぱり、魔法……ですか?」

ユウキ「な、なにを言っておる。そもそもじゃな、魔王を倒そうというのに魔法少女同士で争うのがおかしいのじゃ。だから原因を取り除いてやったまで。ベルだって話せば納得するじゃろ」

のっこちゃん「(使ったんだ……幼児退行? それとも記憶改ざん? どちらにしろ、記憶に関すること……)」

ユウキ「とにかく、とっとと行くぞ! のっこちゃんはどうするんじゃ? ジェノサイ子と共に来るならそれでいいし、来ないのなら……)」

のっこちゃん「(っ、私の記憶も……? どうしよう……ここは、従っておく?)」

のっこちゃん「分かりました……」

ユウキ「そ、そうか? ならいい」

ユウキ「(来ないのならどうしようかと思ってたが、よかったよかった)」
140 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:22:15.12 ID:lFugokszo

・・・・・・

〜魔王城への道(コミックス準拠)〜


プフレ「戻って来たか。意外とすんなりだったね」

ユウキ「そっちも今戻ったところか。シャドウゲールもしばらくぶりじゃな」

シャドウゲール「どうも」

プフレ「どうやら本当に説得できたようだね」

ユウキ「色々あってな」

ベル「ど、どうやって……」

ユウキ「まぁそこはじゃな。ちょっとお話しようじゃないか」


ベルにコソコソと自分の魔法でジェノサイ子の脳内を12年前まで戻したことを伝える。戸惑っているようだったが、魔法だというと理解してくれたようで、色々と思うところはあるが、ゲームをクリアするまで我慢すればとのことで納得もしてくれた


クランテイル「そろそろ行かないか? 時間は有限だ」

プフレ「そういえば私達が戻る間に誰かここを通ったかな? 今ここにいない……メルヴィルとか」

クランテイル「いや、特に」
141 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:31:53.58 ID:lFugokszo

図書館からの道をしばらく進むと、暗い通路だった場所から開けたところに出た

道が続く先にあるのは、魔王城だ


プフレ「すごく『それっぽい』な」

シャドウゲール「ですね」

那子「RPGっぽいデスネー!」

アカネ「……」

ユウキ「とりあえず中まではモンスターとかもいなさそうじゃな。中に行ってみるか」
142 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:37:44.32 ID:lFugokszo

・・・・・・

〜魔王城〜


魔王城の門を開けると、中には奥に続く通路があった。その床は磨き上げられた大理石が鏡のように近くのものを反射しており、脇には等間隔で石像が置かれている。悪趣味と言えばそうだし、魔王っぽいと言われればそうだ


ユウキ「……どうやら見えるところにモンスターはいないみたいじゃな」

ベル「でも、図書館みたいな奴らだったら影から奇襲とかあるかも」

ユウキ「じゃな。物陰に注意しつつ進むか」

クランテイル「私もそれに賛成しよう」

ユウキ「あー、ジェノサイ子。ここがラスボスのいるところでな。今から奥にいる魔王をぶっ飛ばしてクリアなんじゃ。それまでついてきてくれるか?」

ジェノサイ子「えっ、あ、はい……」
143 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 00:41:59.63 ID:lFugokszo

ジェノサイ子の魔法については知っている。スーツのバイザーさえ下げればどんな攻撃も通さない無敵の魔法だ。最悪何も知らないジェノサイ子を盾にすることもできる

が、何も知らない彼女をいきなり攻撃の矢面に立たせるのもアレだろうとは思う


那子「どうしたんデスか? さっさと行きましょうよー」

リオネッタ「敵を警戒してるんですの。皆さんがあなたみたいな単細胞じゃなくってよ」

那子「ムッキー! ニュードラちゃんの餌にしてやるデース!」

リオネッタ「ソイツの血も本にぶっかけて差し上げましょうかぁ!?」

ユウキ「おいおい……」


 先頭に行くのは……>>144
 
 1.ユウキ達
 2.クランテイル達に行かせる
 3.ジェノサイ子
 
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 00:46:07.24 ID:ukR866en0
2
145 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:04:33.28 ID:lFugokszo

