姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」上条「カカオ100%超苦ェエ!!」

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533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 02:55:11.41 ID:Hzuixm2wo
おつですの!
534 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/22(土) 00:56:16.40 ID:38VIo1ns0


>>532査楽「」


短いけど更新してきゃっす。



535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 00:57:26.77 ID:38VIo1ns0


・・・・。


上条「…」テクテク

姫神「…」テクテク

上条「…」チラッ

姫神「?」

上条「…ん///」スッ..

きゅ。

姫神「あ…。」


姫神(上条くんから。手を繋いでくれた。…嬉しい。//)



姫神「//」ニコッ

上条「///」ニコッ



536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 00:59:21.40 ID:38VIo1ns0

姫神(貝殻つなぎ。って言うんだったかな。この繋ぎ方。)

姫神(あったかい。)フフッ

姫神(ああ。私。本当に上条くんの彼女になったんだ。)


上条「…///」テクテク

姫神「♪」テクテク

姫神「ふふ。」ブンブン

上条「おわっと!そんなに手を振らなくてもよくないか?!」

姫神「ふふ。うん。ごめん。嬉しくて。つい。」

上条「嬉しい?」

姫神「うん。」ニコッ

537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:28:12.58 ID:38VIo1ns0


姫神「好きな人から。私の事好きって。気持ちがわかる事してもらえたから。」

上条「お、おう…///」

姫神「それに。彼氏らしくリードしてくれるのは。私的にもポイント高い。///」




姫神「こういう上条くんの”男の子の顔”とか。…知ってるのは世界で私1人だけだし。///」

上条「〜っ////」



538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:37:18.69 ID:38VIo1ns0


上条「…///」テクテク

姫神「…///」テクテク



姫神(ふふ。こうして。君と手を繋いで歩くと。なんだか。世界の感じ方が変わった気がしてくる。)

姫神(ああ…。)

姫神(きっと今この瞬間だけは。私が世界で1番幸せな人間だって思う。//)

姫神「…」テクテク

上条「…」テクテク

姫神(上条くんともっと喋ったりしたい。けど。今は話題が思いつかない。)

姫神(上条くんにかまってほしいな…)チラ

上条「?」

姫神(…よし。)




539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:39:21.93 ID:38VIo1ns0


姫神(…えい。いたずら。上条くんの指撫でちゃえ。)スリスリ

上条(ぬうぉおお!!!?繋いだ姫神の指が俺の指をこちょこちょしてきた?!)

上条「…」チラッ

姫神「…こちょこちょー。//」

上条(カワイイかよ!!!)

上条「じ、じゃあ…俺もこちょこちょー」スリスリ

姫神「ふゃ…くすぐったい。//」

上条「どした?」

姫神「ごめんなさい。上条くんにかまってほしくて。やりました…。///」

上条(ああああああ!!なんか姫神がたまに見せるこういういじらしさが死ぬほどカワイイぃぃい!!)




・・・・。


540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:51:59.84 ID:38VIo1ns0



上条「!」

上条「あれ」

姫神「どうしたの?」

上条「…なんか気がついたら結構遠くまで歩いてた」

姫神「え?…あ。本当だ。第七学区から。出ちゃってる」

上条「あー…ゴメン姫神!その、姫神と歩いてたら楽しくて!姫神の事で頭いっぱいだったんです!」

姫神「そう。」クス


541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 01:54:45.29 ID:38VIo1ns0


上条「公共交通機関なんて今の時間やってねぇよな…」

上条(うーわやっちまった…これ帰るの死ぬほどダルいぞコレ…)

上条(姫神もイヤだよなぁ…夜に呼び出した上にこんなとこまで付き合わせて)

上条「いやもうホントすみませんでした…」ゲザ

姫神「私は大丈夫。朝が来たら。始発で帰ろう?」

上条「ホントごめん…」

姫神「ううん。いいよ。元々今日は朝まで上条くんといる約束だし。」

姫神「それに。滅多に来ない所だし。探検して近くに雰囲気とかいい所あったら。また今度デートで来よう?」ニコッ

上条「」

上条(いい子すぎ…!!)


542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:27:54.34 ID:38VIo1ns0


・・・。


上条「」テクテク

姫神「…」テクテク

上条「ん?あ、そういえば」

姫神「どうしたの?」

上条「や、そういえばここ天文台がある学区だったなーって」

姫神「…」ジー

上条「…どうしたの姫神さんおめめが怖いんですが」

姫神「…ひょっとして。女の子絡みで前にここに来たから知ってる?」

上条「え?なんで知ってんだ?」

姫神「…」プクゥ

543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:30:15.46 ID:38VIo1ns0


姫神「知らない。けど。考えたら察せる。」

上条「えぇ?つまりどういうことでせうか」

姫神「普通。他学区のマイナーな施設なんて調べない。上条くんの趣味やキャラと天文台も結びつかない。」

姫神「そんな上条くんが知る機会があるとしたら。その場所に行く事だけど。普通は特別な行事や用事がなかったら学区を越えない。」

姫神「そして。君が学区を越えて移動するとしたら。その理由は誰かを助けるためとしか。」

上条「す、鋭い…」

姫神「それで。答えは?」

上条「あっハイ正解でありんす」

姫神「…」むすー

姫神「…連れてって。」

上条「え」

544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:32:18.16 ID:38VIo1ns0

姫神「天文台。」

上条「…えっと、結構歩くんだけど大丈夫か?」

姫神「大丈夫。」

上条「山…な感じなんだけど」

姫神「大丈夫。」

上条「姫神さん…なんかおこってます?」

姫神「ううん。ただ。そこで上条くんがその子を助けた時の武勇伝を聞きたいだけ。」

上条「お、おう…」

姫神「…」

上条「やっぱりおこってない?」

姫神「ううん。怒ってない。」

上条「けど」

姫神「大丈夫。ただの嫉妬。」

上条「」



545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 02:41:42.73 ID:38VIo1ns0























食蜂「…」コソコソ

蜜蟻「…」コソコソ


546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 03:04:58.41 ID:38VIo1ns0

