提督「女になれる薬……だと?」

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352 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 15:55:01.81 ID:L0xbTse50
駆逐艦編はここまでです!

睦月型に比べてちょっと内容が薄くなってしまいました……orz

埋め合わせって訳じゃないですが、ちょっとしたおまけを書いたので続けて投下しますね
353 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 15:56:21.43 ID:L0xbTse50
おまけ1

―――3日目の明石はどこに?―――


明石「………う〜ん」


明石(提督のために元に戻る薬作っていますが……)


明石「なかなかうまくいきませんねぇ……」ハァ…


明石「集中して作業したいから大淀に代わってもらったのにー…」ドヨーン


明石「……いけないいけない、集中しないと」
354 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 15:57:24.38 ID:L0xbTse50
コンコン ???「明石?ここにいると聞いたんだが……」


明石「……?はい、いますよー!いまちょっと手が離せないので入ってきてもらっていいですか?」


???「そうか、では入るぞ?」ガチャ


明石「あっ、長門秘書官でしたか」


長門「あぁ、とりあえず執務が一段落ついたのでな、立ち寄らせてもらった」


長門「それで、実際のところ後どのくらいかかりそうなんだ?」
355 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 15:59:23.23 ID:L0xbTse50
明石「う〜ん……正直な話、全然先が見えませんねー…明日できるかもしれないし、一週間後かもしれません……」ズーン


明石「……もしかしたらできn 長門「明石!」


明石「はっ、はい!?」ビクッ


長門「……焦る気持ちは分かるが、そう思い詰めるな」


長門「明石ならできる!少なくとも私は信じているぞ?」ニコッ


明石「な、な゛がとひしょがん……」グスッ


356 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:00:37.32 ID:L0xbTse50
長門「そんな顔をするな。根を詰めすぎるのはよくないぞ。少し気分転換でもしたらどうだ?」


明石「は、はい!ありがとうございます!」ゴシゴシ


長門「……私が見る前に直ってしまっても困るからな」ボソッ


明石「えっ?何か言いました?」キョトン


長門「い、いやただの独り言だ、気にするな」アセアセ


長門「いいか明石、ゆっくり。ゆっくりでいいんだぞ?分かったな?」


明石「はい!長門秘書官本当にありがとうございました!!」ニコッ


長門「ふっ、私は当然の事をしたまでだ」


長門「では私は執務がまだ残っているのでな、失礼する」


長門(これで私の番まで時間は稼げたか……)バタン

――――――――――――――――――――
おまけ1終了
357 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:02:02.25 ID:L0xbTse50

おまけ2

―――北上と父性―――

阿武隈「えーっ!?北上さん、あの後あたしが遠征に行ってる間にあの子に会ったんですかー!?」


北上「……阿武隈じゃん、どうしたのさ急に」


阿武隈「ずるいです北上さんだけー!!それにあの子が可哀そうです!!」


北上「可哀そうって……それにさぁ、さっきからあの子って言ってるけど、名前でちゃんと呼んであげてよね」


阿武隈「えっ、名前あるんですか?」キョトン
358 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:04:08.06 ID:L0xbTse50

北上「芽依ちゃん」


阿武隈「……」


北上「……何さ?」ギロッ


阿武隈「それって北上さんがつけたんですか?」


北上「そうだけど、何?悪い?」イラッ


阿武隈「……北上さんが子供の面倒を見るだけじゃなくって名前まで付けてあげるなんて……」


阿武隈「まるでお父さんみたいですねっ!」ニコッ


北上「……なっ!?///何言ってるのさ!?」カアァ


阿武隈「あれ、もしかして照れちゃってます?そういうところ可愛いですねっ!!」ニコッ



ガチャ 大井「あら、阿武隈来てたの?」チラッ



阿武隈「あっ、大井さん!お邪魔してます!!!」


北上「……本当に邪魔だよ」ボソッ


阿武隈「大井さんも聞いて下さい!北上さんってば……」

――――――――――――――――――――
359 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:05:18.98 ID:L0xbTse50
大井「……へぇ、たまには良いこと言うじゃない阿武隈!!」パアァ


北上「ちょ、ちょっと大井っちまで何言ってるのさー!」アセアセ


阿武隈「あっ、大井さんは分かってくれます?」


大井「えぇ!!だって北上さんがお父さんということは……私はその奥さんって事じゃない!!」ニコッ


阿武隈「えっ……そうとはかぎらn 大井「な・に・か・?」ニコォ 


阿武隈「い、いや何も言ってないです……」


大井「そうよね♪……北上さんと私の子供……どうりで可愛い訳だわぁ〜♪」ニコニコ


北上「提督の姪だけどね〜」

360 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:07:31.48 ID:L0xbTse50
大井「でもお父さんとお母さんが分からないって言ったましたし、いっそのこと私たちが引き取って本当に……」ハァハァ


阿武隈「大井さん、目が怖いです……」


北上「……」


阿武隈「北上さん、大井さんに何か言って下さいよ〜!」


大井「北上さんも賛成よねっ!?」クルッ




北上「いや、芽依なら大丈夫だよ」


361 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:08:43.47 ID:L0xbTse50
大井「えっ……?」


北上「芽依はさ、うざいし泣き虫だけど、提督に似て強いところがあるからさ」


北上「……だから私たちが何かしなくて……も……」チラッ


阿武隈「……」ジーッ

大井「……」ジーッ



北上「なっ、何さ!?」



阿武隈「……北上さん、本当にお父さんみたいです」


大井「芽依ちゃんのことを真剣に考えてる北上さん……素敵……」ウットリ



北上「……っ!!///もうっ!!阿武隈も大井っちも知らないっ!///」スタスタ


阿武隈「あっ、ちょっと待って欲しいんですけどー!!」スタスタ


大井「北上さん!私は北上さんの教育方針に賛成よ!!」キラキラ


――――――――――――――――――――
おまけ2終了
362 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:10:23.82 ID:L0xbTse50
おまけ3


