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提督「艦娘の弟になってくる」
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6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 22:04:03.04 ID:PI8i8AxRo
島風みたいに同型艦がいない場合も選んでいいの?
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 22:07:47.36 ID:3lV/EwMQ0
>>3
雲龍型ですね、了解です。
>>6
はい、その場合二人姉弟になります。
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 22:38:57.22 ID:X1262nYfO
雲龍が姉とか最高だな
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 22:39:59.98 ID:3lV/EwMQ0
大淀「最初は雲龍さんですね。雲龍さんに連絡してきます。」
提督「明日の朝からで頼むな。突然だし、今日はまだ仕事が……」
目の前には書類の山山山
正直うんざりするが、明日から魅惑の弟生活が待っていると思えば気合も入ろうというもの。がんばりますか
大淀「がんばってくださいね、提督。それでは雲龍さんたちのところに行ってきます」
次の日
雲龍「大淀さんから話は伺っております、提督。今日一日よろしくお願いしますね」
葛城「この話を瑞鶴先輩にしたら、爆撃しに行ってやるって聞いてくれなかったんだけど……大淀さんから聞いた話をしたら納得して帰ってくれたわ。あなたも大変なのね」
それであの正規空母は昨日の報告のときに俺のことを憐れみの目で見てきたのか……
天城「姉が弟にすることってよくわかりませんけど、この天城、がんばりますね、提督。朝餉はお召し上がりになりました?」
雲龍「天城、姉が弟に対して敬語ってのはおかしいんじゃない?」
天城「あら、それもそうですね……では、失礼して、提督、朝餉は食べた?」
提督「ううん、まだ。腹減った!」
葛城「(こころなしか提督の口調も変わっているような……)天城姉のご飯は絶品なのよ?」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 22:44:15.40 ID:XihIa2ilO
改行してくれ頼む
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 22:46:05.74 ID:3lV/EwMQ0
そういえば天城に飯を作ってもらったことってない
提督「前に葛城姉に作ってもらった握り飯も美味しかったし、その葛城姉が言うなら相当期待できるよ。楽しみだ」
葛城「葛城姉って……少し照れるわね、でも私妹っていないから少し新鮮ね。楽しくなってきたわ♪」
雲龍「本当に天城の作る食事は美味しいのよ?」
もうほとんど出来上がっていたらしく、すぐに朝飯は出てきた。たしかにうまそうだ
天城「どう、提督?お味のほうはいかが?」
提督「うん、美味しい。この味噌汁のだし汁なんて本当に美味しいな?」
天城「気に入ってもらえて何よりです♪」
雲龍「提督はこのあとは執務?」
提督「うん雲龍姉。姉さんたちは今日は出撃なかったよね?」
葛城「うん、でも代わりに、午後から瑞鶴先輩に艦載機発艦の稽古をつけてもらうことになっているの!本当に楽しみだわ♪」
天城「私や雲龍姉様は弓を使った発艦シークエンスではないから、主に葛城がみてもらうことになるんだけど……」
提督「じゃあ、執務が一段落したら見に行くな?」
雲龍「お待ちしております……あ、間違えた。待ってるわ、提督」
ちなみに昼飯も天城お手製の和風カレーだった。めちゃくちゃうまかったから今度教えてもらおう
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 22:51:00.68 ID:tY5uAhFu0
うーん読みにくい…同じく改行求む
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 23:00:15.79 ID:DFwxI2DXO
漢字が所々平仮名になってて読み辛い
作者は外国人なのか?
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 23:12:26.79 ID:3lV/EwMQ0
演習場にて
瑞鶴「あ、提督じゃん!葛城と大淀さんから話は聞いたけど、大丈夫?爆撃してあげよっか?」
提督「瑞鶴よ、どういう話を聞いたかは知らんが、俺は大丈夫だ。それはそうと、姉さんたちの調子はどうだ?」
瑞鶴「本当に弟になりきってんのね……本当に大丈夫?まあ翔鶴姉に近づかなかったらなんでもいいけど、葛城たちは来た頃よりはかなり良くなった。三人共実戦で少し自信が足りないところもちょっと前まではあったけど、最近は随分自信がついてきたみたいだし。あ、今のはあの子たちには内緒よ?」
雲龍「あ、提督じゃない」
葛城「あなた、今日の執務は終わったの?」
提督「いや、なんか大淀が妙に優しくってな……今日はもういいから姉さんたちのところに行ってこいって」
天城「あ、提督、お疲れ様♪どう、天城たちの訓練は?」
提督「うん、最初見たときに比べてすごく上手くなったと思ったよ。最初はなあ……特に葛城姉なんて酷かったしなあ」
葛城「あ、あの頃の話は無しなんだから!まあ、姉として弟にみっともないところを見せるわけにはいかないじゃない?」
雲龍「瑞鶴先輩達先輩方のおかげです。瑞鶴先輩、いつもありがとうございます」
瑞鶴「そ、そう?照れるわね……あ、私そろそろ翔鶴姉と約束があるから、行くね?提督、ほどほどにしなさいよ?葛城たちに何かしたら、墳式強襲しちゃうんだから!」
ちなみに夕飯は葛城が作った。雲龍姉が用意するとほとんど戦闘糧食になってしまうので、食事当番は天城と葛城の二人で回しているらしい。
>>10
>>12
すいません、確かに読みにくいですね。こんな感じで良いでしょうか?
>>13
どうも変なところで変換しないくせがあるようですみません。気をつけます。
とりあえず日本人です。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 23:26:32.44 ID:3lV/EwMQ0
天城「雲龍姉様、提督も困ってるからやめましょうね?」
葛城「雲龍姉、提督も困ってるし……」
提督「そうだよ雲龍姉、雲龍姉だけが何もしてないってことはないから、いい加減に諦めて」
雲龍「いや、私だけ提督に何もしていないわ。いいからご飯を食べて頂戴。あーん」
自分だけ何もしていないと言い出した雲龍が食事を食べさせてくれようとしてくる。正直嬉しいが、天城姉と葛城姉も見てるし結構恥ずかしい。助けて
天城「提督、こうなったときの雲龍姉様はテコでも動かないから、ここは大人しく食べてもらうと……」
葛城「本当にごめんね?時雨ちゃんにこの話をしたらしくって、そのときちょうどいた白露ちゃんと村雨ちゃんが面白がって……こうなった雲龍姉は私達じゃ止められないから……」
提督「わ、わかった。では……あーん」
雲龍「あら、いい食べっぷりね。では次も……あーん」
満面の笑みである。正直恥ずかしいが、この笑顔を見てしまうともう断れない。結局全部雲龍姉に食べさせてもらう羽目になった。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 23:30:56.88 ID:3lV/EwMQ0
大淀「提督、昨日はいかがでしたか?」
提督「雲龍姉、最高だった。明日もやろうそうしよう」
大淀「ではクジを引きますね……
>>17
さんのところですか。では伝えてきますね。既に結構噂になっているようですよ?」
提督「広まった方が大淀も説明の手間が省けて楽だろ。よろしく頼む」
ちょっと早いですが、明日も早いので、安価だけしてここまでにさせていただきます。
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 23:31:22.71 ID:CjhWg8Sao
陽炎
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 23:32:38.29 ID:BJaCI3CA0
ビス子
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 23:49:20.32 ID:3lV/EwMQo
陽炎型、把握です
いかんさん姉妹が多いのでちょっと出て終わりになる娘も出てくるかとは思いますが、全員出すようにはします
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 23:53:19.20 ID:r1ChHcLGo
おつおつ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 00:50:42.50 ID:3I8YyQJ7o
瑞鶴の弟になりたい
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 17:11:10.26 ID:JxK+1J62O
ザラやアクィラだったら…
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:04:24.14 ID:lvHJ2yPwo
>>1
ですが、今日はちょっと更新が無理そうです。
17人もいると口調とか性格の把握が予想外に大変だったりで、すみません
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:17:25.77 ID:r0KWqO4OO
姉妹の多い艦種なら選出するようにしたら?
