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【まほいく安価】プフレ「魔王は倒さなければならない」【魔法少女育成計画restart】
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445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/05(火) 14:22:41.33 ID:j/+b9Y0Q0
おもしろい
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/07(木) 13:53:43.08 ID:62ODXug00
【まほいく安価】プフレ「魔王パムは倒さなければならない」【魔法少女育成計画restart】
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/07(木) 16:33:49.70 ID:pyjQ1rfo0
再開してたんだ(´・ω・`)面白い
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/08(金) 06:38:05.86 ID:qoM2wmYR0
雷田 矛平
@raida_hokohira
ネットの片隅に生息する物書き。小説家になろうやss速報に出没します。なろうでは同名義で、ssはYySYGxxFkUの酉です。Twitter初心者のため分からないことばかりです……。基本創作に関わることだけを呟いてます
mypage.syosetu.com/240189/
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/09(土) 19:57:13.06 ID:8vLxct4W0
車内意識不明の1歳女児死亡 焼津、熱中症か (2017/9/9 09:39)
焼津市内の駐車場で車内に長時間いて意識不明の状態で病院に搬送された1歳の女児が、その後、死亡していたことが8日、関係者への取材で分かった。
女児は6日午前から、同市の駐車場で数時間にわたり、家族が運転してきた車内に1人でいたとみられる。家族が呼吸をしていない女児に気付き、午後4時半ごろ119番した。熱中症の疑いで病院に搬送されたが、同日中に死亡が確認された。
450 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 20:48:04.32 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「最近覚えたの。これ♪」
殺気。急いでその場から横っ飛び
次の瞬間には地面に深い切れ込みが入っていた
クラムベリー「避けた? それなりに速いはずなのに」
ユウキ「(真っすぐ飛んでくる見えない速い刃、と考えれば……相手が素振りを見せたら避けることもできるか)」
クラムベリー「じゃあ今度は……ッ」
ユウキ「(ッ、突っ込んで来た!)」
ユウキは……
>>451
1.その場で迎撃
2.距離をとる
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 20:48:35.23 ID:QHIQEs9qo
1
452 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 20:58:43.47 ID:YAAlSt+zo
速い。背を向けて逃げるには遅すぎる
ユウキ「来る……ッ!」
魔法を使っても意味が無いと知れた以上、暴走とも言えるクラムベリーを止めるのは自分の責任だ
骨の数本ブチ折ってでも止める
ユウキ「(これが映画ならただの殴り合いで済んだんじゃがな……)」
クラムベリー「シッ!」
クラムベリーが宙を舞い、鋭い蹴りが飛んできた
それを間一髪で避け、左手で掴む
453 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:04:12.13 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「!?」
目に見えて動揺していた
いくら記憶が12年前になったとはいえ本人からすれば体が大きくなっている。リーチや動かし方が不自然で戸惑っているのだろう
今の蹴りもそのお陰で掴めたようなものだ
ユウキ「(よし、脚を折ってやる!)」
空いた右手でクラムベリーの右膝目がけ掌底。足さえ潰せば相手は戦いを続けられないはずだ
何をされるのか察したクラムベリーが掌をこちらに向けてきた。右腕がミシミシ鳴っている。魔法を使われているのか
身体能力(87-30=57)ロール……>>直下コンマ
クラムベリーの抵抗-30
成功→クラムベリーの右足を折る
失敗→右腕が潰れ拘束が解ける
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 21:06:06.66 ID:/a3yiLJDO
さ
455 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:12:10.31 ID:YAAlSt+zo
66……失敗
手が膝に届くか、右腕ごと潰れるかの速さ対決だったが、ユウキに軍配は上がらなかった
ユウキ「なっ、ぐ……ぁぁぁぁぁ……!?」
クラムベリー「音圧も最大レベルに上げるとね、プレス機みたいになるんだって!」
凄まじい重低音が右腕から鳴る。骨が、身がという音ではない
だがグシャリと生々しい音が遅れてやって来た
ユウキ「ぎあああぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっっ!!」
肘から先が無残に潰れ、膝を狙った攻撃はプランと垂れた
あまりの痛みにクラムベリーを放し、腕を抑え転げまわる
456 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:15:26.82 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「結構強いかもって思ったけど、こんなもんか」
涙を流しながら、クラムベリーを見上げる
彼女はせっかく買った玩具が壊れたような、がっかりした顔で見下ろしていた
ユウキ「ぁ、ハァッ、ぅ、くっ……!」
怖い
クラムベリー「立てる? 続きやれる?」
歯がガチガチと当たる音で気付いた。口が震えている
口だけではない。全身が目の前にある死の恐怖に震えていた
457 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:19:21.20 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「(だ、駄目だ馬鹿野郎……! 今さら死を恐れてどうする!)」
忘れていた銃声と爆音がフラッシュバックしてくる
だがここに突撃を指揮する上官はいない。体が命令で動いてくれない
