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【艦これ】チャンピオンの 大和が 勝負をしかけてきた!
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1 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 21:56:37.72 ID:Hu/KgTjfo
『さぁ!お互いに残る艦娘は1体となりました!』
『エース同士の対決となります!』
大和「私にもチャンピオンとしての意地はありますので、勝たせて貰います」
提督「貴女を……倒す!」
大和「響!」
提督「大鯨!」
『果たして勝利はどちらの手に――』
――――
―――
――
―
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1486904197
2 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 21:58:38.36 ID:Hu/KgTjfo
―鹿屋タウン―
日本列島、九州、鹿児島県……に位置する鹿屋タウン。
ここに今日から旅に出る少年が1人――
提督「」zzz
――寝ている。
提督「」zzz
浦風「おどりゃぁ!!!」バァン!
提督「うをぉっ!?」
浦風「はよう起きんか!今何時やと思っとるんじゃ!」
提督「何時って……え?」
言われて時計を見る。
【8:25】
提督「」
集合時間として伝えられているのは8:30。
普通にしていては間に合わない。
3 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:00:51.75 ID:Hu/KgTjfo
提督「なんで起こしてくれなかったんだよ!」
浦風「うちは何回も起こしたわ!それでも起きんあんたがいかんのじゃろ」
提督「くそぉ!」
ここだけ切り取れば、仲の良い親子の朝の一幕……なのだが、彼――提督のことを考えるとそれだけでは済まされない。
提督は今日、旅に出るのだ。
そう……
艦娘マスターを目指して!
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:01:34.53 ID:nL9vlnBcO
支援
5 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:05:12.44 ID:Hu/KgTjfo
提督「俺、提督!」
提督「15歳になったから旅に出ることが許されたんだけど、その旅立ちの日にまさかまさかの大寝坊!」
提督「同じ日に旅立つ幼馴染みと、博士を待たせてしまうことに!」
提督「これから俺の旅はどうなっ――」
浦風「ゴチャゴチャ言っとらんとはよう行かんか!」
提督「あっはいごめんなさい!」
浦風「あ、これは餞別の靴と地図じゃ」
ランニングシューズと タウンマップを 手に入れた!
提督「サンキュー、愛してるよママン」
浦風「はいはい、はよう行ってき」
提督「行ってきます!」タッタッタッ
浦風「はぁ……心配じゃ……」
浦風ママの心労は絶えない。
6 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:06:55.87 ID:Hu/KgTjfo
―大淀研究所―
提督「すいません遅れました!」
大淀「5分遅刻です」
提督「いやほんとごめんなさい」
時雨「そんなに遅れてないし良いんじゃないかな?」
提督「時雨……」
大淀博士は艦娘研究の第一人者である。
そして時雨は提督の幼馴染みであり、今日、艦娘マスターを目指しての旅に出る。
大淀「もう一人前なんですから、しっかりして下さいよ?」
提督「反省してます」
時雨「提督は相変わらずだね」フフッ
提督「仰る通りで……」
7 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:08:50.63 ID:Hu/KgTjfo
大淀「さて、提督も来たことですし早速艦娘を選んでもらいましょうか」
提督「自分の艦娘……」グッ
時雨「あ、提督が先に選んでいいよ。僕は後でいいから」
提督「良いのか?」
時雨「うん」
提督「じゃあお言葉に甘えて」
大淀「こっちです」
大淀に案内された机の上にはボールが3つ。
この中からパートナーとなる初期艦を選ぶのだ。
大淀「まずくさタイプの木曾」キソダ!
大淀「そしてほのおタイプの子日」ネノヒダヨ!
大淀「ラストがみずタイプの敷波」アタシノナハシキナミ!
