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スノーホワイト「ファブが逮捕された?」
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1 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/06(金) 00:19:51.48 ID:h18h8Oa70
これは魔法少女育成計画の二次創作です
クロスオーバーあり
作者はアニメしか把握してません
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1483629591
2 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/06(金) 00:20:32.91 ID:h18h8Oa70
スノーホワイト「どういうことですか?ファブが逮捕されたって……」
ミトン「あー……細かくは言えないんだけど実は裏で色々悪事を働いていたらしくてね。
それを調査していた管理局が証拠を見つけて、手を貸していたクラムベリーも一緒に逮捕したという訳なんだよ」
ルーラ「それで、これから私達の境遇はどうなるというの?」
ミトン「これから別の試験官が君たちの元にやってくるから、その人の指示の通りに選抜試験が行われるよ」
シスターナナ「やっぱり試験は行われるのですね。出来れば皆さま全員で魔法少女を続けられたら良かったのですが……」
ミトン「残念だけど全員が合格という訳には行かないんだ。なかなかこっちも不景気でね。
じゃあ僕は他の地域で魔法少女を探さなきゃいけないからこれで失礼するよ。
三日ぐらい経ったら新しい試験官がくるからそれまで待機しててね」
ねむりん「おつー」
3 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/06(金) 00:21:00.69 ID:h18h8Oa70
三日後
ケイネス「やれやれ……この私がなんでこんな土地で試験官等やらなければならないのか。
全くこんな時に適性者がいないとは本当に魔法少女という連中は使えぬ奴らだ」
ケイネス「それにしてもこのマジカルフォンはなんと使い辛い……。
さっさと使い方をマスターして試験を円滑に進めなければ我がアーチボルト家の沽券に関わる」
ケイネス「……よし、大体覚えたぞ、さすが私だ。この『チャットルーム』に入ってっと」
ケイネス「皆の者!私が魔法の国からやってきた魔法使い。ケイネス・エルメロイ・アーチボルトである。
これから試験官として君たちを審査するので気を引き締めて善行を働くようにすることだ」
ねむりん「よろー」
たま「よろしくにゃ」
トップスピード「よろしくー!」
シスターナナ「よろしくお願いします」
ミナエル「ねーねーユナ―あの人の髪ヤバくない?老後絶対禿げるよねwww」
ユナエル「それ言えてるーwww」
クスクス……クスクス……
ケイネス「お前ら、全員不合格にされたいのか!!」
こうして新たに現れた試験官は魔法少女達への印象が最悪な状態でスタートするのであった。
4 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/06(金) 00:21:33.89 ID:h18h8Oa70
一旦ここまで
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/01/06(金) 00:23:54.20 ID:885zk41w0
おつ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 00:55:27.31 ID:WLATuTwpo
fate?
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 02:10:33.71 ID://XqaVoc0
ケイネスとルーラは仲良くなれそう?
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 09:27:26.91 ID:LM5/7+Kb0
ケイネスなら家訓の仕来りや、それ相当な恨みを買わないかぎり人は殺さないだろ
9 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:01:45.23 ID:h18h8Oa70
安アパート
ケイネス「……さてとファブが契約した魔法少女達の資料に目を通さなければ、ん?
『ハードゴア・アリス』だと、なんで後から追加で増やしてるんだあのポンコツマスコットは…
あとで紹介しなければならない後任の試験官の苦労も考えておけと……全く」
ケイネス「それにしてもファブとクラムベリーはとんでもない事をしでかしたくれたものだ。
管理局の白い悪魔によって鎮圧されたようだが、それだけで事は完全に収まらないだろう」
ダヨーン「だよーん!」
デカパン「ホエホエ〜!」
ダヨーン「だよーん!!」
デカパン「ホエホエ〜!!」
ケイネス「…………」
ダヨーン「だよーん!!!」
デカパン「ホエホエ〜!!!」
ケイネス「煩いぞ隣ぃ!!……はぁ単身赴任は辛い、ソラウよ。婚約者が遠くに行って寂しい想いをしていないだろうか」
魔法の国
ソラウ「ねぇディルムッド……ケイネスが単身赴任でしばらく家にいないから一緒に暮らしましょうよ」
ディルムッド「いえ、それは……ソラウ殿は我が主だけを愛してください」
ソラウ「勿論ケイネスの事は愛してるわよ。だからディルムッドはあくまで主従として、ね♪」
ディルムッド「(このままでは押し倒されてしまう……)今夜はまだ職務が残っているので御免!」
ソラウ「あーあ……もうウブなんだから♪」
灯台
スノーホワイト「あれ?」
ラ・ピュセル「どうしたの?」
