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提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」
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6 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:44:42.96 ID:W28dYlD9O
加賀「…」
提督「おいおいノックもなしにいきなり入ってくるのはご法度だろう?。俺が貴様ら性玩具で遊んでる最中だったらどーするんだ??」
加賀「…」書類バサッ
提督「床にまくなよ!?さっさと拾え!!解体するぞ!!!」
加賀「…」書類踏みつけ
提督「おうおう、随分反抗的な目をしているなぁ加賀ちゃあん…。今なら許してやる。…早く拾え」
加賀「…いつか、私の手で…」扉バタンッ
提督「」こわかった…(涙目
7 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:45:38.07 ID:W28dYlD9O
伊19「オリョール50周…終わったの…」
提督「おおそうか」
伊19「これで…休みが貰えるのね…」
提督「ん?おいおいなんだこの書類は、インクが溢れてて出撃回数のところが隠れているぞ?」
伊19「!??そんなはずは!!??」
提督「これじゃあ本当にオリョクルちゃんとしたか分からないなぁ」ニヤニヤ
伊19「バカ言ってんじゃないのね!!ちゃんとしたに…!?」
提督「もうあと50周、オリョクルしてこい」
伊19「…は?」
提督「ほら早くいけ。それともここに残って性玩具になるか??」
伊19「ッふざけたことを言うな!!!練度の低い潜水艦だっているのね!!!艦隊の疲労度を考えて!!!私達に沈めって言ってるの!!??」
提督「理解が早くて助かる」
伊19「…ッいつか地獄に落ちるといいのね…」扉バタンッ
8 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:46:24.53 ID:W28dYlD9O
提督「」
提督「」つ携帯
提督「」もしもし…
9 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:47:13.36 ID:W28dYlD9O
五月雨「い、伊19さーん…!」
伊19「…?…あぁ、五月雨なのね」
五月雨「どこに向かおうとしているんですか…?」
伊19「決まってるのね、オリョクルなのね…」
五月雨「で…でも今日のノルマはさっき終わらせてましたよね…?」
伊19「またあのゴミムシに追加されたのね…死ねばいいのに…あぁ」
五月雨「ッ私に任せてください…!出撃記録は私が書き換えて、資材は倉庫の奥に眠ってる使わない艤装を解体して得ておきます…!…潜水艦の皆さんはゆっくり休んでください…!」
伊19「ッ!?で、でも、もしそんなことバレたら五月雨が…」
五月雨「…任せて下さい!。実は以前も同じことをしたことがあるのですが、全然バレませんでしたから…!」
伊19「さ…五月雨…!あなたは女神なのね…!!」
五月雨「さぁ、早く行ってください。あとは私に任せて…!」
伊19「ッ恩にきるのね…!!」タッタッタッ
10 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:48:00.67 ID:W28dYlD9O
五月雨「…」
五月雨「」携帯
五月雨「」もしもし…
11 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:48:55.02 ID:W28dYlD9O
艦娘とは。
孤児や行き先のなくなった子供、その他様々な理由で『改造』を望んだ少女が行き着く姿。
人間の体に、艦という型をあてがい整形し、人間を兵器へと昇華する技術。
故に艦娘は。
艦としての記憶と己の元の記憶の二つを併せ持つ。
『君にこれから着任してもらう鎮守府は、少々特殊な鎮守府になる予定だ』
総督は語る。
艦娘になるには様々な条件がある。
本人の身体能力。
あてがう艦との相性。
その他、様々な条件を満たさないとなれるものではない。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 18:49:12.73 ID:Q3DESL6Ao
「」の後ろに地の文擬きみたいな手抜きの糞文章付けるの流行ってるの?
13 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:49:45.38 ID:W28dYlD9O
ゆえに、その存在は希少。
どこもかしこも戦力不足で悩まされる我が国は、当然。
艦娘になりたいと、この海を守りたいと志願するものだけを採用していたら、すぐに戦力不足に陥ってしまう。
『…わかってくれ、この国のためなんだ』
ゆえに強制する。
全国の少女たちの中から適合性がある者を探しそして、簡単な勧誘をしても艦娘になってくれない少女は…。
ならざるを得ない状況になってもらう。
『非人道的、道徳無視、人権侵害。…なんとでも言ってくれ、そんなことはわかっているんだ』
そのことを語る総督は。
他の誰よりも辛そうで。
14 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:50:30.94 ID:W28dYlD9O
『きっと私は地獄に落ちるだろう。だが…。100年先の未来にもこの国を残すために、私の行なっていることは、間違っているが、間違っていないと私は信じている…』
自分がこれから着任する鎮守府の艦娘は。
そうした、戦う気のなかった、ならざるを得ない状況に追い詰められた、海になんて興味もなく戦う理由も見出せない、そんな少女たちが集まる鎮守府だそうだ。
…私は悪魔にならなければならなかった。
年端もいかぬ少女に強制的に武装させ、戦地へと向かわせる。
考えるだけで心が張り裂けそうだ。
…だが、そんなことは提督になると決まったその時から覚悟している。
15 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:51:19.75 ID:W28dYlD9O
私は鎮守府に着任する前に、着任する予定の鎮守府の視察を行った。
案の定、状況は最悪だ。
戦う意味を見出せない艦娘達に戦闘意欲はなく。
なおかつ、あろうことか艦娘同士の仲も最悪であった。
