姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」上条「カカオ100%超苦ェエ!!」

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116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/20(月) 10:52:28.42 ID:Y9KxSd5W0
「私達」って事はインデさんの分もか…相当な量と額だろうな
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 20:15:22.82 ID:+d/M0JBLO
乙、
ほのぼのがいいね
118 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/02/25(土) 23:34:17.14 ID:rC50+HLb0
>>108

姫神「うん。気をつけてね。君はただてさえ危ないところへ行くから」 ×

姫神「うん。気をつけてね。君はただでさえ危ないところへ行くから」 ○

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:39:55.29 ID:rC50+HLb0

上条「あーくそっ!不幸だー!!」ガシガシガシガシ

姫神「…」

上条「今日晩飯どーすっかな…」

姫神「? 何か出来合いを買うか。自炊すれば?」

上条「いやー…金使いたくないから買うのは論外だし、帰って自炊するにもちょうど冷蔵庫の中空っぽだったし」

姫神「…」

上条「あいつ冷蔵庫に貯蔵しとくと食べちゃうし…かといって今日俺一人の一食のために材料買うのもな…」ブツブツ

姫神「!」ティコ-ン!

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:41:32.60 ID:rC50+HLb0

上条「くそっ、こうなったら今日は晩飯抜きで…」

姫神「ダメ。それは良くない。」ガシッ

上条「それは良くないっつったって今日はこれ以上出費するわけには」

姫神「そう。なら今日の晩ごはんは。私が奢ってあげる。」

上条「なん…だと…?」

姫神「ただし外食じゃない。自炊したやつ。…いい?」

上条「もちろん!!いや全然いい!!つか本当にいいのか!?」

姫神「うん。 私の家で ご馳走してあげる。」

上条「うぉおおお!マジか!さっき『俺が奢る』ドヤァって言ってたのになんかすみません!!」

姫神「いい。またの機会にお願いするから。」

上条「おう!」

姫神(ふっ。結果オーライ。私にとっては。こっちの方が奢ってもらうよりも遥かに嬉しいし)



121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:43:45.79 ID:rC50+HLb0


上条「いやーホント助かる!!ありがたや!ありがたやー!!!」

姫神「助かる?」

上条「助かる助かる!!」

姫神「そう。じゃあもっと私を褒めて。崇めて。奉って。」

上条「ははー!!畏まりました姫神様!」

上条「姫神様!あなたは最高です!だんだん女神に見えてきました!姫神大好き!」

姫神「うむ。うむ。」

姫神「…」

姫神「最後の褒め方。かなり良かったからその方向性でもっと言って。」

上条「へ?」

姫神「…」ジ-

上条「ハイハイ…」

上条「えー、ゴホン。」

上条「俺は!姫神さんが大好きです!」

姫神「わお。」



122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 23:45:43.52 ID:TY3WwODEo
Wao
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:46:04.57 ID:rC50+HLb0

上条「そのいつも側にそっと佇んでいてくれるような優しさが大好きです!」

上条「困った人には手を差し伸べる…そんな優しいあなたが最高に好きです!」

上条「もう愛してます!」

姫神(おお……すごい。今。ちょっとした奇跡が起きてる)

上条「もういっそ俺と付き合って下さい!!」

姫神「///////」

姫神(やばい。これは。至福。////)プルプルプルプル

姫神「は。はい…///」テレ

上条(おっ、姫神がこんなに顔真っ赤にして珍しいな)ニヤニヤ

上条「いやーもうこの『秋沙!愛してる!!』って気持ちは言葉にできないくらいだ!」

上条「結婚してくれ!」

姫神「も。もういい。////もう。その辺で!///」

姫神「…その。あんまり言われると。」モジ

姫神「……はずかしい…///」

上条「わかった。けどそんな恥ずかしがる秋沙も可愛いな」ナデナデ

姫神「あう。頭撫でて…もう…///」













たまたま上条さん見つけて走ってきた美琴ちゃん「」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:48:55.15 ID:rC50+HLb0


ズドンッッッ!!!!!!

最強の発電能力者に似合わず、まるで落雷でも浴びたように少女の全身が跳ねた。


無限に引き延ばされた時間の中、こぷっ、という水っぽい音が耳に残る。

弓なりに大きく背を反らした御坂美琴の口から何かが溢れていた。

宝石のように輝く丸い珠が放つのは、赤とも黒とも違う独特の色彩。

少女の目は、大きく見開かれていた。

恐怖や苦痛によるものではない。

何故自分の身にこんな事が起きたのか。

そもそもそれが分からないといった、戸惑いの色で満ち溢れていた。

美琴は弓なりに反らした自分の体を支えきれない。

そのままゆっくりと後ろへ倒れていく。

ごとん!!と重たい金属質な音が公園に響き渡った。


それで全ての時間が戻った。



仰向けに転がった少女の手足と言わず、胴体全体が大きく蠕動して飛び跳ねていた。


口から溢れたはずの血の珠が、重力に引かれて砂へと散らばっていく。

びしゃばしゃと汚らしい水音を立ててたくさんの赤い華を咲かせていく。


125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:49:30.17 ID:rC50+HLb0








「どういう…ことやねん…?」





126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:49:59.41 ID:rC50+HLb0



   エレクトロマスタ-
最強の発電能力者は公園の入り口付近で大の字に斃れたまま、関西弁で呟いた。



127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:50:44.87 ID:rC50+HLb0



〜窓のないビル〜


アレイスター「…」

アレイスター「いや違うからね?今回は私じゃないから。『アブラ・クアタブラ』やってないから」

土御門「なんだ突然。」

アレイスター「いや…ゴホン。」

          アブラ・クアタブラ
土御門「フン…『汝の死に雷光を与えよ』?『今回は』って口ぶりからすると最近誰かに”呪詛返し”でもしたってのか」

アレイスター「…」

土御門「沈黙は肯定だぞ」

土御門「…アレか、皮肉混じりに第三位辺りにでもやったのか?」

アレイスター「…」

土御門「言ったはずだアレイスター。沈黙は肯定だぞ」




128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:52:11.88 ID:rC50+HLb0


上条「よし、メールもしといたし」

姫神「そ。そうと決まれば。スーパーへ行こう。」

上条「イエッサー!」ビシッ

姫神「上条くんは。今日は何が食べたい?」

上条「え?えーと」

姫神「なお。もしちゃんと要望してくれないと素パスタのみとなる。」

上条「え?それだけでご馳走じゃないか?」

姫神「…」

姫神「上条くん。私。今日はちゃんと三品以上作ってあげるから。お願いだから良いものを食べて。」

上条「え?おう」




・・・・・。



129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:57:05.09 ID:rC50+HLb0



姫神「…」テクテク

上条「…」テクテク




姫神(そういえば。気になる男の人がいた時は一度公園夜のデートをするといいとか。)

