【ガルパン】カチューシャ「私の同士は手強いわよ!」

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1 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:12:51.14 ID:BINuTBSR0
カチューシャが大洗に来るSSが無かったので作ってみた

前書いたのはタイトル間違ってたので説明書にしたがって依頼出しました

カチューシャからわがままを取ったらただのへたれなチビっこになってしまった

そのためほぼオリキャラです

へたれなカチューシャが努力して天才たちに立ち向かう。そんな感じにするつもりです

イメージとはだいぶ違ってくるのでそういうのを見たい人にだけお勧めします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479345170
2 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:14:57.13 ID:BINuTBSR0
「Расцветали яблони и груши,
Поплыли туманы над рекой;
Выходила на берег Катюша,
На высокий берег, на крутой.」

「Выходила, песню заводила
Про степного, сизого орла,
Про того, которого любила,
Про того, чьи письма берегла.」

「Ой, ты песня, песенка девичья,
Ты лети за ясным солнцем вслед,
И бойцу на дальшем пограничье
 От Катюши передай привет.」

「Пусть он вспомнит девушку простую,
Пусть услышить, как она поет,
Пусть он землю бережет родную,
А любовь Катюша сбережет.」

「Расцветали яблони и груши,
Поплыли туманы над рекой;
Выходила на берег Катюша,
Выходила, на берег крутой.」
3 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:16:01.52 ID:BINuTBSR0

-音楽室

沙織「へい彼女!ってあれ?」 

カチューシャ「……?」

華「何でこんなところに子供が?」

カチューシャ「なっ!誰が子供よ!カチューシャを馬鹿にするんじゃないわよ!」
4 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:16:46.99 ID:BINuTBSR0
-学食

沙織「私は武部沙織!」

華「五十鈴華と申します」

カチューシャ「まったく、先輩を子供呼ばわりするとは失礼な後輩ね」

沙織「だからごめんってば〜」

華「小さくてかわいらしい先輩ですね」

カチューシャ「かわ!…ま、まあわかればいいのよ」

華「ではよろしくお願いしますね、カチューシャさん」

沙織「私たちのことも名前で呼んでいいからねカッちゃん!」

カチューシャ「か、カッちゃん?」

沙織「そういえばさっきの歌って何?」

華「外国の歌だったようですけど?」

カチューシャ「ロシアの歌よ…」
5 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:18:15.40 ID:BINuTBSR0

-次の日

教室

杏「カチューシャちゃ〜ん」

カチューシャ「何よ?」

杏「今度のの必修選択科目だけど、戦車道とってね〜」

カチューシャ「?この学校には戦車道は無いはずでしょ?」

桃「今年から復活するんだ」

カチューシャ「そ、そうなんだ」

杏「そういうわけで、ま、宜しく〜」

スタスタ

カチューシャ「……」
6 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:19:42.08 ID:BINuTBSR0

-オリエンテーション終了後

沙織「私、戦車道やる!」

華「私も興味がわいてきました」

カチューシャ「あんたたちねえ…」

沙織「カッちゃんもやろうよ?経験者なんでしょ?」

カチューシャ「い、いや……私は」
7 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:20:23.29 ID:BINuTBSR0

-生徒会室

桃「これはどういうことだ?」

カチューシャ「あんたたちには関係ないでしょ……」

杏「それじゃ困るんだよねー」

桃「わが校の戦車道経験者はほかにいません」

柚子「このままではわが校はおしまいです!」

杏「そんな事言ってると学校にいられなくしちゃうよ?」

桃「会長はいつだって本気だぞ!」

柚子「おとなしく従ったほうがいいよ?」

カチューシャ「ずいぶんと横暴ね、でも無理よ」

桃「どういうことだ?」

カチューシャ「確かに私は戦車道の経験者よ、でもずっと補欠で戦車に乗ったことなど一度もないのよ!」

カチューシャ「この体格のせいで満足にできるのはせいぜい通信手か車長くらいだもの、とうぜんよね……だからせめて戦術だけでも一生懸命とかを勉強もした」

カチューシャ「けど、子供の考えた戦術なんかって見向きもされなかったわ……」

カチューシャ「それでもがんばっていればいつか気がついてもらえると信じて2年間戦車道を続けてきたわ、けれども……」

カチューシャ「だから私は戦車道のないここに逃げてきたのよ、これでわかったでしょ?私がいても何の役にも立てない、お荷物になるだけだわ」

杏「……この学校、戦車道で優勝しないと廃校になっちゃうんだ」

カチューシャ「!?」

桃「な!か、会長!?」

杏「いいから……」

杏(なぜかカチューシャちゃんには隠し事をしないで、心の内をすべてさらけ出した方がいい気がしたんだ)

8 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:22:30.29 ID:BINuTBSR0

杏「ってわけなんだ」

杏「可能性なんかほとんどないかもしれない、それでも何もせずにただ廃校になるのを指をくわえて眺めてることだけはしたくなかったんだ」

杏「カチューシャちゃん、あなたは私たちにとっては唯一の希望なんだ……」

カチューシャ「砲手も操縦手も知識しかないわよ」

杏「十分だ」

カチューシャ「戦術だって一度も使われたことなんてないわよ」

杏「誰も知らない戦術だ、うれしいね」

カチューシャ「私の言うことなんて誰も聞かないかもしれないじゃない!」

杏「私たちは信じるよ」

カチューシャ「でも……でも」

杏「私たちに力を貸して」


杏「あ な た の 力 が 必 要 な ん だ」ドン!


