城ヶ崎美嘉「ぁ…えっと…」モジモジ… 小日向美「小日向美穂だよっ!!」ドヤァッ!!

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1 : ◆ANd3OIQDx2 [sage saga]:2017/03/13(月) 02:47:55.92 ID:dV0mUIEb0



注意&必読:各担当Pさんごめんなさい、キャラ崩壊ありです
      こんなの書いてるけど、アイドルみんな大好きです。

      短いのと長いのをいくつか書きます。
      体調や仕事、体調のいい時は副業の関係上、次の話まで間が数日空く可能性がかなり高いです。
      …暫くは来ないはずですが、特に担当イベント時には………


前回:諸星きらり「も、諸星…きらり、です…」モジモジ 双葉杏「双葉杏です」キリッ
   http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470575000/




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489340875
2 : ◆ANd3OIQDx2 [sage saga]:2017/03/13(月) 02:48:32.16 ID:dV0mUIEb0



〜サンプル:話は大体、こんなノリです〜


美穂「2スレ目だね、マァァイフレンド」

美嘉「ぁ…うん…」

美穂「まだ書いていない子も、残りはあと59人だね」

美嘉「そ、そうだね…」

美穂「まぁでも、過去編やらサイドストーリーやらユニット編やら…」

美穂「色々やってる分、余計に時間食ってるよねぇ…」

美嘉「う…うん、そう…かも………」

美穂「どうでもいいけどさ、私達二人で喋ってると…頭の文字一緒だからわかり辛いよねぇ…」

美嘉「そ…そう、かな…?」

美穂「えっと…話し方、か…変えると…」

美嘉「ぁっ…ホントだね…」

美穂「お揃い…」

美嘉「うふふ…///」

美穂「えへへ…」

卯月「ええい!!わかり辛い!!小日向!!普通に話せ!!!!」

美穂「ほーいっと…」

3 : ◆ANd3OIQDx2 [sage saga]:2017/03/13(月) 02:48:57.29 ID:dV0mUIEb0



〜事務所の仲間紹介:美穂「よく出る人のざっくり紹介」〜

プロデューサー:ここのプロデューサーのPさん。
        美嘉ちゃんの旦那さんで、まゆちゃんの従兄。
        婿入りしたんだってさー。

七海ちゃん  :アイドル仲間で、24歳。
        Pさんの幼馴染だってよ!!
        両想いだったのに、こんな事に…頑張れ!!

卯月ちゃん  :大天使島村卯月暗黒大魔王様。事務所の社長。
        色々あって捻くれてるけど、根はとってもいい子!!
        私の親友!!………でも、卯月ちゃんはそう思ってくれてるのかな…?
        …あっ!?な、何でもないっ!!

杏ちゃん&きらりちゃん:前回のスレタイなのに、「あまり出番がなかったね」って意見がちらほら…
            元々一発ネタの予定が、まさかの2スレ目まで来る話になっちゃったから…
            仕方ないね、うん。
            でも、出番作るから待ってて!!

未央ちゃん&加蓮ちゃん:泣く子も黙る、有名な元不良。
            でも、ポケモンは二人より私の方が強いから、本当は大したことないんじゃないかなぁ?

美嘉ちゃん&響子ちゃん:元いじめられっ子仲間。正直、二人には本当に沢山助けられた…
            恥ずかしいから、二人には言わないけどね!!

掃除屋さん  :みりあちゃん、美波ちゃん、木場さん、巴ちゃんのチーム。
        紹介しておいてなんだけど、そろそろ解散するよ。

小梅ちゃん  :ニセモノ。

あの子    :幸子ちゃんのお母さんだって。
        親バカって小梅ちゃんが言ってた。

藍子ちゃん  :訳ありの子が多いこの事務所内でも、一番の訳ありだと私は思う。
        奏ちゃんと真剣に付き合ってるよ。応援してるぜ!!

私      :津田美波ちゃん似のキュートボイス!!超絶美少女アイドル、小日向美穂ですっ!!
        …最近、オーバーワークな気がする(登場回数的に)
        結構動かしやすいキャラみたいだね…いやぁ、人気者は参るなぁ!!

他、大勢っ!! :紹介しきれない!!
        でも、みんなキャラ作ってたり、作らされたり…
        訳ありだったり、なかったり…
        ただ一つ言えるのは、みんなライバルで友だちで…大切な仲間だよっ!!
        …な、なぁんてねっ!!いい事言ったなぁ!!私!!



卯月「ココだけの話、小日向は根は真面目だぞ」

美穂「ちょっ!?ちげーし!!///」

響子「口調も無理やり変えてるだけだもんね〜♪」

美穂「んな訳…!!///」

文香「………私以上に口下手ですからね…」

美穂「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!/////////」ジタバタ!!ジタバタ!!


4 : ◆ANd3OIQDx2 [sage saga]:2017/03/13(月) 02:50:21.52 ID:dV0mUIEb0
とりあえず、スレ立てだけ…
本編は今夜来れたら…

今回は三つです
5 : ◆ANd3OIQDx2 [sage saga]:2017/03/13(月) 02:53:23.36 ID:dV0mUIEb0
げぇぇ!?美穂ちゃんの『穂』が取れてる!?
ごめんなさい、美穂ちゃんと美穂P…
本当に申し訳ないです…
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/13(月) 03:31:15.86 ID:KfNNnsD5O
痛すぎて草
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/13(月) 03:32:13.89 ID:1hoV/yEMo
例のシリーズか
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/13(月) 07:18:43.13 ID:weDLDAEp0
アイドルマスターシンデレラガールズ
~激辛辛子レンコン味~

