桐生「アイドルの……プロデューサー?」 社長「うむ」

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158 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 11:44:13.69 ID:uecq7FhGo
>>157
でもアイドルがヤクザの頭だと殴れないという大きな問題があるので難しいですよねー
どうしても「うちの組の人間が迷惑かけてごめんなさいですぅ」になっちゃいますから
というか雪歩殴るとか鬼にもできませんよ
159 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:36:50.17 ID:bFHeHREoo
桐生
「俺は桐生一馬という。お前、名前は?」

文香
「え、あ……鷺沢、文香です……」

桐生
「ふっ……そうか。良い名前だ」

文香
「あ、あの……」

桐生
「(まずい! ここで逃がす訳にはいかない! 話を無理やりにでも繋げなければ!)」

 俺は、アイドルのプロデューサーをやっている
 お前なら……きっと輝ける! 俺の魂がそう告げているぜ!
→おい姉ちゃん……少しくらい礼……してくれても良いよな?

桐生
「(いやダメだ! こんなことを言ったら怖がらせてしまうだけだ! 何を考えている、落ち着くんだ!)」

→俺は、アイドルのプロデューサーをやっている
 お前なら……きっと輝ける! 俺の魂がそう告げているぜ!
160 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:37:24.99 ID:bFHeHREoo
桐生
「俺は……実はアイドルのプロデューサーをやっている。街にスカウトに来ていたんだが……鷺沢、アイドル……やってみないか?」

文香
「え……わ、私が、アイドル……!?」

桐生
「(少し怪しまれているようだが、今は良い! 名刺を……)」

桐生
「(…………)」

桐生
「(しまった! まだ俺は名刺を持っていない!)」

文香
「あの……ええと……」

桐生
「(くっ……! こんな顔じゃあ、ヤクザがやばい仕事に引き込もうとしてるようにしか見えねぇ……! どうする!)」

 話だけでも、聞いてくれないか?
 文香なら、絶対にトップアイドルになれると思う。
→ちょっと事務所まで来てくれないか?

桐生
「(ダメだ! 怪し過ぎる! そんな話に乗ってくる女なんている訳がねぇ……!)」

桐生
「(落ち着いて考え直すんだ! こんなチャンス、もうあるかもわからないぞ!)」

→話だけでも、聞いてくれないか?
 文香なら、絶対にトップアイドルになれると思う。
161 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:37:54.24 ID:bFHeHREoo
桐生
「怖がらせちまって悪いな。話だけでも聞いてくれないか?」

文香
「話、と言っても……」

桐生
「頼む! 俺はあんたに可能性を見たんだ! 俺はあんたがトップアイドルになるのを見たい!」

文香
「う……うぅ……あの……その……危ない人かも知れないから……着いていくのは……」

桐生
「(もっともな話だな。ちゃんとした教育を受けているみたいだ)」

桐生
「(……だが……それに感心してる場合じゃない!)」

 765プロに電話をかけてみてくれ。それで身元は証明できる
 この通りだ! 頼む! 俺を信じてくれ!
→助けてくれた恩人を疑うってのか?

桐生
「(その選択はあり得ない……恩着せがましい上に、怪しまれるどころか通報されちまう……)」

桐生
「(しっかり考えよう……)」

→765プロに電話をかけてみてくれ。それで身元は証明できる
 この通りだ! 頼む! 俺を信じてくれ!
162 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:38:42.12 ID:bFHeHREoo
桐生
「765プロに電話をかけてみてくれ。それで俺の身元はハッキリするぜ」

文香
「……………………」

桐生
「俺はお前を騙すつもりはない。危ないことをさせるつもりもない。俺は……あんたに夢を見ちまったんだ。……もし、俺のことを信用できるってんなら……765プロに来てくれ。待ってるぜ、鷺沢」

スタスタ

文香
「あ……」


桐生
「…………………………危なかった……。上手くいったような、そんな気がする。あとはあいつ次第だ……来なかったら……その時は諦めよう」

桐生
「(スカウトの続きをするか)」

<オンナァ!

<オラオラオラオラ!!

ピリリリリ! ピリリリリ!

