【ガルパン】アンチョビ「2人暮らし」

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223 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:19:42.79 ID:kfp60swH0
ガチャリ

アンチョビ「ただいまー」

シーン

アンチョビ「?」

アンチョビ「ペパロニー?」

シーン

アンチョビ「(どっか行ってるのか?)」キョロキョロ

モニョ

アンチョビ「ん?」

アンチョビ「....」メクリ

ペパロニ「zzz....」シロメ

アンチョビ「ぶふっ!!!!」

アンチョビ「くふっふっふっ....朝と同じ顔っ....!」
224 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:20:27.42 ID:kfp60swH0
アンチョビ「ってそうじゃなくて!!!」バシバシ

アンチョビ「お前いつまで寝てるんだ!」バシバシ

ペパロニ「んん....あと5分....」ムニャ

アンチョビ「あと5分したら2時だ!!!」

ペパロニ「ちょうどいいじゃないッスかぁ〜....」

アンチョビ「平日の昼間っからこいつは....」

ペパロニ「おはようございます姐さん」ペコリ

アンチョビ「世間はもうこんにちはだ」

ペパロニ「こんにちは姐さん」ペコリ

アンチョビ「はいこんにちは」ペコリ

アンチョビ「....」
225 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:21:13.13 ID:kfp60swH0
ペパロニ「まー夏休みですしいいじゃないッスか〜」

アンチョビ「こんな生活続けてたら新学期始まった時辛くなるぞ?」

ペパロニ「んー確かに....」

アンチョビ「それが嫌ならもう少し規則正しい生活をだな....」

ペパロニ「そんなことしてもどうせ起きられないッス!」

アンチョビ「確かに」

ペパロニ「毎朝モーニングコールでもしてくださいよ〜」

アンチョビ「いっとくが私は大学生だからな」

アンチョビ「こんなこと言っててなんだがお前より普段はお前より起きる時間が遅い!」

アンチョビ「だから無理だ!!!」ドヤ

ペパロニ「かぁ〜いい御身分ッスねぇ〜大学生は!!!」

アンチョビ「悔しかったらお前もなってみろ!!!」アッハッハ!

ペパロニ「....」
226 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:21:59.60 ID:kfp60swH0
ペパロニ「....も」

ペパロニ「も〜姐さん!絶対無理って分かってて言ってるッスね!?」

アンチョビ「イヤーワタシオマエナラデキルオモテルヨー」

ペパロニ「突然日本語忘れないでくださいよ〜」

アンチョビ「ふふっ、まあ私がいない時でももうちょっと早起きしような」

ペパロニ「その心は?」

アンチョビ「帰ってきたらすぐ昼飯食べたい」

ペパロニ「姐さんこそ私が帰った後自炊生活に頭抱えてそうッス」

アンチョビ「....」

アンチョビ「今が楽しけりゃそれでいいんだよ!!!」バーン!

ペパロニ「なるほど!!!」ドーン!

グー!

ペパロニ「あ、今作るッス」

アンチョビ「お、おう....////」
227 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:22:33.88 ID:kfp60swH0
ペパロニ「....」トントン

ザッ

ペパロニ「....」カチ

ペパロニ「....」ジュー

ペパロニ「....」

ペパロニ「....学かぁ」

アンチョビ「どした?ボーっとして?」

ペパロニ「うわっ!?いきなり後ろ立たないでくださいよ!」

アンチョビ「いや、なんか手伝おうと思って」

ペパロニ「あ、あー、それじゃ....あ、もうやること残ってないッス」

アンチョビ「なんだよ〜」

ペパロニ「もうちょっとでできるんで〜」

アンチョビ「りょうか〜い」

ペパロニ「....」ニコニコ

ペパロニ「....」

ペパロニ「....」
228 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/07/23(日) 00:24:14.16 ID:kfp60swH0
本日はここまでです
スローペースで続けます
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 15:01:32.28 ID:EgsbLnG30

おや……? ペパロニの様子が……?
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 15:40:25.56 ID:oZSUm89G0
BBBBBBBBB
231 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:17:11.62 ID:aMqhbM4R0
アンチョビ「ごちそうさまでした」ペコリ

ペパロニ「おそまつさまでした」ペコリ

アンチョビ「....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「姐さん今日は朝から練習だったんスか?」

アンチョビ「もちろん」

アンチョビ「うちの大学は強豪ってわけじゃないが、高校ほどじゃないにしろそれなりに練習はあるんだ」

ペパロニ「へ〜」

ペパロニ「(アンツィオもそんなに練習量多くないような)」

ペパロニ「結構緩めなんスね」

アンチョビ「まあな....」
232 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:17:45.13 ID:aMqhbM4R0
ペパロニ「って言ってもやっぱ朝早くからじゃ疲れるッスよねー」

アンチョビ「そりゃ練習自体はしっかりやってるからな」

アンチョビ「(頻度は低いけど)」

アンチョビ「少なくとも昼過ぎまで布団に転がってるよりはずっと疲れたぞ」ニヤリ

ペパロニ「ちっちっち」ニヤニヤ

アンチョビ「?」

ペパロニ「姐さん、眠るって行為は意外と体力使うんスよ!」バーン

アンチョビ「はぁ?」

ペパロニ「あ!全くこれっぽっちも信じてない顔してるッス!」

ペパロニ「それどころか呆れ返ってる顔ッスねそれは!」

アンチョビ「なんでそんなことまで分かるんだよ」

ペパロニ「愛故、ッスかね....」ヘヘン

アンチョビ「そう....」
233 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:19:20.25 ID:aMqhbM4R0
アンチョビ「まあお前の言うことなんて毎回話半分どころか話八分くらいで聞いてるわ」

ペパロニ「ハナシ?ハンブン?」ポケー

ペパロニ「も〜ちゃんと全部聞いててくださいよ〜」

アンチョビ「....」

アンチョビ「話半分ってのはその話を半分くらいしか信用してないってことだ」

ペパロニ「....」

ペパロニ「!?」

ペパロニ「なぁっんてこと言ってくれるんスか!?」

アンチョビ「お前アホだからな」

ペパロニ「普段はそうかもしれないッスけどこれはテレビで言ってたから本当ッスよぉ〜」

アンチョビ「人の信用度ってのはそれまでの実績に対して決められるもんだ」

ペパロニ「そんなぁ〜....」

アンチョビ「そもそも」

ペパロニ「?」

アンチョビ「仮にそれが合ってたとしても昼間で寝て良い理由にはならん!!!」バーン

アンチョビ「というか私は早起きしてるのに居候が昼間で寝てるのが気に入らん!!!起きろ!!!」

ペパロニ「八つ当たりじゃないッスか....」
234 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/08/23(水) 16:29:48.35 ID:aMqhbM4R0
本日はここまでです
遅れてしまい申し訳ありません
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 00:52:16.96 ID:yuDQMAfV0
おつおつ
236 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:09:36.96 ID:B/NiSdWB0
アンチョビ「ぷわぁ〜〜〜〜〜....」ゴロン