大淀「どの艦娘にしますか?」
8 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:10:34.33 ID:Hu/KgTjfo
提督「う〜ん……」
木曾と言う艦娘の格好には、男として心惹かれる何かがある。
子日は元気っ子のようで一緒にいたら楽しそうだ。
敷波はこう……素直になれなくて奥ゆかしい性格が良い。
提督「迷う……」
どの艦娘を初期艦とするのか、悩む提督の目の端にボールが映る。
そのボールはどこか寂しげで……放っておけない感じがした。
提督「大淀博士、そこのボールは?」
大淀「あぁ、これですか?この娘は最近見つかった新種の艦娘なんです。まだ分からないことが多くて……」
提督「そうなんですか」
大淀「あ、提督がこの娘連れて行きます?なんて、冗談ですけ――」
提督「そうします」
大淀時雨「え?」
9 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:12:30.97 ID:Hu/KgTjfo
提督「その艦娘にします」
時雨「ちょっと提督、その艦娘の名前すら知らないんだよ?」
提督「そうだな」
時雨「ならなんで?」
提督「その艦娘が俺を呼んでいる!……気がしたからだ!」
時雨「……」
大淀「……」
提督「駄目?」
大淀「……提督と一緒に旅に出た方が何か分かるかもしれませんし、そうしましょう」
提督「よしっ!」
10 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:15:02.40 ID:Hu/KgTjfo
大淀「では改めて、この艦娘の名前は大鯨。タイプはみずです。分からないことだらけなので、何か分かったら連絡を下さい」
提督「大鯨……よろしくな」
ボールに話しかけるようにそっと呟く。
時雨「本当にその艦娘にするんだ……」
大淀「時雨ちゃんはどうしますか?」
時雨「んー、僕は木曾にするよ」
大淀「木曾ですね。……はい、どうぞ」
時雨「ありがとう」
11 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:15:46.32 ID:Hu/KgTjfo
大淀「餞別にモンスターボールを5個と、艦娘図鑑をプレゼントします。これで新しい艦娘をゲットして、どんどん図鑑を埋めて言って下さいね」
モンスターボールを 5個 手に入れた!
艦娘図鑑を 手に入れた!
時雨「あ、そうだ提督」
提督「なんだ?」
時雨はニヤリと笑い、提督に提案をする。
時雨「一戦、してみないかい?」
初バトルをしないか、と。
12 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:18:13.49 ID:Hu/KgTjfo
とりあえずここまで
もうお分かりと思いますが艦娘をポケモンに当てはめた世界です。
艦娘の中にも浦風、大淀、時雨のように普通の人間として出てくる艦娘もいます。
>>1
はポケモンエンジョイ勢なので何かおかしな所があれば御指摘お願いします。
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:20:14.89 ID:mo9M7HRe0
乙 期待だが最初からならスレタイどうにかなんなかったのかと思った
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:23:31.61 ID:JK8ZXZd70
スレ立て乙
ポケモンのシステムはどのシリーズなのかは知りたい、金銀までなら特性や性格は無いとかそういうの
15 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/12(日) 22:28:52.94 ID:Hu/KgTjfo
>>13
スレタイに関しては深く考えてないので……
確かにこれだと大和との戦いだけに見えてしまいますね
>>14
システムは分かりやすくする為に
・物理特殊は技ごと
・特性あり
・タイプは第七世代準拠
です
各艦娘のタイプは名前から
例外的に艦種でタイプを決めています
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:43:37.14 ID:VD3kLWeWo
浦風ママに幼馴染み時雨とか人生優遇されすぎてない?
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 23:40:31.78 ID:ntEzn9Y+0
乙
このスレタイは回収まで絶対エタらないという作者の決意だと思いました
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/02/12(日) 23:52:14.20 ID:/y7bYrr60
艦娘はモンスター!
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 10:30:57.01 ID:RDDO56mSO
乙です
ちなみにストーリーはどのシリーズベースかな?
20 :
◆49r2x7t0Hs
[sage]:2017/02/14(火) 00:42:16.58 ID:/MN0XhNdo
>>19
ストーリー自体は各シリーズをちょこちょこ参考にしつつ、大体はオリジナルです
の予定です
※あと、艦娘は喋ります
続きは明日です
21 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:29:10.45 ID:sLp2gC7+o
提督「おう、いいぞ」
トレーナーになったからには、勝負は受けて立たねばならない。
時雨「大淀博士、裏庭使っていい?」
大淀「2人とも好戦的ですね……良いですよ」
――
大淀「初めてのバトルということもありますので、私が立ち会い人をします」
提督時雨「お願いします」
大淀「ルールの説明は必要ですか?」
時雨「一応お願い」
大淀「分かりました。ルールは色々ありますが、今関係あるのは『トレーナーを狙って攻撃を仕掛けるのは禁止』『出せる艦娘は1隻まで』の3つですね」
提督「それ以外は?」
大淀「手持ちが複数いる場合は『入れ替え』、バトルで使えるアイテムがある場合は『アイテム使用可』、他にもダブルバトルだと『勝ち抜き』等あります」
提督「了解です」
22 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:31:02.55 ID:sLp2gC7+o
大淀「では両者、艦娘を出して下さい」
その言葉を聞くや否や、待ってましたとばかりにボールを投げる!
