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学園長「今からみんなに地球を救ってもらいたいの」μ's「え?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 06:28:40.12 ID:aGHYP5Kh0
ラブライブSS
わちゃわちゃ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1483046919
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 06:35:17.50 ID:aGHYP5Kh0
ことり「お母さん…?今、なんて…」
学園長「あなた達も知っている通り、悪い魔物たちが私たちの住む地球を侵略している最中です」
絵里「はい…知っています」
穂乃果「私もニュースで見ました」
凛「凛もニュースでました。魔物にやられると石にされちゃうんですよね?」
学園長「えぇ。既にこの学園の生徒…いいえ、人口の半分以上の人間が石になってしまいました」
真姫「…そんなっ!」
にこ「っ…厄介なことになりましたね」
学園長「正直なところ、これはもうラブライブだの廃校だのスクールアイドルどころの騒ぎではありません」
穂乃果「はい…地球が侵略されている最中で人々が魔物に石にされちゃっているなら…それはもうスクールアイドルどころの騒ぎじゃじゃないですね…」
海未「ですね」
学園長「見てください。こうしている間も…窓の外を見れば…」
海未「っ…!運動場にも悪い魔物がこんなにも!」
絵里「このままじゃまずいわね…。私たちも…いいえ。世界中のみんなが悪い魔物の餌食に」
花陽「みんなが石にされちゃうよぉ…」
希「それも時間の問題かもしれんね…」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 06:38:37.14 ID:aGHYP5Kh0
花陽「ひぃぃ!怖いよぉ…」
凛「大丈夫!凛が…って、うぅぅ…。凛もさすがに怖いにゃ…」
真姫「で、どうして私たちが世界を救わないといけないんですか?」
学園長「悪い魔物を倒すため色んな機関の人たちが闘ってきました。なんとかベンジャーズとか…なんとかックスメンだとか」
学園長「その辺の人たちから順番が回りに回って音ノ木坂のスクールアイドル…つまりはあなた達μ'sに順番が回ってきたの」
穂乃果「そうですか…回りに回ったら私達にも順番って回ってくるんものなんですね」
海未「不思議なこともあるものですね」
穂乃果「ねー」
真姫「本当ね」
バリィィィィィン!!!
にこ「なんの音!」
学園長「恐らく、魔物達が学園の窓から侵入したのだと思われます。もはやここに来るのも時間の問題…」
ことり「お母さん…」
学園長「ことり…」
学園長「あなた達にこんな事を任せたくはない。だから、嫌ならやらなくてもいいのよ。」
穂乃果「…」
学園長「嫌だというなら1秒でも早くこの場所から逃げて…さもないと…」
穂乃果「いいえ、やります。」
学園長「えっ…」
穂乃果「やろうよ…みんな!」
海未「穂乃果…」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「この9人で地球を救おう!」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 06:42:21.36 ID:aGHYP5Kh0
にこ「はぁ…仕方ないわね。世界が平和にならないとスーパーアイドルにこちゃんのスーパーライブも開催できないし」
真姫「元々そんな予定ないでしょ?」
にこ「まだ分からないでしょ!」
希「うんっ。うちも賛成や」
絵里「私も断る理由はないわ」
凛「凛も怖いけど…やるにゃ!」
花陽「凛ちゃんだって怖いのに…。私も怖がってるだけじゃ駄目だね!私もやります!」
真姫「そうね。世界平和のためなら仕方ないでしょ?私もやるわ」
海未「はい。やりましょう…みんなで!」
ことり「うん!」
穂乃果「うん、私たちでやろうよ!」
学園長「ありがとうございます。そして、あなた達を巻き込んでしまってごめんなさい…」
ことり「謝らないでお母さん…お母さんは悪くないもん!」
凛「そうにゃ!悪いのは…」
絵里「悪いのは魔物達です」
ことり「うん!みんなでやっつけちゃおうよ!」
学園長「ことり…みんな…」
学園長「いい?くれぐれも気をつけて…」
ことり「うん!」
穂乃果「でも、どうやって平和にすればいいんですか?」
学園長「その事ですが…まずはあなた達の中から伝説の勇者を決めてもらいます」
にこ「なっ!?ゆ、勇者ですか…?」
凛「しかも伝説の?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 06:43:58.60 ID:QCPXaR640
細かいことだけど学園長じゃなくて理事長
期待してる