ユウキ「ッ、動け……動け……動け動け、動け……!」
クラムベリー「そうそう。そうやって立ち上がって」
腕をおさえながら立ち上がる。富豪の令嬢もかくやというほどの美しい服は土と草で汚れ、目も当てられない
クラムベリー「次はあなたが折ろうとした足で、あなたの足を折ってあげる」
458 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:23:33.59 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「(やはり、若い……それに、音とは……)」
わざわざ狙いと手段を言うことも、先ほど少しだけ見せた魔法の情報も、12年前が何歳かは分からないが若さを感じさせる
ユウキ「(魔法は考えている暇は無い。今は、とにかく……)」
クラムベリー「いくよ。せーのっ」
下段の蹴りが飛んでくる。バックステップで回避
追撃、まるでコマのように回りながら2撃目が来る。今度は高く跳んで回避した
クラムベリー「ふふっ、跳んじゃ避けられない」
ユウキ「避ける必要は無いッ!」
459 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:27:23.36 ID:YAAlSt+zo
落下中、ユウキの視線の先にあるのは、クラムベリーの首
絞め殺している時間は無い。先ほどのように腕ごと潰される
ならばどうするべきか。締めるというプロセス無く殺す。それを可能にするには
ユウキ「おあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クラムベリー「……?」
手を手刀の形にし、思い切り突き出した
クラムベリー「ッ!」
地面に血が飛ぶ
460 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:30:50.09 ID:YAAlSt+zo
手が地面に突き刺さった
ユウキ「くっ……!」
クラムベリー「っつ……!」
クラムベリーの首が僅かに切り裂かれている。あと数mmで脈を切り致命傷に出来たが、避けられた
腕を引き抜きもう一撃、とまではいかなかった。ボォンという重低音と共にユウキの体が吹っ飛ばされる
ユウキ「ぐあっ……! っぐぅ……」
ユウキ「(一瞬、一瞬じゃが……焦りが見えた)」
クラムベリー「危なかったぁ。やっぱり結構強いんだね」
461 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:37:19.41 ID:YAAlSt+zo
左手を見る。思い切り地面に突き刺したというのに傷一つ無い
勝機が少しだけ見えてきた
ユウキ「(……もしかして、ターミネーターみたいに手で胸を突き刺せるか?)」
試してみる価値はある
クラムベリーが起き上がると同時にユウキは一気に駆け出した
ユウキ「オラッ!」
クラムベリー「……」
槍のように突き出す。だが1度喰らった手は通じないのか、避けられた
だが残された武器はこの腕しかない。これでいくしかないのだ
462 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:42:04.49 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「単調じゃだめだよ。ほらっ!」
下から何かが飛んできた。蹴りだ
サマーソルトがユウキの服を掠め、縦に切る
ユウキ「ッ!」
頭の中で何かが光った
クラムベリーが着地する瞬間を狙う
クラムベリー「またその槍みたいな攻撃? それじゃ私は倒せない」
ユウキ「槍ではない」
463 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:45:11.57 ID:YAAlSt+zo
クラムベリーの蹴りは鋭い。ユウキの服をまるでカッターで切るかのように裂いた
ならば同じことができるはずだ
手刀を振りかぶる
ユウキ「剣じゃッ!」
突きが来ると予想していたクラムベリーの回避行動では薙ぎ払う攻撃を躱しきれない
袈裟がけにクラムベリーの肩から腰まで手刀を振りぬいた
クラムベリー「ッ……ぐ、はっ……!」
今度はクリーンヒットだった
464 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:48:58.87 ID:YAAlSt+zo
服を斬り、肌も斬り裂いた
血がクラムベリーの白と緑の服を染めていく
ユウキ「(やはり、若いから油断する)」
油断は命取りだ。そこを突けば格上だろうが
クラムベリー「…………キヒッ」
頭上から何かがのしかかってきた
ユウキ「ぐ……!?」
いや、何ものしかかってきてはいない。見えない何かに押し付けられている
465 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:53:49.94 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「面白いね、今の」
ゆっくりと、クラムベリーが近づいてくる
動こうにも動けない。両足を踏ん張らなければ立ってもいられないほどの重さが上から襲っている
ステップで避けようにも体勢を変えた瞬間地に這いつくばるだろう
クラムベリー「私もできるよ。こうやって」
甲高い音が腹をすり抜けたかと思うと、ドパッと血が噴き出した
クラムベリーは腕をこちらに振っただけだ。ユウキのそれと違い、速度がまるで無かった
ユウキ「(かまいたちを、手にまとわせた……のか……っ!)」
466 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 21:58:28.96 ID:YAAlSt+zo
幸い、中身が出るほど深くは無い。だが腹筋を総動員しなければ失血死だ
クラムベリー「槍だってこうやって」
今度は見えない槍が左肩を貫いた
ユウキ「ぐ、ううぅぅッ!」
なりふり構わず手刀を振るう。速度も威力も落ちたが、クラムベリーは無防備だ
だというのに、手刀は何かに弾かれるように、クラムベリーには届かなかった
クラムベリー「ははは、はははは!」
ユウキ「な……」
クラムベリー「私の魔法は強いんだぁ。誰にも負けない。だからもっと強い人がいないかなぁって」
467 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:02:48.86 ID:YAAlSt+zo
ファヴ「マスター! マスター!」
クラムベリー「ファヴ?」
ファヴ「参加者が全員死んじゃったぽん」
クラムベリー「? 参加者?」
ファヴ「ああそうだった。ユウキの魔法で記憶が戻ってるんだったぽん」
クラムベリー「??」
ファヴ「ユウキ、クラムベリーの記憶を戻してほしいぽん。この選手権は他の奴らの同士討ちでユウキの優勝ぽん」
ユウキ「ぁ……?」
468 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:08:11.96 ID:YAAlSt+zo
