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まほ「大洗女子学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
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479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/01(木) 23:12:59.40 ID:kLD/fo9mO
ジャイロコンパスって、トランスフォーマーネタか
480 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/02(金) 00:00:19.75 ID:1pG7vAhG0
エリカ「ちょ、ちょっとアンタねぇ!こっち来なさい!」グイッ
ダージリン「わ」グイィ
エリカ「なにをトンチな寸劇をやってるのよ!家元の機嫌を逆なでするようなことしないでよ!」
ダージリン「落ち着きなさい。カッカすると身体によくないわよ。笑いなさい。笑いは健康にいいんだから」
カチューシャ【ちょっとダージリン!ヘンなジョーク入れないでよっ!カチューシャが指示した通りにスピーチしなさい!指揮官は私なのよ!】
ノンナ【ダージリンさん、我々は現在、宿の駐車場の車輛から皆さんに無線で連絡をしています。もうすぐ大洗の援軍も到着する手筈ですので、それまで何とか持ちこたえてください】
カチューシャ【そのためにも妙なアドリブは禁止!聖グロ、サンダース、アンツィオ、知波単、継続、イツミーシャ、アリスタシアの面々で場を盛り上げるのよ!私の指示は絶対だからね!】
オレンジペコ「ダージリン様、西住流家元を刺激しないためにもヘタなことはしないでおきましょう」
ダージリン「いけず」ブー
エリカ「あ、あのねぇ!家元に冗談や洒落なんか通じないのよ!見なさいあの家元の鬼のような形相を!」ビッ
しほ「・・・」
エリカ「・・・あ・・・機嫌よさそう・・・」
ダージリン「そうなの?あれで?」
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 01:31:38.63 ID:PMewtlk/0
気づくあたり流石エリカだわ
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/02(金) 09:03:59.80 ID:T9y+3UTv0
中学時代から西住流に接してるだけはあるわに
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 06:54:06.21 ID:g8BUkjySO
聖グロ組のコントは髭男爵にみえる
484 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/04(日) 23:35:47.10 ID:5Xp4u7Bl0
柚子「まずはアンツィオの皆さんが用意してくれた絶品料理に舌鼓しましょう。しばしお食事をお楽しみください〜」
アンチョビ「ぅわーっはっはっは!丸いお皿に料理を盛って!みんなで食べようオイシイご飯!アンチョビ高校ドゥーチェアンチョビ!」
カルパッチョ「その右腕のカルパッチョ!」
ペパロニ「右肩のペパロニ!」
アンチョビ「ご期待通りにただいま参上!さあさ!みんな食べた食べた!アンツィオ自慢のイタリアンだよ〜!」ガチャガチャ
カルパッチョ「おかわりもたくさんあるので遠慮なく食べてくださいね〜」ガチャガチャ
アキ「わあすごい!すんごい豪華!こんなに動物性油を含んだ料理が食べられるなんて・・・!」カンゲキ・・・
ミッコ「匂いだけで白飯いけるな」
アリサ「・・・太るわ・・・太るわよアリサ・・・でも・・・せっかくだし・・・」プルプル
西「おおっ・・・こ、これがイタ飯という奴ですか・・・」ゴクリ・・・
細見「国外飯はさんだぁすに短期転校して以来ですな。しかしこれはまたハイカラな・・・」ワクワク
「まるでうるしを塗ったかのように光輝いておりまする!」ワイワイ 「色鉛筆のように色鮮やかであります!」ガヤガヤ 「今日は法事か何かでありますか!?」ドヤドヤ
カルパッチョ「は〜い、それでは皆さん、お手を拝借」
\イタ〜ダキィ〜ヤスッ!/
\パクッ!/
\・・・・・・/
\う、うンまぁ〜〜〜いっ!/ \ホッペが落ちるであります!/ \やめられないとまらない!/
\カロリーが胃に効くゥ〜!/ \おん!おん!/ \まさに味のアベンジャーズや〜!/
\もうデブってもいいわ!おかわりおかわり!/ \おわかりでしょうか!/ \夜店でタンメン!/
485 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/05(月) 00:10:03.30 ID:1V78MqDY0
アンチョビ「フッフーン!みんな絶賛賞讃雨アラレだな!それも当然だ!我々の料理は世界いちぃー!」ハッハッハー!
愛里寿「さすがドゥーチェのアンチョビ」b
ペパロニ「さささっ、西住のおっかさんもどうぞどうぞ。あたしらが腕にヨリをかけて作った鉄板ナポリタンとマルゲリータピッツァッスよー!」ガタガタ
しほ「・・・」
エリカ「ちょっと!なんで宴会でイタリアンなのよ!家元は和食しか食べないのよ!こんな油いっぱいで不健康そうな料理なんて西住流ちゃぶ台返しを喰らうのがオチよ!」
アンチョビ「な”ん”だっでぇ”ぇ”ぇ”!”?”」ガタターン
ペパロニ「ほらほら!エンリョせずにガブーっといっちゃってくださいッス!」ドーゾ!
しほ「・・・」
アンチョビ「ま、待てペパロニ!おこられても知らんぞー!」
しほ「・・・」モグ
ペパロニ「イエーイ!いってるッスいってるッスー!」
しほ「・・・」キッ・・・
エリカ「ヒッ!」ビクッ
しほ「・・・」
しほ「・・・」モグモグ
エリカ「嘘・・・あんなに美味しそうに食事する家元なんて初めて・・・」
ダージリン「あれで?」
アンチョビ「・・・・・・ゎ・・・ゎーっはっはっは!やはりアンツィオ料理はすごいのだー!」
西「おおとも!あんちお高校の食膳は大変おいしゅうございますー!」
玉田「さすがは美食高校!」 細見「イヨッ!どうーちえ!」 福田「どうーちえ!どうーちえ!」
\どうーちえ!/ \どうーちえ!/ \どうーちえ!/ \どうーちえ!/ \どうーちえ!/
アンチョビ「ハッハッハー!ドゥーチェだからな!ちっちゃい『う』とちっちゃい『え』だからな。覚えてくれな」
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 01:38:01.21 ID:sd9i8rR5o
油っぽく見えるのは大体オリーブオイルのせいだしイタ飯は案外健康にいいんだぞ!
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 08:21:31.00 ID:TncLFiZSO
エリカのせいでしほが恐い
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 09:23:34.01 ID:VJBfETW20
「どうーちえ」言い辛いw
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 18:56:40.68 ID:pVQoB0nm0
ラーメンズの「ヒロ↑ーシマ!」な発音なんだろうか
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/08(木) 11:15:36.97 ID:UYCUDe+SO
イバァァァルァキィィィ
491 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/08(木) 17:28:37.37 ID:USzM61lE0
イギリスはモンティ・パイソンの国だからね、笑いのセンスはピカイチよ
492 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/09(金) 23:19:29.29 ID:DKIFUAL50
>>489
>>490
\シホ!マホ!ミホ!/ \シホ!マホ!ミホ!/
493 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/10(土) 00:29:44.33 ID:cqGUde+K0
柚子「それでは皆さんお待ちかね!これより余興がはじまりま〜す!お食事を楽しみながら舞台にもご注目ください〜」
ミカ<ポロロンロンロンロンロンロンロンロンロ〜ン♪(出囃子)
バババ〜ッ!
ナカジマ「はいどーもー、大洗自動車部で〜っす!わー、ぱちぱちぱちー」パチパチ
エリカ「!・・・大洗の子達も来てくれたのね!」
しほ「・・・」
スズキ「これから皆さんにお見せするのは世にも不思議なマジックショーでございます。手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意くださいませ」
福田「まじっくそおとは何でござりまするか?」
西「まじっくとは西洋の筆のことだ、きっとこれから西洋筆での演舞を行うのだろう。年末にその一年を表す漢字を書いたりするだろう。ああいうのだと私は思う」
ツチヤ「それではー、こちらは何の変哲も無い帽子でーす。中には何もありませーん。そこへ手を入れると〜・・・」ゴソ
ツチヤ「中から兎が出てきましたー!」バーン
しほ「!」
福田「なんと!たしかに帽の中はからっぴっぴだったはずでありまする!」
玉田「奇術か!?妖術か!?奇妙奇天烈摩訶不思議!」
西「なんとあっぱれ!この西絹代、感服いたしましたー!」
ツチヤ(これだけ反響あるとやりがいあるなぁ〜)ジーン
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 08:03:43.83 ID:aGIMoE5SO
流石にまじっくそおは卑怯
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 09:21:13.51 ID:z5CJ+3k90
乙
この手のやつは知波タンとアンツィオはいい反応するだろうな
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 12:17:25.72 ID:0QWQ6vV90
>>495
ローズヒップもかなw
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/10(土) 13:01:15.93 ID:9EadmqsyO
>>496
意外とジト目でトリック解説してるかもしれん
498 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/10(土) 20:59:38.62 ID:cqGUde+K0
ペパロニ「すげえ!何もない帽子から兎が出てくるなんてよォ!あれがありゃあ、いくらでも食材を引き出せるッスよドゥーチェ!」
アンチョビ「うーむ、どこで売っているのだろうか」
ローズヒップ「ダージリン様!ご覧になりましたか!?あれは一体どういうトックリなのでございますか!?」ユッサユッサ
ダージリン「落ち着きなさいローズヒップ。揺さぶらないで」ブンブン コウチャバシャバシャ
ホシノ「続きましてェー、こちらは何の変哲も無い縦縞のハンカチですがー、これをくしゃくしゃに丸めると〜」クシャクシャ
ホシノ「じゃ〜ん!なんと縦縞模様が横縞模様に変化しました〜!」
しほ「!!!」
福田「はわわ!すごいであります!どういう仕組みなのでありましょうか!」
ローズヒップ「ど、どういうことなのですわぞ!物理法則もあったもんじゃありませんわ!」ドッキンコ!
