他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
Check
Tweet
460 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/26(日) 22:14:52.67 ID:BQ2CPdzl0
BAD回避〜!
ちなみにBADになるのは2でした。直球はダメですね。
べっきぃとうとう辞表用意させられました。べっきぃに何の恨みがあるのかと聞かれたら。安価に当たったから……
ではなく、多分べっきぃが春を生徒として心配するのが鬱陶しかったんじゃないかと思います。いい先生だからこそ、なのです。
早く春を元に戻してあげたいですね。というか
>>1
が風邪で病んでる間に春の闇も進んでしまったのでしょうか。
ごめん春。ここまで引っ張るつもりはなかった。
春が元に戻ったら、★の数に関しては何とか考慮しますので。誰でもチャンスがあるように。そのように調整します。
爆弾もなくなる予定です。このイベント越えたら星が減ることはなくなるのです。皆さん頑張りましょう。
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 22:23:50.21 ID:SrCDPVMq0
むしろ春が予告状出してから今までの流れが好きなんだけどな、少数派?
ヤバい手段は使ってるけど、媚びてこないからこの春はむしろカッコいいなってなる。
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 22:24:52.91 ID:0wewKKX6O
え、、、そこ調整しちゃうのはマズくない?
今までのは何だったの?
463 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/26(日) 22:45:06.34 ID:BQ2CPdzl0
調整についてはまだ考えてる段階なので。誰か特別に星あげるとかはしないです。
全員に同じ数あげるとか、そんな感じになるかと。まだ考え中です。
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 22:59:47.17 ID:K8R7OA2b0
このSSの目的は期日までに★10個集める事だろ?
そのスパイスとして爆弾やBADの罰を作ったのなら、こうなる事も想定内だ
誰もMAXになりそうにないのなら調整も致し方ないが、ここで全員に底上げはゲームとしてはどうだろうか?
気力があるなら今回はこのままやってみて、再度もう一人分をセーブポイントからやり直して決めてはどうだろう?
465 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/26(日) 23:10:04.97 ID:BQ2CPdzl0
春が戻ったら全員に信頼の星あげるのは最初から決めてるんですよね。その数は調整しますけど多分2つずつ
春はイベント始まってから★に変化なくなったので、チャンスがなかったから3つ。
あまりイベント中は自由がなくなったので。
こう考えてます。
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:14:15.81 ID:SrCDPVMq0
時間考えたらそれでも推しキャラ狙うの難しそう。
イベントクリアのご褒美ぐらいで考えていいんじゃないか?
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:44:48.37 ID:QZMAl1ZO0
実際そこまで問題はないと思うよ、一部それでもきつい人いるし
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/26(日) 23:49:17.91 ID:0wewKKX6O
武見スナイパーはそりゃガッカリだよなぁ
後出しで言われてもなぁ
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 03:11:45.75 ID:UuUYPn0A0
武見はたまたままだBADないだけで、もしBADで減らされてたらどうよ
千早双葉真は本当ならED狙えたんだし
BADの救済策でもあるんだろうし、この辺りは調整あってもって気はする
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 05:49:31.17 ID:PpLvRkPg0
呼んだ?
俺は別に武見にも★入るしいいよ
誰かに考察して欲しかったから盛り上がってくれて良かった
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 23:19:10.70 ID:I6mIXIQu0
春がどうやって戻るのか気になってしまう…
安価なのに普通にストーリー出来てるのってすごいなあといつも思ってる
春ちゃんファンとしてはこの活躍は嬉しい反面複雑だわ、幸せになってほしい
472 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 20:22:06.89 ID:vNLhMSh40
春「……?」
杏「何言って……」
杏「…………」
(杏もなんとなく察してくれたようだ)
杏「……なんだっけ、これ。なんか特別な品種なんだっけ?」
春「……うん。太陽のトマトや月光ニンジンと同じところが開発したやつをもらってきたの」
川上「えっと、毒じゃないよね?」
春「普通のイチゴは一年がかりなんですけど、栽培期間を短縮した品種なんです」
春「味の課題はあるみたいですけどね」
春「それでも育てるのは大変です」
春「でも狩り取るのは一瞬」
春「なんだってそうです。壊れるものは簡単に壊れます」
杏「……春」
春「何かな、杏ちゃん」
杏「春ならもっと……こんな、全部を敵に回すようなことしなくたって」
杏「もっとうまくできたでしょ。リーダーも傷付けるようなことしなくたって」
杏「どうして、こんなやり方選んだの?」
杏「ずっと、訊きたかった……」
春「…………」
春「目の前で、少しずつ崩れていくの」
春「それは小さな綻びかもしれないけど、確実にあって」
春「それが心を蝕んでいくの」
春「だったらいっそ、自分の手で思うがままに全部を壊してしまいたい」
春「それってそんなに、おかしな気持ちかな?」
杏「…………」
川上「…………」
春「私ずっと、暗い気持ちがあった。みんなもきっと持ってると思う」
春「不安や嫉妬、劣等感や恐怖、不信や――痛み」
春「どうも、私の本質――ペルソナは」
春「そういう感情と、相性がいいみたい。だってわかっちゃうんだ」
春「どういう風に振舞えば、その暗い感情を刺激できて、壊れていくのを加速させるのか」
春「そして上手く刺激して加速させて、『裏切り』を演出できたら」
春「ゾクゾクするの。自分でも怖くなるくらい」
473 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 20:23:10.90 ID:vNLhMSh40
杏「……春……」
春「こっちが私の本質なんだよ、杏ちゃん」
春「結局、それだけの話」
杏「違う! 春はそんなんじゃない!」
春「今はそうかもしれない。躊躇や恐怖があるのも本当だから」
春「それを消すための、先生という生贄なんだから」
川上「……そう」
川上「私は奥村さんを深く知ってるわけじゃない。ぶっちゃけ、こういう場面でしか話したことないしね」
川上「でも……悔しいなあ」
川上「どうしてこう私の周りの問題児は、自分で抱え込んじゃうんだろうね」
春「…………」
春「じゃあ。さよなら、先生」
(春の指がスマホをタッチする――!)
杏「春――!」
川上「…………」
春「…………」
春「?」
春「画面が、変わらない……?」
??「っぶねー、ギリ間に合ったっぽい?」
杏「竜司!?」
竜司「下ではモルガナが走り回ったのを見たやつらで結構騒ぎになってるぞ」
真「その騒ぎのおかげで竜司がモルガナ見つけたんだけどね」
モルガナ「ワガハイが竜司を見つけたんだ!」
川上「!? ……??」
春「……双葉ちゃんか」
竜司「なんかよくわかんねえけど、春が学校にメールや電話しようとしても無駄だって伝えろってよ」
春「双葉ちゃんが見張ってるんじゃ無理だろうね。でも2、3日延ばしただけだよ?」
春「あまりしたい方法ではないけど、メールや電話じゃなくても人を使えばいいだけだから」
真「かもね。でも、効率が下がったのは確かでしょ」
春「…………」
春「マコちゃん、雰囲気変わったね。舞台に上がる気になったのかな?」
真「……何も変わってないけど」
春「そう? ならいいけど」
春「私のルートは変わらない」
春「効率が悪くなったなら、他のところに手を付けるだけだから」
春「じゃあね、みんな。先生も、また」
(春が屋上から去っていった……)
474 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 20:23:53.66 ID:vNLhMSh40
竜司「…………」
ゴン!
