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京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」
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325 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:01:17.69 ID:LF3tdlQ40
―――【清澄控室】
咲「まだ手を出してくるんだ京ちゃん……無粋、じゃないかぁ、正しいね。正しいよ」
まこ「須賀か?」
咲「あぁ〜まさか京ちゃん、ここまで楽しませてくれるとは予想外だったなぁ」アハハ
優希(こわい)
和(咲さんこわい)
咲「簡単に勝たせてくれないなんて、ほんと京ちゃんは私の人生に華をそえてくれるね」
和「敵が強いのが、嬉しいですか? 私も確かに嬉しい、ですけど、優勝が遠のいて」
咲「……壁が低い優勝なんて当然なんだよ。アスファルトの隙間に花が咲くのは当然……どんな場所でも咲かせてみせるよ」ググッ
まこ「京太郎京太郎、決勝入ってからは口を開けば京太郎じゃな」ケラケラ
咲「やめてくださいよ先輩、京ちゃんが聞いてたら調子に乗ります」
まこ「否定はせんのか?」
咲「ま、この大会……私の最も厄介で警戒すべき……」
和(私も、足を、引っ張らないように……)グッ
咲「“強敵-とも-”ですからッッ!!」ゴウッ
326 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:09:35.36 ID:LF3tdlQ40
―――【???】
「ねぇ、あれなに?」
男「麻雀だよ」
「まーじゃん?」
男「見たことあるだろ? テレビで」
「どんじゃら!」
男「うんうん、同じキャラを三人集めて……まぁ似たようなもんかぁ」
女「あれ覚えると麻雀覚えるとき無駄な知識にならない?」
男「う、うう〜んどうなんだろ」
「ねぇねぇ―――!」
??「ん? どうしたの……ああ、―――さんと―――ちゃん、来てたのね」クスッ
「それ、なに?」
??「これ?」
「ううん、うしろ!」
??「……ああ、視える子なのね」クスッ
女「え、視えるって?」
男「すげぇうちの子、霊感もち」
??「似たようなもの、かしら? とりあえず麻雀やるなら、良いことあるかも?」フフッ
男「―――さんが言うなら間違いない。だってこのおっぱ」ガシッ
女「ん、なんて?」
男「な、なんでもないです」カタカタ
「なんのはなし?」
??「なんでもないわ―――くん……やってみる?」
「まーじゃん?」
??「ええ」コクリ
「やる!」
??「じゃあちょっとだけ教えてあげるわね、でも自分でもべんきょうするのよ?」
「うん! うしろのあかいのかっこいいね!」
??「……ありがとう」ニコッ
「っ」ドキッ
327 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:15:06.41 ID:LF3tdlQ40
―――【病院】
京太郎「っ!」
ふと意識を取り戻す
すぐに寝ていたことを理解して、苦笑した
ぼんやりとしか覚えていない夢の内容
京太郎「たく、なんだ今の……」
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
そう呟きつつ、前を見る
病院についてからすぐに検査をして応急処置後、病室へと運ばれた宥
宥の寝ているベッドの横で座っていたのだがいつの間にか自分も眠ってしまっていた
京太郎「あ……」
宥「あ、京太郎くん……その、おはよう?」
京太郎「く、玄さんは!?」
宥「え、玄ちゃんもいるの?」
ガラッ
玄「ただいま〜」ソット
京太郎「玄さん! 宥さん起きました!」
玄「お姉ちゃん!!?」
宥「びょ、病院では静かにしなきゃ、ね?」
京玄「はい」
京太郎「看護師さん呼ばなきゃ……ッッ!!」
玄「今、行ってくる……ッッ!!」
宥「うう、なんだろう妙な迫力……」
328 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:26:40.00 ID:LF3tdlQ40
医者「とりあえず問題なさそうですね」
玄「良かったぁ」ホッ
京太郎「あ、もう大丈夫ですか!?」
医者「……もうちょっと、休んでった方が良いと思います」
京太郎「けどその……今日、インターハイでもしかしたら優勝」
医者「この調子ならすぐに体力も回復すると思います……間に合うように少し早めに出てくださいね」
京太郎「っ! あ、ありがとうございます!」ペコッ
医者「いえ、それじゃ」ペコリ
ガラッ
京太郎「良かったぁ」
玄「会場まではここ聖都大付属病院からそんな距離もないし良かったね」ホッ
京太郎「先生も良い人だったし、とりあえずテレビテレビ!」ピッ
『決勝も副将戦後半、とうとうここまで来ました!』
『ここらで決着つくぐらいの点差にならないあたりそれなりに拮抗してるね』
『え、すこやん的にはそうなの? 阿知賀かなり優勢っぽいけど』
『大将戦も会わせて言ってるんだよ?』
『すっげーさすがすこやん!』
京太郎「おお、とりあえず阿知賀優勢……宥さんのおかげっすね!」
宥「え……そ、そんなっ、玄ちゃんもかなり頑張ってくれたし、それに灼ちゃんだって頑張ったみたいで」
玄「でもお姉ちゃんがずいぶん稼いでくれたよ!」
京太郎「ええ、こんなになるまで……」ギュッ
玄(あ、お姉ちゃんの手……握った)
宥「……うん、ありがとう」エヘヘ
京太郎「玄も、ありがとな」ギュッ
玄「っ! う、うんっ!」ニパァッ
329 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:36:10.89 ID:LF3tdlQ40
―――【会場】
憧(悪いわね灼……予選が終わってからポジションチェンジなんて頼んじゃって、でもありがとね。おかげで……)
和(憧が睨んでる。なんでしょう……なんか今時の子感が強くて怖いです。ウザとか言われたら絶対立ち直れません)
尭深(収穫祭、トークン収穫祭……)
メグ(決闘したイ……決闘、決闘……私の能力はそこらのと違うことをお見せしまショウカ……)
―――決闘-デュエル-、スタンバイ!!
メグ(ふっ……全員聴牌!)
和「」天使ルックの槍構え
尭深「」農家ルックの鎌構え
メグ「こんなのデュエルじゃナイ」チラッ
憧「」遠くにいる
大男「」金髪長身のグラサンスーツの須賀なんとかさん
メグ「先生呼んじゃってるじゃないデスカ!?」
憧「ロン!」
大男「!」ゴッ
メグ「う゛、しかも腹パンっ」
330 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:49:41.17 ID:LF3tdlQ40
メグ「ま、さかスタンド、使い……で、シタカ」ボソッ
憧「とりあえず点棒」
メグ「あ、はい」
尭深(収穫、収穫!)カッ
和(雰囲気が変わった……ハッ、雰囲気が変わったからといって麻雀の力が変わるわけじゃないSOA! SOA!)
尭深「ツモ……4000オール」
和(SOA! SOA! SOA!」
憧「くっ」
メグ「か、鎌が私を……」カタカタ
尭深(収穫ッ! 呼吸が止まるくらいッ! 興奮してきたッ! 早く! 『収穫祭り』ッ!)
和(イカれた気配、これは私も……ネジの2、3本……くれてやる決意が必要ですね……!!)
メグ(ええい、恐い! 自身の能力であんなスプラッター体験をすることになるとは!)
憧(なんとかしなきゃ……こいつをこのままにしておくとマズい!)
尭深(収穫ッ!)
331 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 01:57:50.69 ID:LF3tdlQ40
―――【その後】
「すこやん、副将戦も終わってCM中だけどどう思う?」
「前も思ってたけど麻雀じゃないよね」
「だよね!」
「戒能さんの初手テスカトリポカって最初ボケだと思ってたもん」
「え、初手、てすか、とり?」
「ああ、わからなくて良いよ。わからない方が正常だから」
「え、どゆこと? どゆこと?」
「そろそろ大将戦だからしっかりね」
「ちょっと、戒能プロー! 誰か説明ー!」
―――【阿知賀控室】
灼「お疲れ」
憧「あぁ〜疲れた……」
穏乃「そんじゃ行ってくるかな」フッ
憧「大丈夫なの?」
穏乃「平気、やってみせるよ……みんなが繋げた点数。京太郎も一緒に守ってくれた点、先生がくれた力……全部まとめてぶつけて倒す!」
晴絵「……穏乃、もう余計なことは言わない……楽しんでおいで!」
穏乃「はいッ!!」グッ
―――【臨海控室】
ネリー「ま、行ってこよっかな」
アレクサンドラ「勝ってきなさい」
ネリー「勝てたらね」
智葉「阿知賀には須賀がいるが遠慮するな、さっきメールで『お互い全力で』と約束した!」グッ
ネリー「手加減しろって言われてもしないよ」ハハッ
ハオ「ヤクザ怖い」
メグ「阿知賀怖い」
明華「そ、そんなにですか?」
―――【白糸台控室】
淡「行ってくるよ!」
照「妹こわ……く、な、い……っ」
菫「克服した!」
淡「……大丈夫、私勝ってくる。照はそのあと仲直りしなよ?」
照「……うん」コクリ
菫「おい誠子、尭深はどうした」
誠子「ダメです。収穫祭りのせいでヘヴン状態で」
菫「わかった捨て置け」
淡「えっと、応援してよ?」
照「うん」コクリ
菫「奴らに本物の麻雀を教えてやれ!」
淡「任せてよ!」グッ
332 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 02:00:57.64 ID:LF3tdlQ40
―――【会場】
ガチャッ
穏乃「……あれは」
ガチャッ
淡「……あれが」
ガチャッ
ネリー「……いた」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
咲「……待ってたよっ」ニコッ
ゴウッ
―――【白糸台控室】
照「妹怖い妹怖い妹怖い」
菫「いかん再発した!」
尭深「収穫、もっと収穫……」
誠子(……ダメだ。釣りに行こう!)
333 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/17(月) 02:02:08.56 ID:LF3tdlQ40
ここまでー
次回決勝戦、っても麻雀してるんだかしてないんだか
そんじゃまたー
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 02:05:24.17 ID:1JP7i1Olo
乙でした
> 聖都大付属病院
もしやエグゼイドの病院か!?
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 02:07:39.22 ID:NZw6xnYbO
乙です
麻雀って何だっけ?
それと、聖都大付属病院ってエグゼイドの…!
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 09:19:59.43 ID:y3i0sFcy0
アカン咲ちゃんが咲さんになって照がテルーになってる
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 12:03:00.18 ID:HVm3TUiHO
乙です
聖都大付属病院って……バグスターでもいるのか、この世界?
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 12:25:36.90 ID:436MrxB00
乙
たかみー怖いww
咲さんマジラスボス
339 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 16:34:57.46 ID:9+3vX7NB0
まさかの夕方からだぞい
こっそり仕込んだライダーネタがあっさりばれるとは……イッチの眼をもってしても見抜けなんだ
| |
| |
| |
_)\/|/(__ | |
. _)` <_ | |
ノ < | |
フ _______ 孑lト、 | |
厶 | ィ@フ | そli}、\| |
从| {トェv‐vェイ} |从{// `-、ハ! (……とりあえず再開、ちなみにこのSSはドロドロしないよ! たぶん!)
. 八] l [_/ /// V}
j{ 心_二_イ彡/ }`ヽ
{ `≧=≦¨´ j`7ハ、
小、 /} : lト、
゜ヾ、 //|/ :l| ヽ
ヘ -_.ノ/イハ:..:ハ ハ
{ミ/ー<彡'´ ′ }/ ハ
{ハ ̄ / ∧
ヾ } }!
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l! |
|l i |
|l | |
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 16:43:12.72 ID:HRxm81iUo
ドロドロより座薬、ハッキリわかんだね!
