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【ガルパン】カチューシャ「私の同士は手強いわよ!」
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38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/11/18(金) 02:35:46.37 ID:LbP5Q8dCo
こんな良い内容だとは想像つかなかった
タイトルと序章で損してる
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 18:16:47.41 ID:aS8cUyZYO
これはエタる
俺は詳しいんだ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 19:57:22.79 ID:SOH+uqY80
ほぼオリキャラ…
大洗に転校…
うっ頭が
41 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:26:58.38 ID:zs5AR5om0
>>29
同志だったスミマセヌ……
前のはタイトルにカチューシャがついてなかったの
42 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:27:52.64 ID:zs5AR5om0
-翌日
カチューシャ「……何これ?」
優花里「戦車になんてことを……」
カチューシャ「ピンクのM3に……」
梓「えへへ……」
優花里「バレー部復活と書かれた八九式に……」
典子「根性ー!」
麻子「派手なV突に……」
カエサル「これは我々の魂だ!」
華「金色の38tですね……」
杏「どう?すごいでしょ!」
優花里「せっかくの戦車があんまりです〜」
カチューシャ「あんたたちねえ、戦車道に対して失礼でだと思わないの?」
桃「早速だが練習試合をするぞ!」
カチューシャ「ええっ!」
桃「相手は聖グロリアーナ女学院だ!」
優花里「全国大会準優勝したこともある強豪校じゃないですか!」
沙織「準優勝!それってやばいじゃん!」
カチューシャ「そっかー、そんなところと練習試合するんだー」アハハ
桃「そうだ!なんとしても勝って全国大会に向けて勢いをつけるぞ!」
カチューシャ「ってこんなんで勝てるわけないでしょー!」ウガー!
桃「ひっ!」
カチューシャ「知識も技術も何もかもぜんっぜん足りてない上に戦車に落書きなんかしてて、こんな遊び感覚じゃ勝負以前の問題でしょー!」
杏「まあまあ、士気も大事だし?」
カチューシャ「はあ……先が思いやられる」
杏「ま、そういうことでひとつよろしくね〜。あ、そうだ。せっかくだから負けたらあんこう踊りね」
華「みなさん、頑張りましょう!」
優花里「絶対勝ちますよ、絶対に!」
沙織「そうだよね、勝てばいいんだよね?」
カチューシャ「た、たかが踊りでしょ、そんなにひどいの?」
-
43 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:29:04.21 ID:zs5AR5om0
試合当日
麻子「眠い……」
カチューシャ「zzzz」
優花里「二人ともおきてください〜!」
44 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:29:36.02 ID:zs5AR5om0
「それでは、一同、礼!試合開始!」
カチューシャ「いくわよ、戦車前進!」
優花里「カチューシャどの、そこはパンツァーフォーといってほしいであります!」
カチューシャ「も、もちろんそれぐらい知ってるわよ。パンツァーフォー!」
沙織「パンツがあほ!?」
45 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:30:45.77 ID:zs5AR5om0
カチューシャ「キルゾーンまで誘導するわよ!」
ドオン!
オレンジペコ「撃ってきましたね」
ダージリン「こちらもお相手いたしましょう」
ブロロロ
桃「来たぞ!撃て撃てー!」
カチューシャ「ちょっとカチューシャを狙ってどうするの!」
ダージリン「各車、発砲」
ドオン! ドオン!
典子「敵からの強烈なスパイク!」
桃「撃って撃って撃ちまくれー!」
カエサル「こっちに登ってくるぞ!」
ドオン! ズガガン!
あゆみ「もうむりー!」
あや「怖いー!」
紗希「……」
梓「あ、みんな待って!」
タタタタタ ドカン! シュポ
「大洗女子学園M3、走行不能!」
沙織「M3からの応答がないよ!」
柚子「きゃあ!」
桃「やられたー!」
杏「履帯外れちゃったみたいだね〜」
カチューシャ「……動ける車両はみんなついてきて。市街地へ移動する!」
桃「なにー許さんぞー!」
沙織「いいの、カッちゃん?」
カチューシャ「どのみちここにいてもやられるだけだわ、市街地で遭遇戦に切り替える!」
桃「何ーゆるさんぞ!最後の一両まで撃ち返せ!」
杏「う〜んしょうがないねカチューシャちゃんに指揮を移すよ、全車カチューシャちゃんについてって〜」
エルヴィン「了解した!」
典子「わかりました!」
カチューシャ(とは言ったものの少数での戦術はあまり得意じゃないのよね……けど!)