蜜蟻「…わざわざ少年院から私を連れ出して。オマケにこんな時間にこんな所に連れてきてどういうつもりかしらあ?って思ってたけど」

蜜蟻「あの女誰!?」イライラ

食蜂「それがわからないのよねぇ…」ハフゥー

蜜蟻「ちょっと。あなた私より能力制御範囲広いんでしょお?能力強度も。サイコメトリーでも何でもして読みなさいよお」

食蜂「彼女の能力が何か知らないしぃ。今はまだあまり手出ししたくないの」

蜜蟻「…彼女だったりして」

食蜂「まっさかぁ〜☆それは絶対ないゾ☆」ケラケラ

蜜蟻「なんで断言できるのよ」

食蜂「だって私、彼とあの女の子が一緒にいるの見た事も聞いたこともないしぃ?」

食蜂「もし付き合うとかなるならぁ、普通はある程度関係力が一定基準以上の人になるでしょ?」

食蜂「だったら、もし彼が交際するとしたら御坂さんとか雲川芹亜とかじゃないしらぁ?」

蜜蟻「…そうかしらあ?」

蜜蟻「クラスメイトとか、単に貴女が知らない、気づかなかっただけとか。或いは一目惚れとかの可能性だってあるじゃない」

食蜂「…彼はそんな簡単に落ちないわぁ」

蜜蟻「声震えてるわよお?」



547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 03:14:59.80 ID:38VIo1ns0


蜜蟻「それで?何故私を連れ出したわけ?まだ聞いてないわあ」

食蜂「…別にぃ。ただの気まぐれよぉ」

蜜蟻「…」

食蜂「わかったわよぉ…ちゃんと言うから睨まないで。」

食蜂「…さっき『オイ!アイツが女と夜に出かけたのだけど!私は今動けないからお前行け!』って電話もらったのよぉ」

蜜蟻「…」

食蜂「しかも彼が向かってる先はあなたにも私にも特別力がある場所」



食蜂「…気になるでしょぉ?」

蜜蟻「…ええ、まあ」

548 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/07/22(土) 03:16:12.39 ID:1i17oUrF0
姫神秋沙 能力DIOやセルを瞬殺する
549 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/07/22(土) 03:19:13.08 ID:1i17oUrF0
姫神秋沙能力吸血鬼を砂にしたり地獄流しが出来るしかし西條拓巳は妄想男ナノで逆にビシィ女と糞楠を地獄へ流す
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/22(土) 03:25:54.80 ID:38VIo1ns0


食蜂「それでね、またあなたが知らない間に私だけが彼と関わったら、或いはあの黒髪の子が実は悪い子で彼に危害をくわえようとしてたとして」

食蜂「万が一があったとして。彼があなたの思い出の地で何かあったとしたら」

食蜂「それは…とても辛いだろうって思っただけ」

蜜蟻「…」

蜜蟻「それだけのために私を出したわけ?」

食蜂「そぉよぉ」

蜜蟻「呆れた…あなたいつからそんな罪人を思いやるお人好しになったわけえ?」

食蜂「さあ?最近御坂さんと仲良いからお人好し力がうつったのかもねぇ」クスクス

蜜蟻「…感謝はするわあ」

食蜂「どういたしまして☆」






上条「とりゃ」

姫神「ん。どうしたの私の前髪いじって」

上条「んー?姫神って前髪パッツンだろ?可愛いおでこが隠れてるからさ、」

上条「姫神の綺麗な顔、1回全部見たいなーって」

姫神「もう。別に普通だよ?///」

551 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/22(土) 03:28:26.08 ID:38VIo1ns0
今回はここまで
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 07:35:52.79 ID:yomioFEGO
みさきち・・・姫神はそんな子ちゃうで。尽くす子だ!
てか、甘過ぎる空間が胃にくる
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 08:38:04.28 ID:cEmqaHOY0
普段の不憫な位の存在感の無さ(ミラージュコロイド)のお蔭で、強豪ひしめく彼女レースに優勝するんだから世の中判らんもんだ
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 11:03:06.28 ID:TcG/e3AA0
最高です
マジで
555 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/28(金) 00:01:33.93 ID:G+T7tA7W0


上条「んー。姫神ってさ、ワンレンとかも似合いそうだよな」ナデ

姫神「そう?」

上条「ああ、似合うと思う」ナデナデ

姫神「ん…じゃあ。…今度。やってみようかな。///」

上条「おっ?じゃあ楽しみにしてるな」

姫神「うん。」クス

上条「…」ニコ

姫神「…」ニコッ


556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:09:46.34 ID:G+T7tA7W0

姫神「ねぇ。」

上条「んー?」ナデナデ

姫神「ツーショット写メ。撮らない?」ニコッ

上条「急ですね…別にいいけど」

姫神「うん。急にやりたくなった。」

姫神「…」ゴソゴソ

姫神「あった。じゃあ。私のスマホから。撮るね」つ

上条「はいはい…っと、ん?インカメラでいいのか?画像荒くなるんじゃ」

姫神「ううん。いい。」

上条「本当に?」

姫神「うん。上条くんに撫でられて。幸せいっぱいな顔してる自分の顔を見ながら写メとりたい。///」

上条「///」







〜木陰〜


食蜂「…」ガッガッガッガッガッガッ

蜜蟻「…」ガッガッガッガッガッガッ

557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:16:05.27 ID:G+T7tA7W0

食蜂「あらぁ?☆何故かしらぁ?☆木を殴る手が止まらないわぁ?☆」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ

蜜蟻「そうねえ。私も何故か木を蹴る足が止まらないわあ?☆」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ

食蜂蜜蟻「「不っ思議ぃ〜☆」」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ


バキッ!!

