引きこもり提督と遊びに行こう【艦隊これくしょん・安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

105 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/20(月) 18:45:14.70 ID:XwIjmFOP0
>>94-102
初月 3票
皐月 3票
叢雲 2票

今回は先に3票が集まった初月が同行します
同行しない艦娘の票数は次回(あれば)に繰り越します

>>103-104
安価指定後のレスにいただいた票は次回に繰り越す、0.5票ぶんとして扱います

次回(あれば)は「皐月 3+1票」「叢雲 2票」からスタートです
106 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/20(月) 18:54:51.23 ID:XwIjmFOP0
−執務室

大淀「不知火さんの話を聞いて、希望者殺到ですよ」ドサ-

提督「みんなひとだ」

大淀「そうですね」

提督「ひとじゃない艦娘はいないの」

大淀「いたらどうするんですか?」

提督「……どうしようもないね……じゃあ……えーと……」
107 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/20(月) 21:18:32.74 ID:XwIjmFOP0
コンコン ガチャ

初月「秋月型防空駆逐艦・4番艦、初月だ。久しぶりだな、提督」

提督「は、はい……おひさしぶりです」

初月「なぜそんなにおびえているんだ」

提督「い、いえ、おびえてなどいません」

初月「そうなのか。まあいい。滅多に艦娘たちに顔を見せない提督が僕を呼んだからには、なにか理由があるのだろう」

提督「はい……あります……」

初月「……どうしたんだ。言い出しづらいことなのか。僕ならば平気だ。なんでも言ってくれ、提督」

提督「えーと……その……あしたの……」

初月「あした?」

提督「その……外出に……」

初月「なんだって? 僕が同行? ……確かに申請書類は出していたけれど」

提督「え、え、ひょっとして嫌だったんですか。ごめんなさいごめんなさい」

初月「いや、もちろんそういうわけじゃないが……なぜ敬語なんだ? じゃなくて、どうして僕を?」

提督「そ、それは……」


なぜ初月を選んだのでしょうか↓

1不思議と魅力がある

2守ってくれそうなので

3興味があった

4実は個人的な因縁がある

5僕っ娘が好きだから

6大淀がおすすめした

7目をつぶって選んだ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 21:19:23.34 ID:lDQ6fzbFo
109 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/20(月) 21:26:25.14 ID:XwIjmFOP0
提督「その……初月さんは覚えてないかもしれないけど……」

初月「……なんだろう」

提督「わたし……前に、会ったことがあって……」

初月「着任の時か?」

提督「……じゃ、なくて……」

初月「それよりも前、というと……僕の記憶では……」


初月はどんな艦娘でしょうか↓

1志願し、適正があったので艦娘になった おおよそ全体の50%

2志願し、適正がなかったので艦娘化改造を受けた 10%

3元々艦娘として作られた機械 20%

4元々艦娘として作られた機械だったが、適正がなかったので改造を受けた 10%

5海で拾われた 8%

6違法艦娘が軍に所属した 2%

7神の声を聞いた とてもレア
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 21:27:39.25 ID:53MtkTNTO
111 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/20(月) 21:42:04.60 ID:XwIjmFOP0
初月「そうだ。僕は機式艦娘だから……僕が作られたあと、この鎮守府に着任するまでの間、ということか」

提督「うん……あ、べ、べつに思い出せなければいいです。大丈夫です」

初月「……そうか。すまない」

提督「いえいえいえいえいえいえいえ、もう全然、全然……」

初月「しかし……」

提督「そ、それよりも。初月さんはどこにいきたいですか」

初月「……ん? 僕が決めていいのか」

提督「も、もちろん……不知火ちゃんもそうだったし……」

初月「うん……そうだな……」


初月の行きたい場所はどこでしょうか↓


1デパート

2映画館

3遊園地

4スポーツをしたい

5海

6温泉

7ダンジョン
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 21:46:49.00 ID:lDQ6fzbFo
113 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage]:2017/03/20(月) 23:18:34.45 ID:XwIjmFOP0
初月「……そうだ。観たい映画がある」

提督「えいが」

初月「ああ。よかったら、一緒に観に行くというのはどうだろう」

提督「……なるほど……わかりました。そ、それではあしたはよろしくお願いします」

初月「うん。こちらこそよろしく頼む」



初月(無理に聞きだせる空気じゃなかったな……)

初月(しかし、僕と提督はどこで会っていたのだろう……。明日のうちに提督から話してもらうか、僕が思い出すことができればいいのだけど……)


つづく
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 23:44:13.30 ID:ky3EEtTNO
乙乙
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 23:44:56.29 ID:lDQ6fzbFo
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 00:51:15.92 ID:S/JYk0tw0
おつ
117 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/22(水) 11:09:17.85 ID:iVq77Z+F0
−翌日

初月「……ん。朝か」

初月(今日は提督と出かけるんだったな)

初月(……さてと、これからどうするのだったか……)


初月はこの後何をするのでしょうか ↓

1着替えて提督の部屋へ行く

2準備をして鎮守府内の待ち合わせ場所へ行く

3外出用意をして、外の待ち合わせ場所へ行く

4そういえばどういう形で出るか決めていなかったので、提督に連絡をこころみる

5自分の部屋で待っていれば、大淀が迎えに来る予定

6……時計を見ると、早く起きすぎていた……もう一回寝る

7……しまった、この時間は! まずい、遅刻する! 慌てて外に走り出す
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 11:22:14.35 ID:z5eVM9ap0
119 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/22(水) 23:51:27.72 ID:iVq77Z+F0
初月(……確か、提督の準備が整い次第、この部屋に大淀が迎えに来る手筈だな……。何を企んでいるのやら)