スノーホワイト「どこかで悲しい声が聞こえたような……気のせいかな」
10 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:02:30.38 ID:h18h8Oa70
ケイネス「……さて今日はハードゴア・アリスを皆に紹介させて改めて15人の魔法少女を審査していくか
む、魔法の国から連絡だと……はい、ええ、確かに今私はN市にいますが……
何?あの男達が魔法の国から脱獄しただと!?」
N市、上空
トップスピード「いやー昨日はファブとクラムベリーが捕まったと聞いて驚いだなぁ」
リップル「別に……なんか胡散臭かったし」
トップスピード「まあ、言われてみれば確かに怪しい所はあったかなー」
女性「きゃあーー!!」
リップル「女の悲鳴……」
トップスピード「向かうぞ!!」
森の多い公園
パラガス「フフフ、お嬢さん、これから私と良い事をしようじゃないか」
女性「いやー!!股間を近づけないでー!!変態―!!」
パラガス「変態なんて罵られたらわしの息子ぉ!がますます元気になってきたわい」
トップスピード「そこまでだー!!」
リップル「逃げて」
女性「ありがとうございます!」
パラガス「あーう!わしのピチピチギャルが逃げてしまった……」
トップスピード「うわーなんだこいつら、人の事言えないけど見た事ない恰好してるな」
パラガス「わしはパラガスでございます。そして隣にいるのが、わしの息子の」
ブロリー「ブロリーです」
タコ「私はタコ科学者ですじゃ」
リップル「女の敵め、全員ぶちのめす!」
11 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:03:22.00 ID:h18h8Oa70
リップル「はぁーー!!」
パラガス「威勢のいい魔法少女だ。だがわしも魔法使いでね。
そこらの魔法少女が挑んだ所でわしを倒せんよ」
リップル「くっ」
トップスピード「リップル―!!」
パラガス「しゅわっと!スピードを生かした体当たりか。危ない危ない」
トップスピード「ここは一旦引こう。リップル」
リップル「あの変態男どもを放って行くわけにはいかない!!」
ケイネス「いや、引きたまえ。これは魔法の国の問題だ。君たち新人が出る幕ではない」
トップスピード「ケイネス!」
パラガス「おやおや、お久しぶりですなぁケイネス殿。婚約者のソラウは元気にしているかな?」
ケイネス「忘れぬぞ……貴様が我が愛しのソラウに卑猥な行動を取ろうとしたことを」
パラガス「わしはただ冷めきった関係の婚約者に熱い情熱と精を注いであげようと思った次第で」
タコ「コンピュータが弾きだしましたデータによりますとケイネスとソラウの関係は破局するようですじゃ…うわへへ」
ケイネス「そんな事は断じてありえん!!ソラウは……ソラウは私だけを愛しているのだ!!絶対に!!」
トップスピード「なんかケイネスの家庭って色々複雑みたいだな」
リップル「……どうでもいい」
パラガス「あの時は管理局の白い悪魔に邪魔され捕まったが、なんとか脱獄してきたぞ」
ケイネス「フン!貴様が管理局の女達にも色目を使うから罰が当たったのだ」
パラガス「だってフェイトたんはわしのドストライクゾーンだったんだもん」
ブロリー「俺はコロナちゃんが好きです」
12 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:04:07.40 ID:h18h8Oa70
ケイネス「くだらん戯言はここまでだ。貴様たちは魔法の国の品格を落とすウジ虫だ。
このケイネスが直々に誅罰を与えてやろう」
パラガス「あいにく、わしもこの地でピチピチギャルを集めてハーレム王国を作る夢があるのでね
お前に捕まる訳には行かんのだよ。くらえわしの魔法(デッドパニッシャー)を!!」
リップル「ちっ……なんて攻撃……」
ケイネス「ククク……私の魔法(月霊髄液)を忘れていたかパラガス。その程度の攻撃ではこの防御を突破することは不可能だ」
トップスピード「へえ〜やっぱ試験官を受け持つ人はやっぱり強いんだなぁ〜」
パラガス「なに、先ほどの攻撃は余興だよ。では本番を見せてあげよう……ブロリー!!
あの目障りなケイネスを徹底的にぶちのめしてしまえー!!」
ブロリー「はい……フン!」
ケイネス「ごはっ!ば、馬鹿な……私の魔法の防御をぶち抜く、とは……」
リップル「ちっ、やはり私も戦う!」
ブロリー「くノ一、可愛い!!嫁にしたい……」
リップル「クソ!気色悪い……」
トップスピード「リップルから離れろ!!」
ブロリー「何なんだ、今のは……クックック」
トップスピード「体当たりも効かないなんて頑丈過ぎるだろ!」
ブロリー「魔女っ娘も可愛い!!ハメたい……はぁはぁ……気が高まるぅ……溢れる……ううううん!!」
パラガス「い、いかん!このままではわしが楽しむ前に彼女達のアソコがブロリーに破壊しつくされてしまう!!
お、落ち着くんだブロリー!!」
ブロリー「そ、それは無理ーです。ぬおおおおおおおおお!!」
???「情けないねぇ。あんた達、それでも魔法少女かい?」
ブロリー「誰―ですか?」
13 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:04:48.66 ID:h18h8Oa70
メアリ「N市に来たからにはこのカラミティ・メアリ様に一言挨拶するのが礼儀じゃないのかい?筋肉達磨のお兄さん」
ブロリー「エロい姉ちゃんがきたぁあああああ!!」
メアリ「なあケイネス、こいつの逮捕に協力したら私を合格にするってのはどうだい?」
ケイネス「そ、そんな特例は認めん。だが大きな善行を働いたとして高く評価しよう……」
メアリ「まあ、それで手を打っておくかい」
ブロリー「姉ちゃんが俺の相手をしてくれるのか?楽しみだなぁ」
メアリ「あんたにはこれがお似合いかね」RPG
ズドォォォン!!
