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【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 01:44:07.01 ID:vuBi80be0
あと一週間ちょいだが、日数足りるかこれ・・・?
怪盗団は双葉とアタリをつけるとしても、大人組のキーについての手がかりがまだ少ないし
双葉の方もなんか星が足りなさそうで怖いし・・・・
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 08:46:55.26 ID:QAaHzwnfO
双葉自体が条件て事は無いんじゃないか?
誰かの★MAXにする、とかかなって思ったけどそんな単純でもない?怪盗団メンバーにMAX1人、大人組にMAX1人
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 08:51:23.15 ID:9DJdkRafO
旅行の時、真がMAXにならんかった気が
怪盗団は全員リーチが限界だった気がする
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 08:54:49.81 ID:dZg+RRXqO
前スレの
>>442
に書いてある、怪盗団メンバーはMAXにならないってさ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 12:03:04.54 ID:QAaHzwnfO
あそっか、MAXならないんだったありがとう
何か春ちゃんに効果的な質問をしたい弱点はなんだ?
これ杏殿が次のターゲットだと言うのはこの後ルブラン帰ったら報告するイベント起きる?それとも会わなきゃダメなの?
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 14:15:16.69 ID:y8HKnh3i0
作中じゃなくて
>>1
の言葉になってしまうけど
>>145
で現実を突きつけるのは春にしか無理だろうけど春が現実を本当に見てるかは別の話ってのが気になるかな
多分メメントスがあったらオタカラ生まれてる気がする
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 14:24:08.82 ID:y8HKnh3i0
春に聞きたいことがあるかって質問がまだ有効なのかな
弱点って核熱、そうじゃないか
ぱっと思い浮かばないから誰か代わりに聞いてくれ
でもあんまり先の展開聞いても答えられないとは思うが
211 :
◆86inwKqtElvs
[sage saga]:2017/02/11(土) 19:12:35.86 ID:wpBe3BMcO
はまってくれてる人がいてくれて嬉しいです
ちょっと今日の安価更新は難しいのです。質問があるなら答えられることは答えますが
攻略は考えてみてください。モルガナがちゃんとまとめてくれますから難しくないはず、多分
バッドエンドで星減る方がツラいかもですね
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/11(土) 22:09:08.80 ID:QAaHzwnfO
答えられたら
条件を満たすのは1人に絞っていても満たせる?
前述されたように大人組全員に対して行動が必要か否か知りたい
213 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/11(土) 22:56:59.00 ID:MuuDqL2rO
全員に声をかける必要があります
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/11(土) 23:13:39.43 ID:OMJ5wkHk0
一気にここまできてしまった
更新楽しみにしてます
215 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:11:28.38 ID:XZChaJdx0
(どうしても相談したいとチャットで連絡を入れた……)
川上『んー、なんかいつもと様子が違ってたりする?』
川上『君がそんなこと言うなんてよっぽどなんだろうし』
川上『どこに行けばいい?』
(カラオケなら突然誰かが乱入する可能性はまずないだろう)
川上『そんなに聞かれたくない話なの?』
川上『なんかサボりたくなってきた。いや行くけどね?』
川上『できるだけ早く行くから待ってて』
モルガナ「川上は教師だから、一番お前らの年代に触れてきたはずだ」
モルガナ「何かいい考えが浮かぶといいんだがな……」
モルガナ「まあそうでなくても、現状を知らせとかないと、春が何するかわからない」
モルガナ「説明はしておくべきだろうな」
《カラオケ》
(今まであったことをできるだけ詳しく説明した)
川上「…………」
川上「…………」
川上「……えっと、」
川上「うわマジかー……奥村さんそこまでやらかしたか……」
川上「ごめん私無理奥村さん怖いし苦手……」
モルガナ(春と一回やり合ってるからか、川上はかなり苦手意識持っちまってるな)
川上「ぶっちゃけ無理じゃないかって思うわ、あの子決めたらとことんやる子だろうし」
川上「正直私じゃ無理、私明確に弱み握られてるし」
川上「って言ったところで、君が諦めるわけないよね」
川上「とりあえず、落ち着きましょうか。いや私は凄いパニクりたいんだけど」
川上「『困難は分割せよ』ってデカルトの言葉にもあるし」
川上「まず整理することから始めましょう」
(授業の解説のように口調が真面目になった)
川上「まずは奥村さんの言う怪盗団を壊すという言葉」
川上「双葉さんへの言葉からすると、他のメンバーが奥村さんを仲間じゃないと見限った時がそうなんだと思う」
川上「そしてそれは成功していっていると思った方がいい」
川上「君さ、今の奥村さんの言葉全部信用できる?」
…………、
(答えられなかった……)
川上「何かしら裏があるように、疑惑の目で見てしまうでしょ」
川上「それ友達や仲間に対しての態度じゃないよね、もう」
川上「それでもまだ希望は持ってるんだろうけど、奥村さんはきっとエスカレートしていくと思う」
川上「もっと酷いことやっていくと思う。想像すると怖いからしたくないのでそれは君で考えてああ逃げたい……」
…………、
(春がエスカレートしていくのは確かに想像が簡単にできてしまう……)
216 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:12:13.85 ID:XZChaJdx0
川上「……えーっと、あとそうね」
川上「それがどうして君を奪うことになるのかって話だよね」
川上「君の居場所を奪えば……ううん、そんなわけないか」
川上「…………」
川上「二月にさ、君に課題渡す時に奥村さんとちょっと話したんだよ」
川上「『教師としての立場と君への想い、二つに一つしか取れないならどっちをとるのか』」
川上「そう訊かれたんだよね」
川上「多分、その前からずっと、奥村さんは」
川上「『怪盗団としての居場所と君への想い、どっちをとるのか』」
川上「ずっと悩んでたんだと思う」
川上「あの子、ある意味ですごく現実見てるんだよ」
川上「それが理想の居場所手に入れたわけじゃない」
川上「普通なら絶対に手に入るワケのないものが手に入った」
川上「それを壊すって、奥村さんにとって自分を傷付けるより辛いことなんじゃないかって思う」
川上「実は奥村さんの内申見させてもらったの。担任の評価とかも聞いたりしてね」
川上「まあ、私には予習の期間があったわけだし……ここまでやらかすとは思ってなかったけど、一応、対策としてね」
川上「奥村さんがオクムラフーズのご令嬢であることは、あの事件まで仲のいいグループの子たちでも知らなかったみたい」
川上「クラスでは争いを上手く回避したり或いは仲裁したりとか、とにかく穏やかな子って言うイメージだった」
川上「それだけでも立ち回りが上手い子ではあったのがわかるけど、でも誰にも心を開かない……」
川上「まあ、それをベースにして考えると、やっぱり奥村さんの取ってる行動はおかしいよね」
川上「ここまで話をこじらせる必要があったのかっていうのか。うーん」
川上「ただ君の心を射止めたいだけなら、もっとうまく立ち回れるはずだと思うんだよね」
川上「ここまで極端な壊し方をする必要が、ちょっと私にはわからないな」
川上「意味なんてなくて、感情的に壊しにいってるのかもしれないけど。それはそれで厄介だけど……」
川上「もう少し別の理由があるのかもしれないね。怪盗団とはまた別の話で、もっと根本的なところで」
川上「まあちょっと、ごめん。怪盗団壊すことと君を奪うという言葉の繋がりは、今のところ分からないかな」
…………、
(自分や怪盗団以外の事で、春は何か悩んでいるのだろうか……?)