だと思えば癖になる面白さ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/13(月) 07:41:21.39 ID:SZVSJEyDo
幸子レンコン味に空目した
10 : ◆ANd3OIQDx2 [sage]:2017/03/14(火) 00:39:34.74 ID:rDNPviPq0
まさかの2スレ目…>>1です。


>>8
激辛辛子レンコン味!!
なるほど、自分の作風を理解
三つ目の話が辛子タップリかもです…


今回は3つです。
11 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:40:39.76 ID:rDNPviPq0

〜冴島清美編〜

李衣菜「もしかして清美ちゃんって、あの性格は設定ですか?」

P「えっ?どうしたの突然」

李衣菜「いや…私はアレですし、ライラちゃんは豪邸生活、星花ちゃんは…ほら、ね…」

李衣菜「それに、清美ちゃんは収録やLIVEの時みたいに風紀風紀〜っ!!ってしていませんし…」

P「…いや、それは…ん〜…」

李衣菜「?」

清美「おはようございます」

李衣菜「あ、おはよう」

P「おはよう」

清美「どうも…なんですか?そんなジロジロと…」

P「李衣菜ちゃんが、清美ちゃんの設定は素なんですかって聞いて来たからね」

清美「あ、あぁ…なるほど…」

李衣菜「どうなんですか…?」

清美「確かに、風紀を取り締まりたいっていうのは設定ですけど…」

清美「…話しても、引きませんか?」

李衣菜「そんな…私達だって設定作っているのに、何を今さら…」

P「混沌とした事務所の中では普通な方だって」

清美「…そうですか、では…」

清美「あたし、ちょっとだけ…本当にちょっとだけですよ?」

清美「ちょっとだけ…ワルい人が好きなんです…」

李衣菜「………溜めた割にはライトな告白」

P(いや、多分他のみんなが濃いからそう感じるんだと思う…半分自分が黒幕だけど…)
12 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:41:26.48 ID:rDNPviPq0

清美「未央さんや加蓮さんみたいなカッコイイ人を、物陰からコッソリと見つめるのが好きで…」

清美「カッコイイですよねぇ…素敵ですよねぇ…ふ、ふふっふふふ…///」

李衣菜「………」

李衣菜「むぅ…」プクーッ

P「なんで李衣菜ちゃんは膨れてるの?」

李衣菜「清美ちゃん!!今度オススメの覆面アーティストのLIVEチケットあげるっ!!」

清美「えっ?」

李衣菜「わた、その人もカッコイイから!!すっごくカッコイイから!!」

P「あ、ただの対抗心だ…」

清美「か、構いませんが…」

李衣菜「期待してて!!本物のロックってやつを見せてあげるからっ!!」ビシィッ!!

清美「いえ、ロックも好きですが…」

P「大丈夫かな…」


-数日後-

清美「はぁぁぁ…あの謎の覆面アーティスト、何者なんでしょう…」ポワワ…

P「えぇ…李衣菜ちゃん、どうしてこうなったの…?」

李衣菜「今回は、ゲストに輝子ちゃん…じゃなくって、輝美ちゃんをお招きしたんですよ」

P「………おう…」

李衣菜「いやぁ、久し振りに大騒ぎしちゃいましたぁ!!」

清美「カッコイイ…」

P「…まぁいいか」
13 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:42:56.54 ID:rDNPviPq0

〜水木聖來編〜

加蓮「麗奈ちゃん」

紗南「フェアリー、悪」

加蓮「光ちゃん」

紗南「悪」

加蓮「櫂」

紗南「…水…?うん、水で」

加蓮「小梅ちゃん」

紗南「ゴースト、フェアリー」

加蓮「茜ちゃん」

紗南「炎、格闘」

加蓮「加速?」

紗南「根性…力持ち?」

未央「何の話をしてるのか、大体察した」

加蓮「あっ!!ドラゴン、悪じゃん!!おはよー」

未央「誰がサザンじゃ、誰が」

紗南「お察しの通り、暇だったから事務所アイドルのタイプ考察してたよ」

未央「加蓮は?」

加蓮「そりゃぁ、フェアリーでしょ?」

紗南「氷、悪ですかね」

加蓮「あ?」

紗南「あ、いえ…」

未央「事務所の悪率の高さよのう…」

未央「そういえば、さっき聖來さんに会ったよ」

加蓮「あ、電気さんね」

紗南「えっ?なんで電気なの?」

未央「え?知らないの?聖來さんって、電気出すんだよ?」

紗南「何それ怖い」

14 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:43:46.03 ID:rDNPviPq0


-事務所-

聖來「さぁて、自主レッスン始めよう!!」

聖來「ビリビリ痺れるようなダンスを完成させなきゃねっ!!」

紗南「あ、あのう…聖來さん?」

聖來「あれ?紗南ちゃん?どうしたの?」

紗南「えっと、ちょっと噂に聞いたんですけど、その…電気を出せると聞いたんだけど…」

聖來「え?」

紗南「出せないですよね…?」

聖來「出せる訳ないじゃない…」

紗南「あれっ!?この流れは出せる流れじゃないの!?」

聖來「出せないわよっ!!」

紗南「…ま、まぁそうですよね…すみません、お邪魔しました…」トボトボ…

聖來「………だ、誰よ…そんな噂流したの…」

未央「えっ?出せないんですか?」ニュッ

聖來「あなたね!?出せないわよ!!」

加蓮「えぇ…でもセリフが…」

聖來「出せないからっ!!」

未央「えー…」

加蓮「えー…」

聖來「とにかく…そんな噂流すのはやめなさーいっ!!!!!!」ガッ!!