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 06:49:48.74 ID:aGHYP5Kh0
理事長「えぇ。大昔からなんとなく言い伝えがあります…それがこれよ。この紙にある程度のことが書かれているわ。絢瀬さん…代表して読んでくれない?」
絵里「はい。…えっと、『伝説の剣を引き抜き、伝説の勇者が現れる。その後、なんとなく色々やると…地上に稲妻が走り…魔物たちはすべていなくなる。そしてこの世に平和が訪れるだろう…』と、書いてあるわ」
真姫「(なんとなく色々って何よ…いい加減な言い伝え。バカみたい)」
理事長「そして、伝説の勇者の剣がこれよ」
穂乃果「うわぁ!かっこいい剣だ!」
凛「けど、大きな岩に刺さってるにゃー」
理事長「この剣は伝説の勇者の剣。文字通り、伝説の勇者にしか引き抜くことができない…」
希「そんな剣がなぜこの学校に?」
理事長「体育倉庫をくまなく探したらみつかりました」
穂乃果「体育倉庫をくまなく探したら伝説の剣って見つかるものなんですね」
海未「不思議なこともあるものですね」
穂乃果「ねー」
海未「ですね」
理事長「さて、試しに私が抜いてみます。この通りビクともしません。何故ならそうよ…私は伝説の勇者ではないから」
理事長「そして…その伝説の勇者はあなた達μ'sのメンバーの中にいるわ」
穂乃果「すごい!」
凛「知らなかったにゃ!」
花陽「誰なんだろ…?」
にこ「わ、私じゃないわよ!」
真姫「分かってるわよ。にこちゃんって勇者っぽくないし」
理事長「とにかく1人ずつこの剣を抜き、勇者を見つけ…魔物を倒し地球を救ってください」
ピキピキピキ…
凛「なんの音にゃ?」
穂乃果「あっ…!ことりちゃんのおかあさんが!」
希・花陽「ええっ!」
ことり「おかあさんっ…!」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 06:53:50.57 ID:aGHYP5Kh0
理事長「ごめんね…ことり…私ももうここまでのよう…」
海未「体がどんどん石に…まさか魔物に!!」
理事長「えぇ…先ほどなんとなく魔物にやられていたの…ごめんなさい…」
ことり「おかあさん…おかあさんっ!」
理事長「あとは…任せましたよ……」
ことり「おかあさぁぁん!!!」
真姫「くっ…どうしてこんな…」
希「許せない…」
ことり「お母さんが…おかあさんが!!」
海未「ことり…大丈夫です。必ずや元の姿に戻してみせます」
穂乃果「うん!だって、この中に伝説の勇者がいるんだよ!その勇者がたちまち地球を平和にしてくれるよ!」
凛「間違いないにゃー」
花陽「そのうちここにも魔物が来るよ!早く勇者をみつけないと!」
穂乃果「そうだね。じゃあ絵里ちゃん…お願いっ!」
絵里「…えっ?わ、わたし?」
穂乃果「はい、勇者様お願いします!」
絵里「勇者様って…まるで私が勇者みたいな言い方…」
海未「正直なところ、伝説の勇者は絵里なんじゃないかと思っています。」
真姫「私も絵里だと思うわ」
にこ「さすがの私も伝説の勇者っぽさに関しては絵里に負けてるわ」
希「じゃあまずはエリチに伝説の剣を抜いてもらおうか」
絵里「いいけど…私より穂乃果の方が伝説の勇者っぽいと思うわ」
海未「いいえ。穂乃果には伝説の勇者っぽさはありません。やはりここは絵里からお願いします」
絵里「別にいいけど…じゃあ、私から…」
穂乃果「あー、なんかお腹減ったね」
凛「そういえば減ってきたねー」
花陽「あっ、食べ物はあるけど全部教室だ…」
穂乃果「下手に行動しちゃうと魔物が襲ってくるかもしれないし…」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 07:01:55.76 ID:aGHYP5Kh0
凛「そっか…じゃあ諦めるにゃ…」
花陽「凛ちゃん…」
ことり「あっ、そういえば…。えーっと、あっ、あったよ穂乃果ちゃん凛ちゃん!」
穂乃果「こ…これは!!」
穂乃果・凛「りんごの詰め合わせダンボール1個分!!」
絵里「んっ…!やはり私じゃないみたい…どんなに力を入れてもビクともしないわ」
希「エリチじゃないなら…海未ちゃんかな?」
にこ「そうね。絵里の次に誰が勇者っぽいっかって言われれば海未じゃない?」
真姫「じゃあ頼んだわよ、海未」
海未「分かりました。では…はぁっ!!」
凛「わーいわーい!りんごにゃー」
花陽「あれ?けどどうして美味しそうなりんごがこんなところに?」
ことり「あのね、ファンの子が送ってくれたの」
穂乃果「えっ…私たちのファンの子が?」
ことり「うん!実家がりんご農家をやってる子で是非みなさんで食べてくださいって」
花陽「すごーい!つやつや綺麗なりんご…はぁ、美味しそう…」
ことり「学校宛に送られてきたからお母さんが受け取ったけど、ここに置いておくからいつでも取りに来て食べていいよって言われてたの忘れてちゃってた」
花陽「えっ…じゃあ、私たちが食べてもいいの?」
