まほ「大洗女子学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」

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443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/22(月) 21:51:39.39 ID:5WGFCqtZ0
最後は学園艦が四方に分解するのかな?
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/23(火) 11:16:36.11 ID:HzCCx1kSO
マシュマロマンが来るのか…
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/23(火) 18:35:29.93 ID:CDJdEO53o
で、交差させると世界が滅びるビームでおばけをつかまえるんだな
446 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/23(火) 22:15:50.65 ID:lgkasU350
 ♪デレレ〜レッ デ〜レッ デケデケデンデン♪ \ガールズパンツァーッ!/
447 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/23(火) 22:39:07.37 ID:lgkasU350
西「これは奇遇ですなぁ!このような地で皆さんとお会いできるとは、早朝の乾布摩擦をしている頃には思いもしませんでした!」

ミカ「戦車乗りは引かれ合う・・・こうして私達が出会ったのも、偶然という名の必然なのかもしれないね。風に舞い散る花弁にも、道端に転がる小石にも、全てに意味があるのさ」

ダージリン「誰かが言っていたわ。『運命に従うも運命なら、運命に抗うも運命』だってね。どうせなら私は懸命に抗う方を選ぶわ」

ミカ「フ・・・それもまた人生さ。同じゴミなら、どうせ燃えるゴミでいたい・・・賢いとは言えないけれど、間違いとも言えない選択さ」

ダージリン「世の人間全てが賢ければ、とっくに人類は滅んでいるわ」

西「おお!言葉の意味はわからんがとにかくすごい事を言ってそうですな!」

カチューシャ「日本語で話しなさいよ!格好つけてそれっぽい言葉並べたててるけど全然会話になってないじゃない!」

エリカ「聖グロと継続の隊長を会わせちゃダメって高校戦車道界の掟があるけど、こういうことだったのね」


 <―――・・・・・・バババババ

エリカ「?・・・・・・!・・・この音は!」バッ

ケイ「WHAT?どうしたのエリー。ガスの元栓締め忘れてたの?」

エリカ「・・・音よ・・・この音・・・」ジッ・・・

ケイ「音?・・・ナオミ」

ナオミ「・・・」ジッ


 西住ヘリ<バババババ・・・

ナオミ「ヘリだ。黒いヘリが近づいてくる。ここから10分ほどの距離だ」

エリカ「やっぱり!間違いない!西住流家元のヘリよ!」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 00:55:10.97 ID:x2zAoWASO
カプコン製なら落ちる…落とさなきゃ
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 08:57:16.77 ID:I8OMpAZro
ナオミさん音聞いて色までわかるんすか……
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 16:28:51.13 ID:/79Yl9ww0
しほさん降臨間近…
西住姉妹(特に姉)ピンチ?
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 18:29:04.58 ID:3YQWx4P60
ワルキューレの行進と共にスーパー西住着地をするのか
452 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/24(水) 21:49:46.33 ID:UIn8ojA80
愛里寿「西住ヘリが大洗に来た、ということは、みほさんのお母さんがに会いにきたのかな」

ローズヒップ「ミシシッピヘビさんですの?」

アッサム「ローズヒップ、にしずみヘリ、ですよ」

ローズヒップ「ごめんあしゃーせー!」

エリカ「まさか・・・さっき島田流家元に送った、愛里寿達や隊長と撮った写真・・・なんらかの経緯であの写真を見たのでは・・・マズイ・・・マズイわ!マズすぎる!」ガタガタブルブル

ローズヒップ「ダージリン様の手作り料理を食べましたの?」

ダージリン「んっふ、ローズヒップ、エリカさんは何も食べていないわ。マズイというのは、西住ヘリが大洗に来たことがマズイということよ」

ローズヒップ「ごめんぁしゃっせっ!」

西「逸見殿、何がそのように不味いのですか?西住さんの母上が来られるのは良いことではありませんか」

エリカ「いいえ・・・おそらく隊長が大洗にいることを知って飛んできたのよ。文字通りね。隊長が他校に短期転校していることを厳格な西住流家元が知れば、どうなるかは火を見るより明らか」

ローズヒップ「アッサム様、火ぃー貸してくださいませ」

アッサム「しーっ」シズカニ

西「して、西住さんの母上が来られれば、一体何が始まるんです?」

エリカ「大惨事な大変なことよ!」

ミカ「おやおや」
453 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/24(水) 21:50:55.66 ID:UIn8ojA80
>>449
あれや描写不足だけどジっと目を凝らしてるってことなんですわ。ヘリで10分離れた距離を
454 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/24(水) 22:32:40.87 ID:UIn8ojA80
カチューシャ「つ、つまりマホーシャが遊び呆けてるから叱りに来たってこと!?」

ケイ「今、マホはミホと一緒にいるはずよ。さっきオッドボールから『お肉爆発させちゃいましたすみません』ってメールと一緒に大惨事状態のミホの部屋の写真が来たもの」

アンチョビ「爆発?」

エリカ「・・・みんな、私のわがままを聞いてほしい。せめて・・・せめて隊長がみほとの時間を満喫するまで、どうにかして家元を食い止めるのを手伝ってほしいの」

カチューシャ「!」

エリカ「姉と妹が一緒に過ごすことが、あの二人にとってどれだけ貴重なことか私にはわかるわ・・・今だけは・・・みほにも隊長にも、西住の名に縛られずに自由でいさせてあげたいの」

愛里寿「・・・」

エリカ「私一人じゃ到底無理・・・だけど皆が力を貸してくれればなんとかなるかもしれないの!みんな、隊長とみほを守るのに協力して!」

ケイ「OK」ビッ

エリカ「!」

西「そのようなことは尋ねるまでもありません!あたり前田のくらっかーでございまする!」

ダージリン「『踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損々』・・・人生は踊らないとね」

カチューシャ「仕方ないわね・・・その代わり、報酬としてお菓子のシベリアをたっくさん買いなさいよね!」

ミカ「ここで反対するなんて野暮なことはできないさ」

アンチョビ「マルゲリータのためならエンヤコラだ!」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 22:37:35.27 ID:/79Yl9ww0
おお!カッコいい展開になってきた!
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 01:00:51.66 ID:S+OSIP5SO
お菓子のシベリアか…食ったことないな…
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 01:49:39.71 ID:QS5fEeEgo
見た目通りのひねりのない味だった
見た目でおいしそうだと思うんならお勧めするけどやや重ため
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 07:22:46.10 ID:aEBbTCI4o
乙ー
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 06:35:53.11 ID:pm1Hj2nlO
緑茶か牛乳無いと一切れでいっぱいになる
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 11:43:50.51 ID:paqIKjWDo
シベリアって映画の風たちぬに出てた菓子?
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 18:15:09.66 ID:1EWXn8I60
カステラでようかんをサンドしたあれだぞ
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:48:59.93 ID:FW1lwqQSo
風立ちぬででてたあれだよ
俺的にはあり
463 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/27(土) 22:28:42.71 ID:c0V8w4990
風立ちぬで出てたアレだけど、それ以外に何かのマンガかコントか何かでやたらシベリア推してたのがあった気がするんだけど全く思い出せん
食べたことはありません
464 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/27(土) 22:45:30.67 ID:c0V8w4990
 ―生徒会室

しほ「突然の来訪にも関わらず、受け入れてくれてありがとう」

杏「いえいえ。生徒の保護者が学校に来るのは何もおかしなことではないですから」

桃「あわわ・・・あ、あの高さのヘリからジャンプして着地するなんて・・・」ガクガク

柚子「あれが噂のスーパー西住着地なのね。地面に激突するパワーを着地と同時に下へ放つことで衝撃をゼロにするという・・・」

しほ「それで・・・今回来た用件なのだけれど、ま――」

杏「まあそう焦らずに、長旅でお疲れでしょう。干し芋おかきでもどうぞ。小山、お茶淹れて」

柚子「!・・・は、はい、ただいま」ソチャチャッ

しほ「・・・そうね。いただくわ」

杏「いやー、それにしても家元さんも大変ですねー。プロリーグのなんやかんやで大忙しでしょー」

しほ「む・・・たしかにね。ところで、今この学園艦にま――」

杏「今日はもう日が暮れますし、お休みになったらどうですかね。かーしま、宿に連絡して部屋を確保してくれる?」

桃「えっ?・・・あ・・・え、ええっと・・・は、はい!すぐに手配します!」サササッ

しほ「待ちなさい。私はここへゆっくりするために来たのではないわ。私には目的があって来たの」

杏「・・・」

しほ「私は――」

 ガチャ!

