引きこもり提督と遊びに行こう【艦隊これくしょん・安価】

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1 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:30:13.48 ID:zqti7U170
提督
女性。22歳。
引きこもってゲーム(つまり仕事)ばかりしている。
あまり人間と話すのが得意ではない。
えうー。

大淀
艦娘。
提督のことを心配している。

吹雪
かわいい

初月
かわいい

不知火
かわいい

皐月
かわいい

叢雲
かわいい

親潮
かわいい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489674602
2 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:31:16.38 ID:zqti7U170
−真っ暗な部屋

提督「ふひひ……きょうも仕事……あしたも仕事……仕事、好き……楽しい……」カタカタカタカタッターン

提督「外にでなくても……できる仕事って聞いて、提督になったけど……。ほんとだった……」タカタカタカタカッカーン

提督「えっと……次は、この編成で……出撃して……っと」カチカチッカチカチ

コツコツコツコツ

提督「……ん……?」

ガラッ

提督「うわーっ、光、光がーっ」

大淀「提督」

提督「光、光……外のひかりぃーっ」

大淀「提督、しっかりしてください。……もう、ほら、外に出ますよ」ガシッ ズルズル

提督「や、やめよ、おおよど。れいじゅをもってめいずる」

大淀「なにわけのわからないことを言ってるんですか。ほら、自室に引きこもってないで執務室へ行きましょう」ズルズル

提督「うー、やだー……」
3 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:31:48.20 ID:zqti7U170
−執務室

大淀「さて、提督」

提督「…………」

大淀「提督がこの鎮守府に着任して、もう3ヶ月ほど経ちますが」

提督「…………」

大淀「その間、ずーっと自室にひきこもって、モニターと向かい合っているのはどうかと思います」

提督「…………」

大淀「もちろん、鎮守府運営システムを使った仕事ぶりに問題があるわけではないのですが」

提督「じゃあいいよね、わたし仕事するから」サッ

大淀「ですが」グイッ トサッ

提督「えうー」
4 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:32:23.73 ID:zqti7U170
大淀「こうしてずっとひきこもっている、というのは肉体・精神両面の健康上も、艦娘たちとのコミュニケーションにも問題があります」

提督「…………」

大淀「なので、今日は外出をしていただきます」

提督「や、やだ……そと嫌い……」

大淀「だめです」

提督「わたし、提督だから……だめをだめにする……」

大淀「私には提督健康管理システムと、鎮守府保全システム、そして艦娘風紀管理システムが組み込まれています。三システムは全会一致で提督の外出を支持しました。この決定は本部の許可を得て、先ほど実行命令も発令されました」

提督「……つまり……?」

大淀「提督には強制的に外出していただきます」

提督「ひいー。しんだ。わたししんだ」
5 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:33:55.40 ID:zqti7U170
大淀「落ち着いてください。なにも提督一人で外へ放り出そうというわけではありません」

提督「……というと……?」

大淀「艦娘が同行します。希望者が何人かいますので……」

提督「ひいー」

大淀「なんでですか」

提督「……わたし、知らない人と話すの……にがてだから……」

大淀「この鎮守府の艦娘じゃないですか。いつも編成したり出撃の命令を下したりしているでしょう」

提督「……それはモニターごしだから……なまで、あったらしぬ……」

大淀「大げさですね。そもそも、私とは話せてるなら平気ですよ」

提督「……あとでしぬ……」

大淀「死にません」

提督「人は誰でも死ぬもん」

大淀「それでも今はまだ死にません。では、こちらが候補者のリストです」ズラッ
6 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:34:51.24 ID:zqti7U170
提督「……うう……。このこは……ひとだ……。このこも……ひと……。このこだって、ひと……」

大淀「みんな人です。さあ、選んでください」


誰とでかけましょうか↓

1吹雪

2初月

3不知火

4皐月

5叢雲

6親潮

7大淀

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 23:34:58.10 ID:qsM/GfPuO
引きこもり作者は惨めだからわざわざ自己投影SSを書かなくてもいいよ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 23:35:11.16 ID:zJtPh0JiO
9 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:38:48.44 ID:zqti7U170
提督「この子……不知火ちゃんにおねがいする……」