ペパロニ「....」

アンチョビ「....」パチパチ

アンチョビ「んー....」パチ

ペパロニ「あぁ〜〜〜!!!」

アンチョビ「....なんだよ」

ペパロニ「さっきあんなに昼まで寝てた私を叩いてたのに自分は昼から寝ようとしてるぅ〜〜〜!!!」

アンチョビ「なんだと?」

アンチョビ「私はお前と違って早起きしたんだ!」

アンチョビ「しかもお前が寝てる間はずっっっっっっと炎天下で戦車の中蒸し焼きになってたんだぞ!?」

アンチョビ「眠くなって当然だろ!!!!」

ペパロニ「冗談っすよ冗談」エヘヘ

アンチョビ「ったく....」
237 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:10:07.05 ID:B/NiSdWB0
アンチョビ「じゃあ私はちょっと昼寝するからうるさくするなよ?」

ペパロニ「いくら私でも1人でうるさくしろって方が無理ッス!」ペカー

アンチョビ「(普通の人ならそうなんだがこいつだとそれも怪しいんだよなあ....)」

アンチョビ「外にでも遊びに行ったらどうだ?」

ペパロニ「嫌ッスよこんなあっつい中〜」

ペパロニ「自分で言ってたじゃないスかぁ〜」

アンチョビ「ま、まあそうなんだが....」

ペパロニ「姐さんもしかして....」

アンチョビ「っ....」ゴクリ

ペパロニ「快適な睡眠を摂るためにうるさい私を追い出そうとしてるんスか!?」

アンチョビ「こんな時だけ勘が良いっ!!!」

ペパロニ「酷いッスよぉ〜姐さぁん〜」スリスリ

ペパロニ「無防備な私を外に放り出したら死んじゃうッス〜」スリスリ

アンチョビ「いや外に出るときはもうちょっとまともな格好しろよ!」
238 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:10:39.31 ID:B/NiSdWB0
ペパロニ「....」

ペパロニ「しょうがないから私も一緒に寝るッス!」ペカー

アンチョビ「....お前ついさっきまで散々寝てたのに寝られるのか?」

ペパロニ「そこは任せて欲しいッスよ」

アンチョビ「何か秘策でもあるのか?」

ペパロニ「姐さん、大学で使ってる教科書、なんでもいいんで一冊貸して下さい」

アンチョビ「ん、これでいいか?」

ペパロニ「どうもッス、それじゃあ適当に開いて....」

アンチョビ「お前何して

ペパロニ「zzz....」スピー

アンチョビ「....なるほど」

アンチョビ「(こいつがどうしてもうっとおしい時は活字を押し付ければいいのか....)」

アンチョビ「(勉強になるな)」
239 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/10(日) 23:11:09.10 ID:B/NiSdWB0
本日はここまでです
なんとか続きます
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 00:06:01.63 ID:KBGuqt2xo
かわいい
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 07:58:41.49 ID:TyQg+cDPO
乙です
可愛いです
242 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:49:57.46 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「はっ!?」パチリ

ペパロニ「どうしたんですか千代美さん?」

アンチョビ「あ、いやなんか寝てるときにいきなり落ちていくみたいな感覚になることないか?」

ペパロニ「あーあるある!びっくりして思わず目が覚めちゃうんですよね〜」ケラケラ

アンチョビ「そうそう、私も今そんな感じになって....」

アンチョビ「....ん?」

ペパロニ「どうしました?」

アンチョビ「お前、ふざけてるのか?」

ペパロニ「?」キョトン

アンチョビ「なんで私がちょっと寝てる間に髪がロングになってるんだよ!」アハハ

ペパロニ「なんでって....千代美さんも知ってますよね?私が大学に入ったころから髪伸ばしてるの」

アンチョビ「は?」
243 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:50:37.58 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「大学ってお前まだ高校生だろ?なんだ、そういう設定か?」

ペパロニ「設定....?」キョトン

アンチョビ「このウィッグもわざわざ寝てる間に買いに行ったのか?やーご苦労ご苦労!」グイッ

ペパロニ「いたっ!」

アンチョビ「んな、随分しっかり固定してるな....このっ!」グイグイ

ペパロニ「痛い痛い痛い!!!いきなりどうしたんですか千代美さん!」

アンチョビ「は、はぁ....?」

アンチョビ「だいたいさっきからそのかしこまった喋り方なんなんだ?お前といえば敬ってるようで敬ってないあの感じだろ!」

アンチョビ「あと名前呼びやめろ!お前にそう呼ばれるのくすぐったいんだよ!」

ペパロニ「?」

ペパロニ「やめろって....千代美さんがそう呼べって言ったんじゃないですか」

アンチョビ「そんなこと言うわけないだろ?いつだ?いつ私が言ったって言うんだよ」

ペパロニ「そんなの、同居を始めたときに決まってるでしょう?忘れちゃったんですか?」ケラケラ

アンチョビ「同居ぉ?そりゃ確かに今は同居みたいなものかもしれないが....」キョロキョロ
244 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:51:06.89 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「ってここどこだ!?私の安アパートじゃないぞ!?!?!??!」

ペパロニ「あら、それってもしかして千代美さんが大学生の頃住んでたあの部屋のことですか?」

アンチョビ「なんだそのあの頃の思い出みたいな言い方....」

ペパロニ「だってもう大分前のことですし....」

アンチョビ「....」

アンチョビ「(なんなんだこれは....)」

アンチョビ「(ドッキリにしては手が込みすぎてるんじゃ....)」

アンチョビ「(ペパロニだけでこんなしっかりした設定まで練ることは出来ないだろうし....)」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....なるほど」ニヤリ

ペパロニ「?」

アンチョビ「....」スック
245 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:51:51.11 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「おりゃっ!!!」ガサゴソ

ペパロニ「ひゃっ////」

アンチョビ「その穴のない受け答え、イヤホンかなにかでカルパッチョが入れ知恵してるんだろ!!!」サワサワ

ペパロニ「あっ////そこはっ////」

アンチョビ「うっとおしいウィッグの下の耳を見せろ!!!」サワサワ

ペパロニ「ああっ!!!!」

アンチョビ「む、ない」

ペパロニ「そこは弱いって知ってるくせに....千代美さんのいじわる////」

アンチョビ「何赤くなってるんだよ....」

ペパロニ「だって....今日の千代美さんいつになく積極的だから....////」デーン

アンチョビ「(何が何だかさっぱりだ....)」
246 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:52:23.00 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「ってデカっ!?!!??」

アンチョビ「ウィッグだけじゃなくてこんなところにまで仕掛けがあるのか....」ジー

ペパロニ「....////」

ペパロニ「そんな胸ばっかり見ないでください....////」モジ

アンチョビ「んだと〜?一丁前な反応しやがって〜....」

アンチョビ「そういうのはきちんと自前の巨乳を身に着けてからしろ!!その詰め物取れ!!!」バイーン

ペパロニ「あんっ!」

アンチョビ「....?」

アンチョビ「このっ!」バイーン

ペパロニ「んんっ!!!」

アンチョビ「....」
247 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:53:18.30 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「....ちょっと失礼」ガサゴソ