カチューシャ「戦車道、やっていいの?」ポロポロ

杏「ぜひ」

カチューシャ「うわあああああん!」
9 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:23:54.01 ID:BINuTBSR0

ガチャ

沙織「会長います?戦車道の日程で聞きたいことがあるんですけどってあれ?」

カチューシャ「zzzzz」

杏「さっき寝ちゃったところだから」シー

杏(なんかこの寝顔見てたら守ってあげたくなっちゃうね、助けてもらうのはこっちのはずなのに)
10 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:25:03.77 ID:BINuTBSR0
-車庫


W号戦車


沙織「うわっ汚い!」

カチューシャ「どういうこと?」

杏「これしか残ってなかったんだよね、まあ探せば学園のどっかにあると思うから今日はみんなで探索してね〜」

カチューシャ「あんたたちも探しなさいよ、っていうかこんなので大丈夫なのかしら?」
11 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:25:30.34 ID:BINuTBSR0

沙織「一緒に戦車探そう?」

優花里「普通U科、秋山優花里であります!不束者ですがよろしくお願いします!」
12 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:26:16.59 ID:BINuTBSR0

カチューシャ「で、見つかったのが38t、89式、V突、M3と……何ていうか」

沙織「だめなの?」

カチューシャ「だめじゃないけどちょっと…ね」

優花里「確かに一級品とは言い難いですが戦車は戦車です!」
13 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:27:25.24 ID:BINuTBSR0

優花里「ここがカチューシャ殿の家ですね」

沙織「……なんていうか」

華「何もないですね……」

カチューシャ「う、うるさいわね!今まで戦車道しかやってなかったから他に趣味とかないのよ……」
14 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:29:22.88 ID:BINuTBSR0

華「すごくおいしいです」モグモグ

優花里「武部殿は料理が上手なんですね」

沙織「男を落とすには胃袋からっていうからね!」

華「恋人いたことありましたっけ?」

沙織「ちょっと華!って……」

カチューシャ「……」モグモグモグモグ

優花里(夢中になって食べてます)

華(口の周りが汚れてますね)

沙織(なんていうか……)

カチューシャ「……」モグモグモグモグ

優花里華沙織(かわいい……)

沙織「おかわりあるからね」

華「今は私のことをお姉さんと思っていいんですよ」

優花里「口の周りをふいてあげます!」ゴシゴシ

カチューシャ「んーって!……カチューシャを子ども扱いするんじゃないわよ!」ヤダモー!
15 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:31:38.36 ID:BINuTBSR0
-2日後


亜美「早速模擬戦をやるわよ!」

亜美「戦車なんてがーっと動かしてばーって戦えばすぐ慣れるから!」

沙織「はいっ!教官ってもてますか?」

亜美「撃破率120%よ!」

優花里「どういう意味でしょう?」

華「よくわからないけど勢いだけは伝わってきますね」

カチューシャ「未経験者しか居ないのにいきなり模擬戦って名に考えてるのよ」ブツブツ
16 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:34:56.74 ID:BINuTBSR0

沙織「で、役割ってどうするの?」

華「何をすればいいのか……」

優花里「私たちの乗るW号は車長、通信手、装填手、砲手、操縦手の5人です」

沙織「1人たりないね」

優花里「今回は通信手は必要ないので4人でも大丈夫かと」

沙織「じゃあとりあえずくじで決めよう」

華「私は操縦手ですね」

沙織「車長だ、できるかな?」

優花里「私は砲手です!ってことは……」

カチューシャ「……」ソウテンシュ

沙織「え…と、代わろうか?」

カチューシャ「カチューシャを馬鹿にするんじゃないわよ!これぐらいなんてことないんだから」フフン

カチューシャ(ついに、ついに戦車に乗れる)ワクワク
17 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:35:47.75 ID:BINuTBSR0

亜美「各チーム準備はできたわね?それじゃあ模擬戦開始!」

優花里「ひゃっほぉぉぉぉぉぉうさいっこうだぜぇぇぇぇぇ!」

沙織「キャラが変わってる」

華「パンツァーハイですね」

カチューシャ(わあ〜い、揺れてる)キャッキャッ

ブロロロ

パカッ

沙織「おおっいい眺め、誰もいないね」

ガコッ

沙織「うわっ!」

華「すいません、思ったより難しくて」

ドゴォン!