プフレ「ならここはクランテイル達に先に行ってもらおうか」

那子「Oh、願ったり叶ったりデスネ」

クランテイル「お、おい。そんな軽々しく……」

ユウキ「そうじゃぞ。魔王城のモンスターなんぞに奇襲されたらどうする」

那子「そんなの私達の敵じゃないデスよー! というわけで、お先ネ!」

リオネッタ「あっ、ちょっと待ちなさい!」

ユウキ「ううむ……まぁいいか」


那子とリオネッタが先を争うのにクランテイルとペチカが続き、その後ろを皆でゾロゾロと行くことになった
146 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:09:15.47 ID:lFugokszo

少し進むが、やはりモンスターの影も気配もない

グレートドラゴンを除いた今までのモンスターより強いのがうじゃうじゃ出てくるものだと思っていたユウキ達は肩透かしを食らう羽目になった


ベル「出て、こない……」

アカネ「…………」

ユウキ「変じゃな。バグか?」

プフレ「それならありがたいがね」

ベル「もしかして、魔王まで一直線とか?」

プフレ「演出として考えればそうとも言えるね」

クランテイル「ッ、なんだ?」


クランテイルが声を上げる。ユウキ達からは何も分からないが、前方で何かあったのだろうか
147 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:12:39.89 ID:lFugokszo

那子とリオネッタは「私が先だ」と言い合いながら進んでいたが、周囲の気配には気を配っていた

モンスターはいない。だが、床が沈むというのは予想外だったらしい


那子「What……?」

リオネッタ「え?」


 罠の内容……>>148

 そのレスのコンマ一桁で床を踏み抜いたのは……
 
 奇数→那子
 偶数→リオネッタ
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 01:19:42.88 ID:Gf86qC3Bo
地雷
149 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:28:35.78 ID:lFugokszo

カチリと音の鳴る床を踏み抜いたのはリオネッタだった

床が浅く沈み、それを目の当たりにした那子とリオネッタは瞬時にその異変を認識する

後ろを行くユウキ達には聞こえないほどの音だったが、クランテイルは魔法少女の聴力でそれを聞き取った


那子「ッ!」バッ

リオネッタ「ッ……!」


那子がその反射神経を活かしすぐさま飛び退いたが、リオネッタは1秒にも満たない間、逡巡した

今すぐ飛び退くためには床をまた強く踏み込まなくてはならない。果たしてさらに強く踏んでいいものか、それとも足が離れた瞬間何かが作動するのか


 リオネッタが爆発に巻き込まれるか……>>直下コンマ一桁
 
 奇数→すんでのところで回避する
 偶数→間に合わない(死亡)
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 01:38:50.38 ID:ieyb2vSNO
ほい
151 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:42:50.99 ID:lFugokszo

結果、その数秒ならぬ数瞬がリオネッタの命運を分けることになる

突如爆発が起こり、魔法少女達に爆発の光と爆風が襲い掛かる。那子はその爆風に姿勢を崩され、着地をしくじり転んでしまった

クランテイルから後ろには特に被害はなかったが、思わず目を瞑ってしまうほどの爆発。通常の地雷ならまだしも、これは魔法少女に使うための物だとすぐに理解できた

そして、その爆発をモロに受けたリオネッタは――


那子「いっつつ……うう、今のは」

クランテイル「くっ、大丈、夫、か…………」

ペチカ「ひっ、あ……! ぁ、あぁぁぁっ……!」
152 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:47:34.16 ID:lFugokszo