46 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:31:52.07 ID:zs5AR5om0
沙織「こっちはV突と38tがやられて後2両しか残ってないよ!」
優花里「負けでありますか……」
カチューシャ「89式は戦力にはならないし、相手はまだ4両……勝負あったわね」
47 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:32:40.80 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜〜〜
プラウダ時代
ゴシゴシ
後輩1「はあ、毎日砲弾磨きばっかり……私も戦車乗りたいな」
後輩2「仕方ないじゃん。実力がなかったからここに配属されちゃったんだし」
カチューシャ「仕方ない……あなたたち、そんな考えじゃいつまでたっても何も変わらないわよ」
後輩1「でもいくら砲弾を綺麗に磨いたって意味ないじゃないですか。だからカチューシャ先輩だってずっとここにいるんだし」
カチューシャ「たしかにね。私はこの体格のせいで適正テストすら受けさせてもらえなかったわ……」
後輩2「だったら」
カチューシャ「でも私はあきらめてない。それなら誰にも負けない戦術を作って車長になってみせるってね」
カチューシャ「あなたたちも悔しかったらレギュラーからポジションを奪ってみなさいよ!私より恵まれた体格があって何にでも成れる可能性があるのに勝手に諦めてるんじゃないわよ!」
カチューシャ「私は絶対にここから這い上がってみせる。西住流も島田流も打ち破る最強のカチューシャ戦術を生み出してプラウダのリーダーになってやる!」
48 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:33:11.75 ID:zs5AR5om0
カチューシャ「な、何でよ!」
先輩1「戦車に乗ったこともないやつの戦術など使うと思ってるのか?」
カチューシャ「2年間いろんな戦術を研究してできた最高傑作なのよ!目を通すぐらいしてよ、そうすればきっとこの戦術のすごさが……」
先輩2「あんた何か勘違いしてない?私たちは子供の相手をしてる暇なんてないの。ったく、砲弾磨かせときゃすぐ辞めると思ったのにまさかこんな下らない事企んでたなんてね」
カチューシャ「な、何よそれ?」ワナワナ
先輩1「ほら、あんたなんかにかまってる暇なんて無いんだから行った行った」シッシッ
49 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:33:38.12 ID:zs5AR5om0
ポイッ バサ
カチューシャ「……」
後輩1「カチューシャ先輩、それって」
カチューシャ「1年のころからずっと研究してきた戦術ノートよ。ま、もう必要なくなっちゃったけどね」
カチューシャ「私と違ってあなたたちは可能性がある。戦車道、辞めるんじゃないわよ」
スタスタ
50 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:34:36.42 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜〜〜〜
『思えば私にとっての人生は常に困難との闘いだった……
この体格のせいでずいぶんと苦労したわ。でもそれを言い訳にする気は無かった。
だってそうでしょ?そんな事を嘆いたって何も変わりはしない、急に背が伸びるわけでもない。
無いものねだりをしたって仕方ない。じゃあどうする?だったら認めさせればいい
誰も文句のつけようが無い実力を見せ付けて……』
51 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:35:10.73 ID:zs5AR5om0
カチューシャ「……と、言うわよね。普通は」
沙織「カッちゃん?」
カチューシャ「普通ならできないことも……」
52 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:35:39.63 ID:zs5AR5om0
カチューシャ「 カ チ ュ ー シ ャ に は で き る ん だ か ら ! 」
53 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:36:10.54 ID:zs5AR5om0
優花里「カチューシャ殿!」
カチューシャ「沙織、あなたたちはこの地形は詳しい?」
沙織「庭みたいなもんだよ!」
典子「私たちも詳しいです!」
カチューシャ「いくわよ、反撃開始!」
54 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:36:38.98 ID:zs5AR5om0
ルクリリ「敵、W号戦車発見!あいつさえ倒せば勝ったも同然だ」
ブロロロ
カチューシャ「あの敵の動き、勝利を確信してるわね。完全に油断してる。麻子、横道に入って」
麻子「ほーい」
ルクリリ「馬鹿め!それで逃げたつもりか!」
W号戦車チャキ!
ルクリリ「え、ええ待ち伏せ!」
ドオン! シュポ
「聖グロリアーナ、マチルダU、走行不能!」
ダージリン「なっ?」
アッサム「動きが単調すぎました。読まれてしまったみたいですね」
カチューシャ「落ち着く暇は与えないわ。今のうちにたたみかけるわよ!」
あけび「アターック!」
カーン!
マチルダ車長1「後方から89式!しとめるぞ!」
華「撃ちます!」
ドオン!
マチルダ車長2「前方からW号戦車!追うぞ!」
ブロロロ
55 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:38:19.68 ID:zs5AR5om0
オレンジペコ「わき道に逃げてしまいましたね。」
ダージリン「各個撃破で数を減らすのが目的ね、追うわよ」
ズシャァァァ!
アッサム「!!、前方にW号!」
ダージリン「えっ?もう来たの!」
オレンジペコ「マチルダの撃破報告はありません!」
56 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:39:04.69 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜
カチューシャ「直接チャーチルを狙うわよ!指揮官を倒せば敵は動揺する。その隙をついて残りを掃討する」
優花里「うまくいくでしょうか?」
カチューシャ「普通だったらやらないわね、下手をすれば挟み撃ちになる。」
沙織「だったらどうして?」
カチューシャ「だ か ら こ そ や る!」ドン!
カチューシャ「戦術も練度も向こうが上。まともにやり合ったらとてもじゃないけどかなわない」
カチューシャ「それにね奇策って言うのは相手が予想してないから意味があるのよ!」
カチューシャ「わき道で敵をまいて大通りに戻るわよ」
典子「こっちも準備オーケーです!」
カチューシャ「頼むわね」
57 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:40:13.92 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜〜
ブロロロ!
