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【ダンガンロンパ】辺古山「猫のいる生活」
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83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/23(木) 00:37:25.79 ID:Ka/VEFnF0
見てます
84 :
◆AZbDPlV/MM
[sage]:2025/01/27(月) 15:02:43.91 ID:k7s/KvFh0
>>83
ありがとうございます!
こちらは月1ペースでやっていけたらなぁと思ってますので、よろしくお願いします。
ペコちゃんとリュウ(猫星君)
https://imgur.com/a/
85 :
◆AZbDPlV/MM
[sage]:2025/01/27(月) 15:04:57.63 ID:k7s/KvFh0
https://imgur.com/a/XIKp0te
貼れてない?
86 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/01/29(水) 13:18:36.99 ID:LV5rMU5a0
「よしっ! 爪研ぎと、トイレの準備は終えた」
私はリュウを振り向き、爪研ぎとトイレを指しながら声をかける。
「お前のトイレはここだからな。爪はコレで研ぐのだ」
さすがに、爪研ぎやトイレの意味までは解らないかもしれないが、何度か言って聴かせれば、リュウならその内覚えてくれるに違いない! なんといっても、リュウは賢いからな! 親バカだという自覚はある。しかし実際、リュウは間違いなく賢い! そして可愛い!
リュウ 「にゃー」
うむっ! いい返事だ! さすがはリュウだ!
「それから……遊ぶかも、気に入ってくれるのかも不安だが、オモチャを買ってきたのだ……どうだっ!?」
猫の定番オモチャの猫じゃらし、ネズミのぬいぐるみ、抱き枕にできる形のぬいぐるみに、ボール。ソレらをリュウの前に並べた。本当はもっと購入したかったが、私ひとりでは持ちきれなさそうだったため、泣く泣く諦めた。しかし今、ネット通販で、キャットタワーの購入は検討している。
猫 「にゃー」
猫は右前脚でボールをコロコロと控えめに転がしはじめた。すかさずカメラを構え、連写する。角度を変え、また連写する。他の画も欲しくなった私は、猫じゃらしを手にする。
「お前は猫じゃらしに戯れてくれる猫か?」
まず、リュウの眼前で猫じゃらしを左右に振ってみせた。すると、リュウの顔が猫じゃらしの動きに合わせて顔を左右に振って追っている。
「コレは……っ!! 動画の方がいいなっ!!」
そう考えた私は、動画モードに切り替え、撮影を開始した。次に猫じゃらしを上下に動かしたり、反復横跳びさせてみたりすると、猫じゃらしを掴もうと、両の前脚がワタワタと動いている。ああ……息苦しさを覚え、胸が痛いくらにいキュンと締め付けられてしまっては、天に召されてしまいそうだ……っ!!
しばらくして、猫じゃらしに飽きたのか、ネズミのぬいぐるみを咥え、ソファに飛び乗り、ぬいぐるみを置き、また降りたかと思えば、抱き枕形のぬいぐるみも咥えてソファに運ぶと、ソレを抱き抱えて目を瞑った。突如、心臓が絞りあげられるような痛みに襲われ、胸を押さえ、荒くなる呼吸を落ち着けようと深呼吸をする。
「くっぅぅっ!! 天使……っ! 天使がいるっ!!」
私は眠りに就こうとしているリュウをカメラに収めた。
校則を破ってしまっているが、リュウを連れて来て良かった。至高の幸福感が、心どころか、全身に至るまで包まれてしまっているのだ。見つかってなんらかの罰が下るとしても、今をリュウと過ごせるならば、何だって受け容れよう。
満足するまでシャッターを切り終え、カメラを置く。ぬいぐるみを抱きながら健やかに眠るリュウの近くに頭を置き、天使の寝顔を眺めつつ、私も仮眠を摂ることにした。
87 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/02/12(水) 16:04:25.46 ID:SmP+Np6x0
リュウ(星君)とゴン太君
https://imgur.com/a/Wqi4kC6
88 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/02/12(水) 16:05:42.75 ID:SmP+Np6x0
辺古山 「よしっ! 爪研ぎと、トイレの準備は終えた」
辺古山 「お前のトイレはここだからな。爪はコレで研ぐのだ」
辺古山は俺の世話のために買ってきた物を順々に袋から出し、トイレと爪研ぎを用意した。トイレ……仕方がないとはいえ……いや、そうだな……。あるのは非常に助かりはする。使わせて……もらおう……。
「にゃー」
鳴いて答えると、辺古山は何故か誇らし気に胸を張って頷いている。
辺古山 「それから……遊ぶかも、気に入ってくれるのかも不安だが、オモチャを買ってきたのだ……どうだっ!?」
いくつか並べられるオモチャ。ここはガッカリさせないように、反応を示しておこう。
手始めに、前脚でボールをコロコロと転がす。運動をしたくなったら、コレを使うか。そんなことを考えていると、辺古山は興奮しながらカメラを構え、連写したり、いろんな角度で撮影をしている。落ち着かねーな……。
しばらくボールを転がしていると、辺古山の手には猫じゃらしが握られていた。ふむ。辺古山の猫じゃらし捌き、どんなモノか見せてもらおうか。
辺古山 「リュウは、猫じゃらしに戯れてくれるか……?」
俺の前で猫じゃらしを左右に揺らし、俺の動きを見るような挑発をしてくる。動きを追って顔を左右に振る。
辺古山 「コレは……っ!! 動画の方がいいなっ!!」
どうやらカメラのモードを動画に切り替えたらしい。
初速を上げるために、身体を目一杯に縮め、脚のバネを使って床を蹴り上げ、猫じゃらしに飛び付いた。
バシッ!