ユウキ達にもすぐ分かった。廊下のいたるところが黒く焦げ、そこら中に何かが飛び散っている。それは地雷の破片であったり、肌色の破片であったり、あるいは赤い物


シャドウゲール「なっ……!?」

ペチカ「う、うそ……!」

クランテイル「リオネッタ!」


リオネッタの下半身は無くなっていた。服は破け飛び、胴から顎にかけて黒く変色し、腕も両方とも肘から先が無い。生き物としての防衛本能から、顔だけを腕で守ったのだろうか

ペチカ駆け寄り、その瞳を覗くと、そこには当たり前のようにあった光も最早存在しなかった


プフレ「罠、か……」
153 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:51:38.77 ID:lFugokszo

那子「なっ……!? っ、Damm!!」

ユウキ「(地雷……っ、思い出すのぉ……いや、思い出さんでええわ……ワシのアホ)」

プフレ「これまで罠の類は無かったから……ここに来てか。盲点と言うべきか、意識の外と言うべきか。そこを突かれたね」

ユウキ「冷静に分析してる場合か」

プフレ「これは人が死ぬゲームだ。起きてしまったことよりも、その原因とこれからの対策に時間を割く方が効率的だよ」


つくづく、利口な奴だと思う


ジェノサイ子「えっ……なに、どうなって……」

ユウキ「(ヤバ……)」
154 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/05/26(金) 01:55:43.79 ID:lFugokszo

今日はここまで

ジェノサイ子こと園田先生は新進気鋭の漫画家というのとテンションで20代前半と推定
高校まで根暗な漫画好きの少女だったが才能があり漫画を描いてみたらヒットして今までの自分を捨て明るくなり……
という想像でのキャラ
公式でなにか違う設定がありましたら変えます
ソウチャン…
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 02:17:20.59 ID:p9/H674N0
おつ
あなたは魔法少女などと言われ渋々じじ臭い少女に付いていったのもつかの間、
目の前で少女が爆発四散!ジェノサイ子の明日はどっちだ!
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 03:24:46.92 ID:ieyb2vSNO
乙です
リオネッタすまぬ…
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 13:33:26.52 ID:QvR4VYcao
乙です
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 01:34:45.20 ID:+tAWjm8k0
これ、のっこちゃんに魔法使えば…って思ったけどジェノサイ子にバレるのか
あと普通についてこられたから使う理由もない
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 09:09:23.28 ID:t5iryNlqO
そういえばこの頭の中逆行魔法って重ねがけは出来なかったっけ?
160 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:18:17.42 ID:bz6x2VjOo

プフレ「誰か、罠を見破れるような魔法を持つ者はいないか?」

ベル「なんで私を見るのさ」

プフレ「探偵だろ?」

ベル「悪いけど、私の魔法はこのゲームの中じゃ意味がない」

ジェノサイ子「えっ、アレ……って」

ユウキ「(マズい……!)」


 知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→ジェノサイ子に対しいい感じにごまかす
 失敗→咄嗟の説明ができない
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:19:03.61 ID:TgHL61VVo
162 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:28:59.71 ID:bz6x2VjOo

 61……失敗
 
 
ジェノサイ子「あの人……死ん……」

ユウキ「あ、ジェノサイ子! アレはじゃな――」


12年前といっても、ジェノサイ子は人が死ぬということが分かる年齢なのだろう。突如目の前で起こった現象に目を見開き、口を半開きにしてワナワナとしている

グレートドラゴン以降、というよりも魔法少女同士やイベント等での人死に以外が無かったためにまさかここでいきなり致死性の出来事が起こるのは予想外だった。ユウキも完全に対処が遅れる

故にリオネッタだったものを揺らすペチカ達を見てジェノサイ子は本能的に察してしまったのだろう


ジェノサイ子「い、いや……!」


ジェノサイ子の足が反転しようとしていた
163 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:33:32.52 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「ジェノサイ子、こっちを見ろ!」

