【ガルパン】カチューシャ「私の同士は手強いわよ!」

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1 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:12:51.14 ID:BINuTBSR0
カチューシャが大洗に来るSSが無かったので作ってみた

前書いたのはタイトル間違ってたので説明書にしたがって依頼出しました

カチューシャからわがままを取ったらただのへたれなチビっこになってしまった

そのためほぼオリキャラです

へたれなカチューシャが努力して天才たちに立ち向かう。そんな感じにするつもりです

イメージとはだいぶ違ってくるのでそういうのを見たい人にだけお勧めします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479345170
2 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:14:57.13 ID:BINuTBSR0
「Расцветали яблони и груши,
Поплыли туманы над рекой;
Выходила на берег Катюша,
На высокий берег, на крутой.」

「Выходила, песню заводила
Про степного, сизого орла,
Про того, которого любила,
Про того, чьи письма берегла.」

「Ой, ты песня, песенка девичья,
Ты лети за ясным солнцем вслед,
И бойцу на дальшем пограничье
 От Катюши передай привет.」

「Пусть он вспомнит девушку простую,
Пусть услышить, как она поет,
Пусть он землю бережет родную,
А любовь Катюша сбережет.」

「Расцветали яблони и груши,
Поплыли туманы над рекой;
Выходила на берег Катюша,
Выходила, на берег крутой.」
3 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:16:01.52 ID:BINuTBSR0

-音楽室

沙織「へい彼女!ってあれ?」 

カチューシャ「……?」

華「何でこんなところに子供が?」

カチューシャ「なっ!誰が子供よ!カチューシャを馬鹿にするんじゃないわよ!」
4 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:16:46.99 ID:BINuTBSR0
-学食

沙織「私は武部沙織!」

華「五十鈴華と申します」

カチューシャ「まったく、先輩を子供呼ばわりするとは失礼な後輩ね」

沙織「だからごめんってば〜」

華「小さくてかわいらしい先輩ですね」

カチューシャ「かわ!…ま、まあわかればいいのよ」

華「ではよろしくお願いしますね、カチューシャさん」

沙織「私たちのことも名前で呼んでいいからねカッちゃん!」

カチューシャ「か、カッちゃん?」

沙織「そういえばさっきの歌って何?」

華「外国の歌だったようですけど?」

カチューシャ「ロシアの歌よ…」
5 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:18:15.40 ID:BINuTBSR0

-次の日

教室

杏「カチューシャちゃ〜ん」

カチューシャ「何よ?」

杏「今度のの必修選択科目だけど、戦車道とってね〜」

カチューシャ「?この学校には戦車道は無いはずでしょ?」

桃「今年から復活するんだ」

カチューシャ「そ、そうなんだ」

杏「そういうわけで、ま、宜しく〜」

スタスタ

カチューシャ「……」
6 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:19:42.08 ID:BINuTBSR0

-オリエンテーション終了後

沙織「私、戦車道やる!」

華「私も興味がわいてきました」

カチューシャ「あんたたちねえ…」

沙織「カッちゃんもやろうよ?経験者なんでしょ?」

カチューシャ「い、いや……私は」
7 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:20:23.29 ID:BINuTBSR0

-生徒会室

桃「これはどういうことだ?」

カチューシャ「あんたたちには関係ないでしょ……」

杏「それじゃ困るんだよねー」

桃「わが校の戦車道経験者はほかにいません」

柚子「このままではわが校はおしまいです!」

杏「そんな事言ってると学校にいられなくしちゃうよ?」

桃「会長はいつだって本気だぞ!」

柚子「おとなしく従ったほうがいいよ?」

カチューシャ「ずいぶんと横暴ね、でも無理よ」

桃「どういうことだ?」

カチューシャ「確かに私は戦車道の経験者よ、でもずっと補欠で戦車に乗ったことなど一度もないのよ!」

カチューシャ「この体格のせいで満足にできるのはせいぜい通信手か車長くらいだもの、とうぜんよね……だからせめて戦術だけでも一生懸命とかを勉強もした」

カチューシャ「けど、子供の考えた戦術なんかって見向きもされなかったわ……」

カチューシャ「それでもがんばっていればいつか気がついてもらえると信じて2年間戦車道を続けてきたわ、けれども……」

カチューシャ「だから私は戦車道のないここに逃げてきたのよ、これでわかったでしょ?私がいても何の役にも立てない、お荷物になるだけだわ」

杏「……この学校、戦車道で優勝しないと廃校になっちゃうんだ」

カチューシャ「!?」

桃「な!か、会長!?」

杏「いいから……」

杏(なぜかカチューシャちゃんには隠し事をしないで、心の内をすべてさらけ出した方がいい気がしたんだ)

8 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:22:30.29 ID:BINuTBSR0

杏「ってわけなんだ」

杏「可能性なんかほとんどないかもしれない、それでも何もせずにただ廃校になるのを指をくわえて眺めてることだけはしたくなかったんだ」

杏「カチューシャちゃん、あなたは私たちにとっては唯一の希望なんだ……」

カチューシャ「砲手も操縦手も知識しかないわよ」

杏「十分だ」

カチューシャ「戦術だって一度も使われたことなんてないわよ」

杏「誰も知らない戦術だ、うれしいね」

カチューシャ「私の言うことなんて誰も聞かないかもしれないじゃない!」

杏「私たちは信じるよ」

カチューシャ「でも……でも」

杏「私たちに力を貸して」


杏「あ な た の 力 が 必 要 な ん だ」ドン!


