永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」

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126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/02(日) 00:35:17.84 ID:mE9UJqmQo

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永琳「開けなさい鈴仙――――一体どうしたと言うのです!」

うどんげ「いや! こないで! 来るな! 開けるなァーーーーーーーッ!」


【拒】


てゐ「うるっさいなも〜、どーしちゃったのさアイツ」

薬売り「さぁねえ……何か恐ろしい物でも、見たんじゃないですかね」


 帰ってくるなり玉兎は自室へと一目散に駆け込み、鍵を掛け、自室を師匠すらも通さぬ堅牢な城へと変貌せしめた。
 傍から見れば異様にしか思えぬ所業の真相は、この場では薬売りのみが知っている……と、言いたい所だが。
 実の所、当の薬売りすらも存ぜぬのだ。
 「あたしじゃない」――――その言葉だけが、最後に聞いた唯一の言葉であった故。


てゐ「――――はぁ!? 妹紅に会いに行っただぁ!?」

薬売り「あの姉弟子様が、きっとそうだと……」

てゐ「いやいやいや……何故に妹紅? アイツ関係なくない?」

薬売り「曰く……藤原妹紅が姫君を強く恨んでおいでだとか……」

てゐ「あーなるほどだからこっそり二人で…………って、いやいやいやいや!」

てゐ「そういう捉え方、する!? すごいわうどんげ、とっても斬新だわ!」


 薬売りも薄々感づいていたのだろうか、妖兎の降りなす怒涛の反論に、どこか納得した面持ちであった。
 先に伝えられた藤原妹紅の詳細。
 げに恐ろしき存在であると、玉兎はあれほど強く言い張っておったにも関わらず……
 この妖兎の言い分は、天地がひっくり返った程に別物であるのは、はてさて一体どういうわけであろうか。

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