ピッ

桐生
「もしもし」

小鳥
『あ! 桐生さんですか!? 今、鷺沢さんという方が765プロに来たんですけど、桐生さんにスカウトされたって!』

桐生
「(鷺沢……俺を信じてくれたんだな)」
163 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:39:11.71 ID:bFHeHREoo
桐生
「あぁ。鷺沢は俺がスカウトしたやつだ」

小鳥
『すごいじゃないですか、あんな可愛くて警戒心の強そうな子をスカウトしてくるなんて! 社長も「ティンと来た!」と大喜びですよ!』

桐生
「ふっ……あの人の人を見る目は確かだ」

小鳥
『この調子で頑張ってください! 鷺沢さんは社長とお話し中ですが、私の見立てでは多分大丈夫ですよー』

桐生
「あぁ、頼んだ。それともうひとつ頼みがあるんだが……名刺がないとスカウトがしにくいんだ。社員証もまだ俺のは発行されてなくてな」

小鳥
『あ……桐生さん、名刺も持たずに女の子を言いくるめたんですか!?』

桐生
「言いくるめたってのはやめてくれ……」

小鳥
『あはは、ごめんなさい……。桐生さんの名刺なら数枚ですけどもう出来てますよ! 取りに来てください!』

桐生
「あるのか。分かった、すぐに行く」

ピッ

桐生
「(今回はたまたま上手くいったが、名刺も持たずにスカウトするのはまずいな。とにかく事務所に取りに行くことにしよう)」

………………

…………

……
164 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:39:42.91 ID:bFHeHREoo
ガチャ

桐生
「戻りました」

文香
「あ…………」

桐生
「鷺沢。アイドル、やる気になってくれたのか?」

文香
「まだ、よく分からないんですけど……社長さんに、説明もされました……。それに……桐生さんの目が……嘘をついているようには見えなかったので……」

桐生
「ふっ……お前の信頼に応えれるように頑張るつもりだ。ありがとう、鷺沢」

文香
「は、はい……! それじゃあ、私は帰ります……」

桐生
「あぁ。気を付けて帰れよ……っと。また面倒なやつに絡まれたときの為に、俺のケータイの番号を教えておくぜ。困ったときはすぐに連絡してくれ」

文香
「あ……はい……」

文香と連絡先を交換した

桐生
「それじゃあな」

文香
「はい、失礼します……」

ガチャ
165 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:40:23.21 ID:bFHeHREoo
社長
「お手柄だねぇ君ぃ! あんな子をスカウトしてくるなんて、やっぱり君は何か持っているよ!」

桐生
「たまたまです」フッ

社長
「名刺も忘れていったのだろう? 大したものだよ! 普通名刺がないと、信用なんてしてもらえんからねぇ」

桐生
「はい……それは実感してきました」

社長
「これが君の名刺だ。時間がなくて五枚しかないが、十分だろう」

桐生
「ありがとうございます。それじゃあ、また出てきます」

社長
「うむ! しっかりね!」

ガチャ

ー中野ー

桐生
「(さて、今度は中野でスカウトだか。ティンと来る子がいれば良いが…………)」

タッタッタ

桐生
「(ん?)」

カシャッ……カシャカシャ

桐生
「(なんだ? 隠れながら写真を撮っている奴がいる)」
166 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:40:50.79 ID:bFHeHREoo
桐生
「おい」

「ヒャァ!!」

桐生
「お前、さっきからなにやってるんだ?」

「ごごごごめんなさいぃぃ!! 悪気はなかったんですぅぅ!!」

桐生
「なにやってたんだって聞いてんだ」

「街中で見かけたかわいい女の子を撮りたくなるんですぅ! 病気なんですぅ! 許してくださぁい!」

桐生
「…………なるほどな……。盗撮って訳か」

「でも変なことには使いません! ネットへの流失とかも絶対させません! それは誓って!」

桐生
「撮った写真……見せてみろ」

「は、はい!」

桐生
「(…………確かに良く撮れてるな……全員良い顔をしてやがる)」

桐生
「(……ん? 鷺沢もいるじゃねぇか!)」

「……あの……ど、どうでしょう?」
167 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:41:22.03 ID:bFHeHREoo
桐生
「悪くはねぇが……盗撮はダメだろ」

「うう……はい、ごめんなさい……」

桐生
「お前、名前は?」

「ぼ、僕は亀谷 義人って言います。ネットではカメラ小僧カメヤと呼ばれています……」

桐生
「カメラ小僧カメヤ?」

カメラ小僧・カメヤ
「普段は風景とかを撮ってネットに掲載したりしてるんですが……魅力のある女性を見ると、つい……」

桐生
「なるほどな……」

カメラ小僧・カメヤ
「それに……とある人物に教えてもらった、【サイコーの一枚】は……僕は魅力のある女性にあると思ってるんです……」

桐生
「サイコーの一枚? ……それは……マックとかいうやつのことか?」

カメヤ小僧・カメヤ
「え!? な、なぜその名を!?」

桐生
「俺も昔、世話になってな。……なるほど、確かに良い写真も多いな」
168 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:41:59.08 ID:bFHeHREoo
カメラ小僧・カメヤ
「あ、あの……ごめんなさい! 警察は勘弁してください!」

