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まほ「大洗女子学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」
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342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/26(水) 21:34:16.28 ID:wSTa44dto
あずまんが大洗
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/26(水) 22:37:15.93 ID:xQ/ORvzeO
>>342
そう言えばこの作者、大阪が大洗に転校してくる奴書いてたね
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/26(水) 23:49:15.83 ID:NfByrek8O
あまり過去作は言われたくないらしいからやめてさしあげろ
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/28(金) 09:18:50.58 ID:nqghDD5SO
過去作は短期転校手続きだろ! いい加減にしろ!
346 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/04/28(金) 22:45:35.98 ID:8yJFE6MH0
過去作を言われたくないというとちょっと語弊があるというか、今まで書いた作品が自分でも全然面白くできなかったなっていうのが大半なので掘りだされるのちょっとはずかしいというだけですわ
短期転校シリーズももっと面白くできたはずなのに美味く料理できなかったなーって奴がほとんど。要するに過去作のことを言われるのはイヤではないけどおもんないのがほとんどだから期待せんとってなってことです長々と何をゆっとるんだおのれは
347 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/04/28(金) 22:58:38.68 ID:8yJFE6MH0
杏「おー、チョビ子ー」ポテポテ
カエサル「会長」
アンチョビ「おお!杏ー!・・・じゃなくてアンチョビだ!お前はいつになったらドゥーチェをアンチョビと呼ぶんだ!」
杏「まーそんなことは置いといてー、今日の私はお客さんだよー」
アンチョビ「おっ!なーんだそうだったのか!何が食べたいんだ?パスタか?ピッツァか?フォカッチャか?」
杏「うどんがいいなー」
アンチョビ「冷やかしなら帰ってくれ!」
まほ「私はカレーが食べたい」
アンチョビ「加勢するな!」
カルパッチョ「もうちょっとイタリア寄りなものでないと難しいですね」
アンチョビ「無茶な要求ばかりするな!まったく」
杏「んー、じゃあ干し芋ピザが食べたい」
アンチョビ「よしっ!任せろ!」フンス
まほ「出来るのか」
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/29(土) 00:46:41.33 ID:bzOnTJTXo
謙遜はあれですよー
私は大阪ガルパンやあのシリーズ好きです!(無論このまほ転校シリーズや、ガルパン短編)
ただ、あとで酉をググったら同じ人としって腰をぬかしました!
これからもあなたのSSは期待してます!
349 :
◆NlK0Zl8lTA
:2017/04/29(土) 01:18:45.98 ID:Vkm6laarO
ありがたいけどこういう話はここまでにしましょう。ほんとにありがたいし嬉しいけど脇から見たら色々変な感じするだろうし。ありがとうございます
350 :
>>1
:2017/04/29(土) 01:20:47.05 ID:Vkm6laarO
>>349
は
>>1
の書き込みです
351 :
◆t8EBwAYVrY
:2017/04/29(土) 01:35:43.36 ID:Vkm6laarO
杏「けっこうイケるね干し芋ピザ。おいしいよチョビ丸」
アンチョビ「アンチョビだってば!よろこんでもらえてなによりだ!」
杏「そんで、どーお?西住ちゃんのお姉ちゃん。大洗の各チーム巡りは?」
まほ「順当に進んでいる。あとは亀さんチームとあんこうだけだ」
杏「それじゃ次はウチくる?カバさんは満喫したでしょ」
まほ「うーむ、そうだなぁ」
エルヴィン「ちょっと待った〜!まだまだ私達は姉殿と仲良しになってませんよ!」
カエサル「時間延長を求めます!」
おりょう「姉者殿はわたさんぜよ!」
左衛門佐「動かざること山の如し!」
杏「モテモテだね〜お姉ちゃん」
まほ「照れる」
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/29(土) 07:32:40.49 ID:pj9StAgSO
ファッションショーとCoCo壱を却下しただけだもんなあ
353 :
◆t8EBwAYVrY
:2017/04/30(日) 01:21:33.54 ID:AxWiiW0lO
桃「あ!会長!やっと見つけましたよ!仕事ほっぽりだしてどこに行ってるんですか!」
杏「ありゃー見つかっちゃった。チョビラスが来てたからご飯食べてたんだよ」
アンチョビ「アンチョヴィ!ついでだ、お前も食べてくかカワシマ。特製干し芋ピザだぞ!」
桃「それどころではありませんよ会長!仕事が山積みなんです!早く生徒会室に戻ってーー」
杏「ほい、あーん」
桃「あーん」
桃「美味い!さすが会長!」
杏「よきにはからえー」
アンチョビ「作ったのは私だ!」
354 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/04/30(日) 23:48:39.98 ID:watBfsJk0
桃「それはそうと会長!早く生徒会室に戻りましょう!仕事が山積なのです!」モグモグ
杏「そういうかぁしまもパスタ食べてるじゃん」
桃「はっ!・・・おいしくてつい・・・さすが会長です!」モグ
アンチョビ「それ作ったのも私だって!」
杏「こっちのグラタンスパゲテーもおいしいぞー」スッ
桃「うンまァ〜い!さっすが会長ォ!」モグモグ
アンチョビ「それも私だ!」
まほ「なんなのだ」
杏「まあおふざけもこの辺にしといて、しゃーないから仕事に戻りますかー。いこっか西住ちゃんのお姉ちゃん」
エルヴィン「待ってってば!まだ私達カバさんチームは姉殿と一緒にいたいのです!いくら会長といえど強引に引き抜いていくのは納得できません!」チョーユルサン!
カエサル「それに生徒会の仕事をするんでしょ?だったら姉者を連れていっても仕方ないじゃないですか!」
まほ「いや、問題無い。大洗の生徒会の仕事っぷりを見学してみたい。みほが言っていた。生徒会の皆が尽力してくれたからこそ、大洗は救われたのだと」
おりょう「姉者殿・・・」
まほ「会長の角谷は言わずもがな、副会長の小山も、広報の河嶋も、学園艦を追いだされた大洗の生徒達を懸命に支えたと聞く。有能なリーダー達だとな」
桃「当然だ。会長も柚子ちゃ・・・小山も優秀な生徒会だからな」ハハハ
まほ「君もだ。河嶋」
桃「?・・・私か?・・・・・・!?・・・私が!?」
まほ「ああ、君も非常に有能だと聞いている。みほが言っていた。『河嶋さんは砲撃以外はとても有能な人だ』とね」
桃「!!!・・・有能・・・私が・・・」ユウノウ・・・ユウノウ・・・ユウノウ・・・
桃「ッハーッハハハハハ!さすが西住の姉だ!見る目がある!やはり黒森峰の隊長ともなれば違うな!」ハハハ
355 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/01(月) 01:11:32.03 ID:5ZO1zHYj0
杏「というわけでいこっかお姉ちゃん」
エルヴィン「おうぼうだ!職権乱用だー!」ヤイノ!
左衛門佐「殿中でござる!殿中でござる!」ヤイノ!
アンチョビ「食べたイタリアンの代金はらえー!」ヤイノ!
桃「ええ〜い!やいのやいのと騒ぐんじゃない!カバさんチーム、西住まほとの交流はまた後ですればいいだろう。順番を守れ順番を」
おりょう「ぶー」
桃「アンツィオ、釣りはいらん。とっとけ」ピラッ
アンチョビ「う”う”う”わ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ーーー!一万円もぉぉぉぉぉ!?」アリガトウゴザイマース!