ペパロニ「あっ....////」

アンチョビ「....」バサッ

ペパロニ「....やん////」デーン

アンチョビ「....」

アンチョビ「(付いてる)」

ペパロニ「....さて」

ペパロニ「本番はあとに取っておいて、そろそろご飯にしましょ?」

アンチョビ「ん?そうするか」

ペパロニ「はーい」テクテク

アンチョビ「....」

アンチョビ「(....本番?)」
248 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:54:01.18 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「....」モグモグ

アンチョビ「んーうまい!」

ペパロニ「よかった♪」ニッコリ

アンチョビ「(しかしまたこれか....)」

ペパロニ「さっき千代美さんがあの頃の話してたでしょ?だから私も久しぶりに作りたくなっちゃって....」モグモグ

ペパロニ「懐かしい味....」モグ

アンチョビ「(懐かしいというかついこの前食べたというか....ん?)」

アンチョビ「これなんかいつもと味が違うような....」

ペパロニ「....」プクー

アンチョビ「な、なんだよ」アセ

ペパロニ「忘れちゃったんですか〜?」

アンチョビ「えぇ?」

ペパロニ「も〜〜〜っ!!!」プクー

アンチョビ「ちょっ!?なんだよ!?」

ペパロニ「あの時はちゃんと当ててくれたのにぃ〜!」プンプン

アンチョビ「?」

ペパロニ「ナポリタンの隠し味は....」
249 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:54:33.53 ID:lp9tqvWA0
ペパロニ「じゃあわたしもお風呂入ってきますね」ンショ

アンチョビ「あーい」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....」

アンチョビ「(ネタバラシは!?!?!?!?)」

アンチョビ「(いつまで引っ張るんだよ!!!!いい加減しんどいぞ!!!!)」

アンチョビ「(そもそもあのペパロニの設定何なんだよ!!!)」

アンチョビ「(なんか物腰やわらかだし髪長くなってるし胸デカくなってるしいい匂いするし....)」

アンチョビ「(大和撫子かっ!!!!!)」ジタバタ

アンチョビ「(何年経ってもああなるわけないだろっっっ!!!!)」ジタバタ

アンチョビ「(なんなんだこの現実離れした....)」

アンチョビ「....」
250 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:55:20.45 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「(はっ!!!)」

アンチョビ「(夢か....なるほど....)」

アンチョビ「(あーなんかそう考えると全部合点がいくな〜)」アハハー

アンチョビ「(そりゃそうだ、ついさっきまでボロアパートで寝てたのに目が覚めたら突然....なんてあるわけないか!)」

アンチョビ「(やーっと謎が解けてすっきりだぁ....)」

アンチョビ「(ん、スッキリしたら一気に眠気が....)」

アンチョビ「(あー、変な夢だけど....)」ウト

アンチョビ「(案外こういう未来も....)」ウトウト

アンチョビ「zzz....」
251 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:55:54.16 ID:lp9tqvWA0
ペパロニ「ふぅ〜気持ち良かった〜」

ペパロニ「お待たせしましたっ!」

ペパロニ「さ、今日はどっちが....」

アンチョビ「zzz....」

ペパロニ「寝てるっ!?!?!?!??!?」
252 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:56:28.19 ID:lp9tqvWA0
トントントントン

アンチョビ「zzz....」

アンチョビ「んんぅ....」パチリ

アンチョビ「....」

ペパロニ「ふんふん〜ふん〜」

アンチョビ「....」スック

ペパロニ「あ、姐さん起きたんスか」

アンチョビ「....」

アンチョビ「それ」ムンズ

ペパロニ「ひぁっ!」

アンチョビ「んん....」モミモミ

ペパロニ「ちょっ....////姐さん包丁....////」

アンチョビ「....ふむ」
253 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:56:59.41 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「うん、あるにはあるがそんなにないな!!!」バーン

ペパロニ「....」

ペパロニ「いきなり人の揉んどいてそれってセクハラっスよ?」

アンチョビ「いや普通揉むだけでもセクハラだぞ」

ペパロニ「まあそうッスけど....」

ペパロニ「てかいきなりどうしたんスか?」

アンチョビ「あー、いや、なんか変な夢見ちゃってな」

ペパロニ「変な夢見た後いきなり胸を....」

ペパロニ「それって....////」ポッ

アンチョビ「違う違う違う絶対お前が思ってるような夢じゃないから!!!!」

ペパロニ「えー、だってそうじゃなきゃ寝起きですぐこんなことしないッスよねぇ〜???」ニヤニヤ

アンチョビ「ちぃがうって!!!!」

ペパロニ「エッチな恋愛小説ばっか読んでるからそんな夢見るんスよぉ〜〜〜〜????」ニヤニヤ

アンチョビ「そそそそそそそそんなの読んでないわっ!!!!!」

ペパロニ「怪しいッスねぇ〜〜〜」ニヤニヤ

アンチョビ「うううるさいっ!!!そんなことどうでもいいから早く飯を作れ!!!」アセアセ

ペパロニ「はぁ〜〜〜い」ニヤニヤ
254 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:57:26.87 ID:lp9tqvWA0
アンチョビ「....」モグモグ

アンチョビ「....うまい」

ペパロニ「どうもッス!」ペカー

アンチョビ「(ついさっき食べた気がするんだが....)」

アンチョビ「しかしなんでまたナポリタンを....」

ペパロニ「いやーちょっと試してみたいことがあって」

アンチョビ「?」

ペパロニ「今日のナポリタン、ちょっと違うんスよ!わかります?」

アンチョビ「ああ、いつもよりコクがあるな」

ペパロニ「そ〜〜〜なんスよぉ!なんと今日は....」

アンチョビ「味噌、だろ?」

ペパロニ「」
255 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/12(火) 23:58:58.53 ID:lp9tqvWA0
ペパロニ「....な」

ペパロニ「な〜〜〜んで隠し味が分かったんスかぁ!?!?!???!?」

アンチョビ「そりゃあお前....」

ペパロニ『ナポリタンの隠し味はお味噌です!』

アンチョビ「(....夢でお前に聞いたからとは言えないか)」フフッ

アンチョビ「....あんだけナポリタン食べてりゃ嫌でも気づく」

ペパロニ「そりゃ申し訳ないッス」テヘ

アンチョビ「分かってるならもうちょっと間隔空けてくれ....」
256 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/13(水) 00:00:03.94 ID:OXF60IJU0
ペパロニ「すんませ〜ん、洗い物やってもらっちゃって〜」ゴロゴロ