ことり「うんっ、じゃんじゃん食べちゃおー!」
凛「やったにゃー!」
海未「んっ…!!!ダメです…やはり、ビクともしません」
にこ「海未でもダメなの…」
真姫「じゃあ一体誰なのよ!」
穂乃果「わーいわーい!じゃあ早速食べようよ!」
ことり「うん!…あっ、けど…」
穂乃果「あっ…そっか…りんごの皮が剥けないね…ここにはそんな道具はないし…家庭科室にはあるけど、行く途中で魔物に会っちゃったら…」
ことり「うん…」
凛「ねぇかよちん、うさちゃんにしてね」
花陽「うん。任せて」しゃりしゃりしゃり
穂乃果「このまま嚙っちゃおうかな」
ことり「ふふっ、大胆だね」
絵里「私と海未は伝説の勇者ではなかった…」
真姫「っていうか、そもそも私たちの中に伝説の勇者なんていないんじゃないの?」
にこ「この2人が駄目となるとその線も怪しくなってくるわね」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 07:06:50.37 ID:aGHYP5Kh0
希「あれ?にこっちなら『やっぱり伝説の勇者はにこにこー』とか言うのかなって思ってたんやけど」
にこ「にこはー、伝説の勇者っていうよりー、伝説のお姫様の方が似合うからぁー」
希「なるほど!じゃあ伝説の勇者は真姫ちゃんやね」
真姫「なんでそうなるのよ!別にいいけど…私は違うと思うわよ?じゃあ早速抜いてみ…あれ?」
絵里「なっ!!」
海未「ありません!」
希「伝説の勇者の剣がないやん!」
にこ「なんですって!!」
真姫「ってことは、すでに誰かが引き抜いたってこと?」
絵里「やっぱり穂乃果が…」
穂乃果「ふぇ?はーひー?」
真姫「えっ…り、りんご?」
希「どうしてりんごを丸ごとかじってるん?」
穂乃果「ほははへっふぁっへ」
にこ「何言ってるか分からないわよ!」
ことり「ねぇ、そんなに驚いてるけどどうしたの?何かあったの?」
海未「伝説の勇者の剣がないんです!」
凛「えぇ!ってことは、勝手に消えちゃったのかな…?はい、そんな事よりみんなの分のうさちゃんりんごにゃー」
絵里「あら、可愛いわね」
凛「うん!可愛いかよちんのお手製にゃー」
希「うん、おいしい。このりんごどうしたん?」
穂乃果「私たちのファンの子が送ってくれたんだって」
海未「有難いですね」
真姫「わざわざいいのに…」
にこ「1つずつ噛み締めて頂くのよ。そして、この感謝はステージで返すの!いいわね!」
花陽「そうだね。早くみんなでライブをやりたいね」しゃりしゃりしゃり
穂乃果「私達で地球を平和にしたらすぐにライブをやろう!…けど、今はりんごを食べようよ!」
凛「賛成にゃ!じゃあかよちん!どんどん切っちゃってー」
花陽「任せてー」しゃりしゃりしゃりしゃりしゃり
海未「そういうことなら私も頂き……ん…?」
絵里「えぇ。何かがおかしいわ…」
真姫「そうよ!どうしてうさちゃんりんごがこんなところに…」
にこ「この部屋にりんごが切れそうな道具なんてなかったはず…」
希「ううん、違うよ。1つだけあった…」
絵里「まさか…!」
希「そのまさかやね」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 07:09:15.72 ID:aGHYP5Kh0
凛「かよちんの切ったうさちゃんりんごは8倍美味しいにゃー」
穂乃果「ほんと!すっごくおいしいね!」
花陽「褒めすぎだよぉ…じゃあもっと切っちゃうね」
花陽「ふんふふふんふーん♪」しゃりしゃりしゃり
海未「花陽っ!」
希「花陽ちゃん!」
花陽「へ?」しゃりしゃりしゃり
真姫「えっと…」
花陽「ごめん…やっぱりブサイクだったよね?いつも使ってるやつよりもすごく長いから使いにくくて」
真姫「じゃなくて!!…花陽が手に持ってるもの…それはなぁに?」
花陽「えっ?りんごとフルーツナイ……って、えぇぇぇぇぇぇぇ!!な、なにこれ!」
穂乃果「あれ?花陽ちゃんがリンゴを切ってる道具が伝説の勇者の剣に似てるよ?」
にこ「似てるじゃなくて正真正銘本物の伝説の勇者の剣なのよ!」
花陽「えっ?ってことは…えぇぇぇぇ!!!」
にこ「どーして今の今まで気づかなかったのよ!」
花陽「凛ちゃんにうさちゃんりんごを食べてもらいたい一心で無心に…」
凛「えへへー」
ことり「ってことは…」
凛「そうだよ!地球の平和を守る伝説の勇者はかよちんのことにゃ!!」
花陽「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
つづく
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 07:10:36.79 ID:aGHYP5Kh0
>>5
ご指摘ありがとうございました。
以後気をつけます。本当に申し訳ありませんでした。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 07:17:43.26 ID:aGHYP5Kh0
前回のラブライブ!