ペパロニ「スッゲー!はじめて見たッスよアタシー!」
カルパッチョ「架空の紙幣じゃなかったんだ・・・」
アンチョビ「うぐっ・・・だ、ダメだ!いくらなんでもこんな大金を受け取るわけにはいかん!ちゃんとお釣りを返すぞ!あ!でもそんなにたくさんお釣り持ち合わせてないよ!」
ペパロニ「ちょっとひとっ走りしてウチの金庫からお釣りとってくるッス!大丈夫!二千円札を二枚も保存してるんスよ!」アタフタ
カルパッチョ「私も秘密の豚さん貯金箱をもってきます!たかちゃんとLINEのやりとりする度に100円貯金してましたから!」アタフタ
アンチョビ「私は銀行に行ってお金をかしてもらってくる!あ!ハンコと印鑑をもってこないと!それから生徒手帳も!あ!わ!」アタフタ
桃「落ち着け。今日は機嫌がいいのだ。だが本来ならショバ代(場所利用料金)を徴収するところだが大目にみてやってるんだ。そこのところを忘れないように!」
カエサル「有能とおだてられて調子に乗ってるんじゃないですかー?」
桃「そんなんじゃない!これから生徒会室で書類の山を片づけねばならんのだ!あー忙しい忙しい!お前達もなにか面倒事をおこさないように!イタリアンありがとうな」
杏「そんじゃあね。あんまり遅くならないうちに帰るんだぞチョビリーヌベスタ」
アンチョビ「もうかけ離れすぎてなにがなんだか!」
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/01(月) 11:12:42.40 ID:bBbR3SWSO
砲撃と指揮以外は有能だな
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/01(月) 22:22:08.63 ID:S9/eAfYE0
桃ちゃんは戦車絡まなければ有能だから!(学業から目を背けつつ
358 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/02(火) 22:01:13.37 ID:14QbLvyG0
―生徒会室
柚子「大洗女子学園の心臓部、生徒会室にようこそ西住まほさん。どうぞ、粗茶ですが」ソチャッ
まほ「ありがとう」
桃「茶菓子に干し芋ケーキを用意した。干し芋クレープに干し芋ミルフィーユもある。干し芋パイに干し芋ハーゲンダッツも・・・」ゴチャゴチャ
まほ「すごい待遇だな」
杏「まあ西住ちゃんのお姉ちゃんには大恩があるからね。もちろん大学選抜戦に駆けつけてくれた他の学校のみんなにもだけど」
桃「改めて礼を言わせてくれ、西住まほ。おかげで我が校は廃校を逃れられた」
柚子「いずれきちんとした形で黒森峰にも他校にもお礼に伺うわ」
まほ「気にすることはない」
杏「それから・・・ごめん」ペコ
まほ「・・・何故謝る?」
杏「西住ちゃんのお姉ちゃんには謝らなきゃってずっと思ってたんだ。戦車道を嫌って転校してきた西住ちゃんに、私達は無理矢理戦車道をやらせた」
まほ「・・・」
杏「西住ちゃんがいてくれたから、大洗は廃校せずに済んだ。西住ちゃんがいてくれたから、私達は戦車道を楽しめた。西住ちゃんは私達みんなを救ってくれた・・・でも、それは私が強制したから」
杏「なりふり構っていられなかったとはいえ、西住ちゃんの気持ちも考えずに強制的に戦車の道に引っ張り込んだんだ。本人にも謝るけど、お姉ちゃんにも謝らなきゃなんない・・・本当にごめん」
まほ「・・・」
359 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/02(火) 22:30:57.53 ID:14QbLvyG0
まほ「頭を上げてくれ。私に謝る必要はない」
杏「・・・」
まほ「たしかに、無理強いさせるのは褒められたことではない。いかなる武道も己から進んで取り組んでこそ意義がある」
まほ「だが、おかげでみほは再び戦車道を楽しめるようになれた」
まほ「あの子も小さい頃は、純粋に戦車が好きな子だった。だが中学、高校と進むにつれ、次第にその気持ちは薄れていった。西住の名と黒森峰という枠があの子を窮屈にしていたのだろう」
まほ「去年の決勝戦の出来事・・・あれが『ラクダの背を折った藁の一本』という奴だ。最後のきっかけとなり戦車から降りる決意をした。戦車道に関わることも嫌になったのだろう」
まほ「だが・・・大洗で君達と戦車道をすることで、あの子の戦車に対する意識が変わった。枠に囚われず、純に戦車道を楽しむことが出来るようになった」
まほ「決勝戦・・・黒森峰との試合の後、あの子は笑顔で私に言ったんだ・・・」
〜みほ「お姉ちゃん、やっと見つけたよ。私の戦車道!」〜
まほ「過去のどの試合に勝った時よりも、試合に負けたあの時が、私にとって一番うれしかった」
360 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/02(火) 23:21:40.68 ID:14QbLvyG0
まほ「結果的にとはいえ、君達がみほに戦車道をさせたからあの子は再び戦車が好きになれた。自分の道を見つけられた」
まほ「君達は、大洗はみほのおかげで救われたと言うが、その逆でもある。大洗がみほを救ってくれた。君達がみほを救ってくれたんだ」
まほ「礼を言うのは私の方・・・ありがとう。あの子と友達になってくれて」
柚子「まほさん・・・」
まほ「昔からやんちゃで、枠に収まるような子ではなかったからな。手を焼くだろうが、みほのことを任せるよ」
杏「任せてちょうだい」フンス
桃「さすがは西住まほ!器が大きい!私が見込んだだけのことはある!」ハッハッハ
柚子「西住ちゃんが存分に高校生活を楽しめるように全力でサポートするね!そのためにも会長、桃ちゃん、まずはこの仕事の山を片づけないとね」
杏「あう〜、めんどくさいな〜」
柚子「はい、ハンコです」スッ
杏「あいよー」ペッタン スッ ペッタン スッ ペッタン
杏「ふいー、つかれたよー」グテー
柚子「お疲れさまです。はい、疲労に利く干し芋パフェです」
杏「わーい」
まほ「・・・」
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/03(水) 22:21:38.27 ID:48+6YolSO
干し芋ジャンキーすぐる
362 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/05(金) 00:26:14.46 ID:Vt5SKNnD0
まほ「仕事というのは書類に判を押すだけなのか?」
杏「うん。だいたいのことは小山とかーしまがやってくれるから、私はハンコ押すだけ万事オッケーなんだよ」
まほ「すごい」
桃「会長、この書類にもハンコを押してもらえますか?」スッ
杏「あいよー」
まほ「それは?」
杏「生徒会予算の書類に〜、部活動の活動報告書類に〜、買い出しの決算書類に〜、干し芋入荷しますの書類に〜、バレー部復活禁止の書類に〜」ペッタンペッタンペッタン
まほ「えっ」
杏「おー、これは大事な書類だね。廃校は無しですよーっていう書類」ペッタン
まほ「どういう書類なのだ」
杏「たとえば、もしこの書類を失くしたりしちゃったら、大洗の廃校取りやめは取りやめってことになるんだよ」
まほ「どういう書類なのだ」
桃「会長、そのような大事な書類はすぐにしまっておきましょう」
杏「そうだねー。ハンコも押したし、いつまでもそのままにしとくと風でピューっとどっかに飛んでっちゃうかもしれないもんねー。まーそんなことなるわけが」
風<ピューーー
杏「あっ」
桃「どわあああああああああああああああああ!」
363 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/05(金) 00:42:28.13 ID:Vt5SKNnD0
柚子「わっ、どうしたの桃ちゃん、急に大声出して」
桃「ゆっ!ゆっ!ゆずっ・・・ゆずちゃっ・・・!」ガクガク
柚子「え?」チラ
書類<ヒュ〜
柚子「わああああああああああああ!大事な書類が風に吹かれて!」
桃「な、なんと!」
窓<ヒュルリ〜
柚子「おあつらえむきに開いてた窓から外にぃぃぃ!」
桃「なんとぉー!」
杏「こまった。ちょっとヤバイ」
桃「ぅおのれぇっ!逃がすかぁ!」ガッ
まほ「待てまて。追いかけようとするな。窓に足をかけるな。落ち着け」
桃「落ち着いていられるかぁ!あの書類が無ければ今度こそ廃校なんだ!身体の一つや二つくらい差し出してでも失くすわけには――」
柚子「ああっ!見て!道路に落ちるよ!あ、あのままじゃ走ってる車の上に乗ってどこかへ行っちゃうよぉ!」
桃「うわああああああああああ!だれかなんとかしてくれぇぇぇ!」
書類<ヒュ〜
パシッ
桃「!!!」
役員「君達、勝手に廃校になってもらっては困るよ」
364 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/05(金) 00:50:16.77 ID:Vt5SKNnD0
ガラ!