オレンジペコ「こっちに向かって来ます!」
カチューシャ「不意をついて攻撃すれば当然相手がとる行動は」
ダージリン「っ!砲撃!」
ドオン! シュポ
ダージリン「撃破……えっ!」
「大洗女子学園、89式走行不能!」
カチューシャ(同じように敵をまいて待機させてた89式に盾になってもらう)
オレンジペコ「横道から出てきた89式が盾に……」
カチューシャ「確実に撃破するわよ!横を通り抜けて背後から砲撃!」
キキッ! キコキコ
華「砲塔の旋回が……」アセアセ
カチューシャ「し、しまった……」(作戦がうまくいって油断した!砲塔旋回の指示を出し忘れるなんて……)
※ドリフト旋回はしてません、横から追い越しただけ。操縦の教本にはドリフトは載ってなかったから知らなかった。
ドオン! シュポ
「大洗女子学園、全車両走行不能!よって、聖グロリアーナ女学院の勝利!」
カチューシャ(実戦経験の無さが出ちゃったわね……)
58 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:40:48.59 ID:zs5AR5om0
ダージリン「面白い試合だったわ」
桃「ほ、本当か!」
ダージリン「特に市街戦での思い切った奇策、そちらの練度がしっかりしていていたら危なかったわ……」
杏「強豪校にそういってもらえるとうれしいね〜」
ダージリン「それではごきげんよ……あら?もしかしてあなた」
カチューシャ「ん?あ、あなたは……」
59 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:41:29.44 ID:zs5AR5om0
ダージリン「まさか大洗に転校していたとはね」
カチューシャ「い、いろいろあったのよ……」
コソコソ
優花里「まさか2人が知り合いだったとわ……」
沙織「カッちゃんって実はすごかったり?」
ダージリン「大洗を強くしたいのなら、経験者であるあなたが隊長としてみんなを引っ張っていきなさい」
桃「なっ隊長は私だぞ!」
杏「まあまあ」
カチューシャ「え、で……でも」
ダージリン「カチューシャには荷が重かったかしら?」
カチューシャ「な!そんなわけ無いでしょ!カチューシャにできないことなんて無いんだから!あっという間に最強のチームを作り上げて今度こそあなたたちをコテンパンにしてあげるんだから、覚悟しなさい!」
ダージリン「ふふっ楽しみにしてるわ」
60 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:46:13.15 ID:zs5AR5om0
杏「あ、そうそう。負けたから皆であんこう踊りね」
「げぇー!」
61 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 14:51:31.48 ID:zs5AR5om0
ここまで
とりあえず一区切りついた戦闘描写難しい……
他の人のSSみたいにうまく省略してまとめ用と思ったのにずいぶん説明くさくなってしまった
62 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/11/25(金) 15:05:37.52 ID:zs5AR5om0
ちなみに紅茶はあげてません
こっちのダー様は厳しいのです
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/25(金) 16:13:38.78 ID:OkAidGhTO
乙乙
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/25(金) 22:02:00.63 ID:eIIygPZ3O
乙
句読点を使った方がいいよ
65 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:00:44.31 ID:3WeHGVSe0
-音楽室
左衛門佐「カチューシャ先輩じゃないか」
カチューシャ「な、何であんたがここにいるのよ?」
左衛門佐「いや、誰もいないはずの音楽室から歌声が聞こえたものでな。武部さんたちからカチューシャ先輩がいつもここで歌っていると聞いたのを思い出したんだ」
おりょう「もんざ、ここにいたぜよ」
エルヴィン「おや?カチューシャ先輩も一緒か」
カエサル「早く食堂に行こう。はらぺこだ」
カチューシャ「ほら、みんな待ってるみたいだし行ってきなさい」
エルヴィン「カチューシャ先輩もお昼はまだだろう。一緒にどうだ?せっかくだしロシアの歴史について語り合おう」
カチューシャ「しょーがないわねー。付き合ってあげてもいいわよ?」
66 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:02:19.90 ID:3WeHGVSe0
杏「え〜と、練習の前に一つ伝えとくね〜」
桃「……」
杏「今日から隊長はカチューシャちゃんでいくからよろしく〜」
カチューシャ「ええっ!」
桃「この中で戦車道経験のあるカチューシャを隊長にしようという会長のお考えだ!」
〜〜〜〜〜
ダージリン「あなたが隊長として皆を引っ張っていきなさい」
〜〜〜〜〜
カチューシャ「わかったわ。ただし、厳しくいくから覚悟しなさい!」
「おー!!」
67 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:03:17.81 ID:3WeHGVSe0
-練習終了後
ぐったり……
優花里「まさかここまでハードだとは思いませんでした〜」
沙織「カッちゃんスパルタすぎ……」
華「お腹がすきました」
麻子「し、死ぬ……」
杏「皆頑張ったね〜、んじゃ解散!」
柚子「会長はもっと頑張ってください!」
カチューシャ「明日からもっときつくいくから覚悟しなさいよ!」
「げぇー!!」
典子「燃えてきたー!根性ー!」
あや「バレー部の人たちはさすがです」
カチューシャ「わかってると思うけど、私たちが試合に勝つにはとにかく練習するしかないのよ!」
カエサル「確かにそうだが……」
カチューシャ「私が隊長なんだから文句は聞かないわよ!」
桃「いいんですか会長?」
杏「推薦したのは私たちだしねえ〜しばらく様子を見よう」
柚子「何も起こらなければいいんだけど……」
68 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:05:07.16 ID:3WeHGVSe0
-1週間後
典子「いやー今日もいい汗かいたな!」
「はいっ、キャプテン!」
梓「相変わらずバレー部の人たちはすごいなあ、私たちもしっかりしないと……」
沙織「もうやだ!」
優花里「武部殿?」
沙織「こんなの全然楽しくない!こんなきつい練習ばっかりやって、これじゃただの軍隊だよ!」
カチューシャ「何言ってるの?遊びじゃないんだから当たり前でしょ?」
華「沙織さんおちついて……」
沙織「カッちゃんだって目の下にクマができてるじゃない!」
カチューシャ「強くなるためにはこれ位なんてことないわ」
沙織「何よ!心配してるのに!」
カチューシャ「そんな暇あったら地図の見方のひとつでも覚えなさい」
杏「あ〜まあとりあえず今日の練習は終了ってことでね、?かいさ〜ん」
69 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:06:06.06 ID:3WeHGVSe0
沙織「何で会長たちも何も言わないのよ!」
優花里「カチューシャ殿を隊長に推薦したのは会長たちですから言いにくいのでしょう」
あや「皆で抗議しよう!」
カエサル「う〜ん……たしかにあの訓練はきつい気はするが」
あけび「そうですか?私たちにとっては普通ですけど?」
あゆみ「体育会系にはそうかもしれないけど……」
華「上達するためには苦労はつきものだと思いますが」
沙織「華まで?」
麻子「そんなに気になるなら直接言いに行ってみるか?」
70 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:08:26.28 ID:3WeHGVSe0
-夜の学校
沙織(バレー部と用事のある人を除いて来たのだけど……)
※バレー部はバレーの練習中、華は華道の稽古
沙織「何で学校に来るの?」
麻子「そういえば何でカチューシャさんがここに転校してきたか知ってるか?」
エルヴィン「そういえばこの間一緒に食事したときに話してたな。たしか……」
71 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:09:22.07 ID:3WeHGVSe0
優花里「そのような事が……」
麻子「それが今、乗りたかった戦車にやっと乗れた、高校最後の年にやっと戦車道が始められたんだ」
麻子「プラウダにいたときから腐らずにずっと努力し続けていたんぞ。勝つことに対する執念は私たちの比ではない、無茶をしてでも勝ちたいと思うのも当然だろ」
沙織「うう……そうかもしれないけど」
麻子「最初はただ遅刻の帳消しができればいいと軽い気持ちでやってたが、あそこまで無茶をするカチューシャさんはさすがにほっとけない」
麻子「せっかくだから学年トップの力を活用しようと思ってな、行けるところまで付き合ってやるさ」
梓「カチューシャ隊長、苦労してたんだ」
麻子「じゃあ私は行くからな」
沙織「え、行くってどこに?」
優季「いっちゃった」
72 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:09:52.64 ID:3WeHGVSe0
ブロロロ
沙織「ん?あれってV突じゃない」
梓「練習場の方に行ってますね」
73 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:11:21.79 ID:3WeHGVSe0
-練習場
ドオン! ドオン!