カチューシャ「戦車道、やっていいの?」ポロポロ

杏「ぜひ」

カチューシャ「うわあああああん!」
9 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:23:54.01 ID:BINuTBSR0

ガチャ

沙織「会長います?戦車道の日程で聞きたいことがあるんですけどってあれ?」

カチューシャ「zzzzz」

杏「さっき寝ちゃったところだから」シー

杏(なんかこの寝顔見てたら守ってあげたくなっちゃうね、助けてもらうのはこっちのはずなのに)
10 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:25:03.77 ID:BINuTBSR0
-車庫


W号戦車


沙織「うわっ汚い!」

カチューシャ「どういうこと?」

杏「これしか残ってなかったんだよね、まあ探せば学園のどっかにあると思うから今日はみんなで探索してね〜」

カチューシャ「あんたたちも探しなさいよ、っていうかこんなので大丈夫なのかしら?」
11 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:25:30.34 ID:BINuTBSR0

沙織「一緒に戦車探そう?」

優花里「普通U科、秋山優花里であります!不束者ですがよろしくお願いします!」
12 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:26:16.59 ID:BINuTBSR0

カチューシャ「で、見つかったのが38t、89式、V突、M3と……何ていうか」

沙織「だめなの?」

カチューシャ「だめじゃないけどちょっと…ね」

優花里「確かに一級品とは言い難いですが戦車は戦車です!」
13 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:27:25.24 ID:BINuTBSR0

優花里「ここがカチューシャ殿の家ですね」

沙織「……なんていうか」

華「何もないですね……」

カチューシャ「う、うるさいわね!今まで戦車道しかやってなかったから他に趣味とかないのよ……」
14 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:29:22.88 ID:BINuTBSR0

華「すごくおいしいです」モグモグ

優花里「武部殿は料理が上手なんですね」

沙織「男を落とすには胃袋からっていうからね!」

華「恋人いたことありましたっけ?」

沙織「ちょっと華!って……」

カチューシャ「……」モグモグモグモグ

優花里(夢中になって食べてます)

華(口の周りが汚れてますね)

沙織(なんていうか……)

カチューシャ「……」モグモグモグモグ

優花里華沙織(かわいい……)

沙織「おかわりあるからね」

華「今は私のことをお姉さんと思っていいんですよ」

優花里「口の周りをふいてあげます!」ゴシゴシ

カチューシャ「んーって!……カチューシャを子ども扱いするんじゃないわよ!」ヤダモー!
15 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:31:38.36 ID:BINuTBSR0
-2日後


亜美「早速模擬戦をやるわよ!」

亜美「戦車なんてがーっと動かしてばーって戦えばすぐ慣れるから!」

沙織「はいっ!教官ってもてますか?」

亜美「撃破率120%よ!」

優花里「どういう意味でしょう?」

華「よくわからないけど勢いだけは伝わってきますね」

カチューシャ「未経験者しか居ないのにいきなり模擬戦って名に考えてるのよ」ブツブツ
16 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:34:56.74 ID:BINuTBSR0

沙織「で、役割ってどうするの?」

華「何をすればいいのか……」

優花里「私たちの乗るW号は車長、通信手、装填手、砲手、操縦手の5人です」

沙織「1人たりないね」

優花里「今回は通信手は必要ないので4人でも大丈夫かと」

沙織「じゃあとりあえずくじで決めよう」

華「私は操縦手ですね」

沙織「車長だ、できるかな?」

優花里「私は砲手です!ってことは……」

カチューシャ「……」ソウテンシュ

沙織「え…と、代わろうか?」

カチューシャ「カチューシャを馬鹿にするんじゃないわよ!これぐらいなんてことないんだから」フフン

カチューシャ(ついに、ついに戦車に乗れる)ワクワク
17 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:35:47.75 ID:BINuTBSR0

亜美「各チーム準備はできたわね?それじゃあ模擬戦開始!」

優花里「ひゃっほぉぉぉぉぉぉうさいっこうだぜぇぇぇぇぇ!」

沙織「キャラが変わってる」

華「パンツァーハイですね」

カチューシャ(わあ〜い、揺れてる)キャッキャッ

ブロロロ

パカッ

沙織「おおっいい眺め、誰もいないね」

ガコッ

沙織「うわっ!」

華「すいません、思ったより難しくて」

ドゴォン!

優花里「うわっ!何事ですか?」

沙織「敵からの攻撃!反撃して反撃〜」

優花里「何処からですか?」

沙織「あっちだよあっち〜!」

ドゴォン!

沙織「きゃー、やだもー!」

優花里「見つけました攻撃します!カチューシャ殿装填を!」

カチューシャ「うーん!お、重い……」プルプル

優花里「」

沙織「どうしたの?」

優花里「装填不能、攻撃できないであります!」

沙織「と、とりあえず逃げろー!」
18 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:39:52.84 ID:BINuTBSR0

沙織「何とか逃げ切れたかな?ってあれは麻子!」

麻子「zzzz」

沙織「華止まって止まって〜!」

華「何ですか、聞こえません?」

カチューシャ「そういう時は蹴って教えてあげるのよ!」

沙織「えいっ!」ドゴッ!