341 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 16:53:32.83 ID:9+3vX7NB0
―――【会場】
淡「立直!」
淡(あれ、ダブリーできた……あっさり?)
穏乃(来た……けど!)
咲(序盤、鬱陶しいのは大星さんだっけ……ヴィルサラーゼさんは常時邪魔だし、さっさと戦意喪失させたいけど決勝でそういう手は取れない)
ネリー(運の波、わりと来てる……これなら逆転いけそうだ!)
穏乃(守る。今は……笑われようと、点は持ってる……!)
淡(なんだ、淡ちゃん本領発揮できるじゃん……ならさァッ!!)
咲(どす黒い感覚……いや、素直に認めようか、京ちゃんの力を! だけど無駄無駄ァ! 対処できないでもない!)
淡(さぁて、誰がぶち当たるかなぁ、淡ちゃんのダブリーコンボで!)
穏乃(でも大星さん、無駄だよ。憧や灼さん、玄さんや宥さんみたいに私が京太郎の“加護”を受けてるなら……!)
―――【観客席】
トシ「加護なんて生易しいもんかね……」
塞「え?」
トシ「ボディーガードとも違うし……暴力的なボディーガードってなんて呼ぶ?」
塞「……先生?」
白望「時代劇ちっくだね」
塞「い、いやそれ以外にピンとこないでしょ!」
エイスリン「フウキイイン!」
胡桃「牛尾」
塞「なんか違うようなそれで良いような……」
豊音「セキュリティ?」
塞「う、うう〜ん」
342 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 17:06:54.05 ID:9+3vX7NB0
淡(なんでっ、全然……和了れない!? なんで清澄が連続でっ!)タンッ
咲(ああ、可哀想……京ちゃん、酷いことするなぁ……てかやっぱえげつないね)タンッ
穏乃(やっぱり、京太郎のアレは大星さんと死ぬほど相性が悪い……)タンッ
ネリー(運がどうとかじゃない。それでも宮永が突出してる!)
穏乃(でも、なんとなく……わかる。そろそろ京太郎の力も)
ネリー(流れを操る……これならドデカイので和了れる。だけど操ったところで……)チラッ
咲(ああ、おもしろい。本当に……なにが楽しいってこんなとこに京ちゃんが関わってくるとこだよねぇ……)ハッ
咲「カン」
穏乃「っ」
咲「カン」
ネリー「なっ」
咲「カン」
淡「うそっ」
スッ
咲「……嶺上ならず、だね」クスッ
ネリー(こ、ここで揺さぶりをかけてきたっ!?)
淡(あ、あわわわわっ)
穏乃(ドラが……いやそれよりも問題は、三暗刻の状態だったにも関わらずっ)
ネリー(この局はまだ始まったばっかりだというのに揺さぶりをかけてきた?)
咲(さて、どうなるかな)フフッ
穏乃(こ、こわい……やっぱり、この人っ)
ネリー(リーチもかけれない、守りに徹する)
淡(だ、ダブリーは……き、危険だったよ!)
咲(ほら大星さん、どんどん捨てなきゃ……ロシアンルーレットって楽しいよね。一緒に楽しもうよ)クスッ
343 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 17:14:16.57 ID:9+3vX7NB0
淡「っ……」タンッ
咲「……」ニコッ
淡「っ」
穏乃(セーフってわけだ)
ネリー(エグイな……決勝の舞台とは思えない。しかし宮永め遊んでいるように見えて本気で倒しにかかっているが故か)タンッ
咲「……」タンッ
穏乃(たぶん大星さんはあの状況じゃ和了れない。となるとこの局……ただ宮永さんの直撃を恐怖するだけ!)タンッ
淡「……っ」タンッ
咲(ああ、でもこの人……そっか、あんまり意味なかったかな、私も危ない橋わたってるけど)
淡(どうしよう……楽しいッ!!)
ネリー(とりあえず、こちらもこれが終われば攻勢に出る……!)
穏乃(もうすぐ、走れ……山は、いやこの卓を私のフィールドにする……!)
344 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 17:28:33.86 ID:9+3vX7NB0
スッ
淡(これっ……たぶん、こいつだ!)
咲(あれは引いたかな?)
淡「……っ!」タンッ
咲「……」ニコッ
淡「えっ」
ネリー(違った、か)タンッ
咲「……」タンッ
穏乃(もうすぐ、前半戦だけでも……)タンッ
咲「それだよ」
穏乃「えっ」
咲「……ロン!」ダンッ
ネリー(な、つまり……!)
淡(私を、見逃した……ううん、私を狙ってたわけじゃない)
穏乃「っ……!」
咲「自風、場風、三槓子、三暗刻……18000です!」
穏乃「くぅ……はいっ」
ネリー(やられたな阿知賀、この勢いならば……)
淡(逆転も夢じゃない。あとダブリーしない!)
345 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 17:35:12.87 ID:9+3vX7NB0
―――【阿知賀控室】
ガチャッ
京太郎「戻りました!」
宥「ご、ごめんなさいっ」
玄「し、穏乃ちゃんは!」
晴絵「おかえり……平気?」
宥「あ、はい」コクリ
晴絵「ん、ならよし……京太郎に心配かけんじゃないよ?」クスッ ナデナデ
宥「あ、はい」エヘヘ
京太郎「ちょ、そういうの良いですから!」
憧「まぁ好調とは言い難い感じね……」
灼「宮永咲、涼しい顔して……」
京太郎「ああ……靴下は脱いでますか?」
憧「は?」
京太郎「そのままの意味だよ。咲の奴、靴下を脱いでるか?」
憧「あ、たぶん……」
京太郎「しょっぱなから本気モード、まぁ当然だわな」
晴絵「なんなのその靴下事情、靴下フェチなの?」
京太郎「俺はパンスト派です」
晴絵「……だろうね」チラッ
宥「……あぅっ」カァッ
京太郎「ってそんなことはどうでも良いんですよ。長野の予選見てたらアイツ、靴下脱いでからが本気みたいだから」
憧「よく見てんのね」フッ
京太郎「まぁ馴染みだからな……悪いけど、今回ばかりは邪魔しないでもらいたいが」
346 :
◆Bc4KZX4MNU
:2017/04/18(火) 17:46:47.43 ID:9+3vX7NB0
―――【会場:休憩所】
穏乃「……」
京太郎「よ、黄昏てるな」
憧「似合わないわよ」フッ
穏乃「二人共……」
憧(さすがに割と食らったもんね)
京太郎(臨海と白糸台も和了ったしな、直撃はなかったけど確実に削られたし)
穏乃「……みんな、すっごい強い!」ニッ
憧「……へ?」
京太郎「お、おう?」
穏乃「楽しいなぁ! みんなの点数を背負って最後の戦いっていう大事な舞台なのに、楽しくて仕方ない。点を取られてもちろん焦るけど、それ以上に楽しい!」
憧「……たくっ」ハハッ
京太郎「心配するだけ無駄だったな」フッ
穏乃「ごめん二人とも、ふざけてるわけじゃないんだけど」
憧「わかってるわよ」
京太郎「おう、それで良い……それにそろそろ、お前のフィールドだろ?」
穏乃「うん! 楽しんで、勝つよ。宮永さんにだって、負けない!」
___
_ >: : ̄: : : : : : : : ̄: ー.、
/: / : : /: : : : : : : : : : : : : : :\
/: : :´\ : /: : : : : :/: : : : : :∧: : : : :\
/: : : /: : : : 7: : : : /:/: : : : /:/ V: : :ヽ: :ヽ
/: : : /: \: : i : ! : :ハハ:\/ハ! V: : :}} : : ヽ
/: : : : : {:ヽ: : ヽ:!: ハ:/r‐r示ミ` { __レ‐:j: : : :ハ
/: : : : : : :、: : : : : :V: :V ん/ハ zzレイ: : : : :ハ}
. /: : : : : : : :∧: /⌒V:./ 弋/ソ ん:i 〉レ: :ノ: :ハ
/: : : : : : : : : :∧ヽ l: :! ヽヽ 辷/ ハレ レ
/: : : : : : : : : : :/ \ヽ.!: l `ヽヽ': |
/:/: : : : : : : : :// ヽ:!: ! { ̄ ァ /: !
/:/: : : : : : : : :_:/:/ rハ: { _ / ィj: :j
/:/: : : : : : : :/ ヽ` ーく ヽ:{ - _ < l :/
´ /: : : : : /: :/ i ヽ '\ ∧_ 〃
. : : :_: /: : / } \ / 〉{く} ‐、 ノ
 ̄ /: : / ノ r‐ヽo Y∧〉 ハ
. /: : : / // !: . : V/:⌒:┐ / ,′
∠ ―へ // レ: .┬く . : / / ′
\ ヽ 〃 く: . : . 小: . Y }' イ
┬ 、 ー-V \:/oハ: . :> ! │
/ >‐┘ j , }
/ / 、 o! ノ―'j
京太郎「臨海と白糸台に足元すくわれないようにな」
穏乃「もちのロン!」グッ
憧「そんじゃ、頑張んなさいよ」
穏乃「……あ、それと京太郎」
京太郎「ん?」
穏乃「ありがと、前半……割と守ってもらってた」
京太郎「……何の話だ?」
憧「なんであんたがわかんないのよ」ジト
京太郎「そんなこと言われても」
穏乃「まぁわかんなくても良いよ。ともかくありがとね!」
京太郎「お、おう……行って来い!」グッ
347 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 17:50:41.37 ID:9+3vX7NB0
―――【阿知賀控室】
ガチャッ
京太郎「ただいまー」
灼「おかえり二人共……どうだった?」
憧「心配するだけ無駄だったわ」
玄「あはは、楽しそうだよね」
晴絵「ま、変に気負うより全然良い」
京太郎「あ、宥さんアイス食べて大丈夫ですか?」
宥「うん、ちょっと寒いけど京太郎くんが帰ってきたから……それにおいしいのは変わらないかなぁ」
京太郎「なら良かったです」フッ スッ
憧(ナチュラルに横同士で座っ……密着するわね。なに、もう付き合ってんの?)
灼(なんか……こう、言葉にできないこの感じ……)ムズムズ
宥「あ〜ん」
京太郎「あむ……おいしいっすねこれ」
宥「だねぇ、玄ちゃんも食べる?」
玄「うん!」
宥「みんなは?」
憧「あ、私はいいや」
灼「私も」
晴絵「馬に蹴られて死にたかないんで」
宥玄「?」
348 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 18:01:48.07 ID:9+3vX7NB0
―――【会場】
咲(ありゃりゃ……?)
ネリー(あのどす黒い感覚がない?)