ブロリー(ニヤリ)
メアリ「無傷とはほんっとに頑丈だねぇ……だったら硫酸で」
ブロリー「はぁ!(イレイザーキャノン)」
メアリ「ッ!!」
トップスピード「メアリが!!」
リップル「あいつは気に入らないけどこのままじゃ……」
ブロリー「さて……いただきます」
パラガス「ずるいぞブロリー!わしも混ぜんかい」
メアリ―「」気絶中
奈緒子「」←変身解除
ブロリー「へあ!!ば、ばーーかーーなーーーー!!」
パラガス「しまった!ブロリーがショックの余り爆散してしまった」
ケイネス「今だ!!」ザシュ
パラガス「あーう!!」
トップスピード「これで一件落着かな」
リップル「……これがメアリの」
奈緒子「」
ケイネス「一応、彼女が一番の手柄として評価しておこう」
14 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:05:25.44 ID:h18h8Oa70
ラビットハウス
ケイネス(という事があり、その場でパラガスを捕獲し、魔法の国への引き渡しも終わった。報告書の作成はこれで良し)
チノ「いらっしゃいませー」
奈々「おや?貴方はケイネスさんではありませんか」
ケイネス「君は?」
奈々「私はシスターナナです。隣の彼女はヴェス・ウィンタープリズンです」
雫「よろしく」
ケイネス「そうか。よくここに来るのか?」
奈々「はい、店の雰囲気も良いですし、私の好きな小説家さんもよく通っていて」
ケイネス「確かに古風があり落ち着いた良い店だな」
ジョセフ「あー!!まっずいのう!!このコーヒーは泥水のようじゃわい」
アヴドゥル「ジョースターさん!そんな事を言っては駄目ですよ」
ポルナレフ「なあ知ってるかい花京院?どうやらこの街には魔法少女がよく出没してるらしいぜ」
花京院「いいですかポルナレフ。メルヘンやファンタジーじゃああるまいし魔法少女なんて存在しないんです」
ポルナレフ「いやいや考えてもみろ!スタンドが存在するなら魔法だって存在してもおかしくないだろ」
花京院「いいえ。ありえませんね」
承太郎「……やれやれだぜ」
ケイネス「全く騒がしい観光客共だ……そこのウェイトレス、コーヒーのお代わりとサンドイッチを一つ頼む」
ココア「はい♪すぐご用意しますねー」
奈々「一人でも多く試験に合格出来ればいいですね」
雫「そうだね。私も奈々の望みが叶えば良いと思っているよ」
パラガス騒動編 完
15 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/06(金) 18:06:50.98 ID:h18h8Oa70
今回はここまで
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 18:12:31.20 ID:LM5/7+Kb0
Fate ジョジョ ごちうさしか知らんけど思う存分風呂敷広げたな
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 19:06:36.06 ID:GR9rQG2wO
管理局と聞いてもしやと思っていたが、やっぱりなのはさんがいたか
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 21:17:26.68 ID:7ox5GVwA0
スイムスイムと彼女の自称姉のラ・ピュセルのコーヒー屋さんか。
19 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:13:37.04 ID:2c5QSf6g0
安アパート
モノクマ「うぷぷぷ〜やっぱりマスコット枠は必要だよね〜白黒だしオイラを後任にするといいよ」
QB「魔法少女の契約なら僕に任せてほしいんだ」
コエムシ「子供達への指南役なら俺も経験あるぜー」
マジカルルビー「可愛い魔法少女達がいると聞いて!」
ケイネス「お前ら帰れ!!」
ppp
ケイネス「どうした?」
シスターナナ「ケイネスさん。折り入って相談したいことが……」
ケイネス「なんだ」
かくかくしかじか
ケイネス「ふむ、面白い。いいだろう 皆に紹介したい人もいるしな」
シスターナナ「ありがとうございます」
ケイネス「……オフ会か」
20 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:14:27.12 ID:2c5QSf6g0
魔法少女達のオフ会 の巻
とある雪山
スノーホワイト「確か地図だとこの辺に……あった」
ラ・ピュセル「大きな旅館だね。『魔法少女の姿で来てください』と書いてたけど大丈夫かな」ガラガラ
エンヤ「ようこそ魔法少女の皆さま、私はこの旅館の女将をしておりますエンヤですじゃ」
スノーホワイト「おばあさんも魔法少女なんですか?」
エンヤ「いやいや、わしはただの魔法使いですじゃ。人間界に来た魔法使いの疲れを癒すための場を任されているのじゃよ」
エンヤに案内された部屋はスノーホワイトとラピュセルの二人が泊まる用の部屋だった。
ラ・ピュセル(あれ?もしかして今夜は小雪と同じ部屋で寝泊まり……ドキドキ)
スノーホワイト(そうちゃんのドキドキが伝わってくるよ……)
ラ・ピュセル「そ、そうだ!さっきエンヤが道具を好きに使っていいって言ってたからスキーでもしないか?」
スノーホワイト「うん。私、あんまり上手じゃないから教えてね」
ラ・ピュセル「任せてよ!」
21 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:15:08.04 ID:2c5QSf6g0
その頃
ルーラ「やっと着いた……全く、現地集合じゃ絶対迷うと思っていつもの寺に集合したのに何で遅刻するのよ!」
たま「ごめんなさいごめんなさい!!目覚ましで起きれなくて……」
ルーラ「ほんっと馬鹿で役立たずね!もうさっさと入るわよ」
たま「はい……」
ミナエル「ルーラっていつもイライラしてるよね」
ユナエル「これじゃいつまで経っても男の貰い手が出来ないね」
ルーラ「そこの双子!!おだまりなさい!!」
ルーラ(別に私はモテない訳じゃのよ……周りに私と釣り合うだけの男がいないだけよ。前に辞めた会社だって……)
ルーラの回想シーン
早苗「貴方、他の人達と比べて良い仕事をしてるわね。もし貴方がもっと努力して上を目指そうとすれば
どんどん出世できるほどの実力があるはずよ。私が保証するわ」
吉良「……いえ、買い被り過ぎですよ。では私は書類を届けなければならないんだ……それでは」
早苗(何よあいつ、せっかくこの私が評価してやったのに…!)