初月(とりあえず、着替えて食事にするか……)


−食堂

初月「ふむ、今日は鮭に納豆、海苔とサラダ……。旅館の朝食のようなメニューだな」

初月(そういえば、艦娘はみんなここで食べているけれど、提督はどこで食べているんだろう)

初月「どこに座ろうか。……ん、あれは不知火だな」

初月(そういえば、不知火は前回の提督外出同行者だったはずだ。何か話を聞いてもいいかもしれない……)



初月はどこに座るのでしょうか ↓

1不知火の隣に座って、前回の話を聞く

2不知火の対面に座って、提督の話を聞く

3不知火の斜め前に座って、様子をうかがう

4不知火の座っている隣のテーブルの席に着き、食事をする

5特に不知火と関係ない席に座る

6朝食を持ったまま提督の部屋まで行ってみる

7突然皐月が後ろから襲ってきて、同行者の座を奪おうとしてきた
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 23:54:16.96 ID:H3m4mQzXo
7
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 23:55:06.88 ID:sQrE8Ovco
122 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/23(木) 00:32:32.15 ID:y/nxMhMQ0
初月「不知火、少しいいかな……」

不知火「……? あ、後ろ……」

皐月「皐月キーック!」ヒュッ

初月「うおっ!」バッ

ザッ

皐月「よく避けたね、初月!」

初月「なんのつもりだ、皐月」

皐月「とぼけちゃって。わかってるよね」

初月「いや、さっぱりわからない」

皐月「あ、そう……。じゃあ、説明するけど、ボクと、司令官とのデート権をかけて、勝負してもらうよ!」

初月「何を言っているんだ……」

皐月「……そんなにわかりにくく言ったつもりはないんだけど」

初月「内容はわかるが、意味がよくわからない。そもそも、僕と同行したいと言ったのは提督だ。勝手に賭けたり譲ったりできるものじゃない」

皐月「それはもっともだよ。でも、肝心の同行者の都合が悪くなったら、急遽変更もありうるんじゃないかな」

初月「ほう、都合が悪く、か。なるほど、たとえば?」ジリッ

皐月「急にお腹や頭が痛くなったら……しかたないよね」ズイッ

初月「そうだな。もしも転んで骨が折れでもしたら……さすがに同行はできなくなるだろうな」スッ

皐月「かわいそうだけど……事故で顔に傷ができたら、あきらめるしかないかな」キュッ

初月「ふ……」

皐月「あは……」


−食堂が二人を中心にざわめきはじめた…


この後どうなるのでしょうか ↓

1この場で壮絶な殴り合いが始まる

2場所を変えて決闘する

3やや平和的に腕相撲で勝負する

4もう少し平和的に大食い勝負をする

5皐月が一度退く

6ちょうど大淀が食堂に入ってくる

7なぜか提督がやってきてどうにかなる
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 00:35:33.84 ID:iqJ30uOWO
2
124 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/23(木) 00:49:03.89 ID:y/nxMhMQ0
初月「さすがにここではまずいな。場所を変えよう」

皐月「そうだね。もっとおあつらえ向きのところがある」

−二人は相手から目をそらさずに歩き始めた……


二人の向かった先はどこでしょうか ↓

1人目につかない鎮守府裏

2道場

3屋上

4近くの林

5訓練海域

6地下迷宮

7提督の部屋
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 00:49:49.75 ID:fr/2KpYgo
126 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/23(木) 01:06:04.85 ID:y/nxMhMQ0
−艤装を完了した二人が海の上で向かい合っている……

初月「一応聞くが、引く気はないんだな」

皐月「今更? そんなことを言い出すなんて、よっぽど自信がないんだね」

初月「なに、勝つのがわかっている勝負に興味が湧かないだけだ」

皐月「負けるのがわかりきっている勝負の間違いだよ」

初月「そうだとも、今からお前が負けるんだからな! 行くぞ!」ギュォウ

皐月「かわいいね! その威勢の良さがどこまで続くか楽しみだな!」ガシャ


つづく
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 01:12:00.39 ID:2G2xftTZ0
お前らみんなかわええんじゃ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 01:13:11.26 ID:Rjy4Hj+Uo
おつおつ
おまかわ
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 03:25:21.45 ID:AXhyIAau0
おつ
かわかわ
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 08:02:21.19 ID:x8AOouPMO
SSでの皐月の出番自体稀だから期待
131 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/23(木) 11:59:36.60 ID:y/nxMhMQ0
・初月
ライフ 3
得意距離 近距離、白兵距離

・皐月
ライフ 3
得意距離 中距離、近距離

先攻:初月

基本ルール
・コンマが4以上なら攻撃が当たります(0は10です)
・互いが選んだ距離によって補正があります
・先攻、後攻は交互に交替します。先攻の攻撃が命中すると後攻は攻撃できません


二人はどう動くのでしょうか 初月↓ 皐月↓↓

1白兵距離 近代兵器にあるまじき蛮行 艤装や魚雷を持ってして相手を殴り倒す ダメージ2 コンマが9〜0の際に3

2近距離 魚雷による攻撃を行う ダメージ2

3中距離 命中が見込まれる距離からの砲撃による攻撃を行う ダメージ1 コンマが9〜0の際に2

4遠距離 可能な限り遠距離からの砲撃による攻撃を行う ダメージ1 コンマが9〜0の際に2

5回避専念 相手の攻撃を避けてチャンスを待つ

6冷静に考える コマンドの効果を確認する

7乱入者が現れる
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 12:01:29.97 ID:UetToWqO0
7
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 12:09:19.60 ID:v4GKxL4po
7
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 13:51:07.60 ID:2G2xftTZ0
4人のバトルロワイアルになるってこと?
135 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/03/23(木) 23:56:13.06 ID:y/nxMhMQ0
−初月と皐月が、今まさに砲門を開かんとした、その時!


