京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」

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105 : ◆3em28n6/NM [saga]:2017/01/08(日) 22:20:53.93 ID:ZkcsownO0
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京太郎「どうしたんだ?マホちゃん」

小声で尋ねる京太郎に、マホは答えなかった。
代わりに、自分より大きな京太郎の手を両手で包むように取り、胸元に抱き寄せる。

京太郎「マホちゃん……?」

そのまま目を閉じ、一秒、二秒……。

マホ「……先輩、恐くないですよ」

京太郎「え?」

マホ「麻雀は、恐くなんてないです。負けるのは辛いし、上手くいかない日もあるかも知れないけど……
それも含めて、マホは麻雀が好きです。楽しいんです。だから……」

目を開き、マホは真っ直ぐに京太郎を見た。

マホ「先輩も、楽しんで下さい。……マホ、見てますから」

そして、手を離す。

京太郎「マホちゃん……」

自由になった手を、マホの頭に乗せる。

京太郎「ありがとな。でも、大丈夫だよ。別に麻雀が恐くなったんじゃない」

マホ「……そうなんですか?」

京太郎「ああ……」

ゆっくりとマホの頭を撫でる。

京太郎「むしろ、その逆……。俺は今、打ちたくてしょうがないんだ。
麻雀を、俺より強い人たちと打つ事が楽しみでしょうがない。だから……」

そこで言葉を切り、振り返る。――全国レベルの猛者達が、京太郎を待っていた。

京太郎「……だから、見ててほしい。俺は……勝つ!」
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