御坂「エイジ・オブ・アポカリプス」

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82 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/04(木) 23:19:01.31 ID:pWopFVxZ0
>>81

さすがはドクターストレンジ〜:X-MENが結成して間もない頃に既にスコット達はドクターストレンジと共闘したことがある
83 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/05(金) 00:13:54.62 ID:Vt5SKNnD0
麦野「ハ!ヘンなヒゲのおっさんに筋肉モリモリマッチョマンのヘンタイが今回のお仲間たぁゴキゲンだねェ!みんな仲良く原始から崩してやるよ!」ズワオ!

佐天「わー!ごんぶとビームだー!」

ハンク「皆伏せろ!少しでも触れればひとたまりもないぞ!」バッ

ジーン「で、でも私達がかわしたら街にブラストが――」

麦野「その通り!てめぇらが逃げたせいで学園都市は吹っ飛ぶのさァ!」

ストレンジ「安心したまえ。テケレッツノパー!」マハリクマハリタ!

 SSHHHAAAAZZZZZZ!

麦野「!?」

ストレンジ「我々の周囲にフィールドを張った。これでこの街に二次被害が出る心配はない。先ほどのようにビルを空間移動させたり、ブラストの流れ玉が街に飛ぶ心配もない」

スパイディ「流石は至高の魔術師だ」

御坂「もう全部魔法でいいんじゃないの」

ストレンジ「だがそういう訳にもいかんのだ。このフィールドを維持するにはかなりの集中力を要する。つまり、私は守りに徹するしかないのだ。戦いは君達に任せるよ」

スコット「わかりましたドクター。よし、いくぞみんな!心を操られている仲間達を助けだすんだ!」
84 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/05/05(金) 00:15:06.23 ID:Vt5SKNnD0
>>83

筋肉モリモリマッチョマンのヘンタイ:コマンドーのこと
85 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/04(日) 01:15:30.65 ID:eqHwg/XS0
マグニートー「ほう、この周囲にドーム状の結界を張って街を守るか」

麦野「しゃらくせぇ!んなもん関係なくブっぱなしてやるよ!」ドワォ!

 ZSHAAAAAZZ!

ストレンジ「無駄だよ。我が結界はいかなるエネルギーを持ってしても突破できん。この街は決して傷つけさせはしないぞ」

デス「フフフ・・・それはどうかな」

マグニートー「・・・」スッ

スパイディ「!?・・・マグニートーが地面に手をかざした・・・一体何を・・・」

 ――・・・・・・RRR・・・RRRRRMMMMMMBBBBLLLLL!!!

佐天「わわ!・・・じ、地震!?」ゴゴゴゴゴ

ハンク「それもかなりの規模だぞ!」ゴゴゴゴゴ

御坂「!・・・ま、まさか・・・マグニートーが地磁気にパワーを送って地震を引き起こしているの!?」ゴゴゴゴゴ

ジーン「そんなむちゃくちゃな!」ゴゴゴゴゴ

マグニートー「私は磁界の帝王・・・マグニートー・・・地球さえも、我が手の内だ」ゴゴゴゴゴ
86 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/04(日) 01:31:45.74 ID:eqHwg/XS0
スパイティ「まずい!ドク!なんとか抑え込んで!」ゴゴゴゴゴ

ストレンジ「い、いかん!ラミパスラミパス!」ルルルルル!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・――ッ・・・・・・

初春「お、収まった・・・」

ストレンジ「くっ・・・だ、だが・・・地震を抑え込み続けるには・・・この魔法につきっきりになる・・・」グググ・・・

ボビー「それってつまり、街を守るバリアー魔法は消えちゃったってこと?」

麦野「ハッ!便利な万能博士は戦線離脱かい!じゃあ遠慮なくブっ放させてもらうぜ!」ド ワ !

スコット「僕のオプティックブラストで押し返してみせる!」ZPRAT!

 ――ズ ワ ッ!

スコット「!」

ボビー「スコットのブラストが丸々飲みこまれた!相手のブラストの方が火力は上なんだ!」

ハンク「まずい!スコット!よけるんだ!」

ジーン「スコッ――


 FFOOOOSSSSHHHHH!!!

 ―――・・・・・・

スコット「――・・・?・・・・・・あれ?痛くない・・・どうして・・・!」


ウルヴァリン「・・・GGHHH・・・・・・」シュゥ〜〜〜・・・

初春「ローガンさん!」

佐天「身代りの盾役に・・・」
87 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/04(日) 01:40:41.43 ID:eqHwg/XS0
>>86

ウルヴァリン:誰もが知る、MARVELを代表するヒーローの一人で、ミュータントチームのX-MENのメンバーでもありアベンジャーズでもある男
 本名ジェームズ・ハウレット。普段は偽名のローガンで通しており、本名で呼ばれる方が少ない。超がつくほどの再生回復能力を持ち、世界最硬の金属アダマンチウムの骨格を持つ
 両腕からアダマンチウムの爪を三本ずつ出し、どんなものも切り裂く。ヒュー・ジャックマン演じる実写映画版X-MENシリーズには皆勤しており、シリーズを代表するメインキャラクターの一人
 そんなヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の映画、『ローガン』が公開中。17年もの間ウルヴァリンを演じ続けたヒュー・ジャックマンの最後のウルヴァリンは必見
88 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/07(水) 21:55:54.42 ID:Z89jdBhG0
スコット「先生!」

デス「ッ!」ビクッ

ウルヴァリン「・・・NNNMMM・・・ちょっと・・・待て・・・喉が・・・再生する・・・」ヒュー

麦野「ウルヴァリン、身を呈してお友達を助けるなんて大したヒーローだねぇ」

ウルヴァリン「AAAAA・・・よし・・・治ったぜ。さて・・・俺の生徒に手を出す奴ァどいつだ」SNIKT!

