【ガルパン】ドイツへ修学旅行です!

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102 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/02/08(水) 22:13:37.81 ID:VoyjmqZ70
華「あの...」


沙織「華?どうしたの?」


華「お腹が空いてしまって...ご飯はいつ食べられるのでしょうか...?」


みほ「沙織さん、今って何時かな?」


沙織「えっと、午後の4時だから、あと2時間後ぐらいかな?」


華「うぅ〜...」


グゥーとお腹の音が聞こえる。かなりお腹を空かせているのが分かり、みほが持ってきていたお菓子を差し出す。


みほ「これ食べる?」


華「良いんですか?」


みほ「うん、何かあったときのために持ってきてただけだから♪」


華「ありがとうございます...」モグモグ
103 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/02/08(水) 22:14:13.37 ID:VoyjmqZ70
ここまでです。
また来週ぐらいですかね
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 06:03:26.29 ID:8Ljb0sOo0
乙乙です
105 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/02(木) 22:41:10.80 ID:aVpF39Ml0
遅れて申し訳ありません。再開します
106 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/02(木) 22:51:48.44 ID:aVpF39Ml0
言葉を言い終える前に華はお菓子を口に運んでいく。手が止まる様子は全くなく、一心不乱にお菓子を食べ続けている。


優花里「西住殿!私はこのディスクの中身を見たいのですが!」


みほ「うん、良いと思うよ。ちゃんと書いてあるし、ても持ち帰ったりはしないでね?」


優花里「大丈夫です!それでは〜♪」


楽しそうにカバーを開けてプレイヤーに入れる。今の彼女の様子を動物で例えるなら、まさに『子犬』である。


沙織「みぽりん、このお菓子と雑誌はどこに置いておけば良いかな」


みほ「そこの机の上に置いておけば良いと思うよ」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/02(木) 23:02:50.45 ID:aVpF39Ml0
コンコンコンッ!


部屋の扉が誰かにノックされる。まだ集合の時間ではないし、何か事務的な話ではないことは分かった。


みほ「誰だろ...?」


扉に近づき、恐る恐る扉を開けた。すると、黒森峰の制服を着た実の姉が立っていた。


まほ「やあみほ」


みほ「お、お姉ちゃん!?何でここに...?」


まほ「最近はあまり話せてなかったからな、散歩ついでに施設を見て回りながら話さないか」


みほ「う、うん...皆、少しに出かけてくるね」


優花里「いってらっしゃいませ、西住殿!」
108 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/02(木) 23:04:29.99 ID:aVpF39Ml0
ここまで
109 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/26(日) 21:23:32.26 ID:JgScs9/S0
再開します
110 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/26(日) 21:47:13.66 ID:JgScs9/S0
廊下の窓辺へ行くと、窓を開けて外の空気が中に入ってくる様にする。


まほ「みほ、最近学校での生活はどうだ?」


みほ「戦車道の皆とも上手くいってるから、別になんともないよ♪」


まほ「そ、そうか...なら良いんだが...」


みほ「...?どうしたの?」


まほ「なぁみほ、みほが良ければ黒森峰に戻って来ないか?」


みほ「えっ!?」


まほ「別に強制じゃないんだ、でも少し考えてみてほしい」
111 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/26(日) 21:58:32.02 ID:JgScs9/S0
みほ「...」


まほ「もちろん、今の戦車道のメンバーも一緒に来れば良い」


みほ「...!」


まほ「答えは今すぐじゃなくて良い、明日の朝また来る。それまでに考えてほしいんだ」


まほが黒森峰が泊まっている階へと戻っていく。一人になったみほの元に強い風が吹き込んでくる。
112 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/03/26(日) 21:59:09.35 ID:JgScs9/S0
ここまで
113 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/04/08(土) 23:33:40.68 ID:aPTCO/w50
再開します
114 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/04/09(日) 00:08:57.76 ID:mMB1Ab5u0
部屋に戻ると、優花里が備え付けのテレビを見続けている。何かと思って覗き込むと、世界大会の日本代表の試合が映し出されていた。


