仮面ライダーゴースト「まよいマイマイ?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 00:32:35.77 ID:myv/G7rn0
仮面ライダー×化物語

前回のSS

仮面ライダーゴースト「ひたぎクラブ?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488468918/

今回は「まよいマイマイ」1本でいきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489073555
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 00:35:57.54 ID:myv/G7rn0
俺は天空寺タケル!

18歳の時に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

それでも俺の周りには不可思議現象が絶えないようだ

この間もクラスメイトの戦場ヶ原さんの事件を解決したばかりだ

そして今回は・・・
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 00:39:27.71 ID:myv/G7rn0
ブロロロロロ・・・

タケル「・・・・・」

真宵「・・・・・」

今、俺は八九寺真宵という少女と一緒にバイクで走っている

なぜこんな事になったのかというと

話は数時間前に遡る・・・
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 00:48:26.93 ID:myv/G7rn0
タケル「ふぅ、こんなもんかな」

俺は買い物帰りに公園で休憩していた

タケル「しかし休日だというのに誰もいない公園だなぁ・・・ん?」

真宵「・・・・・」

そう思っていたらこの辺の案内図を見ている小学生くらいの女の子がいた
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 03:56:37.10 ID:0Q1vJeVA0
まよいちゃん普通に成仏して終わりそう

それか眼魂になるか
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 06:30:31.45 ID:myv/G7rn0
タケル「おおきなリュックだな・・・まさか家出?」

タタタ・・・

タケル「あ・・・」

そう考えていたら、その子は走り去って行った、その代わりに

ひたぎ「あら、天空寺君じゃないの」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 13:21:08.29 ID:BVS1TMBvO
おっ歴代ワースト作品のゴーストSSだ!!どれ見てやるかな
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 19:18:34.74 ID:myv/G7rn0
タケル「あ、戦場ヶ原さん」

ひたぎ「こんな所で何してるの?」

タケル「ああ、今度友達が帰ってくるからパーティでもしようと思って買い出しをね」

ひたぎ「友達・・・ねぇ」

タケル「戦場ヶ原さんは?」

ひたぎ「新しい服を買ったものだから・・・ちょっとね」

タケル「ふーん・・・」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 19:54:34.88 ID:NIEIdnyB0
>>7
僕はゴースト大好きです(半ギレ)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 20:03:49.07 ID:myv/G7rn0
ひたぎ「タコに青のり・・・たこ焼きかしら?」

タケル「うん、友達の1人が無類のたこ焼き好きなんだ」

ひたぎ「へぇ・・・」

タケル「ある意味たこ焼きで世界が救われたといっても過言じゃないくらいだからね」

ひたぎ「あなたの友達って普段何してるのよ・・・」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:08:14.77 ID:IXTC03fV0
…たこ焼き以外に何かしてた?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 20:18:05.45 ID:myv/G7rn0
タケル「戦場ヶ原さんはあれからどう?」

ひたぎ「ええ、もうすっかり良くなったわ」

タケル「そっか、良かった」

ひたぎ「お医者さんもびっくりしてたけど、「君の笑顔が見れてよかった」って喜んでたわ」

タケル「そ、それって・・・」

ひたぎ「ついうっかりあなたの名前を出したら不思議と納得していたわ」

タケル(宝生先生ェ・・・)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 20:37:38.04 ID:myv/G7rn0
ひたぎ「そういえば、まだお礼してなかったわね」

タケル「え、いいよ気にしなくて」

ひたぎ「それじゃ私の気が済まないわ、何でも言って」

タケル「何でもって・・・」

ひたぎ「何でもいいのよ、世界の全てを知りたいとか全てを終了させたいとか宇宙の果てへ行きたいとか人間になりたいとか不思議な森の浸食から世界を救いたいとか何でもね」

タケル「それは流石にちょっと・・・
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:30:34.76 ID:QNve8IklO
期待
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 22:02:00.66 ID:myv/G7rn0
ひたぎ「そうね、できれば私ができる範囲でお願いするわ」

タケル「いやだから・・・」

ひたぎ「あ、後これもダメよ」

タケル「聞いてないし・・・何?」

ひたぎ「あなたの彼女になる・・・ことよ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 22:19:13.32 ID:myv/G7rn0
タケル「は?」