御坂「ちょちょちょ!待ちなさいよ!アンタは事情知らないでしょうけど、麦野は洗脳されてるのよ!」

ハンク「ローガン先生、ウォーレンと黒子と麦野君は敵の洗脳を受けてしまった。マグニートーは・・・自分の意志らしいが・・・」

ウルヴァリン「わかってる。チャックがテレパシーで教えてくれた。奴は今、アポカリプスと“対話”してる。こいつらは俺達で片づけなきゃな」

ジーン「教授がアポカリプスと・・・!?」

ボビー「まずいよ!早く助けにいかなきゃ!」

ウルヴァリン「ああ。そのためにもさっさとココを片づけなくっちゃな」ザッ

デス「ヒッ・・・ろ、ローガン・・・先生・・・」ビクッ

スパイディ「・・・!」
89 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/07(水) 22:03:19.07 ID:Z89jdBhG0
>>88

再生する〜:ウルヴァリンはヒーリングファクターという超回復能力を持っている。骨だけになっても再生する場合と、骨だけになったら再生できない場合と、エピソードによって程度は違う

俺の生徒に〜:このSSシリーズでは、ウルヴァリンがX-MENの教師となっていた時期がある。コミックでもプロフェッサーXに代わって新たな学園『ジーン・グレイ学園』の校長になっていた
 ウォーレンが一時期記憶を失っていた頃にジーン・グレイ学園の生徒だったこともある。他の生徒と比べてウォーレンだけかなり年上の生徒という形だった
90 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/08(木) 00:29:36.30 ID:kUkKhxrq0
スパイディ「ハンク、ウォーレンの反応に気付いた?」

ハンク「ああ、ローガン先生に恐怖を覚えているようだ。逆転の糸口が見えたぞ」

御坂「?・・・どういうこと?」

ハンク「ウォーレンは覚えてるんだ。ローガン先生の鬼の指導を。洗脳で人格まで変わってしまったが心の奥に沁みついたトラウマは消えていない。つまり、まだウォーレン自身の部分が残っている証拠だ」

ボビー「ローガン先生の授業はサボりたいくらいホントにイヤだったからな」

ウルヴァリン「ハンク、ボビー、後で特別授業を課す」

スパイディ「アポカリプスの洗脳は浅いってことだ。きっと強い衝撃を与えれば解ける!」

ホークアイ「そういうことなら任せとけ。洗脳ってのは慣れっこだからちゃんと対策はしてある。この洗脳解除用電気ショック矢をブチ込めば、意識をシャットさせることができるぜ」スッ

御坂「そんなドストレートな名前の矢なのね」

黒子「お”ね”え”さ”ま”あ”あ”あ”!」シュン!

 \ ゴ ワ ッ ! /

ジーン「黒子が地面を丸ごと空中に空間移動させたわ!まるでアイスクリームをスプーンですくいあげるみたいに!」

佐天「説明はいいからなんとかしてよー!」

スコット「ジーン!ボビー!数秒でいい!空から降ってくる地面の塊を止めてくれ!」

 ジーン「了解!」FOOOM! ボビー「氷の柱を作って落下速度を落としてみる!」FOOOSSHHH!

スコット「いいぞ!その間に僕が破壊する!」ZZZRRRAAAA!

 KA-BOOOOMM!

ボビー「やったぁ!」

初春「バートンさん!まずは白井さんから洗脳を解いてください!また高層ビルでも飛ばされたら大変です!」

ホークアイ「任せろ」FOSH!

黒子「お”ね”っ!」シュン

ホークアイ「チッ・・・テレポーターに命中させろなんて、不可能任務(ミッションインポッシプル)だぜ・・・」
91 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/08(木) 00:40:38.65 ID:kUkKhxrq0
>>90

洗脳ってのは慣れっこ〜:映画『アベンジャーズ』でロキに心を操られたホークアイは、ブラックウィドウに蹴り飛ばされて頭を打ち、正気に戻った
 続く『アベンジャーズ;エイジ・オブ・ウルトロン』でも再び洗脳されそうになったが、同じ手にはかからなかった。コミックでも何度か洗脳されている

ミッションインポッシブル:実写版ホークアイを演じる役者、ジェレミー・レナーは、映画の『ミッション・インポッシブル』シリーズにも出演している
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/21(水) 23:19:58.54 ID:zPQ2zsXF0
乙ー。
レナーさんの声は宮迫さんじゃないといけないのは俺だけかな?べリアルさんは絶対に宮迫さんだけど
陛下の単独映画がついに決まったよ!予告が超イカしてる!
93 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 18:34:04.45 ID:6HSjpczz0
>>92
タレント吹き替えに否定的な人もいるけど、個人的には宮迫レナーはドハマリしてると思いますね。あれが悪トラマンやMr,インクレディブルのシンドロームと同じなんて・・・
ブラックパンサーの予告は他のMCU作品の予告のようにド派手なドーン!的なものがあんまりなかったのに、なぜかめちゃめちゃ惹かれました。いや、ほんとなんかすごい惹かれた
94 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 18:52:28.88 ID:6HSjpczz0
ストレンジ「矢を直撃させることが難しいのなら別の方法を採るんだ。電撃よりもさらに強いショックを与えることでも効果を得られるかもしれん」

ボビー「さすが名医!単純明快で子供でも思いつきそうな解決策を提示してくれてありがとう!」

マグニートー「魔術師よ、貴様はこれ以上でしゃばるな」FOOOM!

 GGGGGGGGOOOOOO!

佐天「わあ!また地震だ!」

ストレンジ「くっ・・・!まずい!大地の怒りよ・・・静まれ!」タスケテケスタ!

 GGGGG・・・・・・

ストレンジ「諸君、磁界の帝王は私が足止めする。その間に早く・・・悪の従者達を解放するのだ!」

スコット「わかった!出力を下げて・・・黒子にオプティックブラストをぶつける!」ZAAP! ZRAAA! ZAARR!