未央「うぉっ!?雷だ…」

加蓮「どっちかというと怒りじゃ…」

聖來「聞きなさいっ!!」
15 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:45:34.70 ID:rDNPviPq0

サイドストーリー:今日までと、今日からと。

同級生A「城ヶ崎さんって暗いよね…」

同級生B「声も小さいからよく聞こえないし」

美嘉(12)「………」

同級生B「アンタの事言ってるだけど、聞いてる?」ゲシッ!!

美嘉(12)「ッ!?…ご、ごめんね…?聞いて、なかった…です………」ボソボソ…

同級生B「うぇえええ!?聞いてなかったのぉぉぉぉ!?」

同級生A「マジショックなんですけどぉ?」バシッ

美嘉(12)「痛っ…ごめっごめんね…」オロオロ…

同級生B「うっせ、黙れ」クスクス…

美嘉(12)「うぅ…」

美嘉(12)(…どうして毎日こんな…)

美嘉(12)(………もう嫌だ…)



莉嘉(7)「お姉ちゃん…?どうしたの?学校遅刻しちゃうよ?」

美嘉(12)「………ぃ、行きたく、ない…」

莉嘉(7)「………えっ?」

美嘉(12)「………」

莉嘉(7)「なんで?」

美嘉(12)「………」


16 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:46:36.40 ID:rDNPviPq0



莉嘉(11)「あのさ、いつまで引き籠ってるの?」

美嘉(16)「………」

莉嘉(11)「ホント最悪…こんなのが自分の姉だなんて思いたくないんですけどー?」

美嘉(16)「っ…」

城ヶ崎母「莉嘉、お姉ちゃんにだって色々…」

莉嘉(11)「色々って何よ!?家から出ないで…恥ずかしくないの!?」

美嘉(16)「………」ジワァ…

城ヶ崎母「美嘉は家の事をちゃんとして…」

莉嘉(11)「もう4年だよ!?4年もこんな生活してさ!!だいたい…」

城ヶ崎父「莉嘉、それくらいにしなさい」

莉嘉(11)「………なに?アタシが悪いの?」

莉嘉(11)「わかったよ、はいはい!!引き籠りのお姉ちゃんや過保護な両親じゃなくって…」

莉嘉(11)「全部アタシが悪いんだよね?はいはい、わかりましたよっと…」スタスタ…

城ヶ崎父「莉嘉ッ!!」

莉嘉(11)「怒る相手が違うだろうが!?こんな家にいたら、アタシまでおかしくなりそうだよッ!!」

バタンッ!!!!

美嘉(16)「ぁ、アタシ…やっぱり…でも…」ポロポロ…

城ヶ崎母「大丈夫だからね?」

城ヶ崎父「少しずつ外に出られるようになればいいさ」

美嘉(16)「………」


トントン

美嘉(16)「ッ!?」ビクッ!?

美嘉(16)「えっと…どう、ぞ…」

ガチャッ

莉嘉(11)「………」

美嘉(16)「莉嘉ちゃん…?」

莉嘉(11)「その…ゴメン、さっきは言い過ぎた…ゴメン…」ソワソワ…

美嘉(16)「ぇ…ぁ、謝らない、で…?だって…悪いのは…」ボソボソ…

莉嘉(11)(………一番の過保護は、アタシかもしれないなぁ…)


17 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:47:38.37 ID:rDNPviPq0



莉嘉「アイドルになった」

美嘉「………?」

莉嘉「アイドルになった」

美嘉「………あっ、シュミレーション…ゲーム?それとも…ゲームの、ジョブ…?」

莉嘉「違うって!!シンデレラプロダクションって事務所の所属アイドルになったのっ!!」

美嘉「………」

美嘉「………………えっ!?本物の…ア、アイドル…!?」

美嘉「ダ、ダメだよ…!!アイドルだなんて…怖いお仕事なんでしょ…?」

莉嘉「大丈夫だって、変な事務所じゃないし」

美嘉「コンプガチャの魔女とか、門番とか、運営の犬とか言われるんでしょ…?」

莉嘉「アイドルの話だよね…?」

莉嘉「とにかく!!もう所属したからさ、アタシが人気アイドルになったら…

莉嘉「その…お姉ちゃんも、人気アイドルのお姉ちゃんらしくしてよね!!」

美嘉「ぇ、えぇ…?」

莉嘉(よし、アタシが売れればテレビに沢山出る…)

莉嘉(バラエティ番組に出た時の家族写真にお姉ちゃんの写真を出す…)

莉嘉(恥ずかしくなったお姉ちゃんがお洒落になりだす!!)

莉嘉(完璧な計算………いや、大丈夫かな…?)
18 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:48:20.95 ID:rDNPviPq0


スタッフ「お疲れさまー」

莉嘉「お疲れ様ですー!!」

メイクさん「莉嘉ちゃん、お姉さんがお迎えに来てたわよ」

莉嘉「ゲッ、またですか…」

メイクさん「本当に、妹思いのいいお姉さんね」

莉嘉「違いますって、もう…お疲れさまでした」

莉嘉「お姉ちゃん、だから迎えは…ゲッ!?」

莉嘉(ジャージにどてら着て来たの!?ここまで!?)