…全ては前任の提督の行い。
優しい前任の提督は。
どの艦娘からも好かれる素晴らしい提督だった。
理想の提督であった。
この鎮守府はうまくいくはずであった。
しかし。
もはや身寄りのない、提督以外に頼れるもののいないたくさんの艦娘全てに平等に接することなど出来るはずがなく、提督と艦娘の間に絆は結ばれていても、艦娘同士の間に絆なんて物はなかった。
16 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:52:00.01 ID:W28dYlD9O
提督に褒められたい一心で。
先陣を切り、怪我をする者。
功を焦って、被弾する者。
武功を取り合って、争う者。
どんな艦隊編成を組んでも、艦娘同士の仲は最悪で。
団結力のない艦隊で勝てるはずもなく。
優しい前任の提督は、無数の敗北と無数の死傷者を出しその席を追われた。
視察から数日。
私は悩んだ。
どうすればいいか。
どうすれば彼女達の間に絆を結ばせることができるか。
…悩んで、悩んで悩み抜いて…。
たどり着いた私の答えは。
…艦娘の敵になることだった。
17 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:52:40.93 ID:W28dYlD9O
結果は劇的。
効果は抜群。
最悪の提督として君臨した私に。
艦娘は皆反発し、そして。
団結した。
今までなかったものが鎮守府には生まれた。
功を焦る者はいなくなり、艦隊にかばい合いが生まれた。
命を捨てて突撃するなど危険な戦闘を行うものはいなくなった。
艦娘同士の間には私への悪口という共通の話題が生まれ、会話が増えた。
皆が皆、一致団結して、私という脅威に立ち向かう。
そして、海域を安全に、解放していく。
自慢ではないが、私が着任してからは艦娘の怪我をする頻度は前提督の10パーセント以下だ。
私の作戦は、私の望み通り、上手くいった。
上手くいっている。
18 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:53:17.90 ID:W28dYlD9O
提督「だが、やはりつらいな…」
年端もいかぬ少女に無茶な命令をし、恐ろしい提督として君臨し続けなければいけない私。
あぁ、そうだ。
私はつらいんだ。
自ら選んだこの修羅の道。
しかし、周りの全てに嫌われなければならないこの役回りは…。しかも少女達に嫌われなければならないというこの行いは…。
非常に、その、心にくる。
なるべく嫌われる見た目になるように、炭水化物を多く取り肥え、ハゲを演出するために頭の一部の髪を剃る。そしてヒゲを汚く生やし不摂生な見た目を演出。
極め付けに鏡の前で何日もかけて練習した、下卑た笑顔。
…全ては彼女達が傷つかないために。
そして海を取り戻すために。
19 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:54:05.79 ID:W28dYlD9O
五月雨「…提督?」
提督「うおっ!?…ノックをしろといっているだろう。…五月雨か」
五月雨「潜水艦の50回分の出撃記録です」
提督「…すまない、ありがとう」
彼女は唯一。
私の『演技』を知っている者。
着任してすぐ、まだ私がクソ提督の演技が板につかないうちにひょんなことからバレて私の嘘に気づいしてしまった子。
五月雨「…提督、無理していませんか?」
提督「ん?してないぞ。貴様は私のアレを演技だと思っているかもしれんが、あれは私の本心だぞ。お前も無駄口を叩くなら解体して…」
五月雨「嘘が下手くそですね」
提督「…私に微笑みかけてくる艦娘なんて、お前ぐらいだよ五月雨…」
五月雨「…くれぐれも無理をしないでくださいね。…それでは…」
20 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:54:42.85 ID:W28dYlD9O
扉から出ていく五月雨を見送る。
私がクソ提督で居続けることができるのも彼女の存在が大きい。
私が言った無茶な命令や暴言を、彼女が裏で今回の潜水艦達へ行ったようになんとかする。
そしてそんなコンビネーション以上に。
私の心は救われていた。
きっと、本当に鎮守中の少女誰一人からも嫌われたら、クソ提督を続けることなんて果たしてできないであろう。
彼女は、彼女が思っている以上に、私の役に立っている。
21 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:55:24.99 ID:W28dYlD9O
天龍「…おいこら。テメー、今五月雨に何をした?」
提督「なぜノックするという文化を享受できないほど低脳なんだ貴様らは」
天龍「答えろ!!毎回、五月雨を呼びつけやがって何をしてやがる!!あいつに提督のことを聴いても不明瞭な答えしか返ってこねぇ!!…大方、弱みを握ってつけこんでいるんだろう!!」
提督「それの何か問題あるか??彼女は優秀だよ。くず鉄の割にはな。私のはけ口として…」マジキチスマイル
天龍「ッ!?てめええええ…!!!」
こうして、他人のために怒れる者も現れた。
…内心、この艦娘達の心情の変化は嬉しく思う。
提督「聞きたいのはそれだけか?なら早く下がれ」
天龍「…覚えとけよゴミ野郎。次、五月雨を一人で呼びつけたら、俺が迷わず踏み込んでその首をこの刀で叩き斬ってやるからな…!!!」
提督「ずいぶんご執心だな五月雨に」
天龍「あいつはやさしいやつだ…。今日だってそうだったが。いつもてめーのムチャをなんとかしようと走り回っている」
…あぁ、そんなこと誰よりも私が知っている。
22 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:55:58.67 ID:W28dYlD9O
天龍「…五月雨だけじゃねぇ。他のガキどもにも手を出したら、ただじゃおかないからな…!!!」
扉を蹴破るように天龍は出ていく。
私は緊張のためにたまった息を吐き出し、ひたいに浮かんだ冷や汗を拭った。
…まったく。いつまで立ってもなれない。
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 18:56:09.41 ID:IgqTwTtAO
形振り構わず素体用意しなきゃならんような状況なのに使い潰すような扱いて……無能しかいないんか(呆れ)
24 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:56:49.08 ID:W28dYlD9O
翌朝!