ケイ「まさしくハンドパワーね!」
細見「はんどぱわあ?・・・横文字はよくわかりませぬ・・・」
ケイ「日本語で言うと手力ね」
細見「てぢから」 浜田「てぢから・・・」 寺本「てぢから!」
ナカジマ「そして大トリはこちら!この自動車の中にスズキに入っていただきます」ガチャ
スズキ「はいりまーす」ヨイショ
ナカジマ「そして・・・ハンドパワーを加えます!みなさんもご一緒に!ハンドパワーって叫んでくださいね。せーのっ」
\てぢからー!/
ナカジマ「はいー!」
\BOOOOOMMM!/
アキ「ああっ!中に人がいるのに車が爆発しちゃったよ!?」
西「な、なんじゃとて!こうしてはおれぬ!救助に向かわねば!」バッ
499 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/10(土) 21:24:08.88 ID:cqGUde+K0
ナカジマ「落ち着いて落ち着いて。すぐに火は消します」プシュー
福田「な、中の鈴木殿はご無事なのでしょうか・・・」ドキドキ・・・ オレンジペコ「緊張の一瞬ですね・・・」ドキドキ・・・ しほ「・・・」ドキドキ・・・
ナカジマ「はいー!」ガチャ
スズキ「てってれー!」バーン!
\おおーーー!/ \見事生還!/ \いよっ!大統領!/
しほ「・・・」ホッ・・・
ナカジマ「おそまつさまでしたー!」パチパチパチ
オレンジペコ「すごいマジックショーでしたね!これは良い余興でした。一体どういう仕組みだったんでしょうかね?」パチパチパチ
ダージリン「フフ・・・いくら私でも、手品の種までは知らないわ」
ローズヒップ「?・・・今のはスズキ様が自動車に入ったと同時に自動車の底が蓋のように開き、舞台の下へと隠れ、爆発の火が消えてから再び車内に戻ったのでございますわ?」
ローズヒップ「車体の底から脱出したのが我々に見えないように、自動車の下にはあらかじめ鏡が設置されてて、スズキ様はその鏡の向こう側を通って舞台下に隠れたのですわ」
ローズヒップ「今の手品よりも縦縞が横縞に変化する手品のほうがすごかったですわ!」
ダージリン「んっふ」
カチューシャ【こちら指令本部のカチューシャよ!どう?大洗の援軍、同志ジドーシャ部の宴会芸で時間稼ぎはうまくいってる?】
ダージリン「ええ、家元さん、すっかり夢中よ。でも、マジックショーは終わっちゃったわ。次の援軍は?」
カチューシャ【安心しなさい!続々と部隊を送り込んであるわ!】
柚子「続きましてー、大洗風紀委員の余興でーす。なんと自分達で三味線を演奏しながらの音楽ショーです」
そど子&ゴモヨ&パゾ美『とかくこの世はほがらかに〜♪歌って笑って、風紀シスターズ〜♪』ベベベンベン
ダージリン「さて・・・どれだけ保つかしら」
500 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 23:05:46.17 ID:CDkBZBc5o
>ジドーシャ部
【審議中】
501 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/13(火) 19:23:22.34 ID:aAzbWPd+0
>>500
良い所に目を付けたって褒められると思ったのに・・・
502 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/13(火) 19:39:59.33 ID:aAzbWPd+0
―――
ガチャ
優花里「わあ!いい広さですね〜西住殿のマンションの屋上〜!」
麻子「マンション所有してるみたいに聞こえるぞ」
みほ「管理人さんにも許可もらえてよかったね」
沙織「でもこんなとこでキャンプなんて女子高生らしくないよね・・・」
華「いいじゃないですか。私、普通じゃないことってしてみたかったんです!」
まほ「よし、ここを野営地にするぞ。まずは陣を敷く。それから火を炊いて食事の準備だ」
優花里「了解でありまする!」ビッシィ
沙織「えっ?・・・食事って・・・さっき出かける前にカレー食べたよね?」
まほ「?・・・そうだが?」
沙織「・・・で、これからまた食べるの?」
まほ「そうだが?」
沙織「・・・」ダッ!
麻子「待て。逃げるな」ガシッ
沙織「だって!だってだって!そんなに食べたらオトメじゃなくてフトメになっちゃうよ!」
麻子「気にするな。ぽっちゃり系女子というので行け」
沙織「だ〜ってだって!だってなんだもん!」ジタバタ
華「私、まほさん大好きです」ジュルリ
503 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/13(火) 22:29:37.79 ID:aAzbWPd+0
優花里「できましたー!簡易テントですが中は広いですよ〜!」
みほ「わあ、すごくキッチリしてるね。かっこいい」
麻子「これだけ広ければ中にハンモックをかけられる」
まほ「食事の準備ができたぞ」
沙織「っ・・・来たか」グッ
まほ「心配することはない。ガッツリの食事ではない、軽食だ」
沙織「ホッ・・・それならまだマシかな」
まほ「これはプラウダに短期転校した際に食べたものでな、ほかほかのジャガイモにバターを乗せ、さらにイカの塩辛を乗せたんだ。とてもおいしいぞ」ホカホカ
沙織「ッガ!・・・」ガクー
みほ「わあ、おいしいそう。いただきまーす」モフ
麻子「んまい」モフモフ
優花里「すんごいおいしいです!凄まじいカロリーを感じますねぇ!」ングング
華「無限に食べれます。無限に食べれますよ」モフモフ
まほ「そうだろうそうだろう」マンゾクゲ〜
沙織「・・・」
麻子「沙織、食べないのか?コレステロールの塊で美味しいぞ」
沙織「っ〜!・・・ええい!女は度胸!太るのが怖くて青春やってられっかぁ!食べるわよ食べるわよ!」バク
沙織「っ!・・・っ〜〜・・・・・・」ポロ・・・ポロポロ・・・
みほ「!?ど、どうしたの沙織さん!?何で泣いて・・・」アタフタ
まほ「まさか塩辛がニガテだったか?すまん」
沙織「・・・ううん・・・違うの・・・違う・・・すっげぇー美味しいの・・・」ポロポロ・・・
華「美味しいものを食べてこその人生ですね」モフモフ
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 00:07:53.82 ID:KFl9ZuzCo
沙織もバレーすれば痩せるよ
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 13:39:37.46 ID:VgSAL8MmO
>>504
バレー部は廃部なんだ…。
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 18:37:08.51 ID:ffxjXyNk0
ナオミズブートキャンプをさせよう
ところでアリサはどうして下着を付けて運動しているんだろう?
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 09:30:24.69 ID:bflj0Feu0
>>だ〜ってだって!だってなんだもん!
キューティー●ニーは何度も新しくなってるからいまどきの10代でも知ってるのかな・・・
508 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/16(金) 00:08:04.86 ID:hrg7uqOM0
戦車って運転してて坂道とかにさしかかると、普通の車と同じようにアクセル踏まなくても進むもんなんですかね?やっぱ重いからアクセル離すとピタリと止まるんスかね?
あとフルストッロルでダーっと走ってて、パっとアクセル離したらしばらく空転するんですかね?車と同じように。戦車の操縦に詳しい人教えて
>>506
大胸筋矯正サポーターだっつってんだろがい!
509 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/16(金) 00:38:58.25 ID:hrg7uqOM0
みほ「おいしかった〜」
沙織「確かにおいしかったよ・・・コレステロール爆弾にむさぼりつくかのような背徳感がたまらなかったよ・・・でも!でもでも!絶対太っちゃったじゃん!花の乙女が食べるようなものじゃないよ!」
華「はい?」
優花里「気にしすぎですよ。武部殿そんなに太ってないじゃないですか〜」
沙織「はいそこ!『そんなに』って言った!」ピピーッ
まほ「たしかに、贅肉が付くのは戦車女子としてはあまりよろしくはない」
沙織「普通女子としてもそうだよ」
まほ「よし、食後の運動をしよう。サンダースでも大量の食事の後にちゃんと運動をしていたぞ。知波単の皆もナオミズブートキャンプで身体を鍛えていた」
沙織「ナオミズブートキャンプ!?なにそれ!?」ヤダモー
優花里「ナオミさんが教官のハードエクササイズですよ。DVDも発売してます。サンダースで」
麻子「サンダース生徒のあのアメリカンナイスバディーを維持する秘訣か。そうでもない者もいるが」
沙織「ぜひぜひそのエクササイズを教えてください!なんとしてでも痩せたいの!食べたりしません痩せるまでは!」
まほ「うむ、ではサンダース流でいこう。気を付け!」キッ!