把握するのに時間がかかるからのモチベーション下がってエタるのコンボ決めるよりかいいでしょ
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:17:57.45 ID:Ai1Hgys0o
了解
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:25:03.87 ID:lvHJ2yPwo
>>24
なるほどおっしゃるとおりだと思うので、安価した娘のエピソード×3って形にさせてもらいます
長女の陽炎は出したいので、
下1と下2の艦娘と陽炎のエピソードを書きます
お題があったらついでに書いてもらえると幸いです
いずれにせよ明日も早いのと、夜は用事があるので、更新は明後日になりそうです
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:30:27.98 ID:RNgovhjwo
浜風
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:31:54.07 ID:wsJaZpC6O
天津風
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 22:34:42.27 ID:lvHJ2yPwo
浜風と天津風、了解です
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/05(木) 11:30:41.46 ID:f4sB7kRoO
陽炎型はyaggy+親潮、四駆、十六駆、十七駆くらいに分割でもよかったかもしれんね
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/05(木) 11:31:25.78 ID:f4sB7kRoO
あ、オークラ先生は夕雲型に編入で
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:48:50.46 ID:CY/gkfam0
木曜といいつつ気がつけば金曜になってました。すみません。
そして陽炎型、長すぎる……次からはもう少し短くしたいと思います。
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:49:33.31 ID:CY/gkfam0
大淀「陽炎さんに伝えてきました。既に知っていたようで、歓迎するから期待しててくれ、と言ってましたよ」
提督「陽炎たちも最初は4人だったのが今や17人か……すごい大所帯だ、仲良くやってるのか」
大淀「神通さんや阿武隈さんから聞く限りですと仲良くやっているみたいですけども。まあ、そのあたりは提督がご自身で確かめられたらいかがです?そういえば、陽炎さんと話したあと黒潮さんとも話したんですけど、明日のマルロクマルマルに駆逐艦寮の前に来てくれ、と」
提督「そういえば駆逐艦寮は駆逐艦の許可なしに入っちゃいけないんだったな。ん?陽炎型の弟になるってことは俺も駆逐艦なのか?」
大淀「さあ?確か明日は十七、十八駆逐隊が神通さんの訓練ですから、提督も一緒に参加してこられたらいかがです?」
提督「いやいや、俺艤装付けられないじゃん」
大淀「さっき神通さんとも話したんですが、明日は訓練海域が空いてないから陸上での訓練にする、と言ってましたよ」
マジか。なんとか上手く立ち回らないと俺死ぬやつじゃん。一回見たことあるけど、死体の山だったぞ。
提督「まあなんとかなるだろ……マルロクマルマルに駆逐艦寮の前な、了解した」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:50:24.12 ID:CY/gkfam0
と言ったものの普段起きるのはマルナナサンマル、そこから1時間ほどかけて支度してからマルハチサンマルから執務だから明日はいつもより早起き
残業して終わらせるわけにもいかないし、早く終わらせないと。
翌朝、駆逐艦寮前
陽炎「司令、陽炎型一同、歓迎します!今日一日よろしくね!」
提督「おう、よろしく頼むな、陽炎」
陽炎「『陽炎お姉ちゃん』でしょ?司令?」
提督「お、おう……陽炎お姉ちゃん」
陽炎「みんな私のことお姉ちゃんって呼んでくれないから、憧れだったのよねー」
不知火「陽炎はしっかりと姉をやっているとは思いますが、最初から陽炎と呼んでいましたから……」
黒潮「今更お姉ちゃんって呼ぶ気もせーへんな。あ、司令はん、今日一日よろしゅうな」
親潮「黒潮さん、司令は今日一日あたし達の弟になるということですから、『司令はん』というのはおかしいのではないですか?」
黒潮「そうか?ほな、『司令』、よろしゅうな!あと、うちのことも『お姉ちゃん』って呼んでくれてええんやで!」
提督「おう、わかった、黒潮お姉ちゃん」
初風「提督がおかしなことを始めたって聞いたけど、まさか私達のところに来るとは……」
雪風「雪風はこういうの、楽しくていいと思います!しれぇ、よろしくおねがいします!」
時津風「雪風、しれーは弟なんだから、その話し方はおかしいよ!ね、しれー?よろしくね!」
天津風「時津風、司令は司令なんだから、それはわきまえなければ駄目よ?」
提督「いや、天津風、いいんだ。そういう堅苦しいのが嫌でこういうことをやってるんだから、天津風も俺を適当に扱ってくれて良いんだぞ。」
天津風「そうなの?分かったわ。あなた、よろしくね」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:51:32.62 ID:CY/gkfam0
浦風「こんなわやなこと始めるなんて、よっぽど疲れとったんじゃね?うちがお姉さんとして癒やしちゃるけ、楽しみにしときんさい」
谷風「おう、谷風お姉さんにお任せだよ!困ったことがあったらなんでも言いな!」
浜風「提督、よろしくお願いしますね。敬語を使うな、というのもなかなか難しいですが、普段磯風が提督に接しているようにすればよいのでしょうか?」
提督「うーん……まあ、どういう接し方をしてくれても構わんぞ。別に普段から磯風みたいな感じでもいいわけだし」
浜風「そのようなものなのでしょうか……磯風はどう思う?」
磯風「磯風は武人としてふさわしくしているだけだ。それにしても司令が弟か。よくわからないが、楽しくなってきたぞ。よろしく頼む。今日の食事はこの磯風が腕を振るうから、楽しみにしておいてくれ」
浦風「うちらがちゃ〜んと見とくけえ、提督は心配せんでええよ?磯風も練習して、前よりはうまくなってきとるんよ」
舞風「提督と家族なら、ずーっと一日中一緒に踊っていられますね?」
野分「舞風、興奮しているところ悪いんだけど、昨日言ったとおり、第四駆逐隊は今から遠征だから……」
野分「そうだったあ!誰か替わってくれる人は……いないよねえ、残念!提督、また今度一緒に踊ろうね!」
提督「そうだな、この前踊ったときは散々だったし、あのときよりはまともに動けるように努力するよ」
萩風「司令は普段から無理をなさっていると聞きますから、健康に配慮した食事を振る舞って差し上げたいと思っていたのですが……」
嵐「実は今日遠征って聞いて萩が一番落ち込んでたからな!司令、またよろしく頼むぜ!」
野分「さて、そろそろ行かないと」
舞風「ええ〜まだいいじゃん、のわっち〜!」
萩風「舞風、那珂さんに少し待っていただいているだから、急がないと」
