提督「チッ」大井「ふん」北上「アハハ」

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1 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 16:40:04.20 ID:WCaEgRA6o
提督
「(俺の名前はT、提督をやっている者だ)」

提督
「(最初は分からないことだらけの新米だったが、今では艦娘の数も100を越え、大戦力の一つとして数えられるようになった)」

提督
「(そんな俺にも、ひとつだけ悩みがあった)」


大井
「………………」

提督
「………………チッ」


提督
「(俺は、艦娘が苦手だ)」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491118803
2 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 16:46:54.57 ID:WCaEgRA6o
提督
「(何を考えている分からない。怖がられる。女しかいない)」

提督
「(酷くストレスが多い環境だ。最重要拠点のひとつの最高責任者、気の休まる暇もない)」

提督
「(特にこの、大井。こいつと数名の艦娘はことあるごとに俺に突っかかってくる跳ねっ返りだ)」


提督
「言いたいことがあるならハッキリと伝えたらどうだ」

大井
「はぁ? 私が提督に? 自意識過剰なんじゃないですか?」

提督
「………………」


提督
「(何度辞めようと考えたかも分からない。こいつらがいなければ戦えないとは言え、俺がそれの犠牲者になる必要はないと思っていた)」

提督
「(その度に初期艦である吹雪に説得されてきたが、もう限界かも知れない)」


提督
「なら何故俺の膝から離れない」

大井
「意味が分かりませんが」


提督
「(俺には、艦娘の考えていることが、分からない……)」
3 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 16:47:23.51 ID:WCaEgRA6o
はい
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 16:49:47.08 ID:k68/RdOzo
そうか、お疲れ
依頼出せよ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 16:51:09.20 ID:5wlDA/IAO
苦手なら提督にならなきゃ良かったのにって突っ込んだら負け?
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 16:52:35.15 ID:q0YsouksO
書けよ続きをさぁ!
7 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 16:53:58.46 ID:WCaEgRA6o
>>5
苦手な仕事だからって投げ出すのは社会のゴミだって習わなかったか……? 社長に……
8 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 17:00:10.84 ID:WCaEgRA6o
提督
「(重い……クソ……これはなんの拷問だ……)」

大井
「………………」

提督
「……………………」

大井
「……そこ、間違ってますよ」

提督
「………………」

大井
「………………」

提督
「…………何なんだ。これになんの意味があるというんだ」

大井
「またですか。なんなんですか? うるさいんですけど」

提督
「俺の膝の上に座ってる意味が分からないんだ」

大井
「は?」

提督
「最近のお前は更に訳が分からない。そんなに俺を辞めさせたいのか」

大井
「辞めるってなんのことですか? ここからいなくなるんですか?」

提督
「待て。艦娘の力で首を絞められると本気で死ぬ」

大井
「自分だけ安全な場所に逃げるつもりですか。最低な奴」

提督
「……く……。それもこれもお前たちのせいじゃないか」

大井
「何がですか」

提督
「俺がよく分からないのを良いことに、引っ掻き回しているじゃないか」
9 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 17:08:24.93 ID:WCaEgRA6o
大井
「………………」

提督
「とにかく、退いてくれ。仕事ができない」

大井
「嫌です」

提督
「………………はー……。分かった、そういうことだな。俺に仕事をさせない為の行動だった、と」

大井
「違います」

提督
「何が違うんだ。やはり、俺を辞めさせたいのだろう」

大井
「指輪ください」

提督
「…………指輪……? ……あ、あぁ、ケッコンカッコカリか? いきなりなんだ」

大井
「ください。ふたつ」

提督
「……なるほど、理解したぞ。指輪をつけて強くなりたいということだな。そうか、渡せというアピールだったのか」

提督
「だが、指輪はひとつしかない」

大井
「ならそれでいいです」

提督
「…………いや、それは……」

大井
「………………」

提督
「お前なら出来る。任せたぞ、大井」

大井
「それでいいんです」

提督
「(結局俺は大井に指輪を渡してしまった。何故だか、渡さなければ悪いことが起こりそうな気がしたからだ)」

提督
「(だが、この判断は間違いだったのかも知れない……)」
10 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 17:08:56.40 ID:WCaEgRA6o
おやすみ
タイトルはあれだけど大井さんと北上さん優遇するだけで他艦娘とも絡みます
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 17:31:30.10 ID:YEEIc/ODO
大井っちは重い(断言)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 17:55:18.45 ID:kYRz3YZjO
重い(物理)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 18:01:59.08 ID:QNcHonBy0
太井っちのこと大ってるとか言うのやめろよ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 18:06:03.17 ID:rlsLr3NCo
大井とかいうラブ勢
15 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 18:39:19.80 ID:WCaEgRA6o
次の日


ガチャ


ドンッッッッッ!!!!!