役人「まったく、大事な書類を風に運ばせて失うなんて、社会に出たら誰も拾ってくれたりはしないのですよ」
桃「は、はい・・・」
役人「この書類を紛失してしまったら大洗は廃校になってしまうんでしょう。大事にしまっておきなさい」スッ
柚子「わざわざ届けに来てくれたんですね・・・」
杏「ありがとうございまーす」
役人「勘違いしてもらっては困るよ。大洗を廃校にするのはこの私だ。他の誰かに廃校にさせられたりしては困るんですよ。ましてや書類紛失という生徒のミスで廃校など我慢できないのです」
柚子「は、はあ・・・」
役人「偶然私が近くを歩いていて助かりましたね。では、これで・・・だが忘れないでいただきたい。大洗を廃校にするのは文科省役人の仕事!いつか必ず廃校にしてみせるからな!」ダッ!
杏「あいよ〜」バイバーイ
まほ「なんなのだ」
365 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/05(金) 00:53:16.45 ID:Vt5SKNnD0
>>363
役員じゃなくて役人でした
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/05(金) 00:56:53.86 ID:WR+B5PXSO
バレー部…
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/05(金) 01:23:42.01 ID:0VPu68l0o
辻さん本当に偶然か…?
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/05(金) 05:11:57.51 ID:G2OddIed0
中の人ネタいいぞーこれ
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/05(金) 18:29:29.25 ID:bU5ll5Xm0
更新乙
さり気なく、らぶらぶ大作戦の最新刊ネタが混ざってるな
副会長の業務は闇深だぜ!
370 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/06(土) 23:40:44.26 ID:GPzxZZWR0
>>368
!?・・・中の人ネタは特になにも書いてないけど・・・ど、どれが?・・・たぶん偶然です。中の人ネタはカエサルくらいしか書いてない
>>369
!?・・・まだ最新刊買ってないんだけど・・・たぶん偶然です
371 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/07(日) 00:23:12.03 ID:kTgh0/KL0
杏「さー、仕事も終わったしどっか遊びにいこーよ。せっかく西住ちゃんのお姉ちゃんが来てるんだから、大洗の町を案内してあげなきゃね」
柚子「ダメですよ会長。生徒会の仕事は随時増えていくんですから。ほら、新しい書類です」ドサンコ
桃「自動車部からの予算UPの申請書類です。それから風紀委員の備品リスト、それにバレー部復活希望の署名書・・・これは処分しておきます」ビリ
まほ「えっ」
柚子「まだまだありますよ。うさぎ小屋増築の件の書類、学校に筋トレジム増設の要望書、大洗全生徒ソウルネーム命名計画書、W号戦車に住み着いた猫の飼い主探しの草稿書類・・・」
まほ「忙しいんだな」
杏「それだけ頼りにされてるって思えばやりがいはあるよ」
桃「それだけではない。直接生徒会室に相談に来る者も多いのだ」
生徒A「すみませ〜ん、ケータイ落としちゃったんですけど届いてませんか〜?」 生徒B「校舎の窓ガラスが壊して周られてるんですけどー」 生徒C「うさぎが逃げてる!」
桃「あぁー、はいはい。ケータイな、届いてるぞ。窓ガラスな、風紀委員に掃除してもらう。うさぎな、一年達に捕まえてもらおう」
柚子「ね?こんな調子でやることがひっきりなしなの」
まほ「大変だな」
生徒D「校内でカンテレ弾いてる怪しい人が!」 生徒E「集団で走り回ってる人達が・・・」 生徒F「意味不明な言葉並べたててお茶飲んでる人達がいるのでなんとかしてください!」
桃「ちょっとつまみだしてくる」
まほ「本当に大変だな」
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/07(日) 00:40:56.07 ID:5hn7S/cSO
15の夜
373 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/07(日) 01:06:28.03 ID:kTgh0/KL0
杏「ごめんねーお姉ちゃん、せっかくなのに仕事仕事で」
まほ「構わない。お前達は学校のために頑張っているのだからな。とてもいい見本になる」
杏「私ハンコ押してるだけだけどねー」
柚子「それも大事な仕事ですよ。それに会長は会長にしかできないことをやるんですから、それでいいんです」
まほ「話に聞いたが、お母様を味方につけて文科省役人を説き伏せたとか。なかなか出来ることではない」
杏「いやー、それほどかなー」デェヘヘ
柚子「会長はやる時はやる人ですからね。やらない時は何もやらないけどやる時になればしっかりやります。やらない時がほとんどなので何もやらない人と思われてますがやる時はやりますよね」
杏「その通り。他のことは小山とかーしまがぜーんぶやってくれるから私は楽できるのだー。二人のおかげで私は自分のやるべきことに注力できるのだー。二人がいるから私は楽しいのだー」
柚子「もうっ、調子がいいんですから」
まほ「・・・」
ガチャ!
桃「ただいま戻りました。迷惑な余所者達を厳重注意してきました」
杏「おかーりー」
桃「それから・・・会長、一つ問題が・・・」
杏「お?どったの?」
愛里寿「・・・う・・・」グスン
桃「迷子を拾いました」
まほ「・・・」
374 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/07(日) 01:07:39.59 ID:kTgh0/KL0
今回はここまでで
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/07(日) 21:45:52.60 ID:tt2mPd+P0
乙。
バレー部に対する所業が文科省が大洗に行ったものより酷い、とかマジ突っ込みをしてみる。
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/07(日) 21:58:15.04 ID:kJq4BmNbo
大人は嘘つきではありません、間違えるだけなのです
嘘をつくのは子供の方です
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/07(日) 23:00:48.96 ID:KrzYff+Eo
乙です
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/08(月) 20:43:29.75 ID:xCI/Z3wSO
>>376
いいえ嘘つきです
379 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/10(水) 22:44:19.39 ID:nT2NYigI0
杏「ありゃ?島田ちゃんじゃーん。また大洗に来てたの?」
まほ「また?」
柚子「劇場版DVDに付属してるOVAで愛里寿ちゃんは大洗に来てたんです」
桃「ベンチに腰をかけてうずくまっていたんだ。だから大洗に正式に転校してもらうために・・・じゃなくて心配だったから優しく声をかけた」
柚子「桃ちゃん、欲を隠して」
まほ「どうしてベンチに一人でいたんだ?」
愛里寿「じつは・・・来る途中の船で酔って・・・」
杏「やっぱり船はニガテなのかー」
柚子「気分が悪かったからうずくまってたの?」
愛里寿「ううん・・・持ってきた地図が大洗の地図じゃなくて世界地図だったから頭をかかえてたの」
まほ「ポンコツじゃないか」
桃「ポンコツじゃないか!」
愛里寿「ポンコツじゃないもん」
380 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/10(水) 23:26:18.05 ID:nT2NYigI0
杏「で、今日はどんな用事で大洗に来たの?」
愛里寿「スパイに来たの」
まほ「えっ」
愛里寿「あっ、いけない。これは秘密なんだった。みんなナイショにして」シーッ
杏「オッケーオッケー」ニハハ
桃「ちょっと待った。島田愛里寿・・・スパイに来たのか?」
愛里寿「!・・・ど、どうしてそれを!」アワアワ
柚子「戦車道強い人ってみんなこうなのかな?」
桃「大洗に転校したくて見学に来たというのなら歓迎するが、スパイだというのなら話は別だ!会長、やっちゃってもよろしいですか!?」
杏「やっちゃってー」
桃「拷問開始!」ドタバタドタバタ! ダン! ザッ! グルグルグル!