―――無自覚な恋―――



熊野「〜〜〜♪♪」ルンルン


鈴谷「……」スタスタ


熊野「〜〜〜♪♪」ルンルン


鈴谷「……あの、熊野?」


熊野「なんですの?」チラッ


鈴谷「そんなにくっ付かれると歩きにくいってゆーか……」


熊野「あら、失礼しますたわ♪」パッ

363 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:12:02.85 ID:L0xbTse50
鈴谷「……熊野ってさ、この前から随分雰囲気が変わったよね」


熊野「そうですの?わたくしは前からこんな感じだったと思いますが……」キョトン


鈴谷「いやいやいや!?そんなことないっしょ!?」



熊野「でもこうして鈴谷とくっ付いていると何だか安心しますわ……」


熊野「何だか胸がぽかぽかするといいますか、顔が熱くなるといいますか……」


熊野「とにかく、すっごく気分がいいですわ♪」ニコッ



鈴谷「そっ、そうなんだ……」

364 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:13:35.29 ID:L0xbTse50
熊野「……そういえば、近くにイ〇ンが出来たらしいのですけど、よければ後で付き合ってくださいます?」


鈴谷「あっ、それちょうど鈴谷も気になってたところじゃん!!いいじゃん、行こ行こ♪」


熊野「ふふっ、ありがとうございますわ♪……その時はわたくしに似合う洋服も選んで欲しいのですが…」チラッ


鈴谷「服?いいよ、鈴谷が選んであげるっ!!」ニコッ


熊野「……っ!!/// あっ、ありがとうございますわ///」カアァ


鈴谷「じゃあ今度なんて言わないで今行こうよ!善は急げっていうじゃん?」手握り


熊野「すっ、鈴谷!?/// わたくしは今でなくても……って行きますから、手を離してくださいまし〜!?///」タッタッタ


――――――――――――――――――――
365 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:14:57.93 ID:L0xbTse50
―――鈴谷と熊野の後ろを歩いていたとねちく―――

利根「……筑摩よ」


筑摩「……どうかしましたか、姉さん」


利根「間宮に行こうと思っていたが、やっぱりやめようと思うのじゃが……」


筑摩「奇遇ですね姉さん、私も胸やけがしてしまって……」


利根「そうじゃの、しばらく甘いものはいいのじゃ……」チラッ


筑摩「はい、そうですね……」チラッ





鈴谷『ちょ、ちょっと熊野くすぐったいって///』


熊野『さっきのお返しですわっ♪///』





利根「……春じゃのう」


筑摩「……春ですね」

――――――――――――――――――――
366 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:17:05.29 ID:L0xbTse50
↑おまけ3終了です!

また思いついたらちょくちょく挟んでいこうかと思います。

では残り少ないですが↓の中から安価下3でお願いします!


4.戦艦寮

6.正規空母寮
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 16:17:25.74 ID:mq22kLPwo
6だな…4は最後だろ
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 16:21:21.84 ID:GYxAaVmSo
6
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 16:23:28.55 ID:47sSWC8bO
6
370 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/14(金) 16:29:32.71 ID:L0xbTse50
おぉレス早くて助かります!

正規空母で了解しました!書けたら投下するので、またしばらくお待ちくださいね〜
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 16:30:26.02 ID:ZVYlHPl5o
全て長門が悪い
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 17:17:07.17 ID:hdzV5sE9o
熊野の失礼しますたわでワロタ
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 20:12:05.81 ID:34PIlnFQO
まさかのネラー
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 20:21:27.77 ID:0BebjYAkO
乙なのです
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:37:06.07 ID:QzzU9YA0O
やっぱりながもんじゃあないか
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:48:03.02 ID:IyuXKMfN0
ながもんはラスボス
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 16:52:36.82 ID:8e0bMAcbO
いや待て、もしかしたら駆逐コンなながもんから、真の母性愛に目覚めてくれるかも知れん
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 20:53:07.84 ID:3n8DW6e4O
芽依は私の母になってくれたかも知れない人だ!
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 05:55:50.53 ID:fIbGBM/oO
そこは娘であってほしかった
380 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:49:18.89 ID:vPQThRyf0
お久しぶりです!

本当は正規空母編と戦艦編まとめて投下しようと思ってたのですが

時間かかってしまったので、とりあえず正規空母編だけできたので投下しますね。


それと >>362 ×「失礼しますた」
      
      〇「失礼しました」 です!本当に失礼しますた……
381 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:50:07.53 ID:vPQThRyf0

提督『……ん?ここはどこだ……?』キョロキョロ


さっきまで工廠で寝ていたはずなんだが……見たところ辺り一面草原が広がっている。


それに、自分の姿が元に戻っている。明石が私が寝ている間に薬を飲ませたとは考えにくいしな……これは


提督『夢……か』ボソッ

382 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:51:03.18 ID:vPQThRyf0
???『わぁ!おじさんだー!』テクテク


提督『おじさん……?』クルッ


芽依『あなたがてーとくさん?わたしはめいっていうの!!』ニコッ


提督『……やっぱり夢か、それにしても端からみると確かに可愛らしい姿をしているな』


芽依『もー、ゆめじゃないってばー!』プンスカ
383 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:52:49.34 ID:vPQThRyf0
芽依『ここは、あなたのこころのなかなの』


提督『私の心の中……?』キョトン


芽依『そう、このそーげんはあなたのこころ。そして、わたしはここでうまれたの』


提督『私の別の人格……というやつか?』


芽依『そう、ぷらいどのたかいあなたはこどものすがたじゃうけいれられないいたみがあるから』


芽依『そのいたみをみないよーにするためにわたしはいるの』ニコッ


提督『……自分の一部にいうのも変だが、すまないな』
384 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:54:02.83 ID:vPQThRyf0
芽依『いいの、あなたがいなければそもそもわたしもうまれてこなかったし』


芽依『きたかみたちにもあえて、とってもたのしかったよ!』にぱー


提督『それで何か用なのか?楽しかったなんてまるで別れみたいな……』


芽依『うん、おわかれをいいにきたの』


提督『……えっ?』
385 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:55:00.78 ID:vPQThRyf0
提督『いなくなると思うって……お前はそれでいいのか?』


芽依『いいの…そうするしかないし……』グスッ


芽依『いちおーもどるまでになにかあったらまたでてくるかもしれないけど、ほんとうにあとすこししかいられないから』


芽依『さいごにおれいをいいたかったの!ありがとね、おじさん!!』にぱー


提督『ちょ、ちょっと待てよ!!おい!!!』

――――――――――――――――――――
386 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:57:01.06 ID:vPQThRyf0
幼女提督「めいっ!!!」ガバッ


――ゴツン!!


