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提督「女になれる薬……だと?」
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390 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:01:17.96 ID:vPQThRyf0
芽依「うん!!よろしくおーよど!!」にぱー
大淀「」
大淀「はっ!?私としたことが……」
大淀(提督のもう一つの人格……噂には聞いていましたがなんて笑顔の破壊力なんでしょう……)
幼女提督「……?おーよど?だいじょーぶ??」ウルウル 上目遣い
大淀「え、えぇ大丈夫ですよ……」
大淀(若干の涙目に上目遣い……計算されているようなあざとさですね……さすが提督の一部です)
391 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:02:23.04 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……ねぇ、おーよど。もうおこってないの……?」
大淀「へ……?……あぁ、そうでしたね私はさっきまで怒っていたのでしたね……」ゲンナリ
大淀「流石にもう怒る気力は失せましたよ。安心してください」ニコッ
幼女提督「……そっか」
幼女提督「じゃあもうやくめはおしまいだね」寂しそうな笑顔
大淀「えっ……?」
幼女提督「……」スゥ
幼女提督「お、おーよど?わたしもわるかったとはおもっているが、おまえにもひがあってだな……」オロオロ
大淀「……今度は提督ですか」ハァ…
392 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:03:20.64 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……は?いや、さっきからわたしはわたしだが……というかおこってない?」オソルオソル
大淀「もう怒ってませんよ……さっき提督の中の芽依ちゃんが出てきてしまって、すっかり毒気を抜かれてしまいました……」
幼女提督「そ、そうか……めいが……」
幼女提督「……」
大淀「……提督、どうかしましたか?」
幼女提督「いや、さっきねているときにゆめ?にめいがでてきてしゃべったんだ」
大淀「はぁ……?夢の話ですか?」ジトーッ
幼女提督「まぁ、さいごまできけって」
幼女提督「そこでだな……」
393 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:04:31.68 ID:vPQThRyf0
―――夢の中での出来事説明中―――
大淀「……なるほど、大体分かりました」
幼女提督「さすがにはなしがはやいなおーよどは、それで……どーおもう?」
大淀「芽依ちゃんという人格が消える……という話ですか?それは十分あり得ると思います。というか消えてもらわないと困ります」
幼女提督「なっ!?そっ、そんないいかたしなくても……」
大淀「……いいですか提督、芽依ちゃんの人格が残ったらまた提督が強いストレスを感じた時に現れるんですよ?」
大淀「もし大本営に作戦失敗の報告に行っている時にストレスで芽依ちゃんが出てきて『ふえぇ……さくせんしっぱいしちゃったよぉ……』とか言ったらどうするんです?」
394 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:05:46.66 ID:vPQThRyf0
幼女提督「う゛っ!?……それは、痛々しいな」ズーン
大淀「そうでしょう?提督のためにも、芽依ちゃんの人格が消えるなら、それに越したことはありません」
大淀「それに芽依ちゃん本人もそれでいいって言ったんですよ?」
幼女提督「まぁ、それはそうなんだが……」
大淀「はぁ……提督がお優しいのは前からですけれども、自分の別人格にまで優しくする必要はないのでは?」
幼女提督「それは……すまん」
幼女提督(なんだか最近謝ってばっかりだな……」
大淀「そもそも提督は……ってこれ以上いっても仕方ないですね」
大淀「提督、今日は正規空母寮へ行く予定になっていますので、早く支度してください。では私はこれで失礼します」テクテク ドア バタン
幼女提督「……あぁ、わかった」
幼女提督(私はいったい……どうすれば……)
――――――――――――――――――――
395 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:07:02.15 ID:vPQThRyf0
―――マルキュウマルマル―――
幼女提督「それで、きょーはだれのところにいくんだ?」
大淀「赤城と翔鶴ですね」
幼女提督「そうか……」
大淀「はい、そうです」
幼女提督「……」
大淀「……」
コンコン ???「大淀さん?入ってもいいでしょうか?」
大淀「はい、大丈夫です」
赤城「失礼します、航空母艦、赤城です!芽依ちゃんの迎えに来ました」
396 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:08:05.25 ID:vPQThRyf0
大淀「流石赤城、定刻通りですね。では芽依ちゃん、いってらっしゃい」
幼女提督「……う、うんわかった」
大淀「……」
幼女提督「……」スタスタ
赤城「……?では、行きますね」
大淀「はい、ではいってらっしゃいませ」
赤城「芽依ちゃん、行きましょうか?」手握り
幼女提督「……うん」大淀チラッ
大淀「……」
幼女提督「……」
赤城「……では、失礼します」ドア ガチャ
―――バタン
大淀「……」
――――――――――――――――――――
397 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:09:11.86 ID:vPQThRyf0
赤城「……」テクテク 手引き
幼女提督「……」テクテク 手引かれ
赤城「……大淀と何かあったの?」チラッ
幼女提督「ふぇ!?……べ、べつになにもないよ?」目逸らし
赤城「ふふっ、提督と一緒で嘘がつけないのね、芽依ちゃんは♪」ニコッ
幼女提督「あうぅ……」
赤城「どうしたの?喧嘩でもした?」
幼女提督「いや、けんかはしてない……とおもう」
赤城「じゃあどうしたの?」
幼女提督「……わからないの」
赤城「分からない?」キョトン
398 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:10:30.49 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……もしもだよ?」チラッ
幼女提督「もしも、あかぎがぎそーをつかえなくなって……」
赤城「あら、それは大変ね」
幼女提督「みんなといっしょにたたかえなくなっちゃうとして」
赤城「……」
幼女提督「ぎそーをつかえるようにするほうほーはあるの、でも……」
赤城「でも?」
幼女提督「ぎそーをつかえないあいだ、じぶんをたすけてくれたひと……ちょくせつはあったことはないんだけど……」
赤城「あら?例え話じゃなかったの?」ニコッ
幼女提督「そっ、そう!たとえばのはなしだからね!」アセアセ
幼女提督「じぶんはもとにもどるかわりに、そのたすけてくれたひとに、にどとあえなくなるとしたら」
幼女提督「あかぎならどーする?」クルッ
399 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:11:48.71 ID:vPQThRyf0
赤城「……そうねぇ」ウーン
幼女提督「……」
赤城「……難しい質問だけれど、やっぱり私なら元に戻ることを選ぶかしら。みんなに迷惑はかけられないもの」
幼女提督「そっ、そうだよね。はやくもどらないとみんなにめーわくだもんね……」ズーン
赤城「でも……」
幼女提督「……?」チラッ
赤城「そうなる前に、他の方法で戻ることができないか必死で探すかな。……こんな答えじゃずるいかしら?」ニコッ
幼女提督「……っ!!いっ、いいとおもう!!」パァ
赤城「そう、参考になったのならよかったわ♪……あっ、あそこが私の部屋よ」スタスタ
幼女提督「うん、ありがとねあかぎ!」ニコッ
――――――――――――――――――――
400 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:15:15.39 ID:vPQThRyf0
―――赤城・加賀の部屋―――
赤城「さっ、着いたわ。入って♪」ドア ガチャ
幼女提督「お、おじゃましまーす……」テクテク
翔鶴「あら、あなたが芽依ちゃん?私は翔鶴よ。よろしくね♪」ニコッ
幼女提督「よ、よろしくおねがいします……」オドオド
赤城「立ってるのも何だから、適当に座って?」
翔鶴「あら、じゃあ私の隣はどう?」ポンポン
幼女提督「じゃあ、そこで……」スッ チョコン
翔鶴「ふふっ、可愛いわね♪昔の瑞鶴みたい♪」ニコニコ
赤城「それじゃあ私は何か飲み物持ってくるわね?ちょっと待ってて」ドア ガチャ
翔鶴「あっ、赤城さんありがとうございます!」
401 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:16:33.78 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……」キョロキョロ
翔鶴「では私たちはお話して待っていましょうか、芽依ちゃん?」ニコッ