まほ「おお・・・島田愛里寿をイスに座らせ、テープでぐるぐる巻きにして動きを封じた」
愛里寿「わーなにをするつもりだあ」
桃「・・・私にはわかっていた。一目見た瞬間、君が敵の刺客だということがな。匂いでわかる。いくら誤魔化そうとも、犬畜生の匂いはわかるぞ」キラッ
愛里寿「あわわ・・・眼鏡が光って怖い・・・」ブルブル
桃「捕らえられたスパイがどうなるか・・・子供でもわかるだろう。ふふふ・・・楽しいんだコレが」ニヤリ
柚子「はい、桃ちゃん、これを。拷問道具」スッ
愛里寿「く、くちは割らないぞ!私は島田流後継者!忍者はぜったいに秘密をバラさないんだから!い、いたいことはしないで・・・」ブルブル
桃「さあ!イタチ野郎め!覚悟しろ!」クワ
桃「こちょこちょこちょこちょこちょ・・・」コショコショ
愛里寿「きゃー!やめてー!あははははは!」コショコショ
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/10(水) 23:33:14.81 ID:ZNpkNmtCo
微笑ましい
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 02:23:20.31 ID:HvrRdz9gO
三角ボタン連打しないと
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 18:05:41.94 ID:DFC0KEoko
くすぐられ過ぎて愛里寿ちゃんが酸素欠乏症になってVガンダムのファラさんみたいになったりして…
384 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/11(木) 21:29:05.54 ID:AmjUpEIq0
桃「さあ吐け!早くゲロっちまえ!なぜ大洗に来たんだ!?何が目的なのだー!」コショコショ
愛里寿「あはははははは!い、言う!言うから!大洗の人気のヒミツをさぐりにきたのー!」コショコショ
桃「なに?・・・どういうことだ?」ピタリ
愛里寿「はあ・・・はあ・・・じ、実は島田流戦車道は世界中に広まってるけど、そんなにポピュラーじゃないの。広く浅くというか・・・西住流は素人にも人気があるけど、島田は玄人向けなの」
愛里寿「戦車道に詳しくない人でも西住流は聞いたことあるくらいメジャーなのに、島田流はちょっとだけマイナー・・・だからもっと大衆受けするように工夫しないといけない」
愛里寿「そこで、つい最近まで全くの無名だったのに今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人気っぷりの大洗にその人気の秘訣を探るために、お母様の指令を受けてスパイに来たの」
桃「なんだそんなことだったのか。拷問おわり!」テープハガシハガシ
柚子「だったらメジャーな西住流に人気を集めるイロハを教えてもらったらいいのに」
愛里寿「私もそう言ったけどお母様が絶対にイヤだって」
まほ「心外だ」
杏「まあライバル流派にアドバイスもらうなんてシャクだろうからね〜」
柚子「あのね愛里寿ちゃん、期待しているところ申し訳ないんだけど、私達から教わるようなことはないと思うよ。私達が話題になったのは色々複雑な背景があったからだから」
愛里寿「うん。いい」
柚子「え?」
愛里寿「島田流がマイナーなことを心配してるのはお母様だけ。私はそんなに気にしてない。ほんとは遊びに来たかったから引き受けたの」
柚子「あっ、そうなんだ」
まほ「なんて子だ」
385 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/11(木) 22:31:45.40 ID:AmjUpEIq0
愛里寿「でも迷子になってたのは本当。助かった」
まほ「河嶋が拾ってくれてよかったな。やはり有能だ」
桃「そういうことだが!」カッカッカ!
杏「まあ気軽に大洗を満喫してってよ。最近は遠方から来る観光客も多いし、遊ぶとこはたくさんあるからね」
愛里寿「うん。みほさんにも会いたい」
まほ「おっと、それは私が先だ」
愛里寿「あなたは姉妹なんだからいつでも会えるでしょ」
まほ「今は離れて暮らしている。だから今日はみほは私と遊ぶんだ」
愛里寿「家族なのに離れ離れなんて・・・仲悪いの?」
まほ「仲良い。仲良いぞ。仲良いけど色々大人の事情があるんだ。子供にはわからんだろうがな」
愛里寿「わたし大学生」
まほ「わたしはお姉ちゃんだ」
杏「まーまーご両人、言い争いはそこまでにして。そのまま大規模な抗争に発展しそうでおっかないからさ。まったく、西住ちゃんモテモテだね〜」
扉<コンコン
典子「失礼しまァす!バレー部です!校内パトロール中に怪しい不審者をとっ捕まえたので連行しました!」ビシッ
桃「ぬゎんだと!?不審者!?」
典子「はっ!こちらに!」グイ
エリカ「・・・」ズ〜ン・・・
まほ「いい加減にしてくれ」
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 22:33:49.25 ID:mU9a0XVZO
確かに不審者だ…ワニ
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/11(木) 22:56:28.11 ID:uXut/noSO
これは罠わに!
388 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/12(金) 23:03:03.66 ID:s/TuzR340
桃「ぎゃあ!なんだそれは!ワニじゃないか!どうしてワニが学園艦に!」
あけび「校内を徘徊してたんですよ。危ないんでふんづかまえてきました!」フンス
エリカ(うう・・・不覚よエリカ・・・失態よエリカ!この特製ワニさん着ぐるみでワニに扮装して大洗に潜入したっていうのに、あまりにも扮装が完璧すぎて逆に捕まるなんて・・・)ズ〜ン
柚子「野生のワニかしら・・・それにしても大きいわね」
愛里寿「かわいい」
まほ(みんな気付いていない・・・あれはエリカが大事にしているお気に入りのワニさん着ぐるみ。ハロウィーンの時にきていたものだ。その証拠に腰のあたりにタグがあるはず・・・)ソッ・・・
まほ(やはり。タグにしっかり逸見エリカと名前が書かれている。つまりこの着ぐるみの中身はエリカだ。何故大洗に・・・)
杏「いやーワニがウロウロするようじゃこの学園艦も危ないねー。よし、風紀委員に学園艦内のワニを一斉に駆除してもらおっか。もちろん、このデカイワニもね」
エリカ「!」ビクッ
桃「さすが会長!誰かが襲われる前に手を打つその采配!ようし!このワニの駆除は私にお任せください!柚子ちゃん、ワニ革バッグが欲しいと言ってただろう?」
柚子「わーい、ありがとう桃ちゃん」
エリカ「ちょ、ちょっと待った!・・・え、えーっと・・・ぼ、僕は悪いワニさんじゃないワニ!ひどいことしないでほしいワニ!」ワニワニ
桃「ぎゃあ!ワニがしゃべったあ!」ドキィ!
柚子「見せモノにしたら儲かるよ桃ちゃん!」
杏「ミュータントかねぇ」
愛里寿「かわいい」
まほ「落ち着けお前達」
389 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/12(金) 23:28:01.91 ID:s/TuzR340
杏「なーんだ、逸見ちゃんだったのかー」
エリカ「くっ!・・・バレてしまったわに!」ギリッ
柚子「いつも語尾にわにつけてるの?」
まほ「エリカ、どうして大洗にいるんだ?それもワニに扮して潜入するとは・・・」
桃「まさか貴様もスパイじゃあるまいな?拷問道具用意!」ザッ!
エリカ「スパイじゃないわよ!・・・仮にも私達は大洗に敗北を喫してしまった。次こそは必ず勝たなければならない。だから大洗に潜入し、戦いに役立つ情報を探っていたわけよ」
杏「なーんだ、そんなことだったのか」
桃「やはりスパイじゃないか!」
エリカ「べ、別にみほ・・・じゃなかった副隊ちょ・・・じゃなかった元副隊長が大洗で元気に楽しくやってるのか気になって忍びこんでた訳じゃないわよ」
柚子「そっちが本音ね」
杏「やっぱ西住ちゃんはモテモテだね〜」
まほ「さすがはみほだ」
愛里寿「さすがみほさん」
桃「ええい!どいつもこいつもポンコツか!マトモな奴はおらんのか!」
390 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/12(金) 23:47:48.52 ID:s/TuzR340
忍「あのー、ところでワニに変装した逸見さんを見つけたのは我々バレー部なんですが・・・」
桃「ん?おお、そうだ。忘れていた。報告御苦労。後はこちらで対応しておく」
妙子「いえいえ、大したことではありません」
典子「ところで相談なのですが、今回の我々バレー部の働きを認めてくれるのであれば是非バレー部の復活を――」
扉<バタン
桃「さて、二人のスパイをどうします会長」
まほ「ちょっと待て。アヒルさんチームに対して冷たすぎないか」
桃「いつもこうだ」
まほ「余計ひどい」
杏「そりゃ本音ではバレー部復活させてあげたいよ。アヒルさんチームめちゃくちゃがんばってくれたし。でもね・・・どうしてもバレー部を復活できない理由があるんだよ」
まほ「っ・・・そ、それは一体・・・」ゴクリ
杏「部員が足りない」
まほ「そりゃ仕方ない」
エリカ「今のうちよ島田流。こっそり逃げ出しましょう」ソロ〜
愛里寿「うん。このかくれみの術の布をかしてあげる。これを使えば姿を隠せる」ソロ〜
桃「おい!そこっ!動くな!」ピピー!