提督
「(………………は?)」

金剛
「ヘーイ提督ゥー。指輪を頂戴ネー」

加賀
「もちろんくれるわよね?」

川内
「大井に渡して、私たちにはないってことはないよねー!」

提督
「(こいつら……そこまで戦力向上を目指していたのか……)」

提督
「悪い。あれはひとつしかないものなんだ。まだ試験段階で、量もない」

金剛
「………………なんで、大井には渡して、私たちにはないのさー?」

加賀
「…………」

川内
「…………」

提督
「(目が怖い……なんだ? 何が起きているんだ……?)」

提督
「そういわれてもな……。それは俺にどうこうできる件ではない。指輪が入手でき次第くれてやるから、待ってろ」

ガシッ

提督
「(いきなり、後ろから腕を捕まれた。誰だ……?)」

時雨
「……提督」

提督
「(ニッコリと笑っているが、俺にはそれが笑顔には見えなかった)」

16 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 18:46:10.58 ID:WCaEgRA6o
提督
「待て。お前らは俺に何をする気だ?」

金剛
「怖いことはしないよ? でもネ、ズルいと思うんデース。私たちだって、提督から指輪を貰えるの、楽しみにしてたのに」

加賀
「…………」

川内
「だよねー」

提督
「(近付いてくる艦娘。怖い。俺は何をされるんだ……)」

時雨
「だから……約束してもらいたいんだ」

提督
「な、何をだ……?」

時雨
「一日一人10分。提督は、艦娘のやることに一切抵抗しない」

提督
「……!?」

提督
「な、なんだそれは? 俺は……何をされるんだ!」

加賀
「決まっているわ」

川内
「……夜戦、しよ?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 18:48:01.10 ID:wW3JkuI4O
ガイジ作者やんけ
18 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 18:51:35.45 ID:WCaEgRA6o
提督
「(俺は四人の空気に圧倒され、結局約束という名の脅しを呑んでしまった)」

提督
「(……夜戦ってなんのことなんだ……俺が艦娘に勝てるわけないだろう……)」

ガチャ

大井
「失礼します」

北上
「来たよー」

提督
「こんなときになんだ……チッ」

大井
「聞きましたよ。大変なことになっているって」

提督
「お前のせいじゃないか」

北上
「そう? 超がつく程の鈍感な提督が悪いんじゃないかなぁ」

提督
「どういうことだ……」

北上
「まぁ大井っちもどさくさ紛れになっちゃったのは悪いと思うけどねー」

大井
「ごめんなさい、北上さん」

北上
「嬉しそうに指輪を撫でながら言われてもなー」

提督
「お前はなんの話をして」

北上
「提督。10分間。抵抗しないでね」

提督
「なに……?」

キングクリムゾン!!!
19 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/02(日) 18:52:12.50 ID:WCaEgRA6o
ここってエロ禁?
ならこのままキンクリ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 19:20:09.03 ID:rlsLr3NCo
R行って書いて、どうぞ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 19:35:32.26 ID:m9HvbeDb0
10分で済むのか……
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/02(日) 19:51:22.25 ID:KlyJjPLJO
r15ならセーフぞ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 22:16:14.84 ID:kT20k8vAo
キンクリでいいよ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 23:05:53.49 ID:a1it/YPjo
>>5
これはニート
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 23:34:26.66 ID:CG5i8JyqO
軍隊なんぞなろうと思わなきゃならないだろ徴兵されてる訳じゃあるまいし
違う仕事に就こうと思えば幾らでも就けるだろ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/03(月) 00:13:36.33 ID:qks0s5hPo
提督になる気がなくても海軍には入れるんですよ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/03(月) 12:56:45.33 ID:QB3WmWfA0
むしろよくこんな鈍感コミュ障で今まで生きてこれたなっていう

まぁ艦娘側もアレだけど
28 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/05(水) 14:26:51.35 ID:Q1yZnOB/o
エロ禁みたいなのでキンクリ