花陽「ひょんなことから世界の平和を守るために魔物と戦うことになったμ's」
ことり『お母さん!!』
理事長『こと…り…』
花陽「魔物にやられて石になってしまった理事長。理事長を含め、世界中の人を助けるには伝説の勇者を見つけなければならない。」
絵里『私たちの中に伝説の勇者が…』
花陽「伝説の勇者の条件…それは、伝説の勇者の剣を引き抜くことができる者」
凛『凛は勇者より魔法使いになりたいかなー』
穂乃果『えっ?どうして?』
凛『だって、お腹が減ったら魔法でいつどんな時でもおいしいラーメンをだせるんだよ!』
穂乃果『おぉー、じゃあ私も魔法使いになる!』
花陽「勇者よりは魔法使いになりたい凛と穂乃果」
花陽「そして…遂に伝説の勇者が見つかった」
花陽『えっ…わ、私?いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
花陽「世界の平和を守るため、伝説の勇者花陽が魔物と戦うことになった」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/30(金) 07:19:05.53 ID:aGHYP5Kh0
花陽「無理だよ!うっ…うぅ…ひっく…」
穂乃果「あぁ…泣かないで花陽ちゃん」
花陽「だっ…だってぇ…ううっ…ダレカタスケテェェェェェ!!!」
真姫「まさか伝説の勇者が花陽だったなんて…」
にこ「よりによってμ'sの中でも群を抜いて勇者っぽくない花陽が…」
花陽「そうだよ!私なんか勇者っぽくないよ!勇者よりも魔物に誘拐されちゃう村人の方が向いてるよぉ…」
希「自分で言っちゃうんや」
花陽「だって!…うぅ…ぐすぐす」
絵里「花陽の気持ちも分かるわ。けれど、地球の平和を守れるのは伝説の勇者であるあなたしかいないの」
花陽「うぅぅっ…」
ことり「花陽ちゃん…」
凛「かよちん…」
花陽「けど、ううっ」
凛「分かったよかよちん!じゃあ凛がやるにゃ!」
花陽「えっ…」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/30(金) 07:20:47.21 ID:aGHYP5Kh0
凛「こんな剣、誰にだって持てるはず…んんっ!!!!!!」
凛「んんーっ!!んんんんんんっー!!!」
海未「伝説の勇者ではない私たちには剣を持ち上げることすらできません」
凛「む…無理にゃ…重くてとても持てそうにない…ごめんかよちん…」
花陽「ううん。謝らないで凛ちゃん…」
にこ「腹をくくりなさい。これは、花陽にしかできないことなのよ」
花陽「け、けどぉ…」
ことり「花陽ちゃん…ごめんね。けど、私はお母さんを助けたいの!!」
花陽「ことりちゃん…」
バリィィィィィン!!!
絵里「なんの音!?」
希「まさか…」
ガラガラガラー!ガシャン!!!
『ウガァァァァァァ!!!!!!』
穂乃果「魔物だっ!」
ことり「きゃあっ!」
海未「遂にここまで…」
真姫「凛っ!」
凛「えっ?」
にこ「早く逃げなさい!」
凛「えっ…」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/30(金) 07:22:38.37 ID:aGHYP5Kh0
ウガァァァァァァ!!!
穂乃果「凛ちゃんっ!」
絵里「凛っ、危ないわっ!!」
海未「このままでは凛が魔物にやられてしまいます!」
ことり「凛ちゃんっ!」
凛「あ…足が動かない…うぅ…」
穂乃果「凛ちゃん!」
絵里「待っていて!すぐ助けて…」
ガァァァァァァァ!!!!!
凛「っ…!」
花陽「凛ちゃんっ!!」
−−ガシッ!
花陽「ピャアッ!!!」
−−スラァァッシュ!!
ウガァァァァァァ!!!
凛「あっ…あぁっ…」
花陽「凛ちゃん!大丈夫!凛ちゃんっ!」
凛「か…かよちん!!怖かったよぉ…」
花陽「よかった…凛ちゃん…」
穂乃果「花陽ちゃんが剣で魔物を倒した…」
にこ「本当に伝説の勇者だったのね…」
花陽「凛ちゃんがピンチだーって思ったら体が勝手に動いてたんだ」
凛「かよちん…ありがとうにゃー!かよちんのお陰にゃ!かよちんが伝説の勇者でよかったにゃー」
花陽「伝説の勇者…」
花陽「そうだ…私は伝説の勇者なんだもん。ことりちゃんのお母さんやみんなを助けるために頑張らないと!」
海未「花陽…」
凛「怖くないの…?」
花陽「うん…もちろん!怖くないよ」
凛「(かよちん…また指を合わせてる…)」
にこ「…」
真姫「花陽…」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/30(金) 07:25:19.07 ID:aGHYP5Kh0
花陽「言い伝えによると、何かいろいろやれば雷が落ちて魔物がいなくなるんだよね?外に出れば雷が落ちるのかな…一度、外に出てみるね」
希「じゃあうち達も一緒に…」
花陽「ううん。危険だからみんなはここにいて…私なら大丈夫だから」
凛「かよちん…」
花陽「じゃあ…行ってくるね。外に出て何か色々やってくるよ」