華「ぐはっ!沙織さんもう少し加減してください」ナミダメ
19 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:45:24.48 ID:BINuTBSR0

沙織「ちょっと麻子ここは危ないから起きて!」

麻子「う〜ん、何だ沙織か……zzz」

ドゴォン!

沙織「きゃあ!と、とにかく危ないから中に乗せよう」

ブロロロ

沙織「何とか茂みに入ったけど……」チラッ

麻子「大体の事情はわかった、私のためにやめる必要はない」

沙織「ならいいけど……」
20 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:50:46.97 ID:BINuTBSR0

麻子「……戦車の動きがぎこちないな」

華「それがなかなか難しくて思うようにいかなくて……」

麻子「代わってくれ、私がやろう。マニュアルならさっき読んだ」

沙織「わかった、お願いね」

優花里「大丈夫なのでありますか?」

沙織「麻子は成績は学年トップだから大丈夫!」
21 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:51:36.39 ID:BINuTBSR0

沙織「敵チーム発見!今度はこっちから攻めるよ!」

優花里「了解しました!」

カチューシャ「う〜〜ん……」カオマッカ

麻子「……何で子供がここにいるんだ?」

カチューシャ「子供じゃ…ない…あっ!」

ゴロンゴロン

カチューシャ「ううっ……」ジワッ

優花里「と、とりあえず私が装填手をやります。五十鈴殿は砲手を!」

華「分かりました!」

ブロロロ ドーン アタンナイー ヤダモー ミツカッタニゲロー
ドッチニイクンダ ワカンナイトニカクニゲテー ワー

カチューシャ「……」ポツン

沙織「どうしよう〜!」

カチューシャ(何をやっているんだ私は……)

華「だめですうまく当たりません!」

カチューシャ(戦車に乗れたことに浮かれて全然周りを見てなかった)ドクン!

優花里「もうだめです〜!」

カチューシャ(何のために私はここにいる……)ドクン!

麻子「だめだ振り切れない」
22 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:52:29.08 ID:BINuTBSR0



カチューシャ「移動するときはジグザグに動いて的を絞らせないようにして!」

麻子「!?」

優花里「カチューシャ殿?」

沙織「カッちゃん!」

カチューシャ「行進間射撃は当たらないわ!撃つときは停止して!」

華「はい、解りました!」

麻子「おー」

ドオン! ドオン!

カチューシャ「この距離じゃ当たらないわ。優花里、落ち着いて装填して!」

優花里「了解であります!」

カチューシャ「戦術だったら私に任せて!さあ反撃開始よ!」
23 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:53:35.97 ID:BINuTBSR0

亜美「CチームV突走行不能!よって、AチームW号の勝利!」

沙織「やったー、勝ったー!」

華「私、砲手をやってよろしいでしょうか?ジンジンする感触が忘れられません」

優花里「私は装填手を努めさせていただきます!」

沙織「カッちゃんが車長で麻子が操縦手で……」

カチューシャ「えっ、しゃ、車長!」

沙織「指揮とかすごかったしカッちゃんがやるべきだよ!」

麻子「ちょっと待て、私は戦車道をやる気はないぞ。今回はたまたま成り行きでこうなっただけだ」

沙織「戦車道取れば遅刻が帳消しになるよ?」

麻子「うっ」

沙織「おばあに怒られたくないでしょ?」

麻子「わ、解った。やる」

カチューシャ「私が車長……」ニヤニヤ
24 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:57:56.91 ID:BINuTBSR0
ここまで

会話って難しい、面白いSSを書いてる人達ってすごいって実感した

凡人に追いつくのが目標の私には大変なのは分かってる。でも最後まで書かせてもらう
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:12:33.82 ID:VKQI4UCl0
乙です
これは期待
でもみほがいないってことはみほ・まほ・エリカの三人が黒森峰に…あぁ怖い怖い
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:44:59.17 ID:Am3srPR/O

面白いな、期待
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:51:01.63 ID:nI5k+806O
プラウダ戦でノンナに拉致られないか心配だわ
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:59:21.90 ID:by0JxEHt0
タイトル間違ってるってそっちじゃないんだよなあ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 12:26:38.99 ID:OKs6IK4tO
同士→×
同志→○
なんだよなぁ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 12:39:48.18 ID:nOdi500YO
プラウダから転校してきたのかな
期待
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 14:06:33.24 ID:XrxtcYkeO
むしろ、ノンナが転校してくるかも
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 14:22:16.50 ID:KszWQsffo
プラウダ戦で降伏じゃなく身柄引き渡し要求されるな
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 15:13:17.18 ID:EXmt5oC+O