乱入者は果たして何者でしょうか ↓

1提督

2大淀

3不知火

4深海棲艦

5地上型深海棲艦(海上仕様)

630年に一度のビッグウェーブ

7夢オチ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 00:09:05.47 ID:eMzMBP6uo
6
137 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/24(金) 00:15:24.38 ID:zZpLLYHk0
初月「いくぞ……おい、まてなんだあれは」

皐月「いつでも……え、ちょっとまってなにあれ」

−ざざざざざざ どざばじゃばばざぱーん

初月「わー」

皐月「きゃー」


−砂浜 ザザーン ザザーン

初月「………………」

皐月「………………」

−二人は砂浜に打ち上げられていた……


初月「………………うーん。……い、いや、こんなことをしてる場合ではなかった」ムクッ

皐月「きゅー」

初月「皐月は目を回して気絶している……放っておこう……」ダッ タッタッタッタッ
138 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/24(金) 02:12:05.74 ID:zZpLLYHk0
初月「ふぅ……やっと僕の部屋に戻って……あっ」

大淀「……初月さん。どこに行っていたんですか?」

初月「お、大淀……いや、その、少し朝の運動を……」

大淀「へえ、さぞ激しい運動だったんでしょうね。皐月さんと連れ立って食堂を出て行ったって聞きましたから」

初月「……知られているのか。いや、そうだろうな。待たせてすまなかった。……色々あった……ような、……特に何事もなかったような……。だが、ともかく僕が提督の同行者だ」

大淀「ふう……。わかりました。……急いでその磯の臭いのする服を脱いでシャワーを浴びたら、執務室に来てください」

初月「わかった、そうする……」

大淀「着替えは中に用意してありますからね」

初月「なに?」


−10分後

初月「……着替えたけれど、この服はなんだか……どうなのだろう」トコトコ

−執務室前

初月「初月だ。失礼する……」ガチャ

大淀「はい、ようこそ執務室へ」

初月「なんだ? 大淀だけなのか? 提督はどこだ」

大淀「すぐにいらっしゃいますよ。ところで……」チラッ

半そでシャツ、ネクタイ、スーツパンツの初月「?」

大淀「うふふ。いいでしょう、その服。私が選んだんですよ」

初月「……いいのかな……? なんだかOLみたいだ……」

大淀「妙に不満そうですねえ」

初月「僕は、もう少し、その……かわいい服が……」

大淀「えー。似合っているのに」

初月「まあ、それなら別にいいけど」
139 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/24(金) 02:46:43.77 ID:zZpLLYHk0
テツテツ ガチャ

提督「お、おまたせしましひゃ」

初月「ああ、提督。おはよう」

提督「おっ……! おお……いい……」

初月「……? ひょっとして、この服のことかな」

提督(うんうん)

初月「そうか。……ありがとう」ニコ

提督「おおっ……眩しい」

大淀「私のときとずいぶん反応がちがいますね」

初月「そんなことはない」

大淀「こちらを向かずに断言された……。まあ、いいですけど」

初月「……ところで、提督はなぜ制服なんだ」

提督「えっ、ま、まずかったでしょうか」

初月「僕が選んだ服があったはずだが」

大淀「それなら、じゃーん。ここにあります。さあ、お着替えタイムですよ」

提督「ちょっ……! な、なんで部屋にもってきてくれないの……なぜここできがえさせようとするの」

大淀「別にそういうわけではないです。普通です、普通」

提督「いみわかんない」

大淀「あまりどうでもいいことを気にしすぎるとひきこもりが悪化しますよ。さあ脱いで脱いで」

初月「目の前で着てもらえるのは嬉しいな。提督に気に入ってもらえるといいんだが……」

提督「うう、じゅ、じゅんしんなめが……わかりました、ぬぎます……ぬげばいいのでしょう」パチパチ トサッ

初月「いや、着てほしいのだけれど」
140 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/24(金) 04:38:59.18 ID:zZpLLYHk0
大淀「ふむふむ……なるほど」

初月「うん、とてもいい」

カラフルなアウターとTシャツ、ホットパンツの提督「な、なんかすごいリア充っぽいかっこうなんですけど」

初月「アクティブな服装をすると映えるんじゃないかと思ったのだけど、正解だったな」

提督「そ、そうなの。そうかな。えへへ」

大淀「ポケモンの女性主人公みたいですね」

提督「それほめたの」

大淀「ゴーストポケモンとか好きそうです。ヌケニンとかダダリンとか」

提督「ほめてないなこいつ」

初月「提督、そんなやつは放っておけばいい。映画館に行こう」

提督「は、はい」

大淀「あーっ、ちょっとまってまって。車を用意してありますから、それに乗ってください」

初月「車?」

提督「歩かなくてすむのは助かる……」

141 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/04(火) 23:37:16.52 ID:nkRi2v+w0
大淀「というわけで、これらが用意した車です」