嵐「というわけだから、俺達は行ってくるな!」
提督「そういえば秋雲は?」
陽炎「それがねー、一応呼び出したんだけど、これは多分寝てるわね。巻雲の悲鳴が聞こえたし、遅くまで何かやってたんじゃないの?」
不知火「あとで不知火の方から注意しておきます」
提督「艦隊運営に支障がなければ非番の時は何をやっててもいいんだけどなあ……まあ今日のはお遊びみたいなもんだし、何も言わなくていいよ。ちゃんと起きてはくるんだろ?」
陽炎「そうね、朝食の時間にはだいたい起きてくるわ」
提督「ならそのとき話をすればいいか」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:53:40.82 ID:CY/gkfam0
・第十七駆逐隊と訓練
提督「さて、朝飯も食ったことだし、何をしようかな?確か十七駆が午前中訓練、十八駆が午後訓練だったはずだから、その逆になるようにすればいいな。よし、午前中は天津風のところか陽炎お姉ちゃんのところに行こうそうしよう」
浜風「提督、いろいろ算段を立てているところ悪いのだけど、神通さんが是非訓練に参加してもらいたいって……」
提督「そういえばそんなことを大淀が言っていたような言ってなかったような」
磯風「まあ司令、普段我々がやっている訓練をやってみる、というのも指揮官として必要な経験ではないか?」
提督「でもなあ……普段から鍛えている姉さんたちが耐えられても、机にしか向かってない俺がなんとかなるのか?」
神通「ええ、提督の限界はわかりますから大丈夫ですよ」
浜風達「神通先輩!お疲れ様です!」
神通「はい、お疲れ様です。私、嬉しかったんですよ……提督は演習ならともかく、こういった基礎訓練はご覧にならないでしょう?ですから、一回はご覧になってもらって、艦隊運営のご参考にしてほしかったんですけども……まさかご自分で参加なさるなんて……昨日は遅くまで練習メニューを考えてしまいました。提督だけではなく、浜風さん達の分も普段より限界に近いメニューなっていますから、頑張ってくださいね?」
提督「お、おう……なあ浜風姉、なんか神通が物騒なこと言ってるが大丈夫か?」
浜風「え、ええ、どんなに訓練がきつくなっても浜風は大丈夫……大丈夫」
提督「大丈夫じゃないな……」
磯風「ああ、誰も司令のせいで訓練が増えたとかそういうことは考えてないから安心しろ」
提督「超根に持ってるじゃないか……」
谷風「いやいや、神通先輩は時々練習メニューきつい方に見直すからね、仕方ねえってこった」
浦風「というわけじゃけえ、頑張ろうね、提督」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:54:31.17 ID:CY/gkfam0
神通の訓練は死ぬほどきつかった。鬼かこいつは。誰だ訓練任せているのは。俺か。
ひと足先にぶっ倒れ、青空とにらめっこしていると、全員が帰ってきた。時計を見るともう11時。磯風が料理の練習をするらしく、浦風、谷風と一足先に駆逐艦寮に戻っていった。
浜風「提督、お疲れ様。どうでした、訓練は?」
提督「本気で死ぬかと思った。もう絶対やらない。」
浜風「フフッ、提督も慣れればあれくらいはできるようになります。やってみる?」
提督「艦隊運営を全部大淀がやってくれれば出来なくもない気がするけど……それじゃあ俺の存在意義がどっかいっちゃうしなあ、まあ、折を見て訓練をしてみようとは思ったよ」
浜風「もし自主トレしようということなら、この浜風がお付き合いしますよ。姉としてね」
提督「浜風姉が姉さんなのは今日だけなんだけどなあ……まあ、よろしく頼むよ」
浜風「弟の教育の姉の務めですからね。任せて。提督もだいぶ楽になった?私はもう少し走ろうと思うんだけど、どうする?」
提督「そうだな、昼間では少し時間があるし、走ろうかな。でも速さは抑えめで頼むな?」
しかし、浜風と走っているとどうしても目がある特定の部分に吸い寄せられてしまう。いやはやすごい。目が離せない。浦風もすごかったが、やはり浜風のほうがすごいな。今度は第七駆逐隊の訓練にでも参加してみようか
浜風「提督?さっきからどこを見てるんですか?」
あちゃーばれてたか。
浜風「まあ私はお姉さんとして怒りませんけど、潮に同じことをやると曙にぶっ飛ばされますから、気をつけてくださいね?」
心まで読まれていた。恐るべし浜風姉。
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:56:05.54 ID:CY/gkfam0
・天津風とお話
磯風謹製の焼き魚定食を食べ(なかなか美味かった。魚を焼いたのは磯風とのこと。他は教えてくれなかった)、さっき時津風と雪風に呼ばれていたなと思い、今度は十六駆逐隊の部屋に。
提督「雪風、時津風、いるか?」
天津風「あらあなた、雪風と時津風なら寝ちゃったわ。少し前まであなたを待とうとしていたんだけど、睡魔に勝てなかったみたい」
提督「二人と遊ぶ約束をしてたんだけどな、寝ちゃったのか」
天津風「どうする?起こす?」
提督「いや、いいよ。起きるまで天津風と話でもしたい」
天津風「あら、私は雪風達の代用品?」
提督「そ、そんなことはないが。天津風とも話がしたかったし……」
天津風「冗談よ、冗談。それと、今は私があなたのお姉さんなんだから、『天津風お姉ちゃん』でしょ?」
提督「おや、天津風もこのごっこ遊びに乗ってきてくれるのか。じゃあお言葉に甘えて、『天津風お姉ちゃん』」
天津風「うん、なんだか照れくさいわね。姉妹艦からもそんな呼ばれ方しないから」
提督「では、遠慮なく何回でも。『天津風お姉ちゃん』」
天津風「やめなさいって!」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 22:57:58.66 ID:CY/gkfam0
天津風「それにしてもあなた、相当疲れてるみたいね?こんなこと思いつくのもアレだし、前回の大規模作戦のときもたまに会うたびにどんどん疲れが溜まっていたようだし、皆心配していたわよ?」
提督「それなあ、作戦の実施自体はみんな頑張ってくれてるからそんなに大変でもないんだけど、上との折衝とか報告書の作成とかがなあ……普段は書類の作成を大淀が手伝ってくれてるから俺も楽できるんだけど、大規模作戦だと大淀も出撃するだろ?」
天津風「普段より大変、ってわけね?でも、大淀さん以外の人を頼ってもいいんじゃないの?」
提督「みんな出撃とか遠征を普段以上に頑張ってくれてるわけだしなあ……俺1人大変ならそれでいっか、と思ってつい1人でやっちゃんだよ」
天津風「それで倒れたりしたら元も子もないのよ?私に頼ってもいいんだし、他の子に頼ってもいいんだし……」
提督「わかったよ、今度からよろしくな、天津風お姉ちゃん」
天津風「そう?どんどん私を頼りなさい!っていうと雷みたいね。私も陽炎や不知火に色々してもらってるし、妹たちに色々してあげたいと思ってるんだけど、みんなしっかりしてるし、なかなか出来ないのよ。今はちゃんとやれてたかしら?」
提督「ああ、しっかり出来てるよ」
その後雪風と時津風が起きてきて大いに遊んだ。それを聞きつけた島風も参戦してきたので、大騒ぎしていたら妙高のところから帰ってきた初風に怒られた。理不尽だ。
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 23:00:58.49 ID:CY/gkfam0
・陽炎と耳掃除