 黒子「お”ね”っ!」シュン

                 黒子「お”ね”ェ”ッ!」シュン

  黒子「ほ”ね”え”さ”は”あ”あ”あ”!」シュン

スコット「あ、当たらない!」

佐天「なんだか馬鹿にされてるみたい」

ハンク「飛び道具は当たらない。どうすれば・・・」

初春「・・・皆さん、私にいい考えがあります」
95 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 20:16:23.68 ID:6HSjpczz0
ボビー「みんな聞いて!初春にいい考えがあるって!」

佐天「さすが脳天お花畑!」

初春「その考えとは――〜〜・・・です」

御坂「ええ!?」

スパイディ「そいつは名案だ。きっと黒子も目を覚ますよ」

スコット「本当にそれで上手くいくのだろうか?・・・そんな簡単なことで・・・」

ジーン「スコット、今まで黒子と一緒にいて、彼女がどんな女の子なのか十分わかってるでしょ。彼女なら・・・黒子ならきっと」

初春「ジーンさんの言う通りです。白井さんならこの方法で確実に元に戻るはずです。もしこれで何ともなかったら、それは白井さんではありません」

スパイディ「そういうことだから、御坂、任せたよ」ポン

御坂「・・・ほ、本当に?・・・私にやれっていうの?」

佐天「他に方法がないんです!これは御坂さんにしかできないんですよ!」

御坂「・・・〜〜〜っ!わかったわよ!やりゃあいいんでしょやりゃあ!スパイディ!スコット!ボビー!援護して!」ダッ!

スパイディ「OK!」THWIP! THWIP!

スコット「ピーターのウェブ弾と僕のブラストで黒子を牽制して・・・!」ZRAAA!

黒子「を”ね”え”さ”ま”っ!」シュン シュン シュン――

 シュン!

スパイディ「黒子を上手く御坂の眼の前に誘導できた!今だ!」

黒子「!」

御坂「黒子おおぉぉぉおおお!」バッ!
96 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 20:23:48.13 ID:6HSjpczz0
 ハグ〜ッ

黒子「ッ!!!」

佐天「やったぁ!御坂さんの抱きしめ攻撃が決まったぁ!」

黒子「!?!?!???!??!?!!!???!?!?!?!?!!??!?」プシュ〜!

御坂「黒子・・・っ!」ギュ〜

黒子「おねッ―――・・・」ガクン

スパイディ「オチたね」

佐天「オチたね」

初春「御坂さん、白井さんを放してあげてください。それ以上は刺激が強すぎて命に関わります」

御坂「っ!・・・そ、そうね」パッ

黒子「―――」

ジーン「アポカリプスの洗脳は解けたの?・・・」

御坂「・・・く、黒子?・・・」ソ〜・・・

黒子「――・・・う、う〜ん・・・わ、私は一体・・・」パチ

御坂「!・・・黒子!」パア〜!

黒子「おねええさままあああああはははあああ!」バッ!

御坂「どっせぇえい!」ボゴォ!

スパイディ「御坂!せっかく正気に戻ったっぽいのに殴らないであげて!」
97 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 20:49:34.27 ID:6HSjpczz0
初春「とにかく、これで白井さんをフォーホースメンから脱することに成功しましたね!」

ハンク「美琴のハグで電気ショックよりも遥かに強力な衝撃を与えて、アポカリプスの洗脳から解放するだって?科学的に全く正しく無いぞ・・・」

ボビー「ヘンタイ的には正しい!」

ジーン「黒子だからこそ通用した方法ね。残る3人のホースメンには通じないわ」

スパイディ「そういえばローガンは?」キョロ

 麦野「こんの毛むくじゃらオヤジがあ!」ドオ!

 ウルヴァリン「AARRRGGGHHH!うるせぇ年増ァ!」

スパイディ「麦野を引き受けてくれてたか・・・彼じゃなきゃできない役目だね」

スコット「よし、ローガン先生が彼女を引き留め、Dr.ストレンジがマグニートーを引き留めてくれている間に僕達でウォーレンをアポカリプスの手から解き放つんだ!」

 SHUNK! SHUNK!

スコット「AARRRGGGHHH!」

ジーン「スコット!」

デス「聞き捨てならないな。私をアポカリプスより解き放つだと?わからないのか?私はようやく自由を得られるということを!」

スコット「RGHHH・・・鋼鉄の羽の矢か・・・」
98 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 23:03:16.57 ID:6HSjpczz0
デス「チャールズ・エグゼビアの下にいた頃は、この翼を広げることすら制限されていた。サピエンどもの前で翼を見せれば、石を投げつけられると・・・」

デス「だが今は違う!私はアポカリプスのフォー・ホースメンとして、この大空に翼を広げれる!アポカリプスの目指す世界が来れば、誰も私の翼を蔑むことはない!」

デス「お前達とて同じのはずだ!ミュータントだ化け物だと罵詈雑言を浴びせられ、サピエンを悪党から救っても感謝されないどころか弾圧される!そんな世の中にはうんざりだろう!」

デス「アポカリプスが掲げる理想は、ミュータントが自由に生きられる世界だ!真に平等な世の中になる!X-MENの目標はミュータントが平和に暮らせる世界を創ることだろう!」

デス「強いミュータントが生き残り、弱い人間は淘汰される!それこそみんなが求めた世界のはずだ!」

スコット「・・・違う・・・ウォーレン・・・X-MENが目指すのはミュータントと人間が共に暮らせる世界を創ることだ。我々が授かった力は、弱い者達を守るためのものだ」

デス「っ・・・」

スコット「強い者が弱い者を排除するのではない、強い者は弱い者を守るべきなんだ!君は教授に・・・そう学んだはずだ!」

ハンク「思い出すんだウォーレン。私達は恵まれし子らの学園で多くを学んだ。それを無駄にするんじゃない」

ボビー「アポカリプスなんて奴の手下なんてやめろよウォーレン!僕らは仲間だろ!」

ジーン「ウォーレン・・・目を覚まして」

デス「・・・・・・」

御坂「・・・ウォーレン」
99 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/06/29(木) 23:32:54.83 ID:6HSjpczz0
デス「・・・悔しかったんだ」

スコット「!」

デス「スコットもハンクもボビーもジーンも・・・能力査定で高い評価で・・・僕だけレベル2だ!君達は僕のことを仲間だと言うけど・・・僕はX-MENのお荷物だったんだ!」

デス「本当はアポカリプスの理想なんてどうでもよかった・・・ホースメンになる理由を正当化する言い訳に使ってるだけだ・・・アポカリプスは能力のレベルを上げてくれたから・・・」