217 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:13:11.36 ID:XZChaJdx0
川上「あと、今一番対処しないといけないのは、やっぱり高巻さんかな」
川上「意見が対立しているわけでしょ? でも現実を見てるのは正直、奥村さんの方だと思う」
川上「高巻さんの言ってることって理想論なんだよね、そりゃそうなったらいいけどってやつ」
川上「それが悪いって言ってるんじゃなくて、それを実現させるための案が実際にあるのかってこと」
川上「新島さんも多分、『ない』って思ったから、今諦めかけてるんでしょ」
川上「恋愛と友情どっちをとるかって、女同士ではよくあるもめ事の一つだし」
川上「それで実際、友情が崩れるなんて山ほどあるし」
川上「今思うと、私やらかしちゃったかな……両方取らないと意味がないみたいな事言っちゃったし」
川上「鬱すぎる……あのね、本当に奥村さんって怖いんだよ、とにかく笑顔で一番の急所をチクチクついてくるって言うか」
…………、
(『君は私を選ぶ』と言い切った時のあの冷徹な笑みはできれば二度と見たくない……)
(なんとかしないといけない)
218 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:14:43.39 ID:XZChaJdx0
川上「まあとにかく。あとそれ以外にも、この事態を知らない人っていない?」
川上「君に対して好意を持っている人は奥村さんにとっては敵認定だからさ」
川上「君への信頼が下がろうと、知らせるべきだと思う」
川上「更に最悪なことに、奥村さんって色々人脈があってお金もあるから社会的に潰すのが割とできたりすると思うんだよね」
川上「仕事とかやってる人だと、人生に関わってくるかもしれないし」
川上「あんまり考えたくないけど、そこまで考えないとヤバい事態になってると思う」
川上「ってか私も教師辞めさせられそうだし、このままだと」
…………、
(努めて軽く言ってるが、川上の表情は重い……)
川上「あと、うーん。双葉さんか」
川上「私は保護者である佐倉さんの考えは少し外れてると思う」
川上「怪盗団を壊すと言い切ったなら、佐倉さんの心情なんて考えないと思うんだよね、表向きはともかくとして」
川上「後味が悪いから後回し、って言うのはなんとなくわからなくはないんだけど」
川上「簡単に料理できるから後からで全然構わないってことかもしれないし」
川上「もう少し理由があるのかもしれないし」
川上「ただ、私は知らせるのは、とにかく慎重にやった方がいいと思う」
川上「双葉さん、かなり育った環境が特殊だったから……」
川上「後回しにするって言ってる以上、すぐには手を出さないと思うし」
川上「君が奥村さんを、騙して不意打ちするような子だと思うなら別だけど……」
川上「何というのか、一応奥村さんにも一定のルールはあるように思うから」
…………、
(双葉に告げるタイミングは慎重に考えた方がいいと川上は言う)
(だが春の真意がわからない以上、後手に回るのは危険だとも感じる)
(タイミングはシビアに考えるべきだろう……)
219 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:15:54.58 ID:XZChaJdx0
川上「こんなところかな」
川上「現状の確認するだけに終わっちゃったけど……」
川上「はああー、」
川上「多分、奥村さんは私のこと良く思ってないと思うんだよね」
川上「もうヤダ怖い。二人っきりとかで笑顔で牽制しあいとかもう二度とやりたくない……」
川上「こう言ったら君は怒るかもしれないけど、さすが辣腕経営者だったオクムラフーズ社長の娘だなって思うよ」
川上「私も一応、これからのこと考えておくけど」
川上「ぶっちゃけ、ここまでやらかしてる奥村さんに太刀打ちできる気がしない……はあ」
川上「…………」
川上「……あのね」
川上「君が1人を選んだら、残った8人はどうなるのかな」
川上「私は……教師という立場もある。だから元々諦めるべきものだと言い訳はできるけど」
川上「やっていることはともかく、奥村さんの動機については、多分みんなが直視しないといけない問題」
川上「選ばれなかった側が、嫉妬とか負の思いに囚われて」
川上「納得できないのは、当然だと思う」
川上「奥村さんを仲間に連れ戻すというなら、それについて答えを出さないと無理」
川上「君が誰か一人を選んで、選ばれなかった側もそれに納得して新しい道を歩んでく」
川上「そんな都合のいい、夢のような話は……私も信じるのは難しいな」
川上「私も、物分かりのいい大人を演じてるけど」
川上「本当は……選ばれないなんて嫌だし」
川上「…………」
川上「それでも私は教師だから」
川上「うん。大丈夫。君たちのこと、生徒として、きちんと考えるから」
川上「私のことより、自分が刺されないかを気にしなさい。ね?」
川上「あー、にしても面倒でヤバい生徒に引っかかった……奥村さんと話すの怖いな……」
川上「まあそれでも、明後日の月曜日に話してみる」
川上「あんまり期待しないでね? もうさ、一番嫌なんだよあの子のキレ方……はあ」
(やる気があるのかないのかわからない表現は、川上なりの誤魔化し方なのだろう……)
モルガナ(いや多分本音だと思うぞ)
…………、
220 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:17:52.01 ID:XZChaJdx0
『!!モルガナTALK!!』
モルガナ「春が何を考えているか、疑ってみている時点で既に仲間と見ていない、か」
モルガナ「きっと、その通りだな……」
モルガナ「それでもとにかく、後手に回ろうともやらないといけないことは」
モルガナ「この事態を知らない女へ知らせること。双葉に告げるタイミング。杏殿に春が何をするのか」
モルガナ「この3つをとりあえず優先的に考えるべきだな」
モルガナ「今知らないのは、大宅と一二三か」
大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆
モルガナ「信頼を取り戻してない状態で話すと、多分また信頼されなくなるな」
モルガナ「あと双葉か」
佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆
モルガナ「お前に対して信頼が足りていなければ、双葉の混乱は大きくなるだろう」
モルガナ「タイミングは慎重に考えた方がいい」
モルガナ「あと杏殿に対しては……一応チャットで注意はしとくように言ったんだよな?」
モルガナ「返信が返ってきてないのが気になるな……」
モルガナ「…………」
221 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:18:36.58 ID:XZChaJdx0
モルガナ「春と取引しかけてみないか?」
モルガナ「取引に関しては春は信用していいと思う」
モルガナ「春にまだ訊きたいことはあるしな」
モルガナ「取引の内容は、そうだな。デートする代わりに仕掛けるのを待ってもらうってのはどうだ?」
モルガナ「他の女に時間が割けなくなるが、春を牽制することはできると思う」
モルガナ「春に訊きたいことがある場合は、この取引も持ちかけてみるといい」
モルガナ「ただ上手く駆け引きしないと無駄に終わる可能性もあるからな」
モルガナ「まだやりようはあるさ。春は自分の中でルール決めたら遵守するタイプだ」
モルガナ「設定作り込むからな、あいつ」
モルガナ「…………」
モルガナ「設定か……」
モルガナ「まあ、今日はもう寝ようぜ。疲れてたら何も動けないぞ」
高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆
新島真
★★★★★★★★☆☆
佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆
奥村春
★★★★★☆☆☆☆☆
御船千早
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
武見妙
★★★★★★★★☆☆
川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆
大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆
222 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 00:21:50.31 ID:XZChaJdx0
次の更新で3月5日です。
相談コマンドが出ていない状態で現状を話すと、信頼度が下がります。
上げてから相談コマンドを使うというのもありかと。
何を優先していくかは皆さんで決めてください。
明日からいつも通りの時間に安価落としていきます。
質問はありませんか? あまり攻略に関しては教えたら面白くなくなるかな、と思っています。
春に訊きたいこととかないですかね?