ジェノサイ子「っ……」


体まで反転しかけたところでジェノサイ子をなんとか止めた。が、怯えているのが明確だ


プフレ「…………ふむ」

シャドウゲール「どうするんですか、お嬢……」

プフレ「今ここで足を止めるわけにはいかない。クランテイル」

クランテイル「…………あ、ああ……」

プフレ「(厳しいか……)」


 ユウキは……>>165
 
 1.もう1度ジェノサイ子にうまいこと説明しようとする
 2.ジェノサイ子をプフレに任せ自分で先行する
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:39:05.80 ID:UVBa7LjZO
2
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:40:39.52 ID:WX/mRwSA0
2
166 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:45:24.33 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「ぷ、プフレ」

プフレ「なにかな?」

ユウキ「ジェノサイ子、頼んでいいか?」

プフレ「……ふむ。彼女は今どんな状態かな」

ユウキ「ワシの魔法で脳内だけを12年前に戻してある。多分小学生か、それくらいじゃろ」

プフレ「………………なるほど分かった。君はどうするんだい?」

ユウキ「クランテイル達があれじゃ。進んで先を行こうとは思わんじゃろ」

プフレ「了解だ。頼んだよ」
167 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 22:49:37.03 ID:bz6x2VjOo

他にもジェノサイ子にはこれが人が死なないリアルなゲームだと伝えてあると言うと、プフレは面倒そうな顔をしたが承ってくれた

そして心配する素振りを見せるベルに一言返し、ユウキはすすり泣くペチカの横を通り過ぎ、未踏の廊下に足を踏み入れる


ユウキ「(地雷原の突破法は……)」


地雷は通常、地面の中だ。こんな廊下とは少し違うが、主にやることは変わらない。所在を確認し、避けるか処理する。処理が難しいなら避けるしかない

大理石の床に手を付け、力を入れる。沈まない


ユウキ「(時間はかかるが、これが一番じゃ)」


幸い、大理石の床はタイル状だ。分かりやすい


 次に襲い掛かる罠……>>168
 
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:00:43.15 ID:kxvQ9c8/0
天井から超重量のタライ
169 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:06:09.49 ID:bz6x2VjOo

地雷のカモフラージュはほぼ完璧のようだが、触ればその違いが分かった。ツルツルとした大理石だが、地雷のマスは少しだけその感触が違う

押し込んでみると、浅く沈んだ


ユウキ「っと、これは危ないな」


後ろを見るとしっかりついてきている。ジェノサイ子はまだプフレとなにか話しているようだ


ユウキ「次じゃ次」


クランテイル達も一応ついてきている。リオネッタは置いてきたのだろうか、荷物が増えたようには見られない
170 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:11:15.56 ID:bz6x2VjOo

引き続き少し不格好な感じでゴシックスカートを引きずらせながら足もとを調べ続ける

生身なら確実に腰を痛めているだろうが、魔法少女の耐久力ならまだやれるらしい


ユウキ「(ここもか……)」

ユウキ「このタイルも踏むなよ。余った地図を置いておくから目印にしてくれ」


後ろに呼びかけ、慣れてきた床の冷たさを確認しようとしたときだった


ベル「ッ、危ない!」


声を出す間もなく、自分の周りの異変に気付く。影だ。上から何かが降ってくる


 身体能力(87-10=77)ロール……>>直下コンマ二桁
 (罠が作動してから気付いたため-10)

 成功→瞬時に飛び退く
 失敗→アカネが間に合うか判定
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:11:29.62 ID:TgHL61VVo
172 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:18:48.03 ID:bz6x2VjOo

 62……成功!
 
