【ガルパン】優花里「地獄の一週間」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:31:47.13 ID:s6WiqXqL0




大洗連合合宿場



1日目夜20:00


優花里「今日から大洗連合のみんなで強化合宿であります!」

優花里「いつもとは違う他校のみんなと練習して、ご飯を食べて、お風呂に入って、いっしょに寝る、楽しい青春の1ページであります!」

優花里「なのに」

優花里「なんでみなさん目が死んでるんですか?」

まほ「なんでだろうなぁ…」

ノンナ「…」ズーン

カルパッチョ「…」ズーン


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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:32:25.48 ID:s6WiqXqL0

ノンナ「ぁぁぁ…」ガリガリガリ!

優花里「ちょ!ノンナ殿そんなことしたらきれいな黒髪が大変なことになってしまいます!」

ノンナ「ぁ…」ガリ…

ノンナ「カチューシャ…ァァァァァ…」

優花里「一体彼女に何が…?」

まほ「私が知るわけなかろう…」

カルパッチョ「タカチャーン…タカチャーン…」

優花里「なんでカルパッチョ殿はずっとカエサル殿みたいな人形に話しかけてるんでしょうか」

まほ「知らん…」

カルパッチョ「は…?」ギロリ

優花里「ひぃっぃぃぃぃいい!!!」

カルパッチョ「貴ちゃんみたいなじゃなくて、貴ちゃんそのものなんだけど」

優花里「そ、そ、そ、そうでありましたか…、申し訳ないであります…」

カルパッチョ「失礼しちゃうわよねー、貴ちゃん♪」イジイジ

優花里・まほ「…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:32:53.54 ID:s6WiqXqL0

数分後

まほ「そ…その、2人とも、自分の好きな人間と同室になれなかった悲しみはわかるが、そこまで落

ち込むと合宿がつまらなくなるぞ」

ノンナ・カルパッチョ「あ゛…?」ギロリ

まほ「…」カサカサカサ

優花里「ちょ!?、私の後ろに隠れないでください!!」

まほ「すまない、私にあの2人を説得できることはできない」キッパリ

優花里「ちょっとタイムです、少し廊下に行ってきます、まほ殿…来てください」

まほ「あぁ…」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:33:58.63 ID:s6WiqXqL0

数分後

まほ「そ…その、2人とも、自分の好きな人間と同室になれなかった悲しみはわかるが、そこまで落ち込むと合宿がつまらなくなるぞ」

ノンナ・カルパッチョ「あ゛…?」ギロリ

まほ「…」カサカサカサ

優花里「ちょ!?、私の後ろに隠れないでください!!」

まほ「すまない、私にあの2人を説得できることはできない」キッパリ

優花里「ちょっとタイムです、少し廊下に行ってきます、まほ殿…来てください」

まほ「あぁ…」


修正です
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:35:20.21 ID:s6WiqXqL0


バタン

優花里「あきらめないでくださいよ…、今日から1週間ですよ、もしここで2人を普通に出来なかった

ら私たち1週間同じ空間で過ごすんですよ」

まほ「そんなこと私にもわかってる」

優花里「なら説得しないとまずいですよ、ノンナ殿はずーーーーーーっとカチューシャ殿の写真眺めてにやにやしてるし、いやまぁ今のところ危害はないですけど、問題はアンツィオ高校のカルパッチョ殿ですよ、常に人形に話しかけてて何もない壁を眺めてニコニコしてるんですよ…、みんなの前じゃ普通なのに部屋の中だと2時間に1回枕を殴るしどうなってるんですか」

まほ「カルパッチョが枕を殴るのは1時間30分に1回になってきている」

優花里「そんなことはどうでもいいんですよ」

まほ「対象者の観察は必要なことだ!」

ドア「ガチャ!」

優花里「」

まほ「」

カルパッチョ「ジュース買ってきます」

優花里「は、はい」

まほ「行ってらっしゃい」

カルパッチョ「いっしょに行こうねーたかちゃん!」ニコニコ

人形「…」ブラブラ



6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:36:55.54 ID:s6WiqXqL0



優花里「今です、ノンナ殿1人なら2人で説得できるはずです!」

まほ「そ、そうか!、このチャンスを逃すわけにはいかない!」

ノンナ「ァァァ…」

まほ(畳にシャーペンの心をさして遊んでる…)

優花里(とんでもないことをやってるであります…)

優花里「ノ…ノンナ殿?」

ノンナ「なんですか」

優花里「カ、カチューシャ殿とはプラウダじゃいつも一緒なんですよね…、いったい何がご不満何でありますか?」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:39:03.99 ID:s6WiqXqL0

ノンナ「いや、不満なんてないです、大丈夫ですよ、そんな気にしてないです」

優花里「は…はい…」カタカタカタ

ノンナ「部屋が違うとか…、一緒にお風呂に入れないとか、一緒に戦車に乗れないとかー、一緒に寝れないのとかー!、このしおりに自由行動がないことに対して不満があるわけじゃないんですよ」

しおりスパン!