姫神(もしその人がカラダ目当てなら欲求が行動に表れて相手の女の子のカラダばかり見たり触れたりするらしい)

姫神(もし。『長く付き合っていこう』とか。相手の事を大事に思ってるならその子を守るために周りを警戒するらしい)

姫神(根拠も論拠も薄弱な説だけど。参考くらいにはしてもいいかもしれない。)

姫神(…まだ夜じゃなくて。ギリギリ夕方だけど。)

姫神「…」チラ

姫神(上条くんはどうなんだろうか。)

上条「…」

上条「…」キョロキョロ

姫神「何をキョロキョロしてるの?」

上条「え?あーいや、ほら、もう夕方から夜になる危ない奴が出始める時間帯だからな!変なヤツいたら守んなきゃなって」

姫神「…」

姫神「そう。」ニコッ

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:57:44.04 ID:rC50+HLb0

姫神「上条くん。」

上条「んー?」

姫神「一応名目上は”公園デート”だから。スーパーまで手を繋いでいこう?」テギュ

上条「ふぇっ!?いや、は、恥ずかしいし!それは!手は放していきませんか!?」

姫神「だめ。離してあげられない。」ギュ

上条「何故に!?」

姫神「ふふっ。今。私。そんな気分だから。」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/25(土) 23:58:18.87 ID:rC50+HLb0


姫神「♪」

上条「…なんか妙に嬉しそうだけど上条さんが気づかない内に何かいい事があったんでせうか?」

姫神「うん。私。今『幸せだなぁ』って思ってる。」


132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:03:33.34 ID:YBIDLzVo0


〜スーパー〜


上条「おっ、今日魚安いな」

姫神「うん。じゃあ買っていこう」

上条「…サカナサカナサカナ〜♪魚ーをーたべーると〜♪」ヘイヘイ

姫神「アタマアタマアタマ〜♪」

上条姫神「「アタマ〜がーよくーなる〜♪」」



上条「古いな」ニヤッ

姫神「ね。」クスッ


133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:07:13.56 ID:YBIDLzVo0

上条「あ、カートは俺が押すから何がいいか姫神選んでくれるか?」

姫神「うん。わかった。」

上条「そういや姫神は普段どんなの作って食べてるんだ?」

姫神「私?私は…基本的に和食が多い。」

上条「あーやっぱり?」

姫神「やっぱりとは」

上条「いやーなんか姫神は和食党っていうか、逆に洋食系の作ってると違和感というか」

上条「巫女さん姿とか黒髪ロングとか…ほら、大和撫子的な?そんなイメージあるし」

姫神「そう?」

上条「それに、前に手間がかかるタイプの美味しい和食な弁当作ってたしな」

姫神「ああ。一緒にお弁当食べた時の」

上条「そ。」


134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:10:51.81 ID:YBIDLzVo0

姫神「…良かったら。上条くんにも作ろうか?お弁当。」

上条「え?いいのか?」

姫神「もちろん材料費はもらう。あと。お昼の時にはなるべく私と一緒に食べてくれるのが条件。」

上条「あー…そういうのもいいよなぁ」

姫神「しかも。なんと。リクエストも受け付ける。洋食系のも頑張って美味しいのを作ろう。」

姫神「どう?」ズイッ

上条「…じゃあお願いしよっかな」

姫神「うん任せて。」

姫神(やった!)

上条「あ、でも、あんまりt」

姫神「わかってる。ちゃんと上条くんの財布事情に合わせて低コストで美味しいの作るから。」ニコッ

上条「…」

上条「…姫神ってさ、」

姫神「うん?」


上条「良い奥さんになれるよな」

姫神「そう?ありがとう。」フフッ











たまたま任務で学園都市に来てた五和「」

135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 00:15:46.66 ID:4lLeI8Pxo
おしぼり涙目
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:22:19.20 ID:D2dtQ/df0

姫神「お。お肉もお買い得。」ヒョイ

上条「ほんとだ。しかも上条さんが買いに来る時には絶対に貼られてない値引きシール様が!!」

姫神「…」

姫神「よしよし。」

上条「え?なんで俺の頭撫でてんの」

姫神「不憫だから。」

上条「うるへぃ!」





五和「…」コソコソ


137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:25:35.60 ID:D2dtQ/df0

壁/和「…」

五和「なんだなんだよなんなんですか!?あれじゃあまるで若夫婦じゃないですか!?」

五和「そこ私のポジションですよね!?あれ!?」

五和「上条さん上条さん上条さん?その女誰ですか?ホントちょっと私が目を離した隙にちょっと」ブツブツブツ

五和「…」カチカチカチカチカチ

五和「こうなったら、このまま追けて…暗がりで問い詰めて、」




黄泉川「ちょっとあんた」ガシッ

五和「へ?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:27:03.44 ID:D2dtQ/df0

黄泉川「警備員じゃん。スーパーの客から『不審者がいる』って通報を受けたじゃん?」

五和「な!?一体誰が邪魔を!?」

黄泉川「さあな。さ、IDを見せるじゃん」

五和「…」←不法侵入

黄泉川「どうしたじゃん?ほら、ID。学園都市の人間なら誰でも持ってるだろ?ほら」

五和「…」ダッ!