提督「なんで5台もあるの……。これなら予算をふやしてくれればいいのに……」

大淀「いえ、元々鎮守府にはこれくらいの車はあるんですよ。それにこのバイクは提督のですよね」

提督「ん……? あ、え、ほんと……。実家においてきたのに、え、これどうしたの」

初月「提督がバイクに乗る!?」

提督「おどろかれた……むりもない……」

大淀「自分で言うんですか。実家の方が誰も乗らないし、場所を取るから、持っていっていただけるなら是非と」

提督「わざわざ……?」

大淀「これもあなたの外出のためです」

提督「……わざわざ……」

初月「……ん、これは艦娘の買出し用の車だな。これも使えるのか」

大淀「はい。数を揃えたかったので」

初月「これなら僕が運転してもいいな」

提督「……このリムジンはだれが運転できるの。わたし、リムジン用免許なんてもってないよ」

大淀「リムジン用免許なんてありませんよ。これは私が運転しますね」

初月「……ついてくるつもりか」

大淀「車を運転するだけですからご安心を」

提督「なにをあんしんするのだろう。……あ、自転車もある……」

大淀「あら、これも使いますか? 健康的で大変いいですね」

提督「うえー」

初月「ふーむ。どれを使うか……」



どの車を使いましょうか ↓

1リムジン(大淀が運転) 予算−2

2普通の自動車・艦娘用(初月が運転) 予算−1

3バイク・サイドカー付き(提督が運転) 予算−1

4赤いオープンカー・二人乗り(提督が運転) 予算−3

5軍用四輪駆動車(初月が運転) 予算−0

6自転車の二人乗り(提督が運転) 体力−1・移動毎

7車を使わず歩く 体力−2・移動毎
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/04(火) 23:40:59.95 ID:t8lP+Z7ao
143 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/05(水) 03:13:53.42 ID:aOz81TyW0
提督「わたし、リムジンがいいな……なにもしなくていいから」

大淀「なるほど。初月さんはいかがですか?」

初月「僕は……そうだな……」

提督「……あ」

初月「……いや、僕もリムジンで……」

大淀「……と言いつつ、このバイクが気になっているのを私は見逃しませんでしたよ、ふふふ」

初月「え……」

大淀「提督、おひさしぶりにどうです? まだ運転を完全に忘れてしまったわけではないのでしょう」

提督「お、おおう。えっと、うん……」

初月「い、いや、確かに少し気になってはいたけど。提督が別に無理をする必要はないんだ」

提督「……いえ、わたしはだいじょうぶです。その、はつ、初月さんがきになるなら、ぜひ……」

初月「しかし、……いや、わかった。同乗させてもらうよ」

提督「は、はい、よろ、よろしくおねがいします……」

初月「うん、こちらこそ。……ついでにもう一つなのだけど」

提督「いえいえ、こちらこそ……。なんでしょうか」

初月「ずっと気になっていたんだ。なぜ提督は僕に『さん』をつけて、敬語なのか。僕はあなたの指揮下にあるのだから、もっと身近な呼び方をしてくれても……」

提督「え、っと、それはー」

初月「……他の呼び方をしてくれてもいいんだよ」ズイ

大淀(むしろ呼べ、って迫り方ですね)

提督「う、あー、あーっと、それじゃあ……」


初月の呼び方はどうしましょうか ↓

1初月

2初月ちゃん

3初月君

4初ちゃん

5初クン

6やっぱり初月さん

7はっつー、はっきーなど、はから始まるあだ名(自由に考えて書き込んでいただいてもかまいません)
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/05(水) 04:17:02.53 ID:cBBnvq1vo
145 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/06(木) 01:02:24.42 ID:B+kbGMxP0
提督「えーとえーと……そ、それじゃあ……」

初月「うん」

提督「は、はつづき……………………………………ちゃん……………………で……」

初月「…………」

提督「ひっ、ごめんなさいごめんなさいわたしごときがはつづきちゃんなどと」

初月「……ああ、ごめん。感動していた」

提督「え」

初月「初月ちゃん、初月ちゃんか。いいものだな……」

提督「え、えー」

初月(しかし、この感動……いったいどういうことなのだろう。もしかすると、昔、こう呼ばれていたことが……)↓


1ある

2ない
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/06(木) 01:02:56.73 ID:lBpmtuxYo
1
147 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/04/06(木) 04:30:54.10 ID:B+kbGMxP0
初月「……僕か? 僕は初月だ」

初月「……初月ちゃん?」

初月「……ああいや、嫌というわけじゃない。ただ、あまり呼ばれなれない言い方だったから」

初月「しかし、初月ちゃん、か。……初月ちゃんね。はは、なんだか少し……恥ずかしいな」



初月(そうだ、確かに誰かにそう呼ばれたことがあった……)

初月(誰だったかな……。もしかすると、それが提督だったのか……?)

初月(もっときっかけがあれば、思い出せるかもしれないな……)



提督「…………は、はつづきさ、じゃない、ちゃん……?」

初月「あっ。すまない、少し考え込んでしまった。なんでもないんだ」

提督「そ、そう。なら……いい、けど……。ほんとは……いやだった、とかじゃ……」

初月「そんなことはない。嫌じゃないよ、提督。うん。嫌じゃない」

提督「……そ、そっかー……」

初月「ああ。だから……そろそろ、行こう」ギュッ

提督「ぁおっ」

初月「どうかしたか」

提督「な、なんでもないれす(どうしてかんむすは急に手をにぎってくるの……)」


つづく
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 07:03:52.72 ID:CD0SS0yu0
初月は幼馴染か(´・ω・`)
149 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/04/13(木) 03:09:03.50 ID:/8BrjytS0
提督疲労度:13
予算度:15−1(バイクのガソリンその他経費)=14