エリカ「おや家元!奇遇ですね!私達も!偶然!あ、偶然!大洗にきてたのですよ!」

杏「!」

しほ「・・・」
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 23:15:56.93 ID:T2qBte8iO
>柚子「あれが噂のスーパー西住着地なのね。地面に激突するパワーを着地と同時に下へ放つことで衝撃をゼロにするという・・・」

TFマイクロン伝説のアストロブラスター初登場回を思い出したわ
466 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/27(土) 23:17:01.35 ID:c0V8w4990
 ―西住姉妹防衛戦線指令本部(アンツィオ屋台車輌内)―

カチューシャ「ちょっとイツミーシャ!ワザとらしすぎるわよ!もっと自然にしなさい!ナチュラルにカチュラルに!」

 エリカ【うっ・・・わ、わかってるわよ】ボソボソ

カチューシャ「いい!?このカチューシャが指示を出すから、あなた達は怪しまれないようにちゃんとしなさい!まずはイツミーシャとサンダースで口火を切るの!いいわね!?」

ノンナ「各校の皆さんをアンツィオの屋台車輛内からカチューシャが指揮し、西住家元を足止めする作戦・・・うまくいきますかね」

カチューシャ「うまくやってみせるわ。マホーシャとミホーシャの邪魔をさせないためにも、私達でイエモトフを抑え込むのよ!」

クラーラ「アイアムグルート」

ノンナ「『シホーシャでいいじゃん』と、クラーラは言っています」


 ―生徒会室

ケイ「ワオ!西住マムじゃない!大学選抜との試合の反省会を大洗で行った日に偶然にもマムと遭遇するなんて、ディスティニーを感じるわね〜!ねっ、アンジー?」

杏「うんうん」

しほ「大学選抜戦の反省会・・・研究熱心で良い姿勢ね」

エリカ「そうですそうなんです!他の学校の隊長達も集まってるんですよ!もちろんウチの隊長も!だから決して大洗に遊びにきたわけではないのですはい!」

ケイ「エリー、ここは私が話すわ。あなたは大人しくしてて」
467 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/27(土) 23:45:19.49 ID:c0V8w4990
しほ「そう・・・実はまほが大洗にいると知って来たのだけれど、試合の反省会をしていたのね。納得したわ」

エリカ「ホッ・・・」

しほ「しかしまほに会いに行く」ザッ

エリカ「まままままま待ってください家元!も、もう夕暮れですし隊長は別件でちょっとアレがコレしてソレなんで・・・きょ、今日のところはゆっくりされては?」

しほ「そんな暇はないわ。まほに話があるの。みほにも――」

ケイ「もうここまで来たらバラしちゃうしかないわね。西住マム、実は私達であなたの歓迎会を準備していたんです」

しほ「私の・・・?」

杏「そうそう。反省会してる最中に、家元へお礼をしないとねーって話になったんですよ。なにせ家元が文科省との間を取りもってくれたから試合にこぎつけられたんですから」

しほ「・・・」

ケイ「だから感謝の気持ちとしてサプライズパーティーを企画してたってわけですよ!まっ、こんなに早く来られるなんて、こっちがサプライズだったけどね。HAHAHA!」

杏「ウチのかーしまが今、宿を押さえてるんで、そこを会場にします。大至急宴会準備を進めてるんで、もう少しここでお待ちになってもらえますかね」

しほ「そんなことをしてもらうほど、大したことをしていないわ」

杏「そう言わんでくださいよ。お礼くらいさせてもらわないと気がすみませんから」

しほ「・・・むう・・・そうね・・・あなた達の顔も立たせないとね。わかったわ」

杏「やったぁ」ニカッ
468 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/28(日) 00:02:02.43 ID:nhfVwqJ30

カチューシャ「もうっ!無茶なこと言ってくれるわね!各員に通達!イエモトフの歓迎パーティーを開催することに急きょ決まったわ!すぐに準備にとりかかって!」

 【了解であります!】 【また突然な話ね】 【宴会料理ならまかせとけ!】 【お祭りは好きさ】ポロロン

ノンナ「大洗生徒会の河嶋さんから連絡です。歓迎パーティー会場となる宿を確保したとのことです。すぐに準備に取り掛かりましょう」


ケイ「うまくいったわねアンジー。私のでっちあげに上手く合わせるなんて流石ね」ヒソヒソ

杏「サンキューね、おケイ。いきなり家元さんが来てさ、西住ちゃん達に水差すわけにもいかないしなんとか引き留めようとしたんだけど、おケイ達が来てくれて助かったよ」ヒソヒソ

ケイ「ノープロブレム、ビーハッピー♪せっかくマホが大洗に来てるんだから、もう少しくらいミホと一緒にいさせてあげないとね。きっと今頃、姉妹仲良くしてるでしょうから」






まほ「私だ」

みほ「私だよ!」

 まほ「やいの」 みほ「やいの!」

 \ヤイノヤイノヤイノ!/

沙織「ちょっとちょっと!なんで二人でやいのやいのと言い争ってるの!仲良くしてよ姉妹なんだから!」
469 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/28(日) 00:45:37.39 ID:nhfVwqJ30
優花里「お待たせしました〜!野営セット持ってきましたよー!・・・って何かもめ事ですか?」

みほ「あのね、キャンプ用のお菓子とか買い出しに行こうって話してたんだけど、お支払いはお姉ちゃんがやるって言うから・・・」

まほ「私はお姉ちゃんだ。それにここにいる皆の先輩なんだ。先輩は下級生に対して優しくせねばならないと知波単で身を持って学んだんだ」

みほ「でも今日はお姉ちゃんはお客さんなんだよ!だから私がお金を払うよ!」

まほ「私はいつでもお姉ちゃんだ」

 みほ「やいの!」 まほ「やいの」

沙織「もーだから言い争いしないでってば〜!仲がよすぎるのも考えもんだよもー」

華「あらあら、優花里さんの家まで戦車で来て、私と優花里さんでキャンプ道具一式を取りに行っている間にそんなことが・・・」

優花里「とりあえず野営セットは車体に積んだんで、冷泉殿、発進してくださいー」

麻子「んー」ガコッ

優花里「ところでキャンプってどこでするんですかぁ?」

みほ「キャンプ場なんてないもんね・・・そうだ!すぐ近くに公園があるけど、どうかな」

沙織「いやいや・・・」

華「みほさんのマンションの屋上、というのはどうでしょう?」

沙織「風情もへったくれもないよね・・・」

麻子「もう日が暮れるし、他に選択肢はない。とりあえずコンビニに寄ってお菓子をたくさん買い込んで、マンションに戻るぞ」ギャラギャラギャラ

まほ「支払いは私に任せろ」

みほ「私が払うよー!」

華「皆で勘定を割るというのはどうでしょう?」

まほ「その発想はなかった」

みほ「さすが華さん!」

沙織「西住姉妹って・・・」
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 01:46:59.88 ID:kUxRbJ43o
月の小遣いが500円だか300円だかの2人が無理しやがる…
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:39:15.48 ID:n8I2cz6v0


>>杏「サンキューね、おケイ。いきなり家元さんが来てさ、西住ちゃん達に水差すわけにもいかないしなんとか引き留めようとしたんだけど、

さす杏
472 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/30(火) 22:26:16.04 ID:s6CpGaQB0
 <パロパン♪パロパン♪ <ラッシャーセー

みほ「コンビニだー」ワーイ

優花里「さあ、キャンプ用の夜食を買いこみましょう!」エーイヤサー!