穂乃果「待って!たとえ花陽ちゃんが伝説の勇者だとしても1人で戦うなんて無茶だよ!」
凛「そうだよ!魔物にやられちゃったらかよちんが石にされちゃう…」
絵里「けれど、私達にはなんの力もない…」
穂乃果「それは…そうだけど…」
海未「悔しいですが…かえって足手まといにになるだけです」
花陽「私なら…大丈夫だから」
真姫「花陽…」
凛「かよちん…」
ことり「結局、私達には何もできないんだね…」
凛「…」
真姫「なにがμ'sに地球の平和を救ってもらう…よ。これじゃあ、花陽1人に押し付けただけじゃない!」
花陽「真姫ちゃん…私なら大丈夫だから…」
希「花陽ちゃん…」
にこ「…どーして……どーして花陽だけなのよ!!」
凛「…違う」
にこ「えっ…」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/30(金) 07:27:27.83 ID:aGHYP5Kh0
凛「かよちんだけじゃない!!」
凛「かよちんだけが勇者じゃない!」
絵里「凛…」
凛「勇ましい者と書いて勇者にゃ。みんなの平和の為に…大好きな人を守るために闘えばみんな勇者にゃ!」
花陽「凛ちゃん…」
穂乃果「そうだよ凛ちゃん!アベなんとかンジャーズとか、えっくすなんとかメンから順番が回りに回ってμ'sに来たんだよ!選ばれたのは花陽ちゃんだけじゃない…μ'sなんだよ!」
花陽「穂乃果ちゃん…!」
穂乃果「だからこの際…みーんな、勇者だよ!」
花陽「えっ…みんなが勇者?」
凛「そうにゃ!世界を守るために選ばれたのはμ'sにゃ!!」
真姫「そうね。危なっかしくて花陽にだけ任せられないわ」
にこ「本当よ。それに、花陽にだけおいしいとこ持ってかれるのはシャクだし?」
絵里「そうよ…私達はみんなでひとつ」
海未「間違っていました…。たとえ力が無くとも花陽の役に立てることがあるはずです!」
ことり「花陽ちゃんにだけ押し付けるなんてできない…私も戦う!」
希「うん。全員同じ気持ちやね。さぁ、どうする…勇者さま?」
花陽「みんな…」
穂乃果「いこう…みんな!」
花陽「…うんっ!!」
つづく
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2016/12/30(金) 07:28:09.22 ID:aGHYP5Kh0
とりあえず今日はここまでです
ありがとうございました。
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/01/04(水) 00:16:20.32 ID:4HHLtJcc0
前回のラブライブ!
絵里「伝説の勇者の剣を引き抜いた花陽は事実を受け入れられないでいた」
花陽『無理だよぉ…ひーん、ぐすぐす…勇者より村人だもん…それっぽい事を教えてくれる村人Bがお似合いだもん…うぅ』
凛『かよちん…』
絵里「そんな時、魔物が凛に襲いかかってきた。」
凛『怖くて動けない…』
花陽『凛ちゃん…!はぁぁぁぁ…ピャア!!』
にこまき『花陽っ!』
絵里「凛を助けたい一心で魔物に立ち向かった花陽」
凛『ありがとう!かよちんは勇者にゃー』
花陽『そうだ、私は勇者なんだ…。なら、闘わないと!』
絵里「徐々に心境が変わり、勇者として1人で戦うことを決意した。」
凛『けど…かよちん1人だけに任せるなんてできないにゃ!』
穂乃果『うん!なら、みーんな勇者だよ!」
絵里「私たちはみんなでひとつ。全員が勇者にとなり、魔物と闘うことを決意したμ's!」
凛『けど、やっぱりラーメンが出せる魔法使いの方が魅力的にゃー』
穂乃果『だよねだよね!』
絵里「勇者より魔法使いになりたい凛と穂乃果」
穂乃果『みんな…行くよ!』
絵里「こうして、私たちの戦いがはじまった」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 00:22:00.39 ID:4HHLtJcc0
穂乃果「みんな…いくよ!」
「はいっ!」
ウガァァァァァァ!!!
花陽「うぅぅ…やっぱり外に出ると魔物がたくさんいるよ…けど、負けない!!」
花陽「いきます!伝説の勇者…小泉花陽!!」
ウガァァァァァァ!!!
花陽「ピャア!!」
−−スラァァッシュ!!
花陽「この伝説の剣であなた達をやっつけてみせます!」
凛「次は凛にゃ!」
凛「伝説の勇者の幼馴染の勇者…星空凛!!」
ウガァァァァァァ!
花陽「たぁゃ!!」
−−スラァァッシュ!!!
花陽「ふぅ…」
凛「はい、お茶にゃー」
花陽「わぁ、ありがとう」
凛「幼馴染らしく、かよちんをそばでサポートにゃ!」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 00:32:56.80 ID:4HHLtJcc0
ことり「次は私!」
ことり「お母さんを石にさせた魔物を許さない…復習に燃える勇者!南ことり!」
ウガァァァァァァ!!!
ことり「悪いことするなら許さない!ことりのおやつにしちゃうぞぉー!」
ウガァァ…ウガァッ……アアッ♪
花陽「ピャアっ!」
−−スラァァッシュ!!!