黄泉川「あっ!コラ!」


139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/26(日) 00:42:46.35 ID:D2dtQ/df0


姫神「上条くんは。嫌いな野菜ある?」テクテク

上条「いや?」

姫神「そう?じゃあこれとこれと。」

上条「あ、でももやしはちょっと今日はやめて欲しいかな」

姫神「? どうして?」

上条「ここんとこ続きすぎて食べ飽きてる。『もやしが、もやしがこっちに来るよう!』レベルで」

姫神「…わかった絶対使わない」ナデナデ

上条「また撫でて…そんなに上条さんが可哀想ですかそうですか」ブス-

姫神「じゃあ抱きしめてあげようか?」

上条「違うそうじゃない」

姫神「でも。哀れ。抱きしめてあげたくなっちゃうほど哀れ。」

上条「…なんだろな、何故か白髪の赤目な知り合いを思い出した」

姫神「…ちょっとの特徴だけでもすごいビジュアルとわかる知り合いだね」






五和「あーばよー!とっつあーん!」フワフワ

黄泉川「くっそー!まさかアドバルーンに乗って逃げるとは!お前どこのルパンじゃんよ!!」

140 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/02/26(日) 00:43:26.22 ID:D2dtQ/df0
今回はここまでどすえ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 02:48:08.42 ID:uZ2IuS5zo
乙、甘々で素敵
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 10:51:53.78 ID:p5wy38EDo
おつ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 12:27:22.06 ID:JxVJNedK0
ここ最近原作読んでなかったけど、美琴ちゃんそんな感じになってんのね…
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 19:07:06.01 ID:YqBpGLhqO
姫神と一緒だと上条さんも平和に過ごせてるな〜
145 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/03/05(日) 22:16:10.37 ID:IBNawDJd0

姫神「あ。あとそれとって。」

上条「っと。コレでいいか?」

姫神「うん。これで全部。」

上条「なあ…結構買うけど大丈夫か姫神?コレ全部で3000円ぐらいしてるぞ?」

姫神「大丈夫。遠慮しなくていいよ。私の一週間分も買ってるから。」

上条「それでも高くないか?」

姫神「え?普通。自炊用の食料を買い溜めする時の買い物って大体このくらいだと思ってたけど…」

上条「でももやしまみれなら2000円いかないんですよ?!」

姫神「うん。もやしのみで人は生きるに非ずだから。今日は。もやし使わないから。」

上条「あ、そうだったな」

上条「そう、久しぶりに今日はもやしじゃない…!」

姫神「…ここまでしつこく。もやしネタプッシュしてくるあたり。本当に『もやしがこっちにくるよう!』になってたんだね。」



・・・・。

146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:21:24.55 ID:IBNawDJd0

姫神「大丈夫?重くない?三つも重いの持ってくれてるけど。」テクテク

上条「平気平気」テクテク

姫神「すごいね。さすが男の子。」

上条「鍛えてますから」シュッ

上条「…いや、『鍛えられてる』か?不本意にな!ああチクショウ!」

姫神「ふふ…うん。君は。いつも誰かの為に走ってきたもんね。」

上条「自分のためだよ自分のため」

姫神「自分?」

上条「俺が誰かを助けるのは『俺が助けたいから』って気持ちでやってるから…」

上条「目の前に、とんでもない悲劇に涙を湛えて我慢してる奴がいるのが許せないからっていうか、」

姫神「…」

上条「だって、もし姫神の目の前にさ…って何で微笑んでるんだよ」

姫神「べつに?」フフ

上条「そんなに優しく笑ってるのに別にって事はないだろ」

姫神「別に?『きっと。そういうところが。上条くんの良い所なんだろうなぁ』って思っただけ。」ニコ...


147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:21:53.03 ID:IBNawDJd0

〜姫神宅前〜


姫神「ちょっと片付けと着替えしたいから。5分だけ待って欲しい。」

上条「はいはい」

姫神「あ。買い物袋は預かる」

上条「さんきゅ」

148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:22:47.79 ID:IBNawDJd0


ばたむ。


姫神「ふぅ。」

姫神(えっと。とりあえず下着の上下だけは揃えておきたい。)ヌギヌギ

姫神(万が一。万が一という事も!あるかもしれないから!)

姫神(そして洗濯物は隠して…軽く整理だけ。)

姫神(ふぅ…人なんて来ないけど。普段から綺麗にしておいてよかった。)


姫神(ふぅ。よし。呼ぼう)


149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:23:35.93 ID:IBNawDJd0


かちゃ。



姫神「上条くん。」ヒョコ

上条「お、もういいか?」

姫神「うん。お待たせ。もういいよ」

上条「じゃ、お邪魔するな」

姫神「うん。いらっしゃい」

上条「あ、姫神」

姫神「? なぁに?」




上条「その白いふわふわセーター似合ってるな」

姫神「そう?ありがとう。」ニコ



・・・。


150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:31:37.78 ID:IBNawDJd0


〜姫神s'キッチン〜


上条(E:エプロン)「ハイ!姫神さんのー三分間クッキングー」チパチパ

姫神(E:エプロン)「ごめん。三分では無理」

上条「わかってるって。で、今夜のメニューは?上条さんもお手伝いしますのことよ」

姫神「うん。今夜のメニューは」

姫神「ブリ大根と。」

上条「うんうん」

姫神「湯豆腐(白菜の梅あん乗せ)と」

上条「ほうほう」

姫神「胡瓜とワカメの酢の物。」

上条「おー」

姫神「大葉とひじきと天かすの混ぜごはん。」

上条「お?」

姫神「ウズラの茹で卵入り肉団子を作ります」

上条「結構作りますね!?」

姫神「それは仕方ない。上条くんに美味しい物を食べさせてあげたいからはりきってしまった」

上条「ありがてぇ…!」

姫神「美味しく作るから。いっぱい食べてね?」ニコ

上条「おう!」

上条「いやもう、なんかありがたすぎて上条さん涙出てきたよ」





151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:34:15.56 ID:IBNawDJd0

姫神「まずはブリ大根から。」

姫神「じゃあ私。大根の方やるから上条くんにはブリの方をお願いしてもいい?」

上条「任せろ!」


・・・。



上条「アラの両面に塩を振ってと 」?