莉嘉(外に出てくれるようになったのは嬉しいけど、これは…)

莉嘉「………はぁ、お姉…」

美嘉「…で、ですから…その…少し、衣装がその…か、過激…じゃないかなぁって、その…」ボソボソ…

P「まぁ、そうですよね…ちょっと露出が多いのはこちらも認めます…」

美嘉「ぁ…あまり、こうっこういうお仕事は…その、えっと…」

莉嘉「 お ね え ち ゃ ん ! ! 」

美嘉「ぁ………莉嘉ちゃん…お迎えに…」

莉嘉「もうっ!!お仕事の口出しはしないでって!!」

美嘉「だ、だって…」

P「まぁまぁ莉嘉ちゃん…すみませんお姉さん、確かにこちらの配慮不足でした」

P「申し訳ありません」ペコリ

美嘉「ぇ…あ、えっと…あや、謝らないで…下さっ…!?」オロオロ…

莉嘉「Pくんも謝らなくていいからっ!!ほらっ、帰るよ!!」グイッ!!

美嘉「ぇぅぅ…」ズルズル…

P「………」

P「そうだよな…莉嘉ちゃん、プロ意識高いけどまだ子供だもんな…反省…」

P「………」

P(…お姉さん、綺麗だからスカウトしてみようかな…)

P(いや、緊張とかプレッシャーにやられちゃうだろうし…そっとしてあげようかな…)

P(………正直、スカウトしたいな…手放すには惜しい人材…)


19 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:49:01.51 ID:rDNPviPq0



P「ん〜、久々の休み…たまには散歩もいいなぁ…あれ?」

美嘉「………ぁ」ビクッ

P「やっぱり、莉嘉ちゃんのお姉さん、こんにちは」

美嘉「……こ、こんに…」オドオド

P(………聞くだけ聞いてみようかな、アイドルに興味がないか)

P「今日はお出かけですか?」

美嘉「…り、莉嘉ちゃんの…アイドルの…お、お友だちが来るって聞いて…」ボソボソ

P「………」

P(どてらに眼鏡、寝癖も付いてるけど…確かに美人だし、か細いながらも素敵な声…)

美嘉「アタシなんかがいると……莉嘉ちゃんに恥ずっ…恥ずかしい、思いさせるから…」キョロキョロ

P「………」

P(でも、なんだ…スカウトしたいというより、守ってあげたくなる…)

美嘉「散歩に…」オロオロ

P「…前から思ってましたけど」

美嘉「は、はい…?」俯き上目づかい

P「美嘉さんて、凄く…美人さんですよね」ニコリ

美嘉「ふぁぁぁぁぁぁぁぁ!?////////」

P(………しまった、何言ってるんだ俺…これじゃぁナンパしてるみたいじゃないか…)

美嘉(ナ、ナンパされてる…!?でも、知ってる人だから不思議と安心する…///)

美嘉「…ぁの…えっと………冗談、ですよね…?///」

美嘉「アタシ、莉嘉ちゃんみたいに…かわっ可愛くないし…地味ですし…」

P「…そんな事ないですよ、俺はとっても素敵だと…本気で思ってますよ?」

美嘉「ほぇぇぇぇぇぇぇぇ!?////////」

P(ちょっと待って、どうした自分…なんでこんなにドキドキしてるんだ…?)ドキドキ…

美嘉「その、事務所の…アイドルさんをス、スカウトする時も…同じ事、言うんです…か…?」

P「えっ!?言いませんよ!!こんな恥ずかしい事!!」

美嘉「いいい今…!!いっ言ってるじゃ、ないですか…!!//////」

P「これは本心でってあぁぁまた!?///」

美嘉「//////」

P「…と、とりあえず!!その…お時間が大丈夫でしたら、お茶でも…///」

美嘉「………はぃ…///」


20 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:50:03.83 ID:rDNPviPq0



美嘉「お野菜は…これで全部、カレールーはお家にあるから…」

P「………」ジーッ…

美嘉「ど、どうしたの…?」

P「いや、出会った時と比べて随分明るくなったなぁって思ってさ」

美嘉「…ふふっ、そう…かな?」

P「前は目も合わせてくれなかったし…」

美嘉「う、浮気しないか…見てるんだよ…?」

P「しないよ、こんな素敵な奥さんいるんだから」

美嘉「もうっ…」フフッ…

元同級生A「………んんっ?」

美嘉「………ぁ…」

元同級生A「ねぇ、あれってもしかして…城ヶ崎さん?」ヒソヒソ…

元同級生B「うっそマジじゃん!!引き籠り辞めたの?」ヒソヒソ…

美嘉「………」

元同級生B「隣にいるのって彼氏?」ヒソヒソ…

元同級生A「うわぁ、コミュ障の癖に…」ヒソヒソ…

P「………あれっ?あの二人の高校生、こっち見てるけど…知り合い?」

美嘉「………」ギュッ!!