優花里「うわっ!何事ですか?」

沙織「敵からの攻撃!反撃して反撃〜」

優花里「何処からですか?」

沙織「あっちだよあっち〜!」

ドゴォン!

沙織「きゃー、やだもー!」

優花里「見つけました攻撃します!カチューシャ殿装填を!」

カチューシャ「うーん!お、重い……」プルプル

優花里「」

沙織「どうしたの?」

優花里「装填不能、攻撃できないであります!」

沙織「と、とりあえず逃げろー!」
18 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:39:52.84 ID:BINuTBSR0

沙織「何とか逃げ切れたかな?ってあれは麻子!」

麻子「zzzz」

沙織「華止まって止まって〜!」

華「何ですか、聞こえません?」

カチューシャ「そういう時は蹴って教えてあげるのよ!」

沙織「えいっ!」ドゴッ!

華「ぐはっ!沙織さんもう少し加減してください」ナミダメ
19 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:45:24.48 ID:BINuTBSR0

沙織「ちょっと麻子ここは危ないから起きて!」

麻子「う〜ん、何だ沙織か……zzz」

ドゴォン!

沙織「きゃあ!と、とにかく危ないから中に乗せよう」

ブロロロ

沙織「何とか茂みに入ったけど……」チラッ

麻子「大体の事情はわかった、私のためにやめる必要はない」

沙織「ならいいけど……」
20 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:50:46.97 ID:BINuTBSR0

麻子「……戦車の動きがぎこちないな」

華「それがなかなか難しくて思うようにいかなくて……」

麻子「代わってくれ、私がやろう。マニュアルならさっき読んだ」

沙織「わかった、お願いね」

優花里「大丈夫なのでありますか?」

沙織「麻子は成績は学年トップだから大丈夫!」
21 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:51:36.39 ID:BINuTBSR0

沙織「敵チーム発見!今度はこっちから攻めるよ!」

優花里「了解しました!」

カチューシャ「う〜〜ん……」カオマッカ

麻子「……何で子供がここにいるんだ?」

カチューシャ「子供じゃ…ない…あっ!」

ゴロンゴロン

カチューシャ「ううっ……」ジワッ

優花里「と、とりあえず私が装填手をやります。五十鈴殿は砲手を!」

華「分かりました!」

ブロロロ ドーン アタンナイー ヤダモー ミツカッタニゲロー
ドッチニイクンダ ワカンナイトニカクニゲテー ワー

カチューシャ「……」ポツン

沙織「どうしよう〜!」

カチューシャ(何をやっているんだ私は……)

華「だめですうまく当たりません!」

カチューシャ(戦車に乗れたことに浮かれて全然周りを見てなかった)ドクン!

優花里「もうだめです〜!」

カチューシャ(何のために私はここにいる……)ドクン!

麻子「だめだ振り切れない」
22 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:52:29.08 ID:BINuTBSR0



カチューシャ「移動するときはジグザグに動いて的を絞らせないようにして!」

麻子「!?」

優花里「カチューシャ殿?」

沙織「カッちゃん!」

カチューシャ「行進間射撃は当たらないわ!撃つときは停止して!」

華「はい、解りました!」

麻子「おー」

ドオン! ドオン!

カチューシャ「この距離じゃ当たらないわ。優花里、落ち着いて装填して!」

優花里「了解であります!」

カチューシャ「戦術だったら私に任せて!さあ反撃開始よ!」
23 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:53:35.97 ID:BINuTBSR0

亜美「CチームV突走行不能!よって、AチームW号の勝利!」

沙織「やったー、勝ったー!」

華「私、砲手をやってよろしいでしょうか?ジンジンする感触が忘れられません」

優花里「私は装填手を努めさせていただきます!」

沙織「カッちゃんが車長で麻子が操縦手で……」

カチューシャ「えっ、しゃ、車長!」

沙織「指揮とかすごかったしカッちゃんがやるべきだよ!」

麻子「ちょっと待て、私は戦車道をやる気はないぞ。今回はたまたま成り行きでこうなっただけだ」

沙織「戦車道取れば遅刻が帳消しになるよ?」

麻子「うっ」

沙織「おばあに怒られたくないでしょ?」

麻子「わ、解った。やる」

カチューシャ「私が車長……」ニヤニヤ
24 : ◆K2KFq6ZPmE [saga]:2016/11/17(木) 10:57:56.91 ID:BINuTBSR0
ここまで

会話って難しい、面白いSSを書いてる人達ってすごいって実感した

凡人に追いつくのが目標の私には大変なのは分かってる。でも最後まで書かせてもらう
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:12:33.82 ID:VKQI4UCl0
乙です
これは期待
でもみほがいないってことはみほ・まほ・エリカの三人が黒森峰に…あぁ怖い怖い
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:44:59.17 ID:Am3srPR/O

面白いな、期待
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:51:01.63 ID:nI5k+806O
プラウダ戦でノンナに拉致られないか心配だわ
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 11:59:21.90 ID:by0JxEHt0
タイトル間違ってるってそっちじゃないんだよなあ
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