幼女提督「ふぇ!?あ、はい!!」ビクッ
翔鶴「……もしかして、緊張してるの?」
幼女提督「そ、そういうわけじゃないけど……」オドオド
翔鶴「……それじゃあ悩み事?」
幼女提督「……っ!?」ビクッ
翔鶴「図星?」
402 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:18:01.83 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……わたしってそんなにわかりやすいのかなぁ?」ハァ…
翔鶴「そうですね……あなたの叔父さんぐらい分かりやすいですね♪ふふっ♪」ニコッ
幼女提督(つまり分かりやすいんだな……)ズーン
翔鶴「よかったら話してみない?楽になるわよ?」ニコニコ
幼女提督(……さすがに正規空母組はしっかりしているな、私のことなどお見通しか)フッ
幼女提督「じつは、さっきあかぎにもはなしたんだけれど……」
403 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:20:00.79 ID:vPQThRyf0
―――さっきと同じ説明中―――
翔鶴「うーん……難しい質問ね……」
幼女提督「やっぱりしょーかくももどるほうをえらぶ?」
翔鶴「私は……赤城さんみたいに即決はできないかな?確かに戻った方がいいのでしょうけど……」
ガチャ 赤城「ごめんなさい、お茶もらう時、間宮さんに一緒にお饅頭ももらったの!!一緒に食べましょう?」ニコッ ←山盛りの饅頭抱えて
翔鶴「わわっ、そんなに頂けるのですか!?ありがとうございます♪」
幼女提督「あ、ありがとう……」
幼女提督(いやいやそんなに食べる気なのかお前ら!?まだ昼前だぞ!?)
404 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:20:51.41 ID:vPQThRyf0
翔鶴「あっ、でも芽依ちゃんもいますけど足りますかね?」
赤城「もうすぐお昼になるし大丈夫よ♪」
幼女提督「!?」ビクッ
幼女提督(足りるに決まってるだろ!?おまらえいつもそんなに食べてたのか!?!?)
翔鶴「そうもそうですね♪ではいただきましょうか?」ニコッ
赤城「はい、そうですね♪ほら芽依ちゃん、遠慮しないでたくさん食べてね♪」ニコッ
幼女提督「は、はい……」ゲンナリ
――――――――――――――――――――
405 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:26:15.15 ID:vPQThRyf0
幼女提督「そういえば、かがとずいかくはどこいったの?」モグモグ
赤城「二人とも金剛さんたちとアルフォンシーノ方面に行ったわ。まだ任務が終わってないみたいで」モグモグ
翔鶴「本当は私と赤城さんが行く予定だったのだけれど、大淀さんが『加賀と瑞鶴が残るのはちょっと……』って言って、代わったの」モグモグ
幼女提督「あっ……そうなんだ」モグモグ
幼女提督(それは……大淀の心遣いに感謝だな)お茶ズズー
翔鶴「それでさっきの話だけれど……」モグモグ
幼女提督「うん」モグモグ
翔鶴「私は、やっぱり戻らない方を選ぶかも知れないですね」お茶ズズー
406 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:27:21.47 ID:vPQThRyf0
幼女提督「えっ?そうなの?」
赤城「あら、それさっきの『例え話』?翔鶴はそっちを選ぶのね。何だが意外だわ」お茶ズズー
翔鶴「えぇ、私も最初悩んだのですけど……やっぱり自分が助けられていると分かっているのにその助けてくれた子だけ見捨てて元に戻る訳にはいかないもの」
幼女提督「じゃ、じゃあおしごとはどーするの?」アセアセ
翔鶴「芽依ちゃん、私はね、皆さんを守るために一緒に戦っているの」
翔鶴「それなのに、戦うことで守れなくなってしまうものがあるとしたら、私は戦えないです」
赤城「なるほど……そういう考え方もあるのね」
幼女提督「そ、そっかぁ……」
翔鶴「あら、余計悩ませてしまいましたか?」クスッ
幼女提督「ふぇ!?い、いやそんなことないよ!ありがとね!」アセアセ
407 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:28:57.55 ID:vPQThRyf0
赤城「それにしても面白い質問ね」
翔鶴「他の子たちに聞いても面白いかも知れないですね。瑞鶴なら何て言うかしら……」
赤城「ふふっ、そうね♪……でも提督に質問したらきっと答えられないんじゃないかしら?」
幼女提督「!?」ドキッ
翔鶴「あっ、それ分かります!提督は優しいですからね……」
赤城「そうそう、普段は合理主義というか結構冷静なのに」
赤城「こういうどっちか一方が犠牲にならなくちゃいけない問題になると、途端に慌てちゃって……」クスッ
翔鶴「提督なら『私にはどっちかなんて選べん!!その子も救うし、元に戻る!!』とか言いそうですよね♪」フフッ
赤城「そうねぇ♪あの人、ああ見えて本当に欲張りなんだから♪」フフッ
幼女提督(お前たちに欲張りとか言われたくないぞ……)饅頭見ながら
幼女提督(でも……おかげでやるべきことは見えてきたな)
幼女提督「わたしらしく……か」ボソッ
――――――――――――――――――――
408 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:29:49.82 ID:vPQThRyf0
―――フタサンマルマル・昼食後―――
赤城「お昼美味しかったわね♪」ニコッ
翔鶴「はい、そうですね♪」ニコッ
幼女提督「そ、そうだね……うっぷ……」
幼女提督(食べ過ぎた……こいつらに合わせていたら胃がもたないな……)
翔鶴「芽依ちゃん?お腹が苦しそうですけれど、大丈夫ですか?」チラッ
幼女提督「ちょ、ちょっとだいじょーぶじゃないかも……うっぷ……」
赤城「……少しお部屋で休みますか?」チラッ
幼女提督「おっ、おことばにあまえていいでしょうか……」ウップ
赤城「遠慮しないで、じゃあ行きましょう?」
幼女提督「うん……」
――――――――――――――――――――
409 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 10:30:47.53 ID:vPQThRyf0
まだ半分ぐらいですけど、ちょっと用事があるのでいったん離れます
たぶん今日中にまた続き投下します……たぶん……
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 10:31:39.40 ID:We5H4U6PO
23:00
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 10:40:20.73 ID:FKPITFmHo
二重人格って消えるんじゃなくて一つの人格に戻るっていうか統合されるだけだから提督の心配は意味ない気が…
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 10:45:30.89 ID:Jo3dCRjEo
おねぇ提督になるのか…
413 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:27:54.05 ID:vPQThRyf0
>>408
×フタサンマルマル
〇ヒトサンマルマル でお願いします。
戻ったのでまた投下しますね
414 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:29:02.96 ID:vPQThRyf0
―――赤城の部屋―――
赤城「さっ、私のベットを使って?」
幼女提督「ありがとー…うぅ……」モゾモゾ
幼女提督「……すこしらくになったかも」←布団に入る
赤城「もう、無茶しちゃって……」ナデナデ
赤城「そのまま寝てもいいわよ?」ナデナデ
幼女提督「だっ、だいじょーぶ!ちょっとやすむだけだから……」
赤城「子供なら寝るときは寝なきゃ育たないわよ」クスッ
415 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:31:13.74 ID:vPQThRyf0
赤城「……そうだ!子守歌を歌ってあげる♪」ニコッ
幼女提督「こもりうた?」
赤城「そう、聞いてくれる?」
赤城「〜〜♪♪♪」
幼女提督(子守歌か……懐かしいものだな……昔はよく母上に……)ウトウト
幼女提督(いかん……眠気が……)ウツラウツラ
幼女提督「……スゥ…スゥ……」
赤城「〜〜♪♪♪ ……どうかしら、加賀さんほどじゃないけど私も歌えるのよ?」チラッ
赤城「……ってあら?本当に寝ちゃったのね。ふふっ、可愛い寝顔ね♪」ナデナデ
赤城「起こすのも可哀そうだし、しばらくこのまま寝かせてあげましょうか」スクッ テクテク
幼女提督「…スゥ……」
――――――――――――――――――――
416 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:32:51.14 ID:vPQThRyf0
―――数十分後―――
???「戻ったわ」ドア ガチャ
幼女提督「…スゥ……スゥ……」
???「あら、赤城さんこんな時間に寝ているの?」スタスタ
幼女提督「……んん?」
幼女提督(あれ、寝てしまっていたか……)
幼女提督(さっき声がしたような気がしたんだが、赤城が戻ったか?)