幼女提督「〜〜〜っ!!!」涙目

幼女提督(痛っっったーーー!?!?!?頭になにかぶつかった!?!?!?)ジタバタ



大淀「〜〜〜っ!!!」←頭を押さえてうずくまってる



幼女提督「あー…痛かった……って大淀?どうしたそんなところで?」ポカーン



大淀「『どうしたそんなところで?』……じゃないですよ、提督!!」キッ



幼女提督「ひぃ!?」ビクッ
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 09:58:09.35 ID:We5H4U6PO
この優しさと包容力⋯
やはり芽依は私の母になってくれたかも知れない人だな
388 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:58:32.75 ID:vPQThRyf0
大淀「提督がうなされているので様子を見ていたらいきなり頭突きをしてくるなんて……」


大淀「まさか起きていて、狙ってた訳じゃないですよねぇ?」ニコォ


幼女提督「い、いやそんなことないぞ!?」アセアセ


幼女提督(やっ、やばい殺られるっ!!!)


幼女提督(誰か助けてくれ!?誰か……だれ……)スゥ…


大淀「提督?そんな急に寝たふりしても無駄ですよ?」ゴゴゴッ


幼女提督「……」


幼女提督「あっ、おーよどだ!はじめまして!」ニコッ


大淀「……はい?」ピタッ
389 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 09:59:51.74 ID:vPQThRyf0
幼女提督「それにしてもこんなにはやくでばんがくるなんて……まぁわたしはおそとにでれてうれしいけどねっ!」ニコニコ クルクル


大淀「……」シコウチュウ


大淀「……もしかして、芽依さんですか?」


幼女提督「うん、めいだよ!きたかみにつけてもらったの!!」ニコニコ


大淀「そうですか……私は、知っていたみたいですけど大淀といいます。よろしくね、芽依ちゃん」


大淀(まさかすこーし怒っただけで芽依ちゃんが出てきてしまうなんて……本当にすこーーしですけどね)
390 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:01:17.96 ID:vPQThRyf0
芽依「うん!!よろしくおーよど!!」にぱー


大淀「」


大淀「はっ!?私としたことが……」


大淀(提督のもう一つの人格……噂には聞いていましたがなんて笑顔の破壊力なんでしょう……)


幼女提督「……?おーよど?だいじょーぶ??」ウルウル 上目遣い


大淀「え、えぇ大丈夫ですよ……」


大淀(若干の涙目に上目遣い……計算されているようなあざとさですね……さすが提督の一部です)

391 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:02:23.04 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……ねぇ、おーよど。もうおこってないの……?」


大淀「へ……?……あぁ、そうでしたね私はさっきまで怒っていたのでしたね……」ゲンナリ


大淀「流石にもう怒る気力は失せましたよ。安心してください」ニコッ


幼女提督「……そっか」


幼女提督「じゃあもうやくめはおしまいだね」寂しそうな笑顔


大淀「えっ……?」



幼女提督「……」スゥ


幼女提督「お、おーよど?わたしもわるかったとはおもっているが、おまえにもひがあってだな……」オロオロ


大淀「……今度は提督ですか」ハァ…
392 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:03:20.64 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……は?いや、さっきからわたしはわたしだが……というかおこってない?」オソルオソル


大淀「もう怒ってませんよ……さっき提督の中の芽依ちゃんが出てきてしまって、すっかり毒気を抜かれてしまいました……」


幼女提督「そ、そうか……めいが……」


幼女提督「……」


大淀「……提督、どうかしましたか?」


幼女提督「いや、さっきねているときにゆめ?にめいがでてきてしゃべったんだ」


大淀「はぁ……?夢の話ですか?」ジトーッ


幼女提督「まぁ、さいごまできけって」


幼女提督「そこでだな……」
393 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:04:31.68 ID:vPQThRyf0
―――夢の中での出来事説明中―――

大淀「……なるほど、大体分かりました」


幼女提督「さすがにはなしがはやいなおーよどは、それで……どーおもう?」


大淀「芽依ちゃんという人格が消える……という話ですか?それは十分あり得ると思います。というか消えてもらわないと困ります」


幼女提督「なっ!?そっ、そんないいかたしなくても……」


大淀「……いいですか提督、芽依ちゃんの人格が残ったらまた提督が強いストレスを感じた時に現れるんですよ?」


大淀「もし大本営に作戦失敗の報告に行っている時にストレスで芽依ちゃんが出てきて『ふえぇ……さくせんしっぱいしちゃったよぉ……』とか言ったらどうするんです?」
394 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:05:46.66 ID:vPQThRyf0
幼女提督「う゛っ!?……それは、痛々しいな」ズーン


大淀「そうでしょう?提督のためにも、芽依ちゃんの人格が消えるなら、それに越したことはありません」


大淀「それに芽依ちゃん本人もそれでいいって言ったんですよ?」


幼女提督「まぁ、それはそうなんだが……」


大淀「はぁ……提督がお優しいのは前からですけれども、自分の別人格にまで優しくする必要はないのでは?」


幼女提督「それは……すまん」


幼女提督(なんだか最近謝ってばっかりだな……」


大淀「そもそも提督は……ってこれ以上いっても仕方ないですね」


大淀「提督、今日は正規空母寮へ行く予定になっていますので、早く支度してください。では私はこれで失礼します」テクテク ドア バタン


幼女提督「……あぁ、わかった」


幼女提督(私はいったい……どうすれば……)

――――――――――――――――――――
395 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:07:02.15 ID:vPQThRyf0
―――マルキュウマルマル―――