雷「ん?新入り?」
電「なのです!」
暁「…私が言うのもなんだけど、御愁傷様ね……こんな鎮守府に着任命令されるなんて…」
雷「…で、その子はいつ来るの?」wkwk
暁「出たわね、雷のお節介好き」
雷「世話好きって言ってくれないかしら?」
電「確か…もう直ぐ来る頃なのです!」
暁「見に言ってみましょう!」
25 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:57:42.82 ID:W28dYlD9O
鎮守府玄関前
不知火「…初めまして。陽炎型駆逐艦2番艦、不知火です」
金剛「Oh!これはまたキュートなガールが来ましたネー!!」
武蔵「歓迎しよう、不知火。ようこそ。…そして御愁傷様…」
暁「あっ!あの子が新入りじゃないかしら!」
電「電なのです」
雷「電よ!」
不知火「…ッ…よろしくお願いします…」
川内「おっともう来てた!?ごめんごめん、寝坊しちゃった…。私は川内。いちよ、あなたの教育艦に指名されてる。よろしくね…えーと、不知火ちゃんだっけ?」
不知火「はい、よろしくお願いします…それであの司令は?」
26 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:58:19.05 ID:W28dYlD9O
金剛「」ハイライトオフ
武蔵「」拳握りしめ
暁「」チッ
雷「」ギリッ
電「」死んで欲しいのです
川内「」ギロッ
不知火「」
27 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:59:07.67 ID:W28dYlD9O
川内「…最初に言っておくね…。ここの提督は最低最悪。クソの中のクソ。ゴミの中のゴミ。私たちのことを鉄くず程度としか思ってない、能無しハゲデブ」
武蔵「期待はしないことだな…。アレには、私たちも本当に頭がきている」
暁「鬼よ」
電「悪魔なのです」
雷「性格が死んでるマジキチメタボよ」
不知火「…はぁ。ずいぶんひどい人なのですね」
川内「…安心して、不知火。あなたに何かあったら私があいつをブチ殺すから」
不知火「ずいぶん、嫌われているんですね」
金剛「そんな次元じゃないdesth。毎日なるべくむごたらしく死ぬようにここにいる全ての艦娘が祈ってます」
不知火「…相当ひどい人みたいですね…」
28 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 18:59:42.70 ID:W28dYlD9O
川内「…さて、本当はあの男に引き合わせたくないし、私も視界に納めたくないけど、規則なんだ…。一度会ってもらうよ…」
武蔵「私も同行しよう。私がいれば、奴も無茶はできまい」
暁「うぅ…私は遠慮するわ…」
電「できるなら一生会いたくないのです…」
雷「ごめんね、面会が終わったら、鎮守府を案内するわ!」
金剛「ワタシもパスデス。顔も声も聞きたくありまセン」
川内「…っよし、それじゃあ行こうか…!」
29 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:00:30.62 ID:W28dYlD9O
不知火「陽炎型駆逐艦2番艦、不知火です。司令、よろしくお願いします」
提督「また貧相なあばずれ鉄くずが来たな…そしてなんだ後ろの二つの粗大ゴミは」
川内「護衛だよ」
武蔵「手なんてだそうなんて考えるなよ。その瞬間、貴様の首は空を飛ぶと思え」
提督「チッ。鉄くずどもがいっちょ前に仲間意識を持ちやがって…。機械のくせに」
不知火「…それで司令、私は何をすれば…?」
提督「俺のバラ色の出世の手伝いを、黙ってすればいいんだよ。せいぜいよく働いてくれ。動かなくなるまで酷使してやるから覚悟しろ」
不知火「…はい」
提督「そして…そうだな…。貧相な体もたまには乙なものだ…!。その体で奉仕をしろ。拒否権はない。嫌がる者を無理やりっていうのが私の趣味だからな…」マジキチスマイル
川内「ッてめええええ!!!???」
武蔵「ッ貴様という男はあああ!!!!」
不知火「分かりました」服脱ぎすて
川内「!?」
武蔵「!?」
提督「ッ!!!!??????」
30 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:01:08.00 ID:W28dYlD9O
不知火「よいしょっ」ブラ・スカート下ろし
川内「ッ不知火ちゃん!?こんな男の言うこと聞く必よu…」
31 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:01:49.20 ID:W28dYlD9O
提督「ッばかやろおおおお!!!!服を着なさい!!!うら若き女の子がそんなやすやすと男に肌を見せてはいけません!!!!!」
川内「」
武蔵「」
提督「」ハッ
32 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:02:22.82 ID:W28dYlD9O
提督「ぐ、ぐへへへへ。わ、私は、私が脱がすのが趣味なんだ。自分から脱がれてもちっとも興奮しな…」
不知火「そうだったのですか。すみません。…ではどうぞ」スカートピラッ
提督「」
不知火「?こっちの方がいいですか?」ブラジャー
33 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:03:02.16 ID:W28dYlD9O
提督「…しまった。つい、勢いで服を着させて部屋から追い出してしまった…」
提督「落ち着け、私。素数を数えるんだ…。2.4.6.8…」
提督「私はクソ提督私はクソ提督私はクソ提督私はクソ提督…」
提督「」脳内(ブラジャー
提督「ぬああああああああああ!!!」ガンッガンッ!!!!
提督「失せろ煩悩!!!悪霊退散!!!」
提督「」ふぅ…ふぅ…
提督「いかんな、取り乱してしまった…。いや冷静に考えて無理もない。童貞どころか、キス童貞、手繋ぎ童貞すら守り抜いてる私だぞ…。むしろあの程度の動揺で済んだことは、私の鋼の精神力の賜物と言えるだろう…」
提督「…しかし…。今後は不知火には気をつけなくてはならないな…」
提督「」(脳内・スカートピラッ
提督「ぬぅん!!!」自分の顔面パンチ!!
34 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:03:52.30 ID:W28dYlD9O
不知火「…追い出されてしまいました…」しょんぼり
川内「なんでガッカリしてるの不知火ちゃん!!??」
不知火「不知火の体は、そんなに見るに耐えないものだったのでしょうか…」しょんぼり
長門「そんなことないぞ!!」
陸奥「」ふんっ!!
長門「」ホゲェ!??