淡(ふぅ、なんか怖い感じ無くなった。阿知賀……弱った?)ニッ
咲(でもまぁ、弱くなったわけじゃなさそうかな……京ちゃんともうちょっと遊びたかったけど、まぁそれは今度で良いか)クスッ
穏乃「さすが、だよね宮永さん」
咲「ん、褒めても手加減してあげないよ?」アハハ
ネリー(なんつーことを決勝で……)
淡(こわい)
穏乃「そんなのいらないよ。ただ……やっぱり京太郎の友達なんだなって」アハハ
咲「京ちゃんが強いってのが想像できないけど……まぁ麻雀やってなかったし、やっとけばよかったなぁ中学とかの時に」
穏乃「それも良かったかもね、そしたらもっと強くなってたんだろうなぁ」
淡「え〜なんか蚊帳の外」
穏乃「あはは、ごめん大星さん……共通の友達がいてね」
ネリー「サトハの友達の須賀?」
穏乃「そうそう」
淡「へぇ〜強いんだ、楽しそう!」エヘヘ
穏乃「……うん、まぁなんていうか修羅場怖いからあまりその」
咲「大星さん、あとで紹介するね」ニコッ
穏乃「なんでそんなこと!?」
咲「修羅場がみたいからっ」ニコッ
ネリー(やはり魔王……サトハは大丈夫だと思うけど、あの厳格で規律にうるさそうなサトハはきっと大丈夫だと思う)
淡(スガかぁ……どんな感じなんだろ。不良だったらどうしよ!?)アワワ
咲「ま、とりあえずカン、ツモ」
穏乃「うわ」
ネリー「早いな」
淡「あわっ!?」
咲「調子よくなってきた」グッ
349 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 18:16:24.25 ID:9+3vX7NB0
穏乃(宮永さんの調子がさらに良くなった……このままじゃ競り負ける)
ネリー(もっと、もっとだ……運が味方してくれる。一撃必殺居合ドロー……!)
淡(ギャラクシー!!)
穏乃(……ああ、でもようやく見えた。ここは……)
咲(雰囲気が変わった?)ゾワッ
ネリー(これは……こんなん運なんて関係ないじゃないか!)
淡(ま、前と同じ感じ!)
穏乃(私のフィールドだ!!)
350 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 18:31:42.91 ID:9+3vX7NB0
「きたね……」
「え、すこやんどうしたの? 婚期きた?」
「こないね……じゃなくて!」
「わかるわかる、あれでしょ……なんかこう、雰囲気ってか流れって言うか」
「わかってるならなんでいじったの!?」
―――【観客席】
トシ「きたね、決まったわけじゃないけど……」
塞「モノクル、粉々なんですけど」
トシ「……もうちょっと頑丈なのが必要かねぇ」
豊音「個人戦ちょーたのしみだよー」
エイスリン「デモ、アチガ、デテナイ」
豊音「えっ、そうなのー?」
胡桃「みたいだけど……エイちゃんつながりで麻雀はできるんじゃない?」
豊音「そっか! エイスリンさんのボーイフレンドも気になるねっ!」
白望「……須賀君、だっけ?」
塞「色々危険かもしれないから警戒してね!」
トシ(あの子も大変だねぇ……いやまぁこの子らも大概過保護だけど)
351 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 18:54:26.74 ID:9+3vX7NB0
―――【会場】
咲(ま、これしか選択肢……ないしね)タンッ
咲「……立直」
穏乃「……!」タンッ
淡「じゃあ、立直!」ニッ
ネリー「選択肢、ないも同然だ……立直!」タンッ
穏乃(三人まとめてっ……ああそうか“私に直撃させれば逆転できる”手ってことか……!)
咲(さぁ、ギャンブルだよ……正真正銘の運任せ!)
ネリー(運の波を、操れない……あとは願うだけ!)
淡(私は、高校100年生、大星淡!)
穏乃(っ……和了れば勝てる。でも!)
咲「セーフ」タンッ
穏乃「残念だなぁ」タンッ
ネリー「……なんとか」タンッ
淡「っ……あ〜ドキドキする」タンッ
352 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:01:48.76 ID:9+3vX7NB0
―――【阿知賀控室】
京太郎「……」
宥「京太郎くん、どうしたの?」
京太郎「……なんだか、感慨深いなって」
宥「え?」
京太郎「こうして咲を見てるってのもそうなんですけど……なによりも応援してるのが咲じゃないってのが」
宥「……仲良しっていうか、大好きだよね、京太郎くん」
京太郎「まぁ……好きですよ」
宥「……」
京太郎「ただその、もっと好きな人がいまはいますけど」ギュッ
宥「っ……うん」コクリ
玄「えへへ、私もお義兄ちゃんとお姉ちゃんが大好きだよ!」ギュッ
京太郎「あはは」
宥「もう、玄ちゃん」クスッ
晴絵「」
灼「ダメ、息してない」
憧「せっかくのラストなのにしっかり見なさいよ」
灼「それは酷ってもんじゃ……」
353 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:06:00.36 ID:9+3vX7NB0
―――【会場】
ネリー(ここで、宮永ならツモ和了でも……)
淡(ごめんっ、みんな……もう私じゃっ)
咲「……」スッ
穏乃「……」ゴクリ
咲「勝ちだよ……」フッ
/:::::::::::/:::::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::::.
/::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::_,ノi
/:::/:::::::::::::::|:::::::::ハ::::::::|:::::::::::::: | ',:::::|::::ハ:::::::::::|\|
〈/ |:::::::|::::::|:::∧| |::::::∧::::::::∧| \|∨И::::::::|:::::|
|:::::::|:::::从|ィ宏守ト \::::| |ィ宏守ミ. |:::::::::::::::|
|:::::人:::::|《 んJ::j゚} \〉 んJ::j゚} 》仏:::/::::::|
|:::::::::::\〉 ∨辷ン ∨辷ン 厶ィ::::::::リ
人::::::::::::| i ,,,, ,,,, j }:::::::/
\ト、:乂 ムイ:::/
⌒込 マ _フ /::::/レ′
>... <::/
/⌒''く ̄二=- _ `刈〕ト _, r≦〔 ⌒´
j `ー'⌒Vニ-ニ-ー=彡r┘ |_\_
/⌒| ム_/ ∨-ニ-ニ-ニ-| 〕二ニー _
/ / ⌒ / j -、 ∨ニ-ニ-ニ八ー _|ニ-ニ-ニ-ニー- _
/j 人_ノ / У ∨ニ-ニ-ニ∧ ´ ]ニ-ニ-ニ-ニ-ニ-//〕、
/ /⌒^「 ̄ ̄ ̄|〈 ⌒ ノ Vニ-ニ-ニ-∧/⌒\]ニ-ニ-ニ-ニ-ニ// ハ
/ 人__|_____」/¬く 辻ニ-ニ-ニ-∧ ]ニ-ニ-ニ-ニ-/} / .|
と"_/⌒\ 人  ̄ ̄ ̄\〉 /_ニ-ニ-ニ-/ / / |
タンッ
咲「……」
穏乃「ロンッ……!!」
咲(貴女の、ね)
ネリー「……」
淡「ごめんっ、みんなっ」グスッ
354 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:08:46.92 ID:9+3vX7NB0
穏乃「タンヤオのみ! 1000です!」
∧/ : |: : : :|: : |: / |: j |: : :〕 : : |: : :|| |: |: : :ヽ `ヽ
,′ \:l: : :| |: : |_′ |斗:七´:ハ: :/|: : :ル': :|: : : ∧ .
i|/⌒八‐┼-: :| | リ |/ |/ :|: :/:': : :|: /: : '. ,
||: : : :' :| ヽ:|_|\| |/ 忻芋示ミ、|,イ: : : : |: : : : : :i ′
||: : : l: :|_iテ示ミ {r' ::i〕 ヽ' : : : , |: : : /: :| :,
: : : : |: 〃 {r'::i〕 乂z:ソ, / : /}:′/: : ′ :
. 八: : :ト、|i 乂:ソ / イ: |r= 、 : : : / !
\l:|:ヽ , ''" |: :| V: :/ |
|: , '" __ |: :| ./: /:. |
|: :. v´ | ,|: :|ー.:'/:: : . |
|: 圦 ノ ,イ |: :|i イ : : : : : |
|: : :| 〔,.l: :j |: : : : : : :. |
|: : :| > __,. |、|:/' |: : : : : : : : |
人 : | r‐┤ /〔 |: : : : : : : : :. |
ヽ| ∧ ! ,r‐=''" \ |: : : : : : : : : . |
〕 /⌒X 〔 | \_: : : : : : : : : |
355 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:18:22.69 ID:9+3vX7NB0
京太郎「……お」
宥「やっ……た?」
玄「か、勝った!」
憧「っし!」グッ
灼「!」
晴絵「う、お……お……」
京晴「おっしゃぁぁぁぁっっ!!!」
宥「!?」ビクッ
憧「どわっ! び、びっくりさせんじゃないわよ!」
京太郎「勝ったああああぁぁぁ! さすがタンヤオさんだぁぁぁっ!」
晴絵「優勝! 優勝……優勝ぉぉ!!?」
―――【観客席】
トシ「やはりタンヤオのみ」
塞「まぁ捨て牌見る限り」
トシ「そういうことじゃないのさ」
塞「?」
356 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:19:57.00 ID:9+3vX7NB0
『き、決まったぁぁぁぁぁっ! 決まった決まった決まったぁぁぁぁぁぁっ!!!!』
『ちょっ、恒子ちゃんテンション上がりすぎ!』
『優勝は、阿知賀学院んんッッッ!!!』
咲「……何かが足りなかった、なにかが……」グッ
ネリー「強かった、自分の力を使いこなしてなおかつ、まともに強い」フゥ
淡「……負けちゃった」グスッ
穏乃「……」
咲「……ありがとうございました」ニコッ
ネリー「そうだね、ありがとう」フッ
淡「あ、ありっ……がとう、ございましたっ」グズッ
穏乃「うん! ありがとうございました……良い闘牌でした!」ニコッ
357 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:30:02.12 ID:9+3vX7NB0
―――その後
恒子「お疲れ様でした! ではでは一位の阿知賀、二位の清澄高校、三位の白糸台、四位の臨海女子のみなさん!」
健夜「おめでとうございます」ペコリ
恒子「いやぁすこやんライバル登場かもしれないよ!」
健夜「楽しみだね……てか全国ネットですこやん呼びやめなよ!?」
恒子「いつも全力全開がモットーです!」
健夜「はやりちゃんに怒られろ、なんか知らないけどはやりちゃんに怒られろ!」
恒子「では二位の清澄高校から……部長の竹井さん!」
久「今年は最後の夏ということで、でも団体戦初出場でこうして三位と、いうっ……の、はっ……」グスッ
恒子「……泣き顔可愛いね」
健夜「あ?」
恒子「さすがにマジギレされそうなので大将の宮永咲さん、突如現れた大型ルーキー多めの今大会でも屈指のエース!」
咲「い、いやいや今回は負けしましたし……」
恒子「でも一度は一位浮上したり! 凄い!」
咲「親友の……」ボソッ
恒子「え?」
咲「親友の京ちゃん……そこにいる阿知賀の須賀京太郎」
京太郎「俺?」
恒子「ほうほう」ニヤッ
咲「京ちゃんに応援されたから、ここまでこれたんです。京ちゃんがいたから麻雀部に入って、京ちゃんがいたから……楽しめた」クスッ
京太郎「……おう」フッ
健夜(こ、これは私でもわかる……修羅場の予感!)
358 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:31:09.95 ID:9+3vX7NB0
咲「ありがとう京ちゃん!」ニコッ
智葉「待て宮永妹」
照「私に妹はこわい」
智葉「ちょっと黙ってろ」
照「……」シュン
咲「うちのお姉ちゃん泣かさないでください」
照「咲……!」パァッ
智葉「いやそれは済まなかったが、京太郎は私に『阿知賀の次に応援してるから頑張ってください』と言って来たぞ……清澄とどっちが優先度高かったんだ!?」
京太郎「あ、いやそれは」
咲「あ、いやそれは私とは違うベクト……」
咲(いや、ここはおもしろさを優先して……)
咲「京ちゃん」
京太郎「おう咲さん! 誤解を解いてくれ」
咲「どっちを応援してたの?」ニコッ
京太郎(こ、こいつ……俺を追いつめて楽しんでやがる……!!?)