ことり「魔物の気をそらすよ!」
花陽「ことりちゃん!ありがとう!」
希「次はうちやね」
希「スピリチュアルの勇者!東條希!」
ウガァァァァァァ!!!
希「待って」
う、うがぁぁ?
希「すこし時間ある?うちが占ってあげるね」
うがぁ、うがうがぁぁぁ
希「今や!花陽ちゃん!」
花陽「ちゃぁっ!!」
−−スラァァッシュ!!!
希「うちも魔物の気をそらすよ」
花陽「ありがとう、希ちゃん!」
ウガァァァァァァ!!
凛「かよちんっ後ろにゃ!」
花陽「えっ…」
ことのぞ「あぶない!!」
ウガァァァァァァ!!!
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 00:36:29.08 ID:4HHLtJcc0
−−ビュンッ!グサッ
ウッ…!!
海未「今です…花陽!!」
花陽「海未ちゃん…ありがとう!…てぃやぁ!!」
−−スラァァッシュ!!
海未「少し離れた場所からこの弓で応戦します!」
海未「ラブアローの勇者…園田海未!!」
花陽「はぁはぁ…」
凛「かよちん…大丈夫?」
花陽「…んっ、だいじょうぶ…はぁはぁ」
凛「かよちん…」
絵里「次は私ね」
ウガァァァァァァ!
絵里「賢い可愛い勇者…絢瀬絵里!!」
花陽「はぁはぁ…っ…頑張らないと…」
絵里「ほら花陽…私の背中に」
花陽「えっ…」
絵里「伝説の剣を持つことはできないけれど…伝説の剣を持つ花陽をおぶる事ならできるわ」
花陽「絵里ちゃん…うんっ!」
希「さすがエリチ!」
絵里「さぁ花陽…私に指示をだして!」
ウガァァァァァァ!!
花陽「ありがとう…絵里ちゃん!じゃあ…右に向かって!」
絵里「分かったわ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 00:42:13.59 ID:4HHLtJcc0
花陽「やぁぁ!!」
−−グサリ
ウガァァァァァァ!!
絵里「やったわ!」
花陽「うんっ!絵里ちゃん、ありがとう!」
凛「絵里ちゃんも疲れたら言ってね!次は凛がかよちんをおんぶするにゃ!」
ことり「私も!」
希「うちも!」
花陽「みんな…ありがとうね!」
にこ「ちょっと!私だっているのよ!」
にこ「みんなのアイドル!ラブリーにこにこー。ラブリーにこにこの勇者!矢澤にこ!」
ウガァァァァァァ!!
にこ「花陽!ここで頑張ったらご褒美に配布開始から瞬殺だったツバサのオリジナルクリアファイルに触らせてあげるわ!」
花陽「ピャァァァァァァ!!!」
絵里「花陽のテンションが分かりやすいくらい上がっているわ…さすがにこね!」
ことり「くれるとは言ってないのに…」
希「触るだけでいいんやね」
凛「かよちんは魔物と闘ってるんだよ!プレゼントしてくれたっていいのに…にこちゃんケチすぎにゃー」
にこ「魔物を倒したぐらいでプレゼントできる代物じゃないのよ」
花陽「あのクリアファイルに触れるなんて…ピャァァァァァァ!!!」
絵里「ちょっ、花陽あまり暴れないで……もうっ…アイドルのことになるとこれなんだから…」
凛「けど、凛はこっちのかよちんも好きにゃー」
花陽「ていやっ!はぁぁ!」
−−グサリ
花陽「うん!頑張る!」
ウガァァァァァァ!!
花陽「っ…はぁはぁ…」
絵里「大丈夫…?疲れているみたいだけど…」
ことり「少し休憩する?」
希「うん。無理したらダメやろ?
花陽「はぁはぁ…ううんっ、大丈夫…はぁ」
凛「かよちん…」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 00:47:26.65 ID:4HHLtJcc0
穂乃果「花陽ちゃんナイスだよ!はい、疲れた時には甘いものだよ!」
花陽「わぁ美味しそう!穂乃果ちゃん、ありがとう」
穂乃果「疲れた時に甘いものを差し出す…和菓子屋の娘の勇者!高坂穂乃果!」
ウガァァァァァァ!!
穂乃果「ここで和菓子屋の娘あるあるをひとつ!」
う…うぅがぁぁぁ?
穂乃果「えーっと…意外とケーキも食べる…なんちゃって」
ウガあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
穂乃果「あぁぁ!なんか怒ってるみたい!!」
ことり「穂乃果ちゃんあぶないっ!」
−−ビシュン!グサッ!
グジャァッ!!
海未「くだらない事言ってないで魔物から離れてください!」
穂乃果「助けてくれてありがとう、海未ちゃん!」
ウガァァァァァァ!!!
花陽「絵里ちゃん…!魔物に近づいて!」
絵里「任せて!」
花陽「ピャアっ!!」
−−スラッシュ!!