猫じゃらしを捕える。しかし、まだこの身体に慣れていないせいか、キレがないな。動きの悪さについて考えていると、辺古山の瞳がギラついた。
辺古山 「クククッ……やるな、リュウ……っ! お前の狩猟本能、どれほどのモノか! 見せてみろ!!」
辺古山はカメラを構えながら、猫じゃらしの動きを速くする。
「!」
ときおりフェイントを挟んだりしてくるため、動きの先読みで捕まえる。
辺古山 「リュウは狩猟の才能もあるのだなっ! なんでもできてしまうとは……っ!」
辺古山は頬を紅潮させ、興奮気味に猫じゃらしを握る手に力を込めている。これは、自分の子供が出来る子で喜んでいる感情か……?
運動ができて満足できた俺は、目に入ったネズミのぬいぐるみを咥え、ソファに運び、もう一度降りて、抱き枕にできるぬいぐるみもソファに運ぶ。可愛いからじゃないぞ。興味を示しているだけだ。そう、それだけだ。
前脚と後ろ脚に挟み込み、目を瞑る。
辺古山 「くっぅぅっ!! 天使……っ! 天使がいるっ!!」
辺古山は瞳を潤ませ、感極まった声色で俺に向けてシャッターを切った。本当に何枚撮る気なんだ?まぁ、初日だから、仕方ないのかもしれない。止まらないシャッター音を子守唄代わりに、俺はもう一度眠った。
89 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/02/22(土) 01:35:22.07 ID:V4zR0n4vO
リュウ(猫星君)と王馬君
https://imgur.com/a/eRSsWAp
90 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/02/22(土) 01:37:49.37 ID:V4zR0n4vO
辺古山 「……そういえば、病院で診てもらわなければならないな。ワクチンなども必要だろう……シャワーもしてやらねばならんか……」
辺古山 「ふふふっ。やることが山とあるな。なんと幸せなことだろうか」
私は毛繕いをするリュウを眺めながら、これからの猫飼い生活でやっておかねばならないことをリストアップしなくてはな。
辺古山 (先に病院へ連れて行くか。リュウを診てもらえるか、動物病院で訊いてみよう)
辺古山 (午後からの診察になるか)
毛繕いをやめたリュウが私を見つめ、尻尾を一度左右に振ったかと思えば、壁にボールをぶつけ、戻ってきたボールをまた壁にぶつけて遊んでいる。動くことが好きなのかも知れない。猫じゃらしの動きはかなり俊敏だったからな。
辺古山 (しかし……どう連れて行くべきか……?)
大きな鞄や紙袋か? 紙袋はガサガサ音がして可哀想だな。せめて鞄にしておこう。
私はボールで遊ぶリュウの隣に座り、話しかける。
辺古山 「午後からはお前を病院で診察してもらおうと思う」
辺古山 「リュウならきっと注射も大人しく受けられるよな」
リュウの鼻先に人差し指でつつくと、リュウは“にゃー”と答えた。
91 :
◆AZbDPlV/MM
[sage]:2025/03/08(土) 22:13:42.87 ID:sPTaLHJk0
今月はお休みzzz
https://imgur.com/a/eeciBP5
92 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/04/06(日) 23:21:37.38 ID:NyPq988kO
辺古山 「お願いします」
動物病院に連れられ、今は診察台の上に載せられている。
獣医 「はーい、リュウ君だねー。この子大人しいねー」
辺古山 「はいっ! そして賢いです!」
辺古山が興奮気味に答える内に体重を測られ、獣医の手には体温計が握られている。
(猫の検温っつったら──)
今の俺は猫なのだから、動物病院で検査を受けるということは、それは当たり前のことで仕方ないこととはいえ、それでもやっぱり、トイレ同様、恥はある。
獣医 「おや、イカ耳になってる。直ぐに済むからねー、大丈夫だよー」
ズブッ
(だよなぁッ?!)
獣医 「うん。体重、体温共に問題ないね!」
「…………」
さらに大人しくなった俺の至るところを触診し、瞳孔や口腔を診られる。
獣医 「よーし。採血とワクチンするねー」
辺古山 「我慢だぞ、リュウ!」
応援してくれるのは嬉しいが、特に注射は苦手ではい。さっきの検温の方が、気持ち的に数倍も苦手だ。
プスッ
獣医 「おっ! 注射嫌がらないなんて、エラいエラい! 強い強い!」
針が刺さっても動じない俺に、獣医が頭を撫でて褒める。猫になってから、ずっとこの調子だな……。
獣医 「採血してウイルスとか調べるから、待っててねー」
辺古山 「はい。お願いします」
―――――――――
辺古山 「何もなくて良かったな。もし、何かあったとしても、最後まで面倒をみるつもりではあったが」
辺古山 「やはり何もなく健康である方がいい」
病院から戻り、ソファで丸くなる俺の頭を撫でる辺古山は、母性に満ち溢れた微笑みを向ける。
まぁ、猫の姿でも健康であることが解ったのは俺としても良かったな。少なくとも、この姿になったことで、体に不調や持病のような不都合は起きてないってことだからな。これからの猫生で持病があるとなったら、心と懐の問題で、辺古山に負担を掛けることになる。あの病院で何らかの病気を診断されていたら、何が何でもどこかでひっそりと死ぬことは、考えていた。
辺古山 「いつか坊ちゃんにもお前を紹介したいな」
辺古山の春が、今日一日で終わることはなさそうだと、欠伸をひとつして、ソファから下りる。爪研ぎの使用感を確かめるために、前足の爪を爪研ぎでバリバリと暫く引っ掻き倒した。
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