ファヴ「マスターは今記憶を操られて12年前に戻ってるぽん。早く戻すぽん」
クラムベリー「…………ああ、だからいきなり変な場所でこの人と戦ってたんだ」
ファヴ「だからユウキ、早く戻すぽん」
ユウキ「でき、るか……!」
いい加減もう戦う力が残っていない。膝をつき、左手で腹をおさえながら宙でふよふよ浮かぶ白黒金魚を睨みつけた
ファヴ「別に今でも強いけどクラムベリーもそれなりに要職につきつつあるぽん。記憶が無いのは色々困るぽん」
ユウキ「戻してどうなる、コイツを説得してやめさせてくれるか? ふざけるな!」
ファヴ「……あんまり断ると、ユウキ以外にも被害が及ぶぽん?」
ユウキ「どういう意味じゃ……」
ファヴ「2人暮らしで大変ぽん。それが1人暮らしになっちゃうのはもっと大変ぽん。介護の人雇わないとぽん」
ユウキ「ッ、貴様! 婆さんを……!」
469 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:15:29.12 ID:YAAlSt+zo
ファヴ「どうするぽん? ユウキは選手権で生き残ったから五体満足でちゃーんと助けるぽん」
ユウキ「………………」
まるで悪党だ。ファヴは自分を魔法少女にしたきり現れない変な奴だと思っていたが、ロクでもなかった
ユウキは揺らいだ。今ここでクラムベリーをどうにかしないと、また同じことが起こる。だがこうなった以上勝てる見込みは薄い
記憶を戻せば見逃してもらえる上にばあさんも狙われることは無くなる
ユウキ「…………ぐ、ぐぅ……!」
ファヴ「さぁさぁ早くするぽん。もう魔法の国に合格者はユウキって報告しちゃったぽん」
ユウキ「………………………………」
ユウキは……
>>470
1.ファヴの言うことを聞いた
2.クラムベリーに襲い掛かった
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 22:21:03.01 ID:ta0zBKGvO
2
471 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:25:39.89 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「終わった?」
ファヴ「OKぽん。さぁマスター、ユウキに触れるぽん」
クラムベリーがユウキの肩に手を乗せた
クラムベリー「あなたも結構強かったけど、やっぱり私の方が強かったね」
クラムベリー「その、剣だっけ? また真似するね」
ユウキ「…………こ……す」
クラムベリー「?」
ユウキ「ころ、す……!」
コイツを野放しにしてはならない。すべての感覚がそう告げていた
無力化では温すぎる。絶対に殺す
ユウキ「(記憶が戻った瞬間に……!)」
いくらクラムベリーと言っても記憶の混濁がある状態なら隙ができるはずだ。そこを突く
472 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:28:08.63 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「(一撃で、絶対に殺す……この剣で!)」
ユウキ「(そうじゃ、ワシの手刀は、絶対に殺す剣じゃ……届けば、殺せる!)」
魔法を解いた
クラムベリー「っ……」
ユウキ「ハァァァァァァァァッ!!」
ファヴ「!?」
身体能力(87-60=27)ロール……>>直下コンマ
瀕死の一撃-60
成功→クラムベリーの脇腹に深く突き刺さる
失敗→返り討ち
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/10(日) 22:28:56.81 ID:uAS2tSxv0
あ
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 22:30:41.29 ID:04SnEmzVo
べ
475 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:36:02.09 ID:YAAlSt+zo
81……失敗
記憶を戻したことでのしかかっていた重い何かも消えた。今なら動ける
ユウキの肩に置かれた右手の先、がら空きの脇腹に手刀を吸い込ませ――
クラムベリー「ッッ!」
カッと目を見開いたクラムベリーが脇腹にピンポイントでバリアを張り、手刀はあっけなく弾かれた
続けざまに放たれた蹴りがユウキの顎を襲い、ユウキは無様に仰向けに倒れる
ユウキ「が…………ぁ……………………」
クラムベリー「……なるほど、記憶を奪う魔法ですか」
ファヴ「流石マスターぽん! 今のはファヴもヒヤッとしたぽん!」
476 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:40:19.84 ID:YAAlSt+zo
クラムベリー「私もですよ。それに、未熟だった頃とはいえ私に傷を負わせたのですから……命だけは助けましょう。合格者ですしね」
ファヴ「生きてるぽん?」
クラムベリー「息はあるようですよ。意識は知りませんが」
ユウキの意識は今にも落ちそうだった
クラムベリーを倒す。その意志だけでつないでいる意識だ
ユウキ「(ぐ……も、う……駄目なのか……?)」
ユウキ「(絶対に殺す剣、か……大層なこと言ったが、このザマか……)」
ユウキ「(スマン……)」
ユウキは謝った。誰にでもなく、これからクラムベリーに関わるであろう未来の魔法少女達に
逆らったが、婆さんは見逃してくれるのか。そんなことを考える自分が情けなくて涙が出てくる
477 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:45:05.65 ID:YAAlSt+zo
「あらあら、かわいそうに」
クラムベリー「おや、ずっと見ていたのですか?」
「まぁ気になりましてね」
ファヴ「アンタを引き合いに出しても反抗してくるとは思わなかったぽん」
「この人はそういう人なんですよ。正義感は強くてねぇ……そこに惚れたってのもありますし」
クラムベリー「あなたが推薦するからどんなものかと思いましたが、思わぬ掘り出し物でしたね。強かったですよ」
「そうですか。それはよかった」
クラムベリー「そういえば、お弟子さんは見つかりますか?」
「それが難航していて……早く強い子がいればいいんですけどねぇ」
クラムベリーと誰かが話しているのは分かる。だがこの会話の意味も、誰が話しているのかもユウキの薄れゆく意識では理解することができなかった
478 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:49:11.24 ID:YAAlSt+zo
「そろそろ本腰を入れたいところなので、この人には適当に私が死んだ記憶にでも書き換えてください」
ファヴ「行方不明になるぽん?」
「戸籍なんていくらでも買えますからね。1度鬼籍に入ってみるのもいいでしょう」
クラムベリー「では、そうやってみますか。ファヴ、記憶の書き換えを。遺体の偽造もしなければ」