ひたぎ「だって天空寺君年上好きだものね」

タケル「いや、だからアカリの方が先に生まれただけであってそういうわけじゃ・・・」

ひたぎ「別にアカリさんの事だなんて言ってないけれども」

タケル「///」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 22:24:41.18 ID:myv/G7rn0
ひたぎ「まぁ別にいいわ、それで、私は何をすればいいのかしら?」

タケル「そうだな・・・あ!」

ひたぎ「?」

タケル「そのたこ焼きパーティに参加して欲しいな・・・なんて」

ひたぎ「それお礼になってるの?」

タケル「いいじゃん別に」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 22:30:17.77 ID:myv/G7rn0
ひたぎ「まぁ考えておくわ、それじゃ」

タケル「どこか行くの?」

ひたぎ「これからデートなの」

タケル「え!?それなのに俺と話してて大丈夫なの?」

ひたぎ「大丈夫よ、あなたの事を話したらとても感謝していたわ」

タケル「いやそういう問題でなく・・・」

ひたぎ「じゃあまたね」

そう言って、彼女は去って行った

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 22:54:41.02 ID:myv/G7rn0
タケル「はぁ、なんかどっと疲れたな・・・俺もそろそろ帰・・・」

真宵「・・・・・」

ふと見ると、先ほどの女の子がまた案内板を見ていた

タケル「あれ、さっきの女の子・・・また戻ってきたのか?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 23:15:29.29 ID:myv/G7rn0
真宵「・・・・・」

タケル「もしや迷子なのかな?だったら・・・」

俺は迷わず彼女に近づいて話しかけて

タケル「お嬢ちゃん、道に迷ったのかな?」

真宵「!」チラ

彼女はこちらを向いて言った


真宵「話しかけないでください、あなたの事が嫌いです」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 00:57:58.80 ID:X+7wSzfS0
第一声からこれである

タケル「いや嫌いって・・・」

真宵「いいから話しかけないでください」

タケル「いや迷子なのかなと思って・・・」

真宵「違います!」

タケル(あ、リュックに名前書いてある・・・八九寺真宵ちゃんか)
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 07:34:06.79 ID:X+7wSzfS0
タケル「真宵ちゃん、俺は天空寺タケル、決して怪しい者じゃ・・・」

真宵「その紹介が既に怪しいです!てんきゅうじさん」

タケル「え?」

真宵「失礼、噛みました」

タケル「・・・・・」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 10:20:43.49 ID:X+7wSzfS0
真宵「とにかく!あなたの力なんかかりません!1人で大丈夫です!」ドン

タケル「うわっ!」

俺は彼女に突き飛ばされた

タケル「この・・・」スッ

俺は反射的に赤い眼魂を取り出した
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 10:42:43.95 ID:p+o7US3A0
おいおい、短気にもほどがあるだろ。
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 11:41:44.13 ID:X+7wSzfS0
真宵「目玉のオモチャ?そんなもんでどうしようと・・・」

俺は何も言わずにいつの間にか腰に巻かれたベルトに眼魂をセットした

アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!

真宵「あわわ・・・服のお化け!?」

そして叫ぶ

タケル「変身!」

闘魂カイガンブースト! 俺がブースト! 奮い立つゴースト!
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 12:21:41.37 ID:X+7wSzfS0
仮面ライダーゴースト(闘魂ブースト魂)「うおおおおおおおお!!!」

真宵「ひゃあああああ!!!てんきゅうじさんが変身しましたあああああ!!!」ヘタッ

真宵「って、その姿はもしや・・・仮面・・・ライダー・・・?」

ゴースト「ハァハァ・・・そうだよ、だから・・・君を助けてあげるよ」

真宵「本当・・・なんですね・・・」

やっとわかってくれたか・・・

でも、彼女の足元に水たまりなんてあったかな?
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 13:05:12.67 ID:X+7wSzfS0
真宵「もう・・・リュックの中にスペアがあったからよかったものの・・・」