沙織「!は、はい!」ビシッ
みほ「私達もやるの?お姉ちゃん」
まほ「お姉ちゃんではない。私はマホー教官だ。口を慎め子羊ちゃん」
沙織「こ、子羊・・・」
華「細かいとこまでアメリカ風なのですね」
510 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/16(金) 01:15:16.84 ID:hrg7uqOM0
まほ「365、366、367」フンフンフン 沙織「ひいっ・・・ひいっ・・・しょ、しょっぱなから・・・腹筋・・・500回なんて・・・」ゼイゼイ・・・
まほ「グッバイ贅肉、ハローシックスパック」フンフンフン 優花里「す、すくわっと・・・500・・・」フラフラ・・・
まほ「どうしたお嬢ちゃん。うちの祖母にも負けてるぞ」フンフンフン 沙織「シャドーッ!・・・ボクシッ!・・・ングッ!・・・15分ッ!・・・間ッ!・・・」ヒュー・・・ヒュー・・・
まほ「よし、これで終わりだ」
沙織「」バタンQ
まほ「準備運動はな。ここからエクササイズに入るぞ」
沙織「 や め て ! 」
まほ「冗談だ。アメリカンのな」
優花里「ハァッ!・・・ハァッ!・・・き、きつすぎます・・・見学を選んだ五十鈴殿と冷泉殿は先見の明がありますね・・・」ゼイゼイ
みほ「ふう・・・やっぱり最近ナマってるなあ・・・けっこう息が切れちゃったや」
まほ「甘いぞみほ。腹筋のスピードが0、8秒遅かった。スクワットは腰を下ろす位置が15p高いし、シャドーボクシングは上半身だけで足が動いていなかった。そんなことでは強くなれんぞ」
みほ「ご、ごめんなさい・・・」
まほ「違う、私への返答はラジャー、もしくは了解だ」
みほ「了解、隊長」ビシッ
沙織「ちょっと!暗黒森峰時代に戻ってるよ!」
まほ「冗談だ。アメリカンのな」
みほ「冗談だよ。いくら黒森峰時代もこんな風じゃなかったから」
沙織「もうツッコミ役やるのやだもー!」
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 08:14:12.17 ID:J70aYgYSO
戦車に詳しい人なら秋山殿が…
秋山殿は…『転校』しちゃったの
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 09:51:24.74 ID:322ARX6qo
暗黒森峰時代……エリカがきいたら大激怒まちがいなしだな
513 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/18(日) 00:06:29.73 ID:Q/63eXBr0
麻子「カッカするな。シワが増えるぞ」
沙織「食べて運動して叫んでツッコんで・・・もう色々ヘトヘトだよ・・・」ヘト〜
優花里「お疲れさまです」
まほ「そうだ、いいものがあるんだ。すぐ持ってこよう。三分間待つのだぞ」タタタ
麻子「今のおばあがよく言ってたフレーズだ」
沙織「古いなんて次元のネタじゃないよ・・・」
まほ「待たせたな」バーン
華「まあ、立派なスイカですね」
まほ「冷やしておいたのだ。今からみんなでスイカ割りをしよう。知波単でやった時は盛りあがったぞ」
沙織「また食べるのぉん!?」
華「まあまあ、デザートは別腹ですからいいじゃあ〜りませんか」
まほ「木刀もある。知波単土産だ」ズエアッ
みほ「おもしろそう!私やりたい!」ピョンピョン
沙織「ああ・・・みぽりんが幼心を取り戻した・・・」
514 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/18(日) 01:02:06.24 ID:Q/63eXBr0
みほ「それじゃあ目隠しして10秒間ぐるぐる回るね」
まほ「スイカ割りっ、あそーれスイカ割りっ」パンパン♪
華「西瓜割り♪あっそーれ西瓜割りッ♪」パンパン♪
みほ「うう〜・・・お、思ったより・・・フラつく・・・」フラフラ・・・
優花里「西住殿〜!右です右〜!」 沙織「もっと真ん中!もっと真ん中!」 麻子「上から来るぞ気を付けろ」
みほ「えいやっ!」ガッッ!
みほ「っ〜〜〜!・・・外しちゃった・・・しびれる」ジィ〜ン・・・
優花里「おしかったですね。私達がきちんと指示をしていればうまくいってましたよ」
華「では麻子さんが割る役で、みほさんが指示を出せばうまくいくのでは?」
麻子「やってみよう」グルグルー
みほ「麻子さん、三歩前進、右に七十度回して、左に半歩移動、振りかぶる角度を三十度上げて。はい、そこです」
沙織「ふぜいもじょうちょもないよね!」
麻子「ふん」ポコ
優花里「すごい!ど真ん中に当たりましたよ!」
まほ「だが火力が足りないようだ。叩いて音を鳴らしただけだぞ」
麻子「力仕事は苦手だ」
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 09:33:48.64 ID:W9G57KWSO
コンバット冷泉
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 09:53:16.90 ID:JMAcCAp0o
まぽりんのスイカ割りの歌ザク三兄弟のやつか
滅茶苦茶なつかしいわあ
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 12:38:24.61 ID:4FqGS0mto
SD頑駄無戦国伝なんて今時の若いモンには通じねーよ!
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 13:44:14.25 ID:/K7t4affO
いや今でもLEGENDBB戦士として新規プラモデルが発売されてるぞ
519 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 23:05:06.13 ID:eXqSBnfSO
どうやったら西瓜が上からくるんだろうか…
520 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/22(木) 23:20:20.19 ID:Qd7MTqzx0
武者頑駄無ネタに気付かれたのはうれしいけどさすがに「3分間待つのだぞ」は気付かれなかったか・・・
521 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/23(金) 00:13:33.11 ID:DSSzmcM10
華「私がやりましょう。ご心配なく、必ずや仕留めてみせます」ザッ グルグル〜
優花里「わあ、五十鈴殿が悪の中ボスのような台詞を」
華「いざ・・・」スッ
みほ「華さんがんばって〜」 麻子「木端微塵にしてやれ」 沙織「華うしろうしろー!」 まほ「おんおん」 優花里「五十鈴殿ファイトですー!」
沙織「・・・ねえ、おんおんって言ったのだれ?どういう意味?」
まほ「賑やかしのガヤだ。気にするな」
華「花を活ける時のように集中して・・・そこです!」バッ! コッ! バコーム!
みほ「わあ!すごい!一突きで破裂したよ!」
麻子「西瓜割りだよなこれ」
華「うまくできましたか?」メカクシペラ
沙織「すごいよ華!華ならきっと指で小突いても西瓜割れるよ!」
優花里「破裂した西瓜も食べやすい割れ口!」
まほ「ビックリ人間大集合」
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 09:37:11.05 ID:aLSqh3LH0
どこかの明治剣客浪漫的な物語でも華さんやっていけそう
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 21:57:38.58 ID:Tn3MY4GM0
邪魔する戦車は指先一つで白旗さ
524 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/23(金) 22:35:22.93 ID:2D10tmsU0
麻子「うまい」シャクシャク
優花里「姉住殿が用意してくれたスイカを五十鈴殿に割ってもらって皆で食べる日が来るなんて思いもよらなかったです〜!」シャクシャク
沙織「それにしてもまほさんのイメージずいぶん変わったよね。初めて出会った時は気難しそうな人だと思ったけど」
華「一緒にカレーを作ったり、スイカ割りをしたり、キャンプをしたり・・・とてもこれまでの西住まほさんの印象とはかけ離れていますね」
まほ「おそらく色々な学校へ短期転校した成果だろう。自分ではあまりわからないがな」
沙織「へ〜、短期転校ってただ遊んでるだけだと思ったけどちゃんと意味あるんだ・・・」
まほ「ああ、私は様々な場所へ短期転校して、様々なことを学んだ」
まほ「アンツィオでは日々を楽しく過ごす生き方を、知波単では勇敢な心を、継続では生きるための力を学び・・・」
まほ「プラウダでは人の上に立つ者の心構えを、サンダースでは皆で力を合わせることを、聖グロでは猫のフンから取った豆をコーヒーにしたコピルアックを学んだ」
麻子「聖グロをオチに使うな」
まほ「皆、良い人達だった。良い場所だった。楽しかった。時間はかかったが、各校に赴くことができて良かったと思うよ」
みほ「お姉ちゃん・・・」
まほ「今頃、皆は何をしているだろうな・・・」
525 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/23(金) 23:01:17.37 ID:2D10tmsU0
―――・・・・・・
ダージリン「――そこで猫さんは言った。『ネズミさん、どうしてそんなに嘘ばっかり言うんだい?』」
ダージリン「ネズミさんは答えた。『嘘なんか言っていないよ。でも、ちょっとだけ大げさに言ったかもしれないな。だって僕は、ネズミはネズミでも、モルモット(盛るもっと)だからね』」
玉田「・・・」 細見「・・・」 福田「・・・」
\・・・・・・/
ダージリン「ペコ、ツッコミ」
オレンジペコ「えっ?・・・へ!?・・・あ、えーっと・・・」アタフタ
オレンジペコ「・・・せ、選挙活動中の政治家かよー」ビシッ
\どっ!/ \わっははははは!/ \なんとひょうきんな!/
ダージリン「フッ・・・ウケたウケた」ドヤンッ
しほ「・・・」
エリカ「あわわ・・・家元がむちゃくちゃ怒ってるわ・・・つ、次よ!早く次のy京に移って!」
柚子「そ、それではダージリンさんとオレンジペコさんによる爆笑漫談でしたー。では、次はカバさんチームによるミュージカルでーす」パチパチパチ
エリカ「もう・・・こんな騙しだましの状態が一時間も続くなんて・・・こっちの身がもたないわよ・・・」
526 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/23(金) 23:17:09.57 ID:2D10tmsU0
>>525
誤字
y京に移って→余興に移って です
527 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/24(土) 00:18:08.29 ID:SI9GAhQN0
左衛門佐「さあて皆さま、今宵我らが語る物語は、はるか遠い昔の物語でござる」
左衛門佐「物語の主人公であるおりょうは恋人エルヴィンとの仲を引き裂かれそうになり、一度は脱藩しようとするのでござるが、父であるシーザー王に連れ戻されてしまうのでござる」
左衛門佐「今宵のお話は、それを聞いた恋人のエルヴィンがおりょう姫の父親に対戦車砲を向ける所から始まります」
左衛門佐「それでは、得待席におられます西住しほ殿も、生徒会長殿も、そして他校の生徒達も、大洗の者達も、手にはどうぞ厚手の手ぬぐいをご用意してそうろう」
細見「ふおおぉ!なんだかものすごく面白そうでありますナア!」 玉田「福田ァ!涙をぬぐうために手ぬぐいを貸してやる!」 玉田「はっ!ありがとうございまする玉田上級生殿!」
しほ「・・・」
――アンツィオ屋台車輛(指令本部)
カチューシャ「ミュージカル劇が始まったわ。これで30分は稼げるわね。それにしても・・・一体あとどれくらい時間稼ぎをすればいいのかしら」
ノンナ「せめて今晩中はなんとか引きとめておきたいですね。せっかくまほさんとみほさんが姉妹水入らずなのですから」
クラーラ「ゼット〜ン・・・」ピポポポポポ・・・
ノンナ「『もし西住しほさんに騙していることがバレたら我々もおしまいです』と、クラーラは言っています」
カチューシャ「そ、そうね・・・嘘をついているのは心が痛むけど、マホーシャとミホーシャのためだもの。あとでイエモトフにも謝らなくちゃいけないけど、このままなら騙し通せるハズ――」
ガッ!
カチューシャ「!・・・な、なに!?」
ノンナ「・・・どうやら、何者かが我々の存在を嗅ぎつけたようです」
ガチャ!