ジーン「ウォーレン・・・」

デス「僕は悪い生徒さ・・・君達みたいに優秀じゃないから嫉妬して・・・不良になった悪い奴だ」

佐天「そんなことないよ!ウォーレンはいい人だよ!」

スパイディ「ああ、誰にでも嫉妬心はある。10代ならなおさらさ。アポカリプスはそこに付け込み、増長させたんだ。今の君は本当の君じゃない」

デス「・・・」

スコット「ウォーレン、隠していたが・・・僕も君に嫉妬したことがある」

デス「!?」

スコット「僕にも君のような美しく大きな翼があれば、空を自由に飛べる。それに、きっと想いを寄せる女性の目を引けるし・・・何より、特殊なサングラス無しで生活できる君が・・・」

ハンク「私だってそうさ。見てみろ、私のこの大きな手と足を。君のようになれればと嘆く日もあった」

ジーン「あなたの羽、いつ見ても綺麗だって思ってたわ。まるで天使みたいだって・・・」

ウォーレン「っ・・・」

ハンク「・・・ボビー、君の番だ」

ボビー「あ、ごめん。僕は特に何も思わなかったな。だってウォーレンはウォーレンだし、僕達は僕達だからさ・・・普通だよ普通」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/02(日) 09:30:58.48 ID:Gyilitoi0
乙ー。
>>1が一番最初に見たマーベルヒーローって何?俺はアメコミじゃなくて、映画の旧3部作のスパイディ。

ペラペラ喋らなくてウェブ持ってない方のスパイディを最初に見たから、当時アメコミを見たことなかった俺から見てて二代目(アンドリュー)のスパイディがエライ違くてビックリしたのを覚えてる。
101 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/03(月) 20:29:28.25 ID:VuatG4md0
>>100
あれは忘れもしない・・・小学五年か六年のころに金曜ロードショーか土曜プレミアムか日曜洋画劇場で放送されたサム・ライミ版スパイダーマン一作目を見て、あまりの衝撃と感動で虜になりました
その後、今は絶版となっている『アルティメット・スパイダーマン』の邦訳本が図書館で発見し、全部借りて読みまくりました。何度も何度も読み返してドハマリしました・・・
数年後、本屋で偶然『ハウス・オブ・M』と『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』の邦訳本を発見し、なけなしのお金で買い、そこから本格的に・・・って具合です

このSSシリーズも書き始めたのはずいぶん昔ですが、たまにこのSSきっかけでアメコミに興味もったよって声をいただけるので非常にありがたいというかそれこそが一番うれしい成果です。マジで
102 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/03(月) 21:05:33.87 ID:VuatG4md0
デス「・・・み、皆・・・」

スコット「ジーン、ウォーレンの動きが止まった今の内に君のパワーで洗脳を解除してくれ」ヒソヒソ

ジーン「駄目・・・何度か試したけど、アポカリプスが精神操作をした際に強固な壁を作ったみたいで、ウォーレンの精神に入りこめない・・・」ヒソヒソ

デス「・・・僕・・・僕は――」

 <POF

デス「!」

 ZZZZZPPPPPTTTTTTT!

デス「AARRRRGGGGGHHHHHH!」ビリビリビリ

ホークアイ「ヤングX-MEN、注意を引いてくれてありがとよ。止まった獲物なんて外せって方が無理な話だぜ」

ボビー「説得しようと思ってたのに・・・大人は力づくで物事を解決しすぎだよ」

デス「GGGGGHHHHHH・・・!」ビリビリビリ

スコット「いいや、まだだ。電気ショックの矢だけではウォーレンの洗脳を解くには足りない!美琴!君の電撃で加勢してくれ!」

御坂「わかったわサイクロップス!」バリバリバリ!

デス「AAAIIIIIEEEEEEEEEEE!」ZZZAAAAATTTTT!

スコット「ジーン!」

ジーン「ええ!今なら・・・!」FOOOMMM!

デス「――ッ!・・・ッッ!」ZZZAAATTT!

 > ッ ! <

 ドサッ・・・
103 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/03(月) 22:16:52.64 ID:VuatG4md0
佐天「・・・倒れちゃった。ウォーレンは正気に戻ったの?」

ハンク「わからん・・・とにかく、彼と戦うという状況は打破できたことは確かだ。残るホースメンは2人・・・そしてこの騒動の発端であるアポカリプスを止めねば」

スコット「よし、美琴とボビー、ハンク、ジーンは二人のホースメンを止めてくれ。相手は強力なブラスト使いとマグニートーだ、一瞬でも気を抜くんじゃないぞ」

御坂「ホークアイ、あなたもよ。その電撃矢と私の能力を相乗させて、やっとジーンのパワーでホースメンの洗脳を解けるんだから」

ホークアイ「了解。年下の女の子にこき使われるってのは趣味じゃないが、今はそんなことを言っている場合じゃないからな」

スコット「僕はアポカリプスを止めに行く。奴がまた新たにホースメンを作りださないとも限らない」

黒子「――っ・・・私も・・・一緒に行きますわ。スコットさん」グッ・・・

御坂「黒子!気が付いたのね」

ボビー「もう平気かい?」

黒子「ええ・・・わたくしは しょうきに もどりましたわ。ああっ、しかしまだ少しだけ気分がすぐれませんの・・・お姉さま、どうかこの白井黒子に愛の抱擁を!きっと元気になりますわ!」

佐天「よかった、いつもの白井さんだ」

スコット「黒子のテレポート能力でアポカリプスの所まですぐに行けるな。飾利と涙子はここでウォーレンを看ていてくれ」

初春「わかりました。皆さん、どうかご無事で」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 07:21:10.46 ID:EK31aUGZO
>>101
おぉ〜そうなんだ。
>>1の熱いアメコミ愛に感服しましたm(_ _)m
これからも応援してので、頑張って完結目指してください!
105 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/05(水) 23:48:56.43 ID:IYOK0a2+0
>>104
アメコミ好きだけど全然にわかだから持ち上げないで。英語よめないから原書読んでもなんとなくで読んでるだけだし
とりあえずエタることだけはしないようにがんばりますありがとうございます
106 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/06(木) 00:08:48.65 ID:5jFcrfVA0
 FZSHAAAAAAA!

ウルヴァリン「AARRRGGGHHHHH!」

麦野「ったく、いい加減イヤになってくるね。いくら消し飛ばしてもすぐに再生しやがって・・・」

ウルヴァリン「GHHH・・・」フラ・・・

麦野「おらぁ!」ガッ!