同僚「やめとけ!やめとけ!あいつは付き合いが悪いんだ。
「どこかに行こうぜ」って誘っても楽しいんだか楽しくないんだか……
『吉良吉影』33歳 独身、仕事はまじめでそつなくこなすが今ひとつ情熱のない男……
なんかエリートっぽい気品ただよう顔と物腰をしているため女性社員にはもてるが
会社からは配達とか使いっ走りばかりさせられてるんだぜ
悪い奴じゃあないんだがこれといって特徴のない……影のうすい男さ」
ルーラ(あの会社はロクな男がいなかったわ)
22 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:16:09.44 ID:2c5QSf6g0
アリス「…………」
ケイネス「君が新人の魔法少女だね。私が試験官を務める魔法使い、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトである」
シスターナナ「初めましてハードゴア・アリスさん、私がアリスさんの教育係を受け持つシスターナナです」
アリス「…………」コクリ
アリス「……あの」
シスターナナ「何ですか?」
アリス「白い魔法少女は、どこにいますか?」
シスターナナ「白い……マジカロイド44さんならカラミティ・メアリさんと一緒に温泉に入ってますね」
アリス「…………」スタタタ
プリズン「礼儀のなってない奴だな」
シスターナナ「アリスさんにとってよっぽど会いたい人物なんでしょう」
女湯
メアリ「ぷはぁ〜温泉に浸かりながら飲む日本酒は格別だねぇ」
アリス「…………」ジィー
マジカロイド「何か私に用デスか?お嬢さん」
アリス「……違う」
マジカロイド「行っちゃいましたね」
メアリ「見た事ない顔だね。こいつが新しい魔法少女かい?」
23 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:16:46.37 ID:2c5QSf6g0
シスターナナ「そうですか、違いましたか……それならスイムスイムさんの方かしら?」
アリス「…………」スタタタ
プリズン「全く、せわしないな」
ルーラ組の部屋
アリス「…………」ジィー
スイムスイム「……?」
ルーラ「何なのこの子?」
アリス「……違う」
たま「行っちゃった」
ミナエル「ねぇねぇルーラ、ここスキーで遊べるらしいよ」
ルーラ「あんた達、スキーやりたいの?」
ユナエル「ううん、どっちかというとねークスクス」
24 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:17:46.46 ID:2c5QSf6g0
シスターナナ「そうですか。他に白い魔法少女ならスノーホワイトがいますね」
プリズン「彼女ならラ・ピュセルと一緒にスキーをしに山を登って行ったよ」
ケイネス「夕食までには帰って来いよ」
アリス「…………」コクリ
雪山・スキーエリア
スノーホワイト「まるで私達だけの貸し切りみたいだね」
ラ・ピュセル「魔法の国専用だから一般人は入れないようになってるんだろうね」
アリス「…………」ジィー
スノーホワイト「ん?誰だろうこの子」
アリス「スノーホワイト……見つけた……」ニタァ
ラ・ピュセル「なんだか怪しいな……」
アリスがゆっくりとスノーホワイトに近づいていった。
彼女に触れようと手を伸ばした瞬間、一瞬にしてアリスの首が宙を舞い。
鮮血が真っ白な雪の大地を赤く染めた。
スノーホワイト「いやああ!!」
ラ・ピュセル「なんだこいつは……」
赤カブト「ぐおおおおおおおおおお!!」
全長10mはある巨体のクマが二人を見下ろしていた。
冬眠から早くも目覚めたクマは飢えて興奮しており。
目の前の魔法少女二人を捕食の対象として見ていた。
25 :
◆kJur2.rMxfRZ
[saga]:2017/01/08(日) 20:18:24.04 ID:2c5QSf6g0
今回はここまで
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/08(日) 21:08:55.55 ID:+LuDdrIP0
近来兵器を扱う魔術師 衛宮 切嗣VS 追跡する爆弾を放つ爆弾にさせる吉良吉影 に乞うご期待!!
27 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:10:26.82 ID:72VnDpcq0
ミナエル「ある〜日♪」
ユナエル「森の中〜♪」
ミナエル「くまさんに〜♪」
ユナエル「出会った〜♪ってあれ?」
ミナエル「どうしたん?」
ユナエル「あそこに白いのと黒いのが……」
場面は変わり―――
ラ・ピュセル「来るなら来い!!僕が相手だ!!」
赤カブト「ぐがああああ!!」
ラ・ピュセルの斬撃が赤カブトの皮膚を切り裂くが野生ゆえのタフネスさか
一切怯む事無く剛腕を振り回し、大剣を弾き飛ばした。
ラ・ピュセル「しまっ!?」
スノーホワイト「そうちゃん!!」
28 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:10:56.80 ID:72VnDpcq0
赤カブト「がはっ……!?」
赤カブトがゆっくりと倒れ、地面を揺らす。
ラピュセルが視線を向けると背中からごぼごぼと血がこぼれ落ちているのが分かった。
更に視線を変えると赤カブトの背後には先ほど首を刎ねられた筈の少女が立っていた。
右手には赤カブトの物と思わしき大きな心臓を握っている。
ラ・ピュセル「君……首が取れて、死んだ筈じゃ……」
アリス「……魔法で治りました」
スノーホワイト「魔法って……あれ致命傷だったよね?」
アリス「身体の大きい方から怪我が治ります。だから平気です」
ラ・ピュセル「そうだったんだ。じゃあ僕たちを庇ってくれたんだね。ありがとう!」
アリス「いえ……スノーホワイトが無事で良かったです」
ラ・ピュセル「そう言えばスノーホワイトの事を探してたよね。どうして?」
アリス「……礼が、言いたくて」
スノーホワイト「礼?私、何かしたかな?」
アリス「はい、鍵を無くして困っている所を助けてくれました」
スノーホワイト「……!?まさか、あの時の」
29 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:11:34.76 ID:72VnDpcq0
その頃、ルーラ達は
ルーラ「つまり私達はそのハードゴア・アリスの歓迎も込めてオフ会を開いたという訳ね」
シスターナナ「はい、皆で暖かく迎え入れたいと思いまして」
ルーラ「どうせやるなら前もって私に連絡すればもっと素敵な」
ppp
ルーラ「何よミナエル」
ミナエル『ルーラ〜雪山で白いのと黒いのが殴り合いしてて面白いから映像見せてあげる〜♪』
ルーラ(白いのと黒いの?まさかスノーホワイトとハードゴア・アリスが殴り合い!?)