食蜂「やだぁ☆この木脆いわぁー☆私みたいなか弱い女の子の拳で折れちゃうなんてぇ☆」

蜜蟻「そうねえ☆私みたいな華奢な女の子の蹴りで折れちゃうなんてえ☆」



558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:19:15.15 ID:G+T7tA7W0



ぱしゃ。



姫神「ん。じゃあ。次は上条くんのね。」

上条「じゃあ頼むな」つ

姫神「…」

上条「?」

姫神「ねぇ。」

上条「どうしました?」

姫神「…この幸せ画像。スマホの待ち受けにしてもいい?」

上条「ああ、もちろん///」デレ










食蜂「ぐぅぉおおおお…!」モガモガモガモガ

蜜蟻「ひぐぎゅぅうううう…!!」ウギウギウギウギ

食蜂「何よぉお!!何なのよぉお!?ムカつくぅ!!イライラするぅ!!何コレェ! 何なのぉ!!もがもがするぅうう!!」

蜜蟻「取ってえ!誰かこの胸の黒いの取ってえ!!」ガリガリガリガリガリガリ


559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:23:29.09 ID:G+T7tA7W0


上条「あのさ、」

姫神「ん?」

上条「俺の方の待ち受けは違うポーズでの写メにしたいんだけどいいか?」

姫神「うん。いいよ?」

上条「じゃ…こういう写メで。」つ


でこちゅ。

姫神「っ。///」


パシャ。


上条「…よっし、撮れてる撮れてる」

姫神「…不意打ち。ずるい。///」







食蜂「ごばっぁ!!!?」

蜜蟻「グバァッッ!!?」

食蜂「やだもー☆…なぁんであの立ち位置にいるのが私じゃないのかしらぁああ!?」ガッガッガッガッガッガッガッガッガッ

蜜蟻「本tちょっ、痛い痛い!私を殴るのはやめなさいよお!」


560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:28:51.29 ID:G+T7tA7W0


食蜂「なんなのアレェェ!?甘すぎでしょ!恋人じゃあるまいし!?何!?何なの!?アレ?私今大量に砂糖吐かなかった!?」

蜜蟻「…というかもうアレは普通に恋人なんじゃないかしらあ?」

蜜蟻「友達や妹の空気やする事じゃないでしょう?どう見ても。」

食蜂「…ちがうもん。絶対ちがうもん」プルプル

蜜蟻「いやでもアレは」

食蜂「ちがうもん。親戚の子とか妹とかだもん」プルプル

蜜蟻「…あなたなら親戚や弟にああいう事するの?」

食蜂「じゃあちょっとスキンシップ激しい仲良い友達とかだもん」グスッ

蜜蟻「ハァ…往生際悪くないかしらあ?…私も信じたくはないけどお」






561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:31:28.34 ID:G+T7tA7W0


姫神「というか。ずるい。上条くんだけ。そんないい写真を待ち受けにして。ずるい。」ポコポコ

上条「えー?じゃあもう一回撮る?」デレデレ

姫神「…」ピタ



姫神「…撮るぅ。///」ギュ

上条「はいはい」ギュ


562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:35:42.93 ID:G+T7tA7W0


食蜂「よぉぉし☆こうなったら私の能力で前髪パッツンにいきなり白目剥いてハナクソほじりながら鼻毛をブチブチ抜き出したりゲップとオナラを同時に出させた上で脱糞とかさせちゃうゾ☆」

蜜蟻「エグすぎない?!」

食蜂「そぉね。でもね、」

食蜂「私の本当に一番大事な思い出がある場所で、彼が自分以外の女の子とこれ以上いちゃつくなんて絶対無理。」

蜜蟻「…」

食蜂「何がなんでも阻止するわぁ」

蜜蟻「…そうね」

食蜂「百年の恋も冷めるわよぉ…?」ゲッゲッゲッ

蜜蟻「…でも…、やっぱりちょっと可哀s」チラッ





姫神「やぁ。だめ…//私。喉の辺りは。触られると。…弱い…。んっ//」

上条「えー?本当に?ちょっと確かめさせてください!」モフモフモフモフ

姫神「ふゃあっ。///だめ。そこ。は。だめ。///」ペシペシ

上条「…」レロ

姫神「あっ…。///今。舐めた!だめ。それは。まだだめ。///恥ずかしい。///」ペシペシ

上条「…時々姫神さんの『それは恥ずかしい』の基準がわかりませんのことよ」






蜜蟻「よぉおおおし!!やっちゃいなさい!!!!」コクン

食蜂「はぁーいぃ!!みさきちゃんぱぅあーGOぉおおお!!!」ピッ☆



563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:40:36.78 ID:G+T7tA7W0


姫神「…」

上条「ふー堪能したー」

姫神「…//」ジトー!

上条「ごめんごめん。そう睨むなよ」

姫神「もう。…撮るよ?」

上条「おう」



食蜂「…あら?」

蜜蟻「あら?」



上条「はい、チー…」

上条「ズ」チュー

姫神「やぁ…だめ…。///それは。唇にちゅーされる写真が残るのは。恥ずかしぃ…///」

上条「えーこれも?いいだろ別にー今更キスの写真くらいさぁ」キャッキャッ

姫神「だめ。///残るのは。恥ずかしぃよ…。///」キャッキャッ

上条「じゃあどこまでならいいんでせうか」

姫神「…同じ。同じのがいい。おでこがいい。///」

上条「はいはい…」





食蜂「…ならないわねぇ?」

蜜蟻「…ならないわねえ?」



564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:43:44.02 ID:G+T7tA7W0

食蜂「…」

蜜蟻「…」

蜜蟻「…ちょっと?なんで発動しないのよ」

食蜂「んんー…」ジー


上条「んっ。これでいいか?」ナデ

姫神「うん。///」



食蜂「…彼の右手が前髪パッツンの頭に触れててキャンセルされてるわねぇ」

蜜蟻「…」

食蜂「…」


蜜蟻「…」チラッ

食蜂「…」コクッ




食蜂蜜蟻「「直接ぶん殴るしかないわね☆」」ボキボキ☆



565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:55:39.16 ID:G+T7tA7W0


食蜂「どうせ私のことなんてヒトカケラも記憶してくれないんでしょ?だったらどれだけ悪印象持たれてもチャラよねぇ?」

蜜蟻「どうせ私の時は来てくれなかったし、あの時だって私の事忘れてたし?少しくらい八つ当たりしてもどうせまた私の事なんてすぐ忘れちゃうわよねえ?」


食蜂「よぉし…いいぃ?作戦はこうよ。3、2、1で『ちょっとぉ〜私達ぃ、今からここで天体観測するんですけどぉ!イチャつかないでほしいんですけどぉ!』と言ってキレながら絡んで、」

食蜂「私が彼の腕をとって『あぁん☆でもよく見たらカッコイイ男の子連れてるじゃん☆お兄さん私達と遊ばなぁい?☆』」

食蜂「と、彼の気を引く。で、」チラッ

蜜蟻「そうねえ…じゃあ彼が前髪パッツンから少し離れたら…すぐさま前髪パッツンを私の能力で操って帰らせる!」

食蜂「よし。後で彼女から情報を聞き出して彼とはもう会わない感じで操っておきましょう」

蜜蟻「了解」



566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 00:58:33.65 ID:G+T7tA7W0


上条「…そういえばさ、」

姫神「?」


食蜂「3…」



上条「ほら、さっき言ってたやつ。」

姫神「ここに来た時の話?」


食蜂「2…」


上条「そうそう。あのさ、その時の話。」

姫神「…うん。聞かせてほしい。」



食蜂「1…!」

蜜蟻「…」グッ…!