竜司「うぇ!? 川上、大丈夫か?」
(川上が給水塔の壁にもたれかかった際に頭を打ったようだ)
川上「ちょ、ちょっと、緊張が……途切れて……」
川上「きょ、今日で教師生命終わると思ってたから……」
真「ちょっとは延びると思います。先生に手間をかけるよりやらないといけないことも多いはずなので……」
杏「モルガナが考えてくれたの?」
モルガナ「メール送られてからじゃさすがにヤバいって思ってな」
モルガナ「その、杏殿は突っ走りそうになっていたし、ワガハイじゃスマホは打てん」
モルガナ「竜司か真を探していたら少し手間取った」
モルガナ「ワガハイが探す時間より双葉のハッキングの方が早かった。流石だな」
川上「聞いてはいたけど、本当にこの猫喋ってるんだ?」
川上「にゃあにゃあとしか聞こえない。ありがとうって言いたいんだけど」
杏「伝わっています。大丈夫です」
川上「なんか高巻さんに敬語使われると不思議な気分」
竜司「確かに」
杏「竜司!」
竜司「俺だけかよ!」
真「でも、春の言うとおり、数日延びただけ」
竜司「その数日の間に何とかすりゃいいんだろ?」
竜司「春も限界っぽいしな」
真「え?」
杏「えっと」
竜司「多分春、殆ど何も食ってねえし寝てねえと思うぜ」
竜司「お前らの前じゃ澄ましてるけどよ、今の階段下りる時にちらっと春の顔見たら」
竜司「むしろ今よく立ってられんなってレベルのふらふらさだったぞ」
竜司「……あれ見たら何も言えねえわ……」
竜司「昼飯なし水補給なしのトレーニングとか昔やらされてたからな、わかんだよ」
竜司「あれ逆に食えなくなるんだよな」
真「……竜司にもわかるぐらい憔悴してるのに」
竜司「おい」
杏「私、全然気づかなかった……」
川上「まあ、私達には一番見せたくないんだろうしね」
川上「とりあえず、今はありがとね」
川上「高巻さんが庇ってくれた時、嬉しかった」
杏「あ、いえ……」
杏「……春、引き戻さないと何にもならないし」
川上「だね。あれは……ダメ」
モルガナ「…………」
475 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 20:26:16.28 ID:vNLhMSh40
放課後
モルガナ「さて、と」
モルガナ「これからどうする? まだこのこと話してない奴もいるよな?」
どうしようか……
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
>>477
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 20:31:51.05 ID:gS0TINAE0
8
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 20:36:17.63 ID:HiQAvC+g0
8
478 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 20:38:46.34 ID:vNLhMSh40
モルガナ「大宅か……確かまだ話してなかったな」
大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
モルガナ「大宅に春のことを話すか?」
1、話す
2、止めておく
>>480
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/28(火) 20:38:52.37 ID:EOuR0NCg0
8
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/28(火) 20:40:10.79 ID:EOuR0NCg0
1
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 20:53:38.58 ID:gS0TINAE0
1
482 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 21:02:23.49 ID:vNLhMSh40
モルガナ「まだスケジュールは入れられるんだが」
モルガナ「確か、大宅で最後だったな?」
モルガナ「スケジュールは空けておいた方がいいだろう」
モルガナ「いろいろとありそうだしな」
《新宿・バーにゅぅカマー》
大宅「おおっす」
大宅「なーんか深刻そうな顔して。どした?」
(春のこと、一連の流れを話した……)
大宅「…………」
大宅「前さ、一回釘刺したじゃん?」
大宅「全然効果なかったわけ?」
大宅−★1つ
大宅「うーん、まあ今それ言っても仕方ないか」
大宅「状況切羽詰ってるみたいだし」
大宅「よし、ここはちょっとジャーナリストのフットワークの軽さ見せますか!」
大宅「とは言っても明日以降になるかも……ちょっとそこらへんうろちょろしてていいよ」
ララ「してらっしゃい。若い子が昼間っからこんなとこに出歩くんじゃないの」
(半ば強引に追い出された……)
《新宿・路上》
モルガナ「大宅、何する気だろうな?」
モルガナ「大宅に考えがあるなら、まあ待つしかないか」
モルガナ「今日は千早いないな……ん?」
春「あ」
…………、
(気まずいが、春は気にしてないようだ)
(気にしてない振りなのかもしれないが、自分にはわからない)
春「ねえ、よかったら一緒にお話ししない?」
春「お互いここまで来ちゃったのに空振りしちゃったみたいだしね。どう?」
モルガナ(……どうする?)
1、誘いに乗る
2、断る
>>484
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 21:04:17.42 ID:gS0TINAE0
1
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 21:12:49.58 ID:f5ePDMmSO
1
485 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 21:19:07.06 ID:vNLhMSh40
今日はここまでにします。べっきぃ首の皮ギリギリ一枚で繋がりました。
春ちゃんに質問タイムができたので、訊きたいことがあればどうぞどうぞ(隙間ができてしまったともいう)
この屋上の場面を想像すると、ずっと春の目にハイライトがないんです。大丈夫でしょうか。
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/28(火) 21:39:59.93 ID:HiQAvC+g0
乙です。春が順調に病んでますね。
ジョーカーのこと本気で好きなのかって聞いたら血を見るかな?
487 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/28(火) 21:51:09.91 ID:vNLhMSh40
質問はあればあるほど嬉しいです。出来る限り拾うつもりです。
ジョーカーになって春ちゃんとお話してみよう!
ちょっと2、3日来れないかもなので。暇潰しに考えていただければ嬉しいです。
488 :
◆86inwKqtElvs
[sage saga]:2017/03/01(水) 18:04:58.45 ID:9mD/nxMe0
|ω・)チラッ ないならこちらで考えるのですが、できれば意見があった方が助かります
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 01:00:30.63 ID:uq/+ffv+o
おっぱいは何カップなのか聞いてほしいですね
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 01:30:43.51 ID:SFRqunek0
乙です
昨日の晩御飯は何だった?とか
自分と勝負するなら(チェスとか囲碁とか将棋とかマリカとかの健全なゲームで)何で勝負したい?とか
ジョーカーのどこが好き?とか
好きな"大人"っている?とか…?
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 22:27:25.42 ID:LMKsw0mD0
乙です
オクムラフーズの近況と、フィアンセ(名前あったっけ?)との婚約破棄が無事決着したか聞きたいです。
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/04(土) 00:13:51.03 ID:QKqCZTo80
生きてますか?
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/04(土) 12:13:28.22 ID:pN8V9TlCo
ん?
494 :
◆86inwKqtElvs
[sage saga]:2017/03/04(土) 20:13:06.80 ID:pJUnTKlt0
すみません、なんかPCの調子が悪くてネットにアクセスできなくなってます
書いてはいるんですが。今はスマホから
ちょっとしばらく時間かかるかもしれません。生きてますので近いうちに更新します。申し訳ありません
495 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/05(日) 12:08:06.72 ID:28xaxXRk0
(春の誘いに乗ることにした)
(色々話したいことはたくさんある……)
春「新宿ってあまり詳しくないんだ。どこのお店がいいとか知ってる?」
モルガナ「まあ適当に入ろうぜ。お互いに空振りってことは、千早に用があったのか?」
春「うん。占ってもらおうかって思ったんだけどね。今日はいなかったな」
モルガナ「何を占ってもらうつもりだったんだ?」
春「お昼、川上先生を呼んだのは、御船さんの占いがあったからだよ」
モルガナ「……キツイ事するな」
春「そうだね。でも、結果は上手くいかなかったな」
春「評判ほどの人じゃないってこと?」
モルガナ「それはない。千早は何か言ったのか?」
春「出てきたとおりのことを言ってる、みたいな感じだった」
春「内容を偽ってる感じじゃなかったかな」
モルガナ「じゃあ解釈が違うんだろう」
モルガナ「千早は出たカードの意味をちゃんと考えてくれる」
モルガナ「それを考えなかったのは」
春「私に対するせめてものあてつけってことかな」
春「……なるほどね」
(春が何を考えているのか、どう感じているのかは傍目からではわからない)
(竜司は今にも倒れそうだといっていたが、自分の前ではそんな素振りは全く見せない)
モルガナ「とりあえず入ろうぜ」
《ファミレス》
(結局何の変哲もないファミレスに入った)
春「新宿って渋谷とはまた雰囲気ちがうね。もっと怖いのかなって漠然と思ってたけど」
春「ま、今更かな。世界の危機を救ったんだもんね」
(どこか他人事のように聞こえるのは気のせいだろうか)
春「お話ししよ。といっても、何がいいかな」
496 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/05(日) 12:09:38.30 ID:28xaxXRk0
――昨日の晩御飯何だった?
春「昨日? ……そういえば食べてないかも」
春「君のこと考えるとそれだけで幸せになるから、かな」
――……何か食べたら?
春「……急に食べたらお腹がびっくりしちゃうと思う」
――じゃあスープバーでも頼むか?
春「……うん。ありがとう」
春「本当はダイエットしたいな、って考えてるんだけどね」
――そういうの、気にしてるのか?
春「やっぱり、可愛くなりたいもん」
春「胸、大きすぎても嫌だなって思うし」
――春って何カップ?
春「…………」
春「君が私の隣にいてくれるって言ったって、それは教えてあげないよ」
春「女の子の秘密はね、教えないものなんだよ」
――そういうものか?
春「じゃないと知りたいって思ってくれないでしょ?」
――…………、
――会社の方はどう?
春「会社? 高倉さんや信頼できる人に全部任せてるから」
春「私が言わないといけないことは全部言ったよ。君のおかげ」
――婚約者は大丈夫なのか?
春「それも大丈夫」
春「あの人は玩具に執着しないと思うし」
春「手に入れるのが面倒だと思ったら、簡単な方に切り替えるよ」
春「……下らないね」
春「あの人も、あの程度の男に振り回されていた半年前の私も」
春「…………」
497 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/05(日) 12:10:17.60 ID:28xaxXRk0
――でも好きな大人も、いるだろ?
