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【ダンガンロンパ】辺古山「猫のいる生活」
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64 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2025/01/14(火) 23:03:58.54 ID:PdWpZk630
王馬 「なー、おまえ本当に星ちゃんなの? 元々マスコットっぽい見た目だったのに、また随分と可愛くなっちゃったよねー!」
「……」
俺の伸びた胴をぶらぶらと揺らして遊びながら、楽しそうにニヤニヤしてやがる。クールじゃねぇが、相手がこいつとあってか、可愛いと言われてちょいと頭にきた。
今、両の前足の付け根を持って支えられ、胴は伸びた状態だ。猫飼いの俺は、猫の足のバネの強さを知っている。付け根の支えを軸にして、胴体を振り子のように勢いをつけて王馬の胸元を蹴りつけた。
王馬 「痛って!」
獄原 「えぇっ?!」
王馬が掴む力を緩めた隙に、蹴りつけた反動をつかって脱出する。
王馬 「反抗的な猫だなぁ。ま、それならそれでつまらなくないけどさー」
不機嫌そうに唇を尖らせながら胸元をさすっていたが、すぐに口元を歪めてにやりと笑う。こいつの変わり身の早さが不気味だ。
獄原 「星君! イヤならイヤだって言ってくれたら、ゴン太が王馬君に通訳するのに!! 蹴るのはヒドいよ……!」
獄原 「王馬君も王馬君で、星君にイタズラしたらダメだよ!」
少々良くない空気が俺と王馬の間に流れたため、獄原は慌てて俺達をそれぞれ悪いと、諌めようと割って入る。
王馬 「え? オレがいつ星ちゃんにイタズラしたのさー? 持ち上げただけじゃん。変な言い掛かりはやめてよねー!!」
王馬 「夢でも視てんじゃない? やっぱりゴン太の頭、かなりヤバいよー。 心配だから、腕の立つ闇医者紹介しようか?」
王馬 「ゴン太みたいな底抜けにバカ正直なヤツは珍しいから、ちょっと頭覗かれたり、人体改造くらいは されたりするかもしんないけどねー」
しかし、相手は王馬だ。暖簾に腕押し。のらりくらりと話を逸らそうとする。
ゴン太とキーボのヤツは大体こんな調子で、王馬の暇潰しの相手をさせられている。キーボはともかく、ゴン太の方は都合よく使われているなんて、理解しちゃいねぇだろうが。
このままコイツらを放っておいたら、始業までここに居ついちまいそうだな。仕方ねぇ。
『……悪かったな』
俺の謝罪をきいた獄原は、王馬から目を離して俺に振り向いてから、もう一度王馬に満面の笑顔を向けて振り返ると、興奮に声を弾ませながら通訳をする。
ゴン太 「王馬君ッ! 今、星君が謝ってくれたよ!」
王馬 「へぇ……」
訝しむように呟いて俺を一瞥するが、いつもの調子のいい胡散臭い笑顔を貼り付ける。本当にこいつは、腹になに抱えてんのか解りやしねぇ。
王馬 「うん! 全然オッケーだよー! 大好きな星ちゃんを、オレが許さないワケないじゃーん!!」
王馬 「それに、ゴン太はオレと違ってクソがつくくらいのバカ正直なヤツだから、この猫が星ちゃんだってのも、信じてやるけどさ」
王馬 「ご飯だっけ? 用意したげるから詳しく聴かせてよね」
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