ミナエルから送られた映像
クウガ「はぁ……はぁ……うわああああああああ!!」
ダグバ「あははっははっははははははは!!」
ミナエル『どお〜?片方は泣いててもう片方は笑いながら殴り合いしててすっごい面白いでしょー』
ルーラ「誰よあいつら!?すっごいどうでもいいわ!!この馬鹿、切るわよ」
30 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:12:03.62 ID:72VnDpcq0
ppp
ルーラ「今度はユナエルから……はいもしもし」
ユナエル『ルーラ〜雪山で赤いのと青いのが言い争いしてて面白いから映像見せてあげる〜♪』
ルーラ(赤と青?私達とは絶対関係無い内容よね)
ユナエルから送られた映像
(0M0)「結局、俺とお前は奴らの尻拭いをさせられていただけなんだよ!奴らの犯したミスの為にな!!」
(0w0)「証拠は?ナニヲショーコニズンドコドーン!」
(0M0)「証拠は、俺の体だ。急きょ作ったライダーシステムのせいで…オデノカラダハボドボドダー!」
(ゆき)
(0w0)「そんな…」
(0M0)「そしてお前の体もいつかそうなる。覚悟しておくんだな」
(0w0)「ウゾダ…ウゾダドンドコドーン!」
ユナエル『どお〜?さっきから滑舌おかしくて超ウケるよね〜』
ルーラ「だから誰よ!?そんなくだらない事でいちいち電話してくんな!!」
31 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:12:35.07 ID:72VnDpcq0
夜
ラ・ピュセル「そっかーアリスはスノーホワイトに憧れてこのアバターにしたんだ」
アリス「白と黒なら似合うと思いました」
スノーホワイト「アリスも魔法少女が好きなんだね」
エンヤ「さぁさぁ、今日は立派な熊肉が入ったのでご一緒にどうぞ」
たま「わあ〜私、熊肉食べるの初めて」
ねむりん「美味しそうだね〜」
トップスピード「よしよし、リップルの分もよそってやるよ」
リップル「自分でやるからいい」
ラ・ピュセル(もしかしてこの熊って……)
スノーホワイト(雪山で襲ってきた大きい熊かな?)
シスターナナ「どうやらアリスさんは皆と上手く打ち解けているようで良かったです」
プリズン「優しいねナナは」
マジカロイド(相も変わらずバカップルですこと)
ルーラ「ほらこれ煮えてるわよ。そこの双子!肉ばっか食うな」
スイムスイム「あむあむ…」
ミナエル「鍋奉行かよ」
ユナエル「いるよね。何でも仕切りたがる人」
カラミティ・メアリの個室
ケイネス「お前は皆と食べないのか?」
メアリ「あいつらと同じ釜の飯を食うなんてごめんさ。飯が不味くなる」
ケイネス「そうか。騒がしいのは好きじゃない気持ちは分かる。ゆっくりくつろいでくれ」
メアリ「あいよ」
ケイネス「さて……温泉にでも入るか」
32 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:13:13.53 ID:72VnDpcq0
トップスピード「さ〜て、たらふく食ったし温泉入ろうぜ〜」
リップル「分かったから引っ張るな」
ラ・ピュセル「あっ……」
ラ・ピュセル(この流れは不味い!男である僕が女湯になんて入ったら破滅だ……)
トップスピード「ん?どうした?」
ラ・ピュセル「い、嫌なんでも……じゃあ僕はこれで」
トップスピード「そんな事言わずに一緒に入ろうぜ〜♪」
ねむりん「私もラ・ピュセルと一緒に入りたいな〜♪」
ラ・ピュセル(二人はよく無邪気に抱き着いてきて恐ろしい!!刺激が強すぎる!!)
スノーホワイト「ラ・ピュセルは私と卓球して汗を流してから温泉入るんだよね」
ラ・ピュセル「そうそう!!先に運動した方が気持ち良く入れると思ってねー!!」
ラ・ピュセル(ありがとう小雪!!本当に助かったよ!!)