春「好きな大人……難しい訊くね」
春「どうなんだろ。おじ様や冴さんみたいな人はカッコいいなと思うけど」
春「そう、“それだけ”じゃない人もいるって、君たちと出会って知ったけど」
春「上辺だけ取り繕う人も、やっぱり多いから」
春「そういうのは、やっぱり嫌い」
春「そっちのほうが、摩擦は少ないってわかっていてもね」
――…………、
春「何か、思い当たることでもあるの?」
――分かっていて聞き返すな
春「ごめんね、意地悪だったね」
春「でもこうやって私が君を困らせるのも、結構楽しいな、なんて」
――弄ぶのが楽しいとかか?
春「弄ぶって言ったら、言葉が悪いよ」
春「えっとね…………」
春「……そうかもしれない」
――…………、
――俺の事、本気で好きなのか?
春「――じゃないとこんなことはしない」
春「君であっても、私の気持ちを侮辱することは許さない」
――……、変な話しだけど、どこが好きなんだ?
春「どこ、うーん、具体的にどうこうじゃなくて」
春「……気付いたら、君のことを考えてる」
春「一目惚れ、なのかな……」
498 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/05(日) 12:10:48.57 ID:28xaxXRk0
――……、一段落したら何か遊ばないか?
春「今ここで一段落という訳にはいかないの?」
――それはまだできない
春「そう。早くした方がいいよ」
春「遊ぶ……」
――好きなゲームとかは?
春「ゲーム、私よくわからないな」
春「あ、でも」
春「スマホアプリとかである、脱出ゲームが好き」
春「結構解くの好きなんだよ」
春「一回ね、リアル脱出ゲームってやってみたいな」
春「もし、本当に君と一緒に閉じ込められた時は、大丈夫、安心して!」
春「制限時間とかあるやつもあるけど」
春「大丈夫、モナちゃんが三味線にされちゃう前に助けてあげる!」
モルガナ「ちょっと待てそれはどういう設定のゲームだ!?」
ブブ、ブブ、
大宅『よー、思ったよりスムーズにいったわー』
大宅『という訳で、今すぐララちゃんのとこに戻ってきて』
春「……まだ私を受け入れてくれないんだね」
春「まだ、足りないのかな?」
(先ほどと比べて明らかに春の目が冷たい)
(誰からの連絡かは見ていないはずだが、女の勘というものだろうか)
モルガナ「近いうちにわかるさ」
春「そう。近いうち、だね」
(春が席を立った)
(春がタクシーを拾って帰っていくのを確認して、バーに戻る)
499 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/05(日) 12:12:04.75 ID:28xaxXRk0
今回の投下はここまで。
ちょっとペースが遅いですね、申し訳ないのです。
次の更新は今日の夜また投下できるかな、明日かな、という感じです。がんばります。
500 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/05(日) 21:51:01.13 ID:lO/mx4Izo
本当にカップのサイズ聞いてくれたのか……
ありがとうありがとう
次回も楽しみにしてるよ
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/05(日) 22:12:36.49 ID:0lk1BwKH0
脱出ゲームは春が仕掛ける側だろうなあ、理不尽難易度で
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/06(月) 10:17:16.33 ID:GG3wDklE0
更新したのか良かった
今までほぼ毎日通ってた楽しかったよ
年度末でしばらく来られないの残念
決戦参加したかった
503 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/07(火) 19:36:54.21 ID:xeQ1FaFu0
《新宿・バーにゅぅカマー》
(中に入るが、カウンターに大宅の姿はない……)
ララ「奥の部屋よ。あ、悪いけどこれ持っていって」
(ウイスキーと氷を渡された)
モルガナ(大宅が飲むのか? 1人がボトル飲むのって普通なのか?)
(よくわからないまま奥の部屋に入る)
??「らあ! よく来たな問題児! 正座! 反省の姿を見せろ!」
!?
??「あの、落ち着いてください……」
??「放っておきなさい。目を合わせない方がいい」
??「寂しいこと言ったらめー、ですよー。寂しいと死んじゃうんですよ?」
??「ウサギも人も死なないんだけどね」
モルガナ(何だこのカオスは……!?)
大宅「おー」
大宅「とりあえず呼びかけたらみんな来てくれた。ま、こういうのは情報共有した方がいいと思ってさ」
(大宅の他に川上、一二三、武見、千早がいる……!)
大宅「連絡先はさ、一応全員知ってたの。ま、ジャーナリストって人脈命なとこあるしさ」
武見「ジャーナリスト、ねえ」
大宅「何?」
武見「別に。他人のことに良くそんな興味持てるなって感心してるだけ」
大宅「カッコつけて。孤高気取ってる自分カッコいいとか今時流行んないって」
武見「は?」
川上「お前らもか! お前らも問題児なのか!」
大宅「いやアンタの生徒じゃないし」
川上「いいや問題児ばっかだ、喧嘩するやつみんな問題児!」
(持ってきたウイスキーをひったくってロックで飲み干してしまった)
千早「そうだー! 喧嘩は、ダメなんです!」
千早「えっと、えっと、ダメだからダメなんです!」
川上「大体私は普通の人生がよかったのに……」
川上「お前が転校してきてから破天荒すぎる人生になっただろうがぁ!」
モルガナ(来る前からメイドやってなかったか?)
川上「問題児、正座! 謝れ! 主にここにいる全員!」
(逆らうのが怖くて正座した)
千早「そうだそうだ! 運命がみんな、変わった人ばっかり!」
千早「面白いですねー」
川上「面白いですますなー!!」
(収拾がつかない……)
504 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/07(火) 19:37:35.43 ID:xeQ1FaFu0
一二三「えっと……」
一二三「私一番最後だったんですけど、皆さんお酒入ってて、よくわからなくて」
大宅「いや、お酒つっても占い師さんはノンアルのはずなんだけどね」
武見「場酔いでしょ。雰囲気で酔っぱらってる」
武見「そっちの先生は完全に酔っぱらってるけど」
一二三「あの、この調子じゃ何も話進まないと思うんですけど」
大宅「先生がさ、だいぶ荒れちゃったんだよね」
モルガナ(春に辞表書かされてるしな……)
武見「お酒は静かに呑んでこそだと思うんだけどね」
大宅「まあやけっぱちになりたい時ってのはあるある」
川上「大体私を怪盗団専属の何かと勘違いしてるのか?」
川上「私は専属の教師でもメイドでもないの、私にも仕事や人生がちゃんとあるのわかってる?」
川上「同級生からは結婚出産のハガキ届くし親からは結婚しないのって催促されて挙句の果てにはこの間見合いまで」
武見「無視すりゃいいじゃない」
大宅「いや周りのプレッシャーってあるって実際」
千早「哀しいです、人生は結婚のためにあるんじゃないのに」
川上「でっしょ!? でしょでしょでしょ!?」
川上「ああこれ言ったら重い女って思われるのが嫌で絶対言わないでおこうって思ってそしたらこいつが問題児すぎてだあああ!!」
千早「そうだそうだそうだぞー! 問題は、イケないことなんです!」
一二三「あの……」
一二三「えっと……」
一二三「これ、どうしたらいいんでしょう」
武見「付き合いきれない、とりあえず千早だけでも何とかするから」
武見「そっちの先生にはもうアルコール飲ませないで、水飲ませてて」
千早「ぎゃあ、武見さんに誘拐されるぅー」
大宅「されといでー」
(強引に千早を連れて武見は出て行った)
505 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/07(火) 19:38:05.41 ID:xeQ1FaFu0
一二三「とりあえず先生、お水飲みませんか?」
川上「もうさ、君たちと違ってさ、私の年になると結婚とか次のチャンスないなとかそういうのやっぱ考えないといけないわけで」
川上「あなたもね、絶対私のようになってはいけない、なるなら手に職持って」
一二三「一応棋士やってるんですけど、というかそちらも先生ですよね?」
川上「それも辞めるかもしんないどうしよう私泣いてもいい? ってか泣く」
川上「ひっく、ひっく……」
モルガナ(本当に泣き始めたよ……)
一二三「えっと、川上先生……」
大宅「よっぽど鬱憤溜まってるね、こりゃ」
(武見が千早を連れて戻ってきた)
大宅「うわびしょびしょじゃん!」
千早「……お手洗いで水を頭からかけられました」
千早「目は覚めました。皆さん申し訳ありません……」
一二三「あの、そのままだと風邪ひきませんか?」
川上「おいでおいでー、拭いてあげる」
武見「近付いたらダメ」
川上「過保護よくない! おいでおいで」
千早「え? えっと」
(ララが心配してタオルを持ってきてくれたのを川上が奪い取る)
川上「拭いてあげるー、よしよし」
千早「わ、わ? うわ?」
一二三「なんか頭を拭きはじめましたけど」
大宅「雨で濡れた野良猫拭いてるみたいな感じ?」
武見「千早、しばらくそうされていて」
千早「えー……」
川上「〜〜♪」
モルガナ(しばらく千早は川上の玩具か)
モルガナ(櫛まで取り出し始めたぞ。酔い醒めるまでほっとくか)
506 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/07(火) 19:43:26.66 ID:xeQ1FaFu0
安価もストーリーも進んでないですけど、あまりに更新しないのもあれなので息抜きタイムです。別の意味で修羅場かもしれないですけど
アダルトチームはお酒入った方が面白いと思います。ひふみんがかわいそうですけどまあ仕方ない。
べっきぃはこの時だけ悪酔いというか絡み酒っぽくなってますけど、普段はもっと自制して飲める人じゃないかと思ってます。
タイミングが超絶悪かったのではないかと。ありませんかね、そういうの。
次回から謎解き解説ターンですが、殆ど絡みなかったメンバーなので結構化学反応が激しいです。
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/08(水) 02:10:16.78 ID:1H2YLkWA0
>>1
は忙しいのか?