P「み、美嘉さん…?」

美嘉「シーッ…早く、帰ろ…?」ギューッ…

元同級生A「ちょっと!!今指輪してた!!」ヒソヒソ…

元同級生B「えぇ!?なに不倫!?」ヒソヒソ…

元同級生A「城ヶ崎さんも!!」ヒソヒソ…

元同級生B「はぁっ!?うっそ!?」ヒソヒソ…

美嘉「………ふふっ…」

P「美嘉さん待ってって、腕組むのはいいけどみんなに見られてるって…」

レジのおばちゃん「あら美嘉ちゃんにPくん、相変わらず仲が良いわねぇ」

P「ほら、おばちゃんにも見られてるって…聞いてる…?」


21 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:50:47.18 ID:rDNPviPq0



P「お風呂あがったよ…あと、洗っておいたからって…」

美嘉「………」ヒック…

P「こらっ!!未成年!!」

美嘉「Pさぁん…」ギュッ…

P「もう…だからお酒はダメだって…」

美嘉「…あのさ」

P「なに?」

美嘉「アタシの事、好き?」

P「大好きだって…好きじゃなかったら結婚しないよ」ナデナデ…

美嘉「…七海ちゃんの事、ずっと好きだったんでしょ?」

P「………うん、まぁ…」

美嘉「ずっと両想いだったのに、お互いに気付かなかったんでしょ?」

P「…なんで、今その話?」

美嘉「酔ってるから、起きたら忘れてると思うの…だから…」

美嘉「………怒らないから、本心を答えて欲しいの…」

美嘉「あなたが一番好きな…女の子って、だぁれ…?」

P「………………俺が、一番好きな人は…」


莉嘉「お姉ちゃん?」

美嘉「………ふぉっ?」

莉嘉「起きて、Pくんそろそろ事務所に着くってよ?」

杏「あれ?なんでお姉さんがいるの?」

莉嘉「いやね、美穂ちゃんのレッスン時間まで一緒に遊んでて、折角だからってPくん上がるまで待ってたんだってさ」

杏「ほうほう、仲が良いんだね…」ニヤニヤ…

美嘉「…昨日の夢見てた………」

莉嘉「昨日の?どんな?」


P「美嘉ちゃんだよ」

美嘉「うそ…」

P「本当だよ」

美嘉「だって…」

P「確かに七海ちゃんの事は好きだったけど…」

P「俺が一番大好きなのは、美嘉ちゃんだけだよ」

美嘉「………大好き、なの…?」

P「大好きだよ」ギュッ…

美嘉「Pさん…!!」ドンッ!!

P「…待って!!押し倒さないで!?今日はやめよう!!明日仕事だからっ!?」

22 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/03/14(火) 00:51:22.33 ID:rDNPviPq0


美嘉「…って、言ってくれたの…///」ポワポワ…

杏「酔ってるから忘れるとは何だったのか…でも、本当に仲が良いんだね」

美嘉「えへへ…///」

莉嘉「…もう籍はいれてるし、電話でのあの子の件もあるからまぁわかってたけど…」

莉嘉「もうお姉ちゃんに手を出してるんだね…」プルプル…

莉嘉「あんっっっの!!!!バカプロデューサー!!!!ぶっ飛ばしてやるッ!!!!」

杏「お、落ち着きなって…」

杏「別に結婚してるんだし…そういえば、結婚式のここでするんだって?」

美嘉「はい、社長さんやクラリスさんが是非ここでって…」

莉嘉「みんなPくんが籍入れたって聞いて、『式に呼んで〜!!』って囲まれてたからね…」

杏「敷地も大きいし、盛り上がりそうだね」

美嘉「本当に、楽しみ…」


卯月「結婚式、参加するの初めてだから楽しみで…!!」ワクワク!!

卯月「何着て行こうかな…?」キャッキャッ!!

みりあ「一緒に買いに行こう!!」キャッキャッ!!

楓「事務所で合法的にお酒が呑める…」フフッ…

七海「社長に怒られずに呑める…」フフフ…

心「美嘉ちゃんのドレス、ここのデザインはさぁ…」アーダ

千枝「でも、こっちも捨てがたいのでは…」コーダ

P「………」

P(…もしかして、みんなが楽しみたいだけなのでは…?)
23 : ◆ANd3OIQDx2 [sage]:2017/03/14(火) 00:55:56.99 ID:rDNPviPq0
今回は以上です。

次回は辛子控えめのお話の予定…
ケチャップマスタード、お砂糖和え…?

次回は、サッカーの好きなあのアイドルと、小説を書くのが好きなあのアイドルと、爬虫類が好きなアイドルです。





卯月「いいか?今日は他社から客が来るから…みんな、頼むから静かに過ごしてくれ…」


藍子「凄い美人さん…綺麗…」

奏「………」バシッ

藍子「痛いっ!?ちょっと!!なんで叩くの!?」


雪美「何々?新しい子?美人だね!!お雛様みたいなお顔!!お名前は?」ペラペラ!!


加蓮「あれ…あなた、どこかで会ったような…?」

未央「もしかして、昔殴った相手じゃない?」

加蓮「なるほど!!」

未央・加蓮「「あっはっはっはっは!!!!」」ゲラゲラ!!


美穂「………んんっ!?あれ…?」

美穂(この子…前に灰被り少女に襲われた時…)


卯月「頼むからっ!!!!頼むからもうみんな!!!!お願いだからもう黙ってて下さいっ!!!!」


美穂「あぁぁぁぁ!?アンタ!!もしかしてっ!?」


「忙しい中、島村社長には貴重なお時間を頂いてしまい、申し訳ありません」



24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 01:21:35.94 ID:i2K2BVwSO
>>9
新しいバラエティーかな?
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 02:48:10.40 ID:oC0s72Upo
乙乙
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 08:32:27.88 ID:NB81J0DY0
エタったか?
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 18:03:48.36 ID:1xLimLLEo
このスレは結構空くことが何回かあったのでこのぐらいなら気にしない
28 : ◆ANd3OIQDx2 [sage]:2017/04/13(木) 01:41:51.41 ID:l0ugJLL30
お久しぶりです、>>1です。
元気といえば元気ですが…心身共に色々とダメになってました。
過去に三週くらい空けた事はあるような気もしますが、一ヶ月空いたのは初めてかな…?

もしかしたらまた空くかもしれませんが、書く事を辞めたりはしないので完走はさせます。
中々話が進まず、申し訳ありません…

今回は四つです。
29 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:43:30.44 ID:l0ugJLL30

〜結城晴編〜

フレデリカ「あれっ…」

周子「どないしたん…?」

フレデリカ「冷蔵庫に入れてた、プリンが無くなってる…」

周子「えっ…名前書いてたのに…」

蘭子「えっ、お二人も?実は私も先週プリンが無くなって…」

都「みなさん、お待たせしました!!名探偵の安斎都ですっ!!」バァァァァン!!

