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見滝原に微笑む刹那(まど☆マギ×ネギま!)
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509 :
mita刹
◆JEc8QismHg
[saga]:2018/02/18(日) 03:35:55.66 ID:Hj5Wsof20
ーーーーーーーー
「凄い………」
裕奈の銃撃による魔法のロックが解除され、
建物の中に入ったマミが中の光景に呟いた。
「これ、全部テディ・ベア?」
「可愛い、けどちょっと怖いわ」
膨大と言ってもいいぬいぐるみが
夜の博物館の棚に陳列されている光景にマミと裕奈が言葉を交わした。
「明日葉、ですか」
「?」
「Anjelica Bears
この建物の名前として表の壁に書かれていました。
ベアーズは熊達、熊々、アンジェリカは人の名前かとも思いましたが、
元の意味は明日葉と言う日本の植物です。
生命力が強く栄養価も高い、医学的な薬効もありますから、
魔法使いによる研究対象にもなっています」
「なんとなく、アンジェリカってだけでもありそうな名前だけどな」
杏子の言葉に、愛衣は小さく頷いて言葉を続けた。
「前の戦いで熊の使い魔を使っていたのは若葉みらい。
漢字の意味が似ている若葉と明日葉を
当て字にした名前と見るのが自然かと」
「だとしたら、恐らく魔法少女としての願いそのものね」
愛衣の推測にマミが続く。
「建物の規模と隠匿、魔法少女の普通の魔法にしては規模が大き過ぎる。
このテディベア博物館を願いにして契約した、
そう考えるのが自然よ」
マミの推測を聞きながら、
愛衣は静かに片膝をついて床に手を当てていた。
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