上条「俺さ、」



   ・・・・・・
上条「2人の女の子を助けたんだ」




食蜂「ゼ、………………………………………えっ?」

蜜蟻「…」



567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 01:31:12.86 ID:G+T7tA7W0


姫神「そう。その女の子達のために奔走してたんだね。」プク

上条「ああ…まあな」



蜜蟻「…」チラッ

食蜂「…」


上条「でもさ、不思議な事があって。俺はその子達とは会った事すらないはずなんだ」


食蜂「…」

蜜蟻「…」



上条「その2人と会った時も何も思い出せなかったし、事が終わった後でも結局ほとんど話しなかったし」


上条「…けどさ、」


上条「俺、あの時満身創痍でロクに動けなかったのに、他の腕っぷしが強い奴に助けに行ってもらう事だってできたはずなのに」

上条「話を聞いた瞬間に体が勝手に動いてた。」


上条「何故か『あいつらだけは絶対俺が助けに行かなきゃいけない』って思ったんだ」

姫神「…そう。」



食蜂「…」

蜜蟻「…」


姫神「じゃあ。きっと。上条くんが忘れてるだけで。昔。…会った事があるんじゃないかな。」

姫神「きっと。とても…大事な。出会いだったんだと。思う。」

上条「…ああ、そう思う。」

姫神「いつか。絶対思い出してあげてね。」

上条「が、頑張ります…」



食蜂「…」

蜜蟻「…」
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:03:38.17 ID:G+T7tA7W0


・・・・。



上条「━━━━━━で、蜂型ロボットと女の子を倒したんだ。」

姫神「…さっき。2人の女の子を助けたって。言ってたけど。」

姫神「殴り倒すのは。助けたって言うの?」

上条「うぐ、いや、その、…上手く言えないんだけど」

上条「その子の暴走を俺が止めてあげる事がある意味でその子を救うことになった…って」

上条「…その時居たもう1人の子に教えてもらった……と、思う。」

姫神「…上条くん。もう少し物覚えを。良くしよう?」ナマアタタカイメ

上条「うう…はい…」

姫神「ん?」


太陽「チス」


姫神「…もう朝日出始めた。帰り始めないと。」

上条「…そうだな」

569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:04:09.88 ID:G+T7tA7W0

上条「…」

上条(あーあ…しまったなー…途中まで良かったのに。あんなこと言い出さなきゃ良かったよなー…やっちまったなー…)

姫神「上条くん。」

上条「ん?」



姫神「話してくれて。ありがとう。」ニコッ

上条「! おう!」




食蜂「…」

蜜蟻「…」

570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:05:34.24 ID:G+T7tA7W0

〜駅〜


上条「さて、始発乗りますか」

姫神「うん。」


食蜂「ねぇ」


上条「ん?」

姫神「?」

571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:06:41.26 ID:G+T7tA7W0


食蜂「…」

上条「えー…と、俺達に何か用?」

姫神「上条くん。知り合い?」

上条「いや知らな…知らない、はず、なんだけど」

食蜂「…」

上条「…あのさ、俺達どこかで 食蜂「会ってないわぁ」

上条「あっそう?」

食蜂「そんな事より聞きたい事があるんだけどいいかしらぁ?」

姫神「…どうぞ。」

572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:07:52.89 ID:G+T7tA7W0


食蜂「あなた達、…その、」

上条「…」

食蜂「………付き合ってる、の?」

上条「ん?ああ。昨日から//」テレ

姫神「うん。昨日から//」テレ

食蜂「…そう。」


573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:18:36.23 ID:G+T7tA7W0

食蜂「ねぇあなた」

姫神「?」

食蜂「彼、忘れっぽいでしょう?」

姫神「…うん。かなり。」

食蜂「そうよねぇ。大事な事も何回言っても説明しても忘れちゃうんだもの」

姫神「…」

上条「えっ?えっ?」

食蜂「ほんとっ…何回言っても…!ヒトカケラしか、覚えてないんだから…!」ポロポロ

姫神「…」

食蜂「っ…」グシグシ

食蜂「…だから、あなたに言うわぁ☆」





食蜂「交際、おめでとう☆」ニコッ…!





・・・・。



574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:32:27.41 ID:G+T7tA7W0




蜜蟻「…良かったの?」

食蜂「あなたこそ。一緒に行かなくて良かったの?」

蜜蟻「…私は覚えられちゃってるもの。敵として、ね」

食蜂「…」

蜜蟻「…いい子そうで良かったわね。前髪パッツン」

食蜂「…そうねぇ」

蜜蟻「…」

食蜂「…」

蜜蟻「…人の心は不変じゃないわあ。彼らだって別れるかもしれないし、私達だっていい人ができるかもしれないじゃない」

食蜂「…そうねぇ」

蜜蟻「ご飯でも食べに行く?」

食蜂「…そうねぇ」

蜜蟻「何か希望はあるかしらあ?」

食蜂「食べたいのは特にないけどぉ、逆にコレは嫌、気分じゃないってのはあるわぁ」

蜜蟻「ふうん?何かしら?」



食蜂「ハンバーガー。特に、”あの交差点”が見えるハンバーガーショップだけは絶対イヤ」






575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:35:51.99 ID:G+T7tA7W0



・・・・。


ガタンゴトン…ガタンゴトン…



上条「ふー、間に合ったな…座れないけど。」

姫神「…うん。」

上条「そういえばさっき誰かと…会った、よな?あれ何て言ってたっけ?」

姫神「…」

姫神「おめでとう。って。」

上条「そうだっけ?」

姫神「うん。」

上条「…つーかついさっきの事も忘れるって…アレ?これ上条さん若年性アルツハイマーじゃね?アレ?大丈夫か?大丈夫かコレ」

姫神「…うん。仮にそうだとしても。私が代わりに憶えておく。安心してボケていいよ?」ニコッ

上条「やめてその優しさがかえって上条さんを傷つけるっ…!」




576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:47:39.49 ID:G+T7tA7W0


「ったくよォ、帰りの車ぐらい用意しとけっつゥの」「悪いな」「暗部時代が懐かしいですね」「ちょっと押さないでくれる?」

上条「おとと…」


「いやー超楽しかったですねカラオケ」「はい。マイク美味しかったです」「オイ!もう次から私はコイツの面倒見ないからな!?」『そうですね、次回以降は”私”を増やして対応しましょう』「楽しかったね」「ああ…俺の車が壊されなきゃなぁ…」「悪かったわね。あんたの車の原子崩しちゃって。でもあの程度の車なら何十台でも弁償してあげるから安心しな」「にゃあ、大体ブルジョワー」