この手のスレで主人公が黒森峰と因縁が薄いのって珍しい
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 16:01:37.98 ID:urmxofBMo
前置きが短くなったのはいいがタイトル間違ったままじゃねーか
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 16:30:11.20 ID:CVJOFQSe0
おつ
もしかして>>1はスレタイで「同志」って書きたかったのでは?
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 19:05:28.82 ID:G6T3f9N7O
前置き短くすんなや
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 01:47:41.92 ID:3jybkkITO
前置きネタやめろwwww
エタりそうで怖いが頑張ってくれ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/18(金) 02:35:46.37 ID:LbP5Q8dCo
こんな良い内容だとは想像つかなかった
タイトルと序章で損してる
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/19(土) 18:16:47.41 ID:aS8cUyZYO
これはエタる
俺は詳しいんだ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/19(土) 19:57:22.79 ID:SOH+uqY80
ほぼオリキャラ…
大洗に転校…
うっ頭が
41 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:26:58.38 ID:zs5AR5om0
>>29同志だったスミマセヌ……
前のはタイトルにカチューシャがついてなかったの
42 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:27:52.64 ID:zs5AR5om0

-翌日


カチューシャ「……何これ?」

優花里「戦車になんてことを……」

カチューシャ「ピンクのM3に……」

梓「えへへ……」

優花里「バレー部復活と書かれた八九式に……」

典子「根性ー!」

麻子「派手なV突に……」

カエサル「これは我々の魂だ!」

華「金色の38tですね……」

杏「どう?すごいでしょ!」

優花里「せっかくの戦車があんまりです〜」

カチューシャ「あんたたちねえ、戦車道に対して失礼でだと思わないの?」

桃「早速だが練習試合をするぞ!」

カチューシャ「ええっ!」

桃「相手は聖グロリアーナ女学院だ!」

優花里「全国大会準優勝したこともある強豪校じゃないですか!」

沙織「準優勝!それってやばいじゃん!」

カチューシャ「そっかー、そんなところと練習試合するんだー」アハハ

桃「そうだ!なんとしても勝って全国大会に向けて勢いをつけるぞ!」

カチューシャ「ってこんなんで勝てるわけないでしょー!」ウガー!

桃「ひっ!」

カチューシャ「知識も技術も何もかもぜんっぜん足りてない上に戦車に落書きなんかしてて、こんな遊び感覚じゃ勝負以前の問題でしょー!」

杏「まあまあ、士気も大事だし?」

カチューシャ「はあ……先が思いやられる」

杏「ま、そういうことでひとつよろしくね〜。あ、そうだ。せっかくだから負けたらあんこう踊りね」

華「みなさん、頑張りましょう!」

優花里「絶対勝ちますよ、絶対に!」

沙織「そうだよね、勝てばいいんだよね?」

カチューシャ「た、たかが踊りでしょ、そんなにひどいの?」


-
43 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:29:04.21 ID:zs5AR5om0

試合当日

麻子「眠い……」

カチューシャ「zzzz」

優花里「二人ともおきてください〜!」
44 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:29:36.02 ID:zs5AR5om0

「それでは、一同、礼!試合開始!」

カチューシャ「いくわよ、戦車前進!」

優花里「カチューシャどの、そこはパンツァーフォーといってほしいであります!」

カチューシャ「も、もちろんそれぐらい知ってるわよ。パンツァーフォー!」

沙織「パンツがあほ!?」
45 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:30:45.77 ID:zs5AR5om0

カチューシャ「キルゾーンまで誘導するわよ!」

ドオン!

オレンジペコ「撃ってきましたね」

ダージリン「こちらもお相手いたしましょう」

ブロロロ

桃「来たぞ!撃て撃てー!」

カチューシャ「ちょっとカチューシャを狙ってどうするの!」

ダージリン「各車、発砲」

ドオン! ドオン!

典子「敵からの強烈なスパイク!」

桃「撃って撃って撃ちまくれー!」

カエサル「こっちに登ってくるぞ!」

ドオン! ズガガン!

あゆみ「もうむりー!」

あや「怖いー!」

紗希「……」

梓「あ、みんな待って!」

タタタタタ ドカン! シュポ

「大洗女子学園M3、走行不能!」

沙織「M3からの応答がないよ!」

柚子「きゃあ!」

桃「やられたー!」

杏「履帯外れちゃったみたいだね〜」

カチューシャ「……動ける車両はみんなついてきて。市街地へ移動する!」

桃「なにー許さんぞー!」

沙織「いいの、カッちゃん?」

カチューシャ「どのみちここにいてもやられるだけだわ、市街地で遭遇戦に切り替える!」

桃「何ーゆるさんぞ!最後の一両まで撃ち返せ!」

杏「う〜んしょうがないねカチューシャちゃんに指揮を移すよ、全車カチューシャちゃんについてって〜」

エルヴィン「了解した!」

典子「わかりました!」

カチューシャ(とは言ったものの少数での戦術はあまり得意じゃないのよね……けど!)
46 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:31:52.07 ID:zs5AR5om0



沙織「こっちはV突と38tがやられて後2両しか残ってないよ!」

優花里「負けでありますか……」

カチューシャ「89式は戦力にはならないし、相手はまだ4両……勝負あったわね」
47 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:32:40.80 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜〜〜