幼女提督「それで、きょーはだれのところにいくんだ?」


大淀「赤城と翔鶴ですね」


幼女提督「そうか……」


大淀「はい、そうです」


幼女提督「……」


大淀「……」



コンコン ???「大淀さん?入ってもいいでしょうか?」


大淀「はい、大丈夫です」


赤城「失礼します、航空母艦、赤城です!芽依ちゃんの迎えに来ました」

396 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:08:05.25 ID:vPQThRyf0
大淀「流石赤城、定刻通りですね。では芽依ちゃん、いってらっしゃい」


幼女提督「……う、うんわかった」


大淀「……」


幼女提督「……」スタスタ


赤城「……?では、行きますね」


大淀「はい、ではいってらっしゃいませ」


赤城「芽依ちゃん、行きましょうか?」手握り


幼女提督「……うん」大淀チラッ


大淀「……」


幼女提督「……」


赤城「……では、失礼します」ドア ガチャ



―――バタン


大淀「……」

――――――――――――――――――――
397 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:09:11.86 ID:vPQThRyf0
赤城「……」テクテク 手引き


幼女提督「……」テクテク 手引かれ


赤城「……大淀と何かあったの?」チラッ


幼女提督「ふぇ!?……べ、べつになにもないよ?」目逸らし


赤城「ふふっ、提督と一緒で嘘がつけないのね、芽依ちゃんは♪」ニコッ


幼女提督「あうぅ……」


赤城「どうしたの?喧嘩でもした?」


幼女提督「いや、けんかはしてない……とおもう」


赤城「じゃあどうしたの?」


幼女提督「……わからないの」


赤城「分からない?」キョトン
398 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:10:30.49 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……もしもだよ?」チラッ


幼女提督「もしも、あかぎがぎそーをつかえなくなって……」


赤城「あら、それは大変ね」


幼女提督「みんなといっしょにたたかえなくなっちゃうとして」


赤城「……」


幼女提督「ぎそーをつかえるようにするほうほーはあるの、でも……」


赤城「でも?」


幼女提督「ぎそーをつかえないあいだ、じぶんをたすけてくれたひと……ちょくせつはあったことはないんだけど……」


赤城「あら?例え話じゃなかったの?」ニコッ


幼女提督「そっ、そう!たとえばのはなしだからね!」アセアセ


幼女提督「じぶんはもとにもどるかわりに、そのたすけてくれたひとに、にどとあえなくなるとしたら」


幼女提督「あかぎならどーする?」クルッ
399 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:11:48.71 ID:vPQThRyf0
赤城「……そうねぇ」ウーン


幼女提督「……」


赤城「……難しい質問だけれど、やっぱり私なら元に戻ることを選ぶかしら。みんなに迷惑はかけられないもの」


幼女提督「そっ、そうだよね。はやくもどらないとみんなにめーわくだもんね……」ズーン


赤城「でも……」


幼女提督「……?」チラッ


赤城「そうなる前に、他の方法で戻ることができないか必死で探すかな。……こんな答えじゃずるいかしら?」ニコッ


幼女提督「……っ!!いっ、いいとおもう!!」パァ


赤城「そう、参考になったのならよかったわ♪……あっ、あそこが私の部屋よ」スタスタ


幼女提督「うん、ありがとねあかぎ!」ニコッ

――――――――――――――――――――
400 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:15:15.39 ID:vPQThRyf0
―――赤城・加賀の部屋―――

赤城「さっ、着いたわ。入って♪」ドア ガチャ


幼女提督「お、おじゃましまーす……」テクテク


翔鶴「あら、あなたが芽依ちゃん?私は翔鶴よ。よろしくね♪」ニコッ


幼女提督「よ、よろしくおねがいします……」オドオド


赤城「立ってるのも何だから、適当に座って?」


翔鶴「あら、じゃあ私の隣はどう?」ポンポン


幼女提督「じゃあ、そこで……」スッ チョコン


翔鶴「ふふっ、可愛いわね♪昔の瑞鶴みたい♪」ニコニコ


赤城「それじゃあ私は何か飲み物持ってくるわね?ちょっと待ってて」ドア ガチャ


翔鶴「あっ、赤城さんありがとうございます!」

401 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:16:33.78 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……」キョロキョロ


翔鶴「では私たちはお話して待っていましょうか、芽依ちゃん?」ニコッ


幼女提督「ふぇ!?あ、はい!!」ビクッ


翔鶴「……もしかして、緊張してるの?」


幼女提督「そ、そういうわけじゃないけど……」オドオド


翔鶴「……それじゃあ悩み事?」


幼女提督「……っ!?」ビクッ


翔鶴「図星?」
402 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:18:01.83 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……わたしってそんなにわかりやすいのかなぁ?」ハァ…


翔鶴「そうですね……あなたの叔父さんぐらい分かりやすいですね♪ふふっ♪」ニコッ


幼女提督(つまり分かりやすいんだな……)ズーン


翔鶴「よかったら話してみない?楽になるわよ?」ニコニコ


幼女提督(……さすがに正規空母組はしっかりしているな、私のことなどお見通しか)フッ


幼女提督「じつは、さっきあかぎにもはなしたんだけれど……」

403 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:20:00.79 ID:vPQThRyf0
―――さっきと同じ説明中―――

翔鶴「うーん……難しい質問ね……」


幼女提督「やっぱりしょーかくももどるほうをえらぶ?」


翔鶴「私は……赤城さんみたいに即決はできないかな?確かに戻った方がいいのでしょうけど……」




ガチャ 赤城「ごめんなさい、お茶もらう時、間宮さんに一緒にお饅頭ももらったの!!一緒に食べましょう?」ニコッ ←山盛りの饅頭抱えて





翔鶴「わわっ、そんなに頂けるのですか!?ありがとうございます♪」


幼女提督「あ、ありがとう……」


幼女提督(いやいやそんなに食べる気なのかお前ら!?まだ昼前だぞ!?)
404 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:20:51.41 ID:vPQThRyf0

翔鶴「あっ、でも芽依ちゃんもいますけど足りますかね?」


赤城「もうすぐお昼になるし大丈夫よ♪」


幼女提督「!?」ビクッ


幼女提督(足りるに決まってるだろ!?おまらえいつもそんなに食べてたのか!?!?)