桐生
「……いや。警察を呼ぶ気はない」

カメラ小僧・カメヤ
「え?」

桐生
「お前、【サイコーの一枚】を求めて写真を撮ってたんだろ? なら、俺は応援するぜ」

カメラ小僧・カメヤ
「あ……ありがとうございます! あの……お名前を伺っても……?」

桐生
「桐生だ。俺も【サイコーの一枚】を求めて、撮って撮って撮りまくってた時期があってな。ふっ……懐かしい話だ」

カメラ小僧・カメヤ
「そ、そうだったんですか! その、お礼と言ってはなんですが……魅力的な女の子を見つけたら、あなたに教えます!」

桐生
「なに?」

カメラ小僧・カメヤ
「桐生さん、アイドルスカウトですよね? あの可愛い子に声をかけていたのを見ていたので」
169 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:42:43.40 ID:bFHeHREoo
桐生
「なるほどな……。スカウトの手伝いをしてくれるってことか」

カメラ小僧・カメヤ
「自分で言うのもなんですが、女の子を見る目はそれなりにあると思ってるので!」

桐生
「分かった。ただ、サツの厄介にならねぇように気を付けろよ?」

カメラ小僧・カメヤ
「はい! あ、これ僕のアドレスです!」

桐生
「あぁ……俺の名刺だ。連絡はここにしてくれ」

カメラ小僧・カメヤ
「分かりました! 楽しみに待っててください!」

タタタッ!

桐生
「(変なやつだが、悪いやつでは無さそうだな……。あいつから連絡が来るのを待っていよう)」

<フッ……

<ジュッ!

<オンナァァ!

「テメェ! ナメてんじゃねぇぞ!!」

桐生
「(女の声? 喧嘩か?)」

タタッ
170 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:43:11.10 ID:bFHeHREoo
チンピラA
「このアマァ!!」

バキッ!

「チッ……男の癖に軟弱な奴らばっかりかよ!」

チンピラB
「こ、こいつ……!」

桐生
「(ん!? あれは……!)」

スッ!

「でぇやぁ!」
殴りかかったチンピラの拳をガードし、拳を右腕で殴りあげる
「ぐあっ!」
相手の拳をはね上げながら、パンッ、と相手の顎ごと振り上げる
「オオオオラァ!!!」
怯んだチンピラの頭を掴んで、地面に叩きつける

桐生
「(……閃いた!!)」

かちかちかちかちかちかち

桐生
「(天啓が……)」

かちかちかちかちかちかち

桐生
「(来た……!)」

来た……(エコー)

  来た……(エコー)

    来た……(エコー)

相手の攻撃を弾き返し、相手の頭を掴んで地面に叩きつける。
更に閃くと倒れている相手の頭部を殴る。
171 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:43:43.79 ID:bFHeHREoo



中野の裏路地にて。

チンピラに囲まれた女の強烈な一撃が入ったときの一枚。

女にしておくのが勿体ないくらいの強烈な一撃だったぜ。
それを見たチンピラたちは真っ青になって逃げ出しちまった、情けない奴らだ。


ギンッ!!

弾き返しの極み を閃いた


桐生
「(…………良い絵が撮れたな……)」

「オイコラ……テメェ、なに撮ってやがる!?」

桐生
「あ……いや、これは……なっ!?」

「アァ!?」

桐生
「(こ、この女……この気持ち……来る……来る!!)」

桐生
「ティンと来た!」

ティンと来た……(エコー)

  ティンと来た……(エコー)

    ティンと来た……(エコー)

「な、なんだ!?」
172 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:44:09.30 ID:bFHeHREoo
桐生
「俺は……こういう者だ」

スッ

「765プロ……プロデューサーぁ?」

桐生
「お前の名前を教えてくれ」

「は、はぁ!? なんでだよ!?」

桐生
「お前にはアイドルとしての器がある。トップアイドルになれる器がな……」

「ふざけてんじゃねぇぞオッサン! あ、アタシがアイドルとか! ふざけてんじゃねぇ!!」

桐生
「いや。俺は本気だ」

「こ、この野郎……馬鹿にしやがって!!」

グッ!

桐生
「(どうやら怒らせちまったみたいだな……。殴るわけにもいかねぇ、相手の攻撃を全て避けてやろう)」
173 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/20(日) 13:44:38.60 ID:bFHeHREoo
ここまでで