エリカ「!」サッ! 愛里寿「!」サッ!
桃「むむっ!き、消えたぞっ!」キョロキョロ
柚子「やっぱり桃ちゃんが一番ポンコツだね」
391 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/13(土) 00:33:36.95 ID:NI4g1L8o0
――西住邸――
しほ「ようこそいらっしゃいました。島田流家元」
千代「いえ、今日はお招きいただき、誠にありがとうございます。西住流家元」
しほ「・・・」
千代「・・・」
ガラ・・・
菊代「失礼します。お茶をお持ちしました」ソッ・・・
しほ「ありがとう、菊代さん」
千代「・・・フフ」
しほ「・・・なにか?」
千代「いえ、別に」フ・・・
しほ「・・・島田流家元、今日はプライベートな顔合わせです。前回そちらのお宅を訪問させてもらった時は、私が西住流を正式に襲名した挨拶もかねてのもの。故に互いの立場を尊重していました」
千代「そうですね」
しほ「しかし今日は違います。私達以外には誰もいない。礼節をとりつくろった挨拶でもない・・・私的な会合です。堅苦しい態度はやめにしましょう」
千代「・・・そうね、わかったわしぽりん」
しほ「途端にそれかちよすけ!その呼び方はやめなさいと言ってるでしょ!」ヤイノ!
千代「あなただって人のことをちよすけだのちよきちだのと!私は千代よ千代!島田千代!」ヤイノ!
しほ「なにを!」 千代「なによ!」
\ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!/
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 11:25:47.99 ID:TZnyOMvy0
とうとうエリカもボケ側に。
もはやポンコツという言葉も生ぬるい変人しかおらん……
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 11:34:19.96 ID:5334Z1FSO
ポンコツがポンコツ呼ばわりする不思議な世界
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 11:45:25.96 ID:qTD/Na2ZO
類は友を呼ぶ
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 12:19:59.11 ID:jbNCOyLYo
他人の行動は目に付くけど、自分の行動は人に言われないと分からない
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/14(日) 12:42:27.39 ID:CJLao17i0
ステータスが戦車な偏ってるから…
397 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/15(月) 19:14:09.87 ID:0IxmUMWt0
しほ「まったく、あなたという人は昔っから子供のように人をおちょくって。いい加減にしなさい」
千代「そういうそっちは学生時代は男口調で格好をつけてたわね。痛々しいのに気付いて女言葉に直したけれど」
しほ「む、昔のことはいいでしょう!やいの!」
千代「やいの!」
\ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!/
菊代「ふふふ」クスクス
しほ「菊代!なにを笑っているの!」
菊代「いえ、お二人共昔から変わってないなーと思って。学生の頃からことあるごとにヤイノヤイノと言い争いばかり・・・本当に仲良いですね」
千代「これのどこが仲良いのよ。菊ちゃん、しぽりんの世話ばかりさせられて少しおかしくなったんじゃない?」
菊代「フフ、かもしれませんね」
Σしほ<! ガーン
菊代「冗談ですよ。おかしいのは千代さんの方です」
Σ千代<! ガーン
菊代「フフフ、これも冗談です」
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 19:34:21.35 ID:cgktjB8SO
そしてこれも冗談だ
399 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/15(月) 20:46:28.61 ID:0IxmUMWt0
しほ「・・・まあ、無駄話はさておき、しまちょん、今日は何の用件で来たのかしら?」
千代「冗談はよしこちゃん。しぽぽん、あなたが来るように連絡してきたんじゃないの」
しほ「・・・?」
千代「・・・?」
しほ「・・・まさか」
菊代「いえい」ブイ
しほ「菊代!あなたが仕組んだのね!」
菊代「こうでもしないとお二人が仕事以外のプライベートで会うことがありませんからね。今日集まってもらったのは他でもありません。重大なお話があるのです」
千代「重大な・・・一体どんなお話なの?」ゴクリ
菊代「これです」バサッ
千代「・・・これは・・・・・・『月刊戦車道 西住まほ、みほ――最強姉妹特集号』・・・」
菊代「戦車道雑誌の特集記事・・・まほお嬢様とみほお嬢様のスペシャルインタビューから過去の試合などの徹底分析を記載したものです。問題なのはこの表紙!」バン!
菊代「見てください!まほお嬢様とみほお嬢様のツーショット写真・・・なのになんですかこの小洒落た衣装は!都会のイマドキ女子高生がオシャレした私服風の衣装なのです!」
菊代「制服でもパンツァージャケットでもなく私服姿を表紙にするのはいいです!しかしお二人はこんな服を着ません!お二人はもっと子供っぽいというか女子高生としてはダサめの服を着ます!」
菊代「撮影する際に用意された衣装なのでしょうが、こんなものはお嬢様達の本当の姿ではありません!こんなことでは世界中のまほみほファンの方々に対して申し訳が立ちません!」バァン!
菊代「そこでどうか西住流家元のしほさんと島田流家元の千代さんのお二人から出版社に写真の撮り直しと雑誌の再発行をするように圧力をかけてもらいたいのです!」キリッ
千代「あなたねぇ!そんなフザけた――」
しほ「わかったわ」
千代「しぽりぃん!」
400 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/15(月) 21:07:38.31 ID:0IxmUMWt0
しほ「まずはこんな衣装を用意したスタイリストをブッ潰します」ザッ
千代「待ちなさいよ!あなた達、子煩悩にもほどがあるわよ・・・」
しほ「まほとみほは世界一可愛い姉妹だから仕方ないわ」
菊代「完全に同意」
千代「はあ・・・これだから西住流は時代遅れなのよ。世界一可愛いのは愛里寿なのに、それを認めようとしないなんて」
しほ「耳に薬莢でも詰まったのかもしれない。今、ちよちよ丸がおかしなことを口にしたように聞こえたわ。まほみほよりも可愛い子が地球上に存在するはずがないのに」
千代「おほほほ、老いたわねしぽりーぬ。耳は聞こえてるのに頭がボケちゃってるわ。愛里寿のかわいらしさを脳で認識できていないのね」
しほ「まほとみほの方がかわいいわ」
千代「いーえっ、愛里寿の方がかわいい」
しほ「まほみほ!」クワ!
千代「愛里寿!」クワ!
菊代「まあまあお二人共、私もまほお嬢様とみほお嬢様が宇宙一かわいいとは思いますが、どこの親も自分の子が一番と思うもの・・・千代さんの言い分も理解できます」
千代「言い方」
菊代「しかし今日千代さんを招いたのは雑誌の表紙を差し替える援護をさせるため。とりあえず今日のところはおだてておきましょう。はいはい、千代さん家の子もかわいいですねー」
千代「あなたいつからそんな意地悪になったの」
401 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/15(月) 22:03:25.09 ID:0IxmUMWt0
千代「まったく・・・でも、せいぜい今のうちに調子に乗っているといいわ。今に見ていなさい。すぐに島田流は西住流よりもはるかに人気になってみせるんだから」
しほ「菊代、ちよきちが寝言を言っているわ」
菊代「千代さんはご冗談がお上手」
しほ「鼻で笑ってやりましょう。フォヒホホホホホ」
千代「ぐぬぬ・・・バカにして。何も知らないのね。今、まさにこの時、世界一可愛いウチの愛里寿が大洗女子学園に潜入し、その人気のエッセンスを盗みだしているとも知らずに」
スマホ<シマァダ!シマァダ!シマァダ!