穏乃(胃が痛くなってきた)
憧(私も)
玄「ええ!? お義兄ちゃん、お姉ちゃんはどうするの!?」
宥「く、玄ちゃぁんっ」カァッ
京太郎「余計なこと言うな愚妹!」
咲「先輩と兄妹プレイなんてさすが京ちゃん」
京太郎「おおい!?」
恒子「ありゃ、ありゃりゃ……?」
淡(なんだろう、この疎外感)
359 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 19:37:04.25 ID:9+3vX7NB0
京太郎「なんとか言ってください晴絵さん!」
晴絵「え、私?」
和「晴絵さん?」
京太郎「う゛っ」メソラシ
咲「間抜けは見つかったようだね」
智葉「友達として応援してるって言っただろう京太郎!」
京太郎「落ち着いて智葉さん!」
ハオ(いつの間に二人して名前呼びに……ちょいと早すぎませんか智葉)
まこ「おい須賀、なんとかせぇ」
京太郎「んな無茶な!?」
宥「きょ、京太郎くん……はっきり言わないきゃ」
玄「おお、なんか今の正妻って感じだったよお姉ちゃん!」
宥「あぅっ」カァッ
京太郎「待って! とりあえずインタビュー! インタビュー受けよ!」
恒子「で、誰が本命なの?」
京太郎「インタビューも脱線してる!?」
健夜「……以上現場からでした! スタジオにお返しするから収集してねはやりちゃん!」
淡「な、仲間はずれいくない! 私も混ぜろー!」
京太郎「収集つかなくなるぅ!」
360 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 20:01:06.63 ID:9+3vX7NB0
―――【会場:メインホール】
京太郎(なんとか抜け出してきた、まぁ俺は関係ないからな……みんなはインタビューとか取材受けてるのかぁ)
「あれ、そこにいるのは確か……須賀さん?」
京太郎「え……ああ、確か東横さん」
桃子「こんにちはっす、あの日以来っすね」
京太郎「と言ってもお互い顔あわせたぐらいですけどね……ああ、穏乃たちが世話になりました」
桃子「いえいえ、ちょっと気になったんっすけど」
京太郎「はい?」
桃子「……昔からこう、視えないものが視えたりしたんっすか?」
京太郎「ああいや、東横さんが見えにくいって話は聞いたけど……別にそんなことは」
桃子「う〜ん、でも普通は私のこと一瞬で見えるって無いんっすけど」
京太郎「ま、たまたまですよ」
桃子「ふぅ〜む」
京太郎「それよりホント、福路さんたちにも伝えといてください……みなさんのおかげですって」
桃子「了解っす」フッ
京太郎(昔から視えないものが視える、か……いや、霊感とかないよなぁ)
361 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 20:27:44.04 ID:9+3vX7NB0
京太郎「ふむ……」
トシ「京ちゃん、お疲れさん」
京太郎「あ、トシさん……俺は疲れてませんけどね」
トシ「一応ね、あんたも頑張ったみたいだし」
京太郎「?」
トシ「まぁどうでも良いけど……悪いね、エイスリンたちはいないよ」
京太郎「別に悪いってほどじゃ、どうしたんです?」
トシ「インタビュー見るって言ってたよ。どーせ京ちゃんの名前は出てんだ、諦めな」
京太郎「なにをっすか、ていうか……さっきから視線を感じる」
トシ「有名人だね」フッ
京太郎「ええ〜てかこれ個人戦初戦敗退とか許されない雰囲気」
トシ「だね、まぁそっちに関しちゃあまり心配してないけど」
京太郎「え、そんな実力あります?」
トシ「微妙、あとはこなすことがいくつか」
京太郎「?」
トシ「まぁなんでも良いけど……とりあえず取材とかありそうだし、これから頑張りなー」
京太郎「適当!?」
トシ「またね〜」フリフリ
京太郎「……また」フリフリ
??「ちょっといい?」
京太郎「へ、はい?」
??「須賀京太郎くん、よね」
京太郎(まさかさっそく?)
??「WEEKLY麻雀TODAYの……西田順子です」ニコッ
京太郎(こいつは来たな……俺の時代!)
トシ「調子乗るとろくなことにならないんだけどねー」
塞「あ、どうしたんですか?」
トシ「なんでもないよ」ククッ
362 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/18(火) 20:28:42.51 ID:9+3vX7NB0
今回はここまでー
次回、京ちゃん有名人になるの巻
それから個人戦も、まぁそんな濃い描写しないと思うけど
もっとイチャつかせなきゃいけないのに……
そんじゃまたー
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 20:32:11.51 ID:B3ZfVKOt0
乙です
団体戦決着が感慨深い
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 20:47:14.98 ID:kU9EeStsO
乙です
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 20:55:53.94 ID:PyPZqvOCo
乙です
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 21:10:16.43 ID:sDI/R/V/o
乙ー
感極まりすぎてヒッサテンパってますねこれは<順位
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 21:16:36.68 ID:8wXJe0HA0
これ以上いちゃついたらハルちゃんが逝っちゃうよ
368 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 01:12:04.13 ID:3TppO0DC0
次回の時間だ!
< __,,.. --、 /
/ /´,, ==〃 \从ハ >
⌒7∠ィ/ 〃fニミ ヽ \
/ | }/ ム ニ ノ ‘, /
∠ | ____,,.. -‐=ニ、 } \
}/| |─‐- 、 -=≦__ `ヽ }_ /
| |.r==ミ 〉 '´ ̄`^゙ } .} ヽ >
| | / ,′ :}ヽ } >
| | { 、 __/ }// 〈
/{ / | |/ / /_/ \/(/(__/(_ノ! もう真面目パートなんて必要ねぇ!
∧ /(/ V | | <ニ二二フ { / /⌒
ト、/ ` | |、 `¨¨¨ ´ .{ / }\{: : : : :/(ノ 、 : : : : :´(
} V:ハ ./ {____/ i / /\!: : /(/ : : : : : : : : \
\ ‐-y : : : :ヾ-ゝ {{_____,.. イ .!V ∨:/(/ : : : : : : : : : : :/
\ : : : : : : r┴────-----{: : :/ : : : : : : : : : :∠__
<⌒´ : : : : : : :}二二二二二二ニニ/(/ : : : : : : : : : : : /
. > : : : : : : /二二二二二二二/ : : : : : : : : : :/
369 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 01:15:17.50 ID:3TppO0DC0
晴絵「お待たせ京太郎ー」
宥「お待たせぇ」ギュッ
京太郎「はい」ニコッ
玄「お義兄ちゃん私もっ!」ギュッ
京太郎(おもちとおもち、おもちぃぃぃぃ!)
憧「こいつナチュラルにイチャイチャと」
京太郎「あ、晴絵さん」
晴絵「……え、なに?」
灼(一瞬意識飛んでた?)
京太郎「取材申し込まれた」
晴絵「WEEKLY麻雀TODAYかぁ、良いんじゃない?」
京太郎「おっす」
穏乃「おお、京太郎が全国デビュー」
灼「もうしてると思」
晴絵「ホントだよ、このタラシ」ジトー
京太郎「誰がタラシですか!」
宥「えへへ、あったかぁい」
玄「お義兄ちゃん〜♪」
憧「あんたどのツラさげて言ってんの?」
370 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 01:31:42.42 ID:3TppO0DC0
―――【ホテル】
晴絵「え〜では……阿知賀学院の優勝を祝して!」
「かんぱ〜い!!」
晴絵「え、今日はお酒飲んでも良いの?」
京太郎「おかわりもいいぞ!」
晴絵「……」ゴクッ
京太郎「遠慮するな、今までの分、沢山飲め!」
晴絵「うめ、うめ、うめ」ゴクゴク ウルウル
京太郎「これより!」
憧「おいやめろ」
穏乃「楽しそうだね」
灼「でもお酒飲ませるのは良くない気が……いや、幸せそうだし良いか」
宥「えへへ、ニュースでもやってるよぉ」
玄「あ、お兄ちゃんの話出てる、解説もついてるよ!」
京太郎「奈良のイケメン雀士って?」
憧「いや、ろくなこと書かれないと思うわよ経緯からして」
晴絵「うめ、うめ……」ゴクゴクッ
371 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 01:39:49.76 ID:3TppO0DC0
京太郎「ああ〜今日は、俺この部屋で寝る」
憧「ちょっと京太郎!」
京太郎「誰か運んで〜」
憧「ハギヨシさん呼んできてー!」
灼「いや、あっちはあっちで打ち上げしてると思」
憧「最近ほんとあれねあんた!」
穏乃「憧の頭もあれだよね」
憧「!!?」
京太郎「寝る〜」
晴絵「私も〜」
宥「あっ、だ、だめっ!」ギュゥッ
京太郎「宥さんだ〜」ギュゥッ
宥「ひゃぁっ!?」カァッ
玄「お、おお〜! お義兄ちゃん大胆!? じゃ私お義兄ちゃんの背中側から!」ギュッ
京太郎「おお〜ここが天国、逝きま〜す!」
憧「ダメね、寝ぼけてるわ」
晴絵「」
灼「ダメだ、寝てる……」
穏乃「ていうか気絶」
372 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 01:52:20.49 ID:3TppO0DC0
―――ド深夜
京太郎「んぅ……ぁ〜」
京太郎(眠気にやられて寝てたんだった……そういや勢いあまって宥さん抱きしめ……!!?)ハッ
京太郎「!」
宥「んぅ……」zzz
京太郎(薄着の宥さん抱きしめて寝ちゃってる! てか後ろのこの感じ……玄か!)
玄「んぅ〜このぷれっしゃー、おに〜ちゃん……」zzz
京太郎(ええい、なぜこんなことに……!)
宥「……」zzz
京太郎「でも、やっぱかわいいな……」フッ
笑うと、手をそっとほどいて立ち上がる京太郎
手の行き場をなくしている宥と玄の手を繋がせると、ソファに座った
そうしてお茶を一口飲んでテレビをつける
京太郎「通販ぐらいやってない、か」フッ
灼「ま、そりゃね」
京太郎「あれ、灼さん起きてたんですか?」
灼「たまたまね……」
京太郎「そうですか」フッ
灼「……京太郎」
京太郎「はい?」
灼「ありがとう」
京太郎「……お礼、言われますね今日は、頑張ったのはみんななのに」
灼「京太郎も頑張ってくれた。戦ってた私たちにはよくわかる」
京太郎「そういうもんですか?」
灼「うん……だけどこれだけ言わせて」
京太郎「はい?」
灼「ハルちゃんのこと、ちゃんと振ってあげて?」
373 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 01:58:14.12 ID:3TppO0DC0
京太郎「……晴絵さん……振る……え、なにが?」
灼「え?」
京太郎「え?」
灼「……え、頭おかしいの?」
京太郎「辛辣……!!?」
灼「そりゃまあ」
京太郎「な、なんで!?」
灼「だって……ああもう、いっか」
京太郎「?」
灼「ただね、京太郎」
京太郎「はい?」
灼「……宥のこと、好き?」
京太郎「……はい、きっと」フッ
灼「なら良い。ちゃんと見えてるなら……」
京太郎「?」
灼「個人戦、頑張って」
京太郎「はい、もちろん……今度は俺の番ですから!」ニッ
灼「……そ」フッ
374 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 02:00:48.42 ID:3TppO0DC0
―――翌朝
京太郎「んぅ……」zzz
灼「ん、寝てた……っ」
灼(いつの間に、京太郎と一緒に一つの毛布にくるまって寝てた……!?)