提督「さて、陽炎型のところにいるのもそろそろ終わりか。最後は自分のところに来てくれって陽炎が言ってたな。陽炎の部屋は、っと」
陽炎「あっ、司令、いらっしゃい!どうだった、陽炎の妹たちは?」
提督「ああ、楽しかったよ。ありがとな、陽炎お姉ちゃん」
陽炎「あら、ちゃんと覚えてたの。ありがとね、司令!お礼に耳かきをしてあげるわ!」
不知火「司令、やめておいたほうがいいですよ」
提督「陽炎お姉ちゃんがせっかくやってくれるって言ってるんだし……」
不知火「まあいいですけど、不知火は止めましたから。少し用事があるので外出してきますね」
陽炎「不知火ったら心配症なんだから。この陽炎お姉ちゃんにお任せ!最近妹たちがさせてくれないのよねえ……久しぶりに腕をふるえるわ!」
提督「え、なに、それは」
陽炎「さあ、いらっしゃい!」
といって膝をポンポンと叩く陽炎お姉ちゃん。これは行くしかないな。不知火の警告が多少気になるが、虎穴に入らずんば虎児を得ず、だ。
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 23:04:37.10 ID:CY/gkfam0
というわけで魅惑の膝枕耳かきである。陸では30分3200円から取るらしいぞ。
陽炎「随分垢が溜まってるわねえ……忙しくて耳かきなんかしてる暇なかったんじゃない?」
提督「ああ……確かに何ヶ月もやれてないかも」
陽炎「でしょ?私も随分やってなかったから、需要と供給が一致したわね!」
提督「随分?」
陽炎「あっ……今のは無しね、決して下手すぎて妹たち全員から嫌がられてるなんてことはないから……あっ」
痛えええええええええええええええええええええ耳かきが!!俺の!!鼓膜を!!死ぬ死ぬ死ぬ
黒潮「明石さん連れてきたで!」
不知火「こうなると思って明石さんを呼んでおいたのですが、本当にこうなるとは……陽炎、これからは耳かきは禁止ですから。やるなら自分でやって下さい」
陽炎「うまくなったと思ったんだけどなあ……ごめんね、司令!お姉ちゃんに免じて許してね!」
死ぬかと思った……明石って俺の怪我もなんとかできるのな。すげえ
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/06(金) 23:05:21.53 ID:CY/gkfam0
・番外編
秋雲「あ、提督じゃーん!今日は私の弟なんだって?弟なら姉の命令に絶対服従!ということで今度のイベントに出す本を手伝え−!」
提督「秋雲、残念ながらそれはもう終わりだ。やるなら自分でやれよな、巻雲も巻き込むなよ?」
秋雲「今日いっぱいは陽炎型の弟なんでしょ?まだフタサンマルマルじゃん!提督に二言なし!はい急いだ急いだ!」
結局次の日の朝までベタ塗りを徹夜でやらされた挙句遅刻し、大淀にこってり絞られた。
提督「艦娘をお姉ちゃん呼びするのに慣れてきた気がする」
大淀「戻れなくなる前にやめたほうがいい気がします」
提督「いや、俺はまだやるんだ。次は
>>44
のところだ」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 23:06:07.37 ID:JIzV5pPS0
金剛
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 23:06:25.24 ID:f7YcN9MEo
大淀
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 23:06:34.80 ID:5gtVxxVBo
高翌雄
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/06(金) 23:09:42.45 ID:CY/gkfamo
大淀、了解です
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 00:23:10.63 ID:4aSaoByG0
大淀「さて、クジをひきますよ。って私じゃないですか!本当に入れてあったんですか?!」
提督「はっはっは、そりゃそうだろ。外す理由がないだろ?」
大淀「でも司令とはほぼ一日中一緒にいるわけですし、何も変わりませんよね?」
提督「じゃあ、呼び方でも変えてみるか?そうだな、俺は今日一日大淀のことを大淀お姉様と呼ぼう」
大淀「なんですかそれ、どこから持ってきたんですか?私は変えませんよ、早く執務を始めて下さい!」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 01:24:10.74 ID:4aSaoByG0
提督「いやいや大淀お姉様、ここまで雲龍のところと陽炎のところに行ってきたけど、姉ちゃんはいいぞ姉ちゃんは。大淀お姉様もやってみたらどうだ?」
大淀「私までそんなことを始めたら、艦隊の理性は誰が保つんです?それに『お姉様』と呼ぶなら、他の口調もそれなりのものにしたらどうです?比叡さんのところにでも行って習ってきたらどうですか?」
提督「うーん、そうだなあ……わかった。俺は変える。しかし、大淀お姉様だってお姉様らしい口調があるんじゃないですか?」
大淀「私はいいんです。それはそうと提督、結局神通さんの訓練を受けてきたそうですけど、どうでした?」
提督「それがですね大淀お姉様、死ぬほどキツくて……まあ、浜風とも話しましたけど、少しは体を鍛えてみようかな、とそうは思いました」
大淀「私も執務が続くと運動不足かな、と思う時がありますし、提督もいい機会になったんじゃないですか?他の娘とはどうだったんですか?明石から陽炎さんのことは聞きましたが」
提督「天津風が実は姉たちに感謝してるんだな−とか雪風と天津風は普段からあんな感じに元気なんだな−とか、磯風も進歩してるんだな−とかそういうことは思いました。でも秋雲は許しません」
大淀「あれはハッキリと断れない提督が悪いんでしょう?駆逐艦の娘と遊ぶのはいいけど、程々にして下さい、といつも言ってるじゃないですか。それに、このお遊びで私がどれくらい執務を肩代わりしてるかわかってるんですか?後今も喋ってる暇があったら手を動かしてくださいね?」
提督「なんだなんだ、急に説教臭くなったな」
大淀「少しは姉らしいことをしてみたいと思いまして」
提督「大淀お姉様の中では姉というのは説教するものなのですか?」
大淀「最近足柄さんから妙高さんの話を聞いたりだとか、ザラさんがポーラさんを追いかけ回しているところを見たからですかね?そうそう、さっき提督がいないときに足柄さんがカツを差し入れてくれたんです。カレーを作りますから、カツカレーにして食べましょう」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 01:25:18.88 ID:4aSaoByG0
提督「うん、うまい。大淀ってなんでもできるのな」
大淀「出来ないこともありますよ。例えば夜戦とかは苦手ですし」
提督「夜戦(意味深)?」
大淀「何言ってるんですか?」
提督「なんだよ大淀姉ー叩くことはないじゃんかよー」
大淀「午後はキャラを変えるんですか?それはそうと、姉に対してそんなことをいう弟は殴られて当然です。確か球磨さん画素のようなことを言ってました」
提督「なんで球磨がそんなことを知ってるか非常に気になるが……あっ(察し)」
これ以上聞くのはやめよう。