アンチョビ「まー飯作ってもらってるからな〜、これくらいはな〜」ゴシゴシ

アンチョビ「....」ゴシゴシ

アンチョビ「あ」

ペパロニ「どうしたんスか?」

アンチョビ「....いや、なんでもない」

アンチョビ「....」ジャブジャブ

アンチョビ「(さっきの夢と一緒だな....)」

アンチョビ「....」ゴシゴシ

アンチョビ「(....もしかしてあれは本当の

ペパロニ「あははははははははっ!!!!ひーーーっ!!!ひっ!!ひぃっ!!!」ゲラゲラ

アンチョビ「....」

アンチョビ「....なわけないか」

ペパロニ「ちょっと姐さ〜〜〜ん!!!!」

アンチョビ「なんだよ、私今手が離せないん

ペパロニ「引き出しの中恋愛小説だらけじゃないッスかぁ!!!!」ゲラゲラ

アンチョビ「勝手に見るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
257 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/13(水) 00:02:24.91 ID:OXF60IJU0
本日はここまでです
昨日がペパロニの誕生日ということを先ほど急いで書きました
本文はギリギリ間に合ってよかったです
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 00:20:49.20 ID:POtsCayio
おつ
不思議要素が出てきたのか
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 01:32:58.42 ID:2UUrkIIZo
胡蝶の夢ってのかな?
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/15(金) 06:28:48.02 ID:tUszEOvro
夢で見たとおりの未来となるか
夢を見たので未来が変わるか
261 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:32:20.70 ID:yiovO+KT0
チュンチュン

アンチョビ「....」パチリ

アンチョビ「ぅ....」

アンチョビ「....?」クンクン

ペパロニ「あ、姐さんおはようございます!」

アンチョビ「!?」

アンチョビ「私は一体何時間寝てたんだ....?」アセ

ペパロニ「まだ8時ッスよ!」

アンチョビ「....」

アンチョビ「何が目的だ!」

ペパロニ「私が早起きするのそんなにおかしいッスか!?」
262 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:32:59.44 ID:yiovO+KT0
アンチョビ「普段でもおかしいのに昨日の今日で早起きとか雪でも降るんじゃないか?」

ペパロニ「むしろ昨日の今日だからッスよ!」

アンチョビ「はぁ?」

ペパロニ「昼まで寝た後さらに昼寝したんで睡眠時間が普段より短くて済んだんスよ」

アンチョビ「なるほど....」

アンチョビ「じゃあもう毎日昼寝しろ」

ペパロニ「それもいいかもしれないッスね〜♪」フンフーン

チン!

ペパロニ「はーい朝ごはんッス〜」

アンチョビ「お、早いな」

アンチョビ「(....朝起きたら飯ができてるのはいいな)」
263 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:33:47.99 ID:yiovO+KT0

アンチョビ「お前このままここに住めば?」

ペパロニ「いや私まだ高校生なんで....」

アンチョビ「いいじゃないか、どうせ行っても行かなくても卒業できるだろアンツィオなら」

アンチョビ「いただきます」

ペパロニ「いただきます」

ペパロニ「仮にも去年までのドゥーチェがそんなこと言っちゃっていいんスかぁ....?」モグ

アンチョビ「私はもうドゥーチェじゃないからな!」バーン

ペパロニ「その言い方だと前ドゥーチェの私も引退した身だから何してもいいんスかね?」モグ

アンチョビ「まーお前はドゥーチェって言ってもドゥーチェじゃないようなもんだったからなー」モグモグ

ペパロニ「えーそれ酷くないッスか?」モグ

アンチョビ「お前だけじゃなく私もそうだったしな」モグモグ

ペパロニ「そうでしたっけ?」モグ

ペパロニ「十分アンツィオ戦車道のトップとして活躍してたじゃないスか」

アンチョビ「そ、そうか////」エヘヘ
264 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:34:33.27 ID:yiovO+KT0
ペパロニ「統率できてたかどうかはさておき」

アンチョビ「私に次ぐ立場のお前があの調子じゃな!」

ペパロニ「そんなぁ////」テレ

アンチョビ「褒めてねえよ」

ペパロニ「ちぇー」

アンチョビ「そもそもあいつらを自分の手足のように動かせるやつなんかいると思うか?」

ペパロニ「少なくとも私には無理だったッスね....」グヌヌ

アンチョビ「(そりゃお前は統率者ってよりどちらかというと向こう側だからな!)」
265 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:35:05.55 ID:yiovO+KT0
アンチョビ「私の勝手な予想だが....」

アンチョビ「去年全国優勝したり大学選抜倒したあの軍神でも無理だと思うぞ」

ペパロニ「えーそれじゃ誰にもできないじゃないスか!」

アンチョビ「私はそう思ってるが」モグモグ

ペパロニ「ふふふ....」ニヤリ

アンチョビ「なんだよ」

ペパロニ「私はそんなことないって思うッス」

アンチョビ「?」

アンチョビ「誰かいるのか?」

ペパロニ「誰かってわけじゃないッスけど....」

ペパロニ「めちゃくちゃ美味い料理を3食全員分用意できるやつとかならみんな餌付けされるッスよ!」

アンチョビ「どんな大金持ちだよそれ」シラー
266 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:35:42.17 ID:yiovO+KT0
ペパロニ「もしもの話ッス、もしも!」

アンチョビ「まあそんだけすりゃあいつらも戦車道に集中するかもしれないな....」

ペパロニ「どうッスかこの案!」ドヤ

アンチョビ「そんな富豪はまずアンツィオに来ないな」

ペパロニ「ッスよね〜....」

ペパロニ「....」モグ

アンチョビ「....」モグモグ

アンチョビ「....ん」モグ

アンチョビ「どうでもいい話してて忘れてたけど」

ペパロニ「どうでもいい話」

アンチョビ「このパン何挟んでるんだ?」

ペパロニ「そりゃナポリタンッスよ、一晩でなくなるわけないじゃないッスか」

アンチョビ「炭水化物に炭水化物って食べ盛りか!!!」

ペパロニ「うまいからいいじゃないッスか〜」モグ

アンチョビ「朝8時に食うもんじゃないだろ....」
267 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:36:33.78 ID:yiovO+KT0
ペパロニ「うまうま」モグモグ

アンチョビ「(ただナポリタンを挟むだけじゃなくパンにはバターを塗りチーズも乗っけてあるのが心憎い....)」

アンチョビ「(なんで料理に関してだけこんなに気が利くんだか....)」チラ

ペパロニ「うぇっ!?めっちゃ伸びるッス!!!姐さん姐さん写真写真!!!!」キャッキャッ

アンチョビ「ったく食べ物で遊ぶな」ガサゴソ

ペパロニ「(満面の笑み)」ピース

アンチョビ「あーいチーズ」パシャリ

ペパロニ「ぷふっ!チーズにチーズ被せるなんて姐さんさすがッスね〜」ニヤニヤ

アンチョビ「別に意識していったわけじゃない!!!」

ペパロニ「へーごちそうさまでした」ペコ

アンチョビ「ごちそうさまでした」ペコ

アンチョビ「って信じてないなお前!絶対信じてないだろ!!!」ジタバタ

ペパロニ「朝から元気ッスね〜」

アンチョビ「お前にだけは言われたくない」

ペパロニ「あ、お茶どうぞ」スッ

アンチョビ「どうも」

アンチョビ「....」ズズ

ペパロニ「....」ズズ
268 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/09/16(土) 00:37:21.61 ID:yiovO+KT0
本日はここまでです
前の話にあまり深い意味はないので安心してください
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/16(土) 01:22:02.64 ID:SoiNL+hFO
乙ビ
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 06:44:34.41 ID:RuBtq94H0
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 02:08:20.07 ID:n7hY4IGvo
最高すぐる
272 : ◆bL5b7ovQmQ :2017/11/12(日) 12:58:58.54 ID:PhIGMDnD0
明日更新します
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 17:08:38.37 ID:LQuyr9LOo
待ってた
274 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:51:09.36 ID:PhIGMDnD0
ペパロニ「やっぱあれッスよね〜」