蘭子・フレデリカ・周子「「「!?」」」ビクゥッ!?

都「私の推理で犯人を…」

ピシュッ!!

パシッ!!

都「痛ッ!?首筋が痛い!?」ビクッ!?

晴「あ、やっぱり痛いか」

都「晴ちゃん!?その構えている腕時計って…」

晴「あぁ、麻酔針出るやつっぽいの」

晴「まぁ、人間を一瞬で昏睡させる麻酔針は無理だって話だし…今の針は麻酔針じゃなくって、別の針な」

都「どちらにしても針じゃないですか!!危ない!!圧倒的に危ない!!」

蘭子「えっと…晴ちゃん?」

晴「あぁ、ごめん三人とも…とりあえずすぐに犯人は自供するよ」

フレデリカ「え?」

周子「それってどういう…」

都「そうですよ!!私が三人のプリンを食べただなんて絶対に言いま…あっ!?」

蘭子「み、都ちゃん…!?」

晴「晶葉と志希が共同開発した、『時計型自白剤付き針』だってよ」

晴「じゃ、オレはこれで…」

都「ま、待って!!ちょっと!!…はっ!?」

蘭子「ゴージャスセレブプリン…」

フレデリカ「ゴージャスセレブプリン…」

周子「ゴージャスセレブプリン…」

都「ゴージャスセレブプリン!?普通のぷっちんタイプだったじゃないですか!?」

都「待って、ちょっと、顔がこわ…」

ギャァァァァァァ!?

晴「………」

晴「まったく、正義の味方役は疲れるぜ…」スタスタ…

30 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:44:56.42 ID:l0ugJLL30


晴「………入るぞ…」

晶葉「あ、晴ちゃん…どう?名探偵装備セットの使い心地は…?」

晴「さっきプリンを食べた都を自供させて、その前にキック力増強シューズでひったくり犯を蹴飛ばして…」

晴「あ、でも走りたかったからボードは使わなかった」

晶葉「そうですか…で、どうでした?」

晴「強くなった感はあるけど、悪い奴の手に渡ったら危ないって感じ」

晶葉「…やっぱりそういう感想なんですね…」

晴「絶対悪用されるだろうから全部破棄決定で」ポイッ

晶葉「そう…やっぱり晴ちゃんは他のテスターと違って、そういう点を指摘してくれるから参考になるよ」

晴「周りに危ない奴が多い環境だから、自然にそんな事考えちゃうんだよ」

晴「未央とか、加蓮とか、掃除屋とか…」

晶葉「………相変わらず、掃除屋さんが嫌いなんだね…」

晴「早苗さんとか警察も絡んでるって噂を聞いたけど…結局やってる事は正義ぶった犯罪だろ?」

晴「そういうの、オレは嫌いだな…」

志希「そんな事言って、人助けが好きな癖にぃ!!」グシグシ!!

晴「うわっ!?居たのかよ…髪わしゃわしゃするなって…」ワシャワシャ!!

晴「…それと、別に人助けが好きな訳じゃねーし」

晴「目の前で困られてたら、気分が悪いから助けてるだけだし…」

晶葉「そういいつつ毎回新作の試験運用手伝ってくれるの、助かってるよ…?」ニコッ

志希「ホント、可愛いやつだにゃぁ!!」グシグシ!!

晴「………」ワシャワシャ!!

晴「はぁ…ホント、正義の味方ごっこは疲れるぜ…」
31 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:47:02.23 ID:l0ugJLL30

〜浅野風香編〜

風香「あっ、文香さん」

文香「!!」

風香「おはようございます、えっと…」

文香「読みました…えぇ、読みました…」

風香「あっ、ありがとうございます!!」パァァ!!

文香「今回も、とても素敵な作品でした…」

文香「言いたい事は本当に沢山あるのですが、その…とにかく…」

文香「…ありがとうございました」ペコリ…

風香「ちょっ、文香さん!?顔を上げて下さい!!」ワタワタ!!


響子「文香さんって風香さんとお話しする時、なんだか緊張してるみたいですよね?」

奈緒「あれ?響子は知らないのか?」

響子「え?何をです?」

奈緒「風香って、『シークレットクイーン』の作者だぞ?」

響子「うぇぇ!?あ、あのドラマや映画化もしてる!?」

奈緒「昨日が原作小説最新刊の発売日だったみたいでさ、仕事終わりに急いで買いに行ってたぞ」

響子「知らなかった…風香さん、凄い人だったんだ…」


文香「あの…是非新刊にもサインを…」

風香「わわわっ!!よ、喜んで!!」


奈緒「お互いがお互いを尊敬しているから、どっちもガッチガチだな…」

響子「今度私も小説読んでみようかな…」
32 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:50:16.38 ID:l0ugJLL30

〜古賀小春編〜

小春「………」モグモグモグ…

莉嘉「………」

小春「………」モグモグモグ…

莉嘉「…えっと、小春ちゃん…?」

小春「はい?」モグモグモグ…

莉嘉「何食べてるの…?」

小春「んー…」ゴックン

小春「カブトムシさん!!」パァァ!!

莉嘉「待って待って、カブトムシ!?嘘でしょ!?ゼリーの方だよね!?」

小春「?、カブトムシさん型のゼリーですよ?」

莉嘉「だよね!?お願いだから最初からそう言って!!」

莉嘉「口から虫の足みたいなの出てた時の何とも言えない感が…」

小春「えへへ…これ、見る人が毎回ビックリするんです〜」ニコニコ

莉嘉「だろうねっ!!もうっ!!」



小春「………」アムアムアム…

雪美「………」

小春「………」アムアムアム…

雪美「…こ、小春…?」

小春「はい?」アムアムアム…

雪美「………それ…ヒョウくんの尻尾…?」

小春「んー…」ゴックン

小春「ヒョウくんの尻尾ゼリー…あっ!!ヒョウくんの尻尾です〜」アセアセ!!