姫神「あ。上条くん。」

上条「んー?」

姫神「上条くんは。大根は三日月形と輪切り。どっちがいい?」ショリショリ

上条「んー…どっちかっていうと三日月かな」

姫神「わかった。」ショリショリ

上条「ん?皮は捨てないのか?」

姫神「うん。厚めに剥いてキンピラとか浅漬けにするの。」

上条「へー…皮にそんな使い方あったのか…」

姫神「うん。上手にやれば美味しい。おすすめ。」



152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:36:41.58 ID:IBNawDJd0

姫神「上条くん。お豆腐用の白菜を煮ておいて欲しい。」

上条「了解!」

姫神「あとは…うん。そろそろ酢の物を作る。」


・・・・・。


姫神「おにく。ころころ。と。」

上条「姫神ー、梅あん出来たぞ」

姫神「ありがとう。」


・・・・。


153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:38:07.42 ID:IBNawDJd0



上条「ふー…もうコレで全部だな!」

姫神「うん。完成。全部机に持っていって」

上条「はいよー」

154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:42:09.55 ID:IBNawDJd0


上条「ウマそー…なんかこういうご飯は久しぶりだなぁ…」ホロリ

姫神「おかわりもあるから。たんとお食べ。」

上条「ありがてぇありがてぇ」

姫神「それじゃ。」



上条姫神「「いただきます。」」

?





            \「ゥンまああ〜いっ」/
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:46:41.43 ID:IBNawDJd0


〜その頃の上条さんち〜


オティヌス「んー…!このピザのチーズのもちもち感…!」モチモチ

オティヌス「そして、客人が持ってきた土産のワインをいただきながら夜景を見る…」クピクピ

オティヌス「うむうむ。美味だな。神的にもこの供物には大満足だ」



レッサー「ヒェーヒェッヒェッ!御満足いただけたようですね!」モミテモミテ

バードウェイ「なんだその不愉快な笑い方は」

156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:48:43.91 ID:IBNawDJd0


インデックス「はぐはぐはぐ!おいひーんだよ!久しぶりにもやし以外の物を口にしたかも!」

スフィンクス「なーお!なーお!」

オティヌス「はぁ…できればもやしは向こう10年は口にしたくないものだな」



レッサー「極貧すぎやしませんかね、上条さんち」ヒソヒソ

バードウェイ(バイトでも紹介してやるべきか)


157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/03/05(日) 22:51:20.55 ID:IBNawDJd0

オティヌス「しかし…ピザも美味いがコレも…ふむ。中々なワインだな」クピ

バードウェイ「フン、一本五万程するブルゴーニュ・ワインだぞ?これで不味いとか抜かしたら瓶で貴様をホームランしてやるところだ」

オティヌス「…まぁどちらかと言えばイタリアワインのフルボディタイプのが好みなんだが」クピクピ

バードウェイ「何?不味いだと?」

オティヌス「別に不味いとは言ってないだろう人間。好みの話だ」

バードウェイ「というか魔神、貴様本当にちゃんと味の違いがわかるのか?」

オティヌス「フン、当たり前だ。酒の呑めぬ齢の小娘が何を言うか」クピ-

158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:53:45.80 ID:IBNawDJd0

バードウェイ「そういう事を抜かす大人の大半は酒の細かい違いなどわからんものだがな」

バードウェイ「基本的にそこそこ高い、好みの味のモノを出してやれば産地だの造り主だの製造年だのに関わらず満足する」

オティヌス「ならお前の言うそいつらの舌は二流か三流だな。真の一流の舌は安酒には誤魔化されんよ」

バードウェイ「ほーう。なら貴様はわかると?」

オティヌス「当たり前だ」

バードウェイ「ならそのワインの産地や製造年を当ててみろ。できるものならな」

オティヌス「いいだろう。……フム…」クル..クル...

159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/03/05(日) 22:55:06.18 ID:IBNawDJd0

オティヌス「…花を思わせる華やかな芳香を放ち、しっかりした果実味と繊細さのバランスに優れた官能的な味わい…」

オティヌス「ジョルジュ・ルーミエが造ったシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ 。…1999年だな」クピ

バードウェイ「…適当言ってないだろうな?」

オティヌス「それを用意させた奴に聞いて答え合わせしてみろ」クピ

バードウェイ「チッ」ピッ

バードウェイ「……ああマークか?魔神懐柔用の土産として用意したワインの作り手、製造年、商品名を答えろ」

バードウェイ「…」

レッサー「…」ゴクリ

インデックス「…」モグモグ

バードウェイ「…わかった。」ピッ



バードウェイ「…ちっ、正解だ」

オティヌス「だから言っただろ」クピ

160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:57:56.05 ID:IBNawDJd0

バードウェイ「ふん!大体、酒なんて苦いのばっかりじゃないか。そんな物をありがたがる大人が私には理解できんな」

オティヌス「別に甘い酒もたくさんあるがな…ま、」

オティヌス「お前が”酒”と”酒を嗜む者”を語るには齢も経験も圧倒的に足りんのだよ」

オティヌス「エール、ワイン、蒸留酒…たくさん味わって美味さと奥深さの片鱗を知り、酒での失敗を十、二十としてから語るんだな」

オティヌス「”酒”を語るのはそれからだ”お嬢さん”」フフン

バードウェイ「…フン!」


レッサー(どーでもいいですけど彼女がここで『私はカクテル派だ!シンデレラ派だ!』とか言わなくて良かったですね)



161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 22:59:43.34 ID:IBNawDJd0

レッサー「ん?」

レッサー「おんやぁ?ふとベッドの方を見てみたら上条さんが普段使ってると思しき毛布発見!」

レッサー「あれ!?ひょっとしてこれを股間にクチュクチュしっかり擦り付けたら後で上条さんも『あ…あの時ベッドで嗅いだレッサーちゃんの[ピーーー]の香り…?レッサー、まさかコレで自分を慰めて…?』」

レッサー「そして『レッサーちゃんと付き合いたい!そのためにイギリスに尽くすぜ!』となるんじゃないですかね!」

インデックス「100%ならないに300£なんだよ」モキュモキュ

バードウェイ「『気持ち悪い』に300?だ」

オティヌス「はぁ…オイ、お前らいい加減そろそろ本題に入れ」

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:00:17.35 ID:IBNawDJd0

オティヌス「で?突然土産を持って訪ねてきて何の用だ貴様らは」モキュモキュ

レッサー「いやー単刀直入に言いますとですね、上条さんにまたちょっと魔術結社との抗争に手助けしていただきたくてですね!ハイ!」

オティヌス「なるほど」

レッサー「で、上条さんはいつお戻りに?」

オティヌス「さあなぁ…」

オティヌス(またあいつをむざむざと要らん面倒な事に首をツッコませるのもな)