???「ほら、夜眠れなくなりますよ」布団バサッ
幼女提督「……ふぇ?」キョトン
加賀「……あっ、赤城さん?」プルプル
幼女提督「……?どうしたのそんなに驚いて?」キョトン
加賀「……これはさすがの私も驚きを隠せません」
417 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:35:49.17 ID:vPQThRyf0
加賀「私のいない間になにがあったのですか、赤城さん」
幼女提督「なにがって……」
幼女提督(あぁ、なるほど。ベットにいたし赤城と勘違いしているのか)
幼女提督(まぁ外見なら黒髪ロングだし似てないこともないが……)チラッ
加賀「……赤城さん」ズイッ
幼女提督「ふぇ?どうしたのかが?というかわたしはあかぎじゃ… 加賀「赤城さん、聞いてください……」肩ガシッ
幼女提督「ふぇぇ!?ちょ、ちょっとかが!?」アタフタ
加賀「どうしてそんな体になってしまったのか分かりませんが、こうなってしまった以上、すみずみまで調べる必要があると思います」
418 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:38:01.20 ID:vPQThRyf0
幼女提督「い、いやべつにいいよ!?というかはなしをきいて!!」アセアセ
加賀「心配いりません……痛くはしませんから」ズイッ
幼女提督「ちょ、ちょっとまっていたくしないってなにするきなの……ってふくをぬがすなー!!///」ジタバタ
加賀「赤城さん……ハァハァ……さすがに気分が高揚します……ハァハァ……」パッ パッ ←服脱がせ中
幼女提督「はなしをきけーーー!!」ジタバタ
ドア ガチャ 赤城「芽依ちゃん、そろそろ起きました……か?」
加賀「え?……赤城……さん…?」チラッ チラッ 芽依と赤城を見比べながら
幼女提督「」
赤城「……」ドア バタン
419 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:38:58.53 ID:vPQThRyf0
加賀「……どういうことでしょう、赤城さんが二人……?」
幼女提督「いやなんでそこでれいせーなんだよ、だからわたしはあかぎじゃないって……」ゲンナリ
加賀「そう……そういうことは早く言ってほしかったわ」
幼女提督「いったよ!!かががきかなかったんだよ!?」
幼女提督「……というかあかぎのことおいかけないの?むごんでひょーじょーかたまったまま、でていっちゃったよ??」
420 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:40:01.84 ID:vPQThRyf0
加賀「ふっ……こんな子供に心配されるなんてね……でも大丈夫よ、よくあることだから」
幼女提督「よくあることなの!?」
加賀「そう……赤城さんが1週間ぐらい口を聞いてくれなくなるだけだから大丈夫……そう……大丈夫……」ズーン
幼女提督(全然大丈夫じゃないじゃん……)
加賀「……」ジーッ
幼女提督「……?どーかしたの?」
加賀「いえ、やはり何となく子どもの頃の赤城さんに似ているような気がして……あくまで想像ですが」
幼女提督「そっか……」
加賀「ですので、この際赤城さんではなくても…… 幼女提督「けんぺーよぶぞ」
加賀「……」
幼女提督「……」
421 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:41:28.56 ID:vPQThRyf0
加賀「……ところで貴方は赤城さんではないとなると、いったい誰なの?」
幼女提督「いまさらだね……わたしはめいっていうの。てーとくのめいだよ」
加賀「貴方が噂の……そう」スクッ
幼女提督「あれ、どこかいくの?」
加賀「赤城さんがいないのではもうここに用はありません。少し自主練習をしてくるわ」テクテクテク
幼女提督(無駄に切り替え早いな……まぁいいけど)
422 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:42:32.34 ID:vPQThRyf0
幼女提督(……?)チラッ
幼女提督「ねぇ、かが」
加賀「……まだ何か?」
幼女提督「じしゅれんしゅーって、きゅーどーじょーにいくんだよね?」
加賀「そうですが……申し訳ないけれど子どもの遊び場ではないから連れていけないわよ」
幼女提督「いや、そうじゃなくって……」
幼女提督「かが、いまもってるのってしゃもじだよね??」
加賀「……」ピクッ
加賀「……」無言でしゃもじを床に置き、弓を持つ
加賀「……」テクテク ドア バタン
幼女提督(さっきのことめちゃめちゃ引きずってるやん……)
――――――――――――――――――――
423 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:43:45.15 ID:vPQThRyf0
―――夜―――
赤城「芽依ちゃん、今日はあまりかまってあげられなくてごめんね?」
幼女提督「べつにだいじょーぶだよ!ありがとね」ニコッ
赤城「そう、ならよかった」ニコッ
幼女提督「ところで、あのあとかがは……」
赤城「えっ?何?」
幼女提督「……いや、なんでもない」
赤城「そう♪」
赤城「……ああいう大人になっちゃだめよ、今日のことは忘れなさい」ボソッ
幼女提督「うん……そうだね……」
赤城「あっ、工廠に着いたわね。じゃあ私は失礼しますね」ペコリ
幼女提督「うん、ありがとねー!」ペコリ
――――――――――――――――――――
424 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:48:28.89 ID:vPQThRyf0
―――工廠―――
ドア ガチャ 幼女提督「おーよど、かえったぞー!」
大淀「提督、おかえりなさい」
大淀「……」
幼女提督「……」
大淀「……あの、ていt 幼女提督「おーよど、ちょっとはなしがあるんだが」
大淀「……はい?」
幼女提督「じつはな、おーよどにあさいわれたことをじぶんなりにかんがえていたんだが……」
大淀「……答えは見つかりましたか?」
幼女提督「あぁ、わたしはもとにもどる」
大淀「賢明な判断かと思います」ホッ
425 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:50:19.26 ID:vPQThRyf0
幼女提督「だが、どーじにめいはうしないたくないとおもっている」
大淀「……っ!!提督、いいですか?芽依はあくまであなたの一部であって、決して温情をかけるべき相手では……」
幼女提督「あぁ、わかっている。だが、わたしにはじぶんのことをたすけてくれたあいてにたいして」
幼女提督「ようがすんだからといってみすてることはできない」
大淀「提督……」
幼女提督「そんなかおをするな。おーよどがわたしのことをしんぱいしてくれるのはうれしーが」
幼女提督「わたしは『わたしらしい』やりかたでかいけつしたい」
大淀「『提督らしい』やり方……ですか」
大淀「確かにそうやって欲張るのは提督らしいと思います」
大淀「……今まで作戦で何度無茶な要求をされたか」
幼女提督「……すまないな、だがこれがわたしだ。いまさらまげられるものではない」
426 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:51:46.20 ID:vPQThRyf0
幼女提督「すくうときめたものはすくう。そうしないと、それこそわたしがわたしでなくなってしまう」
大淀「そうですか……分かりました、それで何か考えがあっての発言ですよね?」
幼女提督「む?はんたいされるとおもっていたのだが……やけにすなおだな?」
大淀「……長い付き合いですからね。私が何を言っても提督がそう言うだろうと思っていました」ハァ…
大淀「それに、私は提督のそういうところが、す……ゴニョゴニョ…スキ……ゴニョゴニョ」