やりたいことは全部できました(迫真)
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 14:08:50.74 ID:hsFXFZlho
なんか新作はこんな内容だった気がしてきた
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 14:38:53.02 ID:Q/5hVj94O
違和感バリバリなのに違和感がないというよくわからない感覚に戸惑ってる
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 18:21:30.19 ID:vHzTRkZJ0
これが最高難易度LV1から始めてる序盤戦なら地獄見るから
街中探索しなきゃ(使命感)
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 18:25:35.46 ID:WJ3XzXPLo
なんでだろ、すげぇ高速な展開してるのに龍が如くならいつも通りだな、って思ってしまう
そして選択肢をやばそうな奴から選ぶ辺、龍が如くプレイヤー感
それでミスる、それも龍が如く
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 20:46:15.36 ID:w0Jg+qc3o
チュートリアルだからか桐生が考え直してくれるところもあるね
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/11/20(日) 20:53:05.45 ID:43AXH10Z0
果たして桐生ちゃんの携帯はスマフォなのか否か
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/20(日) 21:51:12.56 ID:C/3YSGqhO
オンナァ!で笑うわ
確かにそう聞こえるけどさあ........
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 23:54:43.90 ID:A6Vm5uB0o
スマフォじゃフリック操作やからカチカチ音無理やろそれにスマフォやったら打ち間違い凄そう……
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 00:15:49.54 ID:RaBgE9/D0
じっくり焼かれたホルモンみたいなSSやでぇ…
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 00:22:16.52 ID:dSqLeSmEO
乙です。
実際ゲームであっても何の問題もないのがすごい、てか桐生に出来ない事ってなんだろ?
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 00:45:00.18 ID:6ZP6i/w1O
ムービー系攻撃の回避
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 02:42:23.57 ID:NJtSjXvI0
すこしずつ改善してるみたいでは有るんだけどなあムービー銃。
5じゃミサイル避けるわ維新じゃダンテみたく刀で斬る芸当やらかすわで。
製作者も桐生ちゃん(&冴島)を人間扱いするのを徐々に辞めるつもりなのだろう
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 03:09:45.03 ID:PXFFCq+Eo
まだ人間だっけ?
187 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 10:21:58.60 ID:gh2Q3PzOo
>>185
分身した兄さんのこともたまには思い出してあげてください
188 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:53:09.39 ID:Um7NgDRwo
威勢の良い女
「この野郎!!」

ジャブの連打を後ろスウェイで回避する。
右の大振りなアッパーを更に深くスウェイで回避した瞬間、鳩尾を狙った左のひじ打ちが飛んでくる。
【△】
パシッ……。左腕を上げて防ぐ。

威勢の良い女
「チッ……やるじゃねぇか……!」

桐生
「狙いは良いが、踏み込み過ぎだ。狙っていると言っているようなもんだぜ、お前の足さばき」

桐生の後ろに回り込むように動いて、ボディーを狙った拳を難なく払い落とす。
【×】
相手のつま先が顎スレスレを通りすぎていく。
そして足を下ろした勢いを利用して、女が空中前回転をして胴体に鋭く重い蹴りを放つ。
【○】
スウェイで回避。

威勢の良い女
「くっ……!」
189 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:53:40.39 ID:Um7NgDRwo
攻撃を避けられた女が悔しそうに、フェイントを織り混ぜた左右の揺さぶりで翻弄しようとした。

桐生
「(勝機!)」

【△】(連打)

左手で相手の拳を掴み、顔の前に寸止めの右拳を突き付ける。
デュゥゥゥン!

桐生
「気は済んだか?」

威勢の良い女
「……まさか……アタシの攻撃を全部防ぎきるなんて……」

桐生
「上には上がいるってことだ。それよりも、満足したなら俺の話に付き合ってもらうぜ」

威勢の良い女
「……アタシは向井 拓海。アイドルでもなんでもやってやるよ」

桐生
「本当か!」
190 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:54:07.13 ID:Um7NgDRwo
拓海
「ただし条件がある。……アタシに稽古をつけてくれ!」

桐生
「……何?」

拓海
「それが無理ってんなら、アイドルの話は無しだ!」

??
「はなし はなし…………フフッ……」

桐生
「……ん? 今なにか言ったか?」

拓海
「あん? いや、だからアタシを強くしてくれるってんならアイドルになってやるって言ったんだよ!」

桐生
「……分かった」ウンウン

拓海
「嘘ついたら承知しねぇからな! ……桐生だったな……すぐにあんたを越えてやるぜ……」

桐生
「(妙な展開になっちまったが、こいつはトップアイドルになる素質がある。どんな方法だろうと、スカウトに成功したことには変わりない。よし、この調子で頑張ろう!)」

向井 拓海をスカウトした!
191 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:54:35.17 ID:Um7NgDRwo
拓海
「早速だけど今のアタシの動き、どうだったんだ?」

桐生
「あ、あぁ……そうだな……」

………………

…………

……

桐生
「(やれやれ、あのあとたっぷりと付き合わされちまったぜ……。強くなることに貪欲というか、とにかく元気な奴だ)」

ピリリリリ! ピリリリリ!