 
ユウキ「うおっ!」


考えるよりも先に動いた。屈んだ状態から手の力だけで後ろへ動き、そのまま後転する

すぐに今まで居た場所から重く大きな音が響く


シャドウゲール「きょ、巨大なタライ……?」

ベル「大丈夫ですか!?」

ユウキ「ああ、なんとかな」

アカネ「……」

ユウキ「そう心配せんでもどこも怪我しとらんよ」
 
173 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:22:04.92 ID:bz6x2VjOo

ベル「これ、壁にセンサーが」

ユウキ「チッ、地雷だけじゃないか」

プフレ「どうやらそのようだね。ふざけた形状の罠だが、死に至らしめるにはじゅうぶんだ」

ユウキ「プフレ、それにジェノサイ子……どうした?」

プフレ「説得しておいたよ。それにジェノサイ子はこのダンジョンにうってつけの魔法を持っている」


確か、ジェノサイ子の魔法は無敵のスーツ。なるほど、罠であっても彼女は死ぬことは無い


ジェノサイ子「ほ、本当に……本当に、大丈夫、なの?」

プフレ「自信を持ちたまえ。これはゲームで、君はチート持ちなんだ。さっきも試したろう?」

シャドウゲール「ああ、車椅子のビーム出してたのってそういう……」
174 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:32:52.24 ID:bz6x2VjOo

なんだか知らないが、こちらがちびちびと調べている間にプフレは手を打ったらしい

バイザーを下げたジェノサイ子を、念のためすぐに異常に対応できるユウキが数歩後ろを行き先行する

数歩進んだところで矢の罠が作動したが、ジェノサイ子のスーツはそれを弾いてみせ、本人は驚いたように当たった部分に手を当てる。リアクションを除けば順調も順調、ログアウトまで残り2、3時間であろう時間には一直線の廊下が終わりを迎えようとしていた


ジェノサイ子「扉……?」

ユウキ「ようやくか……」

プフレ「こっちも見てくれ。テラスがある。どうやらショップのようだ」

ベル「ゲームなら、これで最奥……なのかな」

プフレ「ならばこの先が魔王か……1度落ち着こうか」


長い長い罠廊下の果て、日の当たるテラスで魔法少女達はしばし憩う
175 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:39:03.52 ID:bz6x2VjOo

ショップの内容も豪華だった。武器防具も最高レベルで、まさにラスボス前の補給といった感じだ

プフレは早速キャンディーを使い、武器や防具を調達する。ここまでくるとパーティーの垣根を超え、全員分のキャンディーで色々と買っているようだ。万単位のキャンディーがポンポンと使われていた

だが一方で仲間を喪ったクランテイル達の空気は重い。プフレにキャンディーを渡すとすぐに黙り込んでしまった


ユウキ「(もうすぐ、終わる……このふざけたゲームも……)」


そう思うと、少しだけ気分が明るくなった


 どのパーティーに話しかける……>>176
 
 1.自パーティー+シャドウゲール
 2.クランテイル達
 3.ジェノサイ子達
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 23:41:52.10 ID:WX/mRwSA0
1
177 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:50:35.35 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「大丈夫か?」

ベル「え? ええ、まぁ。もうすぐ解放されるんですから」


ベルはラズリーヌを喪ったときよりかなり持ち直した。状況が感傷に浸る暇を与えてないのか、それとも自分でじっくり考えたのかは分からないが、良い傾向だ

アカネもユウキの隣に座ってから大人しい。どこを見ているのか分からない濁った眼は、時折こちらをチラチラと向く。目が合ったときに微笑むと、チラチラからジーに変わった


プフレ「ディティック・ベル、君にはこれを」

ベル「盾……」

プフレ「ラストバトルは総力戦もありうる。身を守るものが必要だろう」


プフレは何を考えているのか分からないが、現時点では信用するに値する。最高レベルの防具をベルに渡すと、ひと段落ついたのか、ショップらしき壺から離れ、腰を落ち着かせた
178 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:53:37.07 ID:bz6x2VjOo