ファヴ「分かったぽん」
クラムベリー「意識は……無いですね。さようなら、ユウキ」
翌日、名守慶市はいつも通り布団で目を覚ました
だが、長年連れ添った愛する妻が交通事故に遭い死亡したとの連絡を受け、数週間塞ぎ込むこととなる
479 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:56:11.83 ID:YAAlSt+zo
・・・・・・
ユウキ「――とまぁこんな感じじゃ。記憶を失う直前に絶対に殺す剣を途切れ途切れ呟いてたらしく『絶剣』というワードが残っておってのぉ。完全に意識を手放す前にファヴに『絶剣って何だぽん?』と言われた覚えがあるわい」
ユウキは記憶を取り戻したといえどクラムベリーが誰かと会話していたことまではよく分からない。結局婆さんはクラムベリーに殺されたのだと、そう思うとますます怒りが込み上げてきたが他の者達の手前我慢した
皆には婆さんと自分の素性を省いて話した
ただクラムベリーの試験で死にかけたが合格した魔法少女だと
クランテイル「そうか……殺されかけて」
ペチカ「あ、危なかったんですね」
ユウキ「まぁな」
那子「Hardな体験デース……」
アカネは無言で撫でてきたため、撫で返した
480 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 22:58:26.21 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「……そういえば今何時じゃ?」
クランテイル「随分聞きこんでしまったな」
ペチカ「えっと……」
今は……>>直下コンマ一桁
奇数→3日目に入ったばかり
偶数→ログアウト直前
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 22:59:06.79 ID:QHIQEs9qo
s
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 23:05:16.25 ID:uAS2tSxv0
記憶が逆行したベリーさんはまるで、福本漫画の中年アカギだったのが全盛期のアカギみたいに変貌しちゃったな…
483 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 23:09:20.23 ID:YAAlSt+zo
ペチカ「今丁度3日目に入ったところですね」
ユウキ「あと1日か……」
クランテイル「まぁ話しながら色々食べたり、Rで引いたトランプとかしたものな」
ペチカ「なんでトランプがあったんだろう」
クランテイル「食器やらハリセンやらが当たるRでその疑問は無駄だな」
残り1日。何かをするには十分だ
何をしますか……
>>484
(洞窟内の探索、脱出を試みるなど)
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 23:21:14.73 ID:HRx3uNdyO
ファルに色々聴く
485 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 23:27:27.98 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「あと1日もあるのか〜暇じゃの」
ペチカ「でもこれでもう皆とは会えなくなる……?」
ユウキ「あ、それもそうか……!」
那子「Nooooo! ペチカ、終わっても会いましょう! オフ会するネ!」
ユウキ「おふかい?」
那子「Yes!」
ユウキ「おふかいってなんじゃ?」
クランテイル「ネットの人達がリアルでも集まる、だったよな」
那子「せっかく生き残ったんだから、また皆と会いたいネ」
ユウキ「そうじゃな……また会いたいな」
486 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 23:36:12.20 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「そういえばファルと長いこと話してないな。ちょっと呼び出してみるか」
サポートコマンドを使い、ファルを呼び出す
思えばコイツはファヴとうり二つというかまったく同じ外見だ。ちょっと怒りが込み上げてきた
ファル「おひさぽん。それより何やってるぽん!」
ユウキ「お前ファヴと似てるな。殴っていいか?」
ファル「ファヴとかいう極悪野郎と一緒にしないでほしいぽん。それよりも!! 何魔王探さないでこんなことやってるぽん!」
ユウキ「………………は?」
皆、あっけにとられた
ファルはなにを言っているのか、理解ができない
ファル「そんなところで時間潰してないで、早く脱出して魔王を――」
ユウキ「ちょ、ちょ、ちょっと待て!」
487 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 23:41:35.49 ID:YAAlSt+zo
アカネを見ると、頷いてすぐにメルヴィルの死体を確認しに行った
アカネ「……」フルフル
ユウキ「メルヴィルは死んでる。魔王は倒したろうが!」
ファル「このゲームは魔王が倒されればすぐに終了になるぽん」
クランテイル「……じゃあなにか? メルヴィルは魔王じゃないと言いたいのか?」
ファル「そう考えるのが……一番ぽん」
ファルの言うことを全部信じられるかと言われれば分からない。こちらを惑わすために嘘を吐いているかもしれない
だがそのメリットが考えられない。ただクラムベリーが合格にした魔法少女を集めた試験で、いじわるをする必要はあるのか
ファル「だから、早く魔王を探し出して倒すぽん……そうじゃないとまた、犠牲者が……」
488 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 23:46:56.13 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「……………………」
那子「……じゃあ、魔王はだれなんデスか」
クランテイル「……待て。プフレ達は」
クランテイルは魔王城に通じる道がふさがっているのを思い出した
メルヴィルが死んでから、プフレとシャドウゲールは魔王城に引き籠っている。互いの場所が分かる道具で、同じパーティーである2人の場所は分かるのだから
クランテイル「何故魔王城にいる……?」
ペチカ「まさか、あの2人が……?」
ファル「2人共魔王というのはありえないぽん。魔王は1人ぽん」
クランテイル「じゃあ誰が魔王なんだ!!」
489 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/10(日) 23:54:52.74 ID:YAAlSt+zo
ユウキ「生き残りはワシら5人と、プフレ達……」
クランテイル「……あの2人のどっちか片方が魔王だろう。魔王城にいるなんてのがいい証明だ」
ユウキ「プフレと、シャドウゲール……どっちかが…………?」