千代「あら、噂をすればなんとやら。愛里寿から定時連絡がきたわ」スッ
愛里寿ちゃん
<お疲れ様です。大洗潜入大作戦の進行度の報告の連絡をします。
はいは〜い☆愛里寿ちゃんが今日どんな楽しいことしたのか、ママに教えて〜♪(((≧▽≦)))♪>
愛里寿ちゃん
<大洗学園の学園艦に到着した後、道に迷いました。
えっ!?Σ(゜Д゜;)大丈夫なの!?ママが渡した地図じゃわからなかった?やっぱりまだ愛里寿ちゃんにおつかいは早かったわね・・・(´Д`;)>
愛里寿ちゃん
<その後、大洗女子の生徒会の方に保護してもらいました。
よかったー(*^∀^*)きっと愛里寿ちゃんがいいこでかわいいからね♡>
愛里寿ちゃん
<現在、大洗女子の捕虜となっています。また、一時間後に連絡します。お疲れさまでした。
愛里寿ちゃん さんが写真を送信しました
゜ ゜ (Д )>
402 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/15(月) 22:32:52.27 ID:0IxmUMWt0
千代「 ゜゜ (Д )」
しほ「どしたんな」
千代「・・・あ、愛里寿が送ってきた写真・・・」プルプル
しほ「ん?」スッ・・・
菊代「わ・・・まほお嬢様とお友達の皆さんの写真ですね。こちらは黒森峰の逸見さん、こっちは大洗の生徒会の方々、これは千代さん家のお子さんですね」
しほ「まほがピースしてるわ。すごくかわゆい」
千代「・・・ま、まずいわ・・・」プルプル
菊代「?」
千代「愛里寿ちゃんが大洗の生徒会に捕虜にされちゃったのよ!廃校を免れたとはいえ大洗はまだまだ資金難と聞くわ!愛里寿を人質にして身代金をせしめるつもりなのよ!」ワー!
菊代「こんなに笑顔でピースしてますけど」
千代「でも大洗女子の捕虜となってるって文に書いてるわ!これは平然を装ったSOS信号なのよ!愛里寿SOS!今日もまた誰か乙女のピンチなのよ!」ホ〜ラホラヨンデイルワ〜
菊代「考えすぎでは・・・」
しほ「・・・それよりも菊代さん」
菊代「あ、しほさんが私のことを菊代さんと呼ぶ時は仕事の時かマジメな話の時だけ。つまりこれはマジメな話ですね」
しほ「・・・どうしてまほが大洗にいるのかしら?」
403 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/16(火) 00:09:32.69 ID:FQgPLn370
愛里寿「よし、いい写真が遅れた」マンゾクー
杏「スパイなのにみんなで集合写真とらせてほしいなんて根性据わってるねー。さすがは島田流の後継者だよ」ハハハ
エリカ「まったく、どうして私まで・・・」ブツブツ
愛里寿「この写真、あとで送るから連絡先教えて。ほら、西住まほさんが笑顔だよ」スッ
エリカ「ありがとうございまぁす!」ザン
スマホ<アアアンアン♪アアアアンアン♪
柚子「あ、会長ケータイ鳴ってますよ」
杏「んー。お、西住ちゃんから電話だ」ピッ
まほ&エリカ&愛里寿「「「 ! 」」」
杏「はいはーい西住ちゃんー?どしたのー?」
まほ「角谷、変わってくれ。お姉ちゃんだから。私お姉ちゃんだから」
エリカ「いえ隊長は大洗のポンコツ達に振り回されてお疲れでしょうからここは私が代わりに電話にでます」
愛里寿「いやいや共通の趣味を持つ私が代わるべき。二人ともこわい人だからみほさんも嫌がるはず。みほさんも私とおしゃべりしたいはず。みほさんの一番の友達だから」
エリカ「聞き捨てならないわね!中学の頃から同じ釜の飯を食って同じ屋根の下で過ごしてきた私が一番に決まってるじゃない!私は別にみほのことなんかなんとも思ってないけど!」
まほ「私はお姉ちゃんだ」
愛里寿「みほさんと一緒にボコグッズ買いに行ったりボコごっこしたりお泊まり会したりしたよ。だから私が一番」
エリカ「私なんか一緒に汗水流して練習したし一緒に必死こいて勉強したし一緒に・・・もっと一緒にいたかったわよ!」
まほ「私はお姉ちゃんだ」
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 00:25:22.94 ID:lg03eXdyo
みほは魔性
405 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/16(火) 00:48:28.68 ID:FQgPLn370
杏「おっけー、わかった。じゃ、そう伝えとくねー」ピ
愛里寿「あっ・・・切っちゃった」ショボン
杏「西住ちゃんのお姉ちゃんに伝言だよー。西住ちゃんの家にきてほしいってさ。短いけどお姉ちゃんの亀さんチーム体験入隊はここまでだね」
まほ「みほの家」
エリカ「隊長、お供します」ザッ
愛里寿「昨日の敵は今日の友」ザッ
桃「おっと、そうはいかないぞ。密航者には校内の清掃が課せられる」
エリカ&愛里寿「「えぇ〜!そんなぁ〜!」」
桃「これからお前達二人には体育館とうさぎ小屋と戦車倉庫の清掃をしてもらう」
エリカ&愛里寿「「鬼〜!」」
桃「ええいうるさいっ!スパイのクセに生意気だぞっ!」
柚子「ごめんねまほさん、ずっとあわただしくって。もーウチの学園艦って毎日毎日ドッタンバッタン大騒ぎなの」
まほ「いや、構わないさ。この学校なら、みほも楽しいだろう」
杏「それは保障するよ」ニカッ
愛里寿「私にいい作戦がある。このえんまく玉で目くらましをするから、その隙に逃げよう」
エリカ「さすが島田流ね。頭がいい」
桃「おいっ!何をコソコソやっている!」
愛里寿「えいっ」ボワン
桃「うわわっ!目が〜!目がァ〜!」アァー!
愛里寿「わー、前が見えないー」
エリカ「なにやってるのよ!失敗忍術じゃないの!煙が晴れるまで危ないから私の手を握ってなさい!まったく!」
愛里寿「うん、ありがとう」
桃「かいぢょおぉ!ゆずじゃぁ〜ん!だずげで〜!」ビエー
406 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/16(火) 00:50:20.74 ID:FQgPLn370
今回はここまでで
公式ではしほさんと千代さんと菊代さんが昔馴染みかどうか不明ですが所詮SSなので大目にみてください
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 00:51:29.00 ID:J/rRH9flo
おつ
イッチもフレンズか
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 00:58:13.78 ID:lg03eXdyo
桃は可愛いなあ
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 01:00:54.23 ID:tpHgjJ3uo
乙です
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 09:48:41.47 ID:tDE4eNSj0
乙
菊代さんがぼけに回るSSは新鮮
411 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/18(木) 19:15:35.01 ID:CH9dha++0
>>407
すまんがアニメ見たことないのですじゃ。そういうフレーズだけ知ってるだけで。だからこれ以上は踏み込まないのじゃ
菊代さんなんてキャラガルパンにいたっけ?って人もいるかもしれないけど、本編前日談の漫画に出てた人です
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 19:22:59.96 ID:qcFlP+vx0
リトルアーミーにも目を通してる辺り流石イッチやでぇ中須賀エミちゃんぐぅかわ
413 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/18(木) 19:23:49.76 ID:CH9dha++0
―西住みほ宅
まほ「来た」
ピンポ〜ン
<ハーイ
ガチャ!