あと、地味に読者が増えてきたのが嬉しいです。頑張ります。
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 01:26:23.30 ID:Pts06jodO
べっきぃへっぽこなのかやる気あるのかよくわからんけど、よっぽど春怖いんだな…
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 02:38:04.31 ID:e+SncNeQo
乙、こういう時なんだかんだでべっきい頼りになるわぁ
これ劇中だとあと一週間ちょいでどうこう出来る話なのか……?
225 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 07:06:20.70 ID:XZChaJdx0
気になる方がいるのでもうばらしちゃうと、残りは5日含めて13日まであと9日です。
ターン数は×2ですから18ターンあります。
取るべき行動に必要なのは6ターンです。6回取るべき行動をとらないといけません。逆に言うとあとは結構自由です。
パレスだって予告状含めて2日あればクリアできるんですから大丈夫です。その前にイベントで帰らされたりしますけど。
ただ時間経過で発生する強制イベント(つまり春がよからぬことをする)もあるので。それがいつ来るかわからないというのはあります。
それ見ないと取るべき行動の選択肢が出ない、あるいはそこまで放っておいたら選択肢がなくなったりということがあります。
春とデートすればヒントと、よからぬことを仕掛けることが上手くいけば後にずらせるかもしれないという。
取るべき行動はモルガナがまとめてくれます。とりあえずそれやるのもよし、★あげるのもよし
ちなみにこれクリアすれば、もう爆弾が存在しなくなります。つまりみんなイチャイチャできるので頑張ってください
スマートにいったら10日でクリアできるようにはしてあります。多分……
ただ、選択肢を立てる条件が難しくてできなかった場合に備えて、
5日でセーブしておきましょう。真エンド迎えられなかったら5日に戻ります。★の数もその状態に戻ります。
春もね、こんな覚悟決めたくて決めたわけじゃないんですよ……誰のせいかというと主に
>>1
のせいです。
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 08:00:11.55 ID:eLYSijcCO
べっきぃは怖い怖い言ってるけど春の前では毅然とすると思う
覚醒した春との対決は楽しみだな
227 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 20:01:52.02 ID:XZChaJdx0
3月5日(日)
モルガナ「今の状態は……」
高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆
新島真
★★★★★★★★☆☆
佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆
奥村春
※※※※※※※※※※
御船千早
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
武見妙
★★★★★★★★☆☆
川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆
大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆
モルガナ「ちょっと事態がややこしいな」
モルガナ「日記にでも書いてまとめた方がいいんじゃないのか?」
!!セーブポイント!!
※もし条件が満たせなくなった場合でもここに戻れます。
ただし、これ以降のイベントも繰り返し見ることになると思います。
228 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 20:02:35.76 ID:XZChaJdx0
モルガナ「多分、今日はもう春は動かないと思うぜ」
モルガナ「まあ、正直今の春のことはよくわからないんだが……」
モルガナ「元々あいつはこんなことが簡単にできるやつじゃない」
モルガナ「お前だって、その気になれば人を殺せる力はあっても、人を殺せないだろ?」
モルガナ「その気になればできるって言ったって、簡単に一線を越えられるわけじゃない」
モルガナ「一昨日と昨日とで、かなり畳み掛けてきたからな」
モルガナ「今日も仕掛けるってのは春の負担的に考えにくいと思う」
モルガナ「ちょっと、楽観的すぎるかもしれないが……」
モルガナ「なんにしても、できることなんて限られてる」
モルガナ「どうしてもワガハイたちじゃ限度がある。お前やワガハイだけじゃ、春を止められない」
モルガナ「止められなかったら怪盗団の女性陣は分裂して、築き上げてきたものがなくなっちまう」
モルガナ「それを避けるにも、まずは信頼を取り戻して、協力を得ていかないとな」
モルガナ「今日は誰と会う?」
どうしようか……
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
>>230
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/12(日) 20:11:15.61 ID:An/pkzL10
ksk
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 20:12:09.60 ID:s84wcMTn0
5
231 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 20:15:41.15 ID:XZChaJdx0
モルガナ「千早と会うのか」
モルガナ「千早は事情知ってるし、千早の気晴らしにもなるだろうな」
モルガナ「まだスケジュールは入れられるが、どうする?」
1、1日付き合う
2、他に予定を入れる
>>233
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 20:20:39.18 ID:s84wcMTn0
2
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 20:33:21.12 ID:juS07yNGO
1
234 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 20:37:25.59 ID:XZChaJdx0
モルガナ「どこに誘うんだ?」
1、プラネタリウム
2、美術館
3、ラーメン屋
4、竹ノ子通り
5、秋葉原
>>235
、直下で
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 20:40:50.67 ID:s84wcMTn0
1
236 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 20:43:30.28 ID:XZChaJdx0
モルガナ「何かプレゼントするのはどうだ?」
所持金
¥78994
(以前武見が何か言っていた気がする……)
>>238
,千早の好きそうなものプレゼントしちゃってください
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 20:51:12.52 ID:s84wcMTn0
ネックウォーマー
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 21:18:29.08 ID:Ol3XAiAUO
毛糸のマフラー
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/12(日) 21:22:45.72 ID:An/pkzL10
↑
240 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 21:30:27.17 ID:XZChaJdx0
千早『え、お誘いいただけるんですか?』
千早『ありがとうございます。正直、自信失くしてて』
千早『嬉しいです、本当に』
《渋谷地下モール》
店員「今、冬物大決算でお安くなっていますよ」
−2980円
所持金
¥76014
《プラネタリウム》
千早「すみません、お待たせしましたか?」
(毛糸のマフラーをプレゼントした)
千早「え、いいんですか!?」
千早「ありがとうございます、まだいきなり寒さが戻ったりして外にいると辛い時もあって」
千早「首は温めた方がいいって言いますもんね。えへへ」
★+1つ
(昼間見る夜はどこか幻想的だ)
千早「綺麗ですね……」
千早「……なんだか故郷を思い出します」
千早「東京の空は明るくて狭いです。それは人の営みで大事なんですけど」
千早「暗くないと、見えないものもあるんですよね」
千早「故郷にいい思い出はないですけど、でも星空を見るのは好きでした」
千早「何もなかったからですかね。空は広くて、鮮やかでした」
千早「…………」
千早「……、ありがとうございます。誘っていただいて」
千早「でも、あの人の覚悟の前では何もできなかった」
千早「私じゃ足りないんです」
千早「やっぱり、『塔』が見えてしまう……」
千早「運命は変えられると、あなたは証明してくれました」
千早「『崩壊』も変えることができる……そう信じたいです」
千早「ただそれには、彼女の覚悟を否定し、それを証明しなければならない」
千早「正直、私にはその未来が視えません……今のところは」
1、『今のところは』なら希望はあるな
2、変えるためには千早の力が必要だ
>>242
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 21:41:42.57 ID:s84wcMTn0
2