雪美「イタズラだった!!安心した!!ヒョウくんじゃなくって超よかった!!」ヒヤアセ…

小春「むぅ…ついボロを出しちゃった…」アムアム…


33 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:51:03.40 ID:l0ugJLL30



ヒョウくん「………」モグモグモグ…

小春「………あれっ!?ここは…?」

ヒョウくん「………」モグモグモグ…

小春「ヒョウくん…?あの、何を食べて…」

ヒョウくん「………」アーン

五十嵐『…お邪魔しているよ、悪戯好きなお嬢さん』

小春「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ!?」ビビビクゥッ!?


小春「はっ!?っっっはぁぁっはっっはぁっはぁ…」

小春「ゆ、夢…?」チラッ…

ヒョウくん「………zzz…」

小春「………」

小春「あのお姉さん、この前の夢ではヒョウくんを抱っこしてたような…」



五十嵐『…小春って子のとこのイグアナ…可愛いわよね…』

あの子『あのイタズラ小娘の?爬虫類はちょっとよくわからないな…』

魔女さま『それより仁奈ちゃんだって可愛いわよ』

あの子『それを言ったら、うちの幸子だって負けてないし』

五十嵐『………………………………響子もヒョウも、可愛い…』

あの子『…アンタ、爬虫類にハマったんだね…』
34 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:51:44.97 ID:l0ugJLL30

〜箸休め:美しいお城からのお客様〜

卯月「………」ソワソワ…

みりあ「卯月ちゃん、なんか今日はソワソワしてるね?」

卯月「いや、急なんだけど…実は今日、お客さんが来る事になってね…」

みりあ「…偉い人なの?」

卯月「うん、大きな芸能プロダクションの人で、今度アイドル部門を設立するって言うから…」

卯月「是非ウチのプロダクションの様子を見て参考にしたいって…」

卯月「でも、うちの事務所のアイドルって…アレな子が多いじゃん?」

みりあ「あぁ…それでソワソワしてたんだ…断ればよかったのに…」

卯月「………最初はお断りしたんだけさ…」

みりあ「?」

卯月「とりあえずみりあちゃん、他のアイドル達にはスマホで連絡をしたけど…」

卯月「レッスン中の子達の所に行って言伝を頼めるかな?」

卯月「『いいか?今日は他社から客が来るから…みんな、頼むから静かに過ごしてくれ…』」

卯月「って」

みりあ「うん、わかった!!任せてっ!!」タッタッタッ

卯月「………って言っても、聞くような子達じゃないもんなぁ…はぁ…」



スーツの少女「………」

奏「あら、あの子…事務所の入り口で何をしているのかしら…?」

藍子「………」ジーッ…

藍子「凄い美人さん…綺麗…」

奏「………」バシッ

藍子「痛いっ!?ちょっと!!なんで叩くの!?」

奏「目がいやらしかったから」

藍子「そんな事ないよっ!!」

奏「あの、うちの事務所に何か…?」

スーツの少女「はっ…!?」

スーツの少女「んんっ…私、こういうもので…」スッ…

奏「あ、これはどうもご丁寧に…」

スーツの少女「今日は御社の見学をさせて頂く約束をしておりまして…」

奏「それでしたら、どうぞこちらへ」

スーツの少女「…あの、…疑ったりはしないんですか?」

奏「え?」

スーツの少女「こんな格好ですし、それに…」

藍子「大丈夫です!!こんな美人さんですし!!」

奏「………」バシッ!!バシッ!!

藍子「痛いってば!!ゴメンって!!そんなんじゃないって!!」

スーツの少女「………………なるほど…」


35 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:52:37.14 ID:l0ugJLL30



卯月「………そろそろかな…」

卯月「………」

卯月「…ちょっと様子を見てこようかな………」



奏「事務所の者を呼んで参りますので、こちらにお掛けになってお待ちください」

藍子「あ、お茶を入れてきますね」

スーツの少女「すみません…」

スーツの少女「………」

スーツの少女「………」キョロキョロ…

スーツの少女「なるほど…」

雪美「………」ジーッ…

スーツの少女「ッ!?」ビクッ!?

雪美「………」

スーツの少女「えっと…確か、佐城雪美さん…」

雪美「何々?新しい子?美人だね!!お雛様みたいなお顔!!お名前は?」ペラペラ!!

スーツの少女「えっ!?」ビクッ!!

雪美「あ、キャラ作らなきゃダメだった…まぁいいか!!」

雪美「私、佐城雪美!!猫のペロは今日はお家なの!!お姉さんは何処から来たの?猫好き?」

スーツの少女「…なるほど」

加蓮「雪美ちゃん?どうしたの?」

未央「かれん、この子誰だろう?」

加蓮「あれ…あなた、どこかで会ったような…?」

未央「もしかして、昔殴った相手じゃない?」

加蓮「なるほど!!」

未央・加蓮「「あっはっはっはっは!!!!」」ゲラゲラ!!

雪美「殴ったの?」

未央「そうみたい」

加蓮「殴っとらんわ!!」

スーツの少女「………ふむ、なるほどな…」

雪美「さっきから『なるほど』って言ってるけど、弁護士の人?」

スーツの少女「弁護士ではない」
36 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:53:31.73 ID:l0ugJLL30

みりあ「あ、みんな〜!!」ピョンピョン!!