提督
「北上……お、お前……」

北上
「残念、時間切れ。……でもさー、良いよね?」

提督
「どういうつもり、なんだ」

北上
「えー? これだけしても分からないの? それともさー……分からないふりしてるだけだったりして?」

提督
「……なん、だと?」

大井
「ダメですよ北上さん。提督はこれで本気なんですから。キスして気持ちよくしてあげるだけじゃ、わかるはず無いんですよ」

提督
「分かったぞ。今のを記録していたのだろう。残念だったな、俺はそれをばらまかれたとしても何ら怖くはない。これでも信用はあるんだ」

大井
「ほら」

北上
「アハハ、ダメだねこりゃ」

提督
「ふん、すぐに辞めてやるぞ。こんな鎮「は?」

提督
「ぐおっ!?」

北上
「……………………乙女にここまでされて、逃げ出すなんてさー。あり得ないよね?」ゴッ

提督
「何を……!」

大井
「好きなんですよ。皆、あなたのことが」

提督
「………………す、き?」

北上
「バカなんじゃないかなぁ。今まで皆ちゃんとアピールしてたのにさー。鈍感ってレベルじゃないよねー」

提督
「すき…………好き? 好意? ……ははっ、嘘をつくのが下手「黙れ」いたいっ」
29 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/05(水) 14:44:11.09 ID:Q1yZnOB/o
北上
「……良いけどさ、向き合ってよ。いい加減。私たちと。ねぇ」

提督
「……嘘だ……嘘だ!! 俺は好かれてなんていない!! 散々嫌がらせをしてきただろう!!」

大井
「例えば?」

提督
「俺は食べられないと言っているのにおかずをどんどん乗せられた!」

北上
「食いしん坊勢からおかず分けられたって、不器用なアピールだよねー」

大井
「むしろ食事に妥協しない人たちから料理を分けられるって、超が付くほど特別に想われてますよ?」

提督
「なっ……ぐっ! 休みの日はあっちこっちに引きずり回された! 俺に休日など無い!!」

大井
「100を越える艦娘を保有してて、かつその殆どから慕われてるあなたがそうならない方がおかしいかと」

北上
「嫌なら断れば良いのに」

提督
「断れるわけ無いだろ!! あんな脅しをかけられては!」

北上
「っていうか、ただのデートだよねー」

提督
「で、でで……デート!? ……そうだ! 酒の席に無理矢理連れていかれた! 俺は酒なんて飲まないのに、いつもいつも介抱を……便利な何かだと思われてるんだ!」

大井
「普段は他の子に譲ってるから夜くらい、って人も多いですよ。お酒が無いと派手なアピールが出来ないって人も」

提督
「…………いきなり廊下で襲われるぞ……?」

北上
「あーそれねー。提督分が切れるとそうなるみたいだよー」

提督
「提督分ってなんだ!?」

大井
「大変なんですよ? 獰猛になる人が多いんですから」

提督
「…………………………駆逐艦! 駆逐艦は俺を怖がっているぞ!?」

北上
「そりゃそうでしょー。提督、近づくなオーラ全開だもんねー。軽巡以上はあれでも、流石にねー」

大井
「でも提督が慕われる理由……あなたはまったく分かってないみたいですね」
30 : ◆YAGe8Qpvw2 [saga]:2017/04/05(水) 14:56:48.40 ID:Q1yZnOB/o
提督
「嘘だ……そんな、バカな話……」

北上
「まぁそんな訳でさー。諦めなよ?」

提督
「………………う、嘘を……」

大井
「ん」チュ

提督
「んな」

大井
「嘘でも嫌いな人にはこんなことしません」

提督
「………………………………」

北上
「黙っちゃったよ」

大井
「ここにきてようやく自分の価値観が間違っていたことを突き付けられた訳ですから、仕方ないですよ」

提督
「……俺は……勘違いしていたのか……あれも、あれもそれも……好意から……!?」

北上
「確かに回りくどいのもいくつかあったかもしれないけど、ほとんどは分かりやすいと思うんだけどねー」

提督
「……未だに信じられん……」

大井
「分かりやすい方法がありますよ」

提督
「なんだ?」

大井
「放送で「一番始めに俺を捕まえた艦娘とケッコンカッコマジをします」とでも言えば、ここが戦争状態になりますね」

提督
「戦争状態!?」

大井
「間違いなく、明日までには鎮守府は消えてなくなりますね」

提督
「………………ふ、ふん! やはりお前は嘘をついている! そんな話があるものか!」

大井
「お試しになりますか?」

提督
「チッ! や、やってやる……!」

大井
「そうですか……残念ですが、命を賭けて頑張ります」

北上
「そうだねー。久々に……本気でやるよ」

提督
「………………」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/05(水) 14:57:15.19 ID:dXd+6lcA0
キンクリの使い方がヘタクソ過ぎて内容がわからん
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