優花里「戦車が皆集まってます!でもだれが?」
ガチャ
カチューシャ「M3の砲撃マニュアルに必要な情報は集まったわ」
ガチャ
杏「こっちもできたよ〜」
カチューシャ「それじゃあ次の戦車をやるから移動させるわよ」
麻子「よし」
柚子「はい」
ブロロロ バタバタ
カチューシャ「次は38tと89式よ!」
ドオン! ドオン!
杏「うーん、ここはこうしたほうがいいかな?」カキカキ
カチューシャ「気づいたことはどんどんメモしていって、砲撃が終わったら次は操縦いくわよ!」
ブロロロ
麻子「ここはこうすればもう少し早く曲がれるな」カキカキ
※ちなみに砲撃と装填はカチューシャと杏がそれぞれやってます。砲撃は静止射撃でカチューシャは台に乗ってやってますチビって大変
74 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:12:30.76 ID:3WeHGVSe0
桃「時間です会長、皆、小休止だ!」
カチューシャ「皆お疲れ、後でまとめるからノートはそこに置いといて」ハアハア
麻子「カチューシャさん、あまり無理はするなよ。疲れてるだろ」
杏「私たちも推薦した手前強くいえないけど無理は駄目だよ〜」
カチューシャ「何の実績も無い私が隊長として皆に認めてもらうためにも試合に負けるわけにはいかないの」
カチューシャ「私に出来ることなんて限られてる、戦術の組み立てとせいぜい皆の練習用のマニュアルを作るぐらい……」
カチューシャ「なら、全力でやるだけよ!最高のチームを作って勝って勝って勝ちまくってやる!」
カチューシャ「カチューシャに出来ないことなんてないんだから!」ハアハア
ドタ
桃「カチューシャ!おい、しっかりしろ!」
カチューシャ「………」グッタリ
麻子「やれやれ、またか……」
柚子「保健室連れてきますね」
杏「今日はもう無理そうだね〜」
麻子「いや、私たちだけでも出来るところまでやっておこう。カチューシャさんの負担を出来るだけ減らしておきたい」
75 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:13:26.98 ID:3WeHGVSe0
「………」
優花里「カチューシャ殿は隊長として私たちを引っ張るために自分に出来ることを必死にやっていたのですね……」
左衛門佐「義を見てせざるは勇無きなり。カチューシャ先輩の頑張りを知った今、私たちは応えなければならない」
エルヴィン「確かに」
梓「私たちがしっかりしないと……」
沙織「なによ、カッちゃんてば!内緒で自分ばっかり苦労してさ」グスッ
沙織(結局何も言わずに私たちは帰りました)
76 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:14:16.14 ID:3WeHGVSe0
-次の日
華「私の知らない間にそんなことが……」
沙織「麻子はいつ知ったの?夜の練習一緒にやってたし」
麻子「練習じゃなくてマニュアル作成な。夜の散歩中に倒れてたから拾った」
優花里「拾ったって猫じゃないんですから……」
沙織「まあいいわ、こうなったらとことん付き合ってやろうじゃないの!友情に熱い女子はもてるんだから!」
華「もてたことありましたっけ?」
麻子「そういう事にしといてやるか」
優花里「あははは」
沙織「な、なによう!」
77 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:14:51.00 ID:3WeHGVSe0
-朝
典子「根性で朝練だー!」
「はいっ、キャプテン!」
沙織「私たちも負けないよ!いくよ、みんな!」
「おー!」
麻子「zzzzz」
優花里「冷泉殿、起きてください〜!」
78 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:16:42.47 ID:3WeHGVSe0
-帰り道
カチューシャ「5両だと包囲戦術は難しいわね、1から作り直さないと……ん?」
カチューシャ「こ、これってグランゾートじゃない!何これ、リファインされてたなんて知らなかった……」ビトッ!