優花里「あ、西住殿、お帰りなさい」


みほ「それ、世界大会のだよね?」


優花里「はい!どの試合もとても興味深く、ずっと見ていても飽きません!」


みほ「そ、そうなんだ。よく分からないけど...」


目をキラキラさせ、優花里は試合を鑑賞し続ける。両者とも1歩も譲らない白熱した試合は、日本代表が敗れてしまった。


優花里「はぁ〜...!やっぱり世界大会の試合は何度見ても良いです!」


私には良く分からない。けど、優花里さんには何か私とは違う世界が見えてるのかもしれない。


みほ「そうだ、沙織さん。麻子さんの容態は?」


沙織「熱が引いてきたみたい。もう大丈夫だよ♪」


みほ「ふぅ...良かった...」
115 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/04/09(日) 00:40:32.24 ID:mMB1Ab5u0
顔色はもとに戻り、すぅすぅと小さな寝息を立てている。おでこを触ってみても、人並みの温度。完治していないとしても、ほとんど回復している。


麻子「...んっ...?」


みほ「あ、麻子さん」


さっきおでこを触ってしまったからだろうか。それとも、少し騒がしくしてしまっただろうか。 麻子が目を覚ました。


麻子「...どこだここは...?」


みほ「ここはドイツの修学旅行先の寮だよ」


麻子「そう言えばそうだったな...ふあぁ.....」


1度大きなあくびをした後、のびをして眠たい目を開けていた。
116 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/04/09(日) 00:40:58.29 ID:mMB1Ab5u0
ここまで
117 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/05/08(月) 22:24:55.35 ID:1BxDaYei0
再開、突然の仕事が終わりましたので遅れた分頑張ります
118 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/05/08(月) 23:06:32.43 ID:1BxDaYei0
〜〜ドイツ戦車道側〜〜


アレクシア「皆の練習状況はどうでしたか?」


エルヴィーラ「全員、目標の行進射撃は5号車以外達成することが出来ませんでした」


アレクシア「5号車...」


1つのファイルを棚から取りだし、赤色の付箋が貼られているページを開ける。そこにはチームの5号車の乗員全ての情報が記録されている。


アレクシア「っと...車長は『ティアナ・ヴィットマン』ですか...」


エルヴィーラ「呼んできましょうか?」


アレクシア「はい、お願いします♪」


エルヴィーラ「分かりました」


一礼をし、扉を開けてティアナを呼びにいった。呼びにいっている間、ファイルの他のページをパラパラと開いてチーム全員の名簿に目を通す。


他にも運転技能に秀でた子や指揮能力に秀でた子。それぞれ個性があり、それを全て把握して指揮するのはかなり疲れる。


コンコンコン


どうやら来たみたい。「どうぞ」と部屋の中に入れる。


ティアナ「5号車車長『ティアナ・ヴィットマン』、ただいま参上しました」


アレクシア「よく来てくれました。そこに座ってください」
119 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/05/09(火) 00:01:52.24 ID:HbxemYrg0
書類やファイルの乗った机を間に向かい合う。


アレクシア「5号車の行進間射撃の成績について聞きたいのです♪」


ティアナ「と言われましても...私達は皆と変わらない練習をしていますが...もしや何か至らない点が...?」


アレクシア「いえ、むしろ他の子達よりもずば抜けて優秀です。ので、その秘訣を聞ければと」


ティアナ「秘訣ですか...私達は他の皆さんより遅れて加入したので、負けないよう精一杯練習をしただけですよ...?」


少しオドオドした様子の彼女だが、試合になれば人が変わる。独特な戦術に加え、単独突入による敵の攪乱等、彼女の戦術はチームにとって無くてはならないものとなっている。
120 : ◆dK.v6VxfY2 [saga]:2017/05/09(火) 00:02:37.56 ID:HbxemYrg0
ここまで
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 20:46:29.93 ID:FV9Vcsdt0
再開します
122 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/06/08(木) 20:47:35.83 ID:FV9Vcsdt0
スマホを変えたので酉が変わっていますが、本人ですので大丈夫です
123 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/06/08(木) 21:07:22.26 ID:FV9Vcsdt0
アレクシア「練習しただけ、ですか。つまり他の子達は練習しても出来ない下手くそだと?」