加蓮「あ、みりあちゃん」

みりあ「えっとね…社長が、『今日は他社から大切なお客様がいらっしゃるから…』」

みりあ「『くれぐれも無礼の無いように』」

みりあ「…だって!!」

未央「あー…」チラッ…

加蓮「そー…」チラッ…

雪美「なの?」

スーツの少女「………」

みりあ「かー…遅かったみたいだね…」

美穂「おはよーさーん」スタスタ

スーツの少女「!!」ピクッ

美穂「ありゃ?この子はどちらの別嬪さん?」

みりあ「あ、美穂ちゃん…えっとね、こちらは…」

美穂「………んんっ!?あれ…?」

美穂(この子…前に灰被り少女に襲われた時…)

美穂「………」

タッタッタッタ!!

卯月「お、お待たせしま…」

美穂「あぁぁぁぁ!?アンタ!!もしかしてっ!?」

未央「知っているのか!?みほちー!!」

雪美「お雛様でしょ?」

加蓮「あぁ…確かに整ったお顔…裳唐衣を探してくる?」

みりあ「この、ふざけずにはいられない奴らめ…」

美穂「み…」

美穂「美城常務!?」

スーツの少女「えっ…?」

未央・加蓮・雪美「「「美城…?」」」

藍子「お待たせしました…って、なにこの状況…?」

奏「え、なにこの…え…?」

みりあ「………」チラッ

卯月「………も、もう」プルプル…

みりあ「も、もう…みりあ、しーらないっと…」

卯月「頼むからっ!!!!頼むからもうみんな!!!!お願いだからもう黙ってて下さいっ!!!!」


37 : ◆ANd3OIQDx2 [saga]:2017/04/13(木) 01:55:01.51 ID:l0ugJLL30



卯月「………」

スーツの少女「………」

卯月「…先ほどは、とんだご無礼を…」

スーツの少女「いえ、こちらこそ…」

スーツの少女「忙しい中、島村社長には貴重なお時間を頂いてしまい、申し訳ありません」 ペコリ…

卯月「………」

スーツの少女「………」

卯月「…堅っ苦しいのは、無しでもいいか?今は二人っきりだし…」

スーツの少女「………そうだな…」

卯月「………」

スーツの少女「………」

スーツの少女「…っく、ぷっはっはっは!!」

スーツの少女「いやいやいや、愉快だねここの子達は!!くっくっく…」ゲラゲラ!!

卯月「だから、来て欲しくなかったのに…」ハァ…

スーツの少女「だってみんな、前もって観てた動画とか番組の時と性格違うんだもん!!」

スーツの少女「まぁ、うずうずもテレビとだいぶ違うけど…くっふ…いやぁ、楽しいね!!」

卯月「だからうずうずって…まぁ、いいか…」ハァ…

卯月「美城ちゃんは…」

美城「やだもう、もっとフレンドリーに呼んでよ?キャサリンとか、ルーシィとか…」

卯月「みっちゃん」

美城「そうそう!!」

卯月「『ごみーん!!今から事務所に遊びに行くよ〜ん(ハート)』ってメール寄越しやがって…」

美城「だって〜…パパが急に『お前も美城の人間なんだから、社会勉強をして来い』って言うからぁ…」

卯月「だったら、親族の経営している事務所でいいだろうに…」

美城「だってぇ…日本に帰って転入した先に、あのシンデレラプロダクションの社長兼アイドルがいるんだもん!!」

美城「しかも、仲良くなった後に知ったから尚更頼みやすかったし!!」ニコニコ

卯月「ハァ…こっちの世界での彼女は、こうなんだもんなぁ…」

美城「こっち?」

卯月「なんでもない…それより、丁度アイツも来ていたし…話すか?」

美城「アイツ?」

卯月「小日向」

美城「………いいの?」

卯月「ファンなんだろう?」

美城「ファンだよ!!ピンクチェックスクールのね!!」

卯月「…はぁ、よく本人の前でそんな事言えるな…」

美城「えへへ…クラスメイトだし、憧れだし、それに…大切な友達だしさ…」テレテレ…

卯月「………そろそろ五十嵐も帰って来るだろうから、とりあえず小日向と合流しよう」

美城「やったー!!」ピョンピョン!!

卯月「………」

卯月(改めて、自分の周りには自分を好いてくれている人が多いと実感するな…)

卯月(恥ずかしいけど…嬉しいな…)
38 : ◆ANd3OIQDx2 [sage]:2017/04/13(木) 01:59:39.97 ID:l0ugJLL30
今回は以上です
また間隔が空いたらスミマセン…

どうでもいい事ですが、モバマスのRとSRのスカウトチケットを使っていなかったのを今思い出して、血の気が引いてます…
どうしてこんな事に…うぅ…

次回は、バスケットボールの好きなあのアイドルと、太陽(物理)のようなアイドルと、トリマーなアイドルです。




琉嘉『えっ!?美波先輩と巴先輩が、今年のバレンタインの仕事に選ばれた!?』

琉嘉『そんな…来年のバレンタインの筈なのに…なんで…』


美波「よくわからないけど、一度引き受けたお仕事は下りないわ」

巴「大丈夫じゃ、Pは違う現場じゃが…なんてったって、掃除屋が二人もおるからのう!!」


杏「…とりあえず、大事にならずに終わりましたよ」

P『そうか…それならよかった…』


美波「………えっ?」


琉嘉「わかってた…わかってたけど…でも…!!」ポロポロ…


「私はね…琉嘉ちゃん、私は…」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 07:59:11.36 ID:2jXS2g8XO
待ってた
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