※子供のころ再放送でグランゾートを見て兵器に興味を持ち、それがきっかけで戦車道を始めています
梓「隊長ってこういうのが好きなんですか?」
優季「子供みたーい」
カチューシャ「そ、そんなわけ無いじゃない!カチューシャは子供じゃないわよって言うかいつからいたのよ!」
あや「私たちも帰り道こっちだし……」
挂利奈「あ、これのDVDってたしか家にあるやつだ」
カチューシャ「」
優季「そうなんだ〜」
あゆみ「ほんといろんなアニメ持ってるね挂利奈は」
挂利奈「これってOVAも出てるんだよ」
カチューシャ「うそっ!ほんとに?……あ」
「……」ジー
挂利奈「先輩、今度家に遊びに来ます?」
カチューシャ「……ミンナニハヒミツニシテクダサイ」
79 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:17:16.24 ID:3WeHGVSe0
杏「生徒会の仕事と戦車道、さすがに両立は大変だね〜」モグモグ
桃「まさか、カチューシャがあそこまでスパルタだったとは。やっぱり廃校の件は伝えないほうが良かったのでは?」
杏「いや、おかげでみんなの士気も高まってるし、結果オーライだよ」
柚子「負ける訳にはいかないですからね」
杏「時間だ。戦車道始めるよ〜」
80 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:19:59.38 ID:3WeHGVSe0
ここまで
カッちゃんは私の中では努力家になってます
大洗に天才はいない、しかし決して弱くはない……じゃなくて強いんだ
81 :
◆K2KFq6ZPmE
[saga]:2016/12/02(金) 11:21:52.99 ID:3WeHGVSe0
ちなみに私はグランゾートよりワタルが好きです
お気に入りは戦神丸
来年プラモが出るよヤッタね!
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/02(金) 12:36:48.50 ID:7RotpLuoO
乙乙
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/02(金) 22:18:00.46 ID:iaKQdbMqO
ワタルにグランゾートにアイアンリーガーにムサシロードにてやんでえ等々
あの頃はデフォルメ系の良いデザインが多かったなあ
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/02(金) 22:26:52.20 ID:QeAd/3IKo
あの頃SD系の全盛期だっけ
リアルサイズはエルドラン、勇者シリーズ、ガンダムの時代か
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/02(金) 22:53:25.22 ID:H/tuxprU0
乙です
カッちゃん、頑張るなぁ
ただ身体が小さい分、どうしても体力面が劣っているのがねぇ…
隊長にもなって張り切るのはわかるけど無理しすぎで身体壊さなきゃいいけど
ワタルは好きだったなぁ
特にシバラク先生は大のお気に入りで戦神丸を電話で呼ぶのがよかったw
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/02(金) 23:02:59.00 ID:QeAd/3IKo
シバラク先生と言えば2の闇落ちとその後の本気の策略が怖かった
戦神丸で黒龍角を撃破してるし、本気出したら滅茶苦茶強いんだよな…2で先生居なくなると雰囲気が悪かったし
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/12/02(金) 23:38:31.02 ID:H/tuxprU0
シバラク先生は普段ドジなところがあるけれど、本気を出すと凄いというのは何かみほと通じるところがあるなぁ
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/20(火) 18:26:40.49 ID:oooHUTrV0
保守
89 :
◇K2KFq6ZPmE
:2016/12/29(木) 00:12:28.66 ID:23mAbMfp0
ちょっといろいろ構想ねってたら時間空いてしまいました
戦神丸人気あってよかった
続き行きます
90 :
◇K2KFq6ZPmE
:2016/12/29(木) 00:17:09.35 ID:23mAbMfp0
名前が何か違う、黒くなってない
どうすればいいんだっけ?
初心者でスマヌちょっと調べる
91 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:22:33.70 ID:23mAbMfp0
コレでうまくいくかな?
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 00:23:35.80 ID:CpUqS94SO
ただコピーしてもダメ
ちゃんと#から始まる文字列で入れないと
93 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:26:31.23 ID:23mAbMfp0
#入れたら黒くなったけど
何か文字が違ってる?
一応これは本人扱いにはなってるのかな?
94 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:27:08.97 ID:23mAbMfp0
とりあえず続き行ってみます
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 00:27:50.86 ID:CpUqS94SO
最初にトリ付けたときに入れた文字覚えてる?
それを入力する
96 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:27:57.84 ID:23mAbMfp0
全国大会抽選会場
「大洗女子学園、8番」
優花里「サンダースですか……強豪ですね」
桃「確か優勝候補の一角だったとか……」
カチューシャ「どうせ私たちは優勝するんだから出会うのが早いか遅いかの違いでしかないわ」
「あの人は……」
97 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:29:18.04 ID:23mAbMfp0
-戦車喫茶
沙織「おいしいね!」
華麻子「もぐもぐ」
優花里「初戦から厳しいですね……」
カチューシャ「何言ってるのよ、ここで勝って勢いをつけるのよ!」
98 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:31:41.95 ID:23mAbMfp0
同じ文字列入れたけどなぜか違う文字になってる
ええ〜と……とりあえずいいや!
99 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:32:27.58 ID:23mAbMfp0
ノンナ「カチューシャ。やはりあなたでしたか……」
カチューシャ「ノンナ!!」
ノンナ「大洗に転校していたのですね」
カチューシャ「な、何よ。カチューシャを笑いにでも来たの」
ノンナ「戦車道、辞めてなかったんですね」
カチューシャ「あなたには関係ないじゃない……」
ノンナ「……では、失礼します」ペコ
100 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:34:01.49 ID:23mAbMfp0
華「今のは?」
カチューシャ「私と同期のノンナよ。2年のときすでにエースだったわ」
沙織「背が高くてかっこよかったね」
優花里「月間戦車道で見ました。確かプラウダの新隊長ブリザードのノンナです!」
優花里「砲手としての腕前も優秀で、狙った獲物は決して逃がさないと言われています!」
優花里「高校戦車道において最強砲手との呼び声も……」
カチューシャ「だったらなんだって言うのよ!」バン!