アンチョビ「?」

ペパロニ「早起きすると時間たっぷりあるじゃないスかぁ」

アンチョビ「そりゃ普段昼頃起きてるやつからしたらそうだろうな」

ペパロニ「朝ごはん食べ終わって片付けまでしてもまだ9時前ッス」

アンチョビ「それがどうした?」

ペパロニ「こっから寝るまでなにすりゃいいんスかね」ポケー

アンチョビ「そんなこと知るわけないだろ....」

ペパロニ「暇ッス」

アンチョビ「この部屋に居候し始めてから何回聞いたことやら....」

ペパロニ「姐さんの部屋に大したもの置いてないのが悪いんスよ〜」ブーブー

アンチョビ「お前が勝手に来たんだろ!?」

アンチョビ「第一な、私の部屋じゃなくても人んちに何日もいたら飽きるわ!」

ペパロニ「そんなもんスかねぇ〜」ゴロン
275 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:51:42.11 ID:PhIGMDnD0
アンチョビ「というか、お前ここに来てどのくらいたつっけ?」

ペパロニ「ん〜....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....わかんないッス」

アンチョビ「ったく....」

アンチョビ「確か、夏休みが始まったころだったよな?」

ペパロニ「そうッス」

アンチョビ「そろそろ盆前で8月始めからだと....」

アンチョビ「もう2週間近くなるじゃないか!?」

ペパロニ「楽しい時間は早く過ぎるって本当なんスねぇ〜」

アンチョビ「いやそれはそうなんだが....」

アンチョビ「お前、帰らなくていいのか?」

ペパロニ「....」
276 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:52:17.49 ID:PhIGMDnD0
ペパロニ「もしかして、私が邪魔だから帰れって言ってるんスか?」

ペパロニ「すみませ〜ん、私バカなんでハッキリ言ってもらわないとわかんないんスよぉ〜」

ペパロニ「察するとか無理なんで〜」

アンチョビ「伝わってるな」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....やっぱり迷惑ッスか」シュン

アンチョビ「....」

アンチョビ「別に、そんなことはないけどな」フフッ

ペパロニ「....」

ペパロニ「....本当に?」ショボン

アンチョビ「....」
277 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:52:46.81 ID:PhIGMDnD0
アンチョビ「....はぁ」

アンチョビ「あのな、本当に迷惑なら初日の段階で追い出してるんだ」

ペパロニ「....でも」

アンチョビ「それに」

アンチョビ「私も1人暮らしには飽き飽きしてたんだ」

アンチョビ「このくらい騒がしいくらいがちょうどいいのかもしれないな」ニコ

ペパロニ「姐さん....」

アンチョビ「後輩1人置けないほど私の心は狭くないぞ」ニコニコ

ペパロニ「....」
278 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:53:17.40 ID:PhIGMDnD0
ペパロニ「....」ピッ

『後輩1人置けないほど私の心は狭くないぞ』

アンチョビ「んなっ....////」

ペパロニ「着ボイスにするッス」ニヤニヤ

アンチョビ「お前っ、人がせっかく気ぃ使ってやったのに....!」ピキピキ

ペパロニ「まあまあ、姐さんには本当感謝してるんスよ!」

ペパロニ「メールとかが届くたびにこの声を聞いて姐さんへの愛を深めるッス!」ニヤニヤ

アンチョビ「消せ」

ペパロニ「てへぺろ☆」

アンチョビ「....」

アンチョビ「消せっ!!!」バシッ

ペパロニ「お、スマホの奪い合いッスね!いい暇つぶしになりそうッス!」キャッキャッ

アンチョビ「だぁ〜〜〜〜!!!!」バシバシ
279 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:54:50.75 ID:PhIGMDnD0
アンチョビ「....」ハァハァ

ペパロニ「....」ハァハァ

アンチョビ「なあ、なんで私たち朝からプロレスしてんだ?」

ペパロニ「さあ?」

アンチョビ「お前のせいだろ!」バシィ

ペパロニ「いや〜暇だったんで!」ペカー

アンチョビ「頼むから私まで巻き込まないでくれ....」

ペパロニ「朝から爽やかな汗かいていいじゃないッスか」

ペパロニ「これぞ青春ッス!」

アンチョビ「青春に謝れ」

アンチョビ「あーもうお前のせいで汗かいたわ、タオルいるか?」

ペパロニ「あ、お願いします」

アンチョビ「っこらせ」

テクテク

ペパロニ「....」

ペパロニ「....やっぱり姐さんには敵わないッス」ニコニコ
280 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/12(日) 22:56:18.34 ID:PhIGMDnD0
本日はここまでです
遅くなってしまし本当に申し訳ないです、すみません!
読んでいる人もほとんでいないとは思いますが時間がかかっても一応完結させますのでご安心ください
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 08:53:37.32 ID:JWa4TzCtO
乙乙
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 18:14:11.62 ID:CXpYOfvgo
読んでるぞ
283 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:00:25.91 ID:bZUEZqM60
アンチョビ「暇暇言ってるけどさ」

ペパロニ「はい?」

アンチョビ「どっかいくか?」

ペパロニ「今からッスか?」

アンチョビ「まあ、そうなるな」

ペパロニ「確かに....」チラ

ペパロニ「まだ昼前ッスね〜」

アンチョビ「そうだろ?」

アンチョビ「時間もあるしそこそこの遠出も出来るんじゃないか?」

ペパロニ「まあ私らこの2週間かなりインドア寄りな生活してますからね〜」

アンチョビ「一日中部屋でだらけてるお前と一応戦車道しに行ってる私を一緒にしないでくれるか」
284 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:01:03.70 ID:bZUEZqM60
ペパロニ「戦車道って言ってもどうせおやつ食べてる時間がほとんどなんでしょ〜?」

アンチョビ「あのなあ、そんなのはアンツィオくらいだ!」

ペパロニ「えぇっ!?」

ペパロニ「じゃあ姐さんいっつも朝行って昼過ぎに帰ってくるまでずっと戦車ッスかぁ!?」

アンチョビ「当たり前だ!!!」

ペパロニ「えーそんなの戦車道とは言わないッスよ〜、拷問ッス拷問!」ブーブー

アンチョビ「お前は戦車道を何だと思ってるんだ....」

ペパロニ「私も一応戦車道は引退したじゃないッスか」

アンチョビ「全国大会も終わったしな」

ペパロニ「そうなんスけど」

アンチョビ「?」
285 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:01:35.29 ID:bZUEZqM60
ペパロニ「戦車道中は毎日おやつ食べてたせいで」