大淀「しかし大規模作戦の処理も終わりましたし、少し暇になりましたね。そろそろ休暇を取らせて頂いていいですか?」
提督「ああ、大淀にはずっと働き詰めでいてもらってるからな。少しは休んでもらわないと」
大淀「そう思うならこんなことをはじめないで欲しかったんですが……まあいいです、それで提督は他に何をしてほしいんですか?」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 01:25:57.88 ID:4aSaoByG0
提督「?」
大淀「聞きましたよ、雲龍さんには食事を食べさせてもらって、陽炎さんには耳掃除をしてもらったって。その要領で私にも何か要求してくるんじゃないですか?」
提督「考えてもなかったなあ……大淀には普段から色々してもらってるしなあ、今回はいいよ。やることも減ってきてるし、のんびり茶でも飲みながら話そうや」
大淀「そう言われると張り合いがありませんけど……まあ、たまにはゆっくりしましょうか。あ、提督も弟だって言うならたまにはお茶を入れて下さい。姉の命令ですよ?」
提督「はいはい、お姉様の命令には逆らえませんよ、っと」
もう少し色々お願いしたら聞いてくれたのかな?
大淀「では、今日の分も終わりましたし、たまには鳳翔さんのところに行きませんか?」
提督「大淀から誘ってくるなんて珍しいな。どういう風の吹き回しだ?」
大淀「弟の愚痴を聞くのも、お姉さんの仕事、ですよ?」
なんだ、あいつも結構ノリノリだったんじゃないか。
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 01:28:54.78 ID:4aSaoByG0
提督「昨日はいつもと違う大淀が見られて楽しかった」
大淀「私は少し思い出したくないですね……まだやるんですか?」
提督「ああ、次は
>>53
たちのところだ」
今日はここまでにさせていただきます
ちなみに睦月型、白露型、朝潮型、夕雲型駆逐艦の場合は駆逐隊単位で再度安価させてもらいます
その駆逐隊メインで話を回す感じです
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 01:29:25.05 ID:WQuULDiVO
翔鶴
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 01:29:30.36 ID:8qlLdOjIO
秋月
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 01:31:09.81 ID:4aSaoByG0
秋月型、了解です
それでは今日は失礼します
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 01:31:50.87 ID:tr0+Kgn70
朝潮
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/07(土) 02:30:04.23 ID:9ysW3hiO0
ふぅん 面白いじゃん 支援
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 02:45:38.39 ID:8eGZWN2wO
ageんなカス
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 02:50:28.23 ID:vKQie0e3O
>>56
くっさ
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 08:32:29.88 ID:q3ASN9E+o
次こそは五航戦を…
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 21:01:32.89 ID:ynry29cN0
提督「次は秋月達のところだ」
大淀「やけに駆逐艦のところが多くないですか?提督、なんかインチキしてません?」
提督「なんだなんだ、俺のことをロリコン扱いする気か?」
大淀「そうは言いませんけど、まあ次も駆逐艦だったら少し怪しいかな−と」
提督「そんな疑うなら次からは全部大淀が引いてくれよな。俺はロリコンじゃないしな、多分」
大淀「はいはいわかりましたよ、では秋月さんのところに行ってきますね」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 21:16:21.46 ID:ynry29cN0
提督「秋月姉、これはどういうこと?」
秋月たちの部屋に行ったところ、ちょうど朝飯だったらしく、ご相伴に預かることに。いやいや、弟なんだから一緒に食べるのは当たり前。なのはいいんだが、俺の茶碗だけやけに大盛り。秋月、照月、初月の茶碗にはそれぞれ3分の1。俺のところに2杯分入ってるぞ
秋月「はい、提督が今日一日私達の弟になってくださるということで、歓迎の意を込めて麦飯を大盛りにさせていただきました!!」
初月「普段は茶碗の3分の2に入れてるからな。なに、提督は僕達の弟なんだ。気にしなくていい」
提督「いやいや、姉さんたちは毎日実戦も訓練もしてるんだからしっかり食べないと!俺はほら、別に食べなくてもなんとかなるしさ」
照月「うーーん、、確かに照月たちって他の駆逐艦たちより燃費が悪いのよね。ダイエットも、アリなのかあ?」
確かにどことは言わないが、一般的な駆逐艦よりは燃費が悪そう。龍驤より燃費が悪そうまである
秋月「秋月たちも鳳翔さんとか足柄さんから料理を教わって色々作ってみたりするんですけど、提督にお出しできるものはまだ作れなくって……ごめんなさい」
初月「前に提督に作ってもらったカツレツというのは美味しかったから、自分たちでも作りたいと思っているんだが……なかなかうまくいかないんだ」
まあなんというか、脱麦飯というか、脱貧乏飯を志していることはわかった。
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 21:26:16.65 ID:ynry29cN0
照月「ごめんね、提督……せっかく提督が照月たちの弟になりに来てくれるっていうから、美味しい料理を出してあげたかったんだけど……」
初月「我々にはまだ早かったようだ……」
秋月「次、次があったら必ず美味しい料理をお出しして見せます!」
提督「秋月姉たちにはいつも出撃してもらってるし、この間までの大規模作戦でも大活躍だったじゃないか。そりゃあ料理もできたほうがいいけど、そんなことを抜きにしてもいつも色々してもらってるし、大丈夫。そうだ、じゃあ今日は俺が料理を教えようか?」
照月「本当?やったあ!照月も提督にご飯を食べさせてあげられるように、頑張るね♪」
初月「僕はこの前間宮で食べたカレーというやつを作ってみたい」
というわけで一日中料理教室した。そもそもみんな麦飯とか味噌汁は作れるわけだし、作り方と味を知らないだけなんだよなあ。教えたらすぐに作れるようになりそうだ。
秋月「提督、今日はありがとうございました!提督が弟ってよくわかりませんでしたけど、今後もよろしくお願いしますね!」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 21:29:32.38 ID:ynry29cN0
提督「どうも秋月たちって妹ってがするんだよな。なんでだ?」