不知火「?今誰かいたような…?」
武蔵「気にするな。鎮守府の妖精だ」
川内「ま…まぁ、クソ野郎だってことはわかったでしょ?」
不知火「…そうでしょうか…?。私には、話に聞いたほどひどい人には見えませんでしたが…」
武蔵「そんなことないぞ。今日のあいつは…まぁ確かになにか変だったが、いつものやつならそうはいかない。…夜な夜な艦娘を呼びつけては、己の性のはけ口にしてるって聞くしな…」
不知火「誰がされているんですか?」
川内「え、えぇ…?」
不知火「司令の好みを把握して、今度はちゃんと見てもらわないと…」フンスッ
川内「そんな自分から進んでしなくていいから!??」
35 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:04:36.56 ID:W28dYlD9O
不知火「…それで、誰が夜を任されて…もしくは命じられているのですか?」
武蔵「…そ…そういえば誰なのだろうな…。いることは間違いないのだが…。皆深くは聞きづらいしな…」
川内「…そういえば、誰なんだろう…。私でないことは間違いないけど…」
武蔵「…少しそれとなく探して見るか…」
36 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:05:21.74 ID:W28dYlD9O
五月雨「しっつれいしまーす!…提督、お茶を…はわぁーッ!!?」ガシャーン
提督「や…やぁ五月雨…」顔面ボコボコ
五月雨「ごごごごめんなさい!?提督…じゃなくて!!?どーしたんですかその顔は…!!??」
提督「あ…あぁ、まあそのなんだ、暴力を受けてな…」
提督(自分で自分の顔を殴り回したのは言えんよなぁ…)
五月雨「て…提督…」うりゅ…
提督「…え」
五月雨「やっぱりもう私我慢の限界です…!!提督は本当は優しいのに…!!誰よりも私たちのことを気遣っているのに…!!こんなに叩かれるほど嫌われなきゃいけないなんて…!!!」グスグス
提督「さ…五月雨、落ち着け…!」
五月雨「私!!みんなに言ってきます!!提督は実はいい人なんだって!!優しい人なんだって!!」
提督「まてまてまてまてまて!?私は大丈夫だ…!それに五月雨。そんなことを言っても誰も信じないぞ。君が信用されているされていないに関係なく…」
37 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:06:07.16 ID:W28dYlD9O
五月雨「それでも…!」
提督「それに私は現状に満足している。苦しいなんて思っていない。この方法がベストでこれ以上はないと考えている」
五月雨「…提督…」
提督「この私の理想の現状を守るために…。五月雨、頼む。協力してくれないか…?」
五月雨「…わかり…ました…」
提督「ありがとう、助かるよ」
五月雨「…失礼します…」扉ガチャ
提督「あっ、おい、こぼれたお茶と割れた茶碗…五月雨、五月雨えええ!!」
38 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:06:43.02 ID:W28dYlD9O
五月雨(提督にはああは言ったけど…。やっぱり私は納得なんて出来ない…)
五月雨(でも私が言ったところで誰も提督がいい人なんて、信じてくれないのも事実です…)
五月雨(いったいどうすれば…)
39 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:07:41.11 ID:W28dYlD9O
ー食堂ー
不知火「案内して頂いてありがとうございました」
川内「いやいやいいってことよ。…明日からは本格的な戦闘訓練とか始まるから覚えておくようにね」
武蔵「…」
雷「全くそれにしても最低なやつだわ!!初対面の不知火をいきなり脱がすなんて!」
電「ゲロ以下の汚物なのです!!」
暁「不知火、大丈夫よ…。今度そんなことしたら、私がやっつけてやるんだから!!」
不知火「いえ…ですから、不知火が自分で服を…」
雷「大丈夫よ不知火。嘘なんてついてあのゴミを守る必要はないわ…。あいつを守る価値なんて深海棲艦を守るぐらいないんだから…」
不知火「は…はぁ…」
川内「とりあえず今日は解散!不知火は私と同じ部屋だから、部屋まで案内するね」
不知火「ありがとうございます、川内さん…それにしても…」
武蔵「…うむ。あのハゲデブに辱められてる艦娘は誰か…。結局分からなかったな」
不知火「本当は、そんな艦娘、実は一人もいないんじゃ…」
40 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 19:08:15.97 ID:W28dYlD9O
武蔵「それはないな。そもそもあいつ自身が言ってるんだ。…今日会ってない艦娘の誰かが、恐らくそうなのだろう…。本人たちも言いづらいだろうしな…」
不知火「…ふむ…」
川内「それじゃあ行こうか!。…みんなまた明日ね!」
電「はいなのです!」
不知火「それでは…」
41 :
◆VENk5mkP7Y
[Saga]:2016/11/04(金) 19:10:05.33 ID:W28dYlD9O
電車が到着したのでまたしばらくしてから投下しマッスル
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/11/04(金) 19:11:27.31 ID:5gfHw9Gdo
乙。期待しとる
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:19:04.85 ID:YJoTzImeo
乙
急にギャグ臭が臭ってきた
44 :
[sage]:2016/11/04(金) 19:28:50.89 ID:2d493erRO
乙
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:30:10.54 ID:sn+R/x/W0
期待
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:30:49.08 ID:IDwkQf3yo
きたい
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:32:44.41 ID:Aoxs+aXDO
>>43
最初からギャグっぽかったような
本当に有能な提督は艦娘を上手く手懐けて、上手く服従させて
上手く捨て駒にするんだろうけど。この提督はどこまでやれるんだろうか…
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:48:55.00 ID:qMWsLgk10
乙
極端過ぎてギャグだなこれ
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:50:39.31 ID:DbklOIOFO
おもろそう
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 19:54:17.09 ID:qsAxu12zo
生きとったんかワレェ!