ペパロニ「未だに3時になるとお腹が鳴っちゃうんスよね〜」

アンチョビ「お前はパブロフの犬か....」

ペパロニ「なんスかそれ?」

アンチョビ「あー、うーん....」

アンチョビ「説明してもどうせ理解できないだろうから結論だけ言うと」

アンチョビ「お前は犬と同レベルってことだ」

ペパロニ「酷いッス!!!」

アンチョビ「お手」

ペパロニ「わん!」ペシッ

アンチョビ「いい子だ」ナデナデ

ペパロニ「わんわん////」テレ
286 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:02:04.03 ID:bZUEZqM60
アンチョビ「話が逸れたな」

ペパロニ「今さらッスか」

アンチョビ「で、どうする?」

アンチョビ「お前がどうしても暇で暇で死んでしまいそうって言うならどっか行ってもいいが」

ペパロニ「もしそうならここ来て何日か後には死んでるんじゃないッスかね?」

アンチョビ「それはそうかもしれない」

ペパロニ「まーでもたまにはいいかもしれないッスねー」

アンチョビ「まあな」

アンチョビ「どっか行きたいとことかあるか?」

ペパロニ「行きたいところっていっても私この辺のことほとんど知らないッス」

アンチョビ「そりゃそうだな....」
287 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:03:05.01 ID:bZUEZqM60
アンチョビ「うーん、この辺だとコンビニ、公園、カラオケ、寂れた喫茶店くらいか....?」

ペパロニ「うぇ〜まともなとこがない!」

アンチョビ「さっきも言ったが電車でもバスでも乗ればどこでも行けるぞ?」

アンチョビ「徒歩圏内の惨状は私も十分わかってるから初めから選択肢に入れてないんだ」

ペパロニ「あーそういうことッスか!」

ペパロニ「うーん....」

ペパロニ「....」

ペパロニ「じゃあ公園で!」ペカー

アンチョビ「数十秒前の記憶すらないのか!?」アゼン

ペパロニ「いやいや違うんスよ!」

ペパロニ「数十秒前から気が変わったんス!」ペカー

アンチョビ「どっちでも大差ないなそれ」

ペパロニ「そッスか?」ペカー
288 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:03:42.91 ID:bZUEZqM60
アンチョビ「とりあえず行くか」

ペパロニ「あ、ちょっと待ってください」スック

テクテク

ガラガラ

アンチョビ「外出るのになんで窓開けるんだよ」

ペパロニ「....」スッ

ペパロニ「....」サワサワ

アンチョビ「(何もないところを手のひらで掴むような動きをしている....?)」

ペパロニ「....なるほど」

アンチョビ「?」

ペパロニ「姐さん」

アンチョビ「なんだ?というより何してんだ?」

ペパロニ「....」
289 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:04:09.90 ID:bZUEZqM60
ペパロニ「....外は相当」

ペパロニ「....暑いみたいッス」ゴクリ

アンチョビ「んなことわかってるわ!!!」

アンチョビ「そんなことやるために時間使いやがって....」

ペパロニ「これは時間との戦いになりそうッスよ....」ゴクリ

アンチョビ「お前が言うな!!!」

アンチョビ「あと喉鳴らすの無駄に上手いのが腹立つ!」

ペパロニ「もって数十分ってとこッスかね....」ゴクリ

アンチョビ「はいはいバカなことしてないで早く行くぞ〜」ガチャリ

ペパロニ「あ〜待ってくださいよ〜!!!」タッタッ
290 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/13(月) 23:05:23.61 ID:bZUEZqM60
本日はここまでです
余裕のあるうちにラストスパートまで進めたいところです
291 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/20(月) 01:00:50.98 ID:2glRwQ3f0
テクテク

アンチョビ「それで?」

テクテク

ペパロニ「?」

アンチョビ「公園で何するんだ?」

テクテク

ペパロニ「....」ピタ

ペパロニ「私ももう大人になっちゃったんで」

ペパロニ「ここらで一度」

ペパロニ「童心に帰ってみようと思って」

アンチョビ「お前がいつ大人になったんだ?」

ペパロニ「なぁんでそういうこと言うんスかぁ!」プンスカ

アンチョビ「端的に事実を述べただけなんだが」
292 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/20(月) 01:01:23.09 ID:2glRwQ3f0
アンチョビ「だいたいお前なんて全国の女子高生の中でもかなり童心持ってるほうだろ?」

アンチョビ「軽く平均以上だ!!!」ビシィ

ペパロニ「そうッスかねえ....」

アンチョビ「どうせ滑り台で遊びたくなったとかだろ」

ペパロニ「姐さん、それはないッス」

アンチョビ「おっと失礼、さすがに言い過ぎたか」

ペパロニ「私が遊びたいのは砂場ッス!」ペカー

アンチョビ「全身から童心溢れてるぞ」

ペパロニ「ってのは冗談でー」

アンチョビ「普段の行いが行いだから分かりづらいわ!」ペシ

ペパロニ「あ、ちょっと買うものあるんでコンビニ寄ってもいいスか?」

アンチョビ「ん、いいけど」
293 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/20(月) 01:02:13.02 ID:2glRwQ3f0
ウィーン

アリガトヤシター

ペパロニ「さ、行きましょ」

アンチョビ「なーんでそんなの買ってんだよ」

ペパロニ「姐さ〜ん」チッチッチ

ペパロニ「網とカゴないとセミ獲れないッスよ!」

アンチョビ「なんで虫取りすることになってるのかを聞いてるんだ!!!」

ペパロニ「真夏の昼間に公園ですることっていったらそれくらいしかないッス」

アンチョビ「お前なあ....」

アンチョビ「いい大人が平日の真昼間から虫取りってそれ通報されても文句言えないぞ?」

ペパロニ「やっぱり私大人なんじゃないッスかぁ〜!」ニヤニヤ

アンチョビ「言葉の綾だ!!!」
294 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/20(月) 01:02:42.81 ID:2glRwQ3f0
ペパロニ「まあ大丈夫ッスよ、私ならまだ中学生でも通るッス!」フフン

プルンッ

アンチョビ「....」

アンチョビ「どこにそんな育ち切った中学生がい・る・ん・だ!!!」ペシペシペシペシ

ペパロニ「あっ、ちょっ!!!ひゃめてください!!!くふっ、くすぐったいッス!!!!」プルプルプルプル

アンチョビ「知らん!!!」
295 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2017/11/20(月) 01:03:12.04 ID:2glRwQ3f0
本日はここまでです
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 00:43:10.05 ID:ED9/muBH0
297 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:27:21.78 ID:bMNZk8Ke0
〜公園〜