大淀「どこか幼いところがありますからねえ……でも海に出たらすごい頼りになりますよ?」
提督「あの子たちより対空兵装が充実してる艦娘もいないからなあ……だからといって頼りきりじゃ駄目なんだけどな」
大淀「摩耶さんや五十鈴さんもいますからね。さて、次は誰になりますかね……
>>65
さんのところですね」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 21:31:19.90 ID:Gifx6OKlo
高翌雄
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 21:31:40.69 ID:JgLfn34JO
プリンツ
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 21:35:28.34 ID:ynry29cN0
プリンツ・オイゲン、了解です
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 22:06:12.35 ID:ynry29cN0
プリンツ「Admiralさんが今日は私のKleiner Bruderですか?変な感じ!」
提督「プリンツもビスマルクのことを姉さま、って呼ぶだろ?そんな感じだよ」
プリンツ「じゃあ、私がいつもビスマルク姉さまにしてもらってるようにすればいいんですね!でもいつも姉さまにどんなことをしてもらってるかなあ……」
どちらかと言えばプリンツがビスマルクの世話を甲斐甲斐しくしているイメージしかないな。じゃあ俺もプリンツのお世話をしよう。
提督「ほら、プリンツ姉さんはいつもビスマルクのお世話で疲れてるだろ?だから、今日は俺がお世話する、ってのでどうだ?」
プリンツ「ええ、Admiralさんが私のお世話ですかあ?うーーん……わかりました、じゃあよろしくしますね!」
提督「じゃあそろそろ昼だし、昼飯を作ろう。姉さん、何か食べたいものは?」
プリンツ「せっかくAdmiralさんに作ってもらうんだし、日本のものを……あ、私ギュー=ドーンが食べたい!日本じゃ10個ぐらいまとめて買ってきて食べるんですよね?でもあれって作れるの?」
なんかこの娘の日本知識って微妙に間違ってるんだよなあ。誰から聞いたんだか、初雪あたりか。
プリンツ「足柄から聞いたの、日本では皆で集まる時にギュー=ドーンをたくさん買って食べるって!」
提督「姉さん、それ微妙に違うからな。妙高あたりに確かめたほうがいいよ。あと、牛丼は作れるから、ちょっと待ってて……この部屋って白米はある?」
プリンツ「私もビスマルク姉さまも部屋じゃあBrotしか食べないから、お米はないの……ごめんね?」
提督「じゃあ材料もらってくるから、少し待っててちょうだい」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 22:17:07.78 ID:ynry29cN0
プリンツ「美味しい!そんなに作り方も難しくなさそうだし、今度ビスマルク姉さまにも作ってあげよーっと」
提督「お気に召されたようでなにより。じゃあ今度レシピを持っていくよ」
プリンツ「でも、お米ってビールとは合わないよねえ。そこが残念!」
提督「なに、姉さんもポーラみたいになるの?それはちょっと勘弁」
プリンツ「流石にそんなに飲まないよ―!普通のドイツ人が飲む感じ?」
提督「確かレーベがこの間結構飲んでたような」
プリンツ「レーベちゃんは結構強い方だから、私はそんなに飲めませんって!じゃあ、試しに今晩一緒にビール飲んでみる?」
という言葉に反して、プリンツはめちゃくちゃ飲んでた。重巡洋艦は酒が飲めないといけないって決まりでもあんの?
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 22:18:17.74 ID:ynry29cN0
提督「プリンツはドイツの艦娘。俺はプリンツの弟。つまり俺はドイツ人だった……」
大淀「何を寝ぼけたこと言ってるんですか、今日の分の仕事まだまだ残ってますよ。まだ続けるつもりなら次のくじを引いて下さい」
提督「はいはいわかりましたよーっと……次は
>>71
のところ」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 22:21:02.73 ID:EUN1+avfO
プリンツとビスコとか一航戦とか二航戦とかは正式には姉妹艦じゃないけどまとめてやっちゃっていいんじゃない?
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 22:21:08.61 ID:ExMfrE40O
神風
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 22:21:27.43 ID:oEul0mBZO
金剛
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 22:21:44.50 ID:W94OdoAA0
妙高型
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 22:23:36.48 ID:ynry29cN0
神風ですね、了解です
今日はここまでにさせていただきます
ありがとうございました
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 22:25:51.89 ID:Gifx6OKlo
おつ
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 22:27:31.14 ID:ynry29cN0
>>70
一航戦とか二航戦あたりが出たら相方をどういう扱いにするか安価するつもりでしたが、プリンツとビスマルクだとそこまで考えが思い至りませんでした
ちとちよと瑞穂とかもその括りですかね?
まあそのときになったら安価出すかどうか考えます
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/10(火) 12:15:32.94 ID:HeMoVXdZo
おっつ
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 22:14:05.29 ID:2l3lo8bg0
提督「次は神風のところ。なんか神風って元から姉っぽいところがあるというか、いきなり姉です、って言われても違和感がないんだよな。春風と朝風は最近着任したばかりだし、これを機会に色々と話したいな」
大淀「神風型は駆逐艦の中では一番古い艦種ですから、気質がお姉さんなのかもしれませんね。それにしても都合よく非番の方たちのところにばかり行きますね」
提督「実は次の日に遠征だったり出撃のところはクジから抜いてある」
大淀「準備がいいことで……」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 22:14:50.49 ID:2l3lo8bg0
神風「まあ司令官、色々な人から面白いことしてるって聞いてたけど、私達のところに来るとは思わなかったわ。よし!今日は私がお姉さんとして、司令官のお世話をしっかりしてあげる。いいでしょ?」
提督「ああ、よろしく、神風姉さん」
なんか普段と変わらないような?あれ?