提督「じゃ、じゃあいこ……っか……」

初月「まってくれ。提督、大事なことを忘れている」

提督「え、なんだっけ……?」

初月「経験値を割り振っていないだろう」

提督「…………は……!?」

初月「前回、不知火が地上型深海棲艦を倒した時に手に入れた、あれだ」

提督「もうめたなのかめためたなのかよくわからない」

初月「そのセリフ自体がメタ視点を内包しているが……。まあ、それはいい。経験値を何に使う?」

提督「えー、こういうのまようよね」

大淀「ちなみに、経験値は毎回割り振りなおせますよ。消費しちゃったらなくなりますけど」

提督「そうなんだ……どういう仕組みなのかぜんぜんわからないけど」

大淀「ED条件にも関係しません。入手できる状況も限られている、おまけシステムですね」



経験値を何につかいましょうか(現在値:1) ↓

1提督疲労度を1上げる

2予算度を1上げる

3初月がスキルを取得する

4提督がスキルを取得する(消費)

5経験値システムの説明を聞く(消費)

6今回は使わない(特にいいことはありません)

7選択肢をさらに一つ増やす(大変)
150 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/13(木) 03:11:18.58 ID:/8BrjytS0
さげてしまったので上げさせてください
安価は↓で
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:31:44.85 ID:VACgGmvq0
3
152 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/13(木) 11:57:42.01 ID:/8BrjytS0
初月にどのスキルを取得させましょうか ↓


1凛々しい横顔(常時)

2まっすぐな眼差し(常時)

3悲しみを秘めた微笑(宣言:1シナリオに1回)

4実はスキンシップが多い(常時)

5少しえっちなことに興味がある(常時)

6溜め対空技(戦闘:使う機会があるかどうか怪しい)

7朴念仁(常時)
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 12:14:27.04 ID:T5Po5P0vo
5
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 12:19:19.63 ID:WHrPzgf80
3
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 19:55:50.93 ID:BxCVtoj30
良いぞ良いぞ
156 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/04/16(日) 04:08:36.51 ID:gdmh5PAP0
提督「はっ。なにかめたっぽいはなしをしていた気がするけど、なにも覚えてない」

初月「何を言っているんだ、提督。ほら、このバイクに乗るんだろう?」

提督「あ、うん……よっ」ヒョイ

初月「では僕も……」トス

提督「……あの」

初月「どうかしたか」

提督「な、なんで後ろに乗るの。サイドカーがついてるのに」

初月「いや……こっちのほうが、何かあったときに提督を守りやすいから」

提督「な、なにかってなに……?」

初月「たとえば」グイ

提督「ひゃ!」

初月「こうやって、提督をだきかかえて飛び降りることもできる」

提督「わ、わか、わかったから……おろして……」

初月「ああ、すまないな」

大淀「そういうことでしたら、サイドカーは外してしまいましょうね。はいできました」カチャカチャ ガタン

提督「はんだんとじっこうの速度ぉー……」

初月「準備は整ったな。行こう」

提督「艦娘ってみんな強引だなあ……」

大淀「提督にもよるのではないでしょうか」

提督「……なめられてるってことかな……」

大淀「ふふふ」

初月「さすがに舐めたりは(まだ)しない」

提督「そ、そういうことじゃなくて……いや、もういいや。行こう。ゴー」ギュオーン

大淀「いってらっしゃいませー」
157 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/04/16(日) 04:28:13.13 ID:gdmh5PAP0
−路上・走行中

提督「……………………」

初月「…………」ギュー

提督「……あの」

初月「……ん」ギュー

提督「そ、そんなに力いれてだきつかなくてもだいじょうぶでしょ」

初月「……ああ」ギュー

提督「……た、たいしてスピードも出してないし……かんむすだし……」

初月「……落ち着くんだ」ギュー

提督「わ、わたしがおちつかないんですが」

初月「提督の背中は温かいな」

提督「ひゅえ」グラッ

初月「おっと危ない」ガッ

提督「わ、わわ……」

初月「提督、安全運転で頼むよ」ギュー

提督「お、おちつかないってばぁ……」
158 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/16(日) 04:42:52.63 ID:gdmh5PAP0
−劇場前

提督「や、やっとついた……なんかどっと疲れた……(疲労度−2)」

初月「おつかれさま、提督」

提督「えーっと……それで、あれ、映画……なに観るんだったっけ……」

初月「そういえば、まだ伝えてなかったな。チケットはここにある」

提督「こ、これは……?」


初月が観たい映画とはなんでしょうか ↓

1流行のアクション映画

2話題の恋愛映画

3好評のアニメ映画

4評判のホラー映画

5大作のSF映画

6艦娘のドキュメンタリー映画

7昨日ネットで探したベッドシーンのある映画
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 04:49:47.75 ID:nfafm8Zo0
7
160 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/20(木) 12:05:08.58 ID:l7Iv+H1a0
提督「……『愛と淫欲の虹の際(きわ)に』……? な、なにこのたいとる」

初月「タイトル通りの恋愛映画だよ」

提督「……タイトル通りだと、かなり、その、きまずい映画にみえるんですけど」

初月「そうかな。まあ、気のせいだろう」

提督「えええええ」

初月「さあ、無駄話をしていると映画が始まってしまう。行こう」グイグイ

提督「ちょっ、これ入場するところからかなりはずかしい、やめてーひっぱらないで」ズルズル


−シアター7

提督「R-15してい」

初月「そうだな」

提督「その、わたしグロ系とかはあんまりなんだけど」

初月「そういうシーンはないはずだ」

提督「グロ系がなくてR-15ってやっぱりそういう映画なんじゃ……?」

初月「まあ、映画は観ないとわからないからな」

提督「さっきからわたしの発言ながしてるよね」

初月「そうかな。まあ、気にしすぎだろう」

提督「それそれ、それ!」

初月「おっと、照明が落ちた。ここからは喋ってはいけないんだ」

提督「くっ……」


−本編開始

提督(とうとう始まってしまった……。どんな内容なんだろ)