沙織「今日はキャンプだから特別なんだよね。普段は夜9時以降は食べちゃダメだけど、今日はキャンプだからイイんだよね?今日くらい我慢しなくてもいいんだよね?」ネッ?ネッ?

優花里「?いいですよー?」

みほ「まずポテチー、それにポッキーにー、チョコパイもー」ガサガサ

麻子「買い物カゴがみるみるうちに満タンに」

華「みほさん、ポテトチップスはコンソメがいいです。一人で食べるのならうすしおですが、皆でワイワイ食べるのならコンソメがいいです」

沙織「華、目が怖い」

まほ「これも買おう」ゴトン

麻子「ラムネか。しかも箱買い」

優花里「姉住殿はラムネがお好きなんですか?」

まほ「ああ。継続高校に短期転校した際、我々はラムネのおかげで無人島から脱出できたのだ。命の恩人だ」

優花里「なかなかに波乱万丈な人生送ってますね」

まほ「ちなみにラムネの瓶の中にあるビー玉のようなものはラムネ玉といい、炭酸の圧力でフタをする仕組みになっているそうだ。瓶は再利用されるんだぞ」

華「へぇ〜、エー玉と呼ぶのではないのですね」

沙織「短期転校して何を学んでるの・・・」
473 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/30(火) 23:56:10.21 ID:s6CpGaQB0
 <アリヤトーゴザシャー <パロパン♪パロパン♪

みほ「よしっ、ジュースも買ったしアイスも買ったし、買い出しはこれでオッケーかな」ドッチャリ

優花里「クーラーボックス持って来て正解でした」

みほ「それじゃ戦車に乗って帰ろう・・・って、お姉ちゃんは?」キョロキョロ

沙織「さっきレトルトカレーのコーナー見てたよ」

華「まほさんは本当にカレーが好きなお方」

まほ「待たせたな」ザッ

みほ「あっ、お姉ちゃ・・・・・・って!お、お姉ちゃん!そ、それは!」

沙織「ぬいぐるみ?」

まほ「レジの角にひっそりと置かれていた。ボココボコぬいぐるみだ」ジャーン

華「わぁ、かわいらしいぬいぐるみですね。ボコさんの背に子供のボコさんが」

みほ「ボコくじのラストワン賞のボココボコ!もうとっくの昔にくじは終わってたはずなのに、ここではまだ残ってたんだ!」

麻子「誰も買わずに放置され、レジの角に隠れ、誰にも気づかれなかったんだな」

まほ「みほ」スッ

みほ「!・・・お、お姉ちゃん・・・ボココボコぬいぐるみを私に?・・・」

まほ「買い出しの代金を割り勘にした代わりだ。少しくらい姉らしいことをさせてくれ」

みほ「っ・・・ありがとう!」パアー

沙織「まほさんってなんだかんだで頑固というか、格好つけたがるよね」

まほ「実はこっそり君達にも選別を買っておいた。受け取ってくれ。世界戦車コレクションDVDフィクション作品編、快眠アロマオイル、ハム&ウィンナーギフトセット、ゼクシィ特大号」

 優花里「わぁ!ありがとうございます!」 麻子「これで朝もグッスリ眠れる」 華「あらあらこんな高価なものを・・・」 沙織「やったぁ!恋する乙女の必需品!」
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 00:51:07.00 ID:f8FY1qxSO
>沙織「短期転校して何を学んでるの・・・」

至言
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 18:27:13.65 ID:YfRmWBQd0
短期転校で学んだこと

・料理
・上下関係と「おん!おん!」、ただし外国語に弱くなった
・ラムネの知識とサバイバル技術
・ロシア語(らしきもの)
・ルー大柴語
・格言

グッバイまほ、ハローまぽりん
476 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/01(木) 22:02:00.34 ID:9piLd1om0
 W号<ギャラギャラギャラ・・・

まほ「風が気持ちいいな」ソヨ〜

沙織「いくら6人乗りは窮屈だからってなにも車体の上に座りこまなくても・・・危なくないの?」

みほ「平気だよ。お姉ちゃんのバランス感覚はジャイロコンパスよりも正確だから。それにもし万が一落車しても西住流着地ができるからケガなんてしないよ」

沙織「そうなんだぁ・・・」

みほ「私も上に出よーっと」ガッ ガッ

華「なんだかみほさん、まほさんが来てから少しアグレッシブになってますね」

麻子「昔の血が騒いでいるんだろう」


みほ「わぁ、夕焼けの町並ってキレイだね。毎日見てるはずなのに気付かなかったや」ギャラギャラギャラ・・・

まほ「・・・『雨を感じられる者もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる』・・・何気ない、当たり前のことに素晴らしさを見いだせるのは良いことだ」ギャラギャギャラ・・・

みほ「あ、レゲエ音楽の神ことボブ・マーリーの言葉だね。なんだかお姉ちゃん、ダージリンさんみたいだね」

まほ「ハハハ・・・それはつまり、私がポンコツだと言いたいのか?」

みほ「あははは・・・」

まほ「ハッハハハ」

みほ「はっははは」

まほ「ハハハ・・・・・・そうなのか?」ズイ

みほ「お、お姉ちゃん落ち着いて・・・私は別にダージリンさんのことそんな風に思ってないから・・・」
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 22:29:53.33 ID:Pg6LxeRSO
ダージリンのことはな
478 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/01(木) 22:53:33.35 ID:9piLd1om0

 ―――大洗のとある旅館の宴会場・・・

ダージリン「ダァっしょい!」クシャミー!

オレンジペコ「あー、また誰かがダージリン様のことを噂してるんですかね。はい、チーンしてください」スッ

ダージリン「フフ・・・有名人はつらいわね」チーン

アッサム「ダージリン、そろそろ出番ですよ」

ダージリン「ええ、任せなさい。このダージリン・・・聖グロリアーナの隊長としての“格”というものを見せてあげるわ」ジリッ


柚子「ではこれより、『西住しほさんその節はありがとうございましたおかげさまで廃校回避でたよ謝恩会』を開催いたします」

 \ワー!/ \イエーイ!/ \パチパチパチ!/

しほ「・・・」

柚子「では、乾杯の音頭を聖グロのダージリンさんとオレンジペコさんに取ってもらいます。では皆さん、お飲み物をお手にお取り下さい」スッ・・・

ダージリン「・・・それでは、西住しほさんへの感謝を込めて・・・」ティーカップ スッ・・・

オレンジペコ「かんぱ〜いっ」ワー

ダージリン「ってあなたが言うのか〜〜〜いっ」ズルー

 \どっ!/ \わっははははは!/ \なんとひょうきんな!/

しほ「・・・」
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 23:12:59.40 ID:kLD/fo9mO
ジャイロコンパスって、トランスフォーマーネタか
480 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/02(金) 00:00:19.75 ID:1pG7vAhG0
エリカ「ちょ、ちょっとアンタねぇ!こっち来なさい!」グイッ

ダージリン「わ」グイィ

エリカ「なにをトンチな寸劇をやってるのよ!家元の機嫌を逆なでするようなことしないでよ!」

ダージリン「落ち着きなさい。カッカすると身体によくないわよ。笑いなさい。笑いは健康にいいんだから」

 カチューシャ【ちょっとダージリン!ヘンなジョーク入れないでよっ!カチューシャが指示した通りにスピーチしなさい!指揮官は私なのよ!】

 ノンナ【ダージリンさん、我々は現在、宿の駐車場の車輛から皆さんに無線で連絡をしています。もうすぐ大洗の援軍も到着する手筈ですので、それまで何とか持ちこたえてください】

 カチューシャ【そのためにも妙なアドリブは禁止!聖グロ、サンダース、アンツィオ、知波単、継続、イツミーシャ、アリスタシアの面々で場を盛り上げるのよ!私の指示は絶対だからね!】