神風「とりあえず朝ごはんにしましょう。はい、麦おにぎりと味噌汁。たくさん食べてね」
春風「おかわりもありますよ」
朝風「私が炊いたのよ!一日は朝ご飯から!たんと食べなさい!」
提督「お、おう……」
ふえぇ……おにぎりが10個あるよぉ……
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 22:15:32.58 ID:2l3lo8bg0
神風「昼よ!司令官からもらった冷蔵庫に入ってる食材を食べましょう」
春風「生野菜のサラダにお刺身、サンドイッチもありますよ」
朝風「春風、サンドイッチとお刺身はおかしくない?」
神風「お刺身には私が握った塩おにぎりもあるわよ」
提督「なんか……多くない?」
神風「そんなことないわ!どんどん食べなくちゃ!」
春風「神風御姉様はいつもこんな感じにご飯を食べさせてくれるんですけど」
朝風「今日は司令官が来るって言うから特に張り切っちゃったのよねえ」
神風「あら、春風も随分張り切ってるじゃない?」
春風「春風は自分の分をお出ししているだけですよ」
ふえぇ……サンドイッチもおにぎりもあるよぉ……
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 22:16:32.60 ID:2l3lo8bg0
神風「夜よ!足柄さんからカツをもらってきたから今晩はカツカレーよ!」
朝風「え、神風姉、私出前取っちゃったんだけど……」
春風「私川内さんから教わったお料理を作ってしまいましたわ」
神風「司令官がいるから大丈夫よ!司令官、たくさん食べてね!」
提督「う、うん、頑張る」
ふえぇ……また主食が二種類あるよぉ……
食べるのに必死だったけど、その間神風たちの話を聞けたから良しとしますか。もっと大きい冷蔵庫が欲しい、とのこと
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 22:18:27.92 ID:2l3lo8bg0
提督「なんというか、おばあちゃんの家に行った気分になった」
大淀「それ神風さんたちの前では言わないでくださいね?」
提督「実は何回か言いそうになった。よし次行こう」
大淀「そろそろやめません?まあいいですけども……次は
>>85
さんのところですね。私伝えに行ってきます」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 22:20:22.76 ID:LFXYXmtA0
翔鶴
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 22:20:53.94 ID:1STtw3BRo
高翌雄
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 22:20:58.19 ID:J6UzmeD8O
夕張
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 22:35:14.57 ID:2l3lo8bg0
夕張、了解です。もしかすると今日中に書けないかもしれませんがご了承下さい。
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 23:53:41.53 ID:2l3lo8bg0
大淀「夕張さんのところですね、私伝えに行ってきます」
提督「軽巡は大淀以来か。夕張か。何をさせられるかわからんな」
夕張「提督!!聞きましたよ!今度は私のところに来るんですって?」
提督「ああ、そうだが明日からだぞ?」
夕張「いいじゃないですか!もう今から私が提督のお姉ちゃんです!早く来て下さい!見せたいものがたくさんあるのよ!」
提督「いや、でもまだ執務が」
夕張「大淀には後で言っておくから大丈夫だって!早く行こう!」
大淀「あれ?提督?どこに行かれたんですか?」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 23:55:11.69 ID:2l3lo8bg0
夕張「これが15.2cm連装砲の改良版でしょ、それでこれが20.3cm砲から改装した2号砲!どう?足柄さんを二次改装したときのと変わらないでしょ?!」
提督「ああ、すごいな、さすが夕張姉ちゃん」
夕張「でしょ?!まだまだあるのよ、ええっと、あれにこれに……」
明石「夕張ったら、いくらなんでもはしゃぎ過ぎじゃない?提督、夕張ったら大淀が来るやいなや駆け出してって……」
夕張「しょうがないじゃない!提督は忙しいし、見せる機会なんて早々無い装備を見せたいし!それに、姉は自慢したがるものなのよ!五月雨ちゃんのところの白露ちゃんなんていつも言ってるじゃない!」
いっちば〜んてか。いや、確かに忙しさにかまけて工廠に行かなかった俺も悪いけどさ。
明石「夕張ってば他の軽巡洋艦が姉妹で仲良くしてるところを見ていっつもびっみょーに羨ましそうにしてるもんね。まあ、私も姉妹艦いないけどさ」
夕張「まあ、私は実験艦的なところがあるから仕方ないけど、少しは寂しいところもあるからね」
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 23:56:47.55 ID:2l3lo8bg0
提督「そればっかりはどうしようもないからなあ……島風とかもそうだけどさ、少し申し訳ない気になるんだよな」
夕張「いや、提督が悪いんじゃないからいいんだけどさ、まあそういうわけだから今日と明日くらいは私を姉だと思って。あ、そうそう、いっぱい試したい装備あるから、公試手伝ってね!」
と指差す方向には見たことのない装備の山、山、山。これ全部やるの?