翔鶴「そうもそうですね♪ではいただきましょうか?」ニコッ


赤城「はい、そうですね♪ほら芽依ちゃん、遠慮しないでたくさん食べてね♪」ニコッ


幼女提督「は、はい……」ゲンナリ

――――――――――――――――――――
405 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:26:15.15 ID:vPQThRyf0
幼女提督「そういえば、かがとずいかくはどこいったの?」モグモグ


赤城「二人とも金剛さんたちとアルフォンシーノ方面に行ったわ。まだ任務が終わってないみたいで」モグモグ


翔鶴「本当は私と赤城さんが行く予定だったのだけれど、大淀さんが『加賀と瑞鶴が残るのはちょっと……』って言って、代わったの」モグモグ


幼女提督「あっ……そうなんだ」モグモグ


幼女提督(それは……大淀の心遣いに感謝だな)お茶ズズー


翔鶴「それでさっきの話だけれど……」モグモグ


幼女提督「うん」モグモグ


翔鶴「私は、やっぱり戻らない方を選ぶかも知れないですね」お茶ズズー

406 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:27:21.47 ID:vPQThRyf0
幼女提督「えっ?そうなの?」


赤城「あら、それさっきの『例え話』?翔鶴はそっちを選ぶのね。何だが意外だわ」お茶ズズー


翔鶴「えぇ、私も最初悩んだのですけど……やっぱり自分が助けられていると分かっているのにその助けてくれた子だけ見捨てて元に戻る訳にはいかないもの」


幼女提督「じゃ、じゃあおしごとはどーするの?」アセアセ


翔鶴「芽依ちゃん、私はね、皆さんを守るために一緒に戦っているの」


翔鶴「それなのに、戦うことで守れなくなってしまうものがあるとしたら、私は戦えないです」


赤城「なるほど……そういう考え方もあるのね」


幼女提督「そ、そっかぁ……」


翔鶴「あら、余計悩ませてしまいましたか?」クスッ


幼女提督「ふぇ!?い、いやそんなことないよ!ありがとね!」アセアセ
407 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:28:57.55 ID:vPQThRyf0
赤城「それにしても面白い質問ね」


翔鶴「他の子たちに聞いても面白いかも知れないですね。瑞鶴なら何て言うかしら……」


赤城「ふふっ、そうね♪……でも提督に質問したらきっと答えられないんじゃないかしら?」


幼女提督「!?」ドキッ


翔鶴「あっ、それ分かります!提督は優しいですからね……」


赤城「そうそう、普段は合理主義というか結構冷静なのに」


赤城「こういうどっちか一方が犠牲にならなくちゃいけない問題になると、途端に慌てちゃって……」クスッ


翔鶴「提督なら『私にはどっちかなんて選べん!!その子も救うし、元に戻る!!』とか言いそうですよね♪」フフッ


赤城「そうねぇ♪あの人、ああ見えて本当に欲張りなんだから♪」フフッ


幼女提督(お前たちに欲張りとか言われたくないぞ……)饅頭見ながら


幼女提督(でも……おかげでやるべきことは見えてきたな)


幼女提督「わたしらしく……か」ボソッ

――――――――――――――――――――
408 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:29:49.82 ID:vPQThRyf0
―――フタサンマルマル・昼食後―――

赤城「お昼美味しかったわね♪」ニコッ


翔鶴「はい、そうですね♪」ニコッ


幼女提督「そ、そうだね……うっぷ……」


幼女提督(食べ過ぎた……こいつらに合わせていたら胃がもたないな……)


翔鶴「芽依ちゃん?お腹が苦しそうですけれど、大丈夫ですか?」チラッ


幼女提督「ちょ、ちょっとだいじょーぶじゃないかも……うっぷ……」


赤城「……少しお部屋で休みますか?」チラッ


幼女提督「おっ、おことばにあまえていいでしょうか……」ウップ


赤城「遠慮しないで、じゃあ行きましょう?」


幼女提督「うん……」

――――――――――――――――――――
409 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 10:30:47.53 ID:vPQThRyf0
まだ半分ぐらいですけど、ちょっと用事があるのでいったん離れます


たぶん今日中にまた続き投下します……たぶん……
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 10:31:39.40 ID:We5H4U6PO
23:00
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 10:40:20.73 ID:FKPITFmHo
二重人格って消えるんじゃなくて一つの人格に戻るっていうか統合されるだけだから提督の心配は意味ない気が…
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 10:45:30.89 ID:Jo3dCRjEo
おねぇ提督になるのか…
413 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:27:54.05 ID:vPQThRyf0
>>408 ×フタサンマルマル
   
   〇ヒトサンマルマル でお願いします。

戻ったのでまた投下しますね
414 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:29:02.96 ID:vPQThRyf0
―――赤城の部屋―――

赤城「さっ、私のベットを使って?」


幼女提督「ありがとー…うぅ……」モゾモゾ


幼女提督「……すこしらくになったかも」←布団に入る


赤城「もう、無茶しちゃって……」ナデナデ


赤城「そのまま寝てもいいわよ?」ナデナデ


幼女提督「だっ、だいじょーぶ!ちょっとやすむだけだから……」


赤城「子供なら寝るときは寝なきゃ育たないわよ」クスッ

415 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:31:13.74 ID:vPQThRyf0
赤城「……そうだ!子守歌を歌ってあげる♪」ニコッ


幼女提督「こもりうた?」


赤城「そう、聞いてくれる?」


赤城「〜〜♪♪♪」


幼女提督(子守歌か……懐かしいものだな……昔はよく母上に……)ウトウト


幼女提督(いかん……眠気が……)ウツラウツラ


幼女提督「……スゥ…スゥ……」


赤城「〜〜♪♪♪ ……どうかしら、加賀さんほどじゃないけど私も歌えるのよ?」チラッ


赤城「……ってあら?本当に寝ちゃったのね。ふふっ、可愛い寝顔ね♪」ナデナデ


赤城「起こすのも可哀そうだし、しばらくこのまま寝かせてあげましょうか」スクッ テクテク


幼女提督「…スゥ……」


――――――――――――――――――――
416 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:32:51.14 ID:vPQThRyf0
―――数十分後―――


???「戻ったわ」ドア ガチャ


幼女提督「…スゥ……スゥ……」


???「あら、赤城さんこんな時間に寝ているの?」スタスタ


幼女提督「……んん?」


幼女提督(あれ、寝てしまっていたか……)


幼女提督(さっき声がしたような気がしたんだが、赤城が戻ったか?)