クランテイル「イメージとしてはプフレだが……分からない。シャドウゲールを守るためにプフレが……?」
プフレとシャドウゲールは元から互いをよく知っているようだった。恐らく2人は現実でも親しいのだろう
ユウキ「(……じゃが、ワシらの中だって)」
いや、考えないようにしよう。共に戦った仲間が、魔王などと思いたくない
クランテイルも同じ思いだろう。だからプフレ達のどちらかだと決めつけようとしている
ユウキは……
>>491
1.洞窟から脱出して魔王城に乗り込む
2.ログアウトまで待つ
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 23:55:32.58 ID:QHIQEs9qo
1
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 23:55:53.16 ID:/a3yiLJDO
2
492 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:02:38.35 ID:0csDkAlVo
ユウキ「…………ログアウトまで待とう」
クランテイル「なに?」
ファル「何悠長なこと言ってるぽん!」
ユウキ「ログアウト前になれば全員が荒野の街に集まる。その時に聞けばいい。それに、クランテイルが破壊できない壁じゃろ?」
クランテイル「ああ。何かの仕掛けだと思ってできるかぎりの破壊を試みたが結局傷一つつかなかった」
ユウキ「クランテイルが壊せないんじゃワシらにも無理じゃ。勝手に目の前に出てくるまで待とうぞ」
ペチカ「でも……」
ユウキ「ああ。何かできないかとはワシも考えてる。じゃが下手に動き回って各個撃破は映画でよくあることじゃ」
クランテイル「………………クソッ!」
那子「まぁ数ではこっちが有利デース! ペチカはどこかに隠れて見ていてくださいネ!」
ユウキ「っ、戦う気か!?」
那子「もし本当に魔王があの2人のどっちかだったら、先にやらないとやられマス」
ユウキ「……正論じゃが…………」
493 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:07:03.42 ID:0csDkAlVo
ペチカ「あ、あの」
クランテイル「なんだ?」
ペチカ「もう1人、いるはず……」
ユウキ「ッ、ジェノサイ子!」
クランテイル「そうだ、奴はどこに!?」
ログイン時、メルヴィルと戦っている時、まったく姿を現さなかった
多数の魔法少女が戦い、デカいクレーターまで出来た戦いだ。流石に気付かないというのは不自然だ
ジェノサイ子は……>>直下コンマ一桁
奇数→このエリアにいる
偶数→魔王城にいる
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 00:09:32.61 ID:FoCuoiYxo
お
495 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:13:45.02 ID:0csDkAlVo
ジェノサイ子はずっと荒野エリアに居た
そして3日目に入り、全ての準備は整った
ジェノサイ子「……よし」
そして、クレーターを前に佇んでいたジェノサイ子はバイザーを下ろし、穴に飛び込んだ
ユウキ「ッ、うおおおお!? な、なんだお前か……」
クランテイル「無事だったか……」
ジェノサイ子「そっちもね」
ユウキ「ああー、ジェノサイ子。記憶は……」
ジェノサイ子「戻ってる」
ユウキ「すまんな、あの時は皆の協力が欲しくて……」
ジェノサイ子「もう気にしてないよ。大丈夫」
496 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:17:26.62 ID:0csDkAlVo
ユウキ「そうか……にしてもいきなり現れるなんて心臓に悪いぞ」
クランテイル達は警戒している。先程誰が魔王か分からないと判明したばかりだ
こんな状況で単独行動しているジェノサイ子が怪しいと思うのは自然だが、彼女の魔法を考えると分からなくもない
ユウキ「じゃがなんでこんな穴に飛び込んで来た? ここ深くてとても脱出はできんというのに」
那子「寂しくなったデース?」
ジェノサイ子「うーん、どうだろう」
ユウキ「…………?」
知力(14)ロール……>>直下コンマ二桁
成功→怪しすぎるぞ
失敗→敵意は無い、のか?
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 00:19:02.04 ID:OFw5ormDO
た
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 00:21:30.00 ID:TNqPHlGpO
ここにきてクリティカルとか主人公かな?
499 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:26:21.82 ID:0csDkAlVo
04……クリティカル!
クリティカル報酬 知力が1上がった!(15)
ユウキ「そうか。ところでお前は映画は見るか?」
ジェノサイ子「映画? アニメとかなら」
ユウキ「たまには洋画や邦画も見ろ。名作だっていっぱいあるぞ。コマンドーとか」
ジェノサイ子「それは見た」
ユウキ「流石だ」
ジェノサイ子「それで、それが何か関係あるの?」
ユウキ「映画じゃとな、こういう後半だったりクライマックスだったりで死んだかと思われてた奴がいきなり現れるとな、そういうのは大体敵が化けてたり洗脳されてたりなんじゃよ」
ジェノサイ子「いやいや、私死んでないし」
ユウキ「まぁ何を言いたいかというとな……お前は怪しすぎるんじゃ」
ジェノサイ子「やだなぁ、せっかく会ったのにそんなこと言われるのは」
ユウキ「それにな、素のお前がそうやって気のいい奴なのかは分からんが、今まで敵対ないし仲がよくなかった奴が急に馴れ馴れしいと怪しさMAXじゃよ」
500 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:29:35.67 ID:0csDkAlVo
ジェノサイ子「変な想像しないでよ……別に私が魔王とかじゃないし」
クランテイル「それを証明する方法はあるのか?」
ジェノサイ子「だったらクランテイルが魔王じゃないって証明は? ユウキは? 他の皆は?」
クランテイル「……」
ユウキ「メルヴィルは魔王でもないのに攻撃してきた。魔王でなくても敵はいる」
ジェノサイ子「私が敵だって?」
ユウキ「ああ。敵じゃないなら……そのバイザーを上げてもらおうか」
ジェノサイ子「………………」
那子「早く上げるネ」
ジェノサイ子「………………あー……やっぱ向いてないわ。こういうの」
ユウキ「そうじゃな。ワシもお前も多分今相当恥ずかしいぞ」
501 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:30:47.84 ID:0csDkAlVo
記載忘れがあったのでここで無理やり
過去を話したことで皆の信頼度が上がった!