提督(うわー……いきなりこういうシーンから……きまずい……はやくも死にたい……)

初月「…………」

提督(……初月ちゃん、じーっとみてる……。こういうの好きなのかな……)

提督(こういうまじめな子が、意外に……みたいな? ひょっとして私生活も……)

提督(いやいやいやさすがに提督としてその発想はどうよ。映画の好みなんて人それぞれだし)

初月(この女優、提督に似ている気がする。提督のほうが綺麗だけれど。あと胸も大きいし)

提督(初月ちゃんがまじめに観てるのに、わたしだけうわのそらなのもよくないよね……。恥ずかしいけどちゃんと集中しよう……)

提督(あ、主人公の女の人の日常シーンが……。えーっと、職業は……)


主人公の職業はなんだったのでしょうか ↓

1弁護士

2会社員

3主婦

4高校生

5フリーター

6提督

7ひきこもり
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 12:12:57.07 ID:bJAJW/yQo
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 14:34:17.16 ID:zpt8pSMF0
初月はムッツリスケベ?
163 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/04/22(土) 00:57:15.47 ID:AVBcZVCc0
−『愛と淫欲の虹の際(きわ)に』
 とある事件がきっかけで、自宅にひきこもってしまった女性。
 孤独に耐えかねた彼女は、出会い系サイトに登録し、ある男と会うように。
 身体を重ねる快楽に溺れながらも、絆の無い関係を続ける二人……。
 そんな日々の中、ある時、彼女は自分がひきこもる事件のきっかけとなった、元恋人と出会うのだった……。


提督(…………えええええええええええええ)

提督(え、これってそういう? え、これって……そういうメッセージなの!?)

提督(どどどどどどどどどうしよう……困った……困るっていうか、やばい! わ、わたしなんかただのひきこもりだし……)

提督(かんむすの子が本気でこう……どうこうしようとしたら、どうしようもなく……)

提督(や、やばーっ、ひいーっ、あわわわわわわわ)

初月(提督の様子がおかしいな。映画の内容が恥ずかしいのか……?)

初月(僕も少し恥ずかしいのだけれど。しかし……ふむ……やはり興味深い)

提督(なんか初月ちゃん、すごく真剣に見てない……? これは、ほんとうに危険域なのでは)

提督(も、もしもそうなってしまったらどうしよう……。さすがに、めったなことはないとおもうけど)

提督(で、でも、もしもめったなことがあったら……うわあああああああ)


提督疲労度:13−3(すごいつかれた)
予算度:15−1(ポップコーンなど)


−劇場前

初月「……ふう。面白かった」

提督「そうですね」

初月「最後に三人でやりとりをするシーンがよかったな……」

提督「そうですね」

初月「関係性の変化が丁寧に描かれていたからこその、あのラストシーンだと思う」

提督「そうですね」

初月「ところでさっきから、なんだか少し遠くないか、提督」

提督「そそそそそそんなことは」

初月「ふうん。まあいいけれど……。まだ時間はあるし」

提督(びくっ)

初月「次はどこへ行こうか、提督」

提督「つ、つぎ……?」

初月「そうだな……。たとえば……」


次はどこへいきましょうか(残り時間・5)()内は移動コストです ↓

1すぐ側の喫茶店(時間1 予算3)

2近くのレストラン(時間2 予算5)

3やや遠いゲームセンター(時間2 予算2)

4遠めな遊園地(時間3 予算4)

5海(時間3 予算2)

6ホテル(時間1 予算5)

7鎮守府に戻る(時間2 予算2)
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:59:58.27 ID:e+NC4mKD0
6
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 01:10:34.68 ID:YNNn3OMto
ぐいぐい来過ぎィ!
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 20:14:30.84 ID:rwRpzN7Po
提督逃げそう
167 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/04/22(土) 21:45:22.31 ID:AVBcZVCc0
初月「たとえば……、ああ、そうだ。ホテルに行かないと」

提督「え」

初月「大淀から、今度の祝勝会に使えそうな場所の下見をしてきてくれと言われているんだ。絶対に提督も出席させると言っていた」

提督「れ」

初月「そういうわけだから、外出のついでに下見をしてきてくれと言われたんだ。住所はこのメモの通りなんだが……提督? どうした、提督」

提督「か」

初月「様子がおかしいな……。正気に戻ってくれ、提督」ユサユサ

提督「はっ」

初月「聞いていたか、提督」

提督「……………………………………………………」

初月「聞いていなかったのかな……」

提督「ホテルがどうとか」

初月「聞いていたのか。そういうわけだから、この住所に……」

提督「いやいやいやいやいやいや!! まって、まってください!! ホテルとか、旅館とか、民宿とか、そういうのはちがうとおもう!! そういうのは、ちがうとおもう!」

初月「何が違うのかわからないが、やっぱり聞いていなかったようだな」


−路上・走行中

提督「なーんだーなーんだあっはっはっはっはっはっは、下見、下見ね、あっはっはっはっはっはっは」

初月「そうだ、下見だ。下見なんだが……」

提督「あはははっははっははははっはは」

初月「何と勘違いを……」

提督「葉ハッは刃はハッはハッははhっはっははっははhhっ波あああhhっは」

初月「提督? バイクが揺れてるぞ、提督? おい、危ない……! うわっ」

ガシャーン
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 01:36:52.15 ID:6yEldMvjo
ビートたけし
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 04:03:16.84 ID:BX2TslIV0
待ってる
170 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/05/10(水) 02:12:39.28 ID:pohFRbDR0
提督「はやわやや……ころんだ……もうだめしんだ……」