自分は待つから
>>1
のストーリー書いていいんやで
508 :
◆86inwKqtElvs
[sage saga]:2017/03/08(水) 18:16:31.86 ID:H7a11oEN0
時間はあるんですが、咳が止まらなくて家族にPC 触ると怒られる状態です。
ここまで風邪こじらすとは思ってなかったのです。今日は更新休みます、申し訳ありません。
答え早く書いて一人を選べる状態にしたいです。がんばります。お言葉ありがたいのです。
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/08(水) 18:47:06.26 ID:EIFErOHI0
川上はしょうがないよ
そりゃ荒れるよ
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/08(水) 19:01:52.65 ID:QHgPW8E20
大丈夫か? 長引いてるみたいだけど
早「ぎゃあ、武見さんに誘拐されるぅー」
大宅「されといでー」
なんか好きだ、アダルトチームは酒入ってこそには、同意
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/08(水) 19:18:57.76 ID:EIFErOHI0
お大事に!
きっとそれ武見内科で診てもらったら特殊な感染症って言われるやつだろ?
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/09(木) 00:01:35.20 ID:BFE0b8eF0
気づいたら毎日覗きにきてしまう
お大事にな、暖かくしてな
513 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/09(木) 20:43:56.71 ID:PEyrVq6L0
大宅「で、やっと本題なんだけどさ」
大宅「こっち三人、直接はやりあったことないんだよね」
一二三「私も伝聞ですね」
武見「直接やりあった結果が辞表まで書かされてあのざまでしょ」
川上「〜〜♪」
千早「痛いです! 髪引っ張らないでください!」
一二三「あの占い師さんも、その奥村さんとは会ったことはあるんですか?」
(一二三の疑問に頷く)
武見「千早の場合は自分から首突っ込んだんだけどね」
千早「だって、破滅の運命が出てて、それが私たちにも波及していましたし……」
武見「千早がそう言うんならそうなんだろうけど」
一二三「……、占い、信じるんですか? あの、意外です」
一二三「リアリストだと勝手ながら思っていたので」
武見「千早以外の占いは信じる気にはならないけどね」
大宅「御船千早といったら占い界では有名だからね」
千早「いえ、まだまだ修行中の身なので」
一二三「はあ……」
(一二三はあまりピンと来てないようだ)
モルガナ(実際に占われないとわからないだろうな、あれは)
川上「占い師だったら、ひっく、なんとかできないのー?」
千早「あの、私そんなに万能じゃないので……」
千早「これでも占い師の本分を超えて、かなり動いた方なんです」
千早「ただ自らが破滅を求めているとなると、ちょっと私の経験が足りなくて……」
大宅「それで見捨てられなくなったコイツは絶対に自分を選ぶ」
大宅「で、それまで私たちの色々をぶっ壊す、と」
大宅「そういうわけにもいかないんだわ」
一二三「同感です」
一二三「盤面をひっくり返すような行為を許すわけにはいきません」
武見「私は割とどうでもいいけど」
大宅「冷めてるなー、こっちの先生は」
一二三「理由は?」
武見「世間知らずのお嬢様がヒステリー起こしたところでタカが知れてるから」
武見「放っておけばいい。自滅しようが知ったこっちゃない」
514 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/09(木) 20:45:20.00 ID:PEyrVq6L0
川上「ないね、それはないね」
川上「少なくとも世間知らずのお嬢様だけではないね、絶対ない」
武見「まあ、怪盗団のメンバーなんて突拍子もないことは認めるけど」
千早「自滅で終わらないのも問題なんです」
千早「武見さんの認識は甘いです」
武見「わかってるよ」
千早「え?」
武見「…………」
武見「佐倉双葉のあの状態を見て、表情を変えなかったっていうのが本当の話なら」
武見「色々とヤバい子なのはわかる」
武見「あれを診てなかったら今私はここにいない」
モルガナ(……そっか、武見は双葉がパニくったのを診てくれてたな)
大宅「……とりあえず、全員危機意識は共有してるってことでオッケー?」
武見「千早、占いできないの?」
一二三「占い頼りでいいんですか……?」
千早「同じことを同じように占っても、同じ結果が出るだけです」
千早「なにか、とっかかりがあればいいんですけど」
一二三「川上先生は……」
川上「……zzz」
大宅「うわ、寝てるし」
千早「あの、川上先生! 起きてください!」
川上「はっ!? い、イチゴが、イチゴが潰されたと思ったら私の手だった!?」
千早「あの、川上先生が一番彼女について詳しいと思うんですけど」
川上「……うーん?」
川上「あー、無理無理無理」
川上「私あの子苦手なの、最初に脅された時からそう」
川上「二月のねー、あれいつだっけ?」
川上「まだその時は呵責があったみたいだけどねー」
川上「宣戦布告してから全部心の中に押し込めてやんの」
千早「……仮面」
千早「…………」
武見「なんか思い当たることが?」
千早「……いえ、こっちのワードは多分私たちじゃ無理かと」
千早「仲間だった皆さんで考えた方がいいと思います」
千早「分からないことが多すぎるので」
515 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/09(木) 20:47:04.56 ID:PEyrVq6L0
大宅「こっち、ってことは、まだなんか占いに出たの?」
千早「彼の周囲全員に出たワードなんですが」
千早「『問いは問いのままでは解けない』」
大宅「なんじゃそりゃ?」
一二三「問いってなんですか?」
千早「うーん……考えてるんですけど」
武見「酔っ払い教師は何か心当たりないの?」
川上「…………」
川上「二択迫られた……」
一二三「二択ですか?」
川上「……えっと、まだあの子がこんな派手なことしでかす前ね」
川上「…………」
川上「吐きそう……」
千早「大丈夫ですか!?」
一二三「あの、お手洗い行きます?」
川上「…………、大丈夫、呑みこむ。勿体ないし……」
川上「そこの記者のおごりっていうから……」
大宅「……言ったっけ?」
武見「ごちそうさま」
大宅「取材費で落とすわ」
川上「……、『彼とそれと同じくらい大事なモノがあったらどっちをとる?』みたいなこと訊かれた」
川上「私の場合は教師という仕事で、怪盗団メンバーだと友情とかそういうのだと思う……」
川上「そういえば」
川上「目の前で少しずつ崩れていくのが見えるって言ってたっけ……」
川上「それが心を蝕む、って」
川上「それならいっそのこと自分の手で」
川上「そう言ってたな……」
全員「…………」
大宅「あー、少し考え方変えて、もしその子が何もしなかったらどうなってたかって考えてみる?」
大宅「どうなってただろうね?」
武見「…………」
一二三「どうあっても、わだかまりは残ったと思います」
一二三「他の人が想いを寄せていること、知ってしまったわけですし」
モルガナ(耳に痛いな)
516 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/09(木) 20:48:03.16 ID:PEyrVq6L0
千早「そう、ですね」
千早「春さんは人の気持ちや流れに敏い方ですから」
千早「無視できなかったのかもしれません」
大宅「……それ解く方法探せってこと?」
(全員の目がこちらに向いた)
全員「…………」
千早「あの、すみません……」
武見「千早が謝る必要はない、全くないから」
一二三「…………」
一二三「それはあくまで奥村さんの見解であって、私たちもその考え方である必要はないんじゃないかと思います」
大宅「確かに。こんだけ暴走してる子の考えに付き合う必要はないよね」
川上「え……!?」
川上「…………」
川上「な、なるほど」
千早「確かにそういう見方は存在しますが……」
千早「……直接会ってないからこそ、そういう見方ができるのかもしれません」
千早「会ったら彼女の間違った覚悟で、問いが捻じ曲げられたでしょう」
千早「盲点でした……占い師ならいろんな角度から考えないといけないのに」
千早「解釈が間違っているからこそ、破滅の運命しかないと信じ切っているのに……」
武見「でもそんなに遠い間違いでもないでしょ」
武見「だからこそ深い関係の子たちはものすごく悩んでるんだし」
武見「一面は突いていると思う」
一二三「必要なのは、別の側面から考えること、ですか……」
一二三「……あの、申し訳ありません」
一二三「そろそろ帰らないと、家族が心配するので」
一二三「少し、一人で考えたいこともあるので……」
武見「私ももういい?」
千早「そう、ですね」
大宅「そっちの先生は大丈夫?」
川上「酔いは醒めた……ご心配なく」
大宅「まあ、今日ですぐなんとかなるとは思ってないけどね」
(これで解散となった……)
517 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/09(木) 20:50:17.60 ID:PEyrVq6L0
『!!モルガナTALK!!』
モルガナ「さすがに疲れたな」
モルガナ「でも、考えるとっかかりはできたはずだ」
モルガナ「確かにみんなどこかで見て見ぬふりをしてたことを、春は突きつけた。けどそれは完全じゃない」
モルガナ「明日、メンバー集合して、一緒に考えようぜ」
(相談をしたいとメンバーに集合をかけた)
(そろそろこちらのルートは見えてきたように思う)
モルガナ「だな!」
モルガナ「…………」
モルガナ「お前は大丈夫か?」
モルガナ「多分、明日みんなと話しあったら、そのまま春の説得に入ると思う」
モルガナ「もうお前が帰るまで時間がないからな」
モルガナ「ただ、ここまで来ている以上、間違っていようがもう引き返せないところまで来ているかもしれない」
モルガナ「そうであってもやるしかないさ。けどな」
モルガナ「完全に決まってしまう前に、誰かと話して落ち着くのも大事じゃないかと思うぜ」
…………、
誰かに電話してみようか……
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
0、誰とも話さない
>>519
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/09(木) 22:26:40.50 ID:vZ9x4xqr0
4を敢えて選んでみる
作者が好きに書いてくれていいんだけど、このどれ選ぼうかって考えるのがやっぱりいいな
519 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/09(木) 23:50:44.91 ID:dHTvdAMp0
6
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/10(金) 05:56:48.19 ID:7h7WDrlQ0
スナイパー生きとったんかワレェ!?