レッサー「さあなぁ、とは?」

オティヌス「…」

163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:01:40.47 ID:IBNawDJd0

オティヌス(あいつは『俺にできる事なら!』『俺が助けないとそいつらが泣くんだろ!だったら助ける!』とか言うのだろう)

オティヌス(そして死地へ赴いていくのだろう)

オティヌス(…なら、あえて伝えぬべきだろうか)

オティヌス(まぁ伝えずに後で知ったら相当怒るだろうが)

オティヌス(だが…このまま奴が他人を救い続け、そのお人好しを利用され続ければ自分の人生の選択の幅はかなり狭くなるだろう)

オティヌス(具体的にはただでさえ既に危ない進級、進学、将来の就職先とか。)

オティヌス(そういう十代の大事な積み重ねの時にボタンのかけ違いが起きたら人生は大きく変わる)

オティヌス(平凡に生きる道、危険な世界で生きる道…それらのどれを選択するかすら選べなくなってしまう)

オティヌス(もし奴が望むならいっそ魔術結社に入って傭兵になり、世界を渡り歩いて行く人生も有りだろう)

オティヌス(だがあいつもそれは望んでないだろう)

オティヌス(あいつが人生の選択をしなきゃいけなくなるにはまだ早すぎる。)

オティヌス(キチンと自分の世界で生きて、それからどんな選択をするかを選んで欲しい)

オティヌス(きっと。あいつに必要なのは充分なモラトリアムだろうと思う)


オティヌス(…仕方ない。後で怒られるだろうが…私が泥を被るか)


164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:04:53.99 ID:IBNawDJd0

オティヌス「いやな、さっきあいつから連絡があって今日は女の所に転がり込んで飯を食ってくると言っていてな」

レッサー「なぬぅうううう!!?」ガタッ

バードウェイ「はぁああああ!?」ガタッ

オティヌス「今は携帯も繋がらんし…」

オティヌス「しばらくの期間は家にも帰らんのじゃないか?」

レッサー「なんですとっ!?」


インデックス(絶対嘘なんだよ)ハグハグ

インデックス(けどまたとうまが面倒事に関わって危ない目にあうのもイヤだから黙ってるんだよ)ハグハグ

インデックス(スフィンクスも『シー!』だよ『シー!』)

スフィンクス「なーん」


165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:06:59.61 ID:IBNawDJd0

レッサー「ちょ、お泊まり!?それ本当なっ、ちょっ、どういう事ですか!?私というきゃわいー彼女がありながら!?」

バードウェイ「お前は黙れ!くそ、ふざけるな!一体どこの女狐が私のお兄c…」

レッサー「えっ?」

インデックス「えっ?」

オティヌス「ほう」

バードウェイ「…」

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:11:22.74 ID:IBNawDJd0

バードウェイ「あーゴホン」

バードウェイ「まぁ奴も年頃だし仕方ないな!よし、撤収!」ガタッ

レッサー「ちょっ!誤魔化されませんよ!?」ガシッ

バードウェイ「なんの話だ?協力を得られないならさっさと諦めて帰るべきだろう」

レッサー「いやいやいや!貴女もですか!貴女もなんですか!?ダメですいけませんお姉さん許しませんよ!?」

バードウェイ「黙れ」

レッサー「わかりました!じゃあ探しましょうよ!彼の携帯に鬼電するとか!その女の所とやらを聞くとか!」

オティヌス「フゥウンヌッ!」ドコシャッ!

インデックス「あ゛ー!!とうまに買ってもらった私のけーたいデンワーが!!?」

オティヌス「大変だ!安物電化製品だからいきなり爆発したぞ!コレではもう確認しようがないぞー!困ったなー!(棒)」

レッサー「きっさまぁあああー!!?」




167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:25:44.53 ID:IBNawDJd0

レッサー「テラわざとじゃないですか!どーしてくれんですか!」

オティヌス「まぁ結論としてこうなってしまったのだから仕方ないな。とっとと帰れ!」

レッサー「なにをををを!!?だったらピザ代返してくださいよぉ!」

オティヌス「バカめ!ウチにそんな金があると思うか!?」

レッサー「じゃあ上条さん呼んで下さいよ!」

オティヌス「無理だ」モグモグモグモグ

レッサー「せめてムカつくドヤ顔でピザ食うのやめてくださいよ!」

オティヌス「むぅうう〜るるるるりりどぅああ〜☆」ムッチャッムッチャッ

レッサー「ムカつくぅううう!!ちょっと貴女もなんか言ってやってくださいよ!また”主神の槍”レプリカでも出してブッ飛ばしてやってください!」

バードウェイ「無理だ。ほら、早く帰るぞ」

レッサー「ムキィいいいい!!」

168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:40:41.03 ID:IBNawDJd0

〜そして姫神さんち〜


上条「げふー…あー美味しかったー…!」

姫神「ふふ。お粗末さま。」

姫神「…あ。上条くんも一緒に作ってくれたからコレは言っちゃいけなかったね」

上条「別にいいって」

姫神「…」

姫神(そういえば。あとちょっとで完全下校時刻。)

姫神(このままその時間になれば。今制服姿の上条くんは帰れなくなる。)

姫神(…あれ?じゃあもし。このまま帰れなかったら…?)

姫神「…」

上条「ふー…ちょっと休憩」ゴロ

姫神(上条くんはそれに気づいてない。)

姫神(…よし。引き留め作戦開始。)