沙織「ちょっ、カッちゃん!急にどうしたの?」
カチューシャ「才能が無ければ戦車道をやっちゃいけないっていうの?……」
優花里「そんなことは……」
沙織「ほ、ほらケーキ食べて落ち着こう!ね!」
カチューシャ「ああやって上から私のことを見下ろして馬鹿にしてるのよっ……ブリザードのノンナ、絶対にあいつだけには負けるものか……」
101 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:36:31.38 ID:23mAbMfp0
カチューシャ「優花里の情報で敵の編成がわかったわね」
カエサル「M4シャーマンを主力にファイアフライか」
梓「でも、フラッグ車に護衛は無いんですよね」
カチューシャ「そう、完全に攻撃重視の布陣よ」
典子「ってことは、敵本体を引き付けてフラッグ車を狙えば……」
カチューシャ「もちろん向こうもそれくらいは予想してる」
典子「うぅ……」
カチューシャ「長期戦になれば経験の多い向こうが有利、早い段階で敵の数を減らし動揺してるうちにフラッグ車を探し出すって感じかしら」
桃「そうなると連携とスピードが重要になってくるな」
カチューシャ「作戦にあわせた練習メニューを作らないとね」
梓「がんばりましょう!」
杏「こういうのはカチューシャちゃんに任せるね〜」
102 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:38:01.96 ID:23mAbMfp0
-挂利奈宅
カチューシャ(う〜ん、練度はともかく数の差だけはどうしようもないわね。何かいい方法は……)
挂利奈「あ!隊長また試合のこと考えてるでしょう?今日は練習休みなんだから余計なことは考えないでパーッと楽しみましょう!」
カチューシャ「わ、わかってるわよ!」
挂利奈「隊長はこれのどこがすきなんですか?」
カチューシャ「おっきいところに決まってるじゃない!肩車して欲しい……」
ホワンホワン
グランゾート「カチューシャ、魔動力だ!」
カチューシャ「カチューシャに命令しないでよ!私が命令するの、グランゾート、肩車!」
ドシーンドシーン!
ホワンホワン
カチューシャ「うふふふふ……」
挂利奈「隊長〜、戻ってきてくださ〜い!」
103 :
◆ooARXnQO0E
:2016/12/29(木) 00:39:34.56 ID:23mAbMfp0
カチューシャ「へ、チーム名?」
梓「は、はい。だめでしょうか?」
カチューシャ「まあ、いいんじゃないそれくらい?で、どんな名前をつけるつもりなの?」
梓「私たちはウサギさんチームにしようかと」
カチューシャ「うさぎさん?あはは!なによその名前。やるきあるの?」
桃「そうだぞ遊びじゃないんだぞ!まじめにやらんか!」
梓「やっぱりだめですか?」
カチューシャ「……ん!、まあいいんじゃない?別に。特に問題があるわけでもないし、それで士気が上がるならもうけもんよ」
桃「へっ?」
104 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:40:45.18 ID:23mAbMfp0
試合当日
ケイ「オットボール三等軍曹じゃない」
優花里「あははは……」
アリサ「で、誰が隊長なの?」
カチューシャ「私よ」
アリサ「は?弱小校だとは思ったけど子供が隊長なんてやってるの?」
カチューシャ「なっ!」
アリサ「あはははは!こりゃあ楽勝ね!」
ケイ「ちょっとアリサっ!」
杏「かーしま」
桃「はい」ヒョイ
カチューシャ「うわっ!」
桃「どうだ隊長、上から見下ろす気分は?」
カチューシャ「!さいっこーの気分ね!カチューシャを馬鹿にした罪は重いわよ。覚悟しなさい!」ジロ
アリサ「ぐぬぬぬ……」
105 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:43:01.40 ID:23mAbMfp0
「それではこれより大洗女子学園対、サンダース大付属高校の試合を始める!」
大洗チーム
W号(グランゾート)
38t(カメさん)フラッグ車
V突(草薙)
89式(アヒルさん)
M3リー(うさぎさん)
沙織「う〜ん」
優花里「どうしましたか?」
沙織「なんか統一感の無いチーム名だと思って。って言うかグランゾートって何?」
カチューシャ「ロ、ロシアの偉大な戦士の名前よ!」
うさぎさんチーム「……」←知ってる
優花里「……」←知ってる
沙織「おかげでV突チームが対抗心燃やしてカバさんから草薙に変えちゃうし……」
左衛門佐「草薙の剣は伝説の宝剣だ!」
おりょう「験担ぎぜよ!」
カチューシャ「こっちのデータが無いから向こうは序盤は様子見をするはず……」
カチューシャ「いい?作戦どおりチームワークが鍵になるわ、相手に主導権を握らせずいっきに決めるわよ!」
カチューシャ「パンツァーフォー!」
106 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 00:45:51.98 ID:23mAbMfp0
とりあえずここまで、この後は頑張って
他の人達が考えなかった展開になります
名前変わっちゃってるけど本人ですスミマセン
このまま続けちゃって大丈夫かちょっと気になります…
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 00:54:54.67 ID:CpUqS94SO
まー名前は別にいいんじゃない?
乙乙
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 01:24:45.62 ID:Xqk4nVOVo
乙
このまま続行しても良いと思うよ
109 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:34:26.17 ID:23mAbMfp0
パスワードは適当にうってたので覚えてません
なので、このまま行くことにします
残業関係で出勤までの間に登校します
……変換があほなのでめんどいですね。なんだよ登校って…
投稿だよ!