ペパロニ「じゃ、私セミ捕まえてくるッス!」

ペパロニ「姐さんもどうすか?」

アンチョビ「いや私はいい」

ペパロニ「そんな遠慮しないで〜」グイグイ

アンチョビ「お前はいいかもしれないけど私はこのあたりに知り合いがいる可能性があるんだよ....」

ペパロニ「何か問題でもあるんスか?」ポケー

アンチョビ「お前はそういうやつだったな....」

アンチョビ「まあそういうことだから私は適当な日陰にでも座っとく」

ペパロニ「残念ッス....」

ペパロニ「あ、荷物お願いしていいスか?」ポケー

アンチョビ「(本当に残念って思ってるのかこいつ)」

ペパロニ「よっしゃー!!!」ダダダダダダ

アンチョビ「....」
298 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:27:48.73 ID:bMNZk8Ke0
アンチョビ「....元気だなあ」ボー

アンチョビ「荷物も全部置いていったし本当に女子高生か?」

アンチョビ「ってもスマホと財布くらいなんだが....」

ペパロニ「そりゃ!!!」バシィ

ジジジジッ

ペパロニ「んん早い!!!」

アンチョビ「部屋の中で暑い暑い言ってんのになんで真昼の外であんなに動き回れるんだ....」

アンチョビ「こっちは日陰に座ってるだけで汗ばんでるってのに....」パタパタ

プルルルルル

アンチョビ「ん?」ガサゴソ

プルルルルル

アンチョビ「あ、ペパロニのか」

アンチョビ「おーいペパロニい!」

シーン

アンチョビ「あいつどこ行った!?さっきまでそこら辺にいたのに!」

プルルルルル

アンチョビ「どーしよ....」チラ
299 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:28:46.41 ID:bMNZk8Ke0
アンチョビ「ってこれ....」

アンチョビ「....」

アンチョビ「だったらいいか」ピッ

アンチョビ「あーもしもし?」

???『やっと出た!!!!!!』

???『何日経っても出ないからどこかで行き倒れてるんじゃないかと思ったのよ!!!!!』

???『なんでずっと出なかったの!!!!!もしかして私が怖くて』

アンチョビ「すまん、ペパロニじゃなくて私だ」

カルパッチョ『....』

カルパッチョ『姐さん!?!?!?!??!?!?』

アンチョビ「久しぶりだな」

カルパッチョ『お久しぶりです姐さん!!!元気にしてますか?』

アンチョビ「ああ、苦労が減ったから高校生の頃より元気かもしれない」ニヤニヤ

カルパッチョ『そうかもしれませんね....』
300 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:29:16.73 ID:bMNZk8Ke0
アンチョビ「お前はどうだ?」

カルパッチョ『同じ立ち位置にいた姐さんなら分かりますよね?』

アンチョビ「ん?今のドゥーチェはペパロニのはずだが〜?」スットボケ

カルパッチョ『もう!姐さんは意地悪です!』プンスカ

アンチョビ「それで、どうしたんだ?」

カルパッチョ『どうしたも何も!あの子私からの着信に何日も出てないんです!』

アンチョビ「(あいつまだ出てなかったのか....)」

カルパッチョ『でもまあ姐さんのところにいるならひとまず安心です』ホッ

カルパッチョ『あの子のことだからたぶん何の連絡もなかったんですよね?』

アンチョビ「まあな....」

カルパッチョ『ほんっとうにすみません姐さん!!!』

アンチョビ「いやいや、私も久しぶりににぎやかな生活が出来て楽しいんだ」

カルパッチョ『それならいいんですけど....』
301 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:29:58.55 ID:bMNZk8Ke0
アンチョビ「戦車道の方は大丈夫なのか?」

カルパッチョ『はい、一応私たちは引退してますし』

カルパッチョ『そもそもあの子は練習にいてもいなくてもあまり....』

アンチョビ「....お前も苦労してるな」

カルパッチョ『ありがとうございます』

アンチョビ「いやいや」

アンチョビ「まあそういうことならあいつがここに長居してるのも特に問題はないんだな」

カルパッチョ『問題....』

カルパッチョ『....』

アンチョビ「?」

アンチョビ「カルパッチョ?」
302 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:30:32.02 ID:bMNZk8Ke0
カルパッチョ『あの、姐さん』

アンチョビ「?」

カルパッチョ『ご迷惑でなければ、私もそちらに行ってもいいですか?』

アンチョビ「お前も!?いや別に構わないが....」

アンチョビ「狭いぞ?」

カルパッチョ『いえ、そんなに長居するつもりもないんです!』

カルパッチョ『駄目、ですか?』

アンチョビ「狭さを我慢してくれるなら全然いいぞ?」

カルパッチョ『ありがとうございます』

アンチョビ「にしても突然どうした?」

カルパッチョ『....』

アンチョビ「まさかあいつを連れ戻しに来るのか?」

カルパッチョ『....いえ、そういうわけではないんです』

カルパッチョ『ただ、あの子と話しておきたいことがあって....』

アンチョビ「....」
303 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:30:59.88 ID:bMNZk8Ke0
アンチョビ「....わかった、それでいつ来るんだ?」

カルパッチョ『明日の昼ごろには着けると思います』

アンチョビ「了解了解」

カルパッチョ『あ、ペパロニには秘密にしておいてください』

アンチョビ「なんでだ?」

カルパッチョ『お説教の前に逃げられたら困るので♪』ウフフ

アンチョビ「あー....了解」

カルパッチョ『それじゃあ失礼します』

アンチョビ「おー」ピッ

アンチョビ「....」

アンチョビ「....まあ自業自得だな」

ダダダダダダ
304 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:31:41.44 ID:bMNZk8Ke0
ペパロニ「姐さん姐さん姐さんっ!!!!!」ダダダダダダ

ペパロニ「セミッス!!!!」

アンチョビ「どこ行ってたんだよお前うわあああああああああああ!!!!!!」ポイッ!

ペパロニ「あーなんてことするんスか!」パシッ

アンチョビ「お、お前っ!なんだこの虫かご!!!」

ペパロニ「なんだって....さっき買ったやつッスよ姐さん!」

アンチョビ「中身のこと言ってるんだ私は!!!」

アンチョビ「セミ詰め込みすぎだろバカ!!!!!」

ペパロニ「いやーコツ掴んだら案外簡単に捕まえられたんスよぉ〜」エヘヘ

アンチョビ「気持ち悪いし気の毒だから早く逃がせええええええ!!!!!」

ペパロニ「え〜姐さん冷たいッス....」パカ

バサバサバサバサバサバサ

アンチョビ「(うん、こいつはコッテリ絞られて当然だな!)」
305 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/01/16(火) 01:33:03.91 ID:bMNZk8Ke0
本日はここまでです
長期間放置して申し訳ありませんでした
完結までもうしばらくお付き合いいただければ幸いです
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 01:52:43.33 ID:P3NjPuyPo
なんであんなにセミ捕ってたんだろうな・・・
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 02:31:02.01 ID:fiqfWP1bO
良い
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 22:18:12.84 ID:FsEZSHJW0
309 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:11:31.39 ID:ffHd3CmT0
ペパロニ「いやー楽しかったすね〜」