オレンジペコ「ダージリン様、西住流家元を刺激しないためにもヘタなことはしないでおきましょう」

ダージリン「いけず」ブー

エリカ「あ、あのねぇ!家元に冗談や洒落なんか通じないのよ!見なさいあの家元の鬼のような形相を!」ビッ

 しほ「・・・」

エリカ「・・・あ・・・機嫌よさそう・・・」

ダージリン「そうなの?あれで?」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/02(金) 01:31:38.63 ID:PMewtlk/0
気づくあたり流石エリカだわ
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/02(金) 09:03:59.80 ID:T9y+3UTv0
中学時代から西住流に接してるだけはあるわに
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 06:54:06.21 ID:g8BUkjySO
聖グロ組のコントは髭男爵にみえる
484 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/04(日) 23:35:47.10 ID:5Xp4u7Bl0
柚子「まずはアンツィオの皆さんが用意してくれた絶品料理に舌鼓しましょう。しばしお食事をお楽しみください〜」

アンチョビ「ぅわーっはっはっは!丸いお皿に料理を盛って!みんなで食べようオイシイご飯!アンチョビ高校ドゥーチェアンチョビ!」

カルパッチョ「その右腕のカルパッチョ!」

ペパロニ「右肩のペパロニ!」

アンチョビ「ご期待通りにただいま参上!さあさ!みんな食べた食べた!アンツィオ自慢のイタリアンだよ〜!」ガチャガチャ

カルパッチョ「おかわりもたくさんあるので遠慮なく食べてくださいね〜」ガチャガチャ

アキ「わあすごい!すんごい豪華!こんなに動物性油を含んだ料理が食べられるなんて・・・!」カンゲキ・・・

ミッコ「匂いだけで白飯いけるな」

アリサ「・・・太るわ・・・太るわよアリサ・・・でも・・・せっかくだし・・・」プルプル

西「おおっ・・・こ、これがイタ飯という奴ですか・・・」ゴクリ・・・

細見「国外飯はさんだぁすに短期転校して以来ですな。しかしこれはまたハイカラな・・・」ワクワク

 「まるでうるしを塗ったかのように光輝いておりまする!」ワイワイ 「色鉛筆のように色鮮やかであります!」ガヤガヤ 「今日は法事か何かでありますか!?」ドヤドヤ

カルパッチョ「は〜い、それでは皆さん、お手を拝借」

 \イタ〜ダキィ〜ヤスッ!/

 \パクッ!/

 \・・・・・・/


 \う、うンまぁ〜〜〜いっ!/ \ホッペが落ちるであります!/ \やめられないとまらない!/

\カロリーが胃に効くゥ〜!/ \おん!おん!/ \まさに味のアベンジャーズや〜!/

  \もうデブってもいいわ!おかわりおかわり!/ \おわかりでしょうか!/ \夜店でタンメン!/
485 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/05(月) 00:10:03.30 ID:1V78MqDY0
アンチョビ「フッフーン!みんな絶賛賞讃雨アラレだな!それも当然だ!我々の料理は世界いちぃー!」ハッハッハー!

愛里寿「さすがドゥーチェのアンチョビ」b

ペパロニ「さささっ、西住のおっかさんもどうぞどうぞ。あたしらが腕にヨリをかけて作った鉄板ナポリタンとマルゲリータピッツァッスよー!」ガタガタ

しほ「・・・」

 エリカ「ちょっと!なんで宴会でイタリアンなのよ!家元は和食しか食べないのよ!こんな油いっぱいで不健康そうな料理なんて西住流ちゃぶ台返しを喰らうのがオチよ!」

 アンチョビ「な”ん”だっでぇ”ぇ”ぇ”!”?”」ガタターン

ペパロニ「ほらほら!エンリョせずにガブーっといっちゃってくださいッス!」ドーゾ!

しほ「・・・」

アンチョビ「ま、待てペパロニ!おこられても知らんぞー!」

しほ「・・・」モグ

ペパロニ「イエーイ!いってるッスいってるッスー!」

しほ「・・・」キッ・・・

エリカ「ヒッ!」ビクッ

しほ「・・・」

しほ「・・・」モグモグ

エリカ「嘘・・・あんなに美味しそうに食事する家元なんて初めて・・・」

ダージリン「あれで?」

アンチョビ「・・・・・・ゎ・・・ゎーっはっはっは!やはりアンツィオ料理はすごいのだー!」

西「おおとも!あんちお高校の食膳は大変おいしゅうございますー!」

 玉田「さすがは美食高校!」 細見「イヨッ!どうーちえ!」 福田「どうーちえ!どうーちえ!」

 \どうーちえ!/ \どうーちえ!/ \どうーちえ!/ \どうーちえ!/ \どうーちえ!/

アンチョビ「ハッハッハー!ドゥーチェだからな!ちっちゃい『う』とちっちゃい『え』だからな。覚えてくれな」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 01:38:01.21 ID:sd9i8rR5o
油っぽく見えるのは大体オリーブオイルのせいだしイタ飯は案外健康にいいんだぞ!
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 08:21:31.00 ID:TncLFiZSO
エリカのせいでしほが恐い
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 09:23:34.01 ID:VJBfETW20
「どうーちえ」言い辛いw
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 18:56:40.68 ID:pVQoB0nm0
ラーメンズの「ヒロ↑ーシマ!」な発音なんだろうか
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 11:15:36.97 ID:UYCUDe+SO
イバァァァルァキィィィ
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/08(木) 17:28:37.37 ID:USzM61lE0
イギリスはモンティ・パイソンの国だからね、笑いのセンスはピカイチよ
492 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/09(金) 23:19:29.29 ID:DKIFUAL50
>>489 >>490
\シホ!マホ!ミホ!/ \シホ!マホ!ミホ!/
493 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/10(土) 00:29:44.33 ID:cqGUde+K0
柚子「それでは皆さんお待ちかね!これより余興がはじまりま〜す!お食事を楽しみながら舞台にもご注目ください〜」

 ミカ<ポロロンロンロンロンロンロンロンロンロ〜ン♪(出囃子)

 バババ〜ッ!

ナカジマ「はいどーもー、大洗自動車部で〜っす!わー、ぱちぱちぱちー」パチパチ

 エリカ「!・・・大洗の子達も来てくれたのね!」

しほ「・・・」

スズキ「これから皆さんにお見せするのは世にも不思議なマジックショーでございます。手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意くださいませ」

 福田「まじっくそおとは何でござりまするか?」

 西「まじっくとは西洋の筆のことだ、きっとこれから西洋筆での演舞を行うのだろう。年末にその一年を表す漢字を書いたりするだろう。ああいうのだと私は思う」

ツチヤ「それではー、こちらは何の変哲も無い帽子でーす。中には何もありませーん。そこへ手を入れると〜・・・」ゴソ

ツチヤ「中から兎が出てきましたー!」バーン

しほ「!」

福田「なんと!たしかに帽の中はからっぴっぴだったはずでありまする!」

玉田「奇術か!?妖術か!?奇妙奇天烈摩訶不思議!」

西「なんとあっぱれ!この西絹代、感服いたしましたー!」

ツチヤ(これだけ反響あるとやりがいあるなぁ〜)ジーン
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 08:03:43.83 ID:aGIMoE5SO
流石にまじっくそおは卑怯
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 09:21:13.51 ID:z5CJ+3k90

この手のやつは知波タンとアンツィオはいい反応するだろうな
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 12:17:25.72 ID:0QWQ6vV90
>>495
ローズヒップもかなw
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/10(土) 13:01:15.93 ID:9EadmqsyO
>>496
意外とジト目でトリック解説してるかもしれん
498 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/10(土) 20:59:38.62 ID:cqGUde+K0
ペパロニ「すげえ!何もない帽子から兎が出てくるなんてよォ!あれがありゃあ、いくらでも食材を引き出せるッスよドゥーチェ!」

アンチョビ「うーむ、どこで売っているのだろうか」

ローズヒップ「ダージリン様!ご覧になりましたか!?あれは一体どういうトックリなのでございますか!?」ユッサユッサ

ダージリン「落ち着きなさいローズヒップ。揺さぶらないで」ブンブン コウチャバシャバシャ

ホシノ「続きましてェー、こちらは何の変哲も無い縦縞のハンカチですがー、これをくしゃくしゃに丸めると〜」クシャクシャ

ホシノ「じゃ〜ん!なんと縦縞模様が横縞模様に変化しました〜!」

しほ「!!!」

福田「はわわ!すごいであります!どういう仕組みなのでありましょうか!」

ローズヒップ「ど、どういうことなのですわぞ!物理法則もあったもんじゃありませんわ!」ドッキンコ!