ペチカ:05
那子:05
クランテイル:05
アカネ:09
502 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:34:56.00 ID:0csDkAlVo
ジェノサイ子「じゃあ皆まとめて……ここでお陀仏だね」
ジェノサイ子のその言葉をきっかけに、天井から壁から、何かが響いてきた。まるで爆発音のようなその衝撃にガラガラと洞窟全体が音を立て始める
ユウキ「なっ……!?」
クランテイル「なんだ!?」
ペチカ「ま、まさか……ここを埋めるつもり!?」
ジェノサイ子「察しがいいね。そう。ここで皆死ぬ」
那子「ハァァァ!? 何言ってるデース!」
ジェノサイ子「ここと草原エリアには洞窟の上に地盤があるみたいでね。そこを突けばこの洞窟は一気に無くなるってわけ。面白いステージギミックだよね」
ユウキ「貴様、まさか最初から心中するつもりで……いや、お前ぇッ!」
ジェノサイ子「そ。私は死なない。この無敵のスーツがあるからね。私はここから誰も脱出させないようにするだけ」
503 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:38:20.24 ID:0csDkAlVo
ユウキ「何故じゃ! ワシらは魔王では……!」
ジェノサイ子「知ってるよ。だけど、死んでもらわないと……いけないから」
その瞬間に見せたジェノサイ子の顔は、本心から申し訳ないと思っている顔だった
ジェノサイ子「悪いけど、死んで……!」
ユウキ「黙って死ねるか!」
那子「でもどうするデース!? このままじゃ全員生き埋めデース!」
ユウキ「魔法少女が落石で死ぬか! 何が何でも生き延びるぞ!」
クランテイル「皆、私に捕まれ!」
クランテイルはその下半身をドラゴンにしていた。これなら飛べるだろう
ユウキ「なんでそれ最初からやらなかった?」
クランテイル「…………忘れてた」
504 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:42:21.93 ID:0csDkAlVo
クランテイル「崩れ始めて穴も広がっている! あれなら今まで通れなかったドラゴンの体でも通り抜けられるはずだ!」
那子「今すっごい急な言い訳しましたネ」
クランテイル「うるさい! 乗せないぞ!」
ユウキ「じゃが、それ全員乗るのか?」
クランテイル「分からん、だが乗らなきゃどっちみち生き埋めになるだけだ」
ジェノサイ子「逃がさないと言ったでしょ!」
ジェノサイ子が走ってくる。乗るにしろ乗らないにしろ、迎撃要因は必要だ
ユウキ「くっ……!」
那子「クランテイル、ペチカを乗せて先に行くデース!」
ペチカ「えっ!?」
クランテイル「なにを言っている!」
那子「ジェノサイ子は私が引き受けマース!」
505 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:45:08.30 ID:0csDkAlVo
ペチカ「でも……っ!」
クランテイル「かっこつけている場合か!」
既に洞窟は大きな落石も目立ってきている。もう数分と持たないだろう
ユウキは……
>>506
1.洞窟に残る
2.クランテイルに乗る
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 00:45:38.97 ID:UkKon048O
1
507 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:49:44.75 ID:0csDkAlVo
ユウキ「若いモンが死に急ぐな! ワシが残る!」
アカネ「!?」
ユウキ「アカネちゃんはクランテイルに乗って先に地上に行け!」
アカネ「!」
アカネは従わなかった。ユウキの横に並び、刀を抜く
ユウキ「オイ!」
アカネ「……」
アカネが見せてきたのは身代わり君だった。自分は大丈夫だと言っているようにも感じる
ユウキ「……そうかい」
508 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:52:20.49 ID:0csDkAlVo
クランテイル「クソッ、崩落が速い……! もう飛んでしまうぞ!」
ペチカ「待って! 私だって、私だって!」
クランテイル「……ペチカ、お前は……駄目だ……!」
クランテイルがドラゴンの手でペチカを掴む
抵抗するペチカだったが、クランテイルのドラゴンの握力の方が強かった
ペチカ「放して! 私だって何か、皆の役に……!」
クランテイル「…………飛ぶぞ!」
那子「ヘッヘッヘ、3対1なら倒せなくても止められるネ」
ユウキは……
>>509
1.那子をクランテイルに放り投げた
2.3人でジェノサイ子を止めにいった
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 00:54:55.68 ID:H76M+FHQ0
1
510 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 00:58:48.10 ID:0csDkAlVo
ユウキ「お前もあっちじゃ!」ガシッ
那子「What!?」
ユウキ「ほれキャッチせい!」
既に上昇を始めたクランテイルに那子を放り投げる。クランテイルは器用に空いた方のドラゴンの手で那子をキャッチした
那子「ちょっと!」
クランテイル「ユウキ……!」
ユウキ「ほれ行けぃ!」
クランテイル「っ……!」
511 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 01:02:52.59 ID:0csDkAlVo
クランテイルが2人を掴んだまま上昇しようとしている
だがジェノサイ子はそれを逃がそうとはしない
ジェノサイ子「させるかぁぁぁぁぁーーー!!」
クランテイル「クソッ、もっと速く上がれ!」
ユウキとアカネの数値……>>↓1コンマ二桁+10
(2人がかりのため+10)
ジェノサイ子の数値……>>↓2コンマ二桁
ユウキ達の数値が勝っていた場合……クランテイル達が地上に脱出
ジェノサイ子の数値が勝っていた場合……ユウキ達を振り切りクランテイルに肉薄
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 01:14:05.30 ID:TNqPHlGpO
とう
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 01:14:15.02 ID:UkKon048O
あ
514 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/11(月) 01:19:37.08 ID:0csDkAlVo
今日はここまで
ジェノサイ子にはドラマチックに誰かを道連れにしてほしい所存
というか仲間が早くに死にすぎてしまったかりん先生ごめんね!
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 08:32:57.15 ID:6eR0lvSjO
乙です
516 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:19:00.93 ID:1WKD09CXo
ユウキとアカネの数値……30+10=40
ジェノサイ子の数値……02
ユウキ「うおおお!!」
飛び立つクランテイル、その翼でも体でもなんでもにしがみつこうと跳ぶジェノサイ子、そしてそのジェノサイ子の腰にダイブするユウキ
魔法のスーツは攻撃が効かないだけで物理干渉をすべて遮断するわけではない。突き飛ばせば押せるのだからしがみつくこともできる
ジェノサイ子の手はすんでのところで空を切り、2人は地面に突っ込んだ
ジェノサイ子「うっ、くそっ!」
ユウキ「よし、飛んだか!」
見上げるとクランテイルはバサバサと翼を羽ばたかせ、落石を避けながら地上へと向かっていた
クランテイル達を逃してしまったと判断したジェノサイ子の判断は早かった。端末を操作し、手に道具を出現させる。黒い長方形――魔王城のショップに売っていたスタンガンだ
517 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:21:11.82 ID:1WKD09CXo
肌が露出した首筋に押し付けられ、ジェノサイ子がスイッチを押す
ユウキ「が、ががが、ああぁぁぁ!?」
アカネ「!」
すぐさまアカネが引っぺがしてくれたが、対魔法少女用のスタンガンの威力は普通のそれとは違う
白目をむきかけ、体は痙攣し、思うように動かない
精神力(44)ロール……>>直下コンマ二桁
成功→なんとか気絶せずにすむ
失敗→意識が朦朧とし、動けなくなる
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 22:21:27.21 ID:8A+6FWl+o
あ
519 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:33:21.49 ID:1WKD09CXo
21……成功!