ピッ

小鳥
『桐生さん! 今、向井さんが来ましたよ! また凄い子をスカウトしてきましたね!』

桐生
「ふっ……運が良かったんだ」

小鳥
『社長もスキップするくらい喜んでますよ! この調子で、お願いしますね!』

ピッ

桐生
「(時間的にも、あと一人くらいならスカウトできるか? 場所を移動してみるか)」
192 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:55:01.32 ID:Um7NgDRwo
ー渋谷ー

桐生
「(さて、ティンと来るやつはいるだろうか……少し辺りを探してみよう)」

<オッサン! 金出せや!

<すいませぇん許してくださぁい悪気はなかったんですぅ

桐生
「(…………なかなか良さげなのがいないな……それに……)」

…………………………

桐生
「(妙な視線を感じる。まとわりつくような……)」

キョロキョロ
193 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:55:27.17 ID:Um7NgDRwo
桐生
「(誰もいないか……ん?)」

桐生
「リボンが落ちてるな……こんなもの、落ちてたか?」

桐生
「(……気にしなくて良いか……)」

<ナメてんじゃねぇぞコラァ!

<ここが誰のシマかわかってんだろうなぁ!?

<も、もう、殴る場所ありませぇん……許して……

桐生
「(…………まだ視線を感じる……見張られているようだ。まさか、藤井組か……!?)」

チラッ、チラッ

桐生
「(クソ……どこにいるかわからねぇな……! ……ん?)」

ヒラッ……

桐生
「(リボン……まただ。……仕方ない、相手を引きずり出すしかねぇな)」
194 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/21(月) 13:55:54.69 ID:Um7NgDRwo
ここまでで
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 15:05:20.34 ID:KsEOQxSno
即落ちチンピラにじわる
ふみふみ、たくみんときて、次はままゆかな?
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 17:04:41.70 ID:DtkAATcZ0
25歳児がまぎれてなかったか?
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 17:50:46.29 ID:i6OPrVgw0
どこでも楓さん?
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 12:58:00.62 ID:+uk4BJ3h0
この龍が如くは何処で売っていますか?
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 04:34:09.82 ID:jP8nXSVK0
喧嘩はいけんか?…ふふ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 09:01:23.64 ID:H91qclta0


そういや桐生ちゃんの中の人は駄洒落が大嫌いで有名だがさて・・・ww
201 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:50:00.25 ID:Uz0rFng/o
ごめんなさい本編と全然まったく関係無いけど書いちゃったので投下します
本編は次の休みにでも書きます
202 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:51:13.57 ID:Uz0rFng/o
ザァァァァ……

桐生一馬の

ザァァァァ……ゴロゴロ……

新たな冒険が

ザァァァァ……ピシャン!! ゴロゴロ……

始まる……!


桐生
「ここは……どこだ……」
203 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:52:25.08 ID:Uz0rFng/o
目を覚ましたそこは、見慣れた歓楽街では無く、人の気配が無い草原

錦山
「久しぶりだな……兄弟……」

桐生
「お前は……錦!? 死んだ筈じゃ……!」

錦山
「……」ニヤッ

ダァン!(暗転)
204 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:53:30.31 ID:Uz0rFng/o
(ここでノリノリな曲)

今度の舞台は、ファンタジー溢れる夢の世界!

桐生
「なんだ、このバケモノは……!」

モンスター
「グルルル……」

魔法!(ダァン!)

桐生
「ファイアー!」ボンッ!

武器!(ダァン!)

桐生
「オオオラァ!」ザシュッ!

召喚獣!(ダァン!)

桐生
「イフリート、召喚!」

そしてちょっぴり大人の時間!(ダダダァン!)

桐生
「大変なことになっちまったな……」

真島
「おもろいやんけ桐生ちゃぁん!」

桐生
「楽しんでるのはあんただけだ……」

ダァン!(暗転)
205 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:54:16.03 ID:Uz0rFng/o
異世界・ヤグドラジルで繰り広げられる戦いの日々!

過去シリーズに登場した懐かしのあのキャラ達も続々登場!

(ここから一瞬だけ表示される奴)


「今度はそっちにいられそうですね」パッ

錦山
「どんどん狩ろうぜ兄弟!!」パッ

大吾
「も、もう無理です桐生さん……」パッ

アンダーソン
「桐生サーン、ココハ共闘スルコトニシマショウ」パッ

久瀬
「殺す気でかかってこいやぁ!」パッ

力也
「兄貴ィ!」パッ

バッ!(色んなキャラクターたちとの会話が分割されて背景で表示される奴)

敵対していたあの人この人と一緒に冒険!

パーティーは最大四人!

自分だけの夢のヤクザパーティーを作ろう!

(桐生、峯、大吾、アンダーソンがモンスターと戦ってる映像)

ダァン!(暗転)
206 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:54:42.71 ID:Uz0rFng/o
男たちの、新たな物語が始まる

ヒュゥウウゥゥ……

ドラゴン
「キュゥゥ……」(全長150cmくらいのドラゴン)

冴島
「……ドラゴンちゅうから身構えとったけど、こんなちっさいんか。拍子抜け…………ん?」

ズドン……ズドン……

親ドラゴン
「…………グルルル……」(全長10mくらいのドラゴン)

冴島
「……………………なんや……こっちが本物かい……!」ググッ!