ケイ「まさしくハンドパワーね!」

細見「はんどぱわあ?・・・横文字はよくわかりませぬ・・・」

ケイ「日本語で言うと手力ね」

 細見「てぢから」 浜田「てぢから・・・」 寺本「てぢから!」

ナカジマ「そして大トリはこちら!この自動車の中にスズキに入っていただきます」ガチャ

スズキ「はいりまーす」ヨイショ

ナカジマ「そして・・・ハンドパワーを加えます!みなさんもご一緒に!ハンドパワーって叫んでくださいね。せーのっ」

 \てぢからー!/

ナカジマ「はいー!」

 \BOOOOOMMM!/

アキ「ああっ!中に人がいるのに車が爆発しちゃったよ!?」

西「な、なんじゃとて!こうしてはおれぬ!救助に向かわねば!」バッ
499 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/10(土) 21:24:08.88 ID:cqGUde+K0
ナカジマ「落ち着いて落ち着いて。すぐに火は消します」プシュー

 福田「な、中の鈴木殿はご無事なのでしょうか・・・」ドキドキ・・・ オレンジペコ「緊張の一瞬ですね・・・」ドキドキ・・・ しほ「・・・」ドキドキ・・・

ナカジマ「はいー!」ガチャ

スズキ「てってれー!」バーン!

 \おおーーー!/ \見事生還!/ \いよっ!大統領!/

しほ「・・・」ホッ・・・

ナカジマ「おそまつさまでしたー!」パチパチパチ

オレンジペコ「すごいマジックショーでしたね!これは良い余興でした。一体どういう仕組みだったんでしょうかね?」パチパチパチ

ダージリン「フフ・・・いくら私でも、手品の種までは知らないわ」

ローズヒップ「?・・・今のはスズキ様が自動車に入ったと同時に自動車の底が蓋のように開き、舞台の下へと隠れ、爆発の火が消えてから再び車内に戻ったのでございますわ?」

ローズヒップ「車体の底から脱出したのが我々に見えないように、自動車の下にはあらかじめ鏡が設置されてて、スズキ様はその鏡の向こう側を通って舞台下に隠れたのですわ」

ローズヒップ「今の手品よりも縦縞が横縞に変化する手品のほうがすごかったですわ!」

ダージリン「んっふ」

 カチューシャ【こちら指令本部のカチューシャよ!どう?大洗の援軍、同志ジドーシャ部の宴会芸で時間稼ぎはうまくいってる?】

ダージリン「ええ、家元さん、すっかり夢中よ。でも、マジックショーは終わっちゃったわ。次の援軍は?」

 カチューシャ【安心しなさい!続々と部隊を送り込んであるわ!】

柚子「続きましてー、大洗風紀委員の余興でーす。なんと自分達で三味線を演奏しながらの音楽ショーです」

 そど子&ゴモヨ&パゾ美『とかくこの世はほがらかに〜♪歌って笑って、風紀シスターズ〜♪』ベベベンベン

ダージリン「さて・・・どれだけ保つかしら」
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 23:05:46.17 ID:CDkBZBc5o
>ジドーシャ部

【審議中】
501 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/13(火) 19:23:22.34 ID:aAzbWPd+0
>>500
良い所に目を付けたって褒められると思ったのに・・・
502 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/13(火) 19:39:59.33 ID:aAzbWPd+0
 ―――

 ガチャ

優花里「わあ!いい広さですね〜西住殿のマンションの屋上〜!」

麻子「マンション所有してるみたいに聞こえるぞ」

みほ「管理人さんにも許可もらえてよかったね」

沙織「でもこんなとこでキャンプなんて女子高生らしくないよね・・・」

華「いいじゃないですか。私、普通じゃないことってしてみたかったんです!」

まほ「よし、ここを野営地にするぞ。まずは陣を敷く。それから火を炊いて食事の準備だ」

優花里「了解でありまする!」ビッシィ

沙織「えっ?・・・食事って・・・さっき出かける前にカレー食べたよね?」

まほ「?・・・そうだが?」

沙織「・・・で、これからまた食べるの?」

まほ「そうだが?」

沙織「・・・」ダッ!

麻子「待て。逃げるな」ガシッ

沙織「だって!だってだって!そんなに食べたらオトメじゃなくてフトメになっちゃうよ!」

麻子「気にするな。ぽっちゃり系女子というので行け」

沙織「だ〜ってだって!だってなんだもん!」ジタバタ

華「私、まほさん大好きです」ジュルリ

503 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/13(火) 22:29:37.79 ID:aAzbWPd+0
優花里「できましたー!簡易テントですが中は広いですよ〜!」

みほ「わあ、すごくキッチリしてるね。かっこいい」

麻子「これだけ広ければ中にハンモックをかけられる」

まほ「食事の準備ができたぞ」

沙織「っ・・・来たか」グッ

まほ「心配することはない。ガッツリの食事ではない、軽食だ」

沙織「ホッ・・・それならまだマシかな」

まほ「これはプラウダに短期転校した際に食べたものでな、ほかほかのジャガイモにバターを乗せ、さらにイカの塩辛を乗せたんだ。とてもおいしいぞ」ホカホカ

沙織「ッガ!・・・」ガクー

みほ「わあ、おいしいそう。いただきまーす」モフ

麻子「んまい」モフモフ

優花里「すんごいおいしいです!凄まじいカロリーを感じますねぇ!」ングング

華「無限に食べれます。無限に食べれますよ」モフモフ

まほ「そうだろうそうだろう」マンゾクゲ〜

沙織「・・・」

麻子「沙織、食べないのか?コレステロールの塊で美味しいぞ」

沙織「っ〜!・・・ええい!女は度胸!太るのが怖くて青春やってられっかぁ!食べるわよ食べるわよ!」バク

沙織「っ!・・・っ〜〜・・・・・・」ポロ・・・ポロポロ・・・

みほ「!?ど、どうしたの沙織さん!?何で泣いて・・・」アタフタ

まほ「まさか塩辛がニガテだったか?すまん」

沙織「・・・ううん・・・違うの・・・違う・・・すっげぇー美味しいの・・・」ポロポロ・・・

華「美味しいものを食べてこその人生ですね」モフモフ
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 00:07:53.82 ID:KFl9ZuzCo
沙織もバレーすれば痩せるよ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 13:39:37.46 ID:VgSAL8MmO
>>504
バレー部は廃部なんだ…。
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 18:37:08.51 ID:ffxjXyNk0
ナオミズブートキャンプをさせよう

ところでアリサはどうして下着を付けて運動しているんだろう?
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 09:30:24.69 ID:bflj0Feu0
>>だ〜ってだって!だってなんだもん!