???「ほら、夜眠れなくなりますよ」布団バサッ




幼女提督「……ふぇ?」キョトン




加賀「……あっ、赤城さん?」プルプル



幼女提督「……?どうしたのそんなに驚いて?」キョトン



加賀「……これはさすがの私も驚きを隠せません」
417 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:35:49.17 ID:vPQThRyf0
加賀「私のいない間になにがあったのですか、赤城さん」


幼女提督「なにがって……」


幼女提督(あぁ、なるほど。ベットにいたし赤城と勘違いしているのか)



幼女提督(まぁ外見なら黒髪ロングだし似てないこともないが……)チラッ


加賀「……赤城さん」ズイッ


幼女提督「ふぇ?どうしたのかが?というかわたしはあかぎじゃ… 加賀「赤城さん、聞いてください……」肩ガシッ


幼女提督「ふぇぇ!?ちょ、ちょっとかが!?」アタフタ


加賀「どうしてそんな体になってしまったのか分かりませんが、こうなってしまった以上、すみずみまで調べる必要があると思います」
418 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:38:01.20 ID:vPQThRyf0
幼女提督「い、いやべつにいいよ!?というかはなしをきいて!!」アセアセ


加賀「心配いりません……痛くはしませんから」ズイッ


幼女提督「ちょ、ちょっとまっていたくしないってなにするきなの……ってふくをぬがすなー!!///」ジタバタ


加賀「赤城さん……ハァハァ……さすがに気分が高揚します……ハァハァ……」パッ パッ ←服脱がせ中


幼女提督「はなしをきけーーー!!」ジタバタ




ドア ガチャ 赤城「芽依ちゃん、そろそろ起きました……か?」




加賀「え?……赤城……さん…?」チラッ チラッ 芽依と赤城を見比べながら


幼女提督「」




赤城「……」ドア バタン


419 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:38:58.53 ID:vPQThRyf0
加賀「……どういうことでしょう、赤城さんが二人……?」


幼女提督「いやなんでそこでれいせーなんだよ、だからわたしはあかぎじゃないって……」ゲンナリ


加賀「そう……そういうことは早く言ってほしかったわ」


幼女提督「いったよ!!かががきかなかったんだよ!?」


幼女提督「……というかあかぎのことおいかけないの?むごんでひょーじょーかたまったまま、でていっちゃったよ??」
420 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:40:01.84 ID:vPQThRyf0
加賀「ふっ……こんな子供に心配されるなんてね……でも大丈夫よ、よくあることだから」


幼女提督「よくあることなの!?」


加賀「そう……赤城さんが1週間ぐらい口を聞いてくれなくなるだけだから大丈夫……そう……大丈夫……」ズーン


幼女提督(全然大丈夫じゃないじゃん……)


加賀「……」ジーッ


幼女提督「……?どーかしたの?」


加賀「いえ、やはり何となく子どもの頃の赤城さんに似ているような気がして……あくまで想像ですが」


幼女提督「そっか……」


加賀「ですので、この際赤城さんではなくても…… 幼女提督「けんぺーよぶぞ」


加賀「……」


幼女提督「……」
421 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:41:28.56 ID:vPQThRyf0
加賀「……ところで貴方は赤城さんではないとなると、いったい誰なの?」


幼女提督「いまさらだね……わたしはめいっていうの。てーとくのめいだよ」


加賀「貴方が噂の……そう」スクッ


幼女提督「あれ、どこかいくの?」


加賀「赤城さんがいないのではもうここに用はありません。少し自主練習をしてくるわ」テクテクテク


幼女提督(無駄に切り替え早いな……まぁいいけど)
422 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:42:32.34 ID:vPQThRyf0
幼女提督(……?)チラッ


幼女提督「ねぇ、かが」


加賀「……まだ何か?」


幼女提督「じしゅれんしゅーって、きゅーどーじょーにいくんだよね?」


加賀「そうですが……申し訳ないけれど子どもの遊び場ではないから連れていけないわよ」


幼女提督「いや、そうじゃなくって……」





幼女提督「かが、いまもってるのってしゃもじだよね??」





加賀「……」ピクッ


加賀「……」無言でしゃもじを床に置き、弓を持つ


加賀「……」テクテク ドア バタン


幼女提督(さっきのことめちゃめちゃ引きずってるやん……)

――――――――――――――――――――
423 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:43:45.15 ID:vPQThRyf0
―――夜―――

赤城「芽依ちゃん、今日はあまりかまってあげられなくてごめんね?」


幼女提督「べつにだいじょーぶだよ!ありがとね」ニコッ


赤城「そう、ならよかった」ニコッ


幼女提督「ところで、あのあとかがは……」


赤城「えっ?何?」


幼女提督「……いや、なんでもない」


赤城「そう♪」


赤城「……ああいう大人になっちゃだめよ、今日のことは忘れなさい」ボソッ


幼女提督「うん……そうだね……」


赤城「あっ、工廠に着いたわね。じゃあ私は失礼しますね」ペコリ


幼女提督「うん、ありがとねー!」ペコリ


――――――――――――――――――――

424 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:48:28.89 ID:vPQThRyf0

―――工廠―――


ドア ガチャ 幼女提督「おーよど、かえったぞー!」


大淀「提督、おかえりなさい」


大淀「……」


幼女提督「……」


大淀「……あの、ていt 幼女提督「おーよど、ちょっとはなしがあるんだが」


大淀「……はい?」


幼女提督「じつはな、おーよどにあさいわれたことをじぶんなりにかんがえていたんだが……」


大淀「……答えは見つかりましたか?」


幼女提督「あぁ、わたしはもとにもどる」


大淀「賢明な判断かと思います」ホッ

425 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:50:19.26 ID:vPQThRyf0
幼女提督「だが、どーじにめいはうしないたくないとおもっている」