親ドラゴン
「アンギャァァァァ!!!!」

ダァン!(暗転)
207 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:55:09.02 ID:Uz0rFng/o
美少女エルフ
「お願いします! 勇者様! 世界を……救ってください!」

秋山
「…………」キョロキョロ

秋山
「俺ぇ!?」

美少女エルフ
「異世界から来た勇者様ですよね!?」

秋山
「無理無理! そんな上等なもんじゃないって! ただのしがない金貸しだよ俺!」

ダァン!(暗転)
208 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:55:36.75 ID:Uz0rFng/o
真島
「イーッヒッヒッヒ……よぅ集まったもんやのぉ……」

ズラッと並ぶモンスターたち、カメラが離れて数千ほどの数が映し出される

真島
「ええで……ほな……皆殺しにしたるでぇぇぇ!!!」

モンスターたちに臆せず突っ込んでいく真島

ダァン!(暗転)
209 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:56:30.01 ID:Uz0rFng/o
桐生
「親っさん……あんたいったい、何企んでやがるんだ!」

風間
「一馬……」

桐生
「どうして俺は……親っさんと戦わなきゃならねぇ……!」

風間
「……俺は、誰に止められようと……退く気はねぇ」

桐生
「親っさん!!」

ダァン!(暗転)
210 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:56:59.59 ID:Uz0rFng/o
見届けろ、生き様を。

桐生
「これが……」

「キュオオオオン!!」

桐生
「応龍……!」


フォン! ホンッホンッ!

龍が如く 〜極道ファンタジー〜

2017年 12月 発売予定
211 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 09:57:37.28 ID:Uz0rFng/o
     *      *
  *     +  うそです
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *


※本編にはなんの関係もありません
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 10:18:34.77 ID:QCJgWgqNo
なんでこう、完全ファンタジーなのに龍が如くならやるかもしれない感が出てるのか
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 10:40:01.55 ID:EQE9gSgCO
>>212
龍が如くだからやで
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 10:55:02.76 ID:CPQ+X84oo
龍が如くは一つ一つのキャラがほんと良く出来てるからね
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/24(木) 11:14:55.98 ID:K1eRuH8p0
見参、維新だけじゃなく、ポケモン、フェイト、モバマスも参戦させようぜ!!(他スレ感)
216 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 11:18:19.46 ID:Uz0rFng/o
>>215
仮にポケモントレーナーになる桐生ちゃんを想像しても違和感ないし、英霊として召喚されても違和感ない
やっぱり龍が如くは汎用性高いなぁ(錯乱
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 11:32:21.07 ID:nbGTzP3Io
仁義さえ通せばなにやっても許されそうな龍が如くである
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 11:33:49.37 ID:ltL7p/L1O
仁義、仁義ってなんだ
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 13:16:27.41 ID:iXmHi+6zo
裏切らないことさ
220 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/24(木) 14:02:32.15 ID:Uz0rFng/o
すいません、当SS見てる人に、ちょっとしたアンケートにご協力ください

1、原作アイドルが桐生にボコられる所なんて見たくない!

2、桐生が女をボコる所なんて見たくない!

3、軽くやり合う程度なら良いんじゃね?

4、大いにやれ、ガチバトルも可

5、好きにしろ

次に投下する時までになるべく多くのアンケートがあると展開書くのに助かるのでよろしくですー
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:13:18.43 ID:y1UVPOY1o
いじめ感がなけりゃ戦えば良いと思う

虎落としガン待ちとか…
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:14:52.70 ID:ltL7p/L1O
いきなり怯える女子を殴りつけたりするわけでもないだろうし、理由があるならガチタイマンでもいいかなと思う
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:15:18.70 ID:tynSNXq/O
リョナはNG
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:23:56.66 ID:WjkENIa0o
4
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:23:59.28 ID:iXmHi+6zo
3かな
リョナなんて原作でも無かったじゃないかhahaha(ドスを背に隠しながら
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:24:29.92 ID:3JHbTBpdo
4がいいな。見てみたい
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:34:55.80 ID:cpJIibqjo
3
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:40:26.40 ID:1bPL+F9Yo
バトル系の作品でもないのに女の子がガチで武闘派ヤクザと殴りあえるレベルなのはちょっとだし
かと言って一方的に殴ったらリョナだし…まあそこそこで
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 14:48:12.24 ID:EQE9gSgCO
4
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 15:22:39.98 ID:CPQ+X84oO
2
桐生ちゃんなら寸止めだけでいける
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 17:56:58.84 ID:/dXj28ooO
2
拓海の時も決して手は出さなかったし。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 18:03:29.10 ID:Yc/faAvKo
2か3かな…
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/24(木) 19:19:37.45 ID:QfRFaN7nO
3が理想かな…
拓海に女だからって何もしないのかって怒られて。