姫神「…混んできたね。」

上条「なー」

577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 02:48:06.18 ID:G+T7tA7W0


ゾロゾロゾロゾロ…


上条「…っしょっと」ググッ

姫神「…あ。」

姫神(上条くんが。壁に手をついて。人混みから私のスペースを確保してくれてる。)

姫神「…ありがとう。」ニコッ

上条「いいって」ニコッ

578 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/07/28(金) 02:49:16.83 ID:G+T7tA7W0
今回はここまでなんだよ

とうまセカンドバースデーおめでとうなんだよ
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 11:27:25.80 ID:UgOeGdM8o
乙カレーなんだよ
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/28(金) 12:34:16.54 ID:q3XoRlp5O
あ、そうだった!今日はセカンド上条さんの誕生日だ!
おめでとー!
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 22:38:59.85 ID:yWAPR9Tm0
来てたのか
乙でございます
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 08:18:37.87 ID:DzsNBRYao
保守
583 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/08/18(金) 01:58:47.83 ID:JqtPDQZH0



ガタンゴトン…ガタンゴトン…



上条「…っと、」

上条(また混み始めたな…)




「むゃー!なんだよぅ!電車ちゃんこみこみ過ぎでしょ!せーまーいーっ!!」「Soyez patient」


「おい誰ださっきから俺のケツ揉ンでンのはァ!?」「オレじゃない」「えっ、やだ気持ち悪っ」「女性と間違えられてるのでは?」




上条(なんか妙にうるさい…ん?今聞き覚えがあるような声がしたような?)


584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:03:26.80 ID:JqtPDQZH0


上条(おわっ、)グググ

上条(また狭くなったな…)フゥ

姫神「…//」フイッ

上条(あ、今はずかしそうに顔を背けた)

姫神「…//」

上条(なんか可愛いなー)

上条(あーもう!好き!なんか!!もう!!愛おしい!!)

上条(…このまま愛おしさに任せてキスしたらダメかな)ジー


585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:09:20.64 ID:JqtPDQZH0


ぐぐぐ。


上条(ぐお、更に周りに押されて、姫神さんのお顔が更に近い…///)

姫神「…//」

上条「やっぱ綺麗な顔してるよなー…」ポソッ

姫神「っ。///」

上条(あー!なんだ!なんだよ!なんなんですか!いい加減慣れろよ俺!)

上条(散々イチャついて、キスだってして!抱きついたりしてんのに!)



上条「…/////」

姫神「…////」



上条(なんで未だに顔が近づくだけでドキドキしてんだ俺!!!////)

姫神「…//」

姫神「体勢。つらいの?///」クビカシゲ


上条(ああああ!!甘みを帯びた声で心配してくれやがって!!もうキスしちゃダメかなぁ!!!?)ムグゥゥ!!

姫神「?//」




586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:18:07.51 ID:JqtPDQZH0


「おい誰だ俺のズボンの中に手ェ突っ込ンできてるバカは!」「落ち着け。別に減るものじゃないだろ」「ぷぷぷ。後でアンチスキルに突き出せば?」「クソが!オマエら助ける気ゼロか!」「「「ハイ」」」


「滝壺!滝壺ハァハァ!」マサグリマサグリ「?」「うーわキモッ…浜面は超どうしたんですか?」「にゃあ、大体、誰かのズボンに手突っ込んでる」「…滝壺さんではなく?」「うん」



上条「…//」チラッ

姫神「…//」チラッ


上条「……//」

上条(…やっぱ姫神って綺麗な顔してるよなぁ…///って、何度目だよコレ!!)

上条(ああ…でもこんな綺麗な子が上条さんの彼女なんだよな…)チラッ

姫神「…?///」

上条「///」ジー


上条(ああ…もう壁に押し付けてキスしたい!!///)くぅう!!

上条(やっていいかな!やっていいかなコレ!やっていいよねコレ!ね!!だって上条さんもうだいぶ我慢したもん!!)

上条(ああ!電車でキスしてる恋人を前に見たことあるけどさ!その時は『うーわ、良くやるよ…つーか家とかでやれよなーこんな公共の場所でやるなよなー』って思ってたけど!!!)

上条(ああ!もう言わない!言いません!わかるわ!!その立場になったらわかるわ!愛おしいわ!!)

上条(だってホラ、)

姫神「…そんなに見つめられると。恥ずかしい。///」フイッ

姫神「…あんまり。見ないで。//」

姫神「恥ずかしいと。私。顔を背けちゃうから。君の顔が。見れないし。…私も君の顔。見てたいのに。///」

上条(こんなカワイイ事言う彼女が至近距離だぞッッッ!!!!ふざけんな!!!)




587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:20:54.27 ID:JqtPDQZH0


姫神(うう。…見つめ合うの。まだ慣れない。//)

姫神(上条くんの顔。もっと見ていたいと思う反面。)

姫神(自分の何か恥ずかしい面とか。見られたくない部分を覗かれそうで。)


ぐぐぐ。


姫神「…っ?」

姫神(せま。上条くんが密着して。…また混んできたのかな?)