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 20:11:09.91 ID:6oc0pOBb0
乙
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 20:32:05.54 ID:e5T5/DFvO
俺にはもう五月雨と提督が不知火に刺される未来しか見えない
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 20:42:57.01 ID:IgqTwTtAO
これ「実はいい人でした〜」ってやっても誰も幸せになれないよね
手の平返して好意的になったり惚れるのはお互いの所業から考えるとアホの極みだし
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 20:56:10.60 ID:+fcegZRXo
俺は幸せになれるからいいよ
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:00:04.89 ID:DbklOIOFO
こまけぇこたぁいいんだよ
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:08:47.35 ID:STJql3DAO
ギャグ臭いけど、前任の指揮下で死者も出てたり端々ハードな世界であることも示唆されてて、どう転ぶやら
>>53
五月雨は心労から開放されるかもな、秘密を抱えるってそれだけで負担だし。
ただ、それによって他の艦娘が腑抜けて被害が出る、とかになったらきっとその顔は曇るでしょうねえ
57 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:20:21.56 ID:kxNpkAPx0
書きためた分だけ投下再開しマッスル
はい、生きてました 苦笑
58 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:21:06.62 ID:kxNpkAPx0
提督「さて…と」
ノートを取り出す。
もう10冊目以上になるこのノートには、私が提督には着任してからの記録が細かく記されている。
…まぁ日記のようなものだ。
提督「…」カキカキ
戦闘の記録。
被害の記録。
資材の記録。
そして艦娘のバイタルチェック。
提督「天龍はこの間負傷した右腕をまだかばっている傾向があったな…。本人は強がりを言っているのだろうけど、これはしばらく休養させたほうがいい…」
提督「雷は戦闘中、上の空であることが多いな…。ストレスをかけすぎたかもしれない…。しばらく私と顔を合わせなくて済むメニューに切り替えよう…」
提督「最後に…。駆逐艦達から下着がなくなったという報告が多数…。こちらは憲兵さんに調査を依頼っと…。まぁいたずらな好きな卯月辺りが犯人だと思うがな」
59 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:21:50.00 ID:kxNpkAPx0
長門の部屋
長門「」クシュンッ
陸奥「やだ…風邪?」
長門「…ふっ。誰かがこのびっくせぶんの私の噂でもしてるんだろう…」ズズ…
陸奥「体を冷やさないようにね、ほら、もう少し厚着して」つコート
長門「心配には及ばん。なんせ駆逐艦のパンツを三枚も重ね着してるから身も心もポッカポカだ!」HAHAHA
陸奥「アン?」
ながもん「しまっ!?口がすべっ!?」
60 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:22:24.64 ID:kxNpkAPx0
司令室
テキパキと。
気づいたことを記入し、それに合わせて予定を組み替える。
提督「さて…最後に…」
クソ提督っぽいセリフ集。
そう題された別のノートを広げる。
なるべくゲスに見られ、嫌われるように。
提督「天龍にしばらく出撃するなっていうセリフはなんて言おうかな…」
提督「ぐぐぐ…我ながら心が痛む…」
思いついたセリフをノートに書き綴り、ノートを読み返す。
提督「よしっ、これでいいだろう」
時刻はすでに深夜の3時を回っていた。
61 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:23:09.16 ID:kxNpkAPx0
ー 翌日 ー
不知火「いきなり出撃ですか…」
川内「本当になに考えてるんだよあのクソ野郎は!!」
龍驤「まぁまぁ、落ち着けや。…最初、最前線の攻略対象の海に行けと言われた時はしばきまわしたんぞと思ったけど、五月雨が懇願して何とか深海棲艦のほとんどいない遠征になったんや。…むしろ普通の訓練するよりも早く成長できると思うで?」
山城「はぁ…日差しが眩しい…。低速戦艦なのにこんなに長距離走らされるなんて不幸だわ…」
龍驤「ほらほら、頼りにしてるで山城。アンタがいてくれればこの海域で万に一つがあっても大丈夫や…。不知火、安心して言われる通りに動いてみ?」
不知火「はい」
電「遠征マスター電もいろいろ教えるのです!」
雷「駆逐艦の動きなら任せてよ!教えてあげるわ!」
不知火「みなさん、ありがとうございます」
62 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:24:01.17 ID:kxNpkAPx0
司令室
提督「…ふぅ。ありがとう五月雨」
五月雨「よかったですね。狙い通りになって」
提督「まぁな。不知火には早く前線で戦える即戦力になって欲しいのは事実だし、あの海域でこの艦隊編成なら、万に一つがあっても危険はないだろう…」
五月雨「…ところで、さっきここに来る途中でとっても怒ってる天龍さんとすれ違ったのですけど…。また何かひどいことを言ったのですか…?」
提督「うっ…!?そんな目で見ないでくれ…!。あれは違うぞ?天龍にはしばらく休養が必要だと思ったから、休むようにクソ提督っぽく伝えただけだ…」
五月雨「もう…あとでフォローしておきますね…」
提督「…助かる。未だに俺が殺されずに提督やれてるのは、本当に五月雨のおかげだ…。感謝してるよ…」
五月雨「別にいいですよ、では行ってきますね」扉バタン
提督「…さて。遠征組は大丈夫だろうか…」ソワソワ
63 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:24:52.34 ID:kxNpkAPx0
海の上!
不知火「沈め…!!」
イ級「」大破!!