あとは真島の兄さんが桐生ちゃんのスカウトに乱入してくれたらw
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 19:23:11.82 ID:+4dCdRFA0
そもそも極道の娘?の巴が居る時点で4
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 21:10:40.92 ID:UtTcY9eV0
まぁ無難に3?少なくともガチンコでやり合うのは一方的になるかアイドルがキャラ崩壊するかだし。
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 22:45:08.07 ID:nbGTzP3Io
5だな
>>1が好きな龍が如くを書いてくれればいいぞ
何よりのいけないことはエタることだからな
長くなりそうだし、好きにやって欲しい
237 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/25(金) 01:14:41.64 ID:bQ6e9nbro
(もしエタッたらポケモンの圧力に屈したと思ってください。ぅゎポケモンっょぃゃょぃ)
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 18:24:32.29 ID:iEMWLufU0
やめてくれ、以前龍が如くとポケモンのss書いてクライマックス直前でエタった奴があるんだからよ・・・
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 01:33:51.41 ID:P1AHjZaM0
ほんまポケといい龍が如くといいやり込み系ゲームのssは地獄やでぇ(震え声)
240 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:26:36.18 ID:n7rVmEito
タタッ

桐生
「(……袋小路だ。ここなら、逃がさねぇぜ)」

桐生
「おい! そこにいるんだろ……出てきやがれ!」

…………………………

「うふ……」

桐生
「(女……?)」

桐生
「俺をつけ回して、いったいどういうつもりだ」

謎の女
「うふふ……やっぱり……」

桐生
「なに?」

まゆ?
「…………まゆと話すためにこんなところに来たんですね?」
241 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:27:02.62 ID:n7rVmEito
桐生
「……そうだ。お前は誰だ?」

まゆ
「まゆのことを知ろうとしてくれてるんです……嬉しい……」

「素人が知ろうとしてる…………ふふ」

まゆ
「まゆは、佐久間まゆ、と言います。まゆと呼んでくださいねぇ?」

桐生
「…………その佐久間が、何故俺をつけ回してたんだ?」

まゆ
「まゆ、ですよ?」

桐生
「名前なんてどうでも良い」

まゆ
「……まゆは悪さをする気はないですよ? 一馬さんと、仲良くしたいだけですから……」

桐生
「…………なんだと? 何故俺の名前を」

スッ

まゆ
「落とし物……ですよ?」

桐生
「俺の名刺……いつの間に……!?」
242 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:27:30.11 ID:n7rVmEito
まゆ
「桐生さん……運命って、信じますか?」

桐生
「……運命?」

まゆ
「はい。運命です」

桐生
「…………さぁな。俺はいつも、ただ前を向いて走り続けただけだ」

まゆ
「うふふ……。そうですか……なら……」シュッ!

桐生
「(リボンが……絡み付いてくる!?)」

桐生
「……なんの真似だ!」
243 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:28:12.04 ID:n7rVmEito
まゆ
「まゆと桐生さんとの赤い糸……これは運命ですから……うふ」

桐生
「なに……?」

まゆ
「はい。……まゆに、ティンと来てくれますよね?」

桐生
「(……意味が分からないが……そう言われてみてみれば……)」

桐生
「ティンと来た」

まゆ
「反応、薄くないですか? まゆ、一応読者モデルなんですけど……少し、残念です」

桐生
「この状況で素直にティンと来れる訳ねぇだろうが……」

桐生
「(くっ……なんだ、このリボン……硬すぎる……!)」
244 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:29:04.69 ID:n7rVmEito
まゆ
「うふ。でも、すぐにまゆしか見れないようにしてあげますから……楽しみにしててくださいね? プロデューサーさん♪」

桐生
「プロデューサー……なんだと? どういうことだ?」

まゆ
「まゆは、プロデューサーさんに見てもらえるように……765プロに所属することに決めましたから。もう電話もしてあります」

桐生
「…………………………いや……待て。お前は俺や765プロに危害を加える訳じゃなく、ただ765プロに入るってことか?」

まゆ
「はい♪」

桐生
「……なら、なんで俺をつけ回したんだ? それと何故俺を今拘束してる?」

まゆ
「最初はプロデューサーさんと運命のような出会いをしようと思ったんですけど、プロデューサーさんに隙が無かったので……でも、プロデューサーさんの方から、まゆに興味を持ってくれて、とても嬉しいんです……」

桐生
「(…………最近の子供が……分からない……)」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 14:29:10.18 ID:2MEthgC6o
しれっと混ざってる楓さんはなんなんだ…
246 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:29:30.51 ID:n7rVmEito
まゆ
「まゆは……プロデューサーさんに言われたことはなんでもやりますから。……なんでも……うふ……」

桐生
「(と、とにかく……ティンと来ることに間違いは無いんだ。こいつのことはこれから知っていけば良いだろう……)」

佐久間 まゆをスカウトした!