ウルヴァリン「GHッ・・・俺を殴ってもてめぇの拳が痛ぇだけだろ・・・それにしてもすげぇ馬鹿力だな。ほんとに女かよ」

麦野「ホースメンになって腕力も上がってるのさ。大した奴だよ、あの青いゴリラはさぁ!」

 THWAP! THWAP! THWAP!

麦野「っ!・・・あたしの身体に蜘蛛糸を・・・」

スパイディ「忍法蜘蛛糸縛り!それいじょうローガンをブツのはやめな。高齢者への暴力は見過ごせないぞ」

麦野「こんなもんが今更なんになるってのさ!」ブチブチブチィ!

スパイディ「Uh-oh。僕のウェブを引きちぎるなんて、女性にあるまじきゴリラっぷりだな」

麦野「ピーチクパーチクうっせぇんだよ!」ドオワ!

スパイディ「危ない!ただでさえ麦野のメルトダウナーはヤバイ威力なのにホースメンになってより強くなってるんだ。当たったらコトだ!」

御坂「スパイディ!奴の目を封じて!」

スパイディ「合点承知の助!」THWAP!

麦野「っ!」メカクシ!

御坂「今よホークアイ!矢を!」

ホークアイ「アイアイ」スッ

 POF!――
107 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/06(木) 00:10:36.12 ID:5jFcrfVA0
>>106

俺を殴っても〜:ウルヴァリンの骨はアダマンチウムなので、殴った方が痛い

僕のウェブを引きちぎるなんて〜:スパイダーマンの糸は鋼鉄のワイヤー並の強度を持つとも言われている
108 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/06(木) 00:32:58.71 ID:5jFcrfVA0
 ――ジュッ

ホークアイ「は!?電撃矢が命中した瞬間に消えたぞ」

ボビー「たしかに命中したハズだけど・・・それに見て!ピーターの目隠し糸も消えた!」

麦野「原子崩しを私の全身を包むように張ったのさ。薄く広めた原子崩しのバリアでてめぇの矢も蜘蛛野郎の糸も焼き消したんだよ」

御坂「まさか・・・あんたの能力ってそんなこともできたの?」

麦野「ホースメンだからね・・・能力の出力が上がっただけじゃなく、器用に扱えるようになったのさ。原子崩しに応用が利くんだから、レベル5内のランキングもアンタより上だろうねぇ!」

ジーン「サイクロップスのオプティックブラスト以上の火力のエネルギーをフィールドのようにも展開できるなんて・・・まさに攻防一体だわ・・・」

ハンク「彼女に一矢報いるのはかなりの難問だぞ・・・」

麦野「無駄だ無駄ぁ!アポカリプスのホースメンになった私は学園都市最強なんだよ!テメーらみてーな雑兵が束になったところで勝てっこないのさ!」

ウルヴァリン「・・・なぜだ。お前も俺達やアベンジャーズと一緒に戦い、この学園都市を何度か救ったじゃねえか。なのに何故アポカリプスなんぞに下った。俺はてめぇを戦友と思ってたんだぜ」

麦野「っ・・・」

スパイディ「麦野、君はアベンジャーズと共に戦って変わったはずだ。アイテムの皆も・・・暗部の仕事をほとんど休業してたって聞いてるよ。こんなこと、僕達の知ってる麦野じゃないよ」

御坂「アンタは人一倍プライドの高い奴じゃない。仕事ならともかく、誰かの言いなりになるなんてアンタらしくないわ!悪党の手下でいいの!?」

麦野「・・・・・・わ、私は・・・」ググ・・・


麦野「私は昔の私に戻りたかったんだ!残忍で冷酷な殺し屋の私に戻って何も気にせず、気にいらない奴をブチのめす元の私に戻りたかったのよ!」
109 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/06(木) 00:34:37.92 ID:5jFcrfVA0
>>108

変わったはず〜:このSSシリーズでは、麦野やアイテムの面々もスパイダーマンやアベンジャーズと一緒にヴィランと戦い、半ば良い人間になりかけていたことになっている
110 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/07/06(木) 00:40:21.61 ID:5jFcrfVA0
御坂「っ・・・!」

麦野「き、気に入らなかった・・・知らないうちにアンタらの影響を受けて、お・・・穏やかになっていく自分が・・・わ、私ともあろう人間が人助けなんかして・・・」

麦野「わ、悪くない気分だった・・・アイテムの皆とも・・・普通の友達のように接するようになってしまっていたのよ・・・」

麦野「・・・だからアポカリプスの誘いに乗って・・・元の悪人に戻る必要があったのよ・・・」

スパイディ「・・・・・・」


麦野「・・・・・・おかげで・・・今はいい気分さ・・・」

ウルヴァリン「・・・・・・ほんとにそうか?」
111 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/08/03(木) 13:45:49.22 ID:PDc8Cjgu0
ウルヴァリン「無理して悪人になろうとしてるのが手に取るようにわかるぜ。今まで悪事を重ねてきた手前、引っ込みがつかねぇんだろ。だから友人を突き離して独りで悪に下った」

麦野「!」

ウルヴァリン「アイテムとして汚れ仕事をこなしてきた自分達が、なし崩しとは言えキャプテンアメリカのようなヒーロー達と共闘し、この街と人々を救った。お前らは『良い人間』になりつつあった」

ウルヴァリン「いくら洗い落とそうとしても、お前の両手は血に染まりきっている。今更善人になどなれるわけがないって気が付いた。自分は闇の中でしか生きれないってよ」

ウルヴァリン「だが、せっかく陽の光を浴びれそうなところまで来た仲間達まで闇に引き戻すわけにはいかない。だからお前は独りでアポカリプスに下ったんだろ」

ウルヴァリン「自分一人が極悪人として暴れまわって、今までの業を全部背負おうってハラだったんだろう」

麦野「っ・・・てめぇに何がわかる!」

ウルヴァリン「わかるさ。俺もそうだったからな」

麦野「!」

ウルヴァリン「俺もお前と同じ、汚れ仕事をさんざ重ねてきた。甘ちゃんの蜘蛛の巣頭や星条旗を纏った高潔な男みてぇなヒーロー連中にはできねぇような任務もな。・・・独りでいる方が気が楽だった」