花陽「はぁはぁ…いきました」
絵里「はぁはぁ…」
凛「絵里ちゃんも疲れたでしょ?次は凛が変わるにゃ」
絵里「えぇ、ありがとう。では…」
凛「ギィィィン!!かよちんと合体にゃ!」
希「花陽ちゃん、魔物もあと少しや!がんばって!」
花陽「うん!がんばる!!」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 00:56:58.35 ID:4HHLtJcc0
真姫「花陽、がんばりなさい!」
ことり「真姫ちゃん!」
真姫「μ's最後の勇者!西木野の勇者…西木野真姫!!」
ウガァァァァァァ!!!
真姫「って!どうして私だけ名字なのよ!」
穂乃果「えぇー、だってトマトの勇者も、お父さんがお医者さんの勇者も、お母さんがどうみても17歳の勇者とか全部嫌だって言ったから」
真姫「だって全部ロクな勇者じゃないでしょ!」
にこ「じゃあ逆にどんな勇者が良かったの?賢い系は絵里と被るから駄目よ」
凛「えーっと…じゃあ、つり目の勇者とか?」
真姫「嫌よそんな勇者!」
穂乃果「じゃあ…プチトマトの勇者は?」
真姫「それだったらトマトの勇者で事足りてるじゃない!トマトの勇者が嫌なの!」
ことり「じゃあ…」
希「作曲の勇者…とか?」
真姫「それよ!」
真姫「μ's最後の勇者はこれよ!作曲の勇者!西木野真姫!」
ウガァァァァァァ!!!
真姫「うん!決まったわ!」
ウガァァァァァァ!!
にこ「で、作曲の勇者は何をしてくれるの?」
穂乃果「もしかして、作曲あるある?」
真姫「私は…そうね、作り貯めてある曲の一部を聴かせてあげるわ」
ウガァァァァァァ!!
真姫「このイヤホン高いんだから汚さないでよね」
う、うがぁぁぁ
真姫「ほら、どう?いい曲でしょ?」
凛「……」うずうずうず
花陽「凛ちゃん、どうかしたの?」
凛「魔物の人ずるい…凛も聴きたい…」うずうずうず
花陽「クスクス…凛ちゃん…」
うが!うがうが!うがぁぁぁ!
穂乃果「なんか喜んでるみたいだよ!」
真姫「当たり前でしょ?私が作った曲なんだから」
真姫「今よ…花陽っ!」
花陽「凛ちゃん!!」
凛「いくにやぁぁぁ!!!」
花陽「ってぃやー!!」
−−スラァァッシュ!!
ウガァァァァァァ!!!
−−バッコォォォン!!!
穂乃果「やった!校内や運動場にいる魔物を全て倒すことができたよ!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 01:01:46.04 ID:4HHLtJcc0
花陽「はぁはぁ…やったぁ…はぁはぁ…」
凛「かよちんお疲れ様。大丈夫…?怪我はない?」
花陽「うんっ、平気」
凛「はい、お茶」
花陽「わぁ、ありがとう」
穂乃果「お腹が減ったら言ってね!さっき教室に寄ったから食べ物もたくさんあるよ!ほら、お父さん新作のお饅頭!」
ことり「チーズケーキもあるよ」
真姫「プチトマトもあるわよ」
にこ「トマト持参ならトマトの勇者で良かったんじゃないの?」
真姫「トマトの勇者は嫌なの!」
海未「みんな無事ですかっ!」
ことり「海未ちゃん!うん、みんなは無事だよ。海未ちゃんも怪我はない?」
海未「はい、私は無事ですが…花陽は大丈夫ですか?」
花陽「うん。大丈夫だよ」
凛「はい、かよちんのママお手製のおにぎりにゃ」
にこ「それと、約束したツバサのクリアファイルよ」
花陽「ピャァァァァァァ!!!」
にこ「触るだけよ!触るだけだからね!」
花陽「ふんっ!ふがふがっ!ふがっ!」
海未「元気そうで安心しました。弓で応戦できますが…これでは魔物を倒すことはできず気をそらす事しかできません…正直、花陽の役に立っているかどうか…」
真姫「心配しないで。何があっても和菓子屋の娘あるあるよりはマシよ」
穂乃果「たまたまハマらなかっただけだよ!他にもあるし…ご飯の代わりにあんこがでてくるとか…それは嘘だけど」
希「嘘なんや…」
にこ「嘘ならあるあるじゃないわよ」
穂乃果「あっ、そだねー」
にこ「軽いわねっ!」
絵里「花陽やみんなの協力もあって学校にいる魔物を全て倒すことができたわ。けれど…この魔物が世界規模でいるのよね」
ことり「そんなの一生かかっても倒せないよぉ…」
海未「困りましたね…」
希「うん…あっ、そうだ!言い伝え!」
凛「そうだよ!伝説の勇者が見つかってなんとなく色々やったら雷が落ちるはずにゃ!」
ことり「なんとなく色々ってなんのことなんだろ…」
穂乃果「今もなんとなく色々やったけど、あれじゃあなかったんだね」
にこ「それに、魔物がいるくらいなんだから魔王だっているんじゃない?」
花陽「魔王も倒すの!?うぅぅ…聞いてないよぉ…」
絵里「一体何をすれば…」
海未「正直、手詰まりですね…」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 01:03:54.12 ID:4HHLtJcc0
真姫「肝心なことが書いてないのよ。いい加減な言い伝えね」
花陽「どうすれば雷が落ちてくるのかな…」
ことり「あっ!もしかして、王子様とのキス…とか?」
りんぱな「えぇぇぇっ!!」
ことり「物語とかだとそういうストーリーじゃないかな?勇者がお姫様とキスをするとすごいことが起こったりするよね?だからキスじゃないかなって…」
穂乃果「花陽ちゃんは女の子だから王子様からのキスかな?」
花陽「き…きす!!」ブルブルブル
にこ「とにかく、世界平和のためよ!1秒でも早く花陽の王子様を探すわよ!