「・・・・・・」
ノンナ「あ、あなたは・・・!」
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 09:23:05.83 ID:8XVjuNBSO
誤字のほうが焦ってる感ある
ボンカレーは有名すぎてあえて触れなかった
529 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/26(月) 20:40:13.74 ID:popcd+Cp0
カエサル「観念するのだエルヴィンよ。我が娘、おりょう姫との結婚など不可能だ。諦めて我が手下となれ。もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを エルヴィン にやろう」
\オオー!/ 玉田「なんと太っ腹な!」 細見「切符が良い!」 ミッコ「騙されるなエルヴィン!おりょう姫との結婚の方が大事だ!」
エルヴィン「断る!お前は父の仇だ!」
カエサル「違う!お前の父はわしだ・・・!」
\エエーーー!?/ 西「こんなことが・・・!」 アキ「それじゃあエルヴィンとおりょう姫は兄妹なの!?」 アリサ「なんてドラマチックな話なの・・・!」ホロリ
エルヴィン「嘘だああぁぁぁぁぁぁ!!!」
《 THE END 》ジャーン
\パチパチパチパチパチ/ \天晴れ!天晴れ!/ \続きを見せろー!/
左衛門佐「これにて閉幕!次回作『ロードオブザ大洗 エピソードY ももちゃん危機一髪!』は年末に舞台化でござる!ミニあらいっぺストラップがもらえる前売り券が発売中でござるよ〜!」
柚子「カバさんチームによる演劇舞台でした〜。知波単の皆さん、座布団を投げないでください。座布団を投げないでください」
しほ「・・・」パチ・・・パチ・・・
エリカ「家元は満足しているようね・・・良かったわ」ホッ
ケイ「NNM・・・おかしいわね。カチューシャと連絡が取れなくなっちゃったわ」
ダージリン「お昼寝かしら」
柚子「次はサンダース大付属制作の映画『サンダースエンジェル フルスロットル』の上映でーす」
ペパロニ「映画を見るにはお供が必要!お口が寂しい時のおともだち、イタリア料理のチケッティはいかが〜?」イカガッスカー
カルパッチョ「飲み物に大人のブドウ酒風ジュースもありますよ〜」オイシイヨ〜
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/26(月) 22:41:39.27 ID:3SoeJDERO
混ざり過ぎにもほどがあるだろw
531 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/26(月) 23:08:10.95 ID:popcd+Cp0
ケイ「それじゃあスクリーンにご注目!映画がスタートするわよ〜!本編の前に短編アニメーションがあるからね〜!」
《パワーパフサンダース!》ピュンピュンピュン!
福田「ふおあああ・・・色鮮やかな漫画の活動写真でありまする!」
玉田「のらくろよりも派手だな!」
ナレーション『コーラ、ポップコーン、アメリカ製ミリタリーグッズをいっぱい・・・全部混ぜるとむっちゃかわいい女の子が出来る・・・ハ、ハズだった』
ナレーション『だけど戦車道連盟理事長は間違って余計なものも入れちゃった!それは・・・《特殊なカーボン》!」ドカーン
ナレーション『そして生まれた超頑丈3人娘!スーパー戦車パワーで悪い役人をやっつける、ケイ!アリサ!ナオミ!お金持ちでかわいい戦車女子!フェアな高校生、パワーパフサンダース!』
―――ブツンッ・・・
ミカ「おやおや?」
ローズヒップ「あらぁ、映像が切れちゃいましたわ。ちょっとスタッフ〜の方!スタッ!フゥ〜!の方!」オーイ
ナオミ「どうやら誰かが強制的に映画を終了させたようだな」
アリサ「ちょっとなによ!私がむちゃくちゃ頑張って編集したのに、誰が切ったのよ!」
ザッ・・・
千代「茶番はここまでよ、お子達」
愛里寿「!・・・お母様」
532 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 09:36:55.48 ID:PtHVmj5L0
乙
>>お子達」
この単語にさまをつけないのは斬新
533 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 17:25:46.00 ID:LkPXboYHO
>>532
これゴルドランネタだ
534 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/28(水) 18:22:13.37 ID:DSzeMqwE0
>>532
元ネタわかる人にはわかるけど、わからない人にも違和感なく読んでもらえるように、を目標にしてるのでこういうリアクションはありがたい。というか反応してもらえるだけですげーありがたい
>>533
役人「おのれぇい!一度ならず二度までも!覚えておれ〜!大洗女子〜!」キーン
最近書く量が少なくてすんません。次の展開考えながら書いてるから時間かかりますよってに
535 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/06/30(金) 00:44:32.36 ID:jThozG6n0
千代「愛里寿ちゃん!よかった、無事ね!もう少しだけ待っててね。すぐに助けてあげるから」
愛里寿「???」
杏「やーやー、島田流の家元さん。あなたも宴会に参加します?」
千代「冗談はよしこちゃんよ。すぐに愛里寿を解放しなさい。さもないと島田流忍者部隊を呼ぶわよ」
杏「解放?」
千代「愛里寿からSOSメッセージが来たわ。アリスSOSよ。捕虜にされているとね。だからしぽりんにあなた達の気を引いてもらい、その間に私がこの学園艦内を捜索していたというわけ」
愛里寿「!」
千代「艦内くまなく探したけれど、外の車にいたこの子達を発見して、とうとうここに愛里寿がいることを突き止めたのよ」ビッ
カチューシャ「カチュ・・・」ショボン
クラーラ「クラララ・・・」シュン
ノンナ「ノンナハナハ・・・」ショボボン
ミカ「おやおや」
ダージリン「どうやら、時間稼ぎをしていたのはお互い様だったという訳みたいね」
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/01(土) 03:31:49.48 ID:8Xm68aqSO
せんだみつお
537 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/01(土) 21:50:44.70 ID:AT7JbEkC0
エリカ「カチューシャ!あなた裏切ったわね!」
カチューシャ「そ、そんなわけないじゃない!私達はプラウダが誇る秘密クラブ、KGBよ!カチューシャはそのリーダーなんだから、内緒話をばらすわけないじゃない!」
ペパロニ「けーじーびーってなんスか?」 カルパッチョ「何かの略称みたいね」
カチューシャ「KGBってのは『カチューシャ、牛乳飲んで、ビッグになる』の略よ!」フンス
アリサ「おもっきし英単語使ってるけどいいのプラウダ」
千代「無駄話はそこまでよ。愛里寿を解放しないというのなら・・・実力で奪い返すだけ」パチン
\シュバババッ!/
メグミ「聞いて驚け!」 アズミ「見て笑え!」 ルミ「我ら島田愛里寿隊長、一の子分!」
メグミ「メグミ!」 アズミ「アズミ!」 ルミ「ルミ!」バーン!
西「おおっ!いつぞやのトンキチ、チンペイ、カンタの御三家ではありませんか!」
ケイ「ヘイ、違うわよキニー。あれはズッコケ三人組よ」
メグミ「聞こえてるわよケイ!」
千代「さあ、三馬鹿大将よ、やっておしまい!」バッ!
愛里寿「いいかげんにしてください」
千代「!」ビクッ
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/01(土) 22:15:35.34 ID:UpcWdDK1o
おじゃるまる
539 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/02(日) 00:04:13.43 ID:Fg9Xqk9/0
愛里寿「お母様は勘違いをしています。私は自分の意志でこの場にいるのです。捕虜などではありません」
千代「で、でも愛里寿・・・あなた私に『捕虜にされた』と写真を送ってきたじゃない・・・お母さんがんばってあなたを探しに来たのに・・・」
愛里寿「あれは冗談です。大洗生徒会の皆さんとまほんさん、エリカさんと一緒に撮った集合写真です。子供の冗談を真に受けないでください。せっかくみほさんのお母さんをおもてなししてたのに」
千代「っ・・・で、でもでも」
愛里寿「お母様空気読んで」
千代「!」ガーン
しほ「ふっ・・・無様ね島田流家元・・・愛する娘のためを思ってのつもりが、全くの無駄骨・・・骨折り損のくだびれ儲けね」
千代「〜っ!なによ!そっちこそしぽりんの娘ちゃん達がいないじゃない!他の子達はあなたを持ちあげてくれてるかもしれないけれど、実の娘達には慕われていないようね!」
エリカ「なっ!・・・ちょ、ちょっと!何てことを言うの!いくら島田流家元と言えど黙っていられないわ!隊長とみほが家元を慕っていないですって!?」
千代「!」
エリカ「隊長達は今、姉妹で仲良く過ごす時間を満喫してるのよ!やっと姉妹一緒にいられるのを邪魔されないように家元を足止めしてるのよ!決して隊長とみほが家元を慕ってない訳じゃ――」
愛里寿「エリカさん、エリカさん」グイグイ
エリカ「何よ!今あなたのお袋さんに西住家の絆の強さを教えて――・・・・・・あ」
しほ「・・・」
ケイ「Uh-oh」
ミカ「おやおや」
ダージリン「んっふ、やってしまったわね」
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/02(日) 00:18:00.26 ID:rGAp/ZKkO
エリカェ………
541 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/02(日) 00:32:50.98 ID:Fg9Xqk9/0
しほ「・・・」
エリカ「・・・え、えーっと・・・い、今のはその・・・あの・・・」ワニワニパニック
しほ「逸見エリカ」
エリカ「はっ!はひっ!」キヲツケ!