キューティー●ニーは何度も新しくなってるからいまどきの10代でも知ってるのかな・・・
508 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/16(金) 00:08:04.86 ID:hrg7uqOM0
戦車って運転してて坂道とかにさしかかると、普通の車と同じようにアクセル踏まなくても進むもんなんですかね?やっぱ重いからアクセル離すとピタリと止まるんスかね?
あとフルストッロルでダーっと走ってて、パっとアクセル離したらしばらく空転するんですかね?車と同じように。戦車の操縦に詳しい人教えて

>>506
大胸筋矯正サポーターだっつってんだろがい!
509 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/16(金) 00:38:58.25 ID:hrg7uqOM0
みほ「おいしかった〜」

沙織「確かにおいしかったよ・・・コレステロール爆弾にむさぼりつくかのような背徳感がたまらなかったよ・・・でも!でもでも!絶対太っちゃったじゃん!花の乙女が食べるようなものじゃないよ!」

華「はい?」

優花里「気にしすぎですよ。武部殿そんなに太ってないじゃないですか〜」

沙織「はいそこ!『そんなに』って言った!」ピピーッ

まほ「たしかに、贅肉が付くのは戦車女子としてはあまりよろしくはない」

沙織「普通女子としてもそうだよ」

まほ「よし、食後の運動をしよう。サンダースでも大量の食事の後にちゃんと運動をしていたぞ。知波単の皆もナオミズブートキャンプで身体を鍛えていた」

沙織「ナオミズブートキャンプ!?なにそれ!?」ヤダモー

優花里「ナオミさんが教官のハードエクササイズですよ。DVDも発売してます。サンダースで」

麻子「サンダース生徒のあのアメリカンナイスバディーを維持する秘訣か。そうでもない者もいるが」

沙織「ぜひぜひそのエクササイズを教えてください!なんとしてでも痩せたいの!食べたりしません痩せるまでは!」

まほ「うむ、ではサンダース流でいこう。気を付け!」キッ!

沙織「!は、はい!」ビシッ

みほ「私達もやるの?お姉ちゃん」

まほ「お姉ちゃんではない。私はマホー教官だ。口を慎め子羊ちゃん」

沙織「こ、子羊・・・」

華「細かいとこまでアメリカ風なのですね」
510 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/16(金) 01:15:16.84 ID:hrg7uqOM0
まほ「365、366、367」フンフンフン   沙織「ひいっ・・・ひいっ・・・しょ、しょっぱなから・・・腹筋・・・500回なんて・・・」ゼイゼイ・・・

   まほ「グッバイ贅肉、ハローシックスパック」フンフンフン   優花里「す、すくわっと・・・500・・・」フラフラ・・・

      まほ「どうしたお嬢ちゃん。うちの祖母にも負けてるぞ」フンフンフン   沙織「シャドーッ!・・・ボクシッ!・・・ングッ!・・・15分ッ!・・・間ッ!・・・」ヒュー・・・ヒュー・・・


まほ「よし、これで終わりだ」

沙織「」バタンQ

まほ「準備運動はな。ここからエクササイズに入るぞ」

沙織「 や め て ! 」

まほ「冗談だ。アメリカンのな」

優花里「ハァッ!・・・ハァッ!・・・き、きつすぎます・・・見学を選んだ五十鈴殿と冷泉殿は先見の明がありますね・・・」ゼイゼイ

みほ「ふう・・・やっぱり最近ナマってるなあ・・・けっこう息が切れちゃったや」

まほ「甘いぞみほ。腹筋のスピードが0、8秒遅かった。スクワットは腰を下ろす位置が15p高いし、シャドーボクシングは上半身だけで足が動いていなかった。そんなことでは強くなれんぞ」

みほ「ご、ごめんなさい・・・」

まほ「違う、私への返答はラジャー、もしくは了解だ」

みほ「了解、隊長」ビシッ

沙織「ちょっと!暗黒森峰時代に戻ってるよ!」

まほ「冗談だ。アメリカンのな」

みほ「冗談だよ。いくら黒森峰時代もこんな風じゃなかったから」

沙織「もうツッコミ役やるのやだもー!」
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 08:14:12.17 ID:J70aYgYSO
戦車に詳しい人なら秋山殿が…

秋山殿は…『転校』しちゃったの
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 09:51:24.74 ID:322ARX6qo
暗黒森峰時代……エリカがきいたら大激怒まちがいなしだな
513 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/18(日) 00:06:29.73 ID:Q/63eXBr0
麻子「カッカするな。シワが増えるぞ」

沙織「食べて運動して叫んでツッコんで・・・もう色々ヘトヘトだよ・・・」ヘト〜

優花里「お疲れさまです」

まほ「そうだ、いいものがあるんだ。すぐ持ってこよう。三分間待つのだぞ」タタタ

麻子「今のおばあがよく言ってたフレーズだ」

沙織「古いなんて次元のネタじゃないよ・・・」

まほ「待たせたな」バーン

華「まあ、立派なスイカですね」

まほ「冷やしておいたのだ。今からみんなでスイカ割りをしよう。知波単でやった時は盛りあがったぞ」

沙織「また食べるのぉん!?」

華「まあまあ、デザートは別腹ですからいいじゃあ〜りませんか」

まほ「木刀もある。知波単土産だ」ズエアッ

みほ「おもしろそう!私やりたい!」ピョンピョン

沙織「ああ・・・みぽりんが幼心を取り戻した・・・」
514 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/18(日) 01:02:06.24 ID:Q/63eXBr0
みほ「それじゃあ目隠しして10秒間ぐるぐる回るね」

まほ「スイカ割りっ、あそーれスイカ割りっ」パンパン♪

華「西瓜割り♪あっそーれ西瓜割りッ♪」パンパン♪

みほ「うう〜・・・お、思ったより・・・フラつく・・・」フラフラ・・・

 優花里「西住殿〜!右です右〜!」  沙織「もっと真ん中!もっと真ん中!」  麻子「上から来るぞ気を付けろ」

みほ「えいやっ!」ガッッ!

みほ「っ〜〜〜!・・・外しちゃった・・・しびれる」ジィ〜ン・・・

優花里「おしかったですね。私達がきちんと指示をしていればうまくいってましたよ」

華「では麻子さんが割る役で、みほさんが指示を出せばうまくいくのでは?」

麻子「やってみよう」グルグルー

みほ「麻子さん、三歩前進、右に七十度回して、左に半歩移動、振りかぶる角度を三十度上げて。はい、そこです」

沙織「ふぜいもじょうちょもないよね!」

麻子「ふん」ポコ

優花里「すごい!ど真ん中に当たりましたよ!」

まほ「だが火力が足りないようだ。叩いて音を鳴らしただけだぞ」

麻子「力仕事は苦手だ」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 09:33:48.64 ID:W9G57KWSO
コンバット冷泉
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 09:53:16.90 ID:JMAcCAp0o
まぽりんのスイカ割りの歌ザク三兄弟のやつか
滅茶苦茶なつかしいわあ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 12:38:24.61 ID:4FqGS0mto
SD頑駄無戦国伝なんて今時の若いモンには通じねーよ!
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 13:44:14.25 ID:/K7t4affO
いや今でもLEGENDBB戦士として新規プラモデルが発売されてるぞ
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 23:05:06.13 ID:eXqSBnfSO
どうやったら西瓜が上からくるんだろうか…
520 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/22(木) 23:20:20.19 ID:Qd7MTqzx0
武者頑駄無ネタに気付かれたのはうれしいけどさすがに「3分間待つのだぞ」は気付かれなかったか・・・
521 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/23(金) 00:13:33.11 ID:DSSzmcM10
華「私がやりましょう。ご心配なく、必ずや仕留めてみせます」ザッ グルグル〜

優花里「わあ、五十鈴殿が悪の中ボスのような台詞を」

華「いざ・・・」スッ

 みほ「華さんがんばって〜」 麻子「木端微塵にしてやれ」 沙織「華うしろうしろー!」 まほ「おんおん」 優花里「五十鈴殿ファイトですー!」

沙織「・・・ねえ、おんおんって言ったのだれ?どういう意味?」

まほ「賑やかしのガヤだ。気にするな」

華「花を活ける時のように集中して・・・そこです!」バッ! コッ! バコーム!