521 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/10(金) 19:27:14.26 ID:I60WiUAa0
(武見にかけてみよう……)
プルルルル……プルルルル……
武見『もしもし?』
(武見の声はいつも通りに聞こえる)
武見『夜更かしは身体に悪いよ』
武見『何か用事?』
(…………)
(特に用があるわけではないのだが……)
武見『…………』
武見『厄介なモルモット君を好きになったものだよ、まったく』
武見『正直、私はあまり春って子に関して何かをすることにあまり積極的じゃない』
武見『理由はあまり自分でもわからないけど』
武見『本人が決めたことに、とやかく言いたくないのが大きいのかな』
武見『好きな子の為になんだってするってのはね』
武見『私もね、割とやっちゃうと思う』
武見『私の場合は、そんな破滅的な行動じゃないし、なんだかんだで分別ついてきちゃったけどね』
武見『私ってそういうタイプなんだよ、意外とね』
武見『じゃなきゃ、個人医院で一人で設備もないのに薬を研究なんかしないでしょ』
武見『その子きっと、君か自分の命どっちかを選べって言われたら』
武見『君を選ぶでしょ。間違いなく』
武見『話聞いてるとね』
武見『その子は君のことを手に入れたいっていうより』
武見『君の築き上げてきたものが壊れるのが耐えられない』
武見『そう感じるんだよね』
…………、
そうなのだろうか?
そうかもしれない……
武見『病魔の浸食に対してどう反応するかは人それぞれだけど』
武見『私は見て見ぬふりという選択肢以外は、できるだけ肯定したい』
武見『自分の手でとどめを刺したいっていうのは、見て見ぬふりよりはましだと思う』
武見『ま、比較したら本当に少しだけってレベルね』
武見『薬がないなら、その選択も仕方ないって思う』
武見『薬がないならね……』
武見『…………』
522 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/10(金) 19:28:03.09 ID:I60WiUAa0
武見『みんなそうだと思うけど』
武見『どっか不安なんだよ、君のこと』
武見『急にいなくなったり、戻ってきたと思ったらあのざまだし』
武見『掻き乱しすぎなんだよ、君は』
武見『他の女にもね、そっちに行くんじゃないかとか』
武見『そういう時、他の女に黒い感情を抱いても』
武見『まあ仕方ないでしょ?』
武見『…………』
武見『あるよやっぱり。嫉妬とかそういう感情は』
武見『そういうの、見せるのカッコ悪いから、隠したかったんだけどね』
武見『だって、君が私を助けたように、他の女も君に助けてもらってて』
武見『他の女を否定するって、君がその女を助けたことも否定することになる』
武見『だから、嫌だった』
武見『嫌なんだよ、そういう感情を持たされるのは』
武見『…………』
武見『もう夜更かしの時間はおしまいだよ、モルモット君』
武見『私より声聞く必要ある子がいる気がするけど』
武見『今は病魔を取り除くことを優先しなさい』
武見『それじゃ、お大事に』
(電話が切れた……)
モルガナ「話せたか?」
モルガナ「今日はもう寝ようぜ。明日はメンバーで相談だからな」
高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆
新島真
★★★★☆☆☆☆☆☆
佐倉双葉
★★★★☆☆☆☆☆☆
奥村春
※※※※※※※※※※
御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆
武見妙
★★★★★★★★☆☆
川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆
大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆
523 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/10(金) 19:43:02.19 ID:I60WiUAa0
作中では明日がいよいよ。そして現実の時間に追いついてしまいました。
武見スナイパー強い。武見先生は春もですが、千早とか、自分から行動に起こせる人はどういう行為でもある意味羨ましいのかもしれないなって。
武見先生は自分から行動に起こせるほど自分の力を過信してないと思うのです。
べっきぃも若干そのきらいがありますが、そのあたりの共通するっていうのはやはり医者や教師という人を預かる立場の大人だからですかね。
踏み込めない領域があることを知っているというか。べっきぃは頼ってくれるように動いてはいるのですが、それは武見先生より近い位置にいたからだと思います、はい。
千早はね、動かなかったら〜が視えますからね。本当にチートですね。
短い更新でしたが今日はこれにて失礼します。ではでは
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/10(金) 20:12:53.11 ID:0b2vr4bH0
武見もべっきぃも患者や生徒に対しては動くが、そうでないなら動いてはいけないみたいな呪縛があるってことかな
助けを求められるまで助ける行動に移せないみたいな。
そう考えるとべっきぃはやっぱり春に対しても頑張ってたよなあ。
春と女としてもやりあってたのは春の人格認めてたってことだし
春もいい大人でいい先生でいい女性だみたいなこといってたし。三回攻撃かわしただけはある。辞表書かされたけど
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/10(金) 21:02:50.42 ID:cDsu7rSN0
この武見妙は本当に凄いな
自分なんかって言うところとか武見らしい
それにしても川上と武見ならお手の物になってきたんじゃないのか
>>1
は
526 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:01:54.01 ID:Wrun8Jiv0
3月11日(土) 昼
《自室》
(メンバー全員に声をかけたのだが……)
モルガナ「祐介はどうした?」
真「ごめん、私の判断になったけど」
真「春のところに行ってもらってる」
真「鉢合わせたりしても困るから」
竜司「祐介なら大丈夫だろ、主に空気読まない的な意味で」
杏「竜司も大概だけど、竜司だと挑発乗っちゃいそうだしね」
竜司「もういい、俺を信用してないことは知ってる」
竜司「正直、今の春と話したくないしな……」
双葉「…………」
真「双葉、大丈夫?」
双葉「……うん……」
モルガナ(大丈夫そうには見えないが、そう言ってられる場合じゃない、か)
杏「それでさ」
杏「結局のところ、今の春を説得する方法なんてあるの?」
モルガナ「パレスの攻略と一緒さ。歪みには核、オタカラがある」
モルガナ「今の春がまともじゃないのはわかってるだろ?」
モルガナ「ヒントは出揃ってるはずだ」
竜司「なんでそう思うんだ」
モルガナ「ワガハイの勘だ」
竜司「勘かよ!」
真「まあミステリーだと情報が出揃ったかどうかはわかるけど」
真「実際には今ここにある情報だけで考えないといけないんだから」
真「春は二択を迫ってる」
真「私たちは別の解答を示さないといけない」
杏「春が何もしなくてもきっと壊れていた、か」
杏「そうかもね……」
双葉「…………」
双葉「春は私たちが別の解答を見せたとして」
双葉「それで納得してくれるのか?」
モルガナ「そこだ」
527 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:03:03.49 ID:Wrun8Jiv0
モルガナ「思い込み、仮面、いろんな言葉で言われてきたが」
モルガナ「ワガハイたちの言葉でいうと、春はパレスを作ってる」
モルガナ「それも意図的に、だ。自ら認知を歪めようとしている」
真「意図的に、自分からパレスを作ってる状態……」
真「ならこちらもルートを確保しないといけない」
モルガナ「そうだ」
モルガナ「今のワガハイたちに、異世界に行く方法はない」
モルガナ「だから今の春にこの世界がどんなふうに映っているかはわからない」
モルガナ「パレスの外郭を、ワガハイたちは何としてでも見つけないといけないんだ」