灼「……はっ!」バッ
晴絵「」
憧「灼、あんた……」
穏乃「胃薬タベヨ」
宥「良いなぁ」
玄「お義兄ちゃん……」レイプメ
灼「こ、これはちが」
京太郎「あ、おはようあらたさん」ニコッ
灼「説明しろ」
京太郎「あ、はい」
375 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 02:04:10.31 ID:3TppO0DC0
―――さらに時は跳んで昼【喫茶店】
京太郎「えっと……」
??「あ、須賀君こっち……って松実さんも一緒なのね、歓迎するわ」
京太郎「ああ、よろしくお願いします西田さん」フッ
宥「よろしくお願いしますっ」ニコッ
京太郎「えっと、それと……」
??「WEEKLY麻雀TODAYのカメラマン……山口大介です」
京太郎「山口さん」
大介「あはは、気軽に大介さんで良いよ」
京太郎「それじゃあ大介さん、今日はお願いします」ペコ
―――【ホテル】
憧「言葉が走った」キュピーン
穏乃「ニュータイプ?」
灼「もっと速めに覚醒しといて」
晴絵「腐ってる暇があったら打って」
憧「ひどっ! てかインターハイ終わったのに麻雀しかやることないの!?」
玄「出かける?」
憧「どこに?」
灼「だれと?」
穏乃「この話はやめよう」
晴絵「賛成」
376 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 02:10:29.12 ID:3TppO0DC0
―――【喫茶店】
順子「で、色々と教えてもらうんだけど」
京太郎「あ、戦術とか能力はダメですよ?」
順子「うん、わかってるわよ」クスッ
大介(能力ってなんだ、麻雀ってなんだ……)
京太郎「あ、でもそこらへん外すと聞くことないですか?」
順子「大丈夫大丈夫、こっちはプロだし言っちゃうと会話に困るほどページ数は割けないから」
京太郎「ああ、逆に安心しました。質問も少なくなるってことですね」
順子「そういうこと」
宥(京太郎くんのページ少ないんだ……)シュン
京太郎「それじゃその数少ない質問にはしっかり答えないとですね!」
順子「ええ、お願い」
大介「……」パシャッ
順子「それじゃまず」
京太郎「……」ゴクリ
377 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 02:13:49.84 ID:3TppO0DC0
順子「……松実さんとの関係についてなんだけど」
京太郎「さっそく麻雀関係ねぇっ!?」
順子「ああ、ごめんなさい松実姉妹との関係でも良いんだけど」
京太郎「まだ関係ねぇ!?」
順子「あと、清澄の宮永さんとの関係も深く」
京太郎「ダメだこれ!? おい麻雀関係の質問は!? ちょっと答えにくくても答えるから麻雀関係の質問!!」
順子「……」メソラシ
,...-―-ヾヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:,: ----、ヽ
/:./::::::::::::`|):::::::::::::., -‐ ´゛゛``´´ ヽ:.i
i:.// .::::::::::/':::::::::::/ i:.i
レ i:::::::::::::.:./:::.:.::::::/ i:.|
. /:::::::.:,.:.:.:|:::::::::::::| ,、/ ヽー-‐'´ |:!
!:::::::.:/.//:::::::::::::.:!、 ´ ̄ ̄ ヽ '´_,.:--!、
/ノ:::::://イ:::::::.__:.:.ミ ___,..:- 、 /'´ (ソ`'|.|/
/:.:./ |::::::i ,ヘヾ ェi´<´(.::ノ` ノ ̄ヽ__,..--|ィ
´ ̄ !::::::.! `ー--‐‐' |:.!
/!|::::::\ ヽ |:.:!゙、
/ハ|、:::::::.`ー-、 _, /:.:.:i:.:゙、
ハ|__!,..---――>、 ー=-‐' /:::::::.:.i:.:.\
/:..:..:..:..:..:..:..:./ ゙、丶、 /i.|.:::::::::::::i゙、:.ヾ:、
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/..|..:..:i.:./..:/:..:..:..:..:/ | //:::::::::::::.:.:|:|.\:.ヽ:゙、ヾ.、
/..:..゙、..:|//:..:..:..:..:..ト、 //:::::::::::::::::::.|:|..:..:.\.:.:ヽ:.:.ヽ
京太郎「こいつこれだけできやがった!?」
順子「えっと、好きな役とかはなんですかー」
京太郎「適当になった!?」
順子「好きな役といえば、いま誰が好きかどうかなんだけど!」
京太郎「くっ、まるで麻雀のことを聞く気がない!」
順子「多数の高校からあなたの名前があがってるわよ! 観念なさい!」
京太郎「くっ、司法国家でこんな横暴な取り調べ!」
順子「ネタはあがってんのよ!」
378 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 02:17:57.30 ID:3TppO0DC0
順子「辻垣内さん!? 宮永さん!? それとも大星さん!?」
京太郎「なんで大星の話!」
順子「仲良くなったんでしょ?」
京太郎「い、いやメアド交換しただけで」
大介(昨日の一瞬で? すげぇ奴だ……)
_........_,,,
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|!  ̄!-、_|
{ー-、 <_, -―' ;;;;,,,,>、
| -‐〕〉 _‐--. レィヽ::ヽ
| ノ ' }‐'
!. 〈 ... υ 、_/
! ,〃"゛ヾ、 ト,|_
゙、 ー / レ\
>、___, ' / 〉
r< | r-、 /\
/ ) 〉 ゙、 | !. // / \
_ , -r‐‐//| / | >'´/ / /\
/ n__゙、__/ ̄>、__| < / r‐イ / / / / /\
二゙、_,!___rn__`ーヾ、 / / / / / / / \
Y r‐‐‐┐i i\_ \ | V ./ / / / / / !
_\| |_ |// 〕 \ |o | | / /_ // , /|
`iヽト、二二ノ , -' |o | ノ / | | / / / |
順子「さぁ、どの学校の誰が本命なの!」
京太郎「そ、そういうのは本人たちに任せて他人は口出しするもんじゃあねーぜ!」
順子「有名人なんだから我慢しなさい!」
京太郎「手厳しい!」
グイッ
京太郎「っとお?」
宥「……」ギュゥッ
京太郎(な、なぜ腕に抱き着かれてるんでしょうか?)
宥「きょ、京太郎くんは私……の」ボソボソ
順子(これは!?)
大介(いいなぁ、かわいい彼女)
宥「きょ、京太郎くんはわたし……たち、阿知賀学院の、仲間、ですっ」ウツムキ
京太郎「……そ、そうそうだから俺は阿知賀のみんなが好き!」
順子「チッ、上手く逃げられた……いや、ヘタレた」
京太郎「へたれ?」
宥「うぅっ」カァッ
379 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/19(水) 02:18:50.19 ID:3TppO0DC0
ここまで、寝る!
次は個人戦とか始まったり始まらなかったり
ハルちゃんは基本息してない……いつか書こう、ハルちゃんルート
そんじゃまたー
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 02:21:15.04 ID:oAM4eqACO
乙です
宥姉可愛い、超可愛い!
ハルちゃんルートも楽しみだな
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 02:25:21.22 ID:2tsHEHheo
乙
試される大地で成香を愛でるところを見てみたい
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 12:44:54.34 ID:HQKKNmxI0
乙
ゆうちゃーかわええ
383 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:14:29.82 ID:LTk7ISeJ0
投下開始じゃー
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| |
| |
_)\/|/(__ | |
. _)` <_ | |
ノ < | |
フ _______ 孑lト、 | |
厶 | ィ@フ | そli}、\| |
从| {トェv‐vェイ} |从{// `-、ハ! (……眠いからあんまやらんけど)
. 八] l [_/ /// V}
j{ 心_二_イ彡/ }`ヽ
{ `≧=≦¨´ j`7ハ、
小、 /} : lト、
゜ヾ、 //|/ :l| ヽ
ヘ -_.ノ/イハ:..:ハ ハ
{ミ/ー<彡'´ ′ }/ ハ
{ハ ̄ / ∧
ヾ } }!
| |
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l! |
|l i |
|l | |
384 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:19:59.63 ID:LTk7ISeJ0
―――【ホテル:女子部屋】
ガチャッ
京太郎「ただいまー」
宥「ただいまぁ」
晴絵「ん、早いね。デートぐらいしてくると思ってたけど」
__ィヽ__,,,ィ: : : : : : : :>- 、
i: : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : : : \
i〉: : : : : : : : \: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
レ\: : : : : : : : : \: : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : ス: : : : : : : : : \: : : : : : : 、: : : : `,
/: : : : /: : : \__: : : : : : : :` - 、: : : : : : :!
/: : : : :イ}: : : : :}` ー7:>-、: : : : : :` - 、: :i
i: : : : : :! ヽ: : :リ >、: : : : : :ヽj、
!: : : : : !ヽ ミ三ニ i: `-ト: : : : :ヽ
!: : : : :j: : ', ミ三 }: :/ ゝ: :!ヾ}!
!: : : : :!: : :`, ' "r-イ: !ヾ)
ヾ: : : ハ: ヾ`, r "`, /: : : リ リ
ヾ: :! ヾ{! ト、 v ノ /i: : : リ
ヾ! \ / .|イ
ヾ-t- " i/
`, ゝ、
ノ', >彡ニ>、
__,,,,<_ rー<三彡''"" >、
<三ミ、_`__,,,",ィf彡" / ヽ
rt" `マニ三三ニ彡" / /:::! i}
京太郎「まぁそれはまた今度ってことで」
宥「だねぇ」ニコッ
晴絵「あ、デートすることは否定しないのね」
京太郎「まぁその……宥さんが、良ければ?」
宥「う、うん……こちら、こそ?」
晴絵「あ〜終わり終わり! やめやめ!」
京太郎「?」
宥「あ、そういえばみんなは?」
晴絵「買物行ったよ……てか二人帰ってきたし昼御飯買ってきてもらお」
385 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:23:51.47 ID:LTk7ISeJ0
―――少しして
ガチャッ
憧「ただいま〜あつぅ〜」
穏乃「うわぁ天国だ」
灼「散々、山登ってるとは思えない発言」
穏乃「暑いものは暑いです」
灼「あ、うん、普通だね」
玄「あ、お義兄ちゃんとお姉ちゃん〜」
京太郎「おう、おかえり〜てかお前ら脱ぐな脱ぐな!」
憧「あ〜はいはい、顔そらしといて」
穏乃「ん〜そうして」
灼「あつ……」
玄「汗でべとべと〜」ヌギッ
京太郎「お前ら適当か! ってぬおっ!」
宥「めっ」メカクシ
京太郎「あ、ありがとうございます」
京太郎(背中におっぱいが、宥っぱいが!)
386 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:27:49.59 ID:LTk7ISeJ0
京太郎「お前らなぁ、ほんとそういうとこ良くないぞ!」
晴絵(宥に目隠しされながら言うのシュールだな)
憧「あ〜確かにね、ごめんごめん」
灼「別に京太郎なら変な目で見ないかと思って」
京太郎「みんな普通に可愛いからそういう目で見るでしょ!」
穏乃「おお〜良いこと言うなぁ京太郎」
京太郎「自信もて!」グッ
晴絵(シュール)
玄「大丈夫だよ、お義兄ちゃんなら妹の裸見ても全然平気だよ!」
京太郎(義理は別だろ)
宥「そういう問題じゃないと思うけど……」
晴絵「その通り」
玄「え〜?」
京太郎「玄は普通に可愛いしスタイル良いから」
玄「そ、そうかな?」カァッ
京太郎「おう……って宥さん、ちょっと手が目にくいこみはじめてる」
宥「うん……」グリグリ
京太郎「ちょ、それ以上いけない!」
宥「耳かきしない」
京太郎「えっ!」
晴絵(あれ付き合ってるでしょ?)