トップスピード「そっかそっか。お二人さんの邪魔をしちゃ悪いもんな。じゃお先〜」
ねむりん「ラッブラブ〜♪」
ラ・ピュセル「助かったよスノーホワイト」
スノーホワイト「ねえ、ラ・ピュセル……あの二人に抱き着かれた時、すっごい喜んでたよね」
ラ・ピュセル「よ、喜んでないから!」
スノーホワイト「心の中でデレデレしてたの読んだもん!そうちゃんのスケベ」
ラ・ピュセル「それは不可抗力だから!男として普通の反応だから!」
スノーホワイト「もう、そんな必死で否定しちゃって…クスクス」
ラ・ピュセル「はぁ、小雪ったら……ふふっあははは」
33 :
◆kJur2.rMxfRZ
[sage saga]:2017/01/20(金) 20:13:48.06 ID:72VnDpcq0
今日は魔法少女達にとってとても平和でとても楽しい一時でした。
だが、そんな日々はこれ以上続くことはありませんでした。
次の日
シスターナナ「ではこれでオフ会は終了となります。皆さま今後も頑張って人助けを続けていきましょう!」
ケイネス「さて身支度も済ませた事だし、ん?日中なのに空が暗いな」
皆が異変に気付き、外を見上げると太陽が黒くなっていた。
皆既日食と呼ばれる現象による物だが、今日がその日だとは全く予報されてはいない。
ミナエル「うわーすっげー!」
ユナエル「撮影しとこー」
ラ・ピュセル「おかしいな……皆既日食が起こるなんてニュースで流れてない」
スノーホワイト「何だが嫌な予感がする」
ケイネス「もしかしたら魔術的な儀式による影響かもしれない。さっそく調べるとしよう」
彼女達の予想通り、この皆既日食はただの現象ではなかった。
この皆既日食が起きた直後に多数の命が奪われていった。
これは新たなる戦いへの狼煙となるのであった。
とある場所
ワイズマン「これでサバトは終わりファントム達が誕生した。我が目的が達成する日も近い……」
34 :
◆kJur2.rMxfRZ
:2017/01/20(金) 20:21:10.11 ID:72VnDpcq0
今日はここまで
そろそろ更新を早めたい
>>8
このSSでは悪役じゃないが血統を重んじる性格なせいで魔法少女を見下しがちな先生である
>>17
担当地区が違うのでN市では登場しないほぼ背景キャラである(出したら戦闘バランスががが)
35 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:32:06.07 ID:oowZyYJ50
ケイネス「つまり此度の事件はファントムという魔物達の仕業だと」
ブラッドレイ「うむ、彼奴等は今、人間界で暴れ回っているがいずれ魔法の国に楯突く存在となるかもしれん
そこでケイネス君、対ファントムの研究者である笛木君と合流し魔法少女達と共にファントムを殲滅してもらいたい」
ケイネス「我々がですか?」
ブラッドレイ「笛木君の情報によるとファントム達は現在、N市を拠点として活動しているらしい
そこで現地の魔法少女の力も借りて討伐する方針になったのだ」
ケイネス「そうですか。ではこのケイネス・エルメロイ・アーチボルト。全力を持って期待に応えて見せましょう」
ブラッドレイ「ハハハ!頼もしい返事だな。まぁあまり肩に力を入れ過ぎんようにな。お主は少々気張り過ぎて空回りする所もある」
ケイネス「はっ!お気遣い頂き感謝します!」
ブラッドレイ「では幸運を」ピ
ケイネス(これはチャンスだな。この私の手でファントム達を討ち滅ぼせば経歴に箔が付きアーチボルト家もより一層安泰するというもの
そしてソラウも私の有能ぶりを知って更に惚れ直すだろうさ)
ケイネス「クククッハハハッハハハハハハハハハ!!」
36 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:32:41.92 ID:oowZyYJ50
ppp
ケイネス「む?こいつは……何の用だ凌馬」
凌馬「やぁケイネスさん。何だか面白ゲフンゲフン、大変な事態になってるようだね」
ケイネス「相変わらず貴様は耳が早いな。要件を早く言いたまえ」
凌馬「我々技術者が開発した魔法の道具をプレゼントしようと思ってね。ファントム退治にも役立つ筈さ」
ケイネス「ふん、そんな物に頼らなくても私の用意した礼装だけで十分だ」
凌馬「ケイネスさんならそうでしょうけど、現地の魔法少女達はまだ日の浅い新人らしいじゃないか
彼女達の経験不足を補うために装備は不可欠だ」
ケイネス「上手い事言って実際は開発した道具のデータが欲しいだけじゃないのか?」
凌馬「……ははは!まさかそんな」
ケイネス「返事をするのに間があったぞ」
凌馬「何にしても魔法少女達に道具を渡せば仕事もしやすくなってケイネスさんにとっても損は無いと思うよ」
ケイネス(もし魔法少女達がファントムの戦いで命を落とす事があれば私の名誉にも関わる
ここは生存率を少しでも上げるために戦力を増強するべきか)
ケイネス「よし、いいだろう。ありがたく使わせてもらうとしよう」
凌馬「決まりだね。手続きやら申請やらあるからすぐには渡せないけど準備が終わり次第送るから適当に分配頼むよ」
ケイネス「分かった」ピ
凌馬(さてさて、ケイネスさんの所はどんな魔法少女達がいるのかなっと、ちょこっとハッキングさせてもらうよ♪)
37 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:33:40.10 ID:oowZyYJ50
殆ど人が通る事の無い寂れた商店街
更にケイネスによる人払いの魔法がかけられ
誰一人、人間が立ち入らないようになっていた。
その場所でケイネスと15人の魔法少女は集まっていた。
ファントムを討伐するべく魔法の国から派遣された笛木と合流するために。
そして予定時刻に差し掛かった頃、彼女達の前に白い衣装を着た魔法使い、笛木が姿を現した。
白い魔法使い「待たせたようだな」
ケイネス「いや、定時通りだ。よろしく頼む笛木殿」
スノーホワイト「あの人が笛木さん……」
ラ・ピュセル「隣に誰かいるね」
