【ミリマス】「走れ麗花」

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173 : ◆Xz5sQ/W/66 [saga]:2017/05/04(木) 21:19:06.89 ID:UJ+jWkXE0

 今や炎は三人を包み、簡素な山小屋までも飲み込もうとしていたのだ。
 それどころかこのままでは、自分たちの命だって例外ではない……と、その時だ!

「はぁっ!」

 凛と響き渡る掛け声と共に、山小屋の扉を開けて外へと飛び出した者がいた。
 その人物は自分と麗花たちの間を隔てる炎の壁に走り寄ると。

「そこを動かないで、三人とも!」

 侍のような恰好のエミリーと対をなすように、忍び装束に身を包んだ最上静葉はそう言って自分の眼前で印を切る。

 すると彼女の乗っていた地面が波のように盛り上がり、広がる炎を覆い込んだのだ!

 まるでSFXの世界、大迫力のCG映像のような光景に麗花は「す、凄いすごーい!」と大興奮。

 今や辺りには焦げ臭さだけが残されて、火の気はどこにも見つからない。

 正確には、全ては土で蓋をされ、隠されてしまったというべきか。
 密閉された空間では、燃やすことのできる空気もいずれ無くなり、炎は自然と消えることだろう。
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