幼女提督「……?どうしたおーよど?何か言ったか?」ポカン
大淀「……っ!///な、何でもありません!!」
幼女提督(何故怒られたし……)
427 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:52:47.65 ID:vPQThRyf0
大淀「そっ、それで何か考えがあるんですかっていう話ですが」
幼女提督「あぁ、それか。そのことについてはあかしをよんでもらっていいか?」
幼女提督「まだ、おくそくのだんかいだからあいつのいけんがききたい」
大淀「一応考えはあるのですね……分かりました、内線でいいですね?」
幼女提督「……」コクッ
大淀「少々お待ちくださいね……」ポチポチ
―――prrr prrr ガチャ
428 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:54:24.57 ID:vPQThRyf0
明石『もしもし、どなたでしょうか?』
大淀「明石、私です」
明石『大淀!?まっ、待ってまだできてないけどもう少しでできるからっ!?』アタフタ
明石『だからお願い!アレだけは勘弁してっ!!』
幼女提督(明石……大淀に弱みでも握られているのか……)ゲンナリ
幼女提督「……らちがあかん。かわれ」
大淀「……そうですね、分かりました」
大淀「明石、今から提督に代わります」
明石『えっ、提督??』ポカン
429 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:55:53.06 ID:vPQThRyf0
幼女提督「よし、かわれ」
幼女提督「もしもし、あかしか?」
明石『提督、どうかされましたか?薬の進捗でしたら……』
幼女提督「いや、そのことじゃない」
幼女提督「……いまから、わたしがもとにもどり、かつ、めいがたすかるほうほーをはなす」
幼女提督「じつげんかのーかどうか、しょうじきにはんだんしてくれ」
明石『……分かりました。話してみてください』
幼女提督「あぁ、でははなすぞ。まず……」
――――――――――――――――――――
430 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:57:19.96 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……というわけだが、かのーか?」
明石『それは……よく考えましたね』
明石『確かにその方法なら可能かもしれません』
幼女提督「ほんとーかっ!?」
明石『はい、ですが時間が……』
幼女提督「じかんならかかってもかまわん。ただ、ぜったいにせいこーさせてくれ」
明石『はい!分かりました!!明石にお任せください!!』
明石『そうと決まれば色々準備しなくちゃ……提督、用がないなら切ってもらっていいですか?こっちから切れないので』
幼女提督「あぁ、がんばってくれ」ポチ
幼女提督「……」
431 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 11:58:19.34 ID:vPQThRyf0
大淀「提督、お話は終わりましたか?」
幼女提督「あぁ、だいじょーぶだそうだ」
大淀「それは、よかったです」
大淀「……」
幼女提督「……どうしたおーよど?なんでうかないかおをしているんだ?」
大淀「提督はやっぱり優しすぎます」
幼女提督「……またそのはなしか。べつにいいだろ?もんだいはかいけつしたし……」
大淀「もしも、ですよ?」チラッ
大淀「もしも、私と明石の二人のうち、一人しか助けられないとしたら」
大淀「提督はどちらを助けますか?」真剣な目
432 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 12:00:36.06 ID:vPQThRyf0
幼女提督「だから、わたしならどっちも… 大淀「駄目です」
幼女提督「……」
大淀「『どちらか』選んでください」
幼女提督「……それをわたしにきいてどうする?」
大淀「……選べないのですね?」
大淀「私がもし提督なら……大淀を捨てます」
幼女提督「……っ!!おい、おーよどいいかげんに!!!」
大淀「いい加減にするのは提督ですっ!!!!!」
幼女提督「!?」ビクッ
433 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 12:01:40.54 ID:vPQThRyf0
大淀「提督、あなたはいつもそうですっ!!自分が全部救うって言うくせに」
大淀「その中に自分は入っていないじゃないですかっ!!」
幼女提督「こっ、こんかいのほうほーはべつに……」
大淀「危険です。もし失敗したらどうする気なんですか?」
幼女提督「そっ、それは……」
大淀「提督、自分のことを過小評価するのはあなたの悪い癖です」
大淀「あなたがいなくなったら一体どれだけの艦娘が悲しむと思っているんですか!?」
大淀「本当に……っ!何も分かって……っっ!」グスッ
幼女提督「おーよど……ないてるのか?」
大淀「私が?そんな訳ないじゃないですか」目ゴシゴシ
大淀「私は提督がいない間にこの鎮守府を守らないといけないんですよ?」
大淀「もし勝手にいなくなったら、絶対許しませんからね?」ニコッ
434 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 12:02:45.47 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……おぉ、それはこわいな」
大淀「はい、ですから約束ですよ?」
幼女提督「あぁ、やくそくするよ。わたしはぜったいもどってくる」
大淀「……分かりました、では提督がお戻りするまでの間は私が何とかします」
幼女提督「すまないな……」
大淀「謝るくらいなら……ってこのやり取りももういいですよね」
幼女提督「ふっ、それもそうだな……」
幼女提督「……」
大淀「……」
幼女提督「……大淀」見つめ合う
大淀「……提督」大淀と提督
明石『……あのー……すいませんがそろそろ内線切ってもらえますか?』
大淀「……っ!!/////あっ、明石!?///」
幼女提督「いつからきいてたんだっ!?!?///」
435 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 12:04:49.75 ID:vPQThRyf0
明石『熟年夫婦並みに息ぴったりじゃないですか……』
明石『そっちからボタン切らないと止められないですから、早く切ってください……』ゲンナリ
幼女提督「あっ、あぁそうか!!しんちょーたりなかったからうまくおせなかったのかもな///」
大淀「そっ、そうですよねっ!///わ、私が切りますから提督はそこに座っててください!!」アセアセ
幼女提督「すっ、すまないなおーよど!///」
大淀「じゃあ切りますね!………………ぁ」ピタッ
幼女提督「……?どうしたおーよど?」キョトン
大淀「……提督、さっき切ろうとした時に間違えて押したボタン」
大淀「『全館放送』の……ボタンで……す……」
幼女提督「」
幼女提督「は……」
幼女提督「はぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁああ!?!?!?!?!?!?」
――――――――――――――――――――
436 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/19(水) 12:06:17.42 ID:vPQThRyf0
今回はここまでです。後は戦艦編と話の完結になります(その途中に小話挟むかも)
ではまたお待ちください〜
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 12:12:45.00 ID:Jo3dCRjEo
おっつおっつ!ツヅキタノシミ!