しほ「今の話は本当なのですか?」
エリカ「あっ・・・え、えっと・・・し、信じるか信じないかはあなた次第といいますかなんというか・・・」アタフタ
しほ「・・・」スック
杏「ちょ〜〜〜っと待ってくださいよ。どこに行くんですかね?」
しほ「まほとみほに会いに行くわ。話があるの」
ケイ「NO。それはご遠慮してもらいたいわマダム・シホ。もう少しだけ・・・せめて今晩だけはマホとミホを自由にしてあげてほしいの」
しほ「これは内輪の話。あなた達には関係ないわ」
アンチョビ「い、家元!マルゲリータを誤解してくれないでほしい!決して遊んでいたわけじゃないんだ!短期転校して戦車道の勉強をしてたんだ!あ、マルゲリータってまほのことね」
西「その通りであります!それどころか、我々はまほ殿に学びました!まほ殿が知波単に来てくれたからこそ、我々はまた一つ成長することができたのです!」
玉田「西隊長、我が校に短期転校してきたのは西住家三女の西住むほですぞ」 西「今はその話は置いておいてくれ!」
ダージリン「それに、みほさんに勘当を言い渡すおつもりなんでしょう?風の噂で聞いたわ。せっかく姉妹で楽しい時間を過ごしているのに、そんな無粋なことはしてもらいたくないわね」
しほ「・・・関係ないわ。どきなさい」
杏「すみませんね西住ちゃんのお母さん。あなたの謝恩会は日を改めて、また正式にお礼をさせてもらいます。ですが今日のところは譲れません」
しほ「・・・」
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/02(日) 00:55:24.19 ID:DgVpzX73o
黒いスーツを着て都市伝説を語るエリカ
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/02(日) 08:17:33.55 ID:ZtRV9M4SO
ハローバイバイ逸見
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 18:53:29.59 ID:/oO4C8Wc0
千代さんのかませっぷり!!
545 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/03(月) 23:48:08.84 ID:VuatG4md0
ローズヒップ「しほ様!どうしてもまほお姉様とみほ様のお邪魔をされるのでしたらこのローズヒップが相手になりますわ!」バッ
アッサム「ローズヒップ!よしなさい!」
しほ「・・・」
ローズヒップ「さあ!ここを通りたければ私を倒してみんしゃんせー!」
しほ「・・・」スッ・・・ ソソソ
ローズヒップ「わぁひひひ」ゴロゴロゴロ
オレンジペコ「ああっ、顎の下をなでなでられてローズヒップさんが動物のように丸めこまれてしまいました・・・」
西「薔薇尻殿ぉ!うぬぬむぅ!さすがは西住流家元!我々がお相手つかまつりまする!知波単学園戦車部隊!とっかんー!」
福田「おおー!でありますー!」 細見「やらいでか!」 玉田「薔薇尻の仇討ちー!」
\わーーー!/ ドドドドドドドド!
西「それー!押せ押せー!」ヨーイショ!ヨーイショ!
\おおー!/ グググググググ!
しほ「・・・」
オレンジペコ「知波単学園の皆さんが束になって押してるのに、西住流家元はびくともしないなんて・・・」
西「ぬおおおお!大和魂ぃー!」ヨーイショ!ヨーイショ!
しほ「・・・」スッ
\わー/ ズデデデデデ
アッサム「家元が身体をどけた途端、雪崩のように倒れたわ・・・」
西「うぬぬぬむぅ・・・やはり西住さん家の母上殿・・・」ウーン
546 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/03(月) 23:50:06.52 ID:VuatG4md0
>>545
西「うぬぬぬむぅ・・・やはり西住さん家の母上殿・・・」誤
西「うぬぬぬむぅ・・・さすが西住さん家の母上殿・・・」正
547 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/05(水) 19:50:59.27 ID:IYOK0a2+0
しほ「逸見」
エリカ「はっ!はいっ!」ビクッ
しほ「まほとみほの居場所まで案内しなさい」
エリカ「っ・・・そ、それは・・・」ウググ
エリカ(家元の言いつけは絶対・・・だけど隊長とみほを裏切るわけには・・・)
「お待ちくださいお母様!」ザッ
エリカ「!」
まほ(に変装した桃)「西住まほ、ここに推参!御用があると聞いて飛んで参りました!」
杏(奥の手としてかゎしまを西住ちゃんのお姉ちゃんに変装させておいて正解だったな)
エリカ(隊長のバッタモンで欺こうなんて・・・いや・・・以前隊長がサンダースに短期転校した際、みほが隊長の影武者を演じて騙し通したことがあったわ。もしかすると今度も・・・)
しほ「・・・」
まほ(桃)「お母様の言いたいことは察しがついております。私、西住まほは最近短期転校を繰り返して遊んでいるとお思いなのでしょう。しかし、ああしかし!お母様のお怒りももっとも!」
まほ(桃)「どうかお母様の気が済むまで、この西住まほを・・・この私、西住まほをお叱りください!さあ!さあ!遠慮せずこの西住まほである私に!」
しほ「・・・浅はかな。そんな変装で騙し通せると思わないでほしいわ」
まほ(桃)「ゲッ!へ、変装だなんて何をおっしゃいますやら・・・」ハテハテ
しほ「私はあの子達の母親。たとえまほとみほが互いに入れ替わったとて、見間違う訳がないわ。親とはそういうものよ」
杏「・・・」
エリカ「あわわ・・・もはや家元を誤魔化すことは出来ないわ・・・」
548 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/11(火) 21:32:34.29 ID:6lM5bDlg0
桃「えぇ〜い!こうなれば無理やりでも西住流家元を止めるんだ!者ども!であえであえ!」
ザッ!
典子「大洗の守護神、バレー部参上ー!」
あけび「我々が来たからにはもう安心です!大洗の平和はバレー部が守ります!」
妙子「いざ必殺の奥義を!このバレーボールに全てを込める!」バッ
アンチョビ「ちょっとおい!まさかボールをぶつける気か!暴力はいかんぞ暴力は!しかもここ宴会場!」
忍「大丈夫大丈夫、この技は相手に一切のダメージを与えず意識だけを眠るように静める技ですから」
アンチョビ「すごいな!」
あけび「いきますよー、そーっれっ」ワーン
妙子「トース」ツー
忍「キャプテン!かましてください!」スリャ!
典子「くらぇい!風林火山!炎の大リーグボール!誓いの魔球!レイボーデラックスー!」ドワ! レインボォオオオ!
しほ「ふん」パッシィイア
典子「な、なにィ!?我らバレー部が誇る最大奥義を真正面から受け止めた!?」
妙子「こ、これが西住流家元の力・・・」アワワ
忍「試合でも使用禁止された禁じ手なのに・・・」クッ・・・
ケイ「バレーでボール触れていいのは三度までだから反則よそれ」
あけび「えっ!?そんなルールが・・・!?」
アリサ「あなた達いつも何をやってんの」
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/11(火) 22:03:06.78 ID:0HAJnAM+o
バレーボールを模した運動
550 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/11(火) 23:06:09.59 ID:6lM5bDlg0
桃「つ、次!次鋒出ろ!」
ねこにゃー「次鋒アリクイさんチーム、出ます!」
ももがー「ぐおごごご!」バー
しほ「む」キッ
ぴよたん「うっ・・・!鋭い眼光ぴよ・・・」タジッ
しほ「あなた達、良い身体をしているわね。西住流に入らないかしら?」
ももがー「ファッ!?スカウト引き抜きもも!?」
ねこにゃー「この就職難のご時世・・・内定先を確保できるのならそれに越したことはないにゃー!リアルニートマジ勘弁」
桃「き、貴様らぁ!甘い言葉に惑わされるな!裏切るのはダメだぞ!」ギャアギャア!
愛里寿「お母様、みほさんのお母さんを説得してください」
千代「えっ、私が?」
愛里寿「この騒動はお母様がきっかけです。それに西住流家元を相手に出来るのはお母様しかいません」
千代「でもでも」
愛里寿「やってくれないのならもう一緒に『おかあさんといっしょ』を見ません」
千代「そこまでよしぽりん!あなたの暴走はこの島田千代が止めるわ!」バーン
しほ「・・・」
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/11(火) 23:10:39.61 ID:wD3quwmYo
おかあさんといっしょ…まだ見てるのかw
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/12(水) 00:16:31.31 ID:BU6KjYdi0
別の意味で瞬殺されとるww
553 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/12(水) 00:21:57.06 ID:C2WBPxRs0
千代「いきなさい大学選抜三銃士よ!我が命に従い敵を討て!」バッ
エリカ「大学選抜三銃士!?」
千代「サンダース出身の酒飲みガブ女、メグミ」 メグミ「まずは柑橘系チューハイで」
千代「一番好きなアニメは魔法陣グルグル、アズミ」 アズミ「ただし魔法は尻からでる」
千代「子供の頃の夢は叶姉妹、ルミ」 ルミ「胸囲の格差社会」
千代「さあ!三つの心を一つにしてしぽりんに立ち向かいなさい!」
メグミ「島田流家元の命令は!」 アズミ「愛里寿隊長の次に遵守すべきもの!」 ルミ「貧乳はステータスだー!」トライアターック!
しほ「・・・」スッ
シッポシッポリ〜ン!