提督「みんないままでありがとう……さようなら……あ、私用のHDは中身をみないでたたきこわして……」

提督「…………あれ?」

初月「危なかったな、提督。大丈夫か?」

提督「……は、はつづきさん。わたしはいったい」

初月「ああ、転倒した瞬間に提督を掴んで飛び降りて、そのままバイクを引き起こして併走しながらブレーキをかけて路肩に止まったんだ」

提督「……なるほどー、だからわたしはこうして、初月ちゃんにだきかかえられているわけですね」

初月「そうなるな」

提督「……ご、ごめんなさい! わたし、事故で……」

初月「気にしないでくれ。むしろ悪いのは僕のほうだ」

提督「え……」

初月「まさか、事故を起こすほど祝勝会に出たくなかったとは……無神経な発言だった」

提督「えー」

初月「違ったかな」

提督「ぜんぜんちがうけど、いや、もうこの話はやめましょう」

初月「そうか? よくわからないが、提督がそういうなら」

提督「……で、えーっと、事故をおこしちゃったけど、どうしよう……」

初月「そうだな。幸いケガも故障もないし、僕が運転しよう」

提督「え、できるの」

初月「艦娘だからな。大体、車と二輪の免許は持っている」

提督「そうだったんだ……意外」

初月「提督が知らなかったことのほうが意外だな。艦娘は、必要になりそうなおおむねのことは自分でできるように教育されているんだ」

提督「う……わたしひきこもりだったから……」

初月「気にしないでもいい。こうして外に出たのだから、これから僕たちのことを知っていってもらえるんだ」

提督「な、なんてぽじてぃぶなの……まぶしい……かっこいい」

初月「……ああ、そうだ。すまないな、提督。ずっと抱えたままだった」

提督「はっ」
171 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/05/10(水) 02:14:17.62 ID:pohFRbDR0
−高級ホテル

提督「うおおおお……何もかもがかがやいている……高級すぎる……本当にこんなところで祝勝会……?」

初月「大淀は、提督が経費を使わないから余っていると言っていた」

提督「え? け、けいひ? よそは何につかってるの……?」

初月「そこまでは知らないけども……。まあ、使わなければこういう場所で祝いの席を設けられる、と思えばそれでいいんじゃないか」

提督「ん、んー、みんなによろこんでもらえるなら……ガチャは経費でおちないだろうし……」

初月「さて、提督。どこを見て回ろうか」


ホテルでなにをしましょうか(何をしても予算5がかかります。高級なので)↓

提督疲労度:10
予算度:14
残り時間:4

1最上階で食事をしてみる 予算−(5+2) 時間−2

2会場候補のホールを下見する 予算−5 疲労度−3 時間−3

3艦娘的には重要なのでプールに行く 予算−(5+2) 疲労度−4 時間−2

4艦娘的には重要なのでお風呂に入る 予算−(5+3) 疲労度−2 時間−2

5部屋を取ってみる 予算−(5+6) 時間−4

6なぜか地下にゲームコーナーがある 予算−(5+3) 疲労度−2 時間−4

7提督がここまできておいてビビる
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/10(水) 02:31:53.45 ID:TI77tSwZo
2
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/10(水) 08:35:56.44 ID:kE7/cfFE0
待ってた!
174 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/06/19(月) 01:20:18.71 ID:ACnxz7li0
前回までのあらすじ
初月と一緒に外出した提督。
そこそこにいやらしい映画を観た提督はバイク事故を起こし、超高級ホテルに連れ込まれたのだった。
果たして提督のサイフの運命は……。

提督疲労度:7
予算度:9
残り時間:1


初月「じゃあ、さっそくホールを見てみるか。100人くらいは入るらしい」

提督「お、おう……(おどおど)」

初月「そんなに気後れすることはない。堂々と胸を張っていればいいんだ」

提督「うー、でも……なんというか……わたしひきこもりだし……」

初月「もう外出しているんだからひきこもりじゃないだろう」

提督「そういうことじゃ……でもそうかな……そうかも……」

初月「ほら、こっちだ」グイ

提督「ひー、ごういんなアプローチ」


−更衣室

提督「な、なんでまた着替える流れなの…………」

初月「ドレスコードというものがあるんだ」

提督「えー」

初月「それに、大淀にも貸衣装を試してほしいと言われている。ドレスを持っている艦娘は少ないからな」

提督「ま、まあわたしももってないし……」

初月「提督は買ったほうがいいんじゃないか。こういう機会も多くなるだろう」

提督「い、いやいや、そもそもわたしには制服があるし……」

初月「それはみんなある。しかし、こういう場所で行う祝勝会で、いつもの制服を着るのもな」

提督「うー」

初月「納得してもらえたようなので。これが事前に借りておいたものだ」さっ

提督「おお……青い……ドレス」

初月「この花飾りがポイントらしい」

提督「わー……。わたし、こういうの着たことないんだけど……うおっなにこれ」

初月「どうかしたのか」

提督「こ、これすごい背中開いてる……。背中に羽が生えてるひと用を借りちゃったんじゃ」

初月「何を言っているんだ。羽が生えてる人などいない」

提督「そうですね。そうですよねー……」

初月「じゃあ、早く着替えてくれ」

提督「ちょ、まって。こういうのって下着はどうするの……」

初月「専用の下着がある。これだ」

提督「なんと……」

初月「さあ、早く着替えるといい。僕はここで待っているから」

提督(……冷静に考えるとこの服を用意したの初月ちゃんなのに……。なぜわたしは予定通りに連れてこられたはずのホテルで着替えをさせられているのだろう)