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 16:03:52.83 ID:uh4e0O8jO
ここでまさかの全バレかよwww
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 16:10:24.73 ID:WL4fZo5zO
よかった、某ビッグ7が醜態を晒す事態は避けられるんだね…
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 16:33:14.94 ID:554IRMzOO
もう提督でもいいか⋯
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 18:14:07.48 ID:34SSkm6zo
>>387
おはシャア。ララァに慰めてもらうんやで
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/19(水) 21:46:21.34 ID:tTFO8ZOO0
最近の生きがいになってる
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 23:28:11.30 ID:Bg5w7jQR0
全館放送は流石に耐えられないwww
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/20(木) 15:52:19.63 ID:tVAAhcAE0
提督もだけどこれ大淀の方が大ダメージだと思うの
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/20(木) 23:39:00.74 ID:v1qQR2mUo
六駆との混浴は言い訳できないな
446 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:41:57.49 ID:Z/6SLtsv0
とりあえず途中までですが書き溜めできたので投下していきますね〜
戦艦編途中までとおまけありです
447 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:43:22.91 ID:Z/6SLtsv0
提督『……ん?』
提督『見覚えのある草原……ということは』クルッ
芽依『……ひさしぶりだね』
提督『あぁ、久しぶりだな』
提督『会えたのならちょうどいい、お前に話しておきたいことが… 芽依『しってるよ』
芽依『わたしのきおくはあなたにひきつがないけど、あなたのきおくはわたしにひきつぐもの』
芽依『わたしとあったあとに、あなたがめいのためにひっしにかんがえてくれてたこと、しってるよ』
提督『そうか、なら話は早いな』
提督『私が元に戻るとお前が消えるといったが、私は納得できない』
提督『だから助けることにした』
448 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:44:38.63 ID:Z/6SLtsv0
芽依『……わたしはあなたなんだよ?』
提督『そうみたいだな』
芽依『それなのに、「たすける?」』
芽依『むじゅんしてるとおもわないの?』
提督『……お前は私なんじゃなかったのか。そのくらい分かってくれよ』
芽依『わたしはあなたのいちぶであってあなたじしんじゃないの』
芽依『だからあなたがどうしてじぶんのなかのひとつのじんかくにたいしてそこまでしゅーちゃくするか、わからないの』
芽依『いまだって、いってしまえばひとりごとをいいあっているだけなんだよ?ほんとうはこんなじかんにいみなんてない』
449 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:45:47.38 ID:Z/6SLtsv0
提督『意味がない……?本当にそうなのか?』
提督『お前は今、現に私の中に確かに存在している。そして私とは違った一つの意思をもって「生きている」』
提督『それにお前は言ったな。「いみがない」と。なら何故こんな質問をするんだ?それこそ矛盾していないか?』
芽依『そっ、それは……っ!』
提督『いいか、もう一度言うぞ?お前は「生きている」。たまたま私の中の精神で生まれてしまったというだけだ』
提督『私は私の近くにある命は、どんな形であっても守りたい。ただそれだけなんだ』
芽依『……かわってるね』
提督『ははっ、芽依に言われてしまっては世話ないな』
450 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:47:29.15 ID:Z/6SLtsv0
芽依『はぁ……ところで、ここにくるまえにじぶんがなにをしていたかおぼえてる?』
提督『はぁ?何だそれ?そりゃ覚えているさ』
提督『確か大淀にと明石に芽依の計画を説明して……』
提督『……あれ?その後何してたっけ?』
芽依『やっぱりあのぶぶんはおぼえていないのね……』
提督『……?何の話しだ?』
芽依『あなたはきにしなくていいの。……あっ、それと、あしたいちにちはからだをかりることになるから』
451 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:48:21.26 ID:Z/6SLtsv0
提督『そうか……まぁ別にいいだろう。たまには一日好きに遊ぶといいさ』
芽依『じゃあそうさせてもらうね』
芽依『それと、あなたはここにいるあいだに……』スッ 後ろを指さす
提督「……ん?後ろになんかあるのか?」クルッ
提督「うわっ!?めっちゃ炎出てるんだが!?なんだこれ!?」ビクッ
芽依『あれをしょーかしておいて。……そうしないとたぶんあなたもどれないから』
提督「そうなのか!?わっ、分かった!」タッタッタ
芽依「……」
芽依「ほんとーにふしぎなひと」
――――――――――――――――――――
452 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:49:30.76 ID:Z/6SLtsv0
―――翌朝―――
幼女提督「……」ガバッ
幼女提督「……」キョロキョロ
幼女提督(やっぱりかんぜんにいれかわってる。さくばんのあれはかなりショックだったみたいね……)
幼女提督「……」グゥー
幼女提督「……おなかすいた」
ドア ガララ 大淀「……あぁ、起きましたか提督……じゃなくて芽依ちゃん?」
幼女提督「おーよど、よくわかったね」
大淀「昨晩のアレはさすがの私も心理的に堪えましたからね……」ゲンナリ
大淀「はぁ……私ももう一人の人格がいるなら変わってほしいものです……」ハァ…
453 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:51:02.40 ID:Z/6SLtsv0
幼女提督「ふふっ、そんなにいーものじゃないよ」ニコッ
大淀「……」ジーッ
幼女提督「……?どうしたのおーよど?」キョトン
大淀「……いえ、芽依ちゃん……ですよね?」
大淀「なんだか、前に会ったときよりも精神年齢が上がっているような気がして……」
幼女提督「そうかな?だとしたら……」
幼女提督「わたしがあのひとに『よってる』のかも」
大淀「寄ってる?……ということは」
幼女提督「うん、そのうちまざるかもしれないね」
454 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:52:31.61 ID:Z/6SLtsv0
大淀「……そうですか」ズーン
幼女提督「おーよど?おーよどにはうれしいことじゃないの?」キョトン
大淀「いえ、確かにそうなのですけれど……提督が知ったら悲しまれるかな……と」
幼女提督「ふぅん……?」
幼女提督「おーよどはほんとーにてーとくがだいすきなんだね!」にぱー
大淀「だっ、好き!?///」
大淀「べっ、別に私は上官である提督に対してそんなよこしまな感情はいっさい抱いていませんっ!///」