ウルヴァリン「だがそんな俺にも手を差し伸べてくれる奴はいた。チャールズ・エグゼビア・・・それにX-MENの仲間達・・・アベンジャーズ・・・俺のような男でも人の役に立てると教えてくれた」

ウルヴァリン「誰にでもやり直すチャンスはある。あるべきだ。それを蹴るような真似はするんじゃねえ。お前は俺だ。過去は過去、未来をより良くしようと努力するんだ」

麦野「っ・・・」

ウルヴァリン「俺もそうしようと努力してるぜ」
112 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/08/31(木) 23:32:48.64 ID:VCMOyfIn0
麦野「・・・未来を・・・より良く・・・」

ウルヴァリン「X-MENは人類とミュータントの未来のために戦うんだ。・・・いや、ヒーローってのはそういうもんさ。アベンジャーズにだって、元々悪党をやってた奴はけっこういるぜ」

麦野「・・・・・・やり直せるかな・・・私みたいな人間でも・・・」

ウルヴァリン「お前がその気ならな」

麦野「・・・・・・私も・・・」

 ッ! ZZZAAAAAAAAAKKK!

麦野「AARRGGHHHH!」ビリビリビリ

ホークアイ「電気ショック矢命中。そこに電撃を加えるんだビリビリちゃん!」

御坂「言われなくてもわかってるわよ!」バリバリバリ!

ウルヴァリン「ジーン、解放してやれ」

ジーン「パワーを全開に・・・!」FFFOOOOOMMMMM!

麦野「AAAAAAAAAAAA!」ビリビリビリ!

 ――ッ!

麦野「――っ・・・・・・が・・・」ガクン

ボビー「・・・洗脳は解けたのかな?」

ハンク「おそらくは。これで残るホースメンは一人だ」

ホークアイ「やるなローガン。会話で気を反らせて隙を作るなんてよ。おかげで俺の矢が通ったぜ」

ウルヴァリン「・・・俺は割と本気で、言葉だけで解決できるかと思ったんだがな」
113 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/08/31(木) 23:42:08.28 ID:VCMOyfIn0
>>112

アベンジャーズにだって、元々悪党をやってた奴は〜:ホークアイも最初は悪人に間違えられたり、アベンジャーズ加入前に悪事に関わったこともあった。
 同じくアベンジャーズで長く活躍したスカーレットウィッチとクイックシルバーはマグニートー率いる悪のミュータント軍団、ブラザーフッドオブイービルミュータンツだった
 最近でも宇宙からやってきて地球を変えようとしたエクス・ニヒロ達も、和解後にアベンジャーズと共に戦っている
 元々は敵対した者や悪事に加わっていた者でも、ヒーローとして仲間になることはけっこうある
114 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/28(木) 22:50:29.36 ID:ksiCjO5+0
 シュン

黒子「!・・・見えましたわ。あのビルの屋上にいるのがアポカリプスですわね・・・!」

スコット「奴が片手で持ちあげているのは・・・教授!」


教授「・・・ぐ・・・うう・・・」グググ

アポカリプス「来たか」

 シュン スタッ

スコット「その人を放せ!」

黒子「風紀委員ですの。学園都市の風紀を乱そうとするのなら、私達が相手になりますわ」

アポカリプス「我がホースメンよ、洗脳から脱したか。やはり急ごしらえの支配では浅かったか・・・」

黒子「目的は何ですの?学園都市中に戦いを煽り、それが上手くいかなかったからと私やウォーレンさん達を操り、攻撃を仕掛けてくるなんて・・・」

アポカリプス「この街は素晴らしい街だ。ミュータントに溢れ、輝かしい未来がある。だが、同時に弱き者も多く抱えている・・・だからこそ、弱き者達を淘汰し、強き者だけの街にするのだ」

スコット「そんなことをして何になる!」

アポカリプス「農作物を育てたことはあるか?一つの根に複数の果実が実る時、小さい果実を排除することで残った果実がより多くの栄養分を得て、より大きく、優れた果実に育つのだ」

黒子「・・・それをこの学園都市にあてはめているのですね。なんと極論な・・・」

スコット「この世界の者ではないお前が、何故学園都市でそんなことを」

アポカリプス「強き者だけとなったこの街の支配者となり、我が理想の世界を築き上げるのだ。その後に、故郷である元の世界をも支配してくれようではないか」

黒子「結局は有能な部下が欲しいってことですのね。大物なのか小物なのか・・・」

スコット「学園都市の能力者達に戦いを煽っておいて無視されてる時点でどうかと思うが」
115 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/28(木) 23:02:47.51 ID:ksiCjO5+0
アポカリプス「我にたてつく貴様達を排除した後、残ったホースメンと共にこの街を闘争の渦に巻き込んでくれる。この街のミュータント達も、より優れた存在に成長できるのだ。素晴らしいとは思わんか」

黒子「あいにくですが、私はちゃんとカリキュラムに沿って授業を受け、自分達の力で成長しますので、あなたの押しつけ教育は遠慮いたしますの」

スコット「手を引けアポカリプス!この街に手出しはさせないぞ!」

アポカリプス「ならば、やってみろ」ブン

教授「うぐっ・・・」ドサッ

スコット「教授!黒子、教授の保護を!」

黒子「お任せですの」シュン

スコット「僕が相手だ!アポカリプス!」FSHAAAAAA!

アポカリプス「NNMMM・・・弱いぞ、サマーズ。やはり未熟な十代の貴様では、その程度か」

スコット「マトモに受けているハズなのに・・・!」FSHAAAAA!

アポカリプス「我はアポカリプス・・・力の差を見せてやろう」

 ―――

スパイディ「麦野をホースメンから救うことは出来た。たぶんだけど・・・残るホースメンは一人!マグニートーだ!」

御坂「ドクターストレンジが一人で相手してくれてるハズだけど、どうなって――・・・って!」


ストレンジ「むうう・・・」ガクッ

マグニートー「・・・」

御坂「ストレンジが両膝をついてる!」

佐天「膝に矢を受けてしまったのかな!」
116 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/28(木) 23:32:31.85 ID:ksiCjO5+0
御坂「マグニートー!」バリバリバリ!