初月「提督、早く」

提督「……わかったわかった、わかりましたー」ヌギヌギ
175 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/06/19(月) 01:22:55.73 ID:ACnxz7li0
提督「うー、せなかが寒い」

初月「うん。よく似合っていると思う」

提督「え、あ、そ、それはどうも……」

初月「その衣装にふさわしい会場だといいな。さあ、ここが候補のホールだ」ガチャリ

−ホール

提督「うわっ、ひろっ! あかるっ! もしやひきこもりのわたしに空間的ダメージをあたえるワナ……!」

初月「何を言っているのかよくわからないが、確かに広いし豪華だな。ここなら鎮守府のメンバーもほぼ全員が入るだろう」

提督「そ、その全員がわたしを知っているメンバー……そこにいる自分を想像すると緊張ではきそう……」

初月「難儀だな、提督は。まあ、そういう状況に慣れるための外出だろう」

提督「最初からむりがあったんだ……死んでしまう……犯人はめがねの女、よどです」

初月「提督もメガネをしてるが。……そうだ、あれを見てくれ」

提督「ん……? なんか人がのぼってしゃべるちょっと高いところ……?」

初月「演壇だな。本番では、提督はあそこに立って、皆に向かってスピーチをする。そして乾杯の音頭をとるんだ」

提督「……………………………………ははは、まさかそんな」

初月「早速やってみよう」

提督「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」

(つづく)
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 01:37:19.16 ID:AHSucFuDo
おつおつ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 06:34:21.92 ID:Wr0FxJN3O
乙乙
178 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/06/21(水) 22:00:58.66 ID:w3ArZtCW0
−演壇

提督「どうしてこんなことに」

初月「提督が提督になったからだろう」

提督「こ、これはおもってた提督のしごと、とちがう感じがする」

初月「予想と実相、理想と現実のギャップはどんな仕事にもあるということだな。僕も艦娘がこんなことをするとは思ってなかった」カチッ ジー

提督「うう。何を言えばいいんだろう……」

初月「艦娘を労う言葉をかければいいんだ」ジー

提督「うーん……。じゃあ、えーと……」


提督「あーそのー、みなさん、おつかれさまでした。みんなががんばってくれたおかげで……なんかいい感じの活躍で、いい感じになりました」

提督「なんかいい感じになったので、なんかこんなところで、なんかいい感じのパーティができます。おめでとうございます」

提督「…………あとは……えーっと……んっと……じゃ、じゃあ、そういうことでカンパーイ」

提督「あとはー……。あとは、あとはその、各自、すきになんか食べたり飲んだりしてください。予算は鎮守府が出すのでただです。おめでとうございます」


提督「………………こ、こんなんでいいのかな……いやよくない気がする」

初月「いや、なかなかいい感じだった。もう少し洗練すれば本番でもいける」ジー カチッ

提督「ほ、ほんとに……? ……て、ちょ、ちょっとなにそれ!」

初月「ビデオカメラだ」

提督「まさか、と……とって……?」

初月「ああ。大淀から頼まれた。別に全然隠してはいなかったんだが、気づくのがずいぶんと遅かったな」

提督「い、いっぱいいっぱいすぎて……いやいやいや、そうじゃなくて! どうするのそんなの!」

初月「どうするのだろうな。僕も知らないんだ」

提督「そ、そんなものをよどに渡すわけには……(ドレスの裾をふむ)ふぎゃっ」ベチッ

初月「大丈夫か、提督」スッスッスッ ピッ

提督「い、いたい……でも、そのカメラだけは…………なにしてるの……」

初月「ああ、データを携帯電話に移して大淀に送信した」

提督「こ、こらー!」ポカポカポカ

初月「痛くないぞ提督。許してくれ、これも仕事なんだ」

提督「はあ、はあ、ぜえ、ぜえ……つ、つかれた……」

初月「きっとこれは提督にとってもいい経験になったはずだ」

提督「絶対なってない……」


−経験点が1手に入った


初月「ほら、なった」

提督「……なってないっ」
179 : ◆yJGN1SPTmzFo [saga]:2017/06/21(水) 22:04:03.16 ID:w3ArZtCW0
次はなにをしますか↓

提督疲労度:7
予算度:9
残り時間:1 (0未満になると帰ります)


1最上階で食事をしてみる 予算−(5+2) 時間−2

2会場候補のホールを下見したので帰る

3艦娘的には重要なのでプールに行く 予算−(5+2) 疲労度−4 時間−2

4艦娘的には重要なのでお風呂に入る 予算−(5+3) 疲労度−2 時間−2

5部屋を取ってみる 予算−(5+6) 時間−4

6なぜか地下にゲームコーナーがある 予算−(5+3) 疲労度−2 時間−4

7提督がなぜか疲れた顔をしているので帰る
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/21(水) 22:15:46.94 ID:NZJRg+h3o
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 04:20:01.65 ID:TAWwNkCTo
汗を洗い落として帰還か
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 01:17:31.30 ID:i8IHStLT0
保守
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 01:49:22.96 ID:OD2eHx9yo
ほし
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/25(金) 11:12:17.84 ID:1dWVDh1H0
えうー
185 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/10/26(木) 22:16:24.61 ID:IdfWsBO/0
すいませんいきてます

他のSS(3つくらいある)が落ち着いたら再開しようと考えているだけ考えている感じで考えています
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/11(日) 07:49:11.99 ID:yG6z3RZfo
こっちも待ってるで
93.12 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)