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 21:43:17.88 ID:kIeVe23yO
2
243 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 21:48:13.16 ID:XZChaJdx0
千早「……!」
千早「私の、力……」
千早「私にできること……覚悟……」
千早「……はい!」
千早「このまま、あなたが築き上げてきたものを壊されるわけには、いきませんよね」
千早「今度も乗り越えましょう!」
千早「何せ、『死』の運命すら乗り越えたあなたです」
千早「『崩壊』が乗り越えられないなんて、そんなことはありませんよね!」
千早「……少し、春さんの覚悟に心を引き摺られ過ぎていたようです」
千早「でも黙っているわけにはいきません」
千早「拒絶されようと占い師らしく、口出ししちゃいます!」
千早「きっと、それが、私にできる唯一のことで」
千早「私の覚悟です」
(千早の目に光が戻ってきた……)
★+3
244 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 21:49:10.70 ID:XZChaJdx0
『!!モルガナTALK!!』
モルガナ「千早が元気になってよかったな」
モルガナ「千早の運命が視える力ってのは、きっと辛いだろう」
モルガナ「分からないからこそ動ける時はきっとある」
モルガナ「でも滅茶苦茶な方向に行っちまったら元も子もない」
モルガナ「千早はきっと、ワガハイたちのコンパスになるはずだ」
モルガナ「……そう言えば明日、川上が春と話をするって言ってたな」
モルガナ「川上はかなり春に苦手意識持っているみたいだが……」
モルガナ「まあ今の春は相手にしたくないよな、誰でも」
モルガナ「明日の放課後は川上も春も時間取れないと思うぜ」
モルガナ「川上を信用して、お前は他の行動をとった方がいいだろうな」
モルガナ「今日はもう寝ようぜ」
高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆
新島真
★★★★★★★★☆☆
佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆
奥村春
※※※※※※※※※※
御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆
武見妙
★★★★★★★★☆☆
川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆
大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆
245 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 21:49:50.96 ID:XZChaJdx0
3月6日(月) 放課後
(川上は春と話してくると告げて教室を出て行った)
(二人とも、夜まで会えないだろう)
モルガナ「これからどうする?」
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
5、御船千早
6、武見妙
8、大宅一子
9、東郷一二三
>>247
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 21:51:12.19 ID:s84wcMTn0
8
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 21:52:06.27 ID:Ol3XAiAUO
5
248 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 21:56:08.78 ID:XZChaJdx0
モルガナ「千早と会うのか」
御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆
モルガナ「今なら相談できそうだな」
モルガナ「千早ならお金を払えば占ってもくれる」
モルガナ「どうする?」
1、遊びに行く
2、相談する(春)
3、相談する(武見)
4、占ってもらう
>>250
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:04:48.30 ID:s84wcMTn0
1
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:05:46.63 ID:Ol3XAiAUO
3
251 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 22:07:53.90 ID:XZChaJdx0
モルガナ「まだスケジュールが入れられるな」
モルガナ「その頃には川上と春も話は終わってると思うぜ」
モルガナ「どうする?」
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
4、奥村春
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
>>253
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:13:19.64 ID:s84wcMTn0
8
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:14:36.59 ID:CMMub2xJ0
8
254 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 22:18:05.04 ID:XZChaJdx0
モルガナ「大宅にはまだワガハイたちのこと知らせてないよな?」
大宅一子
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
モルガナ「信頼されてない状態でこんな話聞かされるとさらに信頼が下がるぞ」
モルガナ「どうするんだ?」
1、怪盗団の現状を話す
2、普通に過ごす
>>256
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:19:32.26 ID:CMMub2xJ0
2
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:25:57.24 ID:Ol3XAiAUO
2
257 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/12(日) 22:52:48.15 ID:XZChaJdx0
お疲れ様でした。
久しぶりに修羅場のないデート書けてこっちは気がだいぶ楽です。
明日はべっきぃvs春の第二ラウンド(もっと胃が痛いと思われる)がありますけどね!
みんな星をあげることに集中してるのでしょうか? それもまた選択の一つです
あと、春が何を考えているのかは惣治郎だったりべっきぃがいろいろ推察してますが、当たっているとは限りません。
後から出た推理が正しいとは限らないのです。攻略には直接関係ありませんが、ピースを当てはめるのも面白いかもしれませんね。
にしても千早スナイパーが現れたことに驚いた……バッドエンドが尾を引いているのでしょうか?
ではまた次回の更新でお会いしましょう!
258 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 20:05:47.64 ID:xXTusmpD0
千早『え、あ、相談ですか?』
千早『大丈夫ですよ。いつもの場所にいますから』
大宅『おお、久しぶり』
大宅『久しぶりに一杯やる? って冗談冗談!』
大宅『ララちゃんとこで待ってるよ』
《新宿・路上》
千早「武見さんですか?」
千早「はい、チャットで話聞いてもらったりしてます」
千早「そう言えば、診察室でかける音楽に悩んでるって言ってました」
千早「以前は無音だったみたいなんですけど、患者さんにお子さんが増えて」
千早「雰囲気柔らかくしたいけど、武見さん、音楽の趣味がちょっと偏っているからって自分で言ってました」
千早「普段何聴くんでしょう? 私、ロックとパンクとメタルの違いがわからないです……」
(武見はいい音楽を探しているらしい……)
千早「…………」
千早「武見さんと何かありました?」
千早「うーん。いや、表立ってという感じじゃないですね」
千早「武見さん、そう簡単に心さらけ出す人じゃありませんし」
千早「…………」
千早「タロットで視てないので漠然としてますけど」
千早「断ち切った方が楽……と考えてるのかも」
千早「……あまり人付き合いを好む人ではないので」
千早「媚びるぐらいだったら一人でいたいと感じている」
千早「でもやっぱり、一人にはなりたくないんですよ」
千早「……プライドが邪魔してる感じなのでしょうか」
千早「これは、はい。相談されたら答えますけど」
千早「多分、武見さんは相談しないでしょうね……」
千早「弱み見せたら負けと考える方ですから」
千早「とは言っても、武見さんは強い人ですから」
千早「答えは出せると思います。多少時間はかかるかもしれませんけど、きっと大丈夫」
(千早はある種の信頼を武見に感じているようだ)
モルガナ(ワガハイたちの方が今は問題だろうな)
モルガナ(武見に時間が必要なら、こっちもその間やるべきことをやっちまおうぜ)
259 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 20:06:47.32 ID:xXTusmpD0
《バー・にゅぅカマー 》
大宅「よ! あれ、なんかやつれた?」
大宅「もうすぐ実家帰るんでしょ? 大丈夫それで」
大宅「あー、ネタ元が消えるかあ」
大宅「まあこっちは問題ない、多分だけど」
大宅「なんとかなるって、大体のことは」
1、なんとかしないといけないことが?
2、多分っていうのは?