大淀「……っ!!提督、いいですか?芽依はあくまであなたの一部であって、決して温情をかけるべき相手では……」


幼女提督「あぁ、わかっている。だが、わたしにはじぶんのことをたすけてくれたあいてにたいして」


幼女提督「ようがすんだからといってみすてることはできない」


大淀「提督……」


幼女提督「そんなかおをするな。おーよどがわたしのことをしんぱいしてくれるのはうれしーが」


幼女提督「わたしは『わたしらしい』やりかたでかいけつしたい」


大淀「『提督らしい』やり方……ですか」


大淀「確かにそうやって欲張るのは提督らしいと思います」


大淀「……今まで作戦で何度無茶な要求をされたか」


幼女提督「……すまないな、だがこれがわたしだ。いまさらまげられるものではない」
426 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:51:46.20 ID:vPQThRyf0
幼女提督「すくうときめたものはすくう。そうしないと、それこそわたしがわたしでなくなってしまう」


大淀「そうですか……分かりました、それで何か考えがあっての発言ですよね?」


幼女提督「む?はんたいされるとおもっていたのだが……やけにすなおだな?」


大淀「……長い付き合いですからね。私が何を言っても提督がそう言うだろうと思っていました」ハァ…


大淀「それに、私は提督のそういうところが、す……ゴニョゴニョ…スキ……ゴニョゴニョ」


幼女提督「……?どうしたおーよど?何か言ったか?」ポカン


大淀「……っ!///な、何でもありません!!」


幼女提督(何故怒られたし……)
427 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:52:47.65 ID:vPQThRyf0

大淀「そっ、それで何か考えがあるんですかっていう話ですが」


幼女提督「あぁ、それか。そのことについてはあかしをよんでもらっていいか?」


幼女提督「まだ、おくそくのだんかいだからあいつのいけんがききたい」


大淀「一応考えはあるのですね……分かりました、内線でいいですね?」


幼女提督「……」コクッ


大淀「少々お待ちくださいね……」ポチポチ


―――prrr prrr ガチャ
428 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:54:24.57 ID:vPQThRyf0
明石『もしもし、どなたでしょうか?』


大淀「明石、私です」


明石『大淀!?まっ、待ってまだできてないけどもう少しでできるからっ!?』アタフタ


明石『だからお願い!アレだけは勘弁してっ!!』


幼女提督(明石……大淀に弱みでも握られているのか……)ゲンナリ


幼女提督「……らちがあかん。かわれ」


大淀「……そうですね、分かりました」


大淀「明石、今から提督に代わります」


明石『えっ、提督??』ポカン
429 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:55:53.06 ID:vPQThRyf0
幼女提督「よし、かわれ」


幼女提督「もしもし、あかしか?」


明石『提督、どうかされましたか?薬の進捗でしたら……』


幼女提督「いや、そのことじゃない」


幼女提督「……いまから、わたしがもとにもどり、かつ、めいがたすかるほうほーをはなす」


幼女提督「じつげんかのーかどうか、しょうじきにはんだんしてくれ」


明石『……分かりました。話してみてください』


幼女提督「あぁ、でははなすぞ。まず……」

――――――――――――――――――――
430 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:57:19.96 ID:vPQThRyf0

幼女提督「……というわけだが、かのーか?」


明石『それは……よく考えましたね』


明石『確かにその方法なら可能かもしれません』


幼女提督「ほんとーかっ!?」


明石『はい、ですが時間が……』


幼女提督「じかんならかかってもかまわん。ただ、ぜったいにせいこーさせてくれ」


明石『はい!分かりました!!明石にお任せください!!』


明石『そうと決まれば色々準備しなくちゃ……提督、用がないなら切ってもらっていいですか?こっちから切れないので』


幼女提督「あぁ、がんばってくれ」ポチ


幼女提督「……」

431 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 11:58:19.34 ID:vPQThRyf0
大淀「提督、お話は終わりましたか?」


幼女提督「あぁ、だいじょーぶだそうだ」


大淀「それは、よかったです」


大淀「……」


幼女提督「……どうしたおーよど?なんでうかないかおをしているんだ?」


大淀「提督はやっぱり優しすぎます」


幼女提督「……またそのはなしか。べつにいいだろ?もんだいはかいけつしたし……」


大淀「もしも、ですよ?」チラッ


大淀「もしも、私と明石の二人のうち、一人しか助けられないとしたら」


大淀「提督はどちらを助けますか?」真剣な目
432 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 12:00:36.06 ID:vPQThRyf0
幼女提督「だから、わたしならどっちも… 大淀「駄目です」


幼女提督「……」


大淀「『どちらか』選んでください」


幼女提督「……それをわたしにきいてどうする?」


大淀「……選べないのですね?」


大淀「私がもし提督なら……大淀を捨てます」


幼女提督「……っ!!おい、おーよどいいかげんに!!!」


大淀「いい加減にするのは提督ですっ!!!!!」


幼女提督「!?」ビクッ
433 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 12:01:40.54 ID:vPQThRyf0
大淀「提督、あなたはいつもそうですっ!!自分が全部救うって言うくせに」


大淀「その中に自分は入っていないじゃないですかっ!!」


幼女提督「こっ、こんかいのほうほーはべつに……」


大淀「危険です。もし失敗したらどうする気なんですか?」


幼女提督「そっ、それは……」


大淀「提督、自分のことを過小評価するのはあなたの悪い癖です」


大淀「あなたがいなくなったら一体どれだけの艦娘が悲しむと思っているんですか!?」


大淀「本当に……っ!何も分かって……っっ!」グスッ


幼女提督「おーよど……ないてるのか?」


大淀「私が?そんな訳ないじゃないですか」目ゴシゴシ


大淀「私は提督がいない間にこの鎮守府を守らないといけないんですよ?」


大淀「もし勝手にいなくなったら、絶対許しませんからね?」ニコッ
434 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 12:02:45.47 ID:vPQThRyf0
幼女提督「……おぉ、それはこわいな」