白い魔法使い「紹介しよう彼女はコヨミ。皆既日食の日……サバトの生贄に利用された被害者だ。
偶然にも命を失わずに済んだが、記憶を失い定期的に魔力を補充しなければ生きられない体になった」
コヨミ「…………」
ケイネス「笛木殿はサバトが行われた場所に向かっていたのかね?」
白い魔法使い「ああ、だが一足遅くファントム達の計画を止める事が出来ず、コヨミを除いて
全ての生贄がファントムに変えられてしまった……己の無力さに腹が立つ」
ケイネス「なるほど、事情は分かった。笛木殿、我々はファントムについて情報が不足している。
奴らの事を詳しく教えてほしい」
白い魔法使い「ああ、ファントム……奴らはゲートから生まれた怪物だ。そのゲートというのは……」
38 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:34:24.40 ID:oowZyYJ50
笛木の与えられた情報によって彼女達はファントムをある程度知る事が出来た。
1 ファントムは人間の精神世界『アンダーワールド』に巣食う怪物である。
2 アンダーワールドを持つ人間はゲートと呼ばれ、絶望させる事で人間を食いつくし現実世界へ出現する。
3 ファントムは宿主である人間に擬態することが出来る、宿主の記憶を継承しているが人格は別物である。
4 ファントムはゲートを探し、絶望させる事で仲間を増やしている。
5 『ワイズマン』と呼ばれるファントム達の親玉がいる。ファントム達はワイズマンの命令を受けて行動をしている。
白い魔法使い「これが私の知るファントム達の情報だ。マジカルフォンにも情報を載せておくので後で再確認してほしい」
たま(よかった……もう半分以上忘れちゃった)
白い魔法使い「そして君達に渡したい物がある」
笛木は二種類の指輪を見せた。
一つ目はマジカルリング、装着者の魔力を向上させる効果とコヨミに魔力を補充する機能が付属されている。
二つ目はエンゲージマジカルリング、ゲートの指にはめる事でアンダーワールドの世界への移動を可能とし
現実世界へ出現する前のファントムと戦うことが出来る。
マジカルリングはケイネスと魔法少女達の分だけ手渡され
エンゲージマジカルリングは一人当たりに複数所持させた。
39 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:35:21.72 ID:oowZyYJ50
シスターナナ「これは綺麗な宝石ですね」
ウィンタープリズン「君が付けるとより輝いて見えるよ」
スイムスイム「ルーラ……とても似合う」
ルーラ「ふん、当然よ」
ケイネス(ほう、これはなかなかの礼装ではないか。良い素材を使っている)
白い魔法使い「ファントムがどの地区に現れるかは予測が付かない。その力でファントムを倒してほしい」
スノーホワイト「はい、ファントム達の好きにはさせません!」
ラ・ピュセル「僕もスノーホワイトの意見に同意さ。一緒に力を合わせよう」
アリス「私も……協力する」
スノーホワイト「二人とも……ありがとう!」
白い魔法使い「君達のような正義感の強い魔法少女達が仲間で非常に心強い」
ミナエル「あーあ、あいつら良い子ぶってつまんないの」
ユナエル「上司のご機嫌取りご立派だよねー」
コツ……コツ……コツ……
彼女達の前に近づく人影があった。
ここは人払いの結界が張られた場所である。
その場所に侵入してきたという事はただの人間では無いという証明である。
40 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:36:15.99 ID:oowZyYJ50
男「情報通りだ。ここにいたか白い魔法使い…」
ねむりん「君だれー?」
ケイネス「……こいつがファントムか?」
白い魔法使い「そうだ。ワイズマンめ…早速、刺客を仕向けてきたか」
スーツ姿の成人男性は正体を看破されるとニヤリと笑みを浮かべ
擬態した姿を解除してファントム本来の姿を現した。
二本の巨大な角を持った牛のような姿の怪物へと。
ミノタウロス「そうだ!ワイズマン様の命を受け貴様らを殺しにきたファントム。ミノタウロスだ!」
ミノタウロスは笛木に向かって巨大な斧を振るった。
コヨミを抱えて跳躍した事で斧が空振り、地面に大きな亀裂を作る。
ケイネス「ファントム、この街に巣くうウジ虫共め。貴様達はアーチボルト家当主であるこのケイネス・エルメロイ・アーチボルトが
一匹残らず全て駆逐してくれよう。私の手にかかる事を光栄に思うがよい」
ミノタウロス「お前が俺達を滅ぼすだと?ほざけ!グール共、奴らを皆殺しにしろ!!」
グール「――ッ!」
ミノタウロスの合図と共に数十体のグールが唸り声をあげながら魔法少女達を囲むように姿を現した。
白い魔法使い「奴らは魔石により生み出されたグールだ、数は多いが一匹辺りの性能は低い」
リップル「ちっ」
リップルの放った手裏剣がグール達に突き刺さり屠り去る。
更に群れの中を縦横無尽に駆け回り、クナイで切り裂かれたグール達が爆散した。
トップスピード「おうリップル!やるねー♪かっこいいー!」
リップル「おだてなくていい……」
41 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:37:22.47 ID:oowZyYJ50
リップルがグール達をを屠ってる間
ファントムに興味を示さないのか、今まで笛木の話を気だるげに聞き流したメアリの元に
6体のグールがゆっくりと迫っていた。
メアリ「何だい?あんたらアタシを狙ってるのかい?」
メアリ「……ふん」
一息ついた瞬間、メアリは銃を抜いた。
響き渡る6発の銃声、全てがグールの額に命中されていた。
消滅したグールを見下ろすと、また我関せずといった態度に戻った。
マジカロイド「こういう金にならない面倒な作業は他の人に任せるのがよいデスね」
マジカロイドはグールの手が届かない上空で待機していた。
シスターナナ「気を付けてください!」