みほ「わあ!すごい!一突きで破裂したよ!」

麻子「西瓜割りだよなこれ」

華「うまくできましたか?」メカクシペラ

沙織「すごいよ華!華ならきっと指で小突いても西瓜割れるよ!」

優花里「破裂した西瓜も食べやすい割れ口!」

まほ「ビックリ人間大集合」
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 09:37:11.05 ID:aLSqh3LH0
どこかの明治剣客浪漫的な物語でも華さんやっていけそう
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 21:57:38.58 ID:Tn3MY4GM0
邪魔する戦車は指先一つで白旗さ
524 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/23(金) 22:35:22.93 ID:2D10tmsU0
麻子「うまい」シャクシャク

優花里「姉住殿が用意してくれたスイカを五十鈴殿に割ってもらって皆で食べる日が来るなんて思いもよらなかったです〜!」シャクシャク

沙織「それにしてもまほさんのイメージずいぶん変わったよね。初めて出会った時は気難しそうな人だと思ったけど」

華「一緒にカレーを作ったり、スイカ割りをしたり、キャンプをしたり・・・とてもこれまでの西住まほさんの印象とはかけ離れていますね」

まほ「おそらく色々な学校へ短期転校した成果だろう。自分ではあまりわからないがな」

沙織「へ〜、短期転校ってただ遊んでるだけだと思ったけどちゃんと意味あるんだ・・・」

まほ「ああ、私は様々な場所へ短期転校して、様々なことを学んだ」

まほ「アンツィオでは日々を楽しく過ごす生き方を、知波単では勇敢な心を、継続では生きるための力を学び・・・」

まほ「プラウダでは人の上に立つ者の心構えを、サンダースでは皆で力を合わせることを、聖グロでは猫のフンから取った豆をコーヒーにしたコピルアックを学んだ」

麻子「聖グロをオチに使うな」

まほ「皆、良い人達だった。良い場所だった。楽しかった。時間はかかったが、各校に赴くことができて良かったと思うよ」

みほ「お姉ちゃん・・・」

まほ「今頃、皆は何をしているだろうな・・・」
525 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/23(金) 23:01:17.37 ID:2D10tmsU0
 ―――・・・・・・

ダージリン「――そこで猫さんは言った。『ネズミさん、どうしてそんなに嘘ばっかり言うんだい?』」

ダージリン「ネズミさんは答えた。『嘘なんか言っていないよ。でも、ちょっとだけ大げさに言ったかもしれないな。だって僕は、ネズミはネズミでも、モルモット(盛るもっと)だからね』」


 玉田「・・・」 細見「・・・」 福田「・・・」

 \・・・・・・/

ダージリン「ペコ、ツッコミ」

オレンジペコ「えっ?・・・へ!?・・・あ、えーっと・・・」アタフタ

オレンジペコ「・・・せ、選挙活動中の政治家かよー」ビシッ

 \どっ!/ \わっははははは!/ \なんとひょうきんな!/

ダージリン「フッ・・・ウケたウケた」ドヤンッ

しほ「・・・」

エリカ「あわわ・・・家元がむちゃくちゃ怒ってるわ・・・つ、次よ!早く次のy京に移って!」

柚子「そ、それではダージリンさんとオレンジペコさんによる爆笑漫談でしたー。では、次はカバさんチームによるミュージカルでーす」パチパチパチ

エリカ「もう・・・こんな騙しだましの状態が一時間も続くなんて・・・こっちの身がもたないわよ・・・」
526 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/23(金) 23:17:09.57 ID:2D10tmsU0
>>525
誤字
y京に移って→余興に移って です
527 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/24(土) 00:18:08.29 ID:SI9GAhQN0
左衛門佐「さあて皆さま、今宵我らが語る物語は、はるか遠い昔の物語でござる」

左衛門佐「物語の主人公であるおりょうは恋人エルヴィンとの仲を引き裂かれそうになり、一度は脱藩しようとするのでござるが、父であるシーザー王に連れ戻されてしまうのでござる」

左衛門佐「今宵のお話は、それを聞いた恋人のエルヴィンがおりょう姫の父親に対戦車砲を向ける所から始まります」

左衛門佐「それでは、得待席におられます西住しほ殿も、生徒会長殿も、そして他校の生徒達も、大洗の者達も、手にはどうぞ厚手の手ぬぐいをご用意してそうろう」

 細見「ふおおぉ!なんだかものすごく面白そうでありますナア!」 玉田「福田ァ!涙をぬぐうために手ぬぐいを貸してやる!」 玉田「はっ!ありがとうございまする玉田上級生殿!」

しほ「・・・」


 ――アンツィオ屋台車輛(指令本部)

カチューシャ「ミュージカル劇が始まったわ。これで30分は稼げるわね。それにしても・・・一体あとどれくらい時間稼ぎをすればいいのかしら」

ノンナ「せめて今晩中はなんとか引きとめておきたいですね。せっかくまほさんとみほさんが姉妹水入らずなのですから」

クラーラ「ゼット〜ン・・・」ピポポポポポ・・・

ノンナ「『もし西住しほさんに騙していることがバレたら我々もおしまいです』と、クラーラは言っています」

カチューシャ「そ、そうね・・・嘘をついているのは心が痛むけど、マホーシャとミホーシャのためだもの。あとでイエモトフにも謝らなくちゃいけないけど、このままなら騙し通せるハズ――」

 ガッ!

カチューシャ「!・・・な、なに!?」

ノンナ「・・・どうやら、何者かが我々の存在を嗅ぎつけたようです」

 ガチャ!

 「・・・・・・」

ノンナ「あ、あなたは・・・!」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 09:23:05.83 ID:8XVjuNBSO
誤字のほうが焦ってる感ある

ボンカレーは有名すぎてあえて触れなかった
529 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/26(月) 20:40:13.74 ID:popcd+Cp0

カエサル「観念するのだエルヴィンよ。我が娘、おりょう姫との結婚など不可能だ。諦めて我が手下となれ。もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを エルヴィン にやろう」

 \オオー!/ 玉田「なんと太っ腹な!」 細見「切符が良い!」 ミッコ「騙されるなエルヴィン!おりょう姫との結婚の方が大事だ!」

エルヴィン「断る!お前は父の仇だ!」

カエサル「違う!お前の父はわしだ・・・!」

 \エエーーー!?/ 西「こんなことが・・・!」 アキ「それじゃあエルヴィンとおりょう姫は兄妹なの!?」 アリサ「なんてドラマチックな話なの・・・!」ホロリ

エルヴィン「嘘だああぁぁぁぁぁぁ!!!」


 《 THE END 》ジャーン

 \パチパチパチパチパチ/ \天晴れ!天晴れ!/ \続きを見せろー!/

左衛門佐「これにて閉幕!次回作『ロードオブザ大洗 エピソードY ももちゃん危機一髪!』は年末に舞台化でござる!ミニあらいっぺストラップがもらえる前売り券が発売中でござるよ〜!」

柚子「カバさんチームによる演劇舞台でした〜。知波単の皆さん、座布団を投げないでください。座布団を投げないでください」

しほ「・・・」パチ・・・パチ・・・

エリカ「家元は満足しているようね・・・良かったわ」ホッ

ケイ「NNM・・・おかしいわね。カチューシャと連絡が取れなくなっちゃったわ」

ダージリン「お昼寝かしら」

柚子「次はサンダース大付属制作の映画『サンダースエンジェル フルスロットル』の上映でーす」

ペパロニ「映画を見るにはお供が必要!お口が寂しい時のおともだち、イタリア料理のチケッティはいかが〜?」イカガッスカー

カルパッチョ「飲み物に大人のブドウ酒風ジュースもありますよ〜」オイシイヨ〜
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 22:41:39.27 ID:3SoeJDERO
混ざり過ぎにもほどがあるだろw
531 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/26(月) 23:08:10.95 ID:popcd+Cp0
ケイ「それじゃあスクリーンにご注目!映画がスタートするわよ〜!本編の前に短編アニメーションがあるからね〜!」

 《パワーパフサンダース!》ピュンピュンピュン!