マグニートー「む」ZZZAAA!

初春「御坂さんの電撃を難なくバリアで弾いた」

佐天「ストレンジ先生、大丈夫ですか?」タタタ

ストレンジ「うっ・・・心配無用だ。だが、私はもう戦線には加われない・・・」

佐天「ほんと?そんなに重傷を負ってる風には見えないけど・・・」

ストレンジ「とにかくだ、今のマグニートーを止められるのは君達だけだ。X-MENの面々はサイクロップスの援護に向かうのだ。彼とテレポーターの少女だけでは、アポカリプスは手に負えん」

ハンク「しかしジーンのパワー無しでマグニートーをホースメンの支配から解除できるのですか?」

ストレンジ「マグニートーは洗脳されているのではない。ここは電撃の少女とスパイダーマン、ホークアイに任せて、君達は早くアポカリプスを!」

ウォーレン「・・・僕も行くよ・・・」ググ・・・

ボビー「ウォーレン!意識が戻ったんだね!平気かい?」

ウォーレン「僕は・・・自分の心に負けて、その隙をアポカリプスに突かれてしまった・・・このまま黙ってるなんてイヤだからな。それに、スコット一人じゃ心配でおちおち寝てられないさ」

ジーン「よし、スコットと合流してアポカリプスと戦いましょう!」
117 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/28(木) 23:44:59.11 ID:ksiCjO5+0
御坂「マグニートー!どうして・・・また悪人に逆戻りしたっていうの!?」ビリビリビリ

マグニートー「先ほども言った通り、アポカリプスの考えに賛同したのだ。お前は賢い子だと思っていたがな超電磁砲・・・」ZZZAAA

御坂「あんたがまた敵になるっていうんなら、相手になるわよ!」ビリビリビリ!

スパイディ「御坂!一人で磁界の王と戦うのは無茶だ!援護するよ!」THWIP! THWIP! ジャッ

初春「スパイダーマンさんの糸、御坂さんとマグニートーさんのパワーのぶつかり合う余波で届く前に焼き切れてますよ」

スパイディ「うぐっ」

ホークアイ「ここは俺に任せろ。弓矢でヘッドショット決めてやるぜ」シュッ ジャッ

初春「ホークアイさんの矢も届く前に焼き消えましたね」

ホークアイ「んぐっ」

佐天「こりゃ二人とも役にたたないや」

スパイディ「ローガン、御坂に手をかしてやってよ!あんな子供が一人でマグニートーの相手をしてるんだよ!なんでボーっとしてるのさ!」

ウルヴァリン「・・・いや、これは俺の出る幕じゃねえらしい」

スパイディ「!?・・・」


御坂「本気でいくわよ!」コイーン

佐天「でたー!御坂さんの十八番の超電磁砲だーっ!」

 ドォン! ZZZOOOSSSHHHH!

マグニートー「RGHHH・・・その程度では、私に勝つことはできんぞ」

佐天「た、耐えた!」

御坂「っ・・・」
118 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/28(木) 23:55:12.84 ID:ksiCjO5+0
マグニートー「この磁界王に勝つには貴様の潜在能力を解放させるしかないぞ!でなければ、貴様は我が力の前に倒れ、この街は戦場と化すのみ!」

御坂「くっ!・・・そうはさせないわ!私がアンタを止めてみせる!」

マグニートー「ならば見せてみろ!貴様の本当のパワーを!マグネットパワー!」FFFZZZAAAAAAKKKKK!

御坂「マグネットパワー!」FFFZZZAAAAAAKKKKK!

 FSHZA-FOOOOOOOOOMMM!!!

 スパイディ「す、すごいエネルギーのぶつかり合いだ!近づけない!」

 ZZZAAAAAAAAKKKKKKKK!!!

御坂「――っ!・・・ぐっ・・・ううっ・・・」グググ・・・

 初春「!・・・で、でも御坂さんが少し押されてます」

マグニートー「フハハハ・・・フハハハハハ。そこまでか。貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのか」ZZZAAA!

御坂「〜〜っ・・・」ZZZAAA!

マグニートー「それでも学園都市最高位のレベル5か」ZZZAAA!

 佐天「!・・・マグニートーさん・・・なんだか・・・」
119 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/29(金) 00:19:45.25 ID:Dh7FSd650
マグニートー「貴様にはまだ甘さがある。教えた筈だ。そんな甘さがあれば大切なものを守れないと。その手を血で染める覚悟がなければ、私には勝てぬぞ!」ZZZAAAAA!

マグニートー「真のヒーローになりたければ甘さを捨てるのだ!敗れて全てを失うか、大切な者達を守るために敵を排除するか、選べ!」ZZZAAAAA!

マグニートー「足を踏ん張り、腰を入れぬか!能力を全開にしろ!自身の中に眠る才能を爆発させるのだ!そんなことでは、悪党の私一人倒せんぞ!この小娘がぁ!」ZZZAAAAA!

御坂「っ!・・・〜〜〜!」ZZZAAAAA! ガクッ・・・

マグニートー「何をしている!自ら膝をつくなど、勝負を捨てた者のすることだぞ!」ZZZAAAAA! ググ・・・!

御坂「ぐう・・・ううう・・・!」ZZZAAAAA!

マグニートー「立て!立ってみせろ!私に勝ってみせろ!」ZZZAAAAA!

御坂「――う、うるさい!磁界王マグニートー!・・・私はアンタを越えてみせる!」ZZZZZAAAAAA!!!

マグニートー「!」ZZZAAAAA!

御坂「パワー全開ッ!GRAVITY SQUEEZE!(グラビティスクイーズ!)」ZZZAAAAAKKKKK!!!

 初春「電磁の結界で包み込んだ!」

 佐天「御坂さん!」

マグニートー「AAARRRGGGHHHHH!」ZZZZZZZAAAAAAAAAAAAAAKKKKKKKK!!!

御坂「これでトドメよ!マグニートー!」ZZZZAAAAAAAA!!!
120 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/09/29(金) 00:39:34.12 ID:Dh7FSd650

マグニートー「――・・・よくやった」ZZZAAAAA!


御坂「――!?」ZZZAAAAA!