ティアナ「えっ!?あっ、違っ!そ、そうじゃなくてその…!」


彼女の慌てて補足しようとしている姿がとても愛らしい。こうやってイタズラするのも1種の楽しみとなってしまっている。


アレクシア「ふふ、冗談です。貴女がそんな風に思っていないことは知っていますから、安心してください♪」


ティアナ「あうぅ…」


顔を赤くして俯いている彼女に1つお願いをしたい。


アレクシア「ティアナ、貴女にお願いがあります。聞いてくれますか?」


ティアナ「へ?」


アレクシア「2時間後、1度交流戦を行いたいのですが、その時貴女に第3戦車大隊を率いてほしいのです」


突然のことで頭が混乱しているようだ。
124 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/06/08(木) 21:23:59.61 ID:FV9Vcsdt0
ティアナ「え、ええ!?」


アレクシア「ダメですか?」


ティアナ「いやいやいや!私よりもいっぱい相応しい人たちがいらっしゃるじゃないですか!それこそフリーデリンデさんやエルヴィーラさんだって…」


アレクシア「貴女だからこそ頼みたいのです」


何秒かほどティアナが考えていた。確かに大隊を率いさせたことはないが、この子ならば絶対にやってくれると思っている。


ティアナ「…分かりました、わたしでよければ頑張ります」


アレクシア「貴女ならそう言ってくれると思っていました。今はエルヴィーラかフリーデリンデどちらかが暇なはずです」


ティアナ「分かりました。では、お二人のもとへ行ってきます」


アレクシア「はい、期待していますよ♪」
125 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/06/08(木) 21:25:24.45 ID:FV9Vcsdt0
ここまで
126 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/07/08(土) 13:53:11.97 ID:ZZ9Wnb5K0
再開します
127 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/07/08(土) 14:32:44.99 ID:ZZ9Wnb5K0
〜〜大洗戦車道側〜〜


麻子さんが起きてからもう1時間、指示も何もないから部屋から動いてもいいのか分からない。


沙織「みぽりん、私たちのどうすればいいのかな〜」


みほ「会長からも連絡ないから…勝手に動けないし…」


ピーンポーンパーンポーン


突然館内にチャイムが鳴り響いた。


『1時間後、日本とドイツの交流試合を行います。クルーは戦車の準備をするように』


一度日本語の放送が入ったあと、今度はドイツ語で放送が流れた。


みほ「交流試合…どんな試合になるんだろう」


優花里「西住殿!交流試合試合ですよ!これは胸が熱くなるであります!」


みほ「う、うん…」
128 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/07/08(土) 14:47:49.59 ID:ZZ9Wnb5K0
部屋を出て廊下の案内板を頼りに車庫まで行く。車庫に到着すると、既にレオポンさんチームが戦車の整備に取りかかっていた。


みほ「あの、戦車の様子はどうですか?」


ナカジマ「大丈夫、ちゃんと元気だよ」


エンジンがつけられて相変わらずの大きな音がなる。


杏「西住ちゃーん、どう調子は?」


みほ「あ、会長。大丈夫です、勝ちに行きます」


杏「いいねー、今日の指示も期待してるからね〜」
129 : ◆BzMyJYlqvA [saga]:2017/07/08(土) 14:48:32.73 ID:ZZ9Wnb5K0
ここまで
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/10(月) 20:17:19.21 ID:11GhrDuqo
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 17:27:22.31 ID:QEbUZCJuO
燃え尽きたな
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