幼女提督「べつにかくさなくてもわかるよー」ニコニコ
大淀「うぅ……///」カアァ
大淀「……芽依、あなたが私の気持ちに気づいているということはもしかして提督も……?」チラッ
幼女提督「いや、それはぜったいにありえないね」
大淀「そっ、そうですか……」ホッ
大淀(嬉しいような、悲しいような……)
455 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:54:19.60 ID:Z/6SLtsv0
幼女提督「わたしはあのひとのいわば『はんてん』したかたちだからね」
幼女提督「わたしがきづいているということはあのひとはぜったいにきづいてないよっ!」ニコッ
幼女提督「それよりおーよど、おなかすいたー!!」ジタバタ
大淀「それよりって……コホン、そうですねもういい時間ですし朝ごはんにしましょう」
幼女提督「わーいやったー!!きょーのあさごはんはなに??」ワクワク
大淀「今日はごはん、味噌汁、焼き魚に…… 幼女提督「えー、またー?」プクー
大淀「……提督はお好きだったのですが、芽依ちゃんは違うのですか?」
幼女提督「うん、わたしあさはパンがいいなー」
大淀「パン……ですか。朝は絶対ごはん派だった提督とは本当に反対ですね」
456 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:55:22.32 ID:Z/6SLtsv0
幼女提督「そういうことだから、おねがいおーよど……?」ウルウル 上目遣い
大淀「……もうそのあざとい仕草には騙されませんよ?」ニコッ
大淀「今日はもうご飯を用意しているので、しっかりとごはんを食べてくださいね?」
幼女提督「ちぇー、おーよどのケチ!!」プクー
大淀「ケチでもなんでも結構です!」
大淀「……ふりかけもつけますから、一緒に食べましょう?」
幼女提督「ふりかけ!?ならたべるー!!」ニコニコ
大淀「ふふっ♪じゃあ用意しますので着替えておいてくださいね?」ニコッ
――――――――――――――――――――
457 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:56:44.37 ID:Z/6SLtsv0
―――朝食後―――
幼女提督「ねぇ、おーよど!きょーはどこにあそびにいくの!?」ワクワク
大淀「今日は……戦艦寮ですね」
幼女提督「せんかんりょー?ってことは……」
幼女提督「こんごーとかながととか?」
大淀「はい、正解です♪」ニコッ
大淀「……そういえば記憶はどうなっているんですか?」
幼女提督「んーっとね、わたしはあのひとのきおくをぜんぶ?ひきついでるよー。ぎゃくはできないみたいだけどね」
大淀「そうですか……一応本当かどうか確認させてもらってもいいですか?」
幼女提督「うん、いいよー」
458 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:58:27.12 ID:Z/6SLtsv0
大淀「……まず最初に終わらせる任務は?」 幼女提督「かいはつ・およびけんぞーのにんむ」
大淀「一番好きな開発レシピは?」 幼女提督「20/60/10/110」
大淀「オリョールは?」 幼女提督「むしんでまわせ」
大淀「……どうやら記憶は完璧に引き継いでいるみたいですね」
幼女提督「……ほかにたしかめかたなかったの?」呆れ顔
459 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/21(金) 17:59:52.86 ID:Z/6SLtsv0
……すいません、ちょっと外食の予定が入ってしまったのでちょっち待っててください
多分今日中にはまた投下しますので……多分……
460 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 18:29:34.43 ID:HUNDzfzVo
乙。彩雲しか出ない呪いかけといた
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 22:58:11.55 ID:uIVhh/Ggo
じゃあ俺が瑞雲が夢に出る呪いをかけておこう
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 02:54:55.95 ID:7HZMo0fYo
なら俺はオリョールでボスマスにしか行かなくなる呪いかけとく
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/22(土) 08:24:30.42 ID:keapNAzy0
>>461
こんにちは師匠
464 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:17:19.51 ID:VdqovqCr0
おはようございます!
これから出かける予定なので時間まで投下していきますね
465 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:18:05.19 ID:VdqovqCr0
コンコン ???「失礼します、マルキュウマルマル。定刻になりましたので、ていt……芽依ちゃんを迎えにきました」
大淀「あら、もうこんな時間でしたか。入っていいですよ」
大和「失礼します……えっと、提督……なんですよね?」オソルオソル
幼女提督「あっ、やまとだー!」タッタッタ ダキッ
大和「てっ、提督!?いっ、いくらそのような姿だからといって人前でそんなっ///」
大淀「……大和落ち着いてください、今は提督ではなくて芽依ちゃんです」
大和「え?……あっ、そうでしたか!!」
大和「私ったら……びっくりしました……」
466 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:18:44.59 ID:VdqovqCr0
幼女提督「わたしめい!よろしくねっ!」ニコッ
大和「ふふっ♪私は大和です」
大和「よろしくお願いしますね、芽依ちゃん♪」ニコッ
大和「それで、提督はどうしてるんですか?」
大淀「提督は……おそらくしばらく表に出てこないかと……」
大淀「昨日の件がありましたからね……はぁ……」ゲンナリ
大和「あっ……、思い出させてしまってすみませんっっ!!」アセアセ
幼女提督「ねーねーやまと、はやくいこーよ」クイックイッ
大淀「もういいですよ、私も忘れますから……それではていt…芽依ちゃんをよろしくお願いしますね」
大和「はい、分かりました!」ビシッ
大和「……それじゃあ行きましょうか、芽依ちゃん」
幼女提督「うんっ!」にぱー
――――――――――――――――――――
467 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:19:49.16 ID:VdqovqCr0
―――戦艦寮 大和・武蔵の部屋―――
大和「さぁ、着いたわよ。入って」ドア ガチャ
幼女提督「わーい!おじゃましまーす!!」タッタッ
幼女提督「うわー!ひろーい!!」クルクル
大和「ふふっ、戦艦寮は他の部屋と比べて広めに作ってありますからね。……配慮していただき提督には感謝しています」ニコッ
幼女提督「ベットもふかふかだー!!」ポヨーン
幼女提督「……ってあれれ??」ムニムニ
武蔵「……」←ベットに寝っ転がっていたら急に胸をもまれる
幼女提督「あははっ、むさしのむねやわらかーい!!」モニュモニュ
武蔵「……」←胸を揉みしだかれる
武蔵「……提督よ、もしや正体がバレていないとでも思っているのか?」ゴゴゴゴゴッ
468 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:21:55.58 ID:VdqovqCr0
大和「むっ、武蔵!?ちっ、違うの!!今の提督は提督じゃなくって……」アセアセ
武蔵「問答、無用っ!!」手刀 シュッ
幼女提督「……ふぇ?」キョトン
大和「よっ、避けてーーー!!!」
幼女提督(えーっとこういうときはどうするんだっけ?)