169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:47:33.21 ID:IBNawDJd0

姫神「あれ?上条くん。ちょっと耳を見せて?」

上条「へ?」

姫神「いいから」

上条「お、おう」

姫神「やっぱり。…ちょっと。汚れてるよね」

上条「え、マジ?帰ったら耳掃除しよ…」

姫神「大丈夫。それには及ばない。」

上条「え?」

姫神「…確か。この辺に」ゴソゴソ

姫神「あった。」つJ

上条「貸してくれんの?」

姫神「ううん。だめ。貸さない。」

上条「ええ?じゃあなんで出したんだよ」





姫神「それは。私がやってあげるから」

上条「…なんですと?」




170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:49:11.37 ID:IBNawDJd0

姫神「よいしょ。」

姫神「ほら。おひざ。ここに来て?」ピタピタ

上条「いやしかしですね」

姫神「ヘイ。かむひあ。」ペシペシ

上条「えー…と、じゃあその、」

姫神「…上条くんは。私の事。…きらい……?」ウルッ

上条「お邪魔しまーす!」

姫神「うん。どうぞ。お邪魔されます」ニコッ

171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:52:17.91 ID:IBNawDJd0

姫神「〜♪」カリコリカリコリ

上条「おお…なんだろ、そんな記憶はないのになんだかすごく懐かしい感じがしますのことよ」

姫神「? 君のお母さんは。耳掃除やってくれなかったの?」

上条「…さあなぁ」

姫神「?」

上条「なんでもない」

姫神「…そう。」

172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/05(日) 23:52:43.81 ID:MO5xeBQYo
家の中でする恋人らしいことの定番よね
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 23:55:34.84 ID:IBNawDJd0


姫神「…」カリコリ

姫神(別に普通に綺麗だから耳掃除やる必要無い。けど。時間稼ぎはめいっぱいしようと思う。)

姫神「…結構。汚れてるね。」

上条「マジかー…一昨日やったばっかなのに」

姫神「これは。念入りにやるべきだね。」

上条「頼んでいいか?」

姫神「うん。任せて。綺麗にしてあげるね。」

上条「ありがとな」





姫神「〜♪」カリコリ

上条「あー気持ちー」


174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/06(月) 00:00:40.25 ID:LUzNu2UZ0


・・・・。



姫神「…」コリコリ

上条(なんかあったかくて安らぐな…)

姫神「…」

姫神(3。)

上条「…」ウツラウツラ

姫神(2。)

上条「…zz」

姫神(1。)

上条「おとと…」

姫神(ハイ。上条くんはもう今日帰れないー)ニヤリ




175 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/03/06(月) 00:06:02.94 ID:LUzNu2UZ0
眠いから今日はここまで。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 00:07:47.37 ID:hKuSOjB9o

姫神ちゃんの新妻感よ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 09:24:10.17 ID:w5CzoZqo0
姫神さんたら意外と策士
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 15:46:47.78 ID:kI4VWUBsO
この姫神はデキる女やね
179 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/03/17(金) 00:27:33.29 ID:j+Q4kT1a0

〜本来なら上条当麻が姫神宅からの帰宅途中に通るはずだった路地裏〜


バン!バンバン!