ユウキ「ぐ、うう……っ!」
ジェノサイ子「嘘でしょ、これで気絶しないってどんだけゴリラなんだよ……」
ユウキ「は、ははは……気合、じゃよ……」
アカネが両足を切断するつもりで刀を振るう。が、無敵のスーツの前には無意味だ
ジェノサイ子「無駄だって!」
次にジェノサイ子が取り出したのは火炎放射器だった。これも対魔法少女のための武器であり、放たれる炎に焼かれれば魔法少女といえどただではすまない
トリガーを引き、炎が2人を襲う。だがアカネはその炎すら斬り、続けざまの一太刀で火炎放射器を真っ二つにした
520 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:43:41.67 ID:1WKD09CXo
クランテイル「よし、地上に出た!」
ペチカ「っ、地面が……!」
クランテイルに掴まれながら上空から見下ろしたペチカが指さす
ジェノサイ子の爆薬は洞窟すべてを破壊するよう設置された。巨大な地下空間が崩れれば、荒野エリアと草原エリアの大半の地形が変わってしまう
没していく地面をよそに、クランテイルは洞窟の上に無い安全な場所を探した。街の方なら大丈夫だろうか、ユウキ達を助けるためにも早く戻らなければと思いながら、ドラゴンの体は街へ飛んでいった
ユウキ「(このままでは、ワシもアカネちゃんも……!)」
ユウキ「(ジェノサイ子と言い争っている暇は無い……無力化して運んでいる暇も無い……くっ!)」
ユウキ「(ワシは、また若い子を……!)」
アカネがユウキの方を向いて頷いてきた。それが意味するものは分からない、任せておけということだろうか
ジェノサイ子が突進してくる。無敵のスーツにものを言わせて肉弾戦をしかけてくるつもりだろう。そうなれば一方的にダメージを受ける側になるこちらに勝機は無い
刀が振るわれる。1度だけだった。それで勝負がついた
ドシャリ、と、前のめりにジェノサイ子が走る勢いそのままに倒れこんだ
521 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:47:38.52 ID:1WKD09CXo
ユウキ「え、今のは……」
アカネ「……回復」
アカネが魔法の端末を使い、状態異常回復をユウキにかけてみる。すると動かなかった体が動くようになった
ユウキ「…………これは、刀傷?」
ジェノサイ子を仰向けにし、確認する。魔法のスーツには傷一つついていないが、その顔には斜めに一筋の赤い線が通っていた
ユウキ「…………っ、スマン……!」
手を合わせる
即死であったが、ゲームが終わっていない。ジェノサイ子は魔王ではなかった
いらぬ死だと悔やみ、さらに彼女が襲い掛かって来た理由を考える前に崩落が早まって来た
522 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:50:04.06 ID:1WKD09CXo
アカネ「ッ!」ズバッ
ユウキ「クソッ、これでは地面でワシらは下敷きじゃな……! クランテイルはまだか!」
そろそろアカネの斬撃でも処理しきれないほどの崩落になってきた。下手をすればまずすぎる
広がった天井の穴を睨み、そこに影が差すことを祈った
幸運(46)ロール……>>直下コンマ二桁
成功→クランテイルが間に合う
失敗→クランテイル間に合わない
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 22:50:29.35 ID:0H5lsxWFO
た
524 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 22:56:20.13 ID:1WKD09CXo
35……成功!
クランテイル「まだいるか!」
ユウキ「っ、おお……! 遅いぞ!!」
ドラゴンが降って来た。その手に2人の姿は無い。おそらく安全な場所に置いてきたのだろう
クランテイル「無事だったか」
ユウキ「ジェノサイ子は、倒した……」
アカネ「……」
クランテイル「そうか。無駄口を叩いてる暇は無い。行くぞ!」
クランテイルはペチカ達と同じ要領でユウキとアカネを掴むと、ばさりと再び飛翔する
邪魔な岩はアカネが除去し、なんとか完全に崩れる寸前での脱出に成功。不毛の大地だが地上を愛おしく感じた
525 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:01:28.35 ID:1WKD09CXo
クランテイル「ペチカ達は街に避難させてある。あそこはどうやら大丈夫らしい」
ユウキ「そうか。早く合流せんとな」
クランテイル「だが、何故奴は急に襲ってきた? しかも3日目に」
ユウキ「洞窟を崩す準備をしとったんじゃろう。それにあと丸一日ある……息のできない地中に1日も放置されたら窒息して死ぬな」
クランテイル「動機が分からん」
ユウキ「ワシもじゃ。本当ならふんじばって連れてきたかったが、奴の魔法を前にそれはできんかった……」
クランテイル「そうか……だがよくその無敵の魔法を破れたな」
ユウキ「ああ。アカネちゃんがやったんじゃが……どうやったんじゃ?」
アカネ「……」
ユウキ「無我夢中じゃったか」
526 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:03:10.78 ID:1WKD09CXo
・・・・・・
〜荒野の街〜
ペチカ「な、なんで……」
那子「…………っ」
ペチカの数値……>>↓1コンマ二桁-20
(相手が那子-20)
那子の数値……>>↓2コンマ二桁
ペチカの数値が勝っていた場合……なんとか那子から逃げられる
那子の数値が勝っていた場合……ペチカ撃破
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 23:03:29.68 ID:8A+6FWl+o
あ
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 23:03:47.15 ID:zWV/Xb9DO
は
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 23:03:50.48 ID:3TL7lUnb0
あ
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 23:05:46.15 ID:0H5lsxWFO
せふせふ
531 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:09:18.61 ID:1WKD09CXo
ペチカの数値……68-20=48
那子の数値……15
クランテイルを見送り、ユウキ達の無事を祈る2人の異変はすぐに起こった
いや、正確には那子に異変があった
那子「魔王って、結局誰なんでしょうかネ…………」