不知火「トドメ…!!」
イ|級「」轟沈
龍驤「ほへぇ…。やるやん、あの駆逐艦。…ほんまに初めての出撃なんか…?」
川内「いい動きをするね…。元から武術か何かやっていたのかな…?」
山城「出番がない…不幸だわ…」
電「資源はがっつり掘れたのです!」
雷「いい感じね…!」
龍驤「よーし…それなら、そろそろ鎮守府に帰ろk…」
山城「…?どうかしましたか?龍驤さん」
龍驤「あれ?電波悪いんかな…もしもし、もしもーし…」
不知火「どうかしましたか?」
龍驤「いや…いちよ索敵もしておったんやけど…3時の方向に飛んで行った哨戒機の連中からの通信が一斉に途絶えた…」
川内「何だって!?」
64 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:25:37.66 ID:kxNpkAPx0
龍驤「いやいや、不具合やろ…。こんな海域に、この龍驤様の哨戒機に一報を告げさせる暇もなく、屠ることが出来る敵なんておるはずない」
山城「…念のため、警戒はしておきましょう…。なんか…とても不幸な予感がするわ…」
川内「山城さんの感は当たるから嫌だなぁ…」
龍驤「艦載機のみんなー!一旦戻ってきてくれやー!」
不知火「大丈夫でしょうか…?」
電「だ…大丈夫なのです!雷も電もよくこの海域に遠征に来るのですが、怪しい気配はしなかったのです!」
雷「いえ…。怪しい気配はしなくてもいつもと様子が違うわ…。いつもなら敵はまとめて出て来て、こんなにバラバラと一体ずつ現れないはず…」
川内「一体ずつだと思って深追いしてるうちに…」
龍驤「…まさか、誘い込まれたって言うんか?」
山城「…海域を離脱しましょう。まったく不幸だわ…」
龍驤「…やっぱり3時の方向に飛んで行った艦載機のみんなが戻ってこおへん…。そんなまさか…」
レ級「ククク…」
65 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:26:07.14 ID:kxNpkAPx0
《遠征中の艦隊より入電!!
提督「ッ!!!!?????」
66 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:26:50.97 ID:kxNpkAPx0
提督『…どうかしたのか?私は忙しいのだが?…要件は早く済ませてくれ』
龍驤「…見たことない敵深海棲艦と遭遇。…敵は一人やけど…ヤバすぎる…ッ。うちらじゃ勝てへん…!!休んでる艦隊の誰かを援護に送ってや…!!」
提督『はぁあ?敵一人だと…?どんな見た目だ?』
龍驤「フード被ってる…人型や…!うちが見てきたどの敵よりも強い…!?」
提督『ふーん。よし、お前ら』
提督『沈むまで戦え』
提督『そして珍しい敵かもしれん、できれば生け捕りにしろ』
龍驤「ッ!!?無茶言うな!!?早く応援をよこせ!!?アホもたいがいにせえよダァホ!!!!」
提督『貴様!!上官に向かってなんという口の聞き方を…ぐっ!?なんだ!?…ッ突然睡魔が…!!?』バタンッ
???『皆さん!大丈夫ですか!!』
龍驤「ッこの声は!!?」
雷「ッ提督妖精さんよ!!!!」
67 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:27:21.63 ID:kxNpkAPx0
不知火「…誰ですかそれは?」
電「クソ司令官が無茶な命令を出した時!!メガネの子供探偵よろしく麻酔針でクソ提督を昏倒させ、私たちに恐ろしく的確な指示を出してくれる艦隊の真のブレインなのです!!!!!」
川内「ッ提督妖精は今まで数々の難航作戦をその頭脳だけで切り抜けている超エリート妖精だよ!!…もう安心しても大丈夫!!」
68 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:27:54.18 ID:kxNpkAPx0
提督妖精?『被害状況は!?』
龍驤「山城が不知火を庇って大破。川内は中破!!…今全力で逃げてるが、ダメや…!!敵の砲撃がやまへん!!」
電「あの山城さんが一撃で大破まで持っていかれる威力なのです…!!私たちが当たったら…!!」
提督妖精?『ッわかりました…!そこの海域から北北西に一キロの場所に岩礁地帯があります…!!まずはそこに逃げ込んでください!!。…そして逃げる際には、弾薬のことは気にせず、当たらなくて構いません…!!なるべく砲撃と雷撃をばら撒き、敵の注意を散漫にさせながら逃げましょう…!!』
提督妖精?『すぐに応援艦隊を編成して向かわせます…!!なにかあり次第、随時連絡をください…!』
69 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:28:22.98 ID:kxNpkAPx0
龍驤「北北西やな…!了解!!!」
龍驤「進路を変更するで!!弾をばらまけ!!」
電「なのです!」砲撃!
不知火「沈め!」砲撃!