メグミ「うぅ・・・負けた」パタリ
アズミ「これが西住流・・・」ガクリ
ルミ「これだから巨乳は・・・」ガックシ
しほ「安心しなさい。みねうちよ」
千代「っ・・・さすがはしぽぽん・・・やるわね」
愛里寿「お母様がみほさんのお母さんを止めてください。3人をけしかけるのではなく、お母様本人が」
千代「えっ、でも私汗かくとお化粧が崩れちゃうし・・・」
愛里寿「いいから」
千代「でもでも」
愛里寿「もう一緒に寝てあげません」
千代「おらぁしぽりんかかってきなさぃやぁ!」
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 00:40:26.38 ID:dohOy8mG0
何処のゲッターチームだよww
555 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/12(水) 00:50:57.07 ID:C2WBPxRs0
澤「ま、待ってください!」バッ
しほ「!」
千代「どいてなさい小兎ちゃん。私としぽりんの戦闘に巻き込まれるとタダじゃすまないわよ」
澤「もうこんなことはやめてください!暴力で解決するなんてダメです!」
宇津木「誰もケガ一つしてないけどね〜」
澤「西住隊長のお母さん・・・私、隊長の後輩の澤と言います。えっと・・・」
しほ「・・・」
澤「・・・隊長を・・・みほさんを勘当するのはやめてあげてほしいです。まほさんも・・・遊んでるって思われるかもしれませんが、全然そんなことなくて・・・その・・・」
あゆみ「そうそう!お姉さん、色んな学校で色んなこと学んで・・・それに逃げたウサギ捕まえるの手伝ってくれたりしたんですよ!」
あや「一緒に女子高生らしいことしようって約束したし、年下の私達にも優しくしてくれたよねー」
宇津木「ほんとそれよね〜」
紗希「チョウチョ」
澤「だから・・・その・・・こんなこと私達が言うのはおこがましいかもしれませんが・・・みほさんとまほさんにもう少し優しくしてあげてください」
しほ「・・・」
556 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/12(水) 01:29:52.00 ID:C2WBPxRs0
――パァンッ☆
しほ「!」
澤「わ!・・・な、なに?・・・何の音?」
あや「見てみて!外で花火やってるよ!ロケット花火だよ!」
―――
沙織「わー!けっこうおもしろいねロケット花火!」 まほ「こんな花火を上げるのは始めてだ」 優花里「まだまだありますよ〜!たっくさん打ち上げましょ〜!」
―――
パンッ☆ パンッ☆
あゆみ「ほんとだ。あっちってたしか大洗の学生寮の方だよね」
ミカ「花火・・・刹那に咲く花・・・もしかしたら、だれかさんが夜空に花の種をまいているのかもね」
エリカ「もしや隊長と副隊長・・・?」
しほ「・・・」
パン☆パパパパパン☆パパンパンパンパパパパン☆
ナオミ「上げすぎだろ」
ペパロニ「景気いいッスねぇ」
西「ぃよーし!我々も負けてはいられない!ひとっ走り知波単学園まで戻って授業で制作した花火玉を持ってこよう!」 \オオーーー!/
カチューシャ「一体どんな授業してるのかしら知波単学園・・・」
オレンジペコ「あのー・・・皆さん」
ダージリン「どうかした?オレンジペコ。花火がやりたいのなら後でコンビニに買いに――」
オレンジペコ「西住流家元さんの姿が見えませんが・・・」
ダージリン「あら」
エリカ「!・・・まさか、あの花火の下にいるであろう隊長達の所へ・・・!?」
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/12(水) 07:02:20.77 ID:NrLbBR6SO
忍者まほ
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/12(水) 09:11:11.19 ID:JSKHQNgD0
乙
>>パン☆パパパパパン☆パパンパンパンパパパパン☆
結婚式のパパパパーン♪パパパーン♪に見えてしまった
ゼクシィ恐るべし
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 16:53:32.36 ID:/SWwloPU0
あ
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/12(水) 20:32:51.07 ID:LtGy4kTW0
ローズヒップだけだと思ってたが、知波単学園の人々も直接行った方が早かったか・・・
561 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/13(木) 20:37:56.00 ID:4kyPYKgJ0
パパパパーン☆パパパパーン☆パパパパンッパパパパンッパパパパンッパパパパンッ☆パパパパ〜ンッ☆パ〜ンッ☆パパッパッパッパ〜☆
沙織「やったー!成功だー!今の聞いた?結婚式のパパパパーン♪のテーマになってたよね!本番でも花火で演奏するのイイかも〜!」
麻子「相手もいないのによくそんな無駄にがんばれるな」
沙織「それにしてもほんとたくさんあるよね。コンビニに買い出しに行った時お姉さんがこっそり買ってたなんて。ゆかりんが自前で持ってた花火もあるからかなりの量だよね。いつも持ち歩いてるの?」
優花里「はい!いざという時のために!」
麻子「どういう時だ」
みほ「なんだかお姉ちゃんに色々買ってもらっちゃって悪いなぁ・・・お姉ちゃん、そんなにたくさんお金持ってたの?」
まほ「ああ、以前実家に帰った際――」
〜〜〜
まほ「それじゃあ菊代さん、そろそろ学校に戻ります。また次の休暇には帰ります」
菊代「あ、待ってくださいまほお嬢様。これを・・・」スッ
まほ「これは・・・封筒の中にお金が。それも紙のお金じゃないですか。お正月でもないのにどうして・・・」
菊代「少ないですが財布の足しにしてください。使い道はご自由に。家元には内緒ですよ」シーッ
まほ「・・・ありがとうございます」
〜〜〜
まほ「――と、持たせてくれたんだ。私は普段からあまり金銭を使わない性質で、こういう時にしか使い道がなくてな」
みほ「いいの?せっかく菊代さんがくれた大切なお金なのに無駄使いしちゃって・・・」
まほ「いいんだ。みほや友人達に使うのは無駄とは言わないからな」
みほ「お姉ちゃん・・・」
華「ご覧くださいみなさん!ほら!ゴジラですゴジラ!」アー ババババババ
沙織「わー!華!ドラゴン花火を口にくわえて火ぃー吹くのやめなよ!危ないよ!」
562 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/13(木) 21:37:59.70 ID:4kyPYKgJ0
ジジジジジ・・・
優花里「やっぱり〆はせんこう花火ですよね〜」ジジジ
麻子「風情あるな」ジジジ
華「みなさんご覧ください!せんこう花火の束を集めて全てに火を付け、超巨大なせんこう花火ですよ〜!」ボワワワワワ
沙織「ちょっと華ぁ!花火で元気玉作んないでよ!その巨大な火の玉が地面に落ちたらどうなるかわかんないよ!」
優花里「五十鈴殿なんだかテンション上がってますね〜」ジジジ
麻子「たまに五十鈴さんのテンションスイッチわからなくなるよな」ジジジ
みほ「・・・こうしてお姉ちゃんと一緒に花火やるの久しぶりだよね」
まほ「子供の頃は毎年庭先でやっていたな。あの頃のみほには本当に手を焼いたものだ」
沙織「え〜なになに?みぽりんのヤンチャガールだった頃のエピソード?おしえてまぽりん!おせーて!おせーてよぉ!」グイグイ
麻子「まぽりんとは」
まほ「そうだな、今でこそみほは大人しいかもしれんが、昔のみほはインディ・ジョーンズもかくやと言うほどのトラブルメーカーだった」
沙織「たとえが女子高生にはわかりづらいよ・・・」
まほ「家族で花火をする際、みほは――」
ホワンホワンホワンホワ〜ン〜〜〜・・・・・・
563 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/13(木) 21:48:02.39 ID:4kyPYKgJ0
みほ「わーい!くらえ〜!よんじゅうさんこうけいのたいほうだぞー!」バシュバシュバシュ!
常夫「〜!」ボシュバシュブシュアー!
まほ「みほ、おとうさまにはなびをあてちゃダメだよ」
みほ「え〜、ねんにいちどのたのしみなのに〜」
常夫「・・・」
しほ「みほ、筒の花火は危ないからこっちの手持ち花火にしなさい」
みほ「はーい。てんか!」ジジジ
まほ「わたしも」ジジジ
みほ「わあ、キレイ!まほうみたい!」シュバァー
しほ「・・・」ニコ
みほ「もっといっぱいもって、いっきにひをつけてみよう!」ジジジ ボワォ!
しほ「!?」
みほ「おお〜!すごい!ほのおのつるぎみたい!」ブワアアアア
まほ「かっこいい」
みほ「よーし!これをみほみほブレードとなづけよう!いっとうりょうだんぎり〜!」ブンワシャアアア!
常夫「−!」ズバシャアアア!
しほ「みほ!お父さんを一刀両断してはいけません!」
564 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/13(木) 23:09:42.53 ID:4kyPYKgJ0
みほ「おこられちった」
まほ「はなびをひとにむけちゃダメなんだよ」
みほ「おもしろいのにー」
しほ「みほ・・・自分が楽しくても人が痛がることやイヤがることをしてはいけないの」
みほ「はーい・・・」
しほ「もし誰かが辛い思いや嫌な思いをしていたら、手を差し伸べてあげて。みほは良い子だから、きっと出来るわよね?」
みほ「!・・・うん!わたしいいこだから!」
まほ「それじゃあわたしがせんしゃにのっててあぶないめにあったらたすけにきてくれる?」
みほ「まっかせて!でもおねえちゃんならどんなこともへっちゃらだよね」
まほ「うん。わたしはおねえちゃんだから。サイキョウだから」
しほ「フフ・・・じゃあ、もしみほのお友達が危ない目にあったら、助けてあげてね」
みほ「うん!」
〜〜〜・・・・・・
沙織「幼みぽりん、人に花火向けるような危険人物だったんだね」
麻子「西住家の男性に尊厳はないのか」
華「みほさんのお父さんも大変ですね」ハナビビビビ・・・
沙織「華、両手の指に鼠花火を装備するの危ないからやめなよ」
優花里「西住家の貴重な歴史!もっと聞かせてください!出来るなら西住殿の御生誕の瞬間から!いやいや姉住殿の記憶の最初期からの全てを!」
まほ「いいだろう。みほが一人で戦車に乗って運転ごっこをしていた時、偶然鍵がかかったままで、バックギアをラジオのスイッチと間違えて家の台所に突っ込んで――」
みほ「お、お姉ちゃん!昔話はその辺にして・・・そ、そうだ!もうすっかり夜だし、そろそろ寝よう!後片付けしないと!」アセアセ
565 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/14(金) 00:00:55.79 ID:YyddgAb90
沙織「はぁーっ、今日はなんだかいつもより疲れちゃったや。それにしてもこのテント広いね。私達全員寝れる上にまだスペースあるし・・・」
優花里「灯りはこのランタンですよ〜」ゴトッ
華「まあ、西洋の提灯ですね」
麻子「おやすみ」ジー
沙織「ちょっと麻子!なに寝袋に入ってチャック閉めてるのさ!まだ寝るのは早いぜ!お楽しみはこれからなのだぜ!」グイグイ
麻子「なんだ。なんだおい」
沙織「女子がお泊まり会するなら、布団の中でコイバナするのが法律で決まってるのさ!さあ起きねぃ起きねぃ!今夜は寝かさないぜー!」アーハー!