まゆ
「それでは……まゆは765プロに行きますねぇ? プロデューサーさんも……すぐに来てくださいね」

シュルッ

桐生
「あ、あぁ……」

タッ、タッ……

桐生
「…………これで三人か……さて、と……」

桐生
「おい、そこのお前……隠れてないで出てこい」
247 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:30:20.11 ID:n7rVmEito
…………スゥ

「バレてたんですね」

桐生
「変なこと言ってる奴がいたら、気付くだろ普通は」

「警戒の経過、良いですか? ……なんて」

桐生
「どんな反応をすれば良いか困るんだが……」


「高垣 楓です。よろしくお願いします」

デンデンッ!

   高 垣 楓

桐生
「しれっと自己紹介してんじゃねぇよ……まぁ良い、それで……お前はなんで俺をつけてたんだ?」


「…………そうですねぇ……あなたが気になったから……が理由じゃダメですか?」
248 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:30:46.98 ID:n7rVmEito
桐生
「…………納得できねぇな」


「うーん。……観察してたのは事実です。悪気は無かったんですけどね?」

桐生
「人のことつけておいて悪気は無かったってのも……いや、さっきの佐久間はそうなのか……?」


「あなたに惹かれたんですよ」

桐生
「…………」


「……信用してもらえないみたいですね」

桐生
「裏がある奴を信用出来ると思うか?」


「悪意は無いですよ、本当に」
249 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:31:30.84 ID:n7rVmEito
桐生
「(…………嘘はついてないような気がするが……)」

桐生
「素直に出てきたってことは、何か話があるんだろ?」


「ふふ……修羅場を潜り抜けてるだけはありますね。……東城会四代目、桐生 一馬さん」

桐生
「……」


「あ。私はなんの肩書きもない一般人ですよ? ちょっと裏の事情に詳しいだけの一般人です。桐生さんが隠してると思って黙ってたんですけどね……」

桐生
「御託は良い。結局何が言いたい」


「……私のプロデュース……してみませんか?」

桐生
「なに……?」
250 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:32:47.36 ID:n7rVmEito

「だめですか?」

桐生
「いや……ちょっと待て」


「桐生さんの経歴を考えれば、今ここで私を拒みたいのは分かります。信用させられる何かも、私にはありません。でも……私はあなたに、桐生さんにプロデュースされたいと思っています」

桐生
「……それなら、回りっくどいことはしないで正面から来れば良かったじゃねぇか」


「ふふ……照れ屋なんです、私って。どうやって声をかけようか悩んでたんですよ。せっかく桐生さんを見つけたんだから、って。その時に、今の……まゆちゃん? が声をかけたので、私もーと」

桐生
「どういうことなんだ?」


「内緒です。乙女の秘密ですから」

桐生
「…………。分かった、お前をスカウトする。ただ……」


「大丈夫ですよ。私は、裏切りませんから」

桐生
「……」


桐生
「(今日のスカウトはここまでにしよう。高垣と765プロに戻ろう)」
251 : ◆I53lPPif0o [saga]:2016/11/27(日) 14:38:58.76 ID:n7rVmEito
ここまでで

アンケートありがとうございますー

集計の結果
1 一人
2 二人
3 七人
4 五人
5 一人

の為、軽くバトル時々ガチバトル
ということにします

いつになるかは分かりませんが、あやめ、きらり、真(765)などのアイドルたちと戦う展開を構想してます
何度も言いますが当方にアイドルを貶めたり、リョナる気持ちは一切ありません
パラレルワールドとしてお楽しみくださいませ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 17:35:04.02 ID:7vYuVv0wo
こぶし(発声法)で語るのもありやで
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 18:46:53.19 ID:wSmpLWIgo
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 18:52:20.31 ID:A1GWrvjto

まゆ、何だかんだで真島の兄貴と気が合ったりぶつかり合いそう
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 18:57:42.68 ID:3zPtzF2wo


あー、やっぱりその辺の面子か
拓海の時みたいに男の強さを見せてやって欲しい
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 20:22:59.37 ID:MW+fh/5To
ソウルヌードバトルならどんなアイドルとも殴り合えるぞ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 23:59:38.09 ID:RYoKpY+y0
>>251
ヤクザとか外道連中がアイドルに手を上げてそれをみた桐生ちゃんが
ギャラドスの如く暴れまわる展開ならいいんじゃね?
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