幼女提督(……たしかあいてのてくびをつかんで)パシッ
武蔵「何っ!?」
大和「!?」
幼女提督(それで……ぜんしんをつかって……)
幼女提督「おもいっきり、なげるっ!」ブゥン
武蔵「なっ……!?」ヒュン
大和「」←ついていけてない
469 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:23:56.95 ID:VdqovqCr0
幼女提督「おー、できたー!!」
武蔵「くっ……っ!!」スタッ 着地成功
大和「えっ?……えっ?」オロオロ
武蔵「……やってくれるじゃないか提督」
武蔵「この武蔵を本気にさせるとはっ!!」ゴゴゴゴッ
幼女提督(わたしはあのひとじゃないんだけどなぁ……まぁいっか!)ニコッ
幼女提督「むさし、ちゃくちしたの!?すごーい!!」
幼女提督「ねぇ、もういっかいみせてー!!」ニコニコ
武蔵「ふっ、いいだろう……」
武蔵「ただし、次に宙に舞うのは提督、貴様だっ!!」シュッ
幼女提督「〜〜〜♪♪」ニコニコ
大和「……ハッ!?だ、誰か呼ばなきゃ!!」ドア バタン タッタッタ
幼女提督「あは♪むさしおそーい!!」ヒラリヒラリ
武蔵「くっ……!?馬鹿な、こんな子供姿の提督相手に!?」ブンッ ブンッ
――――――――――――――――――――
470 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:25:27.44 ID:VdqovqCr0
―――数十分後―――
大和「こっ、こっちです!!」タッタッタ
榛名「ちっ、小さくなった提督が武蔵さんに襲われてるって本当なんですかっ!?」タッタッタ
長門「なんてうらやま……けしからんやつだ!!いくらなんでも今の提督の体じゃ、艤装を付けていないとはいえ武蔵の一撃は耐えきれんぞっ!?」タッタッタ
大和「でっ、ですから皆さんにご助力を……あっ、見えました!!私の部屋です!!」タッタッタ
榛名「分かりました!提督のためなら、榛名、全力で参ります!」ドア バタン!
長門「右に同じだっ!長門、出撃するっ!!」ドア バキッ!
大和「芽依ちゃん、大丈夫です……か?」ポカン
幼女提督「あっ、やまともどってきた!」ニコッ
武蔵「私なんて所詮、低速戦艦だ……」体育座り ズーン
榛名「……どうやら大丈夫そうですね?」
長門「若干一人ダメージを受けているやつがいるみたいだがな……おい、武蔵どうした?」ユサッ
武蔵「なんだ長門か……ははっ、私を笑いに来たのか?」
大和「……武蔵、いったい何があったの?」
――――――――――――――――――――
471 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:27:12.17 ID:VdqovqCr0
―――同時刻・工廠―――
大淀「芽依ちゃんは提督の反転した形……ですか。少し気になりますね」
大淀(こういう時は明石に聞いてみますか)ポチッ
―――prrr prrr ガチャ
明石『はい、明石です』
大淀「明石?私だけどちょっといい?」
明石『大淀?……この内線は全館放送に……ププッ……なってな… 大淀「ぶち殺すわよ」』
明石『……本当にすいませんでした』
大淀「……はぁ、人をからかうのは大概にしなさい、明石」
大淀「それよりもさっき芽依ちゃんから気になることを聞いたの」
明石『芽依ちゃんから……ですか?どんな内容ですか?』
大淀「えぇ……今朝の出来事だけれど……」
472 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:28:13.73 ID:VdqovqCr0
―――大淀説明中―――
大淀「……っていうことがあったの」
明石「反転……ですか。それも容姿だけでなく好みなども一緒に」
大淀「多重人格ってそういうものなの?」
明石『自分とは全く別のものですからね、そういったこともあるかもしれませんが……』
明石(反転……?人格障害では定番といえば定番ですが……少し気になりますね……)
明石『……大淀、芽依ちゃんが何かすごく早く走ってたりとかそういうの見たことない?
』
大淀「えっ?いや、そもそも提督は基本超が付くほどの運動音痴ですし、ベースが提督な以上それはないと思うけど??」
明石『そうですか……ならいいんですけど……』
大淀「……?」
明石『もし、もしですけど芽依ちゃんの時にそういった報告があったら、私に伝えてもらってもいいですか?』
大淀「えぇ、それくらいいいわよ。じゃあそろそろ切るわね」ポチッ
明石『はい、お願いします』プツッ
明石『……』
明石(まさか、『身体能力』まで反転してませんよね?)
――――――――――――――――――――
473 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:29:24.28 ID:VdqovqCr0
榛名「えっ!?武蔵さんが手も足も出なかったのですか!?」
武蔵「……あぁ……そうだ……」ズーン
長門「……榛名、何もそんな大声で言わなくても……」
榛名「あっ……す、すいません武蔵さん……」
武蔵「いや、いいんだ。事実だからな……」ズーン
大和「武蔵がやられるなんて……提督ってたしかすごく運動音痴でしたよね?」
長門「あぁ、そう記憶しているが……確か運動能力は軍でも最下位クラスで、いまだに逆上がりもできないらしい……」
榛名「そこまでだったのですね提督……」
武蔵「そんなやつに負けたのか……」ズーン
474 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:30:53.21 ID:VdqovqCr0
幼女提督「ねぇねぇ、みんなでなにはなしてるの?それよりあそぼーよ!!」ニコッ
武蔵「……大和」
大和「えっ!?私ですか!?」ビクッ
武蔵「頼む……私の仇を取ってくれ……!」
大和「武蔵……」
大和「……分かりました」スクッ
幼女提督「あっ、こんどはやまとがあそんでくれるの?」ニコッ
榛名「ちょっと、大和さん本気ですか!?」
大和「榛名さん……止めないでください。武蔵が沈んだ以上、私が打ってでます」スタスタ
長門「よっ、よせ!大和!!」
長門「だってお前は……」
榛名「だって大和さんは……」
長門・榛名「「艤装がないと運動音痴じゃないか!・ですかー!!」」
――――――――――――――――――――
475 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:32:17.27 ID:VdqovqCr0
武蔵「」チーン
大和「」チーン
榛名「」チーン
幼女提督「ねぇねぇ、もうつかれちゃったのー?」ニコニコ
長門「くっ!?大和はともかく、榛名までもやられるだとっ!?」
幼女提督「あっ、ながと!!」クルッ
長門「!?」ビクッ
長門(ばかな……っ!?このビック7の長門が震えているだと……!?!?)
幼女提督「ねぇ、ながとー……ってきゃ!?」コテン
長門「……っ!!芽依!大丈夫か?」シュタ
幼女提督「うー…、いったーい……すりむいちゃった……」ウルウル
476 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:33:41.09 ID:VdqovqCr0
長門「どれどれ……血は出ていないな、念のため医務室から包帯を……」 ガシッ 幼女提督「……ねぇ、ながと?」上目遣い
長門「……っ!!///どっ、どうした?すぐにもどってくるからまってt… 幼女提督「傷口……」
幼女提督「傷口痛むから……その……舐めて欲しいな?」ウルウル 上目遣い
長門「」
長門「ぜひ舐めさせていただきます(ばっ、馬鹿もの!///そんなの私ができるわけないだろ!!///)」
幼女提督「うん、ありがとねっ!!」ニコッ
長門(……はっ!?!? あまりの事態につい本音が漏れてしまった!?)