大淀「はい、ですから約束ですよ?」


幼女提督「あぁ、やくそくするよ。わたしはぜったいもどってくる」


大淀「……分かりました、では提督がお戻りするまでの間は私が何とかします」


幼女提督「すまないな……」


大淀「謝るくらいなら……ってこのやり取りももういいですよね」


幼女提督「ふっ、それもそうだな……」


幼女提督「……」


大淀「……」


幼女提督「……大淀」見つめ合う


大淀「……提督」大淀と提督





明石『……あのー……すいませんがそろそろ内線切ってもらえますか?』





大淀「……っ!!/////あっ、明石!?///」


幼女提督「いつからきいてたんだっ!?!?///」
435 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 12:04:49.75 ID:vPQThRyf0
明石『熟年夫婦並みに息ぴったりじゃないですか……』


明石『そっちからボタン切らないと止められないですから、早く切ってください……』ゲンナリ


幼女提督「あっ、あぁそうか!!しんちょーたりなかったからうまくおせなかったのかもな///」


大淀「そっ、そうですよねっ!///わ、私が切りますから提督はそこに座っててください!!」アセアセ


幼女提督「すっ、すまないなおーよど!///」


大淀「じゃあ切りますね!………………ぁ」ピタッ


幼女提督「……?どうしたおーよど?」キョトン


大淀「……提督、さっき切ろうとした時に間違えて押したボタン」







大淀「『全館放送』の……ボタンで……す……」






幼女提督「」


幼女提督「は……」


幼女提督「はぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁああ!?!?!?!?!?!?」


――――――――――――――――――――
436 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/19(水) 12:06:17.42 ID:vPQThRyf0
今回はここまでです。後は戦艦編と話の完結になります(その途中に小話挟むかも)


ではまたお待ちください〜
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 12:12:45.00 ID:Jo3dCRjEo
おっつおっつ!ツヅキタノシミ!
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 16:03:52.83 ID:uh4e0O8jO
ここでまさかの全バレかよwww
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 16:10:24.73 ID:WL4fZo5zO
よかった、某ビッグ7が醜態を晒す事態は避けられるんだね…
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 16:33:14.94 ID:554IRMzOO
もう提督でもいいか⋯
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 18:14:07.48 ID:34SSkm6zo
>>387
おはシャア。ララァに慰めてもらうんやで
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 21:46:21.34 ID:tTFO8ZOO0
最近の生きがいになってる
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 23:28:11.30 ID:Bg5w7jQR0
全館放送は流石に耐えられないwww
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 15:52:19.63 ID:tVAAhcAE0
提督もだけどこれ大淀の方が大ダメージだと思うの
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:39:00.74 ID:v1qQR2mUo
六駆との混浴は言い訳できないな
446 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/21(金) 17:41:57.49 ID:Z/6SLtsv0
とりあえず途中までですが書き溜めできたので投下していきますね〜

戦艦編途中までとおまけありです
447 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/21(金) 17:43:22.91 ID:Z/6SLtsv0
提督『……ん?』


提督『見覚えのある草原……ということは』クルッ


芽依『……ひさしぶりだね』


提督『あぁ、久しぶりだな』


提督『会えたのならちょうどいい、お前に話しておきたいことが… 芽依『しってるよ』


芽依『わたしのきおくはあなたにひきつがないけど、あなたのきおくはわたしにひきつぐもの』


芽依『わたしとあったあとに、あなたがめいのためにひっしにかんがえてくれてたこと、しってるよ』


提督『そうか、なら話は早いな』


提督『私が元に戻るとお前が消えるといったが、私は納得できない』


提督『だから助けることにした』

448 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/21(金) 17:44:38.63 ID:Z/6SLtsv0
芽依『……わたしはあなたなんだよ?』


提督『そうみたいだな』


芽依『それなのに、「たすける?」』


芽依『むじゅんしてるとおもわないの?』


提督『……お前は私なんじゃなかったのか。そのくらい分かってくれよ』


芽依『わたしはあなたのいちぶであってあなたじしんじゃないの』


芽依『だからあなたがどうしてじぶんのなかのひとつのじんかくにたいしてそこまでしゅーちゃくするか、わからないの』


芽依『いまだって、いってしまえばひとりごとをいいあっているだけなんだよ?ほんとうはこんなじかんにいみなんてない』
449 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/21(金) 17:45:47.38 ID:Z/6SLtsv0
提督『意味がない……?本当にそうなのか?』


提督『お前は今、現に私の中に確かに存在している。そして私とは違った一つの意思をもって「生きている」』


提督『それにお前は言ったな。「いみがない」と。なら何故こんな質問をするんだ?それこそ矛盾していないか?』


芽依『そっ、それは……っ!』


提督『いいか、もう一度言うぞ?お前は「生きている」。たまたま私の中の精神で生まれてしまったというだけだ』


提督『私は私の近くにある命は、どんな形であっても守りたい。ただそれだけなんだ』


芽依『……かわってるね』


提督『ははっ、芽依に言われてしまっては世話ないな』

450 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/21(金) 17:47:29.15 ID:Z/6SLtsv0
芽依『はぁ……ところで、ここにくるまえにじぶんがなにをしていたかおぼえてる?』


提督『はぁ?何だそれ?そりゃ覚えているさ』


提督『確か大淀にと明石に芽依の計画を説明して……』


提督『……あれ?その後何してたっけ?』


芽依『やっぱりあのぶぶんはおぼえていないのね……』


提督『……?何の話しだ?』


芽依『あなたはきにしなくていいの。……あっ、それと、あしたいちにちはからだをかりることになるから』
451 : ◆qjT3UIXo9. [saga]:2017/04/21(金) 17:48:21.26 ID:Z/6SLtsv0
提督『そうか……まぁ別にいいだろう。たまには一日好きに遊ぶといいさ』


芽依『じゃあそうさせてもらうね』


芽依『それと、あなたはここにいるあいだに……』スッ 後ろを指さす


提督「……ん?後ろになんかあるのか?」クルッ



提督「うわっ!?めっちゃ炎出てるんだが!?なんだこれ!?」ビクッ



芽依『あれをしょーかしておいて。……そうしないとたぶんあなたもどれないから』


提督「そうなのか!?わっ、分かった!」タッタッタ


芽依「……」


芽依「ほんとーにふしぎなひと」

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