110 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:36:05.43 ID:23mAbMfp0
梓「こちらうさぎさんチーム。C24地点、シャーマン3両発見!」
沙織「了解しました。私たちが行くまで待機してください!」
アリサ「ふふん、全部筒抜けなのよ。敵はC24にいます」
111 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:37:06.45 ID:23mAbMfp0
ケイ「また逃げられたわ……」
アリサ「くっ、ちょこまかと。って言うかなんでじっとしてないのよ」
アリサ「どうせ廃校になるんだからさっさとやられなさいよ!」
エルヴィン「草薙だB16に到着した」
アリサ「今度はB16に向かってく……」
カチューシャ「草薙を基点にグレートキャノン用意!」
アリサ「ださ……へ?何それ?」
カチューシャ(草薙チームを囮にして側面から狙い撃つ!)
ドオン!
「伏兵ですやられました!」
アリサ「え?え?何、どういうこと?」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 08:38:57.68 ID:CdVfY7eU0
>>1
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/12/29(木) 08:40:20.21 ID:CdVfY7eU0
>>1
ナイス
114 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:42:04.85 ID:23mAbMfp0
〜〜〜〜〜〜〜
-試合開始前
カチューシャ「向こうはきっと私たちをなめてるからね、あまり警戒はしていないはずよ。だからそこを突く」
カチューシャ「まず序盤はわざとこっちの場所を相手に教えるわ、相手にわざと見つかるの。ただし、そのチームはすぐに別のポイントに隠れること。」
カチューシャ「どうせ私たちが初心者だと思ってるはずだから周辺をうろついてると思ってその場を警戒するはずよ」
沙織「そうなの?」
カチューシャ「人のことを見下してるやつって言うのは大抵、馬鹿がとる行動は自分の予想の範囲内って決め付けるものだから」
カチューシャ「クラスにいるでしょ、私のいったとおりにしないからって言う人上から目線の人とか」ムカムカ
梓「隊長怖い……」
カチューシャ「とにかく、これを繰り返せば敵の居場所をある程度コントロールできるわ。そして、ここからが本番」
カチューシャ「新カチューシャ戦術を使う」
優花里「おおっ!」
カチューシャ「数で負けてる分こっちはスピードで勝負をするわ。どういうのかちゃんと覚えてるわね?」
エルヴィン「ああ、問題ない」
梓「あらかじめ誰がどう動くか決めておいた作戦名を用意しておくんですよね。」
カチューシャ「そう。これならいちいち各車両に指示を出さなくてすむから、すばやく行動ができる」
カチューシャ「今までの相手とは違うと思わせることに意味があるのよ。私達で敵をかく乱している間にアヒルチームがフラッグ車を索敵、いいわね」
典子「分かりました!」
沙織「何かいけそうな気がする!」
カチューシャ「せっかく侮ってくれてるんだからしっかり利用させてもらうわないとね。覚悟しなさい」
115 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:43:10.35 ID:23mAbMfp0
〜〜〜〜〜
ドオン! ドオン!
「サンダース、シャーマン走行不能!」
「すみません、やられました!」
アリサ「な、何がどうなってるの?」
ガサガサ
典子「あ、こちらアヒルチームフラッグ車見つけました!」
アリサ「な、今度は89式!」
アリサ「ふ……ふざっけんじゃないわよぉぉぉぉ!」
典子「なんかめちゃくちゃ怒ってる!逃げろー!」
アリサ「撃てっ撃てっ撃てぇぇぇぇ!」
ドオン ドオン
アリサ「私の作戦に誤りなどないわ!なのに、なのに、何なのよあんたたちはー!」
アリサ「こいつらといいタカシといい、なんで私の思い通りにいかないのよー!」ワアアン
バシュー
アリサ「今度は煙幕!くっ、見えない!〜〜〜〜〜〜〜!!うざったいのよぉぉぉぉぉ!」
ザー……ビージュウロ…ン…ザー
アリサ「このお!ちょこまかとおぉぉぉぉ!」
装填手「煙幕はれます!」
W号戦車
アリサ「」
116 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:44:43.39 ID:23mAbMfp0
〜〜〜〜〜
沙織「先手をうってるけど結構厳しいよ、こっちも鼻の長いのにうさぎさんがやられちゃった」
カチューシャ「ファイアフライね、射程距離の長さが厄介だからまともにやりあおうとしないで。たぶん勝負にならないわ」
典子「あ、こちらアヒルチーム、フラッグ車見つけました!」
沙織「了解しました。」
沙織「カッちゃん!フラッグ車見つかったって」
カチューシャ「よし!ディザルブスパイア、B16地点でいくわよ!」
117 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:46:04.60 ID:23mAbMfp0
〜〜〜〜〜
アリサ「て、停止!」
ドオン! ボシュ!
アリサ「はっ!はぁっはぁっ……」
カチューシャ「捕まえたわよ」ニヤ
ケイ『ちょっとアリサ次どうするの?』
アリサ「それどころじゃありません!敵に見つかりました!おそらく無線傍受したのがばれたのかと……」
ケイ『なっ!バッカモーン!とにかくそっちに向かうから時間を稼ぎなさい!』
アリサ「ひぃっ、すみません!」
アリサ「ふ、ふん。どうやらW号と89式だけみたいね。その程度だったら逃げ切って見せるわ!」
カチューシャ「解ってないわね。私は『捕 ま え た』って言ったのよ!」ドン!