みほ「いらっしゃいお姉ちゃん!」パァー
まほ「ああ、お邪魔するぞみほ」
みほ「おねえちゃん!おねえちゃん!」ミッホミッホ
まほ「みほみほ」マッホマッホ
沙織「玄関先で二人してピョンピョン飛び跳ねるのもそこまでにして、中に入ったら?」
華「良いではありませんか。姉妹の久々の再会なのですから」アラアラ
麻子「こないだ聖グロに二人で短期転校したんじゃなかったのか」
優花里「まあまあそう言わずに〜。なんてったってあの最強無敵の西住姉妹の仲睦まじい姿!ファンにとってはヨダレものですぅ〜!」ズビッ
みほ「お姉ちゃんちゃんお姉ちゃん♪」ミッホイミッホイ♪ まほ「みっほほみほほ」マッホイマッホイ♪
沙織「最強無敵ねえ・・・」
414 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/18(木) 21:37:10.11 ID:CH9dha++0
みほ「ようこそ私の部屋へー」ジャーン
まほ「これは・・・」
沙織「私達、今までお姉さんの歓迎パーティーの準備してたんですよ。折り紙でいっぱい装飾作ったり、料理の準備したり・・・」
華「まほさんがいつ大洗に来てもいいように準備していたのですが、いざ来られるとなると飾り付けやリハーサルに手間取ってしまいました」
まほ「花が部屋中に・・・綺麗だな」
みほ「華さんのアイデアだよ」
優花里「結果的にとはいえ、他のチームを順番に周ってくれていたおかげでこのように完成しました。あとはさっきサンダース隊長のケイさんから差し入れでもらったお肉を焼くだけです!」
沙織「それにしてもケイさんって太っ腹だよね〜。急にきたと思ったらこんな大きなお肉をヒョイっとくれるんだもん。それも『マホと一緒に食べてね♪』な〜んて、いい人すぎだよ」
優花里「先日、姉住殿と私は一緒にサンダースに短期転校していたので、その縁もあるんでしょうね。しかしみてくださいこの巨大牛肉!」ドーン
麻子「重量感あるな」
みほ「せっかくもらったんだし、いただいちゃおう。ね、お姉ちゃん」
まほ「ああ。みんな、わざわざありがとう」
みほ「どういたしまして。さ、お肉を焼いて・・・・・・あれ?しまった、調理用の油を切らしちゃってた・・・」
まほ「みほ、燃料の残りは常に意識しておけ。試合中にガス欠など冗談にもならないぞ。今後、二度と同じミスが起きないように反省レポート三枚分書いて提出するように」
みほ「ごめんなさいお姉ちゃ・・・隊長、申し訳ありません。お母さんには報せないで・・・」
沙織「ちょっとちょっと!急につらい過去再現しないでよ!」
まほ「冗談だ」
みほ「冗談だよ」
沙織「リアルすぎて笑えないよ!」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 22:16:23.38 ID:Bxv3KpqSO
ゴリラのようなまほ
416 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/18(木) 22:22:45.50 ID:CH9dha++0
沙織「麻子、戦車出して。ひとっ走りして調理油買いに行こっ」
麻子「面倒だなぁ〜・・・今あるもので代用してくれ・・・」
華「と言っても、油の代わりになるようなものは・・・」キョロキョロ
優花里「私に任せてください!いざという時にために戦車用のオイルを持参してるんです!このスキットルの中に!」バーン
まほ「それは『荒廃した世界で古びたコートを着た男が中身を飲もうとするが何も入って無くて逆さに振った後「チッ・・・」って投げ捨てるヤツ』・・・スキットルというのか」
沙織「ねえねえ、雑誌で見たんだけど男子って料理上手な女子が好きで、特に強火で派手に焼く料理がハートを射止めるって書いてたんだー。だからさ、このお肉もド派手に焼こうよ!」
華「いいですねぇ」
優花里「それも任せてくださいぃ!隠し味に不凍液をかけてー」バシャバシャ
まほ「えっ」
優花里「ナパームの薬莢をふりかけて一気に焼きあげます!」パッパッパッ
華「いいですねぇ!」
沙織「さっすがゆかりん!」
麻子「大地もろとも焼きつくせー」
優花里「さあお肉をひっくり返しますよー!ウェルダーン!」グルン
\ ボ ワ オ ア ア ア ア ア !!! /
みほ「わあ!大爆発!」
沙織「ああ〜っ!飾り付けの花に火が〜!」
まほ「ドッタンバッタン大騒ぎ」
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 04:07:40.28 ID:hHuatd0Ho
焼肉焼いても家焼くな
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 15:29:17.24 ID:LU+UYiUw0
乙
ラジオでは、(さすがにこんな感じではないけど)梓の中の人がボヤ起こしてたな
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/20(土) 00:49:54.53 ID:5UVlLu4SO
不凍液、不凍液を使う
420 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/20(土) 23:23:46.45 ID:ZGZ6PVcc0
プシュ〜
みほ「ふう・・・なんとかおおごとにならずに済んだ・・・消化器ちゃんと置いといてよかった」
優花里「すみません・・・私がハリきってやりすぎてしまったばっかりに・・・」ショボン・・・
沙織「ゆかりんのせいじゃないよ。私が火力を求めたりしなければ・・・」シュン
華「いいえ、私が部屋に花を飾り付けたりさえしなければ火が燃え広がることはありませんでした・・・」ヨヨ・・・
麻子「・・・私がめんどくさがらずに調理油を買いに行っていれば・・・」ズーン
みほ「ううん、そもそも私がちゃんと油を買い置きしておけばこんなことにはならなかったんだよ」
まほ「・・・」
みほ「ごめんねお姉ちゃん。せっかく料理を用意したのに、全部ボヤっちゃった・・・」
まほ「・・・冷蔵庫を見せてもらう」ガキョ
みほ「え?・・・あ、うん・・・」
まほ「・・・ふむ、手つかずの具材がまだあるな・・・よし、皆、顔を上げろ。これより、諸君ら大洗あんこうチームと西住まほの共同戦線を張る」
沙織「え?なになにどゆこと?」
優花里「なにがはじまるんです?」
まほ「カレーを作ろう」
421 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/20(土) 23:41:54.01 ID:ZGZ6PVcc0
まほ「よし、では秋山装填手、その具材を鍋へ投下してくれ」
優花里「了解であります!ジェロニモー!」ボタボタボタ
まほ「武部通信手、ルーを投入後、すみやかに鍋内を旋回」
沙織「ラジャー!恋はダイナマイトー!」ボタボタボタ グルグルグル
まほ「五十鈴砲撃手、お味噌汁の方はどうだ?」
華「なんだかブクブクされているのですが」ブクブクブク
まほ「吹いてる吹いてる。火をゆるめて」カチチ・・・
麻子「隊長、サラダ盛ったぞ。ゆでたまごも添えた」ジャーン
まほ「よし、配置に」
沙織「隊長!カレーがいい感じにいい感じです!」ビシッ
まほ「うむ。みほ」
みほ「お皿にご飯を盛って、カレーの絨毯爆撃だね」
まほ「ふ・・・その通りだ」
422 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/21(日) 00:15:06.71 ID:Nf6Jrks20
沙織「せーのっ」
「「「 いただきやーす! 」」」
優花里「おいしいいい!姉住殿の指揮の下に作ったあんこうチーム特製カレーライス!普通においしいです!」ングング
華「絶品の味・・・というわけではありませんが、普通においしいですね」モグモグ オカワリ
沙織「うんうん。こういう庶民の味が男子にはウケるんだよねー」モフモフ
麻子「さすがは西住流後継者。私達が失敗して落ち込んでいたところを上手く先導し、持ち直してくれるとは」
みほ「ありがとうお姉ちゃん」
まほ「いや、大したことはしていないさ。ただカレーが食べたかった。それだけのことさ」モグモグ
優花里「それにしても姉住殿は料理もお上手だったとは。やはり何をやらせても完璧なお方ですね!」
まほ「アンツィオに短期転校した際、アンチョビから手ほどきを受けたんだ」
沙織「へー、さっすがアンチョビさんだね。私もアンツィオで花嫁修業でもしてくるかなー」
華「沙織さんもアンツィオに見学に行ったことがありましたね。本格的に料理を教えてもらいに行くのもいいかもしれませんね」モグモグ オカワリ
まほ「それはいい。アンツィオでは一日五食、おやつが二回、夜食もあるからな。食事についてはかなり勉強になるぞ」
みほ「えぇー・・・ものすごく食べるんだぁ・・・」
麻子「行ってこい沙織」
沙織「絶対行かないから!絶ッッッ対に行かないから!」
華「私、短期転校の手続きをしてきますわ」モグモグ オカワリ
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 00:56:32.77 ID:yljkHnP00
実は食事回数を多くし、血糖値が下がらないようにした方がダイエット効果は高い。
ドゥーチェやペパロニのボディは、そうやって育まれているのだ!一回の食事量については触れるな!