おー!
花陽「うぇぇ…?」
凛「かよちんの王子様…ぷんっ」むすっ
つづく
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/01/04(水) 01:04:53.62 ID:4HHLtJcc0
今日はここまでです
ありがとうございました
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/02/01(水) 21:44:47.14 ID:2lTAGTkw0
前回のラブライブ!
真姫「全員が勇者となり魔物と闘った私達μ's」
真姫『プチトマトの勇者…西木野真姫!』
凛『わぁ!決まってるにゃー』
穂乃果『ばっちり決まってたね!』
にこ『やっぱこっちの方がしっくりくるんじゃないの?』
真姫『プチトマトの勇者は嫌なの!』
花陽『ピャア!!』
−−スラァァッシュ!!
ウガァァァァァァ!!!
穂乃果『やったぁ!全部魔物を倒したよ!』
真姫「見事、学校内にいた全ての魔物を倒すことができた。しかし…」
絵里『私たちが倒した魔物は氷山の一角。世界にはまだまだたくさんの魔物がいるわ』
ことり『これじゃあ一生かかっても倒せないよぉ…』
希『そうだ…言い伝え!』
真姫「なんとなく色々やると全ての魔物を倒すことができるという言い伝えはあるが…そのなんとなく色々が分からないでいた。」
ことり『そうだ…王子様からのキスじゃないかな?王子様が花陽ちゃんにキスをすると雷が落ちてくるんだよっ』
穂乃果『なるほど!白雪姫だって王子様のキスで目覚めたもんね!』
希『りんごの伏線はここやったんやね』
絵里『それは考えすぎじゃないかしら…』
にこ『じゃあ今から花陽の王子様を探しにいくわよ!』
凛『ふんっ!』
真姫「μ'sは地球を救うことができるのだろうか」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/02/01(水) 21:47:59.31 ID:2lTAGTkw0
穂乃果「花陽ちゃんの王子様いませんかー」
花陽「声が大きいよぉ…」
にこ「かっわいい後輩、花陽ちゃんの王子様はいっまてぇんくぁー」
花陽「や…やめて!」
絵里「花陽です!花陽の王子様です!」
真姫「いませんか?花陽の王子様はいませんか!」
ことり「花陽ちゃんの王子様ー!いませんかー?」
花陽「いやぁぁぁぁぁ!!!」
海未「は、花陽のお…王子…お、おおお」
花陽「あれ?海未ちゃんどうかしたの?」
海未「べ、別にどうもしません…」
希「やっぱり海未ちゃんには少し早かったかな」
穂乃果「王子様って言うのが恥ずかしいの?それとも街中で大声を出すのが…」
海未「ち、違います!恥ずかしくなんて…うぅっ」
絵里「けれど、肝心の王子様がどこにもいないわね」
ことり「うん…」
真姫「っていうか、人にも会わないじゃない?もしかして…ほとんどの人が石にされてる何てことも…」
にこ「確かに誰もいないわね…これは困ったわ」
穂乃果「ってことは、穂乃果たちの家族も石に…」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/02/01(水) 22:19:07.29 ID:2lTAGTkw0
海未「だとすれば1秒でも早く魔物を倒さなければ」
ことり「うん!けど…私たちしかいないならどうやって花陽ちゃんの王子様を探せばいいんだろ…」
穂乃果「あーあ、花陽ちゃんの王子様…どこにいるんだろう」
花陽「そんなの元々いないんだよぉ…」
凛「…やっぱりよくないよ!」
花陽「えっ…凛ちゃん?どうかしたの?」
凛「だって…かよちんの王子様を見つけて…しかもかよちんとキスするなんて…」
花陽「あれ?凛ちゃんもしかして…少し怒ってる?」
凛「…」
穂乃果「あー」ニヤニヤ
希「あれやね」ニヤニヤ
ことり「あれだね」にこにこ
凛「ち、ちがうにゃ!かよちんの王子様は凛だよ!ってことを言いたいんじゃないの!」
にこ「じゃあ何て言いたいのよ」
凛「もし、探し続けてかよちんの王子様がみつかったとするでしょ?」
花陽「だから私の王子様なんていないよ…」
凛「たとえ見つかったとしてもすぐキスするのはNGにゃ」
花陽「えっ?」
真姫「はぁ?」
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