>>261
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 20:42:02.71 ID:uYLSlusQ0
2
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 21:26:32.24 ID:7ulKUHopO
1
262 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:30:23.41 ID:xXTusmpD0
大宅「なんとか……」
大宅「いや、何とかじゃなく、絶対にやってやりたいこと」
大宅「相棒の医療費がね」
大宅「廃人化の被害者であるとの認定がすごく難しいんだよ」
大宅「なんとか力にならなきゃって思ってさ、獅童の立件ができたことだし相棒の廃人化の件も加えたいんだけど」
大宅「そしたら医療費も請求できるようになる」
大宅「でも立件自体を結構邪魔してくる奴がいてね」
大宅「少しでも暗部をさらけ出したくない奴らがいるんだよ、獅童の取り巻き連中の中にはさ」
大宅「ま、今更負けるつもりはないけどね」
大宅「よし、景気づけに一杯やるか!」
大宅「ララちゃーん、一杯……」
ララ「…………」
大宅「未成年にはお酒出しちゃダメ、やっぱり?」
(大宅の目はまだ諦めてはいない……)
大宅+★1つ
263 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:32:37.75 ID:xXTusmpD0
『!!モルガナTALK!!』
モルガナ「千早の相談も大宅の様子も悪くはなかったな」
モルガナ「ただ、川上と春は結局どうなったんだろうな……」
プルルルルル……
!
(川上から着信だ……!)
川上『あー、もしもし?』
川上『うーん、やっぱり私奥村さん苦手だわ……ってか修羅場が無理なんだわ……』
川上『もう精神的に疲れてさ、家帰って少し寝ようと思ったらこの時間になったワケ』
川上『文章じゃ長くなるしさ、今大丈夫だよね?』
……
………
…………
《放課後・空き教室》
川上「はあ。憂鬱すぎる……」
春「私は構いませんけど」
川上「こっちが構うの」
川上「だいぶ派手にやらかしてるって聞いてさ、ちょっと話聞こうかななんて思ったりしたわけ」
春「話を聞いているならそれ以上のことは説明しようがないですよ」
川上「あのさ、奥村さんの動機自体はわからなくはないんだけど」
川上「やってることはちょっと過激すぎない?」
春「そうですか?」
春「敵に対しては徹底的に」
春「基本だと思いますけど」
川上「そんな白黒はっきり分けられるものじゃないでしょ、人間関係って」
川上「みんなのこと、嫌いになったわけじゃないんでしょ?」
春「まあそうですね」
春「でもそれとこれとは別ですし」
春「先生のことも嫌いじゃないです、私」
春「かつての生徒の為に副業して、お金を払い続けて」
春「教師としての責任感がなければ、簡単にできることじゃないと思います」
264 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:34:54.37 ID:xXTusmpD0
川上「……私、副業してたなんて言った?」
春「教師のお給料だけでお金渡せるとは思えませんから」
春「副業も、まあ大体予想はつきます」
川上「…………」
川上「あー、もしかして脅迫する気でいる?」
春「以前は質問でしたね」
春「もう一度同じ問いをします」
春「彼への想いと教師としての立場、二つに一つしか選べないならどっちをとりますか?」
川上「…………」
川上「……あー、来たその問い」
川上「もうこれ明らかに脅迫だよね」
春「ふふっ」
春「教師と生徒の恋って物語としてはロマンティックだなって思いますよ」
春「でも現実は、違いますよね」
川上「で、奥村さんは恋の方をとるわけだよね」
川上「全てを敵に回す覚悟は素直に凄いと思うよ」
春「だって両方を手に入れるなんて都合がよすぎると思いません?」
川上「まあ難しいのは確かだね」
川上「だからと言って簡単に脅迫に屈するわけにもいかないんだけど」
春「へえ……」
春「教師の立場を失うつもりということですか?」
川上「前も言ったでしょ、私は教師を辞めるつもりはないよ」
川上「確かにメンバー自体は知らなかったけど」
川上「怪盗団が奪い返してくれた志を、私はまた捨てる訳にはいかないから」
春「…………」
春「先生の考えを聞かせてくれますか?」
春「何も考えなしで呼び出したわけじゃないですよね」
川上「うーん。一応ね」
川上「まずさ、私の場合はその二択は脅迫として成立してない」
春「……どういう意味ですか?」
川上「金銭とかが目的なら継続的に弱みを握り続ける必要はあるわけだけど」
川上「奥村さんはそんなものが欲しいわけじゃないでしょう?」
川上「私が教師の立場を失ったら、彼への想いを邪魔するものは何もなくなるわけで」
川上「確かに強力ではあるけど、一発しか撃てない銃みたいなもの」
川上「むしろ撃てば失うものが何もなくなって、なりふり構わずに彼へアタックできるわけだから」
川上「奥村さんが欲しいモノが彼である以上は、その脅迫は無意味だよ」
春「…………」
265 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:35:20.09 ID:xXTusmpD0
春「考えましたね」
川上「どうも。まあ予習の期間は長かったからね」
川上「この答えは奥村さんの採点ではどう?」
春「うーん」
春「60点ぐらいですかね」
川上「どうしよう、思ったより低かった……」
春「一回しか撃てないという点に気付いたのは素直に凄いなって思いました」
春「でも私だって、考える時間はありましたしね」
春「ねえ、先生……?」
春「先生は、自分の大切なものをいつ壊されるかわからない状態で」
春「どれくらい耐えられますか?」
川上「…………」
春「引き金は私がいつでも引けるわけです」
春「常に銃口をこめかみに突き付けられている状態を、何か月、何年?」
春「その状態で平然と過ごせますか?」
春「私が折れるのが先か、先生が折れるのが先か」
春「根競べになりますね。どうなるかはわかりませんけど」
春「先生の大事な教師としての立場は、私の気まぐれでいつでも壊せるんですよ」
川上「…………」
川上「あー、もう胃が痛くなってきた。奥村さん、私に胃潰瘍できたら医療費出してくれない?」
春「それで彼の事を諦めてくれるならいくらでも」
川上「それは安すぎるかな」
春「ですね」
川上「ま、でも非現実的な方の答えから言ったよね」
春「あれ? もしかして気付いてたんですか?」
川上「あんまり気付きたくはなかったけどね……」
春「一応1対1を意識しました。でも私と先生だけならそんなまどろっこしいことはする必要はないんですよね」
川上「……ま、彼がそんな脅迫を許すはずがないよね」
川上「でも奥村さんは絶対に引かない」
川上「唯一引くことがあるなら、彼が奥村さんを選ぶことだけ、か」
春「そこまで考えてたなら100点ですよ」
川上「私勝ち目ないじゃん、これ。あー……」
川上「わかったわかった。私の負けだよ」
266 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:37:04.16 ID:xXTusmpD0
春「……本当にそう言ってますか?」
川上「彼の心の動きまで利用するつもりなら適いっこないよ」
川上「私はそこまでできない」
川上「そこまで徹底的には、できたとしてもやれないよ」
春「…………」
川上「はあ、これでも結構考えたつもりだったんだけどな」
川上「言っとくけど私こういうの本当にダメなんだからね?」
川上「いきなり言われたら絶対パニクるから」
春「けど正直、先生は手強かったです」
川上「いやもう、奥村さんに言われても説得力ない……」
川上「はあ……」
川上「どうやったって彼は私を選べないのがわかったし」
川上「だからここからは、女同士じゃなくて、教師として話すから」
川上「あなたも生徒として聞きなさい」
春「…………」
川上「あのさ、こういうやり方で彼を手に入れたとしてもさ」
川上「彼はあなたのこと好きになってくれると思う?」
春「嫌いには絶対になれないですよ」
春「彼だって、自分が原因なのはわかっているでしょうし」