憧(絶対付き合ってるでしょ)
穏乃(はやく付き合え)
387 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:39:13.18 ID:LTk7ISeJ0
京太郎「あ〜やっぱ良いなぁ」
宥「そう?」
京太郎「はい、こう……あ〜」
晴絵(耳かきしてる……)
灼(気絶しなくなった……耐性がついた?)
憧(新手のショック療法みたいなもんね)
宥「……はい、おわり」フッ
京太郎「んぐっ」ビクッ
宥(かわいい)クスッ
京太郎(はずい……)
玄(良いなぁ、私もお義兄ちゃんにしてあげたいなぁ〜)
宥「はい、反対向いて」
京太郎「うっす」ゴロッ
京太郎(これよこれ! 宥さんのお腹に顔が密着というわけじゃないがつく……そしておっぱいと太股、このジェットストリームアタック)
宥「……京太郎くんって、おなかすき?」
京太郎「へっ!? す、好きっていうかなんつーか、宥さんのおなかやらかいなって思ってはいますけど!」
京太郎(しまったぁ! 動揺してありのまま喋ってしまった!!)
宥「もう」クスッ
京太郎(あれ、許された?)
宥「……女の子にお腹がとか、デリカシー無いよ?」
京太郎「はい、すみません、それに関してはホント」
玄(もうちょっとお肉つけた方がいいかなぁ?)プニプニ
憧(くぅ、歯がゆい!)
穏乃「あ〜山登りたい」トオイメ
灼「ダメだ現実逃避をはじめた」
晴絵「あ、このあたりめ美味しい」
388 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:48:52.99 ID:LTk7ISeJ0
―――しばらくして夕方
憧「あれ、京太郎はもう良いの〜?」
京太郎「おう、ちょっと休憩」
穏乃「あれからずっと打ってたしね」
晴絵「まぁ詰め込みすぎても良くないし、テレビでも見てな」
京太郎「そうさせてもらってます」
灼「でもインハイ終わっても麻雀やるんだ」
穏乃「まぁ楽しいですから」
灼「否定はしないけど」タンッ
『個人戦で注目してるのはどなたなんですか?』
『ん〜やっぱり宮永姉妹や辻垣内さんかな〜☆』
『団体で優勝した阿知賀は出てないそうです』
『だね、残念だけど阿知賀は例の男子、須賀京太郎くんも注目だね☆』
京太郎「あ、瑞原さん俺の名前出してくれた」
宥「麻雀したことあるんだっけ?」
京太郎「はい……あ、メールだ。辻垣内さんか」
宥「仲良しになったの?」
京太郎「ただのメル友ですよ」アハハ
宥「心配だなぁ、京太郎くんモテるから」ムゥ
京太郎「モテないですって」
宥「え〜」
玄「お義兄ちゃんは素敵ですのだ!」
京太郎「嬉しいけどほら……無い無い」
宥「本当?」
京太郎「本当ですって」
玄「お義兄ちゃん、浮気はダメだからねっ」
京太郎「浮気って……」
389 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 01:55:06.52 ID:LTk7ISeJ0
宥「それじゃ玄ちゃんと京太郎くんが付き合ってるみたいだね」クスッ
京太郎「あはは、お義兄ちゃんって呼ばれながら付き合うとかあれっすね……」
宥「……不健全だね」カァッ
京太郎「ですね」
玄(お、お義兄ちゃんとお付き合いかぁ……)
,.': :/:/: : /!|: : ;' |: :__: : :.|: : : :|: :l: . . .ヽ
. /:, :,': :!:,': ! ||i: : | !l_、:ヽ ̄:ト: : : |.: :l: . : . .゙、
/:,1:,'.: :|:レ|´l|ヽ: ゙、 ヽ_\l\!: : : :!.: :|: : : . |. l
,':/ !:l: : :!:| リニ、 \!イ斥"寸、!: : : :!:ヽ!: : : . !. .!
{:| |:l: : :|:i:斥寸 弋しソノ|: : : :|:ヽ|: : : : |:. .|
ヾ !:|: : :抖乂ソ `"" !: : : :!=、l.: : : :.|. . !
| !: : :l:! ,, ", ""|: : : :| |!: : : : .!: . l
|λ: :l:l |: : : :| ,ィ.: : : : :|: . .!
jt |: : |l _ っ !: : : j´:|: : : : : |: . .!
/ :| ゙: : |:ヽ/ノ .ィ.: : :,': :,'.:/: : : :|: . .|
,'/l | ゙: :y' ,ィl>... _ .. ´ l: : /: :/:/: : : : :!: : ハ
lj ヾ、 ∨/>!: : |: : :} //|: /´: : : : : ノ: : : .ヽ
,' ´-ヽ:.:|: : :| " У: :_ - "´ `ヽ: . .゙、
l -テ!:,': _ノ /: / \ ハ
/| l´/ニ__ /: : ,' ヽ∧
,' ! !' ` ,.': : : : :| ,'. . ヘ
l. ノ ∧ァ__r‐-/: : : : ;ィ /: . . . \
灼「どう思う?」
憧「修羅場に1000円かける」
穏乃「私は宥さんと穏便にくっつくで……願望入ってるけど、胃に良くないから」
晴絵「なら私は姉妹丼ハーレムに私と灼の魂を賭ける!」
穏憧「グッド!」
灼「勝手に賭けないで」
宥「でも……私と玄ちゃん、どっちを選んでも松実館って京太郎くんが継ぐのかな?」
玄「あ、でもお姉ちゃんがお義兄ちゃん以外と付き合えばその人が継ぐのかなぁ?」
宥「玄ちゃんが京太郎くんと結婚したら私が誰と結婚しても京太郎くんな気がするなぁ」アハハ
玄「そうだね……お義兄ちゃんが私と結婚って想像できないけど」アハハ
京太郎「え、俺どっちかと結婚する前提の話なんですか?」
宥「あ……た、たとえ話だよっ!」カァッ
玄「でもお姉ちゃんと結婚しなきゃお義兄ちゃんにならないよ?」
京太郎「ごめん、ちょっと頭混乱してきた」
390 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 02:02:31.92 ID:LTk7ISeJ0
京太郎「てかなんつーか、お、俺と宥さん……別に付き合ってるわけじゃないし結婚とか、ねぇ?」
宥「そ、そうだよねっ」カァッ
玄「もしもの話だよ?」
京太郎「もしもでも気恥ずかしいだろ」
玄「そうなの?」
宥「そうだよぉ、ほら玄ちゃんと京太郎くんが結婚してるとこ想像してみてよぉ」
京太郎(玄と俺が……)
宥(玄ちゃんと京太郎くんが……)
玄(お義兄ちゃんと私が……)
ポワポワポワ
京太郎「玄……」
玄「お義兄ちゃんっ……もう、我慢できないっ」
京太郎「俺も……お前が」
玄「でも、お姉ちゃんがっ」
京太郎「二人共、好きだぞ俺は」
玄「お義兄ちゃんっ」カァッ
京太郎(って!)カァッ
宥(な、なんで……)カァッ
玄(不倫風っ!?)カァッ
391 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 02:20:22.41 ID:LTk7ISeJ0
京太郎(ていうかなぜ平然と俺は宥さんと付き合った上で、しかも二人共好きってなんだよ……)ハァ
宥(あ、でも……)
玄(悪く、ない……かも)
京太郎「……なんつーか」
玄「や、やっぱりお義兄ちゃんはお義兄ちゃんだねっ!」
京太郎「そ、そうか?」
玄「うんっ! お姉ちゃんとがお似合いですのだ!」
宥「そ、そうかなぁ?」
玄「うんうん!」
京太郎「……だ、そうです」コクリ
宥「う、うん……」コクリ
晴絵「ていうかさ……」
灼「ん?」
晴絵「なんで京太郎、ずっと宥に膝枕されたまま話してんの?」
憧「放っておきましょう、シズを見て見なさい」
穏乃「ん、なにが?」
晴絵「凄い、もう見てない」
392 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/20(木) 02:21:21.29 ID:LTk7ISeJ0
今回はここまでー
徐々に地固め
次は個人戦開始
そんじゃまたー
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/20(木) 06:06:52.85 ID:S2ApAGmFo
おつー
山に登りたい(意味深)にしか見えなくて辛い
だいたい別アニメのせい
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/20(木) 09:23:20.20 ID:KmUAjg9B0
乙
おんなのこのおなか
モデル並みに引き締まっいるでもなく
ビルダー並みに硬いでもなく
だらしがないわけでもない
女子高生のおなか
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/20(木) 16:01:32.87 ID:BnfsF5gX0
乙
他のSSにはないこの感じ良いな
クロチャーかわいい
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/20(木) 18:18:05.46 ID:l1A0BCF10
シズがどんどん仙人の域に近づいている
397 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:10:23.53 ID:BFGLB1CR0
よっしゃ投下開始!
こっからは宥とイチャイチャするだけのSSだゾ!
とみせかけて玄ともイチャイチャするゾ!
__ー-、}\\v、
_> V},
> >'''"´ ´"''x イ
ア / ,. -‐、 ィひ^v/
_ -=、\)\ ノイ ,>,′/ ィれv乂_,, }
> \`Nイ { l {,, |||| r''ッ_′
/ \}、,,. { l ' イ!!!//
/ v::l _j ィ‐-、 7/
⌒ァ ハ ⌒' //{rイィ
>>394
なんつークレイジーポエム……
398 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:19:47.35 ID:BFGLB1CR0
―――翌日【会場】
京太郎「……」
宥「えっと、京太郎くん……大丈夫?」
京太郎「う、うっす」
晴絵「緊張しすぎ!」ププッ
京太郎「う、うっさい!」
穏乃「女子個人戦の時もほとんど心ここに非ずだったもんね」
京太郎「お、おう、結局なにがなんだか」
灼「小走さんは勝ってたよ」
京太郎「そ、そっか」
玄「大丈夫……?」
京太郎「お、おう」グッ
憧「……どうする?」
灼「どうするもなにも」
穏乃「こればっかはなぁ」
憧「そもそもなんで今になって、県予選と違ってテレビだから?」
灼「って言ってもまだ中継されないよ?」
宥「……たぶん、プレッシャーだよ」
憧「中継もされないのに?」
宥「私たちが優勝したのにって、思ってるんだと思う」
憧「……なるほどねぇ」
灼「阿知賀の名前が重いって」
晴絵「難儀な性格だなぁ」
玄「お義兄ちゃん、リラックスリラックス!」
京太郎「お、おう」
399 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:27:13.36 ID:BFGLB1CR0
京太郎(阿知賀なのに初戦敗退とかシャレにならんぞ……)
玄「……お義兄ちゃん」ギュッ
京太郎「へ?」
玄「お義兄ちゃんの手、固い」
京太郎「そ、そりゃ男だし」
玄「そうじゃなくて……もっとリラックスしなきゃ」
京太郎「で、できたら」
玄「う〜ん……お姉ちゃんも!」
宥「……うん」ギュッ
京太郎「二人共……」
玄「大丈夫だよ、お義兄ちゃん」
宥「うん、いつも通りやればきっと……」
京太郎「いつも通り……」
玄「うん! だって私の頼りになるお義兄ちゃんだから!」ニコッ
/ . . . . . . . : : : : : : : : . . . \
, . . . . : : .:. .:..:.:.:.:.:.:. .:. .:.:.:.:.:..ヽ:. . :. ヽ
/ . . . : .:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:. i{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:..‘. ∧
/ :/ :/:/ ..:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:. | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨. ‘.. .
/ .イ ′:.:.:.:.:.:{:.:.:.:,| ...:.:.:.: {∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:. :. i
././ ′:!.:.|.......:小:.:.ハ__ .:.:.:.:iハ 斗:十:.ト:. .|:.:... i:. :
i:.′} . :|. :! :.:.:斗{:.:「 丁i .:.:.:.ト:.V ヘ:.{\:.:.`!:.:.:. |: :|
|′.′::l .:|.ト:. .::| ヽ 气{\:.:{ \ ヽ. \} :. : |: :{
i . .:.|:八.:.|ヽ{ _ \ ,z≦ミ、| :.: :.!:. |!
| : /|.::.:.:.::! ,ァ= =ミ ´ `'^| :. : |:.小
|.:/ :! .:.:.:.ハ ′ /i/, | :. : |:.|i
|:′:} .:.: :| ∨ /i ' .:. :. :.!:. l: {
○: :′.:.:.ト. . , 八:.:..:}:. l:.‘
/:.{: :| .:.:.:. {:: 込 ` ´ /}::.:.:./::. :!:. ‘
/:;:.|:.::| .:.:.:. |:::::::个:..... .イ::∨:.:.:/:/.:.′:∧
i:/{:.! .:| .:.:.:. |:::::::/:::::::::ノ}≧ - ´ {入:/.:.:./i/:.:.′:. . ‘.
|{∧{..:.i:.:{:.:.:‘:.:.::::::::/ 乂 / /:.:.:/V:.:.:.{:.:.:. . . ‘.
.′..:.八:!ム:.七¨⌒} >t_ん /:./「/:.:.: 厂 ̄ ≧ 、
/ . rヘ´ ヽ \ | ∧ ∧'ィ斗v′:.:/ ヽ
. / . :′ 八_{ ̄≧ V__/イ´ {'リ:.:.:.:′ / }
/ . . {⌒ヽ 八 z__{ }___, {.':.:.:./ / |
.′. .:| \ 《 ハ下 . /.:.:.:.′ , 小
/ . . .:.{ ヽ } ∧__/ }ハ ≧7.:.:.:./ / {:∧
. / . ./..:.:} . | く / } ;:.:.:.:.:′ .′/ {:. .‘.
/ . ./..:.:.:.i ∨ } `≧-ヘ ∧ノ}:.:.:.:.{ . { .′ }:. . ‘.
/ . :/′:.:.:.} ‘. V| ∨ |:ノ}:.:} j / / {:.:. . ‘.
京太郎「……なにがお義兄ちゃんだよ、すっかり慣れちまったなぁ」ハハッ
玄「今更でしょー?」クスッ
京太郎「だな……ありがとう、玄、それに宥さん」
宥「うん」ニコッ
玄「頑張ってね、きっと勝ったらお姉ちゃんがご褒美くれるよ!」
京太郎「マジで!?」
宥「……で、できることならっ」カァッ
京太郎「しゃぁっ!」
憧「……結局おっぱいじゃない!」ガーン
灼「知ってた」ガクッ
穏乃「おっぱいとかどうでも良いから身長伸びないかなー」
400 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:34:28.94 ID:BFGLB1CR0
―――【会場:廊下】
京太郎(落ち着いてきた……この先、か)
智葉「京太郎、応援してる」フッ
京太郎「あ、ありがとうございます智葉さん」ニッ
エイスリン「ガンバッテ!」
京太郎「ありがとうエイスリンさん」ニッ
トシ「……ま、応援はしてるよ」
京太郎「なにその意味深な言い方」
トシ「そういう性分なのさ」
京太郎「優勝して度胆抜いてやる」
トシ「期待して待ってるよ」フッ
咲「……ん」フリフリ
京太郎「……ん」スッ
咲「初戦は寝てるから」
京太郎「はいはい」
咲「もう胸はかしてあげないよ?」
京太郎「誰が泣くか」ハッ
咲「そっ」クスッ
バンッ
京太郎「……さて、いつも通り!」
401 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:49:03.49 ID:BFGLB1CR0
―――【対局室】
京太郎「……」
男子A(なんだ、この嫌な感じ……)
男子B(低火力でしか和了れない、とかじゃないよな……)
男子C(つまり、そういうことか……阿知賀って時点で警戒してたけど)
京太郎「……ツモ! 中一盃口ドラドラ! 4000オール!」
男子A(平然と高火力!)
男子B「くっそ……」
男子C(こいつ、オカルト的な打ち方を!)
京太郎(思ったよりずっとリラックスできてる……)グッ
京太郎(ありがとう、玄、宥さん)
―――【観客席】
宥「調子良いねぇ」ホッ
晴絵「いや、純粋に相手がみんなより弱いだけだ」
憧「……じゃあ私ら並がきたら?」
晴絵「さて、あとは相性じゃない?」
灼「でも、今日はまだ勝ち進んでも優勝候補とか男子団体戦優勝チームとかと当たらないとか」
穏乃「じゃあ明日からが大変だ」
宥「二日目、三日目……」
玄「こわいね」
トシ「まぁ心配は心配だね」
晴絵「あ、トシさん」
穏乃「あ、赤土先生攫いの」
トシ「誰が攫いだい、格調高くヘッドハンティングと呼びな」
402 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:54:09.83 ID:BFGLB1CR0
トシ「2、3年前ならいざしれず今の男子は魔境さ」
晴絵「県予選の時はそうでもなさそうでしたけど……」
トシ「一部が突出してんのさ……能力含めてね」
灼「……能力って」
憧「気にしたら負けよ」
トシ「デメリットで死にかけるなんてのがあったろ」
宥「……」
玄「園城寺さん」
トシ「そうそう、それと似たようなもんでね……ロンした時のダメージとかだね」
晴絵「ダメージ!?」
穏乃「麻雀って凄い!」
トシ「京ちゃんの精神力は中々強いし大丈夫だとは思いたいけど……」
宥「し、死んじゃうの?」ウルッ
トシ「信じな……」
晴絵「……ごめん、私が間違ってるの?」
憧「深く考えたら負けよ」
トシ「まぁさすがに死の危険はないだろうさ、闇でもないし……せいぜい気絶ってとこだね」
穏乃「落ち着いて山を数えよう」
憧(おっぱい数えてる……シズはもうダメね)
灼「……男子怖い」
晴絵「いけない! 灼、このままだと過ちがくりかえされる!」
403 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 01:57:29.89 ID:BFGLB1CR0
―――その後
京太郎「ふぅ〜一日目終了!」
宥「お疲れさま、勝てたねっ」
京太郎「とりあえず一日目は、危なげなくでしたね」
晴絵「明日から警戒してくるよ?」
京太郎「なぁに、そっからが本番ですよ……俺の腕の見せ所っす!」
灼「調子乗らない……けど、おめで」
憧「ま、おめでとう」
京太郎「おう」フッ
灼「」ジトー
憧「わ、悪気はなかったのよ?」
玄「お義兄ちゃん! 怪我はない!? 心臓動いてる!?」
京太郎「見ての通りですよ。そもそもなんですか心臓動いてるって」
玄「心配だよぉ」
京太郎「あ、ありがとうございます?」
玄「なんで疑問系なの?」
京太郎「いや、特に……」
晴絵「とりあえずこうなれば明日から本格的にテレビ中継あるよ」
京太郎「……すっげー緊張する」
宥「大丈夫、今日みたいにやれれば……京太郎くんは強いんだからっ」エヘヘ
京太郎「……宥さんに言われるとホントその気になりますよ」フッ
404 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 02:03:48.92 ID:BFGLB1CR0
宥「あのね、京太郎くん」
京太郎「はい?」
玄「ご褒美の話!?」
京太郎「マジで!?」
宥「そ、そうじゃなくて……あ、ご、ご褒美はその、が、頑張るけど」
京太郎(わ〜い……落ち着け俺の京ちゃん)
灼「ちょっと前かがみになってる」カァッ
憧「男って……」ハァ
穏乃「もいじゃう?」
晴絵「こわいよ」
宥「そ、それとは別に、ね……」
京太郎「はい?」
宥「そ、そろそろ……敬語とか、無しでも良いよ?」
京太郎「へ?」
宥「よ、呼びすてでも良いし……」
京太郎「な、なるほど……」
宥「どう、かな?」
京太郎「そ、それじゃあ……」
宥「う、うん」コクリ
京太郎「ゆ……宥」
宥「あ……えへへ、なぁに京太郎くん♪」ニコッ
京太郎「……な、慣れるまで長そう……です」
宥「良いよ、ゆっくりで……急ぐ必要なんてないし、ね?」
京太郎「は、はい……じゃなくて……おう」ニッ
憧「誰かブラックコーヒー買ってきて」
灼「飲んでるんじゃ」
憧「ダメ、これ甘いもん」
晴絵「なにを飲んだって同じだよ」ハハッ…
穏乃「哀愁凄い……」
405 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 02:13:37.03 ID:BFGLB1CR0
玄「で、ご褒美はどうするの!?」
宥「あ、で、できることだけ、だよ? 私に、できること、ね……?」
京太郎「え、ご、ご褒美……」チラッ
玄「なるほど、やはりおもち!」
京太郎「ッ―――!?」
宥「あぅっ」カァッ
玄「なるほどなるほど」フムフム
京太郎「おいこらなに勝手に納得してんだ!」
宥「きょ、京太郎くんがそれが良いなら……お、おっぱい、ぐらぃ」ボソボソ
京太郎「え、良いんですか!? じゃなくて、ダメだろ!」
宥「京太郎くんなら……いいよ?」ウワメヅカイ
京太郎(揉みたい揉みたい揉みたい揉みたい揉みたい)
晴絵「なつかしいなぁ」
灼「え、なにが?」
晴絵「あ、いやなんでもないなんでもない!」ブンブン
憧(なんか怪しい)
穏乃「山が一つ山が二つ山が三つ」
宥「……で、でも部屋で……で、きれば、明かりは、消して、ね?」
京太郎「それ以上いけない!」
宥「で、でも恥ずかしいよぉ」
京太郎「無し! ご褒美は別のです別の!」
宥「う、うん、京太郎くんがそれが……良いなら」
京太郎(ほんとは超揉みたい!!)
玄(お義兄ちゃんがおもちを拒んだ!?)
406 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/21(金) 02:14:56.04 ID:BFGLB1CR0
眠い、寝る
いかんこのままじゃこのスレおかしくなる
このスレは健全なんだ、これ以上よくない
そんじゃまたー
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 02:23:08.71 ID:8rgKr8eA0
作者がKENZENな気持ちでエロ書いてもKENZENだってばーちゃんが言ってた
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 08:03:31.75 ID:muLZ+51y0
おつー
(宮守の時と比べるとまだ)KENZENだな!
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 08:56:15.10 ID:sxZBA95oo
乙です
410 :
394
[sage]:2017/04/21(金) 09:51:03.95 ID:QN2UXNrS0
乙ー
昨日はスマンカッタ
脱字に気がつかんほどにちょっと憑かれてたんだ
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 14:55:21.37 ID:vVrrqS5x0
乙
最近投下多くて嬉しい安定の宥ちゃーかわいいと麻雀ってなんだっけ
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 22:44:57.12 ID:yqJ0i2eSo
俺らを糖尿病にする気だな?
413 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 00:49:36.42 ID:xVgFEzXN0
よっしゃ再開!