龍驤「全機発艦…!!艦載機のみんな!!お仕事お仕事!!!」
70 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:29:00.85 ID:kxNpkAPx0
提督「ぬあああああッ!!?まずいまずいまずいまずいまずい!!!!なんだよ、なんでよりによってこんな時にそんな敵が現れるんだよ…!!!!」
提督「ッ落ち着け、今鎮守府にいる名簿リスト…!高速戦艦を中心とした艦隊を…!!!航空戦力も注意して…!!」
提督「んっ…よし…」喉さすり
提督妖精(cv提督裏声)『館内放送!!!遠征部隊が敵艦隊に遭遇!!!今から述べる艦娘は整備を早急に済ませ次第、大至急南西諸島岩礁地帯へ向かってください!!!!!』
提督妖精『金剛!!比叡!!霧島!!島風!!加賀!!瑞鶴!!』
提督妖精『なお、敵を倒す必要はありません!!岩礁地帯に逃げ込んでいる味方艦隊を救護、護衛しつつ、早急に海域を離脱してください…!!!』
71 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:29:32.44 ID:kxNpkAPx0
金剛「what!!?提督妖精さんデス!!?」
比叡「遠征部隊って…確か今回は山城さんもいましたよね!!?」
霧島「行きますよ姉様!!!急ぎましょう!!!」
72 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:30:01.99 ID:kxNpkAPx0
島風「連装砲ちゃん!!いっくよー!!誰よりも速く岩礁地帯に突入するんだから!!」
響「電達を頼むよ…!!」
暁「大変よ大変…!!?みんな大丈夫かしら…!!!」
島風「ッ任せて!!絶対に助けてくるから!!」
73 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:30:32.19 ID:kxNpkAPx0
瑞鶴「なんでよりによってアンタと…」
加賀「無駄口を叩くのはやめなさい。急ぐわよ」おしりさわっ
瑞鶴「ひゃああッ!?ちょっ!!?今私のおしり!!?」
加賀「やりました(恍惚)」
74 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:31:02.64 ID:kxNpkAPx0
長門「駆逐艦ピンチと聞いて…!!」
陸奥「私たちは呼ばれてないわよ?」
長門「馬鹿野郎お陸奥!!!。世界の宝、駆逐艦のピンチなんだぞ!!我々、ビッグ7が動かないでどうする!!!!我々も独自の判断で出撃する!!!」
陸奥「おいこら、てめー今、オムツって言ったか」ピキッピキッ
75 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:32:04.14 ID:kxNpkAPx0
提督「よしっ…これで一安心…とはいかないな…。頼む…!!間に合ってくれ…!!みんな無事でいてくれ…!!!!」
カチャンッ
提督「ん?」振り向き
天龍「」(´?ω?`)
提督「ッ!!!!!???????」
天龍「」(つω゚)ゴシゴシッ
提督「」手に放送マイク
天龍「」:(;゙゚'ω゚'):
提督「」((((;゚Д゚)))))))
天龍「」ダッシュ
提督「」\(^o^)/
76 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:33:14.94 ID:kxNpkAPx0
提督「」抜け殻
五月雨「ッ良かったです…!本当に良かっです!…遠征艦隊、応援艦隊、あと勝手に出撃したビッグ7の二人。共に、全艦帰還しました…!!」
提督「」ソウダネ…
五月雨「負傷した川内さん、山城さん、比叡さんはただちに入渠してもらってます。…怪我の具合も酷くはないみたいです…!」
提督「」ホントニヨカッタヨ…
五月雨「それじゃあ私は山城さん達のお見舞いに行ってきますね!!では!!」
提督「」白目
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:33:20.24 ID:Q3DESL6Ao
こ れ は ひ ど い
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/11/04(金) 21:33:29.64 ID:5gfHw9Gdo
ゲス提督が裏声で的確な指示飛ばしとったらそりゃビビるわな
79 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:34:17.67 ID:kxNpkAPx0
電「いやぁ…本当に一時はどうなるかと思ったのです…」
雷「そうね…。提督妖精さんが現れなければ、私達は今頃海に沈んでいたわ…」
暁「よがっだああ…ふだりとも無事にかえっできてぐれで…」
雷「もう、暁泣き止みなさい…。立派なレディーなんでしょう?」
響「なんにせよ、本当に無事で良かったよ。今回ばかりは私も肝を冷やした…」
龍驤「ほんまにそうや…。あのダァホがあのまま指揮とってたら、ほんまに私ら全員、沈んでたで…!!」
電「ッりゅ…龍驤さん…顔が怖いのです…」
龍驤「ッもう我慢できへん!!!あのゴミクズに直談判してくる…!!!…ちょっと痛い目にあってもらわへんと…この怒りはおさまらへん…!!!」
雷「さ…さすがに手を挙げるのはまずいんじゃあ…」
龍驤「誰かが殴ったらなあかんねん…!!うちに殴られて済むならもらいもんやろ…加賀や戦艦の誰かに殴られてみぃ?…首が飛ぶで?」
龍驤「ほな、行ってくるわ」扉バンッ!!
雷「と…止めなくても大丈夫かしら…?」
電「うぅ…」
響「念のため…。外から見守っておこうか…」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:34:28.46 ID:sqcpQIlFo
一気にシリアルになったぞwww
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:35:01.67 ID:PhJHqJihO
(ノ∀`)アチャー
82 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:35:51.48 ID:kxNpkAPx0
龍驤「ッわれこらクソ提督!!!!」扉ドカァンッ
提督「ッ!!?…誰かと思ったら死に損ないか」
龍驤「今度という、今度こそ堪忍袋の尾が切れたわ…!!!あんなボケみたいな指示ばかりだしおって、あんたええ加減にせえよ!!!!」
提督「そのボケみたいな指示でしっかり助かってるじゃないか?…まぁ記憶はなぜか曖昧なんだが…」
龍驤「…うちらみたいな古参に無茶な命令出す分にはまだええ…!だがな!…駆逐艦の小さい子や初めての任務の子もおったんやぞ…!!!…あんたはうちらのことをなんやと思ってるんや!!!」
提督「いくらでも代替えのきく鉄くず。…なんだ?今頃そんなこと知りたかったのか?」
龍驤「ほんまにそう思ってるんか!!?…ッ見損なったわ!!!あんたは本当は、口だけの私達を大切にしてくれてる提督やと信じていたのに!!!!」
提督「それはお前だけの幻想だよwwwwww俺は俺がよければ何がどうなろうが知ったことではない。ほら、次の任務を出してやる。早く消化してこい」マジキチスマイル
83 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:36:26.30 ID:kxNpkAPx0
龍驤「」プチっ(拳握りしめ
龍驤「」ッ右ストレート!!!
提督「ッ」
天龍「…ッまて龍驤」右手掴み
龍驤「ッ!!??」
提督「ッ!!!!??????」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:36:48.71 ID:Aoxs+aXDO
二重人格かイタコ体質で乗り切ろう
天龍ならそれで何とかなるだろう
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:37:37.80 ID:6oc0pOBb0
もう一人の自分とかいうワード好きそうだしなww
86 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:37:56.04 ID:kxNpkAPx0
天龍「廊下をたまたま歩いてたら、偶然二人の会話が聞こえちまった…。…扉も開きっぱなしだったから、割って入らせてもらったぞ…」
龍驤「…電か雷かと思ったわ…。あの子達なら止めに入るやろうからなぁ…」
龍驤「…だが天龍…。なんでお前が止めるねん?」ゴゴゴゴ…
天龍「決まってんだろ。殴るより、斬る方がいいからだよ」刀スラッ
龍驤「ッ!!??」
提督「」
天龍「…大体の話は理解してるつもりだ。…龍驤…ここは俺に任せてくれないか…?」
龍驤「ッな…天龍、おま、本気で…」
天龍「任せてくれないか?」
龍驤「…分かったわ…やりすぎるんやないで…」扉バタンッ
87 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:39:04.85 ID:kxNpkAPx0
天龍「…さて」刀戻し
天龍「…」
提督「…」
天龍「…」
提督「…」
天龍「おら、何か言えよ」
提督「…テテテンリュー…オマッ、カイタイスルゾー」
天龍「あぁそうかよ」ツカツカ…
天龍「」つ解体申請書(バンッ!!