春「嫌いになれないなら、一緒にいればいくらでも心は変わります」
川上「…………」
川上「私はそうは思えないけどね」
春「…………」
春「彼が私を嫌うとしても」
川上「違う、後者の方」
川上「一緒にいれば心は変えられるって方ね」
春「…………」
川上「奥村さんが彼のこと本気で好きなのはわかる」
川上「その為ならたとえ卑劣と言われる手であっても、他の全てを失っても、躊躇う気がない覚悟もわかる」
川上「でもそれで、奥村さんが本当に全てを失ったら」
川上「彼は一生、悲しみ続けると思うよ」
川上「たとえ一緒になれたとしても、彼から罪悪感が消えることは絶対にない」
川上「更に言うなら、奥村さんも幸せにはなれない」
川上「犠牲の果て、そんなやり方で幸せになるなんて、絶対にないよ」
春「それが何か?」
川上「あー、即答しちゃうのか、ここで……」
川上「なんでこんなやり方を選んだの?」
春「なんで、とはなんですか?」
267 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:37:32.91 ID:xXTusmpD0
川上「怪盗団のメンバーだった以上は、奥村さんは正義感も強い人のはず」
川上「芯の通った強さを持っているはず」
川上「そうじゃないと、世直しなんてやらないよ」
春「…………」
川上「なにかあるんでしょ?」
川上「奥村さんはこういうことができる子じゃない」
春「実際にできているじゃないですか」
川上「考えることはできるかもしれない。実際考え付いてるわけだしね」
川上「でもさ、実際に行動を起こせるかは別の話」
川上「私は奥村さんの直接の担任じゃないけど、それでも今の奥村さんが普通の状態じゃないのはわかるよ」
川上「自分でその理由はわかってる?」
川上「こんな破滅的なやり方を選んでる奥村さんが、歪んでること」
川上「その原因は、自覚してる?」
春「…………」
春「わかりません」
川上「……そっか」
川上「認めたくない、か」
川上「あなたみたいに賢い子が、自分で気付いてないとは思ってないよ」
春「……話はそれで終わりですか?」
川上「私の方はね」
川上「奥村さんが話したくなったらまたいつでもおいで」
川上「もう女同士の話する必要はなくなったわけだから」
川上「耐え切れなくなったら、いつでも来ていいよ」
川上「誰にも言えなくて一人で抱え込む辛さは、私にもわかるから」
春「…………」
春「必要ないです」
川上「必要あるなしを決めるのはあなたじゃない」
川上「私は先生であなたは生徒」
川上「このまま壊れていく生徒を黙ってみているつもりはないから」
川上「嫌でも話は聞かせてもらうからね」
春「…………」
春「私には彼しか必要ないので」
春「その為に私は全てを差し出すんです」
春「失礼します」
268 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:38:26.37 ID:xXTusmpD0
…………
………
……
川上『分かる!? この胃のキリキリ感!?』
川上『私基本安定重視なんだよね、もう無理だからこんな駆け引き!』
川上『副業の話出た時の心臓のバクバク具合は本気で死ぬかと思ったわ!!』
川上『あんなことやってたなんて知られてたらと思ったら、もう……!!』
川上『怪盗団は君を筆頭に問題児しかいないわけ!? ちょっと!?』
モルガナ「春との会話がよっぽど堪えたんだな……申し訳ない」
モルガナ「メイドの話は春は知らないんだけどな」
(しばらく怒鳴られ続けた……)
川上『はあ……』
川上『うーん、なんというのか』
川上『このやり方をしないといけないっていう思い込みを奥村さんから感じたかな』
川上『君を手に入れるためには全てを差し出さなければならないって言ってたし』
川上『それがなんでまでかはわからないけど』
川上『まあでも、奥村さんかなりヤバいとこまでキテるよね』
川上『これ、単なる恋愛と友情どっちをとるかだけの話なのかな……』
川上『やっぱり別に何かを抱えてる気がする、単なる視野狭窄ってだけじゃなくて』
川上『まあ、教師の勘?』
川上『注意して見てみるけど……』
川上『あの子、簡単に表に出すタイプではないしね』
川上『とりあえず、一筋縄ではいかないことだけはまあ、言わなくてもわかってるだろうけど改めて伝えとくね』
川上『あと胃潰瘍になったら君が医療費払ってね。じゃあ』
(通話が切れた……)
269 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 21:39:28.50 ID:xXTusmpD0
モルガナ「思い込み、か」
モルガナ「確かに何か思い込まないとここまで極端な行動は出ないだろうな」
モルガナ「ただそれが何かがわからないな……」
!
モルガナ「どうした?」
(春からチャットが来ている……!)
春『明日の夜、デートしない?』
春『そうだね、あまり断ってほしくはないかな』
春『断られたらちょっと過激な行動しちゃうかもね?』
モルガナ「…………」
モルガナ「送られた時間を見る限り、川上との話の直後だろうな」
モルガナ「川上とのやり取りが刺激になっちまったんだろう」
モルガナ「文章もかなり攻撃的だ」
モルガナ「どうする?」
1、断る
2、OKする
↓3レスで多い方
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 21:40:28.14 ID:SWl/l6D80
2
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/13(月) 21:55:13.61 ID:0TBz0yL20
2
272 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 22:11:50.68 ID:xXTusmpD0
(いい予感はしないが、明確に脅しと取れる言葉を使っているのを放置するのは危険だろう……)
(了承の返信をした)
春『楽しみだな』
春『じゃあ、明日ね』
モルガナ「…………」
モルガナ「杏殿や真、最近チャットの連絡がつかないことが多いよな」
モルガナ「心労が溜まっているんだと思う。今の状態は知らせない方がいい」
モルガナ「知らせてどうにかなるなら知らせるが、どうにもならないからな……」
モルガナ「明日は放課後すぐなら空いてるだろう」
モルガナ「今日はもう寝ようぜ。明日の春の様子はちゃんと見とかないとな」
高巻杏
★★★★☆☆☆☆☆☆
新島真
★★★★★★★★☆☆
佐倉双葉
★★★★★★☆☆☆☆
奥村春
※※※※※※※※※※
御船千早
★★★★★☆☆☆☆☆
武見妙
★★★★★★★★☆☆
川上貞代
★★★★★★☆☆☆☆
大宅一子
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
東郷一二三
★★★☆☆☆☆☆☆☆
273 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/13(月) 22:17:41.36 ID:xXTusmpD0
ジョーカー相手には愚痴を吐くけど春の前ではきりっとするべっきぃは教師の鑑だと思うのです
そろそろ春の問題に気付く人も出てきそうですね
竜司と祐介の出番がどうしよう、出る幕がないのです。
怪盗団の問題として絡ませたいけど、この二人に恋愛相談って無理な話じゃないですか……
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 22:38:54.63 ID:SWl/l6D80
べっきぃ春苦手って言ってるけど今一番親身に春に接してるのはべっきぃだと思うんだよな
あと副業の詳細な内容知らなくてよかったな…知ってた時の反応も見たかったけど
春の謎の行動…修羅場だろうなあ
そして
>>1
でも竜司祐介は恋愛相談させるのは無理か…!
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 10:49:16.86 ID:m8fRKlQv0
病院で流す音楽か、ジブリのインスト流してる所はあったな
双葉たんは★8以上は無いと失敗しそうだね
春ちゃん、、、
ジョーカーに特定の誰かを選ばせようとしてるのか?
