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【ガルパン】ドイツへ修学旅行です!
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1 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 20:13:52.56 ID:kr04HBqD0
※注意事項
@文章がおかしくなっていたり、単語を誤った意味で使っている時があるかもしれません。
Aキャラ崩壊あるかもしれません。
Bガルパン本編と矛盾していたりするかもしれません。
以上の3つの点が大丈夫な方はこのまま読み進めてください。
一応前にかいていたもの
吹雪の艦娘になる前
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465722584/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1479813232
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 20:45:21.12 ID:g4soQA7f0
期待
3 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 20:45:24.59 ID:kr04HBqD0
杏「あ、そうそう。明日から全員ドイツに行くから」
みほ「...え...?」
えええええぇぇぇぇぇ!!!???
その日、大洗戦車道部に衝撃が走った。当たり前であろう、いきなり戦車の倉庫前に呼び出されたと思ったら突然のドイツに行くと告げられたのだから。唖然とする者、目を白黒させ見つめ合うもの、完全に意識を闇の中に落とし安らかに寝息をたてる者が居た。
桃「か、会長!?そんな話聞かされていませんよ!!??」
柚子「そうですよ!」
杏「こういうのはさ?やっぱり誰にも教えず突然言うのがいいと思うんだよねぇ〜」
柚子「だ、だとしても突然すぎますよ〜!」
皆困った反応をしていたが、たった一人だけ反応が違い拳を天に上げ喜んでいた。
優花里「ドイツ!あのドイツですよね!?まさかドイツに行けるなんて...!!」
杏「私としてはあんな反応を期待してたんだけどなぁ〜...」
みほ「優花里さんはちょっと頭のネジが外れてる所があるから...」アハハ
優花里「ふえっ!?西住殿!酷いですよぉ!」
沙織「ドイツ...黒森峰の戦車もドイツだよね?」
みほ「うん、お姉ちゃんが乗るティーガーT逸見さんが乗るティーガーUとかかな。私達大洗ならレオポンさんチームが乗るポルシェティーガーとかだね」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 20:49:21.73 ID:ZttlrtiVO
マジレスすると、パスポートの申請から受領まで1週間程かかるって聞いたけど
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 20:52:05.42 ID:Qvr49HDAO
そこは海外に寄港することもあるから入学時に取得必須とかで
6 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 21:17:21.05 ID:XioUjUuNO
エルヴィン「なるほど、ドイツか。1度行ってみたかった」
カエサル「私もだ。有名な戦車乗りの宝庫だと聞いたからな」
おりょう「それにしても本当に突然ぜよ。今から準備をしないと間に合わないな」
杏「その辺りは大丈夫。学園長には言ってあるし許可も取ったからね〜♪」
左衛門佐「会長が言うととても胡散臭く聞こえるな」
皆がざわざわと騒いでいる中でバレー部のアヒルさんチームはいつの間にかネットを立てて練習をしていた。
典子「よしっ!行くぞー!それっ!」
キャプテンである典子がサーブをすると、妙子が飛び込んでボールを打ち上げ、忍がトスをしあけびがスパイクを打つ。
妙子「やった!」
忍「キャプテン!どうでしたか!?」
典子「良かった!でも、強豪校の殺人サーブはこんなもんじゃないぞ!練習あるのみ!!」
妙子・忍・あけび「はいっ!!」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 21:24:16.92 ID:8AAQClZY0
エミちゃんはどうしてるだろうか
8 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 21:31:52.26 ID:XioUjUuNO
そど子「ちょっと!今大切な話をしてるのよ!」
典子「次行くぞー!」
そど子「ちょっと!」
杏「まあまあ、いい方法があるから」
杏がゆっくりと典子の側まで近寄るとある言葉を発する。
杏「ちゃんと話聞いてないと...バレー部廃部になっちゃうよ...?」ボソッ
典子「っ!?全員集合!」
典子がすぐにバレー部を呼び寄せる。
典子「練習はここまで!すぐに片付けて大事な話を聞くよ!」
妙子・忍・あけび「はいっ!!キャプテン!」
四人がせっせとネットとポールを片付け始める。
華「会長は何を言ったんでしょうか...」
9 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 21:58:15.33 ID:kr04HBqD0
杏「んまぁ、皆にパスポート配るから生徒会室前まで来てよ」
みほ「え?どうやって用意したんですか?」
杏「戦車道連盟の西住しほさんが全員分用意してくれてさ」
みほ「お母さんが!?」
杏「何か私達を期待してるみたいでさ?2年後だっけ?戦車道世界大会あるらしいけど、その戦力層を増やしておきたいらしいんだよね」
みほ「そうですか...」
沙織「華〜、戦車道の世界大会って知ってる?」
華「確か...2年後に日本で開幕される催しの筈です。世界中の戦車道の人が集まって、どこの口が一番かを決めると言う...」
優花里「それだけじゃありません!!」
二人の後ろからニョッキりと現れる。
沙織「うわぁ!?ゆかりん!いきなり喋るとビックリするよ!」
10 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 22:07:12.48 ID:kr04HBqD0
優花里「戦車道世界大会に優勝すると言うことは英雄になると言うことと同じなのです!」
沙織「へ、へぇ〜...ゆかりんやけに力入ってるね...」
優花里「当たり前です!」フンス
みほ「それにしてもドイツかぁ...」
沙織「?みぽりん、何かドイツに思い入れがあるの?」
みほ「ちょっと小さいときに知り合った子を思い出すなって」
華「へぇ、いつか会えるといいですね♪」
みほ「うん♪」
杏「それじゃあ皆、移動するよ〜」
全員は杏の後に続いて生徒会室に向かっていく。
11 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/22(火) 22:08:06.98 ID:kr04HBqD0
今日はここまで。明日舞鶴に行ってきます。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/23(水) 01:14:16.42 ID:JbP0iG3A0
乙です
・・・某・薬局のじぃちゃんのお孫さんかな?