ペチカ「……私達のうちの誰か…………でも、皆、いい人で……」
ペチカが俯く。ここで那子の顔を見ればすぐに異変に気付いたかもしれない
那子は青い顔をしていた。怯えたようにペチカを見て、手が伸びていた
その手はペチカの首にかかり、ペチカも驚きに目を見開いた
532 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:13:05.55 ID:1WKD09CXo
ペチカ「な、っ……ぐ、なん、で……!?」
那子「ペチカ、私、怖い……!」
那子を支配する感情。それは恐れだった
もし目の前の相手が、ペチカが魔王だったら……殺されるのは自分だ
リオネッタが浮かんだ。その他に、かつて那子の目の前で死んだ魔法少女も浮かんだ
彼女達のように死ぬのが怖い。殺される。その前に殺さないと
那子「kill……have to kill……!」ブツブツ
ペチカ「ぐ、や、やめ……!」
首を絞める手に力がかかる。ペチカは必死になって那子の腕をどかそうとするが、戦う魔法少女の那子との力の差は歴然だった
533 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:16:37.09 ID:1WKD09CXo
ペチカ「やめてっ!!」
那子「っっ!」
不意に、那子の手の力がパッと消えた
ペチカが咳をしながら数歩後ずさる
見ると那子はワナワナと震えているようだった
那子「わ、私……今…………! ペチカを……なんで!?」
ペチカ「ゴホッ、ゴホッ……あ……」
那子から殺気が発せられる。手を放した瞬間収まっていた殺気が、再び
ペチカ「ひっ、ぁ…………ぁ……!」
那子「ペチカ…………ここで……!」
その殺気に当てられ、ペチカはたまらず走り出した
534 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:20:28.89 ID:1WKD09CXo
すぐに追いかける
殺さないと。殺さないと。あの試験のように。そうしないと死ぬ
那子「っ、うううう……っ!」
だが走り出した足はすぐに止まった
那子「なんで……………………」
自分が分からなかった。何故ペチカを手にかけようとしたのか
ペチカは仲間だ。最初から行動を共にし、何日も一緒に冒険し、彼女の料理を褒め称え、時にリオネッタと彼女を取り合ったりもした
そのペチカを、何故
那子は……>>直下コンマ一桁
奇数→頭を冷やそうと噴水へ向かった
偶数→誰にも合わないようどこかへ走って行った
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 23:21:01.11 ID:w+is9rbr0
あ
536 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:29:34.45 ID:1WKD09CXo
那子「…………頭冷やしましょう……」
確かすぐそこに噴水があったはずだ。水とは無縁の荒野で唯一の水場
喉は渇いてないが、頭を冷やそうと思った
那子「って、あれ?」
だがその噴水は、絶やすことの無かった水を一切吐き出さなくなっていた
那子「今までずっと湧いてたのに、おかしいデース」
少し不機嫌になった
不機嫌なまま、先ほどの怖さを思い出し、那子は大仰に周りを確認した。誰もいない
誰かに狙われているのではないか。メルヴィルだって1人の者を狙ったことがある。魔王だってそうするはずだ
そう思うと止まらなくなり、那子は無限に湧き上がってくる恐怖にその場にうずくまった
537 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:39:28.31 ID:1WKD09CXo
クランテイル「確か分かりやすいよう噴水の近くに降ろしたんだ」
ユウキ「なるほど。あとは地下にいたときと同じように時間を潰すか」
クランテイル「もうジェノサイ子はいない。残った魔法少女は私達とプフレ達だ」
ユウキ「うむ……」
クランテイル「どうした?」
ユウキ「いやな。何でジェノサイ子の奴はワシらを殺そうとしたのかじゃ」
クランテイル「死んでもらわないと……と言っていたな。私達が死ねばどうなるというんだ」
ユウキ「魔王が勝つんじゃろ」
クランテイル「ということは、ジェノサイ子は魔王の手先だったと?」
ユウキ「メルヴィルのような奴とは思えん。魔王の……」
クランテイル「っ、まさか……プフレが差し向けた!?」
ユウキ「……考えるのはやめにしよう。今となっては分からぬ」
ユウキ達が街に入って会ったのは……>>直下コンマ一桁
奇数→ペチカ
偶数→那子
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 23:45:33.56 ID:eruLyNvGO
ぴ
539 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:51:04.61 ID:1WKD09CXo
クランテイルが噴水広場の上空に来る。これまでログアウト前招集で幾度と見た光景だ
見下ろすと那子がいた。噴水の縁に腰かけ、こちらには気付いていないようだ
クランテイル「ん? ペチカがいないな……」
ユウキ「本当じゃ。おーい那子ー!」
那子「ッ!」
降り立つと那子は目を見開いてこちらを見ていた
カタカタと震え、まるで死神でも目の前にやってきたかのように怯えている
那子「ぁ…………ぁ……!」
アカネ「?」
クランテイル「ペチカはどうした?」
那子「…………な……ゃ……」
ユウキ「? おいどうした。何かあったか」
那子「…………………………っ!」
540 :
◆IPYIJYmMYgAf
[saga]:2017/09/12(火) 23:58:04.60 ID:1WKD09CXo
今日はここまで
那子って結構後半まで生き残ってたのに短編が無くて悲しい……悲しい……えっちな巫女服なのに……
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 00:06:45.00 ID:47QnBUuEo
乙です
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 00:24:52.34 ID:94YCTxhY0
乙っす
ペチカ、強く生きるっすよ
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 00:52:51.87 ID:sDqTEHDW0
乙諦めんなよ
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 18:13:59.43 ID:Knntqk6A0
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