自分が嫌われれば他の怪盗団メンバーは仲違いせず済むと思ってる?
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 13:11:41.49 ID:uMaiWnxJ0
いや絶対誰かにジョーカー渡すのは考えてないだろ
一回身体で誘ってるし
どうせ壊れるなら自分の手で徹底的にって感じだと自分は推測してる
277 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 20:06:56.73 ID:nMwhxFK30
3月7日 昼休み
(竜司に昨日の経緯を話してみた……)
竜司「あのさ」
竜司「川上お前に甘すぎね?」
竜司「まあ俺らのこと考えてくれるのは助かるんだけどよ」
モルガナ「川上は春以外にも、杏殿や真、双葉も4月からここに入るし」
モルガナ「恋敵としてよりは生徒として見てるんだろう、きっと」
竜司「やる気なさそうなイメージしかねえから、ぶっちゃけ意外」
竜司「で、杏や真には言ったのか?」
モルガナ「杏殿も真もどうも不安定だからな……」
モルガナ「今日のことは言っていない。言ってどうなるものかとも思うしな」
竜司「むっずかしいな……」
竜司「ん?」
竜司「あれ、真じゃね?」
(窓から見える景色の下に真がいる)
モルガナ「……春もいるな」
(ここから見る限りでは、どうやら真の方から春に話しかけているようだ)
竜司「何話してんだ、あいつら……?」
モルガナ「ワガハイたちが聞いていない以上、特にジョーカーに聞かれたくない話だろうな」
竜司「杏は大丈夫か?」
モルガナ「教室では普段通りに見せていたが……」
モルガナ「どこかやっぱり、ジョーカーのこと避けてる気がするな」
竜司「うーん」
竜司「杏が折れるなんて全然想像つかねえんだけどな」
モルガナ「同感だが」
モルガナ「今の春は本当に何をしても不思議じゃない」
モルガナ「……真も不安だな」
竜司「春に何言ってるんだろうな」
(春と真が分かれていく様子が見えた)
モルガナ「……嫌な予感しかしないな」
竜司「春もそうだし、杏も真も意見違うみたいだし、双葉にいたってはまだ話してないんだろ?」
竜司「こんだけバラバラで、本当に大丈夫か?」
竜司「収拾つくのかよ、これ」
モルガナ「……つけないと、いけない」
モルガナ「お前がまいた種だ、ジョーカー」
モルガナ「きっちり答えは出すんだ」
278 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 20:07:37.76 ID:nMwhxFK30
放課後
モルガナ「春の約束の時間までまだ間があるな」
モルガナ「誰かと会ってみないか?」
モルガナ「まだ現状を知らせてない女もいるし、双葉にも話してないだろう?」
どうしようか……
1、高巻杏
2、新島真
3、佐倉双葉
5、御船千早
6、武見妙
7、川上貞代
8、大宅一子
9、東郷一二三
>>280
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 20:12:44.61 ID:m8fRKlQv0
3
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 20:16:48.79 ID:ich13nM0O
3
281 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 20:46:04.19 ID:nMwhxFK30
《ルブラン》
双葉「おー、今日は早いな」
双葉「惣治郎、コーヒー」
惣治郎「はいはい」
(久しぶりにゆったりした時間を過ごした気がした……)
双葉「そうそう、カナちゃんから手紙来た!」
双葉「カナちゃんはPCもスマホも持ってないらしいからな」
双葉「でも高校行けば親が買ってくれるって言ってた!」
双葉「通信料払うためにバイトもするって言ってた」
双葉「だから今な、いいスマホ探してるとこなんだ」
双葉「格安SIMとかも今は揃ってきてるからな」
双葉「高ければいいってもんじゃないしな、スペックは必要な分だけでいいんだ」
双葉「カナちゃんがスマホ買ったら、毎日チャットしようなって」
双葉「今それが一番楽しみなんだ!」
双葉「お前も実家帰るし、みんなも卒業したりして会う回数は減っても」
双葉「繋がりは消えない。ネットでおしゃべりできるっていうのもあるけど、それだけじゃなくて」
双葉「怪盗団は役目を終えても、永久に不滅ってことだ」
双葉「うん、だから寂しくない。大丈夫」
双葉「強がりじゃない。本当にそう思ってる」
双葉「私はみんながいつ来てもいいように、ここを守っていくんだ!」
(双葉の声からは、怪盗団が崩壊するという事態は一切想像してないのがわかる……)
双葉+★1つ
佐倉双葉
★★★★★★★☆☆☆
モルガナ(どうする?)
モルガナ(双葉に春のことを話すか?)
1、話す
2、今はまだ止めておく
>>283
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 20:59:01.71 ID:OarRzMScO
2
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 21:16:24.57 ID:PRC5mbKP0
2
284 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 21:25:27.91 ID:nMwhxFK30
(まだ早いと感じる)
(避けられはしないが、もう少し時機を見る必要があるだろう……)
双葉「どうした?」
双葉「ははーん、お前は寂しいんだな?」
双葉「ふふん、いつでも戻ってきていいからな!」
(…………)
(早く何とかしなければ……)
285 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 21:26:39.05 ID:nMwhxFK30
《お台場海浜公園》
(春の指定した場所と時間通りに着いた……)
春「時間通りだね」
(以前と同じく、普段の私服よりも意識したコーディネートだ)
春「一回ね、夜のデートってしてみたかったの」
春「大人っぽいよね、こういうの」
春「憧れてたんだ」
春「ちょっと歩こう?」
(モルガナは以前と同じく姿を隠している)
(春はこちらの袖をわずかに摘まんで後ろから歩いている)
春「夜景、きれいだね……」
春「あれ全部が人の営みなんだね」
春「だからかな、光って暖かいよね」
春「暗闇も嫌いじゃないよ。想像力とか、そういうのは暗闇の中で生まれると私は思ってる」
春「それがカタチになったのが、あの光なんだよ」
春「私も、君と一緒に」
春「あの光の一つになりたいな」
春「…………」
(言葉が途切れた……)
春「…………」
春「そろそろかな」
春「ねえ」
(突然、袖を引っ張られた)
(身体の向きを強引に変えられる――)
!?
春「――――」
(春が背伸びして、唇と唇を重ねてきた――)
(あまりに唐突過ぎて、反応ができなくなる……)
春「んっ……」
がしゃん
!?
春「……気分はどうかな、杏ちゃん」
杏「…………!!」
286 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 21:28:36.05 ID:nMwhxFK30
春「ふう。今でもドキドキしてる……」
春「……ファーストキスが君で、本当に嬉しい……」
杏「……春、なんで……?」
(状況がわからない……!)
春「彼の意思が関係ないのは、一応言っておくよ」
春「私がしたいから、したんだよ」
杏「春!!」
杏「わざわざ呼び出して、なんで!?」
春「現実を教えてあげようと思って」
春「杏ちゃん、今どんな気分?」
春「好きな人が別の女性とキスしている姿を見るのって」
春「言ったよね、私たちは彼を巡っての敵同士になってる」
春「杏ちゃんはそれを否定しようとしてる、私を仲間に連れ戻すことで」
春「それ、今でも同じこと思える?」
杏「…………」
杏「春……?」
杏「それだけ?」
杏「見せつける為だけに、こんな真似したの?」
春「そうだよ」
春「ねえ、これでもまだ」
春「彼が杏ちゃん以外の人を選んでも、祝福できるのかな」
春「もう想像できるよね」
春「彼が、他の女性と――こういうことをする姿が」
春「自分が選ばれなかった時が」
杏「春……!」
春「ねえ、今でもまだ」
パシン!