アンチョビ「こっちはトラウマになりそうだ....」

ペパロニ「姐さんともあろうお方が随分軟弱なこと言うんすねえ」

アンチョビ「セミで破裂しそうな虫かごなんて見たら誰でもそう言うわ!」

ペパロニ「私はむしろワクワクするッス!」ペカー

アンチョビ「うん、お前はやっぱおかしい!」

ペパロニ「失礼ッスね〜」

ペパロニ「姐さんカギ〜」

アンチョビ「はいはい」ガサゴソ

アンチョビ「ん」スッ

ペパロニ「どうもッス〜」ガチャリ
310 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:12:09.88 ID:ffHd3CmT0
ガチャガチャ

ペパロニ「ん〜?」

アンチョビ「何やってんだ?早く開けてくれ〜」

ペパロニ「?」ガチャリ

ペパロニ「....」クイ

ペパロニ「あ、開いた」

アンチョビ「どうした?」

ペパロニ「いや、最初カギ開けたはずなのに開いてなくて」

ペパロニ「もっかい回したら開いたんスよ」

アンチョビ「....」

ペパロニ「不思議なこともあるもんッスね〜」ヘラヘラ

アンチョビ「....」ガシッ
311 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:12:40.65 ID:ffHd3CmT0
アンチョビ「....ぉぃ」グイグイ

ペパロニ「あれ、入んないんスか?」

アンチョビ「....」

アンチョビ「私は部屋を出るときカギを締めた、ちゃんと確認もした」

ペパロニ「エライッス!」

アンチョビ「それでお前がさっきカギを回したら締まった」

ペパロニ「そうッス!」

アンチョビ「これがどういうことかわかるか?」

ペパロニ「超常現象!」

アンチョビ「....」

アンチョビ「私らが外に出てる間に誰かがカギを開けて部屋に入った可能性があるってことだ....!」

ペパロニ「....」

ペパロニ「あ、なるほど〜!」

ペパロニ「....」
312 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:13:17.63 ID:ffHd3CmT0
ペパロニ「あれ、それって結構マズくないッスか?」

アンチョビ「....」

アンチョビ「....かなりマズい」

ペパロニ「....本当にカギ締めたんスよね?」

アンチョビ「....お前も見てただろ?」

ペパロニ「....」

ペパロニ「私、見てくるッス」

アンチョビ「は、はぁ!?お前、変質者とかだったらどうするんだよ!」

ペパロニ「....」

ペパロニ「姐さんを危険な目に遭わせるわけにはいかないッスからっ....」ダッ

アンチョビ「いや警察呼べよ!!!」
313 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:13:56.30 ID:ffHd3CmT0
ガチャリ

カルパッチョ「お帰りなさい、ペパロニ♪」

ペパロニ「」

ペパロニ「....」

ペパロニ「....」ダッ

アンチョビ「あイテ!」

アンチョビ「ってカルパッチョ!?明日来るって言ってたじゃないか!!」

カルパッチョ「お邪魔してます姐さん♪」

アンチョビ「お前、来るなら普通に来てくれよ....」

カルパッチョ「姐さんの退屈な大学生活にもたまには刺激が必要じゃないかと思いまして」

アンチョビ「間に合ってる」

アンチョビ「こいつのおかげでここ何週間かは色んな意味で刺激的だ」

カルパッチョ「あら、良かったわねペパロニ?」
314 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:14:25.33 ID:ffHd3CmT0
ペパロニ「ね、姐さん知ってたんすかぁ!?」

アンチョビ「いや今ここにいるとは知らなかったけど」

ペパロニ「来ることは知ってたんすね!?」

アンチョビ「ま、まあな」

ペパロニ「酷いッス!裏切りッス!」

カルパッチョ「あなたも私を裏切ってたと思うんだけど?」ニッコリ

ペパロニ「」

アンチョビ「自業自得なんだからたっぷり説教されろ」

ペパロニ「姐さんまでぇ〜....」
315 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:22:41.73 ID:ffHd3CmT0
カポーーーーン

カルパッチョ「....」ギュウ

ペパロニ「....」ギュウ

アンチョビ「....」ギュウ

アンチョビ「....なあ」

アンチョビ「3人で入るのは無理がないか....」

カルパッチョ「CV33にも乗れましたし大丈夫だと思ったんですけど....」

ペパロニ「姐さ〜ん風呂の時くらいウィッグ取ってくださいよ〜」

アンチョビ「地・毛・だ!!!」

ペパロニ「そ〜だったんすかぁ〜!」

カルパッチョ「あなた、わざと言ってるでしょ」

ペパロニ「へ?」ポケー

アンチョビ「そんな顔されると冗談なのか本気なのかわからんぞ....」

カルパッチョ「この子に限ってはありえますからね....」

ペパロニ「私のことバカにしすぎッスよ!?」
316 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/03/17(土) 22:29:18.33 ID:ffHd3CmT0
生きてます
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 22:55:37.64 ID:OTL01Ebmo
よかった
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 21:27:03.52 ID:vd9lWhss0
319 : ◆bL5b7ovQmQ :2018/05/17(木) 19:15:08.38 ID:5pQx1APD0
土曜日に更新します
320 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/05/19(土) 21:35:53.80 ID:UWjW/PE00
カルパッチョ「....」モグモグ

カルパッチョ「....」モグモグ

カルパッチョ「....」

カルパッチョ「....腕は落ちていないみたいね」ニヤリ

ペパロニ「へっへー!まあな!」

アンチョビ「数年ぶりの再会みたいな雰囲気醸し出してるなお前ら」

カルパッチョ「実際は2週間くらいです」

アンチョビ「だよなぁ」

カルパッチョ「....でも」

ペパロニ「?」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/19(土) 21:36:42.06 ID:UWjW/PE00
カルパッチョ「今まで2年以上ずっと一緒だったから」

カルパッチョ「少し寂しかったんです....」グスン

ペパロニ「カ、カルパッチョ....」

カルパッチョ「ま、久しぶりに姐さんに会えたから別にいいですけど」ケロッ

ペパロニ「んなっ....」

カルパッチョ「色々放り出して突然失踪したのは許してないのよ?」ニッコリ

ペパロニ「ひぇ....」

アンチョビ「まあまあ、その話はもういいじゃないか」アセアセ

ペパロニ「姐さん!」
322 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2018/05/19(土) 21:38:14.82 ID:UWjW/PE00
アンチョビ「こいつにしては長く持った方だろ?」

カルパッチョ「それは、確かに....」

ペパロニ「長く持った方ってなんすか!?」

アンチョビ「え?アホの割には辛抱したなってことだぞ?」

カルパッチョ「この調子だから大丈夫だったんじゃないですか?」

ペパロニ「2人とも酷いッス!」

ペパロニ「そもそも私は戦車道のことで来たんじゃ....」ボソ

アンチョビ「わかってるよ、お前はそんなやつじゃないよな」

カルパッチョ「....」
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