V突 ガササ
38t ブロロ
アリサ「」
カチューシャ「私の得意とする包囲戦術よ。相手が1両だけならこの数でも十分よね……」
アリサ「あ……あ……うわぁぁぁー!」
カチューシャ「撃てぇぇーー!」
「サンダース、フラッグ車走行不能!よって、大洗女子学園の勝利!」
118 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:47:51.42 ID:23mAbMfp0
沙織「やったー!勝ったー!」
優花里「あの優勝候補の一角に……」
カエサル「さすが隊長の作戦だな」
梓「ファイアフライにやられたときはもうだめかと思いました」
ケイ「ヘイ!カチューシャ!」
杏「お、おケイじゃん」
ケイ「まいったわ、完敗よ」
カチューシャ「ま、私の実力にかかればこのくらい当然よ!」
アリサ「ぐぬぬぬ……」
ケイ「ごめんね、うちのアリサが無線傍受なんてつまんない真似しちゃって……」
カチューシャ「へ、何それ?」
桃「無線傍受、どういうことだ?」
アリサ「え?」
119 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:50:03.50 ID:23mAbMfp0
ダージリン「無線傍受をものともしない素早い戦術、サンダースは対応が間に合わなかったみたいね」
オレンジペコ「まさか大洗が勝利するとは思いませんでした」
ダージリン「ふふっ、これから面白くなりそうね」
120 :
◆UYlhnKrxEE
:2016/12/29(木) 08:59:49.70 ID:23mAbMfp0
タイムリミット、ここまで
これから23時まで仕事だよ……大晦日までこのシフトだよ
サンダース戦ですが、いかにして無線傍受を逆手に取るかというスタイルが多かったので
あえてジョナサン・ジョースターのように真正面から打ち破ってみようと思いました
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 12:42:39.14 ID:HoasYELEO
乙乙
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/29(木) 21:41:22.51 ID:5N56UGt5o
乙
他のとこと差別化しようとするの好きよ
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 13:09:46.64 ID:u3FhM+w4O
カッちゃんの戦車前進のかけごえはドイツ語でなく、ロシア語にして欲しいの
124 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:45:23.54 ID:s4anzDQJ0
Танки вперед! ですね
ゆかりんに頼まれたってのもあるしカッちゃんはロシア語話せないから……
う〜んやっぱりパンツァーフォーのほうがしっくりくるなあ……
125 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:46:15.99 ID:s4anzDQJ0
麻子「おばぁが倒れた」フラフラ
沙織「ええっ!」
優花里「ですがもう今日の船の便はすべて終了してます」
麻子「泳いでいく」
沙織「ちょっと、無茶だよ!」
カチューシャ「溺れちゃうわよ!」
ワーワー ギャーギャー
まほ「そんな所で何をしているんだ?危ないぞ」
みほ「皆さん落ち着いてください」
126 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:47:02.20 ID:s4anzDQJ0
まほ「私がヘリの操縦をするからみほは残れ」
みほ「うん。さあ急いで」
麻子「おばぁ、おばぁ」オロオロ
沙織「待って私も一緒に行く!」
127 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:47:36.90 ID:s4anzDQJ0
-喫茶店
優花里「黒森峰のそれも西住姉妹に会えるなんて感激です〜!」
華「そんなにすごいのですか?」
優花里「もちろんです!西住流といえば日本で最古であり最大の流派です!」
優花里「撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流!」
優花里「西住殿はその後継者なのです!」
みほ「わ、私は別にそんなにすごくは……」
優花里「何を言ってるんですか!西住姉妹は高校戦車道最強コンビとして恐れられているんですよ!」
華「優花里さん少し落ち着いて下さい」
カチューシャ「全国大会10連覇、今回の優勝最有力候補だものね」
みほ「大洗の戦い方すごく面白かったです。とても勉強になりました」
カチューシャ「そ、そうでしょ、よく解ってるじゃない!」
優花里「続きは注文をしてからにしましょう」
華「ケーキが食べたいです」
みほ「じゃあ私はパフェを」
カチューシャ「なら私はジャンボパフェにするわ!」
128 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:48:38.45 ID:s4anzDQJ0
まほ「行くぞ、みほ」
みほ「うん。じゃあ皆さんさようなら」
優花里「はいっ。二人ともお気をつけて!」
華「さようなら」
カチューシャ「私たちが倒してあげるから覚悟しておきなさい」ウプッ
沙織「あんな大きいの頼むから……」
まほ「いいだろう。西住流はいかなる挑戦も受けてたつ」
バラバラバラ
優花里「行ってしまいましたね……」
華「黒森峰と戦うのは決勝ですね」
カチューシャ「……」
129 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:49:10.55 ID:s4anzDQJ0
-生徒会室
杏「何とか初戦突破か」
桃「このまま勝ち続けるぞ!」
柚子「でも、戦車が5両しかないのはきついですね。89式は火力不足だから実質4両しかいないようなものだし」
杏「新しく買うお金も無いし、また捜索しないとね〜」
130 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:50:03.48 ID:s4anzDQJ0
-カチューシャ宅
カチューシャ「私の戦術は戦車道で通用する」
カチューシャ「私は負けてない……」
カチューシャ「廃校になんて絶対させるものですか……」
131 :
◆UYlhnKrxEE
:2017/01/13(金) 09:53:37.10 ID:s4anzDQJ0
とりあえずここまで、次の話ちょっと強引過ぎるところが多いので見直してから
投稿します
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 16:17:16.08 ID:d5c80BsTO
乙‼
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 20:13:43.55 ID:/v8wXENxO
乙乙
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/13(金) 21:13:23.09 ID:F0sWOidfO
乙です。
みほも幸せな生活を送ってそうで何より。
かわりにエリなんとかさんは影が消えているようで(苦笑)
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/13(金) 21:16:43.67 ID:BAikL3aHO
乙
超期待してる
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 00:12:32.32 ID:NAfusO/Eo
乙
みほが黒森峰にいて歪んでないのは珍しい
川に落ちた不幸なレッドスターさんはいなかったんですね
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/14(土) 14:19:33.03 ID:f9ndPtJj0
事故につながる戦術を執る人がいなかったからな
この後カッちゃんとノンナは仲良くなれるのだろうか
あとクラーラはこの場合どちらに転校してくるのか
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