二日目はちょっと苦戦気味に……まぁあんま深く考えない方針で
ハルちゃん予選の時点で揉ませてあげてるあたりハルちゃんルート、本番我慢できる気がしない
Λ/Λ
}∨ V {
. }∨ VL
. ハΝ 7VΛ
}∨ } く V人
}∨ イく 「ヽ__,jI斗ノ^>ヘ V{
ト } 乂_////〉 |ィノ
乂 八 ' // く (ハルちゃんのAAが増えて嬉しい……!)
< ミ\ /八 /⌒\
>―イく j>''´ ∠二ニV Λ厂\ }
二二/{>''´ ∠二二二Λ/ニ7/二 \/へ
ニ/ニ八 ∠二二二二二二//ニニニ\ ヘ
ニニニニ\/`¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´ ̄ ∨ニ/ニニ \ >‐┐
ニニニニ/L __」|_∨lニニニニ ⌒ー┘
\ニニ/ ̄|「 ̄ |「 ∨二二 「 \
 ̄}∨ ∨¨¨¨¨| |
}/ ∨ニニ| |
|二二| |
| |二二| |
| |V¨¨¨\ 」
| | ∨ニニΛ
∨ / |. ∨ニニΛ
. ∨ / / {二二二}
{ `¨¨ 」L二ニ==--┼… ¨´_} ∨二二Λ
}ニニニ厂 |ニニニ| }二二二}
/二二ニ| |ニニニ| {二二二}
. {二二二|_」L ┼‐┐二二| Vニ‐⌒
. {ニニニ|| |ニニニ| | |
. {ニニニ|| |ニニニ| | |
. {ニニニ|L___」L -┼┤ニニ.乂 / \
. {二二二| }ニニニニ} .{ , }
ノ二二二{ }ニニニニ} } { |
{ニニニニ{ ノニニニニ} Lノ ノ ノノ
414 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 01:09:09.90 ID:xVgFEzXN0
―――夜【街中】
京太郎「さて、買い出しも終わったし帰りますか」
宥「だねぇ」
玄「お義兄ちゃん力持ちだねー」
京太郎「まぁ元運動部だしな」
キャー!
京太郎「この声は……?」
宥「あ、あれ……」
京太郎「あれは確か……」
霞「や、やめてくださいっ!」
漫「だ、だから違……話を」
小蒔「霞ちゃん!」
洋榎「さすが漫さん、あのおっぱい魔人をレイプする気や!」
絹恵「犯して殺すのか殺してから犯すのかー!!」
郁乃「殺して犯して地獄でまた犯すんやー!!」
由子「さすが魔王なのよー!」
漫「だ、だから違っ」
霞「ひぃぃっ!」
415 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 01:26:01.17 ID:xVgFEzXN0
京太郎「た、助けてくるか」
宥「えっ、や、やめといた方が」
玄「そうだよ、恐いよぉ」
京太郎「でも、困ってるみたいだから……」
スッ
京太郎「あの、すみません」
洋榎「あれは阿知賀の須賀や!」
絹恵「漫さんに不用意に近づくなんて命知らずな奴やー!」
京太郎「お、落ち着いて話を」
霞「え、あ……ありがとう……」
京太郎「いえ、上重さん」
洋榎「漫さんって呼べー!」
京太郎「え、えっと……す、漫さん?」
漫「え、はい……というより私はただ話がしたか」テクテクテク ツルッ
京太郎「え?」
漫「うわわっ!?」ツルッ
漫(まずい、足がもつれてこけたっ……手、須賀君の肩あたりにつかまっ)スッ
ズンッ
漫「わっ!?」
京太郎「―――ッ!!?」
洋榎「すげー! 漫さん須賀に金的や!」
郁乃「あれは31の男殺しの一つ! 強制去勢やぁ!」
京太郎「」ブクブクブク
漫「あ、す、すがくっ」ツルッ
漫(しまったまた足がもつれて、うわわ、須賀君の上に!)ドサッ
洋榎「すげー! 漫さん須賀をレイプやー!」
由子「去勢したあとにレイプとかもう人間がやることじゃないのよー!」
郁乃「さすが魔王やー!」
宥「」
玄「お義兄ちゃーん!!」ウエーン
416 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 01:34:49.44 ID:xVgFEzXN0
―――【公園】
京太郎「ん……あれ」
京太郎(見慣れた山……いや、宥っぱい)
玄「あ、お義兄ちゃんが起きたっ!」ナミダメ
京太郎「え、ああ」
宥「良かった」ホッ
京太郎「俺、買い物してる最中に……どうしたんだっけ?」
宥「ちょっと疲れちゃったんだよ」ニコッ
京太郎「え?」
玄「そ、そうだよ……お義兄ちゃんはちょっと疲れてただけだよっ」グスッ
京太郎「え、なに? どういうこと?」
宥「ううん、帰ろう……ね?」
京太郎「あ、はい……」コクリ
京太郎(なにがあったんだろう……ていうか、なんか腹が少し痛い。まるで金的を喰らった後のようだ)
宥(大丈夫、京太郎くんは……汚れてなんかないよ)ギュッ
玄(お義兄ちゃん、お姉ちゃん、かわいそう……)グスッ
417 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 01:48:51.43 ID:xVgFEzXN0
―――【ホテル】
ガチャッ
京太郎「ただいまー」
晴絵「おかえりー」
玄「ただいま……」
穏乃「どうしたの玄さん? 暗いけど……」
玄「う、ううんなんでもないのっ!」
京太郎「さっきからこの調子なんだよ……どうした玄?」ナデナデ
玄「な、なんでもないよ……」
京太郎「?」
宥「とりあえず、今日はしっかり体洗うんだよ?」
京太郎「え? はい……?」
晴絵(一体なにがあったんだ……)
憧(男となにかあった!?)
灼(ないね)
憧(こいつ、脳内に直接っ!)
418 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 01:56:21.16 ID:xVgFEzXN0
―――その後【ホテル:自室】
シャー
京太郎(まぁ風呂にはもちろん入るわけだけど……宥さんどうしたんだろう)
京太郎「そもそも記憶が飛んでるのが気になるよなぁ」
コンコン
京太郎「え?」
宥「は、入って良い、かな?」
京太郎「」
京太郎(ぬ、ぬぁにー! なんだこの展開は、宥さんとお風呂!? ハッご褒美!?)
宥「だ、だめ?」
京太郎「良いです」キリッ
京太郎(ってバカ! 宥さんの裸体とか見て耐えれるはずがねぇ! ダメだ、絶対に見るなよ俺!)ギンッ
京太郎「どうぞ!」
京太郎(見るな、眼をそらすんだ、さぁ早く……くそっ、眼が動かない!)ギラギラ
ガチャッ
宥「お、お邪魔しまぁす……せ、背中流すだけだから服、来てるけど」
京太郎(着てるのか……)
宥「え、えっと」カァッ
京太郎(……ホットパンツに、Yシャツ……なんだ、いつもと違って、何も着てないよりよほど……エロい)
京太郎「い、いつもと雰囲気違いますね」
宥「えへへ、背中流しに来たから……濡れても良いようにっ」エヘヘ
京太郎(た、耐えれる……のか?)
419 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 02:18:52.35 ID:xVgFEzXN0
宥「すごい、大きくて……硬いね」
京太郎(この流れ、間違いなく背中を流している……そう、台詞だけで考えるな俺)
宥「えへへ、頼りになるなぁ」
京太郎(そう、背中なんだ……そもそも俺、タオル巻いてるし)
宥「んっ……」
京太郎(ああ、だが後ろに宥さんがいる……珍しい薄着宥さんが)
宥「……ん」ピトッ
京太郎(ああ、なぜか密着……京ちゃん、主張しすぎ)ギンギン
宥「……どうしよう」
京太郎「え、どうしました?」
宥「う、ううん……かっこいいなって、やっぱり京太郎くんは」エヘヘ
京太郎「背中洗われてるだけですよ?」
宥「……京太郎くんなら、なにしてもカッコよく見えちゃうね」エヘヘ
京太郎「そ、そっか……」カァッ
京太郎(うわぁ、なにこれ俺のこと好きなの?)
宥「えへへ……背中も、あったかぃ」ギュゥッ
京太郎「お、俺濡れてるから宥さんまで濡れますよっ」
宥「濡れても良い服で来てるよぉ」クスッ
京太郎「そ、そういう問題でなくてね!」
420 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 02:36:29.39 ID:xVgFEzXN0
宥「……あ、ごめんね!」バッ
京太郎「いや別に」
宥「ひゃわっ!」ツルッ
京太郎「宥さんっ!?」バッ
京太郎(振り返ってしまった……振り返るんじゃなかった、いや振り返ったからいいもの見れた)
宥「あぅっ……」
京太郎(ぬ、濡れ濡れのすけすけ……)
宥「あっ……」カァッ
京太郎(む、胸もすけて……てかどっか引っ張ってるのかボタンがはじけ飛びそ、あれ、先……)
宥「ひゃっ」バッ
京太郎「あ、え、えと、その……」
宥「……うぅ」マッカ
京太郎(ああどうしよう、京ちゃん元気!)
宥「あっ」
京太郎(バレタ)
421 :
◆Bc4KZX4MNU
:2017/04/22(土) 02:54:47.26 ID:xVgFEzXN0
宥「わ、わわっ……」
宥(こ、これがっ……)
京太郎(どうしよう……隠す?)
宥(で、でもあの……服の上からでも、あの悪魔みたいな人が……ひどいこと、した)
京太郎(と、とりあえず隠すか……いや、あえてこれが通常状態だよみたいなことにすれば……興奮してない的な風に)
宥「あ、あの人が……触れた……」
京太郎(でも興奮してないみたいにすると、こう……良くない。良くない気がする)
宥「……」ソッ
京太郎「え?」
宥「……きょ、京太郎くん」
京太郎「は、はい、とりあえず指先で触れるのを」
宥「わ、私が上書き、してあげるからっ」ギュッ
京太郎「ファッ!?」
京太郎(なんの話ぃ!?)
宥「……だ、だから、京太郎くんっ」
京太郎「な、なんでしょう!」
宥「が、がんばるね……っ!」ハムッ
京太郎「」
422 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/04/22(土) 03:01:16.81 ID:xVgFEzXN0
__{ヾゞ´ _{ヾ´`ヾ/} `'`ヽ彡、
.{ ヾ 彡 ヽ
.乂 〈 〉 <
.{ヽ 、 〉 〈 ミ
.> ヾ∧===z、゙ 乂ミ` どうしてこうなった……
〈彡、 〉::ミh=イ〈从ミノヾ ∨
ノヾ从ノ´´ヾ::::::::::::::∥:}::::::{ :∨ ヽ
./\ イ|二:}三ヽ__/ヾ¨」二L {∨ :}
{ :/ {」::::::゙¨´:::::::ヽ/::::::::::::::::}: {_,」
「¨/ ::{::::::::::::::::::::::ノ {::::::::::::::::ノ
ヽ」 ミh、::::。o≦  ̄ ̄ ´}
〉---------------}
ヾ---.r--{}ー---{}ヾ´ヽ
|:::::::::| }::::::}
|:::::::::|----- ¨¨´:i}::::::}
いやまぁ、なんかエロハプニング入れようと思ったんだけどやりすぎた……
これどうしよう……まぁ宮守の時もこんな感じだったか
そんじゃ次回こそは二日目
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 03:05:26.60 ID:drmCX1gAo
何が問題です?
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 03:08:44.16 ID:ZxnMFvEwo
乙
腐コチャーこそSUZUさんにレイプされるべきだと思います(荒療治)
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