まほ「ヒィ…!」ビクッ!

優花里(声のトーンがおかしくなってきたであります…!)

ノンナ「いやでもね、一つだけ許せないんことがあるんですよ」

カルパッチョ「何が許せないの♪」

優花里「」ビックゥ!

まほ「」ビックゥ!

ノンナ「なんで糞ゲルマン高校のドブネズミ色の糞女がカチューシャと一緒の部屋なんだぁ!」

しおりびりぃ!!!

優花里「ひぃーーーーーー!」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:39:55.00 ID:s6WiqXqL0

まほ「ちょ…ちょっとまて!、人の高校と後輩を侮辱するのはダメだろう!」

ノンナ「貴女確かあのゲルマン糞ドブネズミの尊敬する先輩でしたね、あいつ尊敬する先輩がぐちゃみそになったらどんな顔するでしょうか」

まほ「ヒィ…」ガタガタガタ

カルパッチョ「手伝おうか?」

まほ「ひぃぃいいいいい!」

優花里「ひぃいいいいい!」

ノンナ「冗談ですよ」

まほ「タイム、タイム、ちょっと優花里さん一緒に外に行こうか」

優花里「はい」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:40:49.72 ID:s6WiqXqL0


まほ「なになになに、あれなに?」

優花里「私にもわかりませんよ」

まほ「私もわからない、あぁーどうするんだ…、かなりやばいぞ、初日だぞ、今初日だぞ、残り1週間みんなと一緒の練習時間と食事時間外ずーーーーーっといっしょだぞ」

優花里「はい、さっき私言いました」

まほ「どうしたんだ優花里さんさっきまであんなに必死だったのになんで淡々としているんだ…?」

優花里「人間死を覚悟するとすごく思考能力が上がるんですよ」

まほ「…、だから?」

優花里「なんかもう、死を覚悟したら全部どうでもよくなっちゃいました」

まほ「嫌だめだって、生き物に生まれたんだからそこは覚悟したらダメだって」

優花里「だって…」

バァン!!

まほ「」

優花里「」

ノンナ「歯を磨いてきます」

まほ「ハ…ハイ…」

優花里「イッテラッシャイデアリマス…」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:42:03.74 ID:s6WiqXqL0


朝 食堂


エリカ「あぁ!?、M3の子また勝手にどこかに…!?」

カチューシャ「エリーシャ!、肩車しなさい!」

エリカ「肩車してあげるからズボン引っ張るのはやめなさい」

ペコ「あはは、パンツ見えてますよ」

エリカ「もうっ!ほら乗りなさいよ!」

カチューシャ「全くサキーシャったらどこに行ったのよ…、いたわー、前方2時方向にいるわ!」

エリカ「まったくあの子はちょろちょろして…」

カチューシャ「行くわよペコーシャ、発進よエリーシャ!」

エリカ「頭つかむのやめなさいよ…」ッタッタッタ

ペコ「わぁ〜い^^」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:42:54.40 ID:s6WiqXqL0

ノンナ「…」ズォオオオオオオオオオオオオオオオ

優花里「やばいですよ、ご飯をよそってるノンナ殿の周りの空気が紫色に見えてきました」

まほ「霊感やオカルトの類は信じないが、今の私にも同じ色に見える」

優花里「あそこいけますか?」

まほ「とばっちりを受けそうだからいやだ」

優花里「嫌でも…同じテーブルで食べないと怒られちゃいますよ…」

まほ「大丈夫…大丈夫だ…流石に殺されたりはしないだろう」


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:43:40.89 ID:s6WiqXqL0

テーブル

カルパッチョ「わぁ!、このサラダパスタとても美味しいです」

ノンナ「そうですか、明日それにしてみます」

優花里「バイキング形式もあるなんて結構いい設備ですね」

まほ「サンダースからの支援はすごいなぁ」モグモグ

優花里「…」モグモグ

ノンナ「…」パクパク

優花里(ノンナさん箸使いめっちゃうまいであります…!!!)