竜司「こうして考えると、異世界ナビは便利だったよな」
竜司「スマホに名前と場所とキーワードを入れればよかったんだからよ」
真「それね」
竜司「へ?」
真「結局やる事って、それなんだと思う」
杏「うん。わかりやすくなったかも」
竜司「そ、そうか?」
双葉「…………」
モルガナ「じゃあどう見つけるかだな」
真「多分、みんなも思ってたんじゃないかと思うけど」
真「春、お父さんの真似してないかな」
杏「それは思った」
竜司「んー、そうなのか?」
双葉「交換と対価」
竜司「あ? なんだ急に」
双葉「『差し出すものが大きければ大きいほど、手に入れるモノの価値は高まると思うの』」
双葉「『犠牲が大きければ大きいほど』」
双葉「『裏切ったモノが大きければ大きいほど』」
双葉「そう言ってた」
双葉「春のお父さんも似たようなこと言ってた」
双葉「正確にはシャドウだけど」
双葉「『損は裏切ってでも取り返せ』とか」
双葉「私たち連れてみせた時、春のお父さんは春が私たちを差し出したと思って喜んでた」
528 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:03:50.47 ID:Wrun8Jiv0
モルガナ「…………」
モルガナ「そう考えると、春は今」
モルガナ「『父親の考えていた理想の娘』を演じているのかもな」
モルガナ「奥村の娘っていうのは、春の中でずっと心の中にあったのかもしれない」
竜司「けどよ、父親のやり方はずっと否定してただろ」
真「……でも、それしかないって思ったら」
真「自分の武器がそれしかないって思ったら、記憶の中の父親のやり方に頼るのかもしれない」
真「嫌でも頼ってしまうのかも」
杏「…………」
モルガナ「杏殿はどう思う?」
杏「……何だろう、上手く言えないけど」
杏「双葉の話聞いて、なるほどって思ったんだけど」
杏「途中からずれた気がした」
杏「春が父親のやり方を演じてるのは、意識的にでしょ?」
真「意識的に歪もうとしてるんだから、そうだと思うけど」
杏「なんだろう、なんでそもそも歪もうとしてるのかなっていうとこになるんだけど」
竜司「ハッキリ言ってくれ、わけわかんねえ」
杏「いや、私もハッキリは分かってないんだけど」
モルガナ「『仮面に合わせた言動をしなければならない』」
モルガナ「まあなんだ、占いではそういう結果が出てた」
モルガナ「つまり、『歪まなければならない』って思い込んでる」
モルガナ「それもかなり根強いらしい」
真「その占いは信じていいのね?」
(ハッキリと頷くと全員その情報を信用してくれた)
真「わかった。じゃあそれでいきましょう」
真「でもそれは、自分の武器がそこにしかないと思い込んでるからじゃないの?」
真「私はそれで結構、納得できてしまうんだけど」
モルガナ「占いの情報だと、『何か過去に現在と似たような経験があった』」
モルガナ「『現実に似ているというのではなく、あくまでも春にとって』……と言ってたな」
杏「……うん、やっぱりなんかどっかでずれてる」
杏「多分、春もわかってない気がする。変だもん、なんか」
真「仮面をかぶるって言うと、怪盗団に入った時、じゃなくて、怪盗に目覚めた時かな」
真「ペルソナに目覚めた時は、あくまでちゃんと意識してなかっただけなんだったっけ」
双葉「うん。そう……」
竜司「それってつまり、父親に反抗するって決めた時だろ?」
竜司「なんかやっぱ変だな。ややこしい」
竜司「嫌っていた父親のやり方真似たりとか、わけわかんねえ」
529 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:04:23.11 ID:Wrun8Jiv0
杏「でもわからなかったら、私たちが答えを示しても春は撥ね退けるんでしょ?」
真「その可能性は高いと思う」
竜司「そもそも、その答えって、考えてるのか?」
杏「考えた」
真「え!?」
双葉「な。なんだ!?」
モルガナ「マジでか!?」
杏「これしかない……と思う」
…………、
真「……確かに、それしかないとは思う」
真「けど……」
双葉「…………」
竜司「……そもそも、いいか?」
竜司「お前らは、春が戻ってきて大丈夫か?」
竜司「結構ひどいこと、言われたりされたりしたんだろ?」
竜司「お前らがそれを許せないなら、無理だろ、その案」
双葉「…………」
真「…………」
杏「…………」
杏「ごめん、女子だけにしてくれない?」
杏「いや、えっと」
杏「ごめん、真、外に出たいかも」
杏「ちょっと外の空気吸いたい」
真「いいけど……」
双葉「……私は……?」
杏「ごめん」
杏「双葉には、見せたくない」
双葉「……、わかった……」
(杏は真を連れてルブランの外に出て行った)
竜司「杏のやつ、大丈夫か……?」
モルガナ「杏殿……」
双葉「…………」
双葉「私……」
双葉「…………」
530 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:05:33.41 ID:Wrun8Jiv0
《ルブランの外》
杏「…………」
真「大丈夫?」
杏「……私の言ってること、すごく……都合がよすぎるとは思う」
真「けど、それしかないと思う」
真「確かに難しいけど、だからこそ諦めてしまったんだと思う」
真「春も、みんなも」
真「だから、一回本当に無理か、確かめてみないといけない」
杏「真は、大丈夫なの?」
真「…………」
真「杏が大丈夫なら、大丈夫」
真「私は特に何もされてない」
真「その価値もなかったんだろうしね」
真「でも、杏は違うでしょ」
真「春からかなり、きついこと言われたり……」
真「見せつけられたり、したんでしょ?」
杏「……っ!」
――春『言ったよね、私たちは彼を巡っての敵同士になってる』
――春『杏ちゃんはそれを否定しようとしてる、私を仲間に連れ戻すことで』
――春『それ、今でも同じこと思える?』
――春『今、杏ちゃんは仲間に対して怒ったんじゃない』
――春『女の子として、私に暗い感情を抱いてる』
杏「――――っ!!」
531 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:07:18.63 ID:Wrun8Jiv0
真「杏!? 大丈夫!?」
杏「…………」
杏「大丈夫……じゃないかも」
杏「わかんない……!」
杏「春のこと、許せないまま終わるのかな」
杏「胸の中のグチャグチャ、消えないっ……!」
杏「どうしてもっ……!!」
真「…………」
真「それでも、あんな答え出せたんだ」
真「杏は凄いね」
杏「違う……っ!」
真「そう。少し違うと思う」
真「無条件に許す必要なんて、あるの?」
真「春は間違ったことをし続けてる。今もずっと」
真「だったらどこかで正さなければならない」
真「それは無条件に許したら、できないと思う」
真「それは杏の出した答えとも、違う」
杏「真……」
真「私は杏の答えに乗る」
真「春の甘い言葉より、杏の……本当にきついけど」
真「そっちの答えに、私は賭ける」
真「一番その答えを出すのが難しいはずの杏が出した答えなんだから」
真「大丈夫」
杏「…………」
杏「ごめん」
真「謝らないで」
杏「……ありがとう」
杏「もう大丈夫。戻る」
真「うん」
真「戻ろう」
532 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:09:20.05 ID:Wrun8Jiv0
《自室》
(二人が戻ってきた……)
モルガナ「杏殿」
竜司「大丈夫そうだな」
杏「バカ竜司に心配されるなんてすごいショック……」
竜司「お前たまには素直になれよ!」
杏「ウソウソ。冗談」
杏「ありがと。心配かけてごめん」
竜司「へっ」
杏「できればその、さっきの答え実現する為に、動きたいんだけど」
杏「身体動かした方が気が楽になるし、あまり時間もないし」
モルガナ「けど、春のパレスの外郭はまだ全部はわかってないぞ」
杏「うん。そうだよね……」
…………、
ヒントはなかっただろうか?
真が折れそうになった時、気付いたことがあったはずだ。
――モルガナ『春はまだそこまで割り切れてないんだよ。心の奥底では、まだ』
ならば無意識に、言動に表れていないだろうか?
何か妙な、曖昧で中途半端な言動がなかっただろうか?
その理由が良心でもなく、意識しての行動でもなく、実は全く別の理由から来る無意識の言動だったとしたら――
キーは誰にある?