477 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:35:09.38 ID:VdqovqCr0
長門(私はビック7長門。ここにいる可愛い幼女はこんな姿だが私の上司だ。舐めるなどとそういった行為は……)
長門(……)
長門「本当にいいのか?」キメ顔
長門(……って何を言っているんだ私は!?!?早く訂正しないと…)チラッ
幼女提督「うん……ながとになら……いいよ?」熱っぽい上目遣い
長門「……っ!?///// そ、そんなことを言われたら……私は……私はっ!!!」
長門(耐えろ……っ!!耐えるんだ私っ!!!煩悩よっ、消えろっ!!!!!)頭ガンガン
幼女提督「ねぇ……ながと」
長門「はぁ……はぁ……これで大丈夫か……どうした芽依?」クルッ
幼女提督「どうしたの?……はやくきて??(いたいの)がまんできないよぉ……」ウルウル
長門「」
長門「」
長門「」
幼女提督「ながと……?」ポカン
478 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:37:01.99 ID:VdqovqCr0
長門「芽依……」ガシッ
幼女提督「ふぇ?」キョトン
長門「ハァハァ……芽依ちゃんが……ハァハァ……悪いんだぞ?」
長門「悪い子にはお仕置きがひつy… 陸奥「そんな訳ないでしょーが!!!」ドゲシッ
幼女提督「なっ、ながと!?」ビクッ
長門「くっ!?陸奥か!!何故私の邪魔をするっ!?!?」クワッ
陸奥「当たり前でしょう!!前の日に散々手は出さないようにって言ったのに!!もう……」
陸奥「……芽依ちゃん、この人のことは大丈夫だから、お姉ちゃんと一緒に食堂へ行きましょう?お昼はハンバーグよ?」ニコッ
幼女提督「ハンバーグ!?うん、いくー!」キラキラ タッタッタ
陸奥「あらあら、走ったら危ないわよ?お姉ちゃんと手をつないでいきましょうね?」ニコッ スタスタ
幼女提督「うんっ!」ニコニコ スタスタ
長門「……」
長門「そっ、そんな……待ってくれ……めい……」手伸ばす
長門「めーーーーーーーーい!!!!!」
長門「……」ガクッ チーン
―――芽依・無事戦艦4隻撃破―――
――――――――――――――――――――
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 09:37:52.66 ID:E5Dlt9/wO
やはり陸奥はいいな
いい女だ
480 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:40:00.34 ID:VdqovqCr0
―――食堂―――
陸奥「……そういえば、傷は大丈夫なの?」モグモグ
幼女提督「うんっ!……はむっ、はむっ……ゴクン もういたくないよ!!」ニコッ
幼女提督「それより……はむっ!はむっ!……ゴクン むつ!ここのごはんおいしーね!!」ニコッ
陸奥「あらあら、良かったわね」ニコッ
陸奥「提督は食事の時はもくもくと食べる人だったから、見ていてつまらなかったけど」
陸奥「芽依ちゃんはおいしそうに食べるし、見ていて飽きないわね」
幼女提督「そーお?」モグモグ
陸奥「そうそう、どんどん食べていいのよ?」
幼女提督「うんっ!……じゃあおかわり!!」にぱー
陸奥「ふふっ、ちょっと持ってくるからちょっと待っててね♪」ニコッ スクッ
幼女提督「むつ、ありがとねー!」
幼女提督「……」
幼女提督(さて、あのひとはまだやってるのかな??)スゥ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 09:40:42.65 ID:6yDhn6SSO
このながもんは駄目だ
次のながもんに期待しよう
482 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:41:40.85 ID:VdqovqCr0
芽依『よっと、ちょーしはどう?』
提督『うお!?急に出てくるなよっ!!』ビクッ
芽依『ほのーは……まだみたいだね』チラッ
提督『あぁ、全然だめだ……というかそもそもこれってただの炎なのか?』
芽依『ここはあなたのこころのなかなんだよ?』
芽依『つまりあのほのーはあなたのこころのじょーたいをあらわしてるの』
提督『あの炎が?……うーん、そうなるに至った原因が思い出せないんだが……』
芽依『おもいださなくていーの……というかおもいだしたらたぶんもっともえるよ?』
提督『そっ、そうなのか……』
???『…ぇ……ねぇ……!!』
芽依『あっ、もどってきちゃったみたい』
芽依『それじゃあがんばってねー!』ヒラヒラ
提督『あっ、おい!!……言うだけ言って行ってしまった……』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
483 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:42:26.45 ID:VdqovqCr0
陸奥「芽依ちゃん!?ちょっと大丈夫!?!?」ユサユサ
幼女提督「……ん、むつ」パチクリ
陸奥「目を覚ましたのね、良かった……」ホッ
陸奥「戻ってきたら急に俯いて黙っているんだもの、声かけても反応ないしびっくりしたじゃない、もう……」
幼女提督「あはは……ごめんね?」
幼女提督「ちょっとあのひととはなしをしてて……」
陸奥「あの人って提督?」
幼女提督「うん、そう。いまひっしにきのーのとらうまをけしてるの」
陸奥「そ、そうなの……」
484 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:43:44.75 ID:VdqovqCr0
陸奥「……ねぇ、芽依ちゃん」
幼女提督「なぁに?」
陸奥「芽依ちゃんは提督の考えていることが分かるの?」
幼女提督「うん、そうだよ!」
陸奥「じゃあ少し聞いてもいいかしら……?」
陸奥「提督は優しいけどあんまり素直じゃないから……実際になにを考えているか時々分からなくなるの……」
陸奥「だから、本人のいないところでちょっとずるいかも知れないけれど……」オズオズ
幼女提督「うん、いーよ!なんでもきーて!!」ニコッ
陸奥「いっ、意外にオープンなのね……」
幼女提督「あのひとはすなおじゃないからねー、すこしはほんねをはなすべきだとおもうの」
幼女提督「だからいーよ!!」
485 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:44:55.71 ID:VdqovqCr0
陸奥「そう……じゃあ改めて聞くけれど、提督は私の事はどう思っているの?」
幼女提督「えっ、そんなことでいーの?」キョトン
陸奥「そんなことって……私だって気にしてるのよ。それで、どうなの?」ズイッ
幼女提督「ちょっとまってね……えーっとねー…」
陸奥「……」ゴクリ
幼女提督「……すき」ポツリ
陸奥「……っ!!///」
幼女提督「……といえばすき」
陸奥「……」ズーン
幼女提督「せんりょくてきにはかなりたよりになるし、ひしょかんのときもきさくではなしやすい……っていうぐらいかな?」
幼女提督「どう?さんこーになった?」
陸奥「え、えぇ……なんていうか思っていたとおりだったわ……」ズーン
幼女提督「そう……それじゃあほかにききたいことはない?このさいだからなんでもいうよっ!!」ニコッ
陸奥「う、う〜ん……急に言われてもねぇ……」
長門「ならば私が聞こうっ!!」デデン
陸奥「長門……復活してたのね……」
長門「あぁ、ビックセブンたるこの長門。これしきのことで挫けはせぬぞっ!!」ドヤッ
486 :
◆qjT3UIXo9.
[saga]:2017/04/22(土) 09:45:40.50 ID:VdqovqCr0
あー…すいません、出かける時間になってしまったのでまた後で投下しますね〜
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 09:45:54.03 ID:E5Dlt9/wO
おつ
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 12:33:51.52 ID:0aMSWvnxO
六駆とお風呂というギルティをどうごまかすのか
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/22(土) 15:30:26.21 ID:keapNAzy0
くそぅ!毎度毎度いいところで…!!
楽しみにしています
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