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 09:21:09.58 ID:g26yxUiOO
乙です。
華さんがアンツィオに行ったらアンツィオの食費が1.5倍になりそう(汗)
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 12:36:27.44 ID:QdE1fIdSO
消化器で消すみほは狂気
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 13:25:55.18 ID:UEzLT+K4o
部屋中粉まみれ
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 16:25:17.52 ID:yljkHnP00
>>425
エイリアンの如く口から大量の胃酸を吐き出して火を消すみほ……これが西住流……
428 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/21(日) 22:58:33.02 ID:493yC6gZ0
>>425
消火器使うのってもしかして情弱か何かなのか?・・・と思ったらなるほど消化器・・・そりゃあ狂気ですわな
429 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/21(日) 23:31:38.38 ID:493yC6gZ0
沙織「おいしかった」ゴッツァンデス
優花里「しかし・・・この惨状は後片付けが大変ですね。部屋中消火器の粉だらけ」
麻子「大丈夫だ。そど子に言えば全部片付けてくれる。部屋の風紀が乱れてる〜と言えば無償で掃除してくれるぞ」
沙織「風紀委員って便利ぃ」
麻子「ケータイで連絡入れとく。今日はもう日が暮れるから明日にでも来るだろう」ピピッ
みほ「なんだか悪いなぁ・・・」
麻子「向こうは好きでやってるんだ。誰も損はしない」
みほ「お姉ちゃんに今日ここに泊まってもらうつもりだったんだけどどうしよっかなぁ」
まほ「ふむ・・・そうだな。ここにいる皆でキャンプをするというのはどうだ?継続高校でサバイバル術を学んだんだ」
みほ「キャンプ?」
優花里「すごい!楽しそう!友達とキャンプするなんて初めてですぅ!」
華「いいですねぇ。私、お布団以外で寝るの初めてです
沙織「外の空気に触れて眠るとマイナスイオンが云々で美容にもいいかも!」
麻子「ハンモックは私がもらうぞ」
みほ「大丈夫なのかなぁ・・・」
まほ「安心しろ。私は外部と連絡も取れない無人島で野宿して生き延びたんだ。お前達もきっと無事に生き延びられるさ」
沙織「ちょっと待って私達がやるのってただのキャンプだよね?」
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/21(日) 23:37:15.06 ID:UEzLT+K4o
粉臭い部屋で飯が食えるのは戦車道の訓練の賜物
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 00:01:38.34 ID:bvDtpNz50
戦車道は淑女を育てる武道です。
……ガルパン世界における淑女の定義とはなんぞや。
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 00:55:05.02 ID:KlekRhWSO
どこでも飯を食えるようになる度胸
433 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/22(月) 00:58:14.57 ID:DB2EWHsX0
―――・・・・・・
アンチョビ「いやー!儲かった儲かった!今日も大入りだったな!」
ペパロニ「これなら新調したピザ窯台稼げるのも案外スグかもしれないッスね!」
カルパッチョ「これもたかちゃん達が大洗の生徒の皆さんに口コミで評判を広めてくれたおかげですね。さ、そろそろ引き上げましょうか。たかちゃんも帰っちゃったし」
アンチョビ「そうだな。最後に自分達用に作ったイタリアンを食べて帰ろう!」イタリア〜ン
ダージリン「あら、どこからかいい匂いがするわね」
オレンジペコ「どこかで料理でも作っているんでしょうか?」
ローズヒップ「おいしそうな匂いがしますわ!わたくしお腹と背中がガッチャンコしそうですの!我慢なりませんの〜!」タタター
アッサム「あ、コラローズヒップ!待ちなさい!」
ルクリリ「ご安心くださいアッサム様!このルクリリがローズヒップの暴走を止めてみせてしんぜます!くぉらローズヒップゥ!一人だけ食べるのは許るさーん!」グオー
スンスン・・・
カチューシャ「カチュッ」ピククッ
ノンナ「どうしましたカチューシャ」
カチューシャ「いいニオイがする・・・あっちからよ!ノンナ!クラーラ!行くわよ!」
クラーラ「スゲーナスゴイデス」
ノンナ「『おいしそうな匂いに敏感なカチューシャ様くぁわいいんじゃあ〜』と、クラーラは言っています」
434 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/22(月) 01:18:07.55 ID:DB2EWHsX0
ミカ「おやおや、なんだか美味しそうな香りがするね。風が運んでくれたのかな?」
アキ「すんごいおいしそうなニオイ!たぶんイタリア料理屋さんでご飯作ってるんだよ!行ってみようよ!」
ミッコ「でもさぁ、私達お金なんてないぞ。イタ飯屋なんて高そうじゃね?」
ミカ「平気さ。人間、目の前で土下座されれば少しは慈悲の心が芽生えるものだからね」
アキ「プライドっちゅうもんがないのミカには」
西「ヤヤヤ!ケッタイな!どこからか涎が垂れてしまいそうな香りが!」
細見「西隊長!これは恐らく炊き出しをされているのでは!?」
西「うむ!おそらくそれで間違いないということで確実だ!よし!せっかくなので我々も御相伴にあずかろう!」
玉田「よーし!知波単学園!西隊長を先頭に全速前進突撃吶喊ー!」
\ワーーー!/ \ギブミーチョコレート!/ \ヨミセデタンメン!/
ケイ「HAHAHA!今日はゲームをたくさんして運動もたくさんしたわね!それにしてもあのアリクイさんチーム、いいセンいってるわね。ナオミのシゴキについてくるなんて」
ナオミ「今度サンダースに招待しよう。20倍重力室でのトレーニングを試してみたい」
アリサ「はあ・・・なんで私までナオミズブートキャンプに付き合わされなきゃなんないのよ・・・あっ、なんか美味しそうなイタリアンの匂いがしますよ。行ってみましょう」
ナオミ「せっかく運動したのにまた食べるのか」
ケイ「インフィニティループってフィアーね」
エリカ「ふぅ〜〜〜っ・・・やっと掃除終わったわ・・・しっかし、スパイに対して掃除をさせるだけなんて、やっぱり大洗って甘ちゃんよね」
愛里寿「優しい良い人達だよ」
エリカ「ハッ!そんなんじゃ全国大会覇者校としての威厳も何もないわね。アンタも子供だからわかんないかもしれないけど、王者ってのは風格と気品が重要なの。ビシっとしないとダメよ」
愛里寿「なるほど」
エリカ「まったく、これで大学選抜の隊長なんてね。それよりお腹空いてない?掃除なんかさせられて疲れたでしょ。ご飯おごってあげるわ。あっちからいい匂いがするから行きましょ」
愛里寿「ありがとう」
435 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/22(月) 01:37:58.23 ID:DB2EWHsX0
\ バッタリ! /
アンツィオ「あ」 知波単「あ」
聖グロ「あ」 サンダース「あ」
プラウダ「あ」 エリカ&愛里寿「あ」
カチューシャ「イツミーシャ!」 エリカ「地吹雪のカチューシャとブリザードのノンナ、むちゃくちゃなロシア語のクラーラ」
愛里寿「ドゥーチェのアンチョビ!」 アンチョビ「愛里寿!愛里寿じゃないか!それにそっちは継続一家!」
ミカ「アンツィオの三人娘だね。それにそっちはサンダースの皆さん」 ケイ「HA!無人島で遭難してた継続ズ!それにチハタンズも!」
西「雷洲(さんだぁす)の盟友の皆さん!そちらは薔薇尻殿!?」 ローズヒップ「突撃学校の皆さま!お久しゅうございますわ!」
ダージリン「どうやら、偶然ばったり各校の皆さんと出会ったみたいね。こんな言葉があったわ。『8時だヨ!全員集合』」
オレンジペコ「ダージリン様・・・もはや格言でもなんでもありません」
436 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/22(月) 01:39:20.64 ID:DB2EWHsX0
今回はここまでで
437 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2017/05/22(月) 01:42:17.14 ID:DB2EWHsX0
>>431
聖グロに短期転校する回で淑女修行したからみほもまほも淑女
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 04:36:46.95 ID:bzrpFVDuo
乙です
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 09:11:54.90 ID:3dk7Su7A0
乙
なんかシリーズの締めにはいった感じ
>>エリカ「まったく、これで大学選抜の隊長なんてね。それよりお腹空いてない?掃除なんかさせられて疲れたでしょ。ご飯おごってあげるわ。あっちからいい匂いがするから行きましょ」
さすが、カチューシャの肩車できる権利を持つ女(意味不明)
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 12:13:46.22 ID:VAHbchkyo
ろりに好かれる女、エリカ
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/22(月) 18:09:57.66 ID:MrzzudfuO
西さんの台詞の冒頭…
ゴーストバスターズの訳詞かな?
いや まさかそんなはずは
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