大淀「不知火さんですね。わかりました。では、呼んできます」

提督「まって」

大淀「なんですか」

提督「こころの準備が……いるから……あと一週間まって」

大淀「待ちません。メールしますね。はい、今しました」ピッ

提督「えうー」
10 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:52:00.51 ID:zqti7U170
不知火「お呼びにあずかりました、不知火です。おひさしぶりです、司令」

提督「……ひとだ……」

不知火「人です」

大淀「提督?」

提督「あっ、そのっ、えっと、えーと、えーとえーとえーと、提督です」

不知火「知っています」

提督「うぉはっ」

不知火「うぉは?」

大淀「お二人とも、とても打ち解けてきたようですね。それでは私はこれで失礼します」

提督「まって」ガシッ

大淀「待ちません」グイ

提督「ひとりにしないで」

不知火「二人ですが」

提督「ひゃふ」

不知火「ひゃふ……?」

大淀「では、お二人とも楽しんできてくださいね」バタン

提督「えうー」

不知火「えう……」
11 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:54:24.98 ID:zqti7U170
提督「…………」

不知火「…………」

提督「……えっ……とお……」

不知火「司令」

提督「はいっ」

不知火「質問があります」

提督「ッ……しつもん……だと……」

不知火「質問です」

提督「……す、すりーさいずは……」

不知火「違います」

提督「……………………」
12 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/16(木) 23:58:49.15 ID:zqti7U170
不知火「この不知火以外にも、候補者はいた、と聞いています。司令は、なぜ不知火をお選びになったのですか」

提督「……き、きくかー……それきくかー……」


なぜ不知火を選んだのでしょうか↓

1かわいかったから

2頼れそうだから

3興味があった

4なんとなく

5特に理由はない

6実は大淀が選んだとは言いづらい

7大淀が作ったあみだくじで選んだなんて言えない
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 23:59:43.35 ID:1hTwhDS+0
7
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/16(木) 23:59:47.04 ID:RC4t3ECAo
7
15 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/17(金) 00:07:19.07 ID:5PU3aZnb0
−回想シーン

提督「わ、わたしにはえらべない……みんなひとだから……」

大淀「どうやら重症ですね」

提督「……へやで療養する……」

大淀「だめです」

提督「えうぅ」

大淀「では、こうしましょう」カキカキ シャッシャッシャッ

提督「……な、なに……これ……まさ……か……」

大淀「あみだくじです」

提督「……わたし、ようじをおもいだした」ガタッ

大淀「さあ提督、選んでくださいね」グイ

提督「……や、やめ、うでが折れる……」グググ

大淀「どこからスタートしますか? はずれはありませんよ」

提督「わたしにはえらべないから……」

大淀「ではここにしましょう。さ、なぞっていきましょう。てーてー、てててて、てーてーてててて」グイグイ

提督「ひいーびーじーえむつき」

大淀「てーてーてててて、てててててん。はい、不知火さんですね」

提督「不知火……たしか、ひとの……」

大淀「そこしか覚えてないんですか? とにかく、決まりました。いいですね、提督」

提督「はい……。この子……不知火ちゃんにおねがいする……」
16 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/17(金) 00:12:47.43 ID:5PU3aZnb0
提督「も、も、も、も、もち、もちろ、もちろん、重大なりゆうがあります……」

不知火「……どういった理由でしょうか」

提督「それは……まだいえません」

不知火「なるほど」

提督「わかっていただけましたか」

不知火「はい。軍には機密が付き物です」

提督「そうです」

不知火「わかりました。この件についてはもう聞きません」

提督「はい」

不知火「では、もうひとつ質問をよろしいでしょうか」

提督「ど、どうぞ」

不知火「この机の上のあみだくじはなんですか。不知火の名前もここにありますね」ヒラッ

提督「ぎゅわっ」

不知火「質問は終わりです。ありがとうございました」
17 : ◆yJGN1SPTmzFo [sage saga]:2017/03/17(金) 00:17:45.90 ID:5PU3aZnb0
提督「……う、うう……ごめんなさい……」

不知火「なにをですか」

提督「……すべてです……わたしのすべてをごめんなさい……」

不知火「気にしていません。むしろ、幸運でした」

提督「……? な、なんで……」

不知火「不知火には理由があるからです」

提督「……???……あ……そ、そういえば……」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 00:17:50.52 ID:2N5vKz5C0
安価先書いてないけど、これは直下ってことでいいのかな
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