福田「ふおあああ・・・色鮮やかな漫画の活動写真でありまする!」

玉田「のらくろよりも派手だな!」

ナレーション『コーラ、ポップコーン、アメリカ製ミリタリーグッズをいっぱい・・・全部混ぜるとむっちゃかわいい女の子が出来る・・・ハ、ハズだった』

ナレーション『だけど戦車道連盟理事長は間違って余計なものも入れちゃった!それは・・・《特殊なカーボン》!」ドカーン

ナレーション『そして生まれた超頑丈3人娘!スーパー戦車パワーで悪い役人をやっつける、ケイ!アリサ!ナオミ!お金持ちでかわいい戦車女子!フェアな高校生、パワーパフサンダース!』

 ―――ブツンッ・・・

ミカ「おやおや?」

ローズヒップ「あらぁ、映像が切れちゃいましたわ。ちょっとスタッフ〜の方!スタッ!フゥ〜!の方!」オーイ

ナオミ「どうやら誰かが強制的に映画を終了させたようだな」

アリサ「ちょっとなによ!私がむちゃくちゃ頑張って編集したのに、誰が切ったのよ!」


 ザッ・・・

千代「茶番はここまでよ、お子達」

愛里寿「!・・・お母様」
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 09:36:55.48 ID:PtHVmj5L0


>>お子達」

この単語にさまをつけないのは斬新
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 17:25:46.00 ID:LkPXboYHO
>>532
これゴルドランネタだ
534 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/28(水) 18:22:13.37 ID:DSzeMqwE0
>>532
元ネタわかる人にはわかるけど、わからない人にも違和感なく読んでもらえるように、を目標にしてるのでこういうリアクションはありがたい。というか反応してもらえるだけですげーありがたい

>>533
役人「おのれぇい!一度ならず二度までも!覚えておれ〜!大洗女子〜!」キーン


最近書く量が少なくてすんません。次の展開考えながら書いてるから時間かかりますよってに
535 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/30(金) 00:44:32.36 ID:jThozG6n0
千代「愛里寿ちゃん!よかった、無事ね!もう少しだけ待っててね。すぐに助けてあげるから」

愛里寿「???」

杏「やーやー、島田流の家元さん。あなたも宴会に参加します?」

千代「冗談はよしこちゃんよ。すぐに愛里寿を解放しなさい。さもないと島田流忍者部隊を呼ぶわよ」

杏「解放?」

千代「愛里寿からSOSメッセージが来たわ。アリスSOSよ。捕虜にされているとね。だからしぽりんにあなた達の気を引いてもらい、その間に私がこの学園艦内を捜索していたというわけ」

愛里寿「!」

千代「艦内くまなく探したけれど、外の車にいたこの子達を発見して、とうとうここに愛里寿がいることを突き止めたのよ」ビッ

カチューシャ「カチュ・・・」ショボン

クラーラ「クラララ・・・」シュン

ノンナ「ノンナハナハ・・・」ショボボン

ミカ「おやおや」

ダージリン「どうやら、時間稼ぎをしていたのはお互い様だったという訳みたいね」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 03:31:49.48 ID:8Xm68aqSO
せんだみつお
537 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/01(土) 21:50:44.70 ID:AT7JbEkC0
エリカ「カチューシャ!あなた裏切ったわね!」

カチューシャ「そ、そんなわけないじゃない!私達はプラウダが誇る秘密クラブ、KGBよ!カチューシャはそのリーダーなんだから、内緒話をばらすわけないじゃない!」

 ペパロニ「けーじーびーってなんスか?」 カルパッチョ「何かの略称みたいね」

カチューシャ「KGBってのは『カチューシャ、牛乳飲んで、ビッグになる』の略よ!」フンス

アリサ「おもっきし英単語使ってるけどいいのプラウダ」

千代「無駄話はそこまでよ。愛里寿を解放しないというのなら・・・実力で奪い返すだけ」パチン

 \シュバババッ!/

 メグミ「聞いて驚け!」 アズミ「見て笑え!」 ルミ「我ら島田愛里寿隊長、一の子分!」

 メグミ「メグミ!」 アズミ「アズミ!」 ルミ「ルミ!」バーン!

西「おおっ!いつぞやのトンキチ、チンペイ、カンタの御三家ではありませんか!」

ケイ「ヘイ、違うわよキニー。あれはズッコケ三人組よ」

メグミ「聞こえてるわよケイ!」

千代「さあ、三馬鹿大将よ、やっておしまい!」バッ!

愛里寿「いいかげんにしてください」

千代「!」ビクッ
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 22:15:35.34 ID:UpcWdDK1o
おじゃるまる
539 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/02(日) 00:04:13.43 ID:Fg9Xqk9/0
愛里寿「お母様は勘違いをしています。私は自分の意志でこの場にいるのです。捕虜などではありません」

千代「で、でも愛里寿・・・あなた私に『捕虜にされた』と写真を送ってきたじゃない・・・お母さんがんばってあなたを探しに来たのに・・・」

愛里寿「あれは冗談です。大洗生徒会の皆さんとまほんさん、エリカさんと一緒に撮った集合写真です。子供の冗談を真に受けないでください。せっかくみほさんのお母さんをおもてなししてたのに」

千代「っ・・・で、でもでも」

愛里寿「お母様空気読んで」

千代「!」ガーン

しほ「ふっ・・・無様ね島田流家元・・・愛する娘のためを思ってのつもりが、全くの無駄骨・・・骨折り損のくだびれ儲けね」

千代「〜っ!なによ!そっちこそしぽりんの娘ちゃん達がいないじゃない!他の子達はあなたを持ちあげてくれてるかもしれないけれど、実の娘達には慕われていないようね!」

エリカ「なっ!・・・ちょ、ちょっと!何てことを言うの!いくら島田流家元と言えど黙っていられないわ!隊長とみほが家元を慕っていないですって!?」

千代「!」

エリカ「隊長達は今、姉妹で仲良く過ごす時間を満喫してるのよ!やっと姉妹一緒にいられるのを邪魔されないように家元を足止めしてるのよ!決して隊長とみほが家元を慕ってない訳じゃ――」

愛里寿「エリカさん、エリカさん」グイグイ

エリカ「何よ!今あなたのお袋さんに西住家の絆の強さを教えて――・・・・・・あ」

しほ「・・・」

ケイ「Uh-oh」

ミカ「おやおや」

ダージリン「んっふ、やってしまったわね」
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 00:18:00.26 ID:rGAp/ZKkO
エリカェ………
541 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/02(日) 00:32:50.98 ID:Fg9Xqk9/0
しほ「・・・」

エリカ「・・・え、えーっと・・・い、今のはその・・・あの・・・」ワニワニパニック

しほ「逸見エリカ」

エリカ「はっ!はひっ!」キヲツケ!

しほ「今の話は本当なのですか?」

エリカ「あっ・・・え、えっと・・・し、信じるか信じないかはあなた次第といいますかなんというか・・・」アタフタ

しほ「・・・」スック

杏「ちょ〜〜〜っと待ってくださいよ。どこに行くんですかね?」

しほ「まほとみほに会いに行くわ。話があるの」

ケイ「NO。それはご遠慮してもらいたいわマダム・シホ。もう少しだけ・・・せめて今晩だけはマホとミホを自由にしてあげてほしいの」

しほ「これは内輪の話。あなた達には関係ないわ」

アンチョビ「い、家元!マルゲリータを誤解してくれないでほしい!決して遊んでいたわけじゃないんだ!短期転校して戦車道の勉強をしてたんだ!あ、マルゲリータってまほのことね」

西「その通りであります!それどころか、我々はまほ殿に学びました!まほ殿が知波単に来てくれたからこそ、我々はまた一つ成長することができたのです!」

 玉田「西隊長、我が校に短期転校してきたのは西住家三女の西住むほですぞ」 西「今はその話は置いておいてくれ!」

ダージリン「それに、みほさんに勘当を言い渡すおつもりなんでしょう?風の噂で聞いたわ。せっかく姉妹で楽しい時間を過ごしているのに、そんな無粋なことはしてもらいたくないわね」

しほ「・・・関係ないわ。どきなさい」

杏「すみませんね西住ちゃんのお母さん。あなたの謝恩会は日を改めて、また正式にお礼をさせてもらいます。ですが今日のところは譲れません」

しほ「・・・」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 00:55:24.19 ID:DgVpzX73o
黒いスーツを着て都市伝説を語るエリカ
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