プラウダ時代

ゴシゴシ

後輩1「はあ、毎日砲弾磨きばっかり……私も戦車乗りたいな」

後輩2「仕方ないじゃん。実力がなかったからここに配属されちゃったんだし」

カチューシャ「仕方ない……あなたたち、そんな考えじゃいつまでたっても何も変わらないわよ」

後輩1「でもいくら砲弾を綺麗に磨いたって意味ないじゃないですか。だからカチューシャ先輩だってずっとここにいるんだし」

カチューシャ「たしかにね。私はこの体格のせいで適正テストすら受けさせてもらえなかったわ……」

後輩2「だったら」

カチューシャ「でも私はあきらめてない。それなら誰にも負けない戦術を作って車長になってみせるってね」

カチューシャ「あなたたちも悔しかったらレギュラーからポジションを奪ってみなさいよ!私より恵まれた体格があって何にでも成れる可能性があるのに勝手に諦めてるんじゃないわよ!」

カチューシャ「私は絶対にここから這い上がってみせる。西住流も島田流も打ち破る最強のカチューシャ戦術を生み出してプラウダのリーダーになってやる!」
48 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:33:11.75 ID:zs5AR5om0



カチューシャ「な、何でよ!」

先輩1「戦車に乗ったこともないやつの戦術など使うと思ってるのか?」

カチューシャ「2年間いろんな戦術を研究してできた最高傑作なのよ!目を通すぐらいしてよ、そうすればきっとこの戦術のすごさが……」

先輩2「あんた何か勘違いしてない?私たちは子供の相手をしてる暇なんてないの。ったく、砲弾磨かせときゃすぐ辞めると思ったのにまさかこんな下らない事企んでたなんてね」

カチューシャ「な、何よそれ?」ワナワナ

先輩1「ほら、あんたなんかにかまってる暇なんて無いんだから行った行った」シッシッ
49 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:33:38.12 ID:zs5AR5om0



ポイッ バサ

カチューシャ「……」

後輩1「カチューシャ先輩、それって」

カチューシャ「1年のころからずっと研究してきた戦術ノートよ。ま、もう必要なくなっちゃったけどね」

カチューシャ「私と違ってあなたたちは可能性がある。戦車道、辞めるんじゃないわよ」

スタスタ
50 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:34:36.42 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜〜〜〜



『思えば私にとっての人生は常に困難との闘いだった……

この体格のせいでずいぶんと苦労したわ。でもそれを言い訳にする気は無かった。

だってそうでしょ?そんな事を嘆いたって何も変わりはしない、急に背が伸びるわけでもない。

無いものねだりをしたって仕方ない。じゃあどうする?だったら認めさせればいい

誰も文句のつけようが無い実力を見せ付けて……』
51 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:35:10.73 ID:zs5AR5om0



カチューシャ「……と、言うわよね。普通は」

沙織「カッちゃん?」

カチューシャ「普通ならできないことも……」

52 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:35:39.63 ID:zs5AR5om0






カチューシャ「 カ チ ュ ー シ ャ に は で き る ん だ か ら ! 」







53 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:36:10.54 ID:zs5AR5om0

優花里「カチューシャ殿!」

カチューシャ「沙織、あなたたちはこの地形は詳しい?」

沙織「庭みたいなもんだよ!」

典子「私たちも詳しいです!」

カチューシャ「いくわよ、反撃開始!」
54 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:36:38.98 ID:zs5AR5om0

ルクリリ「敵、W号戦車発見!あいつさえ倒せば勝ったも同然だ」

ブロロロ

カチューシャ「あの敵の動き、勝利を確信してるわね。完全に油断してる。麻子、横道に入って」

麻子「ほーい」

ルクリリ「馬鹿め!それで逃げたつもりか!」

W号戦車チャキ!

ルクリリ「え、ええ待ち伏せ!」

ドオン! シュポ

「聖グロリアーナ、マチルダU、走行不能!」

ダージリン「なっ?」

アッサム「動きが単調すぎました。読まれてしまったみたいですね」

カチューシャ「落ち着く暇は与えないわ。今のうちにたたみかけるわよ!」

あけび「アターック!」

カーン!

マチルダ車長1「後方から89式!しとめるぞ!」

華「撃ちます!」

ドオン!

マチルダ車長2「前方からW号戦車!追うぞ!」

ブロロロ
55 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:38:19.68 ID:zs5AR5om0

オレンジペコ「わき道に逃げてしまいましたね。」

ダージリン「各個撃破で数を減らすのが目的ね、追うわよ」

ズシャァァァ!

アッサム「!!、前方にW号!」

ダージリン「えっ?もう来たの!」

オレンジペコ「マチルダの撃破報告はありません!」
56 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:39:04.69 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜


カチューシャ「直接チャーチルを狙うわよ!指揮官を倒せば敵は動揺する。その隙をついて残りを掃討する」

優花里「うまくいくでしょうか?」

カチューシャ「普通だったらやらないわね、下手をすれば挟み撃ちになる。」

沙織「だったらどうして?」

カチューシャ「だ か ら こ そ や る!」ドン!

カチューシャ「戦術も練度も向こうが上。まともにやり合ったらとてもじゃないけどかなわない」

カチューシャ「それにね奇策って言うのは相手が予想してないから意味があるのよ!」

カチューシャ「わき道で敵をまいて大通りに戻るわよ」

典子「こっちも準備オーケーです!」

カチューシャ「頼むわね」
57 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:40:13.92 ID:zs5AR5om0
〜〜〜〜〜〜


ブロロロ!