提督「これ明日までに終わるのか?今日もそろそろ夜になるけど」
夕張「だから徹夜でやるのよ!明日が終わるまであと30時間あるわ!」
明石「あはは……提督、こうなった夕張はもう止まりませんから、付き合ってあげてくださいね?」
なんとか翌日のフタヒトマルマルには解放してもらえた。というか夕張もフラフラで暴発しそうになったので、明石が止めた。危うく工廠が吹っ飛ぶところだった。徹夜での作業禁止令を出さなければ。
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/13(金) 23:57:39.16 ID:2l3lo8bg0
大淀「それで、一昨日の執務をすっぽかした反省は?」
提督「心から反省しております」
夕張「おります」
大淀「まあ、やることもありませんでしたし、いいでしょう。まだやるつもりなら提督、次を引いて下さい。夕張はもう帰って寝たら?隈がすごいですよ」
夕張「そうする〜提督、大淀、おやすみなさーい」
提督「とんだ目にあったが、夕張の気持ちが知れてよかった……そういえば大淀も軽巡洋艦の一人っ子だよな?やっぱ寂しいのか?」
大淀「もう、何言ってるんですか。次は
>>93
さんですね」
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 23:59:04.91 ID:1STtw3BRo
高翌雄
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 00:01:43.85 ID:wZ7/aS9A0
金剛
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 00:01:47.22 ID:NCaR43Y4O
大鳳
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/14(土) 00:06:15.75 ID:K6VLfo0q0
大鳳ですね、了解です。やはりもしかすると今日中には書けないかもしれませんがご了承下さい。
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 00:27:25.67 ID:e59oTwtyo
大淀には一応、建造されなかったとはいえ仁淀という妹がいるからなぁ。
計画改装が実装されてるんだから、計画艦が実装されてもおかしくないような気もするし。
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/15(日) 23:44:15.99 ID:v+5e20U+0
結局一昨日投下できずすみませんでした。
少しですが再開させていただきます。
>>95
計画段階だとどうですかね?人間に例えると、
起工→妊娠
進水→出産
竣工→成人
という感じがします。なので、仁淀は少し違うかなあ、と思います。
伊吹は進水していたはずですし、実装もあるんじゃないかな?と期待しているんですが。
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/15(日) 23:45:16.55 ID:v+5e20U+0
大淀「次は大鳳さんですね。随分1人のところが多い気もしますけど、偶然ですか?」
提督「その辺は完全に偶然だぞ?一人っ子には一人っ子の、たくさん姉妹がいるところにはたくさんいるところの、それぞれの良さがあるからな」
大淀「熱弁されても困ります」
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/15(日) 23:47:46.06 ID:v+5e20U+0
大鳳「あ、提督、お疲れ様。私は姉妹艦がいないから、姉とか弟とかそういうのはよく分からないんだけど、今日一日よろしくするわね!私、お姉さんと言っても何をしたらいいのかわからないのだけれど、少し提督にお願いしたいことがあって……」
提督「ランニングか?筋トレか?」
大鳳「提督は私を何だと思っているの?あのね、少し街に買い物に行きたいんだけれど、それに付き合ってほしいの」
提督「いいけど、何を買いに行くの?プロテイン?」
大鳳「だから、提督は私を何だと思っているの??違うわ、眼鏡が欲しいのよ。最近少し見えにくくなってきてて……艤装を付けているときは視力も強化されるから問題ないんだけど、普段はそうではないから」
提督「俺は別にいいんだけど、もう眼鏡かけてる人に頼んだほうがいいんじゃないの?使用感とかそういうの、俺にはなんとも言えないからなあ」
大鳳「それも考えましたけど、普段よく話す人にメガネをかけている人がいなくて。提督なら普段から大淀さんといるし、他の娘達ともよく話すから、どんな眼鏡が合うかわかりそうじゃない?」
提督「そういうことなら」
大鳳「では、行きましょう。外出願は昨日のうちに出しておいたでしょう?」
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/01/15(日) 23:49:12.01 ID:v+5e20U+0
―街の眼鏡屋―
提督「ここでいいのか、大鳳?」
大鳳「お姉ちゃん、でしょ?ええ、ここがいいわ。昨日たまたま鳥海さんと話したから、場所を聞いておいたのよ」
提督「よくわからないけど、鳥海は眼鏡によくわからないこだわりがあるよな。いつも違う眼鏡かけてる気がするし」
大鳳「よく見ていらっしゃるんですね、提督は」
提督「ほら、部下の健康を管理するのが提督の勤めだし……」
大鳳「何が健康管理なの。それに自分の健康も管理できないのに偉そうなこと言わないで頂戴」
提督「お姉ちゃんのおっしゃるとおりでございます。で、どんなのがいい?」
大鳳「それも含めて一緒に見てほしいから提督を連れてきたのよ?そうね、フレームは黒がいいわね。制服もそうだけど、普段着る服も黒っぽいのが多いし、それと合うものがいいわ。あとあとアンダーフレームっていうの?上に金属がないやつがいいわね。提督もそういうのが好きなんじゃない?」
好きというか、一番良く見る眼鏡がそんな感じの眼鏡なんだよな。大鳳は大淀になにかあるのか?
100 :
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[saga]:2017/01/15(日) 23:50:00.20 ID:v+5e20U+0
提督「そういうのだったら、これとかどうだ?あ、これもいいな。どっちがいいかな……」
大鳳「試しにかけてみてもいいのかしら?」
提督「いいんじゃないか?これをそのまま売るんじゃなくて、これにレンズを入れるんだろうし」
大鳳「そう、じゃあかけてみるわね。どう?」
提督「最初のやつは大鳳お姉ちゃんにはあんま似合わないかなあ。二番目と三番目、それに五番目はよく似合ってると思う。甲乙つけがたいなあ」
大鳳「そう、だったら全部買うわ。鳥海さんも言っていたもの、なくしたときとか壊したときに備えて、眼鏡はいくつもあったほうがいいって。それにせっかく提督が褒めてくれたんだから、全部欲しいのよ?」
提督「そ、そうか。じゃあ、一つ俺からのプレゼントということにして……」
大鳳「弟に眼鏡を買ってもらうお姉ちゃんがいますか。いいのよ、お金には余裕もあるし。店員さんに言ってくるわね。検査か何かするのかしら?」
101 :
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[saga]:2017/01/15(日) 23:50:59.41 ID:v+5e20U+0
その後20分位かけて視力検査をして、レンズの種類を決めて、お金を払った。
大鳳「てっきりその場で持って帰れるものだと思っていたけれど、そうではないのね?」
提督「ああ、レンズを調整しないといけないから1週間後にまた来てくれ、ということだったな?非番の日があるのか?」
大鳳「ええ、8日後の午後が暇だから取りに来られるわ。あの……一つお願いがあるのだけれど……」
提督「今俺は大鳳お姉ちゃんの弟だから、なんでも聞くよ」
大鳳「そう?じゃあ、お姉ちゃんとしてお願いします。来週、眼鏡を取りに行くのに付き合ってくれない?その、やっぱり最初には提督に見て貰いたい、からね?」
102 :
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[saga]:2017/01/15(日) 23:56:54.95 ID:v+5e20U+0
提督「ということで来週半休を頂きます」
大淀「眼鏡のことなら私に聞いてくださっても良かったのに。これでもこだわりがあるんですよ?」
提督「その割にはいつも同じ眼鏡してない?」
大淀「あ、この種類の眼鏡は5つ持ってますし、それに微妙に形が違うのもいくつか持ってますから、同じ眼鏡をお見せすることはそんなにありませんよ?提督も眼鏡どうです?望月さんや武蔵さんの眼鏡も私がアドバイスしてるんですよ?巻雲さんと沖波さんは夕雲さんにブロックされてますし、霧島さんと鳥海さんはそれぞれこだわりがあるようで、話を聞いてもらえませんけど……」
提督「め、眼鏡の話はもういいから……次のクジを引くよ……
>>105
だな」
103 :
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[sage]:2017/01/16(月) 00:01:16.03 ID:Wpzb5crY0
白露
104 :
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[sage]:2017/01/16(月) 00:01:22.79 ID:o6XOg3P0o
島風
105 :
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[sage]:2017/01/16(月) 00:01:59.97 ID:lPLh7aCNo
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