サンジェルマンα「撃て!撃て撃て!」

サンジェルマンβ「ふふ…さあ、”シャンボール”の恐ろしさを知るがいい!」

サンジェルマンγ「ははははははは!!」




土御門「おっと、危ねぇな」サッ

海原「あんまり顔を出さないでください。彼等にこっちに侵攻されたら終わりなんですから」


180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:30:25.80 ID:j+Q4kT1a0

土御門「チッ、しかしツいてないな」カチャ

海原「どうしました?今更」

土御門「雲川に『そろそろ助けてやった借りを返せ』と言われてダイヤノイド襲撃犯を捕らえに来たらいきなりその敵は”増え”出して」

土御門「同様に組織のバックアップも金も身分証もないお前もその”仕事”を引き受けていて合流」

土御門「そして気づいたらこの路地裏に追い込まれてた…残弾ゼロの状態でな」

海原「絶望的ですね。今日は金星の光が届かないので自分も”槍”は使えないんですよ」

土御門「結標に連絡はついたのか?」




海原「ええつきました。『御愁傷様。あなた達のこと嫌いじゃなかったわ』と」

土御門「あのクソアマ…交渉材料の美山写影や加納神華の写真集が報酬じゃご不満だってのか」


181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:31:16.17 ID:j+Q4kT1a0

海原「助けて欲しければ彼等と遊ぶ権利、及び使用済みリコーダーを寄越せと」

土御門「『手に入れてやるからさっさと来い』と言っとけ」

海原「承知しました。…しかし本当厄介ですね『サンジェルマン・ウイルス』は」

土御門「ああ。”感染”させれば第二位のように”自分”を量産できる炭素の魔術師、か」

土御門「ウイルスの感染源…丸薬は”木原”の唯一が持ってたんじゃなかったか」

海原「危険物質の流出、情報漏洩、悪党復活はよくあることですよ。往々にしてね」

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:32:42.10 ID:j+Q4kT1a0

サンジェルマンθ「ふふふふ」

サンジェルマンη「ははは」

サンジェルマンι「もう降参かね?」

サンジェルマンλ「ならそろそろ終わりにしようじゃあないか!」


土御門「ったく、本当に厄介だ。幻想殺し達はどうやってあいつに勝ったんだか」

海原「『助けてカブトムシさん!』とでも叫びますか?都市伝説通りなら助かるかもしれませんよ?」

土御門「ヒーローを呼んで助かるのは空想の世界だけだ」

海原「『助けてカブトムシさん!』」

土御門「どこかの誰かが言ってたぞ。『人間、何かに縋るようになったら終わりだ』ってな」

183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:34:20.75 ID:j+Q4kT1a0


「そうか。ちなみにカブトムシでなくて忍者だが構わないか?」


土御門「チッ、もう来やがっ、」


近江「安心しろ。私は味方だ。私も討伐任務を受けている」シュタ 

土御門「…」

海原「…ピンクのチアリーダー姿ににランドセル背負った小学生ぐらいの女の子が頭上の窓から降って来ましたね」

土御門「…オレはカブトムシにも小学生にも、忍者にだって助けを呼んだ覚えはないんだが」

近江「言っておくが、これでも30代だ」

184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:37:06.73 ID:j+Q4kT1a0

土御門「…この戦況をひっくり返せるくらいには戦えるんだろうな?」

近江「でなければ手を貸しには来ない」

土御門「名前は」

近江「近江手裏(おうみしゅり)。甲賀者」

近江「異能の力を参考にし、『もう限界』という言葉から甲賀を解放するためにこの街へ来た者だ」

土御門「…諦めない根性は買ってやる…足を引っ張るなよ」





土御門「いくぞ」つ折鶴

近江「ああ」つクナイ

海原「はい」

185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:38:15.22 ID:j+Q4kT1a0

~姫神さんち~


姫神「ところで上条くん」カリコリ

上条「んー…?」

姫神「もう完全下刻時間過ぎちゃったけど大丈夫?」

上条「…」

上条「…あ゛っ!!?」ガバッ

上条「う、うわぁ!!しまった!忘れてた!!」

姫神「ごめんなさい。迂闊だった。私がもっと早く気づいていればー。(棒)」

186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:41:44.10 ID:j+Q4kT1a0

上条「うわぁ…不幸だぁー!どうしよ、今日このままうろついてたら確実に補導されて…」

姫神「下手すれば。内申点に響くね。」ニッコリ

上条「うわぁぁああ!!言わないで!?言わないでください姫神さんやぁ!!!」

姫神「しかも。上条くんは普段から休んでばっかりだし。」

姫神「成績も…目も当てられないし…」

上条「ひぃいい!!」

姫神「ほぼ。確実に。来年は私の後輩になるね。」

上条「うわぁああ!!やだぁああああ!!!イヤだイヤですイヤ過ぎるぅ!!」


187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:44:55.41 ID:j+Q4kT1a0


姫神「でも安心して。それはこのままノコノコ帰宅しようとした場合。」

上条「へ?…まさか姫神の服を借りて女装して帰るとかか…?」

姫神「何故そんな思考に陥ったかわからないんだけど」

上条「え?だって他になんかあるか?」

姫神「やっぱり…上条くんはへんたいさん?」

上条「ち、違う!」

188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:45:41.25 ID:j+Q4kT1a0



姫神「あのね。普通に今日は私の家にお泊まりすればいい。」

上条「なん…だと…?」



189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:47:18.98 ID:j+Q4kT1a0

上条「えーと、気持ちはその、嬉しいけどさ、その」

姫神「大丈夫だよ。私は構わないからゆっくりしていって。」ガシッ

上条「でも俺、着替えとか」

姫神「学園都市製の乾燥アイロンがけ機能つき洗濯機がウチにあるから大丈夫だよ。」

上条「いや制服類もそうだけどシャツとかパンツとか」

姫神「大丈夫。私が下のコンビニで買ってきてあげる。私は私服だから」

上条「寝るとこないし…」

姫神「大丈夫。お客さん用の毛布あるし。なんとかなるから。」

上条「でもここ、女子寮だぞ?明日の朝とか学校行く時に誰かに見つかったら」

姫神「大丈夫。女の子の部屋から男の子も出てくる事は結構日常茶飯事だから。誰も告げ口しないよ。」

上条「明日のインデックス達のお昼用意してやらないといけないし…」

姫神「大丈夫。明日。私が上条くんちにデリバリー頼んであげる。」

上条「…」





姫神「それとも。そんなにダブりたい?」

上条「イヤす!!!!」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:49:31.09 ID:j+Q4kT1a0


姫神「そうだよね。じゃ。他に。何か懸念事項は…ある?」ニコッ...

上条「あっ、もう大丈夫ですハイ」

姫神「うん。じゃあ私。上条くんの洗面所用品とか。パンツとか買ってくるから」

上条「あっハイ」

姫神「あ。アイスクリームとか。買ってきたら食べる?」

上条「いやでも金が」

姫神「安心して。今日は全部私の奢りだから」

上条「マジで?あっ、じゃあ…雪見大福で。」

姫神「うん。わかった。それじゃ寛いでてね」



191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:53:00.97 ID:j+Q4kT1a0



ガチャ…バタン。



上条「いってらっしゃーい…」

上条「…」



上条(なんだこの猛烈な敗北感はーーーッ!?)ガクゥッ!




192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 00:58:57.60 ID:j+Q4kT1a0

上条(えええ!!?ていうか上条さん奢られすぎじゃないか!?なんか申し訳なくなってきたぞ!?)

上条(アレ!?確か当初は俺が姫神に奢るって話だったよな!?アレ!?)

上条(どうしてこうなった!?)

上条(うわぁあああ!!なんか自分がすげー情けなくなってきたぁああ!!)ゴロゴロゴロゴロ

193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:03:01.95 ID:j+Q4kT1a0

~コンビニ~



姫神(ふふ。勝った。)どーん





姫神(別に。今日すぐに上条くんとどうこうなりたいわけではないけど。)

姫神…ただ。こうやって学校以外で彼と一緒に時間を過ごしてみたかった。)



姫神「…あ。ぱんつ。コレしかない」

194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:04:48.61 ID:j+Q4kT1a0

・・・・・。




姫神「ただいま。」

上条「おかえり。あ、勝手にやって悪いけど風呂沸かしといたから」

姫神「おお。ありがとう。上条くん気が利いてるね。」

上条「良かったら先入ってくれ。俺インデックスにメール打つから」

姫神「うん。わかった。」





195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:06:34.88 ID:j+Q4kT1a0




姫神「…覗いちゃ。ダメだよ?」

上条「しないって!」




196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:07:21.50 ID:j+Q4kT1a0

シャワー…




姫神「…」


姫神(今更ながら。こうなるようにやっておきながら。)




姫神(私。今すごく心臓が爆発しそう)ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ



197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:11:59.44 ID:j+Q4kT1a0


姫神(そう。今。私の部屋に上条くんがいる。////)ドッドッドッドッ

姫神(ちょっとこのドアを開けたらいる。)ドッドッドッドッ

姫神(しかも。お泊まり。更に『先にシャワー浴びてこいよ』的な発言)ドッドッドッドッドッドッドッドッ

姫神(別にさっきの上条くんの発言にそんな意図はなかったと思うけど。)

姫神(うん。一旦落ち着こう。私。平常心。平常心。)

姫神「…」

姫神(一応洗っとこう。念のために。いつも以上に隅々まで。)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ




198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:14:22.40 ID:j+Q4kT1a0

・・・・・。

姫神(ふぅ…。いいお湯だった。)ホカホカ

姫神「…あ。」

姫神(しまった。うっかり洗面所に乾いてるタオルがもうないのを忘れてた。)

姫神「…」

姫神(大丈夫…だよね?たぶん…)



姫神「…上条くん!ちょっと!」





199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:16:10.17 ID:j+Q4kT1a0

<「上条くん!」

上条「?」


上条「どうしたー?」

姫神「…」ヒョコ

姫神「ごめん。上条くん。そこのタンスの…真ん中の引き出しからタオルをとって欲しい。」

上条「え?ああタオル忘れたのか?」

姫神「うん。うっかり。」

上条「わかった。ちょっと待っててな」



姫神「…念のために言うけど。私。今。裸だから。渡す時もこっちに来ちゃダメだよ?」

上条「いやわかってるって!」

200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:17:30.62 ID:j+Q4kT1a0

上条「…」ゴソゴソ

上条「…これか」



上条「姫神!お待たせ。これでいいか?」

姫神「うん。ありがとう」


上条「どういt」チラッ




姫神(全裸)「…」

上条「おっふ!?///」





201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:18:41.16 ID:j+Q4kT1a0


上条(うわぁあああ!!?鏡に反射してすっぽんぽんな姫神さんが見えてるぅーっ!!!?///)


姫神(全裸)「ふぅ…」フキフキ



上条(うーわ!うーわ!姫神さんの!!!姫神さんな部分が!!?)