麻子「なんだこのテンション」
みほ「わあ、なんだか普通の女子高生っぽくていいねそれ」
沙織「でしょでしょでしょ!?みぽりんもそう思うよね!っしゃあ!そいじゃあドキッ!女の子だらけの恋愛トーク大会と洒落込もうぜ野郎ども!」
麻子「女子なのか野郎なのか」
優花里「それではまずは言いだしっぺの武部殿からどうぞ。一番バッターであります!」
沙織「そんなもの私にはないよ」
優花里「堂々としすぎです!」
華「あるわけありませんよね〜」
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/14(金) 11:12:29.96 ID:58EbiNqSO
華の黒い笑顔
567 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/15(土) 22:37:45.12 ID:oEiwDdH00
沙織「ここは年長者であるまぽりん先輩に聞いてみよ〜!いえーい!どんどんぱふぱふー!」ウー!ハー!
まほ「Zzz・・・」
沙織「おやまグッスリだ!」
華「沙織さんにコイパナなど無いと見抜いて眠られたんでしょうね」
沙織「まぽりん!まぽりん!起きて!起きて!」ユサユサ
まほ「うぅん・・・・・・!・・・しまった!寝過ごした!」ガバッ
沙織「いやまだ夜ぅー」
まほ「?・・・どうした。今週は夜間行軍は無いはずだが・・・あ、そうか大洗に来ていたのだった」
みほ「お姉ちゃん、コイバナってある?」
まほ「・・・知ってるぞ。あれだ・・・ポケットモンスターの名前だろう。知ってる。お姉ちゃん知ってる」
沙織「もー、まぽりん寝ぼけてないでシャンとしてよー」
みほ「いや、これがお姉ちゃんの素だよ」
優花里「姉住殿も色恋沙汰とは無縁のようですね〜」
沙織「えェ〜・・・誰か男の子とキャッキャウフフな話ないの〜?」
麻子「ないな」
みほ「ないね」
優花里「ないです」
華「沙織さんと同じです」
沙織「やだもう」
568 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/15(土) 23:03:39.35 ID:oEiwDdH00
沙織「コイバナ大会終了〜・・・」ゼクシィ〜・・・
華「私達にはまだ少し早かったかもしれませんね」
沙織「ティーンエイジャーなのに浮いた話の欠片もないなんて・・・」ヨヨ・・・
優花里「まあまあ、気分を変えて映画でも見ませんか?液晶画面有りのコンパクトDVDプレイヤーも持ってきているんです。いざという時のために」
麻子「どういう時だ」
華「まあ、寝る前に映画とはオツですね」
まほ「買い出しで買ってきたラムネがまだ残っている。飲みながら映画鑑賞をしよう」
みほ「わあ〜、なんだか大人の休日の夜って感じでかっこいい〜」
沙織「アメリカのコメディでよくあるウダツの上がらない男じゃないのそれ・・・」
優花里「DVDもいくつかありますよ。どんなのがいいですかぁ?特攻野郎Aチームとかありますよ」
沙織「はいはい!ローマの休日がいい!それかプリティウーマン!美女と野獣もいい!」
麻子「ドラえもんの夢幻三剣士」
沙織「寝たいの?」
華「私は、シェフ 三ツ星フードトラックはじめました、がいいです」
沙織「この時間に見るのはヤバイよ」
569 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/15(土) 23:10:34.60 ID:oEiwDdH00
優花里「あっ、これなんかどうですか?『おしゃれ泥棒』っていう映画です」
沙織「どんな映画なの?」
優花里「美術品の偽物・・・贋作を作っては競売にかけたり美術館に寄贈してお金と名声を得ていた男がいたんですが、ある時美術館の展示品が科学検査にかけられることになったんです」
優花里「いくらすごい贋作でも科学の目は欺けないと贋作家は嘆くも、贋作家の娘が偶然家に侵入した泥棒と手を組み、検査にかけられる前に美術館から贋作を盗み出そうとする話です」
華「まあ、あらすじの時点で面白そうですね」
優花里「劇中の空気感もゆるいんで見やすいですよ〜」
沙織「しかも男女のバディ物じゃん!これにしよう!」
麻子「まあドンパチものよりかは静かでいいな」
みほ「けっこう古そうだけど、優花里さんが面白いっていうんなら面白そう」
まほ「・・・みほ、少しいいか?」
みほ「?なに?お姉ちゃん」
まほ「すまん皆、用事を思い出した。みほと二人で少しだけ席を離れる」
麻子「わかった」
沙織「こんな時間に用事?・・・はっ!・・・まさか男!?」ヤダモー!
華「沙織さん、察しが悪いですよ」
優花里「お二人が戻ってから映画を観ましょう〜!」
みほ「?・・・お姉ちゃん、用事って?」
まほ「いいから」
570 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/15(土) 23:20:39.34 ID:oEiwDdH00
エリカ「まずいわ!まずい!非常にまずいわ!」アタフタ アタフタ
杏「落ち着きなよエリちゃん」
エリカ「これが落ち着いていられるもんですか!家元が隊長とみほの所へ行ったのよ!も、もしかしたら隊長まで勘当なんてことに・・・すぐに止めなきゃ!」バッ
そど子「待ちなさい!」ピピーッ
ローズヒップ「あーっ!風紀委員ですの!」
そど子「もう外はすっかり夜なのよ。こんな時間に学生が外をうろつくのはダメ!風紀が乱れるわ」
エリカ「何をゆうちょうな・・・そんなこと言ってる場合じゃないのよ!」
ゴモヨ「ダメですよー大洗にいる限りは門限は七時まででーす」
エリカ「しかしっ・・・!」
パゾ美「ダメだっての」
エリカ「っ・・・〜!」ジタンダ
桂利奈「うーん、私は大丈夫だと思うけどなー。西住隊長のお母さん、そんなに怖い人には見えなかったよね〜」
澤「・・・私もそう思います。なんというか・・・うまく言えませんけど、怒ってる雰囲気じゃなかったというか・・・」
杏「そーそー。だいじょうぶだいじょーぶ。あんまり心配しすぎると白髪が増えるよ」
エリカ「わ、私のこれは白髪なんかじゃないわよ!隊長やみほの補佐ばかりで気苦労が絶えないから白髪になったわけじゃないから!」
杏「そこまで言ってないけど」
571 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/15(土) 23:36:44.52 ID:oEiwDdH00
ダージリン「『賽は投げられた』・・・もはや私達にどうすることもできないわ。それよりも、みほさんのお母様を騙していた件、どう謝罪しましょうか」
カチューシャ「カチューシャはお菓子のシベリアを贈ってごめんなさいって言うわ」
クラーラ「ピ!」
ノンナ「『偉大なる同士にして地上最可愛人間であるカチューシャ様から贈答品を贈られるとあればさしもの西住流家元といえど感謝感激アメアラレなこと間違いなしだが
その上カチューシャ様にごめんなさいと謝罪の言葉をもらえるなど常人にはとても与えられることのない大変名誉かつ貴重かつ羨ましい事案であるのは周知の事実であり
そもそも普段から負けん気が強く他人に頭を下げることなど滅多にない偉大なる同士カチューシャ様が自らの非を認めてごめんなさいとしょぼくれる姿は想像するだけで
鼻血がクリュチェフスカヤ山が大噴火するかのように吹き出してしまうので気をつけなければなりません誰かティッシュ持ってますか?』と、クラーラは言っています」
西「我ら知波単学園全生徒横一文字に整列して土下座し、小一時間眉間を地面に擦り付けて謝罪の意を示したいと思います」
杏「今度改めて西住ちゃんのお母さんの謝恩会開くから、皆もその時に一言謝ればいいと思うよ。おケイ、いい会場紹介してくれる?」
ケイ「オッケーベイビー」b
アンチョビ「料理なら任せとけ!絶品イタリアンを振る舞うぞ!」
ミカ「私達も遠慮なく食べさせてもらうよ」
エリカ(・・・隊長・・・みほ・・・どうか無事でいて・・・)
572 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/15(土) 23:47:40.35 ID:oEiwDdH00
みほ「お姉ちゃん、どこまで行くの?寮の外を散歩するの?」ポテポテ
まほ「ああ、たまにはいいだろう、こういうのも。夜空を眺めながら、歩きながら話をしよう」ポテポテ
みほ「・・・・・・ごめんなさい」
まほ「?・・・なぜ謝る」
みほ「・・・黒森峰から・・・戦車道から逃げて・・・お姉ちゃんに全部押し付けて・・・一人逃げ出して・・・」
まほ「その話はもういい」
みほ「でも・・・」
まほ「そんな話をするためにわざわざ呼び出したわけじゃない。みほ・・・学校は楽しいか?」
みほ「え?・・・うん、とっても」
まほ「そうか・・・私もこの大洗に来て、みほの友人達がどんな人かを知った。皆良い子だな。個性的で、優しくて、楽しい子ばかりだ」
みほ「私もそう思うよ」
まほ「みほの高校生活が楽しそうで良かった。安心したよ。・・・ここが、大洗がみほの居場所だ。もう西住流のことを気にすることはない。みほはみほの道をゆけ」
みほ「お姉ちゃん・・・」
573 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/16(日) 00:07:35.77 ID:mXhxIoIz0
しほ「・・・この辺りね。花火が上がっていたのは」ザッ
しほ「あの学生寮か・・・みほの部屋がある寮・・・来るのは初めてだけど・・・」
<〜・・・
しほ「む・・・どこからか話し声が・・・!・・・あの人影は・・・・・・まほとみほ・・・?」
まほ「お母様も・・・初めこそみほの戦車道を邪道だと仰っていたが、今は多少なりともみほのことを認めているよ」
しほ「!」
みほ「!・・・ほ、本当!?お母さんが私のことを・・・!?」
まほ「ああ。ただ、西住流の家元という立場上、面と向かってみほのことを認める訳にはいかないから、なかなか難しいな」
みほ「・・・そうなんだ・・・お母さん・・・」