13 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 14:19:04.80 ID:OUwRkBTt0
再開します。
14 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 14:41:35.29 ID:OUwRkBTt0
生徒会室前に着いた全員は扉の前で待つように言われた。数分経つと箱にパスポートが入っている箱を杏と桃と柚子が持って出てくる。チームに別れてパスポートの入っている箱が変わっており、それぞれの戦車のステッカーも貼ってあるという丁寧さだった。
杏「はいはーい、それじゃああんこうチームからで並んでね〜」
言われた通りに並ぶと車長から順に渡されていく。
みほ「これがパスポート...」
沙織「あれ?でも入学時にもパスポート貰わなかった?」
杏「あれは学園艦ごと海外の港に寄港した時に使うパスポート、こっちは戦車道部のみに与えられるパスポート。このパスポートが有れば海外にも戦車を持ち運んで良いって訳」
華「その辺りもちゃんとルールがあるんですね」
数分もすれば全員にパスポートが行き渡る。
杏「よし、行き渡ったね」
桃「これが...戦車道のパスポート...」
柚子「...?会長、この成績って?」
杏「そこは大会で優勝したり、決勝戦に出たらそこに証拠として書かれる。んまぁ、今は海外から見たら日本の中での大会で優勝した程度しか分からないけどね」
15 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 14:56:46.55 ID:OUwRkBTt0
梓「西住隊長!私達1年って後何回大会に出れますか!?」
みほ「ふえっ!?えっと...前の大会が1回目の大会だから後2回...かな」
紗希「...」
優季「隊長、紗希が来年も隊長をやってくれますかって」
みほ「うぅーん...2年後には私達は卒業するから、梓ちゃんに隊長を譲ろうかなって思ってるけど...」
桂利奈「え〜!?」
みほ「梓ちゃんが居るから私達がいなくても大洗戦車道は大丈夫だよ♪」
梓「...///」
桃「そこの1年、部屋の荷物の用意をしてこい」
気がつけばほとんどの者が自室に戻っていた。
16 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 15:08:06.10 ID:OUwRkBTt0
みほ「それじゃ、私達も部屋に戻って準備しよっか♪」
梓「はいっ!!」
みほと1年生組も自室に帰っていく。
桃「会長、皆自室に戻りました」
杏「よしよし、それじゃあ二人にはもう少し働いてもらうよ」
柚子・桃「??」
杏「ちょっと耳を貸して」
回りには誰もいないが、念には念を入れてこそこそと二人の耳元でささやく。
杏「...ってこと」
桃「!?本当ですか!?」
柚子「あぁ...また先生から小言を言われますよ...?」
杏「良いよ別に、先生の説教なんて何ともないからね♪じゃ、準備しようか」
杏はイキイキと、後ろの二人はうつむきヒソヒソと話し合っていた。
17 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 15:30:48.29 ID:OUwRkBTt0
その頃、みほは自室に到着していた。中で着替えの服やパンツァージャケットをトランクに詰め込んでいた。
みほ「ボコは...どうしよう。向こうに何日行くのかな...」
ボコをトランクに入れるか悩んでいるときだった。玄関のドアがノックされ、突然のことなので少し驚いてしまった。
みほ「は、はーい!」
ドアに駆け寄っていき開ける。すると何故か居る筈のない子が立っていた。
愛理寿「みほ...泊まりに来た」
みほ「愛理寿ちゃん!?」
大洗連合VS大学選抜の試合が終わってから、何度か一緒にご飯を食べに行ったり、ボコミュージアムに行ったりはしていたが、直接自室には呼んだことは無かったので場所を知っていることに驚いた。
愛理寿「角谷って人に聞いた」
みほ「会長から?」
愛理寿「」コクッ
愛理寿の手には体に似合わない大きなトランクがあった。
18 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 15:32:34.42 ID:OUwRkBTt0
※訂正
愛理寿→愛里寿
間違い申し訳ありません
19 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 15:53:40.60 ID:OUwRkBTt0
みほ「と、とにかく上がって」
愛里寿「失礼します」
トコトコと部屋の中に入ってくる。ちょこんと座る姿はとても愛らしく、座っている姿はまるで人形だった。
みほ「ごめんね、突然だったからオレンジジュースしか...」
愛里寿「大丈夫、それよりも...」チラッ
愛里寿は部屋の隅にある大きなボコのぬいぐるみを見つめていた。
みほ「どうしたの?」
愛里寿「...あのぬいぐるみに抱きついてもいい...?」
みほ「うん、良いよ」
愛里寿「!!」パァァァァ!