姫神「あ。枝毛。」


上条(って何ガン見してんだ俺!!!///)




202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:21:30.18 ID:j+Q4kT1a0

姫神「…」フニョフニョ

姫神(むー。もう少しスタイル良くなったらな…)



上条(うわぁ!うわぁ!しかもアレか!姫神の位置からじゃ鏡で見られてるってわかんないのか!)

上条(うわぁあああありがとうございます!!)ビシッ


203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:24:35.46 ID:j+Q4kT1a0


・・・・。



姫神「お待たせ。次どうぞ」

上条「ありがとうございました…!」

姫神「…?」



姫神(なんのことだろ。)?


204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:27:18.91 ID:j+Q4kT1a0


・・・。




上条「…」チャプン

上条(なんだろ?風呂場そのものがいい匂いしてるな)クンクン

上条(女の子の家だからか?)

上条(いや俺んちだって女の子いるけど…男がいるかいないかでこうも変わるもんなのか?)

上条(…いつも姫神はここで身体洗ってるんだよな…)

上条「…」


上条「…//」


205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:28:07.42 ID:j+Q4kT1a0


上条(…そういやさっきまでこのお湯に姫神入ってたんだよな…)

上条「…」

上条(さっきのアレが…このお湯にin…)

上条「…////」

上条「…」



上条「…熱膨張って知ってるか?」キリッ

上条「今、俺の一部で起きてる現象だぜ?」キリッ


206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:30:28.27 ID:j+Q4kT1a0

・・・。


上条「ーーーーーーーーで、置かれてた着替えが」




上条「この『風林火山』と書かれた真っ赤なボクサーパンツと」

上条「白地に『毘』って胸元に書かれたシャツ」

上条「…」



上条「…えっ、何?今の俺、上が上杉謙信で下が武田信玄ってこと?」

上条(姫神さん!!センス!!センスおかしくないでせうか!?)





姫神(もうアレしかなかったから買ってきたけど。…上条くんも明日1日だけだし大丈夫、…だよね?)


207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:31:35.81 ID:j+Q4kT1a0



上条「上がりましたー」

姫神「ん。アイス。食べる?」

上条「おっ、食う食う」


208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:35:11.41 ID:j+Q4kT1a0

TV『俺の歌を聞きやがれェ!』

TV『「最強!」「最強!」「最強!」』

TV『エステル「最強!最強!」』

TV『オマエのLOVEのベクトルは俺のモンだ!』

TV『曲はデビュー曲、『99.9%Noisy』!』


上条「あいつ頑張ってるなぁ…」モグモグ

姫神「Mステ出るぐらい人気あるって。すごいよね」モグモグ


209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:37:22.71 ID:j+Q4kT1a0


上条(…なんか、こうやって一緒にアイス食いながらテレビ見てると)

姫神「あ。雪見大福。1個もらってもいい?私のもあげるから。」

上条「おう。あーん」

姫神「あむ。」パク


上条(こういうのが幸せなのかなって思う)モグモグ


210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:40:46.11 ID:j+Q4kT1a0



姫神「ふぁ…」

上条「そろそろ寝るか?」

姫神「うん…そうする。」ウトウト

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:47:06.40 ID:j+Q4kT1a0

姫神「はい。毛布。」つ

上条「さんきゅ」

上条「よいしょ、」

姫神「…で。君はどこに行こうとしてるのかな。」ガシッ

上条「え?お風呂場だけど?」キョトン?

姫神「…ごめん。私には何故上条くんが『は?当たり前だろ?』フェイスをしているのかわからない。」

212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 01:56:34.13 ID:j+Q4kT1a0

上条「いやいや…だって一緒の布団使うわけにもいかないし、俺自身が我慢できなくならないようにするためってのもあるし」

姫神「ちょっと。何を言ってるのかわからない。」

上条「お前な!俺が狼になって姫神を襲ったらどうするんだよ!」

姫神「自制して。出来ないわけないでしょう?」

上条「…」

姫神「どうして。黙るの。」

上条「いやだってさ、普段抑圧してる上条さんの眠れるドラゴンがいつ目を覚ますかわからないだろ?」ドヤッ

姫神「大丈夫。君のはせいぜいマムシ。」グッ





姫神「…ごめん。わかったから泣きそうな顔をやめてほしい。君のはドラゴン。」

上条「泣いてないやい」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 02:07:48.67 ID:j+Q4kT1a0

上条「大体、見た事ないだろ俺のドラゴン!見てもないのに語るなよな!」

姫神「うん。ごめん。」


姫神(…さっき。実は君がお風呂上がった時に鏡に反射してたのをチラッと見てしまった事は黙っていよう)



上条「まぁ冗談はこの辺にして。さっき『なんとかなる』とか言ってたけど姫神はどうするつもりだったんだ?」

姫神「別に普通に。私のベッドの隣の。そこの床に寝てもらおうと思ってた。」

上条「でも姫神の隣とか…緊張とかするし」

姫神「…わかった。もう面倒くさいし眠たいから。こうしよう」




姫神「床で寝るかベランダで寝るかどちらがいい?」

上条「床で!!!!」


214 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/03/17(金) 02:08:28.60 ID:j+Q4kT1a0
今回はここまで。
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/17(金) 09:13:28.40 ID:5A8PO7Nv0
まぁ上やんが本気出したら、眠れるドラゴンが追加で7〜8体暴れ回るからな…
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