13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/13(月) 22:44:33.71 ID:s6WiqXqL0


練習です!


ジョギングです!

優花里「10キロマラソンなんて聞いてないであります!」ダッダッダ

ノンナ「結構きついですね」バインバインバイン!

カルパッチョ「しっかり朝食食べておけばよかったです…、朝にお肉食べないとお昼前大変なことになりそうです…」タッタッタ

まほ「ダァー…ダァー…ダァー…」


水泳です!

優花里「100メートルスイミングなんて聞いてないであります!」

ノンナ「戦車道にスイミングは関係ないですよね…」

カルパッチョ「ジョギングの後にこれはきつすぎます…!」

まほ「プカー…」


サイクリングです!

まほ「うぉぉぉぉおお地獄坂!!!」

ノンナ「太ももが…つる…」

カルパッチョ「残り1キロです、坂道を超えたらスリップストリームをします!、頑張りましょう!」

優花里「はい!!!、って、これ戦車道関係ないですよね、ただのトライアスロンですよね!!」





14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 00:19:36.14 ID:yjrFQ8hA0
面白い、期待
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 00:23:16.36 ID:9lsjfbXR0
ほのぼのエリカチュとの対比に涙が出ますよ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 20:01:29.65 ID:bHcPBjARO
これいつものやさしくないガルパンシリーズの人か?
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/15(水) 00:45:15.70 ID:RK9ot6Z30
?、ちがいますよ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 00:49:21.43 ID:zvkTWYIE0
他の部屋どうなってるんだろ

麻子、ローズヒップ、ペパロニ、西隊長とか面白そう
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/15(水) 00:50:36.68 ID:RK9ot6Z30


お昼休みです

優花里「ふ…ふ…ふ…」

まほ「なんで…トライアスロンしなくちゃいけないんだ…」

ノンナ「お弁当貰ってきました」

カルパッチョ「お茶持ってきました」

まほ「すまない…、ありがとう」グビグビ

優花里「美味しいであります」グビィ…

ノンナ「…」ガツガツガツ

カルパッチョ「…」ガツガツガツ

まほ「激しい運動した後によく食べれるな…」ムシャァ…

優花里「無理に食べないと動けなくなります…、2日目でこれですよ…」モグ…モグ…

ノンナ「…」モミモミモミ

カルパッチョ「…」モミモミモミ

まほ「そうだマッサージしとかないと…」モミモミ

優花里「明日筋肉痛になりますからね…」モミモミ

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/15(水) 00:57:42.83 ID:RK9ot6Z30


お昼休みです

優花里「ふ…ふ…ふ…」

まほ「なんで…トライアスロンしなくちゃいけないんだ、これ合宿だよなぁ?」

優花里「強化合宿じゃありませんよこれ、改造合宿ですよ」

ノンナ「西住さん、秋山さん、お弁当貰ってきました」

カルパッチョ「お茶持ってきましたよ〜」

まほ「すまない…、ありがとう」グビグビ

優花里「ありがとうであります、美味しいであります」グビィ…

ノンナ「…」ガツガツガツ

カルパッチョ「…」ガツガツガツ

まほ「激しい運動した後によく食べれるな…」ムシャァ…

優花里「無理に食べないと動けなくなります…、2日目でこれですよ…」モッモッモッ

ノンナ「…」モミモミモミ

カルパッチョ「…」モミモミモミ

まほ「そうだマッサージしとかないと…」モミモミ

優花里「明日筋肉痛になりますからね…」モミモミ

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/15(水) 00:59:55.11 ID:RK9ot6Z30


亜美「お昼休憩終了!、次はチームのメンバーで丸太を持って砂浜3キロジョギングよ!」

ノンナ「フザケンナヨ」ボソリ

優花里「嘘ですよね…、冗談ですよね…」カタカタ

まほ「教官は本気だ…、見ろ、教官と同じ学校だったサンダースの連中、目が死んでるぞ」

ケイ・ナオミ・アリサ「…」

優花里「あんなケイさんの顔見たことないです」

まほ「落ち着け私…、そ…そうだ、チョコレートを持ってきたんだ、食べよう」

優花里「ショカコーラ!初めて見ました!」

まほ「食べるか」

優花里「ありがとうご…っ!?」ドロォオ…

まほ「すまん」

優花里「まほ殿…、ポケットに入れてましたよね…体温でどろどろに溶けてます…」パクリ

まほ「すまん」

優花里「ぬ゛ぅう…結構ビターです…」

まほ「すまない…」
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