(杏が春の頬を叩いた……!)
杏「そんなことの為に、こんなことしたの!?」
杏「なんで、意味わかんない……!?」
春「…………」
春「今叩いたのは、仲間の為に怒ったんじゃないよね?」
杏「…………!!」
287 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 21:29:48.53 ID:nMwhxFK30
春「気付いてるでしょ? 自分の中の暗い感情に」
春「嫉妬とかそういう気持ち」
春「今、杏ちゃんは仲間に対して怒ったんじゃない」
春「女の子として、私に暗い感情を抱いてる」
春「わかるよ」
杏「違、違……」
春「認めていいんだよ」
春「杏ちゃんは私を敵として見てるんだよ」
春「何もおかしいことじゃない。自然な感情だよ」
杏「違う!!」
春「うーん」
春「まあこれ以上言う必要はなさそうかな」
春「これだけ動揺してるんだもん。もう完全に自分でわかってるよね」
杏「――――!!」
(杏が走り去った――!)
(反射的に追いかけようと身体が動く)
春「駄目」
(春が思いのほか腕を強く掴んで止めた――)
春「追いかけて追いついて、君は杏ちゃんに何を言うのかな?」
春「今ね、杏ちゃんが何を一番許せてないと思う?」
春「私に対してじゃない。私のことを許せなかった自分自身に対して」
春「醜い感情に溺れそうな自分自身が許せないんだよ」
春「そんな杏ちゃんに、同情で追いかけたって、惨めさが増すだけだよ」
…………、
(春の目は、仲間を気遣うものになっている気がする……)
(春が手を離した)
春「まあこれも私の作戦かもしれないけどね」
春「追いかけられたら困るからこんなことを言ってるのかもしれないよ?」
春「私は私の好きにした」
春「だから君も、好きにすればいいよ」
…………、
自分がするべき行動は――
1、追いかける
2、ここに留まる
288 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 21:30:19.70 ID:nMwhxFK30
↓3レスで多い方
今日はここまで
なんで自分はバレンタインにこんな修羅場を書いているんでしょうか……?
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 21:32:24.43 ID:m8fRKlQv0
2
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 21:45:09.38 ID:OarRzMScO
2
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 21:55:57.64 ID:h6CMOdRxO
2
292 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/14(火) 22:00:59.15 ID:nMwhxFK30
BADEND回避しました。まあこれは分かりやすいですよね。
今まで言葉での応酬ばっかりだったので、もっとわかりやすい修羅場……となったらこうなりました。
何故バレンタインにこんなことを考えて書いているのでしょうか。
ジョーカーサイドから見ると状況がわからないと思いますが、次回春が説明してくれます。
エンジン暖まってきたようです。多分このまま暴走していきます。止めることができるのでしょうか。
それは皆さんの選択次第です。あと春ファンは本当にすみません。
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/14(火) 22:06:38.40 ID:YxKhTecU0
きつい……春もこんなやり方選ばざるをえないといけないくらい追い詰められてるのか
割り切れる性格じゃないだろうになぁ、杏殿は立ち直れるかな
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 01:14:42.95 ID:cVTkPvLa0
バッドエンドは回避したが、だからハッピーエンドまっしぐらって訳にはいかないよな
ここのバッド回避は「何とか人死にが出ませんでした」レベルだし
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 04:51:24.89 ID:ZOJYI4uL0
けど杏の気持ち考えてる辺り、春も壊す気ではあっても未練はあると思う
なんか無意識に止めてしまったのを、なんてね、って感じするし
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 12:11:04.09 ID:3wDCVL4OO
大宅とひふみんに相談する事で春の止め方がわかるのかな?
春ちゃんスナイパーがいるとしたら、一度春ちゃん止めて崩壊を防いだのちならまた春ちゃん落とせるの?
297 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/15(水) 20:22:41.36 ID:CJeW+BSK0
(確かに杏にかけるべき言葉が、少なくとも今の自分にあるとは思えない……)
春「行かないんだ」
(春がバッグからハンカチを取り出した)
春「リップが付いてる。拭いた方がいいよ」
1、大胆にやってくれたな
2、これで本当に嬉しいのか?
>>299
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 20:36:06.05 ID:RI0ggNOH0
1
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 20:53:48.24 ID:Pv4EJhgFo
1
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 20:58:35.10 ID:2U+9YDQB0
1
ジョーカーキレてるな
301 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/15(水) 21:04:09.67 ID:XWfFmDUG0
春「……そうだね」
春「私が私の本質に気付くまで、きっとできなかった」
春「もし出会わなければ一生無理だったかもしれない」
春「元々、恋愛なんて諦めてた」
春「会社の為の政略結婚、一度は受け入れてたから」
春「だから初めてが君で嬉しいのは、本当だよ」
春「勿論、もっと理想のシチュエーションとか、考えたことがないわけじゃないけど……」
春「理想を求めすぎて、失敗したら意味がないから」
春「……まだ訊きたいことがありそうだね。座らない?」
(ベンチに座って話を聞くことにした)
春「もう説明する必要もないと思うんだけど」
春「今日のデートは杏ちゃんの心を折る為だったんだ」
春「もし誘いに乗らなかったらね。別のやり方を試してみたと思うけど」
春「時間はずらして杏ちゃんを誘っておいたの」
春「杏ちゃんの容姿って目立つからね。カーブミラーもあるし、タイミングを計るのは難しくなかった」
春「……さすがにドキドキしてる。今もまだ」
春「それが君とキスできた嬉しさなのか、杏ちゃんに対する罪悪感なのか」
春「或いは杏ちゃんに言ったような、暗い感情からの優越感や悦びなのか……」
春「本当を言うと、自分でもわかってないの」
春「どういう感情だったとしても、関係ないんだけどね」
302 :
◆86inwKqtElvs
[saga]:2017/02/15(水) 21:04:57.09 ID:XWfFmDUG0
春「…………」
春「『何故かつての仲間に対してここまでするのか?』」
春「そう訊きたそうだね」
春「川上先生にも言われたな。なんでそんな破滅的なやり方をするのかって」
春「そうだね。今日は付き合ってくれたし、私の方は上手くいってるし」
春「ヒントは教えてあげる」
春「怪盗団を、かつての居場所を壊すのはね」
春「君に私を選ばせるのに、絶対に必要なことなんだよ」
(…………)
(以前も感じたが、春は確実に自分が春を選ぶと信じて疑っていないように感じる)
(ただそれが怪盗団を壊すこととどう繋がるのか……)
(何らかの思い込みがあると川上やモルガナは言っていたが、ただ無根拠に思い込んでるだけとも思えない……)
春「君を利用したことを謝るつもりはないよ」
春「私は君を奪う。何を差し出してでも、何を犠牲にしてでも」
春「君を裏切ってでも、私は君を手に入れる」
春「そう言ったよね」
(口調は普段と変わらないのが、逆に覚悟を表している……)
春「さて、と」
春「次は双葉ちゃんだね。双葉ちゃんはどうしようかな」
1、真はどうした?
2、双葉は後回しじゃなかったのか?
>>304
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/15(水) 21:13:06.87 ID:HGImPMT+0
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