マグニートー「今こそ・・・お前は真のヒーローに・・・――」

 ZZZZZAAAAAAAAAA!!!


御坂「――・・・・・・マ・・・マグニートー!?」


 FWWWOOOOSSSHHHHHHHHHHHHHH!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
121 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/10/19(木) 20:47:38.72 ID:s8qTWybo0

スパイディ「――御坂!」タタッ

御坂「・・・・・・」

佐天「どうなったの?マグニートーさんはどこに行ったの?」キョロキョロ

初春「・・・わかりません。御坂さんの電磁力フィールドで包みこまれて、粉々になったのかも・・・」

佐天「ま、マジで!?」

ホークアイ「・・・」

スパイディ「御坂!御坂、平気か?」

御坂「・・・悪人なんかじゃなかった・・・マグニートーは・・・私に・・・」

ストレンジ「そうだ。マグニートーはアポカリプスに従うフリをしていたのだ」

御坂「!」

スパイディ「どういうこと?・・・」

ストレンジ「奴は君達に、学園都市を守る者としての『覚悟』をしてほしかったのだ。御坂美琴、君の中の甘さを消すために非情に徹したのだ。街を守るには、手段を選べない事もあると・・・」

御坂「・・・」

初春「ストレンジさんがマグニートーさんを食い止めている間、その話を聞いたんですね」

ストレンジ「そうだ。だから私はあえて身を引いた。マグニートーの目的は、御坂美琴に自分を打ち倒させること」

佐天「そんなややこしいことしなくっても・・・」

ストレンジ「こうでもしなければ、君達の甘さは抜けないとみたのだろう。君達は優しい・・・だからこそ、学園都市を守る者として、一皮むける必要があったのだ」

御坂「っ・・・」
122 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/10/19(木) 21:01:49.53 ID:s8qTWybo0
スパイディ「・・・でも、それでも他に道はあるはずだよ。たとえ悪人でも、命を奪わなくて済む道が」

ストレンジ「君ならそう言うだろうと思ったよ。だが、時には・・・非情にならなければ、人々を救えないこともある」

 ホークアイ「・・・」

スパイディ「それでもだよ!それでも、必ず道はあるはずだ。必ず・・・」

御坂「・・・・・・その通りよ・・・私は・・・私は悪人でも命は守るわ。たとえ学園都市を滅ぼそうとする悪のミュータントだろうと、なんだろうと」

ホークアイ「・・・へっ、すげぇパワーを持ってても、やっぱり子供だな」

ストレンジ「・・・そうか。それもまた良し」

御坂「長い間スパイダーマンと一緒に行動してると、甘ちゃんに感化されちゃうのよ」

スパイディ「それでこそ君だよ、御坂」

 御坂(・・・マグニートー、あなたの身を呈した指導のおかげで、私も覚悟が出来たわ。私は・・・絶対に・・・たとえ悪人でも、命を守る。それが私の覚悟と決意よ。マグニートー・・・)


ホークアイ「っしゃ、これでフォーホースメンは全員倒したことになるな。後はボスを倒すだけだぜ」

初春「スコットさんと白井さんが先行してアポカリプスと戦ってて、現在ジーンさん達が合流に向かってます。私達も行きましょう。位置情報は白井さんのGPSでわかります」

佐天「よーし!ゆくぞみなのしゅう!学園都市をおびやかす悪のミュータントをやっつけるのだー!」

スパイディ「非戦闘員なのに威勢はいいんだよなぁ」
123 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/10/19(木) 21:15:20.80 ID:s8qTWybo0
>>122

非情にならなければ〜:MARVEL世界の並行世界(様々な世界)同士が衝突し、消滅する現象『インカージョン』が発生したことがある。
 Dr.ストレンジやアイアンマンらは自分達の世界を守るため、『衝突しようとする相手側の世界を破壊する』という非情な手段をとらざるをえなかった。
 勿論、世界を守る方法が他にないか常に模索していたが、衝突現象は頻繁に、かつ時間制限付きで続々と発生するので、相手の世界を破壊する以外に方法が無い状況だった
124 : ◆t8EBwAYVrY [saga]:2017/11/18(土) 23:59:05.61 ID:qIjbvDbg0

ハンク「ジーン、スコットの様子は?」JUMP! チャクチッ JUMP!

ジーン「それが・・・何度もテレバシーを送ってるけど反応がないの」FOOOMM

ボビー「まさかアポカリプスに帰り討ちにされちゃったのかな・・・」FOOSHH

ウォーレン「めったなことを言うなよボビー!一秒でも早くスコットと黒子と合流するためにももっと急がないと!」

ボビー「氷ロードを作りながらの移動はこれ以上速くできないんだよ。ハンクはビルの谷間をジャンプしての移動だし、ジーンやウォーレンみたいに飛べるわけじゃないんだから」FOOSHH

ハンク「ジーン、テレバシーで呼びかけ続けてくれ。スコットは我々X-MENのリーダーだ。そう易々とやられるものか」JUMP!

ジーン(スコット・・・声を聞かせてよ・・・!)


ハンク「!・・・あそこだ!」

 スコット「ぐ・・・うぅ・・・」グググ・・・

 アポカリプス「・・・」グググ・・・

ボビー「スコットがアポカリプスに頭をわしづかみにされてる!」

ウォーレン「っ!」バサァ!

ハンク「ウォーレン!?待て!」

ウォーレン「アポカリプス!僕を悪の道に引きずり込んで仲間を傷つけさせたな!お前が与えたこの鋼鉄の翼をお前自身で味わえ!」グオオー!

黒子「ウォーレンさん!罠ですの!」

ウォーレン「!」

 ッ!
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/20(月) 19:33:08.98 ID:2WrOC0qf0
そう言えば上条さんって何してたっけ?

>>3
これ等の他にも何か書いてない?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 12:21:46.42 ID:6NZVYlg40
まだ?
127 : ◆t8EBwAYVrY [sage]:2019/05/03(金) 19:12:22.54 ID:5YQd7+IO0
あまりにも放置しすぎたしぐだぐだと長くなってたので仕切り直します

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1556877133/

上記スレッドにて改訂版を書かせていただきます。ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました
話の大筋は変わらず、読みやすくなるようにテンポ重視で無駄を切り取っていきたいと思います
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