提督「いけっ!大鯨!」
時雨「いけっ!木曾!」
2人の声に反応し、それぞれの艦娘が飛びたした。
提督のボールからは大鯨。
大鯨「頑張ります!」
時雨のボールからは木曾。
木曾「俺に勝負を挑む馬鹿は何奴だぁ?」
23 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:33:58.39 ID:sLp2gC7+o
提督「大鯨、いきなりで悪いけど戦えるかい?」
大鯨「じ、自信はありませんが……頑張ります!」
時雨「木曾、頼んだよ」
木曾「あいよ」
大淀「艦娘図鑑を見れば、その艦娘のことがある程度分かりますよ」
提督「艦娘図鑑……」ピッ
No.184
【大鯨】
大鯨型潜水母艦 1番艦
タイプ:みず
「最近発見された新種の艦娘。まだまだ分からないことが沢山ある」
提督「短っ!」
大鯨「ご、ごめんなさい……」
大淀「しょうがないですよ」
24 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:37:37.31 ID:sLp2gC7+o
時雨「こっちは……」ピッ
No.41
【木曾】
球磨型軽巡洋艦 5番艦
タイプ:くさ
「隻眼の艦娘。一人称が"俺"、かつアレな見た目なので厨二病と言われたりする。が、本人は否定している。進化すると重雷装巡洋艦となる」
時雨「……」
木曾「どうした?」
時雨「なんでもない……なんでもないよ、うん」
どちらも大変そうである。
25 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:40:40.70 ID:sLp2gC7+o
大淀「艦娘図鑑の表示の下を見てください」
提督「下?」
大淀「自分の艦娘であれば、覚えている技や特性が見られます。他人の艦娘や野生の艦娘だと表示されないので気を付けてくださいね」
提督「ふむふむ……特性は――おっ」ニヤッ
大鯨の特性を見て声を上げた提督。
何やら閃いたようだ。
提督「っと、技は"あわ"と"なきごえ"が使えるのか?」
大鯨「えっと……はい」
時雨「木曾は……特性が"かちき"、技は"たいあたり"と――"しっぽをふる"!?」
木曾「そうだな」
時雨「"しっぽをふる"……」
26 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:42:33.83 ID:sLp2gC7+o
木曾が覚えている技を確認した時雨は、口を抑えて背中を折る。
どうしたのか、木曾が不安気に時雨を見つめ、声をかけようとしたその時――
時雨「木曾が……ぷっ」
我慢出来なかったようだ……
木曾「あ、おい!何笑ってんだよ!」
時雨「いや、ごめん……その姿から想像出来なくて……ふふっ」
木曾「テメェ……覚えてろよ」
大淀「あのぉ……そろそろ良いですか?」
時雨「あぁ、ごめんごめん。木曾、お遊びはここまでだよ」
木曾「ったく……いいけどよぉ」
27 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:44:35.69 ID:sLp2gC7+o
大淀「それでは、始め!」
大淀の合図で両者は共に指示を出す!
提督「"なきごえ"!」
時雨「"たいあたり"!」
タイミングはほぼ同時。
先に動いたのは――
木曾「おらぁっ!」ドン!
大鯨「きゃっ!」
木曾の"たいあたり"が大鯨にヒット!
対して、大鯨はふらつきながらもお返しと言わんばかりに"なきごえ"を放つ。
大鯨「が、がおー!」
提督時雨大淀「(かわいい)」
28 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:45:51.11 ID:sLp2gC7+o
か わ い い
29 :
◆49r2x7t0Hs
[saga]:2017/02/15(水) 00:48:44.01 ID:sLp2gC7+o
時雨「そんなこと言ってる場合じゃない!木曾、もう一回"たいあたり"!」
木曾「おうっ!」ドン!
提督「大鯨!"あわ"で迎え撃て!」
時雨「提督……いくらタイプ一致でも木曾に対しては効果はいまひとつだよ?」
提督「ふっ、なめるな!」
提督「大鯨の特性はな、"すいほう"なんだよ!」
大鯨「すーっ……ふぅぅぅ!」プクプク
大きく息を吸った大鯨は、シャボン玉にも似た泡を吐き出す!
木曾「うをぉっ!?」パチパチ
時雨「"すいほう"……」
特性:すいほう
みずタイプの技の威力が2倍になる。また、ほのおタイプの技を受けた時、ダメージが半減する。さらにやけど状態にならない。
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