ウィンタープリズン「ああ分かってるよ……はぁ!!」
シスターナナの魔力により強化されたウィンタープリズンの猛攻により
最も多くのグールを蹴散らしていった。
ラ・ピュセル「スノーホワイト!君は後ろに下がって!」
スノーホワイト「う、うん」
アリス「絶対にスノーホワイトは傷つけさせない……」
ラ・ピュセルは剣を巨大化させ一気にグールを切り裂いた。
アリスは華奢な見た目にそぐわぬ怪力を存分に使い
首の骨を折り、手刀で頭蓋骨を砕き脳漿を撒き散らし、頭を鷲掴みにして脊髄を引っこ抜き、倒した。
42 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:38:03.58 ID:oowZyYJ50
グール「――ッ!」
たま「きゃー!」
ミナエル「エンジェル!」
ユナエル「ユニゾン!」
ミナ&ユナ「「キィーーーーック!!」」
グール「ぎゃっ!」
たま「ありがとうミナちゃん!ユナちゃん!」
スイムスイム「ルーラ、これなら素手でも倒せる」
ルーラ「よし、貴女達!互いに背中合わせになって戦いなさい!お互いの死角を守るのよ!」
ルーラ達は一人当たりの性能は劣るもリーダーに指示され、陣形を保ちながら
次々とグールを撃破した。
ケイネス「雑魚共が、私の力を思い知るがよい」
ケイネスへの攻撃は水銀の礼装により完全に防御され
高圧縮された水圧の斬撃がグール達の体を切り裂く。
43 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:38:54.55 ID:oowZyYJ50
ミノタウロス「くっ!これだけいたグール達が倒されるだと!?」
ケイネス「どうした?今さら命乞いをしても遅いぞ」
白い魔法使い「ファントム、貴様たちは必ず我々が滅ぼす!」
ミノタウロス「おのれ……おのれおのれおのれ!!こうなったら白い魔法使い!こうなったら刺し違えてでもお前を倒す!」
白い魔法使い「……!?」
ミノタウロス「お前さえ死ねばワイズマン様はお喜びになる!覚悟ォーーー!!」
ミノタウロスが姿勢を低くし角を笛木へと向けると猛ダッシュで突進していった。
笛木がそれを跳躍して躱すと腰のベルトに手を当て魔力を注ぐ。
『キックストライク』
足元に魔法陣が浮かび上がり上空からミノタウロスに向かって飛び蹴りを放った。
両足がミノタウロスの分厚い肉体をくの字に曲げ、大きく吹き飛ばした。
ミノタウロス「おのれぇ……しろ、い……まほう、つか…い……」
ミノタウロスの肉体は笛木の一撃で破壊され、完全な致命傷を与えていた。
白い魔法使い「もう貴様は終わりだ」
ミノタウロス「ぐぐ……ワイズマン様、申し訳…ありま……」
言葉を言い終える前にミノタウロスの肉体は爆散し消滅した。
44 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:39:41.79 ID:oowZyYJ50
白い魔法使い「皆、よく戦ってくれた感謝する」
ケイネス「あのファントムが言っていたワイズマンを倒さない限り、戦いは終わらないんだろうな」
白い魔法使い「その通りだ、だがワイズマンはファントムの中でも最も強く、知略にも長けている。
迂闊に挑めば必ず返り討ちされる、気を付けてほしい」
ケイネス「そうだな。君達、もしワイズマンの情報を手に入れたらまず私に報告するように」
ケイネス(ワイズマンの首は私が頂こう。笛木には申し訳ないが出世はこういった駆け引きにも秀で無ければならんのだよ)
白い魔法使い「それとケイネス殿に頼みがある。コヨミを預かってほしい」
ケイネス「何!?」
白い魔法使い「私はファントムの動向を探るの為に動き回らなければならない。
その間、ケイネス殿や魔法少女達はコヨミに魔力を定期的に補充してあげてほしい」
ケイネス「それならば魔法の国で保護して貰えば良いのでは?」
白い魔法使い「ファントムの事はまだまだ未知数だ。その解明の為に技術者が彼女を実験体にする可能性がある」
ケイネス「確かにあいつならやりかねないな」
「酷い言いがかりだなぁ、ハハハ」と話す戦極凌馬の幻聴が聞こえたような気がした。
結局ケイネスは自宅でコヨミを預かる形になった。
何でもサバトに巻き込まれた影響かコヨミは一目でファントムを見つける事が出来るという。
それなら役に立つ場面があるかもしれない、との打算的な考えもあった。
白い魔法使い「苦労をかけるなケイネス殿、それと最後に私がこの姿の時は『白い魔法使い』と呼んでほしい、では」
ケイネス「承知した。白い魔法使い」
こうして白い魔法使いはケイネス達から姿を消し、独自で動くことになった。
魔法少女達は地区ごとのパトロールを強化しファントムを警戒するよう指示された。
その頃、とある場所で
フェニックス「ミノタウロスの野郎なかなか帰ってこねえな。くたばっちまったか」
メドゥーサ「ワイズマン様の言った通り、魔法使いや魔法少女は厄介な存在になるようね」
フェニックス「よっし!俺が行ってきてそいつらを皆ぶっ殺してやるぜ!!」
メドゥーサ「ダメよ、貴方はゲートを殺した罰で謹慎中でしょ」
フェニックス「あーつまんね。人間が柔すぎる方が悪いんだっつーの」
45 :
◆kJur2.rMxfRZ
[ saga]:2017/01/29(日) 05:56:03.63 ID:oowZyYJ50
今回はここまで
場外乱闘
フェニックスVSルーラ
フェニックス「数揃えて群れなきゃ戦えないとはよっぽど腕に自信がねえんだな」
ルーラ「貴方みたいな暴れるしか脳が無い単細胞じゃきっと部下にも軽んじられるでしょうね」
キャラ補足
キング・ブラッドレイ
軍部で働く将軍だよ
よく視える眼を持ってるよ
戦極凌馬
色々と怪しい技術者だよ
彼の使うレモンエナジーアームズは自身で開発した道具だよ
白い魔法使い
本名は笛木 奏でファントムを研究、討伐してる学者だよ
使用してる魔法は独自の研究の成果だよ
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