オレンジペコ「こっちに向かって来ます!」

カチューシャ「不意をついて攻撃すれば当然相手がとる行動は」

ダージリン「っ!砲撃!」

ドオン! シュポ

ダージリン「撃破……えっ!」

「大洗女子学園、89式走行不能!」

カチューシャ(同じように敵をまいて待機させてた89式に盾になってもらう)

オレンジペコ「横道から出てきた89式が盾に……」

カチューシャ「確実に撃破するわよ!横を通り抜けて背後から砲撃!」

キキッ! キコキコ

華「砲塔の旋回が……」アセアセ

カチューシャ「し、しまった……」(作戦がうまくいって油断した!砲塔旋回の指示を出し忘れるなんて……)

※ドリフト旋回はしてません、横から追い越しただけ。操縦の教本にはドリフトは載ってなかったから知らなかった。

ドオン! シュポ

「大洗女子学園、全車両走行不能!よって、聖グロリアーナ女学院の勝利!」

カチューシャ(実戦経験の無さが出ちゃったわね……)
58 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:40:48.59 ID:zs5AR5om0



ダージリン「面白い試合だったわ」

桃「ほ、本当か!」

ダージリン「特に市街戦での思い切った奇策、そちらの練度がしっかりしていていたら危なかったわ……」

杏「強豪校にそういってもらえるとうれしいね〜」

ダージリン「それではごきげんよ……あら?もしかしてあなた」

カチューシャ「ん?あ、あなたは……」
59 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:41:29.44 ID:zs5AR5om0



ダージリン「まさか大洗に転校していたとはね」

カチューシャ「い、いろいろあったのよ……」

コソコソ

優花里「まさか2人が知り合いだったとわ……」

沙織「カッちゃんって実はすごかったり?」

ダージリン「大洗を強くしたいのなら、経験者であるあなたが隊長としてみんなを引っ張っていきなさい」

桃「なっ隊長は私だぞ!」

杏「まあまあ」

カチューシャ「え、で……でも」

ダージリン「カチューシャには荷が重かったかしら?」

カチューシャ「な!そんなわけ無いでしょ!カチューシャにできないことなんて無いんだから!あっという間に最強のチームを作り上げて今度こそあなたたちをコテンパンにしてあげるんだから、覚悟しなさい!」

ダージリン「ふふっ楽しみにしてるわ」
60 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:46:13.15 ID:zs5AR5om0


杏「あ、そうそう。負けたから皆であんこう踊りね」

「げぇー!」
61 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 14:51:31.48 ID:zs5AR5om0
ここまで
とりあえず一区切りついた戦闘描写難しい……
他の人のSSみたいにうまく省略してまとめ用と思ったのにずいぶん説明くさくなってしまった
62 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/25(金) 15:05:37.52 ID:zs5AR5om0
ちなみに紅茶はあげてません
こっちのダー様は厳しいのです
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 16:13:38.78 ID:OkAidGhTO
乙乙
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 22:02:00.63 ID:eIIygPZ3O

句読点を使った方がいいよ
65 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:00:44.31 ID:3WeHGVSe0


-音楽室

左衛門佐「カチューシャ先輩じゃないか」

カチューシャ「な、何であんたがここにいるのよ?」

左衛門佐「いや、誰もいないはずの音楽室から歌声が聞こえたものでな。武部さんたちからカチューシャ先輩がいつもここで歌っていると聞いたのを思い出したんだ」

おりょう「もんざ、ここにいたぜよ」

エルヴィン「おや?カチューシャ先輩も一緒か」

カエサル「早く食堂に行こう。はらぺこだ」

カチューシャ「ほら、みんな待ってるみたいだし行ってきなさい」

エルヴィン「カチューシャ先輩もお昼はまだだろう。一緒にどうだ?せっかくだしロシアの歴史について語り合おう」

カチューシャ「しょーがないわねー。付き合ってあげてもいいわよ?」
66 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:02:19.90 ID:3WeHGVSe0

杏「え〜と、練習の前に一つ伝えとくね〜」

桃「……」

杏「今日から隊長はカチューシャちゃんでいくからよろしく〜」

カチューシャ「ええっ!」

桃「この中で戦車道経験のあるカチューシャを隊長にしようという会長のお考えだ!」

〜〜〜〜〜


ダージリン「あなたが隊長として皆を引っ張っていきなさい」


〜〜〜〜〜

カチューシャ「わかったわ。ただし、厳しくいくから覚悟しなさい!」

「おー!!」

67 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:03:17.81 ID:3WeHGVSe0
-練習終了後


ぐったり……


優花里「まさかここまでハードだとは思いませんでした〜」

沙織「カッちゃんスパルタすぎ……」

華「お腹がすきました」

麻子「し、死ぬ……」

杏「皆頑張ったね〜、んじゃ解散!」

柚子「会長はもっと頑張ってください!」

カチューシャ「明日からもっときつくいくから覚悟しなさいよ!」

「げぇー!!」

典子「燃えてきたー!根性ー!」

あや「バレー部の人たちはさすがです」

カチューシャ「わかってると思うけど、私たちが試合に勝つにはとにかく練習するしかないのよ!」

カエサル「確かにそうだが……」

カチューシャ「私が隊長なんだから文句は聞かないわよ!」

桃「いいんですか会長?」

杏「推薦したのは私たちだしねえ〜しばらく様子を見よう」

柚子「何も起こらなければいいんだけど……」
68 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:05:07.16 ID:3WeHGVSe0
-1週間後