20 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 15:54:24.42 ID:OUwRkBTt0
ここまで
21 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 18:10:56.52 ID:OUwRkBTt0
再開します
22 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 18:30:20.82 ID:OUwRkBTt0
愛里寿がボコに抱きつく。モフモフで抱き心地の良く、そのまま寝てしまいそうになるほどだ。
みほ「あっ、そうだ。愛里寿ちゃんは何でこの学園艦に居るの?」
愛里寿「私達もドイツに行くから」
みほ「え?愛里寿ちゃん以外にも居るの?」
愛里寿「黒森峰やサンダース、プラウダ等が来る」
みほ「お姉ちゃん達も来るんだ...」
愛里寿「?どうしたの?」
みほ「ううん、何でもないよ」
愛里寿「本当?」
みほ「本当だよ。それよりも愛里寿ちゃん、ボコのぬいぐるみ気に入ったの?」
愛里寿「...///」コクッ
みほ「わざわざ私の部屋まで来てくれたし、ボコのぬいぐるみあげるよ♪」
愛里寿「...良いの?」
みほ「うん、友達だから♪」
23 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 18:45:09.60 ID:OUwRkBTt0
愛里寿「...ありがとう♪」ギュッ
みほを抱き締める代わりにボコを抱き締める。
プルルルル
部屋に置いてある電話が鳴る。画面には『角谷杏』と書いてあった。
みほ「会長から?何だろ...」
恐る恐る電話をとる。
みほ「はい、西住です」
杏『あ、西住ちゃん、実は明日の集合時間伝えるの忘れてさ。明日の朝3時、学校の校門前で集合だから』
みほ「あ、ま待って」
何故愛里寿達も一緒にドイツに行くのか聞こうとしたが先に電話を切られてしまった。
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/23(水) 18:47:29.31 ID:R7m9hSNuo
午前3時集合は早すぎる上に連絡が遅すぎませんかね…
25 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/23(水) 18:47:52.45 ID:OUwRkBTt0
一旦中断です
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/24(木) 00:01:38.30 ID:boGnf7Jyo
午前3時は朝ではなく深夜
27 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/24(木) 10:01:09.05 ID:B5IegeFAO
再開します。なるほど、午前3時はまだ深夜なんですね。
28 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/24(木) 10:53:47.40 ID:B5IegeFAO
みほ「切られちゃった...」
愛里寿「ドイツ行くの楽しみ」
みほ「そうだね。じゃもう寝よっか。明日の午前3時に校門前に集合みたいだから」
愛里寿「分かった」
二人はシングルベッドにモゾモゾと入っていく。二人で寝るには狭く、自然と抱き合うような体勢で寝る。
みほ「(何で愛里寿ちゃん達も一緒に来るんだろ...やっぱり2年後の大会のことなのかな...)」
愛里寿「...」ギュッ
みほ「愛里寿ちゃん?」
愛里寿「ボコの代わりに抱き締めていい?いつも寝るときはボコと一緒だから...」
愛里寿が甘えてくる姿は、前の試合の時とは考えられないほど可愛らしかった。
みほ「(そっか、愛里寿ちゃんもまだまだ子供だもんね♪)」ナデナデ
愛里寿「みほ...?」
みほ「あ、ごめんね。嫌だった?」
愛里寿「ううん、もっとしてほしい。その方が落ち着く」
みほ「♪」ナデナデ
29 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/24(木) 10:58:59.97 ID:KOJCC+ln0
時刻は午前6時頃、既に愛里寿はみほの腕の中で眠っていた。
愛里寿「......zzz」
みほ「...寝たかな?」ツンツン
愛里寿「んっ...」ピクッ
みほが頬をつつくと、ぴくっと愛里寿が動く。
みほ「ふふっ♪私も寝ようかな。遅れると嫌だから」
みほも目を閉じて眠りにつこうとする。
30 :
◆dK.v6VxfY2
[saga]:2016/11/24(木) 11:00:28.83 ID:KOJCC+ln0
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