姫神(あんまり無理して守ってくれなくても。)チラッ

上条「…ひめが、み…」スッ…

姫神「なぁに?」






姫神「───むぐ。///」

上条「んっ…///」



588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:22:08.10 ID:JqtPDQZH0


「オマエかァアア!!!今俺のチ●コ揉みやがったのはァアアア!?」「違っ、スミマセン!!違うんです!人違い!!人違いだったんです!!」「ひどいよはまづら。私のカラダとこの人のと間違えるなんて」「wwwww」




上条「んっ…む、」

姫神「…っふ。ん…///」



ガタンゴトン…ガタンゴトン…



「にゃあ?あれ?大体、あの人達何してるのかな?」「…だめだよ、フレメア。」「にゃあ?やめれー!目隠しウザイ!」



「…フレメアには少し早いから。」





上条「ふっ…は、あは…んっ、」

姫神「ん。…ふ。ぁ…////」



589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:22:43.26 ID:JqtPDQZH0






ガタンゴトン…ガタンゴト…






・・・・・・・。




590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:24:38.62 ID:JqtPDQZH0

〜次の日、とある高校〜




吹寄「〜♪」

姫神「あ。そのヘアピン。可愛いね。」

吹寄「ありがと。昨日買ったんだけどどう?」クルリラ

姫神「うん。よく似合ってる。」


591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:25:46.37 ID:JqtPDQZH0


吹寄「んー…」ジー

姫神「どうしたの。」

吹寄「ねぇ、良かったら姫神さんもたまには髪型変えてみない?」

姫神「え?」

吹寄「実は新しいのが『似合わない』って言われたら変えようと思ってさ、幾つかヘアピン持ってきたのよね」ペロ

姫神「用意周到。だね」

吹寄「まぁね。ほれほれーどれがいい?」ジャラ

姫神「ん…。じゃあ。コレとか。」

吹寄「ほほう、お目が高い」



・・・・・。



592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:26:50.36 ID:JqtPDQZH0


上条「excite♪excite♪たーかーなーるー♪」フンフフーン

吹寄「あっ、上条上条」チョイチョイ

上条「ん?」

吹寄「いいもの見たくない?」

上条「え?何だよ」

吹寄「いいからいいから」

593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:34:58.83 ID:JqtPDQZH0



・・・。


姫神「…」カクシ



吹寄「今…今は姫神さん頭を隠してるからわかんないと思うけど、今ね、姫神さんの髪型ちょっと弄ってたのよ。」

上条「ほう」

吹寄「予想以上に可愛くなったからお裾分け。興味あるでしょ?」

上条「そりゃまあ」

上条(とは言ったけど、ぶっちゃけあんまり?だって姫神元から可愛いし。何着ても何アクセ付けても可愛いし)

吹寄「ほら、姫神さんも隠すのやめて。」グイッ

姫神「やぁん。」

吹寄「良し!ほれ!見なさいよ!!姫神さんすっごく可愛くない!?」

上条「んー?」チラッ




吹寄「───前髪を斜めに流しておでこの右端を三角に出してー」



吹寄「髪の1部を三つ編みにしてみたのよ」



姫神(おされ)「///」


上条「」



594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:37:17.61 ID:JqtPDQZH0


姫神「…」ドキドキ

吹寄「ほら、どう?」

上条「…」

姫神「…」ドキドキ

上条「えっと、」

姫神「…」ドキド…


姫神(えっ。)


姫神(え…どうして。何も言ってくれないの?)

姫神(もしかして。…似合って。なかったかな。)シュン

姫神(それとも。上条くんの趣味じゃなかったとか。)



吹寄「…ちょっと、貴様何か言いなさいよ」

上条「あ、ああ…えっと、」


姫神「…上条くん。どう…?」ドキドキドキドキ






上条「───めちゃくちゃかわいいっッッッ!!!」b

姫神「」ビクッ



595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:39:38.69 ID:JqtPDQZH0



上条「その、…ちょっとなんか照れちゃって」

上条「…その、可愛すぎだろ、姫神…//」ボソッ

姫神「///」ホッ

吹寄「よね?」



上条「…めちゃくちゃ似合ってる。スゲェ可愛い」

姫神「…ありがとう。///」ニコッ


吹寄(…アレ?)


吹寄(え?何よその雰囲気…え?貴様ら…そんなに仲良かったかしら?)



596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:40:10.92 ID:JqtPDQZH0


〜次の日、とある高校〜



土御門「っつーワケなんだぜぃ」

上条「あはは!マジかよ!」

青髪「ブフー…あら?」

上条「どした?」

青髪「んー?あんな、カミやん袖んとこ破けとるで?」

上条「え?…げ、ホントだボタンまでとれかかってやがる!」

土御門「ドンマイにゃー」

上条「くっそう…不幸だー!」





姫神「…」



597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:41:32.23 ID:JqtPDQZH0


土御門「それじゃ、オレ達は昼飯ランチルーム行くから」

上条「おー」

青髪「あれ?カミやんまたボク達とこーへんの」

上条「え?ああ…ちょっと金が無くてさ」

青髪「そーなん?何に使うとるんかは知らんけどあんま浪費したらアカンでー」

上条「おー」フリフリ


上条「…」




上条(すまん、上条さんは可愛い彼女と彼女に作って貰った弁当を食うんだ…)




姫神「上条くん。行こ?」トコトコ

上条「おう。」ニコッ




・・・・。



598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:43:19.55 ID:JqtPDQZH0

〜件の空き教室〜



上条「ん〜今日も俺の彼女の弁当は絶品です」モッモッ

姫神「そう。良かった。」モキュモキュ。

姫神「あ。そういえば。」

上条「んー?」カッカッカッ

姫神「上条くん。」

上条「ん?」




姫神「上着。脱いで。」

上条「えっ!?///」


599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:45:54.23 ID:JqtPDQZH0

上条(ヤダー!!ここで致そうって!!?姫神さんったらだいたーん!!!)

上条(あーでもそうだよなー俺たちもうそろそろ致しちゃってもおかしくない…よな?たぶん。)

上条(世の恋人が付き合ってからどのくらいで致しちゃうか知らないけど。)

上条(よし…ここは男らしく!!)



上条「は、ハイ…///」ハラリ…

姫神「…何を考えてるかは。何となく分かったけど。違う。」




600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:48:28.48 ID:JqtPDQZH0


上条「えっ!?ここで上条さんの純潔を奪うんじゃないの!?」

姫神「違う。上条くんの純潔は然るべき時。然るべき場所で貰うけど。違う。」

上条(あっ、貰われるのは確定なんだ?)