まほ「それに、あの人はああ見えて不器用だからな。みほとの仲を直したくても、一度突き放す様な事を言ってしまった手前、引っ込みがつかないようだ」
みほ「でも・・・お母さんの傍から離れて行っちゃったのは私だよ・・・それに・・・お姉ちゃん一人に西住流のことを押し付けるなんて、私・・・」
まほ「押し付けなどではない。私は自分の意志で西住流を継ぐんだ。決して仕方なく受け継ぐのではない。だから・・・みほは好きな様に生きればいい」
みほ「・・・」
まほ「自分に誇りを持て。自分が信じるように生きて、堂々と胸を張って、誇りを持ってつき進め」
まほ「・・・これから先、幾度の困難にぶつかるだろう。西住に生まれながら、西住流とまるで違う戦車道をしていれば、周りの大人達は批難を浴びせてくるだろう」
まほ「みほの進む道の先に、心無い連中が立ち塞がり、馬鹿にしたり唾を吐いたりする者達が現れるかもしれない。みほの戦車道を遮るような者達が・・・」
まほ「だが、そんな連中に・・・みほの戦車道を否定する者達に“そこをどけ”と言われたならば、雨にも風にも負けない力強い戦車の如くに立ち、胸を張ってこう言ってやれ」
まほ「“お前がどけ”」
みほ「・・・お姉ちゃん・・・」
しほ「・・・」
574 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/16(日) 00:43:06.25 ID:mXhxIoIz0
まほ「誰にもみほの人生にケチをつける権利などない。西住流であろうとなかろうと、みほが西住しほの娘で、西住まほの妹であることに変わりはない」
みほ「うん・・・ありがとう。でも、私は西住流が嫌いなわけじゃないよ。ただ、私には難しかっただけ」
まほ「ああ、みほのように優しい子には西住流の考えは合わないだろうからな。もっとも、幼い頃のみほなら別だが」
みほ「もー!また昔の話を引っ張り出して!」
まほ「ははは。怒るな」
みほ「・・・ふふふ、怒ってないよ」
まほ「・・・みほ、西住流の“前進あるのみ”という言葉の本当の意味を知っているか?あれは戦車道のことを表しているだけじゃない。あれは、人生においてとても大切な言葉なんだ」
みほ「え?・・・」
まほ「人生はいつもバラ色じゃない。それなりに厳しく辛いこともある。気を抜いていたらどん底まで落ちて、たちまち撃破されてしまう。それが人生だ」
まほ「人生ほど重く、激しい砲撃は無い」
まほ「だが、どんなに激しい砲撃だろうと、どれだけ打ちのめされようと、前に進み続けろ。挫けそうになっても、倒れそうになっても、ひたすら耐えて前に進むんだ。その先に勝利がある」
まほ「自分と仲間を信じて迷わず前に進め。それが“前進あるのみ”ということだ。・・・人生に負けるんじゃないぞ、みほ」
みほ「・・・うん」グスッ・・・
まほ「もし、撃たれ続けて倒れてしまいそうになったなら、私を頼れ。私も一緒に戦う。この先何があろうと、私はお前のお姉ちゃんだ。私達は姉妹だからな。かけがえのない家族だよ」
みほ「うん・・・うん・・・・・・ありがとう・・・お姉ちゃん・・・ありがとう・・・」ポロポロ
まほ「さっ、屋上に戻ろうか。みんな待っているぞ」
みほ「・・・うん・・・」グスン
しほ「・・・・・・」
しほ「・・・」
しほ「・・・」ザッ・・・
575 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/16(日) 01:01:16.51 ID:mXhxIoIz0
―――翌日・・・
みほ「ほんとにもう帰っちゃうの?」
まほ「ああ、世話になったな。楽しかったよ」
華「またいつでも遊びにいらしてください。歓迎いたします」
優花里「いつか我々も黒森峰に遊びに行かせてもらいたいです!」
沙織「次来た時にはコイバナ聞かせてねまぽりん!」
麻子「西住さんのことは任せてくれ」b
妙子「まほさん!またバレーしましょうね!」 忍「いつでも入部お待ちしております!」 あけび「ルール勉強しておきます〜」 典子「根性ー!」
澤「色々勉強になりました」ペコリ 桂利奈「また遊んでくださ〜い!」 あや「次試合の時は御手柔らかにー」
宇津木「楽しみにまってまぁ〜す」フリフリ あゆみ「今度カラオケいきましょー!」 沙希「バイバイ」
ナカジマ「歯ぁ磨きなよ〜」 ホシノ「宿題やれよ〜」 スズキ「風邪ひくなよ〜」 ツチヤ「また来週〜」
そど子「いい!?一度大洗風紀委員になった者はいつでも風紀委員なんだからね!」 ゴモヨ「黒森峰の風紀を守ってください」 パゾ美「大洗は風紀委員が占領した」
ねこにゃー「ネット上ではいつでも会えるにゃー」 ぴよたん「我々はいつでも繋がってるぴよ」 ももがー「就活生になったらぜひ西住流に口利きよろしくもも!」
エルヴィン「姉殿・・・たとえ離れていても我らは盟友です!」 左衛門佐「戦国もいいものでござるよ!」 おりょう「幕末志士達の物語もいいぜよ!」 カエサル「ローマよろしく!」
柚子「本当に・・・色々ありがとうね」 桃「・・・」ペコリ 杏「達者でね〜」
みほ「お姉ちゃん、本当に色々ありがとう。また来てね」
まほ「こちらこそありがとう。みんな、元気でな」
エリカ「隊長、そろそろ船が出ます」
まほ「ああ。・・・じゃあ、また会おう」
576 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/16(日) 01:05:41.32 ID:mXhxIoIz0
――・・・西住邸
菊代「あ、おかえりなさい家元」
しほ「ただいま」ポテポテ
菊代「あらら、その様子じゃみほお嬢様とお話はできなかったようですね。御学友のみなさんに誤解されたんでしょ?勘当言い渡しに来たーとか、まほお嬢様を叱りに来たーとか」
しほ「うっ・・・」
菊代「まほお嬢様が大洗にいると知って、家元とみほお嬢様が仲直りできるように間を取り持ってもらおうと急いで向かったのに、残念でしたね」
しほ「・・・そんなんじゃありません」
菊代「みほお嬢様と仲直りしたいけど、どうすればいいかわかんないんですよね」
しほ「・・・私は別に・・・みほの将来について話をしようと思っただけです。でも、私が言いたかったことは全てまほが代わりに言ってくれたから帰ってきたのです」
菊代「ふーん、へぇー、あっそうなのぉ〜」ニヨニヨ
しほ「っ・・・菊代、ニヨニヨ笑うんじゃない」
菊代「はいはい。まったく、頑固で不器用なんだから・・・お嬢様達も大変だな〜、しほさんみたいな人が母親で〜」ニヨニヨ
しほ「・・・うるさいっ」
577 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/16(日) 01:07:45.47 ID:mXhxIoIz0
――・・・黒森峰輸送船舶内
アンチョビ「ふっふっふ・・・上手く潜入できたな!」
カルパッチョ「マルゲリータさんとエリカさんを迎えに来た船に密航し、黒森峰まで連れてってもらおう大作戦、大成功ですね」
ペパロニ「これでくろもりみねのドイツ料理をたらふく食えるぜ!」
西「黒森峰で学べば、我々もきっと大きく成長できる!この機を逃すわけにはいきますまいて!」
福田「我々も短期転校するであります!」 玉田「西住が黒森峰でいびられていないか確かめねばな!」 細見「やっこさん、良い子だからそんなことはないだろうが念のためだな」
\潜入調査であります!かっこいいであります!/ \異国へ渡るのは初めてであります!/ \おん!おん!/
ミカ「そこに船があれば、こっそり乗るのが人情というものだね」ポロロン♪
アキ「っていうかめちゃくちゃ窮屈じゃないコレ!こんな大人数で密航なんて絶対変だよ!」
ミッコ「バレたらシャレになんねーなー」アハハ
カチューシャ「カチュカチュカチュ・・・黒森峰に着いてからのマホーシャの驚く顔が目に浮かぶわ!」
クラーラ「ロシアゴ!」
ノンナ「『楽しみですね』と、クラーラは言っています」
ケイ「黒森峰のソーセージとビールは絶品とリスニングしてるから楽しみね!」HAHAHA!
ナオミ「アリサ、いいの?ソーセージとビールがおいしいんだって」
アリサ「なにがいいたいのよ!食べたらその分痩せりゃいいんでしょ!」
ダージリン「フフフ、黒森峰のお紅茶、楽しみね。世界の紅茶は全てダージリンのコレクションに・・・」
オレンジペコ「ダージリン様、悪役になっちゃってますよ」
ローズヒップ「きゅうくつですの!お外に出て走りまわりたいですのー!」ジタバタ
ルクリリ「どぅおわ!やめろローズヒップ!暴れるな!ぐえ!蹴るな!足当たったぞ!アゴに!」
アッサム「ローズヒップ、もうすぐ着くからガマンしなさい」
愛里寿「・・・黒森峰女学園・・・楽しみ」
578 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/07/16(日) 01:15:50.00 ID:mXhxIoIz0
まほ「大洗への短期転校・・・短いようで長かったな。めちゃくちゃ長かったな」
エリカ「・・・隊長、家元はなんと・・・?」
まほ「えっ?」
エリカ「え?」
まほ「なにが?」
エリカ「あれ?・・・家元とは・・・」
まほ「お母様がどうかしたのか?」
エリカ「・・・・・・家元は怒りに来たわけじゃなかったのね・・・結局、あの子達の言う通りだったのか・・・」
まほ「そんなことよりエリカ、これからのことだが・・・」
エリカ「はい、大洗への短期転校も終わり、これで全高校への短期転校を済ませましたね。やっと・・・やっと終わった・・・」ハァ〜
まほ「何を言っている。まだ終わりじゃない」
エリカ「は」
まほ「マジノ、ベルウォール、ボンプル、コアラの森、ヴァイキング、BC自由学園、ヨーグルト学園、ワッフル学院、青師団、盾無、その他まだまだ戦車道のある学校はあるぞ」
エリカ「え」
まほ「真に戦車道を極めるのであれば、全ての学校へ短期転校しなければならない。戦いはまだまだこれからだぞ」
エリカ「」コテン
まほ「もっと強くなり、成長し、みほが困っている時に助けに行ってやらねばならん」
まほ「私はお姉ちゃんだからな」
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