タケル「ゴメン・・・」

俺は変身を解き、彼女に怒られていた

真宵「それにしても・・・本当に仮面ライダー・・・なんですね」

タケル「うん」

真宵「輝くマシンも深紅のマフラーも緑の仮面もないですけど、そうなんですね」

タケル「ま、まぁね・・・」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 15:06:32.36 ID:X+7wSzfS0
タケル「で、真宵ちゃんはどこへ行こうとしているの?」

真宵「・・・・・」スッ

彼女は何も言わずにメモを差し出した

タケル「ここか・・・そんな遠くもなさそうだしすぐ着くかな」

真宵「・・・・・どうですかね?」

タケル「あ、そうだその前に・・・」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 16:05:15.48 ID:X+7wSzfS0
俺はある人に電話をかけた

タケル「という訳なんです、泊さん」

進ノ介「わかった、その八九寺真宵って子の住所を調べればいいんだな?」

タケル「すみません、色々お願いしてしまって・・・」

進ノ介「いいんだよ、何かわかったら連絡する、じゃあね」ピッ

タケル「よし、いざってときは泊さんに保護してもらうことも考えとかないとな・・・」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 18:20:59.58 ID:X+7wSzfS0
タケル「じゃあ行こうか、あっちに俺のバイクあるから」

真宵「はぁ・・・無駄だと思いますけど、よろしくお願いします」

タケル「?」

真宵「いえ何でもありません、行きましょうか」

タケル「うん」





真宵「仮面ライダー・・・この人ならもしかして・・・」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 18:23:28.29 ID:X+7wSzfS0
こうして現在に至る

真宵「ふぃ〜風が気持ちいいですね〜」

タケル「そう、良かった」

彼女とはすっかり打ち解けていた、意外と素直な子なのかもしれない

真宵「ツーリングもいいですけど、車もいいですよね、あ、それだとフォーリングになっちゃいますか」

どうやらこの子は、ツーリングのスペルを勘違いしているらしい
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 19:15:29.45 ID:X+7wSzfS0
そんなこんなで走り続けていると、ある違和感を覚えた

タケル「おかしいな・・・そろそろこのメモの住所に着いてもいいころなんだけど・・・」

どうやら同じ場所をグルグル回っているようだった

真宵「やっぱり、無理なんですよ、私は迷子なんですから」

タケル「え?」

真宵「カタツムリの・・・迷子ですから」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 19:22:42.24 ID:X+7wSzfS0
タケル「カタツムリ?それってどういう・・・」

ドカーーーーーン!!!

タケル「!?」

真宵「きゃっ!?」

その直後、俺達の近くで爆発が起こった

タケル「一体何が・・・?」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 19:30:36.34 ID:X+7wSzfS0
??「チッ、外したか・・・」

いつの間にか背後から、バイクに乗った肩に大砲をつけた牛の怪物と

ショッカー戦闘員達「イー!!!」

見覚えのある黒の全身タイツ軍団がいた
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 19:37:58.29 ID:X+7wSzfS0
??「俺様はタイホウバッファロー!偉大なる首領の手先だ!」

タケル「ショッカー・・・壊滅したんじゃなかったのか」

伝説の悪の組織・・・以前本郷さん達と協力して壊滅させたはずなのに・・・まだ生き残りが・・・

タイホウ「その子供をこっちに渡してもらおうか」

真宵「ひっ・・・」ビクッ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 19:48:01.82 ID:X+7wSzfS0
タケル「真宵ちゃんを?一体何故・・・」

タイホウ「そんな事話す必要はない!いけショッカーオートバイ部隊!!!」

ショッカー戦闘員「イー!!!」

ブロロロ・・・

ショッカーたちはバイクでこちらに向かってきた

タケル「まずい・・・真宵ちゃん!しっかり捕まってて!」

真宵「は、はい!」ガシッ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 19:50:59.73 ID:hIIMYfpR0
幽霊なんぞいくらでも手に入るだろうに…何故彼女を狙うのか
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/11(土) 19:55:10.10 ID:X+7wSzfS0
俺達はバイクを走らせ、さっきの公園まで戻ってきた

タケル「よしここなら・・・真宵ちゃん、物陰に隠れてて」

真宵「わ、わかりました・・・」

タイホウ「フフフ・・・もう逃げられんぞ」

タケル「それはどうかな・・・変身!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!
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