姫神「私。ソーイングセットいつも持ってるから。」

姫神「袖口の。ほつれてるとこ。縫ってあげる。だから上着貸して?」

上条「お、おお…ありがとうございます」つ



・・・・・。




姫神「〜♪」ヌイヌイ

上条「へー…器用だな」

姫神「ううん。練習しただけ。」

上条「…でも、上手いよ」

姫神「そう?ありがとう。」

上条「…」ジー

姫神「? どうしたの?」ヌイヌイ

上条「え?いや…なんかさ、」

姫神「うん。」

上条「そうやって姫神が俺の服をさ、縫ってくれてるの見てると…なんか嬉しくてさ」

姫神「そう」ニコ

上条「…見ててもいいか?」

姫神「うん。いいよ。」



601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 02:49:16.75 ID:JqtPDQZH0





上条「…」ニコニコ

姫神「ふふ。」チクチク



ちくちく。縫い縫い…




602 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/08/18(金) 02:49:56.70 ID:JqtPDQZH0
今回はここまで。あともうちょい。
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 02:55:42.63 ID:ysR2Dibwo

平和的でとてもよい
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 09:16:18.02 ID:yoVgxNTT0
電車内で男のケツや股間揉みまくる浜面とチ○コ揉まれるアクセラとか、マニアな腐女子しか喜ばん地獄絵図だな
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:44:25.40 ID:VTOsxtH30
サロニャンとサンドリヨンが居て歓喜
後はまづら、死刑確定じゃい。次回では久しぶりに3ヒーローなのに最低!
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 18:04:13.67 ID:A7yfqU68O
平和な姫神さんすきだけどみさきちは泣いた
いいアクセントになってるけどみさきちにも幸せになってもらいたい
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 01:09:30.22 ID:Jzz6aTjao
浜面のおかげでバカップル爆発しろとはならないのがいいなー(棒)
乙ー
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 11:40:05.65 ID:i9u4MJdW0
良いね
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/04(月) 22:05:58.22 ID:shOLd5a30
姫神さん報われてくれ
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 23:24:57.82 ID:A0q+8oEN0
ID:shOLd5a30は何処に言ってもsageないな
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/05(火) 03:34:34.81 ID:U3wWrYU70
すまぬ
何故か消えてた
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 09:55:36.61 ID:pVigtPji0
待つぜ
613 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/09/19(火) 23:58:26.14 ID:w54zt1PW0
1ヶ月ってあっという間なのな。光陰矢の如しな。クロックアップなのな。


投下。

614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:00:43.92 ID:xluOAIxT0


〜雲川が潜伏する秘密の教室〜




『姫神器用だよなー』

『ううん。普通だと思うよ。練習しただけ。』



雲川「……」



615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:05:40.01 ID:xluOAIxT0


雲川「クックックッ…」


雲川「何が『普通だと思うよ』だ。何が『練習しただけ』だ」

雲川「下手くそめ。私のが上手いのだけど?」

雲川「くくくくくく…くはっ。アハハハハハハハハハ!!!」

雲川「まぁその腕前ももうあいつの前で披露する事もなくなるのだけど」


雲川「…さぁ、もう充分楽しんだだろう?姫神秋沙」






雲川(オルタ)「そろそろ────”交代”の時間だ。」ニヤァ






616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:06:49.47 ID:xluOAIxT0

雲川「…」スゥッ

雲川「…」ピッ

雲川「お前ら、準備はいいか?」


スパ-クシグナル
”迎電部隊”残党『はい』

ハウンドドック
”猟犬部隊”残党『yes.mam』


”新入生”残党『ああ…』


”デッドロック”残党『問題ない…』



雲川「運良く生き延びたお前らを『死んだ』事にしてやった恩、返してもらうぞ」



雲川「そして…これからを生きる権利を存続させたいならな」



『『『『『了解』』』』』




617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:08:29.75 ID:xluOAIxT0










〜とある高校、雲川が潜伏する秘密の教室への廊下〜






カツカツカツカツ。





土御門「…」スタスタ



土御門「…」ピッ



618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:09:59.55 ID:xluOAIxT0



土御門「───オレだ」

土御門「…ああ、…ああ。」

土御門「そうだ。そのポイントで最後だ。気取られるなよ」スタスタ

海原『ご心配なく。自分の変装が看破されると思います?』

土御門「そうだったな。じゃあ後でな。お前が仕留めた後は結標が直ぐにお前を拾ってこっちに座標移動する」

海原『承知しました』

土御門「…」ピッ



619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:13:03.57 ID:xluOAIxT0


〜雲川が潜伏する秘密の教室〜



雲川「ああ、手筈通り、シナリオ通りだけど。姫神秋沙の運搬には空間移動能力者。上条当麻には麻酔銃で眠らせた後に運び出せ」

雲川「どうやって空間移動能力者の協力を取り付けたか?丁度報酬に釣られたヤツが立候補してくれた。それだけなのだけど?」


620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:14:11.05 ID:xluOAIxT0



〜とある高校、雲川が潜伏する秘密の教室への廊下〜



土御門「結標、守備は?」ピッ

                 モラウモノ
結標『上々。上手く騙せてるわ。…報酬のショタ動画も貰ったし…そろそろ私も作戦開始するわ』

土御門「ああ。終わったら海原と一方通行を拾って現地集合してくれ」

結標『了解。』


土御門「…」ピ


621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:14:52.91 ID:xluOAIxT0

〜雲川が潜伏する秘密の教室〜



雲川「ああ、ブツの操作はオートになっているけど」


雲川「イレギュラー?問題ないのだけど。私のシナリオに不都合な因子があった場合は”窓のないビル”でも政治運用で使われてるAIが…」


雲川「…簡単に言えば?簡単に言えばオートメーションで事を運ぶと問題がある場合、機械が勝手にいい塩梅にやってくれる、という事なのだけど」


622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:16:29.65 ID:xluOAIxT0


〜とある高校、雲川が潜伏する秘密の教室の前の廊下〜


土御門「───よし、ブツとやらを『壊せ』、一方通行」


一方『おーけェ…派手にブチ穿ってやる…!』ニタァ



『ヒャッハァァァアア!!!!ズガシャァァアアアアアアンン!!!!』



土御門「───ッヅっ!?」



土御門「…あの野郎…通信切ってから壊せよな」ピッ



623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:19:28.29 ID:xluOAIxT0


〜とある高校、雲川が潜伏する秘密の教室の前〜



トゥルルル。トゥルルル。



土御門「…」

土御門「ハイ、もしもし?」


『おー俺俺。なんかさ、俺のターゲットが最後にあんたに話したい事があんだってよ』


土御門「最後に?誰だ」


『「さ、最後じゃない!殺さないでくれ!」うるせぇな…あー、なんだっけ?デッドロックのヤツ。』


土御門「…繋げ」


『あいよ』


土御門「…」


『な、なぁ!助けてくれ!!あんた、コイツの雇い主なんだろ!』


土御門「…そうだな」

土御門(雷神の野郎…オレの存在を話すなよな…プロ失格だ)