典子「いやー今日もいい汗かいたな!」

「はいっ、キャプテン!」

梓「相変わらずバレー部の人たちはすごいなあ、私たちもしっかりしないと……」

沙織「もうやだ!」

優花里「武部殿?」

沙織「こんなの全然楽しくない!こんなきつい練習ばっかりやって、これじゃただの軍隊だよ!」

カチューシャ「何言ってるの?遊びじゃないんだから当たり前でしょ?」

華「沙織さんおちついて……」

沙織「カッちゃんだって目の下にクマができてるじゃない!」

カチューシャ「強くなるためにはこれ位なんてことないわ」

沙織「何よ!心配してるのに!」

カチューシャ「そんな暇あったら地図の見方のひとつでも覚えなさい」

杏「あ〜まあとりあえず今日の練習は終了ってことでね、?かいさ〜ん」
69 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:06:06.06 ID:3WeHGVSe0

沙織「何で会長たちも何も言わないのよ!」

優花里「カチューシャ殿を隊長に推薦したのは会長たちですから言いにくいのでしょう」

あや「皆で抗議しよう!」

カエサル「う〜ん……たしかにあの訓練はきつい気はするが」

あけび「そうですか?私たちにとっては普通ですけど?」

あゆみ「体育会系にはそうかもしれないけど……」

華「上達するためには苦労はつきものだと思いますが」

沙織「華まで?」

麻子「そんなに気になるなら直接言いに行ってみるか?」
70 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:08:26.28 ID:3WeHGVSe0
-夜の学校

沙織(バレー部と用事のある人を除いて来たのだけど……)

※バレー部はバレーの練習中、華は華道の稽古

沙織「何で学校に来るの?」

麻子「そういえば何でカチューシャさんがここに転校してきたか知ってるか?」

エルヴィン「そういえばこの間一緒に食事したときに話してたな。たしか……」
71 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:09:22.07 ID:3WeHGVSe0




優花里「そのような事が……」

麻子「それが今、乗りたかった戦車にやっと乗れた、高校最後の年にやっと戦車道が始められたんだ」

麻子「プラウダにいたときから腐らずにずっと努力し続けていたんぞ。勝つことに対する執念は私たちの比ではない、無茶をしてでも勝ちたいと思うのも当然だろ」

沙織「うう……そうかもしれないけど」

麻子「最初はただ遅刻の帳消しができればいいと軽い気持ちでやってたが、あそこまで無茶をするカチューシャさんはさすがにほっとけない」

麻子「せっかくだから学年トップの力を活用しようと思ってな、行けるところまで付き合ってやるさ」

梓「カチューシャ隊長、苦労してたんだ」

麻子「じゃあ私は行くからな」

沙織「え、行くってどこに?」

優季「いっちゃった」
72 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:09:52.64 ID:3WeHGVSe0


ブロロロ

沙織「ん?あれってV突じゃない」

梓「練習場の方に行ってますね」
73 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:11:21.79 ID:3WeHGVSe0
-練習場


ドオン! ドオン!

優花里「戦車が皆集まってます!でもだれが?」

ガチャ

カチューシャ「M3の砲撃マニュアルに必要な情報は集まったわ」

ガチャ

杏「こっちもできたよ〜」

カチューシャ「それじゃあ次の戦車をやるから移動させるわよ」

麻子「よし」

柚子「はい」

ブロロロ バタバタ

カチューシャ「次は38tと89式よ!」

ドオン! ドオン!

杏「うーん、ここはこうしたほうがいいかな?」カキカキ

カチューシャ「気づいたことはどんどんメモしていって、砲撃が終わったら次は操縦いくわよ!」

ブロロロ

麻子「ここはこうすればもう少し早く曲がれるな」カキカキ

※ちなみに砲撃と装填はカチューシャと杏がそれぞれやってます。砲撃は静止射撃でカチューシャは台に乗ってやってますチビって大変
74 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:12:30.76 ID:3WeHGVSe0

桃「時間です会長、皆、小休止だ!」

カチューシャ「皆お疲れ、後でまとめるからノートはそこに置いといて」ハアハア

麻子「カチューシャさん、あまり無理はするなよ。疲れてるだろ」

杏「私たちも推薦した手前強くいえないけど無理は駄目だよ〜」

カチューシャ「何の実績も無い私が隊長として皆に認めてもらうためにも試合に負けるわけにはいかないの」

カチューシャ「私に出来ることなんて限られてる、戦術の組み立てとせいぜい皆の練習用のマニュアルを作るぐらい……」

カチューシャ「なら、全力でやるだけよ!最高のチームを作って勝って勝って勝ちまくってやる!」

カチューシャ「カチューシャに出来ないことなんてないんだから!」ハアハア

ドタ

桃「カチューシャ!おい、しっかりしろ!」

カチューシャ「………」グッタリ

麻子「やれやれ、またか……」

柚子「保健室連れてきますね」

杏「今日はもう無理そうだね〜」

麻子「いや、私たちだけでも出来るところまでやっておこう。カチューシャさんの負担を出来るだけ減らしておきたい」
75 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:13:26.98 ID:3WeHGVSe0