ユウキ「ワシには何もなしか?」

プフレ「普通の武器や防具だと君の戦闘スタイルとは合わないだろう。スタンガンや火炎放射器があったがそれを買うかい?」

ユウキ「なんじゃそりゃ……魔王を前にそんなチンケなのがあるのか?」

プフレ「……そうか」

ユウキ「?」

プフレ「いや、なんでもない」

ユウキ「それにしてもよく色々買えたな。全員分のを集めたとはいえどれも高かったろ?」

プフレ「キャンディーについてはちょっとしたやりくりをしていてね。なぁ?」

シャドウゲール「そうですね……」

ユウキ「(メチャクチャ疲れた顔をしておる)」
179 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/06(火) 23:57:38.93 ID:bz6x2VjOo

プフレと共にいる黒いナース、名前はなんといったか、知ってるはずだがあまりにも絡みが無かったのでなかなか思い出せない


ユウキ「確か、お前はー……えーっと」

シャドウゲール「そういえばあまり話してませんでしたね」

プフレ「君はコミュ障だからね」

シャドウゲール「違います」


腰巾着、というよりも従者という言葉が似合う。すぐに2人だけで話してしまったので他人のユウキはまぁいいかといった感じで再びベルに話しかけた


ユウキ「ベル、終わったらちゃんと依頼頼んだぞ」

ベル「もう耳にタコができますよ。分かってますって。そんなに大事ですか?」

ユウキ「ああ。大事じゃ。それにベルもな」

ベル「えっ?」
180 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:02:00.88 ID:r5EVjfGzo

ユウキ「短い間じゃったが、お前もプフレもパーティーの仲間じゃ。これ以上袖すり合った者を死なすのは御免じゃよ」

ベル「あ、……ありがとう、ございます」

アカネ「……」コクッ

プフレ「どうやら君は含まれていないようだ」

シャドウゲール「別にいいですよーだ!」

ユウキ「あ、いやな、時間は関係ないぞ!」


 最後の団欒、パーティーメンバーの信頼度が1上がった!
 
 アカネ:07
 ディティック・ベル:06
 プフレ:06
 シャドウゲール:02
181 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:05:27.00 ID:r5EVjfGzo

ペチカ「あ、あのっ!!」

ユウキ「?」

クランテイル「ペチカ?」

ペチカ「………………っ、料理は、好きですか!?」


料理が好きかどうか、そりゃ料理自体を嫌いな者は稀だろう

というツッコミをするのは野暮だ。ペチカが声を上げた。その事がユウキだけでなくその場の彼女を知る魔法少女全員が驚いた
182 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:11:43.13 ID:r5EVjfGzo

しばらくして、ペチカは大きな寸胴鍋いっぱいのおかゆを持って来た

いつ死ぬとも分からない、どこから狙われるか分からない極限状態で、鍋から漂う香りに逆らうことができない

魔法少女達は自然と引き寄せられ、お椀とスプーンを受け取った


ユウキ「メチャクチャうまいなこれ!!」

プフレ「ああ、絶品だ」

ペチカ「そ、そう言ってくれると……私にはこれしかできないから」


ペチカのやろうとしていることはなんとなく分かる。沈む自分のパーティーを見て、思い至ったのだろう

ならばやってやれることは場を明るくすることだ。ユウキはなるべくクランテイル達に「うまいなうまいな」と話しかけた

クランテイル達もペチカの行動に思うところがあったのか、最後には鍋を囲む輪に入りペチカを褒めた
183 : ◆IPYIJYmMYgAf [saga]:2017/06/07(水) 00:14:44.52 ID:r5EVjfGzo

ユウキ「…………あ、そうじゃ」

プフレ「どうしたんだい?」

ユウキ「キャンディー余ってたりせんか? 景気づけにRでも回したいんじゃが」

プフレ「ああ、いいよ。1回分だけなら」


プフレから100個貰い、Rを回す。アカネが隣に立ってワクワク的なオーラを出しているような気がした


 幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
 
 成功→激レアアイテムGET
 失敗→全エリアの通行証セット
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 00:15:17.30 ID:WEEA0lSAo
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