土御門(やっぱり臨時のバイトは仕事にプライドとか経験が無いからダメだな)




624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:21:33.64 ID:xluOAIxT0


土御門「…用件は?命乞いならオレと取引できるだけの材料はあるんだろうな?」


『へ、へへっ!ある!あるぜ!お前ら多分俺らの頭とか、ブツの在処を知りたいだろ!?』


土御門「…」


『助けてくれたら教えてやるぜ!…おい!頼むから俺の頭に銃口つきつけるのはやめろよな!』


土御門「…トール」


『「は?あっ、ちょっ、」貸せ。…貸せって!はいはい?』


土御門「そいつの頭に銃弾を捩じ込んでくれ。既に知ってる上にもう終わった古い情報だった」

トール『そーかい。そりゃ残念だったな…ああ、2重の意味で』


土御門「ああ。至極残念だ。じゃあ後は手筈通り依頼通りに。」

トール『りょーかい。』


土御門「…ああ、待った。最後にそいつに一言だけ。」


トール『はいよ。…そら、お前がこの世で聞く最後の言葉だぜ「ひぃっ」』



土御門「…」






ガラッ。




625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:22:40.29 ID:xluOAIxT0


〜雲川が潜伏する秘密の教室〜




雲川「さぁ、作戦開始だ!突g」




ガラッ。



雲川「!?」



『一体何を───ッ』




626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/09/20(水) 00:23:54.25 ID:xluOAIxT0









土御門「───あばよ。地獄の閻魔によろしくな」カチャリ






『バァン!!』
バァン!!!



雲川「がっ!?」



カラカラカラカラ……



土御門「…」ピッ。





627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:28:52.95 ID:xluOAIxT0

雲川「っづぅー…携帯が弾き飛ばされ、…っ、土御門、お前…!」

土御門「…」カシャン!

土御門「…」シマイシマイ

雲川「ぐ、うう…!」


雲川「…ッ!」ダッ!



雲川「…っ」バッ

雲川「っ」ガシッ、ピッ


雲川(よし、私の携帯はまだ動く!!)

雲川(せめて…!作戦開始の合図だけは!)



雲川「お前達!!突撃しろ!!」





628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:31:05.32 ID:xluOAIxT0

『あァ?何処にだよ?雲川ちゃンの所にかァ?』


雲川「あ…?」ピクッ


土御門「…」ニヤリ


『お待たせ。行くわよ、一方通行。シュンッ!』


雲川「な──?どういう、」


シュンッ。シュンッシュンッシュンッ。



結標「ふぅ。到着っと」

海原「ありがとうございます」

一方「…」



雲川「!?」バッ


土御門「…よぉ」


土御門「ちょっと見ない間に随分と悪党になっちまったな雲川」カチャリ

雲川「…土御門…!お前、お前ぇ!」ギリッ



629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:32:22.60 ID:xluOAIxT0


結標「やだココ臭いわ」

海原「そうですか?」

一方「ハッ、アイツがここで一段落後でも想像してオナってたンじゃねェの?」ヘケケ





雲川「…何しに来た?」

土御門「わざわざ言う必要があるのか?」


630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:35:44.97 ID:xluOAIxT0


雲川「ああ。生憎と読心能力は持ち合わせてないのだけど」

土御門「茶番だな…人の心の専門家のお前の事だ、全部察してるクセに。」

雲川「…」

土御門「…お前を止めに来てやったんだよ、雲川」

雲川「はぁ。止めに?私は今からちょっと友人に電話をして趣味の話で盛り上がる予定だったんだけど…それをか?」

土御門「隠す気がない嘘はやめろ。」



土御門「お前、汚い手を使って姫神の立場と入れ替わる気だったんだろ?」

雲川「…」



631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/09/20(水) 00:38:07.68 ID:xluOAIxT0



土御門「『上条当麻にアプローチし、告白し、交際し始めたのは雲川芹亜』…」

土御門「上条当麻の記憶をそう改変し、姫神秋沙の記憶も適当に改竄して、」

土御門「そうやって労せず上条当麻の彼女になる気だった…そうだろ」

雲川「違う。私にそんな記憶改竄するような精神干渉系能力や魔術は使えないしツテもない」

雲川「それに仮に使えても上条当麻に異能の類は効かない、なんてのはお前もよく知ってるハズだけど?」

土御門「ああ。確かに上条当麻に能力や魔術などの異能の類は殆ど効果は見込めない…だが、」



土御門「…『脳に直接情報を書き込む物理的措置』ならば。」

雲川「…」
                 



632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/09/20(水) 00:43:07.53 ID:xluOAIxT0

                        テスタメント 
土御門「お前、あいつらにあの2人を誘拐させて”学習装置”を使う気だっただろ」

雲川「…」

土御門「記憶の1部改竄、人物認識を姫神からお前に変える程度なら後々バレるリスクも殆どないだろうな」

土御門「けどな」


土御門「悪いがお前が第二学区の個人倉庫に隠していた”学習装置”は既にオレ達が粉砕した。」

雲川「…」チッ

土御門「更にお前の手駒はたった今オレ達が全員潰してきた。」

    ハウンドドック スパ-クシグナル 
土御門「”猟犬部隊”、”迎電部隊”、”新入生”、”デッドロック”…他にも壊滅した組織の残党がいたが」

土御門「よくもまぁ死に損ないをここまで集めたもんだ。…だが、」

土御門「そいつらも今度こそ全滅だ」

雲川「…」ダッ

土御門「ああ、そこに隠してある簡易AIMジャマーとかその辺に設置されてるブービートラップを起動しても無駄だ」

雲川「!?」

土御門「トラップも射出される軌道がわかっていれば食らわない。この部屋もお前のシナリオも全て調査済みだ」

雲川「…何故、」

土御門「ああ、普段のお前が相手だったらきっとオレじゃ調べきれない。止められなかっただろうな」




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