「………」

優花里「カチューシャ殿は隊長として私たちを引っ張るために自分に出来ることを必死にやっていたのですね……」

左衛門佐「義を見てせざるは勇無きなり。カチューシャ先輩の頑張りを知った今、私たちは応えなければならない」

エルヴィン「確かに」

梓「私たちがしっかりしないと……」

沙織「なによ、カッちゃんてば!内緒で自分ばっかり苦労してさ」グスッ

沙織(結局何も言わずに私たちは帰りました)
76 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:14:16.14 ID:3WeHGVSe0
-次の日

華「私の知らない間にそんなことが……」

沙織「麻子はいつ知ったの?夜の練習一緒にやってたし」

麻子「練習じゃなくてマニュアル作成な。夜の散歩中に倒れてたから拾った」

優花里「拾ったって猫じゃないんですから……」

沙織「まあいいわ、こうなったらとことん付き合ってやろうじゃないの!友情に熱い女子はもてるんだから!」

華「もてたことありましたっけ?」

麻子「そういう事にしといてやるか」

優花里「あははは」

沙織「な、なによう!」
77 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:14:51.00 ID:3WeHGVSe0
-朝


典子「根性で朝練だー!」

「はいっ、キャプテン!」

沙織「私たちも負けないよ!いくよ、みんな!」

「おー!」

麻子「zzzzz」

優花里「冷泉殿、起きてください〜!」
78 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:16:42.47 ID:3WeHGVSe0
-帰り道


カチューシャ「5両だと包囲戦術は難しいわね、1から作り直さないと……ん?」

カチューシャ「こ、これってグランゾートじゃない!何これ、リファインされてたなんて知らなかった……」ビトッ!

※子供のころ再放送でグランゾートを見て兵器に興味を持ち、それがきっかけで戦車道を始めています

梓「隊長ってこういうのが好きなんですか?」

優季「子供みたーい」

カチューシャ「そ、そんなわけ無いじゃない!カチューシャは子供じゃないわよって言うかいつからいたのよ!」

あや「私たちも帰り道こっちだし……」

挂利奈「あ、これのDVDってたしか家にあるやつだ」

カチューシャ「」

優季「そうなんだ〜」

あゆみ「ほんといろんなアニメ持ってるね挂利奈は」

挂利奈「これってOVAも出てるんだよ」

カチューシャ「うそっ!ほんとに?……あ」

「……」ジー

挂利奈「先輩、今度家に遊びに来ます?」

カチューシャ「……ミンナニハヒミツニシテクダサイ」
79 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:17:16.24 ID:3WeHGVSe0

杏「生徒会の仕事と戦車道、さすがに両立は大変だね〜」モグモグ

桃「まさか、カチューシャがあそこまでスパルタだったとは。やっぱり廃校の件は伝えないほうが良かったのでは?」

杏「いや、おかげでみんなの士気も高まってるし、結果オーライだよ」

柚子「負ける訳にはいかないですからね」

杏「時間だ。戦車道始めるよ〜」
80 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:19:59.38 ID:3WeHGVSe0
ここまで
カッちゃんは私の中では努力家になってます
大洗に天才はいない、しかし決して弱くはない……じゃなくて強いんだ
81 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/12/02(金) 11:21:52.99 ID:3WeHGVSe0
ちなみに私はグランゾートよりワタルが好きです
お気に入りは戦神丸
来年プラモが出るよヤッタね!
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 12:36:48.50 ID:7RotpLuoO
乙乙
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 22:18:00.46 ID:iaKQdbMqO
ワタルにグランゾートにアイアンリーガーにムサシロードにてやんでえ等々
あの頃はデフォルメ系の良いデザインが多かったなあ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 22:26:52.20 ID:QeAd/3IKo
あの頃SD系の全盛期だっけ
リアルサイズはエルドラン、勇者シリーズ、ガンダムの時代か
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/02(金) 22:53:25.22 ID:H/tuxprU0
乙です

カッちゃん、頑張るなぁ
ただ身体が小さい分、どうしても体力面が劣っているのがねぇ…
隊長にもなって張り切るのはわかるけど無理しすぎで身体壊さなきゃいいけど

ワタルは好きだったなぁ
特にシバラク先生は大のお気に入りで戦神丸を電話で呼ぶのがよかったw
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 23:02:59.00 ID:QeAd/3IKo
シバラク先生と言えば2の闇落ちとその後の本気の策略が怖かった
戦神丸で黒龍角を撃破してるし、本気出したら滅茶苦茶強いんだよな…2で先生居なくなると雰囲気が悪かったし
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/02(金) 23:38:31.02 ID:H/tuxprU0
シバラク先生は普段ドジなところがあるけれど、本気を出すと凄いというのは何かみほと通じるところがあるなぁ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 18:26:40.49 ID:oooHUTrV0
保守
89 :◇K2KFq6ZPmE :2016/12/29(木) 00:12:28.66 ID:23mAbMfp0
ちょっといろいろ構想ねってたら時間空いてしまいました
戦神丸人気あってよかった
続き行きます
90 :◇K2KFq6ZPmE :2016/12/29(木) 00:17:09.35 ID:23mAbMfp0
名前が何か違う、黒くなってない
どうすればいいんだっけ?
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