天龍「ほら、後はテメーのハンコを押すだけで天龍様を解体できるぜ?」
提督「」
88 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:40:32.14 ID:kxNpkAPx0
天龍「『ろくな戦果も上げれない正真正銘の鉄くずにわざわざ渡す資材はない。解体待ちだ。しばらく出撃しなくていい』」
天龍「これはテメーの言葉だろ?」
天龍「ほら、早くハンコを押せよ」ズイッ
提督「ッヤ…今日は…解体機の調子が悪くて…」
天龍「いいから押せよ!」
提督「ッ…」
天龍「…押せないんだろう?」
提督「…押せるさ」
天龍「なら押してみろよ」
提督「…」
天龍「…できないんだろう?。お前は、本当は、クソ提督じゃないんじゃねぇのか?」
提督「ッちが!?」
天龍「…」刀スラッ
提督「ッ!!?」
89 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:41:10.10 ID:kxNpkAPx0
天龍「…どーして俺を戦場から遠ざけた?あんなセリフを使ってまで…」
提督「そ…それは…」
天龍「」刀ピタッ
提督「…お前が、いらない…からだ…」
天龍「……ちげえだろ?そうだったらハンコを押すはずだ」
提督「ッ!?」
天龍「言わずに喉を切られるか、言って切られず済むか…。早く好きな方を選べよ」
90 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:41:40.13 ID:kxNpkAPx0
提督「…ッだってよ…だって天龍…。…お前、本当はまだその右腕痛むんだろ?」
天龍「!」
91 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:42:13.76 ID:kxNpkAPx0
提督「一週間前のちょうど今日、随伴艦の駆逐艦を庇って負傷したその右腕。…まだ痛むんだろ?」
天龍「…ッ!?…ッてめ、それに気付いて…!?」
提督「…」
天龍「ックソ!。…んなもん気にしなくていいんだよ!?俺の体のことは俺が一番よく知ってる…!右腕だって問題ねぇ…!」
提督「…」
天龍「…はぁ。んだよ。そういうことだったのかよてめーの言葉に怒ってた俺はバカみたいじゃねーか…」
天龍「…今日の遠征部隊の編成も見たけどよ?…あぁ、分かった。五月雨とお前はグルだな?…どうも前からおかしいとは思っていたんだ…全部お前の掌の上だったんだな」
提督「…」
天龍「チッ、だんまりかよ…。じゃあ一つだけ質問に答えてくれ、提督」
提督「ッ!?」今提督って…
92 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:42:48.02 ID:kxNpkAPx0
天龍「提督妖精さんの正体は…。今まで俺たちのことを何度も助けてくれた提督妖精さんの正体は…。お前だったのか…?」
提督「ッ…」
天龍「…沈黙は肯定と受け取るぜ…?」
提督「…」
天龍「…そーかよ。…邪魔したな。俺の用は済んだ」
提督「て…天龍…!」
天龍「あんだよ?」
提督「…みんなには黙っていてもらえると…。ありがたい…」
天龍「…もとより話すつもりなんてねーよ。…じゃーな、提督」扉バタンッ
提督「…」提督…か…
93 :
◆VENk5mkP7Y
[sagesaga]:2016/11/04(金) 21:43:20.80 ID:kxNpkAPx0
龍驤「…で?どないなったんや?」
天龍「あん?ったりめーだろ?…あいつはしばらく天龍様に口答えできなくしてやったよ」
電「て…天龍さんを初めて凄いと思ったのです…!」
雷「あの提督を屈服させたってこと…!?ッ初めて天龍のこと怖いと思ったわ…!」
響「ハラショー」
天龍「なんだとチビども!!?」
94 :
◆VENk5mkP7Y
[Saga]:2016/11/04(金) 21:44:14.79 ID:kxNpkAPx0
ミニトトロほんとかわいい
トトロ見ながらまた書きためます
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:44:55.54 ID:DbklOIOFO
盲腸は大丈夫か?()
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:46:17.68 ID:STJql3DAO
格好いい天ちゃん久々に見た
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:46:23.31 ID:t/YMWch5O
クソスレ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 21:59:23.61 ID:sqcpQIlFo
ほかの奴の反応で気づいたけど盲腸の人かよォ!
乙、期待してる
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/11/04(金) 22:07:25.27 ID:5gfHw9Gdo
盲腸の人で定着してて草
前回みたいに急展開しなきゃ大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:12:06.27 ID:D7GAka010
はよはよ
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:20:50.04 ID:/1+w4V0No
なんか
>>1
が変な呼ばれ方してたから見るの辞めるわ
早くTwitterに帰って信者とだけ仲良くして2度と匿名掲示板に来ないでね
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:21:32.82 ID:wjX7UFcj0
盲腸の人かよ…
このスレもだけど闘病日記の続きを
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:21:41.93 ID:0e/KuQCmo
何か香ばしいのが涌いてるな
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:22:27.63 ID:qDKUDKl4O
>>101
構ってほしそうだから安価付けてあげるね
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/04(金) 22:26:51.52 ID:qMWsLgk10
>>101
君も信者になれば解決ダゾ
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