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
↓5レスで多いキャラ
533 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/11(土) 20:13:00.97 ID:Wrun8Jiv0
今日はここまでです。あ、安価は↓5レスです。エンド変わるので頑張って考えてみてください。
やっとここまで書けた。やたら伏線貼る癖は自分の悪い癖なんです。
べっきぃや武見先生は、書いてるうちにキャラ掴めたというか。書く量が多かったですから自然とそうなったのかもしれません。
べっきぃはとにかく書きやすかったです。等身大ですしね。スキルは等身大じゃないですけど。
春と祐介の二人の会話もあるのですが、春は今無理してますけど基本どっちもボケなのであんまり話が進みません。
でも一応投下します。
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/11(土) 21:00:51.10 ID:RD47xwsS0
7、ちょっとボケてみる。
まあべっきぃは春覚醒前にやりあった唯一の人だしね
正解はまあ、違うだろうけどなー、
考えてる通りなら、
>>1
すげえ!って素直に褒めるな
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/11(土) 21:03:15.84 ID:qca7IgIbO
3
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 00:00:37.21 ID:Bo0atSEW0
3
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 01:01:48.22 ID:Zrdf1f1BO
スレ主に忠告。この安価、考察なしのは無視した方がいいぞ。
さすがに重みがあるやつだから、これは慎重になるべきかと。
安価は下に回す。
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/12(日) 01:28:39.56 ID:RdDh9ZRR0
3
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 02:06:45.18 ID:dT3uq4pM0
3
双葉だけ特別視してたから
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 02:16:30.26 ID:dT3uq4pM0
>>537
自分は考察も安価もしないとか恥ずかしく無いの?
3
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 03:29:26.40 ID:cogajc+n0
なんで双葉だけ特別視してたんだろうね、そういえば
自分は上で安価してるから安価下
542 :
◆86inwKqtElvs
[sage saga]:2017/03/12(日) 10:58:59.95 ID:BhWQ4hlO0
皆さん真面目に付き合ってくださり感謝します。ありがたいのです。
双葉ですね、それでいきます。
??「喧嘩するくらいなら今日はもう寝ようぜ」
543 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/12(日) 17:46:21.05 ID:BhWQ4hlO0
(双葉が説得してみないかと提案してみた)
双葉「え……」
杏「え、それは……」
真「ちょっときついんじゃ……」
竜司「…………」
竜司「双葉はどうなんだよ?」
双葉「……、わ、私は……」
双葉「今の春は、嫌だ」
双葉「前のぽわんとした春がいい」
双葉「あんな目で見下ろすような春は、春じゃない」
双葉「嫌だ、けど」
モルガナ「怖いか?」
双葉「…………」
竜司「前の時は悪かった」
竜司「けどよ、双葉がああなるってわかっていても、やっぱり俺は早く双葉に話しておけって言ってたと思うぜ」
竜司「双葉もよ、ガキ扱いされて話から外されて、今も杏や真に任せて」
竜司「違うだろ、それ。仲間だったら春に言ってやれよ」
杏「…………」
真「…………」
双葉「……ここを」
双葉「ルブランを守るって、私は決めてる」
双葉「春は全部壊そうとしてるなら、私は許しちゃいけない」
双葉「豹変した春に怯えてる場合なんかじゃ、無かった」
双葉「ダメなんだ、それじゃ。また失くしてしまう」
双葉「杏、真。二人とも」
双葉「春の説得、私に任せてほしい」
双葉「頼む」
杏「……双葉」
真「……ごめんね」
544 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/12(日) 17:46:47.68 ID:BhWQ4hlO0
真「どっかで、守らないとって思ってたのかも」
杏「立場は同じなのに。双葉の気持ち、考えてなかった」
双葉「い、いや、あんな無様な姿見せたんだし」
双葉「みんながそう思うのは、仕方ないと思う」
双葉「けど、ならきっと、春もそう思ってるなら」
双葉「意表はつけるんじゃないかと思う」
モルガナ「それだけじゃないと思うぜ」
モルガナ「だろ、ジョーカー? 何か思うところがあるから双葉を選んだんだろ?」
(モルガナの視線に頷いてみせた)
真「わかった」
真「私は段取り付ける」
真「杏の答え、実現しないとね」
杏「うん」
杏「実現できるってわかったら」
杏「あとは双葉に、任せる」
双葉「…………」
双葉「任された!」
モルガナ「よし、決まりだな」
双葉「私は二人が段取り付けている間」
双葉「もっと春のことを考えてみる」
双葉「大丈夫」
双葉「私はナビだ。真実を見つける」
双葉「見つけてみせる。必ず」
真「任せたわ」
杏「じゃあ、行ってくるね」
竜司「あー、俺も付いていこうか?」
竜司「お前ら二人だけじゃややこしくなりそうだし」
モルガナ「いないよりかはマシか、ついていってやれ」
(三人が出て行った……)
545 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/12(日) 17:50:18.92 ID:BhWQ4hlO0
ここまで書いて、春と祐介のボケ同士の会話を書こうか悩んでます。
1、必要
2、早く次に行こうぜ
ところでペルソナ使いはパレス出来ないらしいですね。そういう設定があるらしいです。
なので春はあくまでも『歪みを作ろうとしている』になります。バッドエンドの春は、イメージとしては本当に歪むというよりは、歪みを演じ続けるが近いです。小ネタでした。
546 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 18:15:14.07 ID:dT3uq4pM0
1
祐介にも出番あげて
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 18:22:47.26 ID:W8tIRrTS0
子供扱いしていた双葉に反撃されると色々春も思うところありそう。春は子供扱いしてないかもだけど
>>1
が辛くなければ1かな。
春「ごめん。その話、後でいいかな」
二人の絡みはこの印象しかない
548 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/12(日) 20:40:00.55 ID:BhWQ4hlO0
では春と祐介の絡み書いてみたいと思います。
どっちも独特の美学あるのですっとんきょうになりそうです。
もちろん今の春は普段とは違うんですけど。
現実のホワイトデーに間に合わせたかった……
549 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:12:01.98 ID:fAcYjDcp0
《春の家・リビング》
春「マコちゃんも来るって聞いてたんだけどね」
祐介「俺もそう聞いていたんだが」
祐介「正直、俺だけここにいても何かあるのか?」
春「私に聞かれても……」
――――
モルガナ「え、祐介も騙したのか?」
真「騙したって言ったら悪いけど、見張っててって言ったら春気付きそうだしね」
竜司「祐介も真が来るって思ってるんだろ? ひでえな、それ」
――――
祐介「まあ用事があるんだろう」
春「用事、か」
春「……紅茶でいい? ストレート? ミルク?」
祐介「じゃあストレートで頼む」
祐介「できれば日本茶がいいのだが」
春「ごめんね、日本茶詳しくないの」
春「茶道は習ってないんだ。勉強した方がいいかな」
春「とりあえず、今ここには紅茶しかないから、ごめんね」
祐介「コーヒーはないのか?」
春「身体が受け付けなくなっちゃったんだ」
祐介「そうか……」
祐介「竜司が心配していた」
春「そう」
春「何も心配はいらないのにね。上手く壊れていっているってことだから」
祐介「春、」
春「このことについて何か言うつもりなら、祐介くんも対象にするよ」
春「できれば壊すのは彼に好意を持つ女性だけにしたいんだけど」
春「理由をこじつけられるなら八つ当たりしてもいいかなっていうぐらいには、気が立ってるから」
春「それで、何か言いたいの? 祐介くん」
祐介「……、なんでもない」
祐介「俺が言えることはないんだろう」
春「分かってくれて嬉しいな。じゃあ淹れてくるね」
祐介「ああ」
550 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:13:23.15 ID:fAcYjDcp0
…………、
祐介「…………」
春「お待たせ。祐介くん、その絵興味あるの?」
祐介「珍しい絵があると思ってな」
祐介「今でこそこの画家は評価されているが、それはつい最近だ」
祐介「この絵はいつからある?」
春「いつからだろう。この家が建った時にはもうあったように思うけど」
春「10年は前になるかな」
祐介「では評価される前だな」
祐介「春の父親は、絵画に興味があったのか?」
春「私が知る限り、お父様にそういう趣味はなかったな」
春「付き合いと投機目的で買ったんだと思うよ」
春「祐介くんには面白くない話でしょ? 芸術をビジネスにするっていうのは」
祐介「そうだな」
祐介「だがビジネス目的だったにしろ、世間の評価を得る前にこの画家を評価していたということは」
祐介「春の父親は慧眼の持ち主ではあったんだな」
春「どうなんだろうね」
春「モノの性能を見る目としてはあったんじゃないかな」
祐介「そうか……」
春「良かったら別の部屋にある絵やオブジェも見る?」
春「何だったら、譲ってもいいよ」
祐介「いいのか!?」
祐介「あ、いや」
祐介「思い出の品だろう?」
春「その価値をわかる人に譲った方が絵も喜ぶよ」
春「ちゃんと愛してくれる人に」
春「他のもそう。色々とお父様の遺品はあるけど」
春「私じゃ使い道のないモノばかりだから。買い手や譲り手探してるんだ」
春「絵や彫刻とかは、祐介くんに聞いた方がいいよね、うん」
祐介「絵の価値は世間の評価だけで決まるものではない」
祐介「同じ家に何年も一緒にあったんだ」
祐介「思い入れはあるだろう?」
春「投機目的で買われた絵に思い入れ持ったって仕方ないよ」
祐介「…………」
551 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:14:36.57 ID:fAcYjDcp0
春「ん。何か、思い出させちゃったかな」
祐介「ちょっと、斑目のことをな」
春「……ごめん。祐介くんには辛い言葉だったね」
祐介「いや……」
祐介「お茶をいただこう」
春「召し上がれ」
祐介「ほう。美味いな」
春「ディンブラ産なんだ。私の中では一番バランスが良くて好きなの」
祐介「ディンブラ?」
春「スリランカの地方の名前。紅茶知ってたら有名な名前なんだよ」
祐介「そうなのか。春はミルクティーなのか?」
春「ううん、これはソイティー」
春「豆乳入れてるの。植物性のたんぱく質だから、食欲ない時にはいつもこれ飲んでる」
祐介「空腹は辛いな」
祐介「空腹の辛さは俺もよくわかる」
春「空腹じゃなくて食欲がないんだけど」
祐介「空腹も極限になると食欲がなくなる」
春「そうなんだ、知らなかった」
祐介「今月もきっとそうなるな」
祐介「画材やモチーフがいいのが出過ぎてな」
春「じゃあ、何か食べてく? お昼ご飯まだでしょ?」
祐介「魚がいいな。和食ならなおいい」
――――
真「祐介には春も強く言わないと思うんだけど」
杏「どうだろう、けどあれで祐介も図々しいところあるからね。変な気の使い方したりはするけど」
竜司「あったりまえのように要求したりな。じゃがりこいくつ食われたか」
杏「素だからかな、いつの間にかあげてるんだよね」
真「そもそも春はたかりについてはあまり怒りそうにない気もするけど」
杏「たかってる方もたかられてる方もその意識がないんじゃない?」
竜司「金銭感覚が真逆だからな」
――――
春「うーん、やっぱりなかった」
春「そもそも食材がなかったよ。何か出前でもとる?」
祐介「それだと春が何も食べられないだろう」
春「私はいいよ、最初から食べるつもりなかったから」
祐介「それでは意味がない」
春「そうなの?」
552 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:15:49.83 ID:fAcYjDcp0
祐介「買い出しに行こう」
春「そうだね、さすがに食材ないのは困るかな」
春「荷物持ってもらっていい?」
祐介「近くにスーパーがあるのか?」
祐介「というか、春はスーパー行くのか?」
春「近くに成城石井があるよ。よく行くから大丈夫」
祐介「聞いたことないスーパーだな」
春「そうなんだ。ローカルなのかな?」
祐介「試食コーナーはあるのか?」
春「あると思うけど普段は利用したことないの。せっかくだからチャレンジしてみようかな」
…………、
春「荷物持ってくれてありがとね。助かったよ」
祐介「……、春」
春「?」
祐介「カード決済って普通なのか?」
春「デビットカードだから。計算しなくていいしね」
祐介「デビ……」
祐介「悪魔でも呼び出すのか?」
春「? 違うよ」
祐介「もしかしてプラチナカードとか持っているのか?」
春「私、クレジット持ってないよ」
祐介「え、持ってないのか?」
春「祐介くん、なんだかそのあたり色々と誤解してないかな」
春「細かいやり取りが面倒だからカードにしてるだけだよ。普通だよ」
祐介「…………」
祐介「そうか、普通か。そうだな」
春「それで、色々祐介くんのオーダーに従ったけど、何作ろうか?」
祐介「ふむ、俺が作ろう」
祐介「台所貸してもらえるか?」
春「え、でも」
祐介「一食浮かせてもらうんだ、これぐらいはやるさ」
祐介「食欲がなくても食べれる料理か」
祐介「ふむ。……うむ」
祐介「イメージができてきたぞ……!」
春「スーパーの時点でイメージ教えてくれればよかったのに」
553 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:16:22.90 ID:fAcYjDcp0
春「でも祐介くんの創作料理楽しみ」
春「すごい料理できそう」
祐介「任せておけ、これでも食にも美学はある」
祐介「普段は実践できないが、今日は色々と試してみよう」
…………、
春「見た目がすごいね」
春「色彩がすごい、見たことない色してる」
祐介「やはり料理は見た目だからな」
祐介「食欲をそそるだろう?」
春「そうかな?」
春「でも面白そう。もらうね」
春「いただきます」
春「…………」
春「想像と違った味」
春「食の世界って広いね」
祐介「そうだろう、そうだろう」
祐介「俺ももらおう」
祐介「…………」
祐介「想像と違うな」
春「だよね。不思議な味」
祐介「そうだな、食の世界は広い」
祐介「そして面白いな。勉強になった」
祐介「食べれるか?」
春「柔らかいから大丈夫」
祐介「ならよかった」
554 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:17:19.95 ID:fAcYjDcp0
ブーブー、ブーブー、
春「ごめんね」
春「…………」
祐介「どうした?」
春「彼から」
春「『今日で全部決める』」
春「『ルブランで待ってる』って」
春「祐介くん、エスコートお願いできる?」
祐介「俺もいていいのか?」
春「そうだね。あとで祐介くんからも訊いてみた方がいいとは思うけど」
春「祐介くんの役目はきっとそれだから」
春「……やっと終わりにできる」
祐介「…………」
祐介「今の俺に、今の春を描く力がないのが残念だ」
祐介「愛の為に狂おうとする人間というのは、モチーフとして素晴らしいはずなんだが」
祐介「仲間がそうだと、割り切れないな」
春「もう仲間じゃないっていうのは置いておいても、それは人間としては美徳じゃないかな」
春「ただ、そういうものを捨て去ってこそ得られるものって、あると思うんだ」
祐介「美徳が押し込める殻となるのか?」
祐介「俺の美学とは合わないな」
春「そっか。祐介くんの美学は尊重したかったけどね」
春「ただ、破滅の美というのもあると思うよ」
祐介「だろうな。だからこそモチーフとしては否定しない」
祐介「それでも俺の美学には合わない」
春「……これ以上は、八つ当たりになりそうだからやめとくね」
祐介「そうだな。求められない限りは当事者で話を付けてくれ」
祐介「俺には立ち会い位しかできないからな」
春「充分だと思うよ。きっと」
春「あ、さっき買った日本茶淹れようか?」
祐介「そうだな、もらおうか」
…………
………
……
555 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 20:29:52.49 ID:fAcYjDcp0
ツッコみいないんでなんか淡々としてしまった……
人の金で実験料理作るなよとか一言も美味しいとは言っていないとかメンバーの誰かがいたら絶対突っ込んだだろうに。
ちなみに成城石井は有名な高級スーパーらしいです。利用したことないです。
春は未成年&高校生なのでクレジットは持っていません。デビットは祐介でも申請すればまず下ります。
料理は祐介なりに消化のいい魚料理ということで、白身魚使った何かをイメージしてますが、色彩がすごいことになってそうです。
このあたりの会話では春は全部素で言っています。まずくはないけど微妙だなあというぐらいの味なんですが、多分食べたことない異国料理を食べた感じに近いんだと思います。
祐介も春も嫌いな食べ物ってない気がするのです。飽きた食べ物は両極端な意味でどちらにもありそうですが。
今の春は祐介を仲間じゃなくて友人の一人として見てる感じですね。女性陣とジョーカー以外には意識的にそう接してる感じです。
次から双葉vs春です。ちゃんとしたもの書きたいので少し次の更新まで間が空くかもしれませんが、近いうちに必ず。
ではではノシ
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/13(月) 22:07:24.55 ID:POgueCkM0
祐介も心配はしてるんだろうけどまあ踏み込めない部分だよな
食欲ないのに美味しくないのをよく食べれるな、、
明るい時の春ならもう少しオーバーリアクションしてくれそうだけど、そこまで余裕はないか
双葉がどう勝つか想像できないけど、子供扱いしていた双葉がやりこめたらカタルシスあるだろうな
>>1
って二週目考えたりしてないか? 難しいかな
557 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/03/13(月) 22:12:11.90 ID:fAcYjDcp0
春をかなり追い込んでしまったので、それなくしていきたいかもです。私の中ではまだ春はヤンデレではないのです。
需要があるかですが、まずはこの周回を乗り越えなければ……終わったら皆さんに聞いてみます
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/14(火) 21:47:57.24 ID:52cNKEfb0
祐介みたいなのがいたら一回ゲンコツする
春はこの場合優しいんじゃなくて素で鈍い
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/15(水) 23:18:33.00 ID:qjNGIaVH0
>>1
エタったん…?
432.61 KB
Speed:0.2
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)