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姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」上条「カカオ100%超苦ェエ!!」
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683 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2017/11/01(水) 00:22:09.78 ID:a3TWo1jz0
>>682
新宿のアサシン「いいよぉ♪」
新宿のアサシン「そのうち気が向いたらね」
ああ…なんか中々終わらねーなぁ…
糖化。
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:23:03.99 ID:a3TWo1jz0
・・・・・・・。
685 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:24:06.07 ID:a3TWo1jz0
〜上条宅〜
上条「んん〜…」ポリポリ
オティヌス「どうした?珍しく机に向かっているようだが」ピョコ
上条「んー?なんかさ、自分にとって大事な人に手紙を書けーって学校で言われてさ」
オティヌス「ほう」
上条「面倒臭いしやらないつもりだったんだけどな…」
オティヌス「…」
686 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:25:34.22 ID:a3TWo1jz0
上条「やっぱそういうのもっていうか、自分からしたら『お前の事大事に思ってるって。そんな事は言わなくてもわかるだろ?』って事だとしてもさ」
上条「それでも言葉にしておかないといけない事もあるんじゃないかって」
上条「『私が独りで勝手に思ってるんじゃないよね?』って、不安にさせちゃうんじゃないかって」
上条「…で、書こうと思ってさ」
オティヌス「ふーん…お前も多少は一端の男の考えができるようになったんだな」
上条「けど何書いたらいいかわかんなくてさ」
オティヌス「ふふん。そんなもの、私への賛辞と美辞麗句を書き連ねて最後に『やっぱ理解者のお前が1番…」
上条「や、ごめん今回はオティヌス宛じゃなくてさ」
オティヌス「…」
オティヌス「……そうか」ショボン…
上条「やめろよその悲しみに満ち満ちたガチ傷ついたフェイス」
687 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:26:09.01 ID:a3TWo1jz0
オティヌス「現にその通りの心情なのだから仕方ないだろう」プン
上条「悪かったよ…一緒にお前への手紙も書くからさ、許してくれよ」
オティヌス「要らん。そんな誰かのついででのものなんて欲しくないわ!」ペチッ
上条「どうすりゃいいんだよ」
オティヌス「自分で考えろ…と言いたいところだが、」
オティヌス「私は面倒な女にはなりたくないからな。」
上条(すでに面倒くさいんですが)
オティヌス「その手紙を書く間、左手でずっと私の体に触れてじゃれあえ」
オティヌス「…それで許してやる。満足しといてやる」プイ
上条「へいへい…」
オティヌス「あっふ…ぁんっ!ほほ…そんなところを…っ撫でっ!ぅぉふふふ…!」
上条「はいはいこしょこしょー」コチョコチョ
688 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:27:33.79 ID:a3TWo1jz0
上条「…」
上条(んー…でも急に言われてもなぁ…上条さん、文才なんてありませんし)
上条「…んー…」
上条「…」カキカキ
上条「〜ん〜!」クシャポイッ
上条「…」
オティヌス「ふにゃん!あはんっ!こにゃろ!こんにゃろ!」テシテシ
上条「…んー、」
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:28:24.26 ID:a3TWo1jz0
上条「…んんー、」
上条「…『拝啓、この手紙読んでるあなたはどこで何をしているのでしょう…』」カキカキ
オティヌス「お前はアンジェラ・アキか」
上条「…えー、」
上条「『恋人よ、僕は旅立つ。東へと向かう列車で』」カキカキ
オティヌス「行けよ!?お前絶対行けよ!?」ベシ
上条「いや行かないけどさ」
オティヌス「全く…一々一昔前の歌詞引用しないと書けんのかお前は」ベシ
上条「だってわかんないんですもの!上条さんにお手紙なんて高尚な物は書けません!」
690 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:29:53.86 ID:a3TWo1jz0
オティヌス「お前いっつも長い言葉で敵に熱い想いをぶつけてきただろ」
オティヌス「それを音声ではなく文章に変えるだけだろ。何がそんなに難しい」
上条「…」
オティヌス「お前がその手紙を送る相手に、その人間への素直な気持ちを言うだけだろ」
上条「…」
オティヌス「ほら、試しに私に言ってみろ。」チョイチョイ
上条「…」
上条「『 』。」
オティヌス「…ふん。」
691 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:31:11.57 ID:a3TWo1jz0
オティヌス「ならそれを紙に書け。私は寝る」スック
上条「ええ!?一言しか言ってないんだけど?!」
上条「もうちょい相談に乗って」
オティヌス「だから、その一言だけでもいいんだ」
オティヌス「親しい仲の人間へ送る手紙に、作法もルールも要らんだろう」
オティヌス「いいじゃないか。」
オティヌス「お前らしい、いい一言だ」トコトコ
オティヌス「…全く…何故その気持ちが私に向かんのか」ブツブツ
上条「…オティヌス、」
オティヌス「…人間」ピタ
上条「…」
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:33:36.63 ID:a3TWo1jz0
オティヌス「私なら『短いっ!』って大いに怒ってフるがなぁ!」ダッ
上条「あっ、テメェこの野郎!」
タタタタタタタタタタタ…
上条「…」
上条「…」ハァー
上条「…」カリコリカリコリ。
上条「…怒られるかなぁ」
693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:35:11.75 ID:a3TWo1jz0
〜2日後、第七学区の街中〜
姫神「あうう。さむい。非常に。」トコトコ
上条「まぁ冬真っ盛りですし」トコトコ
姫神「何故。君はそんな平気そうなの。」プルプル
上条「へ?…まぁロシアだのなんだのと色々鍛えられてますし?」
姫神「…ロシア?」
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:37:34.41 ID:a3TWo1jz0
上条「うんまあ…上条さんちょっと世界救いにロシアに行かなきゃいけなくてですね」
姫神「いや。どんな状況ならロシアに行けて。世界を救えるの。」
上条「信じられないと思うだろ?でも真実なわけですなコレが!」
姫神「…ロシアで。ドラクエとかやったってこと?」
上条「そうであったらどんだけ良かったか…生憎、バーチャルじゃなくてリアルの方だ」
姫神「…そう。何があったか。知らないけれど。」
手きゅ。
姫神「…君が無事で。本当によかった。」
上条「ん。」
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:39:03.04 ID:a3TWo1jz0
姫神「もう。危ないことは。しないでね。」
上条「善処します…どうなるかわかんないけど」
姫神「私は。どこかの知らない数億人より。君の方が。大事…」キュ
上条「…」
上条「その数億人の内が俺たちの知ってる数人であっても?」
姫神「…いじわる。」
上条「ごめん」
姫神「けど…きっと。もしその問いかけに答えるなら。」
姫神「私はきっと。『うん。君の方が。大事。』って。答えてしまうと。思う。」
上条「…」
姫神「約束して欲しい。もうどこにも行かないで。私の側にいて。」
上条「…、」
696 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:40:09.13 ID:a3TWo1jz0
上条「…う、」
姫神「…ごめん。困らせるつもりはなかった。」
上条「俺も。ごめんな、約束するって言えなくて。」
姫神「…」
上条「けどさ…きっと俺は、自分が見てられないって思ったら、」
姫神「いいの。」
姫神「それが。上条くんだもの。」ニコッ
姫神「それが。私の自慢の彼氏くんだから。」ニコ
上条「御理解ありがとう。俺の自慢の彼女さん」ニコ
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:41:46.30 ID:a3TWo1jz0
・・・・。
姫神「そういえば。」
上条「んー?」
姫神「こうして。2人で学校の帰りに手を繋いで歩くのが当たり前になったね。」
上条「そうだなー」
姫神「なんだか。嬉しい。」
上条「そうだなー俺も。」
姫神「…あ。」
上条「どした?」
姫神「あれ。」ユビサシ
上条「ん〜どれどれ…?」
上条「『ウェディングドレス試着』?」
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:42:33.76 ID:a3TWo1jz0
姫神「うん。綺麗な衣装だねって。」
上条「へー…姫神に似合いそうだな」
姫神「ほんと?」
上条「ああ。」
姫神「…///」
姫神「ねぇ。」
上条「ん?」
姫神「…着せたい?///」モゴモゴ
上条「え?」
姫神「…アレ。私に。着せたい?//」
上条「え…」
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:43:02.74 ID:a3TWo1jz0
ほんわほんわ。
─────────
──────────────
────────────────────
ブライダルな姫神『上条くん…///』ニコッ
ブライダルな姫神『…一生。君のこと。支えるから…///』
ブライダルな姫神『私を。君のお嫁さんに。…してください…///』
──────────────
─────────
────
上条「おっふ…!」
700 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:43:47.49 ID:a3TWo1jz0
上条(き、着せたい…!!!めちゃくちゃ着せたい!)
上条「あ、ああ…!そりゃ、着せたいですとも!」
姫神「そ?じゃあ…///」
上条「で、上条さんはタキシード着るから!」
姫神「それって。///」
上条「行こうぜ!今すぐ!」ダッ
姫神「あっ。…んもう。強引。///」
701 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:44:16.45 ID:a3TWo1jz0
〜ブティック〜
フィアンマ「いらっしゃいませ」ニコリ。
上条「」
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:46:02.82 ID:a3TWo1jz0
上条「なにしてんのお前」
フィアンマ「初めまして、だ。な?お客様」ニコリ。
上条「いや右方のフィアンマさんですよね?」
フィアンマ「知らんな」
上条「黒幕のフィアンマさんですよね?」
フィアンマ「聞こえんな」
上条「なんで知らんぷりすんの?」
フィアンマ「そろそろ帰るか?この店からではなく土にだが」ニコリ
上条「まあいいけどさ…」
姫神「知り合い?」
上条「あー…」チラッ
フィアンマ「ん゛ん゛?」ニ゛コリ゛。
上条「…えー…知り合いのA級戦犯に似てたけど俺の早とちりだったみたいで」
姫神「なにゆえ。A級戦犯が知り合いにいるの。」
フィアンマ「ハッハッハ!お客様は冗談がお好きなようで!」ギリギリギリギリ
上条「痛い痛い痛い痛い悪かったから顎やめて顎やめて顎をアイアンクローで潰すのやめて」
703 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:48:10.42 ID:a3TWo1jz0
〜姫神さんお着替え中。〜
上条「で?」
フィアンマ「気にするな。ただのバイトだ」
上条「元神の右席のリーダー様が?」
フィアンマ「一時的なものだ」フン
上条「ふーん?」
フィアンマ「学園都市から出るための旅費が予想以上にお高かったりシルビアが『少しは稼ぎを入れろ穀潰し』などと文句を垂れなければ俺様が仕事をするわけが」
上条「あーハイハイ。元気そうで何よりだよ」
フィアンマ「黙れ。…で?あの女は何者だ」
上条「ん〜?ふふふふふ////」デレッ
フィアンマ「」ヒキッ
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:50:26.85 ID:a3TWo1jz0
上条「あーやっぱ気になる?気になっちゃう?」デルレレレン
フィアンマ「いやわかったもういい。察した。そのピンクに染まった気色悪い顔を近づけるな」
上条「ふふふふふ////なんと、俺の彼j」
「お待たせ。」
ブライダルな姫神「…どう?似合う…かな。///」テレ
上条「───嫁なんだ」キリッ
フィアンマ「そうか。俺様の知らん内に日本や学園都市の婚姻に関する法律は随分と変わったようだな」
705 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:51:17.31 ID:a3TWo1jz0
上条「女神だろ?いいだろ?上条さんの嫁だからな?」デレッ
フィアンマ「そうか。別に盗らん。わかったからブッ弛んだそのデレ顔をなんとかしろやめろだから顔が近い顔が近い」グググ
フィアンマ「ほら、俺様への絡みはいいから感想の一つや2つでも言ってやれ」グイ
上条「おっけ!任せろ話術サイドの本気見せてやる!」
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:52:08.59 ID:a3TWo1jz0
姫神「ふふ。上条くん…どう?///」
上条「あ、えっと…//その、////〜…その、////」モジモジ
姫神「え。似合って。ない?」シュン
上条「違っ!そうじゃなくて!」
上条「キレイッ…です、ていうか〜…カワイスギっ…///」ポソポソ
姫神「え?今。なんて?」
フィアンマ「オイどうした話術サイド」
707 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 00:53:50.79 ID:a3TWo1jz0
姫神「もう。…じゃあ。これだけ。言って。」
上条「え?」
姫神「一言でいい。『かわいい』って。言って欲しい。」プクー
上条「」ズキュン
姫神「『かわいい』以外の言葉は。受け付けない。」プン
上条「かわいい!!!ですッ!!!」
姫神「よかった。」ニコッ
フィアンマ「あ、もしもしオッレルス?俺様ちょっとシュガー的なのを吐きそうで体調悪いから今日はもう帰っていいか?」
708 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2017/11/01(水) 00:54:38.37 ID:a3TWo1jz0
姫神「…お嫁さんに。したいとか。思ってくれたり…する?///」モジモジ
上条「…っ!…っ!」コクンコクン!
フィアンマ「いや違、魔術的なのではなくてだな、こう…チョコの塊の上に大量のホイップクリームとかカスタードとかバターとか粉砂糖とかソフトクリーム、蜂蜜を全部乗せた物を視覚聴覚的に食わせられたというか」
フィアンマ「『それは甘そうだね』?ああそうだ。俺様はその過度な糖度で吐きそうなんだ。」
フィアンマ「帰っていい?俺様帰っていい?」
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 01:07:53.85 ID:a3TWo1jz0
〜数日後。とある高校の階段、踊り場〜
上条「姫神ってさ、身長何センチ?」
姫神「私?160cm。」
上条「へー。俺は168cmなんだけどさ、」
姫神「うん。」
上条「彼女が自分より背が低いっていいよな」
姫神「そう?」
上条「ほら、こうやって頭撫でたりとかさ、」ナデナデ
姫神「ん。//」
上条「おでことかに軽めのキスとかもしやすいし。」チュ
姫神「ふゃん。///」
上条「なんか男のプライド的にもさ、彼女より大きくありたいっていうか」
姫神「ん…そう?」
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 01:08:41.33 ID:a3TWo1jz0
上条「姫神は彼氏の方が身長低い方がいいのか?」
姫神「んー…。どっちでも。高くても。低くても。楽しみ方はある。と思う。」
上条「へー?例えば?」
姫神「例えば。」
姫神「…」トットットッ
上条「え?急に階段登ってどうするんだ?」
姫神「ん。」チュ
上条「…」
姫神「…」スッ
姫神「…こうやって。身長差を活かしたキスとか。できる。//」
上条「…確かに身長差とかどっちでもいいな!!!」
711 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/01(水) 01:09:25.66 ID:a3TWo1jz0
キャッキャウフフ♪
階段登りたくても登れない青髪「…」
青髪「せやね。」
青髪「どっちの身長が高いとか、どぉぉぉぉでもええわぁあぁぁぁ…」
712 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2017/11/01(水) 02:07:02.63 ID:a3TWo1jz0
今回はここまで。
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/01(水) 02:16:12.19 ID:dyw89Iua0
乙
姫神スレはエタるジンクスがあるけど、このスレは完結してほしい
714 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/01(水) 11:09:18.51 ID:CKg39emW0
おつ
まるで空気の組成を全部砂糖に置換された位甘ぇな
715 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/01(水) 16:40:05.77 ID:4cUHRnXR0
乙でした!
716 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/02(木) 08:36:35.82 ID:7pHKHCMH0
素晴らしい
717 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/03(金) 01:36:35.69 ID:l3LE/GqN0
紫煙
718 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/06(月) 01:45:10.30 ID:xH6vscl20
待つぜ
719 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2017/11/06(月) 04:09:59.50 ID:VSQ43OaU0
>>713
だよねー姫神スレってマジエタりやすい。あと木山てんてースレとかね。
そう、だからこそ、そのジンクスをブチ壊すためにも書き始めたのよねって。
さぁ、さぁさぁ長々無駄に続いたこのスレも、此度の更新でお終いでございます。どうぞ最後まで観てってくだしゃんせ。
投下。
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:10:47.90 ID:VSQ43OaU0
〜そして、〜
721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:12:16.46 ID:VSQ43OaU0
〜2/14。上条さん宅前〜
上条「じゃ、前から言っといたように今日は俺帰ってこないから」
インデックス「うん!楽しんできてねとうま!」ニコッ
オティヌス「今日は家の事は気にせず彼女と楽しんでこい」
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:13:44.84 ID:VSQ43OaU0
上条「んじゃ、いってきまーす…」ふぁ
インデックス「いってらっしゃーい」
オティヌス「気をつけていけよ」
スフィンクス「なー」
上条「あーい」
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:14:30.38 ID:VSQ43OaU0
ばたむ。
上条「さてと。」
上条「おはよう。寒い中待たせてごめんな」つマフラー
姫神「おはよう。ううん。全然大丈夫。」プルプル
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:15:39.15 ID:VSQ43OaU0
上条「あーもう。無理すんなって!ほら、寒いんだろ?」バフ
姫神「ほむ。ありがと。」
上条「ほらしっかり巻いて。で、ほら。上条さんのコートん中入りな」
姫神「ん。ほ邪魔しまふ。」パフ
上条「ほーれ今日の上条さんはホッカイロも装備だから更に暖かいぞー」
姫神「ん…///」
上条「…まだ時間に余裕あるしさ、あったまるまでここでしばらく抱き合わないか?」
姫神「ん。そうする…。///」モフモフ
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:16:59.21 ID:VSQ43OaU0
ドア|土御門「…」
ドア|土御門(出るに出れねーにゃー)スー…
土御門(仕方ないな、もう少し後で…)バタン
雲川「オイ今上条の声が聞こえたんだけど?」
土御門「心配するなそれは空耳だ」
結標「ちょっと先輩。食べたあとのゴミくらい片付けてもらえます?」
海原「ああ自分がやっておきますよ」カタシカタシ
雲川「む?すまないな」
一方「コーヒー美味ェ」ズズー
土御門「…」ハァ
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:18:25.52 ID:VSQ43OaU0
舞夏「賑やかだなー兄貴ー。メイド的にはおもてなしのしがいがありそうだぞー」ニコニコ
土御門(仕事で社会のゴミ共の処理。その後打ち上げ、結標が酔いつぶれ、帰れなくなったコイツらといた所をたまたまゴミ捨てに出てきて通りかかった舞夏が発見、ウチに泊めたはいいが…)
舞夏「でも珍しーなー」
土御門「何がだ?」
舞夏「兄貴が友達連れてきてくれるなんて」
土御門「…コイツらは友達じゃない。仕事仲間だ」
舞夏「そうなのかー」
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:19:54.66 ID:VSQ43OaU0
土御門「…なぁ、舞夏」
舞夏「んー?」
土御門「よく、”友人”と”仲の良い同僚”を混合する奴がいるがな、」
土御門「覚えといたほうがいい。同僚はどこまで行っても同僚だし、」
土御門「結局は『とりあえず適当に良好な関係を築いておこう』『いずれ何かに利用するために』なんだ」
土御門「友人に昇華する事があったとしても、『ただの独り善がりだった』なんてのも良くあることだ」
舞夏「そうかー」
土御門「仕事仲間を信用しすぎるのは良くない」スタスタ
舞夏「…」
舞夏(冷淡ぶってるけど、自分に言い聞かせてるみたいだなー?)
舞夏(ほんとは兄貴、あの人らともっと仲良くしたいんじゃないのかー?)
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:21:15.45 ID:VSQ43OaU0
土御門「結標、もう少ししたらオレをとある高校に送れ」
結標「えー…ダルっ」
土御門「今度タクシー代でマック奢る」
結標「えっ、うーん…」
土御門(これで納得するだろ)
土御門(…そう、結局オレ達は”グループ”。)
土御門(そこに友情や親愛はなく、)
土御門(お互いの損得、利益によってのみ結びついているだけの集団。)
土御門(それがオレ達────)
結標「別にいいわよ見返りなんてなくても」
土御門「そうか?それじゃ──」
結標「けど頼み方が気に食わないわ」
土御門「チッ」
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:22:52.52 ID:VSQ43OaU0
結標「普通『悪いんだけど送ってくれないか?』じゃない?」
土御門「…」
結標「私達もそれなりに付き合い長いし、長くなるんだからさ」
結標「少しは仲良くしましょう?土御門?」ニコッ
土御門「…」
土御門「…頼む。」
結標「OK!お姉ちゃんに任せなさい?」
一方「お姉ちゃンて。オマエとそんな歳は変わンねェだろォが」ケラケラ
結標「というかあなたもお世話になってるんだからちょっとは家事やんなさいよ白モヤシ」
一方「あァ?やってンだろォが。ちゃンと飯食った後の机拭いてンだろ」
海原「ずっと同じ場所に座って同じ所を擦っても『拭いた』とは言いませんよ?」
一方「大丈夫ですゥー能力で机の1部拭いただけで全体の汚れを排除できるベクトルを操作してるンでェー」
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:24:26.23 ID:VSQ43OaU0
ギャーギャー!
土御門「…ハァー…」
土御門(やっていけるのか?オレは。)
土御門(今更だが、変えるつもりもないが、この道を選んで良かったのか?)
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:24:58.25 ID:VSQ43OaU0
〜上条さん宅前〜
上条「…そろそろ行かないか?姫神」
姫神「ん。」モフ…
姫神「それじゃ。登校する前に…ハイ。」
上条「あ…」
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:25:31.87 ID:VSQ43OaU0
姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」ニコッ
上条「おお…!ありがとな!」
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:26:37.00 ID:VSQ43OaU0
姫神「ふふ。喜んでくれて。良かった。」ニコ
上条「いやそりゃ喜びますとも!」
姫神「本当は。学校とか。下駄箱の中とか。学校終わったら家で。とか。…サプライズも考えてたんだけど。」
上条「?」
姫神「…きっと。上条くんはたくさん貰うだろうから。」
姫神「私のが霞んじゃったりとか。私よりも魅力的な子の告白とか。あるかもしれないし。」
上条「いやいやナイナイ…自分で言ってて悲しくなるけどそれはありえないって」
姫神「…にぶちん。」アキレ
上条「ええ?」
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:27:13.04 ID:VSQ43OaU0
姫神「とにかく。君に最初にバレンタインチョコ。あげたかった。」
上条「姫神…!///」
姫神「君の彼女は。けっこう頑張った。美味しく食べてくれると。嬉しい。」ニコ
上条「…」ジーン…
上条「〜っ」ダキッ
姫神「わぷ。」
姫神「ん。急に。どうしたの。」
上条「や…なんかごめん。なんかすごい姫神が愛おしくなって」
姫神「…もう。///」
735 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:28:32.39 ID:VSQ43OaU0
上条「…もう今日サボりたいなー…今日は姫神とずっと居たい」
姫神「ふふ。…いいよ?2人でサボっちゃう?」クスクス
上条「ん〜サボっちゃうー今日は上条さん病気なんで。恋の病なんで〜」モフモフ
姫神「でもいいの?行ける時に行かないと。ほんとに留年してしまうと思うけど?」
上条「ぐ。むぅぅぅぅぅ…ちくせう。」
姫神「不幸だーっ。って?」クスクス
上条「…ううん。姫神と抱き合ってるから不幸じゃないな」
姫神「そう。良かった。」ニコ
イチャイチャイチャイチャ。
土御門(ああ…もうそろそろ限界だな。結標に学校に送ってもらうか…)
736 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2017/11/06(月) 04:31:27.93 ID:VSQ43OaU0
〜とある高校〜
上条「…まさかほんとに下駄箱に入ってたり机の中に入ってるとはな」
青髪「なんなん?カミやん死にたいん?そんなに一個も貰えへんボクの前で見せびらかして?死にたいんやな?そーなんやな?」
青髪「もーあかんわーコレもうボクの魔剣ブラッディダークネス(ただのカッター)がカミやんを鮮血に染め上げてまうわぁ…」チキチキチキチキ
土御門「落ち着け非モテ」ガシ
青髪「うぁぁああああん!!!ふっきー!『みんなにあげる系女子』っぽい女子第一位の吹寄さーん!!」
吹寄「いやあげないわよ。何言ってんの」
青髪「そんなこと言わずに!」
737 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:32:11.88 ID:VSQ43OaU0
吹寄「えー…飲みかけのミロならあるけど…」つ
青髪「え…い、いやミロは麦芽飲料であってチョコとは似て非なるもので」
吹寄「そーよね。じゃあ捨てよっと」ポイッ
青髪「まぁええか!!チョコっぽい味やし!!!」ズザザザザ!!
吹寄「」ヒキッ
青髪「チョコ、ごっつぁんです!!」ダパダパダパ
吹寄「うわ…キモっ…」ヒキッ
青髪「ゴミを見る目やめて」
738 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:34:01.18 ID:VSQ43OaU0
上条「…ん?」
上条「あれ?でも吹寄さ、さっき俺に義理チョコだから!って言ってすげー苦いヤツを…」
吹寄「どりゃっしゃっしゃっしゃぁあああああ!!!」ドゴシャ
上条「ヘブンッ!?」
吹寄「やーね!私が貴様に渡すわけないでしょ!」アセアセ
吹寄「ちょっと!この場であんな事言ったら面倒くさいでしょ!空気読め!!」ヒソヒソ
上条「ご、ごめん」
青髪「あーはっはっはっ!世界なんて滅びちまえばええのに!!!」
青髪「なぁ土御門くん!!!」
土御門「いやオレは舞夏から貰ったから」しれっ
青髪「あーーーーあっ!!!世界中のリア充全員が核の炎に包まれてしまったらええのにっ!!!」
739 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:38:32.15 ID:VSQ43OaU0
白カチューシャ「あ、あの…青髪くん…///」モジモジ
青髪「へ?」
白カチューシャ「ちょっと…いいかな?」
上条「お?」ニヤニヤ
吹寄「良かったじゃない」ホッ
青髪「え!?ええええと!な、何やろか!?」
白カチューシャ「良かったら…コレ。///」
青髪「…」ドキドキドキドキドキドキ
青髪「神様ありがt 白カチューシャ「ゴメン!直接渡すの恥ずかしいから上条くんに渡しておいてっ///」
青髪「」
上条「」
吹寄「」
土御門「」
白カチューシャ「それじゃっ!///」ダッ
青髪「…」
青髪「…うん。何で今かは知らんけど…ええよ?」ニコッ…
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:40:02.01 ID:VSQ43OaU0
青髪「…」クルッ
青髪「はい。カミやん。アンハッピーバレンタインやでー」つ
上条「お、おう…ありがとな…」
青髪「…」
青髪「…神も仏もおらへんわぁ…」
青髪「ボクそろそろ泣いていい?」
土御門「いいぞ」
青髪「ああああぁあああん!!もうややーっ!こんな世の中でええんか?!こうなったらボクもう新世界の神的なモノになって世のつがいどもを」
土御門「無理だから諦めろ」ポンポン
青髪「ギブミー!DEATHNOTE!!」
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:41:43.33 ID:VSQ43OaU0
・・・。
ガララッ。
上里「…すまない。しばらく匿ってくれるかい」
上条「あれ?上里?どうしたんだ?」
742 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:42:51.15 ID:VSQ43OaU0
上里「いや何、チョコ地獄から避難しに来ただけさ」
上条「ああ…お前んとこのハーレム所帯すごいもんな…人数とか個性とか」
上里「ああ、ぼくだって彼女らの気持ちも無下にはしたくないんだが…流石にあの量のチョコを食べるとなると」
上条「それぞれの娘と半分こにして食べるとか」
上里「その対策で食べ切れる量ならそうしてるさ」フゥ
上条「逃げて、気持ちを受け取らないのもそれはそれでダメなんじゃないのか?」
上里「そりゃあぼくだってそう思うさ」
上里「…こうなるのがイヤで『バレンタインには食べ物じゃなくて物がいい』って前から伝えてたんだけどな…」ハァ
上条「え、希望ガン無視?」
上里「いや何故か『そんな対策をとらなきゃいけないくらいたくさんバレンタインの贈り物を貰う彼にチョコを食べさせられたら女として勝利』みたいな風潮が彼女らの中で発生してね」
上条「うわぁ」
上里「…どうしたらいいと思う?」チラ
上条「もう吐くまで、いや吐いても食うしかないんじゃないのか?」
上里「…だよなぁ…」ハァ
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:43:51.70 ID:VSQ43OaU0
上里「…モテすぎるのも辛いものだな」
上条「かもなぁ。上条さんも彼女から以外にバレンタインチョコ貰うのも気が引けますし。だけど貰わないのはそれはそれでなぁ」
上里「…やはりぼくの理解者になってくれるのはきみかな。」
上条「かもな。」
上里「…」ニヤッ
上条「…」ニカッ
744 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:44:30.29 ID:VSQ43OaU0
青髪「すまんなぁ転校生。ボクはお前を殴らなあかん。殴っとかな気がすまへんのや!」ダッ
土御門「まぁ落ち着け」ガシ
青髪「離せ土御門くん!ボクぁ世のモテへん男子高校生の代表としてアイツらをボコらなあかんのやー!」ジタバタ
土御門「落ち着け非モテ(笑)」
青髪「むぁぁああああああ!!バレンタインなんかなくなってまえー!!!(血涙)」
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:46:00.43 ID:VSQ43OaU0
上里「ああ、そういえば。以前話したDカップと時速60kmの風が同じ感触かどうかの検証をやってみたんだが」
上条「おっ、どうだった?」
上里「個人の感想なんだが…やっぱり実物の方が柔らかいと思う」ウム
上条「えー?実物の方の個人差とかもあんじゃないのか?」
上里「かもしれないなぁ…そうだな、サンプルが足りないな。もっと色んなDカップを揉んでみるよ」
上条「がんばれー。実験結果は教えてくれよ?」
上里「もちろんだとも」
上条「あーあ、揉ませてくれそうな子がもうワンランク上になってくれたら俺も検証出来るんだけどなー」
上里「はは」
746 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:47:20.37 ID:VSQ43OaU0
青髪「こんな格差があってええん?!」ズビシッ!
土御門「落ち着くにゃー」どうどう
青髪「なんでや…!なんで世の中には乳揉み放題な奴やそれなりに乳揉める奴がおんのにボクは揉めへんのや…!?」
土御門「まぁ…端的に言えばそういうところだと思うぜよ」
青髪「ああ…!モテたい…!そして…揉みたい…!」ホァァアァ…!
土御門「…まぁ、がんばれ」
747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:48:02.47 ID:VSQ43OaU0
・・・・・。
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:48:41.16 ID:VSQ43OaU0
〜夕暮れ、教室。〜
姫神「…」
上条「お待たせー姫神ー」ガラララッ
姫神「! もう。遅いよ。」
上条「ごめんごめん…小萌先生に呼び出しくらったり雲川先輩まいてて…」
姫神「ふふ。いつもの。ことだね。」クスクス
749 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:50:15.56 ID:VSQ43OaU0
上条「姫神は待ってる間何してたんだ?」
姫神「別に?特に。何も。」フルフル
上条「そっか」
姫神「あ。嘘。夕陽を。見てた。」
上条「夕陽?…ああ、確かに綺麗だな」
姫神「でしょ。」
姫神「…」
上条「…」
姫神「ちょっと。席に座って。眺めてかない?」
上条「ん。おっけ。」ガタッ。
750 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:50:48.40 ID:VSQ43OaU0
上条「…」
姫神「…」
上条「…でも本当に綺麗だな」
姫神「うん。赤とか。黄色やオレンジのグラデーションとか。すごく綺麗に見えてる。」
上条「…それに照らされてる姫神も綺麗だな//」ニコッ
姫神「…そう?///」テレ
上条「…//」
姫神「…//」
751 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:51:27.69 ID:VSQ43OaU0
上条「そういえばさ、手紙…一応書いたんだけどさ」
姫神「ほんと?読ませて欲しい。」
上条「ただ…その、上条さん文才無くてさ、」
上条「面倒くさがってとか、気持ちが無いからとかじゃないんだけどさ、」
上条「…その、ちょっと短すぎるっていうか、一言…なん…だけど…」チラッ
姫神「…」
上条「…」ドキドキ
姫神「ん。大丈夫。君が。書いてくれたって気持ちが嬉しいから。」ニコッ
上条(優しい)ホッ
752 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:56:05.67 ID:VSQ43OaU0
姫神「それに。同じだから。」
上条「?」
姫神「実は。その。私も。君と付き合う前から。手紙。書いてた。…一言だけの。手紙。」
上条「えっ…?」
姫神「本当は。コレを渡すつもりは無かったし。君が書いてきてくれた手紙に合わせて書き直そうと思ってた。」
姫神「でも。上条くんが書いてきてくれた手紙と似てるなら。そのまま渡そうと。思う。」
姫神「一言だけど。君への気持ちは。たくさん。込めてるから。」
上条「…そっか。その…俺も、気持ちはいっぱい込めたから」ホッ
姫神「…」ニコ
上条「…」ニコ
上条「じゃあ、はい」つ
姫神「ありがとう。…じゃあ。私のも。はい。」
上条「ありがとな」
姫神「今。読んでもいい?」
上条「あ、ああ。うん」
姫神「ん。拝読。します。」
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:58:14.48 ID:VSQ43OaU0
姫神「…」ペラッ
姫神「…」
上条「…」ドキドキ
姫神「…これは。プロポーズ?」クスクス
上条「…かも。///」
姫神「…///」
姫神「ありがとう。とても。嬉しい。///」ニコッ
上条「///」テレ
姫神「大事に。するね。一生持ってる。///」
上条「じゃあ俺も。一生持ってる///」
姫神「///」
上条「///」
上条(夕日のせいなのか、照れのせいで顔が赤くなってるのかわかんねぇなコレ//)
754 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:59:19.72 ID:VSQ43OaU0
上条「なんか火照りすぎて喉乾いてきちまったな…//」
姫神「あ。…良かったら。お茶。飲む?」つ
上条「ん。頂きます」
姫神「はい。」
上条「さんきゅ…でも全部もらっていいのか?コレまだ未開封だけど」
姫神「ううん。全部は。だめ。君が半分くらい飲んだら。後は私が飲む。」
上条「…間接、きすだな//」ボソッ
姫神「ふふ。変なの。散々。直接キスしてるのに。そういうこと。気にするの?」クスクス
上条「…///」
姫神「上条くんは。時々すっごいかわいいね。」クスクス
上条「かわいいって…どこがでせうか」
姫神「…」
上条「…」
755 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 04:59:59.56 ID:VSQ43OaU0
上条「…」
姫神「…えい。//」チュ
上条「っ///」
姫神「ん…」
上条「ん…」
ちう。ちう…
・・・・。
756 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:00:37.62 ID:VSQ43OaU0
上条「なぁ…そろそろ姫神んち行こうぜ//」ギュ
姫神「ん…。いいよ。行こっか。//」
姫神「あ。でも待って。」
上条「?」
姫神「途中。コンビニ寄りたい。…買いたいものが。あるから」
上条「ん。わかった」ニコッ
757 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:01:48.40 ID:VSQ43OaU0
〜コンビニ〜
上条「それじゃ上条さんもテキトーに見とくなー」
姫神「うん。」
姫神「…」スタスタ
上条(一直線に向かってくな…買いたいものってなんだろ?)
上条(…まいっか。どうせ後でわかるわけですし)
758 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:03:12.89 ID:VSQ43OaU0
・・・。
上条(お菓子とジュースくらい買ってこ。)ガサッガサッ
上条(…でも姫神が買いたいものって何だろな?)
上条「…」チラッ
姫神「…」
上条(さっきから無印良品の生活用品のとこいるけど…コンビニで買ったら高いしスーパーとかドラッグストアとかのがいいんじゃないのか?)
上条(生理用品とかか?いやそれ俺といる時に買うか?)
上条(まいっか。もう聞こ)
759 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:03:47.00 ID:VSQ43OaU0
上条「姫神ー?買いたいものあったか?」
姫神「…うん。」
上条「へー、ちなみに何…」チラッ…
『生活用品コーナー』
そういう用途のゴム。
上条「」
760 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:05:16.35 ID:VSQ43OaU0
上条「あ、えっ、えっと…?///」
姫神「///////」
姫神「……今日。付き合ってから初めてのお泊まりだから…//////」モジ
上条「//////」
姫神「…その。必要。かなって。/////////」
姫神「…今日。コレ。……使って…くれる?//////」チラッ
上条「…!…!」コクンコクン!
姫神「じ。じゃあ…///買おっ…か…?////」ドキドキドキドキ
上条「お、おお!か、買おっ…か…?//////」ドキドキドキドキ
761 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:06:01.66 ID:VSQ43OaU0
上条(よっしゃぁああああああああああ!!!!マジでかァァァァァァ!!!!ついに姫神さんからGOサイン出たァァァァァァ!!!!////)
上条(ひゃっほぉぉぉぉ!!!あああ!!このまま奇声をあげて走りたい!!!)
姫神「どれが…いいと思う?/////」
上条「えっ…?さ、さぁ…?//////」ニヤ
上条「…と、とりあえず…いっぱい入ってる奴のがいいんじゃないか…?///」
姫神「ん。…じゃあ。15個のやつ。…に。…しとく…?////」
上条「お、おう…////」
姫神「…上条くん////」
上条「ん?///」
姫神「…えっち。///」ポソッ
上条「〜っ/////」
762 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:06:42.98 ID:VSQ43OaU0
・・・。
「しゃーせー」
上条「なぁ…姫神。///」テギュ
姫神「ん…。なぁに?///」
上条「…この泊まりで…全部使い切るくらい愛していいか…?///」ヒソヒソ
姫神「////」
「お次でお待ちのお客様どーぞー」
姫神「うん…////いっぱい。愛してね?////」ヒソヒソ
上条「/////////」
「恐れ入ります、お次でお待ちの初々しいお客様ーレジ空いてまーす」
上条姫神「「////////」」
上条姫神「「は。はーい…/////」」
763 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:07:36.21 ID:VSQ43OaU0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
764 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:08:29.05 ID:VSQ43OaU0
〜そして、10年後。〜
765 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:09:04.78 ID:VSQ43OaU0
〜第八学区(教職員の為の学区)のとあるマンション〜
上条(26)「おはよ…」ふぁ
秋沙(26)「おはよう。朝ごはん。出来てるよ。」ニコッ
766 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:09:33.84 ID:VSQ43OaU0
上条「ありがと…」
秋沙「ほら。ちゃんと顔洗わないと。」
秋沙「君は。先生なんだから。生徒の模範にならないと。」
上条「んー…」ネムネム
秋沙「もう。子供じゃないんだから。世話焼かせないで。」
上条「へーい…」
767 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:10:04.15 ID:VSQ43OaU0
・・・。
上条「…んじゃ、学校いってくるわ」ガチャ
秋沙「あ。待って。」
上条「んー?」
秋沙「今日は。珍しくこの時間に起きてた。」
赤ちゃん「あぶー」
上条「お?見送りしてくれるのかー?よちよちー」
赤ちゃん「あーうー」ニコッ
上条「…っし、なんか元気出てきた!」
秋沙「それは。よかった。」クスクス
上条「じゃ、今日も家族のために頑張ってきますかねっと」
768 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:10:31.68 ID:VSQ43OaU0
秋沙「うん。いってらっしゃい───当麻くん」ニコッ
上条「いってきます───秋沙」ニコッ
769 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:11:27.34 ID:VSQ43OaU0
・・・・。
上条「ふー」
上条(配属先の小学校が第十三学区にあるから通勤大変なんだよな…)テクテク
上条(んで。通勤途中の教会に。)テクテク
インデックス(大人)「あ、とうま!おはよう!」
上条「おーおはよう。掃除御苦労さん」
インデックス「今日も頑張ってねー」フリフリ
上条「おー」フリフリ
770 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:12:28.22 ID:VSQ43OaU0
〜とある小学校、職員室〜
オティヌス「よう。」ピョコ
上条「おはよう小学校の職員室に住む妖精さん」
オティヌス「お前がここに勤務してるから住んでるだけだ」
上条「わかってるって。新しいドールハウスはどうだ?」
オティヌス「中々いい」
上条「そか。そりゃ良かった」
オティヌス「不満を述べるとするならば」
上条「ん?」
オティヌス「事情を知らない新任教師や生徒がお前の机に乗ってるドールハウスや私を見た時の反応が一々、な?」
上条「…まぁ、うん。だよな」ハハ…
771 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:12:56.45 ID:VSQ43OaU0
オティヌス「ところで今日はバレンタインだが」
上条「そうなんだよなぁ…この学校厳しいし、生徒からチョコ没収しなきゃいけないかと思うと気が重、」
オティヌス「そうじゃなく。…ん」つ
上条「お、チロルチョコ。くれんの?」
オティヌス「まあな」
上条「やった!今日初めてのチョコだ!」
オティヌス「ん?禁書目録や秋沙はくれなかったのか?」
上条「ああ、インデックスは帰りに教会寄ったらくれるし、秋沙は家に帰った時にくれるからさ」
オティヌス「そうか。」フフ
772 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:14:43.80 ID:VSQ43OaU0
雲川「おはよう後輩」ヌッ
上条「あ、雲川先生」
雲川「ほら、バレンタインのチョコだ」つ
上条「あ、ありがとうございまーす!」
雲川「ふふん。本命だからな?」
上条「はは…すみません俺、妻子いるんで」
雲川「知ってるとも。その上で言ってるのだけど?」チラッチラッ
上条「はは…ありがとうございます」
雲川「じゃあな。…ちなみに今夜、私の家の鍵は開いてるのだけど」スタスタ…
オティヌス「…良かったな?モテモテで」クックックッ
上条「バカ言え。責任だの家族だの職場だのができたらこういうのは面倒くさいんだって。特に周りの人間と軋轢を産まないようなお返しを考えるのとかな」
・・・・・。
773 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:16:54.96 ID:VSQ43OaU0
〜お昼。〜
上条「はー…昼休みも短めなのが教師の辛いとこだよなぁ…」
上条「あと毎日強制給食とか。美味いけどさぁ…たまには愛妻弁当とか、外で何か美味いものとか」
とぅるる。とぅるる。
上条「…はいはい?」
『よう。元気か?カミやん』
上条「よう土御門。一応元気」
土御門『そりゃ良かった』
上条「どうしたー?」
土御門『いや?今なにしてんのかなーってだけだぜい』
上条「そっか。俺はいつも通り休憩室でダラダラしてるよ」
土御門『そうか』
上条「お前は?」
土御門『オレ?』
土御門『オレは───あ、ちょっとだけ待ってくれ』
774 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:19:35.39 ID:VSQ43OaU0
〜学園都市、とある学区のとあるビル〜
土御門「…」
土御門「確認がとれた。上条当麻はいつも通り勤務してたぞ」
土御門「なぁ?どういう事だ?お前、まだオレの手を煩わせるのか?」
「た、たひゅけてくだひゃ…」
一方「諦めろ。身動きとれない状態でこンな所に連れてこられちまったンだ」
一方「この時点でオマエの命運は尽いてンだ」
一方「学生に返しきれない借金背負わせて、非合法な返済方法させる闇金会社の社長さンよォ?」
一方「どォせ最後の賭けであいつを拉致したとか嘘ついたンだろ?」
「す、すびばせ」
775 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:21:40.32 ID:VSQ43OaU0
結標「どうする?部分的に座標移動でもさせちゃう?」
「ひっ、」
海原「ここではやめてもらえませんか?血とか肉片とかこびり付いた会議室を今後も使うなんて嫌ですし」
土御門「まぁな。…オイ、処理しとけ」
トール「へいへい…裏社会専門の傭兵会社社長さんは人使いが荒いぜ…」ガシッ
「ひぃぃいいい!!お願いします!助けっ」
トール「バカだなぁあんた。インガオーホーって知らねぇの?」ズルズル
トール「そうやって助けを乞うた学生にあんたはどうしたっけ?」ズルズル
「それはっ!けどっ!」
トール「そ。だから俺からも同じ言葉が返ってきたと思うといいぜ」ズルズル
「金なら払う!」
トール「生憎、ウチのボスからたくさん貰ってるんでね。」
トール「俺を買収したきゃ金じゃなくて暴れ甲斐のありそうな戦争を用意するんだな」
「ひぃぃいいい!!助k」
バタン。
土御門「…」
776 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:23:03.56 ID:VSQ43OaU0
土御門「…」スッ
土御門「ああすまんにゃーお待たお待た。今ちょっとゴミ捨てしてたんですたい」
上条『ゴミ捨て?ああ、お前清掃業だもんな』
土御門「ああ、随分汚ねぇゴミだったから鼻つまんでた」
上条『そっか』
土御門「…」
777 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:25:16.58 ID:VSQ43OaU0
土御門「…なぁ、カミやん」
上条『んー?』
土御門「今…幸せか?」
上条『なんだよ急に』ハハ
土御門「いや…まぁなんとなく聞きたくなって」
上条『そうだなー…』
上条『すげー幸せだと思う。』
土御門「…」
上条『充実具合とか、濃さとか、救えた人間がたくさんいた…って点で言ったら学生の頃の方が幸せだったかもしれないんだけどさ、』
上条『秋沙と付き合い出した頃からか?不思議と世界の破滅とか事件とかに巻き込まれなくなったんだけど』
土御門「…」
上条『平和とか…”普通”ってのはいいもんだよな』
土御門「そうか」
778 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:27:46.20 ID:VSQ43OaU0
上条『お前は?』
土御門「…、まぁ幸せですたい」
土御門「舞夏とは今も一緒だし、仕事も軌道に乗ってる」
土御門「それに…ああ、カミやんの今の言葉でな、」
土御門「オレも『ああ、これで良かったんだな』って思った」
上条『?そっか。そりゃ良かったな』
土御門「ああ。良かったにゃー」
上条『あ、そろそろ俺、次の授業だから。』
土御門「おう。またな」
上条『ああ。また飲みに行こうぜ』
土御門「おう」
土御門「…」ピッ
土御門「…」フッ…
土御門「…なんだ?何が言いたい」
一方「…」ニヤニヤ
結標「…」ニヤニヤ
海原「…」ニヤニヤ
土御門「チッ、いいから。ほら、雲川に連絡をとれ。今度の襲撃作戦の準備だ」
「「「了解、社長。」」」
779 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:28:47.75 ID:VSQ43OaU0
・・・・。
〜夜。上条宅〜
秋沙「────で?これは?どういう事かな。」
『今晩はこの鍵を使っていつもの所に来て欲しいのだけど。』
『スケスケ下着つけて待ってます♪芹亜』
上条「…いや…なんか、今日先輩から貰ったバレンタインチョコに入ってただけで」セイザ
780 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:29:34.28 ID:VSQ43OaU0
秋沙「『いつも』とは。」
上条「ちょっ!待て!信じてくれ!俺は雲川先輩とは1回もそういう事はしたことないから!」
秋沙「『とは』とは?」
上条「言葉の綾だって!」
秋沙「…そう。それじゃ。一応。信用してあげる。」
上条「ありがとう」ホッ
上条「もう怒ってない?」
秋沙「うん。もう怒ってない。」
上条「良かったー…」
781 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:31:30.42 ID:VSQ43OaU0
上条(雲川先輩め…こうやって仲を裂こうとすんのやめてくんないかなぁ)
上条(いっそ突き放し、いやでもなぁ…別に嫌いじゃないし、)
上条(いつも俺の仕事のミスとか世渡りとか雲川先輩凄い助けてくれるしなぁ)ハァ
秋沙「そういえば。御坂さんからもバレンタインチョコが。届いてた。」
上条「え?どのミサカ?」
秋沙「美琴さん。」
上条「ああ。元気かなアイツ。」
秋沙「そして。ゴメンね。今日は私忙しかったから君へのバレンタインチョコは用意出来なかった。」
上条「ええっ!?ウソだろ?!」
秋沙「でも。最愛の奥さんから貰えないのは可哀想だから。」
上条「…」ホッ
秋沙「今年の私からのバレンタインチョコは。美琴さんからのバレンタインチョコの1部をちぎったものという事で。」
上条「う。」
782 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/06(月) 05:32:24.86 ID:VSQ43OaU0
秋沙「あと。今は私のことを秋沙と呼ばないで。姫神と呼んで。」
上条「ええええ!?怒ってんじゃん!!めっちゃ怒ってんじゃん!!ウソだろ!?離婚やだぁあああ!!」
姫神「ちなみに美琴さんからのバレンタインチョコはこれでした。」ヒョイ
上条「え?ちょっ何それ?!加工前じゃね?!それチョコっつーかチョコの原材料ですよねッ!?」
上条「え?!アイツひょっとして嫌